TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1012/01-Feb-2010

今週号は難解な暗号化法の解説と Mac OS 9 の最新ニュースでぎっしり一杯... というのは冗談として、実は今週号はほとんどすべて、Apple が発表したばかりの iPad で埋め尽くされている。iPhone に続く Apple の製品一覧に新しく加わった、最新かつ最重要の新製品だ。Jeff Carlson と Glenn Fleishman が Apple の 1 月 27 日のイベントに出席したので、iPad について単に Apple が発表したことを詳しく紹介するのみならず、彼ら二人が iPad を実際に手に取って使ってみた実体験の印象もお届けする。それに加えて、Jeff はこの Apple イベントに参加した一日の様子を、朝の 3 時半に起きた時から夕方サンフランシスコに別れを告げる時まで、写真で綴る見事なエッセーにまとめあげた。それから大陸の反対側に留まっていた Adam は、iPhone OS に基づいたこの新しい機器が将来に何をもたらすのかと思索する。どうぞ読み進めて頂きたい。そして、iPad の記事に堪能したあとは、来たるべき Macworld Expo 2010 でどこへ行けば私たちに会えるか確認しておいて頂きたい。今週の注目すべきソフトウェアリリースは、Mailplane 2.1.4、Keyboard Maestro 4.0.2、BusyCal 1.2、Aluminum Keyboard Firmware Update 1.1、and PGP Desktop 10 だ。

記事:

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iPad がやって来た

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

2010 年 1 月 27 日のメディアイベントで、Apple は iPad を発表した。これはタブレットサイズのコンピューティングおよびコミュニケーション用機器で、記憶に残るどんな製品もかつて起こさなかったほど多くの臆測を業界に引き起こしてきた。9.7 インチのディスプレイに、オプションでキーボードドックも付けられる、iPhone OS ベースのこの iPad は、ストレージ容量や 3G データ機能などに応じて $499 から $829 までという価格となる。Wi-Fi のみの機種は 2010 年 3 月に発売、Wi-Fi に加えて 3G データも付く機種はその後 4 月の発売となる。

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この発表の中で、Apple CEO の Steve Jobs は iPad お披露目の前置きとしてモバイル機器には既に確固とした市場が二つあることを指摘した。かたやスマートフォン、こちらは本格的なビジネスユーザー以外にとってはこれまであまりにも高価で複雑過ぎるものであった。かたやラップトップ機、こちらは比較的大きなフォームファクターを持つ一方でたいていのユーザーが必要とする以上のものを提供していたかもしれない。

Jobs は、新しいモバイル機器はこれら両者のフォームファクターの中間に収まるものでなければならず、しかも最も重要な仕事をこれら両者よりもうまくこなせるものでなければならないと述べた。その上で彼は、現在人気となっているネットブックのカテゴリーに属する製品はどれもこの条件を満たしていないと指摘した。「問題は、ネットブックには他より優れた点がどこにもないことだ」と彼は続けた。一般的に速度も遅いし、ディスプレイの品質も劣っているし、それに何より、走るのは Windows だ。確かに価格は安いかもしれないが、ネットブックでちゃんとしているのはそこだけ、というのが彼の意見だ。

Apple は iPad を、iPhone と MacBook の中間に位置するものであり、これがネットブックのカテゴリー全体と競合する(そしてその中で断然光を放つ)と見なしている。確かに、この iPad のスクリーンは私たちがこれまで見たことのあるどのネットブックよりもはるかに優れたものに見えたし、デモに使われていたアプリの反応の良さも印象的だった。

(Jeff Carlson と Glenn Fleishman は発表イベントに出席していて、この機器を実際に使ってみた体験を 2010 年 1 月 29 日の記事“iPad を手にしてみた印象”に書いている。)

アプリ -- iPhone OS ベースなので、iPad のコアとなるアプリはそれぞれ対応する iPhone アプリと似た機能を持つ。ただ、iPad でディスプレイが大きくなったのを利用して、より機能の多いインターフェイスを提供できるように書き換えられている。正直言って、Apple がこれまでいつも小ぶりの機器の限られたディスプレイ面積をうまく使いこなすことにかけて素敵な仕事をしてきたのを分かってはいたが、今回そのディスプレイの面積が増えたことで以前よりはるかに流麗なインターフェイスが実現され、別スクリーンの必要も少なくなったことに、私は強い印象を受けた。

iPhone アプリはそのまま変更の必要なしに走る。黒い箱の中に元通りのピクセルがそのままに表示されるようにすることも、ピクセルを2倍にするテクニックを使って鮮明さを犠牲にしつつズームして iPad スクリーンのサイズに拡大することも、両方とも可能だ。このモードではスクリーン右下隅にごく小さな 1x/2x ボタンが現われ、これをタップすれば即座に二つの表示方法の間で切り替わる。ビデオやアニメーションの再生中でさえこれができる。

言うまでもなく、App Store にある 140,000 個のアプリの「ほとんどすべて」と互換であるというのは凄いことだ。なぜなら、それはつまり iPad を手にしたその瞬間からすぐに便利に使えるということを意味しているばかりでなく、iPhone や iPod touch に慣れ親しんだユーザーたちが自分の好みのアプリを使い続けられることも意味しているからだ。(開発者たちも大喜びに違いない。プログラムに変更の必要がないことで、iPad 向けの売り上げが伸びてもその分収入が減る心配がないからだ。)

そうは言っても、アプリが iPad のスクリーンサイズやその他の機能の利点を使いこなせるようにすることももちろん可能で、その目的のため iPad SDK が既に Apple のウェブサイトからダウンロード可能になっている。開発者が自分の Mac で使える iPad エミュレータもある。これは従来の iPhone エミュレータと同じことだ。

Apple が示したコア iPad アプリには、ウェブのブラウズ用、音楽の再生用、写真を次々に表示するもの(iPhoto と同期すればイベント、人々、撮影地などの機能もサポートする)以外に、iPad 専用バージョンの iWork スイートもある。このスイートには Keynote、Numbers と Pages が含まれる。これら個々のアプリもそれぞれ $9.99 で販売されるので、一つのアプリだけが欲しいならばスイートを購入する必要はない。これら三つのアプリについて、Apple はユーザーインターフェイスを根本から書き直して、マウスやキーボードに基づいたインターフェイスから iPhone OS の用いるマルチタッチの方法へと切り替えなければならなかった。

この iWork を含めたこと、発表に際してその機能の説明にかなりの時間を割いたことは、ビジネス旅行者を惹き付けようという意図のはっきりとした現われだろう。けれども、iWork のデモには数々の重要な質問が呼び起こされ、スマートフォンとラップトップ機の橋渡しとなるべきこの機器における限界の可能性もいくつかあらわとなった。

Apple はファイルフォーマットやストレージの問題については何も言明しなかったが、iWork '09 ファイルを「読み込む」機能については説明を加えた。これは、ファイルの交換を常とするビジネスユーザーにとって重大な問題だ。特に Microsoft Office フォーマットの書類を、電子メールで、あるいは Dropbox のようなクラウドサービスを通じて交換できるのかが問題となる。また、例えば Google Docs のようなクラウドベースのウェブアプリ(これは iPhone や iPod touch では使えないことが多い)が iPad で動くのかどうかも、これから確かめなければならない。

Apple の他の iPhone OS ベース機器と同様、iPad も Adobe の Flash をサポートしていない。iPad の大きくなったスクリーン、長くなったバッテリ寿命、それに(おそらく)より機能性の高いプロセッサと比べてみれば Flash が使えないのは紛れもなく目立つ。この点だけは、Apple が「全インターネット」と主張している中でただ一つぽっかり開いた大穴だ。ビデオやオーディオに Flash ベースのプレイヤーを提供しているメディアサイトもあるからだ。Steve Jobs はモバイル Safari ブラウザを使って見せている最中に New York Times ホームページで Flash ムービーが欠けている様子をわざと示して見せ、これには笑い声が起こった。

出版 -- 驚くほどのことでもないが、Apple は iPad を、新聞や雑誌を読む目的でも、丸々一冊の本を読む目的でも Amazon の Kindle と対抗させようとしている。New York Times は、新聞を読む際の核心をつかみ取ろうと試みる新しいアプリをデモしていた。ページをさっと流し読みできる一方、個々の記事に深く飛び込むこともできるというものだ。このアプリは New York Times のルック&フィールを提供し、カラー写真や、さらにはインラインのビデオさえも備えている。この種の豊かなメディアアプリは、きっと他の出版社からも出てくるだろう。

けれどももっと興味深かったのは Apple がデモした電子ブックリーダーアプリ、iBooks だ。これは Delicious Library 風の本棚インターフェイスを提供し、あなたの本を表示するとともに iBookstore へのリンクも提供する。電子ブックを探したり、購入してダウンロードするところまで iPad の中からできるのだ。最初は Penguin、Harper Collins、Simon & Schuster、Macmillan と Hachette Book Group からのタイトルが扱われる。それ以外の出版社や、独立の著者たちにも iBookstore が手の届くものになるかどうかについては何も述べられなかったが、ただ Apple は iBooks アプリが EPUB フォーマットに依存しているとは述べた。Apple は PDF のサポートについても何も触れなかったが、iPhone や iPod touch は PDF をはじめさまざまの他のフォーマットも扱えるので、iPad にも同様の機能があることは十分期待できる。

当然ながら、大きな問題は iPad が Amazon の Kindle DX とどの程度競争できるかだろう。Kindle DX の価格は $489 で、ただ一つ iPad にはっきり優るのはバッテリ寿命だけだ。E-Ink スクリーン(サイズは iPad のものと同じく 9.7 インチ)のお陰で Kindle DX は Whispernet ワイヤレス接続をオンにしたままでさえも一週間使い続けられる。一方 Apple によれば iPad のバッテリは 10 時間保つという。

けれどもそれ以外の点ではすべて、Kindle は大きく及ばない。Kindle のスクリーンはカラーでなくグレイスケールで、リフレッシュも遅い。Kindle は不格好なジョイスティックに依存してナビゲーションをするが、iPad にはマルチタッチのインターフェイスがある。それから、発表されたばかりの Kindle の「アクティブコンテンツ」も、Apple が App Store に取り揃えた 140,000 個のアプリとは比較にもならない。(2010 年 1 月 21 日の記事“Amazon、Kindle を開発者に開き、印税も変更”参照。)

Amazon にとって慰めがあるとすれば、iPhone アプリ Kindle が、iPhone や iPod touch でと同じように、あるいはより良く、iPad でも働くだろうということだ。だから、まだ iBookstore では入手できないタイトルや、Amazon を通して入手した方が安価なタイトルなどについて、iPad は Amazon に電子ブックの売り上げを伸ばす力になれるかもしれない。

ハードウェア -- iPad の基本スペックは次の通りだ: 厚さ 0.5 インチ (13.4 mm)、重さ 1.5 ポンド (680 g)、9.7 インチの IPS ディスプレイ (アクティブマトリクス液晶ディスプレイの一種) を持つ。静電容量方式のマルチタッチスクリーンは 1024×768 ピクセルを 132 ppi の解像度で提供する。

iPhone と iPod touch 以来、Apple はプロセッサの詳細な仕様を公開することを避けるようになってきていた。けれども今回 Jobs は、iPad が Apple 独自の A4 チップを使っていて、1 GHz で走ると明かした。iPhone 3GS の使用する 600 MHz プロセッサはこれと大きく異なっているので直接比較するのは無理だが、Jobs はこの A4 について「こいつは凄い (it screams)」と形容した。私たちはこの A4 が、Apple が 2008 年に買収した工場を持たない半導体企業 P.A. Semi 社のテクノロジーに基づくものだろうと推測している。この A4 はただ CPU のみのものではなく完結した SoC (system-on-a-chip)、つまりプロセッサとグラフィックプロセッサ、I/O ハンドラ、さらには追加のコア機能までもそれ自体の中に組み込んだものだ。

機種によって、iPad には 16, 32, または 64 GB のフラッシュメモリが付き、アプリやデータはここに保存される。Apple は iPad がどれだけの RAM をアプリの実行のために持っているのか明かしていない。すべての機種に 802.11n Wi-Fi と Bluetooth 2.1+EDR が付く。Apple は iPad の実際の使用で 10 時間使えるバッテリ寿命があると言っているが、もちろんそれはネットワークの使用のしかたによって短くなるだろう。またスタンバイ状態ならば 30 日バッテリが保つとのことだ。その他の機能としては iPhone ユーザーにお馴染みのもの、加速度センサー、電子コンパス、スピーカー、マイク、Dock コネクタなどがある。

Jobs は、iPad が環境にも配慮していて、ヒ素、BFR (臭素化難燃剤)、水銀、PVC (ポリ塩化ビニル) を使用していないことに触れることも忘れなかった。

おそらくハードウェアに関する発表で最も重大だったのは iPad Keyboard Dock だろう。これは iPad を縦向きに支えるとともに、iPhone OS 標準の仮想キーボードの代わりに使える Apple アルミニウムキーボード(キー配列は通常のものと少々違う)を提供する。このキーボードドックが iPhone や iPod touch にも使えるかどうかはまだ分からないが、そうなれば理想的だと思う。この種の機器は、キーボードで文章を書く方がはるかに効率的だからだ。ただ、テキスト編集はやはり少し面倒なものになると思う。コピーとペーストのインターフェイスは iPhone OS 独特のものだし、ドラッグ&ドロップもないからだ。

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同じように、iPad が Bluetooth をサポートしていることにより Bluetooth Apple Wireless Keyboard が使えるようになれば素晴らしいと思う。これは、iPhone や iPod touch で多くの要望が寄せられている機能だ。残念ながら、イベントにいた Apple 社員たちは、その質問に答えて、現時点で iPhone と iPod touch に Bluetooth キーボードのサポートは予定されていないと言っていた。

その他のアクセサリとしては、iPad を保護するとともにさまざまなポジションで iPad を支えることのできる iPad Case、iPad を充電したりコンピュータに同期させたりできる小型の iPad Dock、壁のコンセントから iPad を充電する iPad USB 電源アダプタ、それに iPad Camera Connection Kit がある。この最後のものは二つの方法でデジタルカメラから写真やビデオを取り込める。USB 経由でカメラを iPad に接続する方法と、カメラの SD カードを SD Card Reader に差し込む方法だ。このアクセサリは、休暇で旅行中の人がデジタルカメラから写真を取り込むための方法として人気が出るだろうと思う。ただし、今どきの高メガピクセルのカメラで撮った写真は iPad の比較的容量の限られたストレージをすぐに一杯にしてしまうのではないかという気もする。

それで思い出したが、iPad で抜けているものの中で一番注目すべきはカメラだ。Apple が静止画像用にもビデオ用にも(iPhone にあるような)カメラを追加しなかったのは驚くべきことだと思う。なぜなら iPad はビデオチャット用の機器として理想的に思えるからだ。ただし、画像安定化機能が盛り込まれてカメラのぶれの問題が解決すればの話だが。また、カメラをどこに付けるかというのも問題かもしれない。被写体が正面にある場合には背面のカメラが理想的だが、あなた自身がビデオに映りたい場合には正面にカメラを置きたいからだ。でもいずれ Apple が、何か独創的なやり方で両方の必要を満たす機器を出してくれる日が来るのではないだろうか。

価格と入手方法 -- Jobs はとても嬉しそうに iPad の価格の話をした。業界の博識家たち(おいおい、まるで私たちのことを言ってるみたいじゃないか)が $999 くらいの値段になるだろうと考えていたとさえ述べた。(いや、私たちは決してそんな類いのことは言っていない。)実際には、iPad には六種類の異なった機種があり、そのうち三つはネットワークが Wi-Fi のみに制限されていて、残り三つには Wi-Fi に加えて 3G セルラーデータの機能も付く。

Wi-Fi のみの機種の価格は $499 (16 GB), $599 (32 GB), $699 (64 GB) となり、Wi-Fi プラス 3G 機種の価格はもう少し高く $629 (16 GB), $729 (32 GB), $829 (64 GB) となる。Wi-Fi のみの機種は 2010 年 3 月に出荷され、Wi-Fi プラス 3G の機種は一月遅れの 4 月に出荷されるという。

もちろん、3G 機種を使うには 3G データプランが必要で、その価格は一月に 250 MB の制限付きならば月額 $14.99、データ無制限ならば月額 $29.99 となる。いずれのプランも米国では AT&T 経由のみとなっているので、AT&T の受信可能範囲やネットワーク機能に不満のある人たちには大きな悩みの種が残ることになるだろう。Apple は iPad が国際的に入手可能になると言っているが、当然のことながらセルデータの詳細はキャリアによって異なってくる。

iPad のデータ購読者は AT&T のすべての Wi-Fi ホットスポットで無料アクセスが得られる。これは iPhone ユーザーと同じことだ。(この件に関して詳しいことや、一般的に Wi-Fi を探し出す方法については 2009 年 12 月 23 日の記事“Find Free and Inexpensive Wi-Fi”参照。)どうやら、iPad が Verizon Wireless と交渉中というあの噂は間違っていたようだ。

データプランが契約を必要としないのは嬉しいことだ。つまり、3G 対応モデルの iPad を持っている人は旅行をする時だけ一月単位でこの機能を有効にすることができ、自分も iPad も自宅や仕事場、あるいは Wi-Fi サービスのあるコーヒーショップなどで大部分の時間を過ごす普段の期間中はデータプランの料金を払う必要がない。

数字を詰め (pad) 込む -- 一目見た限りでは、そして、私たちが今もまだあの有名な現実歪曲空間 (Reality Distortion Field) を抜け出せていないことは否定できないが、この iPad は間違いなく成功するように思える。ハードウェアは十分に能力があるように見えるし、iPhone OS を使用するということはスタート初日から既に膨大なアプリのライブラリが使えることを意味しているし、価格も多くの人たちが怖れていたよりはずっと手頃だ。

既に Apple 世界にいる人たちの多くが入手可能になり次第すぐに iPad を注文するであろうことは疑いない。けれども本当の問題は、これまで Mac も iPhone も持っていなかった人たちにも iPad が浸透することで、今後さらに Apple の世界が広がってゆくかどうか、ということだろう。

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iPad を手にしてみた印象

  文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>, Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

皆さんに Apple の新しい iPad の使い心地はどんなものかお伝えするために、我々は Apple のタブレットをメディアに対して発表するイベントをスキップして昼飯に行かねばならなかった。(言い訳はしない。我々の世界では食事と情報は切り離しがたいし、それに Glenn は今にも倒れそうであった。)

さてこの San Francisco でどこで食べようか決める 10 分間の間にも、iPad の方が我々の iPhone よりもずっと役に立つであろうと思われる場面が幾つもあった:地図上でレストランを探す;我々のこのデバイスについての会話から幾つかメモを取る;我々の知っている誰かがお勧めのレストランを知らないか見てみるのに Twitter をチェックする;最初の TidBITS 記事はもうオンラインで載っているかを見るため Web を見てみる;我々の帰りの飛行機の情報を見るためカレンダーを調べる。

どの場合でも、我々の iPhone で出来ないものは何もない。しかし Steve Jobs の発表に続いて iPad を手にしてみた後では、我々の指はタイプするのにもっと空間を、手で包み込むのではなくこのデバイスを書類のような感じで持つこと、そしてより速い動作を望んでしまっていた。我々のまだ輝きを失っていない iPhone 3GS も突然小さくそして遅く感じてしまうのである。

iPad は実際に手にして経験してみるべきものである、と言うのもその特長の多くは触覚に訴えるものだからである:手に持った時どう感じるかも勿論だが、そのソフトウェアがどう反応するかもである。(我々の意見が違う場合は、両方を併記する。)

(iPad の発表と機器の仕様についての詳細は "iPad がやって来た, 27 January 2010 を参照。)

速度と滑らかさ -- 速さは間違いなく感じた。iPad を使って数分経過後でさえ、その動きにに対する驚きは衰えなかった。Safari での Web ページの立ち上げは途方もなく早かった。全画面のビデオの再生も DVD や Blu-ray プレーヤーからのテレビと同じ様に滑らかで - 我々の経験した事のある Mac のある種のモデルよりも優れているとも言える。iBooks アプリでのページ間の移動のアニメーションも、もし指をスクリーンにつけたまま指を動かすと指の動きに応じた双方向のページめくりの効果が得られる。(スクリーンの左或いは右を単にタップすることでもページはめくれる。)

多分この速度と滑らかさがどの様に結合されているかを表す最善の言い回しは即時性であろう:何かが起こるのを待つことはない、そして指とか身振りを追うのに遅れは感じさせない。どう見ても複雑でそして気まぐれな動きですら何かが実際にそこで、決して仮想の世界ではなく、起こっている様な流れのある感触を持っている。

例えば、iPad 上での Photos アプリは写真のグループをアルバム単位で見せてくれる (もし Mac 上の iPhoto と同期していれば、イベント、Faces, そして Places 単位でも可能である)。イベントビューで写真の山を二本指を使って拡げたりまた戻したり出来るが、これはちょうど写真をバラバラに拡げたりまた山にしたりというのと同じである。Glenn が何度これをやってみても、素晴らしさは変わらなかった。

スクリーン -- 昼食の場所を決めた後、我々はこの発表の前に出現した Apple タブレットの多くの "想像画" について冗談を言い合った、何故ならば iPad はデザインの観点から言えば我々が予想したものであったからである:つまり大型の iPod touch である。表の顔の大部分を占めるのは美しい、高解像度のカラー LCD スクリーンである。黒い枠がこの 9.7-inch のスクリーンを囲んでおり、親指を置く場所を提供している (さもなくばマルチタッチセンサーを動作させてしまう)。1024x768 のピクセルで 132 ppi の解像度を持っている。スクリーン上のアイテムはくっきりと明快であり、そして現在の iPhone アプリアイコンやサイズ修正されたグラフィックスの様な拡大表示された被写体でも見るのに苦痛はない。

iPhone アップスの拡大表示はそれと分かる (実際の大きさで走らせるのではなく 2x ボタンをタップしスクリーンいっぱいにした時)、とりわけ Bejeweled の様な殆どのものがビットマップされているゲームではとりわけそうである。しかしテキストの様なサイズ変更可能なアイテムを表現するのに iPad のグラフィックスエンジンに頼っているアップスではかなりうまく行っている。これはオペレーティングシステムがテキストのサイズをきれいに変えているのか或いはピクセル数を倍にする仕事を極めて上手にやっているのか我々には分からないが、多分前者であろうとは思える。

スクリーンは 3GS の様に同じ撥油性耐指紋コーティングが施されているが、間違いなく汚れるのは早い。我々が iPad 機器を試すのを手伝っていた快活で知識豊かな Apple の従業員はスクリーンをいつもきれいにしておくよう言われているのであろう - 勿論これは何万枚と撮られる写真撮影のためいつもきれいにしておくためでもあったが。

つなぎと洗練さ -- Apple なんだから、こと視覚演出に関してはきっと素晴らしいに違いないとは思っていたが、それでも iPad は我々をびっくりさせた。ちょっとしたアニメーションがあちこちに散りばめられており、iPad は一つのまとまりのある一貫した設計思想に基づいていると実感させられる。例えば、本を読もうと iBook をタップすると、直ちに画面をテキストで一杯にしたりはしない。その "本" が開きそしてあなたの方へ動いてくる;それは非常に短いアニメーションで、そのデザイナーがかっこよくしようとか CPU サイクルを焼き焦がそうとして嵌め込んだという感じは与えない。Mail アプリで縦向きから横向きに向きを変えると、Inbox のリストが今のメッセージの後ろに折り込まれていた紙でもあるかのように現れる。

それから iPad を現実の世界へと結び付けてくれる役目をする視覚に訴えるものもある。キーボードが見えている時、 F と J のキーには小さな "でっぱり" が付いているように見える、これはタッチタイピングをする人のガイドとして通常使われるものである。これをくっつけるのは馬鹿げているが、何故ならばスクリーンは平らなガラス板だから、でもキーボードをしょっちゅう使う人にはキーボードがより "実際" のものに見えるようにしてくれるであろう。或いは、Calendar アプリでの List ビューの例でも良い。iPad の横向きの位置でこれを見ると、リスト中で選択されたイベントが右側に現れる、そしてもっと目を凝らして見てみると前日までの入力が削除された様に見える所に破かれた紙の小さな塊が見える。

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驚きは何も Apple が作り出した細部のレベルだけにあるのではなく、iPad 体験をより信じられるものするために実際に存在する実世界の対象物のイメージに同社がこだわり続けたということにある。これは iPad の機能性には必ずしも必要の無いものだが、カウチに或いは休暇に持っていきたいと思う人達のためにその体験をより快適にしたいと敢えて遠回りと思える道をとっているのではないだろうか。

大きさと重さ -- 我々はおよそ 30分ほど iPad を持ったり使ったりしたが、iPad の重量と重たさの感じについては二人の間で明らかに違う感想を持つこととなった。

Glenn: 私は iPad がちょっと馬っぽいと思う。1.5-pound の重量はさほどでないと思えるかもしれないが、そして私は手首も腕も弱い方だとも思わないのに、片手で iPad を数分以上持っているのはきついと思った。間違いなく支えが必要である。Steve Jobs と Phil Schiller のデモの時も、彼らは椅子に座り膝の上に置くか或いは膝に支えられた手で持っていた。

Jeff: Glenn は犯罪学的に精神異常だと思う。1.5 pound を重たすぎると思うからではなく、彼は一度に数時間もの間 iPad を腕を伸ばした距離に持っているであろう姿を思い描いているみたいだからである。私は読書する時、本をテーブル、膝、或いはその他の表面上に置く。私の筋肉の量は最低の部類に入るかも知れないが、重量が問題になるとは思わない。

我々二人とも背面の曲線はエレガントでそして手にも良くなじむと思った。iPhone や iPod touch とは違って、角は完全には丸められていない:背面の曲線はその感じを保って上がって来て、そして機器の周りの平らな縁に対して角を持って交わる。

作りもしっかりした感じを与える、これは間違いなく MacBook Air や MacBook Pro のために開発された固体アルミ製法のお陰であろう。ガラスのスクリーンは iPad を保護無しで鞄に放り込むのを止めておいた方が良いという感じを持たせるが、だからと言ってそれが曲がるのではなかろうかとかペラペラした感じとかの心配は与えない。ケースとかこれを入れるカバーとかは間違いなく iPad 自身よりもずっと早く入手可となるであろう。

手書きは違う壁に -- 我々は如何なる時点でも iPad にスタイラスで書き込みをしそしてそれが我々の手書き文字を認識してくれることを望んだことはなかった。オリジナルの Newton の時代から見れば手書き文字認識は格段に進歩したが、それは単純にコンピュータの入力手段としては合っていない。たまたまメモ帳に似たものを手にしているからといって、同じ様に取り扱われなければいけないと言うことはない。

但し、おかしいことは iPad 上の Notepad アプリはそれをメモ帳の様に _見せる_ ためかなりの努力をしていることである、とりわけ横向きではそうである。渦や輪 (それも我々の理解を超えていて、しかもそれを書いたのは我々自身なのである) を iPad に解読するよう頼む代わりに、iPad のオンスクリーンキーパッドを使ってあなたのデータを入力すれば、それは理解できるし検索も可能になる。

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ささいな不備 -- 我々は幾つか気障りなことそして未回答の疑問を見つけたが、その中には出荷バージョンが現れる時までには解決しているものもあるかもしれない。デモ機に載っていたソフトウェアは未だ調理中のものであることは明らかであった;幾つかの機能には機能しないコントールが残っていた (iBooks アプリの検索機能の様に)、設定がないものもかなりあった、そして Glenn は Wi-Fi ネットワーク設定にアクセスしようとして見事に iPad をクラッシュさせてしまった。展示されていた iPad にはどれも 3G ネットワーキングは含まれていなかった (これは米国では April 2010 に出されると予定されている)。

ホームスクリーン上のアイコンは小さすぎ配置間隔も空き過ぎに見える。全ての iPhone アプリのアイコンは Apple に対して 512 x 512 ピクセルで提出されねばならないことを考慮すれば、iPad のホームスクリーンはもっと多くのアイコンを表示出来るしその方がせっかくの空間もより有効に使えると思う。iPhone は個々のホームスクリーンに 4 x 4 桝目のアイコンを表示でき、更にそのホーム列に 4 つのアイコンがある。これに較べると、iPad は 6 x 4 の桝目と、ホーム列にはたった 4 つの場所しかないように見えるが、どう見たって 8 x 6 の桝目と、ホーム列は 6 つに増やせると思える。

iBooks アプリにはページ番号に関する問題がある。フォントサイズやタイプフェースを変えると、iBooks は無言でインターフェースも遅くなったことを感知させずにその本に再度ページ振りを行う。しかしながら、これだとページ数を学術的な参照として使うのは不可能になってしまう、これはフィクションの読者や大部分のノンフィクションの読者にとってはどうでもいい話ではあろうが。しかし、我々は Apple がリリースする前にこのことについてもっと考えをめぐらすことを望みたい、とりわけ学校や大学での利用が考えられているのであるから。一つ提案がある:参照版の利用である、ハードカバー版が良いかも知れない、これだとその版で使われている絶対的なページブレークがオプショナルな表示として可能になる。

iPad は縦向きでも横向きでもどちらのモードでも動作する、これは加速度計が変化を検知してそれに応じて回転させる機能を持っているからである。しかしながら、ドックコネクタは一つしか付いていない、縦向きの位置で Home ボタンの下にある。これは見た目とか製造の観点からすれば意味のあることだとは思うが、長手方向にドックしたいと思うであろう場面を幾つも思い浮かべることが出来る、キーボードを付けて使うと言うのからビデオを見ると言うのまで。オプションの iPad ケースを使えば立たせることは出来るが、これだと充電のためにケーブルを接続出来なくなる - ドックに跳び付こうとしない限りは。

改訂された Photos アプリは、整理がしやすくなり、インターフェースも良くなり、そして Mac OS X の iPhoto との統合も良くなった。写真をインポートすることも出来る、カメラから ($29 の USB ドックアダプタを使って) 或いは SD カードから ($29 の ドックカードリーダーを使って)。しかしどうも一旦インポートされた写真は整理できない、或いは Flickr とか Facebook と言った保存場所へ、或いは MobileMe ギャラリーへすらも、写真をまとめてアップロード出来ない - 一度に一枚ずつに制限されるようなのである。(複数の写真をメールすることは出来るが、とても同じことだとは言えないであろう。) iPhone OS 用の Flickr アプリは複数の写真をアップロードさせてくれるが、多分サードパーティアップスがこの隙間を埋めてくれることになるのであろう。

そしてまた、写真は現時点ではメタデータは何も明かさないようである、極めて基本的な日付、タイトル、そして短い説明文 (現在のバージョンの iPhone OS では共有されている特性) と言ったものですらも。iPad をドックした時スライドショービューアーとして使える新機能 (ロックスクリーンにあるボタンがこれを可能にする)、そしてオプションのアダプタを使ってカメラ又は SD カードから直接写真をインポート出来る能力を合わせて考えてみた時、我々としてはこの情報を見られる何らかの方法が提供されることを望む。

我々が iPad を見た部屋はジャーナリストで満ち溢れており、内蔵のスピーカーからの音が許容できるものなのかどうかの判断はつけられなかった。しかしながら、底にはスピーカーポートが一つしかない。Jeff はこの出力に耳を傾けようと試みそして低音応答でユニットの背面が振動しているのに気付いた、と言うことでこのイベントで判定できた以上の馬力があると言うことなのかもしれない。我々の想像だが、音楽を再生する時にこの内蔵のスピーカーに頼ると言うのはあまり望ましくないのではなかろうか。

(楽しい付記として、写真家の Justin Sullivan が Jeff が iPad に耳を傾けている場面を捉えた。彼がこのデバイスを愛でている様に見えるだけでなく、この写真は印刷版の USA Today (PDF) の一面を飾り、Wall Street Journal にも載ったし、そして Huffington Postにもオンラインされた。)

Apple が iPad の販売で成功を収めるかどうかは、誰も予言できない。しかし同社は間違いなく注目に値するデバイスを作った、そしてそれはモバイルデバイスの性能に関して新しい基準を設定したのは間違いない、たとえ数えるほどしか売れなかったとしても。(まじめな話 $499 の値段を考慮すれば Apple が数えるほどしか売れないなどと誰が思うであろうか?)

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Apple の iPad 発表イベントを写真で綴る

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Steve Jobs のようにデモができる人は他にいないが、Apple のイベントが成功するためには、ただ Steve が壇上に上がっただけではどうにもならない。先週 Glenn Fleishman と私は Apple の iPad 発表イベントに出席したのだが、iPad そのものについては TidBITS やその他いろいろな記事で既にたっぷり読まれたと思うので、ここではこのイベントの場に居合わせるというのはどんなものなのか、その感じを皆さんにもお伝えしたい。この信じられないほど長くてエキサイティングだった一日の神髄が、私の写真から少しでもにじみ出ればと願っている。多くの観衆、個性的な有名人たち、そして新しい Apple 製品を自分が初めて目にし、手に取ってみた人々の一人となった感覚、そういったものを感じて頂ければと思う。

(どの写真も、クリックすれば拡大版の写真が見られる。また、Flickr で、それから私の MobileMe Galleryでも、スライドショーとして見ることができる。ただしスライドショーには説明の文章がない。)

何でこんなに朝早く -- 10:00 AM に始まるイベントに間に合うには、Glenn Fleishman と私はシアトルからサンフランシスコに向かう 6:00 AM の便に乗らなければならない。それで、私は 3:30 AM には起きてコーヒーの用意をしていた。

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日の出と機上の電子メール -- Glenn がシアトルからサンフランシスコに向かう Virgin America 機内でオンラインに接続する。Virgin America で飛ぶのは夢のようだ。Wi-Fi が完備し、サービスも素晴らしく、席と席の間に電源まである。

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Jim Dalrymple と The Beard (あごひげ) -- The Loop の Jim Dalrymple も Apple の iPad イベントに向かっていた。iPad の臆測をめぐる大騒ぎには何百人ものテクノロジー関係や本流のジャーナリストたちが関わっていたが、その見かけによらず、このあごひげ氏 (The Beard) が実際にこの自転車乗り氏 (Jim Dalrymple) を取って食らうということはなかった。

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イベント開幕を待つ -- 報道関係者たちが会場となる Yerba Buena Center for the Arts の外に集まっている。昔は朝早く 4:00 AM から Macworld Expo キーノートを待つために並んだものだが、今はそんなことはない。それでもやはり長い間、立って、待って、しゃべって、待って、たまには少しでも前に行こうとそっと割り込んだりすることもあるかも。

Waiting_for_the_Event

Xeni と Glenn -- Boing Boing の Xeni Jardin と Glenn が、メディア区 画で iPad イベントが始まるのを待っている。

Xeni_and_Glenn

John Gruber -- Daring Fireballの John Gruber が、ホールに入れるようになるのを待つ間、他の記者たちとおしゃべりをしている。

John_Gruber

Apple 社員たちも待っている -- iPad イベント開場の少し前、中にいる Apple 社員たちが入場を待つ群衆を眺めている。

Apple_Employees_Waiting

開場 -- メディア関係者たちはみんな礼儀正しくて辛抱強い。ただ、Apple が何を発表することになるのかワクワクしながら狭い二つのドアを通り抜けようとするとき、前に割り込もうとする人がいなければの話だ。

Doors_Open

場内をうろつく -- 会場の Yerba Buena Center for the Arts の内部は、それほど広いわけではない。だから、席の奪い合いになる人たちも多かった。カメラクルーたちはそれぞれに専用の位置を占め、スペシャルゲストや VIP の人たちはステージに一番近い特別席の区域で挨拶を交わしている。

/Milling_Inside

壇上の Steve Jobs と若き日の Steve Jobs -- スクリーンをよく見ると "Apple Computer...Available at Byte Shop" と読め、一番下に "HELP ME" とある。[訳者注: Byte Shop は初代の Apple I コンピュータを初めて販売した店]

Steve_Jobs_Onstage_with_Young_Steve_Jobs

イベント終了後の VIP たち -- iPad のお披露目が終わり、Apple CEO の Steve Jobs (左の方で向こうを向いている) がスペシャルゲストたちと話している。マルチタレントなマルチ人間、非凡なるテクノロジーギークの Stephen Fry が、こちらを向いて群衆を見渡している。

VIPs_After_the_Event

iPad を手にしてみる -- iPad の発表に引き続いて、メディア関係者たちは近くのビルに連れて行かれ、そこでこの Apple の新デバイスを実際に使ってみることができた。でも最初の半時間くらいは、この程度より近くにはどうしても近寄れなかった。

Hands-On_with_iPad

iPad を囲む群衆 -- Apple が iPad の高解像度画像を出しているけれど、やはり誰もが(私も!)この新しいデバイスの写真を自分で撮りたいと思った。この頃には私たちもだんだん近づけていて、もう少しで触れるところまで来た。

Crowds_around_the_iPads

Andy Ihnatko の手書き認識 -- 私が Andy に気付いたとき、彼は iPad を手に持ってその上にペンで字を書いているかのように見えた。(実際には彼はただ自分の手に何か書いているだけだった。)

Andy_Ihnatko_Writing_on_an_iPad

Glenn が iPad をデモ -- 群衆は多かったが、私たちはけっこう長い時間 iPad を使うことができた。個々のデモ用ユニットに担当の Apple 係員が付いていたが、彼らは非常に丁寧で、このデバイスに関して知っていることと知らないことをとてもオープンに話してくれた。(その一人など、私たちの方が彼よりも実際長い時間手に持って使えていると言っていた。通常、Apple 係員たちはほんのすぐ直前になるまでその製品がどんな魔法の啓示をもたらすものなのか知らされておらず、その状態で彼らはたくさんの質問に答えなければならないのだ。)

Glenn_Demoing_iPad

Steve Jobs がデモ用ホールにて -- Steve Jobs は、メディア関係者たちが iPad を手にしているこのデモ用ホールをさっと歩いて回った。Jobs は遠目にもすぐに見分けられる。普通よりも密集した群衆と、たくさんのテレビ用ライトが集まっていた。

Steve_Jobs_in_the_Demo_Hall

Starbucks で記事を書く -- Glenn が、近所の Starbucks コーヒーショップで Apple の iPad 発表の記事を書いている。うむ... カフェラテの香りと Wi-Fi だ...

Writing_at_Starbucks0

あなたの特派員はぐったり疲れた -- それはかく言う私、Jeff Carlson だ。空港に戻るために BART の電車を待っている。私たちは朝 6:00 AM の飛行機でサンフランシスコに向けて飛び、帰りはちょうど 12 時間後の 6:00 PM の飛行機でシアトルに向けて飛んだ。

Your_Tired_Correspondent

サンフランシスコ空港 -- 長い一日だった。さあ、サンフランシスコ国際空港にサヨナラを言おう。

San_Francisco_Airport

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iPhone 開発者ライセンスがさらなる新デバイスを示唆?

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

先週、新しい iPad SDK(2010 年 1 月 27 日の記事“iPad がやって来た”参照)を開発者たちが早速ダウンロードしに行ってみると、iPhone Developer サイトから新しいバージョンの iPhone Developer License Agreement に同意するよう求められた。何が変わったのかと好奇心が湧いて、私たちはこのライセンス契約条項の新バージョンと旧バージョンを比較してみた。

わけの分からない法律的な言い回しに少々変更があったこと以外に、Apple は一つの重要な用語を変更するとともに、新たな用語を一つ追加していた。従来、この契約条項では "Apple OS" という用語が使われ、これが「iPhone オペレーティングシステムソフトウェア」を意味していた。今回、Apple はこの用語を "iPhone OS" に切り替えた。そしてさらに意味ありげな事実として、"iPhone" とか "iPod touch" とかいう具体的な名称を使うのを止めてしまった。その代わりに、新たに "iPhone OS Product" (iPhone OS 製品) という用語が登場して、契約条項ではこの用語が「Apple ブランドの製品で iPhone OS を走らせるもの」を意味するようになった。

これはほんの些細なことに見えるかもしれないが、物書きたちにしてみれば長い間悩まされてきたことだった。本や記事の文章の中で毎回毎回「iPhone と iPod touch」と書き続けなければならないのか、それとも "iPhone" と書くだけで読者たちはその言葉が「iPhone と iPod touch」を意味するものだと受け取ってくれるだろうか、と私たちは思案してきたのだ。そして今回、その製品シリーズに iPad が加わったということは、何かのアプリが走るのがどの機器の上でかをきちんと説明しようとする際、今までにもまして面倒なことになる。「iPhone、iPod touch と iPad」と言わなければならない。これを早口で五回言ってみてほしい。

そういうわけで少なくとも法律的な目的について、Apple はそれら三つの製品すべてを表わす用語として「iPhone OS 製品」という言い方を始めたわけだ。そうすることはまた、将来 iPhone OS の走るどんな機器が登場したとしても、同じライセンス契約条項の文章が当てはまることをも意味している。そして、この分野について文章を書いている私たちもまた、よりくだけた使い方として「iPhone OS 製品」という言い方でこれら三つの製品を一括りにできるということだ。ただし、私の予想では、短縮形の言い方としての "iPhone" はきっと生き残るだろう。見出しで使う場合や、きっちりした言い方が場違いに感じられる状況などではその方が良いこともある。(似たような変化はずいぶん前にも起こったことがある。Palm から新しい機器がいくつかリリースされた時に、私たちは "PalmPilot" という言い方から「Palm OS ハンドヘルド」という言い方に乗り換えたのだった。)

けれども、一見したところでは用語に関するマイナーな変化に過ぎないように思えても、ひょっとしてこれは Apple の製品ラインにおける重大な潮目の変化の予兆となっているのではないだろうか。過去 25 年間にわたって間近から Apple を観察し続けてきた私たちには、これらの iPhone OS 機器たちこそが、Steve Jobs が Macintosh の黎明期の時代以来ずっと一貫してコンピュータのあるべき姿として追い求めてきたものにほかならないことが明らかだと感じられる。もちろんあらゆる機能を何から何まで Apple がすべて提供するのは無理だとは分かっているが、これらの iPhone OS 機器はその目標に向かって現時点で達成できる限りのことを目指したものであり、その点では Mac をはるかに引き離していると言える。

結局のところ、iPhone OS 機器はクローズドなシステムであって、非常に高度なオペレーティングシステムの複雑さからユーザーたちを隔離するものとなっている。これが本当に使いやすいかどうかという点には議論の余地がある(マルチタッチのインターフェイスは難しいものではないが、そのジェスチャーはやはり私たちが現実世界の対象物に対して実際にすることを真似た仮想の表現に過ぎない)が、ユーザーがスクリーン上にあるオブジェクトの上に直接手を触れて操作するという事実だけは、そもそもの始まりから Jobs が望んだであろうものに違いない。もしもそれが実行可能であったならば、ということだが。それに、1984 年に Steve Jobs が iTunes Store を心に描いていたかどうかは疑問だと思うけれど、Apple がコントロールする(そして代金を請求する)統合された市場というアイデアは、今日の Jobs にとってこれ以上ない魅力に感じられているはずだ。それからもう一つ、今日の世界において、クローズドなシステムであるということは、ますます増え続けるデジタルセキュリティの問題、特に経験の少ないユーザーたちにおけるその種の問題に対して、有力な解決法を提示しているとも言える。

私は決して Apple が Mac 側の市場を忘れ去るべきだと言っているのではない。何と言っても、Mac の市場は依然として前の四半期で 44 億 5 千万ドルの売上げを記録している。(2010 年 1 月 25 日の記事“Apple、Q1 2010 で史上最高の売上げと利益を記録”参照。)ただ、私が言いたいのは将来の見通しとして、これからもっといろいろな iPhone OS ベースの機器が登場して、これまでラップトップやデスクトップのコンピュータが占めていた場所に踏み込んでくるだろうということだ。iWork スイート(Keynote、Pages、Numbers)が iPad で利用できることも、iPhone OS 機器が Mac に取って代わろうとする Apple からの初めての重要なサインであり、このトレンドは今後も続くだろうと私は思う。

今回の iPad をモデルケースと考えれば、その延長として "iDesk" なるものを思い描くのも自然なことだろう。例えば製図台くらいの大きさと傾斜を持ち、そこでは iPhone OS が一段と進化を遂げていて複数のアプリが同時に走るようになっているというのはどうだろう? もしもそんな機器があれば、近代的な Macintosh と同じ種類の機能性をユーザーに提供しつつ、その一方で対象物への直接操作には iPhone OS のマルチタッチ・インターフェイスを使い、さらには統合された機能拡張によって App Store にも結び付いているだろう。もちろん、そのような機器ならばそれ自身独立で、Mac や PC への同期に依存する必要なしに動作しなければならないだろう。それでいて、その機器はやはりもっと大きな iPhone OS 機器生態系の一員でもあって、あなたのポケットにある iPhone とも、またあなたのサイドテーブルの上か書類鞄の中かにある iPad とも(スクリーンサイズの違いによる制限を別にすれば)全く同一のデータに等しくアクセスできるものとなっていることだろう。

でも誤解しないでいただきたい。これは今年や来年起こるべきことではない。そうではなくて、今後十年くらい経てば、コンピューティングはそんな方向に向かっているのではないかと私は思うのだ。

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Macworld SF 2010 の TidBITS 関係イベント

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple は Macworld Expo をボイコットしているかもしれないが、また、いつもより一ヵ月遅く開催されるので変な感じがするかもしれないが、それでも TidBITS や Take Control の著者の多くが、今回もショウの期間中あちこちに出席する。ショウの開催期間は 2010 年 2 月 9 日(火)から 2010 年 2 月 13 日(土)までだ。(ただし、展示ホールのフロアが開くのはその週の木曜、金曜、土曜のみで、火曜日と水曜日はカンファレンスセッションのみが開かれる。)現時点での私たちの予定は以下の通りだ。会場に来られたら、ぜひ私たちを見つけて一声かけて頂きたい!

注意すべきは Macworld Expo が再び新館 Moscone West と旧館 Moscone South の両方で開催されることで、その間を歩くのにかかる時間を考えに入れておかなければならない。もしも何か変更や追加があれば、あるいは部屋番号など新しい情報が判明すれば、ウェブサイトでこの記事をアップデートするつもりなので、ショウの直前にもう一度ここで最新情報をチェックして頂きたい。

火曜日、2 月 9 日 -- このイベントは Macworld Expo と特に関係あるわけではないが、Jeff Carlson が Apple Store (1 Stockton Street) で 5:00 PM から Photoshop Elements 8 for Mac について話をする。

木曜日、2 月 11 日 -- Jeff 以外のスタッフメンバーたちは、木曜日から活動を始める。

金曜日、2 月 12 日 -- Joe は金曜日にもまだまだ仕事がある。それから、夕方には Adam と Joe が一緒に登壇するのを目にすることもできる。

土曜日、2 月 13 日 -- 日程の変更と、Apple が参加しなくなったことで、IDG World Expo としては Macworld を土曜日まで続けることができるようになった。これは、平日には仕事があって会場を訪れることができないサンフランシスコ市民にとってはありがたいことだ。この土曜日にも私たちが登壇するセッションが二つある。

さらなる情報は -- もっと他にも見るところを探したい? それなら、IDG World Expo がたくさんの予定を公表しているので、詳しい情報を Macworld Expo ウェブサイトでご覧頂きたい。PDF 形式の Hot Sheet に、すべてのスペシャルイベントがまとめてある。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2010 年 2 月 1 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Mailplane 2.1.4 -- Uncomplex が、同社の Gmail 用 WebKit ラッパー、Mailplane にいくつかのマイナーな修正や改良を加えてアップデートした。送信メッセージ中にある画像の最適化を AppleScript で制御できるようになり、メッセージをドラッグした際に期待通りに消えるようになり、Mailplane のアイコンの上に画像をドラッグした際の画像の最適化の信頼性が増し、Gmail の変更によってキーボードショートカットが壊れていたのが復旧した。(新規購入 $24.95、アップデート無料、19.9 MB)

Mailplane 2.1.4 へのコメントリンク

Keyboard Maestro 4.0.2 -- 自動化が大好きの人たちはきっと大歓迎だろう。Stairways Software が、人気のマクロユーティリティ Keyboard Maestro をアップデートしたからだ。バージョン 4.0.2 では、マクロの読み込みをダブルクリックあるいはドラッグ&ドロップでできるようになり、ホットキーとして Command-Shift-Tab が使えるようになり、Hot Key 表示が改良され、単一の文字でも Typed String トリガーとして使えるようになり、Hot Key メニューに Other オプションが追加されてどんなキーでも使えることを示すようになった。また、このアップデートでいくつかのバグも修正され、主なものとしては Hot Key ポップアップメニューに関係したクラッシュのバグ、Mac OS X 10.5 の 64-bit モードでマクロを記録する際のクラッシュのバグ、それに Dvorak キーボードでの問題などがある。(新規購入 $36、アップデート無料、7.7 MB)

Keyboard Maestro 4.0.2 へのコメントリンク

BusyCal 1.2 -- BusyMac から、共有機能を内蔵したデスクトップカレンダーアプリケーション BusyCal の最新バージョンが出た。今回は主にバグ修正が中心だが、便利な追加機能も二つほどある。リリースノートにはあまり詳しいことが書かれていないが、BusyCal 1.2 ではいくつかのクラッシュのバグや、Google 同期のバグ、さまざまの細かなバグと、List View における行のハイライト表示のバグが修正された。また、新機能としては歓迎すべき Calendar Groups 機能(File メニューにある)と新設のグローバルなフォントサイズ設定がある。それから、BusyMac の iCal 同期ソフトウェア BusySync もマイナーなアップデートを受けてバージョン 2.2.7 となり、同様の Google 同期の問題に対処していると思われる。($40/25、アップデート無料、6.2/2.2 MB)

BusyCal 1.2 へのコメントリンク

Aluminum Keyboard Firmware Update 1.1 -- Apple が 2007 年のアルミニウム製 Apple キーボード用のファームウェアアップデートをリリースした。このアップデートは、Apple Wireless Keyboard を他の Bluetooth デバイス(Magic Mouse、Bluetooth ヘッドセットなど)と一緒に使用したときの電池の性能を向上させる。また、通常のキーボードとワイヤレスキーボードの双方で起こっていたキーが予期せず繰り返し入力されることのあった問題も解消する。インストール手順の説明を含む詳細情報は Apple のウェブサイトにある。このアップデートはソフトウェア・アップデートから、また Apple のサポートダウンロードページからも入手できる。(無料、1.52 MB)

Aluminum Keyboard Firmware Update 1.1 へのコメントリンク

PGP Desktop 10 -- PGP Corporation が、同社のコミュニケーションおよびディスク暗号化ソフトウェアPGP Desktop の最新バージョンをリリースした。バージョン 10 では Snow Leopard の下での Whole Disk Encryption と Boot Camp のサポートが追加され、ソリッドステートドライブの最適化、ランタイムの強化に結び付く新機能 Hybrid Cryptographic Optimizer テクノロジー、インターフェイスの刷新、Smart Cards のサポート拡張などが盛り込まれた。また、どのようなシステム混合環境でも(つまり Linux、Mac OS X、Windows のユーザーが混じったネットワークでも)整合性が保証されるようになった。PGP Whole Disk Encryption について詳しくは、Joe Kissell の記事“PGP Whole Disk Encryption でディスクを保護する”(2008 年 10 月 31 日) 参照。(PGP Desktop Professional [Whole Disk Encryption を含む], $239; PGP Desktop Email, $164; PGP Desktop Home, $99; PGP Whole Disk Encryption, $149; 数量割引あり。購読ライセンスまたはメンテナンスを購入しているユーザーには無料アップデート)

PGP Desktop 10 へのコメントリンク


ExtraBITS、2010 年 2 月 1 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

先週の私たちは iPad に関係した文章を書くことにほとんどの時間を費やしていたが、少しの時間を見つけては他の人の記事やいくつかのニュースにも目を通した。iPad こそ未来のコンピューティングだと主張する Fraser Speirs の記事、Google Books 和解案をめぐって進行中の議論、Google Voice アプリを依然として Apple が承認するとも承認しないとも答えない現状に業を煮やした Google がそれを迂回するウェブアプリを作ったニュースなどが目に留まった。それから、AT&T がニューヨークとサンフランシスコで同社のネットワークに問題が起こっていることを認め、追加の 20 億ドルを注ぎ込んで改善を図ることを約束した。

Fraser Speirs が iPad の未来衝撃を語る -- Mac と iPhone のソフトウェア開発者 Fraser Speirs が、iPad の細かい仕様からは一歩引いて、iPad の持つ革新的な面に注目する。これこそ、Mac でさえ果たせなかった方法で現実に「私たちみんなのコンピュータ (computer for the rest of us)」となれるものではないのか。iPad がどのように動作するかということだけに注目するよりも、実際にどのような仕事を助けるために iPad があるのかということを考えるべきではないか。

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Google Books の新和解案、著名な批評家たちを静めるに至らず -- 最新改訂版の Google Books 和解案が出た。ここ TidBITS でも何度か紹介してきた現在進行中の論争だが、Amazon.com や Internet Archive などは依然としてこの和解案に反対している。今回の改訂版の和解案でも、裁判所に支持された通り引き続き米国内においては Google のみを絶版かつ出版者が特定できない著作権付きの作品をスキャンし販売を目的として提供できる権利を持つ者として指名している。

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AT&T、ネットワークのための支出を増やすことを約束 -- Associated Press に AT&T が語ったところによれば、AT&T は今年のワイヤレス主要基盤用の支出を 20 億ドル増額するとのことで、ニューヨークとサンフランシスコで周知となっているネットワークの欠陥も認めたとのことだ。

コメントリンク:10958

Google Voice ウェブアプリ、システムに蹴りを入れる -- Wired の記事によれば、Google は iPhone アプリ Google Voice が App Store の認可待ち状態にいつまでもひっかかったまま(今になっても Apple が認可も却下もしないのは恥ずべきことだ)の現状を回避した。Google はそれに代わるものとして、同社の iPhone 対応ウェブサイトをアップデートし、Mobile Safari など HTML5-互換のどんなブラウザでもアクセス可能なものとした上で、そこを通じてユーザーが自分の Google Voice アカウントから通話できるようにしたのだ。このページをアイコンとして iPhone のホームスクリーンに置くこともできるので、実用的にはこのウェブアプリが元の iPhone アプリと見分けがつかないものとなる。ただし、iPhone のコンタクトリストとの直接統合はできない。

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