TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1048/11-Oct-2010

私たちは首をそろえて Microsoft Office 2011 で何が変わったのか調べ始めているところだが、まずはその一番手として Matt Neuburg が Outlook 2011 を、Exchange サーバに依存しない Entourage ユーザーの観点から検討する。また今週号では Michael E. Cohen が助けの手を差し伸べて、ストレージ機器の DroboPro FS と、PDF に注釈機能を追加する二つの iPad アプリについてニュースを伝える。Michael はさらに、.Mac で HomePage により作成されたウェブページが終了することを最近の電子メールで通知した Apple が何を意図していたかについて深く考察する。最後にもう一つ、Glenn Fleishman が、App Store や In-App 購入で意図せず購入してしまうことを防ぐ方法を紹介する。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Adobe Acrobat/Reader 9.4 と 8.2.5、TweetDeck 0.35.3、MenuMeters 1.4、それに Growl 1.2.1 だ。

記事:

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HomePage よ、サヨウナラ!

  文: Michael E. Cohen <lymond@mac.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

この前の金曜日の朝、9 時にさあ仕事を始めようとしていると、Apple からの便りが届いた。それを読んで、私はもっときちんと説明して欲しいと思った。それは、こんな文章で始まっていた。

もう一年以上も前に、Apple は新規のページを出版するために使う .Mac HomePage アプリケーションを引退させましたが、過去に出版済みのページについてはそのままウェブで見られるようにしてきました。2010 年 11 月 8 日をもって、Apple は .Mac HomePage を用いて共有された写真、映画、ファイルのオンラインでの閲覧を廃止します。

この電子メールは私を仰天させた。Apple が 2009 年 4 月に HomePage ウェブアプリケーションを廃止すると発表した際、同社は次のように述べている:「あなたが既に出版したページはすべて、あなたが望む限りいつまでも現在のウェブアドレスでライブにアクセス可能のままとなります。」(2009 年 4 月 10 日の記事“.Mac の HomePage ウェブアプリケーション廃止となる”参照。)

ところが今や、どうやらこの「あなたが望む限りいつまでも」というのが、実際には「数百日間」という意味であったらしいことが判明した。今回の便りで Apple が従来の約束を破ったことは確かだが、私が心配になったのはそのことではない。もちろん、これが Apple の全般的な信用性にどんな影響を与えるかという問題はあったけれども。

いや、私が心配になったのは、今回の便りの内容が私にとって、非常に実際的な意味において、何を意味するのかということだった。

ここで私の個人的な履歴に少し触れておこう。私は MobileMe が "iTools" と呼ばれていた時代、遠い遠い昔から、そのユーザーだった。当時は Mac OS 9 がまだ地上を闊歩していた。その当時から今に至るまでの間に、私はたくさんのウェブページを作った。その多くは手で作ったもので(ちなみにそのほとんどをいろいろなバージョンの BBEdit で作った)私はすべてを私の iDisk の Sites ディレクトリの中に保存しそこから公開した。Apple の HomePage ウェブアプリケーションを試してみて何ができるのか(何ができないのか)見てみたことはあるけれど、大体において私は手作業のツールを使ってページを作る方法を貫いた。

けれども、ここからが私の混乱が始まるところだが、私が手作業で作って私の iDisk のサイトディレクトリで公開したページはすべて、http://homepage.mac.com/lymond/ で始まる URL を持っていた。("lymond" という名前にしたのがなぜかを説明すると長くなる。小説の中の登場人物についてはDorothy Dunnett を調べて頂きたい。)言い替えれば、私の iDisk 上の、私の Sites ディレクトリの中にある HTML ファイルのウェブアドレスが、http://homepage.mac.com/lymond/somefile.html という形だということだ。

場合によっては、私のページには私の iDisk の Pictures フォルダに保存された画像を表示するものもある。その場合、私が書いた HTML コードは画像ファイルの名前を相対的 URL を使って参照している。例えばここに私が数年前に描いた漫画があるが、その相対的 URL は ../Pictures/out_of_the_box.jpg だ。HTML コードに慣れていない方のために説明しておくと、これは「今いる Sites ディレクトリから一つレベルを上がり、それから Pictures ディレクトリに落ちて、その中で out_of_the_box.jpg という名前のファイルを見つける」という意味だ。

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ならば、もうすぐ「死んだオウム」となるべき HomePage サービスの言葉で言えば、これらすべてはいったいどういうことになるのだろうか?

それは、次のうちの、どれを意味するのだろうか:

  1. HomePage ウェブアプリケーション自体を使って作成されたページ のみが、まるで Snark みたいに、来たる 2010 年 11 月 8 日になれば黙ってどこかへ消え去ってしまい、Sites ディレクトリ内にある手作業で作ったページは生き残るのか? これなら、いくらか意図の理解できる可能性と言える。HomePage で作ったページにはすべて、さまざまのサポートファイル、例えばスクリプトやスタイルシートや画像などへのリンクや参照が含まれており、これらはどこか他の Apple のサーバに置かれているのだろう。もしもそれらのサポートファイルが消え去るのならば、それらの HomePage ページは、iDisk の Site フォルダの中に残ってはいるけれども、ひいき目に見ても醜い見栄えとなり、最悪の場合には閲覧不能となって、あなたのウェブブラウザが嫌悪感に身震いし、意味のあるものは何も表示されないということにもなりかねない。
  2. iDisk にあるディレクトリの相対的位置、例えば Sites ディレクトリに対する Pictures ディレクトリや Movies ディレクトリの位置が有効でなくなることが原因で、そのために私がこれまで使ってきた相対アドレスのテクニックが使えなくなるということなのだろうか? それも一つの可能性だ。自分のコンピュータ上で見えている iDisk は、必ずしも Apple のサーバ上にある実際のディレクトリのレイアウトとは一致していない。もしもそうならば、私が手作業で作ったページは生き残るが、iDisk 内の他のフォルダにあるメディアへのリンクは働かなくなるだろう。厄介なことだが、これならば何とか我慢して修正することもできる。
  3. それともこれは、http://homepage.mac.com/lymond/somefile.html という形のウェブアドレスが働かなくなるということなのだろうか? もしも これ が事実ならば、それはつまり、私が手作業で作ったページはすべて、ただ単にどころか、本当に、真剣に、死んでしまうことになる。これが、私が最も恐れるシナリオであって、この点は Apple からの電子メールにも、またそれに付属した FAQ ページにも説明されていない。少なくとも、今朝の午前 9 時の時点では説明は見当たらない。

けれどもオンラインの世界では物事が素早く動く。さきほど書いたのと同じ金曜日の朝の電子メールを、Apple は次のような言葉で結んでいた:「ご不便をおかけすることをお詫びいたします。さらに詳しいことは、どうぞこの FAQ ページでお読みください。」そこに付いていたリンクを開くと、私がその電子メールを受け取った時点では、Apple の 去年の日付の FAQ ページが開いて、そこには HomePage の廃止が間近に迫ったと書いてあった。でも、この記事の原稿を私が書いている最中に、Apple はその FAQ ページをアップデートした。

Apple がこの話題を説明した新しい FAQ ページには、私の疑問に対する答があった。どうやら、私が上に書いた「2.」が、私の予想した答も含めて、正鵠を射ていたようだ。改訂後の新しい FAQ には次のように書いてある:

iDisk の Sites フォルダにあるコンテンツは引き続きウェブ上で閲覧可能で、HTML エディタで編集することもできます。しかし、Pictures、Movies、Public の各フォルダに保存されているウェブサイトコンテンツは、2010 年 11 月 8 日以降、ウェブページには表示されなくなります (Sites フォルダ内の Pictures という名前のフォルダは引き続き機能します)。ウェブページがこれらのフォルダにあるコンテンツを参照している場合は、そのコンテンツを Sites フォルダに移動し、HTML をそれに応じて更新する必要があります。

そういうことだ。これで事情が分かった。もしもあなたが手作業で作ったページがあなたの Sites フォルダにあっても、心配は要らない。(少なくとも Apple が再びルールを変更するまでの間は。)あなたのサイトは生き続ける。ただし、もしもそれらのページのどれかがあなたの Movies フォルダや Pictures フォルダにあるメディアへのリンクを含んでいるならば(私のページのいくつかもそうだったし、この記事の中の写真も私がたった今作成した新しい /Sites/Pictures フォルダに移す前まではそうだった)そのページはもはやリンク先のメディアを表示しなくなる。

だから、もしもあなたが私と同じ、誇り高き、時代遅れの少数者の一人で、今もまだ homepage.mac.com アドレスにウェブサイトを持っているのならば、いくらかサイトの編集とファイルの移動の作業をしなければならないかもしれないが、あなたのサイトがなくなるわけではない。けれども、もしもあなたが Apple の厚意に依存して、HomePage で作成した古いページを HomePage サービスの終了後もそのまま持ち続けていたのならば、それらのページが暗黒の中へ消え去るまでに、あなたの時間の余裕はあと一ヵ月ほどしかない。

皆さんのうち何人かがこれから何週間かかけて何をするか、私には予想がつくような気がする。

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あなたの iPad 上で PDF をマークアップする

  文: Michael E. Cohen <lymond@mac.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

市場に登場した時にただ単にメディアを消費するだけのものとして批判された機器ではあるが、iPad は狙いを定めた生産性能力を急速に身に付けて来ている。その様な機能強化を得られる最近のアップスの中に一対の PDF 読取りアップスがある。我々が前から気に入っている Good.iWare からの GoodReader for iPad、そして Readdle による PDF Expert for iPad である。(我々にコメントを寄せてくれている人の指摘によると、しばらく前から PDF に注釈をつける機能を持っていた Aji の $9.99 の iAnnotate PDF に GoodReader も PDF Expert も参加したと言う。)

Readdle の $4.99 の PDF Expert アプリを使えば、テキストをハイライトする、メモを付け足す、そして如何なる PDF にも手書きのマークアップを含ませる事が出来る。更にテキストにアンダーラインを引くそして取り消し線を引く事も出来る。締めくくりとして、このアプリには PDF にブックマークを付ける機能も含まれている。

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GoodReader (現時点では $1.99 の値段が付いている) は、各種の注釈オプションをもって PDF マークアップに独自性を出している。最新版では、七つの異なるアイコンを使っての "付箋" 注釈、取り消し線、テキスト挿入と置換の印、線描画 (矢印、多角形、楕円、そして四角形を含む)、手書き図、そしてハイライトが提供されている。また、PDF に含まれた如何なる注釈も見る事が出来 (望むならそれらを消す事も出来る) そして PDF に添付された如何なるファイルにもアクセス出来る。更に言えば、GoodReader ユーザーは、今や (やっとのことで) PDF テキストを選択しクリップボードにコピーする事が出来るので、PDF テキストの内容を Pages とか Mail と言った他の iPad アップスの中で引用する事が出来る。GoodReader の機能の更なる詳細については "iPad で読書: iBooks、Kindle、GoodReader を使ってみる" (5 April 2010) を参照されたい。

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これらのアップスのどちらを使っても、あなたのメディア消費の iPad は、検討そしてコメントのために送られてきた PDF を扱う時に無くてはならないビジネスツールに向かっての更なる一歩を踏み出せる。

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DroboPro FS NAS: 8つあれば十分?

  文: Michael E. Cohen <lymond@mac.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

先週、 Data Robotics は同社の5ベイの Drobo FS ネットワーク接続ストレージ機器の兄貴分となる製品として、 DroboPro FS. を導入した。今年リリースされていた弟分と同様、8ベイの DroboPro FS も、中小規模のビジネス市場を狙って箱から出してそのまま使える NAS (network-attached storage, ネットワーク接続ストレージ) を提供する。基本ユニットはドライブなしで $1,999、 さまざまのリセラーから現在既に入手可能だ。Data Robotics はこのユニットのオンライン販売も 8 週間以内に開始する予定だ。

DroboPro FS での新機能はデュアル Gigabit Ethernet ポートだ。これにより、この機器はフェールオーバー冗長性を提供するようにもできるし、また片方のポートをローカルネットワーク上のデータアクセスに、もう片方のポートを別の DroboPro FS へのバックアップ同期に、という風に設定して使うこともできる。この後者のような使い方をすればストレージをオフサイトで複製することも可能になるが、この機能は Drobo Sync アプリケーションを通じて実現される。このアプリケーションは 2010 年 10 月末に、付属の Drobo Dashboard ソフトウェアに対する無料アップデートとして出される予定だ。

この DroboPro FS ではまたストレージ可能容量がぐっと大きくなっている。ドライブベイの個数が従来の Drobo FS での5個から8個に増えているからだ。あなたがどのようにこれらのベイにドライブを装着してこの機器を構成するかにもよるが、可能な最大のストレージ容量は 16 TB に達する。

この機器は、Data Robotics が "BeyondRAID" と命名した RAID 風のアーキテクチャを利用している。これは1ディスクまたは2ディスクのデータ冗長性を提供し、サイズも異なりメーカーも異なる複数のドライブを組み合わせることができる機能を持つ。データを失うことなく、その場でドライブを追加したり取り外したり(より容量の大きなものに取り替えたり、故障したものを入れ替えたり)できる。

Drobo 製品シリーズの全製品と同じく、この DroboPro FS もまた、プラットフォームによらず働くようにデザインされている。つまり、Mac、Windows、Unix、Linux のユーザーたちが、皆同じようにこの機器のストレージを利用できる。Mac ユーザーたちは、DroboPro FS が Time Machine のストレージ先として簡単に設定できるようになっているのをありがたいと感じるだろう。

この DroboPro FS は、Data Robotics 製品としては二番目の NAS 機器であり、同社の Drobo 製品シリーズにおけるいくつかの直接接続ストレージ機器や、ハイエンドの SAN (storage area network, ストレージエリアネットワーク) 機器 DroboElite と並ぶものとなる。

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望まない App Store 及びアプリ内購入を避ける

  文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

App Store アプリはあなたの iOS 機器のためにプログラムを購入するのを容易にしており、iTunes や同期に頼る必要が無い。しかし、しまったという場合はある。購入をするため、或いは単に無料のアプリをダウンロードするためあなたの iTunes Store のパスワードを一旦入力すると、そのパスワードは数分間キャッシュされる。

その間に他のプログラムを購入するを間違ってタップしてしまうと、もう一度パスワードを聞いて来る事は無い。Apple は、指が滑ってしまったことによる購入を阻止する手立ては打っている:購入するには価格をタップし、一秒おいて、そして再度購入するをタップする必要がある;もしダブルタップを急いでやると、その購入はキャンセルされる。

しかしながら、これが実際に問題になってくるのはアプリ内での購入である。これについては Adam が "iTunes パスワードキャッシュに注意" 14 July 2010 で説明している。子供にプログラムを買ってやろうとログインし、その後あなたの iPod touch 或いは他の機器を子供に遊ばせるために渡してしまうと、ああ大変! 多くのアップスがアップグレードのためにアプリ内での購入の機能を持っている、例えば追加の図面のページ、新しいゲームのレベル、そして進化した機能と言ったものである。

Adam はこの状況を改善するために Apple が出来ることを幾つか進言しているが、その間、私は一つの実用的な解を見つけた;TidBITS の読者がこの記事に対するコメントでもう二つのアイディアを出してきた。

全面的に阻止するには、一読者が説明しているが、Settings アプリを立ち上げ、General をタップ、そして Restrictions をタップする。iOS 機器上の各種の機能へのアクセスを制限するために必要な 4 桁の数字コードを入力する (そして確認のため再入力する)、こうすれば、あらゆる種類のことを不能にする事が出来る。これにはアプリ内購入もアップスをインストール事も含まれる。

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これは全か無かの解である。アプリ内購入が不能にされると、買いたいものを購入するには Settings > General > Restrictions に戻って、コードを入力し、そしてその様なアップグレード支払をする能力を再度有効にしなければならない。それをしないと、ただアプリ内購入ができないと言われるだけだ。

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アプリ内のものに支払をする或いはアップスを購入するのを阻止するもう一つの方法は、あなたの iTunes Store アカウントを使用した後直ちにログアウトすることである。App Store プログラムの Featured, Categories, 或いは Top 25 タブ上では、指を走らせ一番下まで行く。そこにはタップ出来る Your Account ボタンがある、それから Sign Out をタップする。(ここは iTunes クレジットや販促コードを使う同じ場所でもある。)

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代わりのやり方として、Settings を起動しそして設定の三つ目のグループにある Store 項目をタップする事も出来る;スクリーン上に現れる Sign Out をタップする。

Apple は、もっときめ細かな購入制御とこの問題に対するもっと柔軟な錠を追加する必要がある。アプリ内購入を提供しているアップスのメッセージボードやレビューを見ているとこれは明らかである。これは、これらの機器は殆どの場合一人の人しか使わないゆえ、その機器には一組の許可しか要らないと Apple が想定しているより大きな問題の一部である。この問題はそうではないことを明らかに示している。

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Microsoft Outlook の展望 (outlook)

  文: Matt Neuburg <matt@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Office 2011 は今年の 10 月末に公式にリリースされることになっているが、Microsoft は既にレビューする人たち向けにソフトウェアをシードしており、私もそれを使ってきている。Office 2011 で革新された最も重要な点は、Microsoft Entourage に代わって新しい Mac 版の Microsoft Outlook が登場したことだ。私は自分の電子メールプログラムを完全に Outlook に切り替えてしばらく使ってきたので、ここに最前線からのレポートをお届けしよう。

私の使ってきたメールクライアントたち -- まず、ちょっと歴史を振り返ろう。私のそもそもの立脚点は、Eudora に優るものは何もないということだ。私の体験上、本当の意味で私がメールを使う方法を理解していたプログラムは Eudora ただ一つだった。初期バージョンを私が称賛した記事“私がまだ郵便局に住んでいる理由(あるいは、Eudora は生きている!)”(1996 年 10 月 9 日) をご覧頂きたい。けれども、ご存じの通り Eudora は開発中止となり、私を含めた多くの人たちは、ますます前進を続けるシステムやマシンのアーキテクチャによる暗礁に乗り上げることが多くなってきた。こうして、何年か前から私は Microsoft Entourage のユーザーとなった。2000 年に私は初めてこれを試した(2000 年 10 月 9 日の記事“Entourage:グランドツアー”参照)が、その後間もなく Eudora に戻らざるを得なくなった。Entourage の動作が、あまりにも遅過ぎたからだ。そして二年ほど後、私は Mailsmith に移行した。(2003 年 7 月 28 日の記事“どうして私が Mailsmith にスイッチしたか”参照。)けれども 2004 年 7 月になって Mailsmith は私のためにうまく動かなくなり、私は思い切ってもう一度 Entourage を試してみた。Office 2004 のリリースのお陰で Entourage の速度はこの時までに改善されており、それ以来私は Entourage とともに暮らしている。(Office 2008 のバージョンも使っている。これはそれまでのバージョンよりさらに良くなっている。)

(興味深いことに、Glenn Fleishman がより最近に、2009 年 8 月 18 日の記事“Mailsmith 2.2、新会社からフリーウェアとしてリリース”の中で、彼は Entourage でトラブルが多かったので Mailsmith の方が良いと思ったと述べている。けれども、私が 2004 年に使うのを止めた時点で、Mailsmith はメールボックス中の未読メッセージの数を正しく表示することができなかったし、エンコーディングや Unicode 文字のサポートも、メッセージのスレッド分けも、最近使ったアドレスの履歴もなかった。)

私は電子メールの機動的なパワーユーザーだ。自分が使う電子メールクライアントには、POP と IMAP 双方のサーバで動作し、どんな新着メールが届いたかを明確に表示し、メールのスレッドを手軽に調べることができ、高速な検索を実行でき、受信したメールをフォルダに割り振れるなど、たくさんのことを期待している。けれども、Entourage でメール以外の機能を真剣に調べてみたことは一度もない。Entourage は Apple の Address Book でなく独自のコンタクトマネージャを参照するので、両者が手軽に同期できるようになっているのはありがたい。でも、私はこのコンタクトマネージャを積極的に使うことはないし、Entourage のカレンダー、タスク、メモ関係の機能は全然使わない。Entourage のプロジェクト機能を使ったこともないので、Outlook にその機能が無くても気にしない。同じことがニュースリーダーにも言える。Entourage を Usenet ニュースリーダーとして試してみたことはあるが、私は MacSOUP の方が好みなので、Outlook でこの機能がなくなっていても私は構わない。それから、Exchange サーバについて私は一切何も知らない(知りたくもないと心から思う)が、この記事の一番最後でこのことについて少しだけ触れておくことにする。

称賛は慎重に -- 表面上は、もしもあなたが Entourage ユーザーならば Outlook の第一印象は非常に良いものだろう。私が最初に Outlook を走らせた際、私の Entourage 設定とデータは何の問題もなく読み込まれ、そのまま私は Outlook を本格的に使い始めていた。このアプリケーションは明らかに新しく書き換えられている。(ただし,言われている「Cocoa アプリケーションとなった」という表現はちょっと言い過ぎかもしれない。私としてはアプリケーションが Cocoa か Carbon かを判定するには Apple 自身の技術的テストによるべきだと思うし、そのテストの結果ならば Outlook は Carbon だ。)それと同時に、使った感触はほとんど完璧に馴染み通りのものだ。キーボードショートカットで変更されたものがいくつかあるが、しばらくバタバタとやってみた結果、これまで Entourage で使っていたセットアップとほぼ同一のインターフェイスを整えることができた。要するに、切り替え当初は、おおむね痛みのないものだった。

けれどもより深く掘り下げてみると、Entourage から Outlook への切り替えは結局「慎重に判断すべき」ことがらだったかもしれない。いくつもの点で、Outlook は大きく一歩後退したと感じられる。初めて使ったその最初の一日だけでも、私はたくさんの問題点に気付いた。その後数日経っても、それらの問題点が魔法のように消え去ることはなかった。

良い点 -- Outlook は Entourage 2008 よりも はるかに 高速で起動する。(Entourage 2008 も Entourage 2004 よりはかなり高速だが。)そればかりでなく、批判の多かった、巨大な、簡単に壊れてしまいがちな単一データベースによる保存方法が捨て去られ、その代わりに個々のメッセージ、署名、その他すべてが個別のファイルとして保存されて識別情報により結び付けられるようになった。データベースファイルは引き続き存在していてバックグラウンドで Microsoft Database Daemon も走るが、このデータベースファイルはむしろ多数のデータファイルを索引付けするものであって、サイズも非常に小さい。実際のデータはこの中にはない。この点、Time Machine やその他の差分バックアッププログラムと Outlook との互換性において非常に大きな違いが出る結果となった。(2008 年 5 月 13 日の記事 "Psyching Out Time Machine" で、巨大なサイズのファイルが一時間に一回バックアップされる問題に、私が悪戦苦闘している様子が見て取れる。)また、Spotlight も個々の実際のメッセージを索引付けするようになった。以前は、人工的な複製を作って索引付けしていた。(2006 年 3 月 20 日の記事“Microsoft Entourage が Spotlight と Sync を装備”参照。)

Outlook には、長い長い間待たされたが、ようやく電子メールの「会話」という概念が表の中に持ち込まれた。つまり、同じスレッドにある複数のメッセージを一まとまりに、一つのリストに潰し込んで、スレッド内のどのメッセージからもそのリストが出せるようにしたのだ。ブラウザウィンドウ内でのインターフェイスは少々不格好だが、少なくともそのスレッド、そのフォルダ内にあるすべてのメッセージをハイライト表示し、一緒にまとめて見ることができる。

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また、同じスレッド内のメッセージならば どの フォルダ内にあるものでもリンクとしてリストさせて見ることもできる。(残念なことに、そのスレッド内のメッセージでゴミ箱に入れられたものは表示 されない 。そういうものを見るには、検索をしなければならない。)

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さらに、スレッドに属するメッセージを一つ選択すれば、そのスレッド内にあるメッセージで見えているものがすべてハイライト表示されるようにもできる。

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メッセージの受取り人(一人または複数)を入力したり編集したりするためのインターフェイスが大幅に改善された。Entourage には使いにくくて不格好なダイアログウィンドウがあって、これが受取り人領域からポップダウンした。ここに受取り人を入力していると、次に来る作業が To から CC へとジャンプするのか、それとももう一人受取り人を To に入力するのか、あるいはダイアログを閉じるのか、予測するのが困難だった。それに、受取り人を編集したりコピーしたりするのはなおさら厄介だった。これに対して Outlook では、メッセージウィンドウの一番上にあるフィールドに直接受取り人を入力するようになっており、入力すれば「トークン」に変換される。(Apple Mail でも使われているような、楕円風の囲みで表示される。)有効なアドレスは一目でそうと分かるように(カラーによって)無効なアドレスと区別される。(この点も、Entourage では区別が難しかった。)このトークンは簡単にコピーしたり編集したりなどもできる。トークンの上にマウスをかざせば、フルのアドレスを表示した素晴らしいポップアップウィンドウが表示される。(ただ、このウィンドウはいつも "Presence Unknown" (所在不明) という意味不明の語句で台無しにされているのだが。)

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検索をセットアップするインターフェイスも、大幅に改善された。最も重要な点は、検索フィールドに何かをタイプしていて、自分が本当はコンテンツの検索をしたいのに今は件名の検索になってしまっていると気付いた場合、検索の対象を Subject から Body に切り替えても検索語が消えてしまわなくなったことだ。検索そのものは今まで通りかなり高速で、一つのメールボックスでもすべてのメールボックスでも対象に選べる(ただし複数のメールボックスを勝手に選んでそこだけを対象にすることはできない)点も今まで通りだ。結果の件数も表示される。

悪い点 -- Entourage にあった機能のいろいろ、その多くがかなり役立つものだったが、それが Outlook には欠けている。ニュースリーダーとプロジェクトがなくなったことは既に書いたが、これらはもともと私は使っていなかったのであまり気にならない。けれどももしあなたがこれらの機能を使っていたのなら、あなたは不満を感じるだろう。また、Outlook はカレンダー同期のために (iCal と、あるいは iOS 機器との間で) Mac OS X の Sync Services を使ったコミュニケーションをしなくなったので、これに不満を感じるユーザーは多い。

とりわけ苛立たしいのが、引用のコントロールがなくなってしまったことだ。以前にはあった Paste As Quotation や Increase / Decrease Quoting のコマンドが完全に消えてしまった。複数の受取り人のいたメッセージにうっかりと Reply (返信) コマンドを使ってしまい、本当は Reply All (全員に返信) を使うべきだったと気付いた場合、自動的に返信の受取り人を変更できるオプションもない。起動時に Progress ウィンドウが開かなくなり、メインウィンドウに何のフィードバックもなくなったので、メールを取りに行っている間は何が起こっているのか分かりにくい。メインウィンドウに表示される情報量が減ってしまった。これは、リストされた個々のメッセージが大きくなった上に、あのいまいましい「リボン」(ウィンドウの上の部分に出る、第二のツールバーのようなもの) が貴重な画面の面積を占有しているからだ。グループ化されたメッセージすべてをそのグループのヘッダをクリックして選択できる機能もなくなってしまった。設定が、摩訶不思議に消えてしまうこともある。例えば、私がさんざん苦労して Inbox 中の並び順やグループの順序を自分の好みに合わせて設定しても、あとでもう一度そこに戻ってみると私の変更が全部元の状態に戻っていて、また初めから全部やり直さなければならないことがあった。キーボードショートカットは信頼できないことがある。例えば Command-Delete を押すと、時によって現在のメッセージが削除されることもある(これが言われている機能だ)が、時によって不思議にもそうならないことがある。

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私が最も落胆したことの一つは、フィルターと検索のためのインターフェイスがどうしようもなくなったことだ。以前は、これら二つは互いに非常に異なったものであった。フィルターの方はただそのままそのメールボックスから表示されるメッセージの数が少なくなるだけで、検索の方は完全に新しい検索結果ウィンドウが開いていた。そして、そこから さらにフィルターをかけることもできた。ここでは、いろいろのことができた。検索結果ウィンドウには通常のメールボックスウィンドウのものとは完璧に異なったカラムが並ぶこともできた。例えばメッセージがどのメールボックスから来ているかを示すカラムもあったが、通常のメールボックスウィンドウの中ではこれは完全に無意味なものだ。ところが今は、フィルターをかけるのと検索をするのとは同じものの二つの形式、ということになってしまった。そして、検索結果は検索を始めた時点で使っていたメールボックスの中身を置き換えて表示されるようになってしまった。

その結果の一つとして、フィルターの動作(例えば、未読のメッセージのみを表示させる動作)がバグまみれで信頼できないものとなった。さらにもう一つの結果として、検索実行の後に検索結果を見るのをやめて実際のメールボックスに戻る手順が難しくて面倒だ。ただ単純な検索結果ウィンドウを閉じるだけ(あるいは気が向けば開いたままにしておいてもよい!)という従来のやり方はなくなった。その代わりに、今は「リボン」を開いて Close ボタンを見つけ出し、それをクリックしなければならない。その上、それをせずに検索結果から別のメールボックスへと切り替えれば、あなたの検索結果も検索基準も、どちらも完全に失われてしまう! 検索が済んだ後では、見つかったメッセージをそれが属するメールボックスの中で見る方法もないし、検索結果から個々のメッセージがどのメールボックスに属するのかを知る方法もない。(ただし、あなたのメールボックスが最初からそのメールボックス名をカラムとして表示し続けていれば別だが、そんな風にするのは馬鹿げたことだ。)これもやはり、検索結果を表示するのが別ウィンドウでなくなってしまったことが理由だ。そして最悪なことに、検索結果を分かりやすくしようと項目の並び順を変えると、その同じ並び順の変更が、あなたの元のメールボックスにも適用されてしまう。なぜなら、両者は同じウィンドウだからだ! まったく正気とは思えない!

スクリプト対応もひどい。私のスクリプトはすべて壊れてしまった。なぜなら、スクリプティングの用語が完全に変更されてしまったからだ。Outlook にどういうわけか Entourage と同じクリエータコードが割り当てられているという事実がこれに輪をかけている。そのため、Outlook が動作中に AppleScript のスクリプトを一つ開くだけで、ターゲットを Entourage でなく Outlook に切り替えるためにそのスクリプトが書き換えられてしまう。(そして、そのスクリプトは動作に失敗する。なぜなら、Entourage 用の用語は Outlook では働かないからだ。)どうやら、ここでは Apple Mail のスクリプティングモデルを真似しようとする意図的な努力がなされているように見える。けれども、Mail のスクリプティングモデルは出来が悪いことで有名だ。非常にシンプルなアクション、例えば新規のメッセージを作成してそこに受取り人やコンテンツを書き込む、というようなものでさえ、これまでは簡単に出来ていたのに、今はほぼ不可能となってしまった。その一つの理由は宛先をシンプルなテキストとして供給することができなくなったこと、もう一つの理由は署名をコントロールできなくなったことだ。あなたが Entourage でスクリプトを使ってどのようなことをしていたにせよ、それが Outlook ではできなくなってしまう可能性が、現実のリスクとして存在している。

アップグレードすべきか、せざるべきか -- これは Outlook 2011 の初めてのリリースだが、私を大声で泣き叫びながら Apple Mail の腕の中へ飛び込みたいという気持ちにさせるほどに悪いものではなかった。Apple Mail 自体もそれなりの欠点を持っていることは神のみぞ知るだからだ。けれども、そうしようかという気持ちがちらりとでも起こらなかったとは思わないで頂きたい。それでも、結局は、私の決断の決定的要因となったのは、Mail のスクリプト対応が Outlook のスクリプト対応と比べて大して優っていないということ、それから、Outlook には私が大好きだったいくつかの Entourage 機能が残っていることだった。例えば、今読んでいるメッセージから、それに対して返信するメッセージへ、あるいはそれが返信している元メッセージへ、たとえ別のメールボックスにあったとしてもナビゲートできる機能だ。だから、私はこのまま Outlook 2011 を使い続けようと思う。Entourage を使っていた頃と比べて、いくつかの面で機能も劣り、身のこなしも少々鈍くなっているとしても。巨大データベースがなくなった点と、起動速度が速くなった点は、ホッとできる嬉しいことだ。それに、既に私は Outlook で仕事を済ませるために何をすべきかということがらに十分慣れ親しんでいる。そのいくつかには不満の気持ちを持たないわけでもないが。

それでもなお、今回のリリースはどうみてもまだ表に出すには時期尚早という感じがはっきりしている。いくつかのバグを手早く修正することと、それからもう少々時間をかけて機能を追加することが必須だろう。それらが実現するまでの間は、私としては他の人たちにこれをお薦めすることは難しい。もしもあなたが既に旧バージョンの Entourage を使っていて、それが今もちゃんと動いているのなら、当面はそのまま使い続けるのがよいだろう。ことに、あなたがそのスクリプト対応や、Outlook で欠けてしまった機能に依存しているのならばなおさらだ。もしもあなたが既に Entourage ユーザーになっているのでないならば、今すぐ Outlook 2011 に切り替えるべき理由はさらに少なくなる。切り替えに伴う痛みに見合うだけの新しいものを、これはそれほど多くはもたらしてくれないからだ。願わくは、Microsoft がインターフェイスのいくつかを(ユーザーインターフェイスも、スクリプティングも)考え直して、その使い勝手を少なくとも Entourage のレベルまでには上げてくれたらと思う。彼らがそうしてくれて、アップデートされたバージョンの Outlook が出れば、その時にまた改めて評価させてもらいたいと思う。

もう一つ忘れてならない点がある。いずれの場合にも、Outlook にかかるコストを考えに入れる必要がある。これが含まれる Home and Business Edition の Office 2011 の価格は $199 だ。二台のマシンにインストールしようと思えば(多くの人にとってそれが普通だろう)価格が $279 に上がる。(この追加料金を避けることはできない。なぜなら、Office は自身をアクティベーションする際メーカーへ通信するようになったからだ。この通信の際に、あなたが一台分のライセンスしか持たないならば自動的に他のコンピュータで Office が無効となる。)いずれにしても Word、Excel、PowerPoint を入手するために Office 2011 を買いたいという方にとっても、Outlook を入手することは基本的に価格が $80 上がることを意味している。なぜなら、Outlook 以外のすべてが入った Home and Student Edition の Office 2011 は $119 で買えるからだ。今の時代は Apple Mail、Mailsmith、Thunderbird、Opera Mail、そしてリリースされたばかりの Eudora OSE といったプログラムが無料なので、Outlook 2011 のために $80 を支払うことを正当化するのは難しい。

その一方で、もしもあなたが IT 部局の管理の下にあるならば、あなたに他の選択肢はないのかもしれない。その上、Exchange サーバに依存する組織の中では、いずれにしてもアップグレードすることが正しい判断であるのだろう。TidBITS 寄稿編集者の Mark Anbinder は Cornell 大学でテクノロジー関係の世話をする仕事をしているが、彼によれば Outlook における Exchange カレンダー管理のサポートはものすごく大きな進歩をしていて、他の人たち(あるいは団体)のカレンダーを見つけるのが非常に楽にできるようになったという。他方、彼によれば、Mac 用の Outlook には依然としてサーバ側のフィルター付けルールを作ったり編集したりする機能が欠けているという。Windows 上の Outlook ユーザーたちはもう長年この機能を利用しているというのに。価格は、組織においては、単にビジネスを進める上での費用の一部に過ぎない。将来、機能が強化されて Windows 版の Outlook と肩を並べられるようになれば、それは間違いなく嬉しいことに違いない。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2010 年 10 月 11 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Adobe Acrobat/Reader 9.4 と 8.2.5 -- Adobe が、Adobe Acrobat および Readerへのアップデートをリリースした。現行の 9.x バージョンは 9.4 に、古い 8.x バージョンは 8.2.5 になった。いずれもいくつかのセキュリティ脆弱性に対処するとともに、PDF 作成機能を拡張し、ローミングプロファイルのワークフローを有効にし、その他いくつかのバグも修正した。(フルのリリースノートは PDF 形式で読める。)パッチの施された二つのセキュリティ欠陥は、クラッシュを引き起こす攻撃によって遠隔アタッカーがあなたの Mac を制御できてしまう可能性のあるものだった。 Adobe によれば「この脆弱性が実際に攻撃を受けている例が報告されている」とのことで、当然ながらあなたも今すぐアップデートするように推奨している。アップデートは製品内部からも、あるいは Adobe Product Updates page ページからも入手できる。(無料アップデート、サイズはさまざま)

Adobe Acrobat/Reader 9.4 と 8.2.5 へのコメントリンク:

TweetDeck 0.35.3 -- Adobe AIR をベースとする Twitter クライアントの TweetDeckが、バージョン 0.35.2 に上がった。このソフトウェアの最新の修正点も追加機能も、いずれもバージョン番号の細かな桁に相応しくない重要なものと思われる。さまざまなバグが修正され、主なものにはスケジュールによるアップデートに関するいくつかのバグ、Facebook 認証の問題、リツイートでの問題点などがある。このバージョンでの新機能としてはメインフィードの中の t.co リンク、Twitter トレンド、(無料の TweetDeck アカウント作成に伴う) ユニバーサルログイン、Posterous 画像のアップロードなどのサポートがある。(0.35.2 が出た数日後に、いくつかの大きなバグを修正したバージョン 0.35.3 が素早くリリースされた。)(無料、2.3 MB)

TweetDeck 0.35.3 へのコメントリンク:

MenuMeters 1.4 -- Raging Menace が、 MenuMeters をバージョン 1.4 にアップデートした。2006 年 1 月以来、初めてのアップデートとなる。MenuMeters は、Mac のメニューバー上に CPU、メモリ、ディスク、ネットワークをモニターする一連のツールを提供する。今回の新しいアップデートでは、Mac OS X 10.6 Snow Leopard との完全互換性を提供し、アクティブでない統計値を場合に応じてより適切に隠すようになり、IPv6 アドレスのサポートも組み込まれた。また、環境設定の設定、VPN の管理、ディスク空き容量の表示、その他に関するさまざまのバグも修正された。Raging Menace ではフルのリリースノートも提供している。(無料、880 KB)

MenuMeters 1.4 へのコメントリンク:

Growl 1.2.1 -- The Growl Team が Growl 1.2.1 をリリースした。Mac OS X のさまざまのアプリケーションが、出しゃばらないオンスクリーンの通知を提供できるようにするソフトウェアだ。今回のアップデートでは多数のマイナーなバグ修正が施された。主なものとしてはプラグインのサポートや、音声による通知における問題点、動作速度や安定性の問題点などへの対処がある。アップデートされた GrowlSafari プラグインでは「ダウンロード終了」通知をクリックしてダウンロードされたばかりのファイルを表示させる機能が復活し、アップデートされた GrowlTunes プラグインは Mac OS X 10.6 Snow Leopard での動作が向上した。さらに詳しいことはフルリリースノートで読める。(無料、6.1 MB)

Growl 1.2.1 へのコメントリンク:

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