TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#073/18-Apr-2011

Google の Gmail をいろいろと調べてきたシリーズ記事の最終回として、Adam は今週 Mailplane に目を向ける。これは、Gmail のウェブベースのインターフェイスに対して、デスクトップアプリケーションの持つ機能を数多く与えるものだ。さらに Adam は、Gmail のメッセージ送信をスケジュール化するとともに相手から返事が届かない場合にリマインダを出してくれる Boomerang サービスについても解説する。今週号ではまた、セキュリティ担当編集者の Rich Mogull が、比較的無名の会社で起こったセキュリティ保護違反事件のためになぜ Apple が Mac OS X、iOS、それに Safari までもアップデートせざるを得なかったのかについて語る。それからもう一つ、Lex Friedman が近日登場予定の Final Cut Pro X について、Apple が NAB の FCPUG SuperMeet の席で明かした内容の詳細を伝える。今週注目すべきソフトウェアアップデートは、Adobe Flash Player 10.2.159.1、Microsoft Office for Mac 2011 SP1 (14.1)、PDFpen と PDFpenPro 5.2.4、それに PopChar X 5.2 だ。

記事:

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アップルが Final Cur Pro X をプレビュー:新しく、早く、安く

  文: Lex Friedman <lex@lexfriedman.com>
  訳: 柳下 知昭 <tyagishi@gmail.com>

先週、ラスベガスでの全米放送事業者協会の展示会のFinal Cut Pro User Group Network SuperMeet で、アップルが次期プロフェッショナル向けビデオ編集ソフトウェアをプレビューした。Final Cut Pro X は、真新しく、64 ビットのコードをベースとしてスタートし、インターフェースも一新して、現在の Final Cut Studio よりも安い価格付けがされている。

アップルの Grand Central Dispatch フレームワークをベースにしているため、Final Cut X は、これまでのバージョンよりも、マルチコアをより活用することができ、より速く動作することが約束されていて、これは、時間が金銭に直結するような産業では、よろこばれる改良であろう。

新しいバージョンは、編集プロセスに対する非常に多くの改良を含んでいる。アップルが、"magnetic timeline" と呼ぶもののおかげで、編集者は、音声と映像の同期が失なわれてしまうことを恐れずにクリップを移動することができる。クリップのプライマリ音声トラックは、デフォルトではクリップに固定されている;セカンダリのトラックも同様にリンクできる。今では、main timeline でさらに多くの編集を行うことができる;旧ビューアウィンドウは現在では、Final Cut の思い出である。おそらく最も素晴らしいのは、一般ユーザー向け姉妹製品である iMovie で人気のあるバックグラウンドでのレンダリング機能を Final Cut X が取り込むことであろう。

Final Cut X では、カラーマネジメントと色修正も、新しい floating-point linear color system により改良している。ソフトウェアには、解像度に応じた再生や自動での非破壊での色調整機能もある。

アップルが披露した他の新しい機能には、ビデオを階層化する複合クリップ、クリップを整理しタグ付けするためのスマートコレクション機能、自動音声クリーンアップ機能、さらなるキーボードショートカットの追加がある。

アップルは、Final Cut X の価格は、たったの $229 になるであろうとし、2011 年 6 月には、Mac App Store で入手可能になるとしている。現在、Final Cut Pro 7 は、$999 の Final Cut Studio の一部として入手可能であるが、Final Cut Studio には、Motion, Soundtrack Pro, Color, Compressor, DVD Studio が含まれており、これらの追加ツールが、Final Cut Pro X に含まれるのか、それともMac App Store で個別に販売されるのかは、不明である。アップルは、Final Cut Pro X の新しい機能について、Final Cut Express に導入されるのか、それとも新しいバージョンのソフトウェアが開発中なのかについても何も言っていない。

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SSL の信頼の連鎖への侵入、セキュリティアップデートを呼ぶ

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>, Rich Mogull <rich@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

皆さんの殆どの方はComodo という会社の名前などお聞きになったことがないと思われるが、この中規模のセキュリティ会社が先週の Mac OS X と iOS に対する Apple のセキュリティアップデートに直接関係していたのである。実際の所、Comodo は過去数週間の間の全ての大手の Web ブラウザと消費者向けオペレーティングシステムのために出されたセキュリティアップデートにも関係している。

では一体全体世間にあまり知られていない一つのセキュリティ会社が、どうしてこれ程多くの製品でのアップデートの多発の引き金となったのであろうか? その答えは、ある特定の製品の弱点というよりはインターネットにおける信頼の連鎖における欠陥を明らかにした。

他にもいろいろな事業はしているが、Comodo はデジタル証明書の発行者の一つである。このデジタル証明書は、我々がインターネット上での我々の通信を守るために使う SSL/TLS (通常は単純に略して SSL) 接続を可能にしているものである。あなたのブラウザの隅に小さな鍵のアイコンが表示されている時はいつでもあなたは SSL を使っている。ということは、あなたの接続は暗号化されていて、そして、あなたの訪問している Web サイトは本当に自称しているものそのものであるはずなのである。この技術はあなたの MobileMe から銀行までの全ての接続を安全にするために使われている。SSL はまた他の接続ややり取りを保護するためにも使われる - セキュア電子メールやある種の VPN などが含まれる。

SSL はデジタル証明書に依存していて - 暗号学の異なる側面を使用する特別なファイルで、そこには暗号署名が含まれる - それで信頼の連鎖を構築するのである。証明書は他の証明書を署名するのに使用されるが、これがなされるのは全連鎖の全てのメンバーを特定するという極めて安全性の高い方法でなされるので、あなたのコンピュータは誰を信用してよいかを決めることが可能となる。これらの鎖は常にルート認証局 (CA) へと戻される。全ての Web ブラウザ、そして殆どのオペレーティングシステムは、そのブラウザ或いは OS 製造元に信頼された CA に対する公の証明書を持っているので、あなたのコンピュータは、あなたが自分でその決断をするまでもなく、誰を信用してもよいのかを知ることが出来る。

通常このシステムはうまく機能する。我々の銀行や他のオンライン業者も CA から SSL 証明書を購入するので、その過程でその会社が同定され CA によって署名された証明書(ファイル)が発行される。次にそれを購入した会社はそのファイルを自らの Web サーバーにインストールしセキュア接続が可能となる。署名付き証明書にお金を払いたくない人達は (高価となる場合もある)、自分自身のものを作成することも可能だが、これら自分で署名した証明書はルート CA によって署名されていないので、そのサイトを訪れた人は自分のブラウザからの警告を受けることになりそしてそれを受け入れるためには手で例外処理をしなければならない。(極めて大きな企業では自らの CA を立ち上げその証明書を従業員システムにインストールしこの警告が起こらないようにしている所もある。)

しかしこのシステムが破たんする三つの場合がある。一つ目は、誰かが実際に存在するサイトの名前を使って偽の証明書を作成、そしてユーザーが受け入れるよう仕掛ける場合である。二つ目の問題は、認証局が間違った会社に対して証明書を発行してしまう場合である。これまでにもこのような事態は Microsoft の様な会社に対しても何度か起こっている。650 を超える CA を追跡している Electronic Frontier Foundation の SSL Observatory プロジェクトによると、"localhost" や "exchange" という名前に対しておびただしい数の証明書が発行されており、これらは攻撃者により "仲介人攻撃" と呼ばれるものに使われる可能性があるという。それに、あまり友好的とは言えない外国政府が、市民や訪問者のアクセスを妨害するために特定のサイトに対して証明書を発行しているのではないかという疑いも持たれている。

三番目で最後のケースは、Comodo が 15 March 2011 に経験したものである。ある攻撃者が、 この場合イランの学生と見られている、Comodo の一代理店を陥れて7つの大手のドメインに対する実際に有効な証明書を発行させたのである。そこには Microsoft, Yahoo, Skype, そして Mozilla が含まれている。

Comodo は直ちに、これらの証明書をその取り消しリストに加えることで対応し、そして Mozilla と Microsoft も Firefox と Windows のためのアップデートを 22 March と 23 March 2011 にリリースした。技術的に言えば、全てのブラウザとオペレーティングシステムは取り消された証明書をチェックするはずだが、この動作は阻止され得るので (或いは、しばしば不能にされていることもある)、その証明書を取り除く唯一の確かな方法はソフトウェアアップデートを使ってそれらをブラックリストすることである。Apple も 15 April 2011 にアップデートで追随し (下記参照)、ついでに他の小さな変更も潜り込ませた。

SSL が機能すると同様に、この様な出来事があるとシステム内の弱点もあぶりだされる (我々の Glenn Fleishman がこの秀逸の Economist 記事でも取り上げている)。これほど多くの認証局があり、そして脆弱なビジネスプロセスも絡むこともあり、我々の信頼の連鎖が本当に信用できるものであるようにするのは不可能に近い。だからと言ってこの出来事であなたの日常のオンラインでのやり方を変える必要はないが、システムを理解しそして尋常ではない何かに気付いた時は懐疑の目を持って望むというのは悪い話ではない。

さて、Apple のアップデートに関する更なる情報は以下である。

iOS 4.3.2 -- アップデートの中でも一番大幅なものは iOS 4.3.2 でこのセキュリティ問題に加えて、FaceTime の通話中にビデオが真っ白になったり凍ってしまう原因となる問題を修正、そして海外ユーザーの中に 3G iPad で 3G ネットワークに接続出来なくなる問題にも対処している。セキュリティ側では、偽のアップデートをブラックリストする事に加えて、iOS 4.3.2 ではライブラリランダム化に伴う問題、一対の WebKit 脆弱性、そして Quick Look 脆弱性を修正している。

Security Update 2011-002 -- このアップデートは、Mac OS X 10.6.7 Snow Leopard (4.43 MB), 10.5.8 Leopard (241.35 MB), そして 10.5.8 Leopard Server (473.19 MB) に対して出されているが、偽の証明書をブラックリストするに必要な修正だけを含んでいる。

iOS 4.2.7 for iPhone (CDMA) -- このアップデートは iTunes 経由でのみ入手可であるが、CDMA ベースの Verizon iPhone 4 上で走る iOS 4.2.5 或いは 4. 2.6 をアップデートし、この偽証明書だけではなく、iOS 4.3.2 の WebKit 及び Quick Look 脆弱性にも対応している。

*Safari 5.0.5 -- ご想像の様に、Safari 5.0.5 は iOS での変更を踏襲しており、偽証明書をブラックリストし、更に WebKit 修正も取り込んでこれを使っている他のアプリケーション (iTunes から Google Chrome にまで及ぶ) に対してもr WebKit をパッチしていると思われる。Safari 5.0.5 は Mac OS X 10.5.8 又は Mac OS X 10.6.5 かそれ以降を必要とし 46.83 MB のダウンロードとなっている。

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禅と Gmail 技術、第四部: Mailplane

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

このシリーズ記事ではこれまで Gmail の革新的な諸相についてたくさんのことを述べてきたが、それらは Gmail のウェブインターフェイスを通じてのみ利用できるものであった。(以前の記事をお読みでない方は、“禅と Gmail 技術、第一部: なぜ私は切り替えたか”“禅と Gmail 技術、第二部: ラベルとフィルタ”“禅と Gmail 技術、第三部: Gmail Labs”をご覧頂きたい。)

けれども、ウェブベースのインターフェイスには一つ問題がある。それは、ウェブブラウザが必要であるという点だ。いや、誤解しないで頂きたい。私は決して、ウェブをブラウズするためのウェブブラウザに反感を持っているわけではない。でも、大体において、Gmail のようなウェブアプリケーションをホストする場所としてのウェブブラウザは、二流程度の働きしかできない。それは、私たちがウェブアプリケーションをデスクトップアプリケーションと同じように考え、使おうとするからであって、私たちが気ままに開いたり閉じたりする普通の静的なページとウェブアプリケーションとを一緒くたに混ぜてしまえば、フラストレーションのもととなるのは無理からぬことだ。

ここで、あなたが電子メールプログラムにアクセスする方法について考えてみて頂きたい。あなたはそのために Dock を、または LaunchBar を、あるいは何か他のよくあるメカニズムを使うかもしれない。けれどももしあなたの電子メールプログラムがただウェブページへのブックマークに過ぎなければ、今述べたメカニズムのどれを使ったとしても、その結果としてあなたのブラウザの中に新規の Gmail タブが作られるだろうし、あなたがクリックする度にさらに一つずつ新規の Gmail タブが増えてしまうだろう。(これは必ずしも常に言えるわけではない。Safari 5 は時として既存のタブを再利用することがあるし、Firefox 4 はアプリケーションタブに対応した。2011 年 4 月 2 日の記事“Firefox 4 は良くなったが、驚くほどではない”参照。)だから Gmail に切り替えるためにまずウェブブラウザに切り替えてから開いた Gmail タブを探すという手間を毎回かけない限り、ひっきりなしに Gmail タブを開いたり閉じたりしなければならないことになる。それは面倒で、時間の無駄以外の何物でもない。

解決法の一つは、サイト限定のブラウザ、例えば Fluid (これは Safari の基盤ともなっている WebKit テクノロジーを利用する) や WebRunner (これは Prism に代わるものであって基本的に Firefox をカプセル化している) などを使う方法だ。これならば、どのようなウェブサイトでも実質的に独立のアプリケーションにすることができ、ちゃんと Dock にも登場する上に他のウェブページと入り交じることもない。けれども私がその二つを使ってみた経験上、これらはサイトによってはうまく動作するものの、全く動作しなかったり、さまざまの理由で使いづらかったりするサイトも多い。理由としては例えば認証の問題、タブの扱い、プラグインや拡張機能のサポート欠如、などがある。

離陸を準備せよ -- 幸いにも、それより遥かに優れた解決法がある。それが、Mailplane だ。これは Gmail 専用の、高度にサイト限定のブラウザだ。この Mailplane は Safari と同じく WebKit に基盤を置いているが、開発者である Uncomplex の Ruben Bakker は真に驚嘆すべき才能を発揮し、基本的にウェブブラウザに過ぎなかったものを真の意味の Macintosh アプリケーションへと転化させてくれた。

Uncomplex は、 Mailplane の使用とブラウザの中での Gmail の使用とを比較した対比表を発表している。Mailplane がブラウザ体験を凌駕する数多い点をここで並べ上げることはしないが、私自身の毎日の使用で非常に大きな違いだと実感できた点のみ、いくつか触れておこう。

最も重要な点は、当然ながら、Gmail を他のすべてのブラウザやタブと分離できることだ。これにより、私のキーボードの F3 キーを Mailplane に割り当てることができる。記憶にあるはるか昔より以前から、私はずっとこのキーを電子メールプログラムに割り当ててきた。それに、これは本物のデスクトップアプリケーションなので、Mailplane を Mac 上のデフォルトのメールアプリケーションと設定しておくことができる。つまり、mailto リンクをクリックしたり、その他のアクションによって、通常 Mail とか Eudora とかが開いていた代わりに Mailplane が開くようにできるのだ。

また、Mailplane のウィンドウや Dock 上のアイコンにファイルをドラッグしてファイルをメッセージに添付させられるのもありがたい。(Google は今ではウェブブラウザ中の Gmail ウィンドウにドラッグ&ドロップしてファイルを添付できるようにしているが、私が Mailplaneを使い始めた頃にはまだそのようになっていなかった。)

Mailplane は、例えば複数のアカウントを扱うなど、ブラウザでは困難なこともうまく処理できる。2010 年 8 月以前、ブラウザの中では、複数の Gmail アカウントの間で切り替えたければ一つのアカウントからログアウトしてから次のアカウントにログインしなければならず、前のアカウントに戻るにはまた同じことを繰り返さなければならなかった。今は Google が複数アカウントへのサインインに対応しているけれど、やはり操作の手順は Mailplane を使った方がずっとすっきりしている。Mailplane では単に Accounts ドロワでダブルクリックするだけで素早くアカウント間の切り替えができるのだから。

私はたくさんのソフトウェアをテストして、それぞれの挙動を開発者やデザイナーに報告したりしているので、Mailplane 内蔵のスクリーンショット機能を大変重宝している。メッセージを書きながら、Mailplane のツールバーにある Screenshot ボタンをクリックするだけで、選択範囲、ウィンドウ、あるいはスクリーン全体のスクリーンショットが撮れる。私が必要な範囲を選択すると、Mailplane はまずスクリーンショットを撮ってから、それをメッセージに添付してくれる。私は何も操作する必要がない。(あとで一時的スクリーンショットファイルを捨てる手間さえ要らない。)

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Mailplane では多数の Gmail アクションに対して Mac 風のキーボードショートカットが提供されているが、私はあえてそれらを使うのを避けて、代わりに Gmail 自身の内蔵ショートカットを使っている。("?" を押せばすべての内蔵ショートカットの一覧表が見られる。Lifehacker の記事 "Become a Gmail Master Redux" に、ショートカットの使い方のヒントがある。)その理由は、確かに私は Mailplane が気に入っているけれども、私は元来キーボード中心のタイプのユーザーであって、ウェブブラウザで Gmail を使うこともある以上、Mailplane 版の Gmail のみに限られたやり方に縛られたくないからだ。ただ、馴染みのあるキーボードショートカットの方が断然ありがたいと思う人たちがいることは私も十分理解できる。

Mailplane は Growl とも統合していて、新着メッセージがあれば私に通知してくれる。けれどもそれは、どんなメッセージが到着してもそうなるわけではない。Mailplane が Growl 通知を出すのは、優先トレイに到着したメッセージに対してのみだ。だから、山のように到着する自動化メッセージや、私のメールボックスにどんどん流れ込むメーリングリストの議論などで煩わされることもない。

最後にもう一つ、そしてこれは一般のサイト限定ブラウザと比べて良い点なのだが、Mailplane はいくつか Gmail プラグインをサポートする。 RapportiveTrueNew0Boxerだ。Rapportive は、素晴らしい。これは、Gmail の広告を表示する代わりに、あなたの電子メール相手に関する情報を表示してくれる。(2010 年 3 月 27 日の記事“Rapportive プラグインが Gmail の広告を送信者情報で置換え”参照。)TrueNew は比較的単純なもので、あなたの受信トレイにある未読メッセージの数を表示するとともに、それとは別にあなたが受信トレイで最後に作業をして以後に到着した新しいメッセージの数も表示する。(Gmail が最近マイナーな改訂を受けて以後この後者の機能が動作しているのかどうか、私には自信がない。)そして 0Boxer は、基本的にはゲームであって電子メールを読んだり返信したりするごとに得点が入る。得点を友人と競い合ったり、世界中の人たちと競うこともできる。私は使ってみてしばらくの間は面白かったが、そのうちにわざわざウィンドウの一番上にインターフェイスの場所を取ってまで使う価値はないと思うようになった。

Mailplane がこれらのプラグインをサポートしているのは素晴らしいことだが、プラグインへの対応はむしろ Gmail を普通のブラウザの中で、主に Firefox か Chrome の中で使う方に適している。Gmail ベースのウェブアプリやプラグインでブラウザの中でしか動作しないものはたくさんあるからだ。もちろん、それらが提供しようとする機能の中には Mailplane が既により良いやり方で提供しているものも多いのは事実だが。そうなっていなくて私がぜひ使いたいと思うものもいくつかある。

例えば、Boomerang がある。これはメッセージを送信する時刻をスケジュール予約できたり、メッセージを出した相手から二日間以内に返信が返ってこなければ自動的に知らせてくれたりできるものだ。(新たに出たバージョンの Mailplane では、Boomerang のサポートが追加された。2011 年 4 月 11 日の記事“Mailplane 2.3.1 が Gmail 用 Boomerang に対応”を参照。)また、ActiveInbox は Gmail に Getting Things Done 風の模様替えを施してくれる。そして socialGmailは Chrome 専用のプラグインで、Gmail のメッセージリストの送信者名の横にアバター写真を表示する。それから、 CloudMagic は現在のところ「すべてのメール」ラベルが IMAP にアクセスできるよう設定(その場合通常の IMAP クライアントは多数の不要な重複メッセージをダウンロードしてしまう)されていないと働かないけれど、あなたが Gmail インターフェイスのどこにいても瞬時に検索ができるという興味深い Gmail プラグインだ。その他にもたくさん挙げることができるが、言いたいことはお分かりと思う。Gmail を拡張する方法で、Uncomplex がそれを Mailplane に組み込んでくれない限り使えないものがいろいろあるのだ。

結局のところ、そのようなウェブアプリやプラグインを待ち焦がれる気持ちが高まることは時々あるけれど、Mailplane は非常に多くの機能を提供してくれ、私は毎日それらに依存して使っているので、テスト以外の目的で Gmail を普通のウェブブラウザの中で使いたいとは思わなくなった。あなたが Mac で Gmail を使っているなら、$24.95 で購入する価値は十分にあると思う。

Sparrow はどうか? -- Gmail に焦点を置いた新しいアプリケーションで Sparrowというものもあって、それについての議論が非常に盛り上がったことがある。私も Sparrow を見てみた。Mac のソフトウェア開発者たちが Gmail の上に素敵なインターフェイスを築いてくれるのを見るのはとても嬉しいことだとは思うけれど、Sparrow は私にとって価値があると思えるほど Gmail らしい動作をしてくれない。今後このプログラムが進化するにつれてその点は変わってくるかもしれないが、少なくとも今のところ Sparrow には次のような問題点がある。

一言で言えば、私が思うに Sparrow は最小限の電子メール使用以外の目的にはまだまだ未完成の段階にある。それでも、期待はできると思う。なぜなら、私が今までに見た限り、Gmail の革新を認め、それを再現しようと試みているデスクトップアプリケーションはこれ以外にないからだ。

iOS 上の Gmail は -- iOS 機器上で Gmail を使うことについて、私はあまり述べてこなかった。その理由の一つは、確かに私は iPhone でも時々電子メールを読むけれども、あまり頻繁にはしないからだ。考慮に入れておくべきポイントは、iOS 機器を使っている場合には、Gmail の IMAP インターフェイスを利用して Mail アプリを使って Gmail にアクセスすることもできるし、また Safari を使って Gmail のモバイルウェブインターフェイスを利用することもできることだ。さらに、MailroomiGmailMultiG など、独立のアプリの中に Gmail のモバイルウェブインターフェイスをカプセル化したアプリもたくさんある。Mac 上で Mailplane がしているのとよく似ている。そうすることで別に問題が生じるわけではないが、それらが追加する機能、例えば複数アカウント対応など、私は別に iPhone や iPad の上では必要としていない。

Apple の Mail を設定して私の Gmail にアクセスするようにもしているけれど、これは単なる標準的な IMAP クライアントで Gmail の革新的な面(例えば会話のスレッド表示、素晴らしい検索、その他)を一切持たないので、私は iPhone や iPad で Gmail にアクセスしたい場合には常にモバイルウェブインターフェイスの方を使っている。

Google は iPad でも、また iPhone や iPod touch でも、それぞれのスクリーンサイズに応じた形で私たちが Gmail で使い慣れた標準的機能の大半を提供できるようなカスタムインターフェイスを作り出すために素晴らしい手腕を発揮した。とりわけ、会話のスレッド表示はよく出来ていると私は思う。単純にスクロールする動作のみでスレッドを読み進むことができるからだ。また、私のすべての電子メールにわたって検索できる機能もありがたい。車を運転中に道が分からなくなったときなど、道順や住所などを電子メールの中から探し出すことが多いからだ。iPhone/iPod touch 版のインターフェイスでは複数のスクリーンが使われて、一つがメッセージのリストを表示し、もう一つがそれらの内容を表示する。だから、メッセージのリストをメッセージ自体と同時に表示できる iPad 版のインターフェイスに比べれば iPhone/iPod touch 版では行ったり来たりがどうしても多くなる。

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でも正直言って、Gmail のモバイルクライアントで私がする主なことはただメッセージを読んで、既読のマークを付けるか、あるいはスターを付けてあとで本物のキーボードを持つ私の Mac に戻った際に処理するための目印にしておくか、どちらかをするだけだ。外付けキーボードを付けた iPad で電子メールの操作をすべてこなすことも十分可能だろうとは思うが、私はその必要を感じたことがないので、まだ試していない。

Gmail の発想に踏み込んでみよう -- Gmail へと切り替える手順が簡単なことだとはとても言えない。けれども、あなたの既存の電子メールやコンタクト情報をすべて Gmail に移動させて、あなたが従来の電子メールクライアントで使っていたシステムをすべて再現させるという大変な作業のただ中であなたが行き詰まってしまわなかったならば、きっとあなたは Mailplane の助けも得て Gmail をスマートな、ぜい肉のない電子メールマシンとして使うことができるようになるだろう。いや、私自身がそれを達成できているとは言わない。私はとにかくたくさんの電子メールを受け取っているからだ。ともあれ、私は決して誰のためにも Gmail こそが最適の電子メールソリューションだとは言わないけれど、現在の電子メールセットアップに不満を感じておられる方には、躊躇なく Gmail を一度お試しあれとお勧めしたい。

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Mailplane 2.3.1 が Gmail 用 Boomerang に対応

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

リリースのバージョン番号だけを見ればメジャーなものに見えないかもしれないが、実は Gmail クライアント Mailplane 2.3.1 へのアップデートは非常に大きな意味を持っている。今回提供されたのはいくつかの細かなバグ修正と、それからたった二つの新機能のみだ。新機能の一つ、Mac OS X Lion との互換性は、私たちの大多数にとって特に興味を惹かれるほどのものではない。けれどももう一つの方の新機能、Boomerang という無料の Gmail プラグイン およびサービスへの対応を内蔵したことは、Gmail の使い方を大幅に改善してくれるものとなるだろう。従来、この Boomerang は Firefox と Google Chrome のユーザーのみが使えるものであった。(このプラグインを有効にするには、Mailplane 環境設定の Accounts パネルにある Plug-Ins ボタンをクリックし、"Load Boomerang plugin (by Baydin)" チェックボックスを選択する。)

Gmail 用 Boomerang は、ある Eudora 機能を Gmail の中に復活させてくれる。この機能はユニークと言えるほどのものではないが、少なくとも独特な存在ではあった。メッセージの送信をスケジュール予約する機能だ。(Apple Mail にスケジュール機能はないが、無料の AppleScript ベースの方法 でメッセージをあとで送信するためのキューに入れておくようにすることはできる。)時として、メッセージを今書いておいても、それを一時間後、あるいは一日、あるいは一週間後になるまで送信を保留しておきたいことがある。例えば巨大なファイルを Dropbox 経由で誰かに送ろうとしている場合、Dropbox がファイルをアップロードし終えて相手方が入手可能となるまでにある程度時間がかかるけれど、わざわざ一時間後に Dropbox が仕事を終えたかどうかチェックするのは面倒だと思うし、また相手方にこのメッセージが届いてから一時間後にファイルがあるかどうか調べて下さいと書き送るのも面倒だと思ったとしよう。その代わりに、Boomerang でメッセージを一時間後に送信するように設定しておくのだ。一時間もあれば、まず間違いなくファイルが入手可能になっているはずだからだ。また、誕生日のお祝いや、その他特定の時に結び付いたメッセージについても、あらかじめメッセージを書いておいて指定の時刻に送信されるようにできれば便利なことが多い。送信キューに入れておいたメッセージをあとで編集することもできる。ただし、そのためにはいったん設定したアクションをキャンセルしてから、メッセージを編集して、その後スケジュールを設定し直すという手間が必要になる。

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でも、Boomerang はただ単に Eudora でありがたかった機能を復活させるだけではない。最も注目すべきは、こちらから出した重要なメッセージにまだ返信を送って来ない人たちを、忘れずにフォローアップできるようにしたいという問題に解決法を与えてくれる点だ。Boomerang を設定して、その人から返信が届かない間は指定した時間間隔でリマインダが出るようにできる。返信が届いた後にさえ出るようにもできる。これはものすごく大きい。なぜなら、誰かをフォローアップするためにわざわざ to-do 項目を作ったりする必要がないからだ。その仕事は Boomerang が引き受けてくれる。

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最後にもう一つ。時として、重要なメッセージを受け取って、それに対して何らかのことをしなければならないけれど、今すぐにはまだ何もする必要がないということがある。そんな場合、そのメッセージにスターを付けたり、それと分かるようなラベルを付けたりすることもできるけれど、そういう方法では後日それを処理すべき時が来た際に自分でそのメッセージに注意を向けることが必要となる。でもその代わりに、ただ Boomerang に命じてそのメッセージを今すぐ受信トレイから取り除いておき、指定した日時になれば受信トレイに戻すように設定しておくことができる。戻って来たメッセージを未読のスター付きとして、受信トレイの一番上に起き、"Boomerang" というラベルを付ける、というオプションもある。

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もしもメッセージのテキストが日付や時刻を含んでいれば、Boomerang は自動的にそのメッセージを戻すべき時刻の候補を提案さえしてくれる。Boomerang のメーカー Baydin によれば、メッセージの中に会議が木曜日の 4 PM だと書いてあれば、Boomerang は自動的に準備のための余裕を見て 2 時間前にそのメッセージを受信トレイに戻すよう提案するという。私は個人的にまだこの機能が便利と思える状況に出会っていないが、おそらく私はスケジュールを電子メールで管理するタイプの人間ではないのだろう。

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メッセージをあとで送信するようスケジュールを組んで、Boomerang がいろいろなメッセージに関してリマインダを出すように設定しておけば、それらのアクションすべてが Boomerang のダッシュボードに集められる。これは、Gmail ウィンドウの一番上にある Boomerang リンクからアクセスできる。必要なら、メッセージのスケジュールを組み直したり、今すぐ送信したり今すぐ受信トレイに戻したり、といったこともできる。

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Boomerang で具合が悪いと思う点が一つだけある。それは、魔法のような働きを実現するために、いくつか Boomerang 固有のラベルを管理したり、自分自身にあてて追加のメッセージを送信したりする必要があることだ。その副作用として、対応する Gmail の会話(スレッド)が突然受信トレイの一番上に来てしまうこともある。ちょっと不格好だと感じることもあるが、動作のためのアプローチとしては確かに有効だ。

総合すると、これらのスケジュール機能を組み込むことで、Gmail がこれまでにも増して便利なものとなり、しかもそのやり方は未だかつてどの電子メールクライアントも実行してこなかったものだ。その点はとても残念なことだとも言える。なぜなら、これらのメッセージのスケジュールとか、フォローアップのためのリマインダとか、メッセージの保留とかいったことは何も魔法ではなく、他のプログラムでもその気になれば簡単に実行できるはずのことだからだ。(実際、仕事場で Windows を使っている人なら、Outlook 版の Boomerang もあることをご存じかもしれない。)けれどもこの種のことをしている Mac 用クライアントは他にないので、Boomerang と、今回新たにそれをサポートした Mailplane とは、私が他の何よりも Gmail を断然気に入っている理由に、さらにもう一つの理由を追加してくれたことになる。(詳細内容は "All About Gmail" シリーズ記事を参照。)

(日本語)IMAP、Gmail、Apple Mail で至福の電子メール環境を | Gmail、メールのグループ送信でさらなる誤操作防止機能 | 禅と Gmail 技術、第一部: なぜ私は切り替えたか | 禅と Gmail 技術、第二部: ラベルとフィルタ | 禅と Gmail 技術、第三部: Gmail Labs | 禅と Gmail 技術、第四部: Mailplane | Mailplane 2.3.1 が Gmail 用 Boomerang に対応

Boomerang の使用は無料だが、同社ではこれを便利だと思った人のために 購読を購入できるようにもしている。現在のところ、購読者とそれ以外で機能に違いはない。Mailplane 2.3.1 の価格は新規購入で $24.95、従来の 2.x バージョンからのアップデートは無料だ。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 4 月 18 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Adobe Flash Player 10.2.159.1 -- 重大なセキュリティ脆弱性が現われ、Word や Excel の書類に埋め込まれた Flash ファイルを通じて Windows ユーザーたちが実際に攻撃を受けているという報告があったのを受けて、Adobe が Flash Player 10.2.159.1 をリリースした。実際の攻撃で標的となったのは Windows システムのみではあるが、Adobe はすべての Macintosh、Windows、Linux、Solaris ユーザーたちに対して旧バージョンの Flash を使っているならば直ちに Flash Player 10.2.159.1 にアップデートするよう勧めている。Google Chrome は Flash Player を内蔵しているので、Google Chrome を使っている人は必ずバージョン 10.0.648.205 またはそれ以降にアップデートすべきだ。(Chrome >About Google Chrome を選べばバージョン番号を確認するとともに必要ならばアップデートもできる。)また、Adobe AIR もこの脆弱性を持っているので、何か Adobe AIR ベースのアプリケーションを使っているならば Adobe AIR をバージョン 2.6.0.19140 かそれ以降にアップデートすべきだ。(無料アップデート、ダウンロードサイズはさまざま)

Adobe Flash Player 10.2.159.1 へのコメントリンク:

Microsoft Office for Mac 2011 SP1 (14.1) -- Microsoft が Office 2011 SP 1 (14.1) をリリースした。このアップデートではさまざまの脆弱性およびセキュリティの問題点を修正するとともに、全体的な安定性を高め、ユーザーが複数の Office 2011 アプリケーションを使った際のクラッシュ一件を解消し、Alt Text オーサリングを可能にしている。

Excel での改善点としては、Solver アドインの追加、読み取り専用のオプションが有効になっている場合の信頼性向上、大規模なデータセットを貼り付ける際の安定性向上、コメントが含まれる書類を保存する際の問題点修正、条件付き書式の改善、印刷のバグの修正などがある。

PowerPoint の新機能は、プレゼンテーションをパスワードで保護する機能だ。その他 PowerPoint での修正点としては、Print Preview の改善、Save as Pictures 機能の改良、録音されたナレーションの再生に関する修正がある。

Outlook 2011 では同期の機能が更新されるとともに、Resend と Redirect のコマンドがそれぞれアップデートされた。

Word にもいくらか愛の手が加えられた。今回のアップデートでは名前に英数字以外の文字が含まれるファイルを開いた場合のクラッシュ一件を解消し、Spell Check エラーのメッセージングの問題を修正し、Draft View を改善し、Find and Replace を使いやすくし、Full Screen 表示を改良し、画像を印刷する際の問題一件を解決している。

詳細なリリースノートが直接 Microsoft から入手できる。(無料アップデート、246 MB)

Microsoft Office for Mac 2011 SP1 (14.1) へのコメントリンク:

PDFpen と PDFpenPro 5.2.4 -- Smile が PDFpen と PDFpenPro 5.2.4 をリリースした。これは、5.2.3 のすぐ後に続いて出されたものだ。5.2.3 での新機能は、HTML から PDF を作成する際の AppleScript サポート (PDFpenPro 版のみで利用可能) と、書類を保存した後に Correct Text を実行した場合の問題点の修正だ。それに続いた 5.2.4 リリースでは、5.2.3 で知らぬ間に壊れてしまっていたスクリプティング機能が修正された。(新規購入 $59.95/$99.95、無料アップデート、41 MB)

PDFpen と PDFpenPro 5.2.4 へのコメントリンク:

PopChar X 5.2 -- 自分の Mac で特殊文字のタイプのしかたを知っているという人は多いが、あらゆる 特殊文字のタイプのしかたが分かる人などいるだろうか? でも、Ergonis による PopChar X 5.2 リリースのお陰で、特殊文字をタイプするのが以前より少し易しくなる。今回のバージョンの PopChar での新機能はフォントサイズのスライダーだ。これで、手軽にウィンドウの表示を調節でき、一度に多数の文字を見たり、あるいは少ない文字を細かいところまで拡大して見たりできる。さらに素敵なことに、PopChar X 5.2 には 70 以上のフォントに対するヒントが内蔵されているので、可能な限りスライダーが自動的に最適表示に調節される。また、今回の新バージョンではバックグラウンドでのメモリ使用が改善されるとともに、Sigil、FocusWriter、TeXworks、FileMaker Pro との問題も解消された。(新規購入 29.99 ユーロ、無料アップデート、2.3 MB)

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ExtraBITS、2011 年 4 月 18 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週は Adam が Denver と Boulder に出張していたので、皆さんのインターネットブラウズ拡張のための情報はたった二件しかない。まず Jeff Carlson が Chuck Joiner とともに iOS 4.3 のメディア関係側面について MacVoices で対談し、Ars Technica の記事が子供による意図しないアプリ内購入に対する対処が遅いとして Apple が訴訟を起こされたことを伝える。

Jeff Carlson、MacVoices で Takes Control of iPad Media を語る -- 今もまだ iPad 2 に対する需要は圧倒的で、Apple は依然としてオンライン注文に対する発送予定を二・三週間後としている。けれども既に初代の iPad をお持ちの方は、あなたが既に iPad 2 の新機能のほとんどすべてを手にしていることをご存じだろうか? MacVoices に出演した Jeff Carlson が Chuck Joiner との対談で、メディア、つまりビデオやオーディオを再生したり、電子ブックを読んだり、その他のメディア関係の処理について、iOS 4.3 にどのような新機能があるのかを語り合う。これは、彼がちょうど出したばかりの電子ブック "Take Control of Media on Your iPad, Second Edition" の話題から派生したものだ。番組のオーディオをフォローすることもできるし、MacVoices.tv のビデオでこの討論番組を観ることもできる。

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Apple、アプリ内購入に関する集団訴訟に直面 -- Ars Technica の記事によれば、アプリのインストールまたはアップデートのために iTunes パスワードが入力された後 15 分間はプログラムのアドオンを子供がアプリ内購入できてしまうことについて、Apple に対する集団訴訟が起こされたという。iOS 4.3 ではアプリ内で別途パスワードを要求する機能が追加された。(2011 年 3 月 11 日の記事“iOS 4.3、アプリ内のうっかり購入を予防”参照。)

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2011 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2011年 4月 22日 金曜日, S. HOSOKAWA