TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1106/12-Dec-2011

皆さんの助けが必要です! 今すぐ TidBITS メンバーとなって、TidBITS を維持する力になって頂けませんか? 今週号では私たちの新しい TidBITS メンバープログラムについて詳しくお知らせするとともに、Adam が Snow Leopard の iCal でも iCloud とやり取りできる方法を解説し、Mac 用の新しいオーディオ録音アプリ、Rogue Amoeba の Piezo をレビューする。また、Tonya が iOS 用の iBooks 1.5 の新機能を紹介し、Mark Anbinder が Twitter クライアント TweetDeck の新バージョンがもはや Adobe AIR に依存しなくなったことをお伝えする。今週注目すべきソフトウェアリリースは、SOHO Labels 6、Aperture 3.2.2、TextExpander 3.4、Keynote 5.1.1 だ。最後に、この号が 2011 年の TidBITS 電子メール版最終号となる。次号は 2012 年 1 月 2 日の発行となる。それでは皆さん、どうぞ良いホリデー休暇をお過ごし下さい!

記事:

----------------- 本号の TidBITS のスポンサーは: ------------------

---- 皆さんのスポンサーへのサポートが TidBITS への力となります ----


TidBITS 会員になって TidBITS をサポートしよう

  文: Adam C. Engst >ace@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

皆さんの助けが必要です。単刀直入に言ってしまえば、TidBITS は現在、毎週皆さんにお届けする記事を執筆したり編集したりするためにスタッフメンバーたちに支払っている少額の金額をカバーするに足る収入を得ることが困難になりつつある。もちろん、私たちのウェブサイトやメーリングリストを開発し維持して行くために必要なコストがますます増え続けているのも言うまでもない。

過去 21 年間にわたって私たちが何千もの記事を皆さんのために出版してきたのは、テクノロジーの曲がりくねった小径を辿る皆さんをお手伝いしたいという純粋な気持ちからのものであって、その手助けを少しでも広めるために、私たちの記事をユーザーグループのニュースレターなどに転載することもいつも積極的にお勧めしてきた。

そこで、今回は皆さんにも少しずつお金を出し合って頂ければと思う。TidBITS を持続可能な軌道に乗せ続けるために、皆さんに直接 TidBITS をサポートして頂くことをお願いしたい。今回新設した TidBITS 会員プログラムに、加入して頂きたいのだ。このプログラムは、最近盛り上がりつつある community-supported agriculture (CSA, 地域密着型農業) 運動に一部ヒントを得ている。CSA においては、地域の農園の収穫の「恵み」を会員たちが共有する。

CSA の農園とは異なり、TidBITS は基本的に経済学者が「公共財」と呼ぶものに属する。これは誰もが手にできるものであり、一人の人が使ったからといって他の人も使えなくならないからだ。私たちはこれを "community-supported content (コミュニティー密着型コンテンツ)" と考えたい。TidBITS の基本コンテンツは今後も無料でアクセスできるけれども、TidBITS 会員はそれに加えてさまざまな特典を受けられる。例えば次のようなものだ:

他の特典もいくつか検討中だ。例えば、すべての DealBITS 抽選に自動的に応募するオプションや、会員限定の特別記事、スタッフによる会員向けのウェブ放送、などを考えている。

サポートのレベルは五つの異なったものから選べる: $20, $50, $100, $250, そして $1000 だ。最初の二つのレベルは毎年自動的に更新されるが、もちろんいつでもあなたの好きな時にキャンセルできる。$100 と $250 のレベルは一年ごとに手動で更新できる。そして $1000 のレベルは終身会員資格であって、サンフランシスコの Macworld Expo でそこに出席しているスタッフたちと、またはここ Ithaca で私と Tonya と一緒にいついかなる時でも、素敵なディナーが一回付いてくる。本当の話だ。

あなたががそう望んだ場合、あなたが会員であることを私たちのサイトの TidBITS Members リストに載せ、あなたのコメントの横にクールな林檎アイコンを付けることができる。あなたの Account Info ページで、リストに載せるかどうか、あなたの名前、オプションで URL、を指定できる。

なぜこんなことをするのか? -- 21 年前に Tonya と私が TidBITS を初めて出版して以来、世界は大きく変わった。私たちは若く、エネルギーに溢れ、他の人たちがコンピュータやネットワークのテクノロジーをより良く使いこなせる手伝いをしたいという熱望に突き動かされていた。基本的なインターネットテクノロジーである電子メールと FTP を通じ、私たちは TidBITS を当時は膨大な数と思えた人たちに届けることができた。

1992 年に私たちがインターネット上の広告というものの開拓者となって以来、私たちは TidBITS の財源を主として企業スポンサーに依存してきた。けれども最近十年間は、インターネットの利用と Apple 社の財産とは膨れ上がったものの、競合するサイトの数も同じように膨れ上がり、それらの多くは裕福な企業が後ろ楯となっている一方で、残りの者たちは純粋に「好きでする仕事」として出版を続けた。私たちの出しているものは心を尽くした、深いコンテンツであって、今も同種のサイトの中で非常に高いランクの評価を得ているけれども、同一の製品やイベントを扱う他の出版物やブログがあまりにも多くなる一方で、財源を増やす道もないのならば、多くの新しい読者を惹き付けることがますます困難になりつつある。

それは、二つの意味で問題だ。まず第一に、ほとんどすべてのインターネットビジネスモデルは、数字の勝負だ。バナー広告を見て行動を起こす人々のパーセンテージはあまりにも低く、統計的にノイズと区別がつかない程度に過ぎないので、広告によって大きな収入を得るための唯一の方法は訪問者数を何百万という桁に持って行くことだ。私たちのように読者数が数万から数十万という規模では、十分な収入を発生させるだけの流通数やウェブトラフィックに達していない。

それはまた第二の問題にも繋がる。プロフェッショナルな出版と言えるだけの品質を保ち続けるために必要な経費だ。私たちが働くのは仮想の組織なので、従来型のレンガとセメントでできた会社のような物理的施設に関係した経費の多くは必要ないけれども、記事を執筆したり編集したりするスタッフには報酬を支払わなければならないし、それに正直言って、もっと多くのライターたちに依頼できる金銭的余裕があればなあという希望は常にある。それに加えて、私たちのウェブサイトをデザインし開発するための経費もかかる。店頭で販売されているソフトウェアだけを使って運営できるプロフェッショナルレベルの出版などあり得ないし、私たちが望み読者が期待する機能を追加するのは簡単でないし安価でもない。誤解しないで頂きたいが、私たちは皆、執筆や開発の仕事が大好きだ。ただ、そういう仕事にはどれも金がかかる。

ここで当然問うべき質問は、TidBITS が広告のみで生き長らえている他の多くの出版とどこが違うのかという点だ。最も重要なのは、私たちが焦点を当てる話題は、それが有益で、正確で、興味深いと私たちが信じるもののみに限られるということだ。手早く注目を集めるためにセンセーショナルな話題や誤った噂を載せるようなことはしない。私たちは、毎日 Mac や iOS デバイスを使いこなす あなた を手助けしたいと思って記事を書いているのであって、訪問数を上げてできるだけ高い値を付けてくれるところに売り飛ばすためにやっているのではない。企業スポンサーについてさえ、長期にわたるブランド構築と Mac コミュニティーに対するサポートとが持つ価値を、私たちは最も重視しているのであって、広告そのものの生の印象やクリックスルー率などを重視しているのではない。

そういうわけで、もう一度お願いを述べさせて頂くと、もしもあなたにとって TidBITS が価値あるものならば、あるいはもしもあなたが私たちのスタッフメンバーの誰かに尋ねて個人的に助けを得たことがあるならば、 どうかあなたも今すぐ TidBITS 会員になって、私たちが今後も出版を続け、あなたが毎週読むのに慣れ親しんだ種類の記事をお届けできるための援助をして下さるようにお願いしたい。あなたには不滅の感謝の念をお送りしたいし、それよりもっと大切なこととして、あなたが読んだ記事のすべてが、その一部をあなた自身の寛大さによって支えられている、という実感を持って頂けるようになるだろう。どうかよろしくお願いします!

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TidBITS 2011 ホリデー休暇

  文: Adam C. Engst >ace@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ここニューヨーク州北部ではこの秋はとても暖かく、11 月に突然氷点下になって雪が降り出した時に比べればずっと静かに、ホリデーシーズンがひっそりと近づいて来た。でも、天候に一切影響を受けることなくカレンダーは進む。こうして、今週号が 2011 年最後の TidBITS 号であることに気付いて私たちは驚いてしまうわけだ。知らぬ間に時間が素早く過ぎてしまったのにはもう一つ理由がある。ここ数週間、私たちは 新しい TidBITS 会員プログラムをデザインし、実装し、テストし、スタートさせる作業に忙殺されていたのだ。このプログラムについては記事“TidBITS 会員になって TidBITS をサポートしよう”(2011 年 12 月 12 日) でお読み頂きたい。

この記事を書いている間も、勇猛果敢な何人かの方々が先頭を切って、この TidBITS 会員プログラムへのリンクを見つけて、既にサインアップして下さっている。誰からも何も言われたのでもないのに、たった二・三日しか経っていないというのに。このようにして読者の皆さんとより緊密に私たちの財源が結び付く形で TidBITS を維持して行ける力となって下さる人たちに対して、どれだけ大きな感謝の気持ちが沸き起こっているかは、もはや言葉にできないほどだ。これから あなた も手を差し伸べて下さいますよう、どうかよろしくお願いします。そしてもちろん、私たちの財源の核となる部分を提供して下さる企業スポンサー、特に現在の長期スポンサーであるBare Bones SoftwareMark/Space, Nuance CommunicationsCrashPlan, Smile, IntegoNoteboom Productionsの各社には、大きな感謝を申し上げたい。

Tonya と私はスタッフたち、Glenn Fleishman、Jeff Carlson、Joe Kissell、Matt Neuburg、Mark Anbinder、Rich Mogull、Michael Cohen、Marco Tabini、それから多くの Take Control 著者たちや編集者たちの非常に有能かつ好意に満ちた尽力にも心から感謝している。ただ一つ心残りなのは、分散的組織の宿命として、その一人一人と直接面と向かって過ごす時間がほとんど取れなかったことだ。毎週 Skype 通話で電話会議をするのはとても楽しいことだが、やはり Macworld Expo で同じ食卓を囲むのと同じには行かない。

いつもながら、一年を通して TidBITS に記事を寄稿して下さったライター諸氏や、 オランダ語日本語で TidBITS を利用できるようにして下さるボランティアの翻訳者の皆さん、記事にコメントを書いたり TidBITS Talk に投稿したりして下さる方々、そして貴重な時間を費やして私たちの文章を読んで下さる読者の皆さんにも、大きな大きな感謝を捧げたい。

ありがとう、皆さん、そして、お一人お一人の願いがすべて叶いますように。

私たちの慣習通り、年の最後の二週間は電子メール版の号を休刊とさせて頂く。その間、私たちや TidBITS スタッフの面々は家族と時間を共にしたり、過ぎた一年を思い返したり、少し体を休めたり、きたる 2012 年に Apple が私たちのためにどんな興奮を用意してくれるのか楽しみにしたりして過ごしたい。

ぜひとも TidBITS ウェブサイトを時々訪問してみるか、iOS デバイス上の TidBITS News アプリで読むか、あるいは RSSTwitterまたは Facebookのフィードを購読して、ニュースや ExtraBITS リンク、監視リスト項目、その他私たちが休暇の間もポストしたい誘惑に勝てない記事に目を通して頂きたい。 TidBITS Talkの議論も続けるが、いつもよりはゆったりとしたペースになるだろう。次号の電子メール版 TidBITS は 2012 年 1 月 2 日に発行の予定だ。その時まで、ごきげんよう!

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Snow Leopard の iCal も iCloud に参加出来る

  文: Adam C. Engst >ace@tidbits.com
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

10.6 Snow Leopard から Lion へとアップグレードすることが現時点では不可能であったり、現実的でなかったり、或いは単に好ましくないという多くの人々にとっては、Apple が Mac ユーザーに Mac OS X 10.7 Lion を無理強いしている度合は引き続き理解を超えている。勿論、新しい技術があってそれを Snow Leopard に遡って適用することは出来ないというのであれば、理解出来なくはないが、iCloud でのカレンダー共有の場合は、Apple の互換性に関する頑なさは、関わっている標準を考えれば、殆ど気まぐれとしか思えない。

私は先週 iCloud の Lion を必要とする要件を回避するのに BusyMac の BusyCal が如何に役立つかについて書いた。というのも BusyCal は Lion, Snow Leopard, そして10.5 Leopard 下ですら iCloud と完璧に動作するからである ("BusyCal が iCloud カレンダーを Snow Leopard にもたらす" 5 December 2011 参照)。この魔法は BusyCal の創設者たちの賢さから来ているのは勿論であろうが、他方では BusyCal がカレンダー用の CalDAV 標準をサポートしていて、そしてiCloud は (その前身である "新" MobileMe も) CalDAV サーバーであるからでもある。

ちょっと待って、Snow Leopard 内の Apple 自身の iCal は CalDAV クライアントのはずだよね? もし iCal が CalDAV ベースの MobileMe に接続出来るのであれば、何故 iCloud には接続できないのか? 簡単に言ってしまえば、出来る;ただ Apple がそれを簡単にさせてくれないだけである (ありがたいことに、いつもアンテナを高くしている読者 Thomas Armbruester が私の BusyCal 記事に寄せてくれたコメントがこの問題を追いかけるきっかけとなった)。

Snow Leopard 下の iCal を iCloud とも動くよう構成する際に難しいのは、サーバー構成設定の中身をある程度知らなければならないことである。Maggie McFee は Snow Leopard の iCal が iCloud と話をするための設定に関する 手順をブログで提供している、更に Macworld の Mac OS X Hints にも ある程度の手順が載せられている。しかしながら、私はこれらが今でも働くのかどうか確信が持てない、何故ならば、あなた特有の iCloud サーバーの名前を探すために彼らが勧めているやり方ではどうも必要とする詳細を暴き出せないように見える。

幸運なのは、もしあなたが Lion を走らせている Mac 上の iCal にアクセス出来るのであれば、もっと易しいやり方があることである。最初に、安全のため Snow Leopard が走っている Mac 上の iCal データを File > Export > iCal Archive を選択することでバックアップする。万が一昔の設定やカレンダーに戻りたいと思う時のためにこのファイルを手の届くところに置いておく、何故ならばこれからのステップは全てを上書きしてしまうからである。

  1. Lion 内の iCloud 対応の iCal で、File > Export > iCal Archive を選択、そして iCal アーカイブを保存する。

  2. その保存されたファイルを Snow Leopard が走る Mac にコピーする。

  3. File > Import > Import を選択、そして Lion Mac からの iCal アーカイブを選ぶ。

  4. iCal の Account 設定を選択 (iCal > Preferences > Accounts)、そして Account Information ビュー上であなたの iCloud パスワードを入力する (少なくとも私のテストでは、このフィールドはインポート後は空であった)。

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ただの余興だが、Server Settings をクリックしてサーバーのアドレスとパスを見てみよう。これ以外の方法でこれらを手に入れるのは極めて難しいか不可能でさえある。

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このエクスポートとインポートをやり、私の iCloud パスワードを再入力した後は、Snow Leopard の iCal は iCloud と完璧に動作した、イベントの送受共に。iCal を使うと私の歯は痛くなるので、オペレーティングシステムには関係なく、私は BusyCal を使い続けるつもりだが、望むらくは、Snow Leopard Mac のカレンダーを iCloud 上に無料で取り込む方が良いという人達の助けになれればと思う。

私にはあなたが "分かったよ、では Snow Leopard の Address Book の場合はどうか? これは CalDAV クライアントだろう?" と言うのが聞こえる気がする。きっと聞かずにはいられなかったのでしょう? 答えだけを言うと、Lion からエクスポート/Snow-Leopard にインポートのやり方は Address Book には通用しない;ある種のサーバー設定が正当に移行されないのである。しかしながら、これらの設定 - 上に示した様な - を意味のある Configuration.plist に手で編集するのは可能かもしれない。やり方の概要は Hsiaoi Collection のブログに示されている (何もコマンドラインを使う必要はない;テキストエディタなら何でもよい)。私はやり方をなぞってみて、私の Address Book は iCloud からデータを一度読み込む所までは行ったが、変更を持ち込んだり送り出したりはしてくれず、役立たずの結果となった。このハックを動くように出来た人たちもいる; この MacRumors 討論 には更なる詳細もあるが、私には私の Mac 上では何が違うのかよくわからない。もし私も再現性のあるやり方に行きついた時には、更に書き足したいと思う。

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iBooks 1.5 でより良い読書体験を

  文: Tonya Engst >tonya@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

iOS 用の読書アプリ i iBooks のバージョン 1.5 リリースにおいて、Apple はあなたの読書体験を拡張することを狙ったいくつかの歓迎すべき変更を施している。そのいずれも世界を揺るがすほどのものではないが(ただし視覚に問題があるなどの理由で黒い背景に白い文字の表示を必要としていた人たちは違う意見かもしれない)それでも、もしあなたが iBooks ユーザーなら、今回のリリースはちょっと手を止めて iBooks についてもう少し学んでおくべき絶好の機会だろう。では、iBooks 1.5 にどのような新機能があるかを見て行こう。その際、微妙なニュアンスや、特別のトリックについても注目しよう。

従来、違った状態の照明の下で読書するために iBooks を調整したければ、全体的なスクリーンの輝度を変えるか、あるいは (EPUB のみ) ページの背景色をセピア色に変えるかしかなかった。PDF においては Brightness ボタンが右上隅近くにある一方、EPUB における Brightness 設定はこれまで Table of Contents (目次) 表示の中に隠されていた。(PDFs と EPUBs の間で切り替えるには、iPad の上では Collections ボタンをタップする。iPhone や iPod touch では、メイン表示の一番上にある Books (このラベル名は違うものかもしれない) ボタンをタップする。下にあるのは iPhone でのスクリーンショットだが、これは PDFs 表示なので、別のコレクションに切り替えるには PDFs ボタンをタップする必要がある。)

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iBooks 1.5 において、Apple は EPUB 用の表示オプションを拡張して、それらを Fonts メニューの中に集めたので、Brightness のコントロールもここに移動した。従来は Fonts メニューからすぐ Sepia スイッチの切り替えができたが、今回は新設の Themes ボタンの下にあるボタンにこれが移された。新しい Night オプションも同じところにある。この Night オプションというのは電子ブックを黒い背景の上に白い文字で表示する。その方が目に優しいと言う人もいるだろうし、またこの設定ならば iPad が発する光量が少なくなるので、そのまま眠ろうとしている人にはありがたいかもしれない。

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これは iPad のみの話だが、Full Screen トグルスイッチも Theme の下に組み込まれて新設された。これをオンにすれば、EPUB の見栄えを本らしくしている要素が減り、その代わりに一度に見えるテキストの量がちょっと増える。EPUB 専門家の Liz Castro の試算 によれば、表示されるテキスト量の増加は 15 パーセントほどだという。例えば、iPad を横長に置いて一度に2ページを並べて表示させた状態で Full Screen をオンにすれば、本の綴じ目のように見える画像が消え、二つあった「ページ」が一つのページの中の二つのカラムのように見えるようになる。

Apple はまた、読み手が選択できるフォントの顔ぶれを一新した。セリフ付きフォントでは、Baskerville と Cochin がなくなって、代わりに三つの新しいフォント Athelas、Charter、Iowan が加わった。セリフなしのフォントでは、Verdana が消え、Seravek が入った。Georgia、Palatino、それに Times New Roman はこれまで通り利用できる。あまり知られていないこれらの新しいフォントへの切り替えについて Apple は何も理由を述べていないが、私たちのスタッフの Glenn Fleishman が BoingBoing の記事で推察したところによれば、これらの新しいフォントの方がスクリーン上での読書に相応しいという単純な理由なのではないかという。いつも言えることだが、個々の出版物ごとにいくつかのフォントやフォントサイズを試してみて、その出版物についてあなたが最も気に入ったものを探してみるのがよいだろう。

ほんのちょっとしたことだが、一つバージョン 1.5 で追加されたものがある。電子ブックが独自のデザインの表示を持っていない場合に(例えばパブリックドメインの文章の多くで)使われる汎用の表紙が、今回から革表紙の見栄えになった。下のスクリーンショットの中で、"New" と表示されタイトルが "No Special Cover" となっている電子ブックは、電子ブックに素敵な表紙が付くには本格的な古典文学でなければならないのか、それとも出版者が表紙を指定しない場合すべてそうなるのかをテストするために私が作成したものだ。ご覧の通り、あなたが Pages で(あるいは Automator でさえも!)作ったどのような EPUB でも、あなた自身が独自の表紙を指定しない限り、この新しい革表紙が付くことになる。どうやら iBooks はこの表紙に対してランダムにカラーやスタイルを割り当てるようで、素敵に変化に富んだ感じとなる。

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印刷された本の余白に思い付いたことを書き留めるのと同じように、iBooks 内で EPUB のテキストの中にメモを添付することができる。その基本的な手順は iBooks 1.5 でも変わっていない。すなわち、単語をダブルタップし、もし選択範囲を広げたければ青い選択用点々をドラッグし、それから Note をタップすればよい。あなたがタイプするに応じて、そのメモにはポップオーバー風の三角形が付いてそれが選択個所を指し示す。(従来は、スティッキーノート風の表示が使われていた。)Hide Keyboard ボタンをタップすればタイプが終わってメモが保存される。メモを作成した後でそのメモに付随したカラーを変更したりメモを削除したりするには、その付随したテキストをタップしてから、好きなカラーをタップするか、赤い斜線の入った削除ボタンをタップする。

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前回のバージョンの iBooks では、出来上がったメモはマージン上に小さなアイコンで示され、それをタップするとメモがコンテクストの中に表示された。また、そのアイコンにはメモの日付が付いていた。一方 iBooks 1.5 では、アイコンがより小さく、より洗練されたものとなったが、日付は付かなくなった。Table of Contents (目次) 表示の中で、すべてのメモを一覧できる。従来は、メモとブックマークが Bookmarks ボタンの下に組み込まれていたが、今回は、それとは別の Notes ボタンをタップすれば出るようになった。メモの日付はリストの中で表示されるので、マージン上のアイコンに日付が表示されなくなったからといってそれほど困ることはない。

以前と変わらず iBooks 1.5 でも引き続き役に立つ iBooks の機能だが、複数の iOS デバイスを持っていた場合、メモが(またハイライト表示やブックマークも)あなたのすべてのデバイス上で同じ電子ブックの中に現われる。ただし、あなたが同じ Apple ID で iBookstore にログイン (Settings > Store) していることが必要だ。このオプションをオンにするには、Settings > iBooks をタップしてから Sync Bookmarks スイッチをオンに切り替えればよい。リンクしたいすべてのデバイス上でこのスイッチを入れておくのを忘れずに!

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今日の iBooks のお話はこれくらいにしておこう。あなたのために何か役立つヒントがあったなら嬉しい。他にもっと iBooks のヒントがあれば、どうぞこの記事へのコメントとして書き込んで頂きたい。

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新 TweetDeck for Mac、一服の清涼剤

  文: Mark H. Anbinder >mha@tidbits.com
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

May 2011 に Twitter は人気のサードパーティ TweetDeck クライアントを $40 million 以上も出して買い取り、このソフトウェアのファンの顔をしかめさせ、この強力なアプリケーションが所有者の変更を生き延びられるのであろうかと心配させた。しかしながら、12月初旬に Twitter は Mac 及び Windows に対する新しい、ネイティブ版の TweetDeck をリリースし、多くの人の愁眉を開いた。同時に、ほぼ瓜二つの Web クライアントもリリースされた。

2008年のリリース以来、この無料の TweetDeck は Adobe AIR フレームワークに依存したクロスプラットフォームソフトウェアとして開発されてきた。Adobe AIR フレームワークとは、Java と同じ様に、その中でソフトウェアを一度に複数のオペレーティングシステムに対して開発することを可能にする環境の一つである。その他のほとんど全ての Twitter クライアントと一線を画しているのは、TweetDeck はユーザーに幾つもの Twitter アカウントを把握させてくれることである - それに各種のタイムライン、発言、そして直接のメッセージも - 或いは単一アカウントの複数のリストや検索ですらも、全て一つの複数コラムのウィンドウで。(大抵の複数アカウント Twitter クライアントは一度に一つのアカウントしか見させてくれない。) 同時に、TweetDeck の人達は別の同様の機能を持った iOS 及び Android アプリも開発した。

TweetDeck はまた複数の Twitter アカウントを扱うのを "TweetDeck アカウント" を提供することで簡単にする手助けをしてくれた。これはユーザーが個々の Twitter アカウントを一度認可すれば、どの TweetDeck クライアントに対しても再び同じことを繰り返す必要がなくなる一元管理化されたユーザー認証である。

新しい無料の TweetDeck for Mac のリリースで (ダウンロードのためには Mac App Store に導く)、TweetDeck は Adobe AIR をその鈍い動きと風変わりなユーザー経験と共に過去のものとし、より iOS バージョンの TweetDeck の様に見える格好いい機能的な後釜を提供している。コラムは簡単にカスタマイズ出来、例えば発言や、保存した検索を入れることも出来る。デフォルトではすべてを統合した Home コラムが提供されるが、個々の Twitter アカウント毎に別個のタイムラインコラムを作るようにも出来る。

他の人のコンピュータを使う時にはもっと便利で、今や Web ベースの TweetDeck があり、同じ機能の殆どがどのブラウザー上でも提供される。実際、Mac クライアントは殆ど Web インターフェースのビューを提供していて、その点は Apple の App Store アプリと似ている。しかし Adobe AIR を捨て去ったことで、TweetDeck はツイート通知のための Growl との統合の様な事も出来るようになった。

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紛れもない脱落もある。例を挙げれば、つぶやかれた写真やビデオ (例えば TwitPic, Yfrog, Flickr, そして YouTube から) のアプリケーション内での表示、見終わったポップアップを消すための Escape や作成中のつぶやきを送るための Return の様なキーボードショートカット、あるユーザーのタイムラインを見ている時つぶやきに返事をする (或いはその他の動作) 能力、そしてプロファイル写真の下にあるフォロワー統計等である。ある一つの返事に至る全会話を見るという様な動作も本来あるべきよりも多くのクリックを要する。コラムはサイズ変更出来ない (そして幅も広めなので、多くを一度に見るのは困難である)。しかし、これはバージョン 1.0 であるので、将来のバージョンでは欠落した機能の幾つかは戻って来て、そして幾つかの粗さの残る角も滑らかになるであろうことを私は楽観している。

私自身、Mac OS 上で軽快に走りそして一つの画面で複数の Twitter アカウントをサポートする Twitter アプリケーションを探して無為の時間を過ごしてきたので、この新しい TweetDeck 1.0 を私は歓迎するし、この強力な選択肢を守り続けそして育ててくれたことに Twitter に感謝したい。

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Piezo でオーディオ録音が超簡単に

  文: Adam C. Engst >ace@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私はもう何年も、Rogue Amoeba の Audio Hijack Pro を使って TidBITS 記事のオーディオ版を録音してきた。(私たちの記事はすべて録音した朗読を聴くこともできることをご存じだろうか。これは TidBITS ウェブサイト上 (各記事のメタデータにある Listen リンクを使う)でも、ポッドキャストとしても聴ける。[訳者注: 残念ながら録音版は本家の英語記事のみです。])けれども、いったん設定をすべて済ませた今では Audio Hijack Pro を私はとてもありがたく使っているとはいえ、このプログラムで数え切れないほどたくさんの設定や、フォーマット、エフェクト、その他のオプションを扱うのに非常に面食らってしまったことは認めなければなるまい。ことに、私はオーディオにあまり詳しくないのだから。

そういうわけで、Rogue Amoeba の Paul Kafasis からの知らせで、同社から新しく出た Piezo というアプリならばどんな音源からもとても簡単にオーディオ録音ができるという話を聞いて、私は興味を惹かれた。はたしてこれは、こんな私でも使い始めの第一回からうまく使いこなせるものだろうか、と。結論を言えば、Piezo は Rogue Amoeba の言う通りに期待に応えてくれる。オーディオに関する知識がどんなに少なくても、本当にものすごく簡単に使える。もちろん、簡単であることと引き換えに失うものはある。さらに、Mac App Store に置くために Apple が課した条件により失われたものもある。でも、そういう代償に我慢できない人は、いつでも Audio Hijack Pro を使うことができる。

Piezo を起動すると、最初に目に入るのはそのインターフェイスだ。これは極めて馴染み深いものであると同時に、完全に他とは違ったものだ。他と違っているのはこれが標準的な Mac アプリケーションには全然見えないからなのだが、それでも不安な気持ちにさせられるわけではない。なぜなら、ここには 1980 年代初期の録音機器の見栄えが忠実に反映されていて、大きく二つ並んだ VU メーター(実際これらは左右それぞれのチャンネル音量をデシベル単位で表示している)の針が動く度に、ああ、オーディオが入力されているな、という気がするからだ。さらにもっとちくちくと記憶を呼び起こしてくれるのが、昔そのままに再現された数字の回る時間表示、ずっと以前に私が車の中で音楽を聴こうと LP レコードから録音するために使っていたカセットデッキのものと同じカウンター表示だ。これで、実際に録音中だという気分満点だ。黒いプラスチックの質感と木目調の縁取りは若い人たちには好みでないかもしれないが、その昔アナログステレオ機材に使い慣れていた私たちの世代ならば、このインターフェイスはゴージャスに見えると同時にとても使いやすいだろう。

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Piezo で録音するのがどれほど簡単かを強調するため、初めて起動した際に、Piezo Help ウィンドウが録音に必要な三つの手順を明確に示してくれる:

  1. 録音する音源を選ぶ
  2. Record ボタンをクリックすれば、録音の開始と停止ができる
  3. 虫眼鏡アイコンをクリックすれば、オーディオファイルが表示される

音源を選ぶには、単に Source ポップアップメニューから項目を選べばよい。いくつかのアプリケーションから選ぶことも、リストされていないアプリケーションから選ぶことも、またあなたの Mac にサウンドを持ち込むことのできるデバイスからの入力を録音することもできる。あなたの選んだアプリより後に Piezo を起動した場合は、Piezo がそのアプリをいったん終了させてから起動し直す必要がある。そのアプリからのオーディオをキャプチャできるようにするためだ。この点が、Apple が Mac App Store で認めていないソフトウェアコンポーネントの使用に Piezo が依存しないことの代償の一つだ。だから、忘れずに あらかじめ Piezo を起動しておいてから、その後で Skype や iChat の会話を始めて録音するようにしなければならない。

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ちょっと手の込んだことをしたいと思えば、歯車アイコンをクリックしてポップオーバーを出すこともできる。ここでは、録音に名前を付けたり、コメントを添付したり、以下に挙げるプリセットの選択肢五つの中から音質を選んだりできる。(それ以上フォーマットをカスタマイズすることはできない。これもまた代償の一つだが、私はむしろありがたいと思う。Audio Hijack Pro にはあまりにも多くのオプションがあり過ぎるからだ。)

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個人的用途には

インターネット配布用には

Piezo のミニマリスト風インターフェイスの最後の部分は Preferences ウィンドウで、 ここでは録音したファイルをどこに保存するかと、録音終了後に自動的にそのファイルを表示するかどうか(これを設定しておけばさきほどの手順の第三段階が不要になる)を設定できる。

そう、それで全部だ。音源を選び、正しいフォーマットを選んで、Record ボタンを押して、オーディオの再生を始める。私がテストした限りでは、単純にオーディオを再生するアプリ、例えば Safari、Spotify、iTunes (インターネットストリーミングラジオの再生) などで、すべてうまく動作した。

ただし、Skype や iChat で会話を録音した際には問題に遭遇した。つまり、現在のバージョンの Piezo には二つの問題点がある。一つ目は、会話の最中にも Piezo では自分の話している声が聞こえることだ。これはどう見ても邪魔だし、オーディオの遅延が大きくなるとどうしようもなくなる。(私のテストでは Skype の方が iChat よりずっと大きな遅延が生じた。)Rogue Amoeba はこのバグを認識しており、次のリリースでこのバグは修正されるはずだ。二つ目の問題点は、Skype や iChat の会話のオーディオすべてを、システム環境設定 Sound パネルの Output スクリーンで設定された出力装置を通じて Piezo が再生してしまい、Skype や iChat で選択された出力装置が使われないことだ。つまり私にとっては、通話の音声がヘッドセットからでなくスピーカーから聞こえることになる。もちろんシステム環境設定 Sound パネルで設定を変えれば問題は回避できるけれども、Rogue Amoeba にはぜひとも将来のアップデートでアプリケーションごとのサウンド出力設定を尊重するようにしてもらいたいと思う。

驚くほどのことではないが、録音をできる限りシンプルにすることに焦点が絞られているので、Piezo には編集機能が全く無い。録音したものをいくつかの部分に切り分けたり、あるいは不要な部分を切り捨てたりしたいと思えば、Rogue Amoeba のオーディオエディタ Fission またはそれに似たプログラムでそのファイルを開くのがよいだろう。

Piezo の価格は $10 で、Rogue Amoeba から直接にも、あるいは Mac App Store からも入手できる。Mac OS X 10.6 Snow Leopard または 10.7 Lion を要し、ダウンロードサイズは 2.8 MB だ。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2011 年 12 月 12 日

  文: TidBITS Staff >editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

SOHO Labels 6 -- Chronos が SOHO Labels 6 をリリースした。同社のラベル作成用アプリのメジャーなアップデートで、ホリデー用のカードを郵送する時期にちょうど間に合った。今回の新リリースでは iPhoto と Aperture 双方のライブラリをブラウズし検索できる機能への対応を追加し、また画像の入った Finder のフォルダを直接このアプリ内蔵の写真ブラウザの中へ追加できる機能も加わった。SOHO Labels 6 ではまた複数のレイヤーにラベルを整理できるようになったほか、例えば鏡映などのエフェクトを好きなグラフィック、図形、あるいはテキストボックスに追加できるようになった。最後にもう一つ、SOHO Labels は今回から Mac OS X 10.7 Lion のフルスクリーンモードと互換になり、1,000 個を超える新しいラベルフォーマットを扱えるようになった。(新規購入 $39.99、アップグレード $25、リリースノート)

SOHO Labels 6 へのコメントリンク:

Aperture 3.2.2 -- Apple のプロフェッショナル向け写真オーガナイザおよびエディタの前回のアップデートでは、iCloud 互換性が追加されたけれども、いくつかの問題点についてはきちんと修正されたとは言えなかった。しかし、どうやら今回の Aperture 3.2.2 ではそれらの欠陥に対処が施されたようだ。iCloud とフォトストリームの問題点が解消されたほか、Aperture はルーペを使う際の拡大率を正しく表示するようになり、Mac OS X 10.7 Lion の下でも外部編集したイメージのカラープロファイルを正しく利用するようになり、ブラシを使用中に Lion の下で起こることのあったクラッシュを修正し、フルスクリーンモードでアプリが正しく挙動するようになるなどの改善がある。(Mac App Store からの新規購入は $79.99、Software Update または Mac App Store 経由のアップデートは無料、635.72 MB)

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TextExpander 3.4 -- Smile の TextExpander 3.4 では、あなたがどれだけの時間を TextExpander のお陰で節約できたかを自慢できるようになった。このテキスト展開アプリの Statistics ウィンドウに新設された Tweet My Stats ボタンがあるからだ。だからと言って生産性が上がるわけではないが、楽しいには違いない。

私は @TextExpander を使って 1,174 個のスニペットを展開し、2 時間を節約しました。あなたはいかが? http://smle.us/get_te

それ以外の変更としては、ローカルな Dropbox フォルダの選択に対応した。これはおそらく一つのチーム内でスニペットを共有するためであろう。この点については TextExpander のヘルプに詳しい説明がある。また、Quick Look 対応、.textexpander ファイルをダブルクリックした際の挙動の改善、その他詳細は不明だがバグ修正や改善点がある。(新規購入 $34.95、無料アップデート、6.0 MB)

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Keynote 5.1.1 -- 大きな Keynote プレゼンテーションを扱う人は、リリースされたばかりの Keynote 5.1.1 を入手しておくべきだろう。Apple によれば、今回のアップデートでは OS X Lion で大きな Keynote プレゼンテーションを操作する際の問題が解決しているという。(このアップデートは、10.6 Snow Leopard の下で走る Keynote にも適用される。)Apple はまた「安定性およびアクセシビリティに関する改善」が含まれるとも述べている。(Mac App Store からの新規購入は $19.99、Software Update または Mac App Store 経由のアップデートは無料、29.94 MB)

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ExtraBITS、2011 年 12 月 12 日

  文: TidBITS Staff >editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私たちスタッフにはアウトライニングが好きでたまらないメンバーがいて、Jeff Carlson が Macworld 記事で iPad 用の OmniOutliner をレビューする。Glenn Fleishman も Macworld 記事で、DNS 汚染を防ぐためのツールを紹介する。さて、未来の図書館は Hackerspace となるのであろうか?

iPad 用 OmniOutliner レビュー (Macworld) -- Jeff Carlson と同じくらいに使い過ぎるほどアウトラインを使う人は、iPad でもアウトラインを構築し編集できるようになって大喜びだろう。これがあれば、ラップトップ機を引っ張り出したり、仕事机に戻るまで待ったりしなくても、いつでもどこでも思い付いたことを書き留められて、あとでそれを Mac 上にも展開できる便利な手段となる。Macworld に載ったレビュー記事で、彼は iPad 用 OmniOutliner の利点と奥深さに触れるとともに、いくつかの驚くべき制約にも目を向ける。

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図書館にハイテクの 'Hackerspace' 室ができる -- 将来は、図書館に行っても誰も本には見向きもしないのかもしれない。NPR の記事で Maker Station が紹介されている。ある公共図書館の外に駐車した長さ 50 フィート (15 m) のトレーラーの中で、人々が 3-D プリンタやその他の現代的構築ツールなど、いろいろのクリエイティブなツールを利用できるようになっている。

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DNS 汚染対策に新しいツール登場 -- ドメイン名検索サービス OpenDNS の出した新しいツールが、人間の読める名前を対応する IP アドレスに翻訳するための Mac から同社のサーバへの接続をセキュアにする。Macworld 記事で、Glenn Fleishman がこのツールについて解説する。DNS リクエストに対する返答を改ざんあるいは汚染しようとするサードパーティにより引き起こされる多数の悪意ある活動を防ぐことができる。このツールは無料で、OpenDNS の無料サービスでも有料サービスでも動作する。

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2011 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2011年 12月 16日 金曜日, S. HOSOKAWA