TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1126/14-May-2012

セキュリティ関係のニュースは今週も続く。Apple は Mac OS X 10.7.4 と Safari 5.1.7、それに Security Update 2012-002 をリリースしたが、これらはすべて主としてセキュリティ関係の問題点に対処したものだ。また Adobe は Photoshop におけるセキュリティ脆弱性を一つ修正したが、これは今のところ Photoshop CS6 への有料アップグレードをしなければ入手できない。ただし Adobe はその後、Photoshop CS5.x のユーザーのためにも修正を出すと発表した。さて実際的な話題に移ると、Joe Kissell が MobileMe 電子メールアドレスを iCloud へのアップグレードをせずに使い続けられる方法を解説し、Adam Engst が iOS や Mac OS X において意図せずズームがオンになってしまったばあいに何が起こるかを分析する。それから、Andy Affleck が執筆陣に加わって家系図プログラム Reunion 10 を紹介し、Joe が最近 Apple がやたらにたくさんアラート(警告)を表示するようになったことに厳しい目を注ぐ。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Security Update 2012-002 (Snow Leopard)、EasyFind 4.9、BBEdit 10.1.2、CloudPull 2.0.3 と 1.5.7、Microsoft Office 2011 14.2.2 および 2008 12.3.3、PDFpen と PDFpenPro 5.8.1、それに Evernote 3.1 だ。

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Apple、Mac OS X 10.7.4 と Safari 5.1.7 でセキュリティを強化

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>, Rich Mogull <rich@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple は、先週主として彼らのセキュリティに関連した変更のために重要な二つのアップデートをリリースした:Mac OS X 10.7.4 と Safari 5.1.7 for Mac OS X である。

Mac OS X 10.7.4 -- 最初は Mac OS X 10.7.4 で、10.7.3 で導入されてしまったセキュリティの間違い を正している。このエラーは、昔のバージョンのままの FileVault を生かしたままにして Lion へのアップグレードをするとユーザーのパスワードが暴露されてしまうというものであった。この欠陥はある開発者がデバッグコードを生かしたまま残してしまったことによるもので、このコードはユーザーのパスワードを平文でログファイルに保存してしまう。この問題は、ユーザーのホームディレクトリを暗号化する FileVault の古い方のバージョンにのみ影響を及ぼすが、Lion で導入された FileVault 2 の方は全ディスクを暗号化する。自分のパスワードが暴露されてしまうためには、従前の FileVault システムを Lion にアップグレードし、しかもその古い FileVault をそのまま保持しておく必要があった。

この極めて重大なバグは、影響を受けるシステム上での如何なるパスワードセキュリティも無効にしてしまうが、多くのユーザーが暴かれてしまったという可能性は低い。

他の数多くのセキュリティに関連した変更に加えて、Mac OS X 10.7.4 では幾つかの振る舞いを修正或いは改良している。"再ログインした時ウィンドウを再度開く" の設定が常時オンになっていた問題が修正され、ファイルを SMB サーバーにコピーする信頼性が向上、そしてファイルをサーバーにコピーできない問題を修正している。更に、幾つかの英国のサードパーティ USB キーボードとの相性を改善している。"内包された項目に適用する" に対する Get Info ウィンドウのオプションを使う時に散見された許可問題もまた対応されている。

他の変更には、SMB 印刷キューに対しての印刷の改善、WebDAV サーバーに対して接続する時の性能改善、proxy auto-configuration (PAC) ファイル使用に関する修正、そして Active Directory アカウントに結合そしてログインする信頼性が含まれる。最近のカメラに対する Raw 画像コンパチ性もまたアップデートされ、これには Nikon D800 や Canon EOS 5D Mark III が含まれる。

Mac OS X 10.7 Lion Server は、ファイル共有、Profile Manager、モバイルアカウント、サーバーアドミン、メールと Web サーバー、そして Xsan に関するアップデートも受けている。

Mac OS X 10.7.4 Update は Software Update 経由で 729.6 MB のダウンロードとして入手可である;個別ダウンロードも四つの形で出されている。もし Software Update に頼らないで、個別のダウンロードをわざわざ試みようとするなら、どのバージョンの 10.7 でもアップデートするコンボアップデートを入手するのが望ましい、何故ならば過去には小さな差分アップデートには問題があったものがあるからである。

Safari 5.1.7 -- もっと興味を引くセキュリティ関連の改良が 10.7 Lion と 10.6 Snow Leopard の両方に対応する Safari 5.1.7 でもたらされた。これはおよそ 45 MB のダウンロードで、Software Update 経由、又は Apple の Support Downloads ページからの入手となる。

Mac 上での (或いはどんなシステムにおいても) 最大のセキュリティ脆弱性の一つは、時代遅れになったソフトウェアを走らせることである。ブラウザプラグインではこれがとりわけ問題となりがちである。例を挙げると Adobe Flash で、これを遠隔で悪用するのは簡単であるにも拘らず、アップグレードしなければと注意を払うユーザーは殆どいない。

Safari は今やあなたの走らせている Flash のバージョンをチェック し、もしそれを現在のバージョンに自分でアップデートできない場合は不能にする。Flash バージョン 10.1.102.64 (そうです、これはバージョン番号であって IP アドレスではない) とそれ以前は、より新しいリリースに自分自身をアップデートする能力を持ち合わせていないので、ユーザーはマニュアルでアップデートする必要がある。これより新しいバージョンは自動的にアップデートをチェックするので、ユーザーが Flash 関連のセキュリティ問題に晒される可能性は最小化される。

もしあなたが Flash 10.1.102.64 かそれより古いものを走らせているのであれば、Safari はそれを不能にし、Adobe から最新版をダウンロードしインストールするよう促す。さもなければ Flash は影響を受けない。

これは 2009 年に Mozilla がその Firefox Web ブラウザに追加した機能と似ており、Mac ユーザーを守ろうとする強い動きである。Flash はしばしばセキュリティ問題の一根源であり、これで Safari ユーザーが既知の Flash 脆弱性に晒される機会が制限される。

Safari 5.1.7 はまた、メモリが少ない状況下でのブラウザの応答を改善、Web ページがピンチトゥズームのジェスチャーの後で動かなくなる問題を修正、そして WebKit に関連する幾つかのセキュリティ脆弱性に対応している。

Safari 5.1.7 が Software Update に出てこない? Mac OS X 10.7.4 には Safari 5.1.6 が含まれていて特定されていない安定性改善が提供されている。ということで、Mac OS X をアップデートし後に Safari 5.1.7 をインストールするよう導かれる。

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Adobe、$199 の Photoshop セキュリティ修正で折れる

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple と Microsoft の両社は、彼らのソフトウェアの前世代のものに対してもセキュリティ関連のアップデートをリリースすることには定評がある。Apple は 10.7 Lion が現行版ではあるが Mac OS X 10.6 Snow Leopard もアップデートしている、そして Microsoft も Office 2011 と Office 2008 の両方が攻撃媒体とならないよう安全を期している。

しかし Adobe は、どうも Mac OS X 及び Windows の両方に対する Photoshop CS5 とそれ以前における最近のセキュリティ脆弱性を正す初期計画時には、この様な対処の仕方には関心が無かったようである。簡単に言うと、悪意を持って作られた TIFF ファイルがメモリを破壊させ攻撃者が感染したシステムを乗っ取れるというものである。Adobe はこの脆弱性について 2011年 9月以来知っており、かつ重大と判定したが、三段階の優先度の最下位に位置づけた。推測するに、優先度が低かったため、Adobe は当初この穴を塞ぐのは Photoshop CS6 だけでやれば良いと判断した。これは $199 のアップグレードとなる。

Photoshop CS6 にアップグレードしたくない場合はどうすればいいのであろうか? 新しくすれば慣れるための努力も必要だし、それにプラグインのコンパチ性の問題も有り $199 のアップグレード費用以上の負担となる場合も有る。Adobe 曰く、"Adobe Photoshop CS6 にアップグレードできないユーザーに対しては、Adobe は、ユーザーがセキュリティの最善の実践慣行に従いそして知らない或いは信頼できないソースからのファイルを開く時には注意を払うよう勧告する。"

何たることか。セキュリティ脆弱性を有料アップグレード促進の理由とするのは褒められた事ではない。

この問題に関する最初のセキュリティ速報を出して三日後 - そしてプロのユーザーやプレスからのかなりの量の批判を浴びて - Adobe はその態度を変えた。同社は今や セキュリティアップデートを Photoshop CS5.x に対して約束している (Illustrator と Flash Professional も含まれており、こちらも同様に脆弱なようである)。これより以前のバージョンについては何も触れられておらず、更にリリース日も与えられていない。

その上、真に厄介なのは今やこの脆弱性は公になってしまっていることであり、まるでマルウェア作家に攻撃して欲しいと頼んでいるようなものである。しかも 彼らは CS6 が出てからほんの数週間しかたっておらず、未だ CS6 にアップデートしていない Photoshop ユーザーの数は非常に大きい事も知っている。更に悪いことには、CS6 へのアップグレードはしばらくは出来ない、もしそんな機会が来ることがあれば幸せ、という人達も大勢いることである - 慣れていないユーザーと旧式のマシンに囲まれた学校を思い浮かべてみてほしい。我々は既に閉じられている脆弱性を狙った SabPub や Flashback を見てきている - これを使った新しい変種が出現するまでどれ程の時間が必要であろうか?

Photoshop CS5.x に対するアップデートが現れるまで、そして一般的には以前のバージョンをお使いなら、TIFF を装った Trojan には十分ご注意を。

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iCloud がなくても MobileMe 電子メールアドレスは使える

  文: Joe Kissell <joe@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

もしもあなたが既に MobileMe アカウントを iCloud へ移行済みならば、どうぞそのままお続け下さい。この記事を読んで頂く必要はありません。でも、もしもお持ちのデバイスのどれかが Apple が iCloud で課したシステム要件を満たしていないためにあなたがまだその移行を果たしていないのならば、今回 Apple が MobileMe ユーザーに、2012 年 6 月 30 日をもって MobileMe が閉鎖してしまった後になっても既存の電子メールアドレスやカレンダーを使い続けられる方法を提供したことをお知らせしておかなければならない。

二週間ほど前までは、MobileMe が終了することによって me.com や mac.com の電子メールアドレスは iCloud にアップグレードしない限り永遠に消え去ってしまうかのように見えていた。Apple は、10.7 Lion の走る Mac と Windows 7 または Vista の走る PC の上でのみ MobileMe から iCloud への移行をサポートしていたので、古いデスクトップオペレーティングシステムを使っている人々は、たとえ iCloud に対応する iOS デバイスを持っていたとしても、古い MobileMe アカウントの移行ができずにいた。

けれども 5 月の初めになって、Apple は有効であるけれどもまだ移行を果たしていない me.com および mac.com のアドレスを持つ人々に電子メールメッセージを送って、iCloud にサインアップすることができなかったとしても、それらのアドレスと、MobileMe カレンダーへのアクセスとを、今後も使い続けることができると知らせた。そのような電子メールメッセージを受け取らなかった方々のために、ここに Apple のページ「MobileMe の移行と iCloud について」の一部を引用しておこう:

すべてのデバイスでEメールだけを使い続けたい場合は?

MobileMe が終了した後、iCloud のシステム条件を満たさないデバイスでも引き続きEメールを使うことができるオプションを選べます(5月1日現在)。 me.com/move にアクセスして、MobileMe の終了後もEメールを使い続けるオプションを選択してください。この簡単な準備をするだけで、2012年 6月30日に MobileMe が終了した後も、iCloud のシステム条件を満たしていないデバイス上でEメールを使い続けることができるようになります。

このページを訪れて、旧アドレスでサインインし、"Not all my devices meet requirements" の隣の Next ボタンをクリックすれば、iCloud の Terms of Service に同意するよう求められ、それを済ませればあなたの電子メールとカレンダーが iCloud に移行される。(ただしその二つ以外の MobileMe データは移行 されない 。)その後は、ウェブブラウザを使って www.icloud.com からそれら二つのサービスにアクセスできるようになる。将来あなたがデバイスをフルに iCloud 互換なものへアップグレードした際には、そのデバイスを使って iCloud にサインインすれば他の機能にもアクセスできるようになる。

この救済措置が電子メールとカレンダーのみに適用されるという事実を別にするとして、Apple の説明で明らかでないと思える点がもう一つある。それは、古いオペレーティングシステムのユーザーたちに対して移行後はウェブベースのデータアクセスのみを提供するという点だ。結局のところ、Snow Leopard における Mail と iCal は、iCloud アカウントに対するセットアップとアクセスの方法を知らないので、今日 MobileMe のサーバにアクセスできていても、MobileMe が終了すればそのアクセスも終了せざるを得ない。

けれども、少なくともその点は、解決可能な問題だ。Mail で、先にアドレスを iCloud へ移行させておいてから、既存の MobileMe アカウントを削除する。(Mail > Preferences で Accounts をクリックし、左側のリストで MobileMe アカウントを選んで、「-」(マイナス) ボタンをクリックする。)それから、「+」(プラス) ボタンをクリックして新規のアカウントを追加し、あなたの mac.com または me.com アドレスと、パスワードを入力する。けれどもその次に、Option キーを押しながら Continue をクリックする。これで、Mail の自動化されたセットアッププロセス (それを使うと MobileMe サーバ用のアカウントが設定されてしまうが、それでは困る) が無視される。その次の画面で、Account Type ポップアップメニューから IMAP を選ぶ。受信用メールサーバアドレスとして imap.mail.me.com と入力し、Continue をクリックし、送信用メールサーバアドレスとして smtp.mail.me.com と入力する。以上の手順を済ませれば、Snow Leopard の Mail は、現在も、また MobileMe が終了した後も、あなたの iCloud メールをチェックできるはずだ。カレンダーについては 2011 年 12 月 11 日の記事“Snow Leopard の iCal も iCloud に参加出来る”を参照して頂きたい。

最後にもう一言。上記のことをすべて済ませた後で、MobileMe サーバに残っているかもしれない他のデータを処理することも忘れてはならない。ことに、あなたの iDisk にファイルが残っていないかどうかを確認しておこう。安全第一の立場からは、それらのファイルは 6 月の終わりになれば有無を言わせず削除されて後から取り戻すことはできないと考えるべきだろう。だから、それらのファイルの新しい居場所を今すぐ見つけるべきだ! 私の著書 "Take Control of iCloud" の中で、そのためのいくつかの提案や、その他 iCloud への移行に関するたくさんの役立つ情報を記しておいた。

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iOS (と Mac OS X) で意図せぬズーム挙動に注意

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

テクノロジーに非常に詳しいある友人が、Mac および iOS プログラマー向けの個人的なメーリングリストへの最近の投稿で、とても奇妙に聞こえる問題を指摘した。彼の iPad 2 を iOS 5.1 にアップデートして以来、その iPad のスクリーンの上縁や下縁で半インチほどの幅の領域が失われた、というのだ。彼の説明に誰もが面食らったが、後になって、その iPad を彼がもう一人の友人と一緒に手で触れながらいろいろ調べているうちに、二人はやっと解決法を見出した。

なぜだか理由は分からないが、彼の iPad 上の iOS が、勝手に Zoom 機能を有効にしてしまっていたのだった。iOS のアクセシビリティ環境設定の奥深くに隠されている Zoom 機能は、視力の弱い人がスクリーンの可視範囲を拡大して見ることができるようにするためのもので、基本的に iPad の物理的ディスプレイをそれよりずっと大きな仮想のディスプレイの上にあるウィンドウへと転化させる。私の友人が当惑しているのは、彼が意図的に Zoom をオンにしたことはなかったし、彼はうっかりとそんなことをしてしまうタイプの人でもないし、そんなことをする可能性のある人と iPad を共有したりもしていないからだ。私も Apple のサポートコミュニティーでの議論をいろいろ読んでみたが、そこで知った範囲では、ユーザーが知らないうちに Zoom が切り替わってしまうのはそれほど珍しいことではないようだ。誰か別のユーザーが切り替えてしまうこともあるし、iOS に潜む得体の知れない原因からのこともある。

Zoom 機能がなぜ、どうやって知らないうちにオンになってしまうのかはさておき、もしもあなたがこの問題を経験しているのならば、次のようにすれば解決する。まず Settings > General > Accessibility > Zoom に行き、Zoom をオフにする。もしも、そこであなたが「ちょっと待てよ、時にはスクリーンをズームできるのも素敵かもしれないぞ」という気になったのならば、Zoom をオンにしてから、それを呼び出す魔法の呪文が3本指のダブルタップであることを覚えておけばよい。この3本指はその後も重要で、もう一度3本指でダブルタップすればデフォルトの拡大率に戻れる。それから、拡大率を変更したければ、3本指でダブルタップしてからそのまま上にドラッグ(スクリーン上のオブジェクトが大きくなる)または下にドラッグ(小さくなる)すればよい。

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TidBITS スタッフの電話会議でこの話題を記事にしてはどうかと私が提案すると、"Take Control of Using Lion" の著者 Matt Neuburg が即座に口を挟んで、Mac OS X でも似たような問題に遭遇した人たちからの報告をもう何年も前から数多く聞いたことがあると言った。Mac OS X では知らずにスクリーンをズームしてしまう可能性がもっと高い。Control キーを押しながらトラックパッドを2本指で上へスワイプするか、スクロールホイールやスクロールボールを上へ回すかすれば、ズームインするからだ。Control キーを押しながらスワイプまたは下スクロールすればズームアウトして元に戻る。

問題は、ほんの少しだけズームした場合、それと分かる主たる痕跡は、テキストやグラフィックスが少しぼやけてしまうのみとなることだ。すべてがほんの少しずつ拡大され、またズームされた画像がマウスポインタの位置に追随するためスクリーン全体が少しだけずれるということも時々ある。(知らないうちにズームしてしまった経験を持つユーザーたちは、スクリーンを見てちょっと船酔いしたような気持ちになると形容することが多い。)この設定は Mac OS X 10.7 Lion ではデフォルトでオフになっているが、それより前のシステムではデフォルトでオンになっていたことがあったので、ユーザーたちはそれが何かを気付かないまま偶然この機能に出くわすこともよくあった。あなたのマシンではいかがだろうか? あなたが自分でこれをオンにしたかもしれないし、あるいは以前のシステムから「オン」の設定を受け継いできたのかもしれない。

Lion より前のシステムにおいては、これはシステム環境設定の Mouse または Trackpad パネルで設定できた。けれども Lion においては、設定項目を見つけるのが難しいこともあるし、そのインターフェイスは少しばかり人の目を惑わすものだ。パッと見た限りでは、ズームのコントロールはシステム環境設定の Universal Access パネルの Seeing 表示の中でするように見える。けれども実際には、全体的な Zoom 設定はオフのままにしておいても、トラックパッドやスクロールホイールやスクロールボールの方で別途に有効化しておけばそちらでズーム操作が機能する。(全体的な Zoom 設定がオフにするのは、ただ単に Command-Option-プラス/マイナス のキーボードショートカットを用いてあらかじめ設定した拡大率にズームする機能のみだ。)

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あなたが望む設定、つまり「修飾キーとともにスクロールホイールを使ってズームする」設定は、Options ボタンをクリックすると出るダイアログの中にある。(Lion では、Mouse 環境設定パネルの "Zoom using scroll wheel while holding" を使うこともできる。これは普遍的に適用される設定だ。ただし、Trackpad 環境設定パネルにはそれに相当する設定項目はない。)このダイアログの中では注意すること! このダイアログが開いている間に気付かず修飾キーの設定を変えてしまわないようにしよう。一般的に言って私はこの機能をオンにしておくことをお勧めする。ただし、この機能のための修飾キーは間違って押してしまう可能性の低いもの、例えば Control-Option とか、さらには Control-Shift-Option のようなものにしておくのがよい。時として、小さくて見にくいところを手軽にズームして見られるのはとても便利なものだから。

ズームに関する多くのオプションについての完全な説明は、"Take Control of Using Lion" をお薦めする。この本の中で、Matt はそれらを余すところなく記載している。

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Reunion 10 がより良い家系図概観とウェブ検索を提供

  文: Andy Affleck <andy@andyaffleck.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

家系図ファンよ、注目せよ! Leister Productions が、 Reunion 10 をリリースした。同社の古参の家系図ツールの、大幅なアップグレードだ。今回の焦点は、複雑な家系図のナビゲーションを改善することに置かれている。最も目につくのは、出発点の人物、その両親、配偶者、配偶者の両親、そして子供たちすべてを最初に表示する Family Card に代わって、それよりもはるかにカスタマイズ可能な Family View が採用されたことだ。数多くの表示オプションがあるほか、すべての個々人のカードの中に、その人の写真とともにあなたが表示させておきたいイベントや事実などを何でも含めることができる。

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もう一つ注目すべきは新設の Tree View だ。これは従来の Overview に代わるもので、スクロール可能な家系図(砂時計フォーマットと家系フォーマットが選べる)を提供するので以前より滑らかに系図を辿ることができる。

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新設の右側サイドバー(左側のサイドバーにある項目をクリックすれば出る)がさまざまの異なったリストを提供する。人々、出典、マルチメディア、親戚関係 (特定の個人との関係によって人々が並べられる)、年齢、場所、ツリートップ (その分家の中で知られている最も古い先祖)、などから選べる。このサイドバーを隠せばより多くのスクリーン面積を情報量の多い Family または Tree 表示が使うことができるようになる。また、このサイドバーはいろいろなフィールドを適切な表示の中へドロップする際のドロップ源としての役割も果たすし、人々を Relatives、Treetops、または Ages サイドバーへドロップすることでそれぞれのデータを表示させることもできる。

Reunion 10 はまたレポートやチャートもいくつか新たに装備した。例えば、個々の家族の特定の日付における家族構成が分かるレポートや、死亡記事のレポート、特定の二人の人の関係性が分かるチャートなどがある。さらに、血の繋がっていない親戚(例えば、あなたのまたいとこの配偶者の娘など)も関係性レポートおよびチャートに表示できるようになった。他にも新しいレポートや改善されたレポートはいろいろあって、家族それぞれのイベントをリストしたイベントレポートや、ファイルがどこにリンクされているかが分かるマルチメディア使用レポートなどもある。

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これらの新しい表示およびレポートの機能は歓迎すべきものだが、これらはいずれも、既に Reunion の中にあるデータに対するより良い概観方法を提供することを狙っている。でも私が一番気に入った新機能は、ウェブ検索が内蔵されて、数多くの重要な家系図ウェブサイトで指定した人物について手早く検索できるようになったことだ。検索は一度に一人分ずつも、また気に入った何人かの人たちについて一度に検索することもできる。たった数分間試してみただけで、私は自分の曾々祖父 (great-great-grandfather) の両親の名前と、その人たちの死亡証明書とを見つけることができた。

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その他にも細かな改善が多数施されているし、Reunion の新機能の「トップ・テン」を説明したビデオもある。まだ Reunion の既存の機能に馴染んでいない人たちに、非常に多数ある家系図関係の素敵な機能のごく一部でも理解するのに役立つだろう。

Reunion 10 の新規購入 は Leister Productions からの直接入手で $99 となる。旧バージョンからのアップグレード 価格は $49.95 だ。これと組み合わせて使う iPhone 用および iPad 用のアプリは Reunion 9.0c とも 10.0 とも使えて、価格はそれぞれ $14.99 だ。

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警告の警戒すべき過剰さ

  文: Joe Kissell <joe@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

iCloud のお陰で、私のカレンダーは私のすべてのデバイスの間をワイヤレスで即座に同期されるし、どのデバイス上でも編集ができる。これは本当に素晴らしい機能であって、もはや私はこれなしに過ごすことなど考えられない。けれども、カレンダー同期の一つの側面に、憂慮すべき (alarming) ものがある。それはアラーム (警告、alarm) だ。そしてこれは iCloud に限ったことでもない。憂慮すべきは、カレンダーが あらゆる 情報源から同期される場合に個々のプラットフォームでのカレンダーのアラーム処理に Apple のオペレーティングシステムが採用している方法についてのことだ。

昨日の 3:00 PM に、私は町の向こう側でミーティングに出る予定があり、間違いなく出席できるようにたっぷり時間の余裕を持って着きたいと思った。そこで、一時間前にアラームをセットしておいた。セットした通りに、2:00 PM きっかりに私の iMac はビープ音を鳴らし、スクリーンにリマインダを点滅させた。私の MacBook Pro も同じことをした。それから私の iPhone 4S も、それに加えて私が今テスト用に使っている古い iPhone 4 も。さらには買ったばかりの iPad も、それに今も使い続けている iPad 2 も。まだある。妻の Mac も、彼女の iPhone も、それから彼女の iPad も、全く同じことをした。私のカレンダーは妻と共有しているからだ。その通り、わが家にある 9 台のデバイスが、ビープ音を鳴らしつつ、一斉に全く同じイベントのリマインダを表示したのだった!(その上、これら 9 台のデバイスの時計は完全には同期されていないので、およそ 30 秒間にわたってビープ音はあちらこちらからバラバラに鳴り交わした。これも私をどうしようもなくイライラさせた。)でも昨日は、それほど忙しくない日であった。こんな事態が一日のうちに数え切れないほど何度も起こる日もよくある。

そしてこれは私の個人用カレンダーに限ったことではない。私の妻のカレンダーも、私たちが共有している家族用カレンダーも、同じようにその種のアラームを誘発する。また、Adam Engst に TidBITS 関係のミーティングや面会予定があって、それについて(彼にとってはもっともなことだが)アラームを設定した場合にも、やはり私のデバイス全部がリマインダを出す。なぜなら、Adam は TidBITS 用のカレンダーを iCloud 経由でスタッフ全員と共有しているからだ。Adam の家とわが家との間には 6 時間の時差があるので、時にはとても具合の悪い時間にアラームに悩まされることもある!

私の状況があまり一般的なものでないことは認めよう。私の職業のせいで、私のまわりにはちょっと普通でないほどの割合で Mac や iOS デバイスがたくさん集まっている。けれども、三台か四台の Apple デバイスを持っている人を私は大勢知っているし、そういう人たちは皆それらのデバイスの間で iCloud、Google Calendar、または Exchange サーバ経由で同じカレンダーを同期している。それに、ちょっとウェブ検索をしてみただけでも、複数のデバイスを使っている私たちのようなユーザーの非常に多くが、この種の余計なアラームに、とりわけ他の人たちと共有しているカレンダーから来るアラームに、結構イライラさせられていることが分かる。

アラームを無効にすることの問題点 -- いや、ちょっと待って頂きたい。皆さんがおっしゃりたいことは分かっている。個々の特定のカレンダーに対して、あるいは個々の特定の Mac において、アラームをオフに設定しておけばよいだけの話だ、と皆さんはおっしゃりたいのだろう。私もそれは分かっている。iCal の中で、一つのカレンダーを選び、Edit > Get Info を選んで、Ignore Alerts チェックボックスをチェックしておけばよい。あるいは、BusyCal の中でならば、一つのカレンダーを選び、File > Get Info を選んで、Alarms チェックボックスのチェックを外しておけばよい。いずれにしても、そのように設定すればその特定のカレンダーについてその特定の Mac 上ではアラームが一切現われなくなる。

でも、私はそれでは困るのだ。

何よりもまず第一に、カレンダーごとにアラームを無効にする設定は、現在のところ Mac 上 のみ で可能なことで、iOS デバイス上ではできない。だからこれは、せいぜい問題の一部分を解決できるだけだ。それから第二に、カレンダーごとに細かく設定できるのは確かに素敵だが、私が本当に望みたいのはデバイスごとの細かい設定だ。個々の特定のデバイスごとに、その上で私が関心あるかどうかに応じてすべてのカレンダーでアラームをオンにしたりオフにしたりできる手段が欲しい。肝心なのは、私は通常これらのアラームを実際に見たり聞いたりしたいという事実だ。少なくとも、私自身のカレンダーから来るアラームについてはそうだ。ただ、それらを私の すべて のデバイスから得るのが嫌だと思うだけだ。理想的には、いつでも私の最も手近にあるデバイスのみからアラームを得たいと思う。たくさんのデバイスのところへいちいち歩いて回って一つ一つアラームを止めなければならないのは、時間の生産的な使い方とは言えない。

その一方で、時にはアラームを止めるという重大な決断が私の手を離れてしまうこともある! 私の Mac では、すぐにそのアラームを止めない限り、それは私が止めるまでいつまでも、他のことを私がしていてもそれを邪魔することなくスクリーン上に残っている。例えば私は他の仕事で忙しければ、手が空くまでそれをスクリーン上に残しておくかもしれないし、Snooze ボタンを押すかもしれない。そこまでなら何も問題ない。けれども、iOS デバイスにはそんな選択肢はない。もしも私が何か他のことでそのデバイスを使っている最中でも、アラームが出れば止めるか、あるいは Calendar で開くしかなく、スヌーズ機能はない。もしもそのデバイスがスリープ中ならば、ロックスクリーンの上にアラームが表示されるが、デバイスのロックを外すとアラームは消えてしまうので、その場でそれに対する処理をすることができない。例えば、メッセージが届いたり電話がかかってきたりすれば、その前にあらかじめ忘れずにそのアラームが何だったのかを見ておくという一手間をかけなければならない。

煩わしさの少ないカレンダーに至る道筋は -- それでも、Apple が少なくとも解決に向けた小径を歩み出しているかもしれないという一縷の望みを与えてくれる予備的な兆候はいくつかある。

9to5 Mac の記事によれば、最新の開発者プレビュー版の OS X 10.8 Mountain Lion にはシステムワイドの "Do Not Disturb" スイッチがあって、おそらくこれはあなたが再びアラームをオンにするまでの間はその Mac 上ですべてのアラームを(カレンダーからのものであれそれ以外のものであれ)出さないようにするものらしい。もしもそのような機能が Mountain Lion の最終版に実現されたならば、私はそれこそ正しい方向に向けた小さいけれど意味ある一歩となると思う。たった二回ほどクリックするだけでその Mac 上ですべてのカレンダーに影響を及ぼせるという点で、これは今日の状況より進化したものとなるだろう。

しかしながら、そのような機能が解決する問題点は、私にとっては、悩みのうちの最も些細な側面に過ぎない。一つには、その機能によって私の Mac では不要なアラームが減るかもしれないが、iOS デバイス用に同種のオプションが付くというのは噂すら聞いたことがない。おそらく Apple は iOS 6 でまさにそのようなものを計画しているのであろうか。もしもそうなれば、それは確かに正しい方向に向けたより大きな一歩となるだろう。

でも、たとえ私のすべてのデバイスに "Do Not Disturb" スイッチが装備されて、現在ある Airplane Mode スイッチと同じくらい手軽にアクセスできるようになったとしても、やはり全体としてはまだほんの思わせぶり程度の効果しかない。それが実現されたとして、私は一台以外のすべてでスイッチをオフにしておかなければならない。それから私が別のデバイスに注意を向けたとたん、私はそれまで使っていたデバイスで "Do Not Disturb" をオンに切り替えて、これから使おうとするデバイスでそれをオフに切り替える、というのを毎回手作業でしなければならないことになる。だから、結局は、消せないアラームがいたる所に出てくるのが防げた代わりに、自分がどのデバイスからアラームを聞きたいかを常時意識し続けて、それが替わる度にスイッチを切り替え続けるという重荷を背負わなければならない。まったく、起こるのはどう見てもそういうことだ!

もしも Apple が問題の解決に向けた大きな一歩を踏み出したいと思うのならば、より賢明なる解決法は「このデバイス のみ でアラームを出す」という意味を持ったスイッチだろう。言い替えれば、私が iPhone でその設定をオンにすれば、自動的に私の 他の すべてのデバイスが "Do Not Disturb" モードに切り替わるのだ。ある特定のデバイスが主デバイスとなったという情報は、カレンダーのアップデート情報が同期されている現在のやり方と同じ方法で他のすべてのデバイスに push 伝達することができるだろう。

けれどもたとえそれが実現しても、より良い方法ではあるけれども、私の望むアラーム管理方法、つまり、手動の手間をゼロにするという理想からは、まだまだ程遠い。私が本当に望むのは、そのようなスイッチが、独自に、いつオンになるべきかを自動的に判別できるようになることだ。もちろん、手動でそれより優先する指定ができるオプションを付けておくべきなのは言うまでもない。

魔法のように聞こえるかもしれないが、これは完全に実現可能なことだと思う。私の Apple デバイスのすべては、それが現在アクティブに使われているかどうかを既に判別できている。なぜなら、現在アクティブならば、スリープに入らないからだ。もしも私のデバイスの一つが現在使用中であることを探知すれば、たちまち、アラームに関する限りそれが私の主デバイスとなり、別のデバイスが自らを使用中と判別するまでの間その状態が保たれる。その時私がデバイスを使っていなかったとしても、私はポケットの中に iPhone を、あるいはバックパックの中に iPad を、入れて移動中かもしれない。これらのデバイスには敏感な動作感知装置が装備されているので、揺れ動き続けているという事実からそれが今持ち運びの最中であると推測できる。その事実をもって、そのデバイスを主デバイスと判別することもできるだろう。さらにもっと高度にするとすれば、Apple は普段私がどんな場所でどんな時刻に何かしているのかを観察して、そのデータを用いることでどのデバイスをいつ主デバイスとすべきかの推測をより正確なものにして行けるかもしれない。その判断が簡単なものだと主張する気はないけれども、私の見るところそれはソフトウェアエンジニアリングの難問に過ぎず、必ずしも全く新しいテクノロジーを必要とするものではないように思える。

アラームは一度に一つずつ -- 究極的には、私はカスケード式のアラームが実現するのを見たい。私の持っているデバイスたちは、現時点でどれが主デバイスであるかについてできる限りの推測をして、たった一つだけのデバイスにアラームを表示する。もしも私がそこでアラームを止めれば、それで話は終わりだ。もしも、私が何もせずに数分間が過ぎれば、その次に主デバイスと思えるものにアラームが表示され、あとは同様に続く。けれども、私が結局どのデバイスでアラームを見ようとも、いったん明示的に私がアラームを止めれば、そのアラームは すべての スクリーンから消える。

それに加えて、私は iOS デバイスにおいてもアラームをスヌーズできるようになって欲しい。アラームがポップアップした時点でそのデバイスがスリープ中であったとしても、きちんとスヌーズできて欲しい。それから最後にもう一つ、ボーナスポイントとして、スヌーズの指示自体も、私に付いて来て欲しい。つまり、一つのアラームで一時間のスヌーズを指定してから、その一時間が経たないうちに私が別のデバイスに移っても、その新たな主デバイスのみの上にアラームが再出現するようになって欲しい!

当然ながら、この問題に対しては他の解決法も可能だろう。ひょっとすると Apple は、私が想像しているものよりもはるかに優れたエレガントな解決法を考え出してくれるかもしれない。でも、当面は少しでも早いうちに何かの変更を施して欲しいものだ。皮肉なことに、このようにひっきりなしにビープ音を聞かされることで、私はだんだんアラームをセットする気が失せてしまいつつある。アラームをセットしなければ、余計なことに気を散らされたりしないからだ。もしもアラームを役に立つものとしたいのならば、単なるバックグラウンドの騒音となったり、イライラのあまり使いたくないと思ってしまったりするものに終わらせたくないのならば、Apple は何とかしてこれをもっと賢いものにする道を見つける必要がある。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 5 月 14 日

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Security Update 2012-002 (Snow Leopard) -- Mac OS X 10.7.4 とともに、またそれとほぼ同じ脆弱性に対処するため、Apple は Snow Leopard および Snow Leopard Server 用に Security Update 2012-002 をリリースした。修正が対処しているのは、Mac OS X のいくつかのオープンソースコンポーネント (curl、Ruby、Samba など)、ディレクトリサービス、それから悪意を持って作られたファイルの ImageIO、QuickTime などさまざまの内蔵ライブラリによる処理だ。最近の他の Apple アップデートとは異なり、これらの問題が実際に広範囲に起こっているという報告は聞かない。(無料、238.73/258.11 MB)

Security Update 2012-002 (Snow Leopard) へのコメントリンク:

EasyFind 4.9 -- DEVONtechnologies が EasyFind 4.9 をリリースした。ファイルを検索するために、Spotlight に代わる、あるいはそれを補うものとして使える同社のフリーウェア・ユーティリティへのアップデートだ。(2007 年 10 月 11 日の記事“EasyFind 4.0: 簡単だ、検索だ、無料だ”参照。)今回のアップデートでは Location ポップアップメニューに Active Finder ウィンドウのオプションが追加され、Dock または Finder で EasyFind のアイコンにファイルやフォルダをドロップしてそれらを検索することができるようになった。また、ファイル内容の検索がより信頼性を持ち、より高速化したいう。Mac OS X 10.6 Snow Leopard かそれ以降における Quick Look の処理も改善したという。(DEVONtechnologies からも Mac App Store からも無料、ただし Mac App Store はまだ 4.9 に追い付いていない、2.0 MB)

EasyFind 4.9 へのコメントリンク:

BBEdit 10.1.2 -- 春の大掃除の伝統に則って、Bare Bones Software が BBEdit 10.1.2 をリリースした。今回は、ユーザーから報告のあった問題点への修正のみが含まれている。膨大なリストには安定性と互換性を改善する項目が 40 件以上挙げられており、熱心な BBEdit ユーザーならばぜひリリースノートを読んですべての変更点をしっかりと知っておきたいと思うだろう。多数のバグが修正されている以外に、今回のリリースでは About BBEdit ウィンドウがアップデートされ、そこに挙げられた Caffeine Production のリンクを修正するとともに、Black Blood of the Earth の名前も追加した。(あなたのソフトウェアでも、ぜひとも忘れずに About ウィンドウの内容を毎回確認して頂きたい。)(Bare Bones からも Mac App Storeからも新規購入 $49.99、無料アップデート、7.3 MB)

BBEdit 10.1.2 へのコメントリンク:

CloudPull 2.0.3 と 1.5.7 -- Golden Hill Software が同社の CloudPullの両バージョンに対するアップデート (Mac OS X 10.7 Lion 用の 2.0.3 と 10.6 Snow Leopard 用の 1.5.7) を出した。Google データ専用のこのバックアッププログラムは双方のリリースとも(2012 年 3 月 6 日の記事“あなたの Google データを CloudPull でバックアップ”参照)Google Contacts をバックアップする際にコンタクト相手の写真をリクエストする速度に制限をかけている。これらのアプリが Google の制限を超過して、バックアップが失敗に終わることがあったからだ。いずれのバージョンの CloudPull も、Golden Hill Software のウェブサイトからダウンロードあるいは購入できる(その場合は TidBITS 会員ならば 20 パーセント割引の特典がある)し、バージョン 2.0.3 は Mac App Store からも購入できる。また、Golden Hill はそのブログで、最近 Google Docs から Google Drive に切り替わったこと(2012 年 4 月 24 日の記事“Google Drive と SkyDrive、Dropbox に狙いを定める”参照)は現在の Lion 版および Snow Leopard 版の CloudPull では目に見えないけれども、次回のリリースではユーザーインターフェイスをアップデートして用語の変更も反映されるようにすると述べている。(新規購入 $24.99、無料アップデート、7.4/6.2 MB)

CloudPull 2.0.3 と CloudPull 1.5.7 へのコメントリンク:

Microsoft Office 2011 14.2.2 および 2008 12.3.3 -- Microsoft が Microsoft Office 2011 14.2.2および Office 2008 12.3.3 をリリースした。いずれも「極めて重要な問題点」を修正するとともに全体的なセキュリティを改善しているという。特に、アタッカーがあなたのコンピュータのメモり内容を悪意あるコードで上書きするために利用できる脆弱性が今回のアップデートでパッチされた。(Office for Mac ウェブサイトからのダウンロードで、あるいは Microsoft AutoUpdate 経由で無料アップデート、110 MB/218 MB)

Microsoft Office 2011 14.2.2 および 2008 12.3.3 へのコメントリンク:

PDFpen と PDFpenPro 5.8.1 -- 人々が欲しがるならば実現しよう、ということで、Smile が PDFpenPDFpenPro の双方をリクエストの多かった表示オプションを追加したバージョン 5.8.1 にアップデートした。新設の Zoom to Width 機能を使えば、あなたのスクリーンで使える幅一杯にズームできる。また、アプリの環境設定でデフォルトの表示幅を Screen Width と設定することもできる。今回のリリースではまた OCR とテキスト選択の精度を改善するとともに、いくつか(具体的には明かされていない)拡張やマイナーな修正も組み込まれている。(新規購入 $59.95/$99.95、TidBITS 会員には 20 パーセント割引あり、43.3/44 MB)

PDFpen と PDFpenPro 5.8.1 へのコメントリンク:

Evernote 3.1 -- Evernote が、社名と同名のノート取りおよびスニペット保存用ソフトウェアを バージョン 3.1 にアップデートし、数多くのユーザーインターフェイス変更や新機能、修正などを盛り込んだ。中でも最も注目すべきは、Evernote がそのサムネイル表示に代わってノートカード表示を採用した点だ。従来この表示は Evernote を Mac のフルスクリーンモードにおいてのみ現われていた。(このノートカード表示は、Evernote の iPad アプリを使っている人には馴染みあるものだろう。)この新しい表示でも画像の小さなサムネイルがカード上に見えるが、画像にノートを追加した場合はサムネイルに添えてその最初の数行も表示される。Evernote 3.1 ではまた一つ(あるいは複数)のノートの内部に置かれたすべてのファイルをデスクトップ上のフォルダの中に書き出す Save Attachment 機能や、ヘッダ(タイトル、日付、タグ、ノートブック)を印刷できる機能、ノートの本文の中に置ける日付や時刻のスタンプ機能なども追加された。修正点としては、PDF 内の検索結果におけるハイライト動作の精度の改善や、Evernote の Trash に置かれたノートが Spotlight 検索結果に登場しないようにしたことなどがある。(Mac App Store から無料、21.5 MB)

Mac 用のアプリに加えて、Evernote はその iOS 用アプリもバージョン 4.2.0 にアップデートし、iPhone ユーザー用のノートエディタをデザインし直した。このリリースではまた、添付オプションをノートエディタの最上部に置き、テキスト書体オプションを新しいタブに置き、アップデートされたノート情報スクリーンにタグ機能を追加している。新機能や改善点に関する詳細は Evernote ブログで読める。

Evernote 3.1 へのコメントリンク:


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