TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1146/15-Oct-2012

今週はまず、新しい TidBITS イベント公開カレンダーと、Sharon Zardetto の電子ブック "Take Control of Safari 6" のリリースを発表してから、大局的にものごとを展望した記事が二つある。Jeff Porten が再び寄稿記事を寄せて、何がテクノロジーをクールにするか(そしてクールなる遺物の世代がそのテクノロジーをどう見なしているか)を語った宇宙物理学者 Neil deGrasse Tyson の講演について彼の思索を披露する。それから Adam Engst が、出版者の視点で考える方法について解説し、他の人々のために情報を作り出す人たちはすべて、それがどのような状況下のものであろうと、出版の世界で人々が学んできた教訓に注意を払わなければならないと語る。今週注目すべきソフトウェアリリースは、TweetDeck 2.0、Firefox 16.0.1、それに Voila 3.3 だ。

記事:

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TidBITS イベントカレンダーを購読しよう

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

前回の TidBITS Presents イベント(2012 年 8 月 22 日の記事“TidBITS Presents "Protecting Your Digital Life" を見よう”参照)の後、前もって十分な予告がなかった(そのことを記した電子メール号が出たのが月曜日の夜で、プレゼンテーションは水曜日の午後だった)という当然の苦情が多くの人たちから届いた。申し訳ないことをしました! 明らかに、私は記事“出版者の視点で考えよう”(2012 年 10 月 12 日) の中で自ら記した教訓に、もっと注意を払うべきであった。具体的には、自分自身が(TidBITS の号が届いてもすぐに読むとは限らない)購読者の視点に立ち、複数通りの方法で情報を提供すべきであった。

今後そのような問題が起こるのを予防するために、私は iCloud 上に TidBITS Events カレンダーを作成して、その中に TidBITS スタッフメンバーが参加しようとしているすべての公開イベントを出版することにした。あなたがこのカレンダーを購読するには、ただこの TidBITS Events リンクをクリックしてから、Calendar または iCal の中でカレンダーの購読を承認するだけでよい。(BusyCal の場合はあなたが何もせずとも黙ってカレンダーを追加する。)カレンダーは毎週でなく毎日自動的に更新するよう設定しておくことをお勧めしたい。あとでカレンダーを探したいと思われた場合に備えて、TidBITS サイトのナビゲーションバーにも Calendar リンクを追加しておいた。

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購読者の視点に立つと宣言した私なので、これらのイベントにはそれに付随してリマインダーが出ることのないようにできる限りの努力をした。リマインダーなど出て欲しくないと思う人が大多数だろうからだ。もしもイベントに対するリマインダーを出したいと思われるのならば、そのイベントをあなた自身のカレンダーのどれかにコピーして、そちらにあなたが適切と思うリマインダーを付けて頂きたい。(Calendar の中では、そのイベントをサイドバー上の新規のカレンダーの中へドラッグすればよい。BusyCal の中では、イベントをコピーしてからペーストする必要がある。)また、イベントには可能な限りそれに関係する URL を含めるよう努めたいと思っている。もちろん大きなイベントはこれまで通り TidBITS 自体の中で発表するが、マイナーなイベントや、ほんの少数の人たちしか参加できないであろうイベントについては、TidBITS 自体の中でなく TidBITS Events カレンダーのみに現われることもあるだろう。

私自身のイベントで間もなく起こるものについては既にすべてこのカレンダーに追加してある。主として、2012 年 10 月 19 日の MacTech カンファレンスでの開発者向けパネルディスカッション "Working with the Press" と、ニューヨーク州 Oneonta で 2012 年 11 月 1 日に開催される MUGONE ミーティングに関するものだ。これらをもとに、それぞれの会場で私を見つけて下さればと思う。他の TidBITS スタッフたちの予定も判明し次第このカレンダーに追加して行くつもりだ。いずれは、どんなイベントもその日程が決まり次第追加したいと思っているけれども、あまり公式でないイベント、例えば私たちの公開スタッフミーティングなどについては、ずっと早くから事前に通知することはできないかもしれない。それは単に、その種の集まりは正確な日時をあまり早くに決めることがないというだけの理由からだ。(だからこそ、カレンダーは毎週でなく毎日アップデートする設定にするようお勧めしているわけだ。)

何か質問や提案などをお持ちなら、どうぞコメントに書き込んで頂きたい。私としては共有カレンダーを使っての出版は初めての経験なので、あらゆる可能性を予測するよう努めたとはいえ、何か見落としがあればぜひお聞かせ願いたいと思っている。

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"Take Control of Safari 6" で Safari の詳細を発見しよう

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

勿論、殆どの人は Safari の中で困らない程度には Web を歩き回ることが出来る。しかし Apple は長年に亘って Safari を改良し続けて来ており、そこには多くの人が気付いていない機能の宝庫がある。これらの機能 - そしてショートカット - を Sharon Zardetto よりも上手に明るみに出せる人はいない。そして彼女は "Take Control of Safari 6" を携えて戻ってきた。これは皆さんが Safari をより速く、より賢く、そしてより良く使える様にとの願いからである。(何故ならば、例え話をすると、セレンゲティ国立公園の猛獣たちを追うのに、ガタガタ揺れる Land Rover に乗った心もとない旅行者としてよりも、超望遠レンズを使って確信を持って追いかける方が良いとは思いませんか?)

あなたの Safari の高等教育でまず最初にするのは、あなたの環境、とりわけツールバー、ブックマーク、そしてトップサイトのカスタマイズであろう。次は、鍵となるブラウジング技術の探索で、前に訪れたことのあるサイトに手早くアクセスする、複数の Web ページを同時に開く、そして開いたタブをあなたの Apple 機器間で同期する等がある。更に、Web 一般そして見ているページでの検索を基本を超えて行う、自動的にフォームに記入する、保存したパスワードを管理する、後で読むためにページを手元に置いておく、そして Safari の機能セットを拡張する最も価値ある機能拡張を見つけ出すやり方についての進言が得られる。"Take Control of Safari 6" は 143 ページに及ぶ詳細にわたる調査とテストの内容で $10 である。

(注意すべきは、Safari 6 は 10.7 Lion でも 10.8 Mountain Lion でも働くが、Lion に対する機能セットには多少制約があり、その違いについても Sharon は言及している。もし 10.6 Snow Leopard や 10.5 Leopard の方が良いと言うのであれば、"Take Control of Safari 5" が妥当で今でも入手可である。)

TidBITS メンバーには如何なるTake Control 注文、一冊の電子本でもそれ以上でもに拘わらず、に対して 30% 引きとなる。この 30% 引きの注文を入れるには、 Member Benefits ページに行き (必要ならばナビバー経由でログインして)、オレンジ色の Take Control バナーをクリックする。

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"何が技術をかっこ良くする"、Neil deGrasse Tyson が語る

  文: Jeff Porten: jporten@gmail.com
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

何が技術をかっこ良くするのか? それが宇宙物理学者で科学伝道者でもある Neil deGrasse Tyson が Philadelphia での最近の ASIS/ISC2 セキュリティ会議の閉幕昼食会で提起した論題であり、彼はこの課題について興味深い見解を披露した。

例えば、次の二つの極めて高速の飛行機を考えてみよう。SR-71 "Blackbird" は今でもこれまでに作られた最速の飛行機であり、計測された最高速度は Mach 3.5 (2,600 mph 以上) である。しかし、今日これが飛ぶのを見ることが出来る唯一の場所は X-Men 漫画の中でしかない、何故ならばこれは 1999 年に退役しているからである。もう一つの飛行機は Bell X-1 であり、こちらは初めて音速 Mach 1 を超えた飛行機である (ええ、ご指摘の通り Bell X-1 は技術的にはロケットである)。Tyson はこの Blackbird は今でもとてもかっこ良いと思っているが、Bell X-1 の方は時代遅れで古臭いと思っている。(個人的には、X-1 は今でも結構かっこ良いと思うが、一つにはそのまがいもなくレトロな情緒のためであろう。)

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一方、これらの飛行機両方を現在我々が乗ることのできる最大の民間航空機 Airbus A380 と較べてみよう。Tyson は業界観測筋の一人が言ったとして次の様に引用している、この飛行機は "豚を飲み込んだアナコンダ" の様な姿をしているが、乗ってみれば Philadelphia のホテルにチェックインしてチェックアウトしたら Europe だったという感じである。最近どれぐらい多くエコノミークラスで飛んだかにもよるが、これはプラスかも知れない。しかしながら、あなたが余分の空間をどれ程ありがたいと思っても、A-380 を "かっこ良い" と呼ぶ人は全ての飛行機が秘密の反重力発生器を積んでいると信じる陰謀理論家だけであろう。A-380 は流線形には見えない、とりわけより高速の Concorde と並べたら - Tyson も私も Concorde はこれまでに作られた最も美しい飛行機だと思っている。

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最後に、Saturn V ロケットを考えて見よう。Tyson は、これは宇宙愛好家にとっては超かっこ良いと言っているが、これは残念ながら 1970 年代以降に生まれた人たちの一般的な認識からは消え去ってしまっているかもしれない。Saturn V は、これまで人類が作った飛行物体では一番大きい円筒であり、高さ、重さ、推進力、そして発射最大積載量のいずれでも記録保持者となっている。一つのロケットノズルは傍に立つ人間を小人の様にしてしまうし - Tyson が言うには、この中でお茶会を開ける - しかも Saturn はそれを 五つ も持っている。もしこれを現在のアメリカの後継機と較べてみたいと思っても、それはかなわない;米国は現在このクラスの発射台を持っておらず、新しいものを開発するまでロシアのロケットに間借りせざるを得ない。

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それで、何を言いたいのか? Tyson は、これら今でもかっこ良いデザインについて興味深いことを言った。SR-71, Concorde, そして Saturn V - 全てのデザインが今でも最先端だし、現代の観察者にとってもかっこ良い - は 50 才になる。これら三つ全部がもう現役を退いている。我々の今の最先端デザインの多くは 50 年前には 存在 しなかった分野で起こっており、そして 5 年以上たったものは救いようがないほど時代遅れになってしまうこともある。もしあなたが 30 才以下で、むかし "自動車電話" と呼ばれた分野があったのは何故かと不思議に思ったことがあるのであれば、その答えは、これらのための優雅なベルト用ケースを誰も考え付かなかったからである。

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Tyson の持論は、技術はそれがそのクラスで最高である限りそのかっこ良さの要素を持ち続けるというものである。それ故、ある特定の技術における最もかっこ良い物がもう数十年経っているという場合はいつでも、我々は基本的にその技術を放棄したのだということにすぐ気付く。もし我々がより大型のロケットやより高速の飛行機を発明していたならば、Saturn V や Blackbird は歴史的な遺物、Wright Flyer の様なものとして捉えているであろう - 私は Wright Flyer は視覚的には面白いとは思うが、乗りたいとは思わない。Tyson の考えを延長すると、私は今でも Bell X-1 はとてもかっこ良いと思う、何故ならば私は Mach 1 を超えて飛ぶ民間機に乗ったこともないし、これからもそのような機会が来るとは思えないからである。

私はこの見識を興味深いと思った、何故ならば私は中年のテック熱狂者で、そして私の仲間の多くは "かっこ良い" と "かっこ良かった" との間の違いを認識していないかもしれないと思うからである。例えば、私の最初のコンピュータは Timex Sinclair 1000 であった。そして私はそのスタイルを私の母の当時の働き者 TRS-80 Model II に対して恐れを抱くことなく擁護する。しかしながら、だからと言って、私の MacBook Air を黒いプラスチックで着飾らせ、そしてフラットキーボードを装着させようとは思わない。そんなことはこれまで考えたこともない、何故ならば考える必要もなかったからである。デザインの変更と技術スタイルは、ある種の物事を見えなくしたり、ある種の質問を発せられないままにしたりする傾向がある。これは我々の様な技術を毎日使っている人間にも当てはまる。

Tyson の見識をコンピュータキーボードにも当てはめてみることが可能である。キーボードは一世紀も前から存在する技術で我々皆が使っている。少なくともここでは、我々がこれを置き換えようとする努力がなされなかったわけではないし、そして私は、10 年、20 年以内に、多分もっと早く、キーボードを持った物は何でもどうしようもなく旧式であると見做されるようになると思う。というのも殆どの人が代わりに素晴らしい音声認識を使う方へ切り替えるからである。その後は、同じことが音声認識にも起こっても私は驚かないであろう。我々は、人間からコンピュータへの脳インターフェースとか着用可能な仮想網膜ディスプレイとかを発明しているかもしれない。

(余談だが、私は、この様な変化がオンライン通信、そして一般大衆と職業ライターの文章能力にどの様な影響を与えるかを是非見てみたいと思う。ワードプロセッサの出現で本の長さが急激に長くなり、そして逸話的に言うと、私の仲間の多くがキーボード入力から口述への切り替えの難しさを経験している。何故ならば書くことと話すことは我々の脳の異なる部分を使うからである。私が思うに、コンピュータは一般大衆の間での書くこととタイプすることの両方に対する必要性への認識を高めた。もっとも、1980 年代や 1990 年代にはこれら両方共が旧式の教育要件であると繰り返しそして誤って予見された。そしてまた、当時の予見とは異なって、一般大衆はプロの品質で書くことを学ぶことは無かったし、物書きのプロがすたれることもなかった。しかし、優秀な口述システムが広く使われるようになれば、将来のオンラインのそしてプロの書きものの 内容 に間違いなく影響を与えると思われる。)

この論議は Apple の技術の使用者にはとりわけ興味深い。Apple ユーザーはほぼ間違いなく一般大衆よりも美学を大切にする。洒落た MacBook Air や iPhone に気を取られて、最先端こそが我々の辿りつくことが出来る最善の未来であるという考えに行ってしまいがちである。しかし、我々が享受している技術は全て一連の発見と設計上の決断に依存しており、発見されなかったり、より良いとされるオプションに負けたり、或いは単に見捨てられたりした技術の故に見逃してしまっているものが何であるかを我々は知ることは無い。古代のギリシャ人は蒸気エンジンの原理は知っていたが、それを子供の玩具以上のものに使ってみることは無かった;もし産業革命が 2 千年前に起こっていたら、我々は今何処にいるであろうかを考えてみるのも面白いであろう。

技術の中には自ら欠けている代替手段を考えさせるものもある;タイプ速度の低下を感じたことのある人なら誰でも、この年来の技術は果たして我々が出来た最善のものなのだろうかと思ったことがあるであろう。同様に、他の国が実証している様に (少なくとも、私に対しては)、我々の自由市場、セルラー技術に対する分断化が、我々がクラスで一番のワイヤレスインターネット速度を得られない一因である。Tyson の発見的問題解決法は、我々の技術を検証しそしてそれが何でないかに気付くためのもう一つのツールを提供している。私は私の MacBook Air をすごいと思っているが、その形は私が 1990 年代に買った PowerBook Duo に著しく似ている。このことは 恐らく この PowerBook のデザインはそれ以降の競合するデザインを蹴散らせるだけ強かったことを意味するのであろうが、もし我々が今後 10 年、20 年に亘って未だラップトップに折り畳み形状の筐体を使っているとしたら、警告に値するであろう。我々はまた、iPad の様な新しいデザインパラダイムが提示された時、我々の最初の反応はキーボードをその上に乗っけたくなるのは何故なのか問うべきなのであろう。

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宇宙探査に限って言えば、Tyson は 1960 年代の技術設計を神聖視するのは深刻な問題であると認識することを求めていた。もし Saturn V があなたにかっこ良いと見えるなら、それはあなたが過去に囚われているし、そしてまた我々は衆知を集めてもっと良い仕事がそれ以降で来ていないのは何故なのか政府や民間業界に合法的に問いただすべきであることを意味する。Tyson は宇宙の短期的な軍事化は避けられないと付け加えた - 我々が平和的な探査のために共同作業が出来るのであれば、我々はそれを最初に地球上でやっていたはずである、従って 1960 年代に宇宙競争を駆り立てた同じ軍事競争要因が今日でも存在している。しかしながら、彼は中期的にはもっと希望を持っている:新しい技術が巨大な資源を我々にもたらしてくれるので、例えば小惑星群にある鉱物資源の様な、人類の歴史を通して戦争に駆り立ててきた希少性が取り除かれるかもしれない。Tyson はまとめとして、宇宙探査に対する国の理念はその社会に対する彼らの理念の秀逸な表現であると言った - これは楽天的とも気が滅入るとも取れるであろうが、それは我々の探検に対する意思をあなたがどう見ているかに依っている。

最後に私からの進言:私は今や Neil deGrasse Tyson を熱狂者のための会議で、そして謝礼付講演と思える場で見たことになる。彼は、積極的に信者に説いている時はより熱が入っている様に見えたが、彼は私がこれまで直接見たことのある講演者の中でも最も楽しませてくれるそして教育的な一人である。私はこの記事で彼の一時間に及ぶ講演の恐らく三分の一程度しか取り上げておらず、残りは全く触れていないことからも、彼の大きさと深さについては想像して頂けるであろう。もし彼を直接見る機会があるのであれば、ためらわずに行くべきである。

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出版者の視点で考えよう

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

パーソナルコンピュータ、とりわけ Macintosh と LaserWriter というダイナミックな組み合わせが、印刷による出版というものに革命を引き起こした。パンフレットでも、チラシでも、あるいはニュースレターでも、ごく簡単に作ることができるようになったからだ。それからインターネットのお陰で、私たち個々人の出版能力はますます拡張されて、誰でも大量に電子メールを送ったり、ブログを始めたり、ウェブサイトを作成したりもできるようになった。そう、TidBITS が存在するのは、Mac とインターネットの組み合わせのお陰なのだ。それなしで、たった 22 歳の二人が出版を始めて、ほとんど何もない予算の支えで書いたものを何万人もの読者に届けることが可能となっただろうか?

デスクトップ出版の結果として身代金要求の手紙風の文字がほとんど犯罪的に使われるようになってしまったという議論は散々言われてきたし、アマチュアたちの手で本当に酷いウェブサイトが濫造されるようになったという批判も積もり積もっている。けれども、賢いプログラムやテンプレートがあるお陰で、今では誰でもある程度魅力的なものを作り出すことができる。しかしながら、だからといってそうした出版物が、それらが今ある状態で、情報を伝達するという本来の目的を十分に果たしているということにはならない。

今やビジュアルなデザインが大きなハードルではなくなったことで、大多数のアマチュアにプロの出版者の持つ全体的な物の見方が欠けていることがむしろはっきりと見て取れるようになった。そうして、重要な詳細情報の欠落した、すぐに期限を過ぎてしまう、オンラインで容易く見つけられない、といった欠陥のある出版物が世に溢れるようになってしまった。新学期にあたって私たち中学生の保護者たちの間でよく交わされる言葉は、子供たちの新しいクラスやクラブ、スポーツチームなどについて重要な詳細情報がさっぱり見つけられないことについての不満だ。例えば、クロスカントリーイベントの保護者の顔合わせディナーの席で、学校の公式ウェブサイトに載っているレースの予定表は完全に間違っているので無視して下さい、という警告が主催者からあったくらいだ。そうして私たちにはその週の予定の正誤表が紙に印刷して配られたけれど、そんなやり方ではスケジュール表のアップデートをする際に間違えない方が不思議というものだろう。この記事では、息子の Tristan が加わったこのクロスカントリーチームを実例として使わせてもらうことにしたい。このイベントに付随する「出版物」の多くが、私たちが直面することの多い現実社会での困難の、典型的な(概してうまく行った)実例になっていると思うからだ。

忘れないで頂きたいのは、私が「出版物」という用語を極めて緩い意味で使っているという点だ。あなたが所属する読書サークルにあてて次のミーティングはいつかという問い合わせの電子メールを出せば、それもあなたの出版物だ。担任するクラスのブロクを先生が書けば、それも出版物だし、あなたがコミュニティーセンターの水泳教室に参加するための申し込み書を書けば、それもまた出版物だ。他の人たちが受け取るための情報をあなたが作り出す度に、とりわけあなたが個人的に知っているわけではない人たちのためにそれをする場合に、出版者としてあなたは挙動するのであって、そのコミュニケーションがうまく行くためには、あなたがプロの出版者としての考え方をする必要がある。いや、そんなに難しいことではないので、心配は要らない。

読者の立場になって考えよう -- この仕事の最も重要な部分は、聴衆の立場になってものを考えて、もしもあなたが読者だったならばその あなた の必要をその出版物が満たせるものになっていると思えるように、気を配ることだ。そのために前もっていくらか余分の仕事をしておく必要があるかもしれない。出るかもしれない質問を想像して、それに対する備えを講じておいたりすることもあるだろうからだ。けれどもあとになってから個別の質問に一つ一つ答えるよりも(あるいは訂正や追加を出す必要に迫られるよりも)最初から完全かつ正確な情報を提供した方がずっと効率的であるのは明らかだろう。初めにこのことに触れたのは、これはあなたが初めから終わりまでずっと念頭に置いておくべきことだからだ。次の段階、つまり配布の作業に取り掛かる前から。

Tristan のクロスカントリーチームについて言えば、聴衆はそのほぼ全員がランナーの保護者であって、彼らの一番の関心事は事業計画、つまり練習や会合の時間と場所や、あるいはその他保護者に関係した細かいこと、例えばチームのユニフォームの購入や、レースの写真の撮影や展示、家庭でのミーティングの手伝い、ランナーたちのための食料提供、といったことだ。組織の実際はいろいろの事情をよく知った保護者たちの手で運営されているので、このクロスカントリーチームの運営はかなりうまく行っている。けれども Tristan が参加したことのある別の組織の中には保護者としての観点を持たない大人たちの手によって運営されていたものもあって、そういった組織では時として非常にフラストレーションの溜まることもあった。保護者たちが何を知っていて何をすることを期待されているかについて、私たちには一度も知らされないまま勝手な思い込みで運営されたりしていたからだ。

複数種類の配布方法を使おう -- ここからが、プロの出版者らしい挙動が本当に必要となるところだ。忘れないで頂きたいが、出版者がお金を得られるのは人々がそのコンテンツを読み、聴き、あるいは見ることができて初めて可能となる。だからこそ、出版者たちはコンテンツができる限り広い範囲の聴衆に届けられるよう真剣に考えを巡らせるのだ。多くの場合、あなたの聴衆は一定の範囲内に限られている。例えばクロスカントリーのランナーたちの保護者とか、読書サークルのメンバーとか、そのコミュニティーセンターに参加できる地域の住人とかいった具合だ。それでも、あなたはその範囲の内部で最大限の人たちに届けようと望むわけだ。

ここで「フィールド・オブ・ドリームス」の罠に 陥らない ようにしよう。つまり、あなたが何かを構築しても(例えばウェブサイトや、メーリングリストや、Facebook グループや、その他何でも)必ずしもそれだけで人々がやって来るわけではない。あなたが自分で聴衆を探し出す必要があるし、彼らが必要とする情報を彼らが望む形で提供するようにしなければならない。形式がどうあれ、それがウェブサイト、メーリングリスト、公開 Google カレンダー、Twitter フィード、Facebook グループ、テキストメッセージであろうと、昔からある紙に印刷したチラシや小冊子であろうと、さらには旧来の電話連絡網やその他の口伝えの連絡方法であろうと、そのことは変わらない。複数通りのやり方を用意するのはとても重要なことだ。ある人のためには適した方法であっても、他の人に適しているとは限らない。もちろん、収穫逓減の法則というものがここにはあるけれども、少なくともあまり変更されない詳細情報を載せた簡単なウェブサイトと、コミュニティーセンター用のメーリングリストくらいは最小限必要だろう。なぜなら、今の時代、ほとんどすべての人たちがインターネットアクセスと電子メールアドレスは持っているからだ。(私たちの経験では、テクノロジー業界の外では Facebook や Twitter は電子メールほどには行き渡っているとは言えない。)ただし、私が ほとんど と言ったことに注意して頂きたい。あなたが連絡したい人たちの全員に連絡できていると確信が持てるまでは、紙による連絡や口伝えの連絡も重要な役割を果たすことがある。

もしもあなたが電子メールを配布方法に選んだのならば、受け取ったら印刷して欲しい書類を送りたい場合や、ビジュアルが強い意味を持つ書類である場合を除き、原則としてあなたの情報を電子メールメッセージの中に直接タイプする(あるいはペーストする)だけにすべきだ。そうすれば、受け取った人は添付書類をダウンロードする必要がなくなる。必ずしもすべての受取り人が添付書類のダウンロードをできるとは限らないからだ。

クロスカントリーチームの場合は、ほとんどすべての情報が保護者たちの運営するメーリングリストを通じて送られており、、練習の第一週に子供たちが家へ持ち帰るプリントにそのメーリングリストへの参加呼びかけが載っている。その上、コーチの一人がブログを書いていてそこにスケジュールが載っている。そのブログへのリンクが紙のプリントにも印刷されているので、このプリントは重要な意味を持つ。理想的な世界においては、電子メール経由でブログ記事を購読することもできるだろう。そのような機能を提供するブログも多いし、それを使えば人々がわざわざ定期的にブログを訪れたり RSS リーダーを利用したりせずとも最新情報を得ることができるだろう。(RSS も、テクノロジー業界以外ではあまり使われていない。)

問題は、学区のメインの公式ウェブサイトに載っている情報が時代遅れなことで、そのため初めてクロスカントリーを走りたいと思っている生徒やその親がそのためにどんな診断書を用意する必要があり、練習がいつどこであるかなどといった情報を知るのが極めて困難となっていることだ。その結果として、最初の一・二週間はランナーたちがポツポツとしか集まらず、遅れて参加した生徒たちは保護者メーリングリストの重要性を説明したプリントを受け取りそびれる羽目になることも少なくない。(もちろん子供たちが帰り道にプリントをなくすこともある。)そういう場合、その生徒の親にとって重要な情報の入手源は中学一年生のあやふやな記憶力に頼るもののみということになり、正確な詳細情報を得られるかどうかは完全に運次第だ。人々がそのような羽目に陥ることのないように、できる限りの努力を注ぎ込むのは意味のあることだろう。

五つの "W" -- いったんあなたが聴衆の懐に入り込むことができ、コンテンツ配布の手段を確保できたならば、次にすべきは記者たちのノートブックから一ページを見せてもらい、それをじっくりと観察することだ。彼らは、すべての記事に五つの "W" が完備するよう訓練を受けているからだ。五つの "W" とは、誰が (who)、何を (what)、いつ (when)、どこで (where)、なぜ (why) だ。時には、どのように (how) がこれに加わる。過去の出来事を紹介しているのでなく将来について詳しく書くつもりがない場合などは、五つの "W" を多少調整しなければならないこともある。また、詳しいことをいったん書いてしまった後で、それを変更しても役に立たないような場合は、最初の試みの際に正しくなければ駄目になる。例えば、親たちに 6:00 AM に空港まで子供たちを送ってくれるよう電子メールで連絡した後で、間際になってからやっぱり学校に 5:40 AM と変更しても混乱を起こすだけだ。では、それぞれの "W" を順番に見て行こう:

すべてに事実チェックをしよう -- これはかなり大変な作業なのであなたは気に入らないかもしれないが、やはり事実をすべてチェックしておく必要がある。私は毎週月曜日、TidBITS 電子メール号に載る記事すべての内容を綿密にチェックするのに一日の大部分を費やしている。もちろん私とて完璧ではないが、この編集過程でたくさんの細かな間違いが見つかる。その大多数はあまりにも細かいことで気付く読者もほとんどないだろうと思われるものだが、時としてそれまでの編集過程で見落とされていた大きなミスを見つけることもある。

あなたも、同じことをするべきだ。あなたが発信する内容の中に何らかの日付が含まれていれば、それが正しい日付かどうか確認しておこう。曜日も正しいことを確認しよう。もしも何らかの場所が示されていれば、それが正しい場所であることを確認するとともに、それが最新情報であることも確かめるべきだ。(去年、私たちは子供たちを練習終わりに競技場近くの「大きな岩のあるあたり」に迎えに行くよう指示された。ところが、誰も確認しなかったので、夏休みの間にその大きな岩が撤去されてしまっていたことに誰も気付かなかった。そんな場合も、Google Maps にピンを立てておけば役に立っただろうに。)

事実チェックしておくべき最も重要なことは、あなたが提供する説明や指示の内容だ。なぜなら、もしもあなたの説明が間違っていれば、あるいは指示が分かりにくければ、あなたはすべての人たちにそれぞれ自分で問題の解決にあたるよう要求しているのと同じことになるからだ。

首尾一貫が大切 -- 朝刊が毎朝出るということを、意識したことがあるだろうか? あるいは、TidBITS が毎週一定の見栄えを保っていることはどうだろうか? それは、プロの出版者が人間というものは習慣の生き物であるということを知っており、出版するものに一貫性を持たせることによって人々に注目してもらえると知っているからだ。あなたが一貫性を持つためには、主として二つの方法がある:

* 決まったスケジュールで出版する。私はクロスカントリーのメーリングリストにあてて、競技会の度にその数日前に新規の空のフォトアルバムを電子メール送信するようにしている。複数の競技会に関することを一つの電子メールで送ることは決してしない。なぜなら、それをすると混乱を招くかもしれないからだ。同じように、コーチのブログは毎週更新されるので、毎週月曜日にコーチのブログをチェックすればその週のスケジュールが分かるようになっている。

* 毎回同じフォーマットを保つ。あなたが伝えたいのはどんな情報なのかをよく見定めて、毎回同じやり方でそれを伝えるようにする。こうすれば、それを読む人たちもあなたが伝えようとしていることがらの構造を一生懸命考える必要がなくなり、関連のある事実だけに注目して読むことができるだろう。

聴衆をチェックしよう -- 一般的に出版者は広告によって、または購読料金によって、お金を得ているが、いずれの場合についても、聴衆についてしっかりと知ることが極めて重要となる。おそらくあなたは新聞社が購読者の総数を把握したがるほどには聴衆の数を気にしたりしないだろうが、それでもあなたの仕事がどの程度の数の人々に届いているかを知るのはやはり重要なことだ。なぜなら、もしもあなたの声がある人々に届いていなければ、それは将来あなたの組織に(あるいは少なくともその人たちに、そしてあとになってあなたにも)大きな問題となるかもしれないからだ。

例えば、クロスカントリー選手の保護者たちの中にはメーリングリストを使えないという人たちもいるので、初めての自分の学校での競技会の後も子供たちを迎えに行かなければならないことを知らなかったという人も出てくる。あるいは子供たちが競技会の会場から電話をかけても、親の方がどこへ迎えに行けばよいのか分からないということもある。もしもコーチが気を配って選手全員が少なくとも一人ずつの親にメーリングリストに参加してもらっていることを確認してさえいれば、彼女もあれほどたくさんの時間を費やして、苛々した親たちの一人一人に電話をかけ、レースのゴール地点がどこにあるのか道案内をする羽目になることもなかっただろう。

すべての人たちに連絡できていることを確認するためには、別の手段を使ってコミュニケーションすることが必要となることが多い。例えば電子メールを送ることによって全員がウェブサイトを知っていることを確認したり、あるいは電話をかけることによって全員がメーリングリストについて知っていることを確認したり、といった具合だ。

援助の手を得て、継承の計画を立てよう -- 最後に、すべてをその場限りのやり方でするよりも、システムを作り上げておく方が絶対に優れている。これもまた、プロの出版者たちの秘密の一つだ。彼らの目標は、どんなに多くの情報源からの情報でも取り込んで、それをもとにコンテンツを生み出すことのできる、出版マシンを築くことだ。どんなものであれマシンさえ築いておけば、それが単なる一連の手順書で他の人がそれに従って作業をするという程度のものであっても、あなたの出版物はあなたが自分一人ですべてをこなし切れなくなった時点を過ぎた後も出版を続けられるようになる。そのような時点が訪れるのは、仕事の量が一人でするには多すぎるからということもあるだろうし、またあなたがいつまでもそのグループを率いたくないという気になったり、あるいは子供が学校を卒業したり、チームを辞めたりといった事情からのこともあるかもしれない。

将来コンテンツを寄稿してくれる人たちや、あなたの役割を代わって引き継いでくれる人たちのことを念頭に置いて、そのような人たちのために技術的な技能をキープできるようにしておくのはとても重要なことだ。学区の公式ウェブサイトにおける一つの問題は、それが一般に使われているコンテンツ管理システム Joomla に依存している点だ。残念なことに、その理由が古いバージョンの Joomla を使っているのが原因なのか、それともアップデートがインストールされないままなので何年も前にセットアップされた際の間違いがその後も対処されずに残っているからなのかは分からないが、このサイトはあまりにも使い勝手が悪いので、多くの教師やコーチや管理者たちはサイトを使うことができないかそれとも使いたがらないかのどちらかになり、その結果としてサイトにある情報は不完全かつ時期遅れのものとなったままだ。

結びに一言。出版というのは何も最先端科学ではない。単に、読む人たちの立場でよく考えて、細かいことにもよく気を配り、一貫性を保とう、というだけのことだ。それさえすれば、あなたの出版したものはきっとその情報をうまく届けることができるだろう。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2012 年 10 月 15 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

TweetDeck 2.0 -- Twitter 社のアプリとしてはいつも Twitter アプリの影に隠れて二番手の扱いを受けているようにも見えるが、TweetDeck 2.0 は同社のカラムベースのクライアント TweetDeck アプリに大幅な見栄え上の変更 をいくつか提供する。新しい明色のテーマと、フォントサイズを変更できる機能 (ただし小・中・大のみ) やその他のデザイン調整のお陰で読みやすさが改善されている。機能上の変更としては、あなたがフォローしていない、あるいはスパム送信者と報告した人たちからの tweet を削除する機能、ポップアップウィンドウの位置を変更できる機能、Timeline カラムでリツイートの繰り返しを取り除ける機能、通知サウンドの音量削減、Growl 通知との間で起こった表示上の問題点の解消などがある。(無料、1.3 MB)

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Firefox 16.0.1 -- Firefox ウェブブラウザにバージョン 16.0 をリリースしてから間もなく、Mozilla はそれを置き換える Firefox 16.0.1 を出して、悪意のあるサイトによってあなたが訪れたことのあるサイトが特定され、それらのサイトの URL や URL パラメータを判別される潜在的可能性があるという セキュリティ脆弱性に対処を施した。バージョン番号に惑わされてはいけない。Firefox 16 はもともとマイナーリリースであった。Mac ユーザーにとって最も重要な点としては、VoiceOver の限定的なサポートが提供された。ただし Mac-cessibility の Josh de Lioncourt によればそのパフォーマンスは良くないという。また、Mozilla によれば Firefox 16 でウェブアプリの初期実装が導入され、それらはユーザーによりインストールされた標準的なウェブテクノロジーを用いて定義され、自己完結で動作し、ウェブブラウザを常に必要とすることはなく、オフラインでも動作するようビルドすることも可能だという。Mozilla ではそれらのウェブアプリをホストする Mozilla Marketplace を開発中で、これは Google Chrome 用にビルドされたウェブアプリをホストしている Chrome Web Store に似たものだという。Firefox 16 のその他の変更点としては、新しい開発者ツールバー、ウェブコンソールでのエラーカウント、開発者たちがキーボードで素早くアクセスできるコマンドラインの新設、それからいくつかのバグ修正がある。一部のユーザーにとって未解決の問題としては、Gmail のメイン画面でスクロールが遅くなるバグがある。(無料、33.3 MB、リリースノート)

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Voila 3.3 -- Retina ディスプレイモデルの MacBook Pro との互換性を改善することを主目的に、Global Delight が Voila 3.3 をリリースし、このスクリーンキャプチャ用ユーティリティの Retina ディスプレイ上のスクリーンショット特有の数多くのバグに対処した。また、複数モニタ構成に関係するいくつかのクラッシュや、MacBook Air 上でビデオが壊れる問題が修正された。Retina ディスプレイモデルの MacBook Pro を持っている人は、Voila の Export 環境設定でいくつか異なる書き出しフォーマットから選べる ことに注意しよう。Retina ディスプレイのスクリーンショットがあまりにもサイズが大きくて電子メールでの送信やブログへの投稿ができない場合、この機能を使ってよりコンパクトなフォーマットで書き出しすることができる。(直接 Global Delight からの新規購入は $29.99、その場合には TidBITS 会員 に 25% 割引あり、Mac App Store からも入手可能、無料アップデート、13.8 MB、リリースノート)

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ExtraBITS、2012 年 10 月 15 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週はマルチメディア関係の ExtraBITS 項目が二つある。iPhone 5 をめぐる大騒ぎを笑いの種にした Saturday Night Live コントのビデオと、iOS 6 における本物の奇妙な点や問題点のいくつかを議論した Glenn Fleishman も出席する Macworld ポッドキャストだ。

Saturday Night Live、iPhone 5 のテクノロジー系ブログによる扱いを攻撃 -- この Saturday Night Live のコント(寸劇)で一番驚くべき点は何か、私たちも判断しかねている。その面白さか、それともこれが Apple 関係のポッドキャスト全般を、さらにはこの業界全体をからかっていて、いいかげんな噂やデタラメな記事などを反射的に攻撃したものではないという点なのか、と。このビデオでは、CNET、Wired、Gizmodo その他のブロガーたちがインタビューを受けて、iPhone 5 のさまざまの問題点、例えば新しい Maps アプリや、太陽の写真を撮影するとレンズのフレアが出る問題、薄過ぎて軽すぎること、傷が付きやすいこと、などについて語り出す。それらの問題を一気に片付けてくれる三人のゲストたちに期待しよう。(Hulu が米国以外では視聴できないことを、外国の読者の皆さんにあらかじめお詫びしておきたい。ひょっとすると YouTube やその他のビデオ共有サイトに、まだ NBC に削除されていないものが残っているかもしれない。)

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Macworld、iPhone のセルラーデータ浪費と iOS 6 の問題点について議論 -- Glenn Fleishman が Macworld の Dan Moren と Lex Friedman とともにこのポッドキャストで対談し、iOS 6 の問題点について語り合う。Wi-Fi に接続中でさえも、あるいは "Use cellular data" のスイッチがオフになっているアプリの中でも、iPhone がセルラーデータの消費を許してしまうという、どうやらバグと思われる問題も話題となる。

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2012 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2012年 10月 20日 土曜日, S. HOSOKAWA