TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1238/01-Sep-2014

競合各社からの圧力の下に、Dropbox は Dropbox Pro プランの基準レベルストレージ容量を 1 TB に増やし、歓迎すべき機能をいくつか追加しつつ、価格は月額 $9.99 のままに据え置いた。Adam Engst がその詳細を語る。分散的なワークグループは素晴らしいこともあるが、その際タイムゾーンを間違いなく使い分けるのは厄介だ。そこで Josh Centers が開発者 Jared Sinclair の新しい Time Zones アプリを概観する。また Josh は iPhone 5 を Apple に交換してもらった苦労話も語る。TidBITS 会員用には Charles Edge の "Take Control of OS X Server" の最後から二番目の章が Time Machine サービスを走らせユーザーたちがサーバにバックアップできるようにする方法を解説する。最後に FunBITS 記事では Steve McCabe が CanOpener について語る。いくつかの素晴らしい技を用いてヘッドフォンからのオーディオの音質を改善できる iOS アプリだ。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Microsoft Office 2011 14.4.4、BBEdit 10.5.12 と TextWrangler 4.5.10、LaunchBar 6.1 だ。

記事:

----------------- 本号の TidBITS のスポンサーは: ------------------

---- 皆さんのスポンサーへのサポートが TidBITS への力となります ----


Dropbox が Pro ストレージ増量、Pro 機能を追加

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Dropbox はファイル共有サービスの標準を打ち立てたかもしれないが、今日では Google Drive と Microsoft の OneDrive がストレージの料金をますます低く設定しつつあり、Dropbox もそれらと競争するため自社の Dropbox Pro 有料アカウントの条件を調整する必要に迫られて、1 TB の契約を月額 $9.99 または年額 $99 という料金で提供するようになった。

従来、Dropbox の料金は 100 GB で月額 $9.99、200 GB で $19.99、500 GB で $49.99 となっていた。これらのプランで契約済みの人はストレージ容量が従来の十倍に増える。200 GB や 500 GB のプランを持っていた人たちは、そのままプランを継続する(その場合は新しい上限がそれぞれ 2 TB と 5 TB になる)こともできるし、次回の請求サイクルから 1 TB へダウングレードすることもできる。

これに比べて、Google Drive も 1 TB を月額 $9.99 で、またそれほど大容量を必要としない人向けには 100 GB を月額 $1.99 で提供している。個人向けの OneDrive アカウントは通常 100 GB で月額 $1.99、200 GB で月額 $3.99 だが、現在宣伝中の OneDrive for Business は 1 TB の料金を月額 $2.50 に下げている。Amazon の Cloud Drive は 1 TB で年額 $500 という途方もない価格なので、間もなく値下げすると思われる。

あまり大容量は必要でないという人にとって価格よりも魅力的であろうと思われるのが、Dropbox が Pro アカウントに追加しようとしている次のような新機能だ。(Dropbox の無料アカウントにこれらの機能は付かない。)

Dropbox が無制限バージョン履歴機能 Packrat にも変更を加えたことを知らせてくれた Glenn Fleishman に感謝したい。無料アカウントにおいては、旧バージョンや削除されたファイルを Dropbox がたった 30 日間だけ保持してくれるが、従来は Dropbox Pro ユーザーが追加の年額 $39 を払って Packrat を購入すればすべての旧バージョンと削除されたファイルが無期限に保持された。今回、Dropbox は Packrat を Extended Version History と改名し、旧バージョンや削除されたファイルをたった 1 年間だけ保存するようにした。Extended Version History は Dropbox Pro ユーザー専用で価格は年額 $39、ただし既存の Packrat を持つ Dropbox Pro ユーザーは 2014 年 11 月 1 日までにオプトインすれば無期限のバージョン履歴を保持できる。(Business ユーザー向けの Dropbox は今後も無期限のバージョン履歴を保持できる。)

言うまでもなく Joe の "Take Control of Dropbox" のアップデート版が Take Control の出版カレンダーに載ろうとしつつあるが、ただ私たちは現在 Apple の来たるべきオペレーティングシステム改訂に向けて準備を進めているところなので、ここ数ヵ月間は予定がかなり詰まってしまっている。

コメントリンク15028 この記事について | Tweet リンク15028


"Take Control of OS X Server" の Chapter 13、入手可に

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

我々は、バックアップをとることを TidBITS で、そして色々な Take Control 本でしつこく強調することで知られているので、Charles Edge のストリーム中の "Take Control of OS X Server" の今週の章で、バックアップに焦点を当てていても皆さんはきっと驚かれないであろう。Chapter 13, "Backup" で Charles は、OS X Server の Time Machine サービスをオンにする方法を説明するが、その前に、サーバーのバックアップをとることに何が関与しているかを簡単に取り上げる (特別なことは何もないが、あなたの設定だけをバックアップする特別なツールがある)。

その通り、OS X Server を走らせる時、その Time Machine サービスを有効化し、それを大きなストレージ機器に向け、そして全てのユーザーに対してネットワーク経由でサーバーに対してバックアップするよう指示出来る。これはネットワークバックアップを集中させる偉大な方法で、ユーザーが外部ドライブを接続しないままバックアップするのを忘れてしまうのを防げる。

基本的な設定は難しくないが、Charles はバックアップにはどの程度のストレージを充てるかの推測方法、そしてバックアップ先の空きがなくなったらどうするかについての助言を提供する。

これは当初我々が計画した最後の章であるが、OS X Server を設定した後、それをメンテナンスしていくことに関してもう一章追加する必要があると判断した。次のそして最終の章で、Charles はこの話題に関する数多くのヒントを提供し、そして OS X Server を走らせることについての有益な情報を提供する他の情報源についても触れる予定である。従って、もしメンテナンスに関する具体的な質問があるのであれば、我々に知らせて欲しい。我々はそれらが次の章で触れられているよう最善の努力をする積もりである。

この本の行く先を見て貰うために "Take Control of OS X Server" の最初の二つの章は誰にでも見て欲しいと思うが、それ以降の全ての章は現時点では TidBITS 会員限定である。もし既に TidBITS 会員であるならば、参加した時のメールアドレスを使って TidBITS ログインして欲しい。"Take Control of OS X Server" 電子本の完成版は、完了時点に PDF, EPUB, そして Mobipocket (Kindle) フォーマットで一般向けに売り出される。

出版済みの章は以下の通り:

執筆進行に合わせて、この本の全容を TidBITS 会員に対して出版していくのは、我々が TidBITS 会員に対し彼らの支援に感謝の意を表す一つの方法に過ぎない。我々はまた TidBITS を長年無料で読んでこられた方々に対しても、これがきっかけで、毎週読み慣れた専門的に書かれそして編集された記事を引き続きお届け出来る手助けをする気になって頂けたらと願っている。会員プログラムが我々にとっては何を意味するかの更なる詳細については、"2014 年の TidBITS を TidBITS 会員プログラムを通して支援して" (9 December 2013) を読んで欲しい。

コメントリンク15038 この記事について | Tweet リンク15038


Time Zones アプリで、世界中の時間を知る

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

TidBITS は、小さいが、それでも地球規模の運営体である。我々の運営の正式な拠点は Ithaca, New York にあるが、私の事務所は Tennessee にあり、我々の編集者の多くは California と Washington State にいる。そして、我々の常連の寄稿者は、Arizona, Nevada, Minnesota, UK で仕事をしており、そしてそれは遙か彼方の New Zealand にまで及ぶ。それに加えて、ボランティアの翻訳チームはオランダと日本におり、そして言うに及ばず、読者層は数え切れない程の国にまたがっている。この TidBITS 帝国で、陽が沈むことはない。

多くの場合、メールとチャットで大体事は済むが、私には気にかけなければならない時間帯が 沢山 ある。会議が正しい時間に予定され、記事の締め切りは著者が寝ている時間に設定されておらず、そして追い込みの編集質問が誰かの夕食の時間に発せられているかどうかを知っておくのは、結構大変なことである。

バック・トゥ・ザ・フューチャーに出てくる Doc Brown の様に、腕一杯にスマートウォッチを嵌めるスタイルも考えられなくはないが、それだと、どの時計がどの時間帯を指しているのかを覚えていなければならない。誰もが Greenwich Mean Time を使うという私の提案は無視され、そして Swatch の Internet Time は全く人気が無かった。

幸い、他の時間帯の時間を表示するツールは山程ある。iOS Clock アプリもその一つであるが、大都市に限られる。他にも賢くデザインされた Every Time Zone Web アプリがあるが、カスタマイズ出来ないし、そして iPhone に合うよう大きさの調整がうまく出来ない。

沢山の iOS 開発者がこの問題に取り組んできたが、私が見つけた大抵のアプリは、デザインが貧弱だったり、或いは時代遅れである。最新の、そして最も成功を収めているのが、良く知られた開発者 Jared Sinclair による新しい Time Zones アプリである。 Time Zones は App Store で無料であり 、iOS 7 を必要とする。

Sinclair は 独立系 iOS 開発者の中の善玉の一人で、高品質だが不運なアプリを開発している。 Riposte は今あるもの中では最善の App.net クライアントであり、そして Whisper は App.net のためのグループメッセージングクライアントである;不幸にして App.net は死のスパイラルに入り込んでしまった ("App.net Sheds Full-Time Employees, Still "Self-Sustaining"" 7 May 2014 参照)。 OvershareKit,は、Sinclair が Glassboard で有名な Justin Williams と一緒に開発したもので、開発者のための素晴らしい共有ライブラリであるが、iOS 8 の Extensibility 機能のため時代遅れとなった。Unread は世の中に出ている最も洗練された RSS リーダーの一つであるが、 売れ行きが芳しくなく Sinclair は必要不可欠でない開発は諦めなければならなかった (報道からの反応は良かったにも拘わらず)。

Time Zones では、Sinclair は簡素さに立ち戻った。これは実用的なアプリであり、広告によって賄われているが、アプリ内購入で $4.99 を払えば広告を排除出来る。

Time Zones は、曜日、日付、そして現地時間を表示する。その下には設定用の歯車ボタンがあり、それから、選択した時間帯、そことの時間差、そしてその場所の現地時間のリストが続く。新しい都市を追加するには、歯車ボタンをタップし、そして Add a Location をタップする。全部の都市があるわけではない;私の住んでいる町はないが、Ithaca はある。しかしながら、回避策はあるので後述する。他のオプションでは、12- 又は 24- 時間制の切り替え、そして時間差を隠せる。

image

Time Zones の目玉機能は、都市の名前を変更させてくれるやり方である。私は、Ithaca を私の都市リストに加え、それからそれを "Adam and Tonya" と変えたのだが、これは時間帯をそれが何処にあるかではなく、そこに誰が住んでいるかで考えるからである。従って、追加したい人が住んでいる都市が含まれていなくとも、同じ時間帯の他の都市を見つけ、それを好みの名前に変えれば良い。

一つの時間帯入力を削除するには、それをタップし、そして Delete をタップする。誰かが何処に住んでいるか想い出せない場合、このメニューからその入力した都市を地図上で見ることが出来る。

他の時間帯では今何時かを見ることが出来るのは有用であるが、私にとっては、他の時間帯にいる人々との会議を設定する時、将来の時間も見る必要がある。この観点からすると、Time Zones の Quick Check 機能は完璧である。

Quick Check にアクセスするには、歯車ボタンをタップし、日付と時間を設定、そして右上にある Quick Check をタップする。アプリは主画面に戻り、指定した時間帯の時間を表示するが、背景色はオレンジがかった黄色となり、指定した時間帯全てが、あなたが入力した日付と時間に対応する現地時間を反映する。Quick Check を離れるには、歯車ボタンをタップ、そして End Quick Check をタップする。

image

それだけである。Time Zones は簡素で、美しく、そして無料である。これを特別なものとしているのは、私の連絡先の人が住んでいる時間帯専用のデータベースを作成するのに使えることである。あなたもまた世界中の人とやり取りしなければならないのであれば、ダウンロードする価値はあるし、もしこれをしょっちゅう使うような結果になるならば、$4.99 を払って広告を排除し、そして Sinclair に彼の努力に対して感謝するのも悪くないであろう。

コメントリンク15031 この記事について | Tweet リンク15031


欠陥のある iPhone 5 バッテリーの交換: 仕切り直し

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

この iPhone 5 のバッテリーがいつからおかしくなり始めたのか、私は思い出せない。たいていの場合、この種の問題ではそこが厄介なところだ。ただはっきり覚えているのは、iOS 7 をインストールして以来、残量表示が 20% から 30% あたりになったとたんに時々死んでしまうようになったことだ。きっとソフトウェアの不具合だろうと私は思ったが、iOS 7 のどのアップデートでも修正されなかったばかりでなく、夏になって事態はよけいに悪化してしまった。このバッテリーはますます悪化して 40% 表示のあたりから突然死んでしまうようになり、ほんの数秒間のうちに表示が数パーセント分くらい減る現象さえ目にするようになった。

私の AppleCare+ プランはもうじき切れかかっていたし、iOS 8 (インストールすれば保証が無効となる) を必要とする大プロジェクトも控えていたので、私は大げさに宣伝されているあの Genius Bar を生まれて初めて訪れてみることにした。機器をいじくるのを経験していなかった訳ではないが、Adam Engst が彼の iPhone 5 のバッテリーで経験した艱難辛苦の話(2014 年 3 月 5 日の記事“死にかけた iPhone 5 の電池を入れ替える”)を聞いていたので、慎重過ぎるくらいの方がいいという気持ちになった。一番近い Apple Store は車で 90 分くらいと遠いが、いずれにしてもその近くへ行く用事があった。

長い話を端折って言えば、Genius の担当者は、確かにこのバッテリーは駄目になっているけれども、保証交換の条件に合うほどには悪くなっていない、と答えたので、私はあっけに取られた。Apple は AppleCare+ の保証の下でバッテリーを交換するけれども、契約条件の中には落とし穴があって「...対象となる機器のバッテリーが充電可能容量が元の仕様に比べて五十 (50%) パーセントまたはそれ以上減った場合...」にのみ交換できることになっているのだ。つまり言い替えればバッテリーが本当に半分死んだのでない限り交換するには $79 の料金を払わなければならない。私はそれを辞退した。いずれにしてもあと一月ほどすれば新しい iPhone を買うだろうし、それに AppleCare+ には既に $99 も払っていた(無駄遣いしていた、と言うべきかもしれない)からだ。

この死んだバッテリーで何とか我慢するしかないと決めた私だったが、その後、記事“Apple、欠陥のある iPhone 5 バッテリーを交換”(2014 年 8 月 25 日) に載ったニュースを聞いた。誰もいない部屋の中で私は思わず「汚名をそそがれた!」と叫んだ。私が iPhone を買った時期は 2012 年 9 月から 2013 年 1 月までという対象時期に入っていたし、私のシリアル番号は Apple の判定ページで適格番号と認められたからだ。でも、これで簡単に直ると思った私は甘かった。直るまでには、まだまだ予期せぬ頭痛の種が控えていたのだった。

まず第一に、車を 90 分走らせて Apple Store まで行く代わりに、そこより少し近い Apple Authorized Service Provider があったのでそちらに電話をかけてみた。バッテリーのリコールを記したサポートページにはそういう店でも扱えると書かれていたからだ。けれどもその店では扱えないとのことだった。現在のところ、この店は今回のプログラムで iPhone のバッテリーを交換することがまだ認められていないという。そこで私はまたもや誰もいない部屋の中で、「そうかそうか、それなら今度は最初の Apple Store へもう一度行って、この前は敗北したけれど今度こそ勝利を取り戻してやるぞ!」と叫んだ。私は Apple Store アプリをサッと開いて、もう一度 Genius Bar の予約をしつつ、この前バッテリーを交換してくれなかった Genius 担当者本人に当たって謝罪とともに新しいバッテリーに交換してくれるようになったらいいのに、と秘かに願った。

ところが何たることか、二度目の 90 分のドライブをして Apple Store に着くと、この前と同じ Genius 担当者ではなかったばかりでなく、すぐには直らないと分かった。今度の Genius 担当者は、私の iPhone のシリアル番号がリコール対象に含まれていることを確認し、バッテリーを検査して実際欠陥品であることを確かめ、それから、今は交換用のバッテリーが在庫切れだけれども一両日中に入荷するはずだと言った。

この時点で、無礼な態度をとらないためには相当の自制心が必要だった。このバッテリーの交換を試みるため私は既に何時間も浪費している上に、きちんと予約もしていたからだ。でも、これは彼が悪いのではないので、私はまたまたもう一度車で往復しなければならないくらいならもうあきらめた方がましだと単刀直入に彼に告げた。彼はもう一度予備のバッテリーがないか確かめてくれたが、やはり見つからなかった。けれども、その日のうちに入荷があるかもしれないので、近くでしばらく待っていてもらえればお知らせできるかもしれない、と言ってくれた。そこで私はそうすることに決め、電話番号を彼に教えて店を出た。

ありがたいことに、一時間ほど経ってから、バッテリーが入荷したので私の分を取り置いてあるという Apple Store からの電話があった。そこで私は急いで店に戻ったが、交換には二時間ほどかかるという。事ここに至っては、私はもうノーと言えなかった。

残念ながら、この Apple Store 店のまわりのショッピングモールには私がおもしろいと思うようなものが何一つなかった。ビデオゲームの店もなければ、アウトドア用品の店もなく、アーケードゲームも、映画館も、ハンバーガーを買って食べられるようなところさえなかった。その上ショッピングモールの外はほとんど常に交通渋滞で(このモールの両側には、この州にたった三店しかない Whole Foods と、この州にたった二店しかない Trader Joe があった。)遠出をする気になれなかったが、何とか昼食にありつくことはできた。

ありがたいことに、物語はハッピーエンドを迎えた。私は新しいバッテリーを無料で手に入れた。いや、正確に言えば、私の人生の中の六時間と引き換えに手に入れた。

先進国ならではの、このような聞くも涙の物語をいったいなぜ私は語ろうとしているのか? それは、私と同じバッテリーの問題に悩まされている人たちが多いことを知っているからで(私がようやく自分の iPhone を手にできた時、そこには私と同じく iPhone を受け取りに来ていた人たちが三人いた)皆さんが私と同じ誤りに陥らないようにお手伝いしたいと思ったからだ。

  1. Apple Store へ出かける前に、まず電話してバッテリーの在庫があるかどうか確かめておくこと。

  2. iPhone のコンテンツと設定をすべてワイプ消去せよという Apple の指示は無視すること。極めて機密の情報が見て分かる形で含まれているのでない限りワイプ消去する必要などないし、修理を待つ間電話が使えないのは困るだろう。(私はこの誤りに陥らなかったが、あなたも陥るべきでない。)

  3. 二時間程度待つ事は覚悟しよう。店の近所に何かおもしろいものがないか探しておくか、あるいは本とか、何か作業するものとかを持って行こう。

  4. 代わりの方法として、iPhone を Apple へ小包で送ることもできるが、その場合は数日間電話なしで過ごさなければならない。

  5. 近くに Apple Store がなく、小包で送るのも無理な場合は、Adam のやり方に倣って自分で修理を試みることもできる。(2014 年 3 月 5 日の記事“死にかけた iPhone 5 の電池を入れ替える”参照。必ず iFixit にあるコメントにすべて目を通しておくこと。)

私が一番腹に据えかねるのは、そもそもなぜ二回も行かなければならなかったかということだ。Apple は最初の訪問ですぐにバッテリーを交換すべきだった。そうすれば Apple の側も私の側も時間と面倒が大幅に減っただろうし、その上 Tim Cook が略語 "customer sat"(顧客満足度 (customer satisfaction) のこと)で有名になったほどこだわっているはずの顧客満足度評価を上げるのに役立ったであろうことは言うまでもない。

Apple は、バッテリーを AppleCare+ で完全にカバーするか、それともユーザーがバッテリーを交換できるようにするか、どちらかを選択すべきだ。双方とも、説得力ある反論を聞いたことがある。私の友人、iMore の Peter Cohen は、バッテリーは消耗部品(言わば自動車のブレーキパッドのようなもの)だと考えられていると教えてくれた。また、バッテリーをユーザー交換可能にするとサイズが小さくなり、従って容量も減ってしまうと言う人たちもいた。

それらはいずれも良い指摘だが、ここでもう一度、世に人気の自動車の例えを考えてみよう。通常、ブレーキはメーカー保証の対象にならない。ブレーキというものは、もともとすり減るように、交換するようにデザインされているからだ。けれどもここで注目したいのは、自動車のブレーキパッドもローターも、自分で交換することができ(現に私は交換したことがある)またサードパーティの店に持って行って交換してもらうこともでき、そういうことをしても保証が無効になったり しない という点だ。その種のパーツをユーザーが交換できないようにし、しかも 保証でカバーもしないというのはフェアではない。

より実際的に言って、Apple にはサポートの処理を改善すべき点が数限りなくある。まずは手始めに、私の iPhone がリコールの対象になっているか否かをチェックする手順について考えてみよう。いったいなぜ私は自分の iPhone のシリアル番号を調べてからそれをウェブページに手でタイプしなければならないのか? Apple はその情報を既に記録して持っているのだから、Settings アプリが自分でその iPhone のシリアル番号をリコール用のデータベースと照合することもできたはずだ。その上、いったいなぜ私はわざわざ記事まで書いて iPhone がリコール対象になっているかどうかをチェックする方法をお知らせしなければならないのだろうか? Apple はリコール対象の人たち全員にあてて、電子メールや iMessage、さらには push 通知を使ってさえも、Software Update でするのと同様のやり方で知らせることもできたはずではないか?

次に、Genius Bar の予約をとる手順に話を進めよう。Apple Store アプリを使って予約する段階では、問題がどんなものかを示すコンピュータ読み取り可能な方法がなく、コメントフィールドを使って伝えるしかないが、察するところコメントフィールドが読まれることなどめったにないだろう。

もしも、少なくともこの種のリコールに関しては、Apple は私のデバイスが対象なのか否かを知っているのだから、アプリの中にチェックボックスを提供して、私がそれをチェックすることによりバッテリー交換に行く意志を示せるようにしたとすればどうだろうか? もしもそうなっていれば、あの朝 Apple は私に iMessage を送ってバッテリーが在庫切れであるのを知らせることもできただろうし、その後入荷した際にはまたメッセージを送ることもできただろう。

分かって頂きたいが、私は現実主義者だ。他の会社でこれより良いサービスを届けてくれるところなど一つもないことを私は理解している。もしこれが多くの Android フォンのどれかだったとしたら、二年経って少しでもサポートを得られれば幸運だったろう。(他方、その場合にはたぶん自分でバッテリーの交換ができただろう。)それから、バッテリーのリコールをしてくれたことに対しては Apple を褒めるべきでもあるだろう。これは大規模な問題であり、会社として無視することも簡単だったかもしれないから。

けれども Apple は自らのために、そして私たちのために、水準を引き上げた。もしも Tim Cook が Apple を一流のサービスの模範とし続けたいのならば、やるべきことはまだまだたくさん残っている。

コメントリンク15029 この記事について | Tweet リンク15029


FunBITS: CanOpener で iPhone の音楽を最大限に引き出そう

  文: Steve McCabe: steve@stevemccabe.net
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple は 2012 年に iPhone 5 とともに EarPods を発表したが、人々の反応は概して好意的なものであった。再生されるサウンドの明瞭度が、以前のものよりも良くなったからだ。(2012 年 10 月 26 日の記事“iPhone 5: 今までのベストだが、それでもこれはまだ iPhone”参照。)けれども、受け取った音をイヤーバッドやヘッドフォンがどれほど良く再生したとしても、たとえ最もハイエンドのヘッドフォンであっても、できることはそれだけ、つまりオーディオソースを再生することだけだ。iPhone で再生する音楽の音質をもっと良くしたいなら、送られる元のオーディオ信号の品質を良くする努力をしなければならない。

iPhone のネイティブな Music アプリは音楽を再生でき、イコライザーのプリセットをいくつか提供するが、このアプリが音楽に対してするのはそれだけだ。GoodHertz のアプリ、$2.99 の CanOpener - For Headphones は(ダッシュを奇妙なやり方で使った名前だが)iPhone でものを聴く体験を大幅に強化してくれる、素晴らしいアプリだ。

CanOpener の主たる技は Crossfeed (クロスフィード) だ。フルサイズのステレオスピーカーで音楽を聴けば、二つのスピーカーの出力がはっきりと聞き分けられるけれど、それぞれの耳は反対側の耳に聞こえるサウンドも聞いている。例えば右耳は右側のスピーカーの信号を大きくはっきりと聞き取るが、ほんのわずか遅れて左側のスピーカーの出力も聞いている。ところがヘッドフォンで聴くと、追加の信号処理を施さない限りこのようなクロスフィードは起こらない。結果として、たとえ最高のヘッドフォンでさえ、フルサイズのスピーカーに比べて聞こえるサウンドの豊かさと自然さが若干減る。クロスフィードは、そのようなヘッドフォンの音に対し、明瞭度を犠牲にする代わりに、聴く楽しさのために重要な暖かみを追加する。オーディオ再生においてはそちらの方が重要なのだ。

image

CanOpener が提供する強化は微妙なものだが、聴いていて気付ける程度だ。とりわけ、比較的古い録音で今日の標準よりもダイナミックさの少ないサウンドステージなどで違いが際立つ。私はこの記事を書きつつ、CanOpener を使って Rolling Stones の 1968 年の傑作、あの素晴らしい Sympathy for the Devilを聴いていて、CanOpener の Music before 1970 プリセットを選択している。Keith Richards のワクワクするベースラインがサウンドステージ一杯に響く。Charlie Watts のシンバルの音がクリアかつシャープにきらめく。Mick Jagger のあざ笑うようなボーカルが両方のスピーカーのフルレンジを使って広がり、曲に新たな次元の悪魔的要素を添える。全体としてのサウンドはよりリッチに、よりフルにとしか形容のしようがない。クロスフィードによって、当然ながらステレオ音の分離度は減るが、サウンドはより強く、よりパワフルに、より張り詰めたものとして聞こえる。CanOpener にはバイパスボタンも付いていて、これをタップすれば信号処理を施さない曲が聞けるが、その瞬間すべてが少し鈍い感じに変わる。Keef のベースは左のチャンネルのみに堅く閉じこもり、中央部に何かが抜けている感じになる。

他のいろいろのプリセットも、それぞれ異なる程度にクロスフィードを提供する。Lifelike プリセットではクロスフィードの程度が減り、Wide Soundfield プリセットでは互いに広く離れた二つのスピーカーがシミュレートされる。これらの効果はいずれも使いやすいインターフェイスによってさらに変更したりカスタマイズしたりできるが、それについてはすぐ後で触れる。

CanOpener はまた、あなたが音楽を聴いている間に耳に加わった騒音圧力レベルを示す音量計 (dosimeter) も提供する。これはあなたの音楽の現在の圧力レベルを追跡すると同時に、CanOpener を使って聴いた全時間にわたってあなたの耳が晒された圧力レベルをこのアプリが好都合にも追跡してよくある騒音レベル計の形で表示してくれる。

image

CanOpener はまた、うまくデザインされたパワフルなグラフィックイコライザーも提供する。そのプリセットの中にはよくあるタイプのものが六つある。Bump は、基本的に低音を強化する。More Air と Brighter は高音域をさまざまな具合に持ち上げる。私の好みは A Lil' Mo Hi-Fi で、これは低音と高音を両方とも持ち上げる。パワフルだがたった $3.99 のアプリ内購入でのみ入手できる Pencil イコライザーは、サウンド成形とベクターグラフィックスを融合させた描画インターフェイスを持つグラフィックイコライザーだ。Music アプリで音楽を聴く際には Settings > Music > EQ から数限りないオプションにアクセスできるのに比べて、CanOpener ではたった六つのプリセットしか提供されないが、その反面大きな利点もある。イコライザーの設定を変更するためにいちいちアプリを離れる必要がないのだ。

image

Pencil イコライザー以外にも、CanOpener はあと二つの追加機能をアプリ内購入から提供する。Speaker+ と Hi-Fi Pack だ。Pencil イコライザーはアプリのオーディオ出力に微調整を加えることができ、多くのユーザーが買うだけの価値があったと感じるに違いないと私は思う。けれども $2.99 の Speaker+ ではそこのところが微妙だ。これは iPhone の内蔵スピーカーの出力を拡張するためのものだとのことだが、私は内蔵スピーカーを使って音楽を聴くことがほとんどないので、大して役に立たないかもしれない機能のためにアプリの基本価格と同額をさらに追加して出す気にはなれなかった。Hi-Fi Pack についても私の態度は同様だ。サウンドを 192KHz/24-bit のサンプリングレートでリサンプルすると称するアドオンに必要性は感じない。私は CanOpener が音楽に施してくれる強化だけで十分嬉しいし、$2.99 の価格に見合うものが得られたと満足できる。けれども総額を $15 近くに押し上げるアプリ内購入は、私にはそれほど必須のものとは見えない。少なくとも Pencil イコライザーは購入の前に 3 分間の試用ができる。Speaker+ と Hi-Fi Pack では、サウンドを聞くことなく運を天に任さねばならない。

CanOpener は、聞くだけでなく見ても楽しい。イコライザーモードでは、スペクトラムアナライザーが、よくある波形によってではなくカラーを使って情報を提供する。曲の中でのナビゲーションもまた普通と違っていて、直線に沿ってでなく円に沿った動きで擦るようになっている。まるで初代の iPod を使っているような感じだ。このアプリのインターフェイスをデザインする際には、しっかりとした考察が加えられたと見える。

CanOpener はあなたの iOS デバイス上にある音楽ファイルにフルにアクセスでき、MP3、AAC、また Apple Lossless ファイルを再生できる。また、自分の持っている音楽を可能な限り最大限の音質で聴きたいと思う音楽愛好家を狙ったアプリに相応しく、FLAC ファイルを扱うこともできる。ここが Apple の Music アプリと違うところだ。デスクトップの iTunes ライブラリに FLAC ファイルを追加して、同期によってそれを iPhone に送れば、ネイティブな Music アプリがそれをどう扱ってよいか知らなくとも、CanOpener がアーティスト、プレイリストその他のタブと並んで FLAC タブを追加してくれる。

CanOpener にできないことは何かと言えば、それはストリーミングファイルの再生だ。なので、例えば iTunes Match、iTunes Radio、あるいは Spotify、Rdio、Pandora など独立のサービスからのストリーミングされた音楽に対して CanOpener がその魔法の力を発揮することはできない。API を提供するサービスに対しては回避策の可能性があって、例えば Djay アプリは Spotify からの音楽を扱うことができているので、理論的には CanOpener の開発者たちが同様の機能を組み込むことも可能かもしれない。

圧縮されたオーディオファイルを再生するスマートフォンやタブレットなどにヘッドフォンを繋いで、それでいてオーディオファンの鑑賞に堪え得る品質のサウンドを得ようとするというのは、少々奇妙な行為に見えるかもしれない。けれども、CanOpener は驚くような技を駆使して、曲の中から最後の最後の細かな情報まで絞り出すことができる。私が Sony MDR-V6 スタジオモニター用ヘッドフォンを通して今まさに聴いているのは、 Cowboy Junkies の言語に絶するほど美しい Postcard Blues、あの素晴らしい 1988 年のアルバム "The Trinity Session" にある曲だ。目を閉じれば、まるで私もトロントの大聖堂 Holy Trinity Cathedral の中にいるような気がする。それほどに良いのだ。

コメントリンク15030 この記事について | Tweet リンク15030


TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2014 年 9 月 1 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Microsoft Office 2011 14.4.4 -- Microsoft が Office 2011 をバージョン 14.4.4 にアップデートした。いくつかのイライラを取り除くことができる、簡潔なメンテナンスリリースだ。今回のアップデートでは Word でキーボードの言語認識を改善して不正な更新を予防し、Outlook でサポートされるアカウントの種類に関する説明を追加して Office 365 アカウントを設定する際に正しい選択をする助けとなるようにした。また、PowerPoint で高解像度のスクリーン(例えば 4K モニタ)に Presenter View でスライドを表示した際にランダムなゴミが表示されてしまった問題を修正している。(Microsoft Download Center または Microsoft AutoUpdate から無料アップデート、113 MB、リリースノート、10.5+)

Microsoft Office 2011 14.4.4 へのコメントリンク:

BBEdit 10.5.12 と TextWrangler 4.5.10 -- Bare Bones Software が BBEdit 10.5.12TextWrangler 4.5.10 をリリースし、これら二つのテキストエディタに一つだけ変更を加えた。すなわち、新しいコードサイン手続きを実装することにより「将来の OS X リリース」(具体的には来たるべき OS X Yosemite) との互換性を確保した。もしもあなたが Yosemite の公開ベータ版を走らせているならば、必ずこれらの最新版にアップデートしておくべきだ。(BBEdit は $49.99、無料アップデート、12.5 MB リリースノート; TextWrangler は無料、9.4 MB、リリースノート、10.6.8+)

BBEdit 10.5.12 と TextWrangler 4.5.10 へのコメントリンク:

LaunchBar 6.1 -- これまで、Objective Development の LaunchBar は五つのスーパーパワー、すなわち Abbreviation Search、Browsing、Sub-search、Send To、Instant Send を使ってあなたが Mac 上のタスクをより能率的に実行できるようにしてきた。けれども今回のバージョン 6.1 から、LaunchBar は Staging と呼ばれる第六のスーパーパワーも獲得した。あなたが複数個の項目を選択しても、それらすべてに対して同時に作業できるようにするものだ。Objective Development のブログ記事 に Staging が紹介されているが、そこにはいくつかの実例(選択した複数のファイルをを一つの電子メールメッセージに添付したり、複数個の検索エンジンを使ったウェブ検索を開いたり)や、ステージング領域で複数選択を作成する基本、キーボードショートカットのリストなども載っている。(Kirk McElhearn が次期バージョンの "Take Control of LaunchBar" で Staging について詳しく解説する予定だ。)

また、このキーボードベースのランチャーではカレンダー項目を追加する際の柔軟性(説明文や、任意の順序での位置情報や日付・時刻を受け付けるようになったが、依然として位置情報は説明文の後でなければならない)が改善された。さらに、LaunchBar 6.1 では Zip アーカイブ圧縮アクションが複数個の選択に対応するよう改善され、ブラウズ中に連絡先ラベルが常時表示されるようになり、Automator ワークフローとして実装された LaunchBar Action にも対応し、Move to Trash アクションを改善して取り消し機能を加え、ブックマークの索引付けおよびブラウズをする Tower 2 貯蔵庫への対応を追加し、Info Browsing および Show Siblings のショートカットを変更して Staging との一貫性を改善している。(新規購入 $29、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、10.0 MB、 リリースノート、10.9+)

LaunchBar 6.1 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2014 年 9 月 1 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、編集主幹 Josh Centers が The Tech Night Owl ポッドキャストに出演して iPhone 5 のバッテリー交換と iWatch について語り、AnandTech を動かしてきた男が Apple に転職し、The Atlantic が Google の秘密の無人ヘリ配達計画を暴露し、Marco Arment がヘッドフォンをレビューした壮大なる記事を書き上げ、John Siracusa が Columbia Journalism Review に登場する。

Josh Centers と The Tech Night Owl が iPhone バッテリーを議論 -- 編集主幹 Josh Centers が再び Tech Night Owl ポッドキャストに出演し、最近彼が iPhone 5 のバッテリーを交換した聞くも涙の物語を語るとともに、意図された陳腐化にイライラがつのっていること、iWatch を買いたくないと思っている一つの理由についても語る。

コメントリンク: 15034

Anand Shimpi が Apple へ移籍 -- 評判の良いハードウェアレビューサイト AnandTech の Anand Lal Shimpi が、32 歳でテクノロジー出版界を引退する。けれども彼は決してテクノロジーの世界から離れる訳ではない。報道によれば Shimpi は Apple に就職するとのことだが、どのような地位で同社に加わるのかはまだ分かっていない。AnandTech は今後も活動を続け、Ryan Smith が編集長となる。

コメントリンク: 15033

Google の秘密の配達用無人ヘリ -- Google が The Atlantic の Alexis Madrigal に、これまでは秘密であった無人ヘリによる配達計画について明かした。Project Wing と呼ばれるこのプログラムは同社の Google X 研究所において二年間にわたり開発されてきた。Google は、これまで無人ヘリによる配達を却下 (shoot down) してきた政府機関との交渉に何らかの前進が得られることに「慎重ながら楽観的」であるという。おそらく一般市民が配達ヘリを撃墜 (shoot down) するのを予防する策があるのだろう。いずれにしてもこの Madrigal の記事は、Google や他の Amazon その他による無人ヘリ配達プログラムが直面する技術的問題点を概観した素晴らしい読み物となっている。

コメントリンク: 15032

Marco Arment が携帯用密閉型ヘッドフォンをメガ・レビュー -- Overcast の開発者 Marco Arment は理想のヘッドフォンを探していた。そこで彼はそのために、携帯できる密閉型のヘッドフォンを 19 個手に入れてレビューし、どれがこの分野で最高のものかを調べた。驚くことに、馬鹿にされることの多い Beats Studio は、Arment はこれをハイエンドのヘッドフォンを大衆化した功労者だと評価したが、最悪のものではなかった。音質と快適さの両面で一位となったものは、意外かもしれない。それはテストされた中でも最も安価なものの一つだったからだ。

コメントリンク: 15025

Columbia Journalism Review が John Siracusa をインタビュー -- John Siracusa が Columbia Journalism Review の Q&A セッションで語り、十四年近くにわたって彼が Ars Technica で Mac OS X のレビューをしてきた体験を議論した。Siracusa は報道に対する Apple の姿勢がどう変わってきたかを語り、彼がこんなにも酷評をするようになった原因についても述べる。

コメントリンク: 15023


tb_badge_trans-jp2

TidBITS は、タイムリーなニュース、洞察溢れる解説、奥の深いレビューを Macintosh とインターネット共同体にお届けする無料の週刊ニュースレターです。ご友人には自由にご転送ください。できれば購読をお薦めください。
非営利、非商用の出版物、Web サイトは、フルクレジットを明記すれば記事を転載または記事へのリンクができます。それ以外の場合はお問い合わせ下さい。記事が正確であることの保証はありません。
告示:書名、製品名および会社名は、それぞれ該当する権利者の登録商標または権利です。

TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2014 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2014年 9月 4日 木曜日, S. HOSOKAWA