TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1255/19-Jan-2015

年の始まりにあたり、私たちは今年 Apple に実現して欲しいと思う願い事のリストをまとめたが、読者の皆さんからも同じ趣旨の反応が寄せられた。そこで今週号では、読者の皆さんが Apple に対して 2015 年に実現して欲しいと願っていることをいくつか選んで紹介しよう。Smile が PDFpen と PDFpenPro をバージョン 7 にアップデートしたので、"Take Control of PDFpen 6" 著者の Michael Cohen が新機能を詳しく解説する。皆さんは iCloud の My Photo Stream を使っていろいろの Apple デバイス間で写真を同期するのがお好きだろうか? でも残念ながら、この機能は Mac 上で死に行く運命にある iPhoto と Aperture に依存するので、Jeff Carlson が MyPhotostream をレビューする。これは My Photo Stream にある写真を Mac 上で見るための独立開発者による解決法だ。最後にもう一つ、視覚障害のある人のためのコンピューティングについてのシリーズ記事第 2 回として、Mariva H. Aviram がコンピュータユーザーにとって影響の大きい一般的な目の病気をいくつか説明する。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Coda 2.5.2、CrashPlan 3.7、Moneydance 2015、それに Typinator 6.4 だ。

記事:

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Smile、PDFpen 7 と PDFpenPro 7 をリリース

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Mac 用のより評価の高い二つの PDF アプリが、Smile の PDFpen 7 ($74.95) 及びより高度な兄弟分 PDFpenPro 7 ($124.95) のリリースを受け、Yosemite 化粧直しと新機能を手にした。このリリースは、Smile による December 2014 の iOS バージョン PDFpen アプリのアップグレードに続くものである ("PDFpen 2 for iOS、新しい機能と有料アップグレードの道を提供" 5 December 2014)。

この新バージョンの変更リストは比較的短いが、Smile はこれを Apple の OS X 10.10 Yosemite と iCloud Drive に統合するために、アプリの内部アーキテクチャに色々と手を加えたように見える。どちらの PDFpen Mac アプリも今では Yosemite が必要で、そのインターフェースも Yosemite の外観スタイルに合わせるべく変更された - すぐに分かるのは変更されたツールバーと編集バーである。

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iCloud に関して言えば、Apple は、もしアプリが完全な iCloud アクセスを提供するのであれば、それらは Mac App Store を通して売られなければならないとしているが、Smile が独自のオンラインストア経由で売るバージョンの PDFpenPro 及び PDFpen も、iCloud Drive の書類にアクセスし保存する完全な能力を保持している。Smile 直販のバージョンに唯一欠けている iCloud 関連の機能は、Favorites サイドバーのトップの iCloud 項目の欠如、そして iCloud 経由で PDFpen Library を iOS PDFpen アプリと共有する能力である。(完全な iCloud アクセスをもった PDFpen 及び PDFpenPro は Mac App Store に既に提出されているが、未だ入手可とはなっていない。)

PDFpen 7 及び PDFpenPro 7 で突出している機能は、恐らく、新しい OCR Layer View の導入であろう。これ迄のバージョンの PDFpen と PDFpenPro でも、スキャンしたテキスト書類上で OCR をかけ、そして得られた OCR テキストを検索する事は出来たが、それを実際に見ることは出来なかった。今ではそれが可能で、PDFpenPro 7 を使えば、テキストをそのレイヤーで修正のため編集することも可能である。

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もう一つの新しい PDFpen 機能に、会話型署名フィールドサポートがある。書式書類にその様なフィールドがある場合、PDFpen の中でそれをクリックすると、ダイアログが現れ、トラックパッドや同様の機器を用いてその書類に署名することが可能になる (PDFpen for iOS もまた会話型署名フィールドをサポートしているので、あなたの iPhone や iPad 画面上で指を使って署名出来る)。PDFpenPro 7 の書式作成能力を使えば、会話型署名フィールドをもった書式を作成することも出来る。

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新機能のリストを締めくくるものに、使い易い色づけ、ストローク、そして不透明性制御を提供する改訂されたオブジェクト特性ツール;使用の間はその色を保持する描画ツール;そして (PDFpenPro 7 で) PDF を Excel, PowerPoint, そして PDF Archive (PDF/A) フォーマットへエクスポートする能力がある。

これ迄に PDFpen 又は PDFpenPro を購入した、Smile から直接或いは Mac App Store からに拘わらず、ことのある人に対しては、Smile からアップグレード価格が提供される:バージョン 6 から 7 へのアップグレードは、どちらのアプリでも $30 で、1 August 2014 以降に PDFpen 6 か PDFpenPro 6 を購入した人に対してはアップグレードは無料となっている。PDFpen から PDFpenPro へのクロスアップグレードは $50 である。

残念ながら、これらのアップグレード価格は Smile 経由でしか提供されない;もし、完全な iCloud アクセスをもった Mac App Store バージョンの PDFpen 又は PDFpenPro にアップグレードしたければ、定価全額を支払わなければならない。何故ならば、Apple は Mac App Store でアップグレード価格設定をサポートしないからであるが、これは多くの開発者と顧客にとっての長期に亘る不満の種となってきた。しかし、必要とするのは自らの Mac と iOS 機器間での iCloud Drive 経由のファイルのやり取りだけであり、そして共有 PDFpen Library はなくとも構わないというのであれば、Smile 直販の PDFpen 及び PDFpenPro の新しいバージョンで十分である。

興味を持って頂いている人のために言っておくと、私の "Take Control of PDFpen 7" の下書きはほぼ完成の域に達している、そして我々としてはこれを February 2015 の下旬にはリリースしたいと思っている。その間、"Take Control of PDFpen 6" も販売中で、こちらを今買って頂いた人には PDFpen 7 バージョンへのアップグレードはそれが出た時点で無料となる。

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Apple への 2015 年 TidBITS 読者の願い事リスト

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

記事“Apple への 2015 年 TidBITS 願い事リスト”(2015 年 1 月 5 日) を出版して以後、読者からの素晴らしいフィードバックが多数寄せられた。私たちの意見に賛成して下さる声も多かったが、他の提案もたくさん寄せられた。そこで、余計な話は抜きにして、TidBITS 読者が Apple に対して 2015 年に実現して欲しいと願っていることがらをいくつか挙げてみよう。

iTunes を何とかして! -- iTunes に対する苦情はますます頻繁に Apple ファンたちの口をつくようになっており、私たちもその意見に賛成しない訳ではない。具体的な苦情としては、例えば次のようなものがある:

長年、多くのユーザーが iTunes はどうしようもなく破綻していると感じてきた。けれども、それをどう直せばよいかについては誰も意見の合う人はいないように見える。二度の再デザインを経てもまだ苦情が続いている(おそらくはかえって増えつつある)のを見れば、Apple の側でもどうすればよいか分かっていないのではないかとさえ思える。

一つのやり方は、まさに Apple が iOS でしたように、iTunes のさまざまの機能を複数個のアプリに切り分けることだろう。iTunes Store における購入には iTunes アプリを、音楽の再生には Music アプリを、ポッドキャストを聴くには Podcasts アプリを、購入した映画やテレビ番組を観るには Videos アプリを、それから教育関係の資料には iTunes U アプリを、という具合だ。また、iOS デバイスの同期とバックアップを管理するための新しいアプリも必要となるだろう。この方法の一つの問題点は、iTunes が Windows 用にも出されていることだ。そちらのユーザーたちが(そして Apple の Windows 開発者たちが)これまで一つのアプリでよかったところを、複数のアプリを使い分けなければならなくなる。

私たちの願いは、古いバージョンの iTunes にあった簡潔さに回帰して欲しい、というものだ。見た目は美しいけれども紛らわしいビジュアルデザインを捨てて、iTunes 10.7 にあった並べ替え可能な「スプレッドシート」風のインターフェイスとサイドバーによるナビゲーションに戻るのだ。その後のバージョンの iTunes ほど魅力的ではないが、使い易さははるかに勝っていた。

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新しい Thunderbolt ディスプレイを -- 理論的に言うならば、Apple の Thunderbolt ディスプレイはどんな Mac にも完璧な追加機器のはずだ。ただ内蔵の Thunderbolt コネクタにケーブルを差し込むだけで(ラップトップ機の場合は MagSafe ケーブルも繋ぐ必要があるが)すぐに使える。

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けれども現実には、たとえ Thunderbolt ディスプレイが完璧に動作したとしても(完璧ではないという報告も多数あるが)痛ましいほどに古臭いところが見える。このディスプレイは未だに USB 2.0 と、第一世代の Thunderbolt、それに初代の MagSafe コネクタを使っている。ただし、Apple は出荷時に MagSafe 2 アダプタを付けているが。

越えるのがさらにもっと難しい技術的障壁は(これは Thunderbolt のバンド幅の限界によるものだが)Thunderbolt ディスプレイがたった 2560 × 1440 の解像度までしか使えないでいることだ。iMac の Retina 5K ディスプレイモデルはとうにそれをはるかに追い抜いているというのに。工業デザインの側を見れば、iMac が縁の部分をスリム化しているのに、Thunderbolt ディスプレイは 2011 年以来のごつい縁のままだ。また、人間工学的にも見劣りがする。前後に傾きを変えることはできるけれども、スクリーンの高さが調節できず、本を積んでその上にディスプレイを乗せている人たちもいる。

価格が $999 もするので、この Thunderbolt ディスプレイを人に薦めるのは気が引ける。Dell から出ているディスプレイには はるかにもっと調節可能で、同等の画質を持ち、より良い接続性があって、もっと安い値段のものがある。もしも Apple がモニタ市場に本気なら、ぜひとももう一段上のレベルの製品を出す必要がある。iMore の Peter Cohen も同じ意見を述べている

Apple アカウントが統合できるようにせよ -- iCloud より以前からの Mac ユーザーたち(つまり多くの人たち)にとって、複数個の Apple ID が積もり積もるのはごく簡単に起こることだった。とりわけ Apple Store でオンライン購入をしたり、電子メールアドレスの変更をしたりすれば新たな Apple ID が増えるのは普通のことだった。けれども MobileMe から iCloud への移行に際して、Apple はそれまで大した意味を持たなかった Apple ID を極めて重要な意味を持つものとし、その一方でユーザーが複数個のアカウントを統合することを拒否してきた。(2011 年 9 月 8 日の記事“Apple ID、Mac OS X と iCloud を結び付ける”参照。)

一部の幸運なユーザーたちは素早く一つだけの Apple ID を自分の標準のものとして他のものは朽ち果てるに任せたが、多くの私たちにとってそんなことは不可能だった。しょっちゅう使う iCloud アカウントに一つの Apple ID を持ち、iTunes と App Store の購入にはもう一つ別の Apple ID を使っている、といった状況があまりにも普通に存在していた。さらに悪いことに、時として Apple が自社の都合で私たちに追加の Apple ID を作らせたこともあった。私たちの場合、iBooks Store で出版をするためにもう一つ新たな Apple ID の作成が必要だった。すべてが混乱そのものだ。

確かに今では Family Sharing を使って複数個の Apple ID をある意味グループ化できるようになったけれども、やはり Apple としてはそろそろユーザーたちにこのたくさんの古いアカウントを一つに統合できるようにすべき時が来ているのではなかろうか? 残念ながら、現時点でそれが実現する兆しは何も見えないけれども、でも願うだけなら悪くはあるまい。

Microsoft Surface の競合製品を -- TidBITS によく寄稿記事を書いてくれる Julio Ojeda-Zapata は、自分の Microsoft Surface Pro を気に入っている。(2014 年 3 月 11 日の記事“Microsoft Surface: 二つのコンピュータの物語”参照。)タブレット機とラップトップ機の機能を組み合わせているからだ。それは展望としては興味深いものだが、Windows 8 を試した人たちの多くは、タッチスクリーンのユーザーとマウスのユーザーを同等に満足させようとする混合インターフェイスに面食らってしまう。何人かの読者たちが、もう MacBook と iPad を両方持つのは嫌だ、Apple にも同じような組み合わせを作り出すことはできるんじゃないか、という声を寄せてくれた。

Apple は断固として OS X と iOS を別々のままにしている、しかしここでも、Apple は(Steve Jobs の口を通じて)iPod 上のビデオなどもう無意味だし、読書する人などもういないのだから、この会社は完全に方向転換をすることにしたと述べたことがある。そして、もしも Apple に一つだけ優れたところがあるとすれば、それは生焼けのアイデア(MP3 プレイヤー、モバイルフォン、タブレットコンピュータ、などがすぐ思い付くものだ)をもとにして、世界を変えるような製品へとそれを転化させられるところだ。

通常私たちは噂を無視するようにしているが、9to5Mac の Mark Gurman が最近の記事で 12-インチ MacBook Air の噂について書いたのには興味を引かれた。この新しい MacBook Air はこれまでよりもさらに薄くなり、その薄さはヘッドフォンジャックと新しい USB-C リバーシブルコネクタの二つだけ残してポートを全廃するお陰で実現できるのだという。

私たちはそのような機種が開発されているかどうかも、またたとえ Apple が実際そのフォームファクターを開発中だったとしても詳細が噂の通りになるかどうかも疑わしいと思っている。仮に Apple が Thunderbolt と MagSafe を捨てて USB-C に乗り換えたとすれば、それは驚くべきことだろう。それよりもむしろ、デジタルデータと電源ケーブルを組み合わせた Thunderbolt 3 の登場を Apple が待つという予想の方があり得そうな気がする。

でも、ここで突飛な可能性に触れておこう。これは開発者 Marco Arment が言い出したことだ。もしも、長らく噂されている 12-インチ iPad Pro と、今噂されている 12-インチ MacBook Air とが、同一のものだったとしたらどうだろうか? でも、それは単なる思い付きの臆測に過ぎないのかもしれない。噂を広めることで有名な Jack March は、 Apple がハイブリッド機を作っていることなどあり得ないという意見だ。ほら、私たちが噂をめったに取り上げない理由がお分かりだろう。

Health の改良を -- iOS 8 の Health アプリは、あなたの持っているすべての健康追跡用アプリから得た情報を一つの場所に便利に組み合わせ、それらすべてを美しいチャートにまとめると約束する。

まあ、ある意味、それをしている。確かに、データをチャートにまとめてくれるけれども、Amazon の売り上げチャートと同様に、あまり使えるデータの形では提供していない。例えば、下のスクリーンショットには歩数データの縦軸すらない。日ごとの活動量のおおまかな増減なら分かるけれども、個々のデータ点がどれだけの量を示しているのかを読み取れる基準がない。分かるのは、個々の点が 276 歩と 4,460 歩の間の値を示すということだけだ。

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All Recorded Data を開いてもますます役に立たなくなるばかりだ。ここでは、ロード中の印がいつまでもクルクル回り続けるのみか、あるいはただ意味不明の、見たところランダムに足し合わされただけのデータが並ぶか、どちらかだ。

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上のスクリーンショットが典型的な例だ。いったいなぜ Health は 2:01 PM に取り込んだ歩数を三つも並べて示すのか? なぜ合計しないのか? そもそも、なぜこんなに細かく区分して示すのか? 一時間ごとに合計して歩数を表示すれば十分ではないのか? さっぱり分からない。

全体としてこの Health アプリは機能も貧弱で、見ていると病気になりそうだ。でも、アイデアとしては素晴らしいので、何とか強壮剤のようなデザイン改訂を盛り込むことで、もっとずっと情報豊かで有益なものとなれるはずだ。

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iCloud Photo Stream 写真を Mac 上で見るのに MyPhotostream を使う

  文: Jeff Carlson: jeffc@tidbits.com, @jeffcarlson
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

今は Apple の一般向け写真と言う軌道に乗っているのはつらい時である。何百万という人が iPhone や iPad 上で写真を撮っており、そしてこれらの人の大多数が iCloud の My Photo Stream を使っていると思って間違いない。それは、新しく撮られたスナップショットを iCloud に自動的にコピーし、そしてそれらを他の Apple 機器上でも見られるようにする機能である。

My Photo Stream の狙いは、写真をあなたの機器全てに現れるようにする事であるが、しかしこれらは Mac 上では Apple 自身の写真アプリである iPhoto か Aperture でしか見られない。しかも、どちらのアプリも "2015 年の早い時期" に新しい Photos for OS X アプリに置き換えられる予定であり、これらのアプリを今使う気を更に削ぐものとなっている ("Aperture のゴールデンアワー" 2 July 2014 参照)。

私は、私の写真ライブラリを管理するためにもうどちらのアプリも使っていないが (私の本 "Take Control of Your Digital Photos on a Mac" でも説明した様に)、だからといって完全に無視するわけにもいかない。と言うのも、これらは Mac 上で My Photo Stream 写真を見る唯一の公式な方法だからである。

iPhoto と Aperture はまた、My Photo Stream 写真を バックアップ するための唯一のオプションでもある。My Photo Stream の主たる限界の一つは、モバイル機器上では、写真は iCloud のサーバー上に 30 日間しか保存されず、その後は、古いものからストリーム上から削除されていく。(オリジナルの写真は、それが撮られた機器上に残っている - Apple が消すのは My Photo Stream のために作られたコピーだけである。)

例えば、iPhone を使って撮った写真は、その 30 日の間に手動でインポートしていなければ Mac 上ではアクセス出来なくなる事態となりうる。

代替策として、iPhone や iPad をそれがあたかも通常のデジタルカメラのように手動で Mac につないでインポートすることも出来るが、これは iCloud バックアップの時代では、忘れがちな事である。それに、再度言うと、これはあなたの写真を自動的に現れるようにする機能としての My Photo Stream の趣旨に反する。

(私は、ここで iOS 8 で導入された新しい iCloud Photo Library の話をしているのではないことを敢えて言っておきたいと思う。Apple はこれを未だベータの段階であるとしている。iCloud Photo Library は、写真のコピーを全ての機器上で常に更新された状態で保存しておくのに異なったやり方を取っている。しかしながら、My Photo Stream と iCloud Photo Library は、同時に動作することが可能である。)

皮肉なことに、iPad や iPhone ユーザーでも、コンピュータ上に Windows を走らせている人達はこの心配をする必要はない。何故ならば Apple は Windows のための写真管理アプリを作っていないので、iCloud コントロールパネルは My Photo Stream 画像を単にハードディスク上の Pictures フォルダに保存するからである。

流れを迂回させる -- 皆さんは、私が iPhoto と Aperture のことを、My Photo Stream 写真を Mac に集積する唯一の公式の方法であると言った事にお気づきであろう。ここにサードパーティ開発者が対応策を持って登場する機会がある。We Are Yeah からの MyPhotostream は $6.99 の Mac アプリケーションで、iPhoto 及び Aperture を使用することなく、あなたの My Photo Stream 写真を最小の、すっきりしたインターフェースで届けてくれる (無料の 30 日試行が提供されている)。ここでは、Aperture の複雑さも、iPhoto のもたもた感も気にしなくてよい。

MyPhotostream を使うには、最低限一度だけは iCloud の My Photo Stream 機能を iPhoto か Aperture で設定する必要があるが、それ以降はどちらのアプリケーションも開く必要はない。私がこのアプリケーションは "最小限のインターフェース" を持っていると表現した時、私は批評家の言葉遊びをしていたのではない。このアプリを開くと、現れるのはあなたの最新の My Photo Stream 画像のサムネイルが並んだ一枚のウィンドウである。そこには Shared Photo Streams - 共有コレクションに参加している人の機器上に現れる写真 - は関与してこないし、あなたが作成したアルバムにも興味を示さない。写真は読み取り専用であり、このアプリケーションの中でそれらを編集する、或いは削除することも出来ない。

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写真を見るには、そのサムネイルをダブルクリックする。画像はアプリケーションのウィンドウ一杯に広がる。マウスのポインターを動かすと制御用のツールバーが現れ、前の或いは次の画像を見る、写真ビューを閉じてサムネイルに戻る、写真を共有する、或いは写真をあなたの Downloads フォルダに保存することが可能になる。また写真を Finder の中のフォルダにドラッグする事も出来る。

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新しい写真が My Photo Stream に加えられると、それらは数秒で Mac 上にも現れ、OS X 通知にも出現する。OS X Yosemite の Notification Center の Today ウィジェットもまた最新の 8 つの画像を示す。

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限界と奇妙さ -- MyPhotostream は My Photo Stream に対する簡単なウィンドウを提供する一方で、残念な事に、これらの画像をバックアップすることに関しては、iPhoto や Aperture の動きに完全には対抗しきれていない。開発者の FAQ によると、写真は時間が経っても Mac にコピーされることはない。

MyPhotostream はあなたの Photo Stream の現在のコンテンツしか表示しない、つまり、最大 1000 枚の写真である。しかしながら、一度に複数の写真を選択しそしてそれらを自分の Mac に、何らかのフォルダ (例えば、あなたの Desktop) にドラッグすることで、或いは Download アイコンをクリックすることでコピー出来る。後者の場合、写真はあなたの Downloads フォルダにコピーされる。

My Photo Stream の写真はディスク上に保存され、 ~/Library/Application Support/iLifeAssetManagement/sub/ に溜め込まれるが、個々の写真は奇妙な名前の付いたフォルダに入れられている。しかしながら、iCloud は 30 日が経過すると、これらの写真を自動的に交代させる。バックアップに関するもっと良い方法は、iOS 機器上で Dropbox の Camera Uploads 機能、これは写真を Mac 上のフォルダに入れる、のようなものを使う事である。

他の機能的な欠陥があるが、これは Apple 独自のアプリケーションにもある。Photos アプリを使って iOS 機器上で写真を編集した時、その編集分は MyPhotostream には反映されない。

例えば、iPhone 上で写真を白黒に変換したとすると、それは iPad 上でも白黒として現れる。従って、その iPad 上で編集を続行したり、或いは元のバージョンに戻すことも可能である。しかしながら、MyPhotostream では、元のものしか得られない。iPhoto 或いは Aperture を開いても、同じ限界が出現する:変更される前のバージョンが現れる唯一のものである。

新しい Photos for OS X アプリケーションは、きっと編集後バージョンを正しく表示すると確信している。そして、この新しいプログラムなど欲しくない、或いは走らせる必要はないという人達のためには、開発者にもその機能が解放される事を願いたい。

MyPhotostream には、インターフェースの不適切な所が幾つかある。例えば、奇妙にデザインされた View メニューは、頑固なまでに Preferences ダイアログである事にこだわり、起動時に何枚のサムネイルを表示するかを選択するオプションまである。

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また、開発上の磨きが必要な所もある。デフォルトのウィンドウは 601 x 496 ピクセルの大きさで、中サイズのサムネイルが 4 x 4 の配列で並んでいるので、このアプリを開く度に、ウィンドウサイズを調整する必要がある。何枚の画像が表示されるかを決める View メニューの設定 (Few, Many, 或いは All) は、MyPhotostream が本来背景で処理すべきもので、ウィンドウの見えている所だけを埋めて、残りはキャッシュしておきユーザーがスクロールしたら見えるようにすべきである。

我々の周りにある Photo Stream -- Apple が Photos for OS X をリリースするまで写真を撮るのを止めるわけにもいかないので、MyPhotostream の様なアプリケーションが出てきて、失望を幾分なりとも和らげてくれるというのは良いことである。私は MyPhotostream がオプションをユーザーに示す方法に異論はあるが、iPhoto や Aperture を立ち上げることなく My Photo Stream 画像を私の Mac 上で見られるという有用性がそれらを補って余りある。

疑問は、Photos for OS X が出た時に MyPhotostream は私の Mac 上に居続けるかどうかである。繰り返しになるが、Apple の次の製品についてもっと知っていればと思うが、それは私が願う程には合理化されてはいないであろうと想像する。従って Lightroom ユーザーの一人として、私は My Photo Stream 写真にアクセスするためだけに特化した小さなアプリケーションを走らせる利点はあると思っている。

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視覚障害のある人のためのコンピューティング、その 2

  文: Mariva H. Aviram: mail@mariva.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

シリーズ記事の第 1 回では(2015 年 1 月 9 日の記事“視覚障害のある人のためのコンピューティング、その 1”参照)何人かの人たちの視覚障害の体験を紹介するとともに、私自身が一時的に目に障害を持った際の体験も述べた。自分があれほどの深刻な苦痛に耐えたことで、他の低視力の仲間たちへの共感を持つことができ、臨床的にも、また「通常視力」を持つ人たちのためにも、低視力によってどんな問題が起こるかについてもっと知りたいと強く思うようになった。

視覚障害にはさまざまのタイプのものがあることを踏まえれば、どんな問題が起こり得るかを予測するために目そのものの生理学を理解することが必須だと分かる。例えば私の場合、結膜(まぶたの内側で強膜を覆う薄い膜組織)の炎症から障害が生じた。私の兄の場合は視神経の損傷が障害を起こし、私の友人の問題は網膜上に結晶様の変性が生じたために起こった。それから私の知人の Roy の色覚異常は錐体細胞(色を探知する網膜細胞)の機能不良によるものだ。

他にもいろいろの場合があって、緑内障が視神経に損傷を与えることも、白内障が目の中のレンズを曇らせることもあるし、角膜剥離によって痛みや視覚のぼけ、眩しさなどが起こることもある。もしも片目しか使えないようになれば、残った良い方の目の周辺の筋肉を酷使する結果として眼精疲労が起こり、これは必ずしもコンピュータの使用に関係した問題とは限らないが立体感覚が失われることもある。(眼精疲労を予防する方法が Lighthouse International の "Tips for Preventing Computer Eye Strain" に載っている。)

例えば網膜色素変性症など進行性の眼疾患の場合は、たとえ完璧な視力があったとしてもそれが徐々に低下して失明に近い状態にまで至ることもある。これを体験したある女性の旅路を描いた "What It's Like to Slowly Lose Your Eyesight" は、悲劇的だけれども最終的には人の心を奮い立たせる物語だ。

その他のよくある視力障害のタイプとしては、眼鏡では矯正しにくいほど強度の近視や遠視、ほんの少し合わない眼鏡でも過敏に反応する症状 (私は深刻な視覚障害に陥るより以前からこの症状に悩まされていた)、ゴミのようなものが見える飛蚊症や、閃光が見えたり、ものが二重に見えたりする症状、色覚異常、コントラスト感覚の喪失、それからドライアイや、目がひりひりする症状などがある。

極めて有能でありながら親しみやすい私の眼科主治医 Dr. Benjamin B. Bert の説明によれば「一つの病気の中にさえさまざまの微妙な違いがあるので、必要となる対処の方法は一人一人違ったものになり得る」という。視覚に対するケアの分野は一般にLow Vision と呼ばれるが、個人による違いはこの分野に付随した特質の一つだ。Low Vision 医師の仕事は、まさしく作業療法士のそれと似ている。ただ、対象が目に限られるというだけだ。

「通常視力」ユーザーにとってのリスク -- たとえ深刻な視覚障害がなくても、「通常視力」のユーザーたちもコンピュータ画面を継続的に使っていればいくつかのよくあるリスクに晒される。

私の検眼医 Dr. Stewart F. Gooderman (彼のレンズ処方の正確さは素晴らしい) によれば、コンピュータを使う際に最も妨げとなるよくある視覚の問題は「両眼調節バランスを調整しないことと、涙液膜の生成と保持における欠陥」だという。

幸いにも、単に眼鏡が必要になったからというだけで問題が起こる訳ではない。Gooderman 医師によれば「矯正のために正しい光学デバイスを選びさえすれば、近視、遠視、乱視、老眼などの矯正の結果として問題が起こることはほとんどない」という。それに加えて「両眼調節の不具合、つまり両目をチームとして効果的に使うことができない状態に陥ればもっと大きな問題が起こる。なぜならコンピュータを使う作業は他の作業に比べて細かいところを見る必要があるし継続時間も長いからだ。また、その作業自体が涙液膜に有害な影響をもたらすことが確認されている。涙液膜が良い状態でないと明瞭にものを見ることができなくなる。」(両眼調節の不具合がある人に、Gooderman 医師は両眼調節専門の検眼医による視覚トレーニングと治療を受けることを勧めている。)

Bert 医師は、コンピュータの使用によって起こる目の問題の大多数は涙液膜の機能不良によるものだと強調する。涙液膜は三つの層から成る:

  1. 「油層」という油の層が表面の外気に触れるところにあり、涙の蒸発を防ぐ

  2. 「涙液層」という液体の層が涙液膜の中央部にある

  3. 「ムチン層」という粘液の層が目に最も近いところ(角膜表面の上)にある

Gooderman 医師の説明によれば、通常の状況下では、まばたきをすることにより涙液膜が作り直され適切な配置が再建される。けれどもコンピュータを使っていると、まばたきの回数が平均的な毎分 12 回程度よりも劇的に少なくなる。すると二重の意味で有害な結果がもたらされ、双方が互いに相手を悪化させるようになる。まず第一に、適切に再建されなくなることで涙液膜の表面が壊れ、光学面が乱れることによって目が必要とする正しい光の屈折が得られなくなる。その理由は 角膜自体は滑らかな表面を持っていない からだ。表面のデコボコを埋めるために、角膜は涙液膜を必要としている。

第二の影響は、まばたきが減ることでまぶたにある皮脂分泌腺へのマッサージ効果が減り、結果として涙液膜への油分の供給が不足することだ。マッサージが施されなければ分泌腺内部に油が溜まり、炎症や腫れが起こり、そのため分泌腺の出口が詰まることもある。そのまま放置すれば分泌腺の働きが低下するかもしれない。目のケアの専門家たちは、この状態を 慢性蒸発亢進型ドライアイ と呼んでいる。油分が不足することで、通常よりもずっと早く涙が蒸発してしまい、涙液膜の構造がもはや保持できなくなる。この疾患が最近注目されるようになったのは、従来は一般的に閉経後の女性が涙液膜にダメージを受けることが多かったのに比べて、最近は特に若い人たちの涙液膜と皮脂分泌腺に同様の症状が多く見られるようになってきたからだ。

Bert 医師は、涙液膜が快適さと視力の双方に影響する理由を詳しく説明してくれた。「涙液膜は光が目に入る前に最初に通過するところです」と彼は語り出した。だから、涙液膜がデコボコならば、あるいは乾いた領域があれば、涙液膜は光を屈折 (refract) せず回折 (diffract) してしまう。健康的な涙液膜が厚板ガラスのようなものなら、デコボコな涙液膜は言わばすりガラスのようなものだ。すりガラスを通った点光源からの光が乱れるように、ダメージを受けた涙液膜を通った光もまぶしく見える。

老化とともに 眼瞼炎発症の可能性も増す。眼瞼炎は、涙の油分のほとんどを作り出すマイボーム腺(瞼板腺)に悪影響を与える。油層が壊れれば、涙が早く蒸発するようになる。それだけでなく、コンピュータを使ったり、車を運転したり、テレビを観たり、読書をしたり、その他目を酷使する作業をすれば、まばたきの回数が減る。Bert 医師はこれを静止物を相手ににらめっこすることに例えた。「誰でも知っている通り、にらめっこに勝つのはいつも静止物の方です」と彼は冗談を飛ばした。

涙液膜を保護するために、Gooderman 医師は 20 分に一回モニタから目を逸らして意識的に一分間まばたきすることを勧める。定期的に作業を中断して休むことが何よりも重要だ。休憩を促すリマインダーアプリを利用して、少なくとも一時間に一回はまばたきのための休憩をとり、そのあたりを少し歩き回ってみるとよい。それは同時に、 心臓血管の健康のためにもとても良いことだ。

さらに、Gooderman 医師と Bert 医師は補助的な接眼潤滑剤(いわゆる「人工涙液」)も十分に使うようにと勧めてくれた。

Bert 医師はもう一つ別のリスクも指摘する。 調節けいれんだ。これは、印刷された本を読んだり、コンピュータやスマートフォンのスクリーンを眺めたりといった「近くを見る動作」を長時間続けた場合に起こることがある。どちらかと言えば珍しい症状だが、調節けいれんが起こると「近くのもの」に焦点を合わすための眼筋がけいれんし、緩むことができなくなる。調節けいれんの結果、遠くのものがぼやけて見えたり、目の痛みや、吐き気、頭痛などが起こることもある。涙液膜へのダメージ予防と同じく、Bert 医師はできるだけ頻繁に休憩をとること、少なくとも一時間に一回は遠くのものをじっと見るようにすることを勧めている。

コンピュータ視覚症候群 - コンピュータの使用によってあなたの目に悪影響があると思われるなら、そう感じているのはあなただけではない。実際、目のケアの専門家たちはあまりにも日常的にコンピュータに関係した視覚の問題を治療するようになっているので、彼らはこの種の問題を "Computer Vision Syndrome" (CVS、コンピュータ視覚症候群) と名付けた。CVS の代表的な症状としては、頭痛、頸部痛や肩こりなど全般的な不快感もあれば、具体的な目の症状(焼けるような痛み、疲れ目、充血、あるいはまぶたのけいれんなど)や、視覚の障害(焦点が合わなかったり、ものが二重に見えたり、ものがぼやけて見えたりなど)もある。

まだ出始めの段階だが、CVS は目のケアの専門家たちの注目を集め始めている。例えば、 Pacific 大学検眼学部 が主催したカンファレンスでは "Optimizing Text Legibility and Readability" (テキスト視認性と可読性の最適化)、"Measuring Visual Performance and Comfort" (視機能と快適度の計測)、"Vision and Workstation Design" (視覚とワークステーションのデザイン)、"Vision Corrections and Interventions for Computer Users" (コンピュータユーザーのための視力矯正と治療介入) といった話題が扱われた。これらの研究の結果が早く公の知となることを願いたい。

私の目を襲った危機と、その結果として生じた視力低下に対処しようとしつつ、私はどうにもならない無力を感じた。けれどもその後になって目の働きについて本気で勉強したことで、少なくとも学問的な視点からは、大いに力づけられた気がする。このシリーズ記事の次回では、典型的なコンピュータ使用の最中に低視力のユーザーたちが遭遇する多種多様な障害物やフラストレーションについて考えたい。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2015 年 1 月 19 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Coda 2.5.2 -- Panic がウェブサイト開発ツール Coda をバージョン 2.5.2 にアップデートした。パフォーマンスと安定性を強化したメンテナンスリリースだ。今回のアップデートではまた、Clips サイドバーでの項目のドラッグ&ドロップを改良し、一部の Clips プレースホルダが書類のエンコーディングを変えてしまったバグを修正し、自動補完とハイライト表示を (特に Python、JavaScript、SCSS で) 改善し、外部的な Git 変更に関係するいくつかのバグを修正し、コードを折り畳んだ際に自動的にスクロールしてコンテクストが見えなくならないようにし、CSS オーバーライドを改良してセレクタとより良くマッチするようにしている。(新規購入 $99、無料アップデート、84.5 MB、リリースノート 10.7.5+)

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CrashPlan 3.7 -- Code42 Software が CrashPlan 3.7 をリリースし、OS X 10.10 Yosemite を使っている人に便利な機能を追加した。今回のアップデートでは CrashPlan アプリのコード署名プロセスに Yosemite 互換性を追加し、またアプリをメニューバー項目から直接開けるようになった。さらに、Use Existing Account サインイン画面上の Forgot Password リンクをアップデートして正しいパスワードリセットページが開くようにした。最も重要なこととして、CrashPlan はもはや 10.5 Leopard に対応しない。CrashPlan 3.7 を手動でダウンロードする必要はない。このアプリは(まだ済んでいなければ数日中に)自ら自動的にアップデートするはずだ。現在のバージョン番号は、スプラッシュ画面上にも、また Settings > Account 画面にもはっきりと表示されている。(30 日間試用できる CrashPlan オンラインバックアップサービス付きで無料、51.8 MB、リリースノート10.6+)

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Moneydance 2015 -- The Infinite Kind が Moneydance 2015 をリリースした。同社の個人向け財務管理アプリケーションのメジャーなアップデートだ。今回の新バージョンではユーザーインターフェイスに大幅な再デザインがなされ、見栄えがよりシンプルでモダンになるとともに、Retina ディスプレイに対応した高解像度のグラフィックスも追加された。新しいストレージシステムはデータを(添付ファイルも含めて)フルに暗号化し、またこのアプリはデータを Dropbox あるいは任意の共有フォルダに同期する機能に対応した。(他のコンピュータをピア・ツー・ピアの同期システムに追加する機能も今後数週間以内に加わるはずだ。)Mac 用 Moneydance 2015 とともに無料のユニバーサル iOS アプリもあり、これは取引を Dropbox に同期させることもできる。Moneydance 2014 のライセンスを持っていれば、無料で Moneydance 2015 にアップグレードできる。Moneydance 2012 かそれ以前を購入した人は $24.99 で Moneydance 2015 に アップグレードできる。他の個人向け財務管理アプリケーションからの乗り換えをテストしてみたい人のために、機能制限のない無料の試用版も出されている。(新規購入 $49.99、無料アップデート、70.9 MB、10.7+)

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Typinator 6.4 -- Ergonis が Typinator 6.4をリリースして、ネストされた展開に対応して一つの展開を別の展開の中に埋め込めるようにした。例えば、メール用テンプレートの展開の末尾にあらかじめフォーマットを済ませた署名を挿入したりするのに使える。今回のアップデートではまた、ウェブフォームの中で展開が完了しないことのあった Safari の問題点に回避策を施し、入力フォームで展開が途中で終わってしまった問題を修正し、Typinator ウィンドウが空のスペースに切り替えてから開くようになっていたメニューバー整理ツール Bartender の問題を回避している。(新規購入 24.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、6.9 MB、リリースノート、10.6.8+)

Typinator 6.4 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2015 年 1 月 19 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Adam Engst が MacBreak Weekly と The Tech Night Owl のポッドキャストに出演して最新の Apple ニュースを議論し、MacUser UK が別れを告げ、ドイツのデザイナーたちが初代の Mac に敬意を表したモックアップを作り、英国では暗号化されたメッセージングアプリが危機に直面する。

Adam、MacBreak Weekly で CES 2015 を議論 -- Adam Engst が MacBreak Weekly の常連たち、Laporte、Andy Ihnatko、Rene Ritchie という面々に加わり、CES に出現した最新のニュースや機器類を分析するとともに、HomeKit やホームオートメーション全般についてその未来を考察し、Thunderstrike 攻撃の中に何が関連しているかを検討し、また Apple が作るべき iPhone の大きさについて行きつ戻りつ議論した。お薦めだ。

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Adam、The Tech Night Owl で iMac、ハードウェア更新、Apple ソフトウェア品質を検討 -- The Tech Night Owl Live ポッドキャストで Adam Engst がホストの Gene Steinberg と対談して、iMac Retina 5K ディスプレイモデルについて意見を交換し、Apple が Mac ハードウェアのアップグレードをなぜこうも困難にしているのかについて議論し、Apple のソフトウェア品質の低下について討論した。

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MacUser UK が終了する -- Dennis Publishing が、30 年近くも続けてきた英国版の MacUser の出版を終了すると発表した。同社は「困難な市場状況」を理由に挙げたが、同社の他の数多くの印刷出版物は継続される。近日中に、購読者たちには Dennis Publishing からの連絡があるはずだ。

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Curved のモックアップは初代 Mac へのオマージュ -- 素晴らしい Mac デザインを描き出そうとすればついやり過ぎてしまうものだが、ドイツの出版社 Curved はまた新たな切り口を思い付き、初代の Macintosh からインスピレーションを得た想像上の iMac をデザインした。写真を見れば、その昔のコンパクト Mac が洒落た曲線美を持つ見事な姿に変身したように見える。ただ一つの難点は、これが本物ではないことだ。

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英国首相、暗号化されたメッセージングアプリに噛み付く -- 再選を目指している最中の英国首相 David Cameron が、暗号化付きメッセージングサービスに対して英国諜報機関のアクセスを認めさせようとしている。テロリズム阻止の名目の下に、命令に従わない場合 iMessage、WhatsApp、Snapchat などのサービスを禁止するよう Cameron は提起する。「読み取れない形でのコミュニケーション方法を私たちは許すべきだろうか? いや、断じてそうすべきでないというのが私の答だ」と Cameron は述べた。不審に思う人のために言い添えると、Cameron の提起したバックドア要求はプライバシーと電子通信に関する European Union の指針にはどうやら矛盾しないようだ。指針は「加盟国が電子通信を法律に基づいて傍受することを妨げない」と明記しているからだ。

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