TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1339/26-Sep-2016

Apple が先週、いくつかの初期バグ、特にヘッドフォンのオーディオ制御がうまく働かなくなるバグに対処するため、iOS 10.0.1 および 10.0.2 を素早くリリースした。また Apple は先週 macOS 10.12 Sierra もリリースしたので、Michael Cohen がこの新しいオペレーティングシステムで注目すべき新機能のいくつかを紹介する。それはそれとして、もしあなたが ScanSnap スキャナを使っているならば当面 macOS 10.12 Sierra へのアップグレードをせず待つべきである理由を Adam Engst が説明する。iOS 10.1 の開発者用ベータ版では、iPhone 7 Plus のデュアルカメラに約束されていた Portrait モードがカメラを拡張しプロフェッショナル風の「ぼけ」効果を生むので、Glenn Fleishman がこの機能を解説しつつ実際どんな風に使えるかをお見せする。さて、macOS Sierra が登場したのを受けてアプリのアップデートが一斉に出たので、今週は注目すべきソフトウェアリリースが大量にある。Postbox 5.0.2、Sandvox 2.10.8、Tweetbot 2.4.3、TextWrangler 5.5.2、HoudahGeo 5.1、Parallels Desktop 12.0.2、Mailplane 3.6.7、CleanMyMac 3.5.1、Gemini 2.2.2、Safari 10.0、1Password 6.3.3、Firefox 49.0、OmniFocus 2.7、Capto 1.1、Lightroom CC 2015.7 と Lightroom 6.7、Mac 用の Pages 6.0, Numbers 4.0 と Keynote 7.0、SpamSieve 2.9.25、macOS Server 5.2、KeyCue 8.2、iBooks Author 2.5、それに BBEdit 11.6.2 だ。

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iOS 10.0.1 及び 10.0.2、重要なバグを修正

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst, Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple は、初期バグに対応するために iOS 10.0.2 をリリースした。この 88.2 MB のアップデートは Settings > General > Software Update 或いは iTunes 経由でダウンロード出来る。もし既に iOS 10 を走らせているならば、このアップデートを直ちにインストールすべきである。

iOS 10.0.2 に関する大きなニュースは、iPhone 7 の所有者で Lightning 接続したヘッドフォンコントロールが数分すると働かなくなるバグを修正していることである。

iOS 10.0.2 はまた、Photos が iCloud Photo Library をオンにした時に落ちてしまうバグや幾つかのアプリ機能拡張が働かなくなるバグに対応している。

iOS 10.0.2 は 10.0.1 のすぐ後に出された。10.0.1 は、新しい iPhone 7 や 7 Plus を買った人のみが自分でダウンロードする必要があった。と言うのも、より以前の機器に対する iOS 10 の最初の一般向けリリースは 10.0.1 だったからである。iOS 10.0.1 アップデートで最も重要なのは、Bluetooth 接続性と Apple Watch とのペアリングであった;Adam Engst は新しい Apple Watch Series 2 を彼の iPhone 7 に iOS 10.0.1 にアップデートするまでペアリング出来なかった。このアップデートはまた iPhone が "Hey, Siri" リクエストを認識出来ないバグを修正、VoLTE 経由の通話での音声品質に関する問題にも対処、そして Camera と Contacts アプリの安定性を改善している。

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セキュリティに関しては、iOS 10.0.2 は iOS 10.0.1 で提供されたもの以上のものは何も提供していない。iOS 10.0.1 に明記されたセキュリティ修正は一つだけで、Citizen Lab と Lookout によって発見された遠隔 Jailbreak の脆弱性に関するもののようだ - 詳細については "iOS 9.3.5、遠隔 Jailbreak を阻止" (25 August 2016) を参照されたし。

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ScanSnap ユーザーは Sierra アップグレードをせず待つべき

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

(TidBITS スポンサーでもある) Fujitsu が、同社の書類スキャナ ScanSnap のユーザーに対して現時点ではまだ macOS 10.12 Sierra へのアップグレードをしないようにという警告を送っている。Fujitsu は、Sierra の上で走らせる際に同社の ScanSnap ソフトウェアに付随して起こるさまざまの問題を特定した。具体的には:

これらの問題は ScanSnap Evernote Edition を含むあらゆる機種の ScanSnap スキャナで作成した書類に影響する。

Fujitsu は Sierra 互換性を提供するためのアップデートを出す予定日には触れなかったが、私たちとしてはアップデートが出れば直ちに皆さんにお知らせしたいと思う。それまでの間は、ScanSnap スキャナを頼りにして使っている人たちは Sierra へのアップグレードをしないことをお勧めしたい。これらの問題は必ず起きる訳ではない。TidBITS Talk の議論に参加している ScanSnap ユーザーの一人は、Sierra の公開ベータ版で作ったスキャンでも何の問題も起こっていないと言っていた。けれども以前にスキャンされた書類でも起こることがあるからには、本気で用心すべき問題だとも言える。

もしあなたが ScanSnap スキャナを使っていて既に Siera へのアップグレードを済ませているなら、Fujitsu はファイルを ScanSnap Organizer Preview のみで開くことを勧めている。また、他のアプリを使って PDF を開くのならば、変更を決して保存しないように気を付けるべきだ。

この記事を最初に公開した後で、VueScan の開発者 David Hamrick が私に連絡して、VueScan は Sierra 互換であるし、同社の独立ドライバは ScanSnap スキャナにも対応していると知らせてくれた。なので、VueScan は ScanSnap ソフトウェアに降りかかっている問題に苦しんではいない。ただし、VueScan を使っても以前にスキャンされた書類での問題の解決にはならない。

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iPhone 7 Plus の Portrait モードの舞台裏

  文: Glenn Fleishman: glenn@glennf.com, @glennf
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple が iPhone 7 Plus に約束していた軟焦点の Portrait モードが iPhone 7 Plus に対して iOS 10.1 の開発者リリースの形で出された。公開ベータも間も無く登場するであろう。この新しいモードは、iPhone 7 Plus の両方のレンズを使い、対象物を認識、深度の層数を計算し、そして最も近い層で輪郭を取り、残りのものの焦点をぼかす。(iPhone 7 のカメラに関する変更に関しては "iPhone 7 および 7 Plus、「さらばジャックよ」" 7 September 2016 参照。)

Portrait モードは、他の Pano や Slo-Mo と並んで Camera アプリに現れるが、ベータ期間中は、最初にこれを選択すると Try the Beta リンクと共に説明文が現れる。次からは、それはただの選択肢の一つに過ぎなくなる。(TidBITS は通常開発者ベータについての報告はしないのだが、今回 Apple は幾つかの出版物に対してこの Portrait 機能をテストして記事にすることを許したので、我々はそれに食いつくこととした。)

この軟焦点の写真手法は、しばしば "bokeh" ("ボケ" と発音する) と呼ばれる。この言葉は日本語から来ており、近接した浅い被写界深度を作る効果を意味する - 画像の一部分だけ焦点が合っていて - 主たる対象物よりも前にある、そして後ろにあるもの全ては極めてぼやけたものとなる。この手法は、我々の目が近くに見える人物や対象物を処理するやり方を模倣し、そして、構図にもよるが、美しかったり、或いはやり過ぎの印象を与える視覚効果を付け加える。(もし iPhone 7 Plus は持ち合わせていないとか、或は Portrait モードが出るまで待ちきれないというのであれば、ボケを模擬する既存のアプリもある - "FunBITS: ピンぼけの写真もアートになる" 28 February 2014 参照。)

ボケのある写真を作り出す最も簡単な方法は、望遠レンズを備えたミラーレスか DSLR カメラを使うことで、一番難しいのは広角の固定焦点レンズを持ったカメラ、スマートフォン上のカメラの様な、で撮ることである。Apple のやり方は、高価なカメラで撮られた画像と同様の感覚を iPhone 7 Plus の小さなレンズで構成されたカメラシステムで現実のものにしようとするものである。iPhone 7 Plus のレンズ構成は、4mm の広角 (35mm での 28mm に相当) と 6.6mm の "望遠" (56mm 相当) レンズから成る。(Apple が 6.6mm レンズを望遠と呼ぶのは技術的には間違っていないが、多くの写真家は 70mm かそれより長いものを望遠と見なしている。)

Apple の新しい Portrait モードは、ベータの段階においても、素晴らしい。私の手短なテストでも、そして他の人達が載せた写真を見ても、これは物体よりも人物での方が出来がいい。それはそうだと思う。画像の中の物体は判別されなければならないし、それに Apple はこのモードをその名前に使ったもののために最適化しているのは明らかである:ポートレート(人物画)である。

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この Camera アプリは、そのショットを撮ろうとしている時有益なヒントを提供する。もし近すぎる (1 フィート以内)、或は遠すぎる (8 フィート以上) 場合は、動くよう言ってくる。そのショットのためには明るさが足りない場合も警告してくる。と言うのも、この望遠レンズは F/2.8 しかないからである。これはこの小さなレンズとしては比較的小さな開口である、一方で広角レンズの方は F/1.8 である。Portrait モードは、 HDR の様に、処理前の画像と処理されたものの両方を Photos アプリに保存するので、万が一この軟焦点効果がうまくいかなかった場合でも、そのショットを失ってしまうことにはならない。

Portrait モードの背後にある数学は面白い。深さを計算するのに、二つの同じレンズは必ずしも必要ない。必要なのは、ソフトウェアがそれぞれの正確な特性を知っているレンズである。例を挙げると、お互いの角度やレンズ歪みの種類といったものである。

深度を求めるソフトウェアはそれぞれのレンズからの写真を比較し、共通する特徴を画像全体に渡って特定する。これには Apple が日々進化させている機械学習能力が使われる。これらの共通する特徴を使い二つの画像の間で点を比較し、距離を概算出来るようにする。これらの画像は既にソフトウェアが知っているカメラの特性に基づいて補正されている。深度計測はおおよそのものなので、立体化ソフトウェアは特徴点を個別にそれぞれの正確な深度に配置するのではなく、一連の平面へと分解する。これらの平面はその場面の全ての要素の外郭線を含んでいる。(このやり方の更なる詳細については、平易な文章で書かれた 2012 年の技術文書を参考にされたい。)

二つのカメラによるぼかし機能はもう既に Android スマートフォンで採用されているので、これは真新しい技術ではない。しかし、この以前の2カメラスマートフォンによる画像は、私がテストしたものやこれまでに公開されている例のものよりも、ばらつきが大きい様に見える。物体のより高度な機械認識と、iPhone 7 Plus の画像信号プロセッサと超高速の A10 プロセッサの組み合わせで、この効果を正確にプレビューしかつそれを瞬時に捉えることが可能となった。

Portrait モード以外でも、iPhone 7 Plus は、その広角といわゆる望遠レンズからの画像を合わせて一つの画像を作ると言う芸も披露する。この融合された画像は合成ではあるが、人工のものではない:それは細部を追加することはないが、個別にそして同時に捕捉された画像のアスペクトを統合する。私が学んだことだが、iPhone はこのやり方を主として明るさが十分な場面で使っていて、望遠は場面を捉え、そして広角レンズが輝度情報を付け加えるという。広角レンズのより大きな開口の方がより暗い場所で細部を捉え易く、そして十分な明るがないため生ずる望遠レンズの画像センサーでの斑点も減少させられる。(これは Portrait 写真を撮ろうとする時、十分な明るさが無いと警告される理由でもある。)

これらの結合写真や Portrait モード全ては、計算写真学として知られる発展分野に属する。High-dynamic-range (HDR) 画像は一番よく知られた例で、露出を変えて撮られた連続写真を結合して一枚の画像にするのだが、時として超自然に見える色調の段階まで踏み込むものもある。TLight 社の L16 カメラは、何が可能かの極端な例と言える。これが出荷される時には、レンズは 16 個 あり、焦点距離は3つの長さをカバーしていて、巨大な、高品質の、高解像度の画像を作り出す。皆さんはまた Lytro という名前をお聞きになったことがあるかもしれない。これは、写真が撮られた後画像センサーを使って入射光の角度を計算し画像に再度焦点を当てられるようにする一般及びプロ向けのカメラを作っていた。この手法はあまりに制約が多すぎ、奇抜であり、同社はそのカメラを生産中止にしてしまった。

現時点では、Apple はこの深度推定の出力をサードパーティ開発者に提供していないし、また、彼らは自ら処理をするために両方のカメラに同時に別々のストリームとしてアクセスすることも出来ない。サードパーティアプリは画像センサーデータを生の Digital Negative フォーマットファイルとして取り込むことが 出来る し、これに対応したアップデートを既に完了したものも幾つかある。しかし、生のファイルは一つのレンズからしか取り込めない - もし開発者が両方を求める場合、Apple は融合した JPEG を提供する。(Raw 画像は iPhone 6s, 6s Plus, SE, 7, そして 7 Plus, と 9.7-inch iPad Pro 上でしかサポートされていない。)

Apple の Portrait モードは、iPhone 7 Plus で見る最初の計算手法に過ぎないと私は見ている。何故ならば、実時間で深度を計算する能力を使って出来ることは山程あるからである。例えば、モーションキャプチャやゲームコントロールのための入力として iPhone を使うことから、対象物の 3D スキャン迄である。それに、もし開発者達に運があれば、Apple は dual-stream や dual-image capture オプションをある程度開放し、その結果もっと新しいアイディアも花咲くかもしれない。

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macOS 10.12 Sierra のハイライトと使いこなしのヒント

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>

北半球では、おおむね秋になった。木々の葉は色づき始め、新型 iPhone が出荷されつつある。そして、以前には "OS X" として知られていたオペレーティング・システムの 12 回目のメジャー・リリースが、Cupertino から世界中の営巣地に向かって移動中である。

macOS 10.12 Sierra が、今や、Software Update で、4.77 GB のダウンロードとして出荷されている。この名前の Sierra が、注目すべき新機能である Siri と、響きが恐ろしいくらい似ているのは、全くの偶然の一致ではないかもしれない。そうだ、Siri が Mac にやって来た。だが、Siri だけが、最新の macOS に向けた機能強化ではない。さあ、あなたの Mac にやって来る Siri と、他の輝かしい新機能の幾つかを見てみよう。

Siri -- Siri は、Mac に、既に来ていてしかるべきであったと思われる。だが、モバイル・オペレーティング・システム用に設計された知的なアシスタントを、デスクトップ・コンピューティング環境に対して適用するための性能や機能の追加は、Apple にとっても少々時間がかかることであった。だが、一見したところ、Apple は時間を有効に使ったようだ。

最初に Sierra をインストールすると、インストーラが Siri を有効化したいかどうか聞いてくる。もちろん、有効化しなくてもよく、そして、実際そうしなくても、何も問題はない。Siri は、System Preferences の新しいSiri ペインで有効化できる。そこでは、Siri を呼び出すために、キーボード・ショートカットをカスタマイズすることもできる。加えて、Siri は、Dock にあるアイコンや、メニュー・バーにあるアイコンをクリックすることでも呼び出すことができる。

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Siri は、フローティング・ペインとして、画面の右上から滑り降りて来る。すると、そこで尋ねたいことを尋ねることができるようになる。ペインは、しばらく画面上にいるので、ペイン上のマイクロフォン・アイコンをクリックして、追加の質問を行うこともできる。

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では、何について質問をすればよいだろうか? 一つには、ファイルについてだ。ファイルは、iOS にも存在するが、そうしたファイルは、iOS によって制御され、そして、iOS のアプリ内に隔離されている。macOS ではそうではない。macOS 内では、ファイルは至る所にある。macOS における Siri は、ファイルについて多くのことを理解しており、あなたがファイルを見つけたり、管理したりするのを手助けすることができる。例えば、「私が今日作業したファイルを見せてくれ。」と言えば、今日、編集したファイルのリストを示してくれる。また、「ファイル名にプロポーザルが入っているファイルを見つけてくれ。」と言えば、「プロポーザル」という語をファイル名に含むファイルのリストを示してくれる。

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さらに、Siri が出してきた回答を、今後何回か見る必要がある場合は、回答の右上にある + をクリックして、Siri へのリクエストを NotificationCenter サイドバーの Today ビューの中にピン留めすることができる。

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Siri が、あなたのリクエストを聞き損なうという、たぶんそれほどまれではないと思われるケースにおいても、何の問題もない。あなたの質問文を Siriのペインで選んで、それを再度入力すればよい。そして、Enter キーを押すと、Siri は再度答えを返そうとする。

あるいは、Siri が、あなたにとってどんな役に立つのかよくわからない場合は、Siri ペインの下にある、? ボタンをクリックすればよい。すると、Siriは喜んで、自分ができることを全て自慢げに喋ってくれるだろう。

Notification Center -- El Capitan と Sierra における NotificationCenter の違いは、文字通り昼と夜ほどである。つまり、NotificationCenter は、暗い半透明のサイドバーに代わって、今では白い半透明のサイドバーになった。だが、これが唯一の違いというわけではない。

先に述べたように、あなたは、Siri へのリクエストを Notification Centerにピン留めすることができる。加えて、Today ビューの管理が容易になった。今では、Today ビューが示すウィジェットを並び替えるのに、Edit ビューに行かなくてもよくなった。代わりに、ウィジェットをタイトル・バーからドラッグするだけでよいのだ。

同様に、今では、古い通知を一斉に消去するのが、ちょっと易しくなった。El Capitan の場合と同様に、古い通知を、日ごとに消すことができるが、今では、日付のヘッダがずっと大きくなり、もっと読みやすいターゲットになっている。

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Finder -- 2, 3 の歓迎すべきマイナー・チェンジが Sierra の Finderに加わった。カラムやリスト・ビューを使った Finder のウィンドウ内で、ファイルの上部に、フォルダがまとまって現れるようにすることができる。

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ゴミ出しをすぐに忘れてしまう人たちにとって、特に興味があると思われるもう一つの機能強化として、新たな設定、すなわち、Remove Items fromTrash after 30 Days (30 日後にゴミ箱から項目を消去する) がある。この設定を有効にすると、Trash を空にする操作が不要になるかもしれない。Sierra において、この機能や、他のストレージ容量節約機能について、もっと知りたい場合は、"Sierra の Optimized Storage に関する説明"(2016 年 9 月 19 日) を読むことを強くお勧めする。

これらの設定は、両者とも、Finder > Preferences > Advanced で見つけることができる。

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アプリ内のタブ -- より多くの Mac ユーザーが、小さな画面のラップトップに移行していくにつれて、ディスプレイのスペースは、より貴重なものとなっている。Sierra は、ウィンドウがゴチャゴチャになるのを、タブ付きアプリで管理する手助けをしてくれる。

Safari や Finder とまさに同じように、Sierra 内のアプリは、今では、タブを利用できるようになった。例えば、Maps アプリで、2 枚、またはそれ以上の地図を見たい場合、今では、それらを同じウィンドウ内に表示したり、タブを通じてそれらを移動させたりすることができる。

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他の多くのアプリが、特に変わることなくタブをサポートしている。アプリがタブをサポートするかどうかは、アプリの開発者が、アプリのウィンドウをどのように実装したかにかかっている。だが、いずれもっと多くのアプリで、タブのサポートが現れるのを目にするものと期待してよい。もし、あるアプリがタブをサポートしていたら、おそらく、アプリのウィンドウでコンテンツが示される領域の上に、タブ・バーがあはずだ。そして、アプリのWindows メニューの中に、タブに関するオプションがおそらくあるはずだ。

その他の機能強化 -- Sierra は、以下のような、その他多くの細かいマイナー・チェンジを提供している。

インストールすべきか? パイオニアやリスクを負う人たちは、すでにそうしているかもしれない。(私は向こう見ずなので、Sierra をベータ 5以来、自分のメインの Mac でずっと走らせている。) だが、残りの人はどうだろうか?

私のアドバイスは、少なくとも 2、3 日、あるいは、2、3 週間、インストールを控えることだ。これは、私が Sierra に何らかの致命的な問題を見つけたからではない。そうではなく、正直言って、Sierra がどこかに行ってしまうわけではないし、もし誰か他の人が、防ぐことのできないバグを見つけてくれるのであれば、それは、あなたがそうするよりもずっと良いだろう。そして、もちろん、あなたにとって必須のアプリが何であるか知っているのは、あなただけだ。例えば、ScanSnap スキャナの持ち主は、深刻な問題に出会うかもしれない。("ScanSnap ユーザーは Sierra アップグレードをせず待つべき" 2016 年 9 月 20 日参照) あなたの重要なアプリが機能することに確信が得られるまで、あるいは、Apple がバージョン 10.12.1 をリリースするのを待ったとしても、何の損害もない。バージョン 10.12.1 は、疑問の余地なくすぐにやって来る。

何れにせよ、Sierra は、欲しい時にはいつでも App Store で手に入る。そして、Apple のハードウェアの提供とは異なり、Sierra の供給は、有効在庫の制限を受けない。代わりに、読者は、Joe Kissell のアップグレード用の詳細な手引である "Take Control of Upgrading to Sierra" や ScholleMcFarland の "Sierra: A Take Control Crash Course" を、アップグレードを始める前に参考にすることを考えるべきだ。両方とも買うと、30% の割引になる。("Sierra と iOS 10 を扱った Take Control ブック三冊"" 2016 年9 月 19 日参照)

だが、いつアップグレードしようとも、Sierra は、提供されるものが多数あり、楽しくて強力なオペレーティング・システムであることが分かると思う。("Siri、私の Mac を眠りにつかせてくれ。")

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2016 年 9 月 26 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Postbox 5.0.2 -- ユーザーインターフェイス改善と macOS 10.12 Sierra 互換性を盛り込んで、電子メールクライアント Postbox がバージョン 5.0 へのメジャーアップデートとなった。今回 Postbox は Responses と Templates に動的なデータフィールドを追加でき、それらのカスタムプレースホルダーに会社名、人名、製品名、イベント名その他を入れることもできるようになった。また、大きなインライン画像をリサイズする画像スケーリング機能を追加し、電子メールのコンテンツを Evernote、Slack、Todoist などのサービスに手軽に転送できるようになり、メッセージの内部で追跡ツールが使用されれば警告してくれるアンチ追跡機能を追加し、プロの手で書かれカスタマイズも可能な電子メール返信用定型文(別途ダウンロードで入手可)を 70 個以上用意している。当初の 5.0 リリースの後間もなく、Postbox はバージョン 5.0.2 を出してさまざまのマイナーなバグを修正した。

Postbox の価格は (バージョン 4.0 の $15 から) $40 に値上げされたが、バージョン 5 は期間限定で $32 のセール中だ。Postbox のライセンスを 2016 年 3 月 1 日より前に購入した人は、期間限定の値引き価格で Postbox 5.0 にアップグレードできる。(私は割引コードをリクエストすることでバージョン 4.0 のライセンスから $24 でアップグレードできた。)2016 年 3 月 1 日またはそれ以後に Postbox を購入した人や、2010 年 7 月 31 日以前に Lifetime License を購入していた人は既に Postbox 5 の鍵をお持ちなのであらためて購入する必要はない。(新規購入 $40、アップグレード価格各種あり、23.8 MB、リリースノート、10.10+)

Postbox 5.0.2 へのコメントリンク:

Sandvox 2.10.8 -- Karelia が Sandvox 2.10.8 をリリースして、macOS 10.12 Sierra で FTP や SFTP のサイトを出版した際に起こったクラッシュを修正し、Sandvox のメインの対応言語を使う際に Sierra で新規作成した書類により単純なコードを使うようにした。このウェブサイトオーサリングツールはまた、Google Maps が Sandvox のプレビューに正しく表示されなかった問題を解決し、8 文字より文字数の少ない古い Vimeo video ID にも対応し、ビデオの自動再生をオフにするとビデオの事前ロードもオフにする(これでポスター画像の問題も修正される)ようにしている。(新規購入 $79.99、Karelia または Mac App Store から無料アップデート、43.3 MB、リリースノート、10.6.6+)

Sandvox 2.10.8 へのコメントリンク:

Tweetbot 2.4.3 -- Tapbots が Tweetbot 2.4.2 をリリースして、macOS 10.12 Sierra 互換性を追加するとともに、(写真、ビデオ、GIF、tweet の引用などが Twitter の 140 文字制限にカウントされない) 拡張 tweet に対応した。今回のアップデートではまた、最大 140 秒までのビデオを Twitter にアップロードする機能を追加し、検索結果用のメディアプレビューを改善している。このリリースの後間もなく Tapbots は Tweetbot 2.4.3 を出して壊れた画像キャッシュの問題を修正した。(Mac App Store から新規購入 $9.99、無料アップデート、11.7 MB、10.10+)

Tweetbot 2.4.3 へのコメントリンク:

TextWrangler 5.5.2 -- Bare Bones Software が TextWrangler 5.5.2 をリリースして、macOS 10.12 Sierra との互換性を提供した。この無料のテキストエディタはまた、Bare Bones が BBEdit (TextWrangler の長兄にあたる製品、2016 年 8 月 24 日の記事“BBEdit 11.6.1”参照) に施した修正点や改善点の多くをそのまま受けている。特に、View > Text Display メニューに新コマンドが三つ (Zoom In、Zoom Out、Actual Size) が加わり、Appearances 環境設定の List Display Font 設定にフォントサイズを調整するスライダーが装備された。さらに、TextWrangler に新しいキーボードコマンド Check Syntax (Command-K) と Run (Command-R) が追加され、scratchpad 書類を閉じたり開いたりする際に書類の状態を記憶し復元する機能が働かなかったバグを修正している。(無料、9.7 MB、リリースノート、10.9.5+)

TextWrangler 5.5.2 へのコメントリンク:

HoudahGeo 5.1 -- Houdah Software が HoudahGeo 5.1 をリリースして、macOS 10.12 Sierra 上の Apple の Maps と MapBox への対応を追加した。この写真ジオタグ付けアプリはまた、Photos ライブラリの中にある写真に位置情報を追加できる (Sierra の Photos 2.0 が必要) ようになり、タイムゾーン情報を含んだタイムスタンプが正しいという仮定の下にカメラのセットアップオプションを改善し、追跡ログの色を青から赤に変更して読み易くし、写真の読み込みの際にハングを起こすことのあったバグを修正している。(新規購入 $39、無料アップデート、21.7 MB、リリースノート、10.10+)

HoudahGeo 5.1 へのコメントリンク:

Parallels Desktop 12.0.2 -- Parallels が Parallels Desktopのバージョン 12.0.2 (build 41353) をリリースして、この仮想化ソフトウェアにいくつかのバグ修正を施した。今回のアップデートでは、共有された Mac プリンタを使って Windows から印刷する際の問題を修正し、仮想マシンの中でコンテクストメニューを開く際に Control-クリックが働かなかったバグを解消し、外付けモニタを使っている際に Full Screen モードでデスクトップが勝手に切り替わってしまう問題を解決している。

Parallels Desktop 12 Standard Edition の価格は一回払いの購入で $79.99、購読ならば年額 $79.99 だ。Parallels Desktop Pro Edition は年額 $99.99 だ。購読でないライセンスを購入した人には、Standard Edition へのアップグレードが $49.99 となるが、無期限の年額 $49.99 の Parallels Desktop Pro 購読に期間限定でアップグレードすることもできる。(Standard Edition の新規購入 $79.99、Pro/Business Edition は年額 $99.99 の購読、無料アップデート、261 MB、リリースノート、10.9.5+)

Parallels Desktop 12.0.2 へのコメントリンク:

Mailplane 3.6.7 -- Uncomplex が Mailplane 3.6.6 をリリースして macOS 10.12 Sierra 対応とした。この Gmail 専用電子メールクライアントはまた、デフォルトの送信者アカウントを設定できるようにし (複数のアカウントのうちどれかをメッセージの送信の際に使いたい場合に便利)、添付ファイルのアップロードが期待通りに働くようにし、下書きが偶然失われることがないようにし、Create Calendar Event ショートカットを追加している。その後素早く出されたバージョン 3.6.7 は、Google がまたもや施した変更に対応するように Mailplane の添付ファイルアップロード方法を調整した。(新規購入 $24.95、無料アップデート、23.4 MB、リリースノート、10.10+)

Mailplane 3.6.7 へのコメントリンク:

CleanMyMac 3.5.1 -- MacPaw が CleanMyMac 3.5 をリリースして macOS 10.12 Sierra フル対応とした。さらに、この汎用クリーニングおよびメンテナンスアプリの System Junk モジュールが、Spotify キャッシュファイルを見つけて削除し、Sierra 固有の統一ログを正しくクリーンアップし、Trash Bins クリーンアップと Shredder が iCloud Drive 上に保存されたファイルを適切に扱うようにしている。リリース後間もなく、MacPaw は CleanMyMac をバージョン 3.5.1 にアップデートして、Live Photos に関係する問題点を修正し、CleanMyMac を開く際に現われたユーザーインターフェイスの不具合を解消した。(新規購入 $39.95、無料アップデート、33.7 MB、10.8+)

CleanMyMac 3.5.1 へのコメントリンク:

Gemini 2.2.2 -- MacPaw が Gemini 2.2.2 をリリースして macOS 10.12 Sierra フル対応とし、特に iCloud のファイルを適切に処理できるようにした。重複したファイルを見つけるこのユーティリティはまた、ラベルを追加して重複を見分けやすくし、ハードリンクの付いた重複ファイルの管理を改善し、Gemini のメニューからグループを折り畳んだり展開したりできるようにし、ファイルパスの挙動がより期待通りになるようにし、フィルター用のコンテクストメニューを追加している。従来のライセンスからのアップグレード料金は $9.97 だ。(MacPaw からも Mac App Store からも新規購入 $19.95、アップグレード $9.97、35.6 MB、10.10+)

Gemini 2.2.2 へのコメントリンク:

Safari 10.0 -- Apple が Safari 10.0 を OS X 10.10.5 Yosemite および 10.11.6 El Capitan 用にリリースした。 (macOS 10.12 Sierra には既に含まれている。) Sierra で使える機能の一部 (例えば Picture-in-Picture) は含んでいないが、今回から Safari はデフォルトで HTML 5 ビデオを利用可能な限り表示し、認証を受けたウェブサイトでのみプラグインを走らせるようにしてセキュリティを高め、Reader 表示のフォーマッティングを改良し、訪れた個々のウェブサイトごとにズームレベルを記憶するようにしている。今回のアップデートではいくつかのセキュリティの問題にも対処が施され、いつも通りに WebKit のメモリ破壊の問題、Safari Reader の認証の問題、Safari Tabs でのアドレスバーのなりすましなど(すべて、悪意を持って作られたウェブサイトを訪れればユーザー情報の漏洩が起こる可能性があった)に対処している。Safari 10.0 は Software Update 経由でのみ入手できる。(無料、リリースノート、10.10+)

Safari 10.0 へのコメントリンク:

1Password 6.3.3 -- AgileBits が 1Password 6.3.3 をリリースし、macOS 10.12 Sierra を走らせている人たちに向けた数多くの修正を施した。具体的には Password Generator でのレイアウトの修復、メモやタグでの複数行の高さ計算の是正、CSV やタブ区切りファイルへの書き出しの際のフィールドの選択に関係したレイアウトの問題の修正などがある。このパスワードマネージャはまた、メタデータのないファイルで起こされることのあったハングを修正し、iCloud Drive 上に 1Password のコピーが存在していた場合にアップデータに起こったクラッシュをなくし、10.10 Yosemite で Primary ヴォールトを削除した場合に起こったクラッシュを修正している。(AgileBits からも Mac App Store からも新規購入 $64.99、TidBITS 会員が AgileBits から購入すれば 25 パーセント割引、無料アップデート、43.8 MB、リリースノート、10.10+)

1Password 6.3.3 へのコメントリンク:

Firefox 49.0 -- Mozilla が Firefox ウェブブラウザをバージョン 49.0 にアップデートし、アンチエイリアス処理の付いた OS X フォントの見栄えを改善するとともに、ハードウェア加速のない Mac でのパフォーマンスを向上させた。Reader Mode では、テキストの幅と行の高さを調整できるようにし、ページのコンテンツを読み上げる Narrate 機能を追加した。Firefox 49.0 で Mac OS X 10.6 Snow Leopard、10.7 Lion、10.8 Mountain Lion のサポートが終了となり、Skype 風のコミュニケーション・クライアント Firefox Hello (2014 年の末に登場した、2014 年 12 月 7 日の記事“Firefox 34.0”参照) も廃止された。(無料、81.3 MB、リリースノート、10.9+)

Firefox 49.0 へのコメントリンク:

OmniFocus 2.7 -- The Omni Group が OmniFocus 2.7 をリリースして、同期パスワードと別に暗号化パスワードを指定できる機能を追加した。同社では、あらかじめあなたのすべての iOS デバイスで少なくとも OmniFocus 2.16 を走らせ、あなたのすべての Mac で OmniFocus 2.7 を走らせてから、その後で異なるパスフレーズを設定することを勧めている。このタスク管理アプリはまた、pasteboard のフォーマットを更新して iOS 用 OmniFocus の使っている TaskPaper フォーマットとマッチするようにし、macOS 10.12 Sierra との互換性の問題を修正し、すべての同期用 push が Apple の push サービスを通るようにし、ノートや添付ファイルをクリックした際に起こったクラッシュを修正し、新しい Preferences アイコンを追加している。(The Omni Group ウェブサイトで Standard 版の新規購入 $39.99、Pro 版の新規購入 $79.99、Mac App Store では Standard 版が $39.99、アプリ内購入で Pro 版にアップグレード可能、29.5 MB、リリースノート、10.10+)

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Capto 1.1 -- Global Delight が Capto 1.1 (以前は Voila という名前で知られていた) をリリースして、新たに Record Camera ビデオオプションを追加した。チュートリアルのビデオを作成するのに最適なこのオプションでは、カメラからのビデオを録画しながらそれと同時にスクリーンも録画することができる。カメラとしてシステムカメラと外付け録画デバイスのいずれかを選べ、ビデオは 1 個から 9 個までの位置から切り替えでき、三種類のビデオ寸法から選ぶこともできる。このスクリーンキャプチャ用ユーティリティにはまた、システム音量とオーディオ入力を独立に調節できる Advanced Audio Control も加わっている。(Global Delight から新規購入 $29.99、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、 Mac App Store から新規購入 $29.99、25.3 MB、リリースノート、10.10.5+)

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Lightroom CC 2015.7 と Lightroom 6.7 -- Adobe が、独立動作の Lightroom 6.7 と Lightroom CC 2015.7 (Adobe の Creative Cloud Photography プランの一部として入手可能) をリリースして、macOS 10.12 Sierra 互換性に関する修正と、さらなる camera raw とレンズプロファイル対応の追加、バグ修正などを施した。これら二つのプロフェッショナル向け写真カタログ・編集アプリケーションは、Develop Module で Smart Previews を使えるようにしてパフォーマンスを高速化し、画像を直接 Catalog パネルの All Synced Photographs コレクションへドラッグできるようにしてデバイス間での共有を改善し、新しい Adobe Stock Contributor Site へ画像を直接投稿する機能を追加している。また、これらのアプリはさまざまのカメラへの対応を追加しており、iPhone 7 および 7 Plus、iPhone 6s および 6s Plus、iPhone SE、それに 9.7-inch iPad Pro にも対応している。(月額 $9.99 の購読、または $149 の独立動作アプリ、無料アップデート、リリースノート、Lightroom CC 2015.7 は 10.8+、独立動作の Lightroom 6.7 は 10.9+)

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Mac 用 Pages 6.0, Numbers 4.0, Keynote 7.0 -- Apple が Mac 用 iWork アプリ三つにメジャーなアップデートをリリースした。Pages 6.0Numbers 4.0Keynote 7.0 で、iPhone 7 お披露目の席で初めて発表されたリアルタイムの共同作業機能(2016 年 9 月 7 日の記事“Apple の iPhone イベント:教育、Karaoke, Mario, 等々”参照)が加わっている。その書類の上で誰が作業しているかが見られ (カーソルの位置も見ることができる)、書類への作業は Mac、iPad、iPhone、iCloud.com のいずれからでもできる。Apple Support 書類によれば、リアルタイムの共同作業をするには以下に述べるデバイスまたはウェブブラウザが必要だという:

また、これら三つのアプリとも今回からタブを使って複数の書類を一つのウィンドウで作業できるようになり、幅広い色域の画像に対応し、最低限 macOS 10.12 Sierra を必要とするようになった。Pages と Keynote ではそれぞれの '05 バージョンで作成した書類を開いて編集することができ、Keynote には新たに Keynote Live 機能が加わってスライドショーを Mac、iPad、iPhone、またはウェブブラウザに送信できる(この機能について詳しくは Apple Support ページを参照)ようになった。(新規購入 Pages $19.99、228 MB、Numbers $19.99、170 MB、Keynote $19.99、469 MB、三つのいずれも 10.12+ 必要)

Pages 6.0, Numbers 4.0, and Keynote 7.0 for Mac へのコメントリンク:

SpamSieve 2.9.25 -- C-Command Software の Michael Tsai が SpamSieve 2.9.25をリリースして、macOS 10.12 Sierra の Apple Mail との互換性を確保した。(既に Sierra にアップデートしている人、あるいは Apple Mail の Message メニューに SpamSieve コマンドが見えていない人は、SpamSieve > Install Apple Mail Plug-In を選んで頂きたい。)このスパムフィルタリングユーティリティは今回、Apple Mail - Server Junk Mailbox スクリプトに良いメッセージを既読とマークするオプションを追加し、Apple Mail のトレーニングのエラー報告を改善し、Microsoft Outlook のエラーの結果としてメッセージの件名が読まれなくなった問題を回避し、Outlook - Filter Mailboxes スクリプトがアカウントごと一つずつのメールボックスしかフィルターしていなかったバグを修正し、スペイン語ローカライズ版を更新している。(新規購入 $30、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、13.5 MB、リリースノート,、10.6+)

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macOS Server 5.2 -- Apple が macOS Server 5.2 (従来 OS X Server と呼ばれていた) をリリースして、期待通りに macOS 10.12 Sierra への対応を追加し、El Capitan 10.11.6 と OS X Server 5.1.7、または Yosemite 10.10.5 と OS X Server 5.0.15 のあるボリュームから Server データを移行させる機能もサポートした。今回のリリースでは、Apple School Manager との統合を追加し、Sierra の Siri Setup Assistant パネルをスキップできるようにし、ピア・レプリケーションに対する制御を拡張し、デフォルトで SMB 接続が署名付きであることを要求してセキュリティを改善し、Xsan 5 ファイルシステムへの対応を追加している。macOS Server 5.2 から、最低限 OS X 10.11.6 を必要とするようになった。(新規購入 $19.99、無料アップデート、199 MB、リリースノート、10.11.6+)

macOS Server 5.2 へのコメントリンク:

KeyCue 8.2 -- Ergonis がキーボード参照シートのユーティリティ KeyCue のバージョン 8.2 をリリースし、同社の文字発見ユーティリティ PopChar X との統合を追加した。今回のアップデートでは、PopChar で最近使った文字やお気に入りの文字が KeyCue の目立つところに表示され、クリック一つで挿入できるようになった。KeyCue 8.2 はまた以前より素早く起動するようになり、KeyCue の設定で変更を確認する際の時間遅延をなくし、Audacity との相性が良くなり、必要なキー組み合わせがもう押されていないのにアクションが呼び出されていたバグを修正している。(新規購入 19.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、無料アップデート、5.4 MB、リリースノート、10.6+)

KeyCue 8.2 へのコメントリンク:

iBooks Author 2.5 -- Apple が iBooks Author をバージョン 2.5 にアップデートして、インタラクティブな EPUB ブックを作成するための新しいテンプレートを追加した。この電子ブック制作および出版用アプリはまた、二要素認証を有効にして Apple ID を使用した iBooks への出版機能に対応し、複数の販売元の代理として本を出版する際のワークフローを改善し、いつも通りに曖昧な「パフォーマンスと安定性の改善」という約束もある。iBooks Author は今回から最低限 OS X 10.11 El Capitan を必要とするようになった。(Mac App Store から無料、405 MB、10.11+)

iBooks Author 2.5 へのコメントリンク:

BBEdit 11.6.2 -- Bare Bones Software が BBEdit 11.6.2 をリリースし、macOS 10.12 Sierra 互換性を追加するとともに多数のバグ修正と改善をこの古参のテキストエディタに施した。今回のリリースでは、描画の誤作動を二件(ディスクブラウザ・ウィンドウのリスト見出しと、Differences ウィンドウでサイドバーをリサイズした場合)解消し、Differences ウィンドウが未保存の変更点のある書類を表示していて相違点リストにフォーカスがある場合に正しく動作しなかったのを修正し、カラースキームを切り替えた際に奇妙な挙動を起こす Sierra のバグを回避し、さまざまなメモリリークを修正している。($49.99、無料アップデート、14.0 MB、リリースノート、10.9.5+)

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ExtraBITS、2016 年 9 月 26 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、今夜の大統領候補討論会を、またはそれに比べれば素敵に平和的なフットボールの試合を、視聴するための Apple 関係の方法をいくつか紹介する。Apple は iOS 10 におけるセキュリティ欠陥を修正するため作業中で、一方 Yahoo は 5 億人分のアカウントに関係するデータ盗難への対処に追われている。これは痛い! 最後にもう一つ、Dejal による Mac 開発の 25 周年をお祝いする。

あなたの Apple デバイスで大統領候補討論会を視聴する方法 -- 第一回の米国大統領候補討論会は今夜、2016 年 9 月 26 日 9 PM EDT から放映される。9to5Mac の Ben Lovejoy が、討論会を無料でライブ視聴できる数多くのアプリやウェブサイトの中から一部を集めたリストを作った。これ以外にも、すぐ下で紹介するように Sling TV が無料プレビューを提供しており、これで討論会の視聴もできる。

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Sling TV、大統領候補討論会の無料プレビューを提供 -- ケーブルテレビに代わるストリーミングサービス Sling TV が、2016 年 9 月 26 日 8 AM EDT から 2016 年 9 月 27 日 2 AM EDT まで、同社の Sling Orange サービスの無料プレビューを提供する。無料プレビューの表向きの理由はコードカッターたちにも第一回米国大統領候補討論会と Atlanta 対 New Orleans の Monday Night Football ゲームが観られるようにするというものだが、もちろんその提供時間内ならば Sling Orange サービスが提供する 25 個以上のチャンネルのすべての番組が無料でフルに楽しめる。無料プレビューにサインアップするにはユーザ名とパスワードのみがあればよく、決済情報などは要求されない。もちろん後日 Sling TV からお知らせが届くようになることは疑いないが、その時点で宣伝メッセージの購読を中止することは可能なはずだ。Sling TV は macOS、iOS、tvOS 用にアプリを提供している。

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Apple、iOS 10 の iTunes バックアップでセキュリティ欠陥を修正予定 -- ロシアのセキュリティ会社 Elcomsoft が、iOS 10 の大きなセキュリティ欠陥を発見した。iOS 10 が作成する暗号化 iTunes バックアップに対しパスワードクラッキング用ツールから毎秒 6 百万回の試行ができてしまうというもので、これは iOS 9 が作成するバックアップの場合の 40 倍以上高速だという。他方、この脆弱性が攻撃を受ける可能性があるのは iTunes バックアップにアクセスできる者のみなので、Apple は強力なログインパスワードと FileVault 暗号化を使うことを勧めている。(この問題は Windows 用 iTunes で作成したバックアップにも起こる。)iCloud バックアップはこの問題に無関係なので、もしご自分の iTunes バックアップのセキュリティが心配なら、iCloud に切り替えるのも一つの方法かもしれない。

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5 億人分の Yahoo アカウント盗難 -- Yahoo の発表によれば、少なくとも 5 億人のユーザーアカウントに付随する情報が盗まれ、同社は「国家の支援を受けたグループ」が犯人だと判断しているという。Yahoo アカウントを持っている人は、直ちにパスワードを変更するとともに二段階認証を有効にすべきだ。それに加えて、もしも主要な電子メールプロバイダとして Yahoo を使っているならば、その Yahoo 電子メールアドレスに結び付いたすべてのオンラインアカウントでパスワードを変更すべきだ。これは、盗人がパスワードのリセットを使ってそれらのアカウントにもアクセスを得ている可能性があるからだ。最近の他の同種の事件のどれよりも、今回の漏洩は 1Password や LastPass のようなパスワードマネージャを使って個々のサイトごと別々に強力でランダムなパスワードを使うことの重要性を示していると言える。

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Dejal、Mac 開発の 25 周年を迎える -- Dejal の David Sinclair に、おめでとうの一言を送りたい。彼の Mac 開発会社が、25 周年の記念日を迎えたからだ。(彼のブログで、彼の初めての Mac Plus の写真をご覧あれ!)Dejal はおそらく監視ツール Simon で最もよく知られているが、それ以外にも無料の休憩リマインダーツール Time Out や、スニペットキーパー Caboodle、あるいは HTML マークアップの作成作業を単純化する BlogAssist ユーティリティなども作っている。今月末まで、Dejal は同社のすべての製品の 50 パーセント割引セールを実施中だ。


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日本語版最終更新: 2016年 9月 30日 金曜日 , S. HOSOKAWA