まず何よりも、もしもあなたがアメリカ合衆国の市民なら、火曜日には選挙に行って、その職務に最も適任であると思う候補者に投票しよう。選挙とは、新しい親友を選ぶものでもなければ自分の意見を発表する場でもない。この惑星全体に影響を及ぼす立場にある高位の雇用者を私たちが雇い入れる、選挙とはそのための手段だ。さて、Apple の世界に戻って、先週次々と全く同じものに見える iTunes アップデートが何度か届くのを目にした人も、自分がどうにかなったのかと思う必要はない。何が起こったのかを Adam Engst が説明するが、これらのアップデートの違いが何なのかは不明のままだ。Julio Ojeda-Zapata は Feed Hawk をレビューする。iOS の上で手軽に RSS フィードを購読できるツールだ。MacBook Pro が新しい Thunderbolt 3 のみになると知って、多数の周辺機器用アダプタが必要になるとうんざりしている Apple ユーザーは多いが、ありがたいことに Apple は Thunderbolt 3 と USB-C 関係のアクセサリを一時的にではあるが値下げしている。また、Thunderbolt 3 と USB-C の複雑な世界に混乱してしまったという人たちのために、Glenn Fleishman が寄稿記事でそれらの標準規格を説明し、それらの互いの関係や、他にどんなプロトコルに対応しているかも解説する。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Fantastical 2.3 と Nisus Writer Pro 2.1.6 だ。
記事:
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文: Adam C. Engst: [email protected], @adamengst
訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>
Apple は最近 iTunes 12.5.2 をリリースし、再生順序に伴う問題を解決し、そして Beats 1 と歌詞に関するバグを潰した ("iTunes 12.5.2" 28 October 2016 参照)。
しかしながら、その後すぐに App Store アプリが iTunes 12.5.3 を全く同じリリースノートをつけて提供し始めたことに多くの人が驚いた。iTunes > About iTunes で調べてみると、この拡張バージョンは iTunes 12.5.3.16 であることを示した。
一日後、12.5.3 をインストールした人達は App Store アプリが再度同じリリースノートを付けて iTunes 12.5.3 をインストールするよう促してきた時、何かがうまくいかなかったのかと思わざるを得なかった。このバージョンは、自らを iTunes 12.5.3.17 と表していた。
我々は、これら三つのバージョンがどう違うのかは見当もつかないが、一つだけ言えるのは、これは皆さんがやったこととは無関係であることである - この混乱に対する責任は全て Apple にある。
もしあなたのバージョンが iTunes 12.5.2 なのであれば、変更の中身は何であれ、最新バージョンの 12.5.3 をインストールする価値はあると思われる。変更の中身は余りに細かいことでバージョン番号を 12.5.4 に上げるまでもなかったのであろう。
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文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>
多くの Apple ファンは、新しい MacBook Pro ラップトップラインが Thunderbolt 3 ポート (USB-C と後方互換性がある) しか提供しないやり方に腹を立てている。既存の周辺機器に接続するには、ユーザーは一つかそれ以上のアダプタを用意する必要がある。例をあげれば、USB-A, DisplayPort, HDMI, Ethernet に対するもので、更により以前の方式の Thunderbolt すらも対象となる。より詳細な説明のためには "Thunderbolt 3, USB-C, そして両者の間にある全てを説明する" (3 November 2016) を見て欲しい。
Apple は未来志向であることだけで点数は稼げないが、幸いにして、同社は打ち寄せる批判には反応しているようには見える。Loop によれば、2016 年末迄の期間 Apple は多くのアダプタを 値下げしていると言う。対象となる製品には以下のものが含まれる:
Apple はまた同社のオンラインストアで売られている他の USB-C 製品も値下げしており、例えば SanDisk Extreme Pro SD UHS-II Card USB-C Reader は $49 から $29 へと値下げされた。
もしこれらのアダプタのどれかを過去 14 日以内に - Apple 返品期間 - 購入したのであれば、同社は差額を自動的にクレジットとして戻してくれる;Adam Engst はこの記事の最初のものが出た後 Apple からこの件についてメールを貰った。数日中に Apple から連絡がなければ、彼らに電話して差額を返してくれるよう頼むことをお勧めする。私もそれをやり私の USB-C to USB Adapter と Thunderbolt 3 to Thunderbolt 2 Adapter に対して $30 の払い戻しを受けた。
MacRumors によると、Apple はまた LG と共に開発した LG UltraFine 5K Display を $1299 から $974 へ値下げしたと言うが、こちらも 2016 年末迄である。そして Apple は LG UltraFine 4K Display も $699 から $524 へと値下げした。5K Display の方は未だ売り出されていないが、December 2016 には出される予定である。
Apple は、この大騒ぎを新しい MacBook Pros の箱にアダプタを一つか二つ同梱することで、或いは、注文時に顧客に欲しいアダプタを無料で貰える選択肢を与えることで回避出来たはずである。そうではなく Apple は、同社の最新の製品に大枚をはたいてくれた最も熱心な顧客に対して、取るに足らない額を節約しようとしたのである。そして、値下げを 2016 年末迄しか認めないと言うのもケチ臭い話である。そもそも Apple のアダプタやケーブルはいつもダントツに高いのに。
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文: Glenn Fleishman: [email protected], @glennf
訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>
Thunderbolt 3 が搭載された最初の Mac が、今や利用できるようになった。これは、Apple の MacBook Pro ラップトップの新しいシリーズの中で、Touch Bar 非搭載の 13 インチの機種だ。("新 MacBook Pro、状況に応じて変わる Touch Bar を搭載" (2016 年 10 月 27 日参照) 残りの機種は、もうじき出荷される。Thunderbolt 3 は、USB-C の物理的なコネクタを利用していて、適切なアダプタがあれば、ほぼ全ての普通の周辺機器の接続と、ネットワーク用プロトコルがサポートされる。これには、USB 2、USB 3、FireWire、Thunderbolt 2、Ethernet、そして、DisplayPort が含まれていて、DisplayPort の拡張によって、HDMI、DVI、ならびに VGA も利用可能となる。
この宇宙を混乱させている理由は、別のコンピュータ上の USB-C ポートでは、USB のみに対応するもの、USB に加えてディスプレイとネットワーク用プロトコルに対応するもの、あるいは、これら全てに 加えてThunderbolt 3 にも対応するものがありうることだ。例えば、12 インチの MacBook の USB-C ポートの場合、ネイティブでは、USB 2、USB 3、および、DisplayPort しかサポートされない。アダプタを介せば、VGA、HDMI、そして、Ethernet 接続がサポートされるが、Thunderbolt 2や FireWire はサポートされない。
2016 年後期の MacBook Pro の持ち主になる可能性がある人のために要約すると、全ての現行 USB-C デバイス、ケーブル、アダプタが、MacBook Pro のThunderbolt 3 ポートに接続すれば動作するはずだということだ。だが、Thunderbolt 3 専用のデバイスは、USB-C ポートの機能が劣っている 12インチの MacBook のようなコンピュータや、他のデバイスでは動作しない。それでは、掘り下げて、詳細に入ろう。
これらの規格は互いにどのように関係しているのか -- USB-C は、USBを現代化し、シングル・プラグ・スタイルに統合するために、USB Implementors Forum によって開発された規格である。このプラグによって、さまざまなデータやビデオがサポートされ、ポート、ケーブル、および、アダプタへの電源供給がオプションとしてサポートされる。このプラグは、ちょうど Apple が iOS デバイスや、Apple Pencil ならびに Magic Mouse 2のような最近の周辺機器のために使っている Lightning プラグとちょうど同じように、ひっくり返しても使用できる。
USB-C は、高いワット数やアンペア数のケーブルをサポートしているので、USB-C の充電器を使って、ラップトップや他のデバイスを充電することができる。以前のバージョンの USB も、ハイ・パワーの電流を許容していたが、USB-C は、AC アダプタや、外付けバッテリーからの外部充電を許容することで、ラップトップが USB-C のハイパワーを利用できる最初のバージョンとなっている。USB-C は、双方向の電源も提供している。このため、MacBookPro を使うと、外付けバッテリーから充電しながら、iPhone を充電することが可能だ。
(私たちは、ここで USB-C、より正式には USB Type-C に注目しているが、USB は、他のタイプのプラグもサポートしている。これらの中には、USBType-A (私たちみんなが慣れ親しんでいる標準的な長方形の USB プラグ)、USB Type-B (大型の周辺機器によってしばしば使用される正方形に近い USBプラグ)、そして、より小型の Mini-A、Mini-B、Micro-A、Micro-B、そして、Micro-B SuperSpeed プラグがある。)
USB-C は、2015 年に、12 インチの MacBook で初めて登場した。その後、間もなく、Google や、その他の機器にも登場した。これは次第に広まってきたが、未だにラップトップや携帯電話用の接続の主流にはなっていない。サード・パーティーの周辺機器市場、特に、ドックや高級ケーブル市場では、2016 年初頭になって、ようやく普及が加速しはじめた。
Thunderbolt 1 および 2 は、Mini DisplayPort と同じ物理的なコネクタを使用する。このポートによって、ジャックが、薄いラップトップに容易にフィットすることができた。ネイティブには、これらは、二つのプロトコルをサポートする。すなわち、一般的なデータ用と、ビデオ向けの DisplayPort用の Thunderbolt (元々、PCI Express の最上層に組み込まれていた) だ。アダプタを使用すれば、USB、FireWire、そして、Ethernet の伝送も可能だ。
Intel は、Thunderbolt を Apple と共同で開発したにも関わらず、Thunderbolt の未来は、Intel がコントロールしているように思われる。2015 年 6 月に、Intel ならびに USB Implementors Forum は、Thunderbolt 3 は、USB-C のプラグ形状を利用すると発表した。これは良いニュースだった。ケーブルのタイプが一つ少なくなり、全てのポートがマルチ・パーパスになるだろうからだ。これがどのように機能するかは、抽象化と関係がある。つまり、ハードウェアは、もはや、ハードウェアに関連する単一の通信プロトコルを規定するものではないということだ。
USB-C および DisplayPort は、どちらも、コネクタならびにケーブルの物理的な仕様として存在する。そして、データがどのようにしてデータ・バスを越えて転送されるかを規定する論理的なプロトコルとしても存在している。USB-C のデータ・バスは、多くのチャンネル ("レーン" と呼ばれる) を持っている。ホスト・コンピュータや、USB、DisplayPort、PCI Express、および Thunderbolt を含む他のデバイス内の USB-C のコントローラ・ハードウェアにもよるが、チャンネルを異なるプロトコルにアサインしたり、異なるプロトコルで構成したりすることができる。DisplayPort は、それ自身のタイプのコネクタを使うこともできるし、あるいは、コントローラ・ハードウェアが Thunderbolt をサポートしているか、していないかに関わらず、USB-C を含む他の規格によってカプセル化されたり、サポートされたりする。DisplayPort にこうした機能があるため、Thunderbolt は、Mini DisplayPort タイプのコネクタを使うことができるし、既存のDisplayPort デバイスと、下位互換性を有している。
Thunderbolt では、デイジー・チェーンが可能だ。つまり、一つの周辺機器を、次の周辺機器につなぐことができる。ただし、DisplayPort モニターは、こうしたチェーンの終端になければならない。私には明確な答えを見いだすことはできないが、USB-C で接続された USB デバイスは、デイジー・チェーンで接続できないようだ。とは言っても、USB-C で接続したハブを加えれば、デイジー・チェーンと似たようなことができるが。電源 (USB-Cにおける、事実上異なる種類のプロトコルだ) は、複数のデバイスを通じて供給することができる。
プロトコルに関して言えば、ネイティブの USB-C は、以下をサポートしている。
USB 2.0 (480 Mbps)
USB 3.0 (5 Gbps。SuperSpeed というブランドで、現在では、USB 3.1 Gen 1 と表わされている。)
USB 3.1 Gen 2 (10 Gbps。SuperSpeed+ というブランドで、コネクタのタイプとしては、USB-C を必要とする。)
DisplayPort ("DisplayPort Alternate Mode on USB Type-C Connector Standard" というぶざまな名前がついている。)
HML 3.0 (Mobile High-Definition Link。おそらく、この名前について、これまで耳にしたことはないだろう。これは、モバイル・デバイスを HDディスプレイに接続する方法だ。)
Thunderbolt 3 (新しい MacBook Pro のように、Thunderbolt 3 コントローラを有するコンピュータで使用される。)
USB-C は、これら、ネイティブでサポートされている規格用に、内部で適切な電気的信号を生み出すことができる。そして、一方が USB-C プラグで、他方が、DisplayPort や、USB 3 Type-A のようなネイティブ・フォーマットを有するケーブルを通じて、それらの信号を送信することができる。こうしたものの中には、USB-C とは異なる末端上にジャックを持つドングルの形態をしているものもあるが、それでも、信号は問題なく送られる。
他のプロトコルを使用するためには、アダプタが必要だ。アダプタによって、USB-C と、アダプタの入力ポート (例えば、HDMI、VGA、Ethernet、そして、FireWire など) との間で、信号変換が内部で行われる。(HDMI 業界団体は、最近、USB-C をオプションとして追加した。そして、USB-C をネイティブでサポートするモニターが 2017 年に出荷されるだろうと言っている。目下のところ、Ethernet が直接サポートされているのは、Thunderbolt 3 の一部である 10 Gbps のピア・ツー・ピアのバージョンにおいてのみである。)
USB-C は、ホスト・デバイス上のディスプレイ回路にもよるが、少なくとも1 台の 4K モニターを駆動できる。 Multi-Stream Transport (MST) を有するコンピュータは、1 つの USB-C ポートから、2 台のディスプレイを駆動できる。Apple は、いくつかの Mac に MST を搭載したが、12 インチの MacBookには、MST がない。このため、12 インチの MacBook は、外付けモニターは1 台しか扱うことができない。Thunderbolt 3 は、もっと強固にディスプレイをサポートしていて、これによって、全般に、より高速なリフレッシュ・レートと、かなり多くのピクセルの管理が可能となっている。
Thunderbolt 3 のケーブルには、Thunderbolt 2 のケーブルで使用されたものと同じ Lightning のロゴがついている。一方、USB-C コネクタを有する USBケーブルには、見慣れた USB ロゴがあり、SuperSpeed+ 用に SS+ のブランドがあるかもしれない。古い USB 3.0 (USB 3.1 Gen 1 という名前でも知られている) ケーブルも、SuperSpeed 用に SS というブランドが表示されていることがある。
うれしいことに、新しい MacBook Pro でサポートされているようなThunderbolt 3 は、USB-C で扱うことができる全てのプロトコルに加えて、Thunderbolt と FireWire もサポートしている。最終的な結果としては、私が次で説明するように、正しいケーブル、アダプタ、あるいはドックがあれば、ほぼ任意のデバイスが、Thunderbolt 3 ポートに接続可能だということだ。
(あなたは、Mac のラップトップで、どんな種類のポートを使ってますか?私の調査に回答して、現時点での結果を見ることができます。)
適合 (adapt) するか死か! -- USB-C のケーブルとアダプタについては、ある種の作られた不安と、合理的な理由で注意すべき点との両方がある。高品質の製品は、Apple、Google、そして、Kensington のような会社が出している。とは言え、Apple の製品は、歴史的に見て、とても高価ではあるが。最近、Apple は、自社の USB-C および Thunderbolt 3のアクセサリーを、2016 年 12 月 31 日まで値下げした。("Apple、苦情対応でアダプタとモニターを期間限定値下げ" 2016 年 11 月 4 日参照)
ほとんど知らないメーカーによって低コストで作られ、Amazon で売られている安価な製品を、目にする機会も多いと思う。("Apple アクセサリーを Amazon で買う時には気をつけられたし" 2016 年 10 月 24 日参照) Amazonで買う買わないに関わらず、見慣れないブランドの製品を買う前に、Googleのエンジニアである Benson Leung の Amazon レビューを参考にすることを、私はおすすめする。彼は、ケーブル、アダプタ、および、他の機器について、自分の個人的な時間を使って徹底的にテストしている。なので、彼のレビューを見れば、USB-C 関連製品について、どれを買って、どれを買うべきでないか、知ることができる。
あなたが、Thunderbolt 3 を搭載した新しい MacBook Pro を持っている、あるいは、買う計画があると仮定してみよう。以下、さまざまなタイプの接続の各々について、何が必要になるか、概要を示す。
USB: 古い USB 周辺機器の接続には、USB-C アダプタ、ケーブル、または、ドックが必要だ。現行製品は、新しい MacBook Pro の機種で、正しく動作するだろう。もし、最も単純な一対一のコンバータが欲しいのであれば、USB-C から USB Type-A、または、他のいくつかのタイプへの変換アダプタを使えばよい。Apple のアダプタは、9 ドルだ。Amazon でよくレビューされているアダプタは、これよりも、2, 3 ドル安い。
私のお気に入りのドックは、今のところ、Satechi Aluminum Multi-Port Type C アダプタだ。私は、Macworld でのレビューにおいて、この製品に最高点を与えた。この製品は、4K ディスプレイ出力 (HDMI 経由で。DisplayPort と互換性あり。)、二つの USB 3.0 Type-A ポート、および、パス・スルーの電源を提供する。テストの結果も良く、魅力的で、コンパクトなユニットだ。
Lightning: もし、あなたが、Lightning を搭載しているデバイスを、アダプタやドックを使わずに充電したいのであれば、Apple の USB-C からLightning への変換ケーブルを使えばよい。1 m (3.3 フィート) で 19ドル 、 2 m (6.6 フィート) で 29 ドルのバージョンが利用可能だ。
Ethernet: ギガビット Ethernet (家庭や業務用オフィスで、これが利用可能な場合、多くの人が Wi-Fi よりも好む) を接続するのに、今では、USB-C については多くの選択肢がある。高い買い物をしないことだ。17 ドルの Kanex アダプタが、支払いに見合っている。多くの USB から Ethernetへの変換アダプタと同様に、Mac 用には、無料のドライバーが必要だ。(Thunderbolt 3 は、Thunderbolt 3 から Thunderbolt 3 のケーブルを用いた2 台のコンピュータ間のピア・ツー・ピアのデータ転送に、10 Gbps のEthernet 規格を使用する。)
FireWire: もし、あなたが、唯一の、あるいは、最速の通信手段として、FireWire 400 または 800 をサポートする古い機器を持っているなら、どんな製品が現実のものとなるか、様子見をする必要があるかもしれない。今のところ、直接的に変換するアダプタやケーブルはない。Apple のFireWire 800 から Thunderbolt 2 への変換アダプタを、Thunderbolt 2から Thunderbolt 3 への変換アダプタ (下記参照) につないで通さなければならないであろうが、この組み合わせについては、まだ信頼性のあるテストが行われていない。Thunderbolt 2のドックの中には、FireWire ポートを持つものもあるし、それらのうち、ある一つの製品のアップデート・バージョンが、正しい道となる可能性もある。
Thunderbolt: Thunderbolt 3 には、以前のバージョンとの下位互換性があるので、Thunderbolt 2 のドックは、うまく動作するはずだ。ある種のチップや機能については、互換性がないこともありうる。したがって、あなたは、他の人がテストして、チップや機能の互換性について報告するのを待ちたいと思うかもしれない。Macworld の Roman Loyola は、2015 年12 月に、最高の Thunderbolt 2 のドックについてまとめて報告している。
ドックは、Thunderbolt 2 から 3 への変換アダプタ (29 ドル) を必要とするだろう。残念ながら、このアダプタには、Apple の古い Cinema Displays のような Mini DisplayPort ディスプレイを接続することができない。だが、27インチの Thunderbolt Display については、動作するはずだ。ところで、Thunderbolt 3 から Thunderbolt 3 のケーブルは、今のところ、少々値がはる。Apple は、2 種類の Belkin ケーブル、すなわち、0.5 m (1.6フィート) で 22 ドル、および、2 m (6.6 フィート) で 52 ドルを販売している。
Belkin は、Thunderbolt 3 のドックもアナウンスしている。Thunderbolt 3 Express Dock HD は、約 250 ドルの以前のバージョンをリフレッシュしたものだ。これは、パス・スルーの電源 (85 W まで。MacBook Pro の機種には十分だ。)、二つの Thunderbolt 3 ポート、一つのフルサイズのDisplayPort ジャック、ギガビット Ethernet、二つのアナログ・オーディオ・ジャック、そして、三つの USB Type-A 3.0 ポートを持っている。一つの Thunderbolt 3 ポートと、DisplayPort 接続を使えば、2 台のモニター、それぞれ、4K までを扱うことができる。
他のアダプタやケーブルについて、もっと詳細を知りたければ、RomanLoyola が最近投稿した、 Thunderbolt 3 アダプタ・ガイドを、Macworld で見ていただきたい。
Displays: モニターという問題の側面については、4K の解像度までは、DisplayPort 1.2 以降をサポートしている全てのディスプレイが使えるはずだ。USB-C から DisplayPort への変換アダプタ、または、ケーブルが必要になるだろう。USB-C よりもむしろ、DisplayPort をオプションとして、時には、唯一のオプションとして提供するモニターの数が増えている (例えば、"Acer H277HU USB-C は MacBook の安価な伴侶" 2016 年 4 月 11 日参照)だが、5K ディスプレイは、Apple が、同社の基調講演で誇示し、AppleStore で販売されるであろう LG の新型 5K モニターのように、ネイティブの Thunderbolt 3 のサポートを必要とするだろう。
Apple は、以前の高価な USB-C マルチポート・アダプタを、ちょうど値下げしたところだ。これは、ビデオ出力、パススルー充電用の電源だけの USB-Cポート、そして、USB Type-A ポートを提供する。HDMI 付きの Digital AV Multiport Adapter と、VGA Multiport Adapterは、どちらも、少なくとも2016 年の年末までは、49 ドルだ。その後は、値段は 69 ドルに戻るかもしれない。USB-C から DVI への変換アダプタは、他の会社から各種入手可能だ。ただし、私たちには、特におすすめするものはない。
13 インチの MacBook Pro の機種には、一台の 5K ディスプレイ、または、2台の 4K ディスプレイ用の内蔵ビデオ・サポートがある。15 インチの機種は、2 台の 5K ディスプレイと、途方もないことに、4 台の 4K ディスプレイを扱うことができる。これは、13 インチの機種が、1 台の USB-C コントローラと、完璧に素晴らしいビデオ・システムを有しており、15 インチの機種は、2 台の USB-C コントローラと、よりいっそう優れたディスプレイ回路を搭載しているからだ。
現実世界のシナリオ -- 今や、あなたは、アダプタにどんな選択肢があるか分かっている。では、あなたは、それをどのように応用しますか? 二つの重要なシナリオがある。新しい MacBook Pro に、Setup Assistant やMigration Assistant 経由で、データを移すこと、そして、Target DiskMode で作業することだ。
Apple は、12 インチの MacBook、または、2016 年後期の MacBook Pro にデータを移行させるために可能な方法を説明するサポート・ページを公開している。また、"新しい Mac へと移行する方法" (2016 年 9 月 14 日) も必ず読んでほしい。問題になっている Mac にもよるが、Apple はいくつかの選択肢を提示している。
Wi-Fi: Apple は、Wi-Fi が最も簡単な手法だとして推薦しているが、これは間違いなく最も低速だ。そして、私たちの経験ではしばしば途中で失敗する。私たちは、Wi-Fi は、おすすめするとしても、最後の手段だと言いたい。
バックアップ・ドライブから: もし、あなたが以前の Mac のバックアップを、起動可能な複製か、TimeMachine バックアップのどちらかで持っているなら、そのドライブを新しい MacBook Pro に USB-C 経由で接続することができる。
Ethernet: 新しい MacBook Pro 用に、USB-C から Ethernet への変換アダプタを使い、必要であれば、古い Mac 用にもう一つのアダプタを使えば、Setup/Migration Assistant を使って、あなたのデータを標準的なEthernet ケーブルで移行させることができる。
USB-C: もしあなたが 12 インチの MacBook から、新しい MacBookPro に移行しようとしているのであれば、USB-C から USB-C のケーブルが役に立つだろう。こうしたケーブルの全てが、データを完全に移行させる機能を 持っているわけではない。したがって、例えば Belkin 社製のケーブルのように動作する製品を確実に選ぶことだ。
Target Disk Mode、これは、1 台の Mac を、別の Mac 用の起動可能なドライブにする方法だが、これは、いくぶん異なる状況となる。Apple は、Target Disk Mode のページをアップデートして、Thunderbolt 3 に関するコメントを加えている。Apple はあまり詳しく書いていないが、二つの適合するポートと、それらを接続するケーブルが必要になるということを示唆しているように思われる。この解釈によれば、12 インチの MacBook と、新しいMacBook Pro だけが、Target Disk Mode を、それらの機種の間で使用することが可能だということになる。なお、その際、USB 機能だけの USB-Cケーブルか、またはThunderbolt 3 ケーブルを使用することになる。
だが、Target Disk Mode は、報じられているところによれば、Thunderbolt 2 から FireWire に変換するアダプタでも動作したとのことだ。したがって、Thuderbolt 2 から 3 への変換アダプタを加えても、この組み合わせは動作するかもしれない。だが、私たちは、今のところまだ確認は取れていない。
USB-C、綺羅星を見る -- USB-C を使うことで、はじめのうちは混乱するかもしれないが、今日の USB-C 上の USB と DisplayPort 市場の全てが、Thunderbolt 3 と共に動作するからには、これは急速に浸透するはずだ。がっかりする人たちの多くは、Thunderbolt 3 の周辺機器を購入し、それが 12 インチの MacBook で動作すると思った人たちだ。12 インチの MacBook では、USB-C のサポートを Thunderbolt までは拡張していないのだ。私たちは、Apple が Thunderbolt 3 を Mac の製品ライン全体にわたって標準とするように希望してもよいだろう。
私は、Thunderbolt 3 が、今や Mac のメインストリームに現れて、利用できるようになっているので、他のメーカーが、Thunderbolt 3 および USB-C を搭載した、より一層新しいハイエンドのコンピュータを出してくるものと期待している。USB 3.1 Gen 2 は、最高 10 Gbps に達していて、これは、より低価格のシステムにとって素晴らしいことだ。そうしたシステムは、40 Gbps といった性能は必要としないし、2台以上のディスプレイのサポートにも無縁だ。Apple のエコシステムの外にあるモバイル・デバイスは、単純であること、電力消費、そしてコントローラのコストのために、Thunderbolt 3 なしで、USB-C を継続的に採用し、それを堅持するだろう。
普及の兆しが見えてきた USB 3.1 Gen 2 あるいは Thunderbolt 3、そして、USB-C コネクタへの業界の広範なサポートのようなものが他に無いとしても、USB は、ついに、Universal という名前に恥じない役割を獲得しつつある。たとえ、Thunderbolt がその上に乗せられていても。
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文: Julio Ojeda-Zapata: [email protected]
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
情報中毒の人たちの多くは、お気に入りのウェブサイトで最新情報に通じていたいと思ってそれぞれの RSS フィードを購読する。そうしておけば、それら数多くのサイトの最新のアップデートがすべて一つの場所に集められ、効率的に読むことができるからだ。
私は、テクノロジーの最新のニュースに後れずついて行くため、RSS に大きく依存している。また、今年は大統領選挙が奇妙な風に進行しているので政治的なサイトにも夢中になっているし、候補者たちからの最新の奇妙な発言を聞き逃すまいとたくさんのフィードを活用している。
Mac 上でフィードを購読するのは簡単だし、オプションもたくさんある。例えば、Google Chrome 用のブラウザ拡張はどのウェブサイトがフィードを持っているかを嗅ぎ分けることができ(すべてのサイトがフィードを提供する訳ではない)クリック一つか二つで購読ができるようにしてくれる。同様の拡張が他のブラウザにもある。あるいは別の方法として、RSS ニュースリーダー、例えばデスクトップアプリの Reeder やウェブベースの Feedly などの中に URL を放り込んで、そのサイトのフィードを取り出させることもできる。(これらのアプリについて詳しくは、2013 年 6 月 27 日の記事“Google Reader 代替製品の現況”を参照。)
Feed Hawk と呼ばれる $2.99 の iOS 用アプリが、iPad や iPhone の上で同様の働きをすることを目指している。これは、RSS ニュースリーダーではないが、サイトの RSS フィードを手軽に購読するためのユーティリティであって、購読した後はあなたの好きなニュースリーダーでそのフィードを読めるようにするものだ。
Feed Hawk は、さまざまのニュースリーダーサービス、例えばFeed Wrangler、 Feedbin, FeedHQ、Minimal Reader、The Old Reader、NewsBlur などと協力して働く。RSS ユーザーはこれらのサービスを利用して、フィードをまとめて読めるようにする。とりわけ、複数のデバイスでニュースを読んでいて、どれを読み終えてどれをまだ読んでいないかをデバイス間で同期させたい人たちにとって、これらのサービスはとても役に立つ。
もしあなたが既にこれらのサービスのどれかを利用しているなら、Feed Hawk が非常にありがたいと思えるかもしれない。まず、Feed Hawk アプリの中からあなたの好きなサービスにログインする。そして、どこかのサイトの URL を Feed Hawk に入力して、対応する RSS フィードをタップすれば、それがあなたの選んだサービスのフィードのコレクションに加えられる。
さらにもっと便利なことがある。Feed Hawk はたいていの iOS 用ウェブブラウザ(もちろん Safari、Chrome、Firefox ならばOK)の共有シートに登場する。興味あるウェブサイトを開いている際に共有シートを開き、Feed Hawk を選べば、そのサイト用に使えるフィードが示される。そこから一つを選べば、Feed Hawk がそのフィードをあなたの RSS ライブラリに追加してくれる。
かつては、iOS 上で RSS を使う人たちにとって、Feed Hawk は一つの大きな理由から素晴らしくありがたい存在であった。それは、iPhone や iPad の上でのフィード購読が、Mac 上でするよりもずっと手間がかかったからだ。
Feed Hawk の開発者 Golden Hill Software にとって残念なことに、もはや必ずしもそういうことは言えない。今では、iOS 版の Reeder や Feedly、あるいは Newsify など多くのニュースリーダーアプリの中から手軽に RSS フィードを購読できるようになっている。
それでも、極めて人気の高い Feedly に対応してさえいれば、またそれほど知られていないが BazQux Reader や Inoreader などのサービスにも対応していれば、Feed Hawk は今でももっと興味深い存在になっていただろうにと思える。
Golden Hill Software の所有者 John Brayton は私に、Feedly に対応できないのは彼の手の届かないところに理由があると教えてくれた。彼は言う。「私としても Feedly に対応したいとは思うのですが、Feedly は現在新しいバージョンの API を作成中で、それが完成するまでは新たなアプリに API アクセスを提供してくれないのです。可能になり次第 Feedly に対応したいと思っていますが、それがいつになるかは分かりません。」
この種の iOS 用アプリは Feed Hawk だけではない。$1.99 の Add My Feed も基本的に同じ働きをするが、対応するニュースリーダーサービスのリストは少しだけ違っている。(こちらにも Feedly は含まれていないが、作者は近日中に Feedly に対応すると主張している。)
そうは言っても、もしもあなたのお気に入りのニュースリーダーが対応リストに含まれていて、新規フィードを購読する手軽な方法がないというのならば、Feed Hawk にも一見の価値があるだろう。
でも、人気ある Reeder アプリ (iOS 用と Mac 用がある) もこれらのニュースリーダーサービスすべてに対応していることを忘れてはならない。Reeder の中から Feedbin、Feed Wrangler、または Feed HQ ログインする。それから、Reeder でフィードを購読し、それをそのサービスのどれとでも同期させれば、ちゃんとあなたの Reeder ライブラリに追加される。
これが Feedly とも動作することに注目しよう。Reeder は、しばらく以前から Feedly に対応してきたからだ。Feedly と動作するニュースリーダーアプリは他にもたくさんある。
要約すれば、Feed Hawk は魅力ある便利なアプリだけれども、手軽にフィードを追加する手段がそれ以外に存在しないようなニュースリーダーアプリとサービスを使っているのでない限り、Feed Hawk が必須のものとは到底言えない。
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文: TidBITS Staff: [email protected]
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
Fantastical 2.3 -- Flexibits が Fantastical 2.3 をリリースして macOS 10.12 Sierra にフル対応した。Today ウィジェットもアップデートされた。この人気のカレンダーアプリに二つの新機能が加わった。メインのカレンダーウィンドウでサイドバーを隠す機能と、個々のカレンダーセットごとにデフォルトのカレンダーとリマインダーリストを設定できるようになったカレンダーセットだ。
今回のアップデートではまた、Facebook 対応を改善してイベントへの招待を受けたり辞退したり、アラートを設定したりできるようにし、イベントやリマインダーの日程変更のキーボードショートカットを追加し、二要素認証を使うアカウントでの Office 365 ログイン対応を改良し、Day、Week、Month、Year の各表示でマウスのスクロールホイールへの対応を追加し、10.10 Yosemite への対応を削除している。(Flexibits からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、14.2 MB、リリースノート、10.11+)
Nisus Writer Pro 2.1.6 -- NaNoWriMo (つまり National Novel Writing Month) の季節にちょうど間に合って、Nisus Software が Nisus Writer Pro 2.1.6 をリリースし、macOS 10.12 Sierra で起こるいくつかの問題に修正を施した。具体的に言えば、このパワフルなワードプロセッサは書類バージョンブラウザ (File > Revert To > Browse All Versions) を使う際に起こったクラッシュに対処し、Soft Return 文字を使った際に現われた不正な間隔取り、インデント、描画の問題を修正し、ブックマークが無効だという警告が再起動後に出ていたのを取り除いている。今回のアップデートではまた、画像の上でシステムの Markup 機能を利用する際の問題点を修正し、OmniGraffle 用の LinkBack 機能を復活させている。
Nisus Software から Nisus Writer を購入した人は、Nisus ウェブサイトから直接アップデートをダウンロードする必要がある。アプリ内の自動アップデート機能が働かないからだ。Nisus Writer Expressにも同じ変更が施されてバージョン 3.5.6 にアップデートされていることに注意しよう。(Nisus Software からも Mac App Store からも新規購入 $79、無料アップデート、225 MB、 リリースノート、10.8.5+)
Nisus Writer Pro 2.1.6 へのコメントリンク:
文: TidBITS Staff: [email protected]
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
今週の ExtraBITS では、開発者 Marco Arment が Mac Pro の存続を強く訴え、Apple の Phil Schiller と Jony Ive がそれぞれ珍しくインタビューに登場して新型 MacBook Pro について議論する。
Marco Arment、Mac Pro 存続を訴え -- はたして Mac Pro は死んだのか? この最上位モデルの Mac を Apple が最後にアップデートしたのはもう三年も前のことで、Apple がこれを打ち捨てたのではないかという印象を与えている。そこで開発者の Marco Arment が、Mac Pro を放棄するのは誤りだと論ずる。彼は Mac Pro が依然として必要であることのさまざまの理由を挙げる。4 個以上のコアを備えること、より強力なグラフィックス処理のパワー、Apple の他の Mac よりはるかに多くの RAM を搭載可能なこと、より高い信頼性などだ。いずれにしても Apple は Mac Pro に関する計画について何か声明を出すべきだ。そうすれば、Mac Pro をその特有の機能に依存して使っているプロフェッショナルのユーザーたちも、それに応じて反応することができるだろう。
Apple の Phil Schiller が新 MacBook Pro を議論 -- Apple の Worldwide Marketing 担当上席副社長 Phil Schiller が、Independent のインタビューに応えて、リリースされたばかりの MacBook Pro 各機種について語った。Schiller はこの新しいラップトップ機が巻き起こした反発に驚いたと認めたが、Apple のオンラインストアではこの新機種に過去のどのプロフェッショナル向けラップトップ機よりも多くの注文が集まったと述べた。彼はまた、この新しいラップトップ機にヘッドフォンジャックが付いている理由、SD カードスロットがなくなった理由、Accessibility ハックを使わず "Hey Siri" と言うだけで Mac で Siri を呼び出せないことの理由も説明した。
Apple の Jony Ive、Touch Bar と Think Different を語る -- Apple の Chief Design Officer である Jony Ive が、CNET のインタビューで、新型の MacBook Pro に搭載された Touch Bar の設計過程について議論した。Ive が明かしたのは、彼のチームが何年間もこの構想に取り組み、その結果として生まれたものが Touch Bar となったことだ。その過程は決して簡単なものではなかった。適切なテストを実行するだけのために、実質的に完全製品に近いものをプロトタイプとして作り上げなければならないことが多かったという。そこで浮かぶ疑問はこうだ: Touch Bar を採用すると決めるまでに、Apple はいったいどんなアイデアを開発し、テストし、放棄してきたのであろうか?
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