TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1347/21-Nov-2016

ここ米国では Thanksgiving (感謝祭) の週となるので、2016 年 11 月 28 日の TidBITS 電子メール号を休刊、次号は 2016 年 12 月 5 日の発行として、TidBITS スタッフ一同も今週は準備を整え祝日を祝うようにさせて頂きたい。Apple は、$299 のブックを発売した。いやいやこれは MacBook ではなくて、Apple の過去 20 年のデザインを記録した写真集だ。同社はまた、iPhone 修理プログラムを二つ開始した。一つは iPhone 6 Plus の「タッチ病」に対処するもの、もう一つは突然システム終了する iPhone 6s を修理するものだ。さて、多くの Mac ユーザーたちは Mac の将来について明るい感触を持てないでいるが、Adam Engst が二つの記事でその問題に取り組む。一つは Apple が Mac を過小評価するに至った理由を説明し、もう一つは MacBook 製品シリーズがどんな顔触れであるべきかを描き出す。最後に Michael Cohen が、新型 MacBook Pro の Touch Bar について考察しつつ、それが長年コンピュータのインターフェイスにあった制約に対処するものとなれるかもしれないと語る。今週注目すべきソフトウェアリリースは Alfred 3.2、Microsoft Office 2016 15.28 と Office 2011 14.7、Hazel 4.0.8、Slack for Mac 2.3.2、Postbox 5.0.7、ChronoSync 4.7.1、1Password 6.5.1、それに Pixelmator 3.6 だ。

記事:

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2016 年 11 月 28 日は TidBITS 休刊

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の木曜日 (2016 年 11 月 24 日) は米国では Thanksgiving (感謝祭) の祝日なので、2016 年 11 月 28 日には TidBITS の電子メール号を休刊にして、私たちスタッフや寄稿編集者の面々も家族や友人とともに食卓を囲んで一週間を過ごしたいと思う。私たちの多くは今年も、スタッフの一員 Joe Kissell の書いた "Take Control of Thanksgiving Dinner" から印刷した便利なワークシートを参考にしつつ感謝祭のディナーの準備をしていることだろう。何を用意すべきかを Joe ほどうまく、分かりやすくレイアウトしてまとめられる人は他にいない。皆さんもどうぞ彼の本をご一読あれ。

来週の TidBITS 電子メール号は休刊にさせて頂くが、その間も TidBITS ウェブサイトへの出版はいつも通り続ける。私たちのサイトを時々チェックするか、RSS feedを購読するか (TidBITS 会員になればフルテキストのフィードを受けられることをお忘れなく!)、TwitterFacebook でフォローするかして、私たちの最新の記事を読めるようにして頂ければと思う。次回の電子メール号は 2016 年 12 月 5 日の発行となる。

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Apple、新刊 Apple ブックを発表

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

新型 MacBook Pro シリーズに対する不満の声に応えようとしたのだろうか、Apple は新製品を発表した。この製品は、無制限のバッテリ寿命と、他のどんな Apple 製品に比べても高解像度のディスプレイ、それに銀色仕上げを誇る。さらに素晴らしいのは価格で、小型版がたった $199、大型版ならば $299 だ。残念ながら備えている機能はたった一つしかない。つまりこれは、現在および過去の Apple 製品を集めて紹介するだけのためにある。

その通り、"Designed by Apple in California" は、実際のブック(書籍)であって、iMac から Apple Pencil に至るまで、20 年間にわたる Apple のデザインの成果を Apple 製品の 450 枚の写真で網羅したものだ。また、Apple のデザインチームが使用してきた材料や技術についても記録している。目から涙が出るような価格を正当化しようと、Apple は亜麻糸で製本されたハードカバーのこの本が「特別な製造工程で作られた、金箔つや消し銀縁を施して専用染色された紙に、8 色分解と低ゴーストインキを使って印刷されています」と述べている。

将来の製品リリースに対応してこの本を最新の内容に改訂する予定があるか否かについて発表は何もなかった。

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Apple、iPhone 6 Plus Multi-Touch 修理プログラムを開始

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ユーザーコミュニティーからの多くの狼狽の声を受けて、Apple はようやく、いわゆる「タッチ病」を患った iPhone 6 Plus に対する修理プログラムを開始した。症状としては、画面の一部がチカチカ明滅したり、マルチタッチが正しくない挙動をしたりするというものだ。他の iPhone モデルはこのプログラムの対象となっていないが、iPhone 6 Plus 以外でこの問題が起こったという話を私たちは聞いたことがない。

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Apple によれば問題は「表面の硬い所に iPhone を何度も落とした後、さらに何らかの衝撃や圧力が加わったとき」に関係があるとのことで、これはちょっと被害者を非難する言い方に聞こえる。Adam Engst の父親の iPhone 6 Plus も最近タッチ病になったけれども、巻き付け式のケースできちんと保護され、ずっとていねいに扱われていたという。

もしもあなたの iPhone 6 Plus で画面の一部がチカチカ明滅したり、マルチタッチが正しくない挙動をしたりしていて、かつそれ以外の機能が正常に動作しており、しかもスクリーンにヒビが入ったり割れたりしていない場合には、Apple が $149 (日本では 14,800 円) の料金で修理する。Apple Authorized Service Provider またはお近くの Apple Store の Genius Bar で修理の予約をすることができるし、Apple Technical Support に問い合わせて修理を依頼することもできる。いつも通り、修理に出す前に必ず iTunes または iCloud にその iPhone のバックアップを作っておこう。

既に Apple または Apple Authorized Service Provider にて有償で修理を済ませた人には、Apple から連絡が届いて、修理に支払った額と今回のサービス料金 $149 との差額が返金されるはずだが、Apple から連絡がない場合には、あるいは他の場所で有償の修理をした場合には、Apple に連絡するとよい。

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Apple、突然システム終了する iPhone 6s の修理プログラムを発表

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple が iPhone 6s の修理プログラムを発表した。突然システム終了してしまう問題に対処するためだ。内容は、バッテリーを交換する修理だ。

Apple によれば、対象となる iPhone 6s は非常に数が限られていて、2015 年の 9 月か 10 月に製造されたもののうち特定のシリアル番号を持つものだという。残念ながら、過去の類似の修理プログラムとは異なり、自分のデバイスのシリアル番号がそれに合致するか否かをチェックできるオンラインツールを今回 Apple は提供していない。Apple サポートに連絡する以外に、あなたの iPhone 6s が該当するか否かを知る方法はない。

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もしもあなたの iPhone 6s が予期せぬシステム終了をしているならば、Apple Authorized Service Provider またはお近くの Apple Store の Genius Bar で修理の予約をすることができるし、Apple Technical Support. に問い合わせて修理を依頼することもできる。いつも通り、修理に出す前に必ず iTunes または iCloud にその iPhone のバックアップを作っておこう。

該当する iPhone 6s で既に有償でバッテリーを交換済みの人に対して返金がされるかどうかについて、Apple は何も発表していない。おそらく、対象となる人の数が非常に少ないからなのだろう。とは言っても、もしもあなたがこの問題を解決する目的で iPhone 6s のバッテリーを交換したのならば、とりあえず Apple に連絡して、返金があるかどうか問い合わせてみるとよい。

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Apple が Mac を過小評価していることの理解

  文: Adam C. Engst: [email protected], @adamengst
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>

このところ、Apple の心が Mac を前進させることにはないかのように、あなたがずっと感じているとしたら、あなたは一人ではない。新しいMacBook Pro のモデルには、批判が広がっているし、デスクトップの Macの将来に対して、Apple は、何のロードマップも示していない。そして、つい最近、Apple は、Automation Technologies の Product Manager のポジションを廃止した。おそらく、不要だと思ったのだろう。最高クラスのクリエーターらは、Apple が彼らのニーズに注目しないことで、失望している。また、先週の MacTech Conference において、多くのコンサルタントやサポート担当者の間で、ムードは暗かった。

では、Apple が Mac を、特にプロ向けの市場でますます軽視しているのを、どのように説明することができるだろうか? 原因は、明らかに iOS プラットフォーム、そして、特に iPhone だ。だが、この問題が なぜ 起きているのか、その理由は、Apple の構造上の事実ともっと関係がある。つまり、もし、Mac が、その発展のために必要な注目を集めるつもりなら、Apple は変わらなければならないということだ。

良くも悪くも、Steve Jobs は、Apple の DNA に焦点を焼き付けた。Jobsが 1996 年に Apple に戻った時、彼は、会社全体を Mac に集中させた。Newton のようなプロジェクトを大幅に削減し、Mac クローンのライセンス・プログラムを中止した。周知の通り、彼は、Mac の製品ラインナップを、たった 4 種の主要モデルに限定した。すなわち、コンシューマー向けにiBook と iMac、そして、プロ向けに PowerBook と Power Mac である。この製品マトリクスはシンプルで、クリーンで、分かりやすく、そして、Apple があの時代を生き延びることができたおそらく唯一の理由であった。一つのプラットフォームに集中することが不可欠だったのだ。

ここに、問題がある。つまり、Apple は、今や 11 万 5,000 人の人々を雇用し、世界でもっとも価値のある会社であるという事実にも関らず、Apple は、今なお、単一のプラットフォームの会社であるかのように考えているということだ。今や、Apple にとっては、iOS が全てであり、Apple が行っていることは全て、iPhone や iPad をもっとたくさん売るという一つの目標を果たすために策定されている。確かに、Apple Watch や Apple TV は別だと思われるかもしれないが、そうではない。Apple Watch は、iPhone をより魅力あるものとするための iPhone のアクセサリーであり、Apple TV のアプリは、一般に iOS という相棒を持っている。ふん! watchOS や tvOSは、どちらも基本的には、iOS のカスタム・バージョンなのだ。Apple のオンライン・サービスは、iCloud から App Store や iTunes Store にいたるまで、すべて共有されたエコシステムをサポートしている。そして、このことによって、ユーザーをプラットフォームに囲い込むことを促しているのだ。

Mac は、この新しい世界の秩序にどのように適合するだろうか? Mac は、iCloud や iTunes Store とうまくやれるし、追加された機能のために、ますます iCloud を相手に選ぶようになっている。スマートフォンやタブレットに対して、シームレスに会話をするコンピュータを持った方がずっと楽だという理由で、Mac は、ユーザーが iPhone や iPad を買い続けるようにつなぎとめる鎖の、もう一つのリンクとなっている。また、Mac は、開発プラットフォームとして、そして (macOS Server を通じて)、iOS やアプリのアップデートのための組織全体のキャッシング・サーバとして、iOS にとっても引き続き必須である。

だが、それだけだ。もし、あなたが建物を設計するために、Mac 上のAutoCAD を頼りにしている建築家であるなら、あるいは、Adobe Premiereや After Effects に日々を費やすビデオ編集者であるなら、Photoshopや Lightroom で作業をする写真家であるなら、あなたの主要な関心は、iOS の付属物としてではなく、 Mac として 、Mac を使うと何ができるかということにあるはずだ。あなたは、iPhone や iPad の大ファンかもしれないが、Mac は、あなたが生活の糧を得られるようにしてくれるものなのだ。

iOS 以前は、Apple の目標とプロの Mac ユーザーのニーズは、もっと合致していた。Apple は、Windows を走らせている PC からは得ることができない機能と効率をユーザーに与える Mac (そして、Mac のオペレーティング・システムのバージョン) を作りたいと思っていた。そうした目標は、Appleが開発者と有している関係にも伝わった。なぜなら、異なる職業を持つ人たちにとって、Mac を魅力あるものにするアプリを持つソフトウェア会社をサポートすることに、Apple は積極的な関心を持っていたからだ。

今では、Apple の最も重要な仕事は、iPhone をもっとたくさん売ることなので、iOS の開発者が、Xcode や macOS Server のキャッシング・サーバを効率的に走らせる必要があるといったことを超えて、Mac を改良することに、Apple は、インセンティブをほとんど持っていない。確かに、Mac 事業は、2016 年で、売上 228 億ドルの価値があり、これは、はした金とは到底言えないが、iOS と、関連するサービスによって産み出された売上 1,928 億ドルとは比べ物にならない。

過去 5, 6 年の Mac オペレーティング・システムの目立った変化を見ると、その多くは、Mac 体験を、もっと iPhone や iPad 体験のようにすることに関するものだ。Siri、Picture in Picture、Split View、そして、Launchpadについて考えてみてほしい。それから、Photos、Contacts、Calendar、そして、Mail がある。それらはみな、プラットフォームが違っても、ほとんど同じだ。Pages のような iWork アプリ、Keynote、そして、Numbersでさえ、Mac のより良いアプリになるためではなく、それらの iOS 向けアプリのように動作するため、そして、それらの iOS 向けアプリと協調して動作するために変化してきた。ほぼ間違いないことだが、Handoff の肝心な点は、ユーザーが Mac から離れられるように作業を iPhone に引き渡すこと、あるいは、キーボードや大きな画面を利用するため、iPhone からMac に何か転送することによって、Mac をさらに iOS のためのアクセサリーにすることだ。

加えて、Apple は、以前は Mac 体験の全体にわたって重要だと考えていたMac のアクセサリーを廃止し始めている。27 インチの Thunderbolt Displayは、今年初めに終了した。("Apple、Thunderbolt Display を製造中止にするも後継機は見えず" 2016 年 6 月 27 日参照) そして、噂が正しければ、Apple は、AirPort 事業部を解散した

私のことを誤解しないでいただきたい。Apple の iOS への集中は、想像できないくらいの金額を産み出し、会社を「批評家に称賛されている」というカテゴリーから、「主流における大ヒット」へと押し上げ、常識を超えた成功を遂げている。私は、そうした成功や、Apple がそこに至るのに用いた手法を批判しているのではない。

だが、汎用で、ユーザーにフォーカスしたコンピュータとしての Mac の将来に対して、Apple の成功が何を意味するのか、私は悩んでいる。Smart Keyboard や Apple Pencil と共に、iPad Pro が比較的成功したことは、生産性向上の市場に向かって iOS を後押ししたいと Apple が考えていることを示唆している。アプリの開発ですら、この方向に動いている。(プログラミング学習用の Swift Playgrounds アプリは、iPad 上にしか存在しない。("iPad の上で、Swift を使って遊ぶ" 2016 年 6 月 13 日参照) Mac にとって、不吉な前兆が現れているようだ。) 私は、Apple がMac を近いうちに全滅させるとは思えないが、穏やかな無視は、プロ向け市場で同じ効果を持つだろう。というのは、開発者は、Windows に対してもっと注力することに、重きを置くからだ。そして、このことによって、回り回って Mac の売り上げが落ち、Apple は、Mac に対する興味をいっそう失うことになる。

Steve Jobs は言った。「もし、自社製品の売り上げを自分で食わなければ、他の誰かがそうするだろう。」これは、iPod を iPhone で全滅させた時には適切だったが、iPad が Mac に取って代わることができると考えるのは誤りだと私は信じる。iPod (これは、iPhone の機能の一部であった) とは異なり、Mac ではできるが、iOS デバイスでは難しいか、あるいは、まったくできないことがたくさんある。あなたがやりたいことが何であれ、そのために iOSアプリがあるという誤った印象の下に Apple はあるように思われる。

こんな風に未来が展開すべきではない。実のところ、Apple は、これまでに、一つの製品に集中することから抜け出す能力を示したことがある。それが、iPod が生まれた所以であるし、iPod が無かったなら、Apple が iPad やiPhone を思い付いたかどうかは明らかでない。集中することは良いことだが、それは行き過ぎとなる可能性がある。そして、これが、ただいま Appleで起きていることだと私は主張したい。

代わりに、Apple は、File Maker Inc. をモデルにすることができると思われる。FileMaker は、Claris の灰の中から現れたのだが、この会社は、Apple が 100% 所有している子会社だ。だが、データベース開発市場のニーズは、Apple の他の市場のニーズとは、かなり異なっているため、FileMaker に、他のアプリよりももっと自律性を与えることが、おそらく理にかなっていたのだ。たとえ、FileMaker の独立性が歴史的にたまたま起きたことだとしても、重要な点は変わらずに残っている。つまり、Appleは、Mac 事業部を iOS という護送車に縛り付けておくのではなく、むしろ、Mac 事業部に頭脳を与えることができるということだ。(なぜ FileMakerが、Final Cut Pro や Logic Pro とは異なる道を歩むことになったのか、私にはわからない。Apple は、この二つは、社内に保有し続けている。)

大企業の多くは、おおむね独立して動く事業部や子会社を所有している。そして、Mac が 単に iOS をサポートしようとするのではなく、Macユーザーのニーズに集中できるよう、十分遠くに Mac をスピン・アウトすることが、Apple にできない本質的な理由は何もないと思う。これは、Mac のハードウェアと macOS の両者にあてはまるであろう。そして、そう、Apple の名高い統合が、このプロセスの妨げにならないことを確実にするため、これにはかなりの調整が必要となるだろう。

それは困難なことであるかもしれないが、Mac チームに独自の目標を追求させることによって、結果として、Mac は、創造性に富むプロが選ぶコンピュータに、議論の余地なく、再びなる可能性がある。

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Apple の MacBook ラインナップはどうあるべきか

  文: Adam C. Engst: [email protected], @adamengst
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

新しい MacBook Pro モデルについての苦情は山ほどあるが、主なものとしては 16 GB RAM の上限、キーボード、Thunderbolt 3 ポートに対して色々なアダプタが必要なこと、そして, MagSafe 充電コネクタが無くなったことが挙げられる。(多くの人が Touch Bar についても懸念を持っているが、多くは仮説に基づいてのものである;開発者達がこれに対するサポートを加え、そしてユーザーがそれが自分にどの様に役立ってくれるか見るまでは判断出来ない。) 何故 Apple がこれらの設計上の変更をしたのかについては、それなりの説明があるが、詰まるところ全ては、大きさ、重量、そして電池寿命に対する最適化にたどり着く。

16 GB を超えるとなると、消費電力が大きいチップセットが必要になり、電池寿命を大幅に減らしてしまうか、或いはより大型の重たい電池を必要とするかの話になる。キーボードは作りなりの感じがする - これを嫌う人もいる - MacBook Pro をより薄くするためにキーボードの垂直方向の厚さを減らしている。そして Thunderbolt 3 の技術仕様は素晴らしいし、Apple にとって魅力的なのは薄い USB-C ポートを使えることで、これにより占有面積を減らせる - 恐らく、外面上も内部でも - 色々な種類のポートを寄せ集めることに比べれば効果は大きい。

先週の MacTech Conference での閉会講演で、独特の Andy Ihnatko は核心をついて、名前は MacBook, MacBook Air, そして MacBook Pro と色々あるが、現実には全ては MacBook Air の概念の派生に過ぎないと指摘した。その概念とは、薄く、軽く、そして提供している性能や接続性の割には高価であるというものである。それはそれでも理解出来るが、誰もが最小で、最軽量の Mac ラップトップを欲しがるわけではない。価格が最重要の人もいるであろうし、性能が全てだという人もいる。

Mac ラップトップのもっと納得性のあるラインナップとは次の様なものではなかろうか:

問題の核心は Mac ユーザーがどの様に自分のマシンを選ぶのかを Apple がもはや理解していないように見受けられることである。現時点では、どの Mac ラップトップを買うべきかを判断するのは殆ど不可能である。何故ならば、価格、大きさ、そして性能という三つの差別化要因は、全てのモデルが MacBook Air の価格と性能を犠牲にしても大きさに焦点を当てるという概念に嵌まっているようで、事実上意味をなさなくなっているからである。

加えて Andy Ihnatko が更に指摘しているように、Apple はエンジニアリング会社であることを忘れて、デザインと製造の会社になってしまった。驚きには値しないであろうが、デザインと製造が何よりも大事となる唯一の Mac は正規の MacBook Air で、魔法の様に小さくそして軽い必要があり、価格と性能は犠牲にすることを厭わない。

エンジニアリング会社の主たる使命は、ユーザーの問題を解決する製品を提供することである。大事なことは、ユーザーが目標を達成するのに使う時間と努力の浪費を最小限にする手助けをすることである。かつては、これが Apple を表すぴったりの言葉であった。

今日では、Apple は多くの Mac ユーザーの願望を無視し、そして、単純に先端製造技術における同社の優位性故に可能だという豪華な物体を作ることに焦点を当てている。それは iPhone や iPad には向いているかもしれないが、誰が iMac の薄さを気にするであろうか? 見るのは前面であって、側面ではない! 勿論、Mac が一枚のアルミの板から削り出され、角は面取りされていることで文句を言う積りはないが、そのデザイン故に我々がもっと生産的になることはない。(Apple が何故こんなことをやっているのかについての更なる話については "Apple が Mac を過小評価していることの理解" 21 November 2016 を参照されたい。)

Mac に関していえば、形は機能に従うべきで、我々に居心地悪い妥協を強いるべきではない。

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タッチスクリーン、Touch Bar、そして一点集中について

  文: Michael E. Cohen: [email protected], @lymond
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

まずは Mr. Peabody の WABAC Machine に乗って 1984 年に旅して戻り、初代の Macintosh を眺めてみよう。[訳者注: WABAC Machine はウェイバック・マシンと読み、1960 年代の漫画シリーズ The Rocky and Bullwinkle Show の中で、天才犬 Mr. Peabody が男の子の助手 Sherman を連れてタイムマシンでずっと昔 (way back) に戻り歴史上の有名な出来事にちょっかいを出すお話に登場します。]初期のコンシューマ向けコンピュータの市場において、初代の Macintosh が持ち込んだ巨大な変革は、テキストだけで満たされたスクリーンをカーソルキーでナビゲートするという従来のやり方を、グラフィカルなディスプレイをポインティング・デバイスでナビゲートするやり方へと移行させるものであった。その当時、多くの人たちは マウスなんて子供だましの仕掛けに過ぎないと思っていた。

実際、それはとてつもなく大きな変革であった。カーソルキーと、ポインティング・デバイスとは、インターフェイスのパラダイム(枠組み)として極端に違ったものだ。しかしながら両者とも、スクリーン上にあるものとあなたとのやり取りをたった一ヵ所の接点に限定するところは共通している。テキストによるインターフェイスの場合にはテキストカーソル、グラフィカルなインターフェイスの場合にはマウスポインタだ。スクリーン上にどのような種類のデータがあろうとも、それとのやり取りができるのはたった一ヵ所においてのみだ。

たった一つの接点しかないという事実は、それがマウスによるものであろうと、キーボードによるものであろうと、大きな難点を持つ。移動時間だ。ひとまとまりのテキストの末尾にカーソルがある時、一番上の行に見つけたタイプミスを直そうと思えば上矢印キーをずっと押し続けなければならない。あるいは、スクリーンの中央にお絵描きをしていて、メニューを引き出そうと思えばマウスをスクリーン上端のメニューバーのところまで動かしてからそこでメニューを出さなければならない。そのために必要な移動時間が、あなたを現在の作業から引き離し、ひょっとすると創造への勢いを削ぐことになるかもしれない。使い勝手の悲劇とまでは言えないが、難点であるには違いない。

この移動時間の問題を軽減するために、エンジニアたちはいろいろな回避策を開発してきた。Page Up キーと Page Down キー、テキストを横切って移動するためのキー組み合わせ、メニューコマンドのためのキーボードショートカット、それから、ファンクションキー付きのキーボードを使ってそれらのファンクションキーをプログラムし、それぞれにさまざまなアクションや複数のキーストロークを割り当てるやり方も、すべてそのために生まれたものだ。いわゆる「パワーユーザー」たちは (Adam、君のことだよ!) これらの回避策をあっという間に身に付け、今日でもキーボードショートカットは広く使われている。

もちろん、そのようなショートカットにもそれ独自の難点がある。どのファンクションキーなりキー組み合わせなりが何をするかを、ユーザーが覚えていなければならないからだ。たとえそれが何らかの意味で標準となっていても(例えば Mac のメニューコマンドの Cut、Copy、Paste に Command-X、Command-C、Command-V が常に割り当てられていても)それでもユーザーは、キーボードコマンドを覚えなければならない。本来的に直感的なものではないからだ。

一つだけ、二ヵ所が同時に焦点となる状況が Mac 上に昔から存在してきた。テキスト編集だ。(それと、その類推として、例えばオーディオやビデオの編集において直線状の列ないしタイムラインの上に示されたコンテンツを編集するような状況でもそうだ。)例えば、まずテキストを選択してから、マウスポインタをカラー設定パレットへ動かして選択域のカラーを変更し、それからマウスの下でカラーパレットにフォーカスが残ったままの状態で、キーボードを使ってテキストカーソルを動かし、別の範囲のテキストを選択して、それからあとはただクリックするだけでその新しい選択域のカラーを変更する、ということができる。

それでもなお、移動時間による摩擦と、それに関係するその他のリスク、例えばアクションを実行しようとしてマウスポインタを動かした際に一時的にコンテンツの中の場所指定を見失ってしまう危険などが、依然として Mac 体験の中心部分に居座り続ける。

ここで少しだけ話が逸れるが、マルチタッチ、つまり Apple が iOS に導入した、マウスを使わないグラフィカルインターフェイスについてはどう考えればよいのだろうか? マルチタッチは、移動時間による摩擦を減らすことができ、スクリーン上に複数個の焦点を提供することも可能だが、だからと言って万能の解決策にはならない。例えば、指先というものはコンテンツの中で位置を見失う危険をなくすことができない。あなたが透明な指先を持っていれば話は別だが、指先で何かを指し示す行為自体が、あなたが指し示そうとするものを隠してしまう。また、ファンクションキーやショートカットキーを覚える必要から来る記憶の負担もなくならない。マルチタッチのインターフェイスでは、シングルタップとダブルタップの違い、二本指のタップが何をするか、どのアプリの中のどのオブジェクトが 3D Touch に反応するか等々、ユーザーが覚えていなければならないことがたくさんある。

さて、Touch Bar はどうだろうか? Touch Bar も、伝統的な Mac 体験に居座る移動時間やコンテンツ喪失の難点を完全に解決できる訳ではない。けれども、従来からあった回避策が導入してしまった問題点のいくつかには確かに対処できる。例えばファンクションキーを考えてみよう。Touch Bar の動的な、コンテクスト対応の表示は、そこに現われるコントロールのそれぞれが分かりやすいラベルで表示されさえすれば、それに伴う記憶の負担を減らせる。

さらに重要なこととして、Touch Bar は基本的に、コンテンツを操作する際に二つ目の焦点を提供できる。Touch Bar は、ただ単にコンテクスト対応のファンクションキー風ボタンを提供するだけでなくて、スライダー等の動的なコントロールも提供できるからだ。つまり、まるでピアニストやギタリストのように両手を使って Mac を操作できるようになる。プロフェッショナルのビデオエディター Thomas Grove Harper が、その体験をこう形容している

私にとって最初の素晴らしい発見は、スライダーの持つ潜在力であった。その漸進的で、正確で、高速な入力が私を魅了した。長年にわたって、私はグラフィカルなユーザーインターフェイスの中で、たった一つのマウス入力だけを使ってきた。時を経て、私たちは新たなボタンを増やし、スクロールホイールを使い、トラックパッドでジェスチャーも使うようになった。けれども Touch Bar はそれらをもう一歩進めて、複数の入力が同時にできるようにし、しかもトラックパッドとうまく結び付く。Touch Bar を使う場面が多くなればなるほど、私はある種のキーボードショートカットを使わなくなってきている。[中略]Touch Bar ならばちゃんと働き、その方が速く、その方がもっと生産的だからだ。

これらの褒め言葉にもかかわらず、賛否いずれの立場にせよ、何らかの結論に到達するにはまだあまりにも時期尚早だ。開発者たちはまだそれぞれのアプリをどのように順応させれば Touch Bar を活用できるのかを 少しずつ模索中の段階にあり、彼らがこの新しいパラダイム(枠組み)を有効に使いこなすあらゆる方法を見つけ出すにはまだまだ時間がかかる。

その潜在力についても使い勝手についても、今日の Touch Bar は 128K Mac の時点におけるマウスのインターフェイスとほぼ同等の段階にある。加えて Apple は、MacBook Pro を購入した人にしか Touch Bar を提供していない。だから、現時点での Touch Bar を「革新的」と呼ぶのは行き過ぎだ。それが革新的となる見込みが生まれるには、Apple がそれを Mac 体験の標準部品とする必要がある。デスクトップ Mac も含めての話だ。それが実現するまでは、いつまでも子供だましの仕掛けの域を出ないだろう。128K Mac のマウスの方は、見事にその域を脱することができたのだが。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2016 年 11 月 21 日

  文: TidBITS Staff: [email protected]
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Alfred 3.2 -- Running with Crayons がAlfred 3.2 をリリースして、ワークフローの構築を改善し、Script Filter を拡張し、1Password との統合を組み込んだ。今回から、空白の場所へ接続ポイントをドラッグして新規のワークフローオブジェクトを作成できるようになった。スクリプトが編集を出力できるようになり、設定した時間が経てば Alfred がスクリプトを再び走らせるよう設定できるようになった。1Password 6.5 との互換性が追加されたお陰で、Alfred は今回から複数のヴォールトからの結果を表示でき、デフォルトのウェブブラウザの中で直接ログインを開けるようになった。このキーボード駆動のランチャーはまた、Copy To / Move To ファイルアクションで空フォルダの外へナビゲートする際の問題点を修正し、映画やテレビ番組を mini-player で無視する iTunes オプションを更新し、Alfred のコアを能率化してパフォーマンスを改善している。(無料、 Powerpackは 17 ポンド、2.7 MB、リリースノート、10.9+)

Alfred 3.2 へのコメントリンク:

Microsoft Office 2016 15.28 と Office 2011 14.7 -- Microsoft が、Office 2016 アプリケーションスイートのバージョン 15.28 を出していくつかの修正や拡張を加えた。中でも、アクセシビリティの機能やエラー報告に全般的な改善がなされている。Word は、Excel スプレッドシートが埋め込まれた書類が保存できなかった問題を修正し、またチェコ語、ハンガリー語、韓国語、ノルウェー語、ポーランド語、ロシア語、トルコ語の文法にも対応した。PowerPoint は、PowerPoint 2016 for Windows の Zoom コマンドを使って作られたインタラクティブ要約や自動ナビゲーションリンクを表示できるようにした。Microsoft AutoUpdate はバージョン 3.8.1 となり、いくつかのクラッシュを解消した。

セキュリティの面では、Office 2016 も、Microsoft がバージョン 14.7 にアップデートした Office 2011 も、リモートでコードが実行される可能性のあったいくつかのメモリ破壊の脆弱性を解消している。(一回限りの購入ならば $149.99、Microsoft AutoUpdate 経由で無料アップデート、 リリースノート、10.10+)

Microsoft Office 2016 15.28 と Office 2011 14.7 へのコメントリンク:

Hazel 4.0.8 -- 2016 年 10 月末に Noodlesoft は Hazel 4.0.7 をリリースして、macOS 10.12 Sierra でヘルプが表示されなかったバグを回避するとともに、Sierra でセキュアな削除が設定されているとファイルがゴミ箱から削除できなかったバグも修正した。このファイルクリーンアップユーティリティはまた、ドライブ間で同期する際に一時フォルダが残ってしまわないようにし、Upload アクションを設定したり使用したりする際のクラッシュを修正した。

そして先週 Noodlesoft は Hazel をバージョン 4.0.8 にアップデートして、ある種のドライブがイジェクトできなくなったバグを修正し、またサーバ設定を修正して Upload アクションが常に表示されるようにした。(新規購入 $32、5 名のファミリーパックは $49、無料アップデート、7.8 MB、リリースノート、10.10+)

Hazel 4.0.8 へのコメントリンク:

Slack for Mac 2.3.2 -- Slackが Mac 用デスクトップクライアントのバージョン 2.3.2 をリリースして、アイドルのタイミング問題の結果としてあなたがアクティブでもなく通話可能でもないように見えてしまったり、モバイル通知が数多く出過ぎたりしていたのを修正した。このグループメッセージングシステムおよび生産性ツールは、入力して文字組みをする言語(韓国語など)をタイプしてから入力メソッドエディタに切り替えた際に文字が抜けることのあったバグを修正している。今回のアップデートではまた、スペルチェックで短縮語が(本当にスペルミスでない限り)エラーを呼び出さないようにしている。(Slack からMac App Store からも無料、64.2 MB, 10.9+)

Slack for Mac 2.3.2 へのコメントリンク:

Postbox 5.0.7 -- Postbox が社名と同名の電子メールクライアントのバージョン 5.0.6 をリリースして、HTML メッセージを顔文字対応とするとともに、画像エフェクトとしてスケール、フロート、マージン、フレーム、および (greyscale, retro, sepia, vintage など) 各種効果を追加した。今回のアップデートではまた、Attachment パネルのアイコンのサイズが正しくなかった問題を修正し、ライセンスがリセットされてしまうバグを解消している。また、無料の macOS Sharing アドオンを通じて macOS の共有シートにも対応した。そのリリース後間もなく、Postbox はバージョン 5.0.7 にアップデートされて、 Enigmail 暗号化アドオンに関する問題点に対処した。Postbox の価格は (バージョン 4.0 の $15 から) $40 に値上げされたが、期間限定でまだバージョン 5 が $32 のセール中だ。(新規購入 $40、アップグレード価格各種あり、30.2 MB、 リリースノート、10.10+)

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ChronoSync 4.7.1 -- Econ Technologies が ChronoSync 4.7.1 をリリースして、Google Cloud や Amazon S3 のクラウド同期での同期速度を最大 20 パーセント高速化した。この同期およびバックアップ用アプリはまた、DMG ボリュームの位置追跡を改良してディスクイメージのより良いマウント・アンマウント処理を実現し、Container Document を開いた後でいつでもクラッシュを起こす可能性のあったバグを修正し、バンド幅制限の計算を調整して Connection Profiles で設定された望ましい制限値により正確にマッチするようにしている。(無料アップデート。ChronoSync は新規購入 $49.99、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、42.6 MB、 リリースノート、10.8+)

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1Password 6.5.1 -- AgileBits が 1Password 6.5.1 をリリースして、新型 MacBook Pro を狙った新機能を二つ追加した。(2016 年 10 月 27 日の記事“新 MacBook Pro、状況に応じて変わる Touch Bar を搭載”参照。)具体的には、統合 Touch ID センサーを使って指紋でこのパスワード管理ユーティリティのロックを外す機能への対応と、Touch Bar による拡張されたコントロールだ。今回のアップデートではまた、Alfred や LaunchBar などのアプリを通じてヴォールトの中を検索できるように統合を改良し、異なる 1Password.com アカウントへも 1Password Document をコピーできる機能を追加し、クレジットカードの期限満了日の入力を改善し、アプリ内部から 1Password アカウント購読の管理ができるようにし、1Password mini のメニュー横幅を長いブラウザ拡張名に合わせて自動的にリサイズするようにし、また多数のクラッシュを修正している。(AgileBits からも Mac App Store からも新規購入 $64.99、TidBITS 会員が AgileBits から購入すれば 25 パーセント割引、無料アップデート、44.3 MB、リリースノート、10.10+)

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Pixelmator 3.6 -- The Pixelmator Team が Pixelmator 3.6 (別名 Cordillera) をリリースして、macOS 10.12 Sierra フル対応とするとともに、新型ラップトップ MacBook Pro のコンテクスト対応 Touch Bar にも対応するようにした。(2016 年 10 月 27 日の記事“新 MacBook Pro、状況に応じて変わる Touch Bar を搭載”参照。)新型 MacBook Pro を持っていれば、ツールの変更を Touch Bar を使って素早くでき、現在選択されているツールでのオプションを一覧したり、またどのツールが表示されるかをカスタマイズしたりもできる。(Pixelmator で実際に Touch Bar を使っているところを示した Vimeo ビデオがある。)

今回のアップデートではまた、タブを使ってウィンドウの管理ができるようになり、クリック一つで選択を改善できる Smart Refine 機能を追加し、Deep Images 対応(これにより 16-bit 画像がワイドカラーディスプレイで鮮やかさを増す)を追加し、Repair ツールがより高速で正確に動作するようにし、Quick Selection ツールにライブのプレビューを追加し、2013 年と 2014 年の一部の Mac でサイズの大きな画像を編集していると画像が消えてしまった問題を修正している。(Mac App Store から新規購入 $29.99、無料アップデート、57.6 MB、リリースノート、10.9.5+)

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2016 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2016年 11月 26日 土曜日, S. HOSOKAWA