TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1361/20-Mar-2017

今週号の TidBITS では、Josh Centers が小さな子供に最適の安価な iPad ケースを調べ、Wi-Fi の情報や設定作業を単純化する iOS 用の便利な Wi-Fi Widget も紹介する。Julio Ojeda-Zapata は Apple デバイスを充電する役に立つアクセサリーを九つレビューする。それから、Apple プロたちが出席できるカンファレンスを 27 個リストする。今週注目すべきソフトウェアリリースは Microsoft Office 2016 15.32、Fantastical 2.3.4、PDFpen と PDFpenPro 8.3.3、ChronoSync 4.7.5、それに ClamXav 2.12.1 だ。

記事:

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小さな子供向けの理想的な iPad ケース

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

好きか嫌いかに拘らず、タブレットは親の道具箱には不可欠のものの一つとなった。iPad のような機器は多くの小さな子供にとっては絶好の玩具であるが、一つ大きな欠点がある:壊れやすいことである。幸いにして、中国のメーカーが優れたそして安価な小児向けのタブレットケースを製造している。私の妻も私も、そして多くの我が友人達も、自分達のタブレットをそれに委ねている。もっと言えば、我々は今や自分たちのタブレットを我々の幼児に安心して与えている。

実際に色々なメーカーから種々のケースが出されているが、全て同じデザインを共有している。我々が使っているものは HDE iPad mini Kids Case で、最初の三世代の iPad mini に適合し、値段はたったの $15 である。これは柔らかい EVA フォーム製で、優しく、掴みやすい表面となっていて、色は 10 色ある。

この HDE ケースの特長はその折れ曲がる取っ手で、これにより小さな手でも iPad を安全に掴んだり持ち運びしたり出来る - 私の3才の息子 Harris も彼のものを絵描きのパレットの様に掴んでいる。

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賢いのは、この取っ手は後ろに回転するので iPad を平らな所に立てられることである。これは Harris でも自分で考え出せたほど自明である。

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HDE ケースの EVA フォームは、ぶつけたり落としたりの衝撃から良く守ってくれ、そして、その軽さゆえ子供が落としてしまう危険性も軽減される。ひょっとすると、同じ様に重要なのは、その柔らかな抱きしめたくなる様な感触を子供が好むことで、iPad をまるでぬいぐるみの様な存在にしている。

しかしながら、スクリーンに対する防護は、下向き落ちた時スクリーンが直接当たらないようにする隆起させた四隅以外にはないので、子供がとりわけやんちゃだとか、或いは自分が心配性だとか言うのであれば、AnkerTech Armor 等が出している類のプロテクターを追加した方が良い。

HDE ケースには、カメラ、ヘッドフォンジャック、マイク、スピーカー、そしてスイッチ用の切り欠きがあり、Lightning ポート用には保護用の蓋がある。もし、この Lightning ポートカバーが気になるのであれば、鋏で簡単に切り落とせる。

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iPad をこのケースに入れるやり方を解明するのに、私は1分ほど要した。背面に長い切り込みがあり、そこから iPad を滑り込ませるのである。タブレットの端を覆う蓋が付いている。

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多くの半汎用の中国製品と同様、この手のケースも色々な製造者が作っており、対象となるタブレットも選べる (この種の製品の他の例として、"AirPods の半分を十分の一の価格で" 9 March 2017 も参照)。もし Amazon で "子供用ケース iPad" (或いは、お持ちの他のタブレット何であれ) を検索すれば、フルサイズの iPad, Galaxy Tab タブレット、そして Kindle Fire タブレット用のものが幾つも見つかるであろう。

TidBITS のセキュリティ編集者 Rch Mogull も、この手のフォーム製のケースを2年前から3つも使っているが、とても気に入っていると言う。それでも、彼の子供達は自分達の iPad の1つを壊してしまった - この世に完全なケースなどない。

もしタブレットを小さな子供から守る手段を探しているのであれば、この HDE や同様のケースは、あなたの高価なタブレットを保護し、そして使うのをより楽しくする一つの安価な解である。

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Wi-Fi Widget、iOS での Wi-Fi 作業を簡便に

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

もし iOS でいつも Wi-Fi と格闘しているような状況下にあるのであれば、Puppy Ventures からの $1.99 の Wi-Fi Widget は名ばかりの投資に見合うかもしれない。これは、Wi-Fi 設定への手短なアクセスを提供し、接続速度を簡単に調べ、そして、訪れている友人とあなたのネットワーク情報とパスワードを共有するのをより簡便にしてくれる。

この Wi-Fi Widget アプリは、基本的には設定能力を持ったシェルである - このアプリの本質はウィジェットの中にある。このアプリをインストールした後、iOS Widgets 画面に行く。これは Lock 画面, Home 画面, そして Notification Center の左側にある。ウィジェットリストの一番下までスクロールして行き、Edit をタップする。Wi-Fi の項目が見えるまで下方にスクロールし、そしてそれに隣接するプラスボタンをタップして自分のウィジェットに加える。Widgets 画面上の順番を変えるには、その右側にあるハンバーガーボタンをドラッグして行う。

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iOS ウィジェットについてもっと知りたければ、私の本、"iOS 10: A Take Control Crash Course" を見て欲しい。

Wi-Fi Widget の実際のウィジェットは単純である。それは、機器の現在の Internet 接続と、該当する場合にはアクセスポイント名を表示する。もし Wi-Fi がオフの場合、セルラーに接続されていることを示す。このウィジェットをタップすれば、iOS の Wi-Fi 設定へと移動する。

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現在接続されている Internet のダウンロード速度を知るには、Tap to Test ラベルをタップする。そうするとテスト結果の報告に変わる。その結果をタップすると、Tap to Test に戻るので、再テストも出来る。このテストは Wi-Fi でもセルラー接続でも出来る。

ウィジェットの右上隅にある Show More をタップすれば、あなたの Wi-Fi パスワードを表示するが、これはウィジェットにそれを既に入力済みの場合に限られる (パスワードを自動的に拾い上げるようなことはしない)。そんなことをしたい場合などあるのか? あなたのパスワードを Wi-Fi Widget に保存しておけば、簡単にそれをコピーしたり、他の人と共有したり出来る。

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Tap to Set Password リンクをタップすれば Wi-Fi Widget アプリに切り替わり、そこではあなたの Wi-Fi パスワードを入力するよう促される。終わったら Save Password をタップする。

このアプリにいる間に、Menu をタップ、それから Unlock for Password を有効にする。これで機器がロックされている時にウィジェットがあなたのパスワードを表示するのを阻止出来る。さもなくば、あなたの iPhone を手にして、右にスワイプし、この Widgets 画面を出せる人は誰でもあなたの Wi-Fi パスワードを見ることが出来るであろう。また、速度テストの結果を megabits per second (こちらが一般的) 或いは megabytes per second で表示するかの設定も出来る。

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一旦自分のパスワードを Wi-Fi Widget に保存した後、ウィジェットの中で Share をタップすれば、アプリに戻り Share シートを提示してくる。選択する共有オプションに拘らず、Wi-Fi Widget は、写真の形のアクセスポイント名、パスワード、そして、友人がコピー出来るテキスト形のパスワードを送出する。

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Wi-Fi Widget は簡単なツールだが、接続速度を試験し、そして来客と自分の Wi-Fi パスワードを共有する必要があるのであれば、これは時間と煩雑さを軽減してくれるものである。

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Apple デバイスを充電するアクセサリー九つ

  文: Julio Ojeda-Zapata: julio@ojezap.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私が思い描くSF小説風未来では、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルその他のポータブル機器のバッテリーがすべて何週間も、あるいは何ヵ月も保つ時代に到達している。電池切れを心配するなど昔のことに思えるようになる。言ってみれば、手でクランクを回して自動車のエンジンをスタートさせる時代があったと思い出すようなものだ。ついでに言えば、バッテリーで動く空飛ぶ自動車も欲しいと思う。

けれども今の時代には、デバイスが動かなくなるのが心配な私たちは、サードパーティの電源アクセサリーに頼らざるを得ない。そういうアクセサリーのお陰で、充電が手軽にできるようになり、デバイスが電池切れになる恐れが減る。この種の充電用アクセサリーは目眩がするほど多種多様なものがあり、Apple ラップトップ、タブレット、スマートフォン、ウォッチのためにデザインされたものもたくさんある。私はそれらのものを多数試してみて、特に役に立つと思えるものをいくつか見つけた。

充電用アクセサリーに対しては電源関係の問題を一つか二つ解決できるものにボーナス点を与えている。例えば Apple Watch と iPhone を同時に充電できたり、あるいは Lightning、USB-C、Micro-USB など複数通りの充電標準に適合していたり、といったことだ。

中には、懐かしくも消え去ってしまった Apple 充電テクノロジーを、死者の世界から蘇らせた製品さえある!

Satechi 60W 6-Port 複数ポート USB デスクトップ充電ステーション -- テクノロジーおたくの例に漏れず、私も充電の必要のある機器をたくさん持っている。なので、複数ポートの充電ステーションがあれば充電作業が楽になる。それぞれ別々に AC 電源に差し込む必要のある多数の充電器を抱えて四苦八苦する必要がないからだ。

私は長年来この種の充電ステーションをたくさん使ってきたが、USB-C の出現に伴い、それに対応した電源ステーションを探すようになった。Satechi から $29.99 で出ている 6 ポートのものが今のところうまく働いている。この充電ステーションはブラックとホワイトの二種類あるが、4 基の USB-A ポートと 2 基の USB-C ポートを備え、iOS デバイスや Bluetooth オーディオアクセサリーから最新型の Apple ノートブック機まで何でも充電できる。

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ケチをつけたいところがいくつかある。ゴム脚が付いていないので、Satechi 充電ステーションをどこに置いても滑って動いてしまうので具合が悪い。苦し紛れに私は Satechi を本立てに挟んで置いている。それに、この充電ステーションは旅先で持ち歩くには少々大き過ぎる。

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加えて、Satechi の充電ステーションを電源コンセントに繋いでスイッチを入れると、低いブーンという音が絶えず鳴り続ける。音源がこれだと気付くまでの間、私はどうにかなりそうだった。今はもう慣れてしまったが、騒音に敏感な人には決定的な難点かもしれない。

Nomad Ultra Rugged Cable シリーズ -- 旅先に充電用コードを持って行くとなると、たいていの iOS ユーザーはデバイスに付属のものを選ぶだろう。追加のお金を払う必要もないし、Apple の Lightning ケーブルは十分細くて巻き取りやすい。けれども Apple 製のケーブルは擦り切れたりして早く駄目になることでも定評がある。

私は Nomad から Ultra Rugged Cables という名前で出ているものを三つテストしてみた。他の会社からもいろいろ出ているが、Nomad のものは追加の素敵な利点がいくつかある。

Nomad 製のケーブルはすべて、Kevlar 樹脂と編み込みのバリスティック・ナイロンで覆われた極太の電線だ。つまり、耐久性が高く、もつれることもない(しかも見た目がクールだ)が、重くて嵩張る。

$29.95 の Lightning ケーブル以外にも、Nomad は円筒形の電池を組み込んだ $39.95 の Battery Cable と、Lightning、Micro-USB、USB-C の三種類の充電ケーブルを一つにまとめた $39.95 の Universal Cable を販売している。私はテストを後者の二つに絞った。

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Battery Cable の方は、満タンで iPhone をほぼフル充電でき、ケーブル付属の電池自体は USB-A 経由で別の充電器またはコンピュータから充電するようになっている。けれどもこの電池は iPad の充電には適していない。iPad Pro にこのケーブルを差し込むと時々 Not Charging というメッセージが出るのはこのためだ。ただ、ポツリポツリと充電されることはされる。他方、ケーブルを電源に差し込んだ状態ならば問題なく iPad を充電できる。

この Battery Cable もその兄弟たちも、長さが 1.5 メートル (5 フィート近く) もあるのが役に立つ状況もあるだろう。余分に長過ぎればバックパックの中で巻いておいて iPhone に差し込めば具合が良い。そうしないとあまりにも長く見えてしまうかもしれない。

電池にどの程度の充電能力が残っているかを見るには、小さなボタンを押してその隣に点灯する光を見る。白色なら 30 パーセントから 100 パーセントまでの容量が残っている。オレンジ色なら 30 パーセントを切っているので早めに充電しておかなければならない。

Nomad の Universal Cable の方は、USB-A to Micro-USB ケーブルを付属させ、さらにゴム部分でコードから枝分かれした二つのアダプタ ("tip" と呼ぶ) を追加して、それぞれを Micro-USB に取り付けて Lightning または USB-C に使うことで、一つで三つの離れ業を実現する。うまく働くのだけれども、一つのアダプタを脇に置いてもう一つのアダプタをきちんと嵌め込もうとするのは時として厄介だ。

Universal Cable の USB-C tip を私の仕事部屋の 2016 年型 MacBook Pro に差し込み、USB-A 側を Satechi 充電ステーションに繋げば、充電は簡単だった。私はこの Universal Cable を使って iPhone、iPad、それと USB-C ポートを持つ Apple 製でないスマートフォンも、さらにはさまざまの Micro-USB アクセサリー(オーディオ・ヘッドセットなど)も充電できた。

三つの Ultra Rugged Cable にはいずれも、しっかりした、伸縮性のある、シリコン製の留め具が付属していて、持ち運ぶ際にアクセサリーをきっちりと束にしておける。お陰で、通常のケーブルより嵩張る難点も若干緩和される。

BreakSafe Magnetic USB-C Power Cable -- USB-C ポートを持つ最近の Apple ノートブック機にアップグレードした人たちの多くは、MagSafe 充電がなくなったことにがっかりした。人々に愛されたこのテクノロジーがあれば、充電コードは対応するラップトップ機のポートに磁力で取り付けられ、たとえラップトップ機がグイと引っ張られても直ちに外れてくれた。MagSafe のお陰で、コードにつまずいても Mac を壊さずに済んだ人たちは数知れない。

残念ながら、USB-C ではそのようなことはできない。USB-C の充電コードは深く差し込むようになっていて、それほど簡単に引き抜くことはできない。だから、今言った誰かがコードにつまずいたような場合が問題となる。

Griffin は、$39.99 の BreakSafe Magnetic USB-C Cable がその答だと考えている。巧みな作りのこの製品は、USB-C to USB ケーブルの片側の端に取り外し可能な部品が付いている。この部品を、ラップトップ機の USB-C ポートに取り付ける。すると、たとえケーブルが誤ってグイと引っ張られても、直ちにケーブルが部品から外れるので、ドングルが差し込まれた状態のラップトップ機はそのまま残る。つまりこれは MagSafe の新しい名前、BreakSafe だ。

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私は 2016 年型 MacBook Pro でこの BreakSafe ケーブルを使ってみたが、見事に動作した。

アイデアは巧妙だけれども、このケーブルの2ピースのデザインは完璧とは言えない。MagSafe の機能をフルに再現するにはドングル部品をラップトップ機に常時差し込んだままにしておかなければならないので、統合された MagSafe ポートに比べて格好悪いし、何かにぶつけて力が加わることでポートにダメージを与える恐れもある。

仕事を終えてアクセサリーを鞄にしまい、持ち運ぶ際には、BreakSafe ケーブルとドングル部品を両方とも外してしまうこともできる。けれどもそうすると、知らないうちに部品がケーブルの先から外れてどこかへ行ってしまわないよう、注意を払う必要がある。私は二度ほどそういう事態を経験したが、いずれも何とか部品を見つけることができた。

もう一つケチをつけさせてもらおう。この BreakSafe ケーブルは、Nomad の Ultra Rugged Cable と同様、Apple 製の標準 USB-C to USB-C ケーブルに比べて嵩張るし重い。その分、外出先では重荷となる。

Logitech Base -- Apple は iPad Pro タブレットシリーズを世に出した時、同時に Smart Connector もデビューさせた。このポートは iPad の長い方の辺のところに内蔵され、キーボードケース、電源、データ転送など、いろいろなアクセサリーを接続するためにデザインされた。

Apple が Smart Connector を発表して以来、多くの人たちはこのテクノロジーを活用したサードパーティのアクセサリーが洪水のごとくに現われると期待した。ところが実際は洪水どころか細々とした流れに過ぎなかった。

けれども Logitech は Smart Connector 互換な機器をいくつか出してくれた。中でも注目したいのは、二種類の Create キーボードケース と、Base と呼ばれる iPad Pro 充電スタンドだ。

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$99.99 の Base は、iMac の金属製の基部の見た目とフィーリングを真似ていて、iPad Pro を横長の状態で立てて置ける。少し角度の付いた状態で立てて、底辺の Smart Connector を通して電源に接続させる。この Base は 9.7 インチと 12.9 双方の iPad Pro に対応するが、将来の iPad Pro モデルにも対応することを期待したい。他の iPad モデルでもスタンドとして使うことはできるが、当然ながら充電機能は使えない。

私は、この Base で iPad Pro を充電しながら同時に Bluetooth キーボードでの作業もできるところが便利だと思った。iPad が、デスクの上でちょっとしたワークステーションとなる。ただ、立てた角度が固定で調節できないのが私には少々不満だ。それ以外の時には、私は Base に立てた iPad を iMac の横に置いて補助的ディスプレイとして使い、電子メール、ニュース、ソーシャルメディアのフィードなどを見るのに利用している。

この Base 自体は背面の Lightning ポートから電源を得る。ただし、12.9 インチ iPad Pro の場合は、Lightning to USB-C ケーブルを購入して Apple の 29 ワット USB-C Power Adapter を使う方が良い。(2016 年 4 月 27 日の記事“iPad Pro を MacBook アダプタと新型ケーブルで高速充電”参照。)

Apple Watch + iPhone 用 Belkin Valet Charger Power Pack -- 私は旅行が大好きだが、テクノロジー機器のためにたくさんのコードや充電器を詰め込んで鞄がゴチャゴチャになるのは大嫌いだ。

Belkin から $99.99 で出ている Apple Watch + iPhone 用 Valet Charger Power Pack は、ポータブル電池パックの上に Apple Watch 充電板を組み込むことで、ゴチャゴチャを減らしてくれる。あの異常に長い Apple Watch 充電コードは家に置いたままにして、iPhone 用の Lightning ケーブルだけを鞄に入れればよい。

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でも何たることか、Belkin のこの Valet は P. G. Wodehouse の小説に登場する Jeeves の標準にはほど遠い。Valet には USB ポート 1 基しか搭載されないので、同時に複数個のデバイスを充電できない。電池パックとしても、この値段にしては少々物足りない。ポートを 2 基以上持ち、(Valet にはない) 高速充電機能を持ち、充電容量も大きな電池パックがその半額で買える。

そうした問題はあるけれども、Valet は私の必要を充たしてくれる。私が持っている他の巨大な電池パックに比べればコンパクトだ。こんなに小型なのに、iPhone なら三回フル充電できるし、Apple Watch なら八回充電できる。だからと言って他の充電手段がないまま丸々一週間 Apple Watch を充電しなければならない状況を想像するのは難しいが。

アクセサリーをあともう三つ -- 私がいろいろな状況で便利だと思った他の機器を三つだけ、最後に挙げておこう。

Nomad の Car Charger With Battery は名前の通り、自動車のアクセサリーポートに差し込んで使うデバイス充電器だが、電池も内蔵しているので自動車から離れた場所へ持ち出して iPhone を一回フル充電することができる。それでいてこの充電器はコンパクトで、Belkin の Valet より小さい。

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この Nomad 充電器は USB-A と USB-C の 2 基のポートを持つ。後者は Apple 製でないスマートフォンやアクセサリーで USB-C ポートを使うものが増えていることを反映しているのだろう。片方に Lightning to USB-C ケーブルを差し込めば、二台の iPhone を充電できる。これは自動車の中ではうまく働くが、内蔵電池のみで二台の iPhone をフル充電するだけの容量はない。

もしもこの製品が気に入ったなら、今すぐ買うべきだ。なぜなら、Nomad のサイトからは既に消えてしまっていて、Amazon などの再販業者はまだ $50 ほどで販売中だからだ。

Nomad からは $19.95 の NomadPlus for iPhone というアクセサリーも出ている。これは、Apple 製の標準の iPhone 充電プラグに小型の電池を追加する。

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Apple の充電器と Nomad の電池がうまく組み合わさる。つまり、Apple の白いアクセサリーが、Nomad の黒い塊にある四角い穴の中にぴったりと収まる。Apple の充電器を壁のコンセントに差し込むと、Nomad の電池も充電され、その後コンセントのない場所にいる間には iPhone 用補助電源となる。

三つ目の、そして最もシンプルなアクセサリーは、$39.99 で Belkin から出ている Lightning Audio + Charge RockStar という名前のドングルだ。これは、iPhone に 1 基しかない Lightning ポートを Lightning ポート 2 基に変換する。

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つまり、Lightning EarPods を使って音楽を聴きながら、中断なしに充電を続けることができる。あるいはジャーナリストたる私の場合には、たくさんの電話インタビューをしながら、同時に自由な両手を使ってキーボードでメモを取り、その間バッテリ残量のことを気にする必要もないということだ。

行け、行け、電源機器 -- Apple デバイス用の賢い充電アクセサリーはあまりにも多数存在している。なので、この記事だけではほんの上っ面を引っかいたことにもならないくらいだ。

このようなアクセサリーのエコシステムは、Apple が意図的に製品選択の隙間を作ってサードパーティの提供者たちにそこを補充させ、目を見張るような結果を生むことができるようにしている、その良い実例だと言えるだろう。

Apple が自社のコンピュータとモバイル機器用に提供している充電装備だけで済ませることも、もちろんできる。でも、いったいどうしてそんなことをするのか? 使えばいろいろな意味で楽になるアクセサリーが、こんなにたくさん他にもあるのだから。

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2017 年の Mac および iOS のプロ向けカンファレンス 27 選

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst, Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Macworld/iWorld は、もはや無い (この業界にいる多くの人が、この事を嘆き続けている) ものの、プロが同業者と集まる Apple に焦点を当てたカンファレンスには事欠かない。私たちは、見つけることができた Apple関連の全てのカンファレンスについて、詳細を、少なくとも日程について、再度収集した。もし、私たちに何か見落としがあったら、コメントで知らせていただきたい。私たちは、皆さんがスクロールして行って、どれが自分のスケジュールに合うのか確認できるように、会議を日付け順に並べた。

もし、TidBITS のメンバーの誰かに会いたいのであれば、Adam Engst が 5 月に ACEs Conference で姿を見せるだろうし、彼と Tonya は、おそらく、11 月に MacTech Conference に行くだろう。Josh Centers は、10 月のiBooks Author Conference に参加することを計画中だ。もし、TidBITS への常連の寄稿者が、他のカンファレンスで講演を依頼されたら、私たちは、今後の記事で、それに必ず言及するつもりだ。

MacTech Pro: 2017 年 3 月 - 9 月 -- MacTech Conference を協賛している人たちによる地域の一連のイベントである MacTech Pro は、Apple 関連のプロの技術者とコンサルタント向けに設計されている。イベントは、シングル・トラック (訳者注: ある時間帯に、一つのセッションのみ行われる形式) の、ホテルで開催されるセミナーであり、終日にわたるスケジュールには、昼食も含まれている。議題には、ストレージ戦略の創出、デプロイメント手法、Python によるスクリプト記述、IoT ならびにホーム・オートメーション、セキュリティ、トラブルシューティング、その他が含まれる

早割料金は 299 ドルで、事前登録料金は 399 ドル、正規料金は 499 ドルだ。教育および非営利向けの料金は 199 ドルだ。ワシントン州 Seattleでの 3 月 15 日のイベントはもう終わってしまったが、残りの MacTech Proイベントは、以下のように、全米 8 つの都市で開催される。

Mdevcon: 2017 年 3 月 16 日 - 17 日 -- 3 月 16 および 17 日に、オランダ Amsterdam で、モバイル・アプリの開発者のために開催された Mdevcon では、iOS と Android 両者の開発者のためのセッションが提供された。カンファレンスだけのチケット (17 日のセッション) の料金は190 ユーロ (200 ドル) で、16 日のチュートリアルの日を加えると、410 ユーロ (440 ドル) であった。

iOSCon: 2017 年 3 月 30 日 - 31 日 -- 4 年目を迎えて、iOSCon は、イギリス London のCodeNode で、2 日間開催される。プログラムの呼び物は、Swift でアプリを構築することに関する多くのセッションだ。チケットの料金は、650 ポンド (800 ドル) プラス消費税だ。

Úll: 2017 年 4 月 10 日 - 11 日 -- 2 日間の Úll カンファレンスは、アイルランド Killarney の The Europe hotel and resort で開催される。Úll は、「Apple の形をしたレンズを通して提供される、素晴らしい製品を作り、愛する人たち」のために設計されている。率直に言って、これはとても楽しそうだ。

今年の講演者には、爽快に、新しい顔ぶれが見受けられる。私たちは、皆さんに、彼らの略歴を読むようお勧めする。トップを飾る講演者には、Gizmodo の Christina Warren, Asymco の Horace Dedju, そして、Six Colors の Jason Snell が含まれる。チケットは、宿泊なしで799 ユーロ (855 ドル)、あるいは、The Europe ホテルの 2 泊込みで1149 ユーロ (1230 ドル) だ。

CocoaConf: 2017 年 4 月 21 日 - 22 日 -- iOS および Mac の開発者のトレーニングに焦点を当てて、CocoaConf では、イリノイ州 Chicago の4 月のセッションとして、30 以上の個別および一般的なセッションが、スリー・トラック (訳者注: ある時間帯に 3 つのセッションが並行して開かれる形式) で行われる予定である。(CocoaConf は、3 月 20 日から23 日まで、Yosemite 国立公園でもカンファレンスを開催するが、チケットは売り切れになっている。)

Chicago のイベントの講演者には、開発者の Chris Adamson, Jeff Biggus,Janie Clayton, James Dempsey, Laura Savino, そして、T.J. Usiyan が含まれる。

CocoaConf の登録には、650 ドルかかる。あるいは、もし前日に開催される事前ワークショップに参加したいのなら、850 ドルだ。このワークショップは、350 ドルで、それだけでも利用可能だ。

App Builders Switzerland: 2017 年 4 月 24 日 - 25 日 -- モバイル・アプリの開発者のためのもう一つのカンファレンスである App Builders Switzerland が、4 月 24 日と 25 日に、スイス Zuerich で開催される。カンファレンスは、ツー・トラック形式で行われ、一つは、iOS の開発者向けで、もう一つは、Android の開発者向けだ。チケットは、349 スイスフラン (約 350 ドル) で、昼食と軽食が含まれている。

iOSDevCamp Colorado Springs: 2017 年 4 月 28 日 - 29 日 -- 毎年開催して今回が 8 回目の iOSDevCamp Colorado Springs は iOS 開発者向けの無料の非公式イベントで、今年は 4 月 28 日の夕方に始まり、29 日の一日中続く。「コロラド州の最高の iOS 開発者たちによるプレゼンテーション、デモ、ワークショップが一日中続く」と期待しよう。

UIKonf: 2017 年 5 月 14 日 - 17 日 -- 「真摯な iOS 開発者のためのBerlin の独立系会議」として宣伝されている UIKonf は、まだ講演者を集めているところだが、現在のところ、開発者である Automatic のCate Huston, フォント・デザイナーで開発者の Frank Rausch, そして、著作家の Rob Napier の登壇が決まっている。

登録には 529 ユーロ (565 ドル) かかり、会議初日の社交イベントが含まれている。主催者は、この社交イベントへの慈善寄付を推奨している。

ACEs Conference: 2017 年 5 月 31 日 - 6 月 1 日 -- Apple コンサルタントの Justin Esgarによって主催される ACEs Conference は、3 年目となり、「ひらめき、アイデア、ビジネス上の人脈作り、そして、直ちに応用できる知識のための場所」であることを約束している。Apple のコンサルタントが、自分たちの IT ビジネスを成長させることが可能な手法に焦点を当て、議題には、ブランド・コーチング、業務研修会、そして、仕事が引き起こすストレスに満ちた状況に対処するための瞑想すら含まれている。カンファレンスは、5 月 31 日、および、6 月 1 日に、アリゾナ州Phoenix の Sheraton Grand Phoenix で予定されている。

今年の基調講演は、ビジネス著作家で起業家の Mike Michalowicz によって行われる。他の講演者には、Apple IT ならびに企業コミュニティで有名な名前、例えば、私たちの Adam Engst (彼は、TidBITS Content Network における自分の経験に基づいて、コンテンツ・マーケティングについて話をする予定だ。)、Empowerment Unlimited Coaching の Marcy Maslove,Precursor Canada の Alex Narvey, そして、Mann Consulting のHarold Mann が含まれる。

早割料金は 524 ドルで、2017 年 3 月 31 日で終了する。その後は、登録料は 699 ドルとなる。料金には、両日の朝食と昼食、そして、一食分の夕食が含まれている。クーポンコード TIDBITS を使って、10パーセントの割引を受けてほしい。また、Michalowicz との一対一のコンサルティング・セッションを 500 ドルで、あるいは、Jennifer Dawn Coaching のJennifer Dawn との一対一のコンサルティング・セッションを 350 ドルで受講することもできる。また、Prosctive Support のプロフェッショナル認証を、250 ドルで申し込むこともできる。

MacDevOps:YVR: 2017 年 6 月 5 日 - 6 日 -- MacDevOps:YVR は、カナダ Vancouver の Simon Fraser University のキャンパスで、6 月 5 日と 6 日に開催される。このカンファレンスは、Mac 企業コミュニティのメンバーによって構築されたオープン・ソース・プロジェクト (例えば、Munki のようなもの) に焦点を当てている。Munki は、Disney Animationの Greg Neagle によって作られ、今では、大きな組織において、Macソフトウェアを配信するための最も人気のあるアプリとなっている。もし、あなたが、Apple デバイス管理の一環としてコードを書くのであれば、このカンファレンスについてよく調べてほしい。

MacDevOps:YVR でカバーされている議題には、Munki, Santa, osquery,Zentral, その他のオープン・ソース・プロジェクト、GitHub, GitLab、その他のソース・コントロール・システムを使ったコード共有、セキュリティ、Apple IT の将来、そして、Mac 用 MDM の将来における役割が含まれる。講演者には、セキュリティー研究者の Sarah Lewis,Dropbox の Mike Lynn、そして、Trusource Labs Enterprise Servicesの Joel Rennich が含まれる。さらなる詳細については、カンファレンスの主催者である Mat X のポッドキャストを聞いてほしい。早割登録料は、2017 年 3 月 31 日まで、265 カナダドル (200 ドル) で、その後は、465 カナダドル (345 ドル) に上がる。

WWDC: 2017 年 6 月 5 日 - 9 日 -- Apple の Worldwide Developers Conference は、カリフォルニア州 San Jose の McEnery Convention Centerで、6 月 5 日から 9 日にかけて開催される ("WWDC 2017、San Jose に戻って 6 月 5 日から 9 日まで開催" 2017 年 2 月 16 日参照)。

登録は、2017 年 3 月 27 日、太平洋夏時間の午前 10:00 にオープンとなる。昨年までと同様に、チケットは、登録された参加希望の開発者に対して、くじ引きで配布される。昨年、チケットは 1599 ドルだったが、Apple は、学生には宿泊を含む奨学金を提供する。

MacDeployment: 2017 年 6 月 8 日 - 9 日 -- 6 月 8 日から、カナダのUniversity of Calgary で始まる 2 日間のカンファレンスである MacDeployment は、Mac のデプロイメントおよびメンテナンスにおけるベスト・プラクティス専用だ。登録は、4 月にオープンになる。

X World: 2017 年 6 月 29 日 - 30 日 -- サポート担当者、ラボ管理者、ネットワーク技術者、またはシステム管理者として Mac と iOS のインストールを管理している人のために、オーストラリアのApple University Consortium が X World カンファレンスを開催する。セッションや登録情報はまだ発表されていないが、カンファレンスはオーストラリアのシドニーの University of Technology Sydney で開催される。

MacAdmins: 2017 年 7 月 11 日 - 14 日 -- ペンシルベニア州State College の Penn Stater Conference Center Hotel で開催される MacAdmins カンファレンスでは、Mac および iOS のデプロイメントに関する 50 超の技術的なセッションに加えて、Apple にフォーカスした400 人超の管理者向けに、人脈作りの機会が提供される。2017 年のセッションや講演者に関する詳細はまだ決まっていないが、登録は2017 年 3 月 28 日にオープンする。早期登録料金は 599 ドルで、2017 年 5 月 17 日以後は 799 ドルとなる。登録には、ワークショップ、個別セッション、人脈作りのイベント、そして、開催期間中の朝食、昼食、そして夕食が含まれる。お勧めのホテルで、部屋は、一泊 100 ドル程度で見つけることができる。

Macstock Conference & Expo: 2017 年 7 月 15 日 - 16 日 -- 三年目となる Macstock 2017 は 7 月 15 日と 16 日にイリノイ州 Crystal Lake の Luecht Conference Center で開催される。$199 の premium チケットにはすべての講演と円卓会議セッションへの入場と、昼食、夕食、朝食、T-シャツ、新しい Macstock Swap Trading Zone、Barry's Midwest Mac Mingle After Party への入場、それに記念品のパイントグラスが含まれる。アフター・パーティーに行きたくない人やパイントグラスが要らない人は $169 の standard チケットを購入できる。また、一日だけ出席したい人には土曜日か日曜日の好きな方が選べる $89 の single-day チケットもある。

講演者としては MacVoices の Chuck Joiner、開発者の Brett Terpstra、Nosillacast の Allison Sheridan、その他 Apple メディアやユーザーグループ界の多彩な著名人たちがいる。とても楽しみなのは Macstock があらゆる経験層の Apple ファンたちを対象としていることで、趣味を同じくするユーザーたちと親しく語り合いつつ、もっと学びたいと思っている日常的な Apple ユーザーたちにも開かれた数少ないカンファレンスの一つだ。セッションは初心者や中級ユーザーに適したものとされている。

FileMaker Developer Conference: 2017 年 7 月 24 日 - 27 日 -- これはかなり特定した内容のものだが、FileMaker Developer Conference は公開されたカンファレンスであり、また FileMaker は Apple の子会社でもあるので、ここに含めることにした。アリゾナ州 Phoenix の JW Marriott Phoenix Desert Ridge にて 7 月 24 日から 27 日まで開催される。早期登録価格は 2017 年 4 月 28 日までに限り $999、それ以後は $100 値上がりする。

Apple Market Forum: 2017 年 8 月 -- Macworld/iWorld のベテラン企画者 Paul Kent と Mac Observer の共同創立者 Dave Hamilton によって企画された Apple Market Forum は「Apple 市場を定義しつつあるダイナミクス、ツール、テクノロジーに対する分析・展望・洞察の二日間」を提供する。詳細はまだほとんど発表されていないが、この AMF 会場の収容人数はたったの 350 名なので、仲間に残りたい人は 優先登録リストにサインアップしておくのがよいだろう。

iOSDevCampDC: 2017 年 8 月 4 日 -- iOSDevCampDC は一日開催の iOS 開発者のための「アンカンファレンス」で、バージニア州 McLean で開催される。追加情報を待ちたい。

360|iDev: 2017 年 8 月 13 日 - 16 日 -- 「一流の独立系 iOS/Mac (および watchOS, and tvOS) 開発者カンファレンス」と銘打った 360|iDev は、コロラド州 Denver の Grand Hyatt Denver にて 8 月 13 日から 16 日まで開催される。登録料金は独立系開発者が $799、企業開発者が $1049 だ。料金にはプレカンファレンスの実地研修と、毎日の昼食、それに最初の二日間のレセプションの費用も含まれる。講演者やセッションの詳細は未発表だ。

Indie DevStock: 2017 年 9 月 -- テネシー州ナッシュビルの Gaylord Opryland Resort & Convention Center で開催される開発者向けカンファレンス Indie DevStock は女性によって企画され、開催日は 9 月になる予定だ。詳細は未発表だ。メーリングリストにサインアップしておけばチケットが発売になり次第通知してもらえる。

try! Swift: 2017 年 9 月および 11 月 -- このカンファレンスの東京での開催は終わり、try! Swift は 9 月にNew York Cityに帰還し、11 月にはインドの Bangalore に展開する。詳細は未発表だが、try! Swift は「Swift 言語の成功事例、Swift によるアプリケーション開発、サーバーサイド Swift、オープンソース Swift、および Swift コミュニティーにどっぷり浸かるコミュニティー集会」と形容される。サインアップしておけば詳しい情報がもらえる。

iOSDevUK: 2017 年 9 月 4 日 - 7 日 -- iOS 開発の話題に焦点を絞ったものだが、第 7 回の iOSDevUK カンファレンスが 9 月 4 日から 7 日まで開催される。それ以外の情報はまだ発表されていないが、主催者によればチケットはイースター前に発売されるという。

iBooks Author Conference: 2017 年 10 月 12 日 - 13 日 -- テネシー州ナッシュビルの Vanderbilt University で開催される iBooks Author ユーザーコミュニティーの集まりだ。この iBooks Author Conference は教育者、起業家、訓練者、そしてもちろん著者に焦点を当てている。メインのカンファレンスは 10 月 12 日と 13 日だ。早期登録価格は 2017 年 4 月 1 日までに限り $560、それ以後は $70 値上がりする。

基調講演を語るのは NASA の宇宙物理学者であり "Destination: Jupiter" の著者でもある Scott Bolton だ。他の講演者としては、Apple Distinguished Educator の Jason LaMar、Tandemvines Publishing の Denise Clifton、作家の Luke Asa Guidici などが名を連ねる。

Release Notes: 2017 年 10 月 16 日 - 18 日 -- Mac や iOS の開発者向けのカンファレンスにはビジネス関係の問題を扱うセッションを含むものも多いが、この Release Notes カンファレンスはまさにその話題を正面から狙うとともに、重要な人脈作りの時間もたっぷり組み込んでいる。10 月 16 日から 18 日までイリノイ州シカゴで開催される予定だ。講演者、セッション、登録料金などの詳細は未発表だが、サインアップしておけば詳細が決まり次第通知してもらえる。昨年の講演者には Gizmodo の Christina Warren、MacSparky の David Sparks、Relay FM の Stephen Hackett、MartianCraft の Jaimee Newberry、Bare Bones Software の Rich Siegel がいる。

MacTrack Legal: 2017 年 10 月 19 日 - 21 日 -- もしもあなたが弁護士で Mac を使っているなら、MacTrack Legal カンファレンスのことを調べてみるとよい。フロリダ州 Orlando の Disney World で開催される。講演者には MacSparky の David Sparks と共に Mac Power Users ポッドキャストをホストしている弁護士の Katie Floyd、それから Randy Juip、Tom Lambotte らが名を連ねる。セッションで扱うのは書類ワークフロー、ビデオによるコミュニケーション、GTD 生産性、マーケティング自動化システム、事案管理の最良実践、中級から上級の PDF 作業などだ。

カンファレンス会場のホテルは Disney の Epcot センターへ歩いて行ける距離にあり、カンファレンスの開催期間が Epcot International Food & Wine Festival と重なるので、カンファレンスを抜け出すのもよいし、何か他の楽しみを探している配偶者を同伴するのもよい。早期登録チケットは 2017 年 5 月 1 日までに限り $725 で、それ以後の一般入場券は $825、間際になってからの登録は $925 となる。クーポンコード TIDBITS を使えば $50 値引きされる。

Jamf Nation User Conference: 2017 年 10 月 24 日 - 26 日 -- 今日の Apple IT 管理者の仕事はデバイス管理に関係することが大きな部分を占める。デバイス管理システム Jamf Pro (以前 Casper として知られていた) と Jamf Now (以前 Bushel と呼ばれていた) のメーカーでありこの分野の有力な供給元の一つでもある Jamf が主催して Jamf Nation User Conference (JNUC) が開催される。目的は「人々を力づけ、ビジネス過程を転換し、IT 生活を楽にする」ことだ。

ミネソタ州 Minneapolis のダウンタウンで開催される JNUC は、製品デモとプレビューセッション、綿密な技術セッション、Apple のサービスに特化したセッション、資格取得コースを提供する。登録料金は、いつサインアップするか、および教育市場にいるか否かに応じて、$499 から $1099 まで各種ある。

MacTech Conference: 2017 年 11 月 15 日 - 17 日 -- MacTech Pro イベントの方はたった一日におさまるスケジュールで国中を巡業して回るようになっているが、Los Angeles で開かれる MacTech Conference の方は三日間のスケジュールで、さまざまのセッション、セミナー、ベンダーとの交流などがあり、その上にプレカンファレンスのワークショップと、二晩にわたる極上の夕べの行事もある。私たちは何度もこのカンファレンスに参加してきたし(2012 年 10 月 22 日の記事“MacTech Conference 2012 が心の扉を開く”、2013 年 11 月 11 日の記事“MacTech Conference 2013、つながりと楽しさが満杯”、2015 年 11 月 9 日の記事“MacTech Conference 2015 の三つの注目点”参照)Apple IT プロフェッショナルの方々にもお薦めしたい。まだ講演者やセッションのリストが決まるには時期が早過ぎるが、いずれにしてもカレンダーの上に 11 月 15 日から 17 日まで印を付けておくのも悪くないだろう。14 日には、プレカンファレンスのワークショップがある。早期登録チケットは現時点で $949 だが、価格は最終的に $1599 まで上がる。

他にもある? -- もしも何か重要な Apple に集中したカンファレンスで、一般の入場が許されていて、広い地理的領域から参加者を集められるようなものが抜けていたら、どうぞ記事へのコメントでお知らせ願いたい。記事に追加すべきかどうか考慮させて頂きたいと思う。NSNorth が今年はお休みで、将来また復活する予定であることは聞いている。

去年開催されたカンファレンスのうちいくつかは、2017 年には開催されないか、またはオンラインに 2017 年の予定が何も発表されていない。下に挙げるカンファレンスのいずれかについてどうなっているかをご存じの方は、どうぞお知らせ願いたい。それに応じてこの記事を適切に更新したいと思っている。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 3 月 20 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Microsoft Office 2016 15.32 -- Microsoft が Office 2016 アプリケーションスイートのバージョン 15.32 をリリースして、2016 年型 MacBook Pro の Touch Bar への対応を前回のアップデートでは未対応であった Outlook にも追加した。(2017 年 2 月 16 日の記事“Microsoft Office 2016 15.31”参照。)今回のアップデートでは Outlook に Translator アドインが導入され、アプリを離れずに電子メールを 60 ヵ国語から翻訳できるようになった。詳しくは Office サポート書類を参照のこと。このリリースではまた、Excel でいくつかのセキュリティ脆弱性がパッチされ、遠隔の攻撃者が機密情報を入手したりサービス拒否攻撃を起こしたりできる可能性のあったメモリ破損の問題が修正された。(一回限りの購入ならば $149.99、Microsoft AutoUpdate 経由で無料アップデート、リリースノート、10.10+)

Microsoft Office 2016 15.32 へのコメントリンク:

Fantastical 2.3.4 -- Flexibits が Fantastical 2.3.4 をリリースして、Google の新しいログイン要件への対応を追加するとともに、非常に大きなカレンダーでのパフォーマンスを改善した。この人気のカレンダーアプリは今回、毎月 1 日から 20 日までの平日に繰り返すイベントを (iCloud、Google その他 CalDAV アカウント用に) 作成できるようになった。また、招待を右クリックする際に Option を押していれば保留中の招待をすべて無視するようになった。今回のアップデートでは Contacts から来た誕生日が多数ある場合の起動時間を改善し、繰り返すイベントが正しく繰り返さないことがあったバグを修正し、Facebook イベントに返信する際のクラッシュを回避し、また OS X El Capitan 10.11 から 10.11.4 まででアプリが起動しなかった問題を解消している。期間限定で、Flexibits は Fantastical の誕生日を記念してこのアプリを $39.99 でセール販売中だ。(Flexibits からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、14.0 MB、リリースノート、10.11+)

Fantastical 2.3.4 へのコメントリンク:

PDFpen と PDFpenPro 8.3.3 -- Smile が PDFpenPDFpenPro のバージョン 8.3.3 をリリースして、二件のクラッシュを解消した。シングルバイトのフォントがダブルバイトフォントとして扱われた際のクラッシュと、フォントパネルに関係したもう一つのクラッシュだ。これらの PDF 編集アプリは既存の走り書きの上に走り書きすると新規の走り書きを作成するようになり、またプロビジョニング・プロファイルを更新して 18 年間は期限切れにならないようにしている。(新規購入 $74.95/$124.95、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、70.4/71 MB、リリースノート、10.10+)

PDFpen と PDFpenPro 8.3.3 へのコメントリンク:

ChronoSync 4.7.5 -- Econ Technologies が ChronoSync 4.7.5 をリリースして、いくつかのバグを修正するとともに、ローカルエージェント接続に関するタイムアウトを伸ばした。この同期およびバックアップ用アプリはまた、スケジュール同期の最中にアプリが終了した場合 ChronoSync Scheduler に終了通知が殺到しないようにし、ChronoSync Scheduler が短時間に多数の終了通知を受け取ると起こったハングを解消し、Cloud Service Connection の接続を切ると膠着状態に陥ることがあったバグを修正し、Resolve Aliases を有効にする際の問題点を是正している。(無料アップデート、ChronoSync は新規購入 $49.99、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、41.2 MB、リリースノート、10.8+)

ChronoSync 4.7.5 へのコメントリンク:

ClamXav 2.12.1 -- Canimaan Software が ClamXav 2.12.1 をリリースして、正規表現シンタックス、グローバル (override) 環境設定ファイル、および削除に再起動を要するマルウェア削除におけるエラー処理を改善した。このウイルススキャナはまた、Canimaan Software からアップデートを受け取るための新しい通知システムを追加し、取り除くのが困難な一部のファイルを削除する機能を改良し、ユーザーが Sentry での監視を止めてしまわないようにする新しい上級設定項目を追加し、Apple Mail の Gmail メールボックス処理を拡張し、インターネット接続ができない場合のウイルス定義アップデート処理を改良している。(新規購入 $29.95、無料アップデート、19.1 MB、リリースノート、10.6.8+)

ClamXav 2.12.1 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2017 年 3 月 20 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、iMessage App Store が有望なスタートから一転して停滞に陥り、LG が UltraFine 5K Display の干渉の問題を修正し、Google が Google Home への応答に広告を紛れ込ませていたのが見つかる。

iMessage App Store、当初の躍進以後成長が鈍化 -- 分析会社 Sensor Tower の調査によれば、Apple が iOS 10 で導入した iMessage App Store は好調な出だしを見せたにもかかわらず、現在は停滞に陥っているという。良い知らせはある。今では 5000 近くのアプリが iMessage 互換性を誇るようになった。けれども成長は大幅に鈍化して、9 月から 10 月の終わりまでの 116 パーセントという成長率が、この 1 月から 2 月までのたった 9 パーセントの成長率に落ち込んでしまっている。私たちの感じでは、ほとんどの iMessage アプリは遅く、使いにくく、大体において意味の見えないものばかりなので、これは驚くには当たらない。iMessage アプリのどれかをよく使っている人はいるだろうか? そういう方は、ぜひコメントに書き込んで頂きたい。

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LG、UltraFine 5K Display の Wi-Fi 干渉問題を修正 -- 以前、LG の UltraFine 5K Display を Wi-Fi ルーターの近くに置くと干渉の問題が起こることをお伝えした。同社はモニタ内の電波遮蔽を改善すると約束したが、今回 MacRumors が確認したところによれば、LG の新しいユニットではもはや干渉の問題が起こらないという。新規に LG UltraFine 5K Display を購入しようという人は、シリアル番号が 702 または 703 で始まるユニットに改良された遮蔽版が設けられていることに注意しよう。古いユニットを持っている人は、LG に連絡して修理を依頼できる。LG によれば修理に要する期間は 7 から 10 営業日だという。

コメントリンク: 17117

Google Home、応答に広告を紛れ込ませていたのを見つかる -- これは「どう見ても間違ってる」という分類に属する問題だ。Google Home は、かの検索の巨人によるスマートスピーカーだが、仮想アシスタントによる応答の中に新しい映画 "Beauty and the Beast" の広告を紛れ込ませていたのが見つかった。Twitter 上でユーザー Bryson Meunier が、この仮想アシスタントに今日はどんな日かと尋ねたところ Google Home が映画の宣伝をする様子をビデオ撮影して投稿した。Google はあれは広告ではなく「タイムリーなコンテンツ」を読み上げたに過ぎないと主張する。ただ、今はもう広告が出なくなっているようだ。今回の反発が、Google による将来の似たような実験を抑止する効果を持つことを強く期待したい。スマートスピーカーや仮想アシスタントというものは、現状程度に十分愚かな方が良い。愚かであると同時に金で左右されるものになれば、きっと成功しないだろう。

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日本語版最終更新: 2017年 03月 24日 金曜日 , S. HOSOKAWA