TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1371/05-Jun-2017

本日、Apple の Worldwide Developer Conference では非常に長いキーノート(基調講演)があり、予想された macOS、iOS、watchOS、tvOS へのアップデートの発表に加えて、Apple はいくつものハードウェアを発表した。更新された iMac と MacBook Pro、新しい 10.5 インチ iPad Pro、更新された 12.9 インチ iPad Pro があるが、さらに新ハードウェアとしてハイエンドの iMac Pro と、Apple が初めて投入するスマートスピーカー HomePod も登場を予定している。私たちは今日のうちに記事を書き上げようと必死になって働いたが、内容に粗削りなままのところもあるかもしれないことをあらかじめお断りしておきたい。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Evernote 6.11.1、Quicken 2017 for Mac 4.5.6、Fantastical 2.3.8、DEVONagent 3.9.7、DEVONthink/DEVONnote 2.9.12、Caboodle 2.0.3、iMovie 10.1.6、BBEdit 11.6.6、それに HoudahGeo 5.1.9 だ。

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Apple、AirPods のファームウェアを無言で 3.7.2 にアップデート

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>

Apple は、AirPods のファームウェアを、再び無言でアップデートした。今回は、バージョン 3.5.1 から 3.7.2 へのアップデートだ。前回のアップデートの場合と同様に、公開されたリリース・ノートはないが、このアップデートは、おそらくバグ・フィックスに焦点を当てている。("Apple、AirPods のファームウェアを無言で 3.5.1 にアップデート" 2017 年 2 月 1 日参照)

初めに、ファームウェアのアップデートが必要かどうか確認すること。AirPods を iPhone に接続し、Settings > General > About > AirPods と進み、そこで、ファームウェアのバージョンが確認できる。AirPods のメニュー・アイテムが現れない場合は、画面の一番下に充電状態のアラートが現れるまで、AirPods の充電ケースを開いて、それから再度チェックする。それでもなお AirPods のメニュー・アイテムが見当たらない場合は、Settings > Bluetooth で、AirPods が接続されているのを確認すること。

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私は、以前、アップデートをインストールするには、Lightning ケーブルをAirPods の充電ケースに接続する必要があると報告した。だが、これは正しくないようだ。いったん、AirPods が iPhone に数分間接続されたなら、黙って自動的にアップデートが行われるであろう。

残念ながら、このファームウェアのアップデートは、Julio Ojeda-Zapata と私が、初期のテスト中に経験した VoIP 問題の解決には全く役立っていない。そして、未解決の不具合の中には、iOS でSlack の通話に AirPods を使おうとすると生じる、削岩機のような恐ろしい雑音も含まれる。("Apple のワイヤレス AirPods は待った甲斐あり" 2016 年 12 月 20 日参照) 願わくは、次回のアップデートで、この問題を最終的に解決してほしいものだ!

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Apple TV、Amazon Prime Video 等々を 2017 年末に

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

今年の Apple の WWDC キーノートでの最初の大きな発表は、Apple TV がようやく Amazon Prime Video アプリを手にするということであった。これは、Amazon 限定の "Bosch", "The Man in the High Castle", そして "Transparent" と言った番組のファンにとってはとても嬉しい話である。Amazon は、そのツイートでこの新しいアプリは tvOS の TV アプリとも統合されることも認めた。

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これは良い知らせだが、悪い知らせはこの Amazon Prime Video アプリが出されるのは今年の末になってからということである。もっと悪いことに、Apple TV について Apple は今年末になるまでは何も話すことはないというのである。

これは Apple TV ファンにとってはほろ苦い発表である。Amazon Prime Video は tvOS のデビュー以来多くのユーザーの欲しいものリストの最上位を占めてきた。しかし、 Apple がこのプラットフォームに対する愛情を WWDC であまり示さなかったのには失望が先に立つ。また、開発者達も tvOS に対してあまり興味を示して来ていない。その理由の一つは、ユーザーが未だ tvOS アプリに飛びついていないことで、その結果 Apple が開発者カンファレンスで tvOS について語る気を失わせているのかも知れない。

我々は Apple が Apple TV に対して 2017 年にもっと色々なことを進めていることを願うものである。例をあげれば、TV アプリへの Netflix の統合、そして Apple が WWDC のキーノートで発表した Siri 対応の HomePod スマートスピーカーとの双方向統合と言ったものである。Apple TV は Siri を使って HomePod から制御出来るべきであるし、HomePod は Apple TV からオーディオを再生出来るべきである。これらのことはもう既に Google が Google Home 及び Chromecast 機器の統合で実現している ("Google I/O の発表で Google は Apple ユーザーを取り込む狙い" 22 May 2017 参照)。

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Apple、12 月に HomePod でスマートスピーカー市場に参入

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今日の WWDC キーノートで HomePod を発表したことによって、Amazon の人気ある Echo とその競合製品 Google Home に競争を挑むスマートスピーカーを Apple もリリースするのではないかという以前からささやかれていた臆測に、ようやく Apple は歯止めをかけた。

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しかしながら、Apple はただ単に右へならえの製品を持って戦いに参入した訳ではない。実際、今回の発表の中で「スマートスピーカー」の「スマート」の部分は最後のところでほんの少し触れられただけであった。代わりに、Apple は主として HomePod の「スピーカー」としての機能に焦点を絞って発表した。

Apple の Worldwide Marketing 担当上席副社長 Phil Schiller は、Apple がこれまで何年もかけて「音楽を家の中で楽しむ方法の再発明」に取り組んできており、その目標に向けて HomePod を何よりもまず素晴らしいスピーカーとなるように設計した、と語った。

高さは 7 インチ弱 (17 cm) で、3-D メッシュの布で覆われる。ビーム状に音を発する 7 つのツイーター(高音域用スピーカー)がそれぞれ独自のドライバを持ち、精密な音響ホーンがサウンドをどの方向にも向けることができる。低音を担当するのは Apple がデザインした 4 インチウーファー、これが上に向けて音を発し部屋の空気を大きく揺らす。ソフトウェア制御による低音イコライザーが、音量を上げても音の歪みを防ぐ。

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これらすべてが Apple の A8 チップで駆動される。Apple が iPhone 6 で初めて使ったプロセッサだ。これがリアルタイムの音響モデリングと、オーディオビームの形成、マルチチャンネルのエコーキャンセルを担う。

部屋が違えば音響特性が劇的に異なるので、HomePod は空間認識機能を持つ。つまり、HomePod が周囲の環境を認識して、それに応じて音楽を調整できる。さらには、同じ部屋の中にもう一台の HomePod があればそれと認識して、その場合はサウンドを発する方法を変更することにより最良のリスニング体験を提供できるようにする。

Apple はまた、HomePod の処理機能と、搭載された 6 つのマイクロフォンを使って、Siri を通じてあなたが HomePod をコントロールできるようにする。何をコントロールするかって? もちろん音楽だ。ここで、Apple はあなたが Apple Music を購読していることを前提とする。そのために、Apple は Siri の音楽関係の語彙を拡張した。加えて、HomePod が直接 Apple Music に接続するので、音楽を再生したい場合にスマートフォンなど他のデバイスを通してする必要がない。もちろん、そういう再生方法も可能だろうとは思うが。

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では、多くの人たちが既に Echo や Google Home といったスマートスピーカーで慣れ親しんでいるような、他の種類の機能についてはどうだろうか? Apple はキーノートの終わりのところで、まるで後から思い付いたかのように、このことに触れた。Siri に語りかけることで、ニュース、単位換算、株価情報、天気予報、交通情報、スポーツの試合経過、その他のことも、HomePod が答えてくれる。さらに、メッセージを送信したり、リマインダーを作成したり、アラームやタイマーをセットしたり、HomeKit デバイスをコントロールしたり、といったこともできる。

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Apple は HomePod のプライバシーに関する面についても強調した。あなたが "Hey, Siri" と言わない限り、すべての認識はその場だけで起こる。あなたがその呼び出しの言葉を口にした場合にのみ、データが Apple に送られ、そこでは匿名の Siri ID に結び付けて扱われる。すべてのコミュニケーションは終端間で暗号化される。

では、いったいなぜ Apple はもっと多くの仮想アシスタント機能を HomePod に組み込まなかったのだろうか、私たちの見るところ、いくつかの理由が考えられる:

Apple が HomePod で Siri によるスマート機能よりもオーディオ品質の方に重点を置いた理由が何であるにせよ、それがどれくらいうまく実現されているのかは実際に出荷が始まってみなければ分からない。Apple によれば、米国、英国、オーストラリアで 2017 年 12 月に発売の予定だという。他の会社ならば 12 月の発売では年末のホリデーショッピングのシーズンに間に合わないかもしれないが、Apple の場合は直接販売が多いので 12 月の上旬か中旬に出荷されればシーズンに間に合うはずだ。その三ヵ国以外の人たちは、もう少し待たねばならない。

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iPad Pro がよりプロフェッショナルに

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今日、WWDC 2017 の熱を帯びたキーノート(基調講演)の中で、iPad Pro のニュースが伝えられたのは比較的終わりに近い頃だったが、古い iPad を買い替えようかどうしようかと迷っている人たちにとっては十分に待つ価値のある知らせだった。

けれどもまず先に、9.7 インチ iPad Pro へのお別れの言葉を手早く述べておこう。今日付けで、9.7 インチ iPad Pro は廃止となった。素晴らしいデバイスであったし(全面情報開示: 私も一台持っている)なくなってしまうのは残念なことだと思う。

iPad Pro ハードウェア -- けれどもたいていの人は、なくなっても大して気にしないだろう。その代わりに、新しい 10.5 インチ iPad Pro が登場するからだ。これと、新しくなった 12.9 インチモデルとの二つが、今後は Apple の iPad シリーズの上位機種となる。

新しい 10.5 インチ iPad Pro で最も歓迎すべきは、スクリーンが広くなったことだ。9.7 インチタブレットのスクリーンに比べて 20 パーセント大きく、インチあたり 264 ピクセル (ppi) で 2224 × 1668 ピクセルが使える。これに対して廃止されたモデルは 2048 × 1536 ピクセルであった。(比較のために言い添えるなら、12.9 インチ iPad Pro は 2732 × 2048 ピクセルを提供する。)Apple はこのディスプレイを、従来よりほんの少し大きいだけの筐体に詰め込んでいる。スクリーン周囲のベゼルの幅が狭くなったからだ。

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これらのピクセルは動作も速い。10.5 インチ iPad Pro も、その兄貴分である 12.9 インチ iPad Pro も、ともに 120 Hz のリフレッシュレートを誇り、スクリーン上のあらゆる動きが以前よりスムーズになり、反応も素早くなるはずだ。Apple Pencil の使い勝手も、レイテンシがたったの 20 ミリ秒に軽減されたことにより、さらに滑らかになるはずだ。

このリフレッシュレートは常時そうなっている訳ではない。すべてのピクセルが以前より賢くなったからだ。この新型タブレットは Apple が ProMotion と呼ぶテクノロジーを採用しており、表示されるコンテンツに応じてリフレッシュレートを自動調整する。動きの速いビデオやスクロールの際などにはリフレッシュレートを増し、静止画像ではリフレッシュの回数を減らしてバッテリーと消費電力を節約する。ピクセル自体も従来より明るく、最大 600 nit を表示できる。P3 色域を使っていて従来より色彩豊かに見える。また、スクリーンの反射率がたった 1.8 パーセントなので従来より視認性が高い。

これらのピクセルを駆動するのが新しいプロセッサ、Apple の新しい 64-bit 6 コア A10X Fusion チップと、それを支える 12 コア GPU の組み合わせで、4K ビデオの処理ができ、モデルレンダリングも高速化する。Apple によればこの A10X は従来の A9X プロセッサに比べて 30 パーセント高速で、新しい GPU はグラフィックスのパフォーマンスが 40 パーセント高速だという。

これらの処理能力の恩恵を受けるのが、新型 iPad に搭載されたカメラだ。カメラは iPhone 7 に搭載されたものと同等になり、光学式手ぶれ補正の付いた 6 枚構成のレンズを持つ 12 メガピクセルカメラを背面に、7 メガピクセルの FaceTime HD カメラを前面に装備する。背面カメラには Apple の True Tone フラッシュも付いている。

これらすべてが、10.5 インチ Wi-Fi モデルでたった 1.03 ポンド (469 g) の重さ(セルラーモデルは 8 g 増し)のパッケージに収まる。12.9 インチの方は Wi-Fi のみモデルで 1.49 ポンド (677 g) で、セルラーモデルでは何と 15 g 増しとなる。(ほとんど半オンス増しだ!)いずれのモデルも、予想されるバッテリ寿命は 10 時間とのことだ。

驚くことではないが、12.9 インチ iPad Pro は物理的寸法が現行モデルと同じなので、現在あるケースはそのまま使えるだろう。けれども新型 10.5 インチ iPad Pro の方は従来の 9.7 インチ iPad Pro とサイズが似ていて、厚さは同一だが、高さが 10.6 mm、横幅が 4.6 mm、それぞれ大きくなっているので、従来の iPad Pro 用ケースの大半は使えないだろう。

技術仕様を詳しく知りたい人は(私たちの仲間で詳しく知りたくない人がいるだろうか?)iPad Pro Tech Specs ページを見ればたくさんの情報が分かる。

iPad 専用の iOS 機能 -- でも、ハードウェアだけでは話の半分でしかない。いったん iOS 11 がリリースされれば(2017 年 6 月 5 日の記事“iOS 11、多くの細かな点で賢くなる”参照)そこにはこの iPad を念頭に置いてデザインされた機能がたくさん備わっている。中には古い iPad では動作しない機能もあるだろうが、Apple はまだ詳しい発表をしていない。iPad 専用の新機能をここに列挙しておこう:

さらに、iOS 11 には Apple Pencil を持つ iPad Pro ユーザーの役に立つ連携機能もある。新しいプロセッサのお陰で全般的に動作がきびきびすることに加えて、iOS 11 では Apple Pencil が新しい技をいくつか身に付ける:

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価格と入手可能性 -- この新型 iPad Pro モデルは現在既に予約注文を受け付けており、2017 年 6 月 12 日に米国(と日本)を含む 37 の国で出荷が始まる。ベースモデルの iPad Pro は 64 GB のストレージで出荷されるが、予約時に最大 512 GB のストレージまで拡張できる。従来は 256 GB が最大だったのでこの点は嬉しい。色はシルバー、スペースグレイ、ゴールドの三色だが、Apple は 10.5 インチ iPad Pro にのみローズゴールドを追加している。

さて、これらの未来キットの一つを手に入れるにはどれだけ払わなければならないのか? 64 GB 10.5 インチ iPad Pro の Wi-Fi モデルの価格は $649 で、256 GB にすれば $749、512 GB では $949 となる。12.9 インチ iPad Pro については、64 GB が $799 で、256 GB が $899、512 GB が $1099 だ。いずれについても、セルラー接続性を追加すれば価格が $130 上がる。

10.5 インチ iPad Pro について言えば、従来の 9.7 インチ iPad Pro の各ストレージ構成に比べてほぼ $50 の値上がりと思うかもしれない。けれどもよく調べてみると、直接比較が可能なストレージ構成は 256 GB のもののみで、それだけを比べれば新型 10.5 インチ iPad Pro の方が実際 $50 安い。

Apple の iPad の売上げはここのところパッとしなかったが、Apple のハードウェア製品ラインアップの中にある淀んだ溜まり水を再び活性化する役割を、これらの新しい Pro モデルは十分に果たせると期待できるだろう。

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macOS 10.13 High Sierra にトリップする

  文: Tonya Engst: tonya@tidbits.com, @tonyaengst
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>

もし、あなたが Apple の立場になって、macOS の新バージョン (先のバージョンに対する改良であることを目指している) 向けに名前を探しているとしたら、どうしますか? High Sierra と名付けて、新バージョンが、どのくらいちゃんと「焼けている」かについて、ジョークを飛ばしてみては?

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私たちの Michael Cohen のような映画狂のために、Apple は、代わりに、1941 年の映画「ハイ・シエラ」からの引用という線で行くこともできただろう。この映画では、Big Mac という名の登場人物がこう言う。「時代は確かに変わった。」

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他の人達は、ハンフリー・ボガートが演じる Roy Earle に共感するかもしれない。Roy が応えて言うには、「ああ、そうかな? いいか、Mac、時々、俺はそれが一体どういうことなのか、もう分からねえって気がするぜ。」

macOS 10.13 High Sierra では、OS 内部に、新しい APFS ファイル・システム、H.265 HEVC ビデオ、そして、Metal 2 グラフィックスが導入される。これらの変更によって、Mac は現代的なファイルシステムにアップグレードされ、ビデオ圧縮のための新しい業界標準が Mac にもたらされ、そして、グラフィックスの処理が大幅に強化される。こうしたことは、Apple が、Mac の将来について、そして、アニメーションやバーチャル・リアリティのように、グラフィックス中心の創造的な分野にいる Mac ユーザーのために、必要なアップグレードを行うことについて、真剣であるということを示している。

Apple 開発者は、今や、High Sierra の開発者向けプレビューに、アクセスすることができる。そして、一般向けのベータ版は、6 月中に利用可能となるはずだ。Apple は、High Sierra を今年の秋 (9 月ないし 10 月と考えられる) に、一般向けにリリースしようと考えている。このアップグレードは無料で、macOS 10.12 Sierra をサポートしている全てのシステム上で動作する。

速度が全て -- APFS と呼ばれる新しい 64 ビットのファイル・システムは、Apple File System の略であり、そして、これは Mac のためだけではない。これは、iOS 10.3 には既に搭載されていて、tvOS と watchOS の一部にもなるだろう。APFS は、Mac が現在使用している HFS+ ファイル・システムに比べて数十年も新しいので、例えば、いかにして、ソリッドステート・ドライブ (SSD) で最も上手く動作させるかといったような、今日の懸案事項を念頭に置いて設計された。

APFS になっても Finder の外観は変わらないだろうが、向上した性能が得られるはずだ。フォルダのサイズを表示したり、大きなファイルを複製したりするようなタスクは、もっとずっと速くなるはずだ。ネイティブ暗号化、より高速なバックアップ、そして、電源が途切れたり、システムがフリーズした場合における優れた動作といったような機能も楽しみだ。("Apple の来るべき APFS ファイルシステムが意味するもの" 2016 年 6 月24 日参照)

新しい HEVC (High-Efficiency Video Coding, H.265 としても知られている)では、4K ビデオの場合、前バージョンの H.264 規格よりも、40% 優れたビデオ圧縮が得られる。同様に、ある種の新型 Mac で Apple の Pro ツールと共に使用すると、ハードウェア・アクセラレーションも得られる。要するに、High Sierra では、ビデオが占める容量は少なくなり、ストリーミング機能も向上する。

Metal 2 は、前バージョンの Metal API を置き換える。これは、開発者にとって重要なことだ。そして、ハイエンドの創造的なプラットフォームとして、Mac について真剣に考えて欲しいと思う全ての人のための拡張という意味でも重要なことだ。Apple による Metal 2 の記載には、Metal 2 で期待される利点がリストアップされている。これには、GPU 駆動のパイプライン、強化された機械学習、そして、外部 GPU 上でのバーチャル・リアリティ・レンダリングのサポートが含まれる。また、Apple は、External GraphicsDeveloper Kit についても発表を行ったが、詳細は、いまのところはっきりしていない。Apple が、これを Heavy Metal と呼ぶ機会を見送ったことについて、私たちは今でもがっかりしているところだ。

アプリの強化 -- High Sierra で改良が認められるアプリには、Safari、Mail、そして、Photos が含まれる。

Safari Web ブラウザは、ずばり言うなら、Web ページから、くだらない表示やサウンドを取り除く。Safari の Reader ビューでは、この機能サポートする全ての Web の記事から、広告、ナビゲーション、そして、気を散らすものを自動的に取り除くことが可能となっている。Autoplay Blocking は、ページを開いた時に、メディア再生が始まる (Macworld よ、君のことだ!)のを防止する。Safari の Intelligent Tracking Prevention は、第三者によるブラウジング履歴へのアクセスを可能とするトラッキング・データを取り除く。プライバシーの強化に加えて、この機能によって、過去に検討した、あるいは、購入した製品に基づく広告を目にすることが、少なくなるかもしれない。

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これらの機能は全て、サイトごとにカスタマイズすることができる。これは、ページ・ズーム、位置サービス、通知、そして、コンテンツ・ブロッカーについても同様だ。

Mail アプリにおける検索は、より高速になり、検索結果の中の Top Hitsエリアを特徴としている。Top Hits エリアでは、「最も関連のある」結果を表示しようとする。この機能は、あなたの行動から学ぶように設計されている。したがって、この機能を使えば使うほど、より良い検索結果が得られるはずだ。Mail には、全画面の新しいスプリット・ビューもある。このビューを使うと、メッセージ作成ウィンドウを、自分のメッセージの隣に置くことができる。また、メッセージの圧縮度が高まるので、ディスク・スペースを節約することができる。

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Photos には、多くのタイプのユーザーの興味を引くはずである重要な調整がなされた。Photos のインターフェースには、固定されたサイドバーと、再設計された Edit ビューが含まれる。あなたが、一つのデバイスで顔を認識させる訓練を行うと、今や、あなたの全てのデバイスに、その効果が現れる。Memories 機能には、新しいカテゴリーが加わり、そして、新しい編集ツールは、写真の微調整や彩度の調整に役に立つ。

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お楽しみの部分では、Live Photos をミニ・ムービーのように編集することができる。編集では、ループ再生にしたり、逆再生にしたり、トリミングしたり、重要なフレームを取り出したりすることができる。また、Live Photoを、長時間露出のぼやけた動きに変換することもできる。

Photos では、ついに、Photoshop や Pixelmator のような外部エディタとの統合が、再び可能となった。この機能は、iPhoto が最後であった。Photosでは、プロジェクトを Animoto や Shutterfly のような Apple 以外のプリント・サービスにエクスポートできるように、サードパーティの拡張機能がサポートされる。

Apple が発表したその他の改変には、Siri 用のもっと自然な声、Notes におけるシンプルな表、Spotlight におけるフライト情報、Apple Music における Siri による音楽のお勧め機能、そして、iCloud Drive に保存されたファイルへのリンクを誰とでも共有できる機能が含まれる。最後の機能については、High Sierra に関する Apple の Web ページでコメントがあり、家族向けの iCloud ストレージ・プランについて述べられている。おそらく、もっと詳細が近日中に発表されるだろう。

High Sierra にトリップする -- もしかしたら、TidBITS での私たちは、「吸引した」かどで糾弾されるかもしれないが、High Sierra に対する反応は、全般的にポジティブだ。私たちは常に、えーと、「生焼け」に思われる現行の機能を、Apple が改善するのを支持している。

結局、High Sierra は、タイムリーに改良点を加えた。この改良によって、Safari や Photos のようなアプリの日々の使用がもっと楽しくなり、一方で、同時に根本的な機能強化を加え、来たる iMac Pro や、約束されたMac Pro 上での、以前には想像できなかった機能を可能にしている。Appleは、基調講演中に、このいくつかについて、デモすら行った。デモでは、Star Wars 体験を創出するために使用された、リアルタイムのバーチャル・リアリティ創出環境が誇らしげに示された。これは、やろうと思えば誰でもできるような類のことであったかもしれないし、そうではないかもしれないが、印象的であった。

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ただいま現在、macOS にとって、未来はイカしてるようだ。

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iOS 11、多くの細かな点で賢くなる

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

もしもあなたが iOS に対して例えば Home 画面のデザイン一新といったような非常に大掛かりな変化を期待していたのなら、iOS 11 はきっとあなたをがっかりさせるだろう。ただし少なくとも iPhone に限って言えばの話だが。確かに iPad については多くの素晴らしい(多くの人が切望していた)大画面向け機能が加わる(2017 年 6 月 5 日の記事“iPad Pro がよりプロフェッショナルに”参照)けれども、その点以外の iOS 11 はユーザーインターフェイスの洗練、人工知能を使った機能、そして開発者向けの機能に、主として注力する。いずれにしても、今年の秋になって iOS 11 がリリースされれば、いくつかの大きな変化が訪れるだろう。

Control Center と Lock 画面 -- あなたがいつ iOS 11 をインストールするにしても、真っ先に気付く大きな点は新しくなった Control Center だろう。これは iOS 10 で3ページに膨れ上がっていたが、iOS 11 で Apple はこれを再び1ページに圧縮して、スクリーン上のより大きな部分を占めるグリッド状に配置した。

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一つのページに詰め込まれたにもかかわらず、Control Center は以前より多くのオプションを提供する。Control Center の "platter" (Apple はそう呼んでいる) を 3D Touch すれば(3D Touch 非対応のデバイスではおそらく長押しすれば)さらなるオプションを示したパネルが開く。

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もう一つ目に付く変化は、iOS 11 で Notification Center がなくなることだ。その代わりに、Lock 画面上ですべての通知をスクロールして見ることができる。デバイスをロックせずに過去の通知を見るにはどうするのかは、よく分からなかった。

Messages -- iOS 11 において、Apple はようやく Messages に修正を加えて、iCloud の Messages とうまく働くようにした。メッセージが iCloud 経由ですべてのデバイスに同期されるので、同期漏れやメッセージの混乱がなくなるだろう。一つのデバイス上でメッセージを一つ削除すれば、そのメッセージがすべてのデバイスから消える。また、古いメッセージは iCloud に保存されるので、デバイス上で貴重なストレース容量を浪費することもない。当然ながら、プライバシー確保のためにすべてのメッセージは終端間で暗号化される。

Apple はまた、iOS 11 で Message アプリドロワをデザインし直す。iOS 10 で同社は複数の Message アプリを登場させたが、今のところ大して人気を得ていない。より良くデザインされたアプリドロワによって、これらのミニアプリにもっと楽にアクセスできるようになるかもしれない。また、Apple Pay に登場する予定の新機能にとってもアプリドロワが使い勝手の鍵となるだろう。

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Apple Pay -- Apple は一種の金融サービス会社になりつつある。iOS 11 では、Apple Pay が個人対個人の支払いに対応するからだ。受け取ったお金を保持するためには、Wallet アプリの中に Apple Cash Card がなければならない。そこからお金をあなたの銀行に送金することもできる。

Apple は細かい点をあまり明かさなかったが、どうやら個人対個人の支払いの際に主として使う方法は、iMessage を使って送金できる Message アプリによるもののようだ。

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Siri -- Siri が iOS 11 でいくつか大きな機能強化を受ける。より自然に聞こえる新しい声と新しい見栄えに加えて、Siri が覚えたデータをデバイス間で同期することにより、より良くあなたの使い方に合わせたパーソナライズができるようになる。

また、Siri は以前より賢くなる。Apple が Siri Intelligence と呼ぶ学習機能を使って、あなたの興味あるものや、あなたが話す言葉の文脈を Siri がより良く理解するようになる。例えば、あなたが Safari でアイスランドを検索すれば、Apple News がアイスランドを扱った記事を薦め、あなたがアイスランドについて語ればキーボードが関係用語を賢く提案するようになる。

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Apple はこの学習機能を iOS 11 全体に広げた。例えば、Calendar がイベントを Safari から抽出できるようになる。この種の機能は実演するのも説明するのも難しいので、私たちは実際に手にして現実に動作するところを見られる日を楽しみにしている。

いつも Siri が返してくる結果に不満ですか? iOS 11 になれば、あなたがスクリーンをタップすると Siri が別の答を表示する。おそらく、Apple はこれをも機械学習に取り入れてお薦めの内容を調整するのだろう。

けれども Siri に登場する新機能の中で最もクールなのは、翻訳機能だろう。例えば、あなたが "How do you say what the most popular dishes in your restaurant in Chinese" と語りかければ、Siri がそれを中国語で声に出して話す。Apple はこれがまだベータ段階の機能だと強調したので、"Hitchhiker's Guide to the Galaxy" の Babel fish が実現される訳ではない。

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最後にもう一つ、開発者用の SiriKit API が、写真検索、自動車制御、タスク管理、銀行口座利用など、さらなる新機能に対応する。これにより iOS 10 に比べてずっと多くのアプリをコントロールするために Siri が使えるようになるはずだ。

App Store -- Apple は iOS 11 で App Store のデザインを一新する。古いトップチャートは消え、代わりにタブを使って本日のお薦め、ゲーム、アプリが表示される。

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Apple は、App Store により深く手を入れる方向に向かうようだ。Today タブに示されるアプリには短い記事やハウ・ツーもののビデオが付く。他のタブにも同じように、お薦めのアプリが毎日取り上げられる。考え方としては、ユーザーに毎日 App Store を開いて今日のお薦めは何かと見てもらえるようにしようということのようだ。開発者たちにとっては素晴らしいことかもしれないが、ユーザーが毎日 App Store を眺めて時間を浪費すべきだと Apple が考えているらしいというのは、私たちにとってはゾッとすると言わざるを得ない。

開発者たちは、App Store の新しい「段階的リリース」を歓迎するだろう。新しいアプリやアップデートされたアプリを、丸ごと一度に出すのでなく、少しずつゆっくりと出すというものだ。とりわけ、サーバのリソースを大量に必要とするアプリを出している開発者たちにはありがたい機能だ。

カメラ -- iPhone が新しいモデルになる度に写真のファイルサイズが増え続けていることにお気付きだろうか? Apple はこの問題に対処するため二つの新しいテクノロジーを導入する。HEVC H.265 ビデオ圧縮と、HEIF と呼ばれる新しい画像フォーマットだ。Apple によれば、HEVC 圧縮によりビデオのサイズが半分になることもあるという。HEIF (つまり High Efficiency Image File Format) は、iOS の写真用に JPEG に代わって新たに標準化されたファイルフォーマットだ。Apple は HEIF の画像で他の人との共有が簡単になると主張するが、私たちとしては実際にどうなのか試してみられるのを待ちたい。

iPhone 7 Plus の Portrait Mode に、要望の多かった拡張機能がいくつか追加される。画質の改善、低光量下でのパフォーマンス向上、光学式手ぶれ補正などだ。

Photos -- Apple が iOS 10 で導入した Memories 機能がより賢くなり、異なるオブジェクトや人物を識別する能力も高まるが、おそらく最も目につく変更点は、iOS 11 で Memories が横長から縦長へ向きを切り替えられるようになることだろう。

でも、iOS 11 での Photos アプリの新機能で最も印象的なのは、Live Photos でいろいろのことができるようになる点だろう。Live Photos をトリミング・編集したり、異なる主写真を選んだり、ループを作成したりできる。さらには、ループの方向を逆転させてバウンスエフェクトを加えることさえできる。そして、Live Photos 関係の新機能で最もクールなのは、たくさんのフレームを組み合わせて長時間露光写真を形成できることだろう。

Maps -- いつものように、Apple の Maps は後れを取り戻そうとしている。iOS 11 の Maps は、制限速度を知らせたり、車線案内を提供したりする。これらは、多くの GPS ユニットで標準的な機能だ。

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けれども Maps でもっと興味深いのは、ショッピングモールや空港など大規模な施設の屋内道案内が始まることだ。対応する施設は当初ごく少数の大都市に限られるが、将来はもっと増えることを期待したい。

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みんなのための CarPlay -- Apple 自身でさえ、CarPlay があまり広く使われてこなかったことを認めている。だからこそ、自動車関係で最も興味深い機能、Do Not Disturb While Driving がすべての iOS 11 デバイスで使われるようになるのだ。Bluetooth 経由で、あるいは Wi-Fi の Doppler 効果によって、あなたが運転中だと iPhone が認識すると、自動的にすべての通知が無音になる。誰かがメッセージを送ってきた場合に備えて自動返信のテキストメッセージを設定しておくこともでき、送信者がメッセージの中に緊急と明記していれば例外的に通すことも可能だ。また、自動車に乗っているけれども運転していない場合に Do Not Disturb While Driving をオフにすることもできる。この機能のお陰で、運転中のテキストメッセージその他不適切な iPhone 使用が引き起こす事故の件数が減ることを強く願いたい。

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HomeKit -- Apple のホームオートメーション用プラットフォームが新たにいくつかの機能を装備するが、Apple が取り上げる意志を示したのは主として新しい AirPlay 2 プロトコルと、その HomeKit への統合であった。複数個の AirPlay 2 対応スピーカーがあれば、Home アプリを使って家中に音楽を流すことができる。数多くのメーカーが AirPlay 2 互換スピーカーの製造契約を結んでいるし、Apple 自身の製品 HomePod もそうなるだろう。また、tvOS の走る Apple TV も、AirPlay 2 受信器として挙動できるようになる。

このように音楽が HomeKit に統合されることで、イベントへの応答として曲を再生したり、あるいは部屋の照明と音楽を同期させたりできるようになれば素敵だと思う。

Apple Music -- 皆さんは Ping を覚えているだろうか? あるいは Apple Music Connect はどうか? それでも Apple はソーシャル音楽体験の夢を捨て切れないとみえて、iOS 11 の Apple Music では友だちがどんな曲を聴いているかが分かるようになるという。この機能をオフにできることを願いたい。過去に Apple がこの分野でいろいろ試みて失敗したのにはちゃんと理由があるのだから。

Apple はまた、Apple Music 用の API を開発者たちに提供する。これで、例えば Shazam のようなアプリの開発者が Apple Music に結び付くことが可能となる。それを使って開発者たちがどんなことをするか、楽しみに待ちたい。

カーテンの裏側では -- WWDC は開発者向けカンファレンスなので、Apple は心躍るような新たなアプリに至る可能性を持つ新テクノロジーも発表した。中でもエンドユーザーにとって最も興味深い二つが、Core ML と ARKit だ。

Core ML は、機械学習を開発者が容易に利用できるようにするための開発者用フレームワークだ。開発者たちはこれを使って、顔認識と追跡、テキスト探知、オブジェクト追跡、パームリジェクション、バーコードのスキャンなどを処理できるようになる。Apple によれば、Core ML を使うことで iOS の画像認識は Google の Pixel フォンの六倍高速になるという。

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ARKit は、現実世界と仮想世界を混合する拡張現実 (AR) を使用したアプリを開発する役に立つ。きっと多くの人たちが既にお馴染みの実例が、プレイヤーが世界中でポケットモンスターと戦って捕まえる Pokemon Go だ。(2016 年 7 月 17 日の記事“いったい全体 Pokémon Go って何だ?”参照。)Apple は、投げられたモンスターボールが現実世界の歩道の上で跳ねる様子を示すことで、ARKit が Pokemon Go をより良くするところを実演してみせた。

Apple の上席副社長 Craig Federighi は、ARKit を使って仮想のオブジェクトをテーブルの上に置くところも実演してみせた。

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また、Peter Jackson の Wingnut AR スタジオの代表監督 Alasdair Coull は、バトルの様子を丸ごと講演会場にオーバーレイしてみせた。

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AR は興味深いテクノロジーではあるが、決定的なアプリがまだ登場していない。一時はそのように思われた Pokemon Go も、あっという間に輝きが薄れてしまった。しかしながら、もしも Apple が自動車を開発するとなれば、AR こそがその根幹を成すテクノロジーとなるだろう。

iOS はどこへ向かうのか? -- iOS 11 には看板機能と呼べるようなものはないが、それは別に問題でない。その代わりに、最近の iOS リリースの多くと同様、iOS 11 は一連の改良を施すことで、その多くがユーザー体験を現実に変えて行くはずだ。今後数ヵ月間、私たちはそのベータリリースをじっくり調べて、どれが最も便利な変更点かを見つけ出し、お伝えして行きたいと思う。

どれか一つを中心的なテーマに選ぶなら、それは人工知能だ。Siri が以前より堅固になり、iOS 全体を通じても、またサードパーティのアプリにも、より良く統合されるからだ。この一年が、Apple にとって、その次に来るテクノロジーのために必要な構成要素を確立するためのものとなるのは間違いない。

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watchOS 4、楽しみと基本に焦点を当てる

  文: Julio Ojeda-Zapata: julio@ojezap.com
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

watchOS は Apple のより成熟したオペレーティングシステムに比べれれば、未だ揺籃期にあり、Apple が核となる挙動すらも変更する自由を発揮することすらある。Worldwide Developers Conference キーノートで、Apple は watchOS 4 に対する盛り沢山の新たな機能を発表した。watchOS 4 はこの秋に出る予定で、全てのモデルの Apple Watch で動く。

革新的なものは何もないように見えるが、この変更で Apple Watch は、現実的で有用な方向へと前進するはずである。改善点には、情報コンソール、フィットネス追跡機、音楽プレーヤー、そして支払い端末としての Apple Watch に対する改良が含まれる。加えて、新しい盤面とバンドのお陰で、Apple Watch は身につける喜びと見栄えが増すであろう。

情報の流れ -- Apple Watch の弱点の一つは、ユーザーが必要とする情報を簡単で簡便な方法で提供するのがぎこちないことである。

Apple はこの問題に新しい Siri 盤面を使うことで対応しようとしている。これは同社の知的アシスタントを高度にカスタム化出来る盤面に組み込んだものである。

腕を挙げると、その時の時間、通常の行動、そして Activity, Alarms, Calendar, Maps, Reminders, そして Wallet の様な各種の時計のアプリによって生成されるデータに基づいて、あなたに関係すると思われる情報を出してくる。

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同様に、Apple Watch は Apple News からあなたの興味に沿ったニュースの見出しを定常的に表示する。どのニュースでもタップすれば、その要約を見たり、或いは全記事を後で iPhone で読むために保存することが可能になる。

このやり方は Google Now に極めて似ている。Google Now は、同様の情報を iPhone や Android スマートフォン所有者と、Android Wear スマートウォッチユーザーにストリームする。もし Siri 盤面の、関連する、実用的な情報を発掘するやり方が、結構 Google Now に似通っているという結果になったら、Apple Watch ユーザーは驚くかも知れない。

音楽マシン -- 音楽制御機器として、Apple Watch は主として iPhone 用のぎこちないリモコンであった。watchOS 4 で、Apple はその経験を多少なりとも改善しようとしている。

Apple Watch 上のアップデートされた Music アプリは、iPhone からあなたが最もよく聴く音楽を同期する。もし Apple Music に加入しているのであれば、あなたの My Chill Mix, My New Music Mix, そして My Favorites Mix にも手が届く。Apple はこれで Apple Watch 所有者が iPhone を置いて行きやすくなり - 例えば、運動中とか - そして直接 AirPods から音楽を聴いて欲しいと願っている。

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知能を持つコーチ -- フィットネス追跡は Apple Watch の最も人気のある機能かも知れないので、Apple が watchOS Activity アプリに真正面から取り組もうとしているのは理に適っている。

例えば、Apple はもっと一貫性を持ってあなたの活動リングを埋めていく手助けをしたいと思っている。そのために、今や、前日の活動レベルにどうすれば到達出来るか、或いは特定の Achievements をこなせるかを進言する朝の通知を送ってくる。

夕方には、もうちょっとでリングを閉じることが出来る所まで来ている場合は、リマインダーとして輪を閉じるよう再度促してくる。また、あなたの運動環境に即した月次の目標も与えてくる。フィットネス目標を達成した時は、回転花火のデジタル版で祝福してくれさえする。

また Workout アプリにもある程度の注力がなされたので、アスリートにとっても以前よりは興味を引くものとなっているかも知れない。アップデートには、水泳アスリートに対する、セットと休息、個々のセットのペース、そしてストローク別の距離を追跡するオプションが含まれる。

Apple はまた、High Intensity Interval Training (高強度インターバルトレーニング) をやっている人向けの運動及び心拍数アルゴリズムも追加した。

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同様に、異なる運動を背中合わせでやる人やトライアスロンの訓練をする人は、一つの型の運動から次のものへと簡単に切り替えられ、そしてデータを一つのセッションに統合して、消費カロリーや時間計測の分析をしやすくなる。

運動する人は、好みの運動の型を指定して、後でそれにタップ一発でアクセス出来る。また、邪魔無しで運動できるように Do Not Disturb オプションも追加された。

ジム機器製造者も Apple Watch 派に加わった。適切に装備された健康クラブであれば、Apple Watch ユーザーは自分の時計をトレッドミル、エリプティカル、屋内自転車、或いは昇降運動機とペアリング出来るようになる。対応するメーカーには Cybex, Life Fitness, Matrix, Schwinn, StairMaster, Star Trac, そして TechnoGym が含まれる。

この試みの要点:ジム機器と Apple Watch の、カロリー数、速度、傾き、そして昇降した階数の様な運動データは同期される。Apple は 80% のジム機器はもう既にこの能力をサポートしていると言っているが、ジム機器の更新コストを考えるとこれは楽観的過ぎると言わざるを得ない。

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個人間の支払い -- Apple Watch は、実店舗でも Apple Pay をサポートする接触式端末経由で、ショッピング手段として長いこと使われて来た。

今や Apple は別の Apple Pay オプションを提供している。その一つが Messages 内、或いは Siri を使った個人から個人への支払いである。もしこの方法で支払いを受けると、そのお金は、あなたの新しい Apple Pay Cash アカウントに現れる。そのお金は Apple Pay 小売購入や個人間支払いに使えるし、或いは銀行口座に送金することも出来る。

個人間支払いは、当面米国内でのみ使え、iPad Air 2 や iPad mini 3 に遡る iOS 機器で動作する。

盤面とバンドの追加 -- 極めて実用的な Siri 盤面の他、Apple はキャラクター盤面を幾つか追加している。Pixar キャラクターの Woody, Jessie, そして Buzz Lightyear が、最初からある Mickey Mouse と最近加わった Minnie Mouse の仲間となった。

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Kaleidoscope という名の盤面は、その名の通りのことをする - 静止画像が無限に続く魅了されるパターンへと変貌する。

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コンプリケーション (複合表示項目の組合せ) の愛好家にも少々の贈り物がある。新しいオプションには今や Now Playing と Apple News が含まれる。

Apple はまた (驚いたことに) 新しいバンドも付け加えた。そこに含まれるのは、新色の Sports Band、鮮黄色の Classic Buckle、そして Nike Sport Band オプションで、同社の運動靴とカラーコーディネートされている。そして "多様性と受容のお祝いとして"、Apple は、これまで Apple 従業員限定であった虹色の Pride Edition Woven Nylon バンドを今や一般向けにも開放した。

これらのバンドは Apple のオンライン店で現在入手可で、実店舗では来週からとなる。

Core Bluetooth -- 最後ではあるが、決して興味をひかない話ではないものとして、Apple の watchOS 4 が Core Bluetooth をサポートするであろうという発表がある。これの意味するところは、iPhone 経由とすることなくもっと多くの Bluetooth 機器を直接 Apple Watch に接続出来るようになるということである。

Apple の言い分は、これは血糖値の連続モニタリング、テニスラケットに付いたセンサー経由で自分のスイングを分析する、或いはサーフボード上のセンサー経由で波の高さや燃焼カロリーを記録するのに役立つであろうという話である。ええ、私はセンサー付きのサーフボードなど持っていません。

漸進的だが充実している -- watchOS 4 に対する明らかにされたアップデートは話の半分でしかない。新しい Apple Watch モデルは、ほんの数ヶ月先には出されると思われるが、今週の漸進的な発表よりも遥かに劇的なものとなる可能性を秘めている。そうではあっても、Apple Watch ユーザーは、自らの愛する小道具がソフトウェアアップデートで定常的な改善が図られるのを見て安心するであろう。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 6 月 5 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Evernote 6.11.1 -- Evernote が社名と同じ名前の情報管理アプリにバージョン 6.11.1 をリリースして、ノートのフォーマッティングに関するいくつかの問題点を修正した。今回のアップデートでは、Mac 版の Evernote で作成した一部のノートが同期後にレンダリングしなくなった問題を解消し、Evernote 6.11 へのアップデート後に表のフォーマッティングが失われたバグを修正し、一行のテキストをペーストすると余分の改行文字が追加されてしまった問題を正し、ペーストしたコンテンツからスタイルの一部が欠落したバグを修正している。(Evernote からも Mac App Store からも無料、55.9 MB、リリースノート、10.10+)

Evernote 6.11.1 へのコメントリンク:

Quicken 2017 for Mac 4.5.6 -- Quicken Inc. が財務管理用旗艦アプリ Quicken 2017 for Mac のバージョン 4.5.6 をリリースして、ローン詳細画面を改良し、投資アカウントから支払する機能を追加した。今回のアップデートではまた、Online Bill Pay を使って Pay Now をクリックした後に相場がダウンロードされてしまう問題を修正し、切り捨てのエラーによりオンラインの請求書の支払額が 1 セント少なくなった問題を解消し、データ整合性の問題により取引合計額がたった一つの分割額という誤った金額に変わってしまった(その結果アカウント残高が正しくなかった)問題を修正している。(Quicken ウェブサイトからも Mac App Store からも新規購入 $74.99、Quicken 2017 から無料アップデート、リリースノート、10.10+)

Quicken 2017 for Mac 4.5.6 へのコメントリンク:

Fantastical 2.3.8 -- Flexibits が Fantastical 2.3.8 をリリースした。この人気のカレンダーアプリへの、小さいが重要なアップデートだ。2017 年 6 月 15 日から iCloud は 2 ファクタ認証とアプリ固有のパスワードを必要とするようになり、それをしなければ Fantastical は iCloud アカウントとの同期ができなくなった。今回のアップデートには、2 ファクタ認証のセットアップとアプリ固有パスワード生成の説明書が含まれている。(Flexibits からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、14.0 MB、リリースノート、10.11+)

Fantastical 2.3.8 へのコメントリンク:

DEVONagent 3.9.7 -- DEVONtechnologies が、同社のリサーチ用ソフトウェア DEVONagent の三つの版すべて (Lite、Express および Pro) をバージョン 3.9.7 にアップデートして、Google か Bing に送られる検索リクエストのすべてがセキュア接続 (HTTPS) を使うようにした。Express および Pro 版には更新された Macintosh News (Latest/More) 検索セットが組み込まれた。また、Pro 版には選択されたテキストにさらに詳しい see-also 結果を返すオプションがコンテクストメニューに追加され、(例えば結果を Desktop へドラッグした場合など) ファイルの自動命名が働かないことのあったバグを修正している。(いずれもアップデートは無料。DEVONagent Lite は無料、リリースノート。DEVONagent Express は新規購入 $4.95、リリースノート。DEVONagent Pro は新規購入 $49.95、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、リリースノート。10.7.5+)

DEVONagent 3.9.7 へのコメントリンク:

DEVONthink/DEVONnote 2.9.12 -- DEVONtechnologies が DEVONthink の三つの版 (Personal、Pro、Pro Office) と DEVONnote をバージョン 2.9.12 にアップデートした。三つの版の DEVONthink はいずれも、PDF ファイルのレンダリングを内部的に処理するようにして macOS 10.12 Sierra の表示の不具合やちらつきを回避し、また Markdown 書類が絶対パスを使って内部書類を参照するようにした。今回のアップデートではまた、フラットな OmniOutliner 5 ファイルへの対応を追加し、トラックパッド上のジェスチャーを使って画像のズームや回転をする機能を改良し、画像をズームする際のグラフィカルな不具合を滑らかにし、読み込み位置をより頻繁に保存するようにし、Tinderbox 書類の索引付けを最適化している。Pro および Pro Office 版は Markdown 書類が項目リンクを使って他のデータベースの中にある画像を参照できるようにしている。

DEVONnote も三つの版の DEVONthink も、ウェブ表示が最後に使ったズームファクターを記憶するようにし、選択された書類のステータスバーを少しだけ改良し、データベースの検証を改善し、また数多くのバグを修正している。(いずれもアップデートは無料。DEVONthink Pro Office 新規購入 $149.95、リリースノート。DEVONthink Professional 新規購入 $79.95、リリースノート。DEVONthink Personal 新規購入 $49.95、リリースノート。DEVONnote 新規購入 $24.95、リリースノートTidBITS 会員には DEVONnote もいずれの版の DEVONthink もそれぞれ 25 パーセント割引。10.9+)

DEVONthink/DEVONnote 2.9.12 へのコメントリンク:

Caboodle 2.0.3 -- Before Dawn Solutions が Caboodle 2.0 をリリースした。このスニペットキーパーアプリの、新たな所有者の手に移ってのメジャーな新リリースだ。買収以前には、Dejal Systems が Caboodle を開発していた。

デザインを改訂して現代的な見栄えになったことに加えて、Caboodle 2 では複数個の書類に対応するようになり、ファイルを Dropbox や iCloud Drive に保存して共有できるようになり、ドラッグ可能なカスタムフィールドを追加し、Spotlight のシステムワイド検索を加え、データフォーマットのストレージを改善(標準的なリッチテキスト書類を含むパッケージを使用)している。今回のリリースではまた、自動起動の環境設定が OS X 10.10 Yosemite 以後でも働くように再実装し、ウィンドウツールバーの下にテキストフォーマットバーを追加してフォント、スタイル、カラー、リスト、その他にアクセスできるようにした。

2.0 リリースの後間もなく、Before Dawn Solutions は Caboodle 2.0.1 を出して、アップデータの問題を解消するとともに、ファイルが Finder から開けなかったバグを(ライセンスファイルについても)修正した。その後すぐにまた 2.0.3 リリースが、他のアプリの "Print to Caboodle" ワークフローを修正するとともに、PDF、RTF、HTML、およびテキストファイルでのドラッグ&ドロップ対応を追加した。

Caboodle 2 は Dejal の Caboodle 1 で作成した既存のデータを開くことができる。定価 $19.99 の Caboodle 2 は、期間限定で Mac App Store からアップグレード特価 $12.99 で入手できる。また、Before Dawn Solutions ウェブサイトから 14 日間無料の試用版が入手できる。(新規購入 $19.99、6.7 MB、リリースノート、10.10+)

Caboodle 2.0.3 へのコメントリンク:

iMovie 10.1.6 -- Apple が iMovie 10.1.6 をリリースして、旧バージョンの iMovie で作成したライブラリを更新する際の安定性を改善し、トランジション後にクリップの音量が下がることがある問題が修正した。Apple が最近になって現行の iLife と iWork のアプリをすべてのユーザーに対し完全無料としたことに注意しよう。(2017 年 4 月 20 日の記事“iLife と iWork アプリ、誰にでも無料に”参照。)(Mac App Store から無料、2.15 GB、10.11.2+)

iMovie 10.1.6 へのコメントリンク:

BBEdit 11.6.6 -- Bare Bones Software が BBEdit 11.6.6 をリリースして、この古参のテキストエディタにバグ修正や改良を加えた。今回のアップデートは、macOS アップデートの後に起動した際に起こることのあったクラッシュを回避し、アプリケーションの起動が遅くなることのあった macOS のパフォーマンスの問題に対処し、Open File in BBEdit サービスが「不適切にもそれを拒否する」バグを修正し、Pretty Print フォーマッティングオプションでビデオタグに対して望ましいデフォルトのフォーマッティングが適用されなかった問題を解消している。($49.99、無料アップデート、14.0 MB、リリースノート、10.9.5+)

BBEdit 11.6.6 へのコメントリンク:

HoudahGeo 5.1.9 -- Houdah Software が HoudahGeo 5.1.9 をリリースして、この写真ジオタグ付けアプリに新しい Dropbox API を組み込んで更新することで Google Earth KML ファイルを Dropbox に出版できるようにした。(旧 API は 2017 年 6 月に廃止となる。)今回のリリースではまた、Photoshop で編集した画像から標高値が読み込めなかったバグを修正し、EXIF/XMP 書き出しの際に既存のサイドカーファイルの .xmp 拡張子を大文字に変えてしまうことがないようにしている。(新規購入 $39、TidBITS 会員は 25 パーセント割引、無料アップデート、22.7 MB、リリースノート、10.11.5+)

HoudahGeo 5.1.9 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2017 年 6 月 5 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、Walt Mossberg が毎週続けてきたコラム記事の最終回を書き上げ、連邦最高裁の判決が特許荒らしたちに大打撃を与える。

Walt Mossberg、仕事を終える -- ベテランのテクノロジージャーナリスト Walt Mossberg が Recode の記事を書き上げ、その中で「これで終わり、私はもうどこにも週刊コラムを書くつもりはない」と述べた。長年のキャリアの締めくくりとして、彼は 1991 年に初めて Wall Street Journal に書いたコラム記事を振り返り、その記事の冒頭が「パーソナルコンピュータはとにかく使いにくいが、それはあなたのせいではない」であったことに触れ、25 年経った今ではそれを「パーソナルなテクノロジーはたいていの場合使いやすいが、もしそうでなかったとしてもそれはあなたのせいではない」と書き換えられると述べた。Mossberg はあまりにも静かなテクノロジーの現状を嘆きつつ、それでもこれは、コンピュータが私たちの生活の背景に溶け込んで見えない存在となるような、もっと素晴らしい高みへと至る前の一時休止に過ぎないのだと信じていると語る。

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連邦最高裁判決、特許荒らしへの大打撃 -- 1990 年代以来、テキサス州の Eastern District は特許荒らしたちにとって絶好の猟場であった。この地区の判事たちが、訴訟の場以外で一切利用するつもりのない特許を持つ人々に味方してきたからだ。結果として 2015 年の特許侵害訴訟の 45 パーセント近くがこの地区で起こされていた。けれども連邦最高裁での全員一致の判決により、テキサス州 Eastern District が特許侵害訴訟で浴びてきた脚光は終わりとなるかもしれない。TC Heartland 対 Kraft Foods Group Brands の裁判において、最高裁は被告がその法人居住地の属する州においてのみ特許侵害訴訟の被告となれると裁定した。例えば、もしもあなたが Apple なり他のテクノロジー会社なりを特許侵害で訴えようとするならば、カリフォルニア州の裁判所に訴えなければならない。テキサス州以外の裁判所は特許荒らしにそれほど味方しないことから、今回の最高裁判決はつまらない特許訴訟を減らすという副作用をもたらすかもしれない。

コメントリンク: 17255


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日本語版最終更新: 2017年 06月 09日 金曜日 , S. HOSOKAWA