TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#678/28-Apr-03

今週は Apple からのビッグニュースがある。それは iTunes Music Store、新しいインターネット上の商用音楽サービスだ。このサービスを支えるために同時にデビューしたのが新バージョンの iTunes 4 とデザインを一新した iPod だ。今回の特大号では、これら3つのニュースを詳しくお伝えする。また、Mark Anbinder が Palm から出た新製品のハンドヘルド機、Tungsten C と Zire 71 の両機種を検討し、Dan Frakes が Mac OS X 用ソフトウェアの開発者に向けててんこ盛りのアドバイスを送る。その他のニュースとしては Macworld Expo NY が2度目の名称変更を受けたこと、iBook の改良版の機種が発売されたことをお伝えする。

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MailBITS/28-Apr-03

旧 Macworld Expo NY が再び改名 -- これまで Macworld Expo という名で知られてきたカンフェレンスは、主催者の IDG World Expo がつい先頃“Create”という名前に変更すると発表したばかりだったが、今回再び名前が変更されることになった。披露された新しい名前は“Macworld CreativePro Conference & Expo”だが、仲間内では相変わらず(the Beatles にあやかって)“Nancy”と呼ばれている。IDG World Expo によれば、今回の新しい名前は「このイベントの焦点がクリエイティブなプロフェッショナルと共に、クリエイティブアートにおけるより上級の技を磨きたいという一般の消費者の要求にも向けられていることを際立たせるため」のものだという。我々に言わせれば、この名称変更はクリエイティブアートにはとりたてて興味のないベンダーやユーザーたちにもとりあえずショウに参加してもらいたいという意図が見え見えだが。いずれにしても、その意図自体は良いことに違いないし、我々もぜひショウが成功して欲しいと願っている。ただ、あまりにもごたごたが続けば、それだけ人々の興味も集客数も減っていくというものだろう。7 月 14 日になってイベントの幕が開くまでは、はたしてこれが Mac カンフェレンスらしく盛大なものになるのか、それともただの空騒ぎに終わるのか、誰にも予想はつかないのではないだろうか。[ACE](永田)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07127>(日本語)Macworld Expo NY が Create に生まれ変わる
<http://www.macworldexpo.com/macworld2003/V33/press.cvn?id=11&p_id=14>

Apple が静かに iBook を更新 -- 今週、Apple は入門級ラップトップに小さな更新をくわえた。加わったのはスピードとより大きなハードドライブだけだ。基本設定である $1,000 の 12-インチ iBook には (700 MHz から上がって) 800 MHz PowerPC G3 プロセッサーと 30 GB のハードドライブが付いてくる。$1,300 を出せば 900 MHz のプロセッサーと 40 GB のハードドライブを備えた 12-inch iBook へとステップアップ出来る。$1,500 の大きい 14-inch モデルも 900 MHz プロセッサーと 40 GB のハードドライブを備えている; 注文生産オプションとしては 60 GB のハードライブ、640 MB の RAM、そして AirPort (日本名 AirMac) カードがつけられる。これが生徒や学区が次年度の購入に検討するモデルであることを考えると、この更新で新しいモデルが AirPort Extreme をサポートしていない点は意外だ。しかし教育予算が縮小している現状を考えて、Apple は AirPort Extreme がもっと広くサポートされるようになるまでコストを抑えようとしているのかもしれない。新しい iBooks の発売は既に始まっている。 [JLC] (倉石)

<http://www.apple.com/ibook/>
<http://www.apple.com/airport/>


iTunes Music Store がデビュー

文: Geoff Duncan <geoff@tidbits.com>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>

Apple は、iTunes Music Store を本日発表した。これは、5 大音楽レーベルの20 万曲以上が利用できる商用インターネット音楽サービスであり、音楽プレイヤーでディスク作成ソフトウエアでもある人気の (そしていまだに無料である)iTunes 4 で、Music Store と呼ばれる新しいプレイリストエントリーから利用できる。iTunes Music Store が動作するためには、Mac OS X 10.1.5 またはそれ以上のシステム、iTunes 4 (8.3 MB のダウンロード)、そして QuickTime 6.2(別途 18.4 MB のダウンロード) が必要だ。

<http://www.apple.com/music/store/>
<http://www.apple.com/itunes/>
<http://www.apple.com/quicktime/download/>

Rhapsody や PressPlay などの既存の商用音楽サービスとは異なり、iTunes Music Store は曲単位でもアルバム単位でも購入でき、会費を必要としない。現在のところ、購入できるのは Apple の 1-Click アカウントが使えてクレジットカードの請求先が米国内の住所である人だけに限られている。iTunes Music Store はまた、購入した曲を CD や DVD に記録することも許可しており (個別の曲についての回数制限は無く、同一プレイリストについては最大 10 回まで)、曲を音楽プレイヤーや最大 3 台の別の Mac に送ることも可能である。また iTunes Music Store は Mac を最初のターゲットにしており、現在のところMac 専用サービスであることなど、他の商用音楽サービスとは一線を画している。

iTunes Music Store は、5 大レコードレーベル (Universal、Sony、BMG、EMI、そして Warner) のアーティストの曲を販売している。曲数はすでに 20 万曲を越えており、Apple はさらに増えていくだろうと述べている (毎週火曜日にはプロモーションや新曲情報が送られる予定だ)。重要なことだが、iTunes Music Store のカタログすべてが、iTunes 4 内でジャンル、アーティスト、そしてアルバム毎にリストアップでき、すべての曲について 30 秒間プレビューが聴ける。多くの曲でカバーアートが見られ、ビデオが見られるものさえいくつかある。新曲、スタッフのおすすめ、そしてアーティスト特集も別途表示される。サインアップした後は、クリック一回だけで個別の曲やアルバムを購入できる。一曲の値段は 99 セントからで、アルバムは通常 10 ドルから 15 ドルである。曲やアーティストにより提供形態が若干異なる場合もあるかもしれない。アーティストによっては曲を個別に販売するのを許可していないためアルバムとしてしか購入できないものがあったり、長時間もの (ライヴ版、スピーチ、環境音楽、そして何種類かのクラシック) では、99 セントより高いものも散見される。接続速度が遅いユーザには、曲をまとめて購入することができるようショッピングカート機能が用意されており、これにより他の作業中でもバックグラウンドで一回にまとめてダウンロードすることが可能である。

iTunes Music Store で提供される曲は MP3 ファイルではない。それらは代わりに、MPEG-4 規格にも採用された Dolby Labs の AAC (Advanced Audio Codec)技術によりエンコードされている。ビットレートは 128 Kbps 以上であり、クオリティは AAC のほうが MP3 よりも高いが、低ビットレート (モデム接続用など) では必ずしもそうではない。Apple は AAC を採用することで、MP3 のように容易に曲が交換されないよう、QuickTime 6.2 で採用されたデジタル・ライツ・マネージメント (DRM) 技術を利用することが可能となった。ユーザーは、iTunes Music Service により購入した AAC ファイルを別のコンピュータにコピーすることはできるが、購入した本人の ID とパスワードが無いとiTunes 4 や他の AAC 再生ソフトウエアで再生することができない。

もし iTunes Music Store が成功すれば、iPod と同様 Apple は Windows ユーザー向けのバージョンを発表すると期待される。また同社によれば、iTunes Music Store は米国以外のユーザーに対しても提供されるよう作業中であるとのことである。

焦点となるのは、iTunes Music Store の 1-Click ショッピング、販売される曲の品揃え、そして一曲 99 セントという価格が音楽交換サービスのユーザーにアピールし、さらに彼らを取り込むことができるかどうかであろう。iTunes Music Store で販売されている曲は合法かつ正当なものであるが、それでも非難の的となっている音楽業界のものであり、たとえ一曲 99 セントであろうとも多くの音楽交換サービスユーザーには受け入れられないものだ。インディーズ系のアーティストやレーベルの曲は、配付についてこの 5 大レーベルと合意に達しないかぎり入手不可能であると思われるし、いずれにせよ 99 セントのほんの一部しか実際に曲を作ったり録音あるいは製作した人たちに支払われないのだ。Apple が iTunes Music Store で、インディーズ系レーベルやアーティスト個人としてでも曲を販売できるような提携プログラムを模索するとしたら、面白いことになるだろうと楽しみにしている。これは Apple にとって、メジャーレーベルのポピュラーな大ヒット曲と、大会社に所属していない独立系の型にはまらない曲、双方の良いところを取り込むチャンスだろう。

当然だが、Tunes Music Store には現在大量のトラフィックが押し寄せているので、Apple が対策するかピークが過ぎるまでエラーが起きても驚かないようにして欲しい。そうは言っても、私たちの本日のテストではプレビューを聴き曲を購入することに成功しており、プロセスは Apple らしく簡単ですっきりしているようだ。

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Apple 社、iTunes 4 にバージョンアップ

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: パブロ永井<pablo@pricelessmac.com>

本号の先の記事で述べたように、iTunes Music Store に必要とされる大きな変更が施された iTunes 4 は、その他にもいくつかの歓迎すべき機能強化を誇っている。最も注目されるのは、2002年の Macworld Expo New York の基調講演において Steve Jobs 氏が披露した、Rendezvous のサポートだろう。(しびれを切らしたある開発者が、オープンソースのアプリケーション iCommune として模倣した機能でもある。)これで Mac は iTunes を利用することにより、同一ローカルネットワーク上の他の Mac の iTunes に対して音楽を共有することができるようになった。iTunes の環境設定ダイアログでは、ライブラリ全体か、あるいは選択したプレイリストだけを共有することが設定でき、ローカルネットワークの全員に共有したくない場合は、パスワードによる制限をかけることもできる。言うまでもないが、共有された音楽は再生専用であり、他のコンピューターに保存することも、それらのプレイリストを作ったり、情報を変更したりといった類の操作もできない。

<http://www.apple.com/itunes/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06881>
<http://icommune.sourceforge.net/>

また、iTunes 4 の新機能に、データ CD と DVD の書き込みのサポートがある。データ CD が MP3 CD とどう違うのかはっきりしないが、iTunes 4 の環境設定ダイアログの作成ウィンドウで両方のオプションが提供されている。この機能はSuperDrive 装備の Mac を所有する方にとって、音楽のコレクション全体をバックアップしておく DVD を手軽に焼くということでは特に役に立つ。

驚くことではないが、iTunes Music Store で使用されるファイルフォーマットがサポートされており、MP3 や AIFF、WAV と同様に、AAC フォーマットによるCD からの音楽の読み込みも可能となった。AAC を使った読み込みは、Apple 社の QuickTime のウェブページから手作業でダウンロード可能な、QuickTime 6.2が必要となる。(ソフトウェアアップデート経由ではまだ利用できない。)

<http://www.apple.com/quicktime/download/>

Apple 社は常時表示の検索フィールドも強化し、ドロップダウンメニューを追加、アーティストやアルバム、作曲家、曲名に限定した検索が可能となった。Music Store 内では、Power Search オプションも現れ、それを選択すると、Music Store Power Search の画面が、iTunes のメインウィンドウに表示される。

最後に、CD ジャケットの図柄が欲しい人のために、iTunes 4 はプレイリストの枠の下部に表示したり隠したりできる領域を用意している。表示しているときは、グラフィックのファイルをその領域にドラッグすれば、選択されている音楽に追加することができる。(また、"情報を見る"ウィンドウの Artwork タブか、Multiple Song Information ダイアログの Artwork box にドラッグして追加することもできる。)プレイリスト下部の図柄をダブルクリックすれば、新規ウィンドウが開き、フルサイズで表示される。

光学スキャナーを持っていない場合、どこで図柄を手に入れるのか? すでに所有しているアルバムの図柄を iTunes Music Store からダウンロードすることはできそうにないが、iTunes Music Store で購入した音楽は、その図柄も一緒に手に入る。とはいえ、インターネット上にはジャケット図柄のコレクションがあふれ返っているし、Amazon.com でアルバムを検索して、イメージを Safari(その他のウェブブラウザでも可能性あり)からドラッグすることもできる。残念ながら、iTunes 4 には歌詞やライナーノーツなどのその他のデータを保存し表示する機能がまだ欠けている。

iTunes 4 は Mac OS X 10.1.5 またはそれ以降で、少なくとも400MHzの PowerPC G3 プロセッサの Mac と、推奨で256MBの RAM が必要である。また、8.3 MBのダウンロード容量があり、多くの言語で利用可能となっている。現時点では手作業によるダウンロードとなるが、間もなくソフトウェアアップデートにもお目見えしそうである。

<http://www.apple.com/itunes/download/>

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iPod が新しくなってお目見え

文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>

Apple の新しい音楽サービスが本日一番の注目の的だろうが、やはりハードウエアあっての Apple である。2001 年 10 月に発表されて以来 70 万台以上が出荷された iPod だが、Steve Jobs は、まったく新しいデザインとなった 3種類の新 iPod を発表した。

<http://www.apple.com/music/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06608>
<http://www.apple.com/ipod/>

この新 iPod シリーズは、300 ドルの 10 GB モデル、400 ドルの 15 GB モデル、そして 500 ドルの 30 GB モデルから構成され、デザインも一新された。Jobs によれば、10 GB と 15 GB モデル iPod は、厚さ 1.57 cm で CD 2 枚分より軽くて (158 グラム) 薄いという (標準的な CD ケースも含んでの話だと推測する)。30 GB モデルは若干厚く 1.85 cm で、重さは 176 グラムである。旧モデルのスクロールホイールはまだ残っているが、コントロールボタンはそのホイールの円内からホイール上部へ移動し横に並んでいる。そして、17 インチ PowerBook からヒントを得たのだと思うが、画面のバックライトをオンにするとボタンの文字が光って浮き出るようになっている。

iPod のコネクターは大きく変更された。iPod の下部には、標準 FireWire ポートの代わりに、充電と iTunes とのシンクロに使われる iPod ドックとの接続用コネクタが装備されている。ドックはそのほか、ステレオやパワードスピーカーへつなぐためのライン出力端子も備えている。付属品としては、インナーイヤー型ヘッドフォン、 FireWire 接続ケーブル、AC アダプタ、そして 4 ピン - 6 ピン FireWire 変換アダプタ (ある種の Windows システムと接続するのに必要) が同梱されている。上位 2 モデルはこれに加え、キャリングケース、ワイヤードリモコン、そして iPod ドックが加わる。

Apple は Mac と Windows 別々の構成にするのをやめた。新 iPod はどちらのプラットフォームにおいても使用できる。PC ユーザは、FireWire だけでなくUSB 2.0 でもアクセスしたいのであれば、2003 年 6 月に予定されている無料のソフトウエアアップデートに加えて、別売の専用ドック接続ケーブル (6 月より 20 ドルで別途販売予定) が必要となる。

最新の iPod ソフトウエアには、AAC フォーマット再生、メニューのカスタマイズ (例えば、カレンダーのように不要な機能に対するオプションを隠す)、そして iPod だけでリストを作成できる On-the-Go プレイリストの機能などが追加されている。ほかにも、ソリティア、パラシュートなどのゲーム、テキストベースのファイルを読むためのノートリーダ、そして自分で選んだアラーム音や音楽が再生できるアラームクロックが加わった。しかしながら、これらの新機能のほとんどは新しい iPod モデル専用のようだ。最新の iPod ソフトウエア 1.3 が今日 Software Update 経由で配付され始めたが、私の初代 5 GB モデルには AAC 再生機能しか追加されなかったからだ。

<http://www.apple.com/ipod/beyondmusic.html>

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Palm Tungsten C と Zire 71 に興味深い機能が登場

文: Mark H. Anbinder <mha@tidbits.com>
訳: 倉石毅雄 <takeo.kuraishi@attglobal.net>

Palm, Inc. が製品ラインアップに新機種二つを加えた。$500 の Palm Tungsten C は内蔵 Wi-Fi (802.11b) ワイアレスネットワーク、小さな QWERTY キーボード、そして鮮明なカラーの画面を備えている。$300 の Zire 71 は内蔵カメラや、音楽やビデオの再生機能、そして今までの低価格機種に比べて高画素数のカラー画面を備えており、マルチメディア機能を強調している。

<http://www.palm.com/products/handhelds/tungsten-c/>
<http://www.palm.com/products/handhelds/zire71/>

Tungsten C は $400 の Tungsten T と Tungsten W の仲間になる。Tungsten T はキーボードやワイアレス機能はないが (今年後半には他社から Secure Digital スロット用のワイアレスカードが提供される予定)、替わりに Bluetooth での接続能力を提供している。Tungsten W は携帯電話と同じ GSM/GPRS 方式でインターネットへアクセスできる。Tungsten C は、既存のワイアレスネットワークや喫茶店や空港に増えつつある公共の 802.11b ホットスポットを利用して電子メールや Web ページをチェックしたい家庭、ビジネス、そして教育関係のユーザに幅広く受け入れらるだろう。Tungsten W や他社の (Handspring の Treo シリーズや Sony の Clie シリーズなどの) ハンドヘルドの小さな QWERTY キーボードは、ハンドヘルドで頻繁にノートを取ったり他の大量のデータ入力作業を行なうユーザに大人気だ。

<http://www.palm.com/products/handhelds/tungsten-t/>
<http://www.palm.com/products/handhelds/tungsten-w/>
<http://www.handspring.com/products/communicators/>
<http://sonyelectronics.sonystyle.com/micros/clie/>

Palm の新しい Zire 71 は“若い専門職”層を狙っており、Sony のもっと高価なカメラ内蔵のハンドヘルドに対抗したマルチメディア機器であるのは明らかだ。隠された 640 x 480 のカラーのデジタルカメラは Sony の $600 の Clie PEGNX70V についてくる物と同等だが、$800 の Clie PEG-NZ90 にはさらに高画素数のカメラがついている。Zire 71 はさらに高級内蔵スピーカやステレオヘッドフォンジャックを備え、音楽、映画の予告編、その他のダウンロードしたメディアファイルの再生の為に RealOne Mobile Player と Kinoma Player and Producer を搭載している。この Zire 71 は元の Graffiti とは少し違うスタイラスでの新しいテキスト入力方法の Graffiti 2 を使用している初の Palm 機種だ。(Palm は Xerox との長い特許訴訟の末、元の入力システムである Graffiti を放棄することを決めた。今年初め、Palm の子会社 PalmSource は Jot 手書き認識システムをライセンスして Graffiti 2 と名前を変えた。)

<http://sonyelectronics.sonystyle.com/micros/clie/models/nx70v.html>
<http://sonyelectronics.sonystyle.com/micros/clie/models/nz90.html>
<http://www.realnetworks.com/mobile/player/>
<http://www.kinoma.com/products.html>
<http://www.palmsource.com/press/2003/011303.html>

Palm の新しいモデルは Dell の Axim PocketPC ハンドヘルドの強力なオンライン機能と Sony の Clie シリーズのマルチメディア機能に焦点を合わせている。これにより Palm はいつもの中道ポジションを外れた。2003 年の第一四半期に世界全体でのハンドヘルド市場が約 25 パーセント下がったことを考えると、この動きは遅いくらいだ。Palm は 36 パーセントの市場シェアでトップの座を守り、それに HP、Sony、Dell、Toshiba と続く。

<http://www.dell.com/us/en/gen/topics/segtopic_axim.htm>
<http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=SVBIZINK1.story&STORY=/www/story/04-23-2003/0001932086>

PayBITS: ネットワークストレージの追加を考えている?
この記事が選択の手助けになったのなら、PayBITS を通して Mark に感謝しては?
<https://www.paypal.com/xclick/business=mha%4014850.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


より良い Mac OS X 用ソフトウェア配布方法は?

文: Dan Frakes <dan@frakes.org>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

私が現在執筆している本、Mac OS X Power Tools を書きながら、私はそれこそ数え切れないほどの Mac OS X 用ソフトウェアをダウンロードし、インストールし、評価もした。その中にはシェアウェアもあれば、フリーウェアも、ドネーションウェアも、もちろん一般に市販されているソフトウェアも、ありとあらゆるものがあった。こうして私は、この7ヵ月ほどの間にさまざまのクールなソフトウェアに出会ってきたのだが、その副産物として、ソフトウェア開発者たちが自分の創作した作品を世の中に配布する際に何をすべきなのか、そして何をすべきでないのかが、私にはかなりはっきりとした形となって見えてきたと思う。ダウンロードやインストールのプロセス、また必要とあればアンインストールのプロセスも、今では多くの開発者たちが工夫して、それをユーザーにとって易しいものにしてくれてはいるのだが、それでもやはり、その努力をしていない開発者たちも、まだまだ多くいるのが事実だ。そこで、私はこれらのプロセスについてのフィードバックを、あくまでもユーザーとしての立場から、ここで述べてみたいと思う。1つ強調しておきたいことは、私がこれから述べることの一部はあらゆるタイプのソフトウェアに当てはまることかも知れないが、かなり多くのことは、あくまでも Mac OS X 用プログラムの開発者の方々に向けて、私がお願いしたいことだということである。

<http://www.macosxpowertools.com/>

私はこの記事を、1990 年代の中頃に Tonya Engst が書いた“ReadMe”ファイルについての一連の記事の精神を引き継ぐものとして書こうと思った。すなわち、ユーザーの使用体感を改善するための提案を提供することによって、ひいてはそのソフトウェア製品の使用度が増し、売り上げも向上するという形で開発者たちの助けにもなるだろう、ということを目標に置いたのだ。幸いなことに、これらの提案はどれも、ほとんどの開発者たちがたいした苦労もなく実現できるものばかりなのだ。

個別の話題に入る前に、私はほとんどの開発者たちがまるで当然のことのように、おそらく無意識のうちに前提としてしまっている、ある仮定について反論しておきたい。それは、人々はソフトウェアをダウンロードしたらすぐにそれをインストールするに違いない、という仮定だ。これははっきり言って完全に誤った仮定であり、私の見るところではこの誤った仮定こそ、あまりにも多くの開発者たちが陥っている間違ったソフトウェア配布方法の根源なのだろうと思う。(私の言いたいことは以下の議論を読み進めばお分かり頂けるだろう。)私自身の体験から言っても、また私が他のユーザーたちと関わった経験から見ても、ダウンロード済みのソフトウェアが誰にもインストールされないままコンピュータの中で何時間も、何日も、あるいはそれ以上の期間にわたって放置されている、というのは実際ごくありふれたことなのだ。

というわけで、これから私のいろいろな所見と提案とを、「説明書」「インストール」「配布」「購入・登録」の4つの分野にわけて述べていきたい。開発者ではない読者の方々にとっては、これらの提案は直接役に立つものというよりも、むしろ感情移入の練習程度のものに過ぎないかも知れないが、それでももしも皆さんが私の意見に同意して下さるなら、ぜひとも皆さんには同じような問題点を実感されたソフトウェアについてはその開発者に対して建設的なフィードバックを送って頂きたいと思う。(もちろん、この記事へのリンクもぜひ付けて頂きたい!)

説明書 -- 説明書だって? Macintosh ソフトウェアなら、ユーザーは説明書なんか一切読まなくても使えるのさ、という声が聞こえてきそうだが、実際には Apple の一連のiアプリケーションでさえ、その唯一の説明書がオンラインヘルプのみで、しかもどちらかというと当り前のことしか書いてないという事実のために、マニュアルの欠如による不満の声が現に挙がっている。それらのプログラムを扱った解説本の売れ行きが好調なのを見ても分かるだろう。今日、ソフトウェア配布に説明書がますます付かなくなってきているという現実(TidBITS-428 に載った Adam の記事“ドキュメンテーションの死”を参照)にもかかわらず、何らかの形の文章として補助の手を差し伸べることの必要性は常に重要なことであり、その補助の手があれば、ユーザーの快適性は確実に増して、売れ行きも増加するに違いないのだ。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=04865>(日本語)ドキュメンテーションの死

あなたの作ったソフトウェアを配布するに際しては、その内容について説明した ReadMe ファイルを必ず添付すべきだ。もしも配布したディスクイメージなり StuffIt アーカイブなりの中に、たった1つアプリケーションが入っているだけならば、ユーザーとしてはそれが何をするものかを知るためだけにそのアプリケーションを起動してみなければならないことになる。私自身、起動してみて何か取り返しのつかないことをされるのではないか、それくらいならゴミ箱に直行させた方がいいと、一度ならず思ったことがある。 ReadMe ファイルに相当するものをあなたのウェブサイトに置いただけでは充分とは言えない。ユーザーは、必ずしもあなたのウェブサイトからダウンロードするとは限らないからだ。あなたのウェブサイトからダウンロードしたユーザーも、ずっと後になってからインストールする気になった場合にはウェブベースの情報をすっかり忘れているに違いない。

ReadMe ファイルの中には、必ずあなたのウェブサイトの URL を記入しておくべきだ。それはユーザーの助けとなるだけでなく、良い広告方法でもあるのだ。また、ReadMe ファイルのファイル名には、必ずあなたのソフトウェアの名前を入れておくべきだ。多くのユーザーは、いろいろのソフトウェアの ReadMe ファイルをまとめて専用の ReadMe フォルダに置いている。その中に“ReadMe”だの“ReadMe First!”だのといったファイルが 100 個も並んでいたら、これはもうどうしようもないだろう。ReadMe ファイルの内容としてあなたが何を書くべきかについてのもっと詳しいことは、ReadMe ファイルに関する Tonya の一連の記事を参照して頂きたい。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbser=1039>(日本語)ReadMe 談義

あなたの書いた ReadMe ファイルや説明書・マニュアル類をどんなフォーマットにするかについては、慎重に考えて頂きたい。私は、PDF ファイルはお勧めしない。PDF ファイルはダウンロードのサイズを大きくするばかりでなく、システムによっては Preview も Acrobat Reader も、ロードするのにかなりの時間がかかってしまうからだ。もしもあなたが PDF を使うのならば、その PDF ファイルの設定を Acrobat Reader ではなく Mac OS X の Preview で開かれるようにしておくべきだ。なぜなら、Preview が Mac OS X でデフォルトの PDF 及びグラフィックス用ビューワだからだ。(Reader あるいはフルバージョンの Acrobat の方が好きなユーザーは、きっと自分のシステムの設定をやり直してそちらを使うように設定しているに違いない。)もしもあなたが説明書を HTML フォーマットで提供する道を選んだ場合には、例えば XRay のようなファイルユーティリティを使ってその HTML ファイルが特定のブラウザに結び付くことのないように設定しておくべきだ。そうしておけば、それらのファイルはダブルクリックの際にそのユーザーのデフォルトのブラウザで開かれる。ユーザーの立場からは、自分が Safari なり Camino なりを第一ブラウザとして選択しているのに HTML ファイルをダブルクリックしたら Internet Explorer が動き始めた、ということほどイライラさせられることはない。同じようなことだが、もしもあなたのソフトウェアにインターネットロケーションファイル(つまり、1つのリンクをファイルとしてカプセル化したもの)を添付して、ユーザーにそれを使って手軽にあなたのウェブサイトを訪れて欲しいと思うならば、必ずそれを Mac OS X の標準インターネットロケーションファイルにしておくべきであって、決して Internet Explorer の“リンク”ファイルなどにしてはいけない。Internet Explorer 以外のブラウザを使ってウェブをサーフィンしている Mac ユーザーも多いのであり、すべてのブラウザが Internet Explorer のリンクファイルを開けるとは限らないのだ。

<http://www.brockerhoff.net/xray/>

もしもあなたのアプリケーションにヘルプファイルを含めるのならば、Apple の Help Viewer を使うことは避けて、標準の HTML フォーマットを使う方が良い。Help Viewer はアイデアとしては悪くないし、アップデートが自動的にダウンロードされるという利点はあるのだが、少なくとも現在の時点でのものは動作が遅くて無用に肥大化しており、バグも多い。

最後に、あなたのヘルプファイルは(それにもう一部余分の ReadMe ファイルのコピーも添えて)できる限りソフトウェアのアプリケーションパッケージの内部に置くようにすることを強くお勧めしておきたい。こうすれば、そのようなサポートファイルをインストール・保守管理・アップデートなどする際に、ユーザーが余分の心配をせずに済むことになる。ユーザーがあなたのソフトウェアパッケージの新バージョンをインストールする際には、1つの「ファイル」を取り替えるだけですべてが提供されるからだ。もしもあなたの製品が独自のインターフェイスを持つことができない場合、例えば環境設定ペインやプラグイン、バックグラウンド専用アプリケーションなどの場合には、ヘルプに相当する内容を ReadMe ファイルの中に含めておくか、またはオンラインの説明書にリンクしたインターネットロケーションファイルをダウンロードに含めておくか、どちらかにすべきだろう。

インストール -- 説明書がうまく完成したら、こんどはあなたのユーザーたちがどんなインストールのプロセスを体験することになるのか、ということに思いを巡らせてもらいたいと思う。

まず、あなたのソフトウェアにインストーラを使う必要があるのか、それともユーザーたちにあなたのアプリケーションパッケージをハードディスクへ単にコピーしてもらうだけで充分なのか、どちらなのかを見極める必要がある。後者の方が単純なことは間違いないが、一方後者ではあなたの思い通りのコントロールが利かなくなる。そうは言うものの、インストール後最初の起動の際にあなたのアプリケーションが必要な切り盛りの作業を実行する(あるいは適切な AppleScript のスクリプトをあなたのアプリケーションパッケージの中に入れておくこともできる)ことによってインストーラを使わずに済ませることが可能なことも多い。

どんなインストールの方法を採るにせよ、あなたのソフトウェアのインストールの方法について明確に説明したものは、どこかに書いておかねばならない。これは、たとえディスクイメージの中にアプリケーションが1つだけ、という場合であっても必要なことだ。なぜなら、ディスクイメージとは何かを知らないユーザーも多いのだし、イメージからハードディスクへファイルをコピーしなければならないということさえも知らないユーザーもいるのだから。シンプルなインストール法の説明をウィンドウの背景画像として使う、というテクニックもうまい方法だろう。(アイコン表示を選び、表示メニューから表示オプションの項目を選んで背景の“ピクチャ”を選択しておけばよい。)Karelia のソフトウェア、Watson で使われているディスクイメージが良い例だ。

<http://www.karelia.com/watson/>

もしもあなたのソフトウェアがインストーラを使うのならば、あなたの説明書か、またはインストーラの初期画面の中で、何がインストールされるのか、どの場所にどんなファイルが置かれるのか、ということを、漏れなく明確に書いておくべきだ。インストーラには、必ずアンインストールのオプションを用意して、そのソフトウェアを、すべてのサポートファイルや設定ファイルなどと共にユーザーのハードディスクから削除できるようにしておくべきだ。ただし、ユーザーが作ったデータファイルは決して削除してはならない。パーミッションや、その他の理由でアンインストールが実行不可能な場合、またはあなたのソフトウェアがインストーラを使わない場合には、あなたのソフトウェアをユーザーが手動でアンインストールできるように、そのための方法を説明しておくべきだ。

最後に、Mac OS X 標準のフォルダ構成は尊重すべきだ。設定ファイルは ~/Library/Preferences に保存しておく。(ただし、あなたのソフトウェアが全システムにわたるライセンスまたは全システム共通の設定ファイルを使用する必要がある場合には、/Library/Preferences に保存する。)それ以外のサポートファイルは ~/Library/Application Support または /Library/Application Support に置いておく。あなたのアプリケーション専用のディレクトリを ~/Library や /Library に作るべきではない。慣れないうちは Mac OS X のフォルダ構造は混乱するだけのように見えるかも知れないが、それはただフォルダ構成が Mac OS 9 の時とは非常に大きく変わったということに過ぎないのだ。一人でも多くの開発者たちがこの構成方法を忠実に守ってくれればくれるほど、それだけユーザーにとっては Mac OS X が理解しやすくなるという結果につながる。首尾一貫していることは、すなわち会得への第一歩なのだ。そればかりではなく、これは製品サポートの容易さへの道でもある。もしもすべてのプログラムが Mac OS X 流の構成哲学に従ってくれたならば、どのファイルがどこへ行けば見つかるのかが、ユーザーたちにもはっきりと見え始めることだろう。

配布 -- 説明書とインストール体験について理解したならば、次はそのソフトウェアの配布の番である。

何よりも先に、あなたのダウンロードがちゃんと機能することを確認する必要がある;別の言い方をすれば、ユーザーのコンピュータに完全なファイルとしてダウンロードされることである。多くのユーザはダウンロードリンクをクリックした結果ブラウザの画面がコードだらけになってしまったらどうして良いかわからない。いろいろなブラウザであなたのダウンロードリンクすべてがまっとうに動作するかテストしてみる必要がある。(ダウンロード負荷を減らすため、多くの開発者が複数のサイトに、VersionTracker、MacUpdate、或いは Info-Mac のような、リンクを張っている。)

もしあなたのソフトウェアの配布に Mac OS X のディスクイメージフォーマットを使うならば、そのディスクイメージは実際にマウントすることを確認しておく必要がある。私の場合をいうと、ディスクイメージが壊れていたために評価できない製品がいくつかあった。

あなたが配布しようとしているファイルには - それがディスクイメージであれ StuffIt アーカイブであれ、或いは他のいかなるフォーマットであれ - そのソフトウェアのバージョン番号を含んだ意味のある名前を付ける必要がある。例えば、"jcc.dmg" と呼ばれるファイルを見ても、ユーザーは何をダウンロードしたか思い出さないであろう。それに、ユーザーの中には、再インストールする必要が出た時のことを考えて、或いは複数のコンピュータにインストールするために、ダウンロードファイルをとっておく人もいるので、バージョン番号も含んだ意味のある名前がついていれば、一連のダウンロードファイルの整理にも役立つのである。また、Info-Mac にあなたのソフトウェアを提供する人は、バージョン番号をアーカイブの名前に含めておくのが良い。

<http://www.info-mac.org/how/submit.html>

あなたのソフトウェアのバージョン番号をイメージとかアーカイブに含めるべきだとは言っても、アプリケーション自身の名前にバージョン番号を含めるべきではない。アプリケーションの名前をバージョンにかかわらず固定しておけば、ユーザーは従前のバージョンを新バージョンで単に上書きすることでアップグレードできる。もしバージョン番号をアプリケーションの名前に入れてしまうと、多くの Mac OS X 機能 - ドキュメントをダブルクリックするとか Login Items 経由で起動するとか - がアップグレードの後期待したように働かなくなる可能性がある。と言うのも、Mac OS X はアプリケーションを名前で(これに反して Mac OS 9 では生成コードで)探すからである。バージョン番号はそれが本来あるべき所に入れよう - アプリケーションのバージョン文字列の中に - そうすればユーザーはアプリケーションの Get Info ウィンドウからそれを見ることが出来る。

ここで StuffIt アーカイブとディスクイメージのどちらが良いかについての論争に身を投ずるつもりはない;どちらにも長所と短所がある。更に言えば、Apple の新しい型のディスクイメージ "Internet-Enabled" が人気を集めている (ところで、奇妙なことだが、これはどこから見てもインターネットに対して "動作可能" となっているとはいえない)。Internet-Enabled ディスクイメージを使えば;ブラウザはダウンロードしたファイルを Disk Copy を使って自動的に開く;そして Disk Copy はイメージをマウントし、イメージから中身をコピーし、イメージをディスマウントし、そのディスクイメージを Trash へと移動する。(もし更なるインストールのために取っておきたいのであれば、ユーザーはそのディスクイメージを Trash から戻せば良い。) Internet-Enabled ディスクイメージを、始めは紛らわしいとして嫌う人もいるが、これは StauffIt アーカイブのディスクイメージ版だと思えば、その動作に違和感はないと思う - イメージをダブルクリックすることでイメージの中身がイメージ自身にとって変わるのである、StuffIt Expander が中間ファイルを削除するという設定になっているとしてのことだが。

<http://developer.apple.com/ue/files/iedi.html>

購入・登録 -- あなたが次のキラーアプリを創りだしたとして、富と名声へのチャンスを、わかりづらい購入や登録の仕組みで台無しにはしたくないであろう。

あなたのソフトウェアを簡単に購入できるようにすること!もし販売店経由ならば、どの店かをユーザーに告げること。もし大手の Web 再販店経由なら、これらのサイトのその製品ページへのリンクを張ること。もし自分自身でオンラインで配布するのなら、簡便に支払いが出来る方法を提供すること、例えば Kagi, eSellerate, 或いはその他の支払い処理サービスを通して。PayPal を使うこと自体には何も悪い所はないが、それだけ、或いはそれが主たる支払いサービスとするのはお勧めできない;PayPal を嫌っている人はかなり多く、あなたがそれ以外の支払方法を提供しないばかりに、お金を払って購入してくれるお客を失うことになるかもしれない。(これは何も PayPal に限った話ではなく、どのサービスでもそれを嫌いな人はいる;より多くの支払方法を提供できれば、あなたの製品を買うのに使っても良いと思える支払い選択肢が見つかるというものである。)出来る限り海外のユーザーの購入にも易しい方法とすること;結局の所、全 Mac のおよそ半分は米国以外で売られているのである。

<http://www.kagi.com/>
<http://www.esellerate.net/>
<https://www.paypal.com/>

これらのサービスの手数料が高そうに思えることをあまり気にかけるべきではない;ユーザーは Kagi や他のサービスを使って支払いをすることを受け入れているので、ユーザーを安心させる事は、それがソフトウェアに対してより多く支払いをすることに直接つながる。つまり支払いサービスを利用することは一件当りの利益を圧迫するが、全体ではより大きな利益をもたらす。それも比べものにならない程。

配布を成功裏に -- ソフトウェアにはそれこそ沢山の労力を注ぎ込んだのだから、それを世界中に配布する段になってつまらない過ちを犯して折角の努力を無駄にしてしまわないように!この記事の個々の提案は些細なことのように見えたかもしれないが、これが数を重ねてしまうとあなたのユーザーにとっては重大な不具合ともなりかねない。開発者にとって大切な事はユーザーがそのソフトウェアとの出会いを楽しんでくれることであることを考えれば、多くのユーザーにとっては最も難しい部分 - 入手する、インストールする、支払いをする - を可能な限り単純にかつ問題なく出来るようにしてやるのが、この様な楽しみの機会を増やす近道なのである。

[Dan Frakes は最近 Mac OS X Power Tools を書き上げた所で(間もなく Sybex から出版される)、ようやく睡眠時間が取れるようになった所である。]

<http://www.danfrakes.com/>

PayBITS: もし Dan の提案があなたのユーザー体験を改善してくれると思ったなら、Amazon または PayPal 経由で $2 程送って感謝の気持ちを現して欲しい。
<http://s1.amazon.com/exec/varzea/ts/my-pay-page/P3UQQEWHYLQXIT/>
<https://www.paypal.com/xclick/business=dan%40frakes.org>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


TidBITS Talk/28-Apr-03 のホットな話題

文: idBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA