TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#688/14-Jul-03

ニューヨークの Macworld Expo に向けて用意をしつつも、私達は実用的な疑問へ思いが行く。どうやって Safari ヘ Netscape のブックマークをインポートする?写真印刷になぜ PrintFIX を使用して ColorSync のプロファイルを作るのか?そして Retrospect 5.1 では何が新しい?また、Nisus Writer Express 1.0、WorkStrip 3、そして Style Master 3 を取り上げ、AirPort 3.1 の互換性についてさらに詳細を提供し、そして土曜日の Apple Store Bellevue Square での Jeff Carlson のトークについて述べる。

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MailBITS/14-Jul-03

AirPort 3.1 互換性についてのさらに詳しい情報 -- 細かい製品番号には困ったものだ。先週。私は“AirPort 3.1 がサードパーティー製 802.11g PCカードをサポート”に Buffalo Technology の 802.11g PC Card が約 $60で、AirPort 3.1 のおかげで Mac とも働くと述べた。だが、目ざとい読者のDale Rice が Buffalo Technology は実は二種類の 802.11g PC Card を販売していると伝えてくれた: $60 の WLI-CB-G54 は実は AirPort 3.1 との互換性が無いが、$80 の WLI-CB-G54A にはある。正しいモデルを購入するよう、気をつけよう!

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07256>
<http://www.buffalotech.com/wireless/products/airstation/wlicbg54.php>
<http://www.buffalotech.com/wireless/products/airstation/wlicbg54a.php>

Dale によれば、AirPort 3.1 が Belkin の 802.11g PC Card とも作動するとの報告も見たそうだ。もっと興味深いことに、AirPort Extreme 以前の Power Mac を AirPort Extreme ネットワークにつなげたければ、Buffalo Technology (WLI-PC-G54) と Linksys (WMP54G) の 802.11g PCI カードもAirPort 3.1 と作動するとの報告があるそうだ。これからしても、互換性は幅広いものの、買う前に特定の互換性に関しては確認を怠らず、実際のユーザ報告を読むべきだと言えよう。 [ACE] (倉石)

<http://catalog.belkin.com/IWCatProductPage.process?&Product_Id=136500>
<http://www.buffalotech.com/wireless/products/airstation/wlipcig54.php>
<http://www.linksys.com/products/product.asp?grid=33&scid=36&prid=520>

Western Civilisation の新しい人生 -- Western Civilisation のCascading Style Sheets (CSS) 用の旗艦エディターの Style Master がバージョン 3 で Mac OS X にやって来た (詳細は TidBITS-501 の "Precision Web Pages with Style Master" を参照して欲しい)。これは単なる移植やカーボン化ではない。プログラムは一から書き直され、素晴らしいものになった。フローティングウィンドウやダイアログは引き出しで置きかえられ、カラフルなツールバーのアイコンが加えられ、そしてインターフェース全体がもっと分かりやすくなり、とにかく使いやすくなった。モード依存のダイアログや OKボタンすら無くなった。一つのウィンドウで作業していると、Style Masterは並行して他のウィンドウを更新する。そして CSS と一般的に使用されている Web ブラウザとの互換性についてもその場で報告してくれる。Style Master 3 は複雑なマークアップ言語の文法を把握しているプログラムの非常に良い例で、きれいではっきりしたインターフェースでその文法との調整をしてくれる。その結果、ユーザは CSS の細かい知識がなくても CSS-ベースのWeb ページを作成、編集、そしてプレビューすることが出来る。新しいオンラインマニュアルと CSS のチュートリアルが含まれている。Style Master 3 は$50 で (以前のバージョンからのアップグレードは $30)、30日間のデモ版が4.3 MB のダウンロードとして入手できる。 [MAN] (倉石)

<http://www.westciv.com/style_master/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05602>

Nisus Writer Express 1.0 リリース -- Nisus Software 社は今回、新しい Mac OS X 用ワードプロセッサ、Nisus Writer Express 1.0 のリリースをもって Mac OS X の舞台に参戦を果たした。このバージョンは、同社の古参の Nisus Writer Classic 6.5 ほどには機能満載のワードプロセッサとは言えないが、それでもなかなかあなどれない機能を持っている。プレインテキスト、Microsoft Word 書類、ユニコード、RTF、それに RTFD フォーマットの書類の読み込み・書き込みが可能で、不連続なテキストの同時選択機能や、インターフェイスのカスタマイズ機能もちゃんと装備されている。Classic 版の Nisus Writer のファンならば、3レベルの検索・置換機能、正規表現の検索・置換、それに複数個の編集可能クリップボードなども、とりわけ嬉しい機能だと感じるに違いない。Nisus Writer Express にはスクリプティングのサポートもあり、メニューのスクリプト化、AppleScript、Perl などのスクリプトも使える。けれども何よりも重要なことは、今回のバージョンは Mac OS X 用の Nisus Writer の基盤となるべきものであり、今後これを基にして Nisus Writer Classic のフルパワーを備えたソフトウェアへと成長して行く、その出発点であるという点だ。Nisus Writer Express の価格は $60 で、Nisus Writer 6.0 かそれ以降の登録ユーザーは(期間限定だが)$35 でアップグレードできる。3.9 MB のデモ版がダウンロードして使える。[JLC](永田)

<http://www.nisus.com/express/>
<http://www.nisus.com/NisusWriter/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1927>

どうぞ良い Strip を -- SoftChaos の WorkStrip 3 は、WorkStrip X からのメジャーアップグレードだ。(TidBITS-647 の記事“WorkStrip が Mac OS X に”を参照。)WorkStrip というのは、複数個のドックに、classic の Now Menus をブレンドしたようなものだ。階層メニューとファイルリストパネルとの組み合わせはファイルの処理やナビゲーションに最適、そして独自のワークスペース構成方法はアプリケーションや書類、フォルダなどを個々のプロジェクトごとに切り分けて使うのに理想的だ。今回のバージョンでは動作中のアプリケーションごとに個別にそれぞれのウィンドウをリストする(そしてどれにでもスイッチする)ことができるようになり、また“最近使用した項目”機能が Finder から開いた書類も個々のアプリケーションの中から開いた書類もともに追跡することができるようになった。(ただし例外もある。いくつかのアプリケーション、例えば Microsoft Excel のようなものは、依然として WorkStrip には目の届かない存在だ。)その他、見栄えの改良や、キーボードショートカットの改善なども多数盛り込まれている。WorkStrip 3 の価格はおよそ $40、Mac OS X 10.2.4 かそれ以降を必要とする。30 日間有効のデモ版がダウンロードして使える。[MAN](永田)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06935c>
(日本語)<http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-647.html#lnk2>
<http://www.softchaos.com/products/ws3/ove.html>

Jeff Carlson が Bellevue Square の Apple Store で講演 -- Adam と Tonya がニューヨーク州 Ithaca に引っ越してしまった今、他の TidBITS スタッフたちがわざわざ今週の Macworld Expo のためにニューヨーク市まで遠征する必要はない、ということで、私は残念ながら今年のこの時期は TidBITS 読者たちと顔を合わせたり何千人もの Mac ユーザーたちと肩を摺り合ったりする機会がないようだ。その代わりに、私はもうちょっと魅力的な(少なくともずっと近場の)行事に参加することにした。2003 年 7 月 19 日の土曜日、私はワシントン州 Bellevue の Apple Store Bellevue Square に行き、10:30 AM から正午まで iMovie 3 とビデオ編集、その他私の新発売の著書“iMovie 3 for Mac OS X: Visual QuickStart Guide”に関連した話題について講演をする。どうぞ皆さん、ぜひ立ち寄ってひと声かけて下さい! ご一緒にビデオ編集についてお喋りしませんか? [JLC](永田)

<http://www.apple.com/retail/bellevuesquare/>
<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0321193970/tidbitselectro00/>
<http://www.necoffee.com/imovievqs/>


ディスク復旧能力の向上した Retrospect 5.1 登場

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

明日、Dantz Development は Retrospect 5.1 for Macintosh をリリースする。これはパワー、人気ともに定評のある同社のバックアップ用ソフトウェアの最新版だ。私たち自身も、過去何年にもわたってこのソフトウェアを愛用しており、無くなったり壊れたりしたファイルを取り戻したり、ダメージを受けたハードディスクを復旧させたりするためにお世話になっている。今回のバージョン、Retrospect 5.1 は、数多くの点でこれまでのバージョンよりも改善されている。

<http://www.dantz.com/>

新機能 -- 最も重要な新機能は、Mac OS X マシンを起動できる緊急復旧用 CD-ROM が Retrospect 5.1 に付属するようになったことだ。これで、リムーバブルメディアにバックアップをとっている Retrospect ユーザーを悩ませ続けてきた大きな厄介事の1つが、解消されたことになる。つまり、バックアップからの復旧でパーミッションを正しく設定させるためには Retrospectが Mac OS X 上で動いていることが必要なのだが、ハードディスクを再フォーマットしてしまったマシンを Mac OS X で起動するためには、これまでは外部ハードディスクを使うしかなかったのだ。Retrospect 5.1 復旧用 CD は起動時に Finder を使えるようにはしてくれないが、その代わりに Retrospect が起動時に動くので、一から Mac OS X をインストールする必要もなしに復旧作業が始められ、ハードディスクを起動可能に戻すことができる。その後で、残りのファイルも Retrospect で復旧すれば良いのだ。

残念なことに、Retrospect 復旧用 CD は万人の問題を解決してくれる訳ではない。Apple が起動用 CD からネットワークにアクセスを得る方法をまったく提供していないので、Retrospect バックアップサーバからネットワーク経由で復旧をする場合には、この復旧用 CD は役に立たない。このような場合には、依然としてあらかじめユーティリティ外部ハードディスクを用意しておく必要がある。(TidBITS-672 の記事“ユーティリティハードディスクを設定する”を参照。)また、Dantz と Apple との間のライセンス上の制約のために Retrospect の CD には Disk Utility が含まれていないので、問題のあるハードディスクを再フォーマットしたり修復したりするためには Mac OS X Install CD を使わなければならない。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07116>
(日本語)<http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-672.html#lnk4>

注意しておくべきことが1つある。この Retrospect の緊急復旧用 CD は Mac OS X 10.2 Jaguar で起動するので、もしもあなたがスロット・ローディングの iMac をお持ちでそのファームウェアがアップデートされていないならば、Geoff Duncan が TidBITS-653 の記事“Jaguar のインストール前に必ずファームウェアのアップデートを!”で説明したビデオ関係の問題が発生するかも知れない。これは単なる理論上の可能性の問題ではない。Alsoft のDiskWarrior 3.0 にも Mac OS X 起動用 CD が付属しているが、アップデートしていない iMac をこの CD で起動させようとして問題が起こった、という報告が実際に届いている。というわけで、もしもスロット・ローディングのiMac をお持ちならば、ぜひ忘れずにファームウェアのアップデートを済ませておいて頂きたい!

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06973>
(日本語)<http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/TidBITS-jp-653.html#lnk2>
<http://www.alsoft.com/DiskWarrior/>
<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=75130>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1997>

もう1つ、Retrospect 5.1 で新たに追加されたのが Retrospect Client アプリケーションで、これは Red Hat Linux で動作し、Red Hat Linux マシンの内容をあなたの Macintosh または Windows ベースの Retrospect バックアップサーバへとバックアップする。Red Hat 以外の Linux は現在のところまだサポートされていないが、Dantz では将来のリリースでそれもサポートするべく準備中とのことだ。

以前のバージョンの Retrospect でいくつかの機種のオプティカルドライブがサポートされていなかったことに苦しめられ続けてきた人たちは、Retrospect 5.1 に新装備されたオプティカルドライブ自動設定機能を特にありがたく思うことだろう。サポート範囲のモデルと認識できない書き込み可能オプティカルドライブを検出した場合、Retrospect は自動的に次々とそのドライブにコマンドを送り、その応答を解析することでドライブを調査しようとする。それが終わった頃には、Retrospect 内にそのドライブをバックアップ用に使えるようにするために必要な一連のコマンド群が構築されているのだ。もちろん、これはそのドライブがすべてのテストを許容範囲内でパスした場合の話なのだが。(必要なテストをパスしなかったドライブは、やはり Retrospect にバックアップのための使用を拒否されてしまう。)いくつかの場合には、Dantz 社内のテストでパケット書き込み法のチェックを通らなかったドライブでもこの自動設定機能によって使えるようになる例があったということだ。これは、Retrospect 5.1 がパケット書き込み法の代わりにトラック一斉書き込み法もチェックして使えるようになったからで、伝え聞いたところではこのトラック一斉書き込み法の方がより多くの製造元の機種で正しく動作するらしい。もっとも、この方法ではドライブ内のスペースの有効利用度が減ってしまうのだが。

最後に、我々もまだ詳細を把握していないのだが、Retrospect 5.1 では数え切れないほどさまざまのバグ修正とユーザーの声を取り入れた改良とが組み込まれているということだ。ただ、私が希望してきた機能で、まだ実現されていないものが1つある。それは、1個のバックアップセットを複数個のハードディスクにまたがって保存することのできる機能だ。リムーバブルメディアとして認識されるものについては既に複数個のディスクにまたがって保存できているのだから、ハードディスクについてもきっと可能なはずだと思う。私は現在 Granite Digital の FireVue、複数ハードディスクをサポートしたホットスワップ可能な FireWire ドライブベイを使っているので、このハードディスクが Retrospect によって真のリムーバブルメディアとして扱われるようになれば素晴しいと思う。そうすれば、私のバックアップセットがディスクのサイズに限定されることなく自由に使えるようになるからだ。

<http://www.granitedigital.com/catalog/pg26_firewireidehotswapdrive.htm>
<http://www.granitedigital.com/catalog/pg32_firewiresmarthotswapdrive.htm>

価格とサポート -- 価格面では、Retrospect 5.1 で一番大きく変わったのは Dantz が低価格版 $80 の Retrospect Express の販売をやめたことだ。この Retrospect Express では、よりパワフルな機能でそれ以外のバージョンに装備されているもののいくつかが省かれていた。例えばセレクタをカスタマイズしたり、Retrospect Client ソフトウェアを使ってネットワーク上のコンピュータにバックアップしたり、といった機能だ。これによって、今後は $130 の Retrospect Desktop が最低価格版の製品というとのになる。これには2台のネットワーク上のコンピュータを Retrospect Client を使ってバックアップできるライセンスが付属している。Dantz は、多くの家庭で複数個のコンピュータが動いている現状に鑑み、ほとんどの人たちは $50 余分に払ってもネットワークバックアップの機能を希望するだろうと判断したのだ。Retrospect Express または Retrospect Desktop 5.0 からのアップグレード価格は $60 となる。

ただ、Retrospect Express が完全に消え去った訳ではない。ハードウェア(ハードドライブに付属させている Maxtor 社)やソフトウェア(発売されたばかりの Norton SystemWorks 3.0 にバンドルさせている Symantec 社)などにこの製品をバンドル販売している会社は、今後も Retrospect Express を使うことになる。バンドルされるのは、今のところバージョン 5.0 のようだ。バンドルされる製品のバージョンを更新するのにはしばらく時間がかかるものだ。

<http://www.maxtor.com/en/products/external/personal_storage_5000/>
<http://www.symantec.com/sabu/sysworks/mac/>

もっと高価格の製品、$500 の Retrospect Workgroup や $800 の Retrospect Server については価格も適用範囲も変更はない。Retrospect Workgroup には 20 台までの Retrospect Client のライセンスが付属し、Retrospect Server には 100 台のライセンスが付属する。また、Mac OS X Server を走らせて複数台の Mac をバックアップするには Retrospect Server が必要だ。Retrospect Workgroup 5.0 からのアップグレードは $100、Retrospect Server 5.0 からのアップグレードは $160 だ。

以上の価格はすべて、Dantz からの直接購入の場合の価格だ。第三者の販売店、例えば TidBITS スポンサーの Small Dog Electronics などでは、新規購入およびアップグレードのいずれについても 30% ないし 40% の割引価格をつけている。付加価値再販業者(クライアントのために Retrospect のインストール、設定、管理などの作業をする、コンサルタントなどの業者)も、割引価格で Retrospect を販売していることが多い。

<http://www.dantz.com/en/buy/buy_step1.dtml>
<http://www.smalldog.com/search/x/x/wag125/?z=1&find=Retrospect>

最後に、Dantz ではぐっと値段の安くなった年間契約サポート・メンテナンスプランを新たに提供していることをお知らせしておきたい。ずっと以前から、Dantz は電話による技術サポートを有料(1件の相談ごとに Retrospect Express については $40、それ以外のバージョンについては $70)としてきた。これは、技術サポートのエンジニアが電話を受ける度に $30 の実費が掛かるからだ。(ウェブフォーラムによるサポートは無料のままだ。)今回からは、Retrospect Server または Retrospect Workgroup を購入したユーザーは年間契約のサポート・メンテナンスプランを利用することができる。このプランを契約すると、電話によるサポートが無制限に受けられ、今回のアップグレード _並びに_ 次回のアップグレードが無料となる。それを考えれば、Retrospect Server で $280 というプラン価格もはっきりお買い得と言えるだろう。(Retrospect Server 5.1 へのアップグレード価格だけで $160 するのだし、おそらく1年以内に出るであろう次回のメジャーアップグレードも同じくらいの価格になるだろうから。)Retrospect Workgroup の $200 のプラン価格も同様にお買い得だ。けれども、Retrospect Desktop についての $180 というプラン価格は私にはあまり魅力的に見えない。Retrospect Desktop については、他のバージョンの Retrospect とは違ってプラン価格でアップグレード価格の元が取れないので、Dantz でもおそらくあまり多くの顧客がこのサポート・メンテナンスプランを利用するとは期待していないのだろう。

<http://www.dantz.com/en/support/>

PayBITS: Adam の記事でアップグレードの決断のための情報が揃った なら、PayBITS で少額のお金を送って感謝を示しましょう!
<https://www.paypal.com/xclick/business=ace%40tidbits.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


NetscapeのブックマークをSafariへインポート

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 溝畑 考史 <mizo-tid@grf-design.com>

Apple の Safari Web ブラウザは、最初のベータリリースから Internet Explorer で作っていたブックマークをインポートすることが出来た。Safariのブックマークに Imported IE Favorites コレクションとして追加される。これは Safari を初めて起動したときに行われて、後でインポートする方法はインターフェイスとしては提供されていない。

ところで数週間前の WWDC で出荷された Safari 1.0 では、密かに Netscapeや Mozill からも同じようにブックマークをインポートできるようにしていたのだ。繰り返すが、これは Safari をアップグレードした後、初めて起動した時のみ行われる。しかしながら多くの場合、Netscape や Mozilla のブックマークを探す方法に技術的な問題があるので、インポートはうまくいかない。これは将来改善されるべきだろう。しかし Netscape や Mozilla にブックマークを溜めているのに、Safari に Netscape/Mozilla お気に入りコレクション としてインポートされていないのなら、以下のテクニックを使ってSafari に持ってきてみてみよう。

この問題を解決するには他にもたくさんの方法がある。たとえば、Netscape or Mozilla のブックマークから Safari のブックマークビューへ直接ドラッグしてもいいし、複数の Web ブラウザで一つのブックマークを管理できるようにする Alco Blom の URL Manager Pro といった本格的なブックマークユーティリティを使ってもいい(詳しくはTidBITS-jp-635 『TidBITS 御用達ツール:URL Manager Pro 』を御覧あれ)。Safari の debug メニューを有効化し、そこからインポートをやり直すユーティリティなどもある。しかし今回は、Safari の内蔵するインポート機能をどうすれば有効に活用できるかに注目したい。

<http://www.url-manager.com/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06854>

問題点 -- Netscape と Mozilla 両者とも複数のユーザが個々のアカウントや環境設定、それにそれぞれのブックマーク管理を実現するための、プロフィール機能がある。個々のプロフィールは ~/Library/Mozilla/profilesディレクトリに保存され、それぞれ別のフォルダにおさまっている。Safariが default と名付けられた、デフォルトプロフィールフォルダに入っているブックマークしか見つけることができないのはこれが原因だ。もし自分自身のプロフィールを何某かの方法で変更していたら、Safari は何もいわずに失敗する。プロフィールの名称を変更するのがどの程度一般的なのかはよく分からないが、私は "Adam's Default Profile" や "Default User" という風にしていて、どちらも Safari のインポートがうまくいかなかった。したがってこの記事が書けたのである。

解決法 -- もしあなたも同じような状況だったら、以下の手順でNetscape あるいは Mozilla(どちらも同じものだ。Netscape は Mozilla のソースコードに基づいている。)のブックマークを Safari にインポートさせてみよう。

  1. Safari と Netscape あるいは Mozilla が起動しているなら、終了する。

  2. プロフィールフォルダ ~/Library/Mozilla/Profiles へ移動する(ライブラリフォルダ内の Mozilla フォルダ中に Profiles フォルダはある)。そして(訳注:インポートしたいプロフィールの)フォルダの名前を“default”に変更する(クオートは必要なく、全て小文字だ)。後で使うので元の名前は覚えておいてほしい。

  3. /Library/Preferences ディレクトリある com.apple.Safari.plist をテキストエディタで開く。BBEdit や、もしインストールしてあるのなら、Appleの Property List Editor でもかまわない。

  4. "Netscape" を検索してみて以下にあげる行で、"true" を "false" にする。そして保存して終了。NetscapeAndMozillaFavoritesWereImported

  5. Safari を起動して、ブックマークメニューから、『全てのブックマークを表示』を選ぶ。うまくいっていれば、Imported Netscape/Mozilla Favoritesコレクションがあるはずだ。

  6. Finder に戻って、Netscape/Mozilla プロフィールのフォルダの名前を元に戻す(これは必ずしも必要ではないが、Netscape あるいは Mozilla を混乱させるのは避けておこう)。

すぐに必要なくなる -- Apple は間違いなくこの問題に取り組んでいるだろう。したがって将来的には、Netscape や Mozilla でデフォルトのプロフィール名を使ってない人にも、こういった小技は必要なくなるはずだ。一方で、このシンプルな方法を使えば面倒くさいブックマークの引っ越しをしないですむのだ。

PayBITS:Adam の小技がネスケ/モジラのブックマーク移行の助けになったのなら、PayBITS で小額のお金と感謝を送って下さい!
<https://www.paypal.com/xclick/business=ace%40tidbits.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


PrintFIX で ColorSync プロファイルを作成しよう

文: Keith Cooper <kc@northlight-images.co.uk>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

前回の記事では、Mac ユーザが ColorSync を最初から使えるようになっていることの利点についていくつか述べた (TidBITS-687 の“Mac のカラー向上”を参照)。プリンタに付属のカラープロファイルは大抵非常に良くできているが、それはメーカー指定のインクや用紙を使う場合にしか対応していないのが普通だ。良い結果を得るためには、そのプロファイルが実際にあなたが使うインク・用紙・プリンターの組み合わせとマッチしてないといけない。では、どのようにしてこのプロファイルをカスタマイズすれば良いのだろうか?方法は二つ。お金はかかるがプロにお願いしてプロファイルを作成してもらうか、もしくは今回私が行ったようにPrintFIX という製品を用いて自分で作成するかだ。これから述べることは難しく見えるしれないが、一旦カスタムプロファイルを作成してしまえば、iPhoto ユーザーにプロの写真家と同じようなメリットをもたらすということを覚えていて欲しい。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07259>

プリンタプロファイルの入手先は? -- あるインクと用紙の組み合わせに関するプロファイルは、それぞれのプリンタ毎に違っている。多数の既知の色が含まれているテストイメージを印刷してその出力結果を計測すれば、望んでいる色と印刷された色との間の換算表を作成することができる (これがプロファイルの一部だ)。正確なプロファイルを作成するには、多数の色が並んでいるシートと非常に精密な測定が必要である。例えば Pixl 社などは、このような作業をしてくれるスペシャリストである。

<http://www.pixl.dk/index_eng.htm>

色を精密に計測するための機器は安くないし、プロファイルを作成するには技術と知識が必要である。特定のプリンタ・インク・用紙の組み合わせで大量に印刷しようと思うなら、専門の業者にプロファイルを作成してもらうことも考慮に入れたほうが良い。その場合、大量の色パターンを含むファイル (複数の場合もある) が送られてくるので、それを印刷し返却すると、業者があなた専用のカスタムプロファイルを作成してそれを送り返してくる。

PrintFIX: 自分で作るプロファイル -- 写真家でかつ教師でもある私は、自分で生徒達にカラーマネージメントの原理をいくつか見せられるように、プロファイルが安価に作れる方法を探していた。いろいろな方法があるのだが、そのほとんどは私が支払っても良いと思う金額を超えていた。そこで、ColorVision 社から 350ドルで販売されている PrintFIX プリンタプロファイリングシステムを試してみた。これはソフトウエアと USB スキャナの組み合わせで、スキャナは使用したいインクと用紙を使って目的のプリンタで印刷したテストカラーパターンをスキャンするのに使う。これは Photoshop あるいは Photoshop Elements (この二つは簡潔さのためこの後単に Photoshop と呼ぶことにする) のプラグインとして動作する。

<http://www.colorvision.com/store/print_gpu125.shtml>

ColorVision は、現在サポートしているプリンター (ほとんどがハイエンドのEpson カラーインクジェットプリンタ) を同社のウェブサイトにて公開している。ここで注意してほしい点がある。もし対象となるプリンターがサポートされていなければ、この PrintFIX ソリューションは動作しない。その場合、ColorVision のウェブサイトにサポートして欲しい機種をリクエストできるフォームがあるので、それを活用しよう。

<http://www.colorcal.com/store/print_gpu125_printers.shtml>

PrintFIX プラグインを使って、用意されているテストイメージ (729 の小さなカラーパターンが並んでいる) を選択し印刷してみよう。印刷物が乾いた後、PrintFIX スキャナーでそれを PhotoShop に読み込み、どのように印刷されたかのイメージを作成する。プロファイルは、ソフトウエアがこのイメージと印刷されるべき色を比較することにより作成される。

このプロセスを説明するために、ある色のパターンに何が起こるか考えてみる。オリジナルのターゲットとなる色 (これが我々が目指すものであるので“ターゲット”という言葉を使う) が特有の鮮紅色だとしよう。プリンタは指定された用紙に適当だと思われるインクで印刷し、赤みがかかった色になった。PrintFIX はスキャンしたイメージと色パターンから期待される色値を照合し、所定の色がプリンタによってどのように表現されるかのサンプルを一つ得る。このプロセスを 729 の色すべてに対し繰り返し、プロファイルを作成するのに必要な情報を得るのだ。

PrintFIX ソフトウエアの処理が終了すると、新しいプロファイルに名前を付けるよう要求される。機器の精度を上げるために何枚も印刷したりプロファイルを複数作るかもしれないので、意味のある名前にしておこう。その後、Photoshop を終了して再度立ち上げ、新しいプロファイルを認識させる。お望みなら、ColorSync Utility (先週号の記事に詳細が載っている) を使って新しいプロファイルを見ることも可能だ。メーカーのプロファイルと比較するといくらか異なる形になっているかもしれないが、これはメーカーの予測ではなくあなたのプリンタ・インク・用紙の組み合わせで表現できる色領域が示されているからだ。

結果 -- PrintFIX にはあなたのプロファイルをテストするための便利な試験画像がついている。この段階では自分の写真よりもこの様なものを使う方がずっと良い。なぜならば、この試験画像を本当に正確にするために多くの労力が注ぎ込まれての結果だからである。この試験画像は昔のテレビの試験カードの高級版と言ったものである;これには幅広い色と調子にわたる静物と人物が含まれておりあなたのプリンタの欠陥を浮き立たせる。もし自分の現在のプリンタがどの程度まで表現出来るのか試して見たいというのであれば、無償で使うことが許可された試験画像 (630K ダウンロード) が下記から入手できる。

<http://www.northlight-it.com/files/Test_Image.zip>

Epson Stylus Photo 1290S プリンタを使って、まず Epson Premium Glossy Photo Paper 上で Epson PGPP プロファイルを使い同じ画像を印刷し、次に私のカスタマイズした PrintFIX プロファイルでやったものと比較した。それから、汎用の写真紙上に Epson Photo 紙用プロファイルと他のカスタムPrintFIX プロファイルとで同じ画像を印刷し比較した。

<http://www.epson.co.uk/product/printers/photo/styphoto1290s/>

全体的には、PrintFIX プロファイルは両方とも Epson のプロファイルよりも良かった。色の彩度は良好で、とりわけ黄色は Epson プロファイルより際立って良い。とはいっても、PrintFIX の結果が完全だとはいえない。私のキャリブレーション済みのモニター上の画像と私の想像するイメージとに比べると、ハイライトの部分が多少緑がかっておりかつ多少軽すぎる。でも、これらの欠陥は微小であり、私のスキャンしたターゲット画像に立ち戻り、PrintFIX ソフトウェアのプロファイル生成設定に微調整を施すことでプロファイルを更に綺麗にすることが出来た。(写真のついた更なる詳細については下記リンクにある私の Web ページを訪れてみて欲しい。)

<http://www.northlight-images.co.uk/printfix1.html>

PrintFIX の結論 -- 多少の手直しを加えた後での私の作り出した大部分のカスタムプロファイルには満足している。サードパーティのインクと紙を使って最善の印刷をするためにはカスタムプロファイルが必要であり、PrintFIX は期待を裏切らなかった。汎用の紙をいくつか試験してみたが、プリンタメーカーのどのプロファイルを使った場合よりも目に見えてより結果が得られた。私はこれを写真学の教室でも使っていくつもりである。デジタル写真に移行する時、生徒の多くが理解するのに苦労するものの一つであるカラー管理のいくつかの側面を説明する時、プロファイルを作ってそして使ってみるというのは役に立つであろう。

PrintFIX は写真クラブには欠かせない道具だと思う。人々は自分のプリンタへのプロファイル作りを試す事ができる。それから、専門家による新たなプロファイル作りは高価すぎて手が出ないような、あまり量のない印刷用に新しいプリンタ/インク/紙の組み合わせを試験するには最適だと思う。

弱点の一つは、白黒印刷は当たり外れがあるということであろう。良好な黒と白のプロファイル(自然なグレー)を作り出すには、正確な装置ときわめて精密な測定とが要求されるが、ColorVision も率直に認めているように、これらは PrintFIX の能力を超えている。時には良好なグレースケールが得られる事もあるかもしれないが、次回はそうでないかもしれない。私の写真の多くは白黒なので、特別のインクを使ったプリンタ一式を白黒用に別に用意している。

もし精度が一番重要でかつ同じプリンタとインクと紙の組み合わせで大量の印刷をするという場合は、名前の通ったプロファイルメーカーから良いプロファイルを購入するのがなんと言っても一番である。

30-Sep-03 までの期限付きで、ColorVision は PrintFIX に同社の DoctorPROソフトウェアをバンドルして売っている。DoctorPRO を使えばずっと進んだプロファイルの調整が可能になるが、Photoshop に対する深い造詣とカラー管理に対する理解が必要である。(私のサイト上での PrintFIX の延長記事でDoctorPRO の更なる詳細についても扱っている。)

あなたのカラーを直す -- 専門家にカスタムプロファイルを作ってもらうのには数百ドル払う必要があるという事実はあるが、プロファイルを作り出すこと自体は謎に包まれた職人芸の世界ではない。PrintFIX のお陰で、良好なプロファイル作りを do-it-yourself で出来るようになった。勿論、これを買ってもいいとお思いの人はすべて現実的な期待を持ちこの製品の限界もよく認識しておくべきであるが、ColorVision が返金保証を打ち出しているのはうれしい事である。と言うことで、もし今印刷している写真の色に満足していないのであれば、カラー管理の世界に踏み込んでもう少し勉強をし(下記の Webサイトを試されたい)自分固有のカスタムプロファイルを作るのに PrintFIXが使えるのかどうか調べてみる事をお奨めする。

<http://www.computer-darkroom.com/>
<http://www.adobe.com/support/techguides/color/colormanagement/main.html>
<http://www.photoshopforphotographers.com/colormanage.htm>
<http://www.color.org/info_profiles2.html>

[Keith Cooper は写真家でありかつ長年の Mac コンサルタントでもある。彼はまた成人向け教室で写真学とデジタル画像について教えている。彼のWeb サイトに行けば更なる写真とか Mac 情報が見られる。]

<http://www.northlight-images.co.uk/links.html>


Hot Topics in TidBITS Talk/14-Jul-03

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: 湯本 敬<ymo@big.or.jp>

TidBITS Ice Cream Social 2003 -- もしあなたが7月15日にニューヨークにいて、私や TidBITS の読者に会いたいと思うなら、 パラマウントホテルで午後8時から開かれる TidBITS Ice Cream Social へどうぞ。詳細は下記に。(1 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1994>

iPod の転売 -- あなたが iPod を売って、新しいのを買いたいと思ったら。まず古い iPod をきれいに拭く方法についてこれを読むべきだ!(2 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1996>

仮想メモリ・スワップファイルを移動させる --ハードディスク最適化の議論は、Mac OS X の仮想メモリ・スワップファイルを別のディスクあるいはパーティションに移動させることでパフォーマンスを改善することができるかどうかという問題に論点が移った。(17 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1998>

iBook のバッテリー問題 -- Mac OS X 10.2.xの最近のバージョンでは、iBook のバッテリーに関する問題を引き起こし、うわべは解決したかのようである。したがって、あなたの iBook がバッテリーに関する問題を抱えているなら、このスレッドは読むだけの価値がある。しかし不運にも、提案のどれもが、Adam のブルーベリー iBook のバッテリーを生き返らせるのに役立たなかった。(10 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1999>

ソフトウエア・アップデート操作 -- 特記すべき事実2つ:ソフトウェア・アップデートは admin ユーザでログインする場合に限り、完全に作動することができるという点と、さらには利用可能なコマンドライン・バージョンがあるということ。(4 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2000>

カラーマネージメントについてもっと -- Keith Cooper のカラーマネージメントの記事について読者たちからいろいろな追加情報が寄せられた。(4 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2001>

iTunes Music Store 専属の CD -- アップルは、iTunes Music Store で独自 CD を発売した。The League of Extraordinary Gentlemen のサウンドトラックだ。もちろん、ダウンロード版よりも実際の CD の方が良いという人のために、CD を購入するオプションも用意されている。(2 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2002>

Palm で TidBITS を読む -- Palm OS 携帯機器上で TidBITSを読むための、数多くの異なる方法の紹介。4年目を迎える Dave Charlesworth の変換サービスもある。(7 コメント)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2003>


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA