TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#776/18-Apr-05

TidBITS は今週 15 歳になった! ロウソクを吹き消す代わりに、Adam は Mac を使い続けてきたこの 15 年間を振り返る。今週号には Apple 発のニュースもたくさんある。まずは Mac OS X 10.4 Tiger のリリース日が 2005 年 4 月 29 日と発表された(それに合わせて私たちの“Take Control of Tiger”電子ブックも同時リリースされる)こと、続いて Apple 社の 2005 年第2四半期業績報告が好調な数字を示したこと、それから Mac OS X 10.3.9 アップデートのリリースと、iMovie HD、iDVD 5、iPhoto 5、iSight の各ソフトウェアへの修正、そして Final Cut Pro 5、DVD Studio Pro 4、Motion 2、Soundtrack Pro の発表についてもお知らせする。

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MailBITS/18-Apr-05

Take Control が TidBITS 15 周年を記念して 40% 引きセール -- 今週は私たちが毎週出版を続けて 15 周年を迎える。これを記念して、私たちの Take Control 電子ブックで今週のみ 40% 割引セールをすることにした。このセール価格を利用するには、注文の際にクーポンコード CPN50416TB15 を使えばよい。(ただしバンドル販売での購入には適用できない。これは eSellerate が一つの注文に一つのクーポンしかサポートしていないからだ。)この割引は私たちの既刊の電子ブックすべてに適用されるが、近刊の Tiger 本の予約注文には適用できない。[ACE](永田)

<http://www.takecontrolbooks.com/catalog.html>(日本語)Take Control Ebooks: あなたの知りたいことがすぐわかる

[訳注: この特別 40% 割引セール期間は米国時間でこの日曜日の夜(ひょっとしたら月曜日の朝)まで、つまり日本時間で 4 月 25 日(月曜日)の午後のどこかの時点までとなっています。]

Mac OS X 10.3.9 アップデートがリリース -- Apple が Mac OS X 10.3.9 Update をリリースした。これはほぼ間違いなく Panther の最後のリリースとなるだろう。Mac OS X 10.4 Tiger が 2005 年 4 月 29 日にリリースされる予定(詳しくはこの号の記事を参照)なので、今後の新しい Panther リリースがあるとしてもそれは特定のアプリケーションだけのものか、あるいはセキュリティ関係の修正のみにとどまるだろう。(Jaguar でもそうだった。)今回のアップデートには細々とした問題の修正が多数含まれている。これらはきっと Apple の上に重荷となって積み重なっていたであろうと思われ、これでやっと彼らも懸案の作業予定表を閉じることができるというものだろう。(アップデートノートのうち3つが、何とまあ、Stickies に関係したものだった!)けれども、中には重要なものもいくつか含まれている。例えば、PowerBook の機種によってトラックパッドの動作に不正な挙動があった問題が修正された。また、PowerBook G4 がスリープから復帰する際にカーネルパニックが起こることのあった問題の回避や、カーネル内の数々のセキュリティ関連の修正なども施された。

<http://www.apple.com/support/downloads/macosxupdate1039.html> (日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Mac OS X Update 10.3.9
<http://www.apple.com/support/downloads/macosxcombinedupdate1039.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Mac OS X Combined Update 10.3.9
<http://www.apple.com/support/downloads/macosxserverupdate1039.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Mac OS X Server Update 10.3.9
<http://www.apple.com/support/downloads/macosxserverupdate1039combo.html> (日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Mac OS X Server Update 10.3.9 (Combo)

このアップデートは、Mac OS X 10.3.8 からアップグレードする場合には巨大な 51 MB のダウンロードとして入手できる。過去のすべての 10.3 リリースのどれにも適用できる Combo インストーラは、何ともものすごい 117 MB だ。Mac OS X Server 10.3.9 も、63 MB (アップグレード) または 143 MB (combo) という大きさで入手できる。この際私は Apple に言っておきたい。平均的なダイヤルアップのユーザー、そういう人たちが依然としてわが国では多数派なのだが、そんな人たちがいったいどうやってこれほどの巨大なダウンロードに対処すればよいのか、Mac OS X 10.0 のリリース以来の Apple は、これっぽっちも考慮してくれていないのではないだろうか。[GF](永田)

iPhoto、iMovie、iDVD、iSight もアップデート -- Apple は先週、その製品たる iLife '05 アプリケーションのうち3つについてアップデートをリリースした。施された修正の数は少ないが、これは歓迎すべきバグ修正版だと言える。iPhoto 5.0.2 (5.5 MB のダウンロード) は安定性が増し、特に PowerPC G3 ベースの Mac でのパフォーマンスが向上した。また、ブックレイアウトモードでサムネイル写真のサイズ変更が可能になり、スライドショーのパフォーマンスも改善された。iMovie HD 5.0.2 (2.7 MB のダウンロード) はオーディオとビデオの同期に関する問題を修正し、analog-to-digital コンバータなど pass-through 機器のサポートを拡張、HDV (high definition) ビデオのカメラへの書き出しを改良している。また、DV ビデオクリップがタイトルを入れると壊れてしまうバグも修正されたらしく、速度調整をしたクリップを使う iMovie 4 プロジェクトの扱いも向上した。iDVD 5.0.1 (2.6 MB のダウンロード) は安定性が増し、iMovie HD との互換性、また iPhoto のスライドショーとの互換性も向上した。最後にもう一つ、Apple は iSight ソフトウェアをバージョン 1.0.3 (1.1 MB のダウンロード) にアップデートし、あの小さなビデオカメラでオーディオ録音機能を改善した。以上四つのアップデートは、どれも Software Update 経由で、または別途ダウンロードとしても入手できる。[JLC](永田)

<http://www.apple.com/support/downloads/iphoto502update.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - iPhoto 5.0.2 Update
<http://www.apple.com/support/downloads/imoviehd502update.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - iMovie HD 5.0.2 Update
<http://www.apple.com/support/downloads/idvd501update.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - iDVD 5.0.1 Update
<http://www.apple.com/support/downloads/isightupdater.html> (日本語)アップル - サポート - ダウンロード - iSight Updater

Adam と Tonya が New Mexico ユーザグループへ -- Tonya と私は合衆国西南部の地方へは一度も行ったことがなかったので、来る 5 月初めに一ケ所ではなく二ケ所でもなく、何と三ケ所もの New Mexico ベースの Macintosh ユーザグループを訪れることができるのをとても楽しみにしている。2005 年 5 月 3 日の午後 7 時に、私は Albuquerque で AppleQuerque Macintosh User Group の例会で講演する。それから、2005 年 5 月 4 日の午後に Los Alamos Macintosh User Group で、続いてその後の午後 7 時には Santa Fe Macintosh User Group で、それぞれ講演することになっている。講演の内容は主に iPhoto とワイヤレス・セキュリティについての話になる予定で、Tonya も一緒にいて Take Control とか電子出版全般などについてお喋りをすることにしている。お近くの方は、どうぞ会場で声をかけて下さい! [ACE](永田)

<http://applequerque.org/>
<http://www.santafemug.org/>

DealBITS 抽選: PDFpenPro の当選者 -- 先週の DealBITS 抽選で当選し、SmileOnMyMac の PDF 編集ユーティリティ PDFpenPro ($94.95 相当) を受け取ることになったのは、csua.berkeley.edu の Kevin Wong、earthlink.net の Rick Jarnat、lycos.com の Ferd Diemer の3名だ。おめでとう! 残念ながら当選しなかった皆さんも、下記のリンクを使えば PDFpen (PDF フォームを作る必要のない人向け、$49.95) または PDFpenPro の購入価格が 10% 割引になる。この割引はすべての TidBITS 読者のために提供されている。応募して下さった 746 人の皆さん、どうもありがとう。それから、DealBITS 紹介を受けて応募して下さった 54 人の皆さんに、特別の感謝を申し上げたい。今週もまた別の DealBITS 抽選があるので、どうぞよろしく。そして、新しい抽選をあなたのお友達や家族、同僚の方々に紹介して下さることで、あなたが当選する確率が増えるのだということをお忘れなく。[ACE](永田)

<http://www.smileonmymac.com/offers/PDFpenProDealBITS.html>
<http://www.tidbits.com/dealbits/smileonmymac4/>
<http://www.macworld.com/2005/03/reviews/pdfpen201/index.php>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=08056>(日本語)DealBITS 抽選:SmileOnMyMac の PDFpenPro


DealBITS 抽選: MaxSleeve と iProtect

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私がメインに使っているラップトップバッグにはあまりにもたくさん物が入るので、たいていの場合私は必要以上に物を詰め込みたいという欲求に負けてしまう。その結果、私のほっそりとして小さな 12 インチ PowerBook G4 が荷物の全重量のほんの一部分に過ぎない、ということもよくある。ずらりと付属品を揃える必要なしにちょっと出かけるだけの場合、実際問題としてラップトップ機そのもの以外には何も要らないという場合に、最近私は MaxUpgrades 製の MaxSleeve を使うようになった。これは格好の良い黒のバッグで高密度のポリウレタンフォームで出来ており、私の PowerBook がちょうどぴったりと中に納まる。二個のジッパーで閉じるようになっており、ジッパー部分が外側にあるので PowerBookの表面と擦れることもない。MaxUpgrades はこれと合わせて iProtect クロスも送ってくれた。こちらはマイクロファイバーの布で、ラップトップを閉じた時にキーボード表面に付いた指の皮脂が液晶画面に付着して汚すのを防いでくれる。また、デリケートな液晶スクリーンの表面に傷を付けることなくきれいに拭き取れるようにデザインされている。

<http://www.maxupgrades.com/istore/index.cfm?fuseaction=product.display&Product_ID=102>
<http://www.maxupgrades.com/istore/index.cfm?fuseaction=product.display&Product_ID=103>

今週の DealBITS 抽選では、MaxSleeve と iProtect クロスの組み合わせ(最大 $38.98 だが、MaxSleeve の価格はラップトップ機のサイズによって少々異なる)を2組、賞品にする。幸運が足りずに当選から漏れた応募者にも双方の製品に割引価格の資格が贈られるので、ラップトップ用のバッグを、と思っている方はぜひ奮って下記リンクの DealBITS ページで応募して頂きたい。寄せられた情報のすべては TidBITS の包括的プライバシー規約の下で扱われる。なお、ご自分のスパムフィルターに注意されたい。当選したかどうかをお知らせする私のアドレスからのメールを、受け取って頂くことになるのだから。

<http://www.tidbits.com/dealbits/maxupgrades1/>
<http://www.tidbits.com/about/privacy.html>(日本語)TidBITS プライバシー規約

最後に、あなたが賞品を受け取れる確率を増やした新しい方式を思い出して頂きたい。確認用のウェブページにも、応募者が受け取る電子メールの確認メッセージにも、いずれもあるカスタム URL が記載されており、この URL をあなたが友人や同僚たちに送って、その人たちにもその URL を使って抽選に応募してもらえるようになっている。もしも抽選で当選した人がこの紹介用 URL を使った人だったならば、その紹介をしたあなたにもまったく同じ賞品が贈られるのだ。つまりあなたがより多くの人たちに紹介して下されば、その分だけあなたが賞品を手にする確率も増えるわけだ。だから、ぜひできるだけ多くの人たちにこの紹介用 URL を配って頂きたい。(もちろん、スパム送信者のようなことをするのはいけない!)

[訳注: 応募期間は 11:59 PM, 24-Apr-2005 Pacific Standard Time まで、つまり日本時間で 4 月 25 日(月曜日)の午後 4 時頃までとなっています。]


Mac OS X 10.4 Tiger のリリースが 29-Apr-05 に

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Mac OS X 10.4 Tiger はいつリリースされるのかというさまざまな憶測が巷に溢れていたのに終止符を打つべく、Apple は先週、この次世代のオペレーティングシステムが 2005 年 4 月 29 日の金曜日、午後 6 時に入手可能になると発表した。また、Apple で(あるいは他の小売店で)今から予約注文ができるようになった。Tiger の価格はシングルユーザライセンスが $130、5 ユーザライセンスを提供する Mac OS X Tiger Family Pack が $200 となっており、2005 年 4 月 12 日またはそれ以降に新しい Mac を購入した人のための Mac OS Up-to-Date アップグレードパッケージは $10 となる。(このプログラムは 2005 年 7 月 22 日までのみ有効だ。)

<http://www.apple.com/macosx/>(日本語)アップル - Mac OS X
<http://www.apple.com/pr/library/2005/apr/12tiger.html>(日本語)アップル、Mac OS X "Tiger"を4月29日に出荷
<http://www.apple.com/macosx/uptodate/>(日本語)アップル - Mac OS X - Up-To-Dateプログラム

Tiger は少なくとも 256 MB の RAM を要し(ただしまともな感覚の人ならもっとインストールすべきだと思うだろう)PowerPC G3、G4、または G5 のプロセッサおよび内蔵 FireWire を持つ Macintosh で動作する。Tiger で最も大きく宣伝されている機能の一つ、iChat の多方向ビデオチャットに参加するためには、少なくとも 1 GHz の PowerPC G4 またはデュアル 800 MHz PowerPC G4 ベースの Power Mac と、100 Kbps のインターネット帯域幅が必要となる。多方向ビデオチャットを主宰するためにはもっと厳しい条件、少なくともデュアル 1 GHz の PowerPC G4、または PowerPC G5 CPU を持つ Mac と 384 Kbps のインターネット帯域幅が必要となる。(ビデオチャットを主宰するコンピュータが、主にビデオ・エンコーディングとオーディオ・ビデオの同期を処理することになるからだ。)

Tiger は DVD で出荷される。あなたの Mac が他の条件を満たしているけれども CD ドライブしか付いていないという場合は、あなたの Mac を FireWire Target Disk Mode でブートしておいて DVD の使える他の Mac からインストールするか、あるいは Apple に追加の $10 を支払って Tiger CD のセットを購入することになる。この CD セットを注文するには、次のリンクにある PDF フォームをダウンロードする。

<http://images.apple.com/macosx/pdf/tigermediaexchange.pdf>(日本語)Mac OS X v10.1 Tiger メディア交換

Mac OS X Server 10.4 Tiger も同時にリリースされる。こちらはいつも通りに 10 ユーザライセンスが $500 でクライアント無制限版が $1,000 という価格になる。Apple は Tiger Server についても予約注文を受け付けており、また 2005 年 4 月 12 日またはそれ以降に Xserve G5 を購入した人のための Mac OS Up-to-Date プログラムも $10 という価格で提供される。Tiger Server はすべての新しい Xserve G5 に付属して出荷され、少なくとも 4 GB の空きディスク容量がある限りデスクトップ版と同じ条件の Mac で動作できる。

<http://www.apple.com/server/macosx/>(日本語)Apple - Mac OS X Server
<http://www.apple.com/pr/library/2005/apr/12tigerserver.html>(日本語)アップル、Mac OS X Server "Tiger"を発表

そしてもちろん、私たちも“Take Control of Upgrading to Tiger”と“Take Control of Customizing Tiger”の2冊を Tiger と同じ 4 月 29 日の金曜日の東海岸時間午後 6 時にリリースできるように準備万端整えている。すべてがうまく行けば、それに加えてあと2冊、“Take Control of Users & Accounts in Tiger”と“Take Control of Sharing Files in Tiger”もその時までに準備が整うだろうと期待している。これら4冊の電子ブックはどれも、今から予約注文が可能だ。最新の情報については、Take Control News ページをチェックして頂きたい。

<http://www.takecontrolbooks.com/news/>


Apple の 2005 年第2四半期収益が予想を上回る

文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple の最新の四半期業績報告が、またもや世間を驚かせた。2005 年 3 月 26 日に終わった最新の会計四半期での純利益が 2 億 9,000 万ドルとなり、前年同期の純利益が 4,600 万ドルであったのに比べ大幅な伸びを示したのだ。この第2四半期には 5,311,000 台の iPod と 1,070,000 台の Mac が出荷され、前年同期の出荷数が 807,000 台の iPod と 749,000 台の Mac であったのと好対照を見せた。この四半期での売上高は 32 億 4,000 万ドルで、前年同期の 19 億 1,000 万ドルから大きく伸びた。アナリストたちは Apple 株はおよそ一株あたり 24 セントの利益と予想していたが、特に目立った一時的要因がないにもかかわらず実際の利益高が一株あたり 34 セントに上っている。

iPod の出荷数も物凄く、そのうちおそらく四分の一ほどが iPod shuffle と見られる(これはアナリストの述べた数字であって Apple の発表ではない)が、それだけに目を奪われて 1,070,000 台という Mac の出荷台数を見落としてはいけない。そのほぼ半数弱が“iMac 類”すなわち iMac と Mac mini とを合わせた数にあたる。この数字は、過去4年間で Apple が販売した Mac の台数としては最高の記録となる。

また、売上総利益率も前年同期の 28% から今期は 30% 近くへと躍進した。iPod と Macintosh 以外のほとんどすべてが日用品と化しているこの業界において、これは特記すべきことだ。

この売り上げには Mac mini も含まれている。これが利益率を引き下げているのではないかと見る向きもあろうが、Apple は明らかにうまくコストを見極めているようだ。それに、私が最近購入した機種も含め、大部分の mini は実際に $700 から $900 の(オプション付きの)価格帯で売られているのであって、安売り底値の $500 で売られているものはそれほど多くないようだ。

Mac はこの四半期の売上高のうち 14 億 9,000 万ドルを占めている。iPod は 11 億 6,000 万ドルにあたる。市場関係者の見通しでは Tiger によって数億ドルの売上げが Apple の金庫に納まるだろうという。当初売上げだけで Tiger の開発コストの全額が事実上回収できるだろうという声もある。ならば、それより後でこのオペレーティングシステムの別売りから揚がる収入はすべて美味しい利益ということになる。

iTunes Music Store と iPod 関係のサービスやアクセサリによって加わった売上げは 2 億 1,600 万ドルに達する。同社は Wall Street Journal の記事の中で、iTunes Music Store がこの四半期の間に少額ながら益に転じたと述べた。Apple Store の売上げもかなり好調だったようだ。MacCentral の Peter Cohen はライブのアナリスト会議を報告した中で、Apple の CFO が Apple Store の一店あたりの売上げは 560 万ドル、毎週平均 9,800 人の人々が一つの店を訪れたことになると語ったと伝えた。Apple は今年の終わりまでに 125 の Apple Store を持つことになる予定で、そのうち 10 店が合衆国の国外にある。

<http://www.macworld.com/news/2005/04/13/q2livecall/index.php>

Apple は現在始まっている第3四半期で 32 億 4,000 万ドルの売上高と、少し下がった一株あたり利益を見込んでいる。Apple はまた現金または現金等価の形で 70 億 6,000 万ドルを保有しているとも述べた。こうして財産が増えて行くに従い、Apple はそれをまさかの時のために溜め込むのではなく、きっとそれを、株主たちへの配当金としても含め、良い目的のために使ってくれることだろう。


Apple が Final Cut Studio を発表

文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
訳: 笠原正純<panhead@draconia.jp>

日曜日に Las Vegas で行われた National Association of Broadcasters (NAB) のイベントで、Apple は同社の最新のプロ用ビデオ・オーディオアプリケーション、Final Cut Studio を明らかにした。この統合ソフトには Final Cut Pro 5、DVD Studio Pro 4、Motion 2、そして新しいアプリケーションの Soundtrack Pro が含まれている。それらのアプリケーションは個別にと Final Cut Studio バンドルとして 5 月初旬に利用可能になる予定だ。

<http://www.apple.com/pr/library/2005/apr/17fcstudio.html> (日本語)アップル、Final Cut Studioを発表
<http://www.apple.com/finalcutstudio/>(日本語)アップル - Final Cut Studio

1 月の Macworld でアナウンスされた iMovie HD と Final Cut Express HD はどちらも HDV high-definition ビデオフォーマットを扱うことができたにも関わらず、Final Cut Pro 4 は奇妙にもこれができなかった。この食い違いは Final Cut Pro 5 が HDV をうまく扱えるようになったことで解消された。コンシューマー向けアプリケーションは HDV をインポートができても、コンピューターで作業するために、映像を AIC (Apple Intermediate Codec)に変換してしまう。しかし、Final Cut Pro 5 は HDV (や他の HD フォーマットを)をネイティブのままインポートし取り扱うことができる。さらにこのアップデートではリアルタイム編集が改良され、映像のタイプとエフェクトの数やタイプによって自動的にプレイバックの画質を調整するモードの Dynamic RT Extreme も加わった。最も印象的に見える機能はマルチカメラ編集だ。これによって、あなたは 16 のビデオクリップを同時に(同期させることもできる)見ながらそれぞれのクリップをクリックするだけで、ムービーへ映像プレイバックとして反映させることができるようになった。

DVD Studio Pro 4 も、標準画質のプロジェクトを HD に簡単にコンバートできるようになり、ハードウェアさえ揃えば HD DVD ディスク作成のサポートを提供できるようになった。(東芝はショーで HD-DVD 作成機能のついた試作品を出品していた。面白いことに、Apple は Blu-ray Disc Association に参加し、次世代 DVD のオーサリングに関する標準争いを後押しした。しかし、両者とも Mac OS X 10.4 Tiger でサポートされる H.264 エンコーディングをその標準としている。) DVD Studio Pro 4 はネットワーク上の他のマシンにエンコーディング作業を振り分けることができ、さまざまなフォーマットのビデオとオーディオを同じプロジェクトに統合することができる。

<http://www.apple.com/finalcutstudio/dvdstudiopro/>(日本語)アップル - Final Cut Studio - DVD Studio Pro 4
<http://www.apple.com/pr/library/2005/mar/10blu-ray.html>(日本語)Blu-ray Disc Association、アップルをBoard of Directorsに迎える

Motion 2は、Apple のモーションデザインプログラムで、GPU アクセラレート 32-bit フロートレンダリングを行うことで、ビデオ出力の品質を大いに改善する。また、新しい Replicator ツールで、一つのエレメントを選んでそのたくさんのコピーを簡単にコントロールできる。魅力的な MIDI サポートはデザイナーが MIDI キーボードを使って効果音のコントロールを行うことを可能にしている。

<http://www.apple.com/finalcutstudio/motion/> (日本語)アップル - Final Cut Studio - Motion 2

Soundtrack Pro は、Soundtrack(Final Cut Express HD には同梱され Final Cut Pro 5 には含まれなくなったが)を基礎として、オーディオトラックとミュージックループのコントロールを拡張することによって作られた。Soundtrack Pro は不愉快な音(例えば、ポップ音やクラック音など)を分離し取り除くためのさまざまのツールを含んでいる。音声ファイルをスキャンし問題のありそうな場所をハイライトする機能もある。

<http://www.apple.com/finalcutstudio/soundtrackpro/>(日本語)アップル - Final Cut Studio - Soundtrack Pro

4 つのアプリケーションは $1,300 の Final Cut Studio Suite の一部として利用が可能になり、単体でも販売される(Final Cut Pro 5 は $1,000、DVD Studio Pro 4 は $500、Motion 2 は $300、Soundtrack Pro は $300 だ)。他に、アップグレード価格によるオプションも用意されている。


TidBITS の誕生日: Macintosh の 15 年間を振り返って

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

今週で TidBITS は 15 回目の誕生日を迎える。こんなに長い間毎週の出版スケジュールを保ち続けてこられたことには、私たち自身驚かされるところでもあるが、とにかく私たちがそれだけの足跡を残してきたことだけは厳然たる事実だ。この 15 年間に私たちをとりまく世界は大きな変貌を遂げてきた。デュアル 2.5 GHz の Power Mac G5 や 17 インチ PowerBook G4 などというもので Mac OS X を使うことを、1990 年の時点で予期できた人がはたして一人でもいただろうか? ただ、そのような変化に対応して TidBITS も進化し続けてきたのではあるけれど、私たちは本来の核心となる使命、すなわち Macintosh コミュニティーに明晰さと理解の深さとをもたらしたいという願い、このことだけは一貫して忠実に追い求め続けてきた。進化は続けたい、しかし不必要なまでの変化は避けたい、そういう両方の思いが常に私たちの仕事を支え続けてきたし、今後の長い道のりにおいても、ずっとそのことだけは変わらずにいたいと思う。考えてみれば、私たちはやっと #776 という号に達したばかりで、1992 年に私たちが決断した3桁の号番号の方針が危機に直面するまでには、まだ 224 号(あと四年半ほど)も残っているのだから!

今週は Take Control 電子ブックで 40% 割引セールをするのに加え、この記事で過去 15 年間のさまざまの Macintosh モデルを巡る旅に皆さんをお連れしようと思う。それぞれの年ごとに、私たちにとって一番印象深かった機種を簡単に紹介し、私たちが通ってきた道を振り返ってみたい。(年月日や細かい情報などを思い出すのに、Apple History サイトの記事が助けになった。)それじゃ Sherman 君、Wayback Machine の目盛りを 1990 年にセットしよう!

<http://www.apple-history.com/>

1990 -- 1990 年には Tonya と私はまだ大学を出て間もなく、二人で一台の Macintosh SE を共有していた。このマシンはその後 SE/30 にアップグレードした。これに繋いでいた 30 MB のハードドライブは、私が裸のメカニズムとケース、それに SCSI カードを使って組み立てたものだった。また、第二モニタを繋ぐためにビデオカードも追加していた。第二モニタは 640 x 480 で動作する Apple カラーディスプレイで、これで私は二度とシングルモニタのシステムに戻ることはないと安心していたものだった。けれども SE/30 といえば 1990 年にはもはや古いマシンの部類に入り、Apple はハイエンドの顧客層に向けて Mac IIfx (「猛烈に速い」Mac)を、またローエンドの顧客に向けては Mac Classic を、強く推奨していた。この Mac IIfx は笑いたくなるほど高価なマシンだった。実際、その $9,870 という値札は Apple が作ったマシンの中で最高額だと言われていた。(おそらくこれは何か本格的に装備を加えたセット価格だったろう。)

この IIfx が出荷されたのは 3 月のことだったが、1990 年の 10 月になって Apple は安価なオール・イン・ワンの Mac Classic を出した。私たちもこれを翌年の初め頃に購入し、Tonya が自分の Mac として使えるようにした。それに、私たちは 1.4 MB SuperDrive のフロッピーディスクを使う必要に迫られていたので、SE/30 用に新しいフロッピーディスクドライブを購入するよりも SuperDrive を装備した Classic を買う方が得策に思えた。でも私たちは結局この Mac Classic を好きにはなれず、使わなくなってから数年後に友人に譲ってしまった。Mac Classic で一つだけ興味深かったことがある。それは、起動時に適当なキーを押すことで ROM からブートできたことだった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=se30>
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=IIfx>
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=classic>

1991 -- おお、1991 年というのは PowerBook の年だった。Apple が最初にデスクトップマシンでない Mac を出したのは 1989 年に Mac Portable を出した時のことだったが、16 ポンド (7.3 kg) もするようでは「ポータブル」という名前にも値しなかった。だから、1991 年になって Apple が PowerBook 170 と PowerBook 140、それに私の大好きだった極小サイズの PowerBook 100 を出してきた時には、Macintosh の世界は大歓迎の騒ぎで沸き立った。私たちも PowerBook 100 を一台購入し、このマシンはずっと私たちの大好きなマシンであり続けた。実際、これは今でもまだ屋根裏部屋に置いてある。ちっぽけな白黒のスクリーンに 16 MHz の 68000 プロセッサでは今やほとんど使い道も無いが、時々私はまだ使い物になるのではないかと考えてみたりする。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=portable>
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=100>

1992 -- 1992 年になって、Apple は本当に見分けのつかないいろいろなデスクトップ Mac を出し始め、それらのために Performa という名前を思い付いて、各機種ごとにただ違った番号だけを名前の後に付けるという、ますます機種の見分けをつきにくくする手段に出た。一方 PowerBook の側では会社の名誉回復とも言える快挙があった。PowerBook 100 よりもさらに小さなマシン、PowerBook Duo を生み出したのだ。Tonya は Duo 230 を買ってこれがとても気に入った。その小ぶりのサイズは彼女の手にぴったりで、その後の彼女は何かある度に大き過ぎるキーボードに不平を言うようになった。この Duo で何よりも素晴らしかったのは Apple から別売された二種類のドッキング・ステーションだった。フル装備の PowerBook Duo Dock の方はまるで大きなディスクをドライブに挿入するかのような感じで Duo を差し込むもので、もう一つの PowerBook Duo MiniDock の方は Duo の背面にはめ込んで必要なポートをすべて提供するというものだった。私たちの Duo 230 は、実用に使うにはあまりにも遅過ぎるようになってから後も長年の間働いてくれた。私たちが Seattle に住んでいた間、気象情報をモニターするアナログ・デジタルのコンバータに繋げたデータ収集プログラムを走らせていたのだ。この Duo は今でもちゃんと動く。つい最近、私はこのマシンを屋根裏部屋から持ち出してきて、インターネット接続をモニターしたり、Sophisticated Circuits PowerKey Pro 600 と連動させてケーブルモデムの電源再投入のために使ったりできるかどうか試してみたばかりだ。(Dayna SCSI-to-Ethernet アダプタと、10Base-2 Ethernet ケーブルをサポートした古い Linksys ハブの組み合わせをわが家のネットワークに繋ぐために何が必要かを調べようとしていて、私は結局時間切れになったのだった。)

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=230>
<http://www.sophisticated.com/products/powerkey/pkp_600.html>

1993 -- Performa シリーズの機種は 1993 年のうちにみるみる増殖して行った。この年に追加されたものが 13 機種あり、それぞれが何かのテーマでちょっとした変種という風になっていて、いろいろな小売店のチェーンがそれぞれに特定の機種を「これが一番お買得!」と宣伝できるようになっていた。この Performa のトレンドは何と 1996 年まで続き、次の世紀の人たちにもなかなか手強い「トリビアの種」を無尽蔵に提供できるというものだろう。でも私にとっては、1993 年というのは私がついに SE/30 を離れて Centris 660AV を購入したという年だった。(もちろん、第二ビデオカードと第二モニタも一緒に購入した。)この Centris という名前は程なく消え去り、“Quadra”という名前に取って替わられた。それに私の Centris 660AV にはもう一つ普通でないところがあって、それはこれが移行期のフロッピードライブを装備していたということだった。それより以前には、Mac には自動挿入のフロッピードライブが装備されていた。つまり、ドライブがあなたの手から勝手にフロッピーディスクを吸い込んでくれるというものだった。Centris 660AV の機種の中には自動挿入フロッピードライブの付いたものもあったが、私のマシンはそうではなかった。三ヵ月後に後継機種となった Quadra 660AV と同じように、私のマシンにはマニュアル挿入のフロッピードライブが付いており、フロッピーディスクを手で押し込まなければならなかった。この名前にある AV というのはオーディオ・ビジュアル (audio-visual) の略で、この 660AV が DSP (digital signal processor) チップを装備して音声認識やビデオ処理ができるという事実に基づいたものだったが、正直なところ、私はそういう機能を一度も使ったことがなかった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=660>

私のメインの Mac は 660AV に変わったけれど、私は SE/30 も使い続けた。これはちょうどその頃 MacUser のために Apple の PowerTalk コミュニケーション・テクノロジーについての記事を書いていたからで、そのために二台の Mac が必要だったのだ。それに、SE/30 を売って手に入ると思われる金額よりもその記事の印税の方が高かった。この SE/30 はその後しばらくの間私たちのウェブサーバとして働き、その後私たちが 2001 年に Seattle から Ithaca に引っ越した時まで、LetterRip Pro でのメーリングリストも走らせてくれた。今は、このマシンを内蔵ハードディスクでブートさせることができない。

1994 -- 1994 年とともに訪れたのが、Apple の巧みに計画された 680x0 CPU から RISC ベースの PowerPC CPU への移行で、この新しい CPU は Power Mac 6100、7100、それに 8100 の各機種に搭載された。Tonya は自分のメインの Mac を Duo 230 から Power Mac 7100 へと切り替え、私もようやく PowerBook 100 では用を為さないことを認めて PowerBook 520 に切り替えた。私は最後までこの PowerBook 520 があまり好きになれなかったし、それにこのマシンのメインの記憶装置であるハードドライブが私の思い出せる限りコンピュータから発する音の中で最も騒々しいもので、最後にはこのハードドライブが死んでしまった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=520>

Tonya の 7100 は 10 年間も働き続けた。これはずっと ListSTAR を走らせて、2005 年になるまで私たちのメインの TidBITS 配付リストを管理してくれた。今年になってついに私たちはこのリストを Xserve で走る Web Crossing へと移行させたのだ。この Power Mac 7100 にはもう一つ歴史的に名を残したことがある。当初このマシンのコードネームは“Carl Sagan”だったのだが、これがその Cornell 大学の天文学者から訴訟を起こされることになったのだ。かなりの大騒ぎになったものだが、Sagan の側が過剰反応していると発言する人が多かった。なにしろ、これはただのコードネームだったのだから。でもただのコードネームだったとしても、これは間違いなく無礼なことであり、6100 と 8100 がそれぞれ“Piltdown Man”(偽物原始人)と“Cold Fusion”(常温核融合)というコードネームだったことを考えればなおさらだった。つまり、これらのコードネームは科学をテーマにした悪ふざけだったのだ。Apple はコードネームを“BHA”に変えた。噂によれば、それは“Butt Head Astronomer”(阿呆頭の天文学者)の意味だったという。それでも、とにかくこれで Sagan の怒りはおさまった。個人的意見を言わせてもらえば、これはどうひいき目に見てもマナーが悪いことだし、厳しく見れば、実在の科学者の名前を、それも科学を大衆化するために日夜努力を重ねてきた人物の名前を、科学的な悪ふざけ二個の横に並べて晒しものにしたことになる、そう私は思った。けれども私には必ずしも先入観が無かったわけではない。Cornell 在学時代、私は Sagan の“Seminar in Critical Thinking”(批判的思考についてのセミナー)を受講していたし、卒業後も彼のことを尊敬してきたのだから。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=7100>

この年の後半に私たちは Apple Workgroup Server 6150 も購入した。これは基本的には Power Mac 6100 を高速化しただけのもので、私たちはこれをウェブおよびメーリングリストのサーバとして使った。おもしろいことに、この 6150 はつい最近になって Tristan の Mac として活躍した。小さい子供には何と言っても自分専用の Apple Workgroup Server が必要なのだから! でもこの役割は程なく終局を迎えた。付属のキャディー式ローディングの CD-ROM ドライブがなぜか調子悪くなってしまったからだ。それに、私の記憶が正しければ、これは 6150 にもともと付いていたドライブが故障したために 660AV に付いていたものから付け替えたドライブだったはずだ。Tristan はそれほどコンピュータに興味を持っていなかったが、時々彼は CD ベースの Living Books 絵本を見たがったので、使える光学ドライブが付いていることが必須だったのだ。ことに、私があの種の CD のディスクイメージを作ろうとしても、どうしてもうまく行かなかったから。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=6150>

1995 -- 1995 年に、私は PowerBook 520 を PowerBook 5300c に買い替えた。これは PowerPC ベースのラップトップ Mac としては初代のものの一つだ。バッテリの火災やケースの割れなどで数回のリコールがあり、これらは Apple のポータブル機としてはあまり優れたものとは言えなかったが、私のマシンには問題がなかった。私は特に拡張デスクトップモードで外部モニタが使える点が気に入った。このマシンを、私の Centris AV に何かあった際のバックアップ用 Mac としても使っていたからだ。結局これをバックアップ Mac として使うことはなかったが、その寿命の後半には、このマシンはわが家の初代の台所専用 Mac および私が旅行中でない時の MP3 プレイヤーとして存分に活躍した。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=5300c>

1996 -- 私のデスクトップ Mac をアップグレードすべき時が、またやって来た。1996 年に私は Centris 660AV から、Power Mac 8500/150 に二台の Apple 20 インチモニタを繋いだものへと乗り換えた。デスクトップを拡張するためにいろいろなサイズのモニタを長年使ってきた後だけに、同じモニタを二台並べて使えるというのは天国にいるような快適さだった。それに、この Power Mac 8500 のパフォーマンスは PowerPC ネイティブのソフトウェアとも相まって、Centris 660AV に比べれば雲泥の差だった。Tonya もアップグレードの必要性を感じて、7100 を Power Mac 7600 に取り替えた。この時にはサーバの数の必要性もどんどん増してきていたので、新しいデスクトップ Mac を購入する度に、古い方の Mac を即座に何かのサービスに、例えば家庭内ファイルサーバとかインターネットサーバのようなものに流用することが多かった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=8500>
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=7600>

インターネットサーバといえば、この 1996 年は私たちが後にも先にもただ一回だけ Performa を購入した年でもあった。それが Performa 6400 で、その後何年もの間サーバとして働いてくれた。このマシンは現在使っている Power Mac G4/450 の前の代に当たるわが家の家庭内ファイル・プリント・バックアップサーバで、その役割を終えた今は、6150 の後継として Tristan の Mac にしようかと思っている。

1997 -- 私の記憶する限り、私たちは 1997 年には Mac を購入していない。これは、当時大きく取り沙汰されていた Apple バッシングと関係するところが大きいだろう。このことについては TidBITS-392の記事で MacUser と Macworld の合併に関連して書いておいた。広告収入は業界全般に落ち込んでおり、私たちも新しく Mac を買うためにお金を出せるという気分にはなれなかった。それにもかかわらず、Apple は興味深い、しかしながら短命の、二つの機種を 1997 年にリリースしている。一つはあのエレガントな Twentieth Anniversary Mac(創立 20 周年記念 Mac)で、もう一つはあのとても小さな PowerBook 2400 だ。どちらの機種も直接の後継機種を生むには至らなかったが、そこで使われたデザイン上の方針が以後の Mac にいろいろの影響を与えたことは充分に考えられる。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=04091>(日本語)MacUser と Macworld が統合
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=02216>(日本語)パーティーに呼ばれた創立 20 周年記念 Mac
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=anniversary>
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=2400>

1998 -- Apple のデススパイラルが続く中、Mac を買うということについては、私たちは傍観者の立場にとどまっていた。しかし、1998 年に、私たちの家が空き巣に入られ、私の PowerBook 5300c が盗まれると、家主の保険によって PowerBook G3(Wallstreet)が代わりにあてがわれた。実際、盗まれた Mac は PowerBook 5300c だけだったのだが、それはおそらく、小さくて比較的新しいモデルだったからだろう。この泥棒は私の 20 インチモニタも一緒に持って行こうとしたのだ。絶対に許さない! 保険代理店を通した購入の手続きはおおむねうまくいったが、私がどうして PC Card ベースの Road Rocketビデオカードも必要とするのかを説明するのはちょっと大変だった。5300c は拡張デスクトップモードで2つのモニタを使うことができたのだが、PowerBook G3 ではそれができず、私は デスクトップ Mac が動かなくなったときにいつでも PowerBook が代わりを務められるようにしておきたかったのだ。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05033> (日本語)泥棒!
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=pg3s>

PowerBook G3 はよいマシンで、私はかなり気にいった。別のラップトップに置き換えられたあとでも、まだ(Jaguar の下で)使い続けている。それは、PC Card スロットがついているからで、私はそこに、初代の AirPort Base Station から引き抜いた Lucent WaveLAN Silver カードをさしている。そのLucent WaveLAN カードは、ピグテールにつながっていて、それがさらに24 dB パラボラアンテナにつながり、長距離無線インターネット接続を可能にしている。そういうわけで、この PowerBook は家庭内のトラフィックすべての通り道となっている。私たちが Web Crossing を使い始めるまでは、LetterPip Pro と Swiki も動かしていた。

<http://www.letterrip.com/>
<http://minnow.cc.gatech.edu/swiki>

もちろん、1998 年といえば、最初の iMac が発売された年だ。この製品は、ほとんどそれ1つだけで、Apple の運勢をひっくり返した。しかし、私たちはこれを買ったことがない。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=imac>

1999 -- 1999 年が近づいていたころ、私たちの周辺で大きな動きがあった。Tristan が生まれ、Tonya は母親モードに切り替わった。それにより、彼女がコンピュータを使う使い方が大きく変わった。とりあえず、彼女の机とPower Mac 7600 を、地下の仕事場からダイニングルームに上げたが、それをインターネットにつなぐのに、10Base-T Ethernet ケーブルを床に這わせる必要があって、猫たちと Tristan だけを喜ばせることとなってしまった。その後、7 月になって、Apple が AirPort 機能を備えた初めての iBook を発表したので、それが発売されたときに、Tonya のために AirPort 内蔵のブルーベリー iBook と AirPort Base Station を購入した。これで彼女は、授乳しているあいだに電子メールを読んだり Web をブラウズしたりできるようになった。そして、もちろん、私たちは 7600 をすぐにサーバに仕立て上げた。7600は、これまで何年間かにわたって、私たちの主要な Web サーバと電子メールサーバであったが、2004 年に、ついにその座を Xserve に明け渡した。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=ibook>

そのブルーベリー iBook もまた、働き者だった。少し大きくて、ひざの上では不恰好だが、キッチン Mac として、また MP3 プレイヤーとして、よく働いてくれている。800 × 600 のスクリーンは少々苦しいし、バッテリーを取り替えるのには何年もの間苦労させられている。しかし、理由はよく分からないのだが、今ではバッテリーに充電することができていて、AirPort Express Base Station 経由でステレオにつなげ、完全なワイヤレス環境で使うことが再びできるようになった。

1999 年にはまた、私たちの家族が2つの iMac を買った。私の祖母がタンジェリンで、もう片方の祖父母がブルーベリーだ。私は、それらを祖父母モードに設定するのにかなりの時間を費やしたが、両方とも全体としてはうまく動いている。タンジェリン iMac の方は、最近ほとんど使われなくなったが、それは私の祖母が 89 才で、ディレクトリ破損を伴う RAM 不良の人間版に侵されているからだ。もう片方の祖父母が使っているブルーベリー iMac については、RAM を増設し、Mac OS X にアップグレードして、オンライン株式取引に必要なモダンな Web ブラウザが使えるようにした。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=imacrevd>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07978>(日本語)旧型 iMac を Mac OS X にアップグレードする

2000 -- 2000 年は、私のデスクトップ Mac を再び置き換え、Power Mac 8500 をサーバ業務に回す時期であった(8500 は、現在は記事データベースの一部をホストしている)。私は、ミッドレンジの Power Mac G4/450 を選んだ。この製品が発表されたのは 1999 年だが、Apple が適切なスピードのチップを十分な量調達することができず、しばらくの間性能と価格が手直しされ続けていた。私は Power Mac G4/450 を非常に気に入った。実際、私がこれを2002 年に置き換えた理由は、性能に問題があったからではなく、2台のモニタをサポートするためのコストのせいだった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=g4agp>

2000 年には Power Mac G4 Cube も発売された。この製品には数多くの信奉者がいて、その中には私の両親も含まれている。彼らは今でもメインのデスクトップ Mac としてこの製品を使っている。Cube は、いうまでもなく、デザイン上の大傑作で、驚くほど静かだが、拡張性に欠けるという事実の割には高価すぎた。Apple の売り上げは芳しくなく、2001 年に静かに(公式の案内が出たことはないのだが)製造中止となった。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=g4cube>

2001 -- 2001 年には、私たちは Seattle から引っ越して、ニューヨーク州 Ithaca に戻った。この引っ越しは、何台かの Mac を購入することに直接つながった。私は 5 月から 8 月にかけての時期にいくつかの旅行をする予定があって、引っ越し自体は 6 月 30 日だった。そこで、私の PowerBook G3を、発売されたばかりの白い 500 MHz iBook に置き換えるよい機会だと私は考えた。私はこの判断を後悔することはまったくなかった。何ヶ月かの間、私はその iBook を Power Mac G4 よりも頻繁に使ったが、このマシンは本当によく働いてくれた。まずまずの性能と、頑丈な構造と、ワイヤレスネットワークの組み合わせは、私のお気に入りとなった。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06452>(日本語)TidBITS イサカに帰る
<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=ibook_dual_usb>

Tonya はこの年の後半までブルーベリー iBook を使い続けていたが、私たちが Ithaca に移った後で、もっと強力なデスクトップ Mac に戻りたいと考えるようになった。そこで、私たちは Power Mac G4/733(Quicksilver)とApple 17 インチ液晶モニタを購入した。これによって、ブルーベリー iBookは、キッチン Mac と MP3 プレイヤーに専念することとなった。Quicksilverの性能はなかなかよかったが、付属の光学ドライブが CD-RW で、何かを DVDからインストールしなければならないときにはいつも私たちをいら立たせた。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=g4_quicksilver>

興味深いことに、Seattle を離れる前にできるだけたくさんの古い Mac を誰かにあげようとしたにもかかわらず、私たちは多くの Mac を引っ越しさせることとなった。SE/30、PowerBook 100、PowerBook Duo 230、Centris 660AV、Apple Workgroup Server 6150、そして Performa 6400 だ。最後の2つ以外はほとんど使っていなかった(660AV からは部品を引き抜いて、6150 に移植していた)が、設定や使用に旧式の知識を必要とする Mac たちと別れるのはなかなか難しい。

2002 -- もうお分かりだと思うが、私はだいたい3年か4年経ってから新しいデスクトップ Mac を買っている。だから、Power Mac G4/450 が何の問題もなく動いているというのに、それをデュアル 1 GHz Power Mac G4(Mirrored Drive Door)で置き換えたというのは、ちょっと変わったことだった。これには理由が2つある。まず、2台あった私の Apple 20 インチCRT モニタのうち片方が、ついに動かなくなってしまった。しばらくは不釣り合いなモニタを組み合わせて仕事をしていたが、それには満足できなかった。私は Apple 17 インチ液晶モニタを2台使いたいと思ったが、問題は、そのためには ADC コネクタにつなぐための高価なアダプタが2つ必要で、新しいビデオカードも必要かもしれないということだった。私の記憶では、当時計算したところではアダプタとビデオカードだけで 600 ドルほどにもなり、その値段はばかげたものに思えた。なにしろ、デュアル 1 GHz Power Mac G4 は2口のビデオカードを備えていて、2つの Apple 液晶モニタを使うのにアダプタを1つ買い足すだけでよかったのだ。もう1つ私の決心を速めたことは、私たちの家庭内ファイルサーバ兼バックアップサーバとして稼働していたPerforma 6400 で Retrospect がうまく動かなかったということだ。動作があまりに遅く、SCSI ベースの VXA テープドライブにも問題があったので、私はFireWire ハードディスクに切り替えたいと思った。この解決策は明らかに、Performa 6400 を退役させ、Power Mac G4/450 をその代わりにして、新しいデュアル 1 GHz Power Mac G4 を購入するということだ。マニアの屁理屈はお楽しみいただけただろうか。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=g4_mirror>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07295>(日本語)FireVue でバックアップ

私は結局 Apple 17 インチ液晶モニタをもう1つ買って、Tonya がそれまで使っていたものを彼女の机から奪い去り、その代わりに Dell 17 インチ液晶ディスプレーの再整備品を2つ置いた。それらは非常に手ごろで、再整備品は特にコストパフォーマンスに優れていた。

このような考え方は屁理屈にすぎないということを、おそらく天は見抜いていたのだろう。このデュアル 1 GHz Power Mac G4 には少し苦労させられた。それは私が思っていたほど速くないように感じたが、何か問題があったのかどうかは結局分からなかった。一歩も動かなくなってしまって、私がそのままにしていれば、10 分でも 20 分でも固まったままということも、よくあった。この問題は、あらゆるトラブルシューティングの努力を、ものともしなかった。もっとも、私が RAM を切り分けようとした関係で、最終的に RAM が 1.75 GBに跳ね上がり、非常に快適になった。不思議なことに、結局問題は消滅したのだが、そのことが何か特定の変更でもたらされたのかどうかはついぞ分からなかった。私はまた、この Mac を少し静かにするために、電源ユニットを交換したが、特に私の仕事場が暑いときなど、まだまだ非常にうるさい。私たちの家の近くで落雷があったので、内蔵の Ethernet が壊れてしまったが、別のドライバを必要としない Intel Ethernet カードでこの事態に対応した。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07230> (日本語)Power Mac G4 の電源を交換する
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07737>(日本語)Power MacにEthernetを追加する

2003 -- 2003 年には、私はかなりの数の旅行をした。その中には、O'Reilly Mac OS X Conference で基調講演をするためのものがあって、それは私たちが最初の Take Control 電子ブックをリリースし、Apple が Pantherをリリースした数日後のことだった。私は Panther を外付けハードディスクで動かしていた。iBook の Jaguar を、大切な旅行の直前にアップグレードするということはしたくなかったからだ。私が外に出ているあいだにやらなければならない仕事の量を考えると、私にはもっと強力なラップトップが必要だと確信していた。幸運なことに、Apple が 12 インチ PowerBook G4 を発売したばかりだったので、私は(めったにこういうことはしないのだが)初期ロットの製品を購入し、iBook は Tonya に譲った。12 インチ PowerBook は大変気にいった。非難できることがあるとすれば、スリープしているときにバッテリーを交換できないことと、iBook ほどは堅牢に感じられなかったことぐらいだ。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=pg4_12>

2003 年には、私たちはサーバの大移動を始めた。Web Crossing を走らせるために、デュアル 1.33 GHz Xserve G4 を購入したのだ。私はこれを写真でしか見たことがない。というのも、これは digital.forest に直接届けられ、そこでホスティングされているからだ。しかし、遠く離れていても、私はこの製品に極めて満足している。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=xserveslot>

2004 -- 私たちのコンピュータすべてが、それぞれの仕事を十分にこなしていたので、2004 年には何もつけ加えなかった。しかし、2003 年終わりのクリスマスプレゼントで、私は第3世代の 20 GB iPod をもらったので、これを2004 年分にしよう。当初私は、iPod を、寝室に音楽を持ち込むために使おうと考えた。私たちが持っている音楽はすべて MP3 フォーマットになっていたし、物理的な CD を取り扱うなどという気は全く起きなかったからだ。また、iPod は自動車旅行にも便利だろうと考え、車の中で聞くために Lifestyle Outfitters の TransPod を購入した。これは iPod をドックに格納し、車の電源プラグから充電することができ、比較的使いやすい FM 送信機も備えている。車の電源ソケットにさし込むアーム部分の接続が不格好なせいで、かなり使いづらい。この製品はきちんと動作するし、私が必要とする機能(iPod が使えるように保持する、充電する、FM かカセットアダプタで送信する)はすべて提供してくれているが、私はどちらかというと TransPod は好きにはなれず、はっきりいえばお勧めしない。幸運なことに、Ithaca に住んでいるせいで、1度に 15 分か 20 分以上運転するというのは難しく、私たちが iPod を車の中で使うのは、ときどき長距離の旅行をするときだけだ。iPod が人生を変えるということが分かったのは、私たちが毎晩眠るのにこれが役立つということが分かったときだ。私たちは今、Bill Bryson の A Short History of Nearly Everything オーディオブックの2度目を聞いているところで、多くのことを学んでもいる。

<http://www.apple-history.com/frames/body.php?page=gallery&model=ipod_3g>
<http://www.everythingipod.com/suggest.tpl?command=search&db=dbs/products.db&eqPRONAMEdatarq=DLO%20TransPod%20FM%3Cbr%3EAll-In-One%20Car%20Solution>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=08004>(日本語)iPod で不眠に打ち勝つ

2005 そして将来 -- 今年は、これまでのところ、Mac mini の誘惑になんとか耐えているが、家庭内のファイルサーバ兼バックアップサーバとして役割を果たし続けている Power Mac G4/450 のファンからいやな音が出はじめている。Mac mini はとても安価なので、もしも Power Mac G4/450 が完全に動かなくなったら、電源ユニットを交換するコストを慎重に検討しなければならないだろう。もちろん、ほかの、もっとありうる選択肢としては、6 月か 7 月以降に、Tonya のために新しい Power Mac G5 を購入するかもしれない。私が"Take Control of Buying a Mac" のためにおこなった調査によると、そのころに速度向上か大きなモデルチェンジのどちらかがありそうだ。そうすれば、彼女の Power Mac G4/733 をサーバ用途に転用できる。もちろん、私は、今よりも静かな新しいデスクトップ Mac がほしいとむずむずしはじめているのだが、次の世代の Power Mac がどうなるかを見極めたいと思っている。

<http://www.takecontrolbooks.com/buying-mac.html>

15 年にわたる Apple Macintosh の発展の歴史を私の視点からたどるこの旅行は、楽しんでいただけただろうか。私があまりにたくさんの Mac を持っているということに気がついて、私は少しショックを受けている。なんと 20 の製品が登場した。しかし、同時に、私たちがそれらを長いあいだ使っているということに、非常に喜ばしく感じている。実際、1998 年以降に購入した Mac はどれも、今でも日常的に使っているし、1994 年から 1996 までに購入した7つの Mac のうち、2005 年の時点で使われていなかったり電源を落とされたりしたのは、PowerBook 520 と盗まれた PowerBook 5300c だけだ。7年から10 年ものあいだ、能力はさまざまだとしても頼り続けることのできるコンピュータには、これからも喜んで支払いを続けるだろう。


Take Control ニュース/18-Apr-05

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Mac OS X 10.4 Tiger の準備で必死に働いているのは Apple の人たちばかりではない。私たちも、Take Control of Tiger 電子ブックのそれぞれの本に最後の手を入れる作業に忙しく、これらの本を Tiger と同時にリリースしようと張り切っている。

<http://www.takecontrolbooks.com/news/>

私たちの Tiger 電子ブックも予約注文開始 -- Apple は Mac OS X 10.4 Tiger を 2005 年 4 月 29 日の午後 6 時に出荷すると発表した。その直後から、私たちの許には電子ブックを Tiger に対応してアップデートする予定はないのかという読者たちからの問い合わせが殺到し始めた。もちろん、その予定だ! 出版までの期間が短くて済むというのが電子ブック最大の利点の一つなのだし、私たちは皆、四冊の電子ブックを Tiger 自体と同時にリリースするという目標に向けて一生懸命に働いているところだ。

Joe Kissell はこれまでに少なくとも 40 回は Tiger のインストールを繰り返してきており、いろいろな新しいアドバイスを貯えてはどうすれば最も良い“Take Control of Upgrading to Tiger”本へのアップグレードができるかと考え続けてきた。Matt Neuburg は Spotlight、Smart Folders、Dashboard、Automator、その他数々の新機能について書き加えた結果、新しい本“Take Control of Customizing Tiger”が従来のほぼ二倍の分厚さになった。また、Kirk McElhearn と Glenn Fleishman の二人も Tiger での大小の変更点をきめ細かく調べ上げ、それぞれ“Take Control of Users & Accounts in Tiger”と“Take Control of Sharing Files in Tiger”として書き上げた。

<http://www.takecontrolbooks.com/panther/upgrading.html>(日本語)Take Control of Upgrading to Panther 日本語版 - Panther へのアップグレード
<http://www.takecontrolbooks.com/panther/customizing.html>(日本語)Take Control of Customizing Panther 日本語版 - Panther のカスタマイズ
<http://www.takecontrolbooks.com/panther/users.html>(日本語)Take Control of Users & Accounts in Panther 日本語版 - Panther でのユーザとアカウント
<http://www.takecontrolbooks.com/panther/sharing.html>

言うまでもなく、私たちがこれらの電子ブックを Tiger の出荷よりも前にリリースしようものなら、Apple は容赦なく私たちの首を切り落としにやって来るだろう。なので、私たちはこの二週間、これらの本のそれぞれに最後の修正を加えたり PDF 版作成の作業をしたりして過ごすことになる。でも、もう待ち切れないというあなたのために、これらの四冊の電子ブックのうち何冊でも、4 月 29 日以降での販売価格と同じ価格(割り引きバンドル価格についても適用される)で予約注文して頂けるようにした。予約注文する場合は、注文プロセスの最後(この時点であなたのクレジットカードに課金される)で忘れずに予約注文用の電子ブック表紙をダウンロードして頂きたい。この表紙には“Check for Updates”ボタンがあって、出版後にそのボタンをクリックすれば完成品の電子ブックがダウンロードできるようになる。電子ブックのリリースの際には予約注文して下さった方に電子メールでお知らせさせて頂くので、どうぞ注文の際には“Notify me of new Take Control books via email”のチェックボックスにチェックを入れておいて頂きたい。ダウンロードが可能になれば、“Check for Updates”ボタンをクリックして、そこで開いたウェブページにあるダウンロードリンクをお使い頂きたい。

さあ、いよいよ Tiger へのカウントダウンが始まる!


TidBITS Talk/18-Apr-05 のホットな話題

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

各話題の下の2つ目のリンクは私たちの Web Crossing サーバでの討論に繋がる。こちらの方が高速のはずだ。

eFax を MaxEmail に替える -- 新しいファックスサービスに切り替えるという Adam の記事に対して、読者たちからいろいろな提案が寄せられた。いくつかのサービスで使われている TIFF-F フォーマットを見ることのできるアプリケーションも紹介された。(メッセージ数 13)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2545>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/404>

Moneydance へのコメント -- 税申告の期限を控えて Quicken やオンライン銀行データへのアクセスなどに不平を述べた Jeff Carlson の記事に対し、代替となるソフトウェアの Moneydance に好意的なコメントがいくつか寄せられた。また、税関係のレポートをうまく作るためのヒントの紹介もあった。(メッセージ数 5)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2547>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/405>


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