TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#783/13-Jun-05

Apple が Intel ベースの Mac へと切り替えようとしているという先週のニュースに、Mac 関係の報道は沸き立っている。(TidBITS Talk も例外ではない。)でも、Adam はこれを今年最大の「ニュースでないニュース」であると断じた。彼の説明をお読みいただきたい。また今週号では、Charles Maurer が再登場して Panasonic DMC-FX7 を検討し、手軽に使えるデジタルカメラについて少し議論する。それから Apple の Security Update 2005-006、Snapz Pro X 2.0.2、それに “Take Control of Customizing Tiger” バージョン 1.0.1 のリリースをお伝えし、新しい DealBITS 抽選では Matias OS X Keyboard が当たる。

記事:

Copyright 2005 TidBITS: Reuse governed by Creative Commons license
<http://www.tidbits.com/terms/> Contact: <editors@tidbits.com>


本号の TidBITS のスポンサーは:


MailBITS/13-Jun-05

Security Update 2005-006 をリリース -- Apple は先週、Security Update 2005-006 をリリースした。これは、AFP Server, Bluetooth、CoreGraphics、フォルダの利用権、launchd、LaunchServices、MCX Client、NFS、PHP、VPN server といったサービスにおける潜在的なセキュリティホールへの対策を集積したものだ。全てのセキュリティホールは Mac OS 10.4 Tiger (クライアントバージョン、サーバーバージョン共に)に関するものだが、Bluetooth と PHP の修正だけは Panther に関係している。また、VPN の修正は、以前のセキュリティアップデートの際に Mac OS 10.3.9 に組み込まれていた。詳細は Apple の説明をご覧いただきたい。ダウンロードのサイズはソフトウェアアップデートを使うのか独立したダウンロードプログラムを使うかによって異なり、3.9 MB から 6.4 MB だ。 [ACE](笠原)

<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=301742>(日本語)アップル - サポート - TIL
<http://www.apple.com/support/downloads/securityupdate2005006macosx1041.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Security Update 2005-006 (Mac OS X 10.4.1)
<http://www.apple.com/support/downloads/securityupdate2005006macosx1039.html>(日本語)アップル - サポート - ダウンロード - Security Update 2005-006 (Mac OS X 10.3.9)

Snapz Pro X 2.0.2 が Tiger と互換に -- Ambrosia Software は、同社の中心的なスクリーンキャプチャソフトにマイナーアップグレードを行い、Snapz Pro X 2.0.2 をリリースした。アップグレードによって、Tiger との完全な互換性、いくつかのバグ修正、繁体字中国語へのローカライズ、アンインストーラー等々が提供される。私が知っている著作者はみんな、スクリーンショットを撮るとき Snapz Pro X を頼りにしている。これがメジャーアップグレードではないことは明白ではあるが、最新バージョンに追いついておくことは十分に価値があるだろう。登録ユーザーは無料でアップグレードできる。Snapz Pro X を新規に購入する場合、静止スクリーンキャプチャのみのバージョンは $30 、アクションをムービーとしてキャプチャできるバージョンは $70 だ。

<http://www.ambrosiasw.com/utilities/snapzprox/>

(面白いことに、Tiger で Apple は Command-Shift-3/4 で撮るスクリーンショットの保存フォーマットを PDF から PNG に変えた。おそらく、PNG ファイルのほうが PDF より web ページで簡単に扱うことができるからだろう(最近のプログラムでは PNG も広範にサポートされている)。私が知っているスクリーンショットに入れ込んでいるような人は全て、ファイルフォーマットを選択することが可能な Snapz Pro X を使っているのだが、Apple の Grab utility を使ってスクリーンショットを TIFF フォーマットにすることもできる。さらに、Tiger バージョンの Preview では File メニューの Grab を使って直接スクリーンショットを Preview に取り込んで Save As で PDF や他のフォーマットにすることも可能だ。) [ACE](笠原)

Adam が CIPS Connections/NPA Careers インタビューを受けた -- 少し前、Stephen Ibaraki 氏が電子メールでインタビューを申し出てきた。そのインタビューが CIPS (Canadian Information Processing Society) Connections と the NPA (Network Professional Association) Careers のサイトに掲載されている。それは、広範囲にわたるインタビューで読むに値するだろう。両サイトのテキストは同じものだが、完全を期すために両方へのリンクを列記する。 [ACE](笠原)

<http://www.stephenibaraki.com/cips/v35/aengst.html>
<http://www.npanet.org/public/interviews/careers_interview_196.cfm>


DealBITS 抽選: Matias OS X Keyboard

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

一年とちょっと前になるが、私は Matias の Tactile Pro キーボードのレビュー記事を書いた。このキーボードは Alps 製のメカニカルスイッチを使っていて、その「カチッ」というキータッチが、私を含めて多くの人たちを本当に幸せな気持ちにさせたものだった。さて、現在 Matias では新しいキーボードを出している。それが OS X Keyboard だ。これは、Tactile Pro で最も多く寄せられていた二つの不満に対処を施した製品だ。一つは、Tactile Pro がかなり高価な $99.95 という値段だったことだ。今回の OS X Keyboard はたった $29.95 となった。もう一つは、Tactile Pro がそのクリック感のあるキーのせいもあってかなり音のうるさいキーボードだったことだ。その騒音が嫌だという人たち(あるいはオフィスメートたち)も多かった。この点、今回の OS X Keyboard では、スペースバーが時々クリック音をたてることを除けば、ずっと静かになった。また、この OS X Keyboard では、普通あまり使われない Caps Lock キーがスペースバーの右の方にある修飾キーの固まりの中へと隠退(その代わりに左側の Shift キーの上が Control キーになった)させられ、すべてのアルファベット/文字キーに Option 付きの場合の文字が印字されるとともに修飾キーにも適切な記号が印字され、三つの音量キー (mute, up, down) が F13/F14/F15 と Help/Home/Pg Up の間に一列に並ぶようになった。けれども、(残念なことにこの「けれども」はいつでも付いてまわるものだ、そうでしょう?)今回の OS X Keyboard は Alps 製のメカニカルスイッチを使わず、その代わりにラバードームのスイッチを使うようになった。そのお陰で、キータッチの感触は以前の Tactile Pro ほど良いものではなくなってしまった。キータッチは、スペースバーがちょっと緩い感じがすることを除けば Apple Pro Keyboard とかなり似ていると言える。全体の作りを言えば、白色のプラスチック製で、かなり軽い。Tactile Pro の「タンクっぽい」感じはない。全体的に言って、この OS X Keyboard が私の世界観を揺るがしたということはないが、それでもこれはなかなか良く出来た安価なキーボードで、Mac mini を買った人や、予備や交換用のキーボードを探している人にはぴったりの選択肢だろう。

<http://www.osxkeyboard.com/>(日本語)Matias OS X Keyboard
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07607>(日本語)荘厳なるアルプスにキーボードの帝王が輝く

今週の DealBITS 抽選では、Matias の OS X Keyboard を8台、賞品にする。それぞれ定価 $29.95 相当の製品だ。Matias では販売価格をこれ以上値引きすることはできないと言っているので、当選者以外の皆さんに割引を提供させて頂くことは今回はできないが、それでも8台ものキーボードが当たるというのはいつもよりかなり高い確率なので、ぜひ奮って下記リンクの DealBITS ページで応募して頂きたい。寄せられた情報のすべては TidBITS の包括的プライバシー規約の下で扱われる。どうかご自分のスパムフィルターに注意されたい。当選したかどうかをお知らせする私のアドレスからのメールを、あなたに受け取って頂くのだから。また、もしもあなたが紹介して下さった方が当選すれば、紹介に対するお礼としてあなたの手にも同じ賞品が届くことになるのもお忘れなく。

<http://www.tidbits.com/dealbits/matias/>
<http://www.tidbits.com/about/privacy.html>(日本語)TidBITS プライバシー規約

[訳注: 応募期間は 11:59 PM, 19-Jun-2005 Pacific Standard Time まで、つまり日本時間で 6 月 20 日(月曜日)の午後 4 時頃までとなっています。]


Apple と Intel: 今年最大の「ニュースでないニュース」

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Mac が PowerPC チップの使用をやめて Intel ベースの CPU へと切り替えようとしているという先週の Apple の発表は、ものすごくエキサイティングなニュースだった、とお思いだろうか? 何と言っても Intel はあの巨大な Wintel 陰謀の一部なのだし、硬派な Macintosh 信奉者たちが皆こぞって何年も戦い続けてきた相手なのだから、そうでしょ?(残念! そりゃあなた、Star Wars の見過ぎでしょう。よく考えてみれば、実際は、いくつかのテクノロジー会社たちが覇権をめぐって押し合いへし合いしているだけなのだから。)

正直言って、あまりの意外さに私の頭がくらくらしていたのがおさまると、すぐに私の頭は冷静になって、この発表は圧倒的大多数の Macintosh ユーザーたちにとっては今年一番の「ニュースでないニュース」と言える出来事なのではないかという気がしてきた。私たちの友人の Jason Snell(Macworld 誌)が、この発表をめぐるさまざまな疑問の中で最も一般的なものたちに対して、いとも見事に回答を与えている。だから皆さんもぜひ彼の文章に目を通してみて頂きたい。ここでその内容を繰り返すことは控えたい。その代わり、私がなぜ平静な心でいるのかの理由を三つと、私の脳裏に聞こえてくるあのひそひそ声での反論を少しだけ、以下に挙げてみたいと思う。

<http://www.macworld.com/2005/06/features/intelfaq/>

  1. とにかく一年間は私たちユーザーにとって全く何も変化しない。Apple が Intel 製の何らかのチップを使って最初の Mac を出すのは、一年後と予定されているからだ。Apple は、そのチップがどんなものになるのかも明確にしていない。これは、実際にそのチップを搭載することになる Mac のために、その製造時点でどんなチップがふさわしいかということによって決まるからだ。(おそらくその機種は最もローエンドの Mac から、ということになるのだろう。)その上、大部分の Mac 機種が切り替えを受けるまでにはまだ二年もあるというのだから、その 2007 年末になって Apple が PowerPC ベースの Mac を製造中止にする予定の時が来るまでは、私としては少なくとも短期的にこの発表が私の生活に何の影響を及ぼすとも思えない。要するに、この大騒ぎが意味しているのは、結局のところ Apple が一年後に新しい Mac(それに新バージョンの Mac OS X)をリリースするというだけのことだ。もちろんそれは当然予想されることだったし、それらの Mac が違った CPU を装備するかもしれないとしても、それらがまだ実体のない予想話に過ぎないことに変わりはない。

    反論として、多数の団体では何年も前からあらかじめ購入プランを決めるものだということは忘れてならないだろう。もちろん、そういう団体では、これから半年から一年半程度待てば Windows ソフトウェアをフル・パフォーマンスで走らせられる Mac が購入できるようになる可能性が高いということを既に認識しているだろう。そういう団体ならば、あるいは 2006 年か 2007 年までアップグレードを待つのはいっこうに構わないという人ならば、その時まで待つのも大いに結構だろう。そのことは確かに短期的に Apple の売り上げに悪影響を与えるかもしれない。けれども Apple には現時点で 60 億ドル以上の手持ちの現金があって長期債務もないことを思い出して頂きたい。移行に伴って多少の痛みがあっても、充分にこれで乗り切れるだろう。だから、Apple としても売り上げを減らすのは望まないとはいえ、この会社はきっと難局を切り抜けることができるに違いない。

  2. さて、実際にその時がやって来ても、私としては自分の Mac にどんな CPU が入っているかなんて、あまり気にもならないと思う。それは、自分の iPod や携帯電話、あるいは洗濯機の内部に、どんなチップが使われているのかなどどうでもいいと思っているのと同じことだ。まあ、公平な目で見れば、それは全く同じことというわけではない。確かに私は自分の Mac の中にどんな CPU があるかを気にはするが、それはただ単に Mac OS X がちゃんとしたパフォーマンスで動作するかどうか、私の使うソフトウェアがきちんと動くかどうか、という範囲で気にするだけに過ぎない。次に私が新しい Mac を買おうという時には、私は機種選定のためにそのマシンの使っている CPU が(それがどんな会社で製造されたものであっても)私の使用目的のための条件を満たしているかどうかを判断しようとするだけなのだ。例えば、わが家で Tonya のために新しい Power Mac G5 を買おうとしているその予定は、何の影響も受けない。彼女の 733 MHz PowerPC G4 ベースの QuickSilver が古くなってきたので、もっと高速の Mac に買い替えようとしているのだ。私たちは今まで通りの基本的アプローチを崩さず、マシンが必要になった時に、予算内で最高のパフォーマンスを引き出せる Mac をその時点で選んで購入するだけだ。Tonya にとってみれば Intel ベースの Mac を買うために一年か二年待つのは全く意味を成さない。彼女は今パワーが欲しいのだから、今 Mac を買うべきなのだ。(そう、彼女は機会があり次第、すぐにでも購入に踏み切るつもりだ。)

    その一方で、Tonya と私は PowerPC チップに内蔵の Velocity Engine(AltiVec とも呼ばれている)ユニットを利用しないようなメインストリームのアプリケーションばかりを使っている。私が開発者たちと話をして聞いた印象では、この Velocity Engine に依存するようなソフトウェアについては Intel アーキテクチャへの移行が相当の努力を要する作業になるらしい。だから、特にオーディオやビデオ関係のソフトウェアに依存するような仕事をしているユーザーたちにとっては、新しい Intel ベースの Mac でも走るバージョンのソフトウェアが出るのを待つことが重要になるかもしれない。たぶん、開発者たちが Intel チップへの移行作業に追われて新機能の追加などは棚上げになってしまうような状況では、そういうユーザーたちにとっては自分の使うソフトウェアに進化の速度が遅くなるのを実感させられるかもしれない。こうして、移行に伴う痛みを実感せざるを得ないユーザーたちもいることだろう。あるいは、これから 2 年から 4 年くらいは一部の機種の Mac しか買ったり使ったりすることができないというユーザーたちもいるだろう。

  3. そもそも、私は Apple の主たるチップ供給元として、Intel と IBM の間にそれほど大きな哲学的差異があるとは思えない。どちらも負け犬ではない。両者とも 600 ポンドの巨体をしたゴリラそのものだ。そして、私は Intel が Apple の必要とする供給を、過去何年間もの間 IBM と Motorola/Freescale がしてきたよりは良い状況で実現できるだろうと望みをかけている。たとえ私が何らかの理由で今回の Apple の移行に猛烈な嫌悪を感じたとしても、実際他に手段はあったのだろうか? そのことで Mac から別のものに切り替えたとしても、結局は x86 ベースのチップを使う(ただしそのシステムは Intel からでなく AMD から購入することになるのかもしれないが)羽目になるだけのことで、それでは何も変わらないことになってしまう。第一、別のものに切り替えるといえば、それはつまり Windows か、あるいは何らかの Unix タイプに切り替えるということになるわけで、私に言わせればそれは自分の顔に仕返しするために自分で自分の鼻を切り落とすようなものだ。

    そうは言っても、皆さんが Apple に裏切られたように感じられたとしても、それは充分もっともなことだと思う。何しろ、Steve Jobs が Photoshop のテストを走らせながら、いかに PowerPC が Pentium を足元にも寄せつけないかを得意げに実演してみせたのはそれほど昔のことではなかったのだから。つまるところ、当時の Apple はチップのレベルで「我々対奴ら」のキャンペーンを繰り広げていたわけで、そのために今回ある程度の数の顧客からしっぺ返しを食らうのは避け得ないことだろう。

最後にもう一言 -- 付け加えさせて頂くと、今回 Apple がなぜ移行を発表したのかについては Steve Jobs の言葉を疑う理由は何もないと思う。これは現在どんなチップが利用可能かという問題ではなくて、数年後にどんなチップが利用可能になるだろうと Apple が見ているのかという問題なのだ。もう長い間 Apple が Mac OS X を Intel 用にもコンパイルし続けてきたという事実はあるにせよ、この移行が Apple にとっても Macintosh ソフトウェア開発者たちにとっても多大な努力を必要とするものであることは間違いない。決して Apple は軽々しくこの決断を下したわけではないし、全般的に言って Apple も開発者たちも、短期的にはこの移行から得るものは何もない。けれども長期的に見れば、もしも今回 Apple が正しい決断をしたのだとすれば、Mac は全機種ラインアップにわたってパフォーマンスの向上という恩恵を受けられることになる。パフォーマンスの向上やデザインの可能性が Apple によって開かれたことをユーザーたちは喜んで迎えるだろうし、Windows アプリケーションのパフォーマンスが上がるのも良いことだ。そして、もしもこれらすべてが実現したならば、Apple はもっと多くの Mac を売り上げ、開発者たちのための市場規模も拡大していくことだろう。

でも、そういうことはすべて未来の話だ。今の時点では、今回の発表は Intel にとっては素晴らしい宣伝となり、Apple や Mac 開発者たちにとっては膨大な仕事を意味し、そして、その他多数の私たちにとっては、いつもと変わらぬ日常の話に過ぎない。


コンパクトカメラを選ぶ: Panasonic DMC-FX7

文: Charles Maurer
訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

私の妻 Daphne はスナップ写真を見るのが好きだが、私はスナップ写真を撮るのが嫌いだ。そこで、25 年前、彼女のためにカメラを1つ買った。彼女はそれを使ってちゃんとした写真を撮ることができなかったので、カメラをもう1つ買った。そしてもう1つ、もう1つ、もう1つ。彼女は、自分が使ったことのないフィルムカメラとデジタルカメラで、小さなカメラ店を開けそうなくらいだった。そしてついに、今年の初めになって、私たちは彼女が気に入ったものに出会ったのだ。

そのカメラは、レンズや機能はさまざまだが中身は同じようなコンパクトカメラ製品の1つ、Panasonic DMC-FX7 だ。このモデルは、タバコの箱ぐらいの大きさで、ささやかな3倍ズームレンズと、背面のほぼ全体を占める液晶画面を備え、ファインダーはまったくついていない。

<http://www2.panasonic.com/webapp/wcs/stores/servlet/vModelDetail?displayTab=O&storeId=15001&catalogId=13401&itemId=71473&catGroupId=24999&modelNo=DMC-FX7&surfModel=DMC-FX7>(日本語)デジタルカメラ DMC-FX7 : 商品概要 | パナソニック商品カタログ

Daphne は液晶画面に魅かれた。対角 2.5 インチ(6.4 cm)で、明るい太陽光の下でも(ぎりぎり)十分使えるほどには明るく、ゆっくり動く物体を追いかけられるほどには速く応答する。明るい太陽の下で細部がつぶれてしまうことと、すばやい動きを扱えないことは、私にとっては不満だが、Daphne には、撮影するときに細かい部分に気がついたり、すばやい動きを追いかけたり、構図をすばやく決めたりするだけの技術はない。彼女にとっては、液晶画面というのは奇跡のようだ。彼女はどんなファインダーを使っても明瞭に見ることができなかったのだが、この画面はしっかり見えて、よい写真を撮ることができる。

助けの手 -- いくつかのメーカーが、同じぐらい大きい液晶画面を備えた小型カメラを作っているが、私たちがこのカメラを購入した時点では、Panasonic には競争相手を打ち負かす切り札となる重要な機能があった。光学式手ブレ補正だ。(その後、Kodak から、対抗できそうなモデル EasyShare V550 が発表されている。)光学式手ブレ補正というのは、カメラが細かな動きを自動的に感知して、その動きを打ち消すようにレンズ部分をずらすというものだ。

光学式手ブレ補正のおかげで、Daphne の写真は驚くほど変わった。補正がないと、彼女の写真の5枚に1枚はブレてしまうのだが、補正があると、彼女がモーターボートから撮ったものを除けば、ブレた写真は 100 枚の中に1枚もないと思う。彼女は、「シーン」モードから「スポーツ」サブモードを選んでシャッタースピードを上げるなどということを考えなかったのだ。(詳しくは後ほど触れる。)震顫のある人でもこのカメラを使えるのではないかとすら思う。

画質 -- カメラの中にあるコンピュータは、Panasonic の Venus II 画像処理プロセッサで、動作もすばやく性能もよい。失敗写真を作り出すことはめったにないし、色縁も除去しているようだ。

このカメラの弱点は、センサーの大きさだ。これは、この系列のモデルすべてに共通しているし、私が知るかぎりすべてのコンパクトカメラに共通している。こういうカメラは、小さいセンサーに、信じられないほどたくさんの画素をつめ込んでいる。

センサーに画素をたくさん押し込めれば、センサー上で光を感じるセルは小さくならざるをえない。一定の時間では、セルが小さいほどぶつかる光子の数は少なくなり、また、より少ない光子で飽和してしまう。小さいセルには少ない光子しかぶつからないから、暗い部分の細部を記録できない。また、小さいセルはすぐに飽和してしまうから、明るい部分の細部も記録できない。したがって、セルが小さくなれば、「ダイナミックレンジ」が小さくなる。

これが実際の写真でどのように表れるのかということについては、以下にリンクしたページの2枚の写真を見てほしい。両者とも、できるだけ印象的な写真になるよう補正してある。上の写真が Daphne の Panasonic で撮ったもので、下の写真が私の Sigma SD-10 で撮ったものだ。Sigma のセンサー上のセルは、面積がおよそ 20 倍だ。

<http://www.tidbits.com/resources/783/angkor.jpg>

センサーが小さいと、ダイナミックレンジが減少するのに加えて、ある種のノイズが多くなる。ひとつのセルにぶつかる光子の数は、光源が私たちの目には一定に見えていても、ランダムに変動している。小さなセルよりも大きなセルの方が、この変動を平均してならすことができる。この変動は、写真では、フィルムの粒状感のようなランダムノイズとして表れ、セルが小さい方が多くなる。これは暗い領域で特に目立つ。小さいセンサーでは、ノイズのせいで、あなたが画像を操作する可能性が大幅に制限されてしまう。Panasonic では、暗い色調を明るくしようとすると、あっという間に見苦しくなってしまう。

多すぎるチェックリスト -- もう1つ、コンパクトカメラによくある問題は、コンシューマ向け電気製品に特有の機能狂だ。Panasonic のカメラもこの問題をかなり抱えている。Daphne のカメラには5つの撮影モードと9つのサブモードがあり、音声付きの動画を撮影することができ、簡単なアニメーションもできる。撮影モードによって、3つのボタンがさまざまな選択肢を提供する。これらを机上で理解するのは複雑ということもないが、スナップ写真を撮影するときにこれらを扱おうとすれば混乱してしまう。「かんたん」モード以外は、私はめったに使わないし、Daphne はまったく使わない。だから、モーターボートから撮った彼女の写真がぶれたわけだ。

かんたんモードは、屋外ではたいていの場合適切だが、フラッシュを使って人物を撮るときは、最適ではない。これは、シャッターよりも少し早くフラッシュがたかれるからで、それによって被写体の瞳孔を収縮させ、赤目を軽減する。これでは、一瞬の表情を捉えられないことが確実だし、一方で赤目を完全に防ぐこともできない。私は、フラッシュを1度だけ、シャッターと同時にたいて、赤目をコンピュータで直すほうがよいと思う。赤目補正は取るに足りない作業だ。しかし、普通のフラッシュを選ぶには、「通常撮影」モードにする必要がある。通常撮影モードになると、象形文字の辞典が必要になるし、撮影者が光学式手ブレ補正をモード1にするべきかモード2にするべきか覚えなければならず、さらには人差し指で誤って設定を変えてしまったり無効にしてしまったりすることもある。

(私が理想とするコンパクトカメラは、フラッシュボタンがついておらず、シンプルなダイアルで、自動フラッシュ、フラッシュ禁止、連写、再生の4つのモードから選べるものだ。)

写真を確認するときにあると便利だと思う機能があって、私の Sigma では本当に大切なのだが、その機能は Panasonic では役に立たないことが分かった。その機能とは、露出のヒストグラム、つまり、明るさのレベルごとに画素の数を表したグラフだ。私の Sigma では、ヒストグラムを使って露出を正確に合わせることができる。もっとも明るい白が、センサーが扱える最大値として感光するように露出を合わせ、暗い色調については気にしない。暗い色調は通常暗すぎて、液晶画面で見分けることができないのだが、センサーのダイナミックレンジが広いので、ほとんどの場合コンピュータで引き出すことができる。一方、Panasonic は、どんな写真でもヒストグラムの範囲に丸め込んでしまう。風景のコントラストがその範囲より広ければ、そういうことはよくあるのだが、ハイライトと影のどちらを切り捨てるべきか判断しなければならない。それは写真を見てみないと分からない。ヒストグラムはまったく役に立たないのだ。

コンパクトカメラを選ぶ -- この記事の冒頭でも触れたが、Panasonic は、同じ画像プロセッサと光学手ブレ補正つきの似たようなズームレンズ(すべて Leica 製)を使ったコンパクトカメラをいくつか作っている。それらは、全体の大きさ、液晶画面の大きさ、ズームレンズの範囲、ファインダー、電池などの点で異なっている。(Daphne の DMC-FX7 は充電式のリチウム電池を使っているが、午前中の観光で使い切ってしまう。彼女は予備を持ち歩いており、しばしばそれが必要となる。)レンズの中には、それなりの広角から高倍率、あるいは非常に高倍率の望遠までズームするものもある。高倍率の望遠レンズは、カメラの動きを拡大してしまうから、三脚がないと扱いにくいが、手ブレ補正があるのでそれなりに使えるはずだ。

Daphne のカメラはとても扱いやすいので、私は Sigma より小さくて軽いカメラがほしくなってしまった。そういうカメラがあれば、リュックサックに入れておいて、何か突然のできごとに備えておける。しかし、Panasonic のダイナミックレンジがせまいのには、私は我慢できない。彼女のカメラと私のカメラとの中間に当たるものを探しているのだが、まだ見つけられない。Sigma より小さなモデルはすべて、小さなセンサーにたくさんの画素を詰め込んでおり、セルの大きさは結局 Panasonic と同じぐらい小さい。カメラの大きさは Panasonic の6倍はあるかもしれないが、ダイナミックレンジは同じに違いない。結局のところ、現在の市場の状況では、500 ドルのカメラを買うか、1,500 ドルのカメラを買うかすることはあっても、その中間のカメラを買うことは考えられない。

私が思うに、今日デジタルカメラを買うときもっとも重要な問題は、よいスナップ写真の画質で満足できるかどうかということだ。コンパクトカメラの写真が、鮮明で、露出が適切で、構図もよいとしても、スナップ写真のようにしか見えないだろう。それは、画素が少ないからではなく、白がとんでいたり黒がつぶれていたりするからだ。この画質で満足できるなら、コンパクトカメラを買うとよい(できれば手ブレ補正つきのものを)。しかし、それよりよい写真を撮りたいと思ったら、ハイライトと影がもっと詳細に記録できるものが必要となる。そのためには、センサー上のセルの大きさがかなり大きくなければならない。現在の市場では、それはつまり一眼レフを購入するということになる(そして JPEG ではなく RAW ファイルで撮影する。この記事の最後のリンクを参照)。

デジタル一眼レフのその後 -- デジタル一眼レフの中でも、もっとも高価なものを除いたすべては、大まかにいって 35mm フィルムの3分の2の大きさのセンサーを備えている。ほとんどは似たようなセンサーを使っており、それゆえ結果も似たようなものになるが、2つのモデルがほかより傑出している。1つは Konica Minolta Maxxum 7D で、レンズつきでおよそ 1,400 ドルで販売されており、2.5 インチの液晶画面を備えている。手ブレ補正が、高価で奇妙なレンズに搭載されているのではなく、カメラ本体に搭載されているものとしては、これが一眼レフでは唯一のものだ。ということは、これはほかのどの一眼レフよりもカメラの揺れに強く、遅いシャッタースピードでも鮮明な写真を撮ることができる。

<http://konicaminolta.com/products/consumer/digital_camera/slr/maxxum-7d/>

もう1つの変わり種は Sigma SD-10 だ。これもおよそ 1,400 ドルだが、こちらにはレンズが2本つく。この Sigma は低価格の一眼レフと対抗する商品という位置づけだが、実際にはもっとも高価なものに匹敵する。(詳しい説明とレビューについては、以下のリンクの最初の3つを見てほしい。)これはほかのどのカメラとも違う種類のセンサーを使っている。このセンサーはほかの何よりも鮮明で、私が思うに、ほかのどのカメラよりも広いダイナミックレンジを提供する。例外があるとしたら Fuji FinePix S3 Pro で、これも普通とは違うセンサーを使っており、レンズなしでおよそ 2,400 ドルで販売されている。これらのカメラはすべて、メモリーカードはおよそ 100 ドルで別売りとなる。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07860>(日本語)デジタル写真の道理とセンサー
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07891>(日本語)デジタルカメラ購入の手引き
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07906>(日本語)デジタル写真:訂正とフォローアップ
<http://www.sigma-photo.co.jp/sd10/english/> (日本語)SIGMA SD10
<http://www.fujifilm.com/JSP/fuji/epartners/proPhotoProductS3.jsp>(日本語)FUJIFILM | パーソナル製品 | デジタルカメラ | FinePix | FinePix S3 Pro

もし、コンパクトカメラよりよいものがほしいというだけなら、わたしなら Minolta にする。これにはフラッシュが内蔵されていて、スナップ写真にとっての鬼門となるカメラの揺れにも強い。もし、写真を学ぶことに興味があって、本格的に写真を撮りたいと思うなら、Sigma が理想的だ。Sigma がカメラとセットにして提供している安いレンズは、初心者には問題ないし、それに満足できなくなったらよりよいものを購入することができる。f/2.8 18-50mm レンズ(500 ドル)をつければ、Sigma は格安のプロフェッショナル用ツールとなる。Sigma は、画像処理をあなたのデスクトップコンピュータにまかせているから、操作もほかのデジタル一眼レフよりシンプルだ。

どのデジタルカメラを買うにせよ、それから最高の画質を引き出すには、生成された写真に手を加える必要がある。カメラから出てくるものは完成品ではなく、カメラに内蔵されたコンピュータによる第一次近似に過ぎない。下記のリンクで、私が自分の写真について行っている複雑な方法を説明している。来週は、私が Daphne のために行っている簡単な方法を説明しよう。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07832>(日本語)完璧主義者のための写真編集術

PayBITS: コンパクトカメラについての Charles の考察があなたのお役に立ったなら、ぜひ「国境なき医師団」に寄付をお願いします。
国境なき医師団 <http://www.doctorswithoutborders-usa.org/donate/>(国境なき医師団日本
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


Take Control ニュース/13-Jun-05

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

"Take Control of Customizing Tiger" が 1.0.1 にアップデート -- Apple が Tiger を出した時、私たちが Take Control 本を書くために使っていたシード版のシステムとは少々変更された個所がいくつかあることがわかった。そこで、Matt Neuburg は Tiger のリリース以後に判明した情報を反映させて、彼の電子ブック“Take Control of Customizing Tiger”のアップデート版を完成させた。主な変更点は Spotlight と Dashboard に関する記述に集中している。これはマイナーなアップデートだが、この本は読者の皆さんを手引きしていろいろな Tiger の機能、例えば Spotlight、スマートフォルダ、Dashboard、それに Automator といったものをカスタマイズできるように書かれているので、内容が正確でより役立つものであるためにも、ぜひアップデート版の方を入手して頂きたい。バージョン 1.0 を購入して下さった方は、電子ブックの表紙にある Check for Updates ボタンをクリックすれば無料でアップデート版にアクセスできる。それから、新しいバージョンを印刷し直そうという方には、まず“Read Me First”セクションにある“What's New in Version 1.0.1”の個所をお読み頂き、どの部分だけを印刷すれば無駄な紙を浪費せずに済むかを検討して頂ければと思う。

<http://www.takecontrolbooks.com/tiger-customizing.html>


TidBITS Talk/13-Jun-05 のホットな話題

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

各話題の下の2つ目のリンクは私たちの Web Crossing サーバでの討論に繋がる。こちらの方が高速のはずだ。

Apple ソフトウェアのサポートに関する苛立ち -- Apple の技術サポートで嫌な経験をしたという一人の人の話から始まって、サポートに電話する時の心構えについての議論が展開し、その電話の向こう側にいる人からの実地の体験談も寄せられる。(メッセージ数 9)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2618>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/472/>

Tiger で FTP サーバを変更する -- FTP サーバを Unix レベルで切り替える方法の提案。(メッセージ数 3)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2619>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/473/>

QuickTime 7.0 Pro を楽しむのは有料 -- QuickTime Pro のアップグレード料金に関する Adam の最近の記事について、このアップグレードが料金に見合うものかどうかというコメント、また類似の機能を提供できるユーティリティの提案などが寄せられた。(メッセージ数 3)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2620>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/474/>

Intel への移行に関する感情的な反応 -- Apple が Macintosh ラインに Intel プロセッサを使うように切り替えつつあることで、さまざまな意見が集まった。(メッセージ数 48)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2622>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/476/>

Mac に Mac OS X を走らせ続ける -- Apple の販売する Intel ベースの Mac でしか Mac OS X は走らず、一般的な PC では走らないと Apple は言っているが、問題はいったいどうやってそんなことが保証できるのかということだ。(メッセージ数 32)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2623>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/477/>

Intel への移行: 勝者たちと敗者たち -- Intel ベースの Mac への移行で得をするのは誰か? 苦い水を飲むことになるのは誰か? その答は、ゲーム開発者たちからごく小規模の Mac 販売店まで、多種多様にわたる。(メッセージ数 7)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2625>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/479/>

Darwin x86 はどうなる -- Darwin は Mac OS X におけるオープンソースの Unix コアだが、既に Intel の x86 プロセッサでも走っている。Apple の Intel へのシフトは、Mac OS X が Apple のハードウェアのみで走るようになった時、Darwin にはどのような影響を及ぼすのだろうか? (メッセージ数 7)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2626>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/480/>

Apple のチップ選択 -- Apple が Intel プロセッサに移行することはわかったが、それではどのチップに行くのだろうか? Apple が詳細を発表していないため、いろいろな憶測が乱れ飛ぶ。(メッセージ数 11)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2627>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/481/>

Intel チップと DRM -- Intel の新しいチップの中には、プロセッサレベルでデジタル著作権管理 (DRM) を内部提供できるものがある。これが、Apple が Intel への移行を決断する際に重要な要因となったのだろうか? (メッセージ数 1)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2630>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/484/>

フィルムスキャナと大量スキャン用のソフトウェア -- ちょっと頭を冷やして Apple-Intel 関係のニュースから離れよう。ある読者から、多数のネガ写真のコレクションをデジタル化するためのハードウェアやソフトウェアについて、どんなものを使えばよいか教えて欲しいという要望が届いた。(メッセージ数 6)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2628>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/482/>


tb_badge_trans-jp2

非営利、非商用の出版物およびウェブサイトは、フルクレジットを明記すれば記事を転載またはウェブページにリンクすることが できます。それ以外の場合はお問い合わせ下さい。記事が正確であることの保証はありませ ん。書名、製品名および会社名は、それぞれ該当する権利者の登録商標または権利です。TidBITS ISSN 1090-7017

Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA