TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#901/22-Oct-07

Mac OS X 10.5 Leopard は金曜日にデビューする。今週号は、それに先立ってこの Apple の次期オペレーティングシステムについて(まだ NDA に縛られている)私たちが明かすことのできる限りの情報を詰め込んでお届けしたいと思う。まず Matt Neuburg が Apple のリストした 300 個もの新機能を選り分けつつ、その中から最高のものと最悪のものを探し出す。Rich Mogull は、その内部に隠されたセキュリティ関係の改善点のいくつかを検討し、これがあなたの Mac を劇的にセキュアなものに変えるかもしれない理由を語る。Sharon Zardetto は、まだ現在 Classic で何か重要なフォントを持っている人のためにいくつかのアドバイスをお届けする。また Apple Remote Desktop 3.2 と QuicKeys X3 3.2 は、いずれもバグを修正するとともに Leopard 互換性を提供するアップデートだ。一方、私たちは Joe Kissell の電子ブック“Take Control of Upgrading to Leopard”先行版の販売を始め、また Matt Neuburg の“Take Control of Customizing Leopard”については予約注文の受付を始めた。どちらの本も、Leopard が発売になり次第、完全版として出荷される。さて、今週号には Leopard 以外の話題もいくつかあって、Apple の四半期業績報告で Mac の販売台数が記録を更新し、Apple がフランスで Orange を iPhone の独占プロバイダとすることを発表し、Steve Jobs からは iPhone のソフトウェア開発キットが現在開発作業中であって 2008 年の 2 月に入手可能となることを確認する発表があったことをお伝えする。まだそれでも物足りないとおっしゃる方のためには、Apple が iTunes Plus トラックの価格を $1.29 から $0.99 へと値下げし、Tonya が PDF 中のリンクでトラブルを抱えている人のためのヒントをお届けする。

記事:

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Apple、2007 年第4四半期に Mac 販売台数の記録を更新

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

Apple は iPod 会社になってしまって、ついでにコンピュータを作っているとお考えなら、その見方をあらためるべきときだ。同社は本日、2007 年 9 月29 日に終了した四半期度に、前四半期の記録(2007-09-07 の "Apple、2007 年第3四半期で過去最高の Mac 販売を記録" 参照)を 400,000 台上回る2,164,000 台の Macintosh コンピュータを出荷したと発表した。1年前は、Apple は当時としては記録だった 161 万台の Mac を出荷した。今年のこの出荷も手伝って、Apple の利益は 9 億 400 万ドル、収入は 62 億 2000 万ドルとなった。

しかし、iPod 部門がシャッターをおろすなどと考えてはいけない。Apple は1020 万台の iPod を販売した。比較すると、前四半期は 981 万台、1年前の同期は 873 万台だった。だが、より興味深いのは iPhone の数字だ。この四半期に 1,119,000 台が売れ、販売台数の総計は 1,389,000 台となった(この差は、前四半期度の最後にあたる、iPhone が発売されてから最初の 30 時間によるものだ)。

Apple はまた、米国外での販売がこの四半期の収入の 40 パーセントを占めると述べている。Apple CFO の Peter Oppenheimer によれば、今会計年度が終わった時点で Apple には 154 億ドルの現金があり、負債はなく、2008 年度最初の四半期では 92 億ドルの収入が見込まれている。


リンゴとミカンはお似合い

  文: Joe Kissell <joe@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

Apple は、France Telecom のブランドの1つ Orangeが、フランスで販売される iPhone の独占キャリアおよび販売代理店となることを発表した。これにはほとんど驚かなかった。というのも、France Telecom CEO の Didier Lombard が、非公式に、9 月のある会議で同じことをしゃべっていたからだ。業界筋によれば、これは Steve Jobs を激怒させたという。しかし、この公式発表では、価格(8 GB の iPhone で 19.6% の付加価値税を含み 399 ユーロ)と発売日(2007 年 11 月 29 日)が伝えられた。

この 399 ユーロという価格は、「専用の料金プランからいずれかを選んで契約すること」を必要とするが、Orange のウェブサイトを見ても、既存のプランのうちいずれかが当てはまるのかどうかは分からなかった。Orange を通じて 399 ユーロで販売される iPhone は、同携帯電話会社用にロックされる。しかし、フランスの法律には、Apple と Orange にとってこの状況が興味深くなるような条項がある。私が理解するところでは、もっとも私は専門家でもなんでもないことは急いで付け加えておくが、ある条文によると、携帯電話会社のロックがかけられた電話機を販売した場合、ロックがかけられていないものも(価格を高くしたとしても)販売しなければならない。別の条文では、携帯電話会社は電話所有者の求めに応じて、契約から6か月以内なら有料で、その後は無料で、携帯電話のロックを解除しなければならないと規定されている。そういうわけで、どうやら、合法的にロックのはずされた iPhone が 11 月の終わりには入手可能になるようだ。もちろん、追加料金を払って、そして必要ならフランスから取り寄せればの話だが。実際、Orange の広報はInternational Herald Tribune に対し、Orange はロックのかかっていないiPhone を何らかの価格を上乗せして販売すると認めている。

私はこの件に関するニュースを注意深く追いかけるつもりだ。私としては、クリスマスに(あるいはもう少し早く)サンタクロースが私の靴下に iPhone を入れる気になってくれるのを願っているし、そのために月々の料金を契約して破産するなんてごめんだから!


iPhone ソフトウェア開発キットが 2008 年 2 月に

  文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Steve Jobs は最近やたら口数が多い。その最も新しい例が先週の短い「書簡」で、Apple の Hot News セクションに固定リンクなしにポストされたものだった。(2007-10-17 の私の記事“Steve Jobs's iPhone SDK Letter”に、彼の書簡の全文が複製してある。)その中で、Apple CEO としての彼は、iPhone および iPod touch 用のサードパーティー向けソフトウェア開発キット (SDK) が 2008 年 2 月にリリースされると発表した。(この件についての私たちのスクープは、2007-10-10 の記事“Apple Nearing iPhone Third-Party Developer Announcement”参照。)

短く、漠然とした歴史 -- Apple が iPhone プラットフォームをサードパーティのアプリケーションに完全に開放するかどうかについて、既存の Mac 開発者コミュニティーにおいても意見の一致はみられなかった。当初 Apple は一切言質を与えることを拒んでいたからだ。けれども Jobs は、2007 年 5 月の D: All Things Digital カンファレンスにおいて Apple が「今年の後半」にも他のソフトウェアを許容できるかどうかその方法を検討中だとはっきり述べた。Daring Fireball の記事 では、初期の声明が「そうとは言えない」から「そうでないとは言えない」へ、さらに「今年の後半」へと次第に前進してきた様を取り上げている。(注: 草稿段階では、私はこの段落で Jobs が最初「ノー」と言ったがその後「間違いない」へと転換したと書いていた。けれども、その後何人かの開発者たちから彼の発言にはもう少し微妙なニュアンスがこもっていたという指摘を頂いた。Jobs と Apple はサードパーティのアプリケーションについて、1 月にはあいまいな答か、時には否定的な答しか述べていなかったが、5 月までにその口ぶりに変化が生じ、より肯定的な、しかし 100% イエスではない言い方へと変わっていたという。)

Apple の Worldwide Developers Conference (WWDC) において、Jobs がその SDK とは単に AJAX を使ったウェブアプリケーションのことに過ぎないと言ったように聞こえたため、一時的に私たちは皆、動転のあまりパニック状態になってしまった。ウェブアプリケーションでしかないのならば、常時インターネット接続が必要だし、ウェブページ上に連絡先の電話番号を表示するとか地図を表示するとか以外には、基盤となるシステムとの双方向作用が許されない。(Delicious Monster の Wil Shipley はこの問題について、ちょっと俗悪な言葉遣いの素晴らしい記事を書いて、AJAX なんてごめんこうむる! と言い切っているが、同時に彼は Apple が本物の SDK を作ってくれるのを待ちたい、とも書いている。それには時間が必要であることを、彼は理解していたのだ。)

Jobs の最新の書簡には、ちょっと「おいこらガキども、うちの芝生から出て行け! こっちはゴーファー退治や、芝の植え替えもしなきゃならんし、その前に母屋の仕上げもあるんだから、あと数カ月はお前らを入れてやるなんてとんでもない、このチンピラどもが....」という感じの口調が感じられた。この発表では、ウイルスやマルウェアが電話機を通じて広まってしまうリスクが高レベルであることが強調されていて、そのような問題は実際にはまだ存在していないという、携帯電話業界が現在直面している(いやむしろ自ら積極的に宣伝している)広く知られた幻想をも強調しているようだった。まあ、それには文句は言うまい。ただ、彼が本当に言っていたのはこういうことだ。「我々は忙し過ぎて、iPhone と Leopard を両方同時にこなすことはできなかった。でもこれからはまた iPhone に集中できる。」

書簡にはロックをはずす問題は触れられていなかったが、Apple の SDK がそうした挙動を許さないものであることは予想に難くない。つまり、間違いなくこのいたちごっこは今後も続くということだ。実際、Apple がサードパーティのアプリケーション開発を合法化することによって、iPhone のロックをはずす努力から注意を逸らし、人的資源を別に向けたいと願っているということも十分考えられる。iPhone で一切変更が許されなかった時には、iPhone 用にゲームを開発するのも iPhone のロックをはずすのと同等に「悪い」ことであった。これら二種類のハッキングを一緒くたに扱うことで、ゲームをインストールすることをためらわない人にもロックをはずすことを考慮させる結果となっていたかもしれない。

Apple が何らかの発表をする日が近づいていると私が予想していたのは、同社が外部の人たちに SDK の遅れについて示しつつ、議論もし、次に何が登場するかの予告もし始めていたことによっていたに違いない。先週の時点で、私にまでもあれほどの大騒ぎが聞こえてきていたのだから、Apple はきっと大勢の開発者たちにその話をしていたのだろう。Apple 自身は口が堅いので、Apple の内側から直接私に何かが語られることはなかった。

ウイルスのリスクやその他の問題を議論しつつ、Jobs は Nokia が最近アプリケーションにデジタル署名を付けたことにも触れた。 Symbian Signed プログラムだ。これは Nokia がこれまで多額の投資を注ぎ込んできた世界中で支配的なスマートフォンのプラットフォームの名を冠し、同社のモバイルフォンの上で走るサードパーティのソフトウェアに、より多くの認証と説明責任を提供するものとなっている。彼はこれを「最初のステップ」と呼んだ。私の書いた SDK の発表が近づいたという記事の中で、私は iPhone アプリケーションの認証には二つのレベルのものが要求されるだろうと述べた。セルラーデータのネットワークにアクセスするためのハイレベルのものと、完全にローカルに走るアプリケーションやコミュニケーションのために Wi-Fi のみを利用するアプリケーションのためのローレベルのものの二つだ。

なぜ 2 月に? -- Apple が Leopard の出荷日を 2007 年 10 月にずらしたのは、同社が iPhone を予定通りに出荷できるように人的資源を Leopard から iPhone へとシフトさせたのが理由だった。(2007-04-16 の記事“Leopard、2007 年 10 月に後送り”参照。)Apple は iPhone が Mac OS X を走らせていることを繰り返し表明しており、iPhone にソフトウェアをインストールしたり、ロックをはずしたり、侵入方法を開発したりしたすべてのハッカーたちもこの事実を確認している。(現在の iPhone を TIFF 画像表示のコードに現存するある欠陥を突いてクラックする自動化方法を、 Metasploit の開発者の一人が書いている。Metasploit はペイロード挿入などの攻撃の膨大な集まりを走らせたり分析したりするためのフレームワークだ。この TIFF 欠陥は iPhone 1.1.1 ソフトウェアから「脱獄」するためにも、またそれを 1.0.2 ソフトウェアに戻して機能性を回復させるためにも用いられた。Metasploit リンクを教えて頂いた Rich Mogull に感謝したい。)

ハッカーたちが発見したことから推測すると、どうやら iPhone は現在 Tiger と Leopard の要素を混ぜ込んだハイブリッド状態で走っているらしい。だからこそ、古いオペレーティングシステムを捨て去って新しいものに移行しようとしているその時に、その古い方のものの少なくとも一部を使用している SDK をリリースすることは意味を成さないのだろう。特に、新しい方のものがより優れたセキュリティモデルを備えている場合にはなおさらだ。元々のタイミングでは、おそらく Apple はまず Leopard を出荷してから、iPhone 版の Leopard を 2007 年 6 月の iPhone デビューに間に合わせようという予定だったのではないか。実際にそういう話を聞いたことがある訳ではないが、ひょっとしたらそんな事情だったのかもしれない。

今後のタイムラインを私が予測すればこうなる。Leopard は 2007 年 10 月 26 日に出荷される。Apple は、新しい iPhone モデル(おそらく 3G セルラーデータを備えたもの、2007-10-14 の記事“3G セルラーデータの iPhone が現実的に”参照)を 2008 年 1 月 15 日に Macworld Expo で発表する。この新しいモデルはアップデートされたオペレーティングシステムで完全に Leopard に基づいたものと共に出荷される。既存の iPhone および iPod touch ユーザーにはソフトウェアアップデートとして 2008 年 2 月初めまでに提供される。そして、その後間もなく iPhone SDK が登場するという訳だ。

現時点では、iPhone ハッキングのコミュニティーがどういう動きをするかが興味深い。私の感じでは、彼らは引き続き iPhone 1.1.1 の内部を探索して、SDK が登場するまでの4か月間、このバージョンにも既存のサードパーティーアプリケーションを復活させ、それと共にこのバージョンの iPhone もロックをはずすことを目指すだろうと思う。どうしてハッカーたちは 2 月までおとなしく待っていないのかって? だって、そこには iPhone ハッキングという挑戦があるからさ。

Apple、iTunes Plus の価格を 99 セントに値下げ

  文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

Steve Jobs は Wall Street Journal に対し、 先に Ars Technica が伝えたこと追認した 。iTunes Store で販売されている iTunes Plus の楽曲が、通常1.29 ドルだったものが 99 セントになった。iTunes Plus の楽曲は DRM(デジタル著作権管理)なしに販売されている。DRM というのは、コンテンツを特定の機器で特定の方法で再生するように暗号化することだ。

これはおそらく、Amazon MP3 音楽ストアが立ち上げられたことを受けたものだろう。そこでは、Apple が DRM なしの形で扱っている EMI と、Apple とのそのような取引を拒否した Universal の両方の楽曲が、DRM なしで1曲あたり 89 セントから 99 セントで販売されている(2007-09-25 の "Amazon MP3 が iTunes Store に挑戦" 参照)。どちらのストアも、多くのインディペンデントレーベルの音楽も DRM なしで扱っている。iTunes Plus の楽曲は 256 Kbps AAC ファイルとしてエンコードされ、Amazon の音楽はすべて 256 Kbps MP3 だ。iTunes ストアには 600 万曲以上があり、Amazon は 200 万曲以上だ。

現時点で明らかになっていないことは、DRM つきの iTunes 楽曲を iTunes Plus 楽曲に変換するときに、値段が同じになった今でも、料金が発生するのか、そして、以前に iTunes Plus にアップグレードしたものについて払い戻しを受けられるのか(私が見るところ、これはありそうもない)、あるいはApple が DRM つきの iTunes 楽曲を DRM なしの同じ曲と並べて販売するのか(これもありそうもない)ということだ。


Apple Remote Desktop 3.2 がバグを修正

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

Apple は Apple Remote Desktop Admin 3.2 をリリースし、Mac OS X 10.5 Leopard との互換性を追加するとともに、さまざまなバグや使用上の細かな問題に対処した。そのため、Apple はすべてのユーザにアップデートを勧めている。特に、Copy タスクの信頼性が向上し、Open Application タスクは Intelベース Mac のクライアントに対して利用できるようになり、Control/Observeウインドウをリサイズしたときにその大きさを覚えるようになり、ヨーロッパ言語のキーボードからアクセントつきの文字を入力できるようになり、サードパーティの VNC ビューアおよびサーバとの互換性が向上し、低速のインターネット接続を介した画面共有のパフォーマンスが向上し、多数のクライアントコンピュータを含むリストについて全体的なパフォーマンスが向上した。Software Update から、または 34.6 MB のダウンロードとして入手できる。Apple Remote Desktop クライアントソフトウェアのバージョン 3.1 が動いているクライアントを操作するのに、私の場合は何の問題もなかったが、バージョン 3.2 も 4.1 MB のダウンロードとして入手できる。ただし、現実的には、ほとんどの場合ダウンロードする理由はない。その代わり、Apple Remote Desktop Admin からクライアントコンピュータを選択し、Manage > Upgrade Client Software を選択すれば、最新版にアップデートされる。


QuicKeys X3 3.2 が Leopard 向けにアップデート

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

Startly Technologies は古参自動化ユーティリティ QuicKeys X3 の無料アップデートをリリースし、新機能を追加し、バグを修正し、インターフェースを調整し、そして特筆すべきことに、Mac OS X 10.5 Leopard との互換性を実現した。QuicKeys のような低レベルユーティリティでは、Mac OS X のメジャーアップデートの後で古いバージョンがしばしばうまく動かなくなるので、Leopard へのアップグレードを計画しているすべての QuicKeys ユーザは、先にこのアップデートをインストールしておくべきだ。QuicKeys X3 3.2 の ほかの改善点 としては、Intel ベース Mac の Dock で QuicKeys を隠す機能、新しい Apple アルミニウムキーボードのサポート、Wait アクションでのタイムアウト、Automator から QuicKeys ショートカットを動かす機能、高度なインターフェースを表示したり隠したりする機能などがある。QuicKyes X3 3.2 はMac OS X 10.4 以降を必要とし、 12.3 MB のダウンロードだ。


PDF を読むときのリンククリック問題の解決

  文: Tonya Engst <tonya@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>

基本的な PDF 書類は誰にとってもおなじみだろう。これを使えば、ほかのプログラムで作成した書類を画面上で見ることができる。しかし、私たちのTake Control 電子ブックのように、基本を大きく越えて、ウェブベースのリソースへ出てゆくリンクや、それぞれの PDF の中でほかの場所へ向かうリンクを備えている PDF もある。私たちの電子ブックには大切な Check for Updates リンクもあって、読者はマイナーアップデートの情報や新しいバージョンにアクセスできる。そのせいで、私はこの数年間、人々がリンクをたどることに問題を経験することがあるということを学ぶこととなった。それは、PDF 閲覧ソフトウェアの動作に混乱があるせいだ(そして、おそらくは、ソフトウェアの設計がお粗末なせいだ、というのも、Safari でリンクをクリックするのに問題を抱えている人などいないのだから)。

だから、リンクをクリックしたときに何も起こらなかったり、クリックするたびに Adobe Reader がガミガミ言ってきたり、あるいは内部リンクをクリックしてからキーボードで元の場所に戻りたいと思ったりしたことがあるなら、以下に紹介する3つのリンクのコツを読んでみていただきたい。最後には、PDFをダブルクリックしたときに Mac が Preview でなく Adobe Reader の使用を強制するのに悩まされていたり、その逆の場合のための、おまけのコツもある。

以下のコツは、いずれも、Mac OS X 10.4 Tiger 付属の Preview、Adobe Reader 8、Adobe Acrobat Professional 8 にあてはまる。Adobe の古いバージョンのプログラムは、似たように動作するが、メニューの位置やコマンド名が少し異なるかもしれない。

コツその1: 正しいツールを使う -- PDF閲覧ソフトウェアを使っていて、リンクをクリックしても、正しいツールを選択していなければ、リンクは機能しない。それはちょうど、ドロープログラムで、オブジェクト移動ツールを選択して正方形を描こうとするようなものだ。プログラムは、オブジェクトを移動することはできるが、正方形を描くことはできない。

だから、Apple の Preview を使っているときは、ツールバーを表示して(View>Toolbar)、右側にある Tool Mode ボタンセットに注意しよう。リンクをクリックしたときに機能させるには、セットの左にあるツールのいずれか、つまり Scroll ツールか Text ツールを選択する。あるいは、Tools > Scroll Tool(Command-1)か Tools>Text Tool(Command-2)を選択してもよい。

Preview-Tool-mode

Preview では誤ったツールが選択されてしまうということが頻繁に起こるが、Adobe Reader や Acrobat Professional ではそのようなことは少ないようだ。しかし、これらのプログラムで誤ったツールが選択されてしまったら、Hand ツールを選択しよう。これは手を広げたような格好をしている。Handツールは Select & Zoom ツールバーにある。このツールバーを表示するには、View>Toolbars>Select & Zoom を選択する。ツールバーの中に Handツールが見当たらなければ、Tools>Customize Toolbars を選択し、下に少しスクロールして Select & Zoom Toolbar カテゴリを探し、Hand ツールのボックスをチェックして、OK をクリックする。または単に Tools>Select &Zoom>Hand Tool を選択してもよい。Hand ツールを選択すれば、リンクがクリックできるはずだ。

Reader-toolbar.png

コツその2: Acrobat をなだめる -- Adobe Reader と Acrobat Professional では、リンクをクリックできるだけでは十分でないかもしれない。どちらのプログラムも、ウェブリンクをクリックするたびに警告ダイアログを表示することがある。飛び先の URL を表示して、次のようなことを言ってくる。「このサイトを信用するなら、Allow を選んでください。このサイトを信用しないなら、Block を選んでください。」

8歳の子供を持つ母親として言わせてもらえれば、同じ質問を何度も何度も繰り返し聞かされると、まったく頭がおかしくなる。思慮のない繰り返しに対する寛容度が私よりも高くないというなら、よい知らせがある。このうっとうしい警告を停止することができるのだ。アプリケーションメニューから、Preferences を選び、Trust Manager カテゴリを選択する。画面の真ん中にある Change Setting ボタンをクリックし、"Allow all web sites" を選択して、OK をクリックする。

もしあなたに小さい子供がいて、恒常的問い合わせの問題を抱えているなら、大変申し訳ないが、その質問を停止するための適切な設定は、私には分からない。

コツその3: キーボードショートカットを使う -- PDF の中へのリンク、つまり、同じ PDF 書類の中の別のページに向かうリンクについては、リンクをたどったけれども、すぐに元いた位置に戻りたいと思うことがあるだろう。Preview では、Command-[ を押すだけでよいし、Adobe Reader や Acrobat Professional では Command-左矢印を押すだけでよい。このショートカットを神経系に接続しておけば、セクションのあいだを簡単に、脳に負担をかけずいったりきたり飛び回ることができる。

おまけのコツ -- リンクについての私からのコツはこれだけだが、PDF に関連した技がもう1つある。DPF がハードディスク上にある場合に役に立つかもしれない。Adobe Reader よりも Preview のほうが起動が速いし画面上での表示がきれいなので好きだという人もいるだろうし、Adobe Reader のほうがムービーやサウンドを含んだ複雑な PDF をよりよく扱えるので好きだという人もいるだろう。あなたがどちらを好もうと、デフォルトでどちらの PDFリーダーが PDF を開くかを変更することができる。これを切り替えるには、Finder で PDF を選択し、Command-I を押して Get Info ウインドウを開く。Open With のパネルが閉じていたら三角形をクリックして開き、ポップアップメニューからお好きな PDF 閲覧ソフトウェアを選ぶ。そうしたら Change Allをクリックすればよい。


公式情報: Leopard は 2007 年 10 月 26 日に出荷

  文: Joe Kissell <joe@tidbits.com>, Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Adam をはじめ数多くの Mac 評論家たちが先週予測した(2007-10-04 の記事“Leopard、10月26日に向けて準備完了?”参照)その通りに、Apple は同社が実際 2007 年 10 月 26 日の金曜日にMac OS X 10.5 Leopard出荷すると発表した。オンラインの Apple Store では現在 Leopard の予約注文を受け付けており、予定発送日は 2007 年 10 月 26 日だという。Tiger や Panther のリリースの際にもそうだったように、Leopard は各地現地時間の午後 6 時に Apple Store で売り出される。

価格は、いつもと同様、シングルユーザライセンスが $129 で、5ユーザーのファミリーパックが $199 となる。ただし、Amazon.comSmall Dog Electronics などの再販業者ではもう少し安い価格で手に入る。10 月 26 日かそれ以降に発送される Mac の一部は Leopard がインストールされているか、または Leopard のインストーラディスクが付属すると Apple は述べている。新しい Mac を 2007 年 10 月 1 日かそれ以降に購入した人は全員 Mac OS Up-to-Date パッケージを入手することができ、それを使えば発送手数料の $9.95 のみで Leopard が手に入る。私のように古いマシンを使っている人のために言い添えると、Leopard は少なくとも 867 MHz 以上の PowerPC G4、あるいは任意の PowerPC G5 または Intel プロセッサを備えた Mac で、少なくとも 512 MB の RAM を(私たちとしてはそれより多くの RAM をいつも推奨しているが)搭載しているものを必要とする。

Apple の記者会見で、Glenn は Tiger 用の Boot Camp ベータ版が Leopard のリリース後も引き続き動作するのかどうかについての方針を聞き糺した。Apple の Mac OS X プロダクトマーケティングの専務理事である Brian Croll によれば、そこには2つの要素があって、適切なパーティション分けをセットアップしてそこへの Windows オペレーティングシステムのインストールを処理する Boot Camp Assistant ソフトウェアと、そのソフトウェアによって作られたパーティションそのものとで別々の話になるとのことだった。

Boot Camp Assistant の Tiger 用ベータ版リリースは、2007 年 12 月 31 日以後は動作しなくなる、と Croll は述べた。しかしながら、そのベータ版によって作成されたパーティションはすべて無期限に働き続ける。そして、そのようなパーティションも Leopard 版の Boot Camp Assistant によって管理できるのだという。

Apple はまた Mac OS X Server 10.5 Leopard もやはり 2007 年 10 月 26 日に発売されると発表した。このオペレーティングシステムのデスクトップ版と同時の発売だ。従来のバージョンと同じく、10 クライアント版の Leopard Server の価格が $499 で、クライアント数無制限のバージョンが $999 だ。対象となる Xserve を 2007 年 10 月 1 日以後に購入した人は、やはり $9.95 の Mac OS Up-to-Date パッケージが入手できる。Leopard Server のプロセッサ要件はデスクトップ版と同じだが、少なくとも 1 GB の RAM と 20 GB のディスク空き容量を必要とする。

今回は、どんな形でも CD では入手できない初めての Mac OS X リリースとなる。それは、Leopard を走らせることのできるコンシューマクラスのコンピュータがすべて少なくとも Combo Drive 以上(つまり DVD の読み込みと CD の書き出し)を装備しているからだ。いくつかの Xserve モデルで Mac OS X Server 10.5 を走らせられるのに CD-ROM ドライブしか持たないものはあるが、そのようなマシンについては別のコンピュータで Leopard Server を走らせてそこからネットワークインストールを実行するか、あるいはそのコンピュータをターゲットディスクモードにしておいて、DVD リーダを備えた別のコンピュータから Leopard Server をインストールするかすればよい。

Joe は、既にこれらのシステム要件を彼の電子ブック“Take Control of Upgrading to Leopard: Early Bird Edition”に盛り込んでいる。この電子ブックは、皆さんが Leopard リリース前の今から購入して、あらかじめ Leopard へのアップグレードの準備ができるようにしてある。この Early Bird 版(先行版)を購入した方は、10 月 26 日になってから完全版リリースの本に無料でアップグレードできる。(Glenn の“Take Control of Sharing Files in Leopard”もすぐ後に続いてリリースされる予定で、これにあと3冊の Leopard 向けタイトル、Users & Accounts、Customizing、Fonts も、今から予約注文できる。また、5冊全部を割引価格で予約注文することもできる。)


Leopard の良い (そして悪い) 所

  文: Matt Neuburg <matt@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@bellsouth.net>

先に進む前に、私はこの Big Cat (大型の猫科動物) の名前付け問題について少々マジに考えてみたことをお伝えしておきたい - Jaguar, Tiger, Leopard と来て、この調子でこの先どれぐらい続けられるのだろうか?分かったことは、アフリカの猫科の動物には私がこれまで聞いたこともない様な様々な種類があるということである、例えば Caracal (カラカル) とか Serval (サーバル) とかである。と言うことで、今のような開発ペースで行けば、これで Apple は少なくともあと 10年はもつであろうから - それまでには、現在の傾向から類推すれば、何らかの種が発見されているであろう (或いは、全部絶滅と言うのだってあるかもしれない)。

さて本題に戻ろう。Apple はようやく Leopard の出荷日を確定し (Adam がまさしく予言したように "公式情報: Leopard は 2007 年 10 月 26 日に出荷," 2007-10-16)、そして 300 を超える新機能のリストも公開した。私は、今でも守秘契約に縛られているので、Apple が皆さんに言った以上のことについて語るわけにはいかない。しかしながら、Apple はこの 300 の機能についてはあなたに _もう既に_ 話をしているので、これらについて私が話をするのは構わない。私は、何であれ新たな情報をこれに付け加えることは出来ない;だからと言って私がそれらについてどう思うかについてまで皆さんにお話出来ないわけではない (私が思うには、Apple は私の感情まで所有しているわけではない)。そこで私の気に入りの (そして嫌いな) Leopard の新機能を挙げてみたい。

まず悪いニュースから始めよう - 私の嫌いなもの。実際にたった一つだけであるが、極めて大事なものである、即ち:Desktop の新しい顔である。

これはまるで王様の新しい着物の様である。背面にあるものが透けて見える読みにくいメニューバー、これがどうしていい考えなのだろう?そして Dock にあるスタックはありもしない問題を探した挙句の解なのか:フォルダが Dock の中で振舞う現在のやり方 (クリックするだけだとフォルダが開き、クリック and ホールドすれば、フォルダの中身が階層メニューで見られる) は素晴らしいもので、変更など必要としていない。それに、今度 Dock が描かれたあの気が散りそうな馬鹿げたやり方は何たることだ。大体私は Dock そのものが好きでなく、何時もそれが隠れている様にするためならなんでもするという方である;Leopard では、同じことをする二倍の理由がありそうである。新しい Finder ウィンドウのサイドバーも同様に嘆かわしい;Apple 自身のスクリーンショットでご自分の目で見られると良いが、アイコンとテキストは小さく、全ての色が変哲もないグレーに収斂している。

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さて胸にたまった物は吐き出したので、今度は私の気に入った新機能を挙げてみたい。この他にはかっこいい新機能がないというわけではなく、とりわけ個々の Apple アプリケーションの中には沢山ある;しかしこれから挙げるものは私が本当に期待している新機能であり、これらは実際に私をして Leopard を使ってみたいと思わせるものである:

あと数日でこれら全部が _私のもの_ となる。(もみ手で喜びを表す。) ところで、これらの機能 (もっとある) の使い方については、私の近刊予定の "Take Control of Customizing Leopard" 電子本の中にも入っている事を話しましたっけ?これは未だ皆さんのお手元にお届けするわけには行かない、と言うのももし私が事前に格好のいい話を漏らしたりしたら Apple は私の首を取りに来るであろうからであるが、皆さんには予約注文と言う手がある (そうすれば Leopard が発売され次第フルバージョンがダウンロードできる)。


Leopard はあなたのセキュリティをどう改善するか

  文: Rich Mogull <rmogull@securosis.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

先週 Mac OS X 10.5 Leopard の新機能リストがリリースされたのを見て、そこに含まれている極めて重要ないくつかのアップデートを巡ってセキュリティの世界は大騒ぎだ。もしもそれらが期待通りに働けば、きっと Mac のセキュリティに大幅な改善をもたらすはずで、私たちがインターネットカフェでワイヤレスネットワークに接続する時にもそれほど神経をとがらせずに済むことになるはずのものだからだ。

Time Machine -- Leopard の先進的なアンチ侵入テクノロジーの詳細に踏み込む前に、最大のセキュリティ機能でありながらその分類に入れられていないものから話を始めよう。それが、Time Machine だ。情報セキュリティの基本は、CIA の原則だ。いや、Central Intelligence Agency(アメリカ中央情報局)でも、料理を学ぶ大学の Culinary Institute of America でもない。セキュリティの世界では、CIA とは Confidentiality (機密性)、Integrity (完全性)、それに Availability (利用可能性) を意味する。ともすれば私たちは人に見られたくないものを人々の目から隠すこと(機密性)と、変えて欲しくないものを人々に変えられないようにすること(完全性)だけに目を向けがちになるものだが、実は私たち自身が自分のデータとシステムを常に利用可能な状態にしておくこと(利用可能性)もまた、同じ程度に重要なことなのだ。

Time Machine のお陰ですべてのユーザーが、特に何かの企業型バックアップシステムに守られてはいない個人ユーザーたちが、バックアップを簡単にできるようにしたことで、Apple はどんなファイヤウォールのアップグレードよりも、どんな Safari アップグレードよりも、遥かに大きなセキュリティの改善を実現している。もしもあなたが自分のセキュリティを向上させたいと思うならば、まず外付けハードドライブを入手してあなたの Leopard インストールのコピーを入れておくことを強くお勧めしたい。(Adam に聞いたところによれば、電子ブック“Take Control of Customizing Leopard”が Time Machine の使い方の基本的なアドバイスを載せており、“Take Control of Mac OS X Backups”の今後の改訂版でさらに詳しいことを載せる予定だという。)私の場合、今年だけで既に3回バックアップに助けられているし、Leopard になってようやくバックアップ作成が私の母や妹たちにとってもぐっと手近なものになったことを私は心から喜んでいる。

バッファオーバーフローを防止 -- Leopard における最も重大なセキュリティアップデートは、あなたの目には気付かれない種類のものだけれども、悪い奴らにとっては果てしない欲求不満を起こすべきものとなる。このアンチ侵入テクノロジーを、Apple は Library Randomization と呼んでいる。(一般的には Memory Randomization とも呼ばれ、Windows Vista においては Address Space Layout Randomization と呼ばれている。)Library Randomization とは何かを理解するために、まず脆弱性、侵入、それにバッファオーバーフローについての話から始める必要がある。

バッファオーバーフローは脆弱性の一つの種類であって、今日のコンピュータに対する攻撃で成功しているものの大部分でその原因となっているものだ。悪意あるプログラム(ワームやウイルス)の大部分は、バッファオーバーフローに依存してあなたのシステムにコントロールの手を加えようとする。セキュリティの世界では、誰かが機密性、完全性、利用可能性のいずれかを侵害することを許すような欠陥ないし弱点のことを脆弱性と定義している。貧弱な錠前とか、壊れた窓などのせいで悪い奴に家に侵入されるのと同じだと考えればよい。バッファオーバーフローとは、入力値として予期されるよりも多くのデータを攻撃者に入力される脆弱性だ。もしもそのソフトウェアを書いたプログラマーが入力フィールドの受け取れるデータ量に制限を付けるのを忘れれば、入力されたデータが期待された制限を越え、メモリの他の部分を上書きしてしまうことがあり得る。大多数のコンピュータではメモリは単にたくさんのコマンドとデータとを積み重ねた巨大なスタックに過ぎないので、もしもどれだけのデータを入力すればそうなるかを厳密に知っていれば、そのコンピュータが正当な指令として期待している場所に新しい指令を書き込むことで、そのコンピュータを騙して自分の好きなコマンドを実行させることが可能になってしまう。

プログラマーたちがプログラムのすべての入力に上限を定めるだけでバッファオーバーフローが防げるのではないかと不審に思われる方もあるだろう。どうしてそういう入力フィールドすべてに制限を付けてこれが起こらないようにしないのか、と。私自身も同じ質問を自分に問いかけたことが何度もある。けれども、現代的なコンピューティングのシステムは非常に複雑で、あまりにもたくさんの再利用コードが使われているので、問題はそれほど単純な話ではない。例えば iPhone 1.1.1 ソフトウェアがクラックされたのは、それが TIFF 画像ファイルを読み込むための共通コード(libtiff ライブラリ)を使っていたからだった。そのコードにはバッファオーバーフローの脆弱性が含まれていて、そのためにハッカーたちが特別の TIFF ファイルを作って、それを用いて iPhone を乗っ取ることが可能になってしまった。これを、私たちは侵入 (exploit) と呼ぶ。脆弱性を利用して実際に何かを実行するのが exploit だ。

少し話は逸れるが、バッファオーバーフローが最初に登場したのは 1988 年ごろのことで、史上初のインターネットワーム、Morris ワームもこれを利用していた。1996 年になって、バッファオーバーフローで侵入する具体的方法の詳細を記した異例の論文が出版された

さて、ここに Library Randomization が登場する。悪意あるコマンドをスタックに押し込むのは、単に「開け、ゴマ!」と叫ぶよりもずっと複雑なことだ。攻撃者はオペレーティングシステムの心臓部を覆そうとしているのであって、メモリを直接操作して、メモリの別々の場所にある別々の指令に向けさせるようにしなければ、思う通りの方法でコンピュータを誤動作させることなどできない。ごく最近まで、ほとんどのオペレーティングシステムは自身の内部コマンドを一般に知られた静的なメモリ位置に保存していた。従って、アタッカーはただそれらのコマンドの場所を目指して悪意ある指令を組み込むだけでそのオペレーティングシステム自身のツールを利用して乗っ取りを実行することができていた。そこで、Library Randomization は、オペレーティングシステムがロードする度に、メモリの中でランダムな位置を選んでそれらのコマンドを割り振るようにする。そうすることで、たとえアタッカーがバッファオーバーフローの脆弱性を見つけて彼のコマンドをあなたのシステムに割り込ませようとしてきても、それが実際に侵入として働くようにするのは極端に困難なことになる。

これが、私たちが Library Randomization をアンチ侵入テクノロジーと呼ぶ理由だ。たとえ悪い奴らが脆弱性を発見しても(そう、彼らは必ずや何か発見するだろう)あなたのシステムに侵入するのはずっと困難になるからだ。これは、実に大きな変化だ。なぜなら、プログラマーたちが完璧なコードを書くことに依存する代わりに、Apple は(Microsoft や、いくつかの Unix/Linux 変種での前例に倣って)オペレーティングシステムを強固にして、侵入そのものをより困難なものにしたからだ。実際、Apple は既に Mac OS X 10.4.7 以来この方針を推し進め始めている。当時 Apple は一部のプロセッサのみで働く Data Execution Protection という機能をスタートさせ、プログラマーがメモリ位置をデータ専用としてマークできるようにして、アタッカーがそこにコマンドを割り込ませる可能性を制限するようにしていた。

いずれセキュリティの専門家たちがこれを回避する方法を見つけ出すであろうことは間違いないとは思うが、他のオペレーティングシステムでの初期徴候を見る限り、Library Randomization はあらゆる種類のアタックに対抗する重大な障害となっていると思われる。私が Library Randomization に多くの時間を費やして調べてきたのは、これが Leopard において Time Machine の次に最も大きなセキュリティアップデート項目と言えると思うからだ。でも、改善点は決してこれら2つですべてという訳ではない。

邪悪なアプリケーションを特定・無力化 -- ファイヤウォールが一般的になるに従って、悪い奴らにとってネットワーク上で直接コンピュータを攻撃するのがますます難しくなってきている。そこで多くの者たちは、いわゆるクライアントサイドの侵入へと戦術を変えてきた。つまり、悪意ある電子メールやウェブページ、またファイルのダウンロードなどを通じてあなたのシステムに悪意あるコードを届けようとするのだ。人々が危険なしろものをダウンロードするのを Apple が防ぐことはできないが、ダウンロードしたアプリケーションにそれがインターネットから来たことを示すタグを付けるという、Leopard の新機能がある。

ダウンロードしたアプリケーションを初めて走らせる時、あなたの Mac はあなたに確認を尋ねるメッセージを出し、同時にそれがダウンロードされた日時、どのアプリケーションを使ってダウンロードしたか、どこからダウンロードしたかを表示する。これもまた、悪意あるソフトウェアをダウンロードして知らないうちにプログラムを実行させてしまうことを防ぐための素晴らしい機能だ。ただ、私の見るところ一つ弱点があって、この警告メッセージを逆手に取ってあなたを悪意あるウェブサイトに誘導するために使われてしまう可能性があると思われる。Apple にはこれを防ぐ対策を考慮してもらいたいと思う。

Apple はまたアプリケーション署名も導入した。Apple が、あるいはこれに加わりたいどんな開発者でも、自分のアプリケーションにデジタル署名を添付することができる。デジタル署名の意義は、そのアプリケーションがどこから来たかを示すと共に、さらに重要なことは、それが変更の手を加えられていないと認証できることだ。もしも悪い奴があなたのシステムにある署名付きのアプリケーションを乗っ取ろうと試みても、変更を受けたアプリケーションはもはやその署名と合致しなくなるので、Mac OS X はそのアプリケーションの起動を許さないという仕組みだ。

次に重要な Leopard の機能は「サンドボックス」だ。サンドボックスとは、特定のアプリケーションに制限をかけてそれらがある種のアクションを実行できないようにするテクニックだ。例えばそのアプリケーションが手を触れることのできるファイルを制限したり、それがコミュニケーションできる相手のアプリケーションを制限したり、あるいはネットワーク上でできることを制限したりといった具合だ。いくつかのアプリケーションは他のものに比べて常により大きな侵害のリスクに晒されており、サンドボックスはそのようなアプリケーションが乗っ取られてあなたのシステムの他の部分に手を伸ばすことを防止するために働く。Leopard ウェブサイトには Bonjour、Spotlight、Quick Look などがサンドボックス対象としてリストされている。これは実に興味深い。というのもこれらリストされたアプリケーションはいずれも任意のファイルや任意のネットワークパケットを相手とするサービスなので、よくある攻撃のタイプでファジング (fuzzing) と呼ばれるものに晒されやすい立場にあるからだ。ファジングでは、アタッカーが自動化ツールを使って入力(例えばファイルやネットワークパケット)を駆使し、受け手側のサービスを窒息させられるデータストリームを模索する。かの悪名高い Wi-Fi ハックも(TidBITS シリーズ“To the Maynor Born: Cache and Crash”参照)ファジングによって発見されたのであり、また Month of Apple Bugs(2007-02-19 の記事“モアブはわたしのたらい”参照)にかかわるバグも大部分がそうだった。私はサンドボックスの対象となっているアプリケーションすべてのリストを知りたいものだと思う。特に、Safari と QuickTime が含まれているのかどうかが知りたい。これらもまた、その種の攻撃に晒されているのだから。

(日本語) 無線ドライバハックは Mac と Windows を標的にするか | Apple、注意深く Wi-Fi 脆弱性を否定 | AirPort アップデートが Wi-Fi 攻撃を防止 | もう一つのマイナーな AirPort 脆弱性が暴かれる | セキュリティホールが2つ閉じられ、1つ開く | モアブはわたしのたらい

その他の重要な改善点 -- ここまで述べてきたアップデートほど重大なものではないが、Leopard には他にもたくさんのセキュリティ面の改善が含まれている。Mac OS X ファイヤウォール、これはオープンソースの ipfw プログラムに基づいたものであるが、改良を受けて今回から個々のアプリケーションへのネットワークアクセスをブロックできる機能が加わった。私の聞いた噂では Apple デフォルトのファイヤウォールのルールがもはやユーザーからアクセスできないものになっているとのことで、もし本当ならば進歩に大きく逆行したものだと思うが、いずれにしてもファイヤウォールが個々のアプリケーションをコントロールできるというのは私たちセキュリティ専門家がずっと以前から熱望してきた機能だ。

Keychain も、複数のユーザー認証書を扱えるように拡張され、電子メールの暗号化やデジタル署名がより良く処理できるようになった。私たちのように複数個の電子メールアカウントを持っている人にとっては歓迎できる機能だ。ディスクイメージの暗号化は以前の 128-bit キーでなく 256-bit キーを使うようになった。(これは2倍よりも遥かに大きな強力化だ。)私は 128-bit キーを破れる人を誰も知らないが、少なくとも AES の動作方法のお陰でパフォーマンスは基本的に以前と変わっていない。

企業内の環境で Mac を使っている人たちのために互換性を向上させるいくつかの変更点もある。まずネイティブな VPN のサポートがアップデートされ、Windows SMB パケットの署名が使えるようになった。これで Windows ファイルサーバの暗号化との互換性が提供される。Apple はまたファイル共有を拡張して、より粒度の細かいアクセスコントロールリストを提供し、あなたの共有ファイルに誰がアクセスできるかについてより細かいコントロールができるようにした。(Glenn Fleishman の“Take Control of Sharing Files in Leopard”を読めば、細かいことまですべてが分かる。)これらはどんな環境においても便利なものだが、改良点のうちいくつかは特に企業内の環境での共有を念頭に置いて、Windows 環境におけるアクセスコントロール機能を補完するために追加されたのだろうと私は推測している。

Apple は Leopard の他の部分にもこっそりといくつかのセキュリティ機能を忍ばせた。そのうちの一つで私が心待ちにしているのは、ゲストアカウントを使っていてゲストがログアウトするとそのアカウントそのものがきれいに消去されるというものだ。(詳細については Kirk McElhearn の“Take Control of Users & Accounts in Leopard”参照。)私はそれほど多くの人に自分の MacBook Pro を触らせる訳ではないが、時として一時的に人に使わせてその人が私のところからファイルをコピーできるようにしたり、電子メールをチェックさせたり、あるいは何かをオンラインでチェックできるようにしたりすることもある。そういうことを可能にするためには、一時的なゲストアカウントが理想的な手段で、使った後に私の Mac に一切の痕跡が残らないというのは素晴らしいことだ。

また、ワイヤレスネットワークの暗号化ステータスをメニューバー上ですぐに見られる機能も加わった。だから、いちいち保護されたネットワークを選んで接続する手間も要らなくなる。子供を持つ親たちは、ペアレンタルコントロールの改善でより進んだウェブフィルター、活動モニタリング、さらには内蔵の Wikipedia 用フィルタも利用できる。最後にもう一つ、DTrace や新しい計装インターフェイスが追加されたお陰で、私たちセキュリティ専門家たちは本当にシステムの内部に踏み込んで実際に何が起こっているのかを見ることができるようになった。この機能の利点を生かしたセキュリティ用ツールが今後きっと次々に登場してくると思う。

一つ未知の疑問があって、私は自分の手許に Leopard が届き次第すぐにチェックしてみたいと思っていることがある。それは、Input Manager が引き続き Leopard にも搭載されているかどうかだ。Input Manager はアプリケーションを拡張する際に非常に役に立つ機能だが、その一方で残念なことに深刻なセキュリティ上のリスクも生み出すことになっている。(Matt Neuburg の書いた 2006-02-20 の記事“Input Manager は悪魔の業か?”を参照のこと。)Apple は Input Manager が Leopard では制限を受けるかもしれないとほのめかしていたが、開発者コミュニティーからの熱望にもかかわらず、私としてはセキュリティの向上のためには Input Manager を変更するか、あるいは根本的に抹殺するかするのが正しい方向だと思っている。

全体的に見れば、Mac OS X 10.5 Leopard はおそらく Mac OS X の歴史の中で、いや Apple の全歴史の中で、セキュリティの見地から見て最も重大なアップデートだろう。Macintosh のセキュリティを、外側に堅い壁を築くという考え方から、オペレーティングシステムのコアそのものの中により大きな弾力性と生存性を築くという考え方に移行させたという、画期的なシフトが為されている。今後セキュリティの研究者たちが手を染めて行った結果これらの諸機能がどれほど持ちこたえることができるかは見守って行かなければならないが、ここで紹介したセキュリティ機能が有望に思えるのは確かで、母が銀行の用事を安全にオンラインで済ませていると思えば、私も枕を高くして眠れる。

[Rich Mogull は Gartner で7年間アナリストとして働いた後、現在は独立のセキュリティコンサルタントとして、また Securosis.com で物を書くライターとして働いている。]


あなたのフォントは Leopard で使える?

  文: Sharon Zardetto <sharon@takecontrolbooks.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

[Mac OS X 10.5 Leopard が Classic 環境をサポートしないという情報がウェブを飛び交っている今、私たちは近日刊行予定の“Take Control of Fonts in Leopard”を含む3冊の Take Control 電子ブックの著者 Sharon Zardetto に頼んで、彼女の口から TidBITS 読者の皆さんに、Classic 環境における古いフォントスーツケースに身支度をさせてそれらのフォントが Leopard と共にある未来へとうまく旅立てるように、その方法の内幕を明かしてもらうことにした。 -Tonya]

Leopard にアップグレードする予定だけれどもまだ Classic 環境を持ち続けているというあなたは、おそらく今こそ手放すべき時だろう。報道によれば、たとえ PowerPC ベースの Mac であっても Leopard で Classic 環境を走らせることはできない(Intel ベースの Mac では元々 Tiger の下でも Classic は走らない)ということだからだ。でも、あなたが勇気をふるって Leopard の世界に旅立つ前に、まずは忘れずにあなたのフォントの在庫調査をしておこう。なぜなら、もしもあなたが古いフォントを持っているのならば、そのフォントスーツケースを開いて中身を取り出すには、今こそ無料でそれができる最後のチャンスだからだ。それには、あなたが今でも Classic 環境の下で走らせることのできる Apple の大昔のユーティリティ、Font/DA Mover を使う。

Mac OS X よりも前からある2つのタイプのフォントファイル、Mac TrueType スーツケースと、PostScript Type 1 スーツケースファイル(つまり「プリンタフォント」ファイルに付随した「スクリーンフォント」ファイル)は、どちらも今でも完全に使用可能だが、問題を起こしやすい可能性がある。Finder では、これらのスーツケースタイプのファイルはどちらも“FFIL”という文字の書かれたアイコンを持ち、種類は「フォントスーツケース」となっている。

FFIL-icon

これらの古びたフォントファイルにはその内部に問題点が内在している可能性がある(多くの場合、そういう問題は Font Book の自動検証で検出されるが、修正はされない)のだが、私がここで述べている問題点は、すべてユーザーが持ち込んだ種類の問題だ。

あなたのスーツケースを Leopard 用に詰め替える -- トラブルなしに古いフォントを Leopard で使うには、あなたのそのスーツケースファイルが以下のことをすべて満たしていることを確かめておけばよい:

それに加えて、Mac OS X より前のシステムでは「ルーズ」なフォント、つまりスーツケースに入っていないフォントファイル(例えば単一の TrueType 字体)も許されていたが、Mac OS X ではその種のファイルを使うことはできず、きちんとスーツケースの中に収めておかなければならない。

Mac OS 9 ではどれほど簡単にフォントやスーツケースを扱うことができたかを覚えておられる方なら、Classic 環境で同じことをすることができないと知ってがっかりされるかもしれない。その理由は、Classic が実際にはオペレーティングシステムではなくて、ただ Leopard より前のシステムの中においてそのふりをしていただけだからだ。でも、あなたにできる方法はある。それには、最後のアップデートが System 6 用(タイプミスではない! System 7 の前の、System 6 だ)であったユーティリティ、Font/DA Mover 4.1 をダウンロードして、それを Classic 環境の下で走らせてあなたの古いスーツケースファイルを上記のようにクリーンアップすればよい。

Font-DA-Mover

時には、進む前に、退いてみれば、それでうまく行くこともあるのだ。

現在もはや Classic を持っていないあなたには -- Classic 環境で作業をすることができない方も、あわてて古いスーツケースファイルを捨ててしまう必要はない。Tiger で走るユーティリティが2つ、Smasher ($50) と FontDoctor ($70) があって、これらはいずれもスーツケースの処理ができる。おそらく、Leopard へのアップデートもなされるだろう。ただ、どちらも単にスーツケースの中身を詰め替えるだけのために使うにはかなり値段が高くつく。FontDoctor の方は、スタンドアロンのプログラムとしても、フォントマネージャ Suitcase Fusion ($100) の一部としても入手できるが、壊れたフォントファイルの修理もできる。


Take Control ニュース: 新刊電子ブックで今から Leopard に備えよう

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

2007 年 10 月 26 日にリリース予定となっている Mac OS X 10.5 Leopard をわくわくながら待っているあなたには、ぜひとも“Take Control of Upgrading to Leopard.”の先行版を手にして、アップグレードの準備を整えて頂きたいと思う。この 60 ページの電子ブックは、トラブルなく Leopard がインストールできることを保証するためのいろいろな準備の手順に従ってあなたを順々に導いて行くだけでなく、無料で瞬時にダウンロードできる 124 ページの完全版電子ブックへのアップロードも付属している。この完全版にはインストールのすべての局面における詳細なアドバイスが提供される。すべて、Joe Kissell が数え切れないほど長い時間をかけて注意深く研究を重ねた結果に基づくものだ。特に、先行版ではあなたが現在お持ちの Mac がうまく Leopard を走らせられるか、インストールに問題が起こった場合に備えて適切なバックアップを作っておくにはどうするか、ディスク内容のごたごたや不要なファイルを整理する賢い方法、それからあなたのパーティション分けの戦術を考え直すべきかどうか、といったことについてあなたの判断を助けるような工夫がなされている。完全版は、Apple が Leopard の出荷を開始し次第入手可能となる。詳細は上記リンクから読める FAQ を参照のこと。

でもそれだけではない!“Take Control of Upgrading to Leopard”の先行版の購入と同時に“Take Control of Customizing Leopard”を予約注文して頂くと、合計の価格が 25% 割引になる。この“Take Control of Customizing Leopard”では、あなたが新しいインストールに際してカスタマイズをするお手伝いを Matt Neuburg が申し出る。特に、従来からある機能が新しくどう変わったか、それから新しい機能、例えば Spaces や Time Machine のようなものをどういう風に使い始めればよいか、といった点に重点が置かれている。私たちに課された non-disclosure agreement(守秘義務契約)が解かれるまでの間は Leopard についてあまり具体的なことを述べることはできないが、予約注文して頂いた方には Apple が Leopard の販売を開始し次第 Check for Updates メカニズムを通じて完全版の電子ブックを入手して頂けるようにするつもりだ。

Leopard のすべてを知りたいというあなたには、私たちの“I Love Leopard”バンドルをお薦めしたい。30% 割引の価格で、上記2冊に加えてあと3冊の“Take Control of... in Leopard”先行版、“Sharing Files”“Fonts”と“Users & Accounts”も含まれるバンドルだ。これらあと3冊については、Leopard リリースと同時に(またはリリース後間もなく)先行版を出荷したいと考えている。上記2冊“Upgrading”と“Customizing”のいずれのウェブページにも、左側に“I Love Leopard”バンドルへのリンクがある。

従来の“Take Control of Upgrading to...”または“Take Control of Customizing...”電子ブックをお持ちの方は、割引価格で今回の新しいタイトルを購入して頂ける。お持ちの電子ブックにある Check for Updates ボタンをクリックして割引にアクセスするか、またはあなたの電子ブックが非常に古くて Check for Updates ボタンが付いていない場合には直接私たちに電子メールを送って頂きたい。ただし、これら2つのタイトルを別々にアップグレードするよりも、上記の2種類のバンドル(2冊バンドルと5冊バンドル)のどちらかを利用された方が割引率が大きいことを申し添えておく。


TidBITS Talk/22-Oct-07 のホットな話題

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

.Mac 契約更新に不要なクレジットカード番号入力の要求 -- Adam が .Mac 契約を更新しようとして、クレジットカード番号の入力を要求された。でも、他の人たちはそんな手順なしに更新できている。 (2 メッセージ)

ハイブリッドハードドライブってどこが違うの? -- 新しい Seagate ハイブリッドハードドライブが Mac 非互換であることを扱った先週号の記事に、質問が寄せられる。それがどうしたというのか? これらのドライブには余分のフラッシュメモリが含まれているが、単に Mac の RAM を使ったのではいけないのか? (4 メッセージ)

3G セルラーデータの iPhone が現実的に -- iPhone に 3G データネットワーキングを追加するためのテクノロジーは既に存在しているが、これは実際に次期バージョンの iPhone に組み込めるほどに練れているものなのか?(3 メッセージ)

Leopard の新しい言語機能 -- Mac OS X 10.5 の新機能のリストは、より広範な言語サポートをこのオペレーティングシステムに望む人たちには特に有望に見える。 (2_メッセージ)

公式情報: Leopard は 2007 年 10 月 26 日に出荷 -- Leopard の出荷日のニュースが伝わって、5ライセンスの Family Pack における具体的条件や、従来のバージョンに比べて教育関係者向けの値引きが小さくなったことなどについて読者たちが話し合う。 (9 メッセージ)

Leopard の良い (そして悪い) 所 -- Leopard の新機能を扱った Matt Neuburg の記事を見て、具体的な機能改良についての質問や、システムのパフォーマンスについての議論などが寄せられる。 (7 メッセージ)

デジタルダウンロードで $1 - $5 程度の支払処理サービスのお奨めは? -- そんなサービスをする会社は存在するか? メジャーなところ、例えば PayPal や Google(または Yahoo、eSellerate、Kagi 等々...)が、やはりベストの選択なのか? (5 メッセージ)

Leopard とフランス語 -- フランス語(あるいは他の言語)は、Leopard でサポートが減らされているのか? 言語関係の他のいろいろな機能は充実してきているというのに。 (4_メッセージ)

Appleworks がクラッシュ... -- 製造中止になったソフトウェアが動かなくなる時はやがて来るものだ。だが、これはまだそんな段階ではない。 (4-メッセージ)

リンゴとミカンはお似合い -- フランスに iPhone を登場させるにあたって Orange と Apple から具体的な価格に関する発表が無かったのは - 何と言ったらよいのだろうか? - 残念なことだ。 (6 メッセージ)

Take Control of Leopard 本とタイムゾーン -- Mac OS X 10.5 は金曜日の「現地時間で」6:00 PM にリリースされることになっているが、Leopard 用の Take Control タイトルもやはり同時刻にリリースされる予定だ。でも、世界のタイムゾーンのことはどうなっているのか? (1 メッセージ)

Apple、iTunes Plus の価格を 99 セントに値下げ -- Apple は、iTunes Plus の価格をアメリカ合衆国の iTunes Store で一斉値下げしたばかりでなく、海外の iTunes Store でも同様にした。 (2-メッセージ)

Apple が ODF? -- AppleWorks がその生涯を終えたのに伴い、ユーザーによっては AppleWorks フォーマットのファイルを何千も抱えてしまった人がいるかもしれない。Apple は、互換性のために OpenDoc フォーマットを導入するなどの対策を考慮してくれるだろうか?? (1_メッセージ)


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2007年 10月 30日 火曜日, S. HOSOKAWA