TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#929/19-May-08

今週号の TidBITS は実用的な記事でいっぱいだ。まず Adam が、Mac OS X に存在するある設計上の問題のためにいくつかのアプリケーションが誤ってあなたのハードディスクを埋め尽くしてしまうことがある理由について説明する。Adam はまた Kensington SaddleBag Ultra ラップトップバッグを紹介するとともに、MercuryMover をレビューする。これはキーボードを使ってウィンドウを動かしたり、リサイズしたりできるようにする、巧みなユーティリティだ。(Adam が初めて ScreenFlow で作ったスクリーンキャストが、そのありさまをライブでデモ上映する。)それからセキュリティ担当編集者の Rich Mogull が、あなたの iPhone をセキュアに保つための最高の秘密情報をいくつか明かす。また Microsoft Office 2008 SP1 Update のお知らせもある。このアプリケーションスイートで合わせて 150 個以上のバグが修正された。最後に今週の TidBITS 監視リストでは、PageSender 4.3、CrowzNest 2.0、Captain FTP 5.3、 AOL Desktop 1.0、Cyberduck 3.0.1、Cocktail 4.1 (Leopard Edition)、Dejal Simon 2.4、それに Office 2004 for Mac 11.4.2 Update を紹介する。

記事:

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Microsoft が Office 2008 のバグを修正し、VBAの復帰を発表

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 湯本 敬<ymo@big.or.jp>

Microsoft のマッキントッシュビジネスユニットは、先週、Microsoft Office 2008 Service Pack 1 を公表した。Service Pack 1 には多数のバグ修正と、セキュリティー改善とパフォーマンス向上が含まれており、Office アプリケーションはバージョン12.1.0となる。Microsoft は更に、Visual Basic for Applications(VBA)が 、Office for Mac の次のメジャーリリースに復活すると発表した。

Microsoft の詳細なリリースノートには、150以上のバグと Office 2008 SP1 の改善点について書かれており、このアップデートは、全ての Office 2008 ユーザーにとって重要なものとなっている。さらに、Microsoft は、ユーザーが特定のやり方で作られた Word ファイルを開けると、遠隔でのコード実行が可能になるというセキュリティの脆弱性を修正した。(あなたが Microsoft Office 2004 をまだ使用しているならば、 Office 2004 for Mac 11.4.2 Update に更新し、この脆弱性を解決すべきだ。)さらに、この Service Pack 1 には、以前リリースした Office 2008 for Mac 12.0.1 Update 更新プログラムの内容も含まれる。(参照 "Office 2008 と 2004 の重要なアップデートリリース" 2008-03-11).

Office 2008 SP1 アップデートは、Microsoft の AutoUpdate ユーティリティーから入手できる( Office 2008 アプリケーションのどれかの Help メニューの Check for Updates を選択するのが一番簡単なアクセス方法だ)、個別に 180MB のダウンロードとしても利用できる。このアップデートを使用するには、Mac OS X 10.4.9 またはそれ以後が必要だ。更新する前に、Microsoft Office 2008 フォルダが起動したボリュームのアプリケーションフォルダに位置していること、Microsoft Office 2008 フォルダのどんなファイルも名前を変えたり、修正していないこと、管理者アカウントを使ってインストールしていることを確かめて下さい。その上、以前にOffice 2008 のベータ版をインストールしたユーザーは、Office 2008 プロダクトキーを取り外して、再び入力する必要があり、更に先週 Apple Remote Desktop またはコマンドラインで Office 2008 SP1 を展開するのに苦労した人は、インストールのスクリプトエラーを修正するバージョンを必要とするので、再度アップデートディスクイメージをダウンロードしなければならない。こうした条件を除いても、私の両方の Mac で、メインインストーラーウインドウの_背後_に現れる思いがけない「quit_apps」スクリプトダイアログで、私が Run ボタンをクリックするまで、インストーラーは動かずにじっとしていた。(何がインストールを続けるのを妨げていたかついて、理解するまでには随分時間がかかった。)

2008-05/Office-2008-Updater-dialog

発表において、Microsoft の Craig Eisler は、以下のように述べた。「Visual Basic for Applications(VBA)が特定のカスタマーにとって重要な機能であることははっきりしている。そして、我々は Office for Mac の次のバージョンで VBA のサポートを復活させるであろう。-AppleScript のサポートも継続しながら - 」

ワークフローと自動化のために特に Mac と Windows の両方のバージョンの Office で動作させるように VBA を多用していた Office ユーザーは、Office 2008 が VBA をサポートしないことに悩んでいた。それは疑う余地なく、Office ユーザー全体から見ればほんの一部だが、Office 2004 (インテルベースの Mac では最適なパフォーマンスは得られないのだが)に固執する、もしくは完全にウインドウズ版に頼ることを強いられている、特に専門的影響力のある人たちだ。

VBA が復活するという Microsoft の発表は、確かに明るい話題だが、"次のバージョン"は、2〜4年を待たなければならないということを意味するかもしれず、VBA を必要とする人々にとっては、とても長い時間である。Microsoft は、VBA のサポートに関する問題は、Office 2004 でのVBA サポートが PowerPC アーキテクチャであることに関連があるとMacworld で述べている。そして同時に、Office 2008 で VBA をサポートするには、いくつかの機能をカットするか、Office 2004 と Office 2008 のリリースの間の3年半より長い期間、製品化を遅らせる必要があるであろうと述べた。


Take Control ニュース: Leopard の Apple Mail に関する新刊2冊

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

最新バージョンの Apple Mail、つまり Leopard とともに出荷されているものを、最大限に利用したいと思いませんか? そのための助言が Joe Kissell の 95 ページの本、“Take Control of Apple Mail in Leopard”という形で手に入るようになった。この本にはたくさんの便利なヒントや、注意深く考え抜かれた手順の説明、またトラブルシュートの際に役立つ知恵などがぎっしり詰まっている。Leopard 版の Mail での新機能 14 個をまず説明してから、Joe はアカウントの設定の核心を掘り下げて調べ、あなたが最も重要なメッセージを最初に読めるように環境を整理するお手伝いをし、電子メールのアドレスを入力し、文章を書き、送信するまでのすべてを表から裏から徹底的にカバーする。その上、電子メールの Time Machine バックアップを作る方法、Address Book との統合、RSS フィード、Notes と To-Do 項目、メッセージのアーカイブ、それから問題に遭遇して電子メールの受信や送信ができなくなった場合や、その他困った厄介ごとが起こった場合にどうするかについても検討する。

Joe はまた Leopard 用の“Take Control of Spam with Apple Mail”もアップデートし、“Take Control of Apple Mail in Leopard”では基本的なスパム対策の助言がたった3ページにまとめてあるのに比べ、はるかに深く踏み込んでいる。この“Take Control of Spam with Apple Mail”は 71 ページの本で、まず背景的な情報を説明してスパムで何が起こっているのかを理解できるようにし、スパムの除去が最も有効に働くようにと Mail を設定できるために詳しい助言を述べ、また注意深く調査した成果として Mail のスパム退治機能を拡張できるいくつかのユーティリティを紹介する。“Take Control of Spam with Apple Mail”には、SpamSieve (通常価格 $30) を $5 値引きするクーポンが付いている。これはサードパーティのスパム退治ユーティリティの中から Joe がベスト・ワンに選んだものだ。

どちらの電子ブックも定価はそれぞれ $10 だが、両方一緒にバンドルとして購入すれば合計金額から $5 安くなる。どちらの本のウェブページにも、左側にバンドルオプション用のボタンがある。

“Take Control of Apple Mail in Tiger”を 2007 年 10 月 1 日よりも前に購入した人は、お持ちの電子ブック PDF の最初のページにある Check for Updates ボタンをクリックすれば特別割引価格でのアップグレードができる。その日か、それより以後に購入した人には、無料アップデートのできるダウンロードリンクが既にお手許に届いているはずだ。こちらからの電子メールが届いていないという方は、[email protected] あてに問い合わせて頂きたい。“Take Control of Email in Apple Mail”(Panther 版) のオーナーの方も、電子ブック PDF の最初のページにある Check for Updates ボタンをクリックすれば特別割引価格でのアップグレードにアクセスできる。

既に“Take Control of Spam with Apple Mail”をお持ちの方は、無料でアップグレードができる。お持ちの PDF を開いて、その第1ページで Check for Updates をクリックし、そこで開くウェブページから新バージョンをダウンロードして頂きたい。


MercuryMover でキーボードからウインドウを移動・リサイズ

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 羽鳥公士郎 <http://www.ousaan.com/mail/>

ほとんどのテクニカル・ライターは、スクリーンショットを撮るということについては熱心でない。よいスクリーンショットのために設定するほうが、文章を書くよりも長い時間がかかることがあるからだ。フィールドに適切に入力されているか、ポインタが適切に表示されているか、そしてウインドウの大きさは正しいか、といったことを確認しなければならない。この最後の項目はしばしば厄介だ。ウインドウをマウスで移動したりリサイズしたりするのは、本質的に不正確な操作で、ピクセル単位の正確な位置決めは難しいからだ。

しかしついに、ライターたちとキーボードをできるかぎり活用したい人たちを助けることのできるユーティリティが登場した。Helium Foot Software のMercuryMover だ。これは小さな環境設定パネルで、通常はマウスに限定されている2つの基本的な機能をキーボードにもたらす。それがつまり、ウインドウの移動とリサイズだ。ユーザが設定できるキーボードショートカット(デフォルトは Command-Control-上矢印)を押すと、半透明の表示ウインドウが現れ、そこに、矢印キーを使って最前面のウインドウを動かす方法が書かれている。別の2つのキーボードショートカットで、ウインドウを上/左または下/右にリサイズできる。(どちらの方法でウインドウをリサイズするかをユーザに考えさせるというのは、必要以上に歪んでいると思われるかもしれないが、これは避けられないことだ。どちらの状況でも、拡大と縮小をするためには4つのキーをすべて使う必要があるのだから。)表示ウインドウが現れているあいだは、この3つの移動およびリサイズモードを切り換えることができる。MercuryMover の設定と使用をライブで説明するスクリーンキャストを見ていただきたい。

MercuryMover-HUD-move

表示ウインドウが開いたら、修飾キーを押さずに矢印キーを1押しすると、最前面のウインドウが1ピクセルだけ移動またはリサイズされる。矢印キーを押すときに修飾キーを押していると、1度に 10 ピクセルまたは 100 ピクセルずつ、または画面の一番端まで移動またはリサイズすることができる。= を押すとウインドウが画面の中央に移動し、+ を押すとウインドウが画面いっぱいに広がる。ウインドウが望む見た目になったら、Escape を押すかマウスをクリックすると、MercuryMover がいなくなる。操作を間違えてしまったら、表示ウインドウが開いているあいだ、Command-Z と Command-Shift-Z で、予想されるとおりに操作の取り消しややり直しができる。MercuryMover を使うのは簡単で、これを定期的に使っていれば、キーボードショートカットと操作方法が手に染み付くだろうと思う。

MercuryMover は実に素晴しい小さなユーティリティであるが、完璧ではない。Eudora のウインドウはリサイズできるが、Eudora がウインドウの中身を合うように書き換えてくれないことがある。ほかの古いアプリケーションでも似たような問題があるかもしれないと思う。

現在のバージョンの MercuryMover を使っているあいだ、私は、これに数字を打ち込んでウインドウの大きさや位置を正確に設定できればよいと望むようになった。そしてその設定を後で呼び出せれば、スクリーンショットの一貫性を保つことができる。これは、現在はひどく難しい。うれしいことに、私がその機能を MercuryMover の開発者である Keith Alperin に提案するまでもなく、彼は私に次のバージョンについて知らせてくれた。それによると、「現在のウインドウのサイズを表示し、特定のサイズや位置を『ブックマーク』する機能も加わる。私はこれをマイスクリーンショット機能と呼んでいる」ということだ。この新しいバージョンが、私が iPhoto Visual QuickStart Guide を再び改訂しなければならなくなる前に登場することを願っている。前回の改訂では、特定のスクリーンショットのために iPhoto のウインドウサイズを適切な大きさにするため、前の版のスクリーンショットをテンプレートとして使っていた。

MercuryMover は 24 ドルで、30 日間試用できる。Mac OS X 10.4.10 以降が必要で、782K のダウンロードだ。


Kensington SaddleBag Ultra:良い意味で、同じ昔のバッグ

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@bellsouth.net>

私は、私のラップトップと関連するガラクタを運ぶのに私の記憶を超える程長いこと Kensington SaddleBag を使って来た。これはメッセンジャーが使う様な形のバッグで、ラップトップ用のパッド入りのポケット、付属品用のもう一つの大きなポケット、そして接続ケーブル、ペン、名刺に硬貨といったもの用の小さな内部ポケットが沢山付いたジッパー付きのポケットが付いている。この他に二つの外部ポケットが付いていて、一つはバッグを閉める役目をする大きな垂れ蓋に、もう一つは後ろ側に付いていて雑誌などを入れるのに適している。しかし、この SaddleBag が他のものより私にとって際立ったものとなっているのは、垂れ蓋の外側に付いている飛行機のボーディングパスがぴったりとおさまる大きさの賢いポケットと (そうでないと落としてしまうのではないかといつも気になる)、そして裏側のポケットにある隠れたバックパックの背負いストラップである。普通私の使うのはパッドのきいた肩掛けストラップであるが、これまでの経験の中では、バックパックにした方がずっと担ぎやすいという場合は数え切れないほどあった。

私の使いこなしてきた SaddleBag は端の所で多少擦り切れてきていたが、外見だけでこれ程機能性の高いバッグを捨ててしまう程私は見栄っ張りではない。しかしながら、一番最近の旅で、思いもかけないことが起きて、脇の大事な縫い目が壊れてしまい、色々な電子機器が飛行機の床に散らばりそうな所まで行ってしまった。と言うことで、私の MacBook と付属機器 (これだけで MacBook 自身より重たいように見える) のために新しいバッグを買う時が来た。

私が最初にやったのは、Jeff Carlson のラップトップケースの選び方の記事を読み直すことであった ("ラップトップ用バッグ購入ガイド" 2004-04-05 参照)。しかしながら、どの様な機能があるかとか気をつけなければいけないことは何かとかがすぐ分かるのは良いのだが、同時にこれはイライラがつのるものでもあった。と言うのも、Tom Bihn, Brenthaven, Crumpler, そして Matias と言った評判の高い業者からのバッグを手にして見ることができないからである。これが Macworld Expo の時であったらと思わざるを得ない、と言うのも多くのバッグ業者が Macworld にブース出展していて、今年 Karen Anderson がやった様に ("Macworld Expo ラップトップバッグ総括報告とスライドショウ" 2008-01-23 参照)、彼らのモデルの多くを直に手にしてみることが出来たからである。

驚いたことには、私が検索を始めたのと時を同じくして私の参加しているメーリングリストでもバッグ買い替えの話題が出てきた、そしてびっくりする程多くの人が Brenthaven Pro 15/17 Backpack を強く推していたのである。このバッグは、Apple の 15-inch と 17-inch ラップトップを特に念頭において設計されている。(私の SaddleBag をはじめとする多くのバッグが 17-inch モデルは扱えない)。

これは私が決心がつかないで困ってしまった時でもあった。私は、何かを買う時に他の選択肢、オプション、価格比較等全てが分かっていないと決心がつかないと言う生まれつきの欠陥を持った人間の一人である。これはのろいである、とりわけそれがラップトップのバッグの様に、モデルは数百種類にも及び、違いは微妙で多分自分で見てみない限りその違いは認識できないであろうし、その上値段も $20 から $200 と幅が広い場合は尚更である。もし私が iPod のケースを買わなければいけない羽目にでもなったら、私の頭はきっと短絡してしまうである。

でもこの時私の中では閃くものがあった。私は Kensington SaddleBag が本当に好きであった、そして新しいバッグを求めて市場を探し回っている唯一の理由は縫い目が完全にほつれてしまったためである。(そのほつれ方も、自分で直しても到底長持ちさせられないと思わなければいけない程ひどいものであった。) そこで、Kensington の Web サイトに行ってみたら、彼らはまだ SaddleBag を売っていて、その他に SaddleBag Pro と言うのもあって、こちらは底が引出しになっていてケーブルやその他のガラクタが入れられるようになっていた。更に Web 検索を続けていたら今度は SaddleBag Ultra と言うものもあることが分かった、そしてこれは Kensington の Web サイトにもあることはあるのだが、変なことにはこの商品はメーンのナビゲーションにはリンクされていないのである。この SaddleBag Ultra はオリジナルの SaddleBag と殆ど同じである様に見えたが、一つ追加があって片方の側面に水ボトル用のネットのポケットがついている。これは気がきいている、元々私は水ボトルを電子機器と一緒に SaddleBag のなかに詰め込むのは好まなかったので。

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では基本的に同じバッグをもう一度買えばいいではないか?ええそう思います、私は何も私の視野を広げようとしているわけでもないし、私のありもしない自由時間のための新しい趣味のことを言っているわけでもなく、たかがラップトップ用のバッグの話なのである。色々なものをしまうのに慣れ親しんだ場所はそのままそこにあるし、長年にわたるバッグを開けたり閉めたり、そして物を引っ張り出すのに培ってきた筋肉の記憶も無駄にならないと言うものである。しかし、最終的に SaddleBag Ultra にする決め手になったものは新たな発見で、それは Amazon.com 経由で、在庫がありすぐに買える上に値段も $30 から $40 の間と言うものであった。ラップトップバッグの一般的な値段に較べれば、これはただ同然と言える。

物は数日前に届いた。それ以来まだ旅に出る機会はないが、私がいつも携帯する物全部を昔のバッグから新しいバッグの同等の場所に移す作業は楽しいものであった。昔のモデルのハンドルに付いていたフォームパッドは無くなったが、柔らかさはそう変わらず、問題にはならないと思う。新しい方の背負いストラップはパッドが増強されており、歓迎できる。肩掛けストラップの方は比較できない、と言うのも私はパッドが余分に付いた物を別に購入して極めて重宝していたからである。ジッパー付きの小さなポケットの方は、構成がちょっと変わり良くなったものもあれば悪くなったものもあるが、全体的には、それは基本的に同じ昔のバッグである。これがあなたにもぴったりのバッグであるとは私からは言えないが、少なくとも高価でなく私のニーズには良く合っている。

そして、これこそ私が本当に欲しかったものだと今ははっきり分かる:同じ昔のバッグで、多少新しくなり改善もされている。これは私が年をとってきたしるしなのかも知れないが、現に私は年をとりつつあり幸いにしてそれはあまり気にならない。


/Volumes 内にあるフォルダの分身の術に対処する

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

最近私は CrashPlan Pro を使っている。私の数台の Mac からバックアップを一台の 750 GB ハードディスクに放り込むようにし、いずれはこのハードディスクを友人の家に置いて、わが家のデータのオフサイト・バックアップを実現するようにするつもりだ。しばらくの間すべてはうまく行っていたが、ある日突然、すべての Mac の上で CrashPlan Pro が一斉に警告を言い出した。保存先の Mac にディスクの空き容量がないというのだ。でもそんなはずはなかった。私の 750 GB ディスクには 580 GB 以上の空き容量があって、CrashPlan のインターフェイスを見てもすべてが正しく設定されているままだった。その日遅くなって、困り果てた私は CrashPlan の人たちに電子メールを送って何が起こっているのか尋ねてみた。

けれどもその翌朝、まだ返事が届かないうちに、私は Mac OS X から起動ディスクにほとんど空き容量がないという警告を受けた。そこで、早速私は GrandPerspective を始動させて、私のディスク容量がどうなってしまったのかを見ることにした。Mac OS X の仮想メモリがディスク容量を独り占めすることはあり得るが、それでも 5 か 6 GB の空き容量はあるはずだった。数分間 GrandPerspective で調べてみて、私は原因を突き止めた。/Volumes の中にあるフォルダだ。

背景と解説 -- Volumes ディレクトリは、通常は Mac OS X では隠されて見えないが、外付けディスクのためのマウントポイントだ。つまり、あなたがハードディスクを Mac に繋ぐと、そのハードディスクが /Volumes の中にディスクエイリアスとして現われ、Finder がそれを(あなたの指定した環境設定に応じて)デスクトップに、あるいはサイドバーに、あるいはその両方に、表示するようになる。

私の外付け 750 GB ハードディスクは“Adam's CrashPad”という名前だ。私の /Volumes の中を見てみると、そこにはその名前の普通のフォルダがあって、その中へ CrashPlan が嬉々として何ギガバイトものデータをバックアップしていた。このディスクは Finder では“Adam's CrashPad”として現われていたが、/Volumes の中では“Adam's CrashPad 1”と呼ばれていた。

状況を掘り下げて行くうちに、混乱の度はますます深まった。実は、この種の場所の取り違えが起こり得る主な原因は、ディスクがアンマウントされた際にそのディスクを使っているアプリケーションがそれと知らされず、そのディスクがもはや存在していないと気付かないことによる。通常、いきなりディスクの電源が切れたり、あるいは適切な排出のコマンドを使わずに FireWire や USB のケーブルを抜いたりした場合によく起こる。アプリケーションによっては、そのような場合にそのディスクが元あったパスに書き込みを続けるものがあり、その結果残るのが例のフォルダ(とその中に埋め込まれたファイル構造)で、その内容はもしもそのディスクが存在していたならばそのディスク上にあったはずの通りになる。(私は適切な手順を踏まずに外付けディスクを取り外したことはないので、いったいどうしてこんなことが起こったのか今でも原因が分からない。)

言うまでもなく、アプリケーションはディスクが消えたことに気付くべきだ。Code42 Software の Matthew Dornquast に聞いた話によると、彼らは 100 時間近くもかけて、何とかして CrashPlan がディスクが消えた後に /Volumes 内のフォルダに書き込みを続けるのを防ごうと努力したそうだ。でも、これと同じ問題を抱えたアプリケーションは他にも多種多様さまざまにある、という報告を私は聞いたことがある。その実例をいくつか挙げれば、BitTorrent クライアントの Azureus、バージョンコントロールシステムの Perforce、Apple の Xcode 開発環境、それに Mac OS X 自身も、その一つだ。(これは単なる憶測だが、Unix アプリケーションや Java ベースのアプリケーションの方が、Cocoa ベースのアプリケーションよりもこの問題を抱えやすいだろう。なぜなら、クロスプラットフォームの開発者の方が汎用のコードを使う傾向にあり、そういうコードは /Volumes 内に親ディレクトリがなければ簡単にサブディレクトリを作ってしまいがちだからだ。汎用のコードを使えば、違ったオペレーションシステムでも同じコードが生かせるからだ。)

Mac OS X も、あなたのユーザーのホームディレクトリを外付けディスク上に設定すれば、やはりこの問題の犠牲に陥る危険がある。(例えばあなたのラップトップ機を FireWire Target Disk Mode で使い、同じデータを職場ではデスクトップ Mac で、自宅ではラップトップで使えるようにするテクニックがある。)もしもその外付けドライブが不適切にアンマウントされたら、と考えてみよう。例えば仕事を終える時にあわてていて、ラップトップ機を急いで掴んで飛び出し、デスクトップ Mac からアンマウントするのを忘れるようなことはついつい起こりがちだろう。すると、デスクトップ Mac 上の Mac OS X は何の考えもなしに、/Volumes の中にあなたのホームフォルダを再構成してしまうのだ。

そもそもなぜ /Volumes をユーザーレベルのアプリケーションが書き込み可能なものにしておくのか、と不審に思うかもしれないが、どうやらその答はそういうアクセス権にしておくことが必要だかららしい。誰もが、たとえアクセス権の制限されたアカウントの人でさえも、リムーバブルメディアを挿入できるようにしておく必要があり、もちろんそれは /Volumes にマウントされなければならないからだ。もしも /Volumes が誰にも書き込めるものでなかったら、ユーザーレベルのアプリケーションがそこに新しいフォルダを作ることができなくなる。

削除と再起動で、とりあえず大丈夫 -- 今回の私の問題を解決するのは簡単だった。Finder で /Volumes が見えるようにするために私は Finder の移動メニューで「フォルダへ移動」メニュー (Command-Shift-G) を選び、出てきたダイアログに「/Volumes」とタイプした。いったん /Volumes が見えれば、あとは問題の“Adam's CrashPad”フォルダをゴミ箱に入れ、ゴミ箱を空にして必要な空き容量を取り戻し、それから素早く再起動するだけだ。CrashPlan が再び /Volumes の中にフォルダを作ってしまう前に再起動するわけだ。他の状況でも、同じような手順でうまく行くだろう。

より一般的に言えば、これは Mac OS X における設計上の問題であって、Apple はこれを修正する必要がある。作るべきでない時に /Volumes の中にフォルダを作ってしまうアプリケーションにもいくらかの責任はあるが、オペレーションシステムとしてもそのような明らかな誤用から自らを保護すべき義務があるだろう。残念なことに、現状では大量のコードが、Apple の書いたものも他の開発者たちの書いたものも、既に /Volumes が書き込み可能だという事実を前提にしている。つまり、この問題を修正しようとすればたくさんの他の変更が必要になり、Apple もまだそのような受け入れ難い解決策を開発者たちに強制するだけの気力を持ち合わせるまでには至っていないのだろう。

Apple が Mac OS X のこの側面を設計し直してくれる日が来るまで、問題の回避は開発者たちの手に委ねられる。親ボリュームがもはや存在しなくなってもファイルやフォルダの階層を嬉々として作り続けるような、そんなコーディングのテクニックを開発者たちには避けてもらいたいものだ。


iPhone セキュリティについての助言

  文: Rich Mogull <[email protected]>
  訳: 笠原正純<panhead@draconia.jp>

私は Apple が噂のセカンドバージョンを出す前は iPhone を買うことは絶対にないだろうと思っているうちの一人だった。ところが、なぜかSan Francisco から自宅に戻る飛行機で新しい iPhone がポケットに入っているのに気づいたのだった。それは Macworld Expo の最終日だったと思うが、正直なところはっきり覚えてはいないのだ。iPhone はすぐに必要不可欠なツールになると同時にお気に入りのおもちゃになった。そして、セキュリティおたくみんながするように、全てのオプションを掘り起こしたり iPhone を安心して使えるようにしたりするのにかなりの時間を費やした。

私達はポケットにある電話のセキュリティについて深く考えることはしない、失くしたり壊したりするほうが誰かがそれらをハッキングするよりもはるかに可能性が高いというのが主な理由だろう。私が iPhone を使ってすぐに気づいたことの一つは、これはコンピュータと電話機がより強く合体したものであると考える必要があることだ。私達 iPhone ユーザは、Mac でするのと同じくらいの頻度で iPhone を使って電子メールを読みウェブをブラウズする。しかし、ここには一つの重要な違いがある。iPhone は常にポケットにあり常にネットワークに繋がっているということだ。セキュリティの観点からする必要のあることは多くはないが、私は iPhone が他のデバイスと異なった使われ方をすることによって必要となるいくつかのアドバイスを行いたい。

パスコードをセットすること -- お勧めする第一のことは、電話機の紛失に備えてアクセス・パスコードをセットすることだこうすると、iPhone は(設定した時間経過後に)ロックダウンされて、パスコードを入力するまでアクセスできなくなる。企業はよく従業員に持たせるスマートフォンにパスコードプロテクションを求めるが、私達は自分の使うコンシューマ向けの電話機についてそういうことが重要だとは考えもしない。しかし、iPhone が全ての電子メールアカウントや予定を保管し、クッキーを使ってコントロールされたプライベートなウェブサイトへのアクセスが可能になっていたりするのだから、普通の電話機をなくしたときよりもはるかに多くのものを失うことになってしまう。もしあなたが度々パスコードを入力することを煩わしいと感じるなら、あなたの iPhone に溜め込んだデータについて注意深く考えて欲しい。そうすれば、iPhone を失くしたり盗まれたりしたときの被害を最小にすることができるだろう。例えば、iPhone で電子メールのアカウントを読んだらすぐにパスワードを全部変更するくらいの心構えが欲しい。

Settings > General > Passcode Lock でパスコードを設定できる。設定したコードを忘れないこと。さもないとアクセスできるようにするために iTunes で電話機をリセットしなければならなくなる。私は偏執的なので 15 分毎に自動的にロックされるように iPhone を設定している(セキュリティライターなので他の大多数の人よりはターゲットにされやすい)が、普通なら 1 時間毎にロックで十分だろう。

公開の暗号化されていない Wi-Fi ネットワークを記憶するな --iPhone の素敵な機能の一つは、あなたが接続した Wi-Fi ネットワークの設定を覚えて、後でそれらのネットワークに自動的に接続することだ。自宅とオフィスのネットワークの名前(SSID 等)とパスワードを記憶させると、自宅とオフィスを移動しても、外にいるときなどは AT&T の(遅い)EDGE ネットワークを使って、自動的に接続される。

問題は、多くのネットワークが"linksys"(Linksys ブランドのワイヤレスアクセスポイント用)や"tsunami"(Cisco 用)、"default"など同じ名前を使っていることだ。あなたの電話機は同じ名前の異なる公開・非暗号化ネットワークを見分けることはできない。たとえ、Wi-Fi アクセスポイントが固有の識別番号を使っていたとしてもだ。

だから、悪人の側でしなければならないのは、一般的な名称を持った公開アクセスポイントの設定をしておいて、近くを通りかかった人のネットワークトラフィックを盗聴し始めることだけだ。田舎や郊外に住んでいるならこの方法でもそれほど心配する必要はないかもしれないが、都市部や空港、カンファレンスセンターにいることがあるなら、少ないとはいえ現実的な危険に晒されることになる。もしもトラフィックが暗号化されず慎重に扱うべき情報を含んでいるなら、例えば電子メールのパスワードを送ったりすれば、悪人(あるいは、むしろ好奇心の強いティーンエイジャー)に読み取られてしまうかもしれない。

私はこれらのリスクについて私のブログでより多くのことを書いている。そして、解決方法は簡単だ。あなたの iPhone で、Settings > Wi-Fiと進み、"Ask to Join Networks" スライダーを on にする。公開ネットワークへの接続を終了した後には iPhone のインターフェースで(再び、Settings > Wi-Fi)"forget" を実行することをお忘れなく。

自宅のネットワークのようにあなたが管理しているネットワークでは、最低でもワイヤレスの暗号化(可能なら WPA)を利用するよう設定することだ。ネットワーク名称を個別のものにするのもいいアイデアだ。WPA と WPA2 ではネットワーク名は暗号化プロセスの一部で利用されるので、名前を初期状態のものから変えることもセキュリティの改善に繋がる。(Apple はそのベースステーションの名前の一部に初期状態で固有のネットワークアドレスを付けている。"AirPort Network 00b33f"のようにだ。しかし、どっちみち変更したいとは思うだろう。)

電話機は、ネットワーク ID とパスワードが合わない限り、同じ名前のネットワークにも(偶然出くわしたとしても)接続しなくなる。Appleの AirPort base station(Extreme も Express も)を使っている場合、AirPort Utility はネットワークの暗号化を設定するように促し、公開ネットワークを設定エラーにする。[訳注:AirPort は全て日本ではAirMac]]

VPN を使う -- AT&T がそのホットスポットネットワークを引き継いだ Starbucks 店舗のような無料の Wi-Fi ホットスポットが増えるにしたがって、私達 iPhone ユーザは将来的に、無料と高速のバンド幅という利点を求めて公開 Wi-Fi ネットワークに接続する機会が増えるだろう。公開の Wi-Fi ネットワークは有料か無料かに関わらず危険だが、常に高価過ぎるワイヤレスを切っている身としては、無料のほうを選ぶことのほうがはるかに多い。私達が無料ネットワークを使う時間が長くなるにつれ、記憶している名前と同じ名前の公開ネットワークに迷い込むことが(多分大学の近くで)起こりやすくなっている。しかもそこは誰かがトラフィックを盗聴するために設置したものであったりするのだ。

再び良いニュース、Apple が仮想プライベートネットワーク(VPN)クライアントを iPhone に搭載した。VPN はあなたとゲートウェイを結ぶ暗号化されたトンネルだが初期設定では使っていない。これは使うように設定されたネットワークでのみトラフィックを暗号化するのだ。電子メールをチェックするために VPN に接続するとき、iPhone の設定を"Send all traffic"にしない限り、電子メールのトラフィックしか暗号化されない。これもまた、簡単に、VPN 設定のオプションで選ぶことができる。

VPN を設定することはこの記事の範囲を超えてしまうが(詳細は、Glenn Fleishmanの "Macworld Expo でも、その後も、iPhone 接続をセキュアに" 2008-01-09 を参照)、もしあなたが PPTP オプションを使うのであれば、悪人があなたの VPN パスワードを盗み見ないように、暗号化のレベルを"Maximum"にすることを忘れないように。

iPhone の VPN に関する最も大きな問題点は自動的に繋がらないことだ。あなたが、Wi-Fi ネットワークのカバー範囲を出たり入ったりすると、iPhone は EDGE にスイッチしたり戻したりし、結果としてあなたはインターネット接続が切れたり(VPN 接続が継続しようとする場合)VPNによる防御を失ったりする(そうでない場合)。望むべくは Apple がiPhone 2.0 ソフトウェアで修正することだ。

リラックスして楽しもう -- iPhone を安全に使うためにあなたがすべきことはここに書いたことだけだ。上に書いたように、iPhone の安全を守ることは、出入りするデータ全てを暗号化するよりタクシーに置き忘れたり固い床に落としたりしないようにするということのほうが重要だ。みなさんのほとんどはネットワークの盗聴や高度なアタックについて心配する必要はないだろうが、少しくらいは必要だ。前もって注意しておいても失うものはないのだから。大学のキャンパスや技術系のカンファレンスの会場をうろつくようなときには特に必要だ。


TidBITS 監視リスト: 注目のソフトウェアアップデート、19-May-08

  文: TidBITS Staff <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>


TidBITS Talk/19-May-08 のホットな話題

  文: Jeff Carlson <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ColorSync で CMYK 変換 -- ほんのささやかなデザインの必要のために PDF ファイルを出力する機能が、黒色の生成方法の処理が適切でないために思わぬ障害に行き当たる。(メッセージ数 1)

[発表] Office 2008 SP1 Update (12.1.0) リリース -- 今週の公共サービス情報: Office 2008 のアップデートは、Office アプリケーションのどれかの中から Help メニューを使ってするのがよい。Microsoft AutoUpdate プログラムを手で起動させようとしてはいけない。(メッセージ数 9)

[Office 2008 SP1] インストールで setup assistant がループする -- 無効な製品キーに関する問題点のため、Office 2008 SP1 アップデートが障害に陥ることがある。Microsoft がその修正について概説する。(メッセージ数 1)

ネットワークを作るベストの方法 -- AirPort Extreme 一台の発する信号でこの読者の自宅全体をカバーできるか? あるいは、AirPort Express のようなものによるブリッジが必要なのか? (メッセージ数 5)

お薦めのモニタは? -- 交換用の LCD ディスプレイについて、読者たちから多数の提案が寄せられる。(メッセージ数 30)

悲しきデジタル著作権: テクノロジが意図的に役立たずにされるとき -- Jeff Porten の記事を読んで、はたしてコンテンツ会社たちは消費者に対して共謀しているのか、それとも海賊行為に対抗した方策の最終的結果が共謀のように見えているだけなのか、という議論が起こる。(メッセージ数 3)

MozyHome -- オンラインバックアップのコストについて、また現在存在しているサービスが今後も商売を続けられそうなのかどうか、読者たちが議論する。(メッセージ数 4)

SSH が起動しない -- 鍵となるファイルがないらしいと言う読者に、Unix 熟達者たちが助けに駆けつける。(メッセージ数 3)

今は iPod Touch の買い時か、買い控える時か -- 次世代の iPhone と iPod touch が登場間近な今は、買っておくべき時なのか、それとも買うのを待つべきか? (メッセージ数 8)

カラープロファイルとブラウザ -- 埋め込みカラープロファイルについて、またウェブブラウザがそれを処理する方法について、ある読者が質問する。何か助言のある方は? (メッセージ数 2)

Cable TV から Mac へ -- あなたのコンピュータでテレビを観たいのなら、どうするのがベストの方法か? (メッセージ数 5)


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2008年 5月 24日 土曜日, S. HOSOKAWA