TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#952/03-Nov-08

今週のビッグニュースは TidBITS 出版者の Adam Engst が日曜日の New York City マラソンで最後まで生き延び、無事今後の号も出版できる運びとなったことだ。さて、本来お伝えすべき内容に目を向けると、AT&T が iPhone ユーザーに無料 Wi-Fi の提供を始め、Apple が iPhone 開発者用フォーラムをスタートさせ、LogMeIn が遠隔コンピュータを iPhone や iPod touch からコントロールできるツールをテスト中だ。Mac の世界に話を戻せば、Adam が MacBook や MacBook Pro に 6 GB の RAM を入れることも可能だという話を物語り、Doug McLean は Netflix の Mac 互換 Watch Instantly プレイヤーがベールを脱いだことを報告する。また、今週号では Glenn Fleishman が Google Book Search の継続を可能にした画期的な法律的決着について解説する。TidBITS 監視リストでは、Microsoft Office 2008 for Mac 12.1.4 Update、iKey 2.3.1、TextExpander 2.5、SpamSieve 2.7.2、Fission 1.6 のリリースをお伝えする。

記事:

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AT&T、今度こそ本当に無料 Wi-Fi を iPhone に提供

  文: Jeff Carlson <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

AT&T は同社のホットスポット・ロケーションにおいて iPhone を所有する顧客に対し 無料のワイヤレスインターネットアクセスを提供し始めた。そのようなロケーションとしては何千もの Starbucks カフェ、McDonald's レストラン、ホテル、空港、などの場所が含まれている。このサービスのニュースは今年の春に AT&T のウェブサイトに短期間登場したが、その後取り下げられてしまった。(2008-05-10 の記事“iPhone 総まとめ:AT&T Wi-Fi、品切れ、国際キャリア”参照。)iPhone オーナーたちにはこのことがテキストメッセージでも通知されているので、今度こそはうっかり間違って公表したのではなさそうだ。

attwifi

AT&T の Wi-Fi サービスは通常月額 $20 ほどだが、多くのビジネス用、DSL、ファイバー顧客などにはアクセスが無料となっている。Starbucks 店で利用すれば、店内 Wi-Fi ネットワークに接続した段階で iPhone で音楽を購入する(それには Wi-Fi 接続が必要)ための iTunes Store アプリケーションの中に特別の Starbucks カテゴリーが登場する。

このサービスを iPhone で使うには、まず Settings アプリケーションに行き、利用可能なネットワークのリストから“attwifi”を選び、あなたの 10 桁のモバイル番号を入力する。Acceptable Use Policy に同意すれば、AT&T から無料のテキストメッセージが送られてきて、そこにそのロケーションで 24 時間有効のセキュアリンクが含まれている。


Adam、自らの New York City Marathon 目標を上回る

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

目標を持つのは良いことであるが、例えばマラソンで 3 時間を切るとか、それを見事に達成できれば尚更のことで、私の場合も先の日曜日に New York City Marathon を 2 時間 48 分で完走という結果を達成することが出来、これは 37,899 人の完走者のうち 317 位に当たるものである。これは私がこれまでやった中で一番大変なことだったと思う - 実際に走ること自体よりもむしろ 4ヶ月に及ぶきつい練習、そして最後数週間の細部に至るまでの準備に関してである。私は 3 時間を切れる自信はかなり持っていたが、これほどの時間をこれほど速く走れるとは思っていなかった。(どうも Tristan はそう思っていたらしく、レースの前の晩 Tonya からのメールに彼のこんな言葉があった "頑張って走ってそして 2 時間 50 分に少しでも近づけますように!ひょっとするとそれも切れるかも!")

New York City Marathon Web サイトで私の進行具合を見ることが出来なかったことでがっかりされたり、心配された方には衷心よりお詫び申し上げるが、実は受付のところで私の計時チップに関して不具合があったのである ("Adam が New York City Marathon を走る" 2008-10-27 参照)。と言うことで、私の正式の時間と順位はまだないのであるが、このマラソンの主催者にはこのことは伝えてあるので、この問題は早急に解決されることを願っている。

この経験は素晴らしいものではあったが、私が近々もう一回マラソンを走ることはないと思う。私の人生の中には、単純にこれに必要とされるレベルの練習を重ねていく時間もないし、それに私の身体が長時間にわたる負担に耐えられるのかも定かでない。もう数回頑張ってマラソンを走るよりは、70歳になっても気楽に走り続けている方が良いのではと思っている。勿論、もう一回マラソンを走ったら、かなり遅くなってしまったと言うのではがっかりしてしまうと言うのもあると思う。

この数ヶ月間の練習で私をサポートしてくれた Tonya と Tristan に、いつも参考になるアドバイスと励ましをくれた Ithaca の走者仲間の多くの友人に、そして励ましのメールや声援をくれた皆さん一人一人に、大きな感謝を申し述べたい。我々の隣人でかつ TidBITS の読者でもある Kathie Hodge は、我々の郵便受けに激励のカードと四葉のクローバーの入った封筒を残してくれた、そして長年の TidBITS 友人である Chris Pepper と奥さんの Amy そして娘の Julia は、7 マイル地点で声援を送ってくれた (Chris の写真の中の赤いショーツ姿が私である)。20 マイル過ぎは自分のペースを守るために自分自身の中に閉じこもらなければならなかったが、その時点までの市民からの声援には大変元気付けられた。

レース後の高揚感と痛みの組合せは予想しなかったものだったし、そしてレースの後仲間の走者と話をするのには慣れてはいたが、New York の一般市民が私のレース番号を見て、路上で、地下鉄の中で、そして Staten Island にある私の叔父叔母家までのフェリーの中で気軽に声をかけてくるのにちょっとびっくりしたが嬉しくなった。この様な催し物が大都会を小さな街の様に感じさせてくれるのを目の当たりにするのは嬉しいことである。

さて今は私が我が身に与えた損傷を治すことに集中する時である - 動くと胸郭から下の筋肉は全て痛む。私は水と栄養価の高い食べ物を沢山取り、出来るところまでストレッチをし、そして痛みの多くを引き起こしているツボをマッサージしている。私としては間もなく道路やトレイルに出て軽く走れる様になれればと願っている。

少しでも皆さんの役に立てそうなことを挙げれば、この一連の練習の一つの副効果は、筋肉の生体構造についての知識がかなり深くなったこと、そして各種の痛みに対してはツボ療法 (自分で出来るマッサージ法の一種) が極めて有効であることを発見したことであろうか。ツボ療法は確かに万能薬ではないし、それ自体心地良いものでもないが、私の場合は次の様なものに対して極めて有効であった、私の右足の足裏筋膜炎による痛み、腸脛靱帯症候群による膝の痛み、それからあまりに長時間 Mac に向き合って働いたための腰痛にすらも効果的である。もしもっと知りたいというのであれば、私は Clair Davies と Amber Davies による "The Trigger Point Therapy Workbook: Your Self-Treatment Guide for Pain Relief, Second Edition" をお勧めしたい、これには実際のアドバイスとやり方も極めてわかり易く書いてある。また Donna Finando と Steven Finando による "Trigger Point Therapy for Myofascial Pain: The Practice of Informed Touch" も役に立つ、こちらにはよりすぐれた診断用の図解があるが、言葉はより専門的でマッサージ治療師を狙ったものである。

Apple、iPhone 開発者用フォーラムを開始

  文: Glenn Fleishman <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple は iPhone 用のソフトウェア開発について議論するための Apple Developer Forums を開始した。このフォーラムは無料で、現時点ではベータテスト段階だが、三種類ある iPhone 開発プログラム、Standard、Enterprise、University のいずれかに登録している人ならば誰でも参加できる。この Standard プログラムでは開発者は $99 の会費を払い、App Store にソフトウェアを投稿してリリースしてもらう権利を得る。Enterprise プログラムの会費は $299 で、会社内で配布されるソフトウェアを開発する権利を得る。単に iPhone Software Development Kit (SDK) へのアクセスを得るためにサインアップしただけで会費を払っていない人にはフォーラムへのアクセスは許されない。

Apple は iPhone 2.0 ソフトウェアのリリースに引き続いても守秘義務契約 (non-disclosure agreement, NDA) をそのままにし続けたことで、幅広い層のプログラマーたちから批判を受けてきた。この NDA によればソフトウェアにかかわる問題を公共の場で議論することは一切禁じられ、ソフトウェアコードを会社間でやり取りすることも禁止とされ、個人間の交流にさえも抑止の力がかけられている、と多くの開発者たちが不満を述べた。

けれども、この NDA は数週間前に非公式に解除され(2008-10-01 の記事“Apple、開発者が iPhone ソフトウェアについて語るのを許す”参照)先週になって法的契約も更新された。この NDA の解除がカバーする範囲は、既に公開の場で発表され議論されているソフトウェアやその機能に関するもの、例えば現行バージョンの iPhone オペレーティングシステムなどについての事柄に限られている。


MacBook 又は MacBook Pro に 6 GB の RAM

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

数週間に及ぶIインターネット上での会話とテストから、最近の MacBook と MacBook Pro モデルは - 市場に最近出されたばかりのアルミとガラスのモデルとそしてそれに先立つ二つのマイナーアップデート - Apple の技術仕様が規定している 4 GB の RAM のみならず 6 GB の RAM も扱えることが分かった。

(あなたの MacBook 又は MacBook Pro がこれに該当する程新しいかどうか調べるには、System Profiler を走らせ Hardware Overview スクリーンで Model Identifier の行を見てみる。モデル名の後にカンマで区切られた二つの数字が "3,1" の様な形をしている。もし最初の数字が 3, 4, 或いは 5 であれば、その Mac は 6 GB の RAM を扱えるはずである。)

これらのラップトップには一対の DIMM スロットがある。現行の MacBook と MacBook Pro モデルは、1066 MHz で走る DDR3 と呼ばれる新しい形の高速度メモリを必要とする。以前のモデルは 667 MHz で走る DDR2 RAM を使用している。標準の構成では、一対の 1 GB か 2 GB DIMM をインストールした 2 GB 又は 4 GB の RAM となっている。

それでは、一つの 2 GB DIMM を 4 GB DIMM を置き換えたらどうなるのか?答えはどうも MacBook も MacBook Pro も両方とも確実に動くようである、同じタイプの同じ速度の RAM である限りはと言う条件付で。しかしながら、報告によると次の論理的なステップは - 一対の 4 GB DIMMs をインストールして 8 GB の RAM にする - 正常に動作しないようなのである。現時点では、この問題はソフトウェアで (例えば Snow Leopard とか Mac OS X の次のメジャーアップデートとかで) 解決できるのか、或いはハードウェア上に問題があるのかは分かっていない。

6 GB に飛びつくのには多少のマイナス面もある。最初に、非対称の DIMM サイズ (一つの 2 GB DIMM と一つの 4 GB DIMM) をインストールしなければならない。一対の同一の DIMM で動作する場合、Mac はその デュアルチャネル技法 の特長を生かして RAM から CPU へのデータ移行速度を上げることが出来る。しかしながら、通常の使用形態では、このデュアルチャネル技法での速度改善はほんの少しであり、仮想メモリディスクスワップを減少させる利点と較べればたとえそれを犠牲にしてもおつりがくるであろう。

更に現時点では、もう一つの問題がある:値段である。Ramjet は、最近リリースされた MacBookMacBook Pro モデルのための最初の 4 GB DDR3-1066 DIMM を発表したばかりである、そしてこれは安くはない、$599 である。比較のために言うと、2 GB DDR3-1066 DIMM の値段は Ramjet ではたったの $75 である。前の世代のラップトップ用の 4 GB DDR2-667 DIMM はずっと安くなり、Newegg では $159.99 である。個人的には、4 GB DDR3-1066 DIMM の値段が下がるまで待った方が良いと思う。

そして最後に、これはサポートされた構成ではないし、私個人も試したことがないものであることを強調しておきたい。もし問題があって助けを得るために Apple に電話して、くすくす笑われたとしても怒ってはいけない。警告など受けてないとは言ってはいけません!


LogMeIn が iPhone と iPod touch 経由でのリモートスクリーンを試す

  文: Glenn Fleishman <[email protected]>
  訳: 羽鳥公士郎 <http://www.ousaan.com/mail/>

私はいつも、手の届かないところにあるコンピュータに手を届かせる必要に迫られて悩まされている。15 マイル南にあるサーバとか、自宅に置いてきたラップトップとか、「ヘッドレス」(モニタのない)システムとかだ。LogMeIn は、Timbuktu Pro や Back to My Mac の画面共有を補完するものとして私が頼りにしてきたツールの1つだ。LogMeIn の Mac OS X 版は、無料の画面共有ユーティリティーで、コンピュータが一見鍵のかけられた自宅のネットワークの中にあろうと、それをリモートで操作することを可能にする。

この会社が、 LogMeIn Ignition の制限付きベータテストを発表した。これは、クライアントソフトウェアと彼らが運用する中央調整サーバを使用するシステムを、iPod touch と iPhone に拡張する。

App Store には現在、リモートアクセスを提供するパッケージがいくつかあるが、それらは VNC に依存している。VNC は Tiger と Leopard に組み込まれているが、直接接続できる IP アドレスを必要とするので、ポートマッピングを使うか、接続するコンピュータにパブリック IP アドレスがなければならない。LogMeIn は、NAT などエンドツーエンド接続に障害となるものを越えることができる。


Netflix、Mac 対応のメディアプレーヤーを展開開始

  文: Doug McLean <[email protected]>
  訳: 羽鳥公士郎 <http://www.ousaan.com/mail/>

[2008 年 11 月 3 日にアップデートして、Netflix の公開ベータ開始の説明を加えた。-Adam]

何週間か前のことだが、私は、Netflix が 2008 年末までに Watch Instantly機能を Mac ユーザーにも利用可能にしたいと同社のブログで案内していると報じた(2008-10-08 の "Netflix の Mac サポート及びその関連" 参照)。Netflix は、その主張を裏付けるべく、Microsoft の Silverlight 技術に基づいた新しいメディアプレーヤーを発表した。Mac からのアクセスという問題に対する、長らく待ち望まれていた解決が、Microsoft からもたらされたということに驚くかもしれないが、この問題の根っこが、スタジオが要求するデジタル著作権管理(DRM)技術にあったと知れば、納得できるだろう。Netflixは次のように言っている。

「Apple は同社の DRM ソリューションをサードパーティーにライセンスしていないので、これが困難になっていたが、私たちはスタジオやコンテンツ所有者と協議を続け、別の解決策の承認を得た。スタジオが承認する Mac 向けのDRM が利用できるようになりさえすれば、それが Apple によるものであろうと別のソースからのものであろうと、私たちはできるだけ早く、Mac でNetflix から映画を即座に見ることができるようなムービービューワーを提供するつもりだ。」

新しい Netflix プレーヤーは、Microsoft の PlayReady DRM を使用している。これは Silverlight 2.0 の新機能で、ユーザーはコンテンツを見る以外のことが何もできない。Netflix の現在のプレーヤーは、Windows 専用の DRMシステムに依存している。

Microsoft Silverlight をはじめて聞いたという人のために言うと、これはAdobe Flash に似た技術で、具体的にはウェブブラウザのプラグインであり、アニメーションやオーディオ、ビデオや対話型のアプリケーションを表示することができる。 この夏の北京オリンピックでSilverlight のストリーミングを NBC が初めて試した。このプレーヤーで数千時間の生放送をストリーミングし、結果はおおむね良好だった。

残念ながら、オリンピックのビデオを見ようとした Mac ユーザーが見出したように、新しい Netflix プレーヤーは Intel ベースの Mac でしか動かず、PowerPC ベースの古い Mac は見捨てられている。Netflix は、Intel ベースの Mac は同社の現在の Mac を使用している加入者の4分の3ほどにあたると主張している。だから、Mac ユーザーの多数のために手が打たれたというのは、何もないよりはましだが、残りの 25 パーセントがいまだにアクセスを拒否されているというのは、残念なことだ。Microsoft が将来、PowerPC ベースの Mac に戻って Sliverlight を拡張するということは、ほとんど想像できない。

Netflix は当初、新しいプレーヤーを新規登録者からのアクセスに制限していたが、今ではベータプログラムを申し込んだ人すべてに開放している。早速試してみるとよいが、これはベータ版であることを忘れないように。はじめの一歩から完璧な性能を期待してはいけない。


Take Control News: Create Better AirPort Wireless Networks

  文: Adam C. Engst <[email protected]>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

大幅に書き換えられた "Take Control of Your 802.11n AirPort Network" を喜びを持って発表したい。これは Glenn Fleishman の AirPort ワイヤレスネットワークに関する一連の Take Control 本の最新版である。彼のいつもの温厚な情熱をもって、Glenn は AirPort ネットワーキングについて全面的にアップデートされた電子本を完成させた。内容は、高速の信頼性ある安全なネットワークを構築するのに必要な実用的な詳細と実地のステップだけでなく、初心者 (基本的な用語と概念) から経験豊かなユーザー (ややこしい IP アドレスシナリオ、IPv6、そしてソフトウェアベースステーション) までの誰にも役立つ多くの事例までカバーしている。この 242 頁の電子本 (多分我々の本の中ではこれまでで一番包括的!) は $15 で入手可能であるが、もう既に Glenn の AirPort 本のどれかをお持ちの方には、無償または割引に関するメールが我々から行っている筈である。内容の一部:

この電子本は Mac OS X 10.5 Leopard に焦点を当ててはいるが、Mac OS X 10.4 Tiger, Windows XP, そして Windows Vista も扱っている。


著者たち、出版業界が Google Book Search と和解合意

  文: Glenn Fleishman <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Google の望みは、すべての知識を索引付けすることだ。そして彼らは、既に何十億と提供済みのウェブページ、PDF、Word 書類などに追加するものとして、ほんの数千万冊ほど本のスキャンをしてみるのも良い考えだろうと思い付いた。そこでただ一つ起こったトラブルとは? 実は、彼らがスキャンしたいと思った本の大部分がまだ著作権の保護下にあったのだ。そのため Association of American Publishers (AAP, 米国出版者協会)、Authors Guild、その他の団体が立ち上がり、いくつかの訴訟を起こした。

先週、 Google とこれら多数の原告たちが和解に合意した。ただし和解の成立のためにはまだ法廷による同意が必要だ。Google は大金(1 億 2,500 万ドル)を支払って、未処理の問題を解決するとともに新たに著作権の処理のための組織を設立する基金とする。この組織を通じて、著者たちや出版者たちはその著作がオンラインで読まれた場合にもお金を受け取れるようになる。

今回の和解はまた、_孤児となった作品_、すなわちまだ著作権で保護されているのだけれども絶版あるいは出版中止になった書物で、図書館を通じてさえも一般に入手困難であるようなものに対しても、以前よりずっと容易にアクセスできるようになる道を開くものとなる。

著作権やアクセスに関する多くの訴訟の結果とは異なり、今回の和解は著者、出版者、読者、それに図書館のいずれにとっても大きな勝利となり得る。本当にそんなことが可能なのだろうか?

(全面開示: 私は Authors Guild の会員だ。私は Authors Guild による今回の形での訴訟を特に支持してはいなかったが、この法的行為の結果として私が退会することはしなかった。)

[編集者による情報開示: Take Control 出版者としての私たちは、もう長年にわたって Google Book Search との交渉を続けてきた。言いにくいことだが、この体験はフラストレーション以外の何物でもなく、(何もスキャンする必要などない)完全に検索可能な PDF をアップロードしてからそれがポストされるまでに文字通り何カ月もかかったりした。その上、Google のサポート担当の人たちは私たちの問い合わせに素早く反応してくれたものの、苦情に対処することにかけては例外なく何の役にも立たなかった。ポストが遅れていることに関しても、また壊れた Amazon.com へのリンクが常に私たちの本に張られていることに関しても。何しろ、Amazon は私たちの本を販売していないのだから。でも、今回の和解によって Google Book Search が、そして私たちのコンテンツがより広く露出され、売上げが増えることを私は期待している。 -Adam]

これまでの経緯 -- 準備作業に二年間ほどかけた後、Google は 2004 年に Google Print プログラム(これがその後 Google Book Search と改名された)と、その Library Project(ここが問題の部分だ)を発表した。

Google はまず大手の出版各社とパートナー契約を結ぶことから始め、その後小規模の会社にも対象を拡げて(現在合計で 20,000 社に達している)彼らの本を何らかの形でオンラインで利用可能にできるようにした。

Google にとってさらに大きな目標は世界中のメジャーな大学図書館とパートナーになることで、同社が発明していた高速テクニックを用いて書物をスキャンし、光学式文字認識 (OCR) テクノロジーを用いてスキャンを検索可能なテキストに変換しようというものであった。

Google Book Search によって、スキャンされた書物の内容が誰でも検索できるようになり、その本の著作権の状況やその他の要因にもよるが、その本から一部ないしはすべてのページを、閲覧さらにはダウンロードさえできることがあり得るようになった。(Microsoft は同種のプログラムを二つ発足させており、そこでは著作権関係の多くの問題が回避されていたが、2008 年 5 月に同社はこれらのプロジェクトを停止させてしまった 。)

このことが多くの人の神経を逆撫でした。Google は、同社が本の内容の完全なデジタルコピーを持っているにもかかわらず、それ自体は本の配布をしている訳ではないと主張していたのだから。Google の主張を大まかに要約すれば、同社はただその本の物理的コピーを実際に所有している図書館との契約に基づいて仕事をしているだけであって、アーカイブ目的にデジタルコピーを作ることは完全に正当な行為であり、また著作権の付いた著作物を従来丸ごとウェブに公開されていなかったテキストや画像に変換することも同様に正当な行為であるというものだった。

Google に対抗して互いに提携したさまざまの当事者たちはこの主張に同意できず、2005 年に訴訟を起こした。

問題となる著作の種類はさまざま -- 出版業界や Authors Guild が問題とした点の一つであり、今回当事者たちが合意した和解の策定において重要となった点でもあるのが、著作物を三つのカテゴリーに分ける、という考え方を巡ることがらだ。三つのカテゴリーとは、パブリックドメイン、著作権で保護されているが絶版のもの、そして著作権で保護されていて発売中のものだ。

こうして三つのカテゴリーに分けてみると、自然とこんな疑問が起こる。そもそも、著作権の下に何が保護されるのか、と。それは、良い質問だ。

伸びゆく著作権有効期間 -- 米国における著作権法は、この権利が合衆国憲法で認められて以来かなり手を加えられてきた。その結果、そこにはかなりの複雑性が入り込んでしまった。アメリカ合衆国著作権局からは簡潔な説明も出されているし、また用語に関するより詳細な議論も出されている。

その議論を米国内で著作権を認められた出版著作物について要約すれば、次のようになる:

ここではこれ以上の言及を避けるが、諸外国での著作権規定をめぐるルールにはもっと複雑な事情があった。1970 年代に著作権の用語について国際的な全般的同意が成立する以前の諸外国での著作権規定をめぐるルールについて、そして作者不明の、ペンネームの、または未刊行の作品に関する米国のルールについては、もっと複雑な事情があった。

ここまでを注意深く読んでこられた方は、ギャップが存在していることに気付かれただろう。著作物が 1922 年以後だが 1950 年より前に登録されていた場合には、著作権の延長が登録されない限りパブリックドメインに属してしまうことになる。何千、何万、あるいは何百万の著作物がこのギャップに入り込んでしまったか、分かったものではない。

そこに巨大な区別があることだけは分かる。1922 年より前は、基本的にすべてがパブリックドメインだが、1922 以後は、誰かが注目する気になっただけでパブリックドメインを免れていた。

公正使用 -- 著作権法には膨大な数の除外条項があって、それが合衆国憲法の定める言葉と公共の利益との間にバランスを取るということになっている。合衆国憲法第 1 条の第 8 項によれば、連邦議会は「著作者および発明者に、それぞれの著作および発明に、排他的な権利を一定期間保証することによって、自然科学と益のある人文科学の発展を促進する」権限を有すると定められる。

ここでの「一定期間」が何を意味するかについては多くの議論がなされてきた。Stanford 大学の法律学教授の Larry Lessig はソニー・ボノ法について最高裁判所までにわたって議論を展開し、著作権というものが単に「著作者および発明者」の利益のみならず社会全体としての利益をも目指したものだという考え方は誰もが明白とすべきだと論じた。(映画業界や音楽業界の振る舞いや、彼らの行動に有利なものとさせようと立法府に働きかけてきたことに注目してこられた方々は、著作権が現実には完全に所有者のためのものとなり、公共の利益のためのものになっていないとお考えかもしれない。)

その精神から言えば、著作権への除外条項、特に公正使用の条項[訳者注: 報道、教育、研究などのためである場合には無許可で使用しても著作権侵害とならないとする条項]を連邦議会が定義し、それが実際の運用、また裁判所の判断を通じてさらに磨きをかけられるということになる。ある使用法が公正使用に属するか否かを判断するには四つのことをテストする必要がある。それが商業的性格を持つものであるか否か、どのような種類の作品が関係しているか、元の著作物との関係でどれぐらいの割合の作品が用いられたか、元の著作の市場価値に対してどの程度の影響を持つか、の四つだ。これらのテストではすべての要素が満たされる必要はなく、個々の部分がそれぞれ全体として評価される。(このことについて 詳しい説明を著作権局が公表している。)

Google は、著作権の付いた書籍をスキャンしてそれを検索できるようにし検索結果のテキスト断片のみを利用できるようにするという同社の努力が、この資格テストに合格できると主張してきた。Google はその書籍検索によって特に商業的利益を挙げている訳ではない(実際、数多くの図書館で図書スキャンを実行するために何千万ドルという資金を投資している)し、これらの仕事は公共の配布を意図したものであるし、テキスト断片は書籍全体に比べればごく微小な部分でしかないし、この検索の巨人のお陰でその結果を提供された書籍への需要が促進される、と主張したのだ。Google はその書籍の購入へのリンクを提供しているし、その結果として売上げの追跡もできる、という訳だ。

Authors Guild や、その他の団体は、電子版を作成してそれを保存し配布するという行為そのものが、単にそれだけで著作権保持者の許可を必要とするものであり、ましてや検索結果を表示するのならばなおさらだ、と主張してきた。ほんの少しのプログラミングの作業をするだけで、その気になれば好きなだけの文章を、あるいは本を丸ごと抽出することさえ可能になってしまうだろう。

私はこの分野に精通した法律家ではないので、Google か、その一時の対戦相手かのいずれかが勝者となったのかどうか、決着したことはないし今後も決着することは不可能なのだろうとしか思えない。著作権の付いた著作物のコピーを作って所有することが事実上法律違反になるのかどうかという概念を、肯定するなり、否定するなり、あるいはさらにもっと複雑化するなり、そういった新たな法律の副次的分野を作り出す、ということはできただろう。

けれども、それらの一時的対戦相手は、今回の和解によって少なくともある程度は Google の仕事を支持する側に回ったように見える。いったい何が変わったのだろうか? 実際かなり多くのことが変わったし、それらの変化によって、すべての関係者たちが、そして私たち読者もまた、利益を受ける側に回ることになった。

絶版本と Book Rights Registry -- 今回の和解によって、著作権の付いた書籍の利用可能性が大幅に改善される可能性が開けた。絶版の書籍と発売中の書籍をそれぞれのカテゴリーに分け、あらゆるテキスト断片の表示やページのレンダリング、ページ印刷それぞれに適切な料金を徴収することができるようになったからだ。

出版者や著者、その他著作権を持つ人々には、絶版の書籍を含めることを禁止させる選択肢が与えられる。デフォルトでは絶版の書籍も利用可能となるが、権利者の意思で禁止するようにもできる訳だ。発売中の書籍については、権利者が自分の意志で含める方の選択ができる。こうして、すべて既存の Google パートナーたちは現状をそのまま続けることができ、出版者たちは特定のタイトルのみを追加したり、あるいは単純に自分のカタログ全体を追加したりということを実験的に試してみることもできる。

今回の和解条項を正しく読めば、発売中のタイトルを Google に含めて欲しいという意志表示をしなかった出版者たちについては、現在入手可能になっている著作物は削除され、また将来に追加されることもなくなるはずだ。(関係したリンクの完備したリストが Authors Guild サイトにある。)

この和解で現在の Google プログラムをはるかに越えることが実現するところは、そしてそれこそが Google にとって大きな利益と言えるのだが、Google が単なるテキスト断片結果のみならず、ページ全体、あるいは本全体を丸ごと(表示や印刷に)提供できるようになった点だ。

Google は料金を徴収し、それを Book Rights Registry に引き渡す。この組織は、著者たちや出版者たちから成る理事会によって運営され、この和解で Google が支払うことになった 1 億 2,500 万ドルのうち 3,450 万ドルを基金として設立されるものだ。Google は、何一つ自分の主張を正当でないと認めることなく、これだけの大金の支払いに合意したのだった。

著者たちや出版者たちは、自分の著作物が電子版として普及されるメカニズムを持ち、テキスト断片ベースで、ページごとの閲覧で、あるいはページごとの印刷によって、料金を徴収できる道が開けるという突然の利益に恵まれることとなった。Google は、著作権者側に有利な 63 対 37 の分割に合意した。

一般大衆もまた、利益を受ける。なぜなら、この和解によって米国内のすべての公共図書館および大学図書館において「指定された」コンピュータに無料購読ライセンスが与えられることが命じられたからだ。ただし、何ともしみったれたことに、そういうコンピュータは公共図書館では建物ごとにたった 1 台ずつ、大学図書館では施設のタイプに応じて学生 4,000 人ごとに 1 台または 10,000 人ごとに 1 台となっている。Google はまた、条件を満たすこれらの場所における印刷のための印税費用を最初の 5 年間、あるいは 300 万ドルに達するまで(いずれか早い方まで)Google が負担することに同意した。

その他の施設が包括的な印刷および閲覧ライセンスの費用を支払うこともできるし、公共図書館が完全ライセンスにアップグレードすることも可能だ。こうした拡張ライセンスにどの程度のコストがかかるのかが分かるまでは、公共図書館が現実にそれを支払うことができるのかどうか判断することは難しい。私が図書館への無料アクセスの限界について学んだ著書の筆者である Xconomy の Wade Roush は、このあたりの取り決めに関して非常に否定的な意見を述べている。それは一つには無料アクセスの規模によるものであるし、また一つには Google が著作権の付いた絶版の書籍に設定するであろうデフォルト価格によるものでもある。

ある話題について研究しようという人ならば誰でも、絶版の作品が入手できればそれは大いなる恩恵のはずだ。そういう作品は広範囲の配布からはめったに入手できない何百万という著作物の中の一つだろう。あなたの必要とする本を持っている図書館が世界中に 10 館あるかもしれないが、だからと言ってあなたがそこに必ずしもアクセスできるとは限らない。

Google はまた裁判費用を負担することにも同意した。さらに、この訴訟に関係したある特定の日付よりも前にスキャンされた作品の著作権保持者に対して少なくとも 4,500 万ドルを支払うことにした。

さて、当然ながら、すべての出版者や著作権保持者が今回の訴訟の当事者によって代表されている訳ではないし、将来別の訴訟を起こす人が現われることもあり得る。裁判所は双方の当事者が裁判所に出廷することを求めるかもしれないが、裁判所としては和解の道を選ぶ方を望むだろう。

たった一つ、円満な解決の中の傷とも言えるのが、絶版だけれども著作権の付いた作品の著作権者たちが、今回の和解に関係していなかった人たちも含めて、事実上この和解により自分の著作物を利用可能とすることを選択した形になってしまっている点だ。けれどもそれはあまり問題でないだろう。なぜなら、そのようなクリエーターやオーナーたちの大多数は、現時点で自分の著作物から何も対価を得られていないのだし、新たに追加の支払いを受けることについて文句を言う人は少ないだろうからだ。その上、支払いを管理する新たな組織を作るということは、ある種の公的な出版許可を生み出すという意味合いもあり、著者や出版者の側にとっても絶版となった自分たちの作品が再び日の目を見る機会が与えられたということにもなる。

音楽の世界で注目すべき実例と言えるのが James Carter だ。元受刑者であった彼の歌声を 1959 年に刑務所内で録音したのはフォーク音楽コレクターの草分け、Alan Lomax だった。2002 年になって、その歌“Po' Lazarus”は、映画“O Brother, Where Art Thou?”のオープニング曲として使われた。そのサウンドトラックは、実に 4 百万枚も売れた。

Carter は 1967 年に刑期を終え、その後は静かに暮らしていたが、Lomax アーカイブが何カ月にもわたる調査の末に彼を見つけ出し、 $20,000 の小切手を彼に提供した。2003 年に亡くなるまでに、彼の受け取った金額は $100,000 に達した。

将来との衝突を避ける -- 私は、ライターだ。座って文章をタイプすることで生計を立てている。現に今もそうだ。Google が私の書いた文章を私の許可もなく謝辞もなしに借用していると考えると、私はいつも嫌な気持ちになった。たとえこの会社が著作権法の法的制約の範囲内で活動している可能性がわずかでもあると私が認めているにしてもだ。

同様に、私は著者の団体である Authors Guild が、しばしばその天敵とも見なされることのある AAP (米国出版者協会) とパートナー関係にあることにも不安を感じていた。いくらそれが Google に自分たちと関係した活動をさせないようにするためだったとは言え、それらの活動の一部が私たち著者の利益になっても、一部はそうならないものだったのだから。(例えば、AAP は時として公共図書館が図書の貸し出しごとに出版者に料金を支払うべきだと言い出したことがある。 EU 諸国ではそうなっているけれども、私たち著者たちは一般に出版者がそうした料金の一部を著者に回すだろうとは信じていない。そもそも、公共図書館が著作権使用料を支払わなければならないなんて、どう見てもアメリカらしくない考え方ではないか!)

今回の和解によってすべての問題が解決された訳ではない。けれども、独立の著者たちや出版者たちが生き残ることができて、さらにはより広範な市場へと歩みを進めつつ、同時に人類の英知をもっと入手しやすいものにする、そのようなチャンスが広がったことだけは確かだろう。今回のことがある前までは、広く公開された情報、例えばウェブページのようなものへのアクセスが容易になった一方で、世の潮流を眺めれば、映画が今まさに辿りつつある道、そして音楽がゆるやかにそこから逃れつつある道、すなわちテクノロジーの進歩に逆行して、極めて制限された方法でしかその物が入手できなくなるという道に、書物もまた陥りかけているように見えていたのだから。

この新しい合意が成立した今、あなたが本を出版して、それを完全に Google Book Search 経由のみで配布し、一切出版者を経由せずとも、それでもいくらかの収入を(もしも本が流行に乗れば莫大な収入かもしれない)得ることも可能だ。これこそ、インターネット音楽、ブログ、ポッドキャストの革命が約束したことではなかったか。まだこれはすべての人に実現したものではないが、世界中の以前よりずっと多くの人たちから、以前よりずっと多くの声が聞こえるようになっていることは確かだ。そして、それは良いことではないか。[訳者注: 今回の和解合意は米国内の裁判に関するもののみで、米国外には適用されないようです。]


TidBITS 監視リスト: 注目のソフトウェアアップデート、03-Nov-08

  文: Doug McLean <[email protected]>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>


TidBITS Talk/03-Nov-08 のホットな話題

  文: Jeff Carlson <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

syslogd が CPU を食う -- ある読者が、syslogd が CPU サイクルを食い尽くしていることに気付く。他の読者たちも、それ以外のシステムプロセスで同じようなことが起こっていることを報告する。これは、Safari が何らかの原因になっているのか? (メッセージ数 6)

Python シェルを Windows で? -- MacBook が壊れたので、予備の Dell を代わりに使うことにした。でも、その読者はどうやって Windows で Python プログラムを書けばよいのか分からないでいる。(メッセージ数 7)

Adeona は Lojack 風アプリケーション -- 盗難にあったラップトップ機を追跡するためのプログラムを薦められて使ってみたが、意味を成した説明書が一つもないのでイライラの連続に終わってしまった。(メッセージ数 1)

Take Control of Your 802.11n AirPort Extreme Network_ -- AirPort に関する Glenn Fleishman の最新版の電子ブックについて、Adam がそのタイトルの名付け方をめぐる混乱を解消する。(メッセージ数 2)

著者たち、出版業界が Google Book Search と和解合意_ -- 著者には現実的にどんな利点があるか、より高い価値のために寄与するところがあるかどうか、読者たちが今回の Google による和解の意味するところを議論する。(メッセージ数 2)


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2008年 11月 27日 木曜日, S. HOSOKAWA