TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1006/07-Dec-2009

また今年も TidBITS Gift Guide の季節がやってきた。あなたの贈り物リストに Mac や iPhone のユーザーの人たち向けに加えるために、コミュニティーの人たちから寄せられた提案を紹介する。また、今週号では Glenn Fleishman が Google が共同著作用ツール EtherPad を買収したことを報告し、ゲスト寄稿者の Robyn Weisman がサードパーティの SDK によって iPhone アプリに Apple の提供していない便利な機能が付け加えられている様を探究する。今週注目すべきソフトウェアリリースには、Dialectic 1.5、HandBrake 0.9.4、Labels and Addresses 1.5、Electric Sheep 2.7b21、Java for Mac OS X 10.6 Update 1、Java for Mac OS X 10.5 Update 6、Rumpus 6.2、TweetDeck v0.32.0、MarsEdit 2.4、それに Mailplane 2.1.1 がある。

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EtherPad が Google 買収後オープンソースとなる

  文: Glenn Fleishman <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

EtherPad は同時に書き込みや編集をするためのウェブベースのツールで、複数の人たちが互いに他の人たちのタイプしている文字を見ることができる。EtherPad を開発した AppJet 社が Google に買収された後、 これは消え去るはずであった 。けれども、その一日後、多くの反応が寄せられた結果、これまで AppJet の開発者として働いてきた人たちが、全く新しい道を切り開いた。EtherPad は生き続けることとなり、そのコードは、いずれオープンソースのライセンスの下にリリースされる。

2009 年 12 月 4 日に、AppJet は EtherPad が無料版・有料版双方のユーザーのために 2010 年 3 月 31 日まで動き続けるが、AppJet は今後有料版のユーザーからの料金徴収を止めると発表した。無料の公開 pad はもはや入手できず、有料のアカウントを新たに登録することもできない、とした。

2009 年 12 月 5 日に、AppJet の前代表が(正しくは前会社 AppJet の代表と言うべきか)が EtherPad ブログに投稿して、非常に多くの反応が寄せられたことをもとに開発者たちが Google と交渉した結果、EtherPad の運命が変わったと書いた。

公開の無料 pad の作成は再び可能となるので、アカウントなしに編集可能書類を作ることができる。ただし、サイトで新しいプロ用アカウントを設定することはできないままだ。

EtherPad のコードベースと、それを作るために使われた基盤フレームワークとは、今後オープンソースのプロジェクトへと移され、オープンソースのライセンス条項の下にリリースされることになる。オープンソースへの移行はまだ進行中で、ちゃんとした新しい拠点ができるまで(少なくともそう意図されているようだが)の間は EtherPad は引き続き今の形で利用できる。

それでも、有料版ユーザーは現状の書類をすべてアカウントページからダウンロードできる。公開の pad は個々の URL からダウンロードできる。独立挙動版のソフトウェアは現在の契約の下にサポートされる。

AppJet のプログラマーたちは Google Wave の背後にいるグループに加わろうとしている。Google Wave は Google が現在テスト中の招待者専用サービスで、同時進行かつ逐次的な著述・討論・相互交流のためのものだ。私は過去数週間にわたって Google Wave を使っているが、やはりまだ当惑させられるところが多い。それに対して、EtherPad はずっとシンプルなものであって、一目で理解でき、とても便利だ。(おそらくこれは同時進行共同編集の分野の先駆者となった SubEthaEdit にあまりにもよく似ているからだろう。)願わくは、AppJet チームがそのアプローチを持ち込んでくれればと思う。(GigaOm の記事によれば、AppJet の開発者のうち二人か三人は以前 Google で働いていたという。また、今回の買収価格は「2千万ドル以下」だったという。)

私は今年の初め頃に EtherPad について記事を書いた(2009 年 2 月 16 日の記事“)EtherPad はウェブへの同時書き込みをもたらす”)が、これは私たち TidBITS が EtherPad を大々的に使い始めた後のことだった。SubEthaEdit の方が優れた個所もいくつかあるが、EtherPad ではいつでもどこでも特別のプログラム不要の共同作業ができるので、私たちの間で共同作業の最良のツールとなっていた。

EtherPad を作り出した AppJet は、もともとウェブアプリケーションのプラットフォームを開発するために生まれた。いろいろの会社がブラウザベースで豊かなプログラムを作れるような、簡易化された方法を作ろうというわけだ。EtherPad は、その意味でちょっとした概念実証であった。そして、そこから別の部門のビジネスへと転化したわけだ。

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サードパーティ SDK: これぞ iPhone アプリの未来

  文: Robyn Weisman <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私は、子供のように夢中になって Apple テクノロジーの大部分に魅せられている。けれども、この夏になるまでは iPhone を持たなかった。当初、私は今から一年前に T-Mobile ファミリープランが切れるその時までは待とうという気持ちでいた。でもその期限が過ぎても、まだ購入に踏み切ることはできなかった。iPhone OS にコピーとペーストが欠けていたからだ。2008 年の初め頃に、私は自宅のネットワークを 802.11n プロトコルに切り替えた。カリフォルニア州 Hollywood (ハリウッド) の人口過密なこの地区では my 802.11g ネットワークが働かなくなってしまったからだ。(問題を探り出すために何時間も費やして Apple のサポート担当者と話をしたが、結局役に立たなかった。)Mac と iPhone の間でワイヤレスネットワークによるファイル転送ができないとなれば、やはり少なくとも電子メールから Dropbox URL をペーストするくらいはできなくては困る。その URL を手でタイプしなければならないくらいなら、私の Motorola RAZR のテンキーパッドで長いテキストをタップしなければならない方がましだ。

iPhone 3GS と iPhone OS 3.0 が出て、私は待った甲斐があったと思った。私が iPhone 3GS にワクワクした数多くの理由(一応使えるカメラ、ビデオ機能、GPS などが大きい)をここでいちいち取り上げて皆さんを退屈させることはしたくないが、iPhone が単なる高価なおもちゃでないためには、コピーとペーストが絶対に必要だった。だから、複数のアプリ間で使えるコピーとペーストを iPhone OS 3.0 で提供してくれた Apple には感謝したい。

けれども、iPhone OS にはまだテキスト拡張機能が欠けている。フリーランスのテクノロジー系記者兼ライターとしての私の仕事の中で、テキスト拡張機能はコピー&ペーストと同じくらい重要だ。Mac では、私は Rainmaker の Spell Catcher を使った短い拡張、例えば "ffct" とタイプすれば "functionality" と拡張される機能と、SmileOnMyMac の TextExpander を使った定型文、署名、HTML タグなどを利用している。主に data center ("dctr" とタイプ) やその他の IT (shift キーを押さずに済むように "iit" とタイプ) 関係の話題で文章を書くフリーランスのライターである私のために、テキスト拡張は私の手指の RSI 症状を抑えてくれるだけでなく、私の正気を保ってくれる。特にインタビューを筆記する際には欠かせない。

2009 年 8 月に、SmileOnMyMac が iPhone 版の TextExpander を $1.99 のセール価格 (通常価格は $4.99) でリリースした時、私はすぐに飛びついてこれを買った。ただ、当初のバージョンではまだその機能にアクセスするためにまず書き込みウィンドウにテキストをタイプしてから結果のテキストをコピーとペーストでメモや文章、tweet などに持ち込むという手間が必要だった。SmileOnMyMac はほぼ同じ頃にこのアプリの SDK をリリースしていたので、私は楽観的にいずれは他の開発者たちも TextExpander の iPhone SDK をそれぞれのアプリの中に組み込んでくれるようになるだろうと思っていた。そうなれば、この iPhone は素晴らしいポケットサイズのコンピュータとなり、その上に電話もかけられるとなれば幸せこの上ないだろう、と。

それから一月も経たないうちに、TextExpander touch を直接統合した iPhone アプリが2つ出た。 Tweetie 2 と、Hog Bay Software の最小指向のワードプロセッサ WriteRoom の iPhone 版だ。これら2つのアプリが私の情報断片にアクセスできる機能を見て、その後私は2つとも購入し、さらに私はお気に入りのノート取りアプリ、Codality の Simplenote の開発者に電子メールを送って、ぜひとも今後のアップグレードで TextExpander touch を組み込んで欲しいと懇願した。

続けつつ、ひっくり返しつつ、Mac アプリケーションの技法 -- 現時点の iPhone OS ではアプリ間のコミュニケーションができないので、TextExpander touch をその SDK 経由で少なくともいくつかのアプリの中でシームレスに使えるというのは、SmileOnMyMac の立場から見て明らかに理にかなっている。何と言っても、TextExpander の Mac 版はテキストの入力を受け付けるところならばほとんどどんな場所でも働くことでこれほどの人気を博しているのだから。SmileOnMyMac の共同創立者の一人である Greg Scown は、iPhone アプリの SDK を無料で提供することにも同様の効果があるだろうと言う。Scown はこう説明する:「TextExpander touch をサポートする iPhone アプリの一つ一つが、TextExpander の便利さを少しずつ高め、これをより価値あるものとすることで、結果的に売り上げを伸ばす力になってくれることを期待したい。」

それと同時に、TextExpander touch が iPhone アプリのエコシステムに及ぼす影響は、その Mac 版が持っていたものよりはるかに大きいとも言える。一般的な Mac は本物のキーボードを持っていて(分かりきったことだが)タイプする面倒の度合いがずっと少ないし、その上ユーザーには片手の指では数え切れないほどの異なったテキスト拡張プログラムの選択肢がある。主だったところでは Spell Catcher、Ergonis の Typinator、Ettore Software の TypeIt4Me、それから Microsoft Word の AutoCorrect 機能もそうだ。例えば WriteRoom のような Macintosh のワードプロセッサアプリケーションは、そのセールスポイントとして TextExpander 機能を打ち出す必要すらない。

けれども、iPhone 用の WriteRoom は何百もある他のノート取りやワードプロセッシングのアプリと競合しているのであって、その多くは同じような機能と「そこそこの」インターフェイスを備えており、潜在的購入者たちがより高度な選択肢を追求する気を起こさせないようにしている。その上、WriteRoom は通常 App Store で $4.99 で販売されていて、これは Simplenote などその競争相手たちよりも高価だ。だから、Hog Bay の創立者であり WriteRoom の開発者である Jesse Grosjean がアプリの開発サイクルのただ中で TextExpander touch SDK を発見した時、彼はすぐさまこの機会に飛びついて試してみた。Grosjean はこう語る:「そこにはサインしなければならない NDA (守秘義務契約) もなく、コードは簡単に統合できるものだった。その頃私は WriteRoom を(同じカテゴリーにある他の多くのアプリと)ひと味違うものにする方法を探していたところだった。」

TextExpander touch のサポートを追加することは、Grosjean の側でも良い戦略であることが分かった。Grosjean によれば、WriteRoom に TextExpander touch が統合されたというニュースは、彼のアプリを扱った報道を呼び込んだだけでなく売り上げの上昇も招いたということだ。Grosjean は言う:「これが私のアプリにとって素敵な機能であるのは、アプリを使いにくくすることなく便利な機能を追加できたからだ。肯定的なフィードバックもたくさん寄せられた。iPhone でのタイピングの速度は比較的遅いものなので、テキスト拡張機能は本当に助けになる。」

SmileOnMyMac の Scown が言うには、彼自身の立場から見れば、彼の会社が他の開発者たちに SDK を提供する第一の目的は iPhone の上で TextExpander 機能を他のいろいろなアプリの中へと拡張することだ。Scown は言う:「現在の iPhone の環境の下では、ただ単に TextExpander の中で文章を書くだけでなく、私たちの顧客の皆さんはきっと他のアプリの中でも TextExpander 機能を欲しいと思うだろう。」そうすることによって、彼の願いは TextExpander の SDK が将来標準的なコンポーネントとなって、他の開発者たちがテキスト入力の多い iPhone アプリを作る際にこぞって加えてくれるようになることだ。彼は言う:「一つの製品カテゴリーでどこかのアプリが TextExpander のサポートを追加すれば、それがそのアプリにとって競合上の利点となり、その結果同じカテゴリーの他のアプリたちも TextExpander のサポートを追加したいと思うようになる、という現象が起こりつつあるようだ。」

WriteRoom と Tweetie 2 に加えて、TextExpander touch は現在Go Mail YourselfAttendanceSimplyTweetそれにToFU Editor に加えられており、今後さらに多くのアプリたちがこれに加わるだろう。

SDK ライセンスモデルの試み -- SmileOnMyMac は TextExpander touch iPhone SDK を無料で他の開発者たちに提供している。Scown は言う:「この SDK に使用料を取らないのかという問い合わせはよく聞くが、私たちはそうする気はない。私たちはこのやり方が、TextExpander touch にとっても iPhone アプリの開発者たちにとっても、双方が得をする道だと信じている。」

一方、モバイルアプリの開発会社 Occipital は、人気のバーコードスキャンアプリ RedLaser を作り始めるよりも以前から、その基となっているバーコードスキャン SDK の開発を続けてきた。ミシガン大学を一緒に卒業した Vikas Reddy とともに 2008 年に Occipital を共同創立した Jeffrey Powers は言う:「私たちはずっと以前からこの SDK を計画していた。だから、創立の時点で既にこれが私たちの念頭にあった。ただ、SDK を公式に提供する前に、まずは RedLaser を出すことにしたのだ。」

SmileOnMyMac と違って、Occipital は収益を生み出す目的で RedLaser SDK を開発した。これこそが彼らの会社のビジネスプランの中心を占めていたのだ。Powers は言う:「当初からずっと、私たちはせいぜい1つか2つだけのアプリを作り、その後は SDK テクノロジーを他の会社に提供することに専念するつもりでいた。私たちはありふれたアプリの開発者ではない。私たちは第一にテクノロジー会社であって、バーコードスキャンのような機能付与のテクノロジーを作り上げることで他のコンシューマ向けアプリケーションを使いやすくするのが目標だ。これは、何も iPhone だけに限ったことではない。」

2009 年の 9 月に、RedLaser の SDK をライセンスした最初のアプリ、Daily Burn のカロリー計算アプリFoodScanner が App Store にデビューした。さらに Occipital は現在他にも 10 個を超えるライセンス契約を他の開発者たちと結んでいる。Reddy によれば、RedLaser SDK を用いたアプリで現在開発中のものの中には、ワイン情報アプリケーションでワインを指定すればそれに最もよく合った食べ物をバーコードで教えてくれるものや、例えばシャンプーの瓶をスキャンすればそのメーカーが動物実験をしているかどうかを教えてくれるものなどがあるという。

Reddy と Powers によれば、Occipital は収入の 10 パーセントを受け取る取り決めになっており、最初に前払いで支払う金額が後日開発者が会社に払うべき収入分配金として繰り入れられるという。Powers は言う:「私たちはアプリケーションからの収入と同じくらいの収入をライセンスから発生させようと努めている。ちょっと勘定してみると、この二種類の収入源が同じくらいになるには、私たちのテクノロジーを装備したアプリケーションで、平均して私たちが出したものと同程度に売れるものが 10 個あって初めて両社が同等になる計算だ。現在のところ私たちは入って来るものより出て行くものの方がずっと多いという状況だが、今後数字が大きくなって行くに従って状況は変わるのではないかと願っているところだ。」

けれどもライセンス供与には責任が伴う。Occipital の SDK をライセンスした開発者に対して技術サポートも提供しなければならない。Powers はこう続ける:「私たちは小規模な開発者たちを援助したい。それこそが私たちの目的だからだ。でも、それと同時に、数多くの開発者たちをやり繰りし援助するのは手間のかかる仕事かもしれない。現在私たちが取り掛かっているのは、私たちのものを使いたいという人たちを助けようとする際に必然的に生じるオーバーヘッドをどうすれば少しでも減らせるかという問題だ。実際これは非常に困難なことかもしれない。考えてみれば、大いに成功するアプリというのはそんなに多くないものだ。これは、iPhone の性質上避け得ないことだから。」

Occipital は現在、小規模の開発者が前払い金を支払わずに RedLaser のコントロールを統合できるようにする収入分配モデルを実験中だ。このような刺激誘因と SDK 自体をもって、Occipital のフレームワークは今後開発者になりたい人たちに対してより早くより効率的に自分のアプリを作る力を提供できる。Powers は言う:「その開発者が成功すれば、私たちも見返りを貰える。もし彼らが成功しなくても、少なくともその人たちは多額の前払い金を無駄にすることはない。」

Occipital が現在の収益モデルでどの程度の成功を収めるかはさておき、Powers は今後もっと多くの開発者たちが見込みあるテクノロジーを SDK の形で他の開発者たちにライセンスするようになるだろうと予測する。Powers はこう続ける:「100,000 以上のアプリケーションが App Store にある現在、いろいろな付加機能の付いていないものは、あっという間にランク付けで酷評されて見捨てられてしまうだろう。だから、作るならば機能の豊かなアプリを作らなければならない。そのための一つの方法が、よその会社からコードをライセンスで入手することだ。私たちのコードがどれだけたくさんのアプリケーションに盛り込まれてストアに並ぶかどうか、これから楽しみに見守りたい。うまく行けば、他の開発者のための模範ともなるだろう。特に、それによって会社を維持して行きたいと思う人たちの模範になれればと思う。でも、たとえ私たちのテクノロジーが成功しなかったとしても、必要に迫られてコードのライセンスが起こることはほぼ間違いないだろう。なぜなら、Apple は膨大な開発用コードを自ら提供することをしていないからだ。だから、皆がそれを自分で作り続けなければならない。それならば、そういうコントロールをパッケージして再販し、世の中に出荷することでいくらかの収益を得ようとする会社が出てくるのは自然なことだろう。」

盛り上がるものすべて(願わくは)収束す -- Occipital と SmileOnMyMac はそれぞれの SDK のリリースについて異なった手法を選んだ。けれども、彼らがそれぞれの SDK を他の人にも利用できるようにした決断は、今後 iPhone 用のアプリが、あるいは他のスマートフォン上のアプリが、よりモジュラーな方法で作られようになるという将来の方向性を示唆している。SmileOnMyMac の Scown は言う:「TextExpander と RedLaser は、非常に焦点の絞られた機能をより広い範囲の iPhone アプリを拡張して提供したいと思う人たちに対して、iPhone 開発者コミュニティーが新たな機会を提供していることを実証しているのだ。」

短期的に見れば、この戦略には利益をもたらす可能性があるように思える。それは、SDK をリリースする開発者にとっても、それを利用する開発者にとっても利益となる。なぜなら、こうした SDK が究極的にはバーコードのスキャンやテキスト拡張といったプロセスを標準化し、Apple の SDK が iPhone 開発者全般に対して果たしているのに似た役割を果たせる可能性があるからだ。

けれどもこれらの SDK を長期的に見れば、Netscape 1.0 と Web 3.0 の時代以来、このインターネット時代の極めて多くの部分を規定してきた相互接続性の一つの形態と見ることもできる。今後、サードパーティの SDK がどんな新たな機能を提供してくれて、iPhone をそのユーザーたちにとってさらに価値あるものに高めてくれるのか、私は今から待ち切れない。

大体において、私が一番待ちこがれている SDK と言えば、現在の iPhone OS がサードパーティのアプリには提供していない、アプリ間のコミュニケーション能力を提供するものだ。例えば、Simplenote や WriteRoom の内部から私の辞書アプリにアクセスできるようになれば素晴らしいと思う。あるいは、インターネットラジオのストリーミングサービス Pandora がいろいろなアプリに統合されて、Pandora を聴きながらそれらのアプリを使えるようになれば素敵だが、今はまだそれは可能でない。

あなたは、どんなサードパーティ SDK が開発されて欲しいと思うだろうか? 残念ながら、SDK といえども Apple の強制する制限を回避することはできないが、コピーとペーストでデータを移動させることに関係した機能や、一つのアプリの機能を他のアプリに追加するといったことならば、攻略可能なはずだ。何かアイデアがあればぜひコメントに書き込んで欲しい。遠慮は要らない。なぜなら、たくさんのことが提案されればされるほど、手腕のある開発者がそれに取り組んでくれる可能性が高くなり、私たちの iPhone 体験が、ずっと良いものになるかもしれないのだから!

[はっきりとしたリベラルアーツの背景を持っていながら、Robyn Weisman は常に心の中にギークの気持ちを抱き続けてきた。そして、Mac に触れるようになるやいなや、彼女はついに、ごくありふれたヒューマニストとしてふるまいつつ同時に自分の内にあるオタクの心を解放する道を見つけた。現在、彼女はさまざまの IT 事業や出版関係でケーススタディや分析記事を執筆しており、Daily Variety 誌にも多角的にテレビやビデオを報道する記事を書いている。 Twitter で彼女をフォローすることもできるし、いろいろな著作が彼女のウェブサイトで読める。]

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TidBITS ギフトガイド 2009

  文: Doug McLean <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

例年通り、皆さんにギフトのアイデアをお願いし、その後の読者アンケートによるランク付けも終わった! 今年もまた、この Gift Guide アンケートの結果集まったデータを分析して、TidBITS 読者たちが本当に興味を持っているもの、贈りたいものや受け取りたいもののリストとして、ここに報告させて頂きたい。可能な限り、その品物がなぜ良い贈り物なのかの理由も、投稿者に語って頂けるようにした。

今年のアンケートで _最上位_ に選ばれたものをこの記事で読んだ後は、ぜひ元の TidBITS Talk スレッドにも目を通して頂きたい。 ハードウェアソフトウェアゲームコンピュータ関係でその他Macintosh 指向の人向け、というスレッドに分かれている。そこでは今も議論が続いているので、アンケートに載らなかったものについても詳しいことが読めるだろう。また、アンケート用の締め切りに間に合わなかったアイデアもいくつかある。

Mac -- 素直に認めよう。TidBITS 読者で Mac を贈り物として欲しいと思わない人がいるだろうか? それに、子供たちや親戚への贈り物として Mac を考えている人たちも、きっと大勢おられるだろう。でも、どの Mac 機種を選ぶのがよいのか? そこで私たちのアンケート結果を見ると、最も人気が集まったのは MacBook Pro (ご承知の通り、今は 13 インチの機種もある) で、その次が iMac (これも少し前に刷新されている、2009 年 10 月 20 日の記事“新型 iMac が大きなスクリーンと SD カードスロットを装備”参照) だった。驚いたことに、3位の Mac Pro は、ユニボディ白色の MacBook (2009 年 10 月 20 日の記事“MacBook がプラスチックのユニボディを得、スペックも向上”参照) や、アップデートされた Mac mini (2009 年 10 月 20 日 の記事“Mac mini がアップデート、サーバ搭載構成も登場”参照) ばかりでなく、格好良い MacBook Air よりも上位を占めた。それから、Xserve をクリスマスツリーの下に置くなんてちょっと想像しにくいが、やはりそれは読者たちも同じ考えだったようだ。順位を整理すれば次のようになる。

  1. MacBook Pro
  2. iMac
  3. Mac Pro
  4. MacBook
  5. Mac mini
  6. MacBook Air
  7. Xserve

その他の Apple ハードウェア -- ご存じなかった方のために言っておくと、Apple はただ Mac だけが売っているのではない。他にもたくさんのものを売っている。これは販売台数の数字を見れば一目瞭然だ。今年、アンケートで1位にランクされたのは iPhone で、2位が (僅差で) iPod touch だった。これは、iPhone 3GS の積極的な価格付けによるものだとは思うが、ひょっとしたら以前よりも数多くの TidBITS 読者が iPhone を持つようになったことを示すものかもしれない。どちらの機器が接戦 ("edge" は通信方式 EDGE の洒落になる) をものにしたかはさておき、ここで注目すべきなのは iPhone OS と App Store の人気の高さだ。実際、私たちが今年の Gift Guide をまとめる作業をしながら一番興味深く思ったのは、Mac の側にはこれと言って飛び抜けて目新しいものがほとんどなかったことだ。寄せられた提案は例年と同じようなもので、投票結果も同じような製品ばかり、心からワクワクするようなものはあまりなかった。それとは対照的に、iPhone/iPod touch とそのアプリたちにはずっと多くの関心が寄せられた。

さて、Apple ハードウェアのカテゴリーに戻ると、3位にランクされたのはちょっと意外なものだった。AirPort Extreme ワイヤレスベースステーションだ。これが、人気の iPod nano よりも、さらには新発売の Magic Mouse よりも上位を占めた。ひょっとしてこれは、インターネットへの Wi-Fi アクセスさえあれば真価を発揮できる iPhone や iPod touch の人気によるものなのだろうか? 私たちの想像では、Apple によるスムーズな実装も理由の一つだろう。もっと安価な 802.11n ベースステーションを買うことももちろん可能だが、Apple の AirPort 各機種ほど設定や管理が易しいものは他にない。最後に、 Apple TViPod shuffle がリストの最下位を占めたのについては誰も驚かないだろう。iPod shuffle に魅力を感じる人は限られているだろうし、Apple TV は依然としてうわのそらで聞いた質問への半端な答でしかない。この Apple TV は、顧客を満足させるよりもむしろ Apple を満足させることに重点があるかのように見える、数少ない Apple 製品のうちの一つだ。

iPhone アプリ -- iPhone アプリのカテゴリーに寄せられた提案の幅広さは圧倒されるほどだったが、アンケートで1位になったものには心底驚かされた。それは、1Password touch と Pro (Pro 版はコピーとペーストをサポートし、さらに Mobile Safari とも統合している) だった。これは Mac との間でパスワードの同期ができ、iPhone 上でもより手軽にパスワードの入力ができるようにするものだ。

アンケートで 1Password の後にランクされたのは、さまざまにバラエティ豊かなものたちだった。

iPhone/iPod touch 用ゲーム -- 長年にわたって Apple が Mac 上のゲームに対してパッとしたサポートをしてこなかったことを考えれば、iPhone が、さらには特に iPod touch が、本当の意味でのゲーム用マシンとなったことは注目に値する。これらの機器に(ポータブル機器としては)高品質のグラフィックハードウェアが装備されたことにより、開発者たちが数え切れないほど多岐にわたる方法で暇つぶしの手段を提供することができるようになった。

例年通り人気を集めたのが Bejeweled 2、これは宝石を整列させてボードからクリアするパズルゲームだが、どうやらこれが最も多くの読者たちの空き時間に食い込んでいるらしい。Bejeweled はもう何年も前から存在していた(Jeff Carlson は Palm OS ベースの Sony Clie でこれをプレイしたことを覚えている)が、昔と変わらず楽しめる。PopCap Games 製品のこのゲームには Bejeweled Blitz も含まれており、Andy Affleck はこう説明する:「1分間限定のハイスコアゲームで、Facebook アカウントにリンクしている。喧々囂々のトップ争いは私のいわゆる友人たちの間で延々と続く。(でもみんなやっつけてやるぞ。)だからと言ってそれで私に競争力が付くわけでもないが。」

他の人たちとオンラインプレイができるという点でやはり上位5位以内に食い込んだのが、Electronic Arts 製品の Scrabbleだ。自分が単語を操る力を、コンピュータを相手に、同じ Wi-Fi ネットワーク上の友人たちを相手に、あるいは Facebook 経由で、競わせることができる。

その他に推薦されたものとしては、やはり PopCap の BookwormPeggle (「なぜってこれは Peggle だから!」と Andy Affleck は言う)、Gogo Apps のTap Tap Revenge、それに素晴らしく大ヒットしたボードゲーム Settlers of Catan の iPhone 版である United Soft Media Verlag 製品 Catan が上位にリストされた。驚いたことに、アーケード風のゲーム、例えば Star Wars: Trench Run のようなものはあまり上位に食い込まなかった。

iPod/iPhone 用アクセサリ -- iPhone 用のケース、ドック、スピーカーなどのエコシステムはあまりにも大きく成長しているので、私たちのアンケートでは個々の提案にそれほど大きく集中することがなかった。それでもたった一つ、目立って多くの票を集めたのが Mophie Juice Pack Air だった。Tomoharu Nishino はこうコメントした:「これで、iPhone のバッテリ寿命がほぼ2倍になる。ただしもちろん、iPhone の厚みと重量もほぼ2倍になってしまうが、ドングルにバッテリを載せるタイプの方法よりはずっと良いだろう。iPhone の使用度が多くていつも夕方以前にバッテリが切れるのではないかと心配している人には理想的な解決策だ。私も一度ならずこれに助けられたことがある。最後にもう一つ、これさえあれば国際線の機内でも実際に iPhone が使えて、バッテリ切れを心配せずにムービーを鑑賞することができる!」

一般的に iPhone ケースをという投票をした人たちに具体的な商品名を挙げるようお願いしたところ、多くの支持を集めたのが3つの会社の製品だった。IncaseOtterBoxiFrogz だ。これら3社だけでも 20 種類以上のデザインのケースを作っているので、そこから先の選択は皆さん次第だが、少なくともちょっとだけは選択の範囲を狭めるお役に立てればと思う。

Apple ソフトウェア -- 去年の上位2つ、Mac OS X 10.5 Leopard と iLife '08 の、それぞれ後継製品である Mac OS X 10.6 Snow LeopardiLife '09はともに上位に残ったが、Snow Leopard、iLife、iWork を含んだ Mac Box Set が3位に食い込んで、独立版の iWork '09 を上回ったことは、きっと Apple にとって良い知らせだろう。これは別に人々が iWork を悪く思っているというわけではなく、Mac Box Set が最も安価に iWork を入手できる方法だと見ている人が多いということだろうと私たちは推察している。Mac Box Set の方が、3つすべてを個別に買うよりも、少しだが値段が安くなるからだ。

最も驚くべき変化は、このカテゴリーで過去2年間連続で最下位にランクされていた MobileMe 購読が、今年はしっかりと中くらいの順位にランクされたことだ。これは、スタート当初は失敗ばかりだった MobileMe が、今では信頼性の向上により Mac コミュニティーの目にもどうやら見直されてきたということなのかもしれないし、あるいは iPhone や iPod touch のユーザーに対して同期や位置特定サービス (「iPhone を探す」機能) を提供する役割を果たすことで、人々に以前とは違った角度から見られるようになってきたということなのかもしれない。

Mac 用ゲームと娯楽ソフトウェア -- おお、まさに大転換とはこのことだ。TidBITS 読者たちはとりたててゲーマーの性格が強いわけではないだろうけれど、このカテゴリーには従来いつも結構な量のアイデアや投票が寄せられていたものだ。ところが今年は、アンケートの質問に挙げるべき 10 個の候補を揃えるだけでも困難を極めた大仕事となった。結局数字をまとめてみると、例年人気を集めるSolitaire Till Dawn X だけが突出していた以外は、World of Goo と World of Warcraft の2つが名前も似ているし投票数もほとんど同じということで私たちの好奇心をくすぐった程度だった。ここ TidBITS では伝統となりつつあるが、Andy Affleck が Semicolon Software 製品の Solitaire Till Dawn X を推薦した。ソリテアゲームの提案は他にももう1つ (Goodsol Development 製品の Pretty Good Solitaire) あったものの、やはりアンケート結果では Solitaire Till Dawn X の方がずっと高くランクされた。

私たちはこれまで World of Goo をよく知らなかったが、どうやらこれは「物理学ベースのパズル構築ゲーム」らしく、Goo Ball たちを使ってある種の構築物を作り、残った Goo Ball たちを恐ろしい運命から救出する、といったもののようだ。興味を惹かれた方は、そのプレイの様子を示したビデオが YouTube にあるので見てみるとよい。(the trailer から始める。)それからもちろん、暇つぶしすべき時間がたっぷりある人には、猛烈な人気を誇る World of Warcraft のタイプの大規模なマルチプレイヤー・ロールプレイングゲームがぴったりだろう。ひょっとしたら、あの人の生産性を何とかして落としてやろうと思っている人に贈るギフトとして最適かもしれない。

ユーティリティと機能強化ソフトウェア -- 我々はいつもユーティリティソフトウェアは良き贈り物になると思っていたが、これはひょっとすると子供の頃の Swiss Army ナイフに対する憧れから来ているのかもしれない。一位の座に今年も輝いたのは 1Password で、その後 LaunchBar, Default Folder X, そして MacSpeech Dictate が上位四位までを占めた。

Agile Web Solutions からの 1Password:Agile Web Solutions は予定よりも早い Snow Leopard の出荷に面食わされたが、その後あまり時間をおかずに 1Password を働くようにすることが出来た;同社は Snow Leopard と完全コンパチな 1Password 3.0 を現在出荷していて、Mac ユーザーが Web 上のどこでも保護されたパスワードを使うのを容易にしてくれている。Tomoharu Nishino は 1Password がその焦点を更に拡張したと次の様に述べている、"1PasswordAnywhere を使えば、たとえクロスプラットフォームで作業をしなければいけない場合でも一つの Web ブラウザからあなたの保護されたパスワードを見ることが出来る。それに iPhone アプリもあってデスクトップとの同期も取れる。" 保護されたパスワードを維持することに対してこれ程の注目が集まっているのを見ると我々の心も暖まってくる。

Objective Development からのLaunchBar:LaunchBar のことを褒めようとしても 30 以下の人には理解されないというのは、我々には失われてしまった比喩の様に感じられる。これは簡単なホットキーや略語のキーインでアプリケーションを開く (そしてその他の色々なことも出来る) ようにさせてくれるものである。でも我々は思う、"それは残念、でも LaunchBar は素晴らしいし、我々もそう口にすることに何ら恥じることはないのだ。" どうも TidBITS の読者も同意のようで、Ron Risley は言う、"もしあなたが知っている Macintosh ユーザーでまだ LaunchBar 無しで Mac を使っている人がいるのであれば、LaunchBar のコピーを送ってその人の生活を変えてやろうではないか。そしてもしあなた自身が未だ使っていないのであれば、自分に褒美を与える時でもある。"

St. Clair Software からの Default Folder X :LaunchBar と同様、Default Folder X は、あなたが誰か他の人のコンピュータを使った時それがなぜ自分が思う様に動かないのだろうと不思議に思うまで、その存在すら忘れているような基本的ユーティリティのカテゴリに属するものであろう。簡単に言うと、これは通常の Open とか Save のダイアログを使うのをより早くそしてより効率的にしてくれるもので、もしこれらのダイアログに多くの時間を割いているのであれば、Default Folder X は一見の価値ありである。

MacSpeech からの MacSpeech Dictate:このプログラムには使い勝手に関して歯が生えてくる時のような痛みがあったが、Dragon NaturallySpeaking からのエンジンを組み入れることで Mac 用の単なる音声認識システムから、Windows ベースのソリューションと同等の精度も提供できるものとなった。音声認識とか口述筆記の能力があればいいなと思いながらも自ら買う気にはなかなかならない人のためには、これは素晴らしい贈り物となるであろう。

生産性ソフトウェア -- ユーティリティソフトウェアが Mac とインターネットの両方を如何により滑らかにナビゲートさせてくれるかを見るのは嬉しいことだが、時には仕事を片付けてしまわなければいけない時もある。このカテゴリの上位二つには - 仮想化ソフトウェアの VMware Fusion と Hamrick Software の VueScan スキャンソフトウェア - ユーザーが困難な仕事を達成する助けをするという効用以外に共通するものはない。これまでの様に、組織に関する製品幾つかがそれに次いだ:iCal の置換製品 BusyCal が Bare Bones Software の Yojimbo と Circus Ponies からの NoteBook とに仲間入りした。

VMware からの VMware Fusion:最近バージョン 3.0 にアップデートされた VMware Fusion は、Windows XP, Windows 7, Linux, Chrome OS、そしてその他多くの PC ベースのオペレーティングシステムを走らせる必要のある多くの人達の間で好みの仮想化ソフトウェアとなった。あなたの Windows に対する必要性が、雇用者のカスタムソフトウェアに対応するためであれ、或いは Windows 専用のゲームを走らせるのが目的であれ、VMware Fusion はあなたの Mac の機能を Mac OS X を超えて拡張させてくれる。

Hamrick Software からのVueScan:より高速のプロセッサと進化したソフトウェアは、あなたの Mac を数年毎に新しく取り替えるのを正当化し続けているが、一方で何年も前の技術で作られた古いフラットベッド型のスキャナはそれなりにきちんと働く。いや、その製造者がそのスキャナのソフトウェアのアップデートを止めてしまっていなければ、と付け加えるべきであろう。Snow Leopard に組み込まれたより改良されたスキャナサポートをもってしても (Print & Fax 設定ペインを見てみること)、VueScan はゴタゴタなしにスキャンするやり方として今だ人気のお勧め品である。

その他のハードウェア製品 -- 我々の Mac に詰め込んできたこの一年分のデジタル写真、ビデオ、そして音楽のことを考えれば、この季節の一番のその他ハードウェアのお勧めが外付けハードドライブであったのも驚くには当たらないであろう;読者が挙げたのは Toshiba 500 GB USB 2.0 Portable Hard Drive であったが、信頼に足るドライブなら何でも大丈夫であろう。我々はデータバックアップをハードドライブに頼っているが、この携帯型のモデルは旅の途中でもバックアップを取るのを容易にするし、これは電源をあなたの Mac の USB ポートから取るので、かさばる電源アダプタを一緒に持ち運ぶ必要も無い。デスクトップ用には、データ転送速度が USB 2.0 よりも高速な、例えば FireWire や或いはもしあなたのマシンに追加してある場合は eSATA の様な、ドライブの方が良い。この同じ線に沿ったお勧めの製品は NewerTech Voyager Q ハードドライブドッキングステーションである。これは裸の内部ドライブを一時的にマウントすることを可能にしてくれる;これは後でオフサイトで移動する起動可能な複製を作成する重宝なやり方を提供する。

リストの残りはもっと変化に富んでいて、評判のいい Novatel Wireless MiFi、ポータブルホットスポット (Sprint や Verizon が提供している 3G ワイヤレスサービスと一緒になって) が第二位に入った。Kevin van Haaren は次の様に書いている、"私は職場で音楽を私の iPod touch にストリームするのに MiFi を毎日使っている (殆どのストリーミングサイトは仕事場ではブロックされている)。私はこれを私の iPod から VOIP や Skype コールをするのにも使う。街を出歩く時にもいつもこれを携帯している。これが今や私のお気に入りの電子メールアクセス方法となっていて、私の Blackberry Tour よりも気に入っている。だからと言ってラップトップと一緒にして年がら年中使ったりはしない、なぜならばデータ量は 5 GB までの制限が付いているからである。しかし、馬鹿馬鹿しいホテルのインターネット料金を避けるための一日か二日の使用なら勿論問題はない。"

賢い小さな iHome Rechargeable Mini Speakers は次に人気の品物で、これも Kevin が勧めたものだが、彼は欠点と言えるのは極めて明るい LED と絡まりやすいケーブルの二点だけと言っている。Wacom のマルチタッチ Bamboo 感圧式タブレットも上位にランクされたが、これを勧めた読者の William Seligman が言うには、"本格的なグラフィックの専門家にこれを贈るのは止めたほうがいい;これは彼らにとっては安物の玩具でしかない。だが、初心者向けのアートプロジェクトで遊びを楽しむような人や、特別に大きいトラックパッドがあると役に立つ人には、これは嬉しい贈り物である。"

Macintosh 志向の人向けに -- 毎年、人々はおよそ Mac とか iPhone、いやそれこそ全コンピュータ業界とも全く関係の無い様なギフト案も出してくる。これらは我々が最も楽しい思いをするアイディアでもある、と言うのもそれらには素晴らしく法則性が無いので、皆さんには TidBITS Talk の中で全部に目を通してみて欲しい。

EMI からの The Beatles Box Set:これを推してきたのは Conrad Hirano だが、これがこのカテゴリのトップにあっという間に上った事実から、平均的な TidBITS 読者の年齢層が見える気がする。彼は書いている、"モノボッハベホットは限定版で熱烈なファンを狙ったものである。モノミックスは、Beatles 自らと George Martin が最終ミックスに関与しているので多くのアルバムの真のバージョンと見做されている。ステレオはまだ目新しいものだったので、ステレオミックスは後で付け足されたという位置づけである。モノボックスセットには "Yellow Submarine," "Abbey Road," 及び "Let It Be" は含まれていない、と言うのもこれらのアルバムはステレオでしかリリースされていないからである。 ステレオボックスセットは全てのアルバムを含んでいる。こちらの方が米国の聴衆にはより親しみのあるものが含まれているので、通常のファンのためなら二つのセットの中ではこちらの方がより良い選択といえると思う。"

Heifer International への寄付:近年、慈善寄付を勧める人は少なくなってきているが、2000年代の初期の数年間は、これらは人気のあるお勧めであり、そこへ毎年顔を出していた団体が Heifer International で、そこは貧困の第三世界の人々に動物を送っている。動物は収入、食料、そして子孫をもたらす、そして Heifer International は受益者に彼らの動物の子孫の一匹を他の貧しい家族に渡すよう要請する。これは良い方法であり、あなたは鵞鳥や牛を実際に寄付している訳ではないが、効果は同じであり結果は本物である。

iTunes の A&E Television からの "The Prisoner":David McMurray が最初にこれを iTunes で見つけ、"もしまだ気付いていない人のために言っておくと、Patrick McGoohan の "The Prisoner" が今や iTunes Store で入手出来る。標準画質だけれども間違いなく儲けもの - 古典の 17-エピソードシリーズが $30。" と書いてきた。TidBITS Talk への David の投稿に対して少なからずの反応があった;"The Prisoner" は我々の読者の間には少なからずのファンを持っているようである。

今年はこれでおしまいとするが、TidBITS Talk スレッドには引き続き読者からより多くのギフトアイディアが寄せられているので、見てみることをお忘れなきよう。最後になったが、このリストにアイディアを出してくださった方、そしてお気に入りに投票して下さった方、皆さんにお礼を申し上げる。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2009 年 12 月 7 日

  文: TidBITS Staff <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Dialectic 1.5 -- JNSoftware が、電話ダイヤリングユーティリティ Dialectic の大きなアップデートをリリースした。この最新バージョンでは、iPhone 用の着信探知機能、コンテクストメニューによるダイヤリングを Snow Leopard ユーザーにも可能にする Services ワークフロー項目、Google Quick Search プラグイン、Call Timer の環境設定、それに別ウィンドウによる Call Timer ステータス表示が追加された。また、Address Book 電話番号のフォーマッティング、異なった通話タイプの探知、caller ID 機能の正確度、Google Voice や Vonage などインターネットベースの通話方法の信頼性なども、このアップデートで改善された。詳しくは 2008 年 4 月 10 日の記事“Dialectic で如何なる電話も簡単ダイヤル”を参照。(新規購入 $25、アップデート無料、7 MB)

HandBrake 0.9.4 -- 前回の大きなアップデートから一年が経ち、オープンソースのビデオ変換プログラム HandBrake のバージョン 0.9.4 がリリースされた。今回のアップデートでは最新バージョンの x264 ビデオエンコーダが組み込まれ、64-bit ビルドによって大多数の Intel ベース Mac でパフォーマンスが 10 パーセント向上し、ユーザーによるオン・オフの切り替えができるソフト字幕を追加し、ライプ・プレビューウィンドウを新設した。また、DVD および DVD 以外のソースで入力サポートが改善され、一定のビットレートを保つよりも指定された画質を保つようにエンコーディングがシフトされ、不要なエンコーディングプリセットが取り除かれた。(無料、4.9 MB)

Labels and Addresses 1.5 -- ホリデーシーズンにちょうど間に合って、BeLight Software がラベルや封筒に印刷するツール Labels and Addresses の最新バージョンをリリースした。22 個の新しいホリデーデザインセットと 30 個の新しいテンプレートを追加したほか、バージョン 1.5 では Aperture のサポートと、両面封筒や葉書でのデザインと印刷、それにスペイン語とフランス語の翻訳版が加わった。また、Google Maps との統合や、ユーザーが自分の所在地をカードや封筒に書き込める機能(ホリデーパーティの主催者に理想的)も新設された。さらに、いくつかのマイナーなバグも修正され、主なものとしては Print ダイアログで特定のプリンタとの作業をするとアプリケーションがフリーズすることのあった問題がある。 フルのリリースノートは BeLight Software のウェブページにある。(新規購入 $49.95、アップデート無料、34.5/14.8 MB アプリケーション/アップデート)

Electric Sheep 2.7b21 -- もしあなたが Electric Sheep スクリーンセーバを使っているなら、この重要なアップデートをぜひダウンロードして頂きたい。前回のバージョンが羊のダウンロードサーバにダメージを与えていたバグが修正されているからだ。また、このアップデートでは F4 を押すと特定の羊が何回現われたかの回数がカウント表示され、ログ項目にタイムスタンプが付き、プレイする頻繁度に応じて表示される羊の数を調整することができるようになった。Electric Sheep について詳しいことは、2009 年 2 月 23 日の記事“21 世紀のスクリーンセーバ、トップ 10”を参照。(無料、16.5 MB)

Java for Mac OS X 10.6 Update 1 -- Apple が Mac OS X 10.6 Snow Leopard 用の最新バージョンの Java SE 6 (1.6.0_17) をリリースした。互換性とセキュリティの改善がなされている。このアップデートは従来のすべての Java for Mac OS X アップデートに取って代わるものだ。

このアップデートではいくつかのセキュリティ脆弱性に対処が施された。具体的には、悪意を持って作成されたウェブサイトで、信頼されていない Java アプレットがアクセス権を昇格し任意のコードを実行する可能性があった。また、Java アプレットの期限切れの証明書が有効扱いされていた脆弱性も解消された。このアップデートにおけるセキュリティ関係の内容については Apple のウェブサイトに説明がある。

このアップデートは Mac OS X 10.6.2 を必要とし、ソフトウェア・アップデートから、または Apple のサポートダウンロードページから入手できる。(無料、78 MB)

Java for Mac OS X 10.5 Update 6 -- Apple が Mac OS X 10.5 Leopard 用の最新バージョンの J2SE 5.0 (1.5.0_22) と Java SE 6 (1.6.0_17) をリリースした。互換性とセキュリティの改善がなされている。このアップデートは従来のすべての Java for Mac OS X アップデートに取って代わるものだ。

このアップデートではいくつかのセキュリティ脆弱性に対処が施された。具体的には、悪意を持って作成されたウェブサイトで、信頼されていない Java アプレットがアクセス権を昇格し任意のコードを実行する可能性があった。また、Java アプレットの期限切れの証明書が有効扱いされていた脆弱性も解消された。このアップデートにおけるセキュリティ関係の内容については Apple のウェブサイトに説明がある。

Java 1.4.2_22 はもはやアップデートされないが、これにも上記と同じ脆弱性があるので、今回のアップデートではデフォルトでオフになった。

このアップデートは Mac OS X 10.5.8 を必要とし、Intel ベースと PowerPC ベース双方の Mac をサポートする。(ただし Java SE 6 は 64-bit の Intel ベース Mac でしか利用できない。)ソフトウェア・アップデートから、または Apple のサポートダウンロードページから入手できる。(無料、122 MB)

Rumpus 6.2 -- 自分で自前のファイル転送サーバを管理したい人のために、Maxum Development から FTP およびウェブのファイル転送サーバ Rumpus の最新バージョンがリリースされた。このアップデートでは Growl のサポート、ファイルを名前でも内容でも検索できる機能、iPhone 上のファイルを見るために最適化されたインターフェイス、ウェブインターフェイスオプションの新しいセット、それに大きなファイルをセキュアに転送するための自動ドロップ出荷などが追加された。また、電子メールの暗号化がサポートされ、Web File Manager (WFM) 設定で指定されたファイルタイプの制限が FTP 転送にも適用されるようになり、FileWatch によってユーザーが Apple Mail 経由のメッセージを送信できるようになり、中国語の WFM 翻訳が追加された。(新規購入 $269、2008 年 1 月 1 日以降に購入した場合は無料アップデート、それ以外は有料アップグレード、10.7 MB)

TweetDeck v0.32.0 -- Iain Dodsworth が、Adobe AIR ベースの Twitter クライアント、TweetDeckの最新バージョンをリリースした。変更点の主なものは、LinkedIn アカウントとの統合、あなたの位置情報を使って tweet にジオタグを付ける機能、Twitter の新しいスタイルの retweet 方法と古いスタイルを選べるオプション、新しい Add Column カラムを使ったインターフェイスの改善などだ。また、Twitter の新しいリスト機能(2009 年 10 月 30 日の記事“Twitter にようやくリストが加わる”参照)のサポートが追加され、Twitter との完全互換性を保証しつつ TweetDeck グループの機能も保った。古いグループも引き続き使えるが、今後はそこに新しい人を追加することはできない。 変更点やバグ修正のフルリストは Dodsworth のウェブサイトで読める。(無料、2.4 MB)

MarsEdit 2.4 -- Red Sweater Software が、人気のブログ投稿用ソフトウェア MarsEdit に、我々が最後にチェックして以来数回のアップデートをリリースしていた。最新バージョンは 2.4 だ。(詳しくは 2007 年 9 月 10 日の記事“MarsEdit 2.0 発進”参照。)MarsEdit 2.0 以来の変更点の主なものは、下書きや項目を検索できる機能、下書きをサーバに保存できる機能、ネイティブなタグのサポート、ウェブプレビューの改善などだ。また、AtomPub のサポートが追加され、MarsEdit のマークアップ・マクロがメディアウィンドウの中でも使えるようになり、プログラムの起動や、ウェブログ項目の並べ替え、Media Manager などのパフォーマンス速度が向上した。さらに、Tumblr と Squarespace のサポートが加わり、Technorati Tag の編集がしやすくなった。(新規購入 $29.95、2.x からは無料アップデート、1.0 からのアップデートは $9.95、3.7 MB)

Mailplane 2.1.1 -- Uncomplex が Mailplane のマイナーなアップデートをリリースした。Mailplane は Gmail 用の WebKit ラッパーで、Gmail のインターフェイスを保ちながら、その一方で添付ファイルのドラッグ&ドロップ、Growl 通知、スクリーンショット機能など Mac OS X 標準の機能も追加している。この最新バージョンでは Flash 10.1 beta がサポートされ、オフライン機能がさらに改善され、Auto-BCC 機能が拡張された。また、いくつかのバグも修正され、主なものとしては、返信の際に Auto-BCC が働かなかった問題、電子メールアドレスに空白文字が含まれていた場合に起こった通知の問題、名前にスラッシュ文字を含むフォルダの中にある場合に Mailplane が起動できなかった問題、それに最初の起動でプログラムがクラッシュすることのあった問題などがある。(新規購入 $24.95、アップデート無料、6.5 MB)


ExtraBITS、2009 年 12 月 7 日

  文: TidBITS Staff <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週私たちが見つけた興味深い記事の題材は、Apple による Lala デジタル音楽サービスの買収、Kindle 2 の新しい PDF 機能、クラウド・コンピューティングにまつわる誤った考えと、携帯電話による新しい課金処理サービスだ。それから Adam と Your Mac Life ホスト Shawn King による楽しい対談もある。

Apple が Lala 音楽サービスを買収 -- The New York Times の Brad Stone が伝えるところによれば、Apple がデジタル音楽会社 Lala の買収で合意に達したという。ユーザーが購入した音楽をダウンロードしなければプレイできない iTunes とは対照的に、Lala ではユーザーがコンピュータで、あるいはインターネットアクセスを持つスマートフォンで、ウェブから直接に音楽をプレイすることができる。Lala のストリームする音楽のライセンスは譲渡不可能で、おそらくそれに関する工学的技能や知識が買収の大きな理由なのだろう。

Kindle 2 が PDF を読める -- Ars Technica の記事によれば、Amazon の Kindle 2 が(ワイヤレスサービスをオンにしていれば)自動的に受けるファームウェアアップデートによりネイティブな PDF 表示ができるようになるという。ワイドスクリーンでの表示のために回転する機能もある。まだまだ上質の PDF リーダーとは言えない(ブックマークもリンクも処理できない)が、少なくとも正しい方向に向けた第一歩ではある。

クラウド・コンピューティングをめぐる5つの誤り -- 私たちの友人 Chuck Goolsbee が、深い洞察を示す記事を SearchDataCenter.com に載せた。いわゆる「クラウド・コンピューティング」に関しよく言われる誤った考えを5つ挙げている。(その誤りの1つは、これが何か新しいものだということだ。)Chuck はこの話の内容に精通した人物なので、クラウド・コンピューティングに興味のある人や、何か心配に思っている人は、ぜひこの記事を一読されるとよい。(SearchDataCenter.com の人迷惑なポリシーについては、あらかじめお詫びしておく。)

Adam、Your Mac Life でホリデーギフトのアイデアを議論 -- 2009 TidBITS Gift Guide のアンケートが進行中のころ、Adam が Your Mac Life でホストの Shawn King と対談し、このアンケートに登場したクールなアイデアいくつかについて語る。話は自動車用のコーヒーカップ電力変換機から、たくさんの楽しい iPhone ゲームに至る。いつものように会話は丁々発止のやり取りで、聞いていて楽しいこと請け合いだ。

Square、携帯電話課金処理の民主化を狙う -- TechCrunch の記事が Square のデビューを伝える。Square は携帯電話による新しい課金サービスで、Twitter 共同創立者の一人がこれを作った。携帯電話のヘッドセット/マイク用のジャックに差し込む小さな機器にクレジットカードを通すと、情報がまず Square のソフトウェアに送られ、それから Square サービスに転送されて処理される。Square は、青空市場に出店していたり、その他支払いを受ける立場にあって、iPhone あるいは Android ベースのスマートフォンを持っている人たちに人気が出るかもしれない。でも、お客にサインをお願いしながら iPhone をいじり続けるって、何かちょっと変な感じじゃないか?


TidBITS Talk、2009 年 12 月 7 日のホットな話題

  文: Jeff Carlson <[email protected]>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週は TidBITS Talk の助言週間だ! 読者たちが助言を求めた話題はさまざまだった: 古いスキャナを動かすために必要なソフトウェアの探し方、Disk Utility とクラッシュに見舞われた Mac Pro に関するトラブルシューティングの問題、iBook G4 で使う Leopard インストールディスクの見つけ方、Trackman Wheel で Logitech ソフトウェアを使う方法、Mac なしで出かける休暇中の AirPort Express 事前設定、ラップトップ機が盗難にあった場合のための探知ソフトウェア選定、中国語の TrueType フォントが Mac で働くかどうか、Vuze でインストールされる厄介なツールバーの除去。

スキャナソフトウェア -- 古いスキャナを Mac OS X 10.5.8 や 10.6.2 で動かすためのいくつかの方法を読者たちが提案する。(メッセージ数 14)

Disk Utility の問題 -- ある読者が、自分が Snow Leopard 版でなく Leopard 版の Disk Utility を走らせていることに気付いた。これは、彼がディスク上でデフォルトでない場所にこのアプリケーションを置いていることが原因なのか? (メッセージ数 8)

Mac Pro がロックアップ -- 通常、Mac が勝手にフリーズしてしまう時には心配になるものだが、今回の場合は、オペレーティングシステムの一部分が突然消えずに残ったりする。(メッセージ数 1)

AirPort Express の事前設定 -- 休暇中に旅行を予定している読者が、AirPort Express と iPhone だけを持って出かけたいという。さまざまのホテルのネットワーク接続で使えるように AirPort Express を設定するにはどうすればよいのか? (メッセージ数 6)

MacPhoneHome -- これまでに三台もラップトップ機を盗まれたことのある読者が、コンピュータが盗まれた場合に遠隔から「家に電話」できるソフトウェアを検討している。どれを買うのがよいか? それともいくつか選ぶ方がよいのか? (メッセージ数 9)

iBook G4 で使う 10.5 Leopard が見つからない -- 今でも Mac OS X 10.5 Leopard を購入することは可能だが、どこを探すかは決して明らかではない。でもこのスレッドを読めば分かる。(メッセージ数 13)

Vuze の奇妙な挙動 -- BitTorrent アプリの Vuze がブラウザにインストールするツールバーは苛立たしい。他の torrent ダウンロード用ソフトウェアならこんなに厚かましい行動はしないのに。(メッセージ数 5)

Snow Leopard で Logitech Trackman Wheel の問題 -- Logitech のマウス用ソフトウェアは Snow Leopard と衝突するのか? それとも何か他の問題が起きているのか? (メッセージ数 4)

中国語 TrueType フォント -- Windows 用に作られたフォントは Mac でも動くか? (メッセージ数 8)


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2011年 1月 8日 土曜日, S. HOSOKAWA