TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1318/25-Apr-2016

今週号の TidBITS では、今年の WWDC の日程をお知らせする。OS X、iOS、watchOS、tvOS の未来について、ワクワクさせるような発表があるはずだ。Apple は 12 インチ MacBook をアップデートしたが、大幅な変更を期待していた人たちはまだもうしばらく待たねばならないようだ。Michael Cohen は、iPhone を使って Mac の上で電話をかけたり受けたりする方法を説明する。また今週も「Preview のパワー」連続記事として、Preview の高度な編集機能や見過ごされがちな編集機能を解説する。それから、Glenn Fleishman が連載中の本 "Take Control of Slack Basics" の Chapter 8 が TidBITS 会員用に出て、Slack の通知機能を自分専用に設定する方法を説明する。今週注目すべきソフトウェアリリースは、VMware Fusion 8.1.1、OmniFocus 2.5.1、BBEdit 11.5.2、Typinator 6.9、それに Mellel 3.4.5 だ。

記事:

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WWDC 2016 Dates Announced

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple は 2016 年の Worldwide Developers Conference (WWDC) の日付けを発表した。 それは June 13th から 17th まで San Francisco で開催される。WWDC は Apple 開発者に対する主要な年次集会であり、そして我々も、その開会を飾るキーノートでは、次のバージョンの OS X (MacOS の名前に戻ると噂されている), iOS, watchOS, そして tvOS について学べると期待している。興味深いことに、この待望のキーノートは何時もの様に Moscone West カンファレンスセンターでは開かれず、代わりに近くの Bill Graham Civic Auditorium でとなる。こちらの方が Moscone West のメイン会場よりも収容人員が多い。しかしながら、100 以上に及ぶ技術セッションやラボは Moscone West で開催される。Apple の抽選でゴールドチケットを当てた幸運な開発者は、Apple エキスパートと一対一のコンサルテーションの場が持て、そして, June 16th には、音楽、食事、そして飲み物付きのパーティを楽しめる。

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残念ながら、WWDC の登録はもう終了しているが、もしもう既に抽選に申し込んであるのであれば、チケットが取れたかどうかの通知を間も無くメールの受信箱に受け取るはずである。

学生と参加する STEM 組織の人には、まだ参加の機会が残っている。と言うのも、WWDC 奨学金に対する登録は 1 May 2016 の 5:00 PM PDT まで開いているからである。

この旅は無理でも - 或いは、抽選でチケットが当たらなくとも - キーノートや他の沢山のセッションをストリームすることが出来る。そして WWDC は 2016 年に開かれる唯一の Apple カンファレンスでもないし、更に言えば、その週に San Francisco で開かれる唯一の Apple カンファレンスでも無い - 世界中での Apple に焦点を当てた企画についての更なる情報については "2016 年の Mac および iOS のプロ向けカンファレンス 32 選" (6 January 2016) を参照されたい。

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Apple、12-inch MacBook をアップデート、MacBook Air の RAM を増量

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

発売から 1 年以上たった所で ("新型 12 インチ MacBook 登場、MacBook Air と MacBook Pro 更新" 9 March 2015 参照)、Apple は 12-inch MacBook を Intel Skylake プロセッサ、より良いグラフィックス性能、より高速のフラッシュストレージ、そして 1 時間延びた電池寿命をもってアップデートした。色の選択肢には、従来のゴールド、シルバー、そしてスペースグレイに、ローズゴールドが加えられた。最低価格は $1299 のままで、8 GB の RAM と、単一 USB-C ポートの足枷もそのままである。

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もし 12-inch MacBook ではニーズに合わないという人のためには、13-inch MacBook Air に 8 GB の RAM が今や標準装備となった。これまでは、ベースモデルに対しては 4 GB が標準であった。

このアップデートされた 12-inch MacBook は昨年のモデルと同じ重量と寸法を継承しており、ラインナップの中では最も軽量で最も薄い MacBook の地位を維持した。重量はたったの 2.03 ポンド (0.92 kg) で、厚さは最も薄い所で 0.14 インチ (3.5 mm)、最も厚い所で 0.52 インチ (13.1 mm) である。幅は 11.04 インチ (28.05 cm)、そして奥行きは 7.74 インチ (19.65 cm) と以前のモデルと変わらない。

これ迄のモデル同様、MacBook には二つの構成がある:一つは $1299 モデルで、1.1 GHz dual-core Intel Core m3 プロセッサ (Turbo Boost 時は最大 2.2 GHz で、これは昨年の 2.4 GHz Turbo Boost 速度よりも少し遅い) と 256 GB の PCIe フラッシュストレージが付き、もう一つは $1599 モデルで、1.2 GHz dual-core Intel Core m5 プロセッサ (Turbo Boost 時は最大 2.7 GHz で、これは昨年の 2.6 GHz Turbo Boost 速度よりも少し速い) と 512 GB の PCIe フラッシュストレージが付く。 どちらの m3 及び m5 プロセッサにも 4 MB の L3 キャッシュが付いている。

どちらのモデルも、1.3 GHz dual-core Intel Core m7、最大 Turbo Boost 速度 3.1 GHz にアップグレード出来る。アップグレード料金は、$1299 モデルでは $250 だが、 $1599 モデルでは $150 に過ぎない。

どちらの MacBook 選ぶかに拘らず、8 GB の RAM は変えられないが、そのクロック速度は昨年の 1600 MHz から今年は 1866 MHz に上がった。

ストレージ容量も昨年と変わらないが、Apple はそのフラッシュストレージ速度は増加していると言っている。しかし、どれだけかは明らかにしていない。Verge の試験結果によると、書き込み速度は昨年モデルに比べて 80 から 90 パーセント速くなっているが、読み取り速度の方では目に見えるほど速くはなっていない。

どちらの 12-inch MacBooks も Intel HD Graphics 515 へとアップグレードされており、Apple によると、昨年モデルに使用されていた Intel HD Graphics 5300 よりも 25% 速くなっているという。内蔵の Retina ディスプレイは昨年と同じで、解像度は 226 ピクセルパーインチで、最大 2304 x 1440 である

Apple はどちらのモデルに対しても、より良い電池寿命を約束していて、最大 10 時間の "ワイヤレス Web" (昨年は 9 時間) そして 11 時間の "iTunes 映画再生" (昨年は 10 時間) が可能である。この電池アップグレードで 12-inch MacBook の電池寿命は 11-inch MacBook Air よりも 1 時間長くなるが、13-inch MacBook Air に比べれば 2 時間短い。

残念ながら、この新しい 12-inch MacBook は昨年モデルと同じ貧弱な 480p FaceTime カメラのままで、Apple の他のラップトップに使われている 720p FaceTime HD カメラよりも劣る。

12-inch MacBook には戸惑いを感じるという我々の立場は変わっていない。昨年のモデルを、初代の MacBook Air の様に、デザインの実験と位置付けるのは厭わないが、この 2016 年モデルはその初期モデルに対する基本的苦情の多くに応えていない - すなわち、単一 USB-C ポートのことで、我々の携帯機のプロである Julio Ojeda-Zapata でさえも、これはイライラの元であると言っている ("MacBook アクセサリ、単一 USB-C ポートの不便さを和らげる" 10 March 2016)。そのイライラに付け加えて、USB-C アクセサリは限定されており、もし設計の悪いケーブルを使うと、自分のコンピュータをオーバーヒートさせてしまう危険性すらある。

この 12-inch MacBook は、究極の携帯性に Retina ディスプレイを合わせたものを求めているが、他の細かいことはあまり重要ではないとでもいうのでない限り、あまり意味をなさない。11-inch と 13-inch の MacBook Air モデルは、Retina ディスプレイは欠いているが、より安価であり、携帯性も変わらないし、幾分ではあるがより強力で、それに 13-inch モデルの方はより長い電池寿命を提供している。これに比して、13-inch MacBook Pro Retina ディスプレイモデルの方は、格段上のパワーと同じ価格に対して同じ電池寿命を提供している。代償は余分な重量である。

我々はこれまで Apple は MacBook Air ラインを引退させて MacBook を残そうとしているのかとも思ったこともあるが、MacBook の価格が大幅に下がらない限りそんなことはありそうに思えない。他の選択肢としては、Retina ディスプレイを MacBook Air ラインに追加することだが、それでは価格が上がりすぎてしまうであろう。我々には、次の一連のアップデートを見ないと Apple が何をしようとしているかは見えてこないであろう。

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Mac 上で電話する

  文: Michael E. Cohen: [email protected], @lymond
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

今日この頃、私が仕事机に向かっている時に誰かが電話してきた場合、私はその電話をスピーカーフォンで取ることが多く、しかもそれには 27-inch Retina ディスプレイとステレオスピーカーが付いている:つまり、私の iMac である。もし、皆さんも Mac で OS X 10.10 Yosemite かそれ以降が走り、そして iPhone で iOS 8 かそれ以降が走っている環境下にあるのであれば、それら両方が同じ Wi-Fi ネットワーク上にある限り、全く同じことが出来る

まず最初にしなければならないことは、iPhone と Mac の両方が iCloud に同じ Apple ID でサインインしていることを確認することである。Mac 上では、これを System Preferences > iCloud で、iPhone では Settings > iCloud でやる。

次に iPhone 上で、Settings > Phone > Calls on Other Devices に行き、そのスイッチをオンにする。次にそのスイッチを同じ Settings 画面上で Mac に対してもオンにする;もし iCloud に対して 同じ Apple ID を使っている他の機器もあり、そちらの電話も含めたいのであれば、それらの機器を有効化することも可能である。

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それが終わったら、Mac を電話に馴染ませる番で、鍵となるのは FaceTime である。Applications フォルダにある FaceTime アプリを開き、FaceTime > Preferences (Command-,) に行き、Calls from iPhone を有効にする。場合によっては、911 通話の様なもののために緊急用住所を確認するよう言われるかもしれない;そうであれば、それに応じる。

全てがうまくいけば、それだけである。あなたの Mac と iPhone は、どちらも同じ Wi-Fi ネットワーク上にある限り、今や仲間同士である:あなたの iPhone の番号にかかってきた電話は Mac 上でも鳴る - そしてその iPhone からの電話を受けられるように設定されている他の機器上でも。私の場合、私の iPhone にかかってきた電話は、Mac, 2台の iPad, そして Apple Watch でも鳴る。応答するのは、その内のどれででも出来る! 電話が iPhone にかかってくると、通知が Mac 上に現れ、その電話を受けたり、切ったり、或いはその Decline ボタンに付属したポップアップメニューからボイスメールに送ったり出来る。

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注意すべきは、Mac で電話を受けるには、iPhone はオンになっていなければならず(スリープしているかもしれない) そして Mac の Bluetooth のカバー範囲内にいなければならないことである;例外は、iPhone 上の Wi-Fi Calling がオンになっており (Settings > Phone)、そして Mac 上の FaceTime でもオンになっている (FaceTime > Preferences) 場合である。Wi-Fi Calling は 2012 かそれ以降の Mac で OS X 10.11 El Capitan が走るものなら何でも働く; 例外は mid-2012 "チーズおろし器" Mac Pro と iOS 9 が走る iPhone である。米国では、今や Wi-Fi Calling は全ての4大キャリアで使える:AT&T, Sprint, T-Mobile, そして Verizon の全て。Wi-Fi Calling についての更なる情報は "iOS 9 で Wi-Fi Calling をオンにする" (28 October 2015) を参照のこと。

電話を受ける方はこれぐらいにして、Mac から電話をかける場合でも幾つかの選択肢がある。最も簡単なのは Contacts アプリを使う方法である:かけたい連絡先に行き、ポインターをその電話番号上に移動させる。その番号の右側に青い電話のアイコンが現れる。そのアイコンをクリックすれば、Mac はその番号に電話をかける。

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もし Mail の中のメールメッセージに、Safari の中の Web ページに、或いは Notes の中のメモに電話番号が現れている場合、その番号を使って電話をかけることも出来る。ポインターをその番号の上まで運び、クリックしてポップアップメニューを呼び出し、そして Call を選択する。

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保守的で、電話番号は手動でダイヤルしたいという人には、それもさせてくれる。FaceTime を立ち上げ、電話番号を FaceTime の検索フィールドにタイプする。電話番号は検索フィールドの下に、右側に電話アイコンを伴って現れる:そのアイコンをクリックしメニューに表示される番号を選択する。

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FaceTime は電話をかけようとすると、通知を表示する。電話が一旦つながれば、その通知経由で、消音したり、或いは通話を終わらせたり出来る。この通知は、通話が続いている限り画面上に残っている。

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では、かけた番号が自動応答電話システムで、番号を入力する必要がある場合はどうする ("続けるには '1' を押してください...")? 全く心配はいらない:FaceTime 通知が選択されていることを確認の上、Mac 上の数字キーを使って番号を入力するだけである。

と言うわけで、次回 Mac を使っている間に、ポケットの中で iPhone が鳴っても、慌てて引っ張り出そうとする必要はない:その電話を大画面上で受ければいい。

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"Take Control of Slack Basics" の Chapter 8、入手可に

  文: Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

どんなメッセージングシステムであっても通知は重要だ。とりわけ Slack のように、共同作業のためのマルチユーザーシステムならなおさらだ。考えなしに通知を設定すると、あまりにも多くのつまらないお喋りに圧倒されることになりかねない。でも、控え目な設定にし過ぎると、または通知そのものをオフにすると、重要な議論を見過ごすことになるかもしれず、それでは Slack を使う意味がない!

Slack は、通知の設定について豊かな選択肢を提供している。そこで Glenn Fleishman は、連載中の本 "Take Control of Slack Basics" の Chapter 8、"Configure Notifications" でそれらをすべて解説する。あなたが議論に参加できるか否かを他の人たちに知らせる方法、他の人たちが議論に参加できるか否かを知る方法、それから、あなたが必要とする通知だけをきちんと得られるように設定する方法について学べる。

現在の連載形式での "Take Control of Slack Basics" は、最初の二つの章は誰でも読めるけれども、Chapter 3 とそれ以降は TidBITS 会員限定なので、まだ会員になっていない方はどうぞこれを機会に参加して頂きたい! TidBITS 会員になった方には他にも多くの特典がある(例えば私たちの RSS フィードがフルテキストで読めるようになる!)けれども、何より大切なのは TidBITS 会員の力があったからこそ TidBITS を毎週皆さんの受信箱にお届けできているということだ。既に TidBITS 会員になっておられる方は、会員登録の際の電子メールアドレスを使って TidBITS サイトにログインして、これらの章をお読み頂きたい。

完成版の電子ブック "Take Control of Slack Basics" は、完成し次第 PDF、EPUB、Mobipocket (Kindle) の各フォーマットでどなたでも購入して頂ける。管理者向けの "Take Control of Slack Admin" も合わせて出版する予定だ。また、Slack チーム全体を対象に、完成版の電子ブックの値引きまとめ買いができるようにする予定なので、ご希望の方はご連絡頂きたい。

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Preview のパワー: 高度な編集テクニック

  文: Adam C. Engst: [email protected], @adamengst, Josh Centers: [email protected], @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Preview のパワー: 画像のクロップとリサイズ”(2016 年 3 月 18 日) と“Preview のパワー: 書類や画像に注釈を付ける”(2016 年 4 月 2 日) の二つの記事で、OS X 内蔵の書類および画像用の強力アプリ Preview で編集や注釈付けの作業をすることについて調べてきた。今週はさらに深く切り込んで高度な編集テクニックを調べるとともに、過去二つの記事で触れられなかったいくつかのヒントも書き添えておきたい。

画像のための高度な選択ツール -- 記事“Preview のパワー: 画像のクロップとリサイズ”で、Rectangular Selection ツールの使い方を見てきた。けれども画像を扱っている場合にはその他にもいくつかの選択ツールが使えて、より多様な操作と制御ができる。これらは Markup Toolbar の中にある。Markup Toolbar を表示するには View > Show Markup Toolbar (Command-Shift-A) を使う。選択ツールは左端にあるボタンからアクセスする。

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選択ツールポップアップメニューの二番目の選択肢が Elliptical Selection だ。使い方は Rectangular Selection ツールと同じだが、長方形の領域でなく楕円形の領域が選択されることだけが違う。Rectangular Selection ツールや図形ツールと同じく、最初に選択を始める際に Option を押していると中央からリサイズでき、Shift を押していると完全な円形になる。

ドラッグして楕円形の選択を済ませれば、いつも通りにドラッグハンドルが見える。選択楕円そのものの上にあるハンドルは一ヵ所ずつの調整をし、楕円を囲む長方形の頂点の場所にあるハンドルは二ヵ所を同時に調整する。

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次の選択ツールは Lasso Selection だ。これは 1983 年に Bill Atkinson が MacPaint のために初めて発明したものだ。不規則な形をしたオブジェクト、または画像の中の不規則な形の部分を選択する必要がある場合、Rectangular Selection や Elliptical Selection では役に立たないが、Lasso Selection ツールを使えばどんな形でも手で描いて選択できる。ただし難点は、その作業を一回限りのクリックとドラッグの操作で完了させなければならないことだ。Lasso Selection は閉じた図形でなければ受け付けないので、ドラッグの最後に起点に戻って図形を閉じることができなければ、自動的に終点と起点が真っ直ぐな線で結ばれてしまう。いったん選択が終われば、選択したものをドラッグできる。もちろん画像をドラッグするのではなくて、選択領域を示す点線をドラッグするのだ。ポインタであちこち動かすこともできるし、矢印キーで上下左右に少しずつ動かすこともできる。

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Lasso Selection ツールは、選択したい不規則な形のオブジェクトが画像の他の部分から十分離れていればうまく働く。けれども、例えば写真の中ではそういう幸運な状況がなかなかないものだ。そのような場合のために、Preview には選択にいくらかの支援を提供する Smart Lasso ツールもある。ドラッグすると、細く白い線の代わりに太くて赤い線が見える。選択したいオブジェクトのまわりをこの線でなぞれば、Preview は選択域を賢く構成しようと試みる。望み通りの結果を得るためには何度か実験してみる必要があるだろう。奇妙なことに、選択が終わった Smart Lasso 領域をポインタでドラッグして動かすことはできない。ただし矢印キーで上下左右に少しずつ動かすことはできる。

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これらのツールのどれかを使って何かをいったん選択し終えれば、そこからはいくつかオプションがある:

正直言って、Elliptical Selection ツールの実際的な使い道はあまり多くないし、二つの Lasso ツールはいずれも扱う際に細心の注意が必要なので、私たちはあまり頻繁には使っていない。これらのツールの良い使い道をご存じならばどうぞ教えて頂きたいが、もしも単に画像から背景部分を削除したいだけならば、Instant Alpha ツールを使う方が良いだろう。

Instant Alpha -- いや、Instant Alpha と言っても、何もあなたを傑出した存在へと押し出すものではない。これはカラーベースの選択ツールであって、他の画像操作アプリにあるような魔法の杖ではない。これは、画像から単色の背景部分を取り去るために使うのがよい。(例えば、背景部分を透明にして、ウェブページに載せた際にページの背景色を変えないようにできる。)

Instant Alpha ツールは、Markup Toolbar の二番目のボタンだ。クリックしてから、選択したい色付き領域の上でクリックしてそのまま押さえ続ける。すると選択された領域が赤く変わる。それからポインタをドラッグすると、どこまでの色の部分を選択領域に含めるかについてのこのツールの感度を調整できる。望み通りの選択領域になったら、マウスやトラックパッドから指を放せば選択領域が決まる。

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予想通り、Delete を押せば選択領域が削除される。下のスクリーンショットは、私がまず Instant Alpha を使って背景部分を選択してから、それを削除した後の状態だ。

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その次に私はその操作を Undo してから、背景部分をもう一度選択し、それから Edit > Invert Selection を使って選択反転して、iPad や Apple Pencil を削除してみたところ、素敵なシルエット効果が得られた。

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けれども現実的には、私たちが Instant Alpha ツールを使う主な状況はウェブサイトのボタンやロゴを作る作業であって、元の画像が白あるいは単色の背景のものであり背景が透明化されていない場合だ。こんな場合、手早く何度かクリックするだけで、あっという間に背景を消すことができる。

カラー調整 -- 大体において、ここまでは誰かがグラフィックスアプリを使って一から作成した画像を編集することについて話をしてきたのであって、写真の編集については議論しなかった。けれども、写真を編集する必要ができた場合にも、Preview には驚くほどしっかりした画像調整ツールがいくつか用意されている。Tools > Adjust Color (Command-Option-C) を選ぶと開くこれらのツールは、何年も前に iPhoto に始めて登場した際と基本的に同じものだ。

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この Adjust Colors ウィンドウの一番上にあるヒストグラムには三つのドラッグハンドルがあって、これでその画像のホワイトポイント、ブラックポイント、ミッドトーンを調整できる。Auto Levels ボタンをクリックすれば、ホワイトおよびブラックポイントをリセットする方法の助言が得られる。それから下に並んだスライダーをそれぞれに試してみて、どのように画像が明るくなったり暗くなったりするかの感覚を掴むとよい。調整の結果が気に入らなければ、ウィンドウの一番下にある Reset All ボタンですべての変更をリセットできる。

個々のスライダーが何をするかは一応ラベルに示されているが、それでも実際にスライダーを動かしてみて画像がどのように変わるか観察することをお勧めしたい。そして、いつでも Reset All ボタンですべてを元に戻せることを覚えておこう。それぞれのスライダーを簡潔に説明すると:

これらのコントロールで写真にどんな効果が生まれるかの実例として、Adam が最近 Cornell 大学の Dragon Day で撮影した写真を使ってみよう。残念ながらその当日の天候はひどく曇っていたので、お祝いの写真というより葬列の写真かと思えるようなものになってしまっていたからだ。少しは明るい感じに直せるかどうか、やってみよう。

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まず第一に、Auto Levels をクリックして基準を定めた。それから Exposure を少し上げて画像を明るくした。けれども Exposure を上げたことで雲の一部が消えてしまったので、Highlights を暗くして雲が自然に見えるようにした。それと同時に、Shadows を少し明るくして輝度を追加した。次に Saturation を上げて写真の中の明るい色が鮮やかに見えるようにした。そして最後に、Temperature、Tint、Saturation、Sharpness をそれぞれほんの少しずつ上げて締めくくった。

最終結果は、より鮮やかで華やかな写真となった。これならお祝いに見える!

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カラーについて最後にもう一つだけ。Preview は、カラープロファイルに対応している。カラープロファイルは、異なるディスプレイやプリンタがそれぞれどのようにカラーを出力するかを定義する。View > Soft Proof with Profile で画像のプレビューに使うカラープロファイルを選ぶことができ、また特定のプロファイルを割り当てたい場合には Tools > Assign Profile を選んで開くダイアログ上のポップアップメニューからプロファイルを選べばよい。これらの機能は、色の再現に深い思いを寄せるグラフィックスのプロフェッショナルたちにとっては便利なものだろうが、きっとそういう人たちならばもっと別のツールを使っているのだろうとも思う。

写真やページの回転 -- 時折、望むものと違う向きに回転されてしまっている画像に出くわすことがある。幸いにも、Preview で簡単に画像を回転させることができる。Tools > Rotate Left (Command-L) か Tools > Rotate Right (Command-R) を選べばよい。

Tools メニューでその次にある二つのコマンドは、Rotate コマンドよりも使う頻度は低いだろう。Flip Horizontal と Flip Vertical だ。これらも画像の回転ではあるが、垂直や水平の中心線を対称軸にした裏返しをする。例えば、人の上半身の写真に別の方を向かせたければ Flip Horizontal が役に立つだろう。また、写真を上下逆さまにしたければ Flip Vertical を使えばよい。

また、必要な状況はあまりないかもしれないが、Preview では PDF ページの回転もできる。PDF のページを回転させる際、Preview は現在選択されているその一つのページのみを回転させるが、たぶんそれはあなたの望みではないだろう。すべてのページを一斉に回転させるには、View > Thumbnails を選んでサイドバーにサムネイルを表示させ、Edit > Select All (Command-A) を選んですべてのページを選択してから、その後で Rotate コマンドを使えばよい。もちろん、いくつかのページだけを選択して回転させることもできる。そんなことをしたいならばの話だが。

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PDF で複数のページをクロップ -- 記事“Preview のパワー: 画像のクロップとリサイズ”で「Preview が一度に一つのページしかクロップできない」と書いたが、これは必ずしも正しくないことが分かった。

複数の PDF ページをクロップするには、すぐ上に書いた方法でサイドバーにサムネイルを表示させてから、そのページの上で Rectangular Selection ツールを使ってクロップしたい領域を選択する。(下のスクリーンショットでは、ページの白いマージン部分を取り除こうとしている。)選択ができたら、サイドバー上で現在のページをクリックしてから Edit > Select All (Command-A) を選んですべてのページを選択する。それから Tools > Crop (Command-K) を選べば、その書類の中の全ページが、選択しておいた寸法にクロップされる。

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残念なことに、そうであってもあまり役には立たない。なぜなら、Preview は選択域外の部分を削除するのではなくて単に隠すだけであり、しかも他の PDF ビューワーがそのクロップを認識するという保証は何もないからだ。考えられる使い道としては、例えばフルページでスキャンした多数の絵葉書を見やすくしたいというような状況くらいだろうか。

PDF の編集と並べ替え -- もう既にお察しのこととは思うが、Preview はサイドバーのサムネイル表示で PDF の個々のページに関する完全なコントロールを提供する。他にも次のようなことができる:

ここまで来れば、もう Preview にできることのすべてを網羅したかのように見えるかもしれないが、いやいや語るべきことはまだまだある! Preview のさらなるパワーを学ぶ機会として、今後の TidBITS 記事を楽しみにして頂きたいと思う。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2016 年 4 月 25 日

  文: TidBITS Staff: [email protected]
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

VMware Fusion 8.1.1 -- VMware が人気の仮想化パッケージ VMware Fusion を標準版Professional 版の双方ともバージョン 8.1.1 にアップデートした。今回のアップデートでは、Windows 仮想マシンの中で Multisample アンチエイリアシング (MSAA) を有効にしてグラフィックスやゲーミングのソフトウェアを走らせることに関係したクラッシュを修正し、動作中の仮想マシンのウィンドウをリサイズすることで起こったホストシステムのメモリリークを解消し、ポート転送を有効にしているとネットワークアドレス変換 (NAT) が壊れた問題を解決し、スキャナやフラッシュドライブを USB 3.0 コントローラを通して接続する際の問題を修正している。(新規購入 $79.99/$199.99、無料アップデート、363 MB、リリースノート、10.9+)

VMware Fusion 8.1.1 へのコメントリンク:

OmniFocus 2.5.1 -- The Omni Group が OmniFocus 2.5.1 をリリースして、Getting Things Done に着想を得たこのタスク管理アプリにいくつかのバグ修正を施した。今回のアップデートでは、環境設定項目 "Correct spelling automatically" に施した変更が実際に使われるようにし、ノートフィールドが編集用に開いている状態でフォントコレクションを切り替えると起こったクラッシュを修正し、サイドバーに水平線が誤って描かれた問題を解消し、テーマを変更するとノートが更新されなかった問題を修正し、一つのコンテナの中で多数の項目を処理する際のパフォーマンスを改善している。(The Omni Group ウェブサイトで Standard 版の新規購入 $39.99、Pro 版の新規購入 $79.99、MMac App Store では Standard 版が $39.99、アプリ内購入で Pro 版にアップグレード可能、27.8 MB、リリースノート、10.10+)

OmniFocus 2.5.1 へのコメントリンク:

BBEdit 11.5.2 -- Bare Bones Software が BBEdit 11.5.2 をリリースした。バグ修正に重点を置いたメンテナンスリリースだ。この古参のテキストエディタは、ドラッグ可能なオブジェクトをクリックした際に意図せぬマウスドラッグが起こってしまうことのあった問題を解消し、長い置換文字列で非 grep の Replace All 操作をする際の一時メモリ要求量を減らし、プロジェクトのサイドバーポップアップまたはコンテクストメニューから Move to New Window を使った際に書類の Undo 履歴を消去していたバグを修正し、"Strip trailing whitespace" のパフォーマンスを改善し、書類を閉じる際の書類の状態保存を改良し、いくつかのクラッシュを修正している。($49.99、無料アップデート、12.0 MB、 リリースノート、10.9.5+)

BBEdit 11.5.2 へのコメントリンク:

Typinator 6.9 -- Ergonis が Typinator 6.9 をリリースして、スニペットの TextExpander からの読み込みへの対応を改善し、TextExpander における "textexpandersettings" ファイルフォーマットの読み込みに対応するとともに、いくつかのタイプの fill-in 変換や、ネストされたスニペット呼び出しの動作を修正した。このテキスト展開ツールは、定義済み DOuble CAps 例外セットの拡張を追加し、連続したイベントをアプリケーションに送る際の遅延処理を改良し、セットのルールを表フォーマットで抽出するスクリプトコマンドを新たに追加し、また RootsMagic、Wine、LibreOffice、Slack などサードパーティアプリケーションとの互換性を高めている。(新規購入 24.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、無料アップデート、7.1 MB、リリースノート、10.6.8+)

Typinator 6.9 へのコメントリンク:

Mellel 3.4.5 -- RedleX が Mellel 3.4.5 をリリースして、Dialogue ボックステキストエディタに数個のキーボードショートカットを追加した。例えば Command-I, -B, -U (イタリック、ボールド、アンダーライン) や、言語を切り替える Command-L や Command-Shift-L などだ。このワードプロセッサはまた、エチオピア語、ジョージア語、シリア語、ターナ文字の OS X 10.11 El Capitan でのフォント置換を改良し、アラビア語のテキストのレンダリングを改善し、表の一つのセルから隣のセルへ Shift-矢印キーで選択を拡張した際に選択が消えてしまったバグを修正し、RTF および DOC フォーマットでの言語タグ書き出しを止めるオプションを追加し、またスペイン語ローカライズ版での問題二件を修正している。(RedleX からも Mac App Store からも新規購入 $39、無料アップデート、93.2 MB、リリースノート、10.6+)

Mellel 3.4.5 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2016 年 4 月 25 日

  文: TidBITS Staff: [email protected]
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、FBI がニューヨークでの iPhone 訴訟を取り下げたが、これは裁判所に却下される寸前のことだった。中国が iBooks Store および iTunes Movies のサービスをデビュー後間もなく閉鎖させ、開発者 Craig Hockenberry がカラーこそディスプレイの未来だと信じる理由を語り、セキュリティコンサルタント Rich Mogull が iMessage のセキュリティに太鼓判を押し、QuickTime 7 for Windows をアンインストールすべき理由が述べられ、アナリスト Ben Thompson は Apple のオンラインサービスがお粗末な理由の説明を語り、提案されている反暗号化法を Apple が批判する。

iBooks Store と iTunes Movies、中国で閉鎖 -- Apple はテクノロジー界の他の巨人たちよりもスムーズに自社のオンラインサービスを中国でスタートさせることに成功したが、その成功も終わりを迎えつつあるのかもしれない。同国に導入されてからたった六ヵ月しか経たないうちに、中国政府は iBooks Store と iTunes Movies のサービスを閉鎖した。今回の閉鎖は中国の国民を西側の文化から切り離しておきたいという同国政府の思惑によるものと考えられる。Apple のスポークスウーマンは「私たちはできる限り早く中国の顧客たちに本や映画が再び入手できるようになることを願っている」と述べた。

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米国政府、ニューヨークでの iPhone 論争から撤退 -- 先週の金曜日、米国司法省はニューヨークの麻薬事件に関係した iPhone のロックを Apple に外させようとする法的試みを取り下げた。FBI がその iPhone のパスコードを入手したのでもはや裁判所命令の必要がなくなったというのが取り下げの理由だが、月曜日になって別の理由が明るみに出た。ニューヨークの裁判所が、政府の要求を拒否していたのだ。どうやら、政府は先例となる裁判所命令を得るための手段として既にアクセスできていたこの iPhone を使っていたのだが、裁判所からの支持を得られる見込みが薄くなったのを見て取り下げたというのが、ますます真相のように思えてくる。

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ディスプレイのカラフルな未来 -- 開発者 Craig Hockenberry が、今日のディスプレイは事実上個々のピクセルが見えないほどになっているので、次に目指すべき未開拓分野はスクリーン上のカラーの数を増やすことにあると論じる。長年にわたり、コンピュータは sRGB カラープロファイルに対応してきた。けれども 2015 年後期の iMac と 9.7 インチ iPad Pro はより新しい DCI-P3 標準に対応している。こちらの方がもっと広範囲のカラーを表示でき、現在の映画製作ではこれが標準になっている。今述べた Apple 製品のどちらかをお持ちなら、Hockenberry が作ったツールを使って sRGB と DCI-P3 の違いを見ることができる。私たちスタッフの一員 Jeff Carlson が撮った写真が実例として使われている。けれども、Hockenberry はこの移行が開発者にとっては物事を複雑にするものとなると警告し、開発者はカラープロファイルの使い方について勉強を始めるべきだと勧める。

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iMessage 沈黙の殻 -- 私たちスタッフの一員 Rich Mogull が最近 Apple のエンジニアリングチームやセキュリティチームの幹部たちと対談する機会を得たが、そこで彼は iMessage がこれまで思われていたよりずっとセキュアなものであることを発見した。基本的に、個々の iMessage は端末相互間で暗号化され、メッセージの暗号化はあなたのデバイス上にのみ存在し Apple が保存しない鍵を使ったものであり、さらにセキュリティを増すためメッセージは複数回の暗号化を受ける。加えて iMessage の登録システムは Apple 自身のサーバを本質的に信用しないようにデザインされているので、いわゆる「幽霊デバイス」を使って会話を盗聴することで iMessage のセキュリティを破るのは誰にとっても極めて困難なものとなる。「全体として iMessage は便利さとセキュリティとのしっかりしたバランスを実現している」と Mogull は述べた。

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Apple、QuickTime 7 for Windows を切り捨てる -- Apple が、今後は QuickTime 7 for Windows をサポートしないと発表した。もはやこれを必要としない人は、今すぐアンインストールすべきだ。米国国土安全保障省からの警告で「QuickTime for Windows の脆弱性を突いた攻撃により、影響されたシステムを遠隔の攻撃者が掌握することがあり得る」とされているからだ。

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なぜ Apple のサービスはお粗末なのか -- アナリスト Ben Thompson が、Apple の組織構造を綿密に検討して、いったいなぜこの会社がハードウェアには秀でているのにサービスでは苦戦しているのかを説明した。火薬から塗料まで DuPont 社の不安定な軸を引き合いに出しつつ、Thompson は Apple がサービスで成功するためには大幅な組織改革が必要だと論じる。会社の将来にとってサービスは重要だと重役たちが述べていることからも、Apple としては会社組織にオンラインサービスにより良く適した新しい部門を作る以外に選択肢はないのかもしれないが、それと同時にハードウェアでこれほどに成功してきた既存の構造も保ち続けなければならない。

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Apple、他社に加わり反暗号化法は「実行不可能」と叫ぶ -- 上院議員 Richard Burr (共和党、NC) と Diane Feinstein (民主党、CA) が共同で、暗号解読命令に従うことを拒否する Apple のような会社を罰するための法律案を提出した。それに対して Apple、Dropbox、Facebook、Google、Microsoft、Twitter などが名を連ねる Reform Government Surveillance Coalition が公開書簡を発表して、提案中のこの立法案は「実行不可能」であるとし、これが「経済的および物理的危害を加えようとする者たちから私たちを保護するために必要な防衛そのものを弱める」ことになると述べた。現時点では、まだ法案の草稿段階に過ぎないので、それほど心配することはない。議決にかけられるまでには長い道のりがあるし、法律になるのはまだ先のことだ。上院議員 Ron Wyden (民主党、OR) はもしもこの法案が上院の議場に辿り着くことになれば必ずや阻止すると約束している。

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