Mac の画面が明る過ぎて辛い、システム環境設定の Displays 枠で明度の設定を落としても解消しないと思ったことはないだろうか? Apple はかなり以前から照明の問題に敏感になっていて、Mac が自動的に周囲の明るさに応じてスクリーンの明度を調整するようにしたり、夜になればディスプレイのカラー設定を切り替える Night Shift 機能を追加したりしてきた。さらに MacBook Pro では、暗くなればタイプしやすいようにキーボードのバックライトを自動的に点灯し、こちらも周囲が暗ければ自動的にその明度を調整するようになった。そして前回のバージョンの macOS では、メニューバーと Dock を暗くするオプションが登場した。
けれどもそのどれよりも大きな変更が、macOS 10.14 Mojave の Dark モードで登場した。これは、長年の macOS の歴史の中で初めてとも言えるメジャーな見栄えの変化だ。Apple はこれを広く宣伝して、次のように述べた:
Dark モードが誰のためにも良いものであるかどうかはまだ分からないが、例えば Josh のように光に敏感な人たちは Dark モードにワクワクした気持ちでいる。スクリーンから来る光量が劇的に減るからだ。
Dark モードのオン・オフはシステム環境設定の General 枠で簡単にできる。ここで Dark をクリックすればよいし、Light をクリックすれば従来型の見栄えに戻る。この切替のショートカットはないが、開発者 Benjamin Kramser がつい最近リリースした NightOwl というメニューバーユーティリティを使えば手軽に切替ができ、Night Shift のような感じで自動的に切替をするスケジュール設定を組むこともできるようになる。例えば昼間は明るい場所で仕事をするけれども夜には暗い場所で仕事するので明る過ぎるスクリーンは快適でないという人に向いている。
Dark モードに切り替えると、macOS は即座に明るい背景上の暗色のテキストを暗い背景上の明色のテキストに入れ替え、Finder その他のこれに対応しているアプリの中でメニューバー、ウィンドウ、インターフェイス要素、その他を切り替える。TidBITS のソフトウェア監視リストをご覧になってもお分かりの通り、開発者たちはこぞって Dark モードに熱狂的に飛び付いているところで、Mojave 互換性を謳っているアプリのほとんどすべてが Dark モード対応を組み込んでいるだろう。古いアプリは、アップデートを経ない限り Dark モード対応を得ることはできない。
Josh が、どうやって Dark モードをオンにするかを示すとともに、いくつかの実例を使ってその見栄えを紹介するビデオを作った。すべてのアプリが対応している訳ではないけれども、それでも大きな違いが生まれるだろう!
けれども、一つのアプリの中で実際にどの部分がダークになるのかはまた別の問題だ。そしてこれこそ、Dark モードが抱える難問の一つだ。Dark モードの下で TextEdit か Pages で新規書類を開くと、ツールバーやコントロールなどは暗くなるけれども、肝心のコンテンツ領域は従来と変わらず背景が明るいままだ。Safari でも、多くのウェブサイトでも、同じことだ。さらに悪いことに、明るいコンテンツ領域と暗いコントロール部分の間のコントラストが、従来のようにコントロール部分の背景も明るかった組み合わせよりもかえって神経に障る。これを緩和しようというのが Denk Alexandru の Dark Mode for Safari で、これはウェブサイトのテーマを制御する $1.99 の Safari 用機能拡張だ。
アプリによっては Dark モード専用の内部的設定を独自に備えていて、どの程度ダークにするかを変えられるようにしているものがある。例えば Mail は Dark モードの下で Settings > General に新しい "Use dark backgrounds for messages" チェックボックスを表示して、メッセージを読んだり書いたりする際の背景を暗色と明色から選べるようにしている。同様に、Maps を Dark モードで走らせると、View > Use Dark Map を選べば地図のスタイルが従来の明るいものとダークなものの間で切り替わる。あなたのお気に入りのアプリが Dark モードの下でその種の調整設定を提供しているかどうか、つつき回して調べてみよう。
Dark を巡るもう一つの難問は、暗い背景の上の明色のテキストではそれほどコントラストが強くないことだ。つまり見やすさが劣る。とりわけ特に光に敏感でない大多数の人たちにとって、それは深刻な問題だ。Dark モードでテキストがぼやけた感じで読みにくいと思う一方、ダークの見栄えそのものは気に入ったという人は、例えば Mail ならば Settings > Fonts & Colors のようなところでテキストのフォントや書体を変えてみれば読みやすくなるかもしれない。システム全体として読みやすくしたいと思えば、システム環境設定の Accessibility > Display を見てみるとよい。
このアクセシビリティ画面の Display Contrast スライダーは、テキストをより白く、背景をより暗くできる。結果としてテキストの読みやすさに大きな違いが出るだろう。また、Reduce Transparency を選択すれば Dock やメニューなどの透明性が減り、背景にあるものがうっすらと透けて見えることがなくなる。そして明るさと暗さをさらにもっと分離したいと思えば、Increase Contrast を選ぶ。これで分割線の明度も上がり、ウィンドウが見て分かりやすくなるかもしれない。
Apple エコシステムの中に住む利点の一つは、色々な Apple 機器がお互いに Continuity を通じて連携出来ることである。例を挙げると、Apple Watch を身に付けていることで Mac を自動的に解錠する、機器間でコピーしたテキストを自動的に移動させる、AirDrop 経由でファイルを共有する、そして、Wi-Fi Calling を使って何処にいても電話をとる等の機能である。
macOS 10.14 Mojave で Apple は、これらの能力を Continuity Camera (連係カメラ) 機能を加えることで拡大した。これは新しい機能で、iOS 12 の走る機器で撮った写真や、スキャンしたものを直ちに Mac 上に現れるようにする - 場所は Desktop か書類の中である。Mac を使っていて、目の前にあるレシートをスキャンして今すぐ誰かにメールしたいというような場合、Continuity Camera は極めて便利なものとなる。
要件と操作
多くのシステムレベルの機能の場合と同じく、Continuity Camera はアプリでの明確なサポートを必要とする。驚きには値しないであろうが、多くの Apple のアプリは Mojave での Continuity Camera サポートを提供する。これには Finder, Mail, Messages, Notes, TextEdit, Pages, Keynote, そして Numbers が含まれる。このサポートを追加したサードパーティアプリがあると聞いたことはないが、もし何か知っていれば、コメント経由で知らせて欲しい。
Continuity Camera には幾つかの基本的な必要条件がある:Mac と iOS 機器は同じ Wi-Fi ネットワーク上になければならない、Bluetooth はオンにしておく、そして、どちらも同じ Apple ID にログインしており、かつ二要素認証が設定されている必要がある。Apple ID は、Mac では System Preferences > iCloud で、iOS では Settings > Your Name で調べられる。
Continuity Camera にアクセスするやり方は、アプリによって多少違うが、最も一般的なのは、写真やスキャンした書類が現れて欲しい所を Control- 或いは right-クリックすることである。一つの機器しか無い場合は、Take Photo and Scan Documents というコマンドの上に iPhone X と言う様な副題が現れる。複数機器の場合、まず "Import from iPhone or iPad" と言うサブメニューが現れ、その下にこれらのコマンドがそれぞれに機器に対して現れる。
多くの Apple のアプリでは、File メニューの中にサブメニューとして Import from iPhone を見ることとなる。このサブメニューは Pages, Keynote, そして Numbers では Insert メニューの中にある。加えて、Mail 作成ウィンドウでは、ツールバーの右側にドロップダウンメニューがあり、そこには Take Photo と Scan Documents のコマンドも含まれる。.
多くの Continuity 機能と同様、Continuity Camera も動作が曖昧な場合がある。そのコンテキストメニューコマンドは時として消えてしまう。思うに、通信の欠落のせいなのであろう。ある時、私はスキャンしていて Save ボタンを押したが何も起こらなかった - これは通信エラーの印だったのかもしれない。別の時には、ただ単に降参しただけだった。
いずれにしても、我々は Continuity Camera が Mojave の最も有用な機能の一つだと思った。我々は多くの人に未だ Mojave へのアップグレードを待った方が良いと言っているが、その時が来たら、是非 Continuity Camera をお試しあれ!
Apple が iOS 12 で Photos アプリに施した改善は、現代における写真のソーシャルな側面に焦点をあてていて、ライブラリの中に貯えられているあなたのたくさんの写真をあなたが見直したり、再発見したり、共有したりすることを積極的に促そうとするものだ。それ以外に、読み込みや編集に関するいくつかの注目すべき変更点もある。
Photos の For You 画面 (そう、あなたのためだ)
Apple は iTunes の中で、For You 機能をうまく活用した。重複はたしかに数多くあるが、私は今でもどんな音楽を提案してくれるか見てみようとこの画面をしばしば開いている。iOS 12 になって Photos に新設された For You 画面は、従来ツールバー上にあった Memories ボタンが提供していた以上のものを組み込んでいる。
Memories (メモリー) という名前で表示される写真やビデオのコレクションは、自動的に生成されるムービーに転化された。これと並んで For You 画面の中には、次のような追加の集まりが、時によってさまざまの順序で表示される:
Featured Photos (おすすめ写真): Photos は大体においてこれらの写真を大量の写真の中からあなたが Favorites とマークしたものを選び出して表示するが、私の場合は最近になって編集した写真でお気に入りにマークしなかったものもいくつかここに選ばれていた。どうやらここでの考え方は、過去に気に入った写真にあなたの注意を引けば、きっとあなたの顔に笑みが浮かぶだろうし、共有したい気持ちにもなるだろうということなのだろう。このカテゴリーには毎日 12 枚ずつの画像が表示される。いったん表示されたものを他のものに取り替えたくても、次の日になるまで待つ以外に方法はないようだ。
Effect Suggestions (エフェクトの提案): このカテゴリーは Portrait Mode の写真における光の効果や、Live Photos におけるアニメーションのオプション (ビデオのループ、バウンス、スムージングなど) を活用して、表示された画像にそれらのエフェクトを施しませんかと提案する。そのような提案が見えたら、ライブラリの中でその写真にジャンプすることもできるし、あるいは Apply to Original をタップして編集インターフェイスを使わずそのエフェクトを適用することもできる。私はこれら二つのタイプのエフェクト提案だけしかまだ目にしていないが、少なくとも理論的には、Photos がフィルターの適用を提案したり、その他の種類の編集を提案したりすることもあり得るだろう。奇妙なことに、エフェクトを施した後になっても、その画像はそのまま Effect Suggestions 行に残り、次の日になるまでそこに居続ける。(もちろん気持ちが変わったら編集を取り消して元に戻すこともできる。)
Shared Album Activity (共有アルバムアクティビティ): 従来、Shared カテゴリーは Photos 画面の一番下に独自のボタンを持っていたが、Apple は今回これを Albums の中にグループ分けして置いた。けれども For You 画面の目的は、最近起こったことよりももっと優先して目立たせたいものを集めることなので、ここに新たに Shared Album Activity というカテゴリーが作られ、あなたやであなたとアルバムを共有している人たちが最近共有した写真や、あるいは like やコメントを最近付けた写真がここに示される。
Sharing Suggestions (共有の提案) と Recently Shared: 連絡先に登録されていてあなたが People 機能を使って識別した人たちが写っている写真が、二つのカテゴリーに現われる。共有機能についてはすぐ後で詳しく説明しよう。
ここで一つ言っておくべきことがある。私の iPhone X と iPad Pro との間で、For You 画面に表示されているものは全く同じだ。従来のバージョンの Photos ではデバイスによって異なる Memories 写真が表示され、顔認識はデバイスごとに独立に実行された。けれども今回からはすべてが iCloud を通じて同期される。でも残念ながら、macOS 10.14 Mojave と tvOS 12 の Photos アプリにはこれらの For You 機能が備わっていない。
Albums
Apple は Albums 画面に少々シャッフルを加えて、My Albums と Shared Albums を一番上に、その次に People & Places を置いた。iOS 12 の Photos は従来よりもはっきりと Media Types をリストするようになった。ビデオ、自撮り、Portrait モードの写真、といった具合だ。新設された Animated タイプには、エフェクトを施した Live Photos 写真と、ライブラリに保存したアニメーション GIF とが含まれる。
Other Albums カテゴリーのところに、このアプリは Imports、Hidden、Recently Deleted に区分されたアルバムを集める。
Apple は一時期 iCloud Shared Albums を提供していたけれども、これはむしろ永続的で構造化されたものであって、あなたがアルバムをセットアップして他の人たちがそのアルバムを講読してくれるように招待しなければならなかった。一度限りの共有アルバムを気まぐれに作り続ければ、結局はリストがごちゃごちゃになるだけであった。
この場合、ひょっとすると Mac 上の Photos で Rob を認識させておくことでうまく行くんじゃないかという気がした。手動でそれをする手段があるからだ。(画像を選択してから Window > Info を選び、Add Faces ボタンをクリックする。) 画像そのものは既に同期されているので、画像のうち二つで Rob を認識させることができた。これで、ポンプを回すことができるかも?
いや、駄目だった。Photos アプリは iPhone と MacBook Pro の双方ともで走っていたし、iPhone は携帯用バッテリー充電器に差し込んであるのでバッテリー寿命を理由にした停滞は起こらないはずだったが、Rob が人物として認識されるまでにそのコーヒーショップの中で一時間以上待たされる羽目になった。奇妙なことに、認識されたと判断したのは私のライブラリの中の他の写真で Rob が写っているものがそう認識されたからだったのだが、People アルバムに彼が登場したのはずっと後になってからだった。
要するに、イベントが終わった直後に友だちと写真をやり取りできるなどと思わない方がよいということだ。こういう場合こそ、3D Touch 機能が便利に使える機会ではないだろうか。顔のところを強く押さえて円形を表示させ、どこが人の顔かを指定しておいてから、手動で人物の割り当てができるようになればどんなに素晴らしいことか。写っているのが Rob だと私は知っているのだから、そのことを Photos に伝えることができるようになるべきだ。アプリがその気になるまで待たされるなんて我慢できない。
さて、共有の提案に戻ろう
不平を並べるのはこのくらいにして、実際のところ Sharing Suggestions (共有の提案) 機能はなかなか素敵だ。For You 画面の中で、一まとまりの写真が同じ人物と、類似したタイムスタンプと位置情報を含んでいた場合、Photos はあなたがその人と一緒にいたと判断して、それらの画像をその人と共有しませんかと提案する。Photos 画面の上でオプションを見ることのできる方法もある。日付と位置の見出し右側にある (>) ボタンをタップしても、青い More (...) ボタンをタップしても、あるいは Share Photos を選んでもよい。共有は誰とでもでき、写真の中で識別された人に限られている訳ではない。
一番厄介なのは、さきほど述べた人々を識別するのに時間がかかるということにも増して、集められたそれぞれの写真について誰がその写真を撮影したかの情報が全く分からないことだ。私が取った写真と Rob が撮った写真を混ぜこぜにすると、私か彼のどちらかが撮ったと思われる写真が大量に集まっているだけで、どれが誰の写真か分からない。関連する写真を集めることは重要だが、著作者を明示することもそれと同じくらいに重要だ。オーナーを示す何らかのメタデータとそれを表示するタグを、Apple がここに含めなかったのは驚きと言わざるを得ない。
生成される iCloud リンクは、その時点でのその写真の状態のみに適用される。私は画像のいくつかを編集してみた (例えば二・三枚の写真を白黒に変換してみた) が、その変更は Rob の iPhone には反映されなかった。言い替えれば、これはどこかにある Apple のサーバに貯えられている写真のアクティブな集まりなのではない。Messages が提供するのは単なる配達サービスだけだ。実際、私自身が元のリンクをクリックしても、私が施した編集の結果はどこにも見えなかった。
Photos アプリは、私がその画像を既に Rob と共有しているかどうかには気付いていない。次の日になっても、同じ写真がもう一度 Sharing Suggestion に登場して、これを Rob と共有しませんかと提案してきた。
私はこれまで Take Control of Your Digital Photos のいくつかの改訂版を執筆してきたが、この本の内容の核心は、私たちが多くの時間と労力を注ぎ込んで撮影したり保存したりしてきたたくさんの写真の中から欲しいものをどうやって見つけるかというところにある。もしも私たちがただ単に取り溜めた写真を全部仮想の靴箱に放り込んであとは何もしないのなら、Finder のフォルダを使えば済む訳であって、他のものを使う意味などなくなってしまうだろう。
Apple の Lightning to SD Card Reader を使ってメモリカードを接続すれば、Photos は従来よりずっと高速で Import 画面にサムネイルのプレビューを表示する。従来、私が iPad Pro に大量の読み込みをするのをやめていたのは、読み込んだ画像を表示するだけでも非常にのろのろしていて、あまりにも苦痛が大きかったからだ。
この点が iOS 10 やそれ以降では raw 対応によって改善された。ただしそこにはちょっとした一ひねりがあった。iOS 10 と iOS 11 の Photos アプリは、その raw 画像を直接編集する訳ではなかったのだ。その代わりに、Photos アプリがその raw データから高品質の JPEG を生成し、そのコピーの JPEG に編集を加えていた。
Photos のインターフェイスの中では、たった一つの画像に対して作業をしているかのように見せている。けれども、編集はすべて非破壊的なので、調整されたデータは別途保存される。例えば露出を 0.13 にするだという具合だ。Photos が raw 画像を Mac へ同期させると、その同じ設定が実際の raw 画像に適用される。macOS の Photos アプリは直接 raw ファイルを編集するからだ。(この点については、以前 Apple で Aperture および iPhoto 開発チームの責任者をしていて今は RAW Power ユーティリティの作者でもある Nik Bhatt が書いた "How Raw Works on iOS" をお読み頂きたい。)
さて、iOS 12 に話を戻そう。A9, A10, A11 のプロセッサはそれ以前の世代のプロセッサよりも格段にパワフルなので、Photos アプリが直接 raw ファイルを扱えるようになった。私が iPhone X と 9.7 インチ iPad Pro で使ってみた経験で言うと、Photos が raw ファイルをメモリに読み込む際にわずかの遅れがはっきり感じられるけれども、そのこと以外、編集作業で他に違いは感じられない。例えば、Photos は何ら raw 専用の編集ツールなど備えていない。
ただし、Raw+JPEG のペアで撮影したものを読み込む場合 (カメラが raw ファイルとして撮影し、さらに別途 JPEG 画像も作る場合)、一つ注意点がある。この場合、iOS 上の Photos アプリは JPEG 部分のみに編集を加えるので、あなたの期待とは違う結果になるかもしれない。Mac 上の Photos アプリを使って Raw+JPEG 画像を編集する際には、Image > Use RAW as Original を選ぶことで raw 版の方の画像に編集を加えることができる。
BeLight Software が Live Home 3D 3.4 をリリースして、読み込み機能を拡張し (Wavefront の OBJ ファイルフォーマットの 3D オブジェクトも読み込める)、COLLADA ファイルフォーマットのオブジェクトの読み込みを改良し、Sweet Home 3D が SH3D ファイルフォーマットで作成した 3D オブジェクトやプロジェクトをネイティブに開けるようにした。macOS 10.14 Mojave とその Dark モードに対応したことに加えて、この住居デザイン用ソフトウェアは (ゲーム開発者たちが使う) SCN および SCNZ フォーマットへの書き出し機能を装備し、内蔵の Library に 500 個以上の新しいオブジェクトを追加し、2D での描画を最適化し、2D のフロアプランの上でスプライトオブジェクトを直接リサイズできるようにしている。Live Home 3D 3.4 はまた、2018 年内に登場予定 (公開ベータテストが始まっており、アクセス申込みも受付中だ) の iOS 用 Live Home 3D のための準備も整えている。Pro 版 (さらなるツールや出力オプションを提供し、BeLight からも Mac App Store からも $69.99) にも同じ変更が施されている。(BeLight からも Mac App Store からも新規購入 $29.99、無料アップデート、336 MB、リリースノート、macOS 10.12.6+)
新しい macOS リリースに合わせた年一回の登場として、VMware が仮想化パッケージ VMware Fusion の標準版と Professional 版の双方にバージョン 11 をリリースした。macOS 10.14 Mojave 用にビルドされており、VMware Fusion は対応ホスト上でデフォルトで Apple の新しい Enhanced Metal Graphics Rendering Engine で動作し、DirectX 10.1 互換性を提供する。今回のリリースではまた Application Menu を更新して、表示モードの切替、設定、スナップショット、Windows アプリケーションの起動などがクリック一つでできるようになった。
VMware Fusion 11 は REST API を拡張して、より多くのネットワーキング操作に対応し、Touch Bar のカスタマイズへの対応を追加し、VM Window の上に Finder 統合を追加して仮想マシンのフォルダツリーのナビゲーションを大幅に高速化した。2011 年かそれ以降に出たすべての Mac (ただし Intel Xeon W3565 プロセッサを搭載した 2012 年型 Mac Pro を除く) に、また 2010 年型 Mac Pro にも対応している。新しいホストおよびゲスト OS としては Mojave、Windows 10 October 2018 Update、Windows Server 2016 アップデート、Ubuntu 18.04.1 が含まれる。
Apple が Logic Pro X 10.4.2 をリリースした。このプロフェッショナル向けオーディオアプリのメンテナンス・リリースで、数多くのマイナーな拡張やバグ修正が施されている。今回のアップデートでは Sound Library を外付けストレージデバイスに置き直すことができるようになり、Smart Tempo に調整を加えて複数トラックの録音でテンポを分析することにより Project Tempo を定義できるようにし、Score Editor で選択した音符に Automatic Slurs を適用できるようにしている。このアプリはまた、Key Commands ウィンドウをリサイズした後も反応し続けるようになり、大きなプロジェクトの中でトラックを選択する際の遅れを除去し、File Tempo Editor にスクロールバーを追加し、Alchemy の統合エンジンをアップデートして明瞭度を高めるとともにチューニングの安定性を向上させ、数多くのクラッシュやハングを修正した。(Mac App Store から新規購入 $199.99、無料アップデート、1.45 GB、リリースノート、macOS 10.12+)