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#1529: ビデオ会議を追跡して参加、Picsew で枠付きのスクリーンショット、音声コントロールでより良い音声入力

さまざまのビデオ会議を追跡して参加するのに困難を感じている人のために、Julio-Ojeda Zapata がそこのところを楽にするために役立つツールを2つ紹介する。ここ TidBITS では日常的にスクリーンショットを扱う仕事をしているが、Josh と Adam は iOS 用アプリ Picsew アプリがスクリーンショットの結合・枠付け・編集に必須のツールだと気付いた。それからもう一つ、Adam が iOS と macOS に内蔵された標準の音声入力機能を詳しく調べて、Apple が iOS 13 と macOS 10.15 Catalina で導入した Voice Control (音声コントロール) による音声入力に比べてどれだけ劣っているかを論じる。今週注目すべき Mac アプリのリリースは Final Cut Pro X 10.4.9, Compressor 4.4.7, Motion 5.4.6、BusyCal 3.10.3 と BusyContacts 1.4.9、iMovie 10.1.15、ScreenFlow 9.0.5、それに Fantastical 3.1.5. だ。

Julio Ojeda-Zapata  訳: Mark Nagata   

Meeter と Fantastical でビデオ会議をもっと楽にさばく

ビデオ会議サービス、例えば ZoomGoogle Meet といったものの利用は、ここ数か月間で急増した。パンデミックがその大きな要因だ。あまりにも多くの人たちが家に閉じこもっている結果として、仕事上の会合のみならず人間関係を維持するためにも、これらのサービスが重要なものとなった。(この件に関して詳しくは 2020 年 4 月 2 日の記事“パンデミックの時代におけるビデオ会議の選択肢”と 2020 年 6 月 3 日の記事“ビデオ会議のプロになるためのヒント”参照。)

ビデオ会合が急増するに伴って、厄介な問題が生まれた。誰もが同じビデオ会議サービスを使っている訳ではないので、複数台のコンピュータやモバイルデバイスを使い分けることも広く一般的になっているし、ビデオミーティングのスケジュールをうまくやり繰りすることがますます頭痛の種となりつつある。

この状況を少しでも緩和すると約束するツールが 2 つある。これらのユーティリティを使うことで、ビデオミーティングのスケジュールが目に見えてより良く整理され、どのプラットフォームを使うにしても適切な時刻にミーティングに参加することがそれほど面倒なしにできるようになる。

そのようなツールの一つが Meeter という Mac 用のユーティリティで、これは現在のところ無料だ。これはメニューバー上にあって、数十個のビデオ会議サービスに対応しており、便利なドロップダウンメニュー上にこれから始まるミーティングをリストして示す。リストから項目を一つ選べば、そのミーティングに参加できる。Meeter には対となる iOS と iPadOS 用のアプリもあって、こちらも同様の基本的機能を提供する。

もう一つのツールは、macOS と iOS 用の人気のカレンダーアプリ Fantastical だ。ビデオミーティング関係の機能を多数追加していて、メニューバー警告、目前に迫ったミーティングへの Join ボタン、主流の 2 つのサービスに対するアプリ内でのミーティング作成機能などもある。

それからまた、Google Calendar を使っている人のためにはビデオミーティング関係の作業を楽にしてくれる Chrome 拡張もいくつかある。

Meeter

一般的に言って、ビデオミーティングを処う際には数多くの手順が必要となる:

  1. 次のミーティングがいつかをカレンダーアプリで調べるか、またはミーティング警告が出るのを待つ
  2. イベントメモの中に隠されているミーティングへのリンクを探す
  3. そのリンクをクリックするか、または場合によってはそのリンクをウェブブラウザの中へコピーする
  4. ボタンをクリックまたはタップしてミーティングの開始またはミーティングへの参加をする。

Meeter のマスターリストはこの長々しい手順から要点だけを抽出して、あなたが使っているさまざまのサービスでこれから始まるミーティングを一か所にまとめ、あなたがそこを一覧してクリックするだけですべてが済むようにしてくれる。Meeter の開発者によれば現在およそ 30 個のサービスをサポートしているとのことだが、ここでは便宜上、主として Google Meet、Microsoft Teams、Zoom の 3 つでテストしてみた。

Meeter's minimalist interface
Meeter の“最小主義”ユーザーインターフェイス流儀

ミーティングが Meeter のマスターリストに加えられるためには、あらかじめまず Apple の Calendar に項目として加えられていなければならない。(それがあなたのデフォルトのカレンダーアプリである必要はない。) どのようにして Calendar 項目に追加するかは、どのミーティングサービスを使っているかによって違う。例えば:

出るはずだと思えるミーティングが Meeter のメニューに表示されない場合には、Preferences > Calendars へ行って関係するアカウントが検出されているかどうか確かめよう。また、そのカレンダーが Meeter の中で選択されていることも確認しよう。

好都合なことに、Meeter のメニューの中でイベントの横に表示されるアイコンがそのミーティングで使われるサービスのアイコンと一致する。不都合なことに、私の場合いつもそうとは言えなかった。Google と Zoom の項目は見分けがついてサービスが分かったが、他のもの、特に Jitsi Meetでスケジュールしたミーティングには無印のアイコンが表示された。

Meeter の環境設定の他のところで、目前に迫ったミーティングの通知を (イベントの開始時刻に、または 1、2、または 5 分前に) 指定したり、ミーティングの項目をクリックした際に対応するデスクトップアプリを (そのようなものが存在すれば) 開くかそれとも Mac にインストールされたウェブブラウザを開くかを指定したりできる。

Countdown オプションを使えば、メニューバーアイコンが時間のカウントダウン表示で拡張され、ミーティングのタイトルを表示するオプションもある。また、キーボード好きの人のためのホットキーのオプションや、何となく派手な感じのするデフォルトのユーザーインターフェイス流儀と伝統的な Mac 風の見栄えがする最小主義の流儀との間で切り替えるオプション、頻繁に使う連絡先で便利な Quick Call 機能もある。

Meeter default interface
Meeter デフォルトのユーザーインターフェイス流儀

Meeter の中で新規にビデオミーティングのイベントを作成することはできないが、開発者によればそのような機能も検討中だという。

Meeter の iOS 用アプリはいわば Mac 用アプリを簡略化したようなものだ。カレンダーアカウントとイベントを検出でき、個々のアカウントをオン/オフでき、ミーティングに参加するリンクも提供する。ただし、この最後の機能が働くためにはたいていの場合そのサービス独自のアプリ (例えば Microsoft Teams アプリ) がインストールされている必要がある。

Fantastical

Flexibits の製品 Fantastical は、Apple の Calendar では満足できずもっと機能の豊かなものが欲しい人たちのために作られた、素晴らしい Mac と iOS 用のカレンダーアプリだ。Fantastical はそのデバイスにインストールされたアカウントを見つけることができるが、Flexibits はあなたがアカウントを直接 Fantastical の中へ追加する (Fantastical の環境設定の Accounts 画面を使う) ことですべての機能が利用できるようになると推奨する。最近のアップデートで、Meeter が提供するものにほぼ匹敵するビデオチャット関係の機能が追加されている。(2020 年 6 月 17 日の記事“Fantastical 3.1”参照。)

その種の機能としては、まず初めにビデオ会議リンクの自動検出がある。あまり素晴らしい機能には聞こえないかもしれない。Apple の Calendar も、イベントのメモや URL フィールドの中に書かれたビデオ会議リンクを検出して呼び出すことができる。けれども Fantastical はそこにさまざまの方法で機能性を積み重ねる:

ならば、ビデオミーティングをセットアップするにはどうすればよいのか? Zoom または Google Meet を使う場合は、Fantastical の中で直接それができる。イベントを作成する際には、Add Google Meet または Add Zoom Meeting というボタンを見つけてクリックする。ただし Add Zoom Meeting ボタンが働くためには、アプリの中でセットアップされた他のアカウントのリストの中に Zoom アカウントも追加しておく必要がある。Flexibits によれば他のビデオサービスでもアプリ内イベント作成ができるようにすることを検討中だという。

Google Calendar

ビデオミーティングをスケジュールする話のついでに、Apple のサービスよりもむしろ Google のサービスの方を多く使っている Mac ユーザーたちを代表して、ここで Google Calendar についても少し述べておきたい。Google のウェブベースのカレンダーは、複数のビデオチャットサービスを統合したやり方で管理できる素晴らしい場所となる。そのためには最初に二・三のことをセットアップしておくだけでよい。

もしも Google Chrome を使っているなら (あるいは Brave や Microsoft Edge など他の Chromium ベースのブラウザを使っているなら)、あなたが使うビデオ会議サービスに対応する拡張、例えば Zoom SchedulerJitsi MeetingsBlueJeans for Google Calendar などをインストールできる。このようなスケジューリングツールは Google Calendar のミーティング作成フィールドの中に、もともと標準機能として設けられている Google Meet ボタンと並べて、自らのためのボタンも追加する。(2020 年 5 月 13 日の記事“Siri を使ってイベントを計画する時は気をつけて”参照。)

Adding a meeting in Google Calendar

ただしこれはすべてのサービスで使える訳ではない。例えば Cisco WebEx のスケジューリング拡張は Google Calendar と統合されていないし、この目的で使える Microsoft Teams 用の拡張を私は見つけることができなかった。

セットアップを完結させるために、Google Calendar を表示させるための Chrome 拡張、例えば Google CalendarChecker Plus for Google Calendar をインストールする。この二つはいずれも、Chrome の拡張リストの中にアイコンを表示し、そこからドロップダウンメニューを開いて、これから始まるミーティングを (ビデオミーティングも含めて) Meeter や Fantastical と同じように表示し、いつでも状況を把握していられるようにしてくれる。

Google Calendar extension
Google Calendar 拡張

結論

ここで紹介したユーティリティはいずれも、ビデオミーティングをうまくやり繰りするために必須ではないけれども、その作業を大いに楽にしてくれるものばかりだ。

Meeter には無料だというさらなる利点がある。少なくともこのパンデミックの最中は無料となっている。(Mac App Store にはアプリ内購入によっていくつかの高度な機能が利用できると書かれているが、どうやら開発者たちは世の中が混乱状態にある間は課金していないようだ。) これはまた月額 $9.99 の Setapp 購読サービスを通じても利用できる。

Fantastical は基本的機能のみならば無料だが、本格的な機能 (ビデオミーティングに関係した機能も含む) を使うためには月額 $4.99 または年額 $39.99 の購読が必要だ。Fantastical には喜んで購読料金を払っている忠実なファンたちがいるし、様子見をしたい人は 14 日間無料の使用もできる。ただ、私が必要とする機能のためだけにこの料金を支払うのはやり過ぎだ。

Fantastical はこの上なく素晴らしいかもしれないが、私自身はビデオミーティングの管理のために Google Calendar を使い続けたい。私の目的のために十分うまく働いているからだ。また、始まろうとしているミーティングに手早くアクセスする目的で Meeter も使い続けるつもりだ。

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Josh Centers Adam Engst  訳: Mark Nagata   

Picsew はプロの iOS スクリーンショットに必須のツール

私たちのようにテクノロジーを扱った文章を書いて生計を立てている者にとって、スクリーンショットについてよく考えておくのは大切なことだ。職業的にテクノロジーに関する執筆をしているのでない人でも、バグについて記録したり、助力を要請したり、あるいは親しい人に何かを教えたりする際にスクリーンショットが重要となることもある。

iPhone と iPad 用のアプリ Picsew が、スクリーンショットの結合や編集に、とりわけ iPhone、iPad、Apple Watch のスクリーンショットの周囲にデバイスの枠を付けるために、とても有益であると私たちは気付いた。このアプリは App Store から無料でダウンロードでき、$0.99 のアプリ内購入で Picsew Standard に、または $1.99 で Picsew Pro に、アップグレードできる。デバイスの枠を付けたり、注釈を付けたり、また高画質の書き出しその他の機能を使うためには Picsew Standard が必要だ。Picsew Pro が必要になるのは単に静止画像のスクリーンショットを結合するのでなくビデオを録画することで複数画面のスクリーンショットを作りたい場合のみだ。

Picsew は多数のツールを提供しているけれども、私たちが最もよく使うものだけを紹介しておこう。

写真を繋ぎ合わせる

私たちは通常、縦長の iPhone スクリーンショットを 2 つ対にして繋げている。そうしないと記事ページの中で縦に細長過ぎ、右側に大きな白い空白部分ができて不恰好だからだ。2 つの画像を対にするツールはたくさんあるけれども、Picsew を使えば作業が簡単だ。

Picsew を開くと、Camera Roll の中の最新の画像がいくつか示される。スクリーンの上の方にある Recents をタップすれば、他の Photos アルバム、例えば Screenshots などにも切り替えることができる。

どの表示画面が開いていても、繋ぎ合わせたい画像を表示させたい順番にタップする。するとそのサムネイルが青く変わり、それぞれの上に数字が示される。この数字が、Picsew が繋ぎ合わせた結果の中で左から右へ (上下方向に繋ぐ場合は上から下へ) 並ぶ順番を反映する。

Selecting photos in Picsew

また、スクリーンの一番下に青いバーが出て、写真を繋ぎ合わせる際のオプションを表示する:

私たちの場合はほとんど常に水平方向に繋ぐ設定にしているけれども、他の設定が便利に使える場合もある。例えば、スクロールショットは Settings スクリーン全体を示したり、複数のスクリーンショットを繋げて一連のリリースノートをスクロールして見られるようにしたり、あるいは長いウェブページを複数のスクリーンショットに撮影して繋ぎ合わせたり、という風に使える。

何個かの画像を選択してから青いバーで“水平方向”を選べば、Picsew は画像を横に並べて表示し、その境界部分に黄色で小さい鉛筆アイコンを示す。それ以上別に何もする必要がない。Share アイコンをタップすれば、繋がれた画像が保存ないし共有される。でも、Picsew はより良いプレゼンテーションのための方法をここでいくつか提示する。

Images stitched by Picsew

画像のトリミング

複数の画像を組み合わせて一枚の写真にする際には、何らかのトリミングを施してからにしたいこともある。それをするには、あの小さい黄色の鉛筆アイコンを使う。そのやり方が普通の Mac 用画像編集プログラムの同種のツールとはかなり違うので、私たちはどうやって Picsew でトリミングをするのか理解するまでにしばらくかかった。まず、Picsew がスクリーンの下のところにトリミングのツールを 4 つ提供していることに注意しよう。左から右へ順に:

例として Edge Crop ツールを見てみよう。これを選ぶと、繋ぎ合わされた画像の四辺すべてに鉛筆アイコンが現われる。例えば画像の上の部分を切り落として一番下の検索フィールドに注目を集めたかったとしよう。それには次のようにする:

  1. 繋ぎ合わされたスクリーンショットの一番上にある鉛筆アイコンをタップする。
  2. 画像をタップしてから鉛筆アイコンの方に向かってドラッグする。
  3. 指を離すと、鉛筆アイコンがチェックマークに変わる。それをタップすればトリミングが設定される。

Cropping stitched images in Picsew

このやり方は、Mac 上の Preview や Pixelmator のやり方とは全然違う。それらのアプリでは、残しておきたい領域を選択してから残りをトリミングする。けれどもこの Picsew のやり方にいったん慣れれば、Mac で普通使うやり方に比べて小さなタッチスクリーンの上ではこの方が理に適っていることが分かる。

スクリーンショットのクリーンアップ

私たちが Picsew で気に入っている機能の一つが、iOS のスクリーンショットからスクロールバーを取り除いたりステータスバーをクリーンアップしたりできることだ。画像のトリミングが済んだ後で、あるいはトリミングをしなくても、スクリーンの一番上にある Tools をタップする。この Tools 表示には、下の方にツールバーがあってそこにいろいろのツールが並ぶ。その中から魔法の杖をタップすれば、Clean Status Bar と Remove Scrollbar のスイッチが現われる。その片方または両方のスイッチを入れれば、Picsew は即座にその効果を適用する。

Cleaning ups screenshots in Picsew

Remove Scrollbar は文字通りスクロールバーを削除する。つまり、スクリーンショットの中にもしもスクロールバーが見えていれば、このスイッチを入れることでそれが消される。

Clean Status Bar の方は、ステータスバーのクリーンアップをする。つまり、まず表示された時刻を 9:41 に設定し (なぜこの時刻なのかは Engadget の記事に説明がある)、セルラー電波受信表示をフルにし、Wi-Fi 受信表示をフルにし、バッテリー残量を 100% にする。私たちはこれを気に入っている。なぜなら、ステータスバーを丸ごと消してしまうとスクリーンショットの見栄えのプロフェッショナルな印象が減るし、また電波の受信状態やバッテリー残量が悪いという表示は肝心のコンテンツから見る人の注意を逸らしてしまうからだ。

これらのスイッチは複数のスクリーンショットが繋ぎ合わされた状態でも働く。また、自動的に Picsew が適用するように設定することもできる。“戻る”矢印をタップしてメイン画面に行き、それから右上隅の歯車アイコンをタップする。それから Smart Recognition をタップし、Auto-Remove Scrollbar と Auto-Clean Status Bar をオンに切り替えておけばよい。

縁取りを追加する

画像の対を繋ぎ合わせると、Picsew はその間に空白を入れずにぴったりとくっつける。けれども境界線を追加するのは簡単だし、最終的に表示するページの背景色 (たいていは白) と境界部分の色を同じ色にしておくことで、私たちの望み通りの画像分割ができる。

Tools 表示のツールバーで、左から 4 つ目のアイコン (窓枠のように見える) をタップする。するとツールバーのすぐ上に新たに 5 つのツールアイコンが現われる。左から右へ順に:

一番右にある Border Settings の歯車アイコンをタップすると、境界の色と幅を変更できる。内部の境界と外部との境界をそれぞれ別の幅に設定できるが、内部と外部の境界で別の色を使いたいと思う場合には、まず内部の境界の色を設定して、画像を保存し、その後で外部の境界に色を追加するという手間が必要になる。下のスクリーンショットでは分かりやすいように紫色の境界にしたけれども、私たちはいつも内部は白で画像を区切っている。

Adding borders in Picsew

デバイスの枠を追加する

デバイスの枠を付けられる機能こそ、そもそも私たちが Picsew を使い始めた動機であった。Mac の上では、大体においてスクリーンショットそのものがコンテクストを含む。つまりウィンドウであったり、メニューであったり、あるいはスクリーンのどこか一部分で何らかの意味を成していることが多い。ところが iPhone、iPad、Apple Watch のスクリーンショットは単なる長方形なので、もしそのスクリーンショットが iPhone、iPad、あるいは Apple Watch の画面らしく見えさえすれば、読者の役に立つものになるはずだ。

そこで、Tools 表示のツールバーで、Mockup アイコン (左から 2 つ目、iPhone のように見えるもの) をタップしてから、その上のツールバーから色のどれかをタップすれば、それに似た色のデバイス枠がスクリーンショットの周囲に描かれる。Picsew はそのスクリーンショットを iPhone、iPad、Apple Watch のどれで撮ったかに応じて自動的に正しい枠を選ぶ。それができるのは、スクリーンショットのサイズを可能なデバイス枠のサイズと照合するからだ。ツールバーの上段に色が並んだその右側にある iPhone アイコンをタップすれば、利用可能な他の枠を選ぶこともできる。たとえそれが、iPhone 11 Pro のスクリーンショットを Apple Watch の枠で囲むという馬鹿げた結果になるとしても。

Adding a device frame to an Apple Watch screenshot
Apple Watch のスクリーンショットに枠付けする前と後

残念ながら、枠の追加は一つの画像に対してしかできない。複数の画像を組み合わせたものに枠を付けることはできない。その回避策として、個々の画像に枠を付けておいてから、あとでそれらを繋ぎ合わせる方法がある。Picsew の写真ピッカーで画像を一つ選び、青いバーで Adjust をタップして、Tools をタップし、好きなデバイス枠を適用して、それと組み合わせたい他の画像にも同じ手順を繰り返す。それから、写真ピッカーで、枠を付けたスクリーンショットを選び、それらを繋ぎ合わせる。幸いにもデバイス枠には若干の余白が既に含まれているので、画像と画像の間に手動で境界を追加する必要はない。

結果を送り出す

結果に満足できたなら、右上隅にある共有アイコンをタップして、最終的な画像を最終的な目的地へ送ればよい。Picsew は画像を Photos や Files アプリに保存するオプションを提供する。あるいは、Share To をタップして標準的な共有シートを出すこともできる。

私たちはいつも、AirDrop を使って最終的な画像を直接 Mac に送っている。

その他のツール

私たちは Mac 上の Preview アプリにあまりにも慣れ親しんでいるので (このアプリについての本 Take Control of Preview まで書いたのだから)、私たちはたいてい Picsew でする作業をそこまでにして、そこから先の編集作業はすべて Preview でしている。けれども、Picsew は他にもいろいろなツールを提供しているので、これらを便利に使える人も多いだろう:

私たちが Picsew に追加して欲しいと思う一番の点は、複数の画像を繋ぎ合わせながら同時に枠を付けられる機能だ。個々の画像ごとに一つ一つ枠を付けてから結果を繋ぎ合わせなければならないのはやはり面倒だ。これが動機となって、私たちはしばしば MacStories の Federico Viticci が作った iOS ショートカットを使っている。枠付けと繋ぎ合わせを一度にさせるショートカットだ。Photos アプリから呼び出す方が早くて手軽だが、Apple のすべてのデバイスに対する枠を提供している訳でなく (むしろ提供されているものの方が少ない) 私たちが使っている 10.5 インチ iPad Pro 用の枠もない。それに、この方法では基本的に編集が不可能だ。これを作成するために長時間 Shortcuts を我慢することができた Federico は驚くべき人物だと思う。

あともう一つ Picsew に欲しいと思うのは、指定した寸法に画像をトリミングする機能だ。例えば、正確に 1280 × 800 ピクセルの画像が欲しいということもあり得るが、iOS アプリの中でそれはあまり一般的な機能とは言えない。けれども、私たちの友人 Khoi Vinh が最近、まさにそのことをする iOS ショートカットを作ってくれた。実はまだ使ってみていないのだが、iOS でそのような機能を必要とする人には一見の価値があるだろう。

このように Picsew にはまだ改善の余地があるけれども、普段から iPhone、iPad、または Apple Watch でスクリーンショットの作業をしている人にとって、これは文句なしに 1 ドルを上回る価値のあるアプリだろう。

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Adam Engst  訳: 亀岡孝仁  

iOS と macOS の口述が Voice Control の口述から学べること

音声認識は、長いことコンピュータのデータ入力の聖杯 (困難な探求の対象) であった。と言うか、我々の多くはコンピュータを音声経由で制御したいと思っていた - 1960 年代からの Star Trek の映画を見て欲しい。問題は常に、我々がコンピュータを使ってやりたいことが必ずしも音声対話の対象にはならないことであった。だからといって、不可能だと言っているわけではない。Mac は以前から音声コントロールを備えており、現在の姿である macOS 10.15 Catalina は、それに依存している人達に対してはよく出来ている。しかしながら、簡単な事実は、近代のコンピュータインターフェースは、ポインティング機器とキーボードを使って閲覧し操作されるよう設計されている事である。

もっと興味深いのは口述であり、これはキーボード上でタイプする代わりに、機器に向かって話すことでテキストを起こせることを意味する。(ええ、そうです。私はこの記事の初期原稿を口述した。) 口述は技量であり、昔の弁護士や経営者は努力をして身に付けたものである。最近では、我々は iOS の口述能力を利用してショートテキストメッセージを口述するのに慣れてきた。

iOS における口述は完全からはほど遠いが、代替手段が小さな仮想のキーボード上でタイプする事であることを思えば、たとえ不完全な音声入力でも歓迎である。一番不自由なのは、口述している最中に誤りを自分の声で修正出来ないことで、結果的には、自分のテキストの中に誤りが混じるのを受け入れるか、或いは不器用な iOS の編集技術を使うかしなければなならい。自分のテキストを編集し終える頃には、一からタイプしたのと同じぐらいに時間が経っているかも知れない。

macOS もまた、口述機能を持つ様になって何年にもなるが、iOS の機能よりも成功度は低く利用度も低い。その理由の一部は、仮想キーボード上のボタンをタップするだけでは済まない、沢山の設定を要することにある。

iOS 13 と Catalina で、Apple は音声コントロール能力を大幅に増強し、そして同時に全く異なる口述技術に見えるものを導入した - それは "Voice Control dictation" と呼ばれており、私はそれを VCD とここでは呼ぶことにする。多くの点で、VCD は iOS や macOS に内蔵された口述よりも良い。この二つの技術を合わせれば、理想的なものになるのかも知れない。

iOS と macOS 口述の短所と長所

iOS と macOS における口述の最大の問題は、間違いをした時、それを直す術がないことである。しかし、他の問題もある。まず最初に、口述を始めるには、キーボード (iOS) 上のマイクのボタンをタップするか、或いはキーボード上のキーを二回押さなければならない (Mac、System Preferences > Keyboard > Dictation で設定する)。勿論、それは悪くはないが、新しいメッセージを口述したいと思う度に、キーボードに触らなければないらない事を意味する。そして、それは、例えば Messages で会話を継続することは、指での操作無しには出来ないことを意味し、そもそもの目的に反する。

Enabling dictation in iOS and macOS

iOS と macOS におけるもう一つの問題は、ある一定の時間しか働かないことである - 私のテストでは、約 60 秒 (iOS) か 40 秒 (macOS) である。従って、一つの書類、いや、文節を一つか二つすら、を口述することは、あのマイクボタンをタップして口述を再開させること無しには出来ない。

しかし、口述されたテキストを編集する術がないのは本当に問題である。目の前に誤りを目にしながら、口述を終える迄それを直す手立てはないことを知っていること程、もどかしいことはない。そして、一旦停止しても、誤りを修正するのは、今では挿入点を iOS でもドラッグすることが出来る様にはなっているが、よく言ってもうんざりさせられる。iOS は残念ながらテキスト編集用には作られていない。勿論、事後に編集するのは Mac 上での方がずっと楽ではあるが、口述を止めること無しに口述しながらマウスをクリックすることなどそう簡単に出来ることではない。

肯定的な面では、iOS と macOS での口述では、話す言葉の文脈によって認識を修正する能力がある様に見えることである。時には、これがなされているのを目にすることすらある。話を続ける間、それは言葉を二つの可能性の間で交互に変更して表示してくる。他の場合では、変更は始めるためのマイクボタンをタップするか、口述時間が切れるかする迄なされない。いずれにしても、Apple が、力ずくでの認識によるのではなく、言葉をその文脈に基づいて調整するのは、とても良いことである - 少々奇妙だとしても。

Voice Control 口述の長所と短所

Apple の新しい Voice Control システムに内蔵された口述能力は全く異なる。第一に、Settings > Accessibility > Voice Control (iOS) や System Preferences > Accessibility > Voice Control (macOS) に行く代わりに、Voice Control は Siri 経由で有効に出来る - "Hey Siri, Voice Control をオンにして" と言えば良い。一旦オンになれば、テキストフィールドやテキストエリアに挿入点がある時はいつでも、テキストをそこに口述するにはただ話せば良い。勿論、コマンドを話すことも出来るが、慣れが必要となる。

しかしながら、標準の口述とは異なり、VCD はいつ迄もオンのままでいる。話し続ければ、それはあなたの書類に言うこと全てをタイプし続ける。

しかしながら、一番の勝利は VCD が犯した過ちを編集出来ることである。例えば、この前の文で、それは最初 "however" を大文字で始まる "However" とした。(これには、コンマの後に続く単語を大文字で始める悪い癖がある。) その言葉を単に "lowercase however" と言うだけで、私はその問題を修正出来た。注意深い人は、"however" という単語が、この記事の中に何回か出てきていることにお気づきであろう。Voice Control はどの様にして何を修正するのか判断するのであろうか? それは、その単語が使われた所でその後ろに数字を表示して教えてくれる;変更したいものの数字だけを言えば良い。それは遅いが効率的である。

Mac の方が使いやすいが、別のやり方もある。あるテキストを選択して、iPhone や iPad 上では指かキーボードを使って、Mac 上ではマウスかトラックパッドで、その特定部分のテキストに対して Voice Control を使うことが出来る。例えば、前出の文で、VCD は最初 "voice control" の単語を大文字化しなかった。それは間違いではなかった;私はこれらの単語をある特定の機能について話しているので大文字化したのだが、一般的には大文字化はされない。いずれにしろ、私はこの二つの単語をマウスを使って選択して、"それらを大文字化して" と言うことで望みの効果を手に出来る。これは、思いのほか効果的な編集方法である。マウスで選択し、キーボードに手を戻すことなく自分の声で変更をするというのは、簡単でそして直感的である。

誤りの中には簡単に直せるものもある。私が上記の "it prompts you" と言った時、 VCD は "impromptu" という言葉を返してきた。私がしなければならなかったのは、"impromptu を it prompts you に変更" と言うだけであり、Voice Control は直ちにその誤りを直した。それがうまくいった時、魔法の様に感じられる、とりわけ iOS では。Mac を使う時は、私はマウスで選択をし、声を使って置換する方法が好きである。

勿論、音声編集が全く働かない場合だってある。この記事を口述している時、何度か私は "by" という言葉を使った。VCD は、多くの場合それを "I" という言葉に翻訳した。それを私の声を使って編集しようと色々な試みをしたが、私が出来た最善のことは、"bye" という単語か、"前の文字を削除" というコマンドかであった。別の例では、私が上記で "effect" と言う言葉が欲しい時に、得られたのは "affect" であった。言葉を認識できるようにはっきりと発音していない私の落ち度だと思われるが、"affect を effect に変更" を試した時、Voice Control は最初 "eat fact" と返して来て、二回目は "ethernet fact" と来た。頭にくるよね! 変な話だが、"effect" と言う単語を単独で、始めの部分の "ee" の音を強調して言うと、きちんと聞き分けてくれる。

他にも気になる所はある。どんな口述でもそうだが、勿論、句読点も声に出して言わねばならない。それは変な感じがするし、少々の脳の再教育が必要となる。もし VCD がある言葉を所有格ではなく複数形と解釈したら、挿入点を "s" の前に置いて、"apostrophe" と言うことは出来るが、それだとアポストロフィの前にスペースを入れてしまい、それを修正するために更なる命令が必要になる。そして、VCD に "apostrophe" や "colon" や "period" という言葉をその句読点ではなくそのまま綴らせるにはどうしますか?

全ての口述システムに共通するもう一つの問題は同音異義語である。文脈無しには、"would" と "wood"、或いは "its" と "it's"、或いは "there" と "their" そして "they're" を音だけで区別する簡単な方法はない。VCD にはこの点に関する長所は何もない;ここでは標準の口述の方が優れているであろう。

注意深い明晰な話し方 (elocution) は、VCD を使っての認識の成功に対して必要不可欠である (VCD は何時も "elocution" という単語を正しく認識するというわけでないが)。集中するのは良い習慣かも知れない。我々の多くは - 私自身も含んで - 話す時言葉をくっつけて不明瞭にしてしまう。我々がどれ程いい加減に話すかを考えれば、音声認識が働くこと自体驚きである。

残念ながら、VCD は何処でも働くわけではない。Mac では、私はそれを BBEdit や Web ブラウザでの Google Docs では使えない。iOS での方が、問題は少ないが、過去に問題に遭遇したことはあると思う。だが、私はそれが何処では働いて、何処では働かないのか総合的な調べをしたことがないので、ここでは使いたい時に常に使えるわけでないと記すにとどめたい。

その他の問題は、主として iOS に於いてだが、VCD を常にオンにしておくのは混乱につながりやすいことである。何故ならば、それは他の人が話しているのまで拾うからである。それにそれは何も人に留まらず、背景にある音楽や再生中のオーディオに迄反応する。幸いにして、それを不能にするには Siri に "音声コントロールを切って" と頼めば良いだけである。更に、もし VCD を常にオンにしておくと、電池の持ちも短くなる。

何故両方の世界の良いとこ取りが出来ないのか?

VCD の機能の良い所を iOS と macOS の標準の口述能力に持ち込むために Apple がしなければならないことはそう大変なことには見えない。必要なことは、同社が VCD を単なるアクセシビリティの一機能と見做すことを止め、誰にでも有用なものだと捉えることである。

一番重要な変更は、口述がもっと簡単に起動出来て何時までもオンの状態を保つ様にすることであろう。iOS では、私なら Shift キーを二回タップすると Caps Lock になる様に、マイクボタンを二回タップする方式とするであろう。Mac 上では、ひょっとすると、口述ホットキーを三回タップすると、再度オフにする迄、ロック状態するというのが良いかもしれない。そうすれば、もっと長いテキストを、Voice Control を常時オンにしっぱなしにしたり、Siri にオンオフをさせたりすること無しに、口述させてくれるようになるであろう。

次に、全ての VCD の音声編集能力は標準の口述機能に移行されなければならない。私は、Apple が VCD をこの様なやり方でそれ程まで能力の高いものにしたのか理由が分からないし、同じコードを再利用するのがそれ程大変であるはずもない。

最後に、口述している間にも、挿入点を動かしたり言葉を選択したり出来るべきである。その様な動作が現在の iOS や macOS では口述を止めてしまうのは馬鹿げている。

もし私が Apple は標準の口述をより簡単にオンオフ出来るようにした形の VCD で置き換えるべきだと言っている様に聞こえたとしたら、その通りである。話し続けるにつれて文脈による言葉の認識が時折改善することを除き、単純に言って、標準の口述は殆どどの点からみても VCD にはかなわない。

残念ながら、現在のベータの iOS 14 や macOS 11 Big Sur から私が言えることは、 Apple は標準の口述にも VCD にも何ら重要な変更は加えていないことである。従って、その様な改善が日の目を見る様になる迄には、恐らくもう一年かそれ以上待たねばならないのであろう。

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TidBITS 監視リスト: Mac アプリのアップデート

訳: Mark Nagata   

Final Cut Pro X 10.4.9, Compressor 4.4.7, and Motion 5.4.6

Final Cut Pro X 10.4.9, Compressor 4.4.7, Motion 5.4.6

Apple が Final Cut Pro X 10.4.9Compressor 4.4.7Motion 5.4.6 をリリースした。Final Cut Pro はプロキシのワークフローとソーシャルメディアツールを改良している。また、このプロフェッショナル向けビデオエディタは今回 ProRes RAW カメラ設定を調整できるようにし、隣り合ったクリップのオーディオを手順一つでクロスフェードできるようにし、リスト表示でクリップやプロジェクトを最終修正日時の順に並べられるようにし、360 度立体 3D ビデオを左右の目で同時にプレビューできるようにしている。今回のアップデートではまた、複雑なプロジェクトを新規ライブラリへドラッグする際のパフォーマンスを向上させ、タイトルを斜め読みする際にサムネイルが更新されなかった問題を解消し、プロジェクトを電子メールで共有する際の信頼性を高め、レイヤーのある PSD ファイルが正しく表示されなかったバグを修正している。

Compressor は log エンコードされたビデオを SDR および HDR 色空間に変換する機能を追加し、圧縮の際にサードパーティの creative LUT を適用して見栄えのカスタマイズを追加できるようにし、SMB 上で分散処理を使う際の速度と信頼性を高め、PNG ムービーファイルの再生への対応を追加し、ドロップレットが M4V ファイルを認識できなかったバグを修正し、画像シーケンスの書き出しでカラービット深度が正しくなかった問題を解消している。

Motion はいくつかの 3D オブジェクトを改良して特に Title、Generator、Effect、Transition の各テンプレートの要素として 3D オブジェクトを追加できるようにし、キーフレームを使って 3D オブジェクトの位置、回転、スケールをアニメーション化し、ビヘイビアを使って 3D オブジェクトにリアルかつ複雑なアニメーションを追加し、またレプリケータ、エミッタ、ライト、カメラなどのツールで 3D オブジェクトを使えるようにしている。今回のアップデートではまた、Stroke Filter を改善し、粒子エミッタを作業する際のパフォーマンスを改善し、Align To ビヘイビアとスクロール付きテキストで起こった問題に対処し、Cinema Layout に切り替えた後に起こった安定性の問題に対処している。(いずれも無料アップデート。Final Cut Pro X 新規購入 $299.99、2.9 GB、リリースノート、10.14.6+。Compressor 新規購入 $49.99、288 MB、リリースノート、10.14.6+。Motion 新規購入 $49.99、2.3 GB、リリースノート、10.14.6+)

Final Cut Pro X 10.4.9, Compressor 4.4.7, Motion 5.4.6 の使用体験を話し合おう

BusyCal 3.10.3 and BusyContacts 1.4.9

BusyCal 3.10.3 と BusyContacts 1.4.9

BusyMac が BusyCal 3.10.3BusyContacts 1.4.9 をリリースして、これらの個人情報管理アプリに拡張とバグ修正を加えた。BusyCal は Preferences に新しいオプションを追加して繰り返す To Do 項目の再生成におけるデフォルト挙動を変更できるようにし、ミーティングの招待状を送る際にあなたの好きな電子メールエイリアスを指定できるようにし、Day、Week、Month の各表示でスクロールを改良し、BusyContacts からカレンダーイベントの読込を実行する際の電子メールの大文字・小文字の判別を修正し、Exchange アカウントでネットワーク切断からの回復挙動を改善した。

BusyContacts 1.4.9 は macOS 10.15 Catalina とそれ以降で電子メール索引付けのための MailMate との統合を改善し、Activity リストに BusyCal から取り込む過去と未来の繰り返しイベントの数を増やし、iCloud から削除したタグが時々見える状態のまま残ったバグを修正し、Exchange サーバへ送信した誕生日が時々一日ずれて同期された問題を解消した。

BusyCalBusyContacts の双方とも月額 $9.99 の Setapp 購読サービスに含まれている。(BusyCal は BusyMac からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、23.1 MB、リリースノート、macOS 10.11+。BusyContacts は BusyMac からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、12.7 MB、リリースノート、macOS 10.11+)

BusyCal 3.10.3 と BusyContacts 1.4.9 の使用体験を話し合おう

iMovie 10.1.15

iMovie 10.1.15

Apple が iMovie 10.1.15 をリリースして、5 つの新しいフィルタ (Comic、Comic Mono、Comic Vintage、Comic Sepia、Ink) を追加してムービーに手書き風の見栄えを与えられるようにした。iOS 版の iMovie もバージョン 2.2.10 にアップデートされて Comic、Comic Mono、Ink の各フィルタを追加し、macOS 版はこれら 3 つのフィルタを使用したプロジェクトを読み込む機能に対応した。今回のアップデートではまた、いつも通りに全体的な安定性が向上している。(Mac App Store から無料、2.1 GB, macOS 10.15.6+)

iMovie 10.1.15 の使用体験を話し合おう

ScreenFlow 9.0.5

ScreenFlow 9.0.5

Telestream が ScreenFlow のバージョン 9.0.5 をリリースした。このスクリーンキャスト録画およびビデオ編集アプリに改良とバグ修正を施したメンテナンス・リリースだ。今回のアップデートでは Clock Wipe トランジションの開始位置をカスタマイズする機能を改善し、エクスポート解像度を 4K に設定するオプションを追加し、YouTube の公開ウィンドウ内に表示される Google セキュリティテキストをローカライズできるようにし、フリーハンドアノテーションが描画後に正しく表示されないバグを修正し、リアルタイムオーディオが 15 分後に劣化して消える問題に対処し、テキストボックスのサムネイルがタイムラインに表示されない問題を解消し、単一ファイルドキュメントを Batch Export ウィンドウにドラッグできなかったバグを修正している。(Telestream ウェブサイトからも Mac App Store からも新規購入 $129、無料アップデート、54.7 MB、リリースノート、macOS 10.13+)

ScreenFlow 9.0.5 の使用体験を話し合おう

Fantastical 3.1.5

Fantastical 3.1.5

Flexibits が Fantastical 3.1.5 をリリースして、ビデオ会議プラットフォーム CircuitVidyoStarLeaf への対応を追加した。このカレンダーアプリは Reminders から取り込んだ多数の項目を検索する際の速度を向上させ、複数個のカレンダーを選択して Control-クリックすることで選択されたカレンダー全部のアラートを無視できるようにし、Zoom のワンタップモバイル番号が正しく作成されなかったバグを修正し、現在見えている日付がずっと過去で止まってしまうことがあったバグを修正し、別のデバイスでイベントを再スケジュールするとそのイベントの通知が隠れなくなった問題を解消している。(Flexibits からも Mac App Store からも購読年額 $39.99、無料アップデート、22.8 MB、リリースノート、macOS 10.13.2+)

Fantastical 3.1.5 の使用体験を話し合おう