あなたの iPhone 11 が対象となるかどうかを判断するには、まずそのシリアル番号を調べる必要がある。Settings > General > About を開く。表示されているシリアル番号をタッチして押さえ続け、Copy ポップオーバーが出るまで待つ。それをタップしてシリアル番号をクリップボードにコピーし、それから Apple の修理プログラムのページにあるフォームにペーストする。
残念ながら、Apple が費用を負担するはずのこの修理のために Apple Authorized Service Provider から修理料金を請求されたという読者からの声も聞こえている。その方法を選ぶのならば (私たちとしては皆さんがこの困難な時期に近所の小企業を積極的に支援してくださるのは嬉しいことだと思う)、必ずあらかじめ電話して無料修理をしてもらえることを確認しておこう。
Color Chase: あなたは色のついた玉で、無限のローラーコースターのトラックを転げ下る。同じ色の玉とは合体し、コインを集める。他の色の玉は避け、そして輪の中を通り過ぎる。これは変化に富み、結構速く動くので運動になる。私の好きなものの一つである。
Space Escape: 宇宙で、岩のプラットフォームからバネ仕掛けのロボットを飛び跳ねさせる。無限の画面を上昇しながらジェムを捉える。Color Chase と同様、動きは滑らかで、同時に遊び易くそして挑戦しがいがある。もう一つのお気に入りである。
MotorCore: Stealth Body Fitness は、このオートバイシミュレーションを最近追加した。そして、そのグラフィックスはどのゲームよりも優れている。もっとも、私は嫌いだが。と言うのも、それは速すぎて過敏すぎ、私は何度も道をそれたり、他の車にぶっつかったりし、元に戻るため捻りを繰り返さなければならなかったからである。もっと強くなったら、再挑戦してみよう。
Sprint Stick: Color Chase に似ていて、カートを押しながら道を進んで行き、コインや色付きタイルを集めるのだが、直前に通り過ぎたゲートの色と合うものだけを集める。最終的には、捻りを繰り返して集めたタイルを放り投げる;より多く出来れば、点数の倍数も増加する。楽しめる。
Stealth Invaders: Space Invaders であるが、その変形で、船からは一定の間隔で射撃が行われ、出来ることはそれを前後に動かすことだけである。これは少々イライラが募る。何故ならば、横から横への動きをそれ程良く制御出来ないからである。
私が住むミネソタの Twin Cities (Minneapolis 市と St. Paul 市) に 5G の展開が始まって以来ずっと、この次世代のセルラーデータ・テクノロジーに iPhone が対応する日を私は首を長くして待ち続けてきた。
それは一つには、たしか去年に発売された 5G 対応の Android フォンで目を見張るような速度を体験したからでもあった。2019 年の晴れた夏の日に、私は St. Paul ダウンタウンの Rice Park で、毎秒 2 ギガビット以上のダウンロード速度を達成した。これは St. Paul 市内の家庭用有線ブロードバンドの最大スループットのおよそ2倍だ。¡Ea rayo! (これは、プエルトリコの言葉で「何てこった!」という意味だ。)
高帯域: これが 5G ワイヤレス周波数帯の中で最高速のもので、私が St. Paul の街中で速度テストをした際に利用したのもこれだが、その一方で到達距離も受信可能範囲も最も限られている。この電波は壁やその他の障害物によって容易に妨げられてしまうので、主として屋外での使用を意図している。現在、大都市圏の中の極めて限られた領域においてしか利用できない。
下に示した地図で、濃い赤に塗られている部分が St. Paul のダウンタウンの中のほんのわずかの部分と、南西に伸びる West Seventh Street に沿った商業道路沿いと、Mississippi 川を渡った南東部のほんの二・三の領域、という受信可能範囲を示している。面白いことに、私が勤める St. Paul Pioneer Press のビルを囲む領域はすっぽりそれに含まれていて、これはおそらく私たちが Comcast 社と、その Verizon を使う子会社 Xfinity Wireless 社と同じ敷地内にいるからなのだろう。何という幸運!
大して使い道がないように思える場所、例えば St. Paul 南東部とダウンタウンを結ぶ Robert Street Bridge の橋の上などで、素晴らしく良好な受信状態を得ることもあった。それでも、橋を渡って南へほんの少しだけ地上を歩いて Comcast や私の勤務先がある 10 River Park Plaza まで来ると、苦労しなければ接続できない状態になってしまう。(幸運な所在地でもダメだった!)
いずれにしても、私の速度テストの結果は Tim Cook と共にイベントの壇上に立った Verizon CEO の Hans Vestberg が誇示するように語った 4 Gbps のダウンロード最大速度には遠く及ばなかった。
Verizon と同様に、私は St. Paul のダウンタウンを歩き回りながら T-Mobile のサービスをテストした。でも受信範囲の地図を見る必要もなかった。なぜなら中帯域のサービスはずっと広い範囲をカバーしているからだ。(下の地図では一面の赤紫色で示されている。所々にポツポツある暗赤色はそれより低速の 4G LTE サービスを示している。)
けれども、Verizon の mmWave と同様、私の速度テストの結果には大きなばらつきがあった。最良の結果が出たのは Xcel Energy Center (我らが Minnesota Wild アイスホッケーチームの本拠地) のすぐ外に立っていた時だった。それでも一貫して毎秒何百メガビットかが出るならそう悪くはない。
速度の変動は信号の強度に関係している。T-Mobile の St. Paul 受信範囲地図では赤紫一色に塗られているけれども、ウェブインターフェイスの上であちこちクリックすると信号品質がいろいろな場所で“優良”から“限定的”までさまざまに表示される。実際、T-Mobile が信頼できる中帯域の受信を保証しているのはほんの少数の都市のみで、St. Paul と Minneapolis は含まれていない。ただ、このキャリアは Twin Cities や他の都市でも受信領域を急速に拡張中だと述べている。
これらの制約はあるけれども、私は T-Mobile のサービスを非常に魅力的だと思う。Verizon の Ultra Wideband の方は St. Paul で受信領域が極めて小さいのでほとんど役に立たないと言えそうな瀬戸際にあるのに比べて、T-Mobile の中帯域サービスは桁違いに実用度が高い。St. Paul の中のあちこちで、また郊外のいくつかの場所でも、実際に利用することができるからだ。
Literature & Latte が Scrivener 3.2 をリリースして、M1 ベースの Mac と macOS 11 Big Sur への互換性を追加した。ユーザーインターフェイスとアイコンを更新し、デフォルトのカラーを Big Sur にマッチするように更新した。(カスタムカラーを使っていた場合には、Preferences をデフォルトにリセットしなければ Big Sur テーマへの更新が見えるようにならない。) この長文用執筆ツールは電子ブック編集用のいくつかの機能を更新し (MOBI ファイルの生成の際には Kindle Previewer を推奨するようになった)、ウィンドウが前面に来る度にスクラッチパッドの内容が更新されるようにしてクラッシュを回避し、モノクロのツールバーを使う Big Sur 専用のオプションを追加し、Apple の Select Word アクションに改良を加えて空白を選択しないようにし、コメントを削除した直後にエディタに戻ると新たにタイプする文字がリンクになってしまったバグを修正した。
Bare Bones Software が Yojimbo 4.6 をリリースして、M1 ベースの Mac へのネイティブ対応を追加し、Downloads ウィンドウを Window メニューに戻した。この情報オーガナイザはまた、ウェブページの PDF アーカイブを非同期で作成するようにしてユーザーインターフェイスを失速させないようにし、ウェブアドレスから PDF を作成する際に (ウェブページとしてスナップショットを作るのでなく) 直接に PDF を作成するようにし、Dark モードの中で項目リストの中にテキストを描く際の見栄え上の問題を修正し、ブックマークレットのインストールが正常に動作するようにし、Yojimbo のデフォルト挙動を変更して Dark モードの中でノートを表示したり編集したりする際にノートのテキストや背景に基づいて強制的に明るい見栄えを選択することがないようにした。(新規購入 $30、無料アップデート、9.4 MB、リリースノート、macOS 10.13.6+)
Quicken Inc. が Quicken for Mac のバージョン 6.0 をリリースした。この財務管理アプリのメジャーリリースで、新しい現代的なインターフェイスと macOS 11 Big Sur および M1 ベースの Mac への互換性を組み込んでいる。今回のアップデートではタイトルバーを削除して代わりに新しい Q ボタンを作り、ファイル名を一覧したり Quicken アカウントにアクセスしたりできるようにした。また、Quicken ウィンドウの一番上にあるクイックアクセス項目のスタイルを変更し、Account Settings ウィンドウを改訂してアカウントの管理が手軽にできるようにした。
Quicken 6 ではまた、最近導入した Net Worth 報告のいくつかを改良し (総資産報告を区分ごとに掘り下げて調べられるようにし)、Report ツールバーの Customize ボタンを Edit ボタンに改名してその目的をより良く反映するようにし、新たに Usage ウィンドウを追加して支払いの回数に関する詳しい情報を提供するようにし、Quick Pay と Check Pay の各ウィンドウに Pay Another Bill ボタンを新設し、今回から 10.13 High Sierra かそれ以降を要するようになった。Quicken には 3 つの年額購読レベルがあって (いずれも料金が前回のバージョンより値上げされている)、Starter が年額 $35.99、Deluxe が年額 $51.99 (予算のカスタマイズと負債追跡が付く)、Premier が年額 $77.99 (請求書のオンライン支払いが無料となって年額 $119 の節約) だ。Quicken Deluxe と Quicken Premier は現在期間限定でそれぞれ $31.19 と $46.79 のセール中だ。(講読年額 $35.99/$51.99/$77.99、購読者は無料アップデート、リリースノート、86.2 MB、macOS 10.13+)
Daniel Alm が Timing 2020.11 をリリースして、M1 ベースの Mac への対応を追加し、明るいデスクトップ画像 (つまり暗色のメニューテキスト) の場合に macOS 11 Big Sur の走る Mac で CPU 使用量が過剰になる可能性のあった問題を修正した。今回のアップデートではまた、プロジェクトリストの横幅を好きなだけ広く取れるようにし、プロジェクトリストの + ボタンに関するマイナーな表示上の問題を修正し、New Task ボタンが常にその内容を表示できるだけの横幅を持つようにした。そのリリースの後間もなく、Alm は Timing 2020.12 をリリースして Big Sur での過剰 CPU 使用の問題にさらなる調整を加えるとともに、Big Sur と 10.13 High Sierra で起こったクラッシュを解消した。
Bombich Software が Carbon Copy Cloner 5.1.23 (CCC) をリリースして、このドライブクローン作成およびバックアップ用ユーティリティが Intel ベースの Mac 上で macOS 11 Big Sur 起動ディスクのブート可能バックアップを作成できるようにした。CCC は今回から M1 ベースの Mac にフル対応し、APFS Volume Group つまりデータ、アプリケーション、システム設定の完全バックアップを作成する際に自動的に Data Volume バックアップを進めるようになった。しかしながら注意すべきは、M1 ベースの Mac でシステムボリュームのクローンを作る機能が現時点では無効化されていることだ。これは、Apple の APFS 複製ユーティリティが現在そのプラットフォーム上で正しく動作しないからだ。M1 ベースの Mac をブート可能にするため、CCC Data Volume バックアップの上に Big Sur をインストールすることができる。バージョン 5.1.23 ではまた、Big Sur 関係の見栄え上の調整をいくつか施し、"On reconnect" タスクが働かなかった問題を解消し、Big Sur の下で暗号化された APFS Volume Group のアンロックとマウントが働かなかったバグを修正している。(新規購入 $39.99、無料アップデート、18.8 MB、 リリースノート、macOS 10.10+)
Ergonis Software が PopChar X 9 をリリースした。この文字発見およびフォント探査ユーティリティにいくつかの新機能を導入した、メジャーなアップグレードだ。今回のリリースでは新しい Character Info ウィンドウを導入して文字の Unicode エンコーディングと印刷特性に関する情報を表示するようにし、またその文字をあとで見つけやすくするため文字にカスタム名を割り当てるオプションを追加した。
PopChar X 9 ではまた、選択された文字を含んでいるすべてのフォントのリストを表示する Fonts タブを追加し、Unicode 13 に対応して Emoji 13.0 用の内蔵レイアウトを含め、フォントリストでの文字の選択を大幅に改良し、文字表の表示におけるキーボードナビゲーションとショートカットの処理を改善し、組み込みのキーボードショートカットの一部がフォントリストが開いている間は働かなかった問題を回避し、コンテクストメニューの一部のコマンドが選択された文字に正しく働かないことがあった問題に対処した。PopChar X 9 は macOS 11 Big Sur に対応し、今回から最低限 10.10 Yosemite を要する。PopChar X 9.0 は 2020 年 5 月かそれ以後に PopChar X 8 のライセンスを購入した人には無料で、それより古いライセンスを持っている人にはアップグレード価格がある。(新規購入 29.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、無料アップデート、5.3 MB、 リリースノート、macOS 10.10+)
Apple の新しい M1 チップが Intel のチップに比べてどれほど素晴らしい利点を提供するかという話はたくさん聞こえているけれども、ARM ベースの Apple silicon には一つ非常に大きな欠点がある。Microsoft Windows の仮想化への対応が、一切提供されないのだ。けれども望みはある! Martin Nobel が、M1 ベースの Mac mini 上でオープンソースの QEMU エミュレーションソフトウェアの下で Windows 10 on ARM の Windows Insider ビルドを走らせるところを示した YouTube ビデオを公開した。Microsoft の手による最適化がないにもかかわらず、エミュレートされた Windows 10 on ARM は Microsoft 自身の Surface Pro X よりも良いベンチマークの結果を叩き出す。
現時点で Windows 10 on ARM を購入することはできない。Windows Insider プログラムの会員でなければ、これが公式に入手可能なのは Surface タブレットなどの ARM マシンにあらかじめインストールされた形でのみだ。Apple は Windows 10 on ARM を M1 ベースの Mac で走らせるのは構わないと述べているが、それを実現できるのは Microsoft だけだ。もしも Microsoft がグラフィックアクセラレーションを追加してくれればもっとパフォーマンスが良くなるだろう。
では、Windows 10 on ARM はどの程度有用なのだろうか? これは Intel ベースの Windows アプリのエミュレーションを提供するので、驚くほど多くの Windows アプリが変更なしにそのまま動作するはずだ。ただしパフォーマンスは多少落ちるだろう。ARM 版の Windows は長い間 32-bit の Intel アプリに対応していたけれども、今年に入って Microsoft は 64-bit アプリのエミュレーションが 11 月には Windows Insider 版に加わると発表した。つまるところ、ゲーム以外の Windows アプリの大多数はいずれ Apple silicon Mac でも使えるようになると思われるけれども、それを決めるのは Microsoft だ。