Apple の意図は良かったのだが、この通知はうっとうしい。いつも最悪のタイミングで出る気がするし、たいていは忙しくてストレスが高まった状態のときに出て、通知のせいでますますストレスが増す。何人かの人たちはこの通知があまり体を動かしていないのに心拍数が高い場合に出るのだと理論立てた推測を述べていた。悪くない推測だと思うが、Apple は何も言ってくれない。
ありがたいことに、この通知をオフにすることができる:
iPhone で Watch アプリを開く。
まだ開いていなければ、My Watch タブをタップする。
Breathe (呼吸) をタップする。
Notifications Off (通知オフ) をタップすれば通知が無効化される。
完全にリマインダーをなくしたくはないと思えば、煩わしさの度合いを減らすこともできる。まず、Breathe (呼吸) 設定画面で Allow Notifications (通知を許可) を選ぶ代わりに、Send to Notification Center (通知センターに送信) を選ぶ。これで、Apple Watch がサウンドを鳴らしたり通知であなたを驚かしたりすることがなくなる。その代わり他の通知と同様に Notification Center からの通知として静かに文字盤に表示されるので、通知をチェックしたい気になったタイミングで見られるようになる。自分の都合の良いときにリマインダーとして十分な役割を果たせるだろう。
もう一つ、リマインダーを出す回数を変更することもできる。毎日二回ずつでは多過ぎて、毎日一回ずつなら無難かもしれない。また、Weekly Summary (週ごとの概要) をオフにすれば、呼吸の習慣について報告してくる週に一度の通知がなくなる。最後に、Mute for Today (今日は通知を停止) をオンにすれば、その日のうちだけは Apple Watch があり得ないタイミングでリラックスせよとうるさく言ってくる心配がないと知って安心していられる。
もう何年もの間、セキュリティ研究者たちは iMessage の時代遅れの内部構造について警告を発し続けてきた。iMessage は終端間暗号化を使った Apple の独自仕様のメッセージ処理システムで、iOS、iPadOS、および macOS で使われている。けれども今回、一人の研究者から良い知らせが届いた。Apple はひっそりと iOS/iPadOS 14 と macOS 11 Big Sur においてメッセージ処理の重要なコンポーネントのいくつかをアップデートし、攻撃が成功する可能性を劇的に減らしたというのだ。
先週、Google Project Zero の研究者 Samuel Groß が長文で専門的なブログ記事を公開して、彼が発見したことを説明した。Groß という名前に聞き覚えがある人がいるかもしれないが、おそらくそれは彼の名前が Apple のセキュリティアップデートの際に彼が働く Google のチーム名と共にバグの発見者として頻繁に記されているからだろう。こと細かな内容を知りたい方は彼のブログ記事を読まれるとよい。ここでは、エンドユーザーが知っておくべきことだけを簡単にまとめておきたい。
最後にもう一つ、Samuel Groß は Apple が特定の形で任意のコードを実行しようとする攻撃を防止するため新たな予防策を実装した (けれどもまだ運用を開始していない) とも述べた。彼の推測によれば Apple はこの変更によってパフォーマンスがどの程度の影響を受けるかを評価している最中なのではないかとのことで、将来その運用を開始して攻撃が成功する可能性をさらに減らすことを目標としているのだろうという。
iPhone や Mac のスピーカーは、ステレオシステムと比べれば貧弱に聞こえるであろう。でも、どうすればこれらの機器からの音楽をステレオスピーカーから流せるのであろうか? AirPlay は、オーディオを Apple の機器からスピーカーへ Wi-Fi 経由でストリームさせてくれる Apple のとても優れた技術である。しかし、それが動作するためには、ストリーミングする先のステレオシステムは AirPlay をサポートする必要がある。
と言うわけで、もし手持ちの古典的なステレオシステムを、余りお金をかけずに、近代的な音楽ストリーミングの世界に連れ出すことに興味を覚えるのであれば、使用済みの第二世代 AirPort Express を探す事も出来るし、或いは、私がやった様にして、古い Apple TV を生き返らせることも可能である。私がこれをやったのは、Apple TV が物置に残っており、それを AirPort Express に対する代替策とするのも面白いプロジェクトになると思ったからである。私は Apple TV リモートを無くしていた;どうやってその問題を回避するかは次のステップで説明する。
部品リスト
必要となる部品:
第二または第三世代 Apple TV: 電源ケーブルも必要である;リモートはあれば役に立つが、必須では無い。
一対の RCA ケーブル: 恐らくこれらのケーブルは家のどこかに転がっていると思われる - ケーブル TV 業者は HDMI 対応の TV になる前の時代にはよく呉れたものだし、多くの人がステレオ機器を接続するために余分に持っているものでもある。必要なのは2本だけであり、標準から言えばオーディを用には赤と白を使うことになっているが、本当のところ色は関係ない。見つからなければ、安いものがオンラインで買える。
HDMI ケーブル: このケーブルは Apple TV を TV につなぐために必要なのだが、必要となるのは、最初に Apple TV を設定する間だけである。
手順に沿った作業指示
必要なものはここ迄で、古い Apple TV を使った AirPlay 対応の古典ステレオシステムの設定手順は以下の様なものである。まず、Apple TV の設定手順をこなし、それからそれをステレオに TOSLINK D/A コンバーターを使って接続する。
Apple TV を TV に近い所で電源につないで、両者を HDMI ケーブルを使って接続する。TV の入力を切り替えるのを忘れないこと。リモートをなくしてしまっても、Bluetooth キーボードがあれば、必要な設定は出来る。キーボードをペアリングモードにして、Settings > General > Bluetooth に行き、そのキーボードを選択する。リモートの代わりに Apple TV インターフェース内で動き回るのには矢印キーを使う;決定するのには Return を、戻るには Escape を押す。
もし Apple TV が出荷時設定に戻されていたら、言語を選択するよう求める画面が出るであろう。その場合、画面上の指示に従う。さもなくば、通常のホーム画面が出るはずである。
定型の設定手順が望ましいので、Settings > General > Reset に行き、Reset All Settings を選択する。
Settings > General > Network に行き、Wi-Fi ネットワークを選択し、そしてパスワードを入力する (ここではキーボードが威力を発揮する)。
Settings > General > Name で、スピーカーを置くであろう場所を示す名前を入力する。
Settings > General > Time Zone で、標準時間帯を設定する。これがどう関係するのか私には良く分からないが、やっておいて悪いことでは無い。
Settings > Screen Saver > Start After > Never と辿り、スクリーンセーバーを不能にする。再度、これがどう関係するのか良く分からないが、誰も見ることも無いであろうスクリーンセーバーを表示しようとして、CPU、メモリ、そして場合によってはネットワーク帯域を浪費すべき理由は何もない。
オーディオ設定全てをデフォルト値のままにする。
ここ迄で、オーディオをストリームする準備は完了しているはずである! Apple TV がつながれた TV に iPhone から何らかのオーディオをストリームしてみることで AirPlay が働いていることを確認してみよう。Music アプリを開いて、曲を再生、AirPlay アイコンをタップ、そして新たに作成した AirPlay 先をタップする。#
何も働かなければ、先に進む前に一歩戻って原因究明をする。Apple TV を TV 画面から外してしまったら、原因究明は更に難しくなる。
これで、ゴールは目前である! 次は、Apple TV をステレオに接続する:
HDMI ケーブルを Apple TV から外す;それを再び必要とする事は無い。Apple TV を電源から抜いて、AirPlay サポートでアップグレードしようしているスピーカーを駆動しているアンプに近い所に持って行く。Apple TV を電源につなぐ。
D/A コンバータを電源につなぎ、そして TOSLINK ケーブルを使い Apple TV に接続する。TOSLINK ポートは (私の機器では SPDIF と表示されており、技術的に言うとその隣にある同軸ポートも指している)、D 型をしたポートで埃よけの蓋がついている。中を覗き込めば、赤い光が見える。光ファイバー技術である!
AirPlay 2 が無いと、何が違うのか? 第二世代と第三世代の Apple TV は AirPlay に対応するが、より新しい AirPlay 2 には対しない。最も大きな実現出来ない点は、複数のスピーカー目的地に加われない事である。例えば、家中のスピーカーで同じ音楽を同期して鳴らす等である。それをやるためには、上記のステップを Apple TV HD や Apple TV 4K を使ってやるよう変更する必要がある。私は、この多数部屋機能に興味をそそられて来たが、未だその実用的用途を思いついた事は無い。
現行の Apple TV を使いたいと思ったら、何が違うのか? 第三世代 Apple TV が TOSLINK/光オーディオポートを持つ最後のモデルである。もしこのプロジェクトのために現行の Apple TV モデルを使いたいのであれば、HDMI を入力として受け入れられる異なる種類の D/A コンバーター、例えばこちらの AGPtek ユニットの様な、が必要になる。残りの手順は同様なはずである。
著書 Take Control of Zoom のために調査をし執筆をしながら、私はプレゼンテーションや画面共有のセッションを準備し発表するために役立つと思われるいくつかのシナリオや戦略を明らかにすることができた。以下では、フラストレーションを避けつつ望みの結果を得られる最良の方法をいくつか紹介してみたい。
スライドのみか、それともスライドとノートが必要か: PDF にせよ他のアプリにせよ、プレゼンテーション用ソフトウェアの中に一組のスライドを使っている場合は、プレゼンテーションを見るだけでよいのか、それともプレゼンテーションの表示とともにノートやその他の補助的資料をも見る必要があるのかを考えよう。(私はほとんど常に自分のプレゼンテーションをノートの見ながらすることが必要だ。) また、次のスライドも見る必要があるのか?
PowerPoint では、Slide Show > Set Up Show を選ぶ。(別方法として、PowerPoint ウィンドウの上端にある Slide Show をクリックして Slide Show 表示に移行すればさらなるオプション、例えば Set Up Slide Show ボタンなどにアクセスできるようになる。) "Browsed by an individual (window)" を選んで、OK をクリックする。これで、スライドショーを開始するとスライドはリサイズ可能なフローティングウィンドウの中に表示される。
2020 年の中頃、Apple は Keynote 10.1 をリリースして、Play Slideshow in Window オプションを新たに追加した。この表示を呼び出すには、Play > Play Slideshow in Window を選ぶ。(これを頻繁に使いたいと思えば、Keynote の中でツールバーを Control-クリックして、Customize Toolbar を選び、Play in Window をツールバーの上へドラッグして、Done をクリックする。)
macOS 用 Keynote で、Zoom の中でプレゼンテーションに使いたいスライドの組を開いて、Play > Play Slideshow in Window を選ぶ。そのウィンドウを好きな位置に置く。
Zoom で、Share Screen を選んで、その Keynote ウィンドウを選ぶ。
iOS/iPadOS 上で Keynote を起動し、Keynote Remote アイコンをタップする。(複数個のコンピュータがペアリングされている場合には、Devices をタップし、正しい Mac をタップして、Done をタップする。) 大きな Play アイコンが見えるはずだ。
Play をタップする。
Keynote Remote 表示の中で、右上にあるスライドを並べた形のアイコンをタップして、Current and Notes、Next and Notes、または Notes Only をタップすればノートを iPhone や iPad の上で見ることができる。(テキストのサイズを変えたりカラーを反転させたりして読みやすくすることもできる。)
広い場所を使っていてそこにいくつか物理的な品物がある場合には、複数個のデバイスを使うことが大きな意味を持つ。書画カメラ、またはスマートフォンかウェブカメラを同等の位置に固定したものを使って、台に置いたものあるいは 3D オブジェクトを撮影すれば、プレゼンテーションの補助資料として素晴らしく役立つことだろう。Zoom では画面共有を使って別のビデオ映像を取り込めるので、参加者たちに何を見せるかについてより良いコントロールが可能となるし、表示したものにその場で手書きの注釈を付けることもできる。
講師はずっとラップトップ機を持ち運んで常にマイク入力を確保し、ビデオ入力への切替のためにも使った。2 台のモバイルデバイスのオーディオは入出力ともミュートのままであった。(Zoom のモバイルアプリには一番上のところに小さなスピーカーアイコンがあって、これを使って出力をミュートできる。iPhone の音量を Control Center で下げてあったとしても、やはり Zoom アプリの中でスピーカーアイコンを使ってミュートしておくことが必要だ!)
BusyMac が BusyCal 3.11 をリリースして、Go To Date ウィンドウに自然言語入力 (例えば "three days" や "next month" のように入力できる機能) への対応を追加した。このカレンダーユーティリティはまた、Reminders への外部からの変更の探知を改良してより素早い同期を実現し、Zoom ミーティングで一部のアカウントについてアカウント設定から取り寄せた個人用ミーティング ID が使われなかった問題を解消し、ミーティングの主催者が受け取るミーティングアップデートが空白になっていたバグを修正した。(BusyMac からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、Setapp Mac アプリ購読サービスからも利用可能、無料アップデート、31.9 MB、リリースノート、macOS 10.11+)
The Pixelmator Team が Pixelmator Pro 2.0.5 をリリースした。この画像編集アプリに改良やバグ修正を加えた、メンテナンス・リリースだ。今回のアップデートでは Sharpen 調整の最大彩度を増やし、起動速度を 20% 程度向上させ、カラープロファイルの指定されていない PNG をより速く書き出せるようにし、長いシャッター速度時間が Color Adjustments ツールで正しく表示されなかったバグを修正し、ML Super Resolution が適用されている状態で書類を切り替えるとアプリが反応しなくなることがあった問題を解消し、Images Automator アクションの Increase Resolution が真っ白な画像を出力していた問題に対処している。(Pixelmator からも Mac App Store からも新規購入 $39.99、無料アップデート、225 MB、リリースノート、macOS 10.14.4+)
従業員たちにあてた電子メールの中で、Amazon の創設者であり CEO の Jeff Bezos は Q3 2021 に CEO を退任して Executive Chair of the Amazon Board に就任すると発表した。Amazon Web Services (AWS) の責任者 Andy Jassy が後任として CEO となる。
一番の問題は、はたして Andy Jassy が Jeff Bezos が去った後にも Amazon をさらなる高みへと導くことができるかどうかだ。ちょうど、Tim Cook が Apple で取り組んだのと同じ状況だ。また、Bezos はどうするのだろうか? Bill Gates は Microsoft を去ってから Gates Foundationを創設し、これまで 21 年間にわたって 460 億ドル以上の寄贈とともに世界に向けて計り知れない奉仕をしてきた。Bezos もたくさんの仕事を抱えており、20 億ドルの Bezos Day 1 Fund は低収入のコミュニティーにおけるホームレス支援と幼稚園教育を中心とした慈善活動をし、100 億ドルの Bezos Earth Fund は気候変動と戦う科学者や活動家に資金を提供し、他にも航空宇宙企業 Blue Origin や新聞社 The Washington Post がある。もはや Amazon の CEO ではないかもしれないが、私たちは今後も Jeff Bezos のニュースをいろいろと聞くことになるだろう。