Intel Mac mini にはデフォルトで 1 基の Gigabit Ethernet ポートが付くが、$100 の追加料金でそれを 10 Gigabit Ethernet にすることができる。一方 M1 Mac mini にはそのようなオプションはなく Gigabit Ethernet のみだ。
Apple は今やその状況を修正し、10 Gigabit Ethernet を提供する $100 の注文組み立ての選択肢を追加した。10 Gigabit Ethernet 付き M1-based Mac mini はまた、Apple の Lights Out Management 設定をサポートする。それは、MDM ソリューションに加わっている Mac を遠隔で起動、再起動、停止する事を可能にする。
ホームシアターのマニアたちはずっと以前から、テレビから最良のものを引き出すためにはキャリブレーション (色補正) が必要だと知っていた。はるか昔には、キャリブレーションのためにテストパターンが収められた DVD を再生して、辛抱強くそれらを繰り返しつつ、輝度とコントラストとシャープネスに調整を加えなければならなかった。その後に楽しい時代が来た。赤・緑・青のカラーを使うようになってさらに多くのテストパターンが生まれ、それらを駆使してテレビのカラーを微調整するようになった。
今はもう DVD など必要ない。その目的で使えるアプリ、例えば THX tune-up のようなものがあるからだ。けれどももしあなたが現代の Apple TV をお持ちなら、そのようなアプリさえもはや必ずしも必要でなくなった。tvOS 14.5 で Color Balance と呼ばれる新機能が登場して、Apple TV のビデオのカラーを修正する過程を自動化できるからだ。(2021 年 4 月 26 日の記事“Apple、iOS 14.5、iPadOS 14.5、macOS 11.3、watchOS 7.4、tvOS 14.5 をリリース”参照。) この機能は tvOS と互換なすべてのモデルの Apple TV で使える。つまり Apple TV HD、第一世代 Apple TV 4K、そしてもうすぐ登場する第二世代 Apple TV 4K とも互換だ。しかしながら、この機能を使うには Face ID に対応した iPhone が必要だ。
始めにすることと、HDR をオフにしなければならない理由
まず始めに、Apple TV と iPhone をそれぞれ tvOS 14.5 と iOS 14.5 にアップデートしておかなければならない。それから、もしも HDR 設定をオンにしていると Color Balance のキャリブレーションが途中で止まってしまうので、Settings > Video and Audio > Format で Apple TV 上の HDR をあらかじめ無効化しておく必要がある。
HDR をオンにすると対応コンテンツが非常に鮮やかになるので不満に感じられるかもしれないが、ここで Take Control of Apple TV に書いてあるヒントを紹介しておこう。一般的に言って、HDR を有効にしておく代わりに、テレビの設定は例えば 4K SDR などの SDR 設定にしておいて、Settings > Video and Audio > Match Content で Match Dynamic Range をオンにしておくのがよい。
Apple TV 上で、Settings > Video and Audio > Color Balance へ行く。すると画面上に、iPhone をテレビの近くへ持って来なさいという指示が出る。
理論的には、iPhone 上にポップアップが出てキャリブレーションの手順を始めるよう促すはずだ。私は何回か Color Balance のテストをしてみたが、この通知が全く出ないこともあった。私が気付いた唯一の回避策は、いったん Apple TV で Color Balance 画面から脱して、iPhone を再起動してからやり直すことだった。
iPhone 上にポップアップが出れば、Continue をタップして Apple TV 上での手順を始めることができる。まず、シュワシュワした iPhone の輪郭がテレビ画面に出る。そこで iPhone の 前面 をテレビ画面に向け、画面から 1 インチほど離して、シュワシュワした iPhone の輪郭の内側に保つ。Color Balance は Face ID センサーに依存して働く。
いったん iPhone が正しい位置に来て、iPhone と Apple TV がやり取りを始めれば、iPhone の輪郭はさまざまの色を循環する。その過程が終了するまで、iPhone をしっかり持っている必要がある。途中で iPhone を画面から離してしまうと (または HDR をオフにするのを忘れていると)、過程は失敗に終わる。
過程が終了すれば、テレビの View Results ボタンをクリックする。すると浜辺を上から撮影したシーンが表示され、Use Original と Use Balanced を交互に切り替えることでカラーバランス前後の違いを見ることができる。バランス後の設定はおそらくあなたが慣れ親しんだものに比べて少々冴えない感じに見えるだろう。これは、たいていのテレビが彩度を上げ過ぎた設定にして出荷されているからだ。
あとでいつでも Settings > Video and Audio > Color Balance に行けばカラーのキャリブレーションをリセットできる。その画面で、再度キャリブレーションを実行、結果をもう一度表示、キャリブレーションをリセットのうちから選ぶことができる。
留意しておくべきことがいくつかある:
Color Balance が修正するのは色のみであって、輝度やコントラストやシャープネスの修正はしない。
Color Balance はテレビ本体の設定には一切影響を与えない。カラー補正が施されるのは Apple TV から再生されるビデオの映像に対してのみだ。
テレビの表示設定を変更したり、あるいは Apple TV の HDMI 入力を変えたりした後には (多くのテレビは個々の HDMI 入力ごとに別々の設定を覚えているからだが)、もう一度 Color Balance を走らせた方が良いだろう。
Apple TV を別のテレビに接続した場合には、もう一度 Color Balance を走らせるべきだ。
Color Balance はそれほど大きな違いを産まないかもしれないし、別に人生を変えるようなことでもないが、Apple TV から来るビデオの画質を最適化できる簡単な方法だ。新型 Siri Remote でゲーミングの機能がなくなったことと、この新しい Color Balance 機能とを考え合わせるならば、どうやら Apple は Apple TV をホームシアターのファンたちのための最高のデバイスとして位置付けし直しているのではないかと思われる。
Wearables はこの四半期では最も働きの悪い部門となり、その成長は "たったの" 24.7% であった。この四半期でそれは $7.8 billion を稼ぎ出し、前年同期からは $6.3 billion の増加であった。Cook は、Q2 での 75% の Apple Watch 販売は新しい Apple Watch 所有者に行ったと言った。パンデミック期間中の多くの Apple 店の休業とこの期間中に他から提供されるサービスの減少は一部のウェアラブルの販売に不利に働いたが、ウェアラブルのオンライン販売は、期待以上にその不足分の多くを補った。
Apple はその地理的販売領域全てで好成績を残し、売上げは全ての地域で少なくとも 30% は増加した。Mac 販売は Europe と Asia Pacific で記録を破り、そして iPad は Japan で史上最高の販売を記録した。Greater China では、Apple は大量の製品を売っており、売上げは前年同期の $9.5 billion から 今四半期の $17.7 billion へと増加した。国内外を問わず、Apple は今絶好調である。
Apple はここから何処に行くのであろうか? 一つ言えることは、来年の Q2 業績も今年の Q2 と同じ様にすごいものとなるとは思わないこと。昨年、March 四半期は、COVID-19 パンデミック、それに伴うロックダウン、そしてサプライチェーンの問題で、とりわけ大変であった。Apple には成長の余地が沢山あった。
そうではあるが、Apple は恐らくこれ迄で一番安定した基盤の上にいると言える。iPhone, iPad, そして Mac は、これ迄よりも人気が増している。Mac における Intel プロセッサから Apple 独自の M1 チップへの冒険的な切り替えは、批評の面でも商業的にも、大成功以外の何物でもないと言える。そして、Apple の Services 事業は、成長に対する限界は無いように見える。従って、Apple は次の四半期にこれらの業績を超えることは無いであろうが - Apple は次期四半期には "需要で制限されると言うより、供給で制限される" ことになりそうで、Q2 の供給不足を補うために材料貯蔵の多くを使い果たしてきたと Cook は言っている - Apple 製品とサービスに対する需要は急激に増えるばかりで、将来の見通しは Ted Lasso の有名なビスケットよりも甘美なように見える。
The Pixelmator Team が Pixelmator Pro 2.0.8 をリリースして、LUT ファイル対応,を追加することで他のアプリで作成されたカラープリセットを利用して画像の色を編集できるようにした。新しい Custom LUT 調整により、画像の中の好きなレイヤーに LUT を適用したり、機械学習を使って LUT をカラー調整に変換したりできる。また、Pixelmator Pro から LUT を書き出して同じカラー変更を他のアプリ (Final Cut Pro など) で適用することもできる。今回のアップデートは 48 個の LUT を 5 つの異なるコレクションに分けて含んでいる。
Pixelmator Pro 2.0.8 はまた、ML Match Colors を改良して類似したコンテンツを持つ画像の見栄えをより良くコピーできるようにし、Color Balance 調整が色のぼやけた領域でも色の変更ができるようにし、gradient well に常時見えているボタンを追加してそれが開けることを示し、Shadows と Highlights の調整が色の彩度を上げていたバグを修正し、アラインメントガイドのバグを修正した。(Pixelmator からも Mac App Store からも新規購入 $39.99、無料アップデート、305 MB、リリースノート、macOS 10.14.4+)
Bare Bones Software が BBEdit 13.5.6 を出した。バラバラのファイルを集めてのマルチファイル検索を開始する際にかかる時間を短縮した、メンテナンス・リリースだ。この古参のテキストエディタはまた、内蔵の FTP/SFTP 対応を通して開いた書類を保存する際に起こることがあったクラッシュをなくし、Save to FTP/SFTP パネルで誤ったサーバに接続していたバグを修正し、Find Selected Text In メニューコマンドの問題を解消し、Mac Roman にマッピングできない Unicode 文字が正しく報告されなかった問題に対処し、別のアプリケーションから Option キーを押さずにテキストをドラッグすると元のテキストが削除されていたバグを修正した。(新規購入 $49.99、無料アップデート、18.7 MB、リリースノート、macOS 10.14.2+)