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#1591: メジャーな OS アップデート、AirPods ファームウェアアップデート、Google 外アカウントも Gmail アプリで、一刻を争う通知、Apple Watch がウェブブラウザに

Apple のエンジニアたちは新しい飾り付けの前にまずは片付けておこうという訳だろうか、App Privacy Report と Digital Legacy を組み込んだ iOS 15.2 と iPadOS 15.2、FaceTime 画面共有と SharePlay を組み込んだ macOS 12.1 Monterey、それと watchOS 8.3、tvOS 15.2、HomePod Software 15.2 をリリースした。これらの新しいオペレーティングシステムアップデートはすべて、HomePod を狙った新しい $4.99 の Apple Music Voice Plan に対応している。これとは別に Apple は AirPods のすべての対応モデルでファームウェアのバージョンを 4C165 にアップデートした。今週は Josh Centers が2つの短い記事を書いて、Time Sensitive (一刻を争う) 通知を説明するとともに、Apple Watch 上で µBrowser を使ってウェブをブラウズするやり方を紹介する。Adam Engst は今週号の LittleBITS コラム記事で、無料での配布を維持するために人々がお金を出す理由と、Gmail アプリで Google 以外の電子メールアカウントをチェックする方法の説明を紹介する。今週注目すべき Mac アプリのリリースは macOS Big Sur 11.6.2 とセキュリティアップデート 2021-008 Catalina、1Password 7.9.2、Firefox 95、SpamSieve 2.9.47、Keyboard Maestro 10.0.2、Audio Hijack 3.8.9 と Piezo 1.7.7、Airfoil 5.10.6、oundSource 5.8.3 だ。

Adam Engst  訳: Mark Nagata   

Apple、AirPods ファームウェアを 4C165 にアップデート

Apple が第2世代と第3世代の AirPods、および AirPods Pro と AirPods Max のファームウェアをバージョン 4C165 にアップデートした。従来のファームウェアアップデートでは問題が解消されたこともあれば新たな問題が起こったこともあった。残念ながら Apple は AirPod ファームウェアのリリースノートを出していないので、何が変わったのかを知る方法はない。今回のアップデートは自動的にインストールされるはずだが、早くインストールしたいと思えば次の手順を試すとよい:

(日本語)Apple、AirPods Pro と第二世代 AirPods 用のファームウェアをアップデート | AirPods Pro でファームウェアの問題 | Apple、AirPods Pro と AirPods Max をアップデートして Find My に対応 | Apple、AirPods のファームウェアを無言で 3.7.2 にアップデート | Apple、AirPods のファームウェアを無言で 3.5.1 にアップデート | AirPods のとてつもない急成長 | Nomad マルチデバイス充電器が AirPower 後継の座を狙う | Apple の AirPods Max ヘッドフォンは高価だが良い | Apple、iOS 14.2、iPadOS 14.2、watchOS 7.1、HomePod Software 14.2、tvOS 14.2 をリリース | Mac を使う際に T2 チップは何を意味するか? | CES 2019: Star Trek と Harry Potter の間には

まず、ファームウェアアップデートが必要か否かをチェックする。AirPods がケースに入っていて iPhone に接続されていることを確認した上で、Settings > General > About > AirPods へ行けばファームウェアのバージョンが表示される。もしも 4C165 と表示されていれば、その AirPods は既にアップデート済みだ。

(もしも AirPods メニューが表示されなければ、AirPods 充電ケースを開き、スクリーンの一番下に充電状況アラートが出るまで待って、それからもう一度チェックしよう。それでも Settings アプリに AirPods メニュー項目が出なければ、Control Center のメディアコントロールで選択してみよう。それでもダメなら、Settings > Bluetooth で接続状態を確認しよう。)

AirPods がちゃんと接続されていることが分かったら、ケースを閉じて、ポケットに入れておくか、iPhone の近くに置いておくかしよう。あとは待つしかない。私の場合、ずっと見ていた訳ではなかったのでいつの間にアップデートされたのか知らないが、とにかく 20 分後には Settings アプリが新しいファームウェアバージョンを表示していた。

AirPods firmware version

バージョン 4C165 のファームウェアがあなたの AirPods で何らかの問題を解決したか、あるいは何らかの問題を起こしたかしたなら、どうぞコメントで知らせて頂きたい。

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Adam Engst  訳: 亀岡孝仁  

LittleBITS: 共有物を解放し 、Gmail アプリを拡張する

時折、私は読者に TidBITS Talk で助けを求めることをお勧めすることがあり、それは私が彼らの質問に対する答えを知らないからであるが、そうすると、彼らは何年も TidBITS を読んでいるが、TidBITS Talk に目を向けたこともないことに驚きを表す。ひょっとすると、それは驚きではないのかもしれない - 多くの人はメール経由でしか TidBITS と接せず、そうすると Web 上での個々の記事をフォローする TidBITS Talk に基づいたコメントを見ることはないであろうからである。(そうではあるが、メール版の記事のトップにはコメントカウンターが付いているので、それぞれの記事がどの程度話し合われているかを知ることは出来る。)

TidBITS Talk の人気がどの程度か数値化してみると、現在それは月に 1300 程度のポストがあり、そして月に約 220,000 のページビューがある。それはとてつもない数字に見えるかもしれないが、Discourse ソフトウェアが良い仕事をしてくれていて、ログインしたユーザーに何が新しくそして関連があるかを示す役割を果たしている。それでも、最善の情報は大きなスレッドの中に埋もれた個々のポストであることが多い。今日は、その様なものの中から2つを紹介したい。

TidBITS の会員制 "共有物を解放する" 手助けに

Neiman Lab の Tim Carmody による洞察に富んだエッセイ "Unlocking the Commons (共有物を解放する)" へのリンクを示してくれた TidBITS Talk 上の Eng Aun Chen に感謝する。その中で、彼はサイトの中には、我々が TidBITS 会員と共にやっているように、自ら資金を集めて運営している所がある事を指摘している。TidBITS では寄付は、自由意志であり、そして TidBITS が誰に対しても無料である事を可能にしている。しかし、その様な形態の下では、人々は何故寄付をするのであろうか? 彼は書いている:

ファンはその人とその仕事をサポートする。しかし、それは取引、サービスに対する対価ではない。それは、全ての人に利益をもたらす貢献である。ただ乗り者は歓迎されるのみではない;ただ乗りこそが鍵である。私が思うに、これこそが支援の心理を理解する鍵である....

私は、自分のお金を対象物を買うだけに使いたくない;私はそれで私の好きな組織や個人をサポートしたい、そして私はそれで公益をサポートしたい....

これは、支援に関する奇妙なことの一つである。一消費者として、まず考えるのは自分の利益のためである。一支援者として、それは自分の受益者の益のためである。同様に、あなたは支援によりサポートされた一職人として、自分自身よりも、自分の支援者達そして聴衆にために何が最善なのかを考えがちである。

よく表現されている、そして Carmody の抜粋からのリードが、私が多くの TidBITS 会員から聞く根底にある動機をとても良く要約している:

最も強力で興味あるメディア形態は、その製品が無料で配られることをただ許すだけでなく求める会員から資金を調達することであり続けるであろう。

Gmail iOS アプリ、非 Gmail アカウントをサポート

今週の "知らなかったよ!" 部門に属するのは、Doug Miller が TidBITS Talk で言った、Gmail iOS アプリが今や非 Gmail アカウントをサポートする話である。私は長年 iPhone 上で色々なメールアプリを試してきたが、Gmail 以外に私に合うものは無かった。私は Apple の Mail でメールが読み込まれるのを待つのは嫌いだし、Spark でメッセージが簡単に既読とマークされる(結果としてあとで Mac で読めなくなる)のは困るし、そして他の全てのメールアプリは、それぞれに色々な問題に悩まされた。

私自身は、私の全ての別のアカウントからのメールは全部私の主とする Gmail アカウントに転送するので、この機能に対する必要性はないが、多くの人は複数のアカウントをチェックする必要があり、それを Gmail アプリの中でやりたいという人もいるであろう。やり方は結構簡単であることが分かったが、注意点も幾つかある。

やり方は以下のようである - スクリーンショットをクリックすると拡大できる。

Adding accounts to the Gmail app

Adding accounts to the Gmail app
興味深いことに、スクリーンショットは今やパスワードフィールドの内容を表示するのを自動的に拒否する。パスワード文字が点々で置き換えられていても事情は変わらない。

非常に限られたテストだけだが、私が Gmail アプリで慣れ親しんだ全てが、iCloud アカウントに対しても Gmail に対してと同様に動くように見える。例外は幾つかある:

Switching between accounts in the Gmail app

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Josh Centers  訳: Mark Nagata   

Time Sensitive (一刻を争う) 通知の即席入門

年月を経て、私たちのデバイスはだんだんうるさくなった。通知がひっきりなしに出て、気を散らされてしまう。だからこそ Apple は通知をおとなしくさせるための機能を2つ導入した。iOS 15、iPadOS 15、macOS 12 Monterey における Focus (集中モード) つまりカスタマイズ可能な Do Not Disturb 機能と、iOS 15 と iPadOS 15 における Notification Summary (通知要約) 機能、つまり緊急でない通知をまとめて、一日のうちの指定した時刻にのみ表示させるものだ。

いずれの機能も、おしゃべり好きなアプリと、すぐに気を散らされてしまうあなたの脳との間に、仮想の壁を築こうとする。でも、緊急の通知が必ず届くようにするにはどうすればよいのか? 例えば重要な時刻を知らせるリマインダーとか、大切な人からのメッセージとかが、必要な時に壁を破って届くようにするにはどうするのか?

そこで Apple はまたもう一つ新たな通知の概念を導入した。それが Time Sensitive (一刻を争う) 通知だ。名前の通り、届く時刻が重要な通知なので Focus 機能や Notification Summary 機能による制約を回避できる。では、どうやって通知を Time Sensitive (一刻を争う) と設定するのか? どうやってアプリがその特権を乱用しないようにするのか?

初めて iOS 15 や iPadOS 15 にアップグレードした際に、Time Sensitive と設定すべきアプリを指定するように促されたかもしれない。また、アプリをインストールした際にそのアプリが Time Sensitive 通知を許されるかどうか尋ねられたかもしれない。また、Settings > Notifications > アプリの名前 でも Time Sensitive 通知のオン/オフができるけれども、それはその問題のアプリがその機能を許容している場合に限られる。あなたがどのようにして有効化したかにかかわらず、Time Sensitive 通知はいつでもプロンプトを出して、その設定をオフに切り替えるかオンのままにするかと尋ねてくる。

Time Sensitive notifications on the Lock screen and in Settings

Monterey では、 System Preferences > Notifications & Focus > Notifications で Time Sensitive 通知をコントロールする。サイドバーの中でアプリを選び、"Allow time sensitive alerts" をオン/オフできる。

Time sensitive alerts in Monterey
赤い枠で囲ったチェックボックスラベルだが、"time sensitive" はハイフンで結ぶか頭文字を大文字にするかどちらかにすべきだろうと思う。

必ずしもすべてのアプリが Time Sensitive 通知を出す訳ではない。Settings でそのオプションが見当たらなければ、そのアプリではこのタイプの通知が有効化されていないということだ。

近いうちに Focus や Notification Summary についての詳しい記事を書くつもりだが、当面は私の本 Take Control of iOS 15 and iPadOS 15 が通知に関するこれらの新しい話題をすべて解説している。

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Josh Centers  訳: 亀岡孝仁  

µBrowser で Web を腕から操作する

自分の Apple Watch を見て、"Web ブラウズを腕から出来ればな!" と思った事はありませんか。分かるけど、多分ないでしょうね。でも、やろうと思えば今は出来る。開発者 Arno Appenzeller からの $0.99 の µBrowser のお陰である。彼は PiPifierTV Maps の様な面白い小さなユーティリティを得意としている。

("マイクロ" に対する SI 接頭辞であるギリシャ文字 mu を使っていることからすれば、µBrowser は恐らく "microBrowser" と発音されるべきなのであろうが、多くの人はそれを単に "ubrowser" と呼ぶであろう。ただ、App Store で "ubrowser" で探さないように。何故ならば、その様に検索すると µBrowser ではないその名前のアプリを幾つか引っ張り出されるからである。私には全てがギリシャ語に見える! しかし、Mac 上で µ の文字をタイプしたければ、それは Option-M である。)

µBrowser の限界を認識する

µBrowser は、実際の所、あのちっぽけな Apple Watch 画面上でとてもよく働く、もっとも殆ど全部のサイトでと言う但し書きは付くが - 我々のものも含まれる、ご免なさい! - 現在基本的には意味のないクッキー通知があり、それをタップして通らないと、全画面がぼんやりとしたままとなる。一旦そこを通り過ぎれば、TidBITS サイトも忠実に表示される。Daring Fireball の様なカスタムフォントを使うサイトでは、そうはいかないものもあるが、それでも、Daring Fireball はそれ程ひどくは見えない。

µBrowser rendering on Apple Watch

カスタムフォントの不対応とちっぽけな画面の他で、一番気になるのは、ウェブサイトを読み込む度に毎回 "Sign In" のプロンプトをタップして通過しなければならないことである。µBrowser 設定の中で Arno は、これは Apple の要件であるが、実際にはそれをやる中で個人情報が手渡されことは一切ないと説明した。Apple が直ぐにこの要件を取り下げてくれることを望みたい。

uBrowser sign in prompt

他にも制約はある。Arno は、µBrowser は JavaScript や大きな Web ページでは問題があるかもしれないと警告している。また、µBrowser を使って多くのオンラインサービスにログイン出来るとも思わないで欲しい。

Web を腕から操作する

µBrowser のメーンスクリーン上では、3つの方法でウェブサイトに辿り着ける:URL, DuckDuckGo 検索、そしてブックマークである。

ご想像のように、URL を Apple Watch 画面上でタイプするのは大変である - 地球儀ボタンをタップして URL をタイプし始める。私は Apple Watch Series 4 を使っているので、Scribble を使わざるを得ない。Series 7 の所有者ならば、フルキーボードが使えるが、どれだけマシかは疑わしいと思う。代替策として音声入力が使え、多くのサイト、例えば "twitter dot com" の様な、でうまく行くが、そのやり方で "slashdot dot org" に辿り着こう等と思わないように (次の様にタイプするであろう /..org)。

Entering a URL on µBrowser
左:地球儀をタップして URL を入力する、或いは、拡大鏡を使って DuckDuckGo 検索をする。以前の URL や検索条件は変更するまでそのまま残る。右:URL の入力。

しかしながら、音声入力は µBrowser の検索機能ではよく働く。それはメーンスクリーン上の拡大鏡をタップする事で能動化できる。私は、Apple がある時点で iPhone を使って Apple Watch 上のテキスト入力を可能にしたことに気付いた。同じことは Apple TV でだいぶ前から出来るようになっていた。それは気の利いた機能ではあるが、Apple Watch から操作するという真意に反するのではと感じてしまう。

Prompt to enter Apple Watch text with the iPhone

URL をタイプする問題に対する Arno の解は µBrowser の iPhone コンパニオンアプリで、それは Apple Watch に同期するブックマークを作成させてくれる。

µBrowser Companion

皆さんが µBrowser をどれ程有用だと思うか確信はないが、私は面白いと思った。加えて、それが本当に役に立つという時もあると思われる。とりわけ、iPhone は手元に無いが、セルラー対応の Apple Watch はあると言う場合には。

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Josh Centers  訳: Mark Nagata   

Apple、iOS 15.2、iPadOS 15.2、macOS 12.1 Monterey、watchOS 8.3、tvOS 15.2 をリリース

またもや大忙しの月曜日がやって来た。Apple が、iOS 15.2、iPadOS 15.2、macOS 12.1 Monterey、watchOS 8.3、tvOS 15.2、HomePod Software 15.2 をリリースしたのだ。watchOS 8.3、tvOS 15.2、HomePod Software 15.2 の3つはマイナーアップデートだが、iOS 15.2、iPadOS 15.2、macOS 12.1 Monterey の3つはメジャーな新機能をもたらしており、そのいくつかは当初リリースで延期されていたものだ。後者の3つはかなり大幅なアップデートなので、大きな問題が発生していないか確かめるまで少なくとも一週間は待つことを強くお勧めしたい。

今では Apple の標準的なやり方になったようだが、これらのアップデートは大体において同じ機能を至る所に提供している。実際、macOS 12.1 Monterey における最大の変更点は延期されていた SharePlay 対応が提供されたことだ。この機能は他のオペレーティングシステムでは前回のアップデートで登場していた。この記事では、共通の機能についてまず論じてから、より集中的な機能やバグ修正について触れていきたい。

iOS 15.2 (iPhone 13 Pro 上で 899.1 MB) と iPadOS 15.2 (10.5 インチ iPad Pro 上で 588 MB) は Settings > General > Software Update でインストールできる。macOS 12.1 Monterey は System Preferences > Software Update に 2.36 GB のアップデートと書かれている。(ただし M1 ベース MacBook Air 上にダウンロードしてみると 3.17 GB あった。この食い違いは何だ?)

iOS 15.2 and macOS 12.1 release notes

App Privacy Report

iOS 15.2 と iPadOS 15.2 は長らく約束されていた App Privacy Report 機能を導入する。あなたを監視しているアプリを監視する役に立つこの機能は、それらのアプリがどのドメインに連絡しているか、どんなデバイスデータにアクセスしているかを箇条書きにする。利用するには Settings > Privacy App Privacy Report で手作業でオンに切り替えなければならない。私の推測では、大量のデータをログ保存することでバッテリー寿命に影響する可能性があることからデフォルトではオンになっていないのだろうと思う。

App Privacy Report には Data & Sensor Access、App Network Activity、Website Network Activity、Most Contacted Domains という4つのメインのセクションがある。それぞれで詳細に踏み込めるようになっている。このレポートで明かされたデータによって、何が起こっているかをユーザーが理解し、開発者たちに対して追跡の侵入の度合を減らすよう働きかける役に立つかどうか、関心を持って見守りたい。

App Privacy Report

Digital Legacy

もう一つのずっと前から約束されていた機能が iOS 15、iPadOS 15、macOS 12.1 Monterey に到来した。それが Digital Legacy (デジタル遺産) だ。あなたが死んだ場合にあなたの Apple データにアクセスできる人を指定できる。写真、電子メール、メモなどが対象となる。

iPhone や iPad で設定するには、Settings > あなたの名前 > Password & Security > Legacy Contact へ行って、まず Add Digital Contact をタップする。Monterey では System Preferences > Apple ID > Password & Security へ行くのだと思われるが、ここには Legacy Contact という項目はない。説明に従って故人アカウント管理連絡先を追加すれば、その人に Messages で通知することや、その人が承認すればその人の Apple ID 設定に自動的に保存されるアクセスキーを共有することが示される。また、アクセスキーを QR コードの形で印刷することもでき、これならば Apple の最新のオペレーティングシステムを使っていない人とも共有できるし、万一に備えて遺言執行人のための控えとすることもできる。あなたの遺書やその他の重要な書類と共に、安全な場所にしまっておこう! あなたの死後に、故人アカウント管理連絡先として指定された人は Apple にそのキーと死亡証明書の写しを提出しなければならず、そうすればその人はあなたのアカウントにアクセスできてあなたのデータを Apple から取り寄せられる。

Setting up Legacy Contact

Mail の Hide My Email

Hide My Email (メールを非公開) 機能で代替用の電子メールアドレスを作成し、そこへ届いたメールをあなたの本当のアドレスへ転送するようにして、しかもその代替用アドレスはいつでも好きな時に削除できる。(2021 年 10 月 21 日の記事“iCloud+ の Hide My Email でジャンクメールを減らす”参照。) 今回、このアドレスを iPhone や iPad の Mail でメッセージ作成中に簡単に作成できるようになった。"Cc/Bcc, From:" フィールドを1回タップして From フィールドが見えるようにし、それから From フィールドをタップする。そしてリストから Hide My Email を選べばよい。今回は Mac の Mail でも Hide My Email が使えるようになった。

Hide My Email in the Mail app

iPad: Quick Note をカスタマイズ・無効化

iPadOS 15 で、Quick Note 機能が追加された。スクリーン右下隅からスワイプすればウィンドウが開いて、そこに手早くメモを書き込める。私は最近このジェスチャーに関する不満の声に注意を払ってきた。とりわけ Notes を使わない人や、ゲームの最中にスクリーン上で荒々しくスワイプしまくっている人などが、こんなジェスチャーは煩わしくて嫌だという声をあげていた。でも、私はきっと Apple が次のメジャーアップデートでこれを無効化できるようにしてくれるだろうと思ったので記事には書かずにいた。(macOS 12 Monterey では、Quick Note はホットコーナーアクションであって簡単に設定を変えたり無効化したりできる。)

今回のアップデートで、Apple は単にこの Quick Note ジェスチャーを無効化するオプションを提供したばかりでなく、完全にカスタマイズできるようにした。Settings > General > Gestures で、Left Corner Swipe と Right Corner Swipe の両方をカスタマイズでき、それぞれをスクリーンショットを撮る、Quick Note を開く、スワイプを無効化する、のうちから選べる。

Quick Note and Screenshot gesture settings

指で試してみてスクリーンショットのジェスチャーが働かなければ、いったん Allow Finger to Swipe From Corner をオフにしてから再びオンに戻してみよう。私の場合、それでジェスチャーが働くようになった。

児童保護の機能

今年の 8 月に Apple は、デバイス上の処理を用いて CSAM (児童性的虐待素材) の iCloud へのアップロードを探知し、また子供たちのデバイス上の Messages で同社の言う“露骨な”素材が送信されるのを探知すると発表して大きな騒動を引き起こした。(2021 年 8 月 7 日の記事“Apple による児童保護拡大機能に関してよくある質問”参照。) 多くの反発の声を受けて、Apple はこれらの機能の導入を延期した。(2021 年 9 月 3 日の記事“Apple、CSAM 検出の導入を延期”参照。)

今回 Apple は考え直した上で Messages に関する方の機能を実装し、これを Communication Safety (通信の安全) と呼んだ。Settings > Screen Time > 子供の名前 > Communication Safety で有効にできる。[訳者注: 今回この機能が実装されたのは米国版のみのようです。]

当初、Apple はこの機能に2つの状況を計画していた:

Apple は今回、親が通知を受け取る部分を Communication Safety 機能から完全に取り除いた。これは、虐待的な状況を深刻化させる懸念があるという指摘を受けたからだ。

リリース版で、Apple は用語を変更して至る所で「裸」や「ヌード」という言葉を使うようにし、これらの用語は通常水着で覆われる体の部分を意味するという説明を付け加えた。どうやらこれは写真が誤って性的ないし“露骨な”ものと識別された場合の熱量を下げようとする試みのように思われるが、より多くの写真をマッチさせて子供たちに自分が送信する画像についてもっと広く考えさせようという趣旨である可能性もある。さらにまた、この表現に従って裸を識別する方が、機械学習にとっては“性的”なものと考えられる画像を正確に識別することがはるかに容易になるからとも言える。

iOS 15.2 と iPadOS 15.2 は Siri、Spotlight、および Safari の検索においても Apple が“拡張指導”と呼ぶ機能を追加した。私たちの推測では、これは子供たちが良くないものを検索した場合に Apple が警告を出すという意味だろうと思われる。

通知要約の再デザイン

これはリリースノートには載っていないことだが、通知要約のデザインが新しくなった。TidBITS 記事で通知要約に触れたことはまだなかったが、私の本 Take Control of iOS 15 and iPadOS 15では解説している。基本的に、それほど重要でない通知をまとめて表示することで、ひっきりなしに警告を浴びせられることなく、一日にほんの数回ずつだけ受け取るようにするのだ。

Apple は今回、この通知要約の表示のしかたを改めた。従来は、サイズを小さくして一つのグリッドの中に並べていた。今回は、それより大きくてカラフルなカードを重ねて表示するようになった。

Notification Summary in iOS 15

部品とサービスの履歴

これもリリースノートに載っていないが、Settings の中に新しい Parts and Service セクションがあることを MacRumors が発見した。その iPhone で何らかの部品を交換したことがあれば、Settings > General > About へ行って履歴を確認することができる。Parts and Service History と書かれた下に、交換された部品と、それが Apple 純正部品であるか否かが一覧表示される。

中古品のデバイスを購入する場合にはこの機能が大いに役立つだろう。誰かが壊れた iPhone を安く手に入れて安物の部品で修理したのかどうかが分かる。

[訳者注: Apple サポート記事によれば、確認可能な部品の種類は iPhone のモデルにより異なります。]

Apple Music Voice プラン

今回の各オペレーティングシステムのアップデートで、Apple は Apple Music Voice Plan を開始した。これは Apple のサービス提供の歴史の中で最も奇妙なものかもしれない。宣伝文句はこうだ: 月額 $4.99 で、Apple Music ライブラリをすべて利用できるが、ただ1つだけ制約がある。それは、すべてのアクセスに Siri を使わなければならず、目で見てブラウズすることはできないという点だ。また、空間オーディオやロスレスオーディオは含まれていない。

これは、HomePod で安価に音楽サービスを楽しみたいけれどもそれ以外の方法には興味がないという人に最適の Apple Music レベルだ。需要があることは間違いないし、HomePod を持っている人には歓迎すべきものだが、目に見えるインターフェイスが一切ないというのはやはり奇妙な制約だ。

Music アプリを通じてサインアップできるが、Siri に頼んで Apple Music Voice の試用を開始することもできる。

iOS 15.2 と iPadOS 15.2 のその他の変更点

今回のリリースでの細かな変更点を挙げておこう:

修正したバグも Apple はいくつか挙げている:

iOS 15.2 と iPadOS 15.2 には 38 件のセキュリティ修正が含まれる。

macOS 12.1 Monterey

macOS 12.1 Monterey での大きなニュースは FaceTime 画面共有と SharePlay が追加されたことだ。私たちはまだ Monterey でそれらの機能をテストしていないが、当面は iOS/iPadOS についての 2021 年 11 月 8 日の記事“FaceTime の画面共有と SharePlay の使い方”をお読み頂きたい。Monterey 版も機能はおそらく大差ないと思われる。

macOS 12.1 の Photos も、iOS 15 と iPadOS 15 で登場し今回 tvOS 15.2 にも追加された新しいデザインの Memories 機能 (この記事の後の方を参照) を追加しているが、残念ながら macOS ではまだ一般的な音楽が使われ、Apple Music のトラックは利用していない。

その他の機能の多くは iOS 15.2 や iPadOS 15.2 のアップデートと並行したものだ。具体的には:

また、macOS 12.1 にはバグ修正もいくつかある:

macOS 12.1 には 42 件のセキュリティ修正が含まれる。

watchOS 8.3

watchOS 8.3 アップデートはかなりマイナーで、Apple Music Voice Plan への対応と、アプリによるデータとセンサーへのアクセスを記録する App Privacy Report への対応が加わる。App Privacy Report の有効化は Apple Watch 自体の上でする必要があり、そうしておけば Settings > Privacy > App Privacy Report へ行き、そこでどのアプリが過去一週間にあなたのデータやセンサーにアクセスしたかを見て、レポートを iPhone 上に保存することができる。それは iPhone 上の Watch アプリに送られ、My Watch > General > Diagnostic Logs で読める。watchOS 8.3 ではまた、通知が Mindfulness のセッションを中断してしまう問題が修正されたが、とても礼儀正しいことだと思う。

App Privacy Report on Apple Watch

でもちょっと待って! 前回のアップデートは watchOS 8.1 じゃなかったのか? 確かにそうだった。2021 年 10 月 18 日の記事“macOS 12 Monterey、iOS 15.1、iPadOS 15.1、watchOS 8.1、tvOS 15.1 が来週登場”をご覧頂きたい。どうやら Apple はバージョン 8.2 を完全にスキップしてしまったようだ。

この watchOS 8.3 アップデートは Apple Watch Series 4 上で 327 MB あり、iPhone の Watch アプリで Settings > General > Software Update へ行けば見つかる。インストールするには、Apple Watch が充電器に接続されていて、かつ少なくとも 50% 充電されていることが必要だ。

watchOS 8.3 には) 25 件のセキュリティ修正が含まれる。

tvOS 15.2

tvOS 15.2 は驚くほど充実したアップデートだ。Apple Music Voice Plan に対応したこと、アイスランドとスコットランドの新しい Aerial スクリーンセーバを追加したことに加えて、iOS 15 で再デザインされた Memories 機能が tvOS の Photos アプリに導入された。

簡単に言えば、もともとの Memories 機能は特定の日またはテーマに基づいてアルバムを作成し、そのアルバムの中の写真をあらかじめレンダリングしたビデオを生成するものであった。新しい Memories 機能はこれを簡素化して音楽のみを付けた単なるスライドショーとし、ぎこちなくサイズも巨大なビデオは使わない。もう一つ素敵なのは、一般的な音楽を使う代わりに、関連する可能性のあるトラックを Apple Music から取り寄せて使うことだ。これはなかなかうまく働くこともある。私が試したところ、2014 年の Paul McCartney のコンサートから Memory を作って、彼のバンド Wings の楽曲 Band on the Run をセレクトしてくれた。tvOS の Memories 機能が iOS 15 のもの程度にカスタマイズ可能かどうかまだよく分からないけれど、後者については私の本 Take Control of iOS 15 and iPadOS 15 で解説している。

Memory of a Paul McCartney concert

tvOS の Apple TV アプリにも Store タブがあり、これは iOS の Apple TV アプリにあるものより重要に思える。

Store tab in the Apple TV app

tvOS 15.2 には 22 件のセキュリティ修正が含まれる。

HomePod Software 15.2

最後に一番小粒なのが HomePod Software 15.2 で、Siri が Apple Music Voice Plan に対応し、いくつかの新しい言語にも対応する。467.7 MB のこのアップデートはいずれ自動的にインストールされるはずだが、強制的に直ちにインストールしたいと思えば Home アプリを開いて、画面の一番上にある Update ボタンをタップし、それから Update または Update All をタップすればよい。

Updating to HomePod Software 15.2

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TidBITS 監視リスト: Mac アプリのアップデート

訳: Mark Nagata   

macOS Big Sur 11.6.2 and Security Update 2021-008 Catalina

macOS Big Sur 11.6.2 とセキュリティアップデート 2021-008 Catalina

Apple がmacOS Big Sur 11.6.2と、macOS 10.15 Catalina 用のセキュリティアップデート 2021-008 をリリースして、Big Sur で 31 個、Catalina で 28 個のセキュリティ脆弱性をパッチした。いずれのアップデートも、カーネルメモリを読み取られたり、カーネル権限を取得されて任意のコードを実行されたりする可能性があった Bluetooth 関係の2件の問題に対処し、ローカルユーザにシステムを突然終了される可能性があった Wi-Fi の問題を解消し、悪意あるアプリケーションが Gatekeeper のチェックを回避する可能性があったロジックの問題2件を解決している。もしもアップデート後に何か問題に気付かれたら、どうぞコメントで知らせて頂きたい。(無料、サイズはいろいろ、Big Sur リリースノートCatalina リリースノート、macOS 11 および 10.15)

macOS Big Sur 11.6.2 とセキュリティアップデート 2021-008 Catalina の使用体験を話し合おう

1Password 7.9.2

1Password 7.9.2

AgileBits が 1Password 7.9.2 をリリースして、1Password アカウント用のファイル添付に改善を施した。このパスワードマネージャは今回、ファイル添付のインターフェイスを改良して新たに追加した項目が即座に見えるようにし、一覧モードと編集モードで添付物が一貫した順序を保つようにし、書き出しの際に添付物を含めるようになった。今回のリリースではまた、一回限りのパスワードの iCloud 書き出しを改良し、共有シートを分離ウィンドウとして表示できなかった問題を解決し、数件のクラッシュ (検索語をタイプしてからキーボードショートカットを使った場合など) を修正し、一回限りのパスワードが twitter.com に正しく自動入力されるようにしている。(購読年額 AgileBits から $35.88、Mac App Store から $35.99、新規にアカウントをセットアップする TidBITS 会員は 6 か月間無料、無料アップデート、78.9 MB、リリースノート、macOS 10.13+)

1Password 7.9.2 の使用体験を話し合おう

Firefox 95

Firefox 95

Mozilla が Firefox 95 をリリースして、macOS 特定のアップデートをいくつか加えた。このウェブブラウザは今回イベント処理の最中での Firefox および WindowServer の CPU 使用量を減らし、Netflix や Amazon Prime Video などのストリーミングサイトから取り込んだソフトウェアデコードのビデオによる電力使用量を減らし、コンテンツ処理の始動を高速化し、JavaScript を推論的にあらかじめコンパイルしておくことによりページをロードするパフォーマンスを改善し、またサードパーティのライブラリにあり得るセキュリティ脆弱性に対して Firefox を堅牢化するため RLBox テクノロジーをすべてのプラットフォームで有効にしている。(無料、119 MB、リリースノート、macOS 10.12+)

Firefox 95 の使用体験を話し合おう

SpamSieve 2.9.47

SpamSieve 2.9.47

C-Command Software が SpamSieve 2.9.47 をリリースして、macOS 12.1 Monterey アップデートへの対応を追加した。(いつもと同様、C-Command は macOS をアップデートする前にあらかじめ SpamSieve をアップデートしておくことを勧めている。) このスパム電子メールフィルタリングユーティリティはトレーニングで good と指定したメッセージが inbox や messages に戻らないことがあった Mail のバグを回避し、Open Window スクリプトを更新して一部のウィンドウが開かないことがあった問題に対処し、SpamSieve のフィルタリングの精度を向上させ、新型 MacBook Pro のノッチとの互換性を宣言した。(新規購入 $30、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、19.7 MB、リリースノート、macOS 10.9+)

SpamSieve 2.9.47 の使用体験を話し合おう

Keyboard Maestro 10.0.2

Keyboard Maestro 10.0.2

Stairways Software の Peter Lewis が Keyboard Maestro 10.0.2 を出した。バグ修正に集中したメンテナンス・アップデートだ。この人気の自動化およびクリップボード用ユーティリティは Stream Deck Set Image アクションを使っている最中の不鮮明なアイコンを更新し、マッチするアクションを検索する際に Action Notes も検索するようにし、Finder's Selection コレクションが返すパスが末尾にスラッシュを付けないようにし、一部のクリップボードポップアップメニューを調整してアクションの最中に全部広がらないようにし、macOS 12 Monterey での Fast User Switch アクションを修正し、更新履歴が保存されないことがあった問題を解消している。(新規購入 $36、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、アップグレード $25、バージョン 10 ライセンスからは無料アップデート、34.3 MB、リリースノート、macOS 10.13+)

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Audio Hijack 3.8.9 and Piezo 1.7.7

Audio Hijack 3.8.9 と Piezo 1.7.7

Rogue Amoeba が Audio Hijack 3.8.9Piezo 1.7.7 をリリースして、macOS 12 Monterey とのフル互換性を追加し、内蔵の Audio Capture Engine をバージョン 11.7.7 に更新して信頼できるオーディオキャプチャのための細かな改良数件を施した。Audio Hijack は Schedule Helper を Scheduler に改名してシステム環境設定の Users & Groups パネルの Login Items リストにフィットするようにし、Home ウィンドウが自動的に開いた際にセッション名が誤って編集可能になっていたバグを修正した。TidBITS 会員は Audio Hijack と Piezo を 20% 割引で購入できる。(Audio Hijack は新規購入 $49、28.2 MB、リリースノート、macOS 10.14.4+。Piezo は新規購入 $19、18 MB、リリースノート、macOS 10.14+。いずれも無料アップデート)

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Airfoil 5.10.6

Airfoil 5.10.6

Rogue Amoeba が Airfoil 5.10.6 をリリースして、macOS 12 Monterey とのフル互換性を追加し、内蔵の Audio Capture Engine をバージョン 11.7.7 に更新した。このワイヤレスオーディオ放送アプリは今回、MAC アドレスが隠されたり難読化されたりしたネットワークでもより正確に遠隔スピーカーを追跡できるようにし、macOS ベースの受信機にオーディオ送信を試みる際に Error 400 を送出しないようにし、Monterey の System AirPlay Receiver を他の出力と視覚的に区別できるようにし、対応しない HomePod ステレオペアが視覚的に分かるようにし、Advanced Speaker Options ウィンドウでの並び順がメインウィンドウでの並び順と一致するようにした。(新規購入 $29、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、33 MB、リリースノート、macOS 10.14+)

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SoundSource 5.8.3

SoundSource 5.8.3

Rogue Amoeba が SoundSource 5.8.3 をリリースして、macOS 12 Monterey とのフル互換性を追加し、内蔵の Audio Capture Engine をバージョン 11.7.7 に更新した。このオーディオコントロール・ユーティリティは今回、別のアプリケーションがフルスクリーンの時にもグローバルホットキーで正しく閉じるようになり、起動し直すとお気に入りの状態が記憶されていないことがあった問題を解消し、メーターがアクティブの時に Finder 入力のアイコンを正しく表示するようにした。また、VoiceOver にいくつか改良を施している。具体的には VoiceOver オーディオが誤って無効化されないようにし、アプリレベルのエフェクトウィンドウが信頼性をもって開くようにし、VoiceOver ナビゲーションがデバイスごとのコンテクストメニューにもアクセスできるようにした。(新規購入 $39、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、25.3 MB、リリースノート、macOS 10.14+)

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