最近私は Naples MUG で iPad について講演をしたが、主催者たちから私に、どのモデルの iPad やアクセサリーを買うべきかのお薦めを書いたスライドを何枚か作ってほしいという依頼があった。その講演が終わってから、考えてみればどの Apple 製品を買うべきか、どのタイミングで買うのが良いのか、という質問を毎週のように受けていることに思い至った。友人、家族、TidBITS 読者、Take Control 読者、時には高校卒業以来一度も会ったことのなかった人から質問されることさえある。
そこでこのアイデアが浮かんだ。私のお薦めをまとめたウェブサイトを作っておけば、人々にそのサイトを紹介するだけでよくなるのではないかと。このアイデアをきっかけとして新しい私の Apple Buying Advice サイトが生まれたのだが、これはいかなる意味でも TidBITS とは提携していない。サイトのコンテンツの下書きを書いていた間にも、義理の父が iPhone のお薦めを尋ねてきたので、この仕事にはやる意味があるという確信を得た。
Apple Buying Advice サイトの目標は単純だ。選択肢がたくさんあって途方に暮れていて、たった一つの質問「どれを買おうか?」を問いたい人のために、特定の Apple 製品を推奨することだ。ホームページに手早くいくつかお薦めを書いておいたが、それを裏付ける情報としてそれぞれの製品カテゴリーごとに短いガイドを書いて、私がその製品をお薦めした根拠を説明するとともに、いくつか代替製品も挙げている。いわば、Apple 製品に特化した Wirecutter のようなものだと思って頂きたい。
思い起こせば、一日中、夜にも長時間、スクリーンを見つめている私は、年齢を加えるに従って目の疲れや目の乾き、頭痛を感じるようになってきた。Apple もこの問題を認めていて、iOS 9.3 と macOS 10.12.4 Sierra に Night Shift 機能を組み込み、青色光をフィルターする無料で手軽な方法を実験している。(もちろん、グラフィックスの仕事のために正確な色表現を必要とする場合には Night Shift を使うことはできない。)
Night Shift を使って Mac 上で青色光を減らす
Mac 上で Night Shift を試すには、System Preferences > Displays > Night Shift へ行き、Turn On Until Tomorrow を選ぶ。常時オンにしておきたい人にはこんな技がある: Schedule メニューで Custom を選び、時間を 4:00 AM から 3:59 AM までに設定するのだ。こうすれば、Night Shift がオフになるのは未明の 1 分間だけだ。
でもそれは小規模の調査に過ぎず、対象となったのはほぼ間違いなく大学生たちであり、彼らの睡眠時間や睡眠習慣は別の年齢層の人たちのものとは違っていただろう。それに、メラトニンの分泌減少に対して Night Shift があまり大きな効果を持たなかったとしても、ほんのわずか好転させたのは事実だ。調査をした研究者たちはスクリーン輝度も要因であったと述べている。そうしたことから私は考え始めた。もしも Night Shift では青色光を十分に遮断できていなかったとすればどうだろうか?
そのことを念頭に置いて、私はもっと強力な手段を探し始めた。まず始めに、f.lux を試してみた。これは古典的なオープンソースのアプリで、Apple はこれを Sherlock 化して Night Shift を作ったのだった。ただ、これは一日を通じて少しずつ青色光を減らすようになっている。私はスイッチ一つではっきりと青色光を取り除けるようなものが欲しかった。
Mac 上で青色光を取り除く
Night Shift は青色光を減らすけれども取り除きはしない。取り除くには赤色フィルターが必要だ。赤は色相環の上で青の反対色だからだ。ありがたいことに、Mac にはそれをする手段が内蔵されている。
まず、さきほど説明したやり方で Night Shift をオンにする。これで一部の青色光がなくなるが、全部が取り除かれる訳ではない。切り替え可能なカラーフィルターを Night Shift の上に追加することでさらにもっと取り除こう:
System Preferences > Accessibility > Display > Color Filters へ行く。
第二ディスプレイにこのカラーフィルターが適用されなかった場合、それはおそらくカラープロファイルに問題があるからだろう。修正するには System Preferences > Displays を開く。macOS は個々のディスプレイごとに個別の設定パネルを開くので、カラーフィルターが適用されなかったディスプレイが選択されていることを確かめよう。Color をクリックしてから、別のプロファイル、例えば Generic RGB Profile を選んでみる。どれもうまく行かなければ、Show Profiles For This Display Only (このディスプレイのプロファイルのみを表示) のチェックを外せば利用可能なすべてのプロファイルが表示される。
私がテストした結果から推測すれば、どうやら問題は一部のカラープロファイルが特定のカラーを表示しないことにあるようだ。私の iMac に接続した LG モニタは、iMac のディスプレイと同一のカラープロファイルに設定しない限り、純粋な赤を表示してくれない。
私はこれまでたくさんの Apple 互換なエクササイズ用アプリを使ってきたので、そういうアプリのワークアウトと統合できる程度に柔軟性のある自転車型トレーニング機器が欲しいと思った。加えて、スクリーンを内蔵していないスマートバイクで iPad か iPhone 用のホルダーだけが付いたものが欲しかった。フィットネスアプリを Bluetooth 経由でバイクにリンクさせて、エクササイズの最中は Apple デバイスをバイクのコンソールとして使えるからだ。
Bowflex の C6 Bike は、そのような役割に当てはまる。(ほとんど同一の兄弟モデル、Schwinn の IC4 Indoor Cycling Bike にも同じことが言える。両者のメーカーは親会社がどちらも Nautilus だ。) C6 Bike は $799 という Peloton よりずっと手頃な価格である上に、Nautilus の JRNY エクササイズサービスの一年間の会費 ($149 相当) が価格に含まれている。
私にとって最も重要な点として、この C6 Bike は汎用のプラットフォームであって、さまざまのフィットネスサービスを使うことができる。具体的には、Zwift、Kinetic Fit、そして Peloton のサービスでさえ、それぞれのアプリ経由で使える。だからと言って必ずしもすべてが完璧である訳ではない。特に Peloton のような統合システムについてはあとで触れたい。それでも私は C6 Bike が提供する自由度と多彩さが好きだ。
C6 Bike のハードウェア
C6 Bike はスピンサイクル乗りならば即座に馴染んで使えるだろう。よくあるハードウェアの構成要素がことごとく揃っている:
当然ながら、C6 Bike はバラバラの部品として届く。組み立ては特に難しい訳でもないが、(総重量が 330 ポンドつまり 150 kg もあるので) 正しい位置まで持ち上げて組み立てるには結構力が必要だ。わが家の屋根裏部屋のジム区域まで C6 を運び上げるには息子の助けが必要だった。まあ、どんな言葉が私の口から発せられたかはご想像にお任せしよう。
いったん組み立てが終われば、C6 Bike を電源に繋ぐ。これで、フィットネス用のアプリやサービスを使う気のない人のための基本的ディスプレイが点灯する。このコンソールにはワークアウトの継続時間、消費カロリー、速度、走行距離、車輪の抵抗レベル、分あたり回転数などのデータが表示される。
心拍モニター (Wahoo などが販売している手首または胸に取り付けて使うもの) を持っていれば、バイクのコンソールの Bluetooth ボタンを押して心臓アイコンを点滅させ、モニターと C6 Bike をペアリングさせる。心拍モニターも通常は付属すると聞いていたのだが、私が受け取ったレビュー用ユニットには付属していなかった。
Zwift バイク
C6 Bike の基本的なコンソールではあまり時間を使わなかった。私にはもっと大きな野心があったからだ。まずは、私が屋内サイクリングで主に使ってきた Zwift サービスを使ってみた。
JRNY: Nautilus は JRNY をバイクユーザーのための旗艦 iOS アプリとして押し出そうとしているけれども、私はちょっと複雑な気持ちでいる。Peloton に似たスピンバイクのワークアウトを提供するが、クラスの選択肢はあまり多くない。ハードウェアとの統合は良く、燃焼速度などいくつもの計測をする。ただ、それ以外の機能はあまり良くない。Explore the World 風のツアーもワークアウトに統合しているが、パリの街を走っている最中に顔の見えない講師から音声の指示を聞かされるのは耳障りだ。バックグラウンドで音楽を再生するオプションもあるが、なおさら変な感じになるので私は好きになれない。さきほど書いた通りに JRNY はバイクを購入すれば一年間無料で使え、それ以後は月額 $19.99 かかる。
RGT Cycling: iOS と Apple TV で使えるこのサービスは、Zwift と Explore the World の中間あたりに少しだけ Kinetic を放り込んだものと思えばよい。世界各国の場所で走る風景はコンピュータ生成されたものだが、Zwift のものより生き生きして見える。このアプリは計量に重点を置いたワークアウトも提供する。友人たちと一緒のグループライドもできる。RGT Cycling は機能の一部を無料で提供しており、残りの機能は月額 $9.99 で利用できる。
FulGaz: このサービスは Explore the World に似ているが、カジュアルなライダーよりも本格的なバイカーに向けて作られている。ビデオ録画されたルートが眼前に展開するのを見るのはとても素敵だったが、時折私が止まっても風景が止まらないことがあった。(おそらくこれは C6 Bike との互換性にマイナーな問題があるのだと思う。) 私はこのサービスを iOS と Apple TV を使ってテストしたが、macOS 用のアプリもある。Fulgaz の料金は月額 $12.99 または年額 $108.99 だ。(後者の場合は 2 人目を無料で追加できるオプションもある。)
私はテストしていないが C6 Bike と互換なことが分かっているアプリは:
Bkool Fitness: Peloton 風のスピンサイクル用アプリで、iPhone、iPad、および Apple Watch と互換だ。
Bkool Cycling:Bkool Fitness の兄弟アプリで、こちらはロードバイク風に作られ、風光明媚なロードルートで、あるいは競輪場の中で、ビデオ、3D アバター、あるいは地図上での体験ができる。iPhone、iPad、および Mac に対応している。
Kinomap: これも、iPhone、iPad、および Apple Watch 用のビデオベースのサイクリング (およびランニングとローイング) シミュレータだ。
Rouvy: このアウトドア・サイクリング・シミュレータはビデオ録画されたルートの上にコンピュータ生成されたライダーたちを巧みに置いて表示する。iPhone、iPad、および Apple TV に対応している。
ハードウェアの価格が高いこと以外に私が Peloton で気になるのは、サービスの囲い込みだ。C6 Bike ではよりどりみどり、多彩なサービスが (Peloton も含めて) 自由に選べる状態にある。たとえ、Peloton 製のバイクのオーナーが享受できるものに比べれば限定された形であったとしても。
しかしながら、C6 Bike を購入する前に、あなた自身に問うておくべき質問がいくつかある:
あなたは主としてスピン風のエクササイズとロード風のサイクリングのどちらに魅力を感じるだろうか? もしも後者ならば、C6 Bike のスピンサイクル風のデザインが難点に思えるかどうか、よく考えておこう。私自身はこれで Zwift していても何の問題も感じないが、根っからのロードバイクファンは違う感じを持つかもしれない。C6 は、どちらのカテゴリーでもワークアウトができる柔軟性を備えている。
あなたがロードバイクの熱狂的ファンなら、リアリズムにこだわりたいか、それともあまり気にしないか? C6 Bike は制御可能でないので、Zwift やその他のサービスの中で起伏に富んだ地形に応じたペダル踏力の調整ができないことを忘れてはならない。手頃な費用でこの機能を手に入れたければ、スマートトレーナーの上にあなたのロードバイクを乗せて使う方が良いだろう。
手頃な価格のスピンバイクが欲しいだけで、できれば Apple の Fitness+ で使えるものが良いという場合は? 悲しいことに Fitness+ は Bluetooth 経由で C6 Bike と連動することができない。でも、それはあまり問題でない。なぜなら、どんなバイクを使っているにしても、Apple Watch で Fitness+ のスピンバイク用ワークアウトを楽しめるからだ。C6 はまさにぴったりだ。
結論を言えば、C6 Bike には制約があるけれども、全体として見れば、柔軟性があって価格も魅力的なスピンバイクで、これを使ってワークアウトの豊かな宇宙を探索することができる。
我々は "Here be dragons (龍がいる所)" からはだいぶ進歩したが (そしてこの言い回しについての The Atlantic からの記事は是非読んで欲しい)、このデジタル時代に入ってさえも地図は知識を与える力を持ち続けている。私は最近地図化サービスを使った作業をする事が多いので、その経験の一部を皆さんと共有することで、皆さんが単なる道案内を超えて地図化利用の力を増強する一助となって欲しいと思っている。
地図を作る
私は走者でありそして競技監督でもあるので、距離を定めそして他の人達と共有するために走行コースを地図上に描く必要がしばしばある。その様な機能を提供するサービスはかなり沢山あるが、私が必要とする機能を使い易いインターフェースで提供する On The Go Map が一番だと思った。(自転車のルートを地図化するためには、全ての方向転換点を載せたキューシートがとても役に立つ Ride With GPS を使いたい。)
On The Go Map のポップアップメニューは鍵となる機能全てを提供している:衛星ビュー、自動経路選択オプション、意図しないクリックを取り消すための Command-Z のサポート、自明の道路やトレイルではなく独自の道を選びたい時の手動経路、距離マーカー (そしてクリック一発でキロメーターに切り替えられる全距離の表示)、オプションの標高プロファイル、そしてルートを共有出来る能力である。一旦置いたピン地点を、何ステップもの取り消し再設定をする事なく、ドラッグすることすら出来る。
私は殆ど何時も Satellite 地図スタイルで作業する。と言うのも、良く知っている地域でルートを作成するので、Roads 地図スタイルでテキストラベルを読み解いて行くよりも上からその地域を見る方が簡単だからである。私は Foot 経路選択肢を多用する。そこでは道路やトレイルの何処でもクリックするだけで On The Go Map に私のルートを描かせる事が出来る。時には、歩道かトレイルか紛らわしい場合もある、とりわけ道路への接続点を作る時には。その様な場合は、回避策は一時的に Manual モードに切り替えることで、そうすればそれはクリック点を直線でつないでくれる。作業が終わったら、Share 選択肢がその完成したルートに対する短縮 URL を提供してくれる。
On The Go Map は、コース設定の場所を良く知っている、或いは可能性の数がかなり限定されている場合は、それだけで全てが出来る。しかし、良く知らない地域で 10-mile のコースを探している場合はどうであろうか? その場合 Plotaroute.com が役に立つかもしれない。それは、インターフェースは乱雑で使いにくいが、全ての On The Go Map の機能と更なる追加機能を持っている。それを際立たせているのは、その Make Me A Route 機能で、それは、特定の地域で指定された距離に近いルートを見つけ出そうとする。経由地を指定することで Plotaroute を特定の方向に導くことも出来、更に含んで欲しくない地区を除外する事も出来る。下記のスクリーンショットでは、地図の上部の一部を除外し、底部に向かった所に一つの経由地 (C マーカー) を設定した。
私は走るための周回コースで、出来るだけ道路を走り、約 10 マイルの距離が欲しいと意思表示した後、Make Routes ボタンをクリックしたら、10 のコース提案を受け取った。殆どのものが望むよりも丘が多かったり、距離が離れすぎたりしたが、コース #3 はそれ程悪くなかった。私は、それを 10 マイルに近づける幾つかの可能性は見つけたが、コースを変更するための Plotaroute のツールとインターフェースは余りにも気が滅入るような感じがし、結果的にはその提案を On The Go Map に持って行った。
Plotaroute の Make Me A Route 機能は無料だが、このサービスの全ての基本機能の様に、一日に2つのルートしか作れない。その数を一日当り 20 ルートにし、他の数多くの機能を手にするために、年額 $25 払ってプレミアム会員になることも出来る。
恐らく私が地図を使って一番よくやることは、誰かに何処に行くかを示す、或いは何かが起こるはずの場所を指し示すために、地図位置のスクリーンショットを共有することである。その様な場合、私は通常 Mac 上で Apple の Maps アプリに頼るが、それは単にそれが独立したアプリでスクリーンショットを撮るのがブラウザ経由でやるよりも簡単だからである。
一旦スクリーンショットを手にしたら、私は信頼の置ける Preview を立ち上げるが、これは手早く注釈を付けるための変わらない私の好みのツールである (最初から言っておくと、私は Take Control of Preview を書いたので Preview を良く知っている)。赤丸、矢印、そして四角の箱は、鍵となる地点を指し示すのに素晴らしい仕事してくれるし、それに結果として生成される PNG ファイルをメールメッセージやオンラインポストにドラッグするのはとても簡単である。私は最近、Cornell キャンパス上の関係者に大きなレースについてのプレゼンテーションをする必要があった。そこで、私は注釈を付けた地図のスクリーンショットを Google Slides 書類に入れた。それは、Zoom 会議中に見せる、そして後でその地図をもっと詳細に調べられるようにするため URL 経由で共有するの両方の点で、完璧に働いた。
時として、私は Preview の簡単な注釈付けを超えた作業をする必要に見舞われる - そこには手書きの描画ツールがあるが、私は描くのに苦労している - 或いは、正確にトレース出来ない - マウスやトラックパッドを使って。一つのレースのために、私はトレイル走路を示す地図を New York State Department of Environmental Conservation 許可申請のために作る必要があった。この場合、必要とするトレイルを示す PDF から始めたが、これこそが Apple Pencil が作られた用途なのだと言うことに気付いた。(これが恐らく私が Apple Pencil を生産的に使えた唯一の例だと思う - 私は明らかにどうしようもない iPad ユーザーである。) やり方は簡単であった:Share ボタンを使って PDF を Safari から Files の iCloud Drive に保存、Files でそれを開き、Markup ボタンをタップ、望みの赤色とペン先を選び, それから Apple Pencil を使って地図上でコースをなぞった。一旦保存した後、それは Mac 上の iCloud Drive で直ちに使える状態になった。
地図を修正する
残念ながら、地図サービスが, もう使われていない或いは間違ったデータに依存していることは良くあることである。この記事の最初にある On The Go Map 地図には、左下隅に Plantations Rd というのがある。私が Cornell にいる連絡先に走るコースを記した地図を送った時、彼女はその道路は、"Cornell Plantations" が "Cornell Botanic Gardens" へと名前が変更されるのに伴って大幅な名前の見直しがなされた一部として、Arboretum Rd. と言う名前に変わっていると指摘してきた。調べてみたら、On The Go Map は OpenStreetMap、無料の編集可能な世界地図、からのデータを使っていることが分かったので、私はアカウントを作り、ログインして、修正を依頼するメモを残した。
その連絡先は非公式にこの名前の間違いは Google Maps のせいだとしていたが、私が Google Maps 自身を見てみたら、そこには Arboretum Rd. とあった、間違ってはいない。しかしながら、Google Maps は Cornell Plantations に対するラベルを未だ載せていたので、そのページの右下にある小さな Send Feedback リンクを使って、私はその変更も報告した。Google がそれについて連絡してくるかどうか見守りたいと思う。
私はこの名前の問題を放っておけなかったので、私の Mac 上の Maps アプリも調べてみたら、OpenStreetMap と同様、そこには未だ古い道路名があった。誤りを報告するのは簡単であった - Maps > Report an Issue を選び、Report Street Issue をクリック、そして必要な情報と共に現れたダイアログに書き込んだ。私は未だこの修正について Apple から返事を受け取っていない。
時として、地図の誤りはただ単なる手短な報告や編集以上のものに関わることがある。数年前、West Virginia のあるカウンティ (郡) が、救急サービスがカウンティ内の全ての住所を見つけられるようにする E911 住所見直しプロジェクトを実施した。Apple Maps はこれらの変更を知らず、そして West Virginia に住むそのカウンティの男は Apple ユーザーですらなかった。彼は最終的に Glenn Fleishman に (Macworld に載った Glenn の Mac 911 コラム経由で) 助けを求める事となった。そして Glenn は私に Maps チームの誰かを知らないかと聞いてきた。私は知らなかったが、知っている Apple の人間と何回かのメールのやり取りの後、Apple Maps の誰かと West Virginia からのこの彼とが一緒になって新しいデータセットをインポートする作業に取りかかることとなった。
もっと最近の話としては、Glenn は似た様な要請を North Wales に住む男から受けた。彼の場合、最大で日に 25 人もの人が道を間違えて彼の家の前で方向転換して行くのだという。彼の家は細い砂利道の突き当たりに位置している。理由は? 英国は米国の ZIP コードよりも遙かに具体的な郵便番号制度を使っている。郵便番号の最初の "外部" 部分は一般的な地域を表し、そして二つ目の "内部" 部分はその地域の少数の住所グループを指し示す。どうも、Maps が入力された郵便番号を認識しないと、例えば、新しい住宅開発に対してアップデートされていないとかで、郵便番号の外部部分に頼ることになるらしい。一見妥当に見えるが、この場合、Maps は人々をこの男の家に送り込んでいた - 近くの主要都市の中心ではなく - 彼の郵便番号の外部部分に属する 17,000 の住所のどれ一つが間違っていても。Apple はこの問題を、現行の Apple オペレーティングシステムによって使用されている Maps のバージョンでは修正しているが、iOS 5.1.1 (もっと最近のバージョンでではない) の Maps はこの問題を表示し続けており、この男性の玄関先に導かれてしまう迷い人は少数ではあっても無くならないかもしれない。
MacRumors の記事 によれば、iOS 用 Apple Support アプリの最新バージョンでは一部の地域で一部の製品に対して一部の修理オプションの見積額が表示されるようになったという。それだけではあまり満足できないと思った方の直感は正しい。修理見積額が表示されるのは最も一般的な修理、例えば iPhone や iPad の割れたスクリーンなどのみだ。大多数の製品に対する大多数の修理については、Apple Support アプリは修理費用についてほとんど何も語らない。また、Apple が“一部の地域”という言葉で何を意味しているのか、私たちには何も分からない。これは Apple Authorized Service Provider のごく近くでのみという意味かもしれないし、特定の国でのみという意味かもしれない。
修理見積額を知るには次のようにする:
Apple Support アプリを開く。
あなたが現在使っているデバイスが表示される。同じ Apple ID に登録された別のデバイスを調べたい場合は、左上に見える Products をタップしてからデバイスを選ぶ。
Repairs & Physical Damage をタップする。
そのデバイスで起こっている問題をタップする。その問題がリストされていなければ、"Tell us what's happening" をタップしてから自分の言葉で問題を説明する。いずれの場合も、スクリーン上に示された指示に従う。
9to5Mac の記事によれば、Verizon がその 5G Play More プランと 5G Get More プランに Apple Arcade をバンドルして組み込んでいるという。このキャリアは以前からこれらのプランに数か月間のみ Apple Arcade を無料で含めていたが、今回それを無期限で含めるようになった。Apple Arcade の通常料金は月額 $4.99 なので、なかなか素敵なボーナスと言える。家族の誰かが Android デバイスを使っていれば Google Play Pass も含まれる。さて、Apple Arcade をプレイしているあなた、あなたのお気に入りのゲームは何ですか?