TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#609/13-Dec-01

幸せな休日を! 我々の年末の恒例として、我々はもう1度 TidBITS 読者から集めた様々なギフトのお勧めを掲載する。あなたが Macintoshを使っている友人や親戚に贈る完璧なギフトをまだ見付けようとしているなら、(あるいは最後になって若干の品目を追加したいと望んでいるなら) 参考になるだろう。

記事:

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とっておきのギフトを贈ろう -- これは恒例の行事だ。毎暦年の終わりに、我々は TidBITS 読者とスタッフから贈り物の提案を集め、それらを適当に分類して、結果をTidBITS 特別号として発表する。そして毎年、TidBITS 読者は自分達が、創造的で機知に富み心のこもった面白い、そしてまったく親切な人々であることを明らかにしてくれる。あなたがどの祝日を祝うにかかわらず、祝わないにしても、あなたが他の人の生活に何かの喜びをもたらすのにこれらの提案が役立つことを見いだしてもらえることが我々の望みだ。そして我々はTidBITS 読者の皆様に、2001 年中の支援と購読に心からのありがとうを述べたい。読者の方々なしでは、我々はなにも可能ではない。


2001年末ギフト提案: ハードウェア

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: 久島 昌弘<sheemer@ryukyu.ne.jp>
訳: Mark Nagata<nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ソフトウェア業界の状況が示すとおり、個別の箱入り製品として売られているソフトウェアはどんどん少なくなってきた。しかしハードウェアやアクセサリについては、どの種類のソフトウェアと比べてみても、今年はより多くのギフト提案が集まった。別の可能性として、これまでの年の提案を読んで参考にすることもできるが、ハードウェアは古くなったり廃止になっているかもしれないことだ。UPS、Kensington TurboMouse、追加のビデオカードとモニタ、Palm OS ハンドヘルドは根強く残っているが、シリアルスイッチボックスのように流行らなくなったものもある。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05214>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05715>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06236>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=866+1240+1534>

これらの製品の多くは、TidBITS スポンサーの Small Dog Electronics から購入できる。いつも絶対最安値というわけにはいかないが、なにか不都合が起きたときに備えて良心的で信用のある店舗に金を支払う価値はある。

<http://www.smalldog.com/>

コードレスで行こう -- 電話はすでにコードレス。マウスだってそうじゃないか? Mike Cohen が書くに:「最近 $40 で Logitech Cordless Mouse を買ったんだが、お気に入りになった。いままでコードレスマウスを使ったことはなかったんだが、特に僕みたいに机の上がごちゃごちゃしているとコードレスマウスがいけに便利かビックリするくらいよくわかった。買った後でthe Cordless Optical Mouse が $50 であることもわかった。」 (久島訳)

<http://www.logitech.com/cf/products/productoverview.cfm/92>
<http://www.logitech.com/cf/products/productoverview.cfm/95>

多すぎるなんてことはない -- Roy Morita がこの提案をてくれてうれしい。じゃなかったら我々がしなくちゃならなかった:「送り先が適合するマシンを持っているなら PC100 か PC133 SDRAM がいいと思う。メモリの値段は毎日のように下がっていて、Circuit City で 256 MB PC133 メモリが$19.95 という広告を見たばかりだ。」

値段はそろそろ落ち着いてきてはいるが、それでも余分のメモリは特に Mac OS X に移行しようとしているなら価値がある。RAM 供給元に関してはTidBITS Talk の関連スレッドをチェックすること。 (久島訳)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1439>

でっかく行こう -- メモリが安くなっているように、ハードディスクもおどろく程大きなスペースをごくわずかの資金で買うことができる。アプリケーション用に、またデジタルビデオや MP3 音楽ファイル用にもっとスペースがが必要なら大容量ハードディスクはよい投資だ。Allen Trautman は大容量ハードディスクをバックアップ目的にも利用している。「自分用のクリスマスプレゼントに Maxtor D740X 40 GB UltraATA/133 7200 RPM 内蔵ハードディスクを、僕の Power Mac G4 533DP の内蔵 40 GB にさらに増設した。同じサイズのハードディスクが二つあるのでどんなサイズのファイルでもバックアップできる。定期的なバックアップは CD-ROM に取っているんだがiMovie で編集中のデジタルビデオ全部をバックアップできるスペースはなかったんだ。Outpost がこのハードディスクを $90 で特売しているので、リーズナブルな撰択だと思う。」

<http://shop4.outpost.com/product/3130050>

保存メディアのもう一つの選択肢は不用ハードディスク用の外付 FireWire ケースだ。TidBITS Managing Editor、Jeff Carlson は MCE Transport Pro ケースに古い PowerBook の 12 GB ハードディスクを入れて持ち歩いている。出先でデジタルビデオをキャプチャし編集するには完璧で、PowerBook G4 の内蔵 FireWire ポートから電源を取るので、かばんの中でスペースも取らない。The MCE Transport Pro FireWire & USB Combo Do-It-Yourself Kit は $140 である。同様のもので FireWire/USB でなく PC カードインターフェースのものは $100。 (久島訳)

<http://store.powerbook1.com/mcetranprofi.html>

それとも、ちっちゃく行こうか -- 時には、容量の大きさよりもむしろその保存媒体の物理的サイズの方が重要なこともある。Richard Wanderman は自分の重要なデータをいつもポケットに入れている。「私はここ3ヵ月ほど DiskOnKey という素敵な機器を使っていて、これがすごく気に入っている。これは強いて分類すれば“ソリッドステート・ハードドライブ”になるだろうが、その言葉はあまり正しくこれを表現しているとは言えない。DiskOnKey はほんのハイライトペンほどの大きさで、それでいてメモリサイズは 32、64、128、256 MB の種類があり、Mac の USB ポートを使って接続および電源供給を行なう。Mac OS 9 や Mac OS X の下では特別なドライバは不要で、また Windows とも互換だ。価格は 32 MB のサイズで $60 ほどだ。私が見たうちでは良くできた“普段着ネット”機器の1つと言える。Google で検索すれば同様の機器はいろいろ見つかるが、いくつかの物ではドライバの問題が発生していることに注意して欲しい。 (永田訳)

<http://www.diskonkey.com/>

どこでも音楽を -- TidBITS のこのギフト特集号は、やはり“あれ”に触れなければ成り立たない。“あれ”とはもちろん、私たちのほとんどが、自分のストッキングの中に奇跡的に現われてくれないかなあ、と心ひそかに願っているものだ。Conan Gorbey に代表して述べてもらおう:「今年のハードウェアギフトのベストワンといえば、何といっても iPod だ。この小さな機器のおかげで、音楽の配布ということに関する人々の認識が大きく変わった。音楽を、テープやディスクのような“ハードコピー”として持ち運ぶことが突然古くさく感じられるようになって、代わりに“ソフト版”の音楽をただ iPod にアップロードするだけでよくなったのだ。iPod はソフトウェアとハードウェアとを見事に組み合わせ、Apple が時々やってのけてくれる“ほんとにあたりまえで自然なんだけれど、誰も思いつかなかった”もの、というオーラを見事に発揮している。iPod の $400 という価格について Conan は「もちろん、金持ちの友人を持っている人でないと贈ってもらえないのだけれど...」と言っているが、クリスマスの朝には誰でも奇跡を願うものなのだ。(TidBITS-603_ での Jeff Carlson のレビュー記事“iPodで音楽をもっと魅力的に”を参照。) (永田訳)

<http://www.apple.com/ipod/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06608>

'Book と名の付くものはギフトに好適 -- Apple の製品の話になったついでに、何人かの読者が推薦してくれた、使うたびに開くことのできるギフトを2つ、紹介しておこう。Kevin van Haaren からは、「確かに、これは普通の友人や家族からのギフトとしては値段が高すぎるが、でも自分へのギフト(私の場合はこれだった)とか、あるいは _本当に_ 特別な人への贈り物にはなるかもしれない。それは、PowerBook G4 Titanium だ。私は 667 MHz モデルの DVD ドライブ付き、1 GB RAM と 30 GB ハードドライブのものを買った。これはもう、私がこれまでに使った中では断然最高のコンピュータだ。自分で買ったラップトップ機のうちで、持ち運びができるために何かを犠牲にしている、という気がしなかったのは、これが初めてだ。(ただし値段を除いては。)Mac OS X は反応も良いし、画面は見やすい。それにこの画面の幅! この PowerBook の15.2 インチ画面なら、いくつもの書類のウィンドウで同時に作業していても驚くほどスムーズだ。DVD のムービーも素晴しい。それに加えて真の意味でのデュアルモニタのサポート、FireWire、AirMac カード、さらには PC カードスロットを使っての拡張性、これだけの機能がコンパクトにまとまっていて、持ち運んでも背中が痛んだりしないのだから。」

<http://www.apple.com/powerbook/>

Bill del Solar はもう少し小さくまとまった機種の方が好みで、「Apple の iBook は、少なくとも 256 MB 以上の RAM(Mac OS X を使うなら)と 20 GB 以上のハードディスク、それに CD-RW ドライブがあれば、弁護士や裁判官が聴取に持って行くのに最適の素晴しいコンピュータ(しかも Mac)だ。バンドルされている AppleWorks は動作も実にきびきびとしていて、その場でノートをとるのも自由自在だ。Mac OS X とこのハードウェアとの組み合わせは、本当にぴったりしたパッケージになっている。」 (永田訳)

<http://www.apple.com/ibook/>

Palm キーボード -- iBookが贈り物の好みとしてはまだ大きいなら Palm OS ハンドヘルド機用のキーボードはどうか、と Derek Miller が提案している。「『How You Slice It: Two Mac Friendly Palm Word Processors(TidBITS-604)』で指摘したが、Palmにキーボードは不可欠だ。もしPalmを使っている友人がいるならキーボードを薦めるね。The Palm Portable 折りたたみ式キーボード(および Handspring Visor や他の Palm OS 機、ポケット PC 用の the Targus Stowaway) が一番入手しやすい。LandWAre のThe GoType! キーボードは折りたたみ式ではないが、より耐久性はありそうだ。それ以外にも the Travelboard、KeySync、Happy Hacking キーボード (幾つかは下記の About.com に記述あり)などもある。」 (久島訳)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06621>
<http://www.palm.com/products/keyboard/>
<http://www.targus.com/keywd_search.asp?keywd=stowaway+portable>
<http://www.landware.com/gotype/>
<http://palmtops.about.com/cs/keyboards/>

私の声もiムービーに -- Andrew Cohen は、iMovie ユーザーや、また古いレコードやオーディオテープをどうしようかと悩んでいる人にも好適なギフトとして、スピーチ機能を挙げてくれた。「iMic は値段も $35 と手頃だし、iMovie に声のボイスオーバーやアナログ機器からのキャプチャーオーディオなどを加えてドレスアップしたい、と考えている人には最適のギフトになる。Mac の USB ポートから、1/8 インチのステレオプラグで標準のラインレベル、またマイクレベルのどんなマイクにも接続できる。特に、ビデオカメラに追加の高性能マイクを買い足してある人には願ってもない解決になるだろう。また、iMic を使えば普通のオーディオテープデッキやレコードプレイヤーにも繋げるし、さらに Roxio の Toast Titanium と組み合わせれば、古いカセットテープに録音してある大切なオーディオをすべて CD に焼き直すこともできてしまう。」(永田訳)

<http://www.griffintechnology.com/audio/imic_main.html>
<http://www.roxio.com/en/products/toast/>

ビデオテープは永持ちしない -- 結婚式などの大事なイベントで、余計に金を払ってビデオテープに撮ってもらうものだ。- でもそのテープは今でも見ることができるか? VHS テープが比較的短命 (楽観的にみて 15 年) なのが気になるなら、デジタルメディアに変換することを考えよう。Kevin van Haaren は言う:「$265 とちょっと高い (けど iPod や デジタルビデオカメラよりは安い) けど the Dazzle Hollywood DV Bridge アナログ・デジタルビデオコンバータは iMovie でアナログビデオテープを扱うにはとてもいい。それは iMovie からはデジタルビデオカメラにみえるのでドライバが必要ない。Mac OS X で iMovie 2 と使っているが、問題はほとんどない。(非常に質の悪いテープからキャプチャした画像をテープに保存するときに iMovie がクラッシュしたが、おそらくは iMovie の問題と思う。) (久島訳)

<http://www.dazzle.com/products/hw_bridge.html>

燃える炎の環 -- 上記のiBookのお薦めの他に、Bill del Solar は投資を守る方法を提案している:「インターネットにつながっているなら、ファイアウォールが必要だ。高速接続ならさらに必要だ。The SonicWALL SOHO3 はどのトラフィックをどちらむきに、どのポートだけ通過させるかを設定できる素晴しい箱だ。単なるパケットフィルタでなく、ステートフルインスペクションを行うので、様々な種類の攻撃を撃退できる。 (久島訳)

<http://www.sonicsys.com/products/soho/>


2001年末ギフト提案: その他雑貨

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: 細川 秀治 <hosoka@ca2.so-net.ne.jp>
訳: 久島 昌弘<sheemer@ryukyu.ne.jp>
訳: Mark Nagata<nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

これまでの毎年、我々は何に分類してよいか分からないが、それ自身気になる優れものを掘り出してきた。過去の年の TidBITS その他雑貨のギフトアイデア、また同様にTidBITS Talk ディスカッションも忘れずチェックすると面白いだろう。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05217>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05718>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06240>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=865+1239+1535>

CD 用孫の手 -- 我々が見付けた Contoured Edge, Inc. 製の単純で小さな製品は、CD をいつも散らかしている人々にとって素敵なギフトになるだろう。この CD Hold Buttonと呼ばれる、小さなポリカーボネートで出来たものは、モニタの横や車のダッシュボード、ラジカセ、CD を保持したいどこにでも貼り付けることができる。CDを踏んづけたり傷つけるのを避けて、あなたはCD を CD Hold Button に取り付ける (プラスチック製 CD ケースの爪のようにCD を固定) することができる。これらは様々な色が付いていて、ボタン 3 個のパッケージでたった 5ドル、ボタン 8 個で9ドルだ。シンプルで気が利いて安い。それ以上何を望むことがあろう? (細川訳)

<http://www.cdhold.com/>

高品質のヘッドホン -- TidBITS Talkの幾人かの発言者は提案についてあまり書いてくれなかったが、Dan Frakesは、あなたがMac や iPod をどのように拡張できるかについて殆ど短記事に近い投稿を送ってくれた。では始めようDan。

多くの Mac ユーザは日常的にヘッドホンを使っている:飛行機に乗って DVDを観る、仕事中または図書館で iTunes を聴く、家でゲームをする、そして今iPod を聴くのに。問題はたいていのヘッドホンが、なんというか最低なことだ。そしてもっと良いヘッドホンの多くはあまりメディアで紹介されないことだ。あなたは Sony StreetStyle や Bose Noise Canceling でヘッドホンについての広告を見たかもしれないが、本当に優れた音質のヘッドホンの広告はあまり目にしていないだろう。それで私はヘッドホンオタクとして、オーディオマニアの世界で高い評価を得ている僅かな種類のヘッドホンを推薦しよう。あなたの身近に、ヘッドホンを使っている Mac/PowerBook/iPod ユーザがいれば、それらの若干を手に入れ彼らに聴かせて試してみよう。

私が下記にリストしたものよりもっと良いヘッドホンが、Sennheiser, AKG, Grado, Beyerdynamic, Sony から販売されていると指摘するかもしれないが、そうではない。それらの殆どは専用の (外付け) ヘッドホンアンプなしでは実際には良い音で聴こえない。私が下記にリストしたヘッドホンは、iPod やあなたの PowerBook またはデスクトップ Mac のヘッドホンジャックにそのまま接続しても良い音で聴こえるだろう。

これらのヘッドホンの殆どは HeadRoom のような高級ヘッドホンの専門店に置いてある。若干の Koss モデルは、大型電気店にあるかもしれない。Sony V6 ヘッドホンはまれにしか見付からない。DJ Mart はそれらを扱っている僅かな店のひとつだ。

<http://www.headphone.com/>
<http://www.djmart.com/>

説明すると、イヤバッドというのは耳に入れる小さな、iPod に付属しているようなヘッドホンだ。

耳に掛け式または金属かプラスチックのヘッドバンドで繋いだ軽量ヘッドホン。Koss はこのカテゴリーで市販されている他のどこよりも素晴らしい駆動部を使ったポータブルヘッドホンを作る。以下のヘッドホンは全て同じ駆動部を使っており (エンクロージャが違うため若干の相違はあるが) 全て素晴らしい音がする。以下は私の好きな順にそれらをリストした。

  1. KSC-35 (30ドル、イヤクリップ)
  2. KSC-50 (20ドル、イヤクリップ)
  3. PortaPro (40ドル、伝統的なヘッドバンド)
  4. KSC-55 (15 - 20ドル、頭上または後ろ首に掛けるストリートスタイルヘッドバンド)
  5. SportaPro (20ドル、伝統的または後頭部ヘッドバンド;万力のようにぴったり押さえる)

密閉型フルサイズのヘッドホンは耳を覆って外部雑音を遮蔽する。旅行用や家庭で使用するのに適している。

開放型フルサイズのヘッドホンは外の雑音を遮蔽しないし、嵩張りやすい、が家で聴くにはとても良い。

ヘッドホンに関するより詳細な情報については、Head-Fi と HeadWize のサイトをチェックするとよい。 (細川訳)

<http://www.head-fi.com/>
<http://www.headwize.com/>

箱なしで考えよう -- 昔から我々は、ソフトウェアを購入したときに付いてくる過剰パッケージによる膨大な無駄を嘆いてきたものだ。小包で届いた大きな段ボール箱を開けると中には次々と詰め物ばかりが詰まっていて、結局出てきたのは CD 1枚、これは本当にガックリとくる。(ソフトウェアがマニュアル類とともに発送されていた時代にはそれほどひどくもなかったのだけれど、今ではそういうソフトウェアも稀になってしまっている。)Harro de Jong は、製品を中古で購入することで新品の購入を避けよう、と提案する。「コンピュータ関係のギフトはともすれば高価なものになりがちだが、考えてみれば同じ物でも箱と包装とを取り外すだけで値段は急降下するのだ。コンピュータのハードウェアというものはたいてい寿命が長いので最初の持ち主が使い終えた後でも充分使えるものだ。そして、そういう持ち主は立派に動く機器類の一揃いをほんのわずかのお金と引き替えに手放してくれるものだ。今年、私は Wacom タブレット、カラーインクジェット(7個の予備カートリッジ付き)とトラックボールを合わせて $100 以下で購入できた。中古のハードウェアでも、ちょっと清掃して充分にチェックをすれば、お金のないグラフィクアートの学生たる私には充分すぎるほどのギフトになった。」 (永田訳)

大きな文字は大きな愛情 -- Apple の新しい黒地に白文字のキーボードに不満を言う人は多いが、キーボードを見る時のトラブルはコントラストの問題だけとは限らない。Melinda Stamp のささやかなギフトは大きな結果を生んでいる。「私は Hooleon 製の大きな文字のキートップラベルを、視力の弱い父の誕生日のプレゼントに贈ったが、父はこれをとても喜んでくれた。このラベルのおかげで父はぐっとコンピュータが使いやすくなったという。クリスマスに父の買った iMac にもキートップラベルをもう1セット買ってあげるつもりだ。値段も安いし、簡単に買えるし、それでいて視力に問題のある人に、あるいは“40歳代以降”の老眼の人なら誰にでも、とても思いやりのある贈り物になる。このラベルは耐久性があり、見た目もきれいで、装着も簡単、各種の色のものが売られている。Hooleon 社はこの他にも点字ラベルとか、いろいろのキーボード用カスタム製品を提供している。」 (永田訳)

<http://www.hooleon.com/>

君だけの音楽でキメよう -- 自分のスペシャルセレクションの音楽をテープに録音する古来の方法は、デジタルな時代になりアップデートされた。TidBITS Talk の参加者の何人かが、Mike Cohen 言うところの「未発表曲やライブ演奏のような入手困難な音楽」を CD にして贈るつもりだとのこと。デジタルなので音楽だけとはかぎらない。Marilyn Matty は CD にビデオを付けるつもり。あるいは、もし SuperDrive 付きの Power Mac を持っていればApple の iDVD ソフトウェアを使ってあなたのビデオや静止画、MP3 ファイルを DVDに焼くことができる。 (久島訳)

<http://www.apple.com/idvd/>

本の専門家は専門の本を勧める -- 私たちは出版者だから、いつでも本を応援している。だから、TidBITS Talk 参加者の幾人かから(紙に印刷した)普通の本が素晴しいギフトになる、という提案をもらっても少しも驚かなかった。Mac OS X が我々の Mac を覆い尽くしつつあるこの時代だから、Mike Whybark は Unix 関係の本を取り揃えることを勧めている。購入は Amazon.com のようなオンライン書店からでも、あるいは町の古本屋からでもできる。「Unix というのは熟成された OS だから、かなり前に出版された本でも全く時代遅れの内容になることはあまりない。他の種類のコンピュータ関係書籍がじきに時代遅れになってしまうのとは好対照だ。最近私は 1994年ごろに出版された名著“Unix Unleashed”をたった2ドルで購入したが、これがすごく役に立っているんだ!」他の人から推薦を受けたタイトルも挙げてみると:(永田訳)

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1565923901/tidbitselectro00A/>

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1565925289/tidbitselectro00A/>

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1565922220/tidbitselectro00A/>

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0596001584/tidbitselectro00A/>

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/1565928571/tidbitselectro00A/>

土地を考えて、専門書を読もう -- Steve Harley からのコメント:「コンピュータ関係の本は素晴しいギフトだけれど、特に経験を積んだユーザーに贈る場合は、どの本を選んだらよいのかの判断が難しい。それを解決してくれるのがギフト図書券なのだが、問題は贈る相手が遠く離れた土地に住んでいる場合で、大きなチェーン店とか、Amazon のようなオンラインの巨人のギフト券に頼らざるを得ないように見えるかもしれない。この問題をも解決してくれるのが、BookSense だ。BookSense は独立の書店たちをリンクして、彼らの独立性を保ちながら共に競争させよう、というところだ。」 (永田訳)

<http://www.booksense.com/product/giftcert.jsp>
<http://www.booksense.com/store/store.jsp>

Palm を身に付けよう -- オリジナルの PalmPilot 以来、いろいろな会社が様々のケース、ベルトクリップ、ポーチなどを考案して、ハンドヘルド機を身に付けられるようにしてきた。今回 Derek Miller はこの分野のおもしろい新規参入の会社を紹介してくれた。「Nite Ize 社はとても手ごろで実用的な PDA、携帯電話、ラジオ、GPS 用の各種ケースを作っている。名前を Stand Up Holsters といい、内部は柔軟性のあるメタルフレームでできている。このケースは Palm やその他の機器を保護するだけでなく、特製のポケットや、引き出してイーゼルのように使えるスタンド、ベルトクリップも付いており、その上何かにぶら下げられる工夫までされている。こういった付属物のおかげでちょっと膨らんでもったいを付けた感じは否めないが、しかしこれはとても実用的で、ちょっぴり高い価格もうなずける。(ある店の店頭で見た PDA ケースは 50 カナダドル - およそ $30-35 米ドルだった。)」 (永田訳)

<http://www.niteize.com/mb_home.html>
<http://www.niteize.com/pda.html>

デジタル機器を詰め込んで -- 携帯電話は鳴るし、Visor のアラームも鳴り出したかと思えば、今のシヤッターチャンスを逃すまいとデジタルカメラを手探りもしなければならない。もう! 今日の我々はたいてい一度にたくさんの携帯電子機器を持ち歩くようになったが、そういうたくさんの機器をうまく使いこなせて、しかも見栄えもきちんとしておく、というのはなかなか難しいことだ。Adam は言う:「現在の私の解決法は、拳銃のショルダー・ホルスターにヒントを得た製品、多くの機器を持ち運べてかつ柔軟性のある e-Holster シリーズを作っている Personal Electronics Concealment 社の製品だ。両肩にかける e-Harness、片方の肩にかける e-ShoulderStrap、ベルトに取り付ける e-BeltSnap を組み合わせ、それぞれに何個も e-Pouch が装着できる。多様な形・サイズのものがあり、あなたの機器に合わせて組み合わせて使える。私の場合は e-ShoulderStrap に e-Pouch を上下に重ねて2個付け、片方には携帯電話、他方には Canon PowerShot S100 か Palm V かのどちらかを収納している。マジックテープで開閉する e-Pouch は取り扱いも素早く簡単にできる。私の場合は体により密着させるために e-ShoulderStrap を肩から胸を横切る斜めがけにしているが、もともとこれはショルダーバッグのように片方の肩にかけて垂れ下がらせるように作られている。どちらのやり方にしても、その上にジャケットを着ても違和感はない。黒の皮とナイロンでできているのでまるで FBI みたいに見えることは確かだが、私はまだそれで人から変な目で見られたことはない。私は普段ポケットのないジャージー風の服を着ていることが多いので、そういう時には Palm かカメラを入れておく方の e-Pouch に財布を入れるのが具合が良い。また、私の鍵束に付いている長方形の Leatherman Micra に少し厚みがあるので、これがまた e-Pouch にぴったりフィットする。もちろん、他には何も持たずに携帯電話だけをポケットに突っ込んで外出することもあるが、何個かの機器を持って出る時にはいつも e-Holster を身に付けるようになった。私がどんな風に e-Holster を身に付けているか見たい人は、どうぞ数週間後の Macworld Expo で私を探して下さい。 (永田訳)

<http://www.eholster.com/>

カッコよく安全に持ち運ぶ -- Apple のいわゆるデジタルハブの概念がもたらした副産物の1つは、人々が持ち運ぶ機器の数がますます増えてゆくことだ。次から次へとハブが増殖してゆくにつれて、それらの機器をどこにしまって持ち運べばよいか、というのが深刻な問題になってくる。TidBITS 主任編集者の Jeff Carlson の場合は、Tom Binh Brain Bag バックパック ($130) と G4 LapDog ($50) との中に PowerBook G4 とカムコーダー、デジタルカメラ、ケーブル類などをきちんと詰め込んで、満足のゆく結果を得ている。

<http://www.tombihn.com/Merchant2/merchant.mv?Screen=CTGY&Store_Code=001&Category_Code=G4>

Julio Ohep の場合は写真家の使用のために設計された Tamrac 製のケースが気に入っている。ただ、Marilyn Matty は、一目でコンピュータのケースだとわかるバッグは避けた方が良いという意見だ。「私は外回りの営業を長くやって仕事で旅行をすることが多かったので、苦い経験を通じて旅行用のバッグはその中に高価な品物が入っていることがわからないような物が良いことを学んだ。ラップトップやビデオカメラなどは高い故買価格が付くので、そういうものを持っている旅行者は空港をうろつく盗人たちの格好の目標になる。最近は州兵も参加して空港の警備が強化されてはいるが、それでも荷物の盗難はそんなに減りはしないだろう。彼らはテロリストに備えて警備をしているのであって盗人のことは考えていないのだから。盗難のリスクを少しでも下げるためには、普通のバックパックに見えて、一目でコンピュータケースだとはわからないようなバッグを持ち歩くのが良い。L.L. Bean や Lands' End、Tough Traveler、Eagle Creek、Patagonia のようなキャリングバッグが、耐久性、機能性、装備や見栄えなどの点を考えてもベストの選択だと思う。これらのバッグは悪天候や悪い条件での使用にも耐えるように設計されているので、専用のコンピュータバッグと比べても全く見劣りしない。私はこれまで何年もの間 L.L. Bean のバックパックをいくつか愛用し続けていて、もう1つの Tough Traveler バッグと共にすっかり気に入っている。」

<http://www.tamrac.com/759.htm>
<http://www.llbean.com/>
<http://www.landsend.com/cd/frontdoor/0,2084,TAB_luggage______,00.html>
<http://www.toughtraveler.com/lug/brief.html>
<http://www.patagonia.com/store/luggage/>
<http://www.eaglecreek.com/daytravelers.htm>

Matty はまた2つの卸売り店も紹介してくれた。Campmor と Sierra Trading Post で、「こういう店では、二級品ではなくて、ちゃんとしたブランド品を安値で売ってくれる。」 (永田訳)

<http://www.campmor.com/>
<http://www.sierratradingpost.com/>

デジタル写真入門 -- カメラのための道具といえば、Phil Lefebvre が紹介してくれたのが、Nikon カメラのオーナー向けの、しかしデジタルカメラを持っている人なら誰の役にも立つ本、Peter iNova 著の Mastering Nikon Compact Digital Cameras だ。「これは $50 のよくデザインされた PDF 形式の“本”(必要ならば印刷することもできる)で、素晴しいデジタル写真を撮るにはどうすればよいかが書いてある。デジタル写真を編集するためのチュートリアルや、サードパーティのカメラのマニュアル、それに多数の Photoshop フィルターなどが1つの CD に収めてある。全体として、これを利用すればただカメラを向けてシヤッターを押すだけのアマチュアがたちまちのうちにデジタル写真についてのレベルの高い能力を身に付けるまでになるように作られている。書き方のスタイルはあくまでも読み手の知性を尊重しつつ、適度なユーモアのセンスも伴っていて飽きさせない。私は写真についてはまるっきりの素人だったが、それでもこの 325 ページの本を軽く読破して、その日から習ったことを実地に応用することができた。デジタル写真以外のプロの写真家でさえも、デジタル・テクノロジー、また特に Nikon カメラの応用について書いてある数々の巧みな工夫を学べば、きっと何か得るところがあるだろう。私の場合は、カメラで顕微鏡写真を撮る方法を学ぶことができただけで、充分この本の値段の元が取れたと思う。最後に、この本の内容と付属のソフトウェアは Windows と Mac 双方に対応しているが、著者ははっきりと自分が Mac ユーザーだと述べており、登場する数々の彼の PowerBook の写真や Mac で撮った数多くのスクリーンショットなどが見られるのも楽しい。 (永田訳)

<http://www.digitalsecrets.net/secrets/s.html>

みんなプールに入れ! -- 我々の多くにとって、電子メールやインターネット接続はすでに酸素と同じようなものになっている。そこで、Johann Beda はまだオンラインになっていない友人や家族にインターネット接続をプレゼントしたら、と提案してくれた。「何年か前、私はすでに大人でモデム付きのコンピュータをそれぞれ持っていた私の兄弟たちに、彼らの地元のコミュニティ・ネットワークと freenet のメンバー登録をプレゼントした。こういう団体の会員になるには住民証明が必要なので、オンライン設定に至るまでのすべての手続きを私が彼らのために代行し、それからダウンロードをして必要な書類に書き込み、初年度会費の小切手とその郵送のために宛名書きもした封筒を用意し、すぐに使える状態にまであらゆる準備を済ませるところまで世話をした。クリスマスの朝に、このギフトの受け取り人である彼らは、ただ書類にサインをして住民証明のコピーをとり、封筒に入れてポストに投函するだけで良かった。こうしたネットワークへのアクセスの料金は最も基本的なレベルのもので通常 $30 以下、時には完全に無料かまたは何かの寄付をすればよい、というものもある。こういうタイプのアクセスではグラフィックス付きでウェブをブラウズすることはできないかもしれないが、たとえテキストのみの電子メールだけに利用が制限されていたとしても全く何もない人に比べれば驚くべきことだろう。例えて言えば、世紀の変わり目に誰かに電話を買ってあげるようなものなのだ。」

<http://www.lights.com/freenet/>

Kate Binder も同様のアイデアを述べてくれた。彼女の提案は、あなたの大切な人のために個人のドメインネームを買ってあげたらどうか、というものだ。「私は去年のちょうど今ごろ、家族のために virtualcrate.com を登録したけれど、その後一年、変わらないオンライン・ホームを持つことがどんなに素晴しいかを、実感してきた。私たちは皆それぞれプロバイダを変えたりしたが、私たちのメールアドレスやウェブサイト、FTP 根拠地などはずっと変わらず一年中休みなく動き続けていたのだから。」

<http://www.virtualcrate.com/>

それに加えて我々が推薦したいのは、サイトを easyDNS に登録して DNS ネームを管理させることだ。tidbits.com もここに移動してあり、我々はそのインターフェイスやサービスにとても満足している。 (永田訳)

<http://www.easydns.com/>


2001年末ギフト提案: ソフトウェア

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
訳: 久島 昌弘<sheemer@ryukyu.ne.jp>

イカしたハードウェアを見せて友人たちの感嘆の声を聞くのは確かに気持ちがいい。ことに業界をリードするデザインがその牽引力となっている Macintosh の世界ではなおさらだ。自分の Mac の横でそれにプラグ・インしたり、接続したり、相互作用したり、協力して働いたりする装置たちには、何かがある。でも、忘れてならないのは、そういう装置たちも、中にソフトウェアが入っていなければただのプラスチックとシリコンでできた箱に過ぎない、ということだ。特に Mac の世界では、ソフトウェアの寿命が長いのが特徴になっている。きっとこれが今回ソフトウェアのギフトの提案が少なかった理由だろう - まだ Microsoft Word 5.1 を使ってる人、手を挙げてごらん! 去年までのギフト提案の記事や、関連する TidBITS Talk の議論も、ぜひ参考にして欲しい。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05215>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05716>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06238>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=867+1241+1536>

扉はどちら向きにも開いている -- インターネットに常時接続できるようになると、とてもモデムによる接続には戻れない。しかし、インターネットに常につながれたコンピュータは、世界中のどこからでも常に攻撃対象となりえるコンピュータでもある。Keith Holzman は、コンピュータに出入りするトラフィックを監視する為に、Open Door Networks の DoorStop を薦める。それは Symantec にライセンス供与され Norton Personal Firewall for Macintosh として $70 で販売されている。インストールも管理も簡単で侵入者を寄せつけない。(Mac OS サーバー用に $300 で DoorStep のServer Edition もある。)もうひとつ、TidBITS のスポンサー、Sustainable Softworks の IPNetSentry もなかなかよい。

<http://www.opendoor.com/doorstop/>
<http://www.symantec.com/sabu/nis/npf_mac/>
<http://www.sustworks.com/site/prod_ipns_overview.html>

Keith は書いている:「Open Doors の Who's Three? もいいと思う。これはDoorStop と Norton Personal Firewall のログから情報を取って、侵入しようとしているやつがどのドメインから来ているかを知らせてくれる。侵入者のプロバイダにemailするのが楽になる。Mac OS 8 用のシングルユーザーライセンスが $40、Mac OS X 用が $50 だ。」 (久島訳)

<http://www.opendoor.com/whosthere/>

Print Explosion で何でも印刷 -- ちょっとしたチラシや掲示物などを頻繁にワードプロセッサで作っているようなタイプの友人に贈るべきギフトを探しているのなら、Nova Development から $60 で出ている Print Explosion Deluxe を試してみるとよい。グリーティングカードや招待状、ラベル、カレンダー、Tシャツ、名刺、ポスター、バナー、その他を作りたいけれどもより一般のプログラムを使いこなすのは苦手、という人に向いている。膨大な数のフォント(500個)やクリップアートのグラフィックスや写真(90,000個)も付属している。Print Explosion は Mac OS 9 または Mac OS X で動作し、Mac OS X 10.1 との互換性を提供するというバージョン 2.0.2 もダウンロードしてアップデート、テストしたがうまく動作した。多数のグラフィックスやテキストのブロックを含んだ招待状を作ることができたが、仕上がりはベストというにはもう一歩、という感じだった。プロジェクトを開始させるのに使う Project Assistant にテキストを入力する際いろいろ問題が起こったし、時々クラッシュして編集結果が失われたり(ただしこのクラッシュは他のアプリケーションに影響を与えるものではなかった)その他いくつかの変な挙動が見られた。受け取り主が Print Explosion で印刷できる環境にあることをあらかじめ確認して欲しい。ただし、Mac OS X で数ヵ月前に起こっていた互換性の問題は少なくなっている。(Epson から各種のインクジェットプリンタへの互換ドライバがリリースされている。ただし、人によっては Classic 環境が動作している場合にトラブルを経験しているようだ。) (永田訳)

<http://www.novadevelopment.com/mainus/products/pdm/>
<http://www.novadevelopment.com/mainus/support/updates.htm>
<http://support.epson.com/cgi/find_product.pl?product=Ink%20Jet>

シリコンのシェフ: アレ・キュイジーヌ! -- Adam と Tonya の自宅のキッチンには、昔からずっとキッチン用 Mac がいつも置いてあった、と思う。だから、いつでもすぐにレシピを見たり、インターネット上の情報を取り寄せたりもできる。Mac を使って自分だけのレシピを保存しておきたい、という人のために Mary Naylor が Inaka Software の Computer Cuisine Deluxe 3.0 を提案してくれた:「以前に MasterCook を試してみたけど、こっちのシェアウェアのプログラムの方が気に入った。(Computer Cuisine Deluxe 3.0 は Mac OS X か Mac OS 8 以降で動作)私の知る限りレシピのプログラムで Mac OS X で動作するのはこれだけと思う。でも自信はないけれど。グラフィックスはとっても素敵。1,000 個のレシピが付属。値段はたったの $20。安くて素敵なプログラムを探している人にはぴったり。「ホームメイド・エッグノッグ」のレシピは一見の価値あり...ほんとに素晴しい!」 (永田訳)

<http://home.pacbell.net/inaka/cuisine/>


2001年末ギフト提案: ゲーム

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

これは年をとったせいなのか、忙しくなったからか、それとも(Adam と Tonya にとっては)家に元気な3歳の子供がいるからなのか、理由はよくわからないが、コンピューターゲームに熱中するのが生活の大きな要素になるということを、未だかつて私たちは経験したことがない。それでも、今年提案してもらったゲームは、なかなか良さそうに見える。ことに私たちのように、ただ撃ちまくって血しぶきが飛び散るようなゲームには耐えられないタイプの人間には、魅力的だ。

古いゲームも、最初にリリースされた頃の魅力を今も保ち続けているという例は決して少なくないので、去年までの記事で提案されたタイトルや、TidBITS Talk の議論での詳細の説明も、ぜひ参考にして欲しい。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05216>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05717>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06239>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=868+1242+1533>

iピノッキオのiカードゲーム -- Andy J. W. Affleck が最初の提案をしてくれた:「これはまだ2日前に手に入れたばかりなのだけれど、iPuppet: Colin's Classic Cards という、Aspyr と Freeverse Software 作のトランプゲームは素晴しい。同じ作者による Hearts と 3D Euchre Deluxe は、私はもう何年も前からユーザーだ。とにかく、$35 のこの iPuppet は、これら2つのゲーム、それに Pitch と Spades、この4つのゲームを1つにまとめた最新版だ。3D 環境でトランプのプレイが楽しめる。(CD-ROM にはいろいろの種類の環境が用意されている。)敵のパペット(人形)も、漫画と写真を取り混ぜていろいろなものがある。(Colin は、今は Horatio と名前が変わってしまったが、長年 Euchre で私のパートナーを勤めてくれた。対する相手チームは Ian と Kate だった。この面々でいつの日かオンラインで対戦したい、というのが私の夢の世界だ。)ネットワークのゲームプレイもサポートされているが、この新バージョンではまだ私は試していない。

「それだけではない。iPuppet には MP3 プレイヤーも内蔵されていて、同じプレイリストを4つのどのゲームでも共通で使える。ゲームプレイ自体はうまくできており、ゲームを学んで強くなりたい人のためには内蔵のチューター機能もある。ズルをしたい人(あるいはいろんなゲームキャラの奇妙な思考回路を覗き見たい人)のためのテレパシー機能まで付いている。全体的に、iPuppet はゲームプレイも素晴しく、敵のプレイはゲームを盛り上げてくれ、ネットワークプレイも可能で、グラフィックスやサウンドも最高、Mac OS 9 でも Mac OS X でも使える。たった1つの欠点といえば、妻がこのゲームを遊びたさにいつも私のラップトップを持って行ってしまうことだけだ。」 (永田訳)

<http://www.freeverse.com/colinsipuppet/>

Jiggy でジグソー -- これも実世界のゲームをコンピュータ化したものだが、Peter Haglich がこんな提案をしてくれた:「私の大好きなゲームの1つ(そして8歳以上ならばどんな人へのギフトとしても好適)なのが、タイマー付きのジグソーパズルゲーム、Jiggy だ。最初に短い時間、パズルの完成画像がプレイヤーに示され、それからその画像が消えてパズルピースが右側に登場し、プレイヤーはそれを正しく並び替える。枠の中にピースがすべて納まるまでプレイするわけだ。Jiggy ではたくさんのパズルが用意されていて、さらには自分で好きなグラフィックスを読み込ませてパズルを作ることもできる。だから、受け取り主の喜びそうなグラフィックスを使ってカスタマイズしたものを贈ることもできるわけだ。

「Jiggy は Mac OS 8.6 かそれ以降、または Mac OS X で動作する。レベルが 10 個だけでグラフィックスの読み込みができない試用版をダウンロードすることもできる。$15 のシェアウェア料金を払えば CD-ROM が送られてきて、これには 35 個のレベルとグラフィックスの読み込み機能が付いている。完全版の登録料金の一部は、Christopher Reeve 小児マヒ基金に寄付されている。」(永田訳)

<http://homepage.mac.com/mavsftwre/shareware10.html>


2001年末ギフト提案: Macintosh 指向の人向け

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Macintosh コミュニティ、中でも TidBITS 読者層における知性の広範さに、我々はいつも感心させられる。TidBITS でのちょっとした言及から、いともたやすく学校におけるコンピュータの役割とか、HEPA エアーフィルターの利点の比較とか、あるいは著作権法の歴史に至るまで、様々な議論が巻き起こるのだ。

だからこそ、歳末ギフトの提案として Mac と無関係な、あるいはコンピュータとも関係ないようなものが挙げられても、それらが Mac を使う人ならではのもの、Mac を使う人がいかにも使いそうなものなら、我々は全然驚きもしないのだ。さらに、このカテゴリーについては過去の年度に提案されたものが依然として現在にも当てはまることが多い。今年、および過去2年間の TidBITS Talk での討論の URL を記しておくが、そこを見れば最終的な記事に載ったよりもはるかに詳しい情報が読めるだろう。 (永田訳)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05218>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05719>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06241>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=869+1243+1537>

TiVo! -- TidBITS Talk でも盛んに TiVo を擁護する意見を述べ、TidBITS に2部作のレビュー記事で TiVo のハードウェアとサービスについて書いてくれた Andrew Laurence が、皆が当然予測した通り、この提案をしてくれた:「TiVo はテレビのある家庭にならどこでも歓迎される素晴しいギフトだ。ただし完璧なギフトにするにはやはり無期限サービスを付けたいが、そうするとかなり値段が高くつく。録画機本体は様々の電器店で、また Amazon やその他のオンライン小売店で入手できる。現在の値段としては 30時間の Philips 機がSears の売り尽くしセール価格で $200、30時間の Sony 機が TiVo 社からの直接購入で $250 (送料込)、40時間の AT&T ブランド機が AT&T/TiVo から直接購入で $300 となっている。(この AT&T ブランド機は AT&T のケーブルサービス利用者用として販売されているが、実際は普通の独立 TiVo 録画機であってアンテナ線、ケーブル線、衛星アンテナのいずれでも使える。AT&T のケーブルサービス利用者でなくても、ウェブサイトから購入できる。)TiVo サービスの価格は月額 $10 で、録画機の寿命まで使える無期限サービスは $250 となっている。」

<http://www.tivo.com/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbser=1204>
<http://www.tivo.com/order>
<http://attbroadband.tivo.com/>
(日本語)TiVo: 時間をずらせばそこに自由が(第1部)
(日本語)TiVo:時間をずらせばそこに自由が(第2部)

TidBITS Talk では誰もコメントしてくれなかったが、実はこの点が ReplayTV ファンが飛びついて議論に加わり、ReplayTV の方がより良いデジタルビデオ録画機だ、と主張してもおかしくない点なのだ。(最近リリースされた ReplayTV 4000 ではブロードバンド接続ユーザー向けにさらに機能が強化されており、一段と競争力が増している。現に、この新機種はユーザーの人気を得つつあるようだ。)しかし考えてみれば両者の違いは個人の好みによる程度のものに過ぎないわけで、この TiVo 対 ReplayTV の議論が Mac 対 PC の「宗教的議論」の再来になってしまう事態は、ぜひ避けたいものだ。とにかく、今言えることは TiVo にしろ ReplayTV にしろ、こういうデジタルビデオ録画機というものはあなたがどのテレビ番組を見るかについてのコントロール主体を完璧にあなたの手に渡してくれるものだ、ということだ。それにしても、TiVo がこの地区の Time Warner フランチャイズに交渉して古いマペットショーの再放送をやってくれるようになったらなあ... (永田訳)

<http://www.replaytv.com/>

Mac 指向の旅行 -- Mike Calmus の提案は、まだ未経験の人には間違いなく最高の贈り物になるだろう:「1月の San Francisco での Macworld Expo のオールアクセス入場券、宿泊券と往復の航空券のセットはいかが?」また、こんな間近になっては San Francisco への安い航空券やホテルの予約が取れない、という人は次の7月の Macworld New York を考えてみるのも良いだろう。(永田訳)

<http://www.macworldexpo.com/>

究極の Macintosh 旅行 -- Adam です。Mike の今の提案はなかなか良いのだけれど、私は 1992年以来ほぼ毎年2回ずつ Macworld Expo に行っている。もちろん、Macworld は素敵だし、Macintosh ワールドの転換点を目撃したい人は一度は行ってみるべきだと思う。しかし、来たる 2002年には、実は、凄いイベントが待ち受けている。私の意見では、このイベントに比べれば Macworld Expo の会場を歩き回るのは坑夫が炭鉱の底を歩くみたいな辛い作業だ、と言っても過言ではないと思う。そのイベントは Mac Mania といって、 Macintosh をテーマにしたアラスカ沿岸のクルーズの第1回(ぜひ今後も毎年続いて欲しいと思うが)で、クルーズ客船の上でハイ・テク関係の会議を催すことを専門にしている Geek Cruises 社の主催によるものだ。Geek Cruises 社の発表によれば、7日間のクルーズのうち洋上に滞在する3日間を会議に充て、最高の講演者を揃えて(多くの人が講演者になろうと競っているそうだ)さらにはクルーズ船の船室のほぼ半数を Mac 指向熟達者のために予約しているということだ。

この Mac Mania クルーズはアラスカの Inside Passage を目指して 2002年 5 月 27日に出航する。私にとっては初体験だが、以前にこれに似たクルーズに参加したことのある友人に言わせれば、こういうクルーズは常識では考えられないほど楽しい、ということだ。会議に充てられる3日間以外にも、ゆっくりと旅行を楽しめる4日間があり、それも錚々たる Mac 熟達者たちと一緒の旅行なのだ! もちろん、私も講演者の一人として参加する。Tonya と Tristan も一緒だ。(ちなみに、Geek Cruises では参加者が家族を同伴するのを歓迎している。専門家でない人々ももちろん多く乗船しており、一般向けのエンターテインメントもたくさん用意されている。クルーズ船では子供たちも楽しめるということだ。)TidBITS や TidBITS Talk の読者の皆さんにたぶんお馴染みの講演者の名前としては、Glenn Fleishman、Tom Negrino、Dori Smith、Jason Snell などが挙げられるだろう。さらに他の講演者の名前を見渡せば David Pogue、Bob LeVitus、Andy Gore、Deke McClelland、Sal Soghoian、Rick LePage、David Biedny、Jesse Feiler、Ben Long、Randal Schwartz、Daniel Steinberg という顔ぶれ、そして、これだけの面々でもまだ不足だと言うならば、俳優の John de Lancie(スター・トレックの“Q”の役)に、かの Steve Wozniak ご本人までもが講演者なのだ。

Mac Mania の料金は決して安くはない。会議の参加費は $600 で、船室料金は一人あたり $1,050 から $1,900 まで、というところだ。さらに、出航地の Vancouver 港(カナダ)までの航空料金も必要になる。一見高いように見えるが、しかし Macworld Expo のフルパスが $1,500 で大都市でのホテル料金が1泊 $200 にもなることを考えれば、Geek Cruise はその2人分ほどで、数日間にわたる旅行も付いているわけだ。第一、San Francisco や New York に居て、いったいいくつの氷河が見られるというのだ?

私たちが Mac Mania をどれほど楽しみにしているか、とても言葉には言い表わせないほどだ。ぜひ、多くの TidBITS 読者の皆さんとも、船上でお会いしたいと思う。念のためにお断りしておくが、皆さんが予約して下さっても私に割前が回ってくることは決してないのです。さあ、来年はどこへ旅行しようかと迷っているあなた、Mac Mania ならあなたにぴったりかもしれませんよ。 (永田訳)

<http://www.geekcruises.com/home/mm_home.html>

“From Behemoth to Microship” -- 他の人とは違うリズムでビートを打つ(この場合はペダルを踏む)人たちはいるもので、もしもあなたが、またはあなたの友人が、そういう人たちの生活に魅せられているのならば、Steven Roberts の自費出版の著書“From Behemoth to Microship”が素晴しいギフトになるだろう。Steve のことは、あなたも聞いたことがあるのではないか? 彼はいわゆる“technomad”で、合衆国各地を彼の特製自転車を漕いで 16,000 マイルも旅して回った人物だ。彼の自転車といえば、次々とコンピュータや各種通信装置を装備し続けて、正気とは思えないほどに満載した代物なのだ。自転車に代わって、現在彼が妻の Natasha Clarke と共に遂行中のプロジェクトは、カスタム建造された2隻の micro-trimaran 船だ。この船は帆・ペダル・ソーラーパワーから動力を得ていて、以前にも増して山のようなコンピュータと通信装置が装備されている。(加えて、片方のボートにはちゃんと彼らの猫の席も用意されている。)Steve は真剣な Mac 信奉者で本物のテクノロジーオタクだから、“From Behemoth to Microship”で彼が語る話は、どれもおもしろいことは保証付きだ。彼本人のサイン入りの本は $15 プラス送料 $3.50 で入手できる。(私たちが Ithaca に引っ越す旅の途中、ある晴れた週末の Camano 島で Steve と Natasha に会って聞いた話によれば)この本の売れ行きが直接彼らの Microship プロジェクトの成否を左右するのだということだ。 (永田訳)

<http://www.microship.com/>
<http://www.microship.com/boutique/pub/book.html>

他の人を思いやろう -- 数多くの読者の皆さんから、この祝日シーズンに最もふさわしいギフトは、りっぱな目的のために寄付をして、本当に必要としている人々にそれを使ってもらうことだ、という提案をしてもらったことを嬉しく思う。Derrick Yamaura の提案が口火を切ってくれた:「祝日シーズンには、私はいつも慈善団体にお金や品物を寄付するようにしている。去年は、私はユニオン・ゴスペル・ミッション、カナダ心臓・卒中基金、カナダ糖尿病協会、カナダ癌協会、そしてバーナビー総合病院基金に寄付をした。今年も、これらの団体に寄付を続けたいと思う。TidBITS の他の読者の皆さんも、心からの寄付として、お近くの慈善団体をサポートして下さったり、または、あの 9 月 11日の事件に見舞われた人たちに援助と救済の手を差し伸べている団体にもサポートを与えて下さるなら、と思う。」

<http://www.ugm.bc.ca/>
<http://ww2.heartandstroke.ca/>
<http://www.diabetes.ca/>
<http://www.cancer.ca/>
<http://www.sfhr.com/bhfoundation/>
<http://www.newyork.bbb.org/disasterrelief/charitylist.html>

Derrick の提案に対する Adam のコメント:「私の家族も、段々といろいろの慈善団体への寄付をギフトとして贈るようになってきた。私がいつも好んで寄付をしている団体は Heifer International で、これは第三世界の人たちに動物を贈る、という活動をしている団体だ。動物たちは人々に食料を、収入を、そして子孫の動物を供給し、さらに Heifer International はこれらの人々に対して、その動物の子孫たちを別の家族の人たちに分け与えるように要請しているのだ。私がこの方法の素晴しい点だと思うのは、人々の生活を改善するために役立ち、かつ再生産のできる資源を与えていることだ。まして私はもともと農家の出身で、動物たちがどんな恵みを与えてくれるかという実感を持って育ったのだから。」

<http://www.heifer.org/>

この提案を受けて、Andrew Cohen がさらにアイデアを膨らませてくれた:「実際、Heifer International はつい最近、祝日シーズン専用のミニ・サイトを開設して、この順送り贈与の産み出すインパクトについて説明している。いくつかの成功の実例もこのサイトで紹介されている。それぞれにフォト・ギャラリーが付いていて、その家族の物語がよくわかるようになっている。」

<http://www.passonthegift.org/>

Naomi Pearce も情報を寄せてくれた:「San Francisco の Glide Memorial も、素晴しく現実的な援助活動をしている。彼らの資金有効活用法の感覚は素晴しい。Heifer International と同様、あなたが誰かのために寄付をした時、彼らはそれを金額で明示する代わりにその金額で購入される物で示してくれる。その結果、寄付に伴う下世話な感じが見事に消えてしまう。例えばあなたが $10 の寄付をしたとすると、それは「4人家族の祝日のご馳走」になる。$25 ならば「身よりのない子供の冬のコート」に、$75 ならば「ホームレスの家族に毛布 15枚」になる。

<http://www.glide.org/>

寄付をしつつ、同時に Macintosh コミュニティーもサポートしたいと思う人には、Info-Mac への(税控除可能な)寄付を勧めたい。Info-Mac は、我々が皆お世話になった、無料再配布可能な Macintosh ソフトウェアを集めたアーカイブだ。もはや老朽化してしまったそのハードウェアを更新し、ドメイン登録費用やその他の必要経費を支払うために、Info-Mac は資金を必要としている。

<http://www.info-mac.org/donate/>

最後に、Johann Beda からの、インターネットを通じた慈善寄付についてのハイレベルの見地からのコメントを紹介しよう:「合衆国とカナダ国内のほとんどの登録慈善団体への寄付は、オンラインでできるようになっている。たとえその慈善団体がウェブに登場していなくても、そこへの寄付送金を取り扱ってくれる第三者のウェブサイトがあるのだ。おそらく、他の国においても同様のサービスがあるだろうし、合衆国・カナダにおいても他にもあるのだろうが、私が知っているのは合衆国の Network for Good サービス(使用料金無料)とカナダの CanadaHelps (使用料金は 2% 以下で、これはクレジットカードを使って慈善団体に直接電話で送金する場合とほぼ同じ)の2つだ。これらのサイトには、ボランティアについての情報や、他の種類の慈善寄付に関する情報なども載っている。

<http://www.networkforgood.org/>
<http://www.canadahelps.org/>

「これらのサイトでは、ドナーから寄付金を受け取って、登録された慈善団体に小切手を送っている。もしもあなたが何らかの慈善活動に従事しているのなら、ぜひこれらのウェブサイトに登録することを考慮して欲しい。きっと寄付金の流れが(直接送金、その他の理由で)高速化し、慈善団体のサイトへのウェブリンクも張ってもらえ、さらには登録慈善団体のデータベースから自動的に収集された情報以上の詳しい追加情報も彼らのサイトに載せてもらえる。オンライン慈善団体の「正式リスト」も、これらのサイトで見ることができる。」(永田訳)

<http://www.charityvillage.com/charityvillage/ires10.html>
<http://www.charityvillage.com/marketplace/internet/intdonationportals.html>
<http://www.weblens.org/volunteer.html>
<http://nonprofit.about.com/cs/donateonline/>


2001年末ギフト提案: TidBITS をサポートするギフト

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ここ3ヵ月というのは、我々すべてにとって試練の時であった。(実際、2001 年というのは、辛い1年間だった。)しかしそれだからこそ、この祝日シーズンを機会に、我々は心を合わせて、他の人々のことに思いいたさなければならない。TidBITS チームや TidBITS Talk の多くの人々が、この号の記事で紹介してきたように様々のギフトの提案を寄せてくれたのも、すべてその同じ目的のためだったのだ。そして、このささやかな私たちジャーナリストの一団が、暖房もない小部屋でわずかに PowerBook の熱気で凍えた指を暖めながら働き続けることで、もしも祝日に際してのあなたたちの思いの中に加えて頂けるならば、今年もその思いを私たち TidBITS の活動の一つ一つを支える援助として、いくつかのギフトという形で表わして頂けたら、こんなに嬉しいことはない。(もちろん、毎週 TidBITS を読んで頂けるということも、すでに何よりの援助です!)

購読を贈って下さい -- Christian Heurich が、この提案で口火を切ってくれた:「あなたの家族や、興味を持ってくれそうな友人などに、TidBITS を購読してもらうのを忘れないようにしよう!」ありがとう、Christian、確かにその通り、皆さんの誰もにできる一番簡単なギフトで、未来への道を開く鍵とも言えるのは、Mac に興味のある友人に TidBITS を購読してもらうことだ。それには、ただその人に、メールを <tidbits-on@tidbits.com> 宛に送れば購読できるのだ、と知らせるだけでよいのだ。または、あなたがウェブページで友人の購読を申し込むこともできる。(もちろん、それは友人が承知してから、ということを忘れないで頂きたい。そうでないとその友人は TidBITS からスパムメールを受け取ったと思うかもしれないのだから。どんな場合でも、本人が確認要求メッセージに返信メールを出さなければ購読は開始されない、ということもその友人にあらかじめ説明しておいて頂きたい。) (永田訳)

<http://www.tidbits.com/about/list.html>(日本語)TidBITS メーリングリストの購読

スポンサーをサポートして下さい -- 歳末ギフトの買い物に出かけた時、もしも TidBITS のスポンサーとなっている会社から買い物をしてもらえたら、それは同時に私たち TidBITS を援助して頂いていることにもなる。(その際、TidBITS を見たのでここで買い物をした、と言って頂けるとなおありがたい。)広範な種類のハードウェア(そしていくらかのソフトウェアも)を扱っているのは Small Dog Electronics、ハードディスクやその他の保存デバイスなら APS Technologies、HTML やプログラミング用のパワフルなテキストベースのエディタなら Bare Bones Software の BBEdit がある。ネットワークについては Sustainable Softworks の一群の素晴しい製品、IPNetRouter、IPNetSentry、IPNetMonitor、IPNetTuner、そして新製品の IPNetShareX などのネットワーク・ユーティリティ・ソフトウェアが誰の役にも立ち、また Macintosh の各種メジャーのアプリケーションについて学びたい人には MacAcademy のトレーニング教材がある。

<http://www.smalldog.com/>
<http://www.apstech.com/>
<http://www.barebones.com/>
<http://www.sustworks.com/>
<http://www.macacademy.com/>

それ以外にも数多くの会社が過去1年間に TidBITS のスポンサーになってくれた。これらの会社にも、どうかサポートの気持ちを示して頂きたい。今後もまたスポンサーになってくれる会社もあるかもしれないし、もしもあなたがそういう会社で TidBITS で名前を見たから買い物する気になったと言って頂けたら、それがその会社に今後もスポンサーになろうかという気持ちを起こさせてくれるに違いない。例えば Aladdin Systems、Farallon、Blue World Communications、CS Odessa、Web Crossing、easyDNS、そして Intelli-Gents といった会社である。 (永田訳)

<http://www.aladdinsys.com/>
<http://www.farallon.com/>
<http://www.blueworld.com/>
<http://www.conceptdraw.com/>
<http://www.webcrossing.com/>
<http://www.easydns.com/>
<http://www.intelli-gents.com/>

新製品の TidBITS グッズは送料無料 -- Tシャツや、その他の TidBITS グッズを CafePress.com を通じて販売し始めたのは去年のことだった。計画中のデザインコンテストは残念ながらまだ実現してはいないが、今回これらの TidBITS グッズのデザインが一新された。一部の人々から不評を買っていた“TidBITS readers get it weekly”というキャッチコピーをやめて、その代わりに何年も前に Jon.Hersh が私たちのために作ってくれた「手首を守ろう」キャンペーン・ポスターのデザインを採用してみた。(このポスターは、今でも PDF ファイルとしてダウンロードできるようになっている。ぜひ印刷して見やすい所に貼り、反復性ストレス障害で手を痛めるのを予防してもらいたい。)

<ftp://ftp.tidbits.com/misc/caring-for-wrists.pdf>

この新しいデザインは、正しい人間工学に基づいた姿勢で座るにはどうしたら良いかを、グラフィカルに示してくれている。今回これをマグカップ、マウスパッド、Tシャツに採用してみた。(CafePress.com の扱っている他の商品にもこのデザインを、という希望があればぜひ知らせて欲しい。ただ、人間工学の注意書きをトランクスに印刷して欲しい、という人がいるとはどうしても思えないのだが。)メインの“TidBITS”ロゴのデザインについては、いくつかの新商品を追加した。オーナメント(クリスマスツリーに掛ける TidBITS オーナメント、これは見逃せない! でも、ぬいぐるみのクマやストッキング、といったものまで手を出すのは止めにした)や、フード付きのスウェットシャツ、タンクトップ、野球帽、バケットハット、トランクス、トートバッグ(このバッグを持って、Macworld Expo 会場でいろいろの物をピックアップして歩いて欲しい)などだ。オーナメントやフード付きスウェットシャツは、今年末までの期間限定販売となっている。これまでと同様、TidBITS に寄付を寄せてくれた人には値引きがあり、2001年 12月 17日までの期間限定で、総額 $50 以上の買い物については合衆国国内宛の送料は無料サービスとなっている。 (永田訳)

<http://www.tidbits.com/store/>

寄付のギフトも -- 最後に、Matt Lewkowicz が親切にも、恥ずかしがりやの私たちになり代わって以下の提案を寄せてくれた:「Adam が自分ではこれを言い出せないのはわかり切っているから...皆さん、友人の名前で TidBITS に寄付をしましょう! これは二重の意味で TidBITS を助けることになる。つまり、金銭的援助と、友人の名前による援助とでだ。」Matt の提案に刺激されて、今回我々は Kagi の寄付ページに変更を加え、別人の名義で TidBITS に寄付を送ることがスムーズにできるように工夫した。さらに、この形での寄付をして下さった場合には、あなたの贈り物の受領者たるあなたのその友人に、私から個人的な感謝のメールを送ることにした。また、自動化システムはできていないが、PayPal を通じて <editors@tidbits.com> 宛に寄付を送ることもできるようになっている。 (永田訳)

<http://www.tidbits.com/about/support/contributors.html>


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