TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#643/19-Aug-02

デジタル世界でのコンテンツの未来に興味あり?情報の直接価値付けに向けた実験に参加してみて欲しい。Adam は更に、iPhoto の単純さゆえの使いづらさを回避するテクニックを披露する。そして、新 Power Mac G4 と、eMac に対する小幅な変更、Retrospect Client のアップデートについてお伝えする。最後に、ハリウッド保護主義の陰に包まれてしまったデジタルハブ構想の運命に関する先週の記事のアップデートがある。

記事:

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MailBITS/19-Aug-02

eMac には新ドライブ、iMac は値下げ -- Apple は先週、Mac のコンシューマ向けデスクトップ製品ラインに対する小幅な変更を発表した。eMac は、従来は CD-RW ドライブしか提供されていなかったが、今度は Combo ドライブ (DVD-ROM/CD-RW) 付きが $1,100 で、Apple の SuperDrive (DVD-R/CD-RW) 付きが$1,500 となった(この二つのモデルは他の構成要素でも違いがあり、SuperDrive 付きのモデルは、より高速の CPU、より大きな RAM、そしてより大容量のハードディスク付きとなっている)。それよりはフラットパネル付きの格好のいい iMac の方をご希望ならば、Apple は CD-RW と Combo ドライブ付きのモデルをそれぞれ $100 値下げして $1,300 と $1,500 とし、より買いやすくした。(値下げされたどちらのモデルも 15 インチ LCD スクリーン付きである;SuperDrive 付きの 15 インチモデルは $1,800 のままで、17 インチモデルは SuperDrive しか選択肢がなく $2,000 である。)これらの変更は小規模ではあるが、ちょうど新学年が始る時だけに、学生向けに iMac 及び eMac をより魅力的にする役には立つであろう。[ACE](カメ)

<http://www.apple.com/pr/library/2002/aug/13consumer.html>
<http://www.apple.com/emac/>
<http://www.apple.com/imac/>

新 Retrospect Client、Xserve, Jaguar に対応 -- Dantz Development は先週 Retrospect Client for Mac OS X の新バージョンと、Apple の新 Xserve サーバと来るべき Mac OS X 10.2 Jaguar と Retrospect バックアップアプリケーションとの間の対応性に関する追加情報とをリリースした。新 Retrospect Client, バージョン 5.0.536 は、Jaguar に対応し、おおよそ 17分後に自分を終了させてしまうことのあるバグを修正し、Backup Server 警告ウィンドウ内の Defer ボタンを Mac OS X 10.1.x で動作するようにした(但しこの機能は Jaguar ではまだ動かない)。Retrospect Client 5.0.536 は Retrospect の所有者に対しては無償の 2.4 MB のダウンロードとなっている。

<ftp://ftp.dantz.com/pub/updates/client_mac_50536_installer.sit>

Dantz はまた、Retrospect は Mac OS X Server 10.1.5 下で Xserve にも対応している(が Mac OS X Server 10.2 にはまだ対応していない)と発表した。Retrospect は Xserve でオプションとなっている ATTO UL3S-66 SCSI カードをサポートし、使用中のポートがオフにすると必要に応じて一番順位の高い生きている Ethernet ポートに切替えて使用する(これに反して、Retrospect Client はその Off ボタンを Command-クリックして切りそしてオンにして戻した場合にだけネットワークポートを切替えられる)。最後に、この最新リリースの Retrospect Client は Jaguar で動いているマシンを Mac OS 9 か Mac OS X 10.1.x (あるいは Retrospect 6.0 for Windows) で動いているコンピュータからバックアップできるが、Dantz は将来 Jaguar を完全にサポートする無償のアップデートを出すと約束している;目下の所、Retrospect は Jaguar のもとでは自動起動がきかず、そして多くの SCSI カードは新たなドライバを必要とする。[ACE](カメ)

<http://www.dantz.com/index.php3?SCREEN=kbase&ACTION=KBASE&id=27638>


Apple 強力なデュアルプロセッサ Power Mac をリリース

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

多くの人が先月の Macworld Expo で起るのではと期待していたのだが、Apple はようやく新型 Power Mac G4 を お披露目した。これは Apple のプロ向けデスクトップ機種に大幅な改善を加えた一方で優雅な Power Mac 工業デザインはそのまま残して前面パネルだけの変更にとどめている。事実、この前面パネルの変更がこの Power Mac を特定する名付けに使われている - Apple はこの新モデルを指すのに何とも色気の無い名前 "Power Mac G4 (Mirrored Drive Doors)" を付けた。

<http://www.apple.com/pr/library/2002/aug/13pmg4.html>
(日本語)<http://www.apple.co.jp/news/2002/aug/13pmg4.html>
<http://www.apple.com/powermac/>
(日本語)<http://www.apple.co.jp/powermac/index.html>

新 Power Mac はすべてデュアル PowerPC G4 プロセッサを搭載している。スピードは 867 MHz, 1 GHz, あるいは 1.25 GHz;最初の二つはバックサイド L3 キャッシュ(三次キャッシュ)を 1 MB、そして 1.25 GHz モデルは 2 MB 搭載している。ビデオカードは 3種類あり、いずれも ADC と DVI コネクタを持っておりデュアルモニタをサポートしている:32 MB の DDR-SDRAM 付きの Nvidia GeForce4 MX、64 MB の DDR-SD-RAM 付きの ATI Radeon 9000 Pro、そしてグラフィックパワーの究極 128 MB の DDR-SDRAM フレームバッファ付きの Nvidia GeForce4 Ti である。システムのメインメモリも DDR-SDRAM であり、通常の single data rate RAM より 2倍のスループットを提供する。記憶装置は、7200 rpm 仕様の 60 GB, 80 GB, あるいは 120 GB Ultra ATA/100 ハードドライブ、それに Combo ドライブ (DVD-ROM/CD-RW) か SuperDrive (DVD-R/CD-RW) の構成である。もっと拡張したければ、3.5インチ内蔵ハードドライブ用拡張ベイが3つ、外部拡張ドライブベイが1つある。さらなるシステム拡張のためには 64-bit 33 MHz PCI スロットが4つそして 4x AGP スロットが1つある。ここから先はなじみの仕様に戻り、2つの FireWire ポート、4つの USB ポート、ギガビット Ethernet、AirPort(日本では AirMac)カードスロット、キーボード、マウス、等々と続く。

<http://www.apple.com/powermac/specs.html>
(日本語)<http://www.apple.co.jp/powermac/specs.html>

新 Power Mac には Mac OS X 10.2 Jaguar が必須である(そしてデフォルトでそこに起動される);Mac OS 9.2.2 も含まれている。他のバンドルソフトウェアには、 Lemke Software の Graphic Converter, Omni Group の OmniGraffle とOmniOutliner, Caffeine Software の PixelNhance, それに Ambrosia の Snapz Pro X、加えて Apple の全 iApp スイートが含まれる。

デュアル 867 MHz Power Mac G4 の値段は $1,700 から、デュアル 1 GHz モデルは $2,500 から、そしてデュアル 1.25 GHz モデルは $3,300 から始る。 デュアル 867 MHz モデルとデュアル 1 GHz モデルは直ちに入手可能である;デュアル 1.25 GHz モデルは 9月の後半に出荷の予定である。


デジタルハブはハリウッドに対抗できるか? - 追加情報

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple のデジタルハブのコンセプトがハリウッドの政治的策謀に対抗できるかどうかを議論した先週号の Cory Doctorow の記事は、これまでにない程大きな注目を浴びた。Slashdot のニュースサイトで引用されたことが大きかったのかも知れない。Slashdot に載った他のサイトと同様、我々は予想もしなかった程の猛烈なネットワークトラフィックの洗礼を浴びてしまった。数時間の苦闘の末、我々は何とかこの記事のキャッシュを我々のデータベースサーバ(128K のISDN 線)から digital.forest にある我々のメインサーバ(極太の OC-12 インターネット接続)に移動できた。これでいくらか状況は改善されたが、このメインサーバでさえも、午後になってロードが下火になるまでずっと休みなしに最大許容量の同時 100 個の接続の状況が続くという状態だった。このような突発的な一時的トラフィック密集状況に備えるだけの目的で新たなシステムをデザインする必要まではまだ無いとは思うが、たぶん高速の Mac 上での Mac OS X に移行すれば将来の心配の要素は少なくなるのだろうと思う。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06901>(日本語)デジタルハブはハリウッドに対抗できるか?

また、記事中で、FCC(米連邦通信委員会)が「BPDG 提案の義務化を FCC の議題に取り上げると発表し、この“基準”を法律に変えようとしている」という記述があったのに関して、著者の Cory から後になって次のような追加説明の情報が届いた:

「FCC の規則制定会議において、FCC コミッショナーとスポークスマンは以下のように説明している。いわく、FCC の会議としては Broadcast Flag の義務化をすべきか、また義務化するとすればどのようなものがふさわしいかについて広く意見を求めている。さらに、BPDG の答申のみが特別の考慮の対象になることは無い、とも彼らは明言している。FCC 規則制定に関する皆さんの意見をどうやって提出できるかについての情報は、以下のリンクを開いて定期的アップデートにサインアップすれば得られる。」

<http://action.eff.org/>

いつもと同様、このトピックに関する現在進行中の議論についてはどうぞTidBITS Talk をチェックしてみて頂きたい。アメリカ国内での法律制定の動向を見る限り、これまで Apple が提唱してきた新しいデジタル・ライフスタイルというものがやがて深刻な足枷をはめられるという暗い見通しは本物のように見えるのだが、我々一人一人の努力があればきっと何かを変えることができると信じたい。一つには我々のサポートする会社に立ち上がってもらえるよう説得することによって、また一つには我々の選出した議員たちに直接強く働きかけることによって。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1702>


PayBITS: 情報の価値をあなたはどう考えますか

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

情報というものの価値をどうやって量るかについて、我々は皆、そろそろ考えるべき時に来ているのではないだろうか。今回私はその1つの方法を提案してみたい。

情報は、時によっては非常に高い値段で人の手に渡る。例えば特定の犯罪の証拠となるような情報に高額の懸賞金がかかることもある。もっと身近な例を挙げれば、コンサルタントのような人たちは顧客に情報を伝える見返りとして1時間あたり $100 以上もの料金を取ることもあるだろう。また、高級なニュースレターの中には何百ドル、何千ドルもの年間購読料を取るようなものもある。けれども、そういうコンサルタントたちやブランド品のニュースレターなどから来る情報を内容的に見ると、果たしてそれは TidBITS とか、Macworld とか、あるいはさまざまのウェブサイトに載っている情報と比べて、それほど大幅な違いのあるものなのだろうか?

多くの場合、ほとんど違いがない、あってもごくわずか、というのが実情だろう。我々は、メッセージの価値をその伝達手段によって量ることに慣らされてしまっているのだ。ある意味では、コンサルタントに高額の時間給を払うのは彼らが情報をフィルター分けしてカスタマイズしたやり方で伝えてくれるからだ、とも言えるだろう。高級なニュースレターも同様なことを売り物にしている。大抵はそういうニュースレターはごく限られた特定の分野について一人の筆者の見方を提示しているものだ。本のペーパーバック版はハードカバー版よりも価格が安いが、内容は全く同一だ。我々が高いお金を出してハードカバー版を買うのは、いち早く本が読めるからだろう。(加えて、ハードカバーの方が少々コストの高い材質を使っているということもあるが。)我々は印刷された雑誌にお金を出して購読しているけれども、わざわざ本を買わなくても同じ内容がオンラインで無料で見つけられることもわかっている。我々は音楽 CDを買うけれども、数え切れないほどの人々がファイル共有サービスを使って無料で音楽をダウンロードしている。

さまざまに異なったビジネスモデルがあるという事実に私は何の異存も無いが、ここで一つだけ指摘しておきたいのは、これまでの伝統的なアプローチはどれも、読者が自分でコンテンツの価値を決められるような形のものではない、という事実だ。これらさまざまのアプローチのいずれも、情報それ自体とは全く別の、いろいろな属性に基づいて勝手に決められた値段が付いているのだ。よく言う諺とは裏腹に、我々は表紙を見て本の値打ちを判断してしまっている、ということだ。そろそろ我々は、見掛けに囚われることなく、中身の内容自体によって価値を量るやり方を模索しても良いのではないだろうか。

引き裂かれたビジネスモデル -- 過去数百年間にわたって、情報は何らかの形で一まとめにして配布されてきた。新聞、雑誌、レコードアルバム、ケーブルテレビのパッケージ、などのような形だ。その1つの理由は、配布に対して本来かかるコストのために、経済学上の必要性からたくさんのものを一まとめにしてきた、ということだろう。1つの記事だけを紙に印刷して配布するのと、たくさんの記事をまとめた新聞を配布するのとでは、かかる費用にそれほど大きな差がないからだ。さらに、大量消費市場のための大量生産という概念も絡んでくる。同じ製品を大量に作って多数の人々に販売せよ、という原理だ。こうして、情報に対する今やお馴染みのビジネスモデル、つまり1部いくらの販売方法、広告収入、定期購読、といった方法が自然に定着した、ということがおわかり頂けるだろう。発売部数が多ければ多いほど1冊の価格は低くすることができるので、ほんの数ドルで雑誌が買えたり、ごく安い年間購読料で定期購読できたりするわけだ。読者の数が非常に多くて読者層も目的に合ったものならば広告収入も十分大きいものとなり、無料でコンテンツを提供することも可能となってくる。

けれどもそういうビジネスモデルはいつも可能とは限らなかったし、現在でもまだ可能でない状況もある。ルネサンスの時代には芸術や音楽のほとんどがパトロンというシステムによって支えられていた。今日でも、アナリストレポートのようなものは何千ドルもすることがある。ルネサンス時代のパトロンも、今日高額なレポートを購入する人たちも、やっているのは同じことだ。つまり、コンテンツに高い価値を見出しているからこそ、彼らは高いお金を払っているわけだ。

こうした両極端を念頭に置いて、私はそれらの折衷案とも言うべきものが必要なのではないかと思う。情報の配布方法とか、伝達媒体の種類とかには無関係にコンテンツの価値自体を評価できる対価モデルであって、同時にコンテンツが自由に入手でき、かつ値段もごく安くできるようなもの、そういう新しいモデルが今こそ必要とされているのだと思う。音楽をダウンロードした時、そのミュージシャンに直接代価を支払うことができたらいいのに、という声はよく聞かれる。今回、まさにその方法を TidBITS の記事の著者について実現できるようにしてみたい。新たな世界へ足を踏み込むこの試みを、我々は“PayBITS”と名付けてみた。一言で言えば、これは読者が毎回 TidBITS の個々の記事を読むごとに、今読んだばかりのその記事の価値を読者自身が判断して、その対価を読者が直接著者に支払うことができるようにする、というシステムなのだ。

PayBITS 計画案 -- TidBITS は、読んで下さっているすべての人のために無料で提供されている。それを基にしながら、これまで我々はいくつかのビジネスモデルを試みてきた。1992 年に、TidBITS から何らかの形で収入を得なければ到底やっていけないことが明らかになった時、我々は法人スポンサープログラムを開始した。これは公共テレビ放送(「Masterpiece Theater はご覧の各社の提供でお送りします...」)のモデルに基づいていた。我々の知る限り、インターネット上の広告プログラムとしてはこれが最初のものだった。National Science Foundation の Acceptable Use Policies 基準がまだ有効であった時代にしては思いきった決断をしたものだった。その後、1999 年になって、忠実なるわが TidBITS Talk 読者たちの発案に基づいて、我々は新たに任意寄付プログラムも開始し、何と 850 人以上もの読者たちが TidBITS の財政的生き残りのために直接の個人寄付を寄せてくれた。そのうち 200 人以上の方々は継続的に寄付を寄せてくれるサポーターとなってくれた。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=02995>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05565>(日本語)<TidBITS の後援が可能に
<http://www.tidbits.com/about/support/contributors.html>

このスポンサープログラムのおかげで、我々は財政的に続けてくることができた。ただ、そのために我々はかなりの時間を TidBITS のために費やしてこなければならなかった。他の仕事に同じだけの時間を費やしたならば我々は皆もっとずっとたくさんの収入を得られていただろうに。それから、個人寄付プログラムについては、スポンサープログラムを置き替えることができるほどの大きな金額ではないが、それでも非常にありがたい、確かな量の収入を与えてくれた。インターネット上の広告の全般的沈滞の影響を受けたことは否定し切れないが、それでも我々は何とか沈没せずに生き存えてきた。

ところで、我々がこれまで手を着けてこなかったことが1つある。それは、記事を書いてくれる著者に対して対価を支払う方法を見つけることができないか、ということだ。我々編集スタッフたちだけでもすでに標準の出版業界のスタッフよりはるかに少ない報酬に甘んじているので、そのままでは著者の人たちに回せるお金は到底残らない。ただ記事が発表されることで何らかの間接的恩恵が派生してくれれば、と願うのみである。何人かの著者たちは TidBITS に出した記事を他の雑誌の記事や、さらには本の出版プロジェクトに発展させてくれたこともある。時には我々がその仲介をしたこともあるが、もちろんそういうことはただの予期せぬボーナスと見るべきものだろう。

さて、これこそが PayBITS を導入したい理由なのだ。TidBITS の中の記事のうちふさわしいと思われるものそれぞれの末尾に、今後は数行のテキストを書き込んでインターネット上の送金サービスのリンクを付け、読者が直接にその記事の著者に対価を送金できるようにしよう、というのだ。今週号のこの記事を読まなかった読者のために PayBITS とは何かを明示する定型の1行を付ける以外は、そのテキストをどのようにするか、具体的な金額例を明示するかどうか、明示するならばその金額、どの送金サービス(PayPal や Kagi)を使うのか、などの具体的なことは著者の自由に任される。

<http://www.paypal.com/>
<http://www.kagi.com/>

もしもあなたがその記事を読んで値打ちがあると思ったり、特別におもしろいと思ったりした時、ことにその記事の内容のおかげで時間やお金の節約ができたような場合には、どうぞその著者の PayBITS リンクをクリックして著者に直接送金し、情報が現実の価値を持つものだというアイデアを具現化させるお手伝いをして頂きたい。その著者は金額の具体例を提示しているかもしれないしいないかもしれないが、いずれの場合にも送金する金額は完全にあなたの自由で、あなたがその情報にどれくらいの価値を認めたか、そのあなたの気持ちそのままの金額を、多くても少なくても構わないので、自由に選んで頂きたい。

もちろん、現実に著者にお金を送ろうという気持ちになる程その記事に価値やおもしろさを認めて下さる読者の数は、TidBITS の読者層全体から見ればごくわずかな比率になるのかも知れない。それはそれで構わないと思う。理論的には、総読者数がかなりの数にのぼるので、比率がごくわずかであってもかなりの人数が送金して下さると期待できるはずだ。言うまでもなく、現時点では著者たちは一銭ももらっていないのだから、どんな少額であっても著者たちには大歓迎のはずだ。それぞれの著者がどの程度の金額を受け取ったかについては後日著者たちに問い合わせて集計し、皆さんに報告したいと思う。その結果を見れば、どの著者の書いたどんな記事が最も有用でおもしろいと感じてもらえたのか、ということを判断する目安にもなるだろう。

問題点と困難点と -- 私はこのアイデアを数週前に TidBITS Talk に諮ってみたが、素晴しい反響をもらうことができた。(“PayBITS”という名前もTidBITS Talk 参加者の Maarten Festen が提唱してくれた。)たいていの人たちはこのアイデアに熱心に賛成してくれたが、幾人かの人たちは懸念を寄せてくれた。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1696>

著者の人たちの幾人かは、自分は記事を書くことで収入を得る気は無いという意見だった。それはそれで構わない。我々は決して著者に PayBITS への参加を強制しようとは思わない。もちろん、著者が別のところへの送金に振り向けたいというのならば、それも歓迎したい。例えば、ハリウッドの圧力について書かれた先週号の Cory Doctorow の記事ならば、送金が Electronic Frontier Foundation に送られるようにする、というのも自然な考え方だろう。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06901>(日本語)<デジタルハブはハリウッドに対抗できるか?

何人かの人たちはこのアイデアにすっかり夢中になってしまい、一旦読者をPayBITS ページに導いてから、そのページ上での最後のクリックで適切な送金サービスに指示が送られる、というような複雑なシステムを提案してくれた。また、我々が一括して送金の流れを管理することでマイクロ送金にまつわるあらゆる問題点が解決できる、という意見を寄せてくれた人たちもいた。確かにそういったシステムを使えば便利だろうし、エレガントな解決法ではあるだろうが、私としては当面の段階では PayBITS をできるだけシンプルなものに止めておきたい。第一、我々は既に働き過ぎなのだ。インフラストラクチャを変更しようとすれば、当然それをデザインし、コードを書き、保守管理し、将来の新たなシステムとの整合性も考慮して行かねばならなくなる。今の時点では、それだけの労力は我々の手に負えない。ただ、将来の展望として考えに入れておきたいとは思っている。

PayBITS の登場によって編集方針が変わり、著者の選択が以前とは違ってくるのではないか、という懸念の声もあった。けれども私はそれほど心配することは無いと思う。我々はこれまでずっと、我々が重要と判断した記事を、選んで出版してきたからだ。仮に、PayBITS の登場の結果、人々が有用でおもしろいと思うような記事がより数多く出版されるようになったとして、それのどこに問題があるというのだろうか?

さらに別の意見としては、アイデアとしてはおもしろいのだけれども、既にある TidBITS の個人寄付プログラムへの寄付の量が相対的に減る結果になるだけではないか、という声もあった。これについても、私はそれほど心配することは無いと思う。なぜなら、寄付プログラム自体も PayBITS の下で動作し得るからだ。例えば、我々の TidBITS での活動について書いた記事(例えばこの記事自体)とか、複数の人の手で書かれた記事(例えば Macworld のスグレモノの記事など)については、PayBITS のリンクとして現存の寄付プログラムに向けたリンクを採用することにしたい。

これは非常に多かった意見だが、個々の記事についていちいち自分でその値段を考える気がしない、そんなことしたくもない、という感情を持つ人たちが一般的なようだった。いちいちそんなことをするくらいなら、TidBITS で年額いくらという風に徴収してそれを適宜著者たちに分配してもらえる方がいい、という意見だった。この意見に対しては、私は強く反論したい。読者の皆さんに情報の価値というものについて考えてもらいたい、というのがそもそもこのPayBITS という実験の根本の目的なのだ。1つの記事は、ある人にとってはまさにタイムリーでとてつもなく役に立つかも知れないし、他の人にとっては全く役に立たないかも知れない。もしも人々から我々にまとめてお金が送られてそれを我々が著者たちに分配するのだったら、従来のビジネスモデルと何ら変わらないことになってしまって、何も目新らしいことが無いではないか。第一、我々としても、余計な帳簿付けと会計処理の仕事を背負込む余裕は無いのだから。

このコンセプト自体が気に入らない、TidBITS 自体を有料購読モデルに移行させた方がましだ、あるいはこんなことを始めたら読者がどこか他所に移って行ってしまうだろう、という全般的な否定的意見もいくつかあった。有料購読モデルについては、さきほどと同じく従来のビジネスモデルの踏襲に過ぎない。それに、いくら有料購読モデルへの移行が最近のトレンドだとは言っても(このトレンドについて述べた New York Times の最近の記事もある)インターネット上では成功した例はあまり見られない。現時点では、私は TidBITS を有料購読モデルに移行させる考えは全く無い。現状を見渡せば、有料化の後で読者数を 10% 以上も繋ぎ止められたら幸運と見るべきだろう。そのようにして潜在的読者を TidBITS から引き離すようなことは、私の主義からして断じて受け入れられない。我々の目標は、昔も今も、TidBITS を可能な限りアクセスしやすいものにすることなのだ。読者が他所に移ってしまうという懸念に関しては、そもそも PayBITS の目的とは、読者が既に受け取った情報に対してその価値への対価を払うことのできる手段を提供しよう、というだけの意図のものであって、お金を払わない読者には情報を遮断しようなどというものでは決して無いのだ、とだけ言っておきたい。お金を払いたくない人には、我々は決して何も強制しようとはしていないのだ。

<http://www.nytimes.com/2002/08/01/technology/01ONLI.html>

とにかく実験を始めてみよう -- さて、コンテンツの価値の在り方についていくら机上の空論を続けても始まらない。まずは、PayBITS の実験をやってみるのが一番だろう。しばらく実験を続けてみてから、皆さんに結果を報告したいと思う。もちろん、意見や提案などがあれば、どうぞ遠慮無く TidBITS Talk に投稿して頂きたい。

PayBITS: あなたのカンパで TidBITS を応援してみませんか?
<http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/contributors-jp.html>
PayBITS の説明<http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


iPhoto パワーテクニック

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>
訳: 溝畑 考史 <mizo-tid@grf-design.com>

Apple の iPhoto は、写真の読み込み、整理、編集、そして共有が簡単にやさしくできる。そうだろう? ところが、そうは問屋が卸さない。iPhoto は非常にシンプルなのだが、そのことが逆に使うのを難しくしてしまうことが多々あるのだ。私が最近出版した本、iPhoto 1.1 for Mac OS X: Visual QuickStart Guide を書きながら、iPhoto の制限を回避するいくつかの抜け道を見付けだした。iPhoto が使いにくいと思うなら、これらのテクニックが作業を簡単にしてくれることだろう。

<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0321121651/tidbitselectro00>

写真を iPhoto の外部に置いておく -- Picture フォルダ内で時系列に従った階層構造を用いて写真を保管する iPhoto 独自の管理方法の安全性について、たくさんの人たちが懸念を示した。iPhoto が完全に動作しなくなるという最悪の場合でも、別のアプリケーションで使えるようにオリジナルの写真を探して取り出すことはできるが、それは長くて退屈な作業だろう。幸い、写真の保管場所を別にするいくつかの方法がある。ただ、そうするとディスクの消費量が倍になるということを忘れないで欲しい。

いったん iPhoto の外部にオリジナルを全部用意できたなら、それらを CD-Rにコピーしてハードディスクの容量を節約することを考えたほうが良い。当然だが、iPhoto に問題が発生して CD-R にコピーしておいた写真を元に戻すような事態になれば、iPhoto で行った変更はすべて失われてしまうが、写真そのものを失ったりオリジナルを iPhoto のフォルダ階層構造から取り出すよりは望ましいことだ。

最初に不要な写真を取り除き編集する -- デジタル写真の素晴らしい点の一つは、たくさんの写真を取ることがマイナスにならないことだ。実際の話、メモリーカードの空きを食いつぶしたりバッテリーを消耗したりといったことは別にして、玉石混交の写真集から不要なものを取り除くという余計な手間が、一番のマイナスなのだ。表面上は iPhoto でこの処理を簡単にできないが、これをうまく行うテクニックがある。

始める前に、iPhoto の環境設定ウィンドウを開き、“ダブルクリックして写真を開く場所:”を“編集表示”にしておこう

いつもと同じように写真を取り込み、そしてアルバムでなくフォトライブラリにいることを確認した後、最初の写真をダブルクリックして開くと編集モードにてイメージがフルサイズで表示される。新しい写真に対して、この最初のステップで行いたいと思う作業は次の二つだけだろう。それは、削除と回転だ。もちろん同時に別の編集作業もできるが、取り敢えずは写真全部に素早く目を通して、どうしようもないものは削除し必要であれば回転することだけを行っておくのがベストだと思っている。

まず、最初の写真を残すかどうか決める。ここでは、これがとんでもない写真だったとしよう。そこで、Delete キーを押す (編集モードで使えたなんてたぶん知らなかったのではないだろうか)。iPhoto は写真を完全に削除してしまって良いかどうか聞いてくるので、同意するために Return キーを押す。

iPhoto は自動的に次の写真を表示する。この写真は取っておきたいが回転しないといけない場合には、情報枠内の回転ボタンをクリックするか、対応するキーボードショートカットを使って回転させよう (iPhoto の環境設定で、回転ボタンをクリックしたときや Command-R を押した場合に回転する方向を決めることができる。Option キーを押しながら回転ボタンをクリックしたりCommand-Shift-R を押せば、この設定と逆方向に回転する)。

この写真は残しておきたいので、回転した後、「次へ」ボタンをクリックするか右矢印キーを押す。2 つの写真を比較するために戻りたければ、「前へ」ボタンをクリックするか左矢印キーを押せばい良い (2 つの写真を並べて比較したい時には、最初に開きたい写真のどこでも良いから Option キーを押しながらダブルクリックし、そのウインドウを移動し、もう片方の写真に対して同様に Option キーを押しながらダブルクリックする)。

こうして、残りの写真に対して、不要なものは削除し、必要であれば回転する作業を続けていく。馴れてきてどんどんやろうとすると、Delete と Returnキーを考え無しに簡単に押してしまうことに注意しなくてはいけない。

ここで、注意点を 2 つ。まず最初に、この作業は大きなサムネールを使った整理モードでもできるように見えるが、これはうまくいかない。写真を削除した後 iPhoto がなにも選択しなくなるので、削除あるいは回転させるため次に表示される写真をクリックしないといけなくなるからだ。次に、編集モードから整理モードに戻るための良いショートカットが必要なら、写真のどこでもいいからダブルクリックするだけで良い。

キーワード検索結果を使ってみる -- 多くの人々が iPhoto のチェックマークのキーワード(これは修正することができない)の使い勝手について混乱している。これは写真につける一時的な印としてはいいものだと思う。たとえば私は、祖父母に最近の写真を見せている時、このプリントが欲しい、と言われたいくつかの写真にチェックマークをつけておいた。これによって後で私がクロップしてアップロードする時間のある時に、その写真を簡単に見つけることができた。

けれども、その作業が終わった後で、1つやっかいな問題が起こる。どうすればこのチェックマークをこれらの写真から削除できるんだ?もちろん、すべてをスクロールして見回して、手動でキーワードを削除できるだろう。しかしそれはあまりにも時間がかかりすぎる。写真はいくつものフィルムロールに散らばっているのだから。さらにチェックマークのついた写真を探すことは簡単にできるにもかかわらず、“割り当て/検索スイッチ”を“割り当て”に切り替えてしまうとすぐに、iPhoto はフォトライブラリのすべてを表示してくれるのだ。もし似たような状況に陥ったら、この技を試してみて欲しい。

まず最初に iPhoto の環境設定で、“割り当て/検索で使用する項目”を“キーワード”にセットしていることを確認しよう。そして“整理”ボタンをおして整理モードに移る。“フィルムロール”(訳注:下部ペインの右端にある)からチェックを外し、“キーワード”にチェックを入れる。“割り当て/検索”スイッチを“検索”にして、チェックマークキーワードをクリックしてチェックした写真だけを表示させてみよう。そして Command-A ですべてを選択してそれらすべてをアルバムペインへドラッグして新しいアルバムを作る。(もし左側でフィルムロールを表示しているときに、Command-A を押すと、チェックマークのついた写真ではなく、各フィルムロールのすべての写真を選択してしまうが、それはバグだ)もし左側のアルバムペインに空きスペースがなかったときには、まず手動でアルバムを作ってから、チェックした写真をそこにドラッグすればいいだろう。

ここで新しいアルバムをクリックして中をみてみよう。ここにはチェックマークのついた写真しか入っていないのだから、“割り当て/検索”スイッチを“割り当て”に戻しても問題ない。すべての写真を選択してから、チェックマークキーワードボックスをクリックし、チェックマークを外してしまおう。間違いなく、このアルバムはこれ以上使い道もないので、選択しデリートキーを押して削除してしまおう。

この技はキーワード検索の結果による一連の写真にキーワードを付け加える/削除する時にいつでも役に立つ。肝心なのは、たくさんの写真を扱うとき、いつでも気軽にアルバムを作成したり削除したりすることができるということだ。アルバムはあくまでも一時的なもので、恒久的なものと思わないで欲しい。

写真をいろんな方法に使ってみる -- iPhoto が失敗してしまうような他の状況でも、アルバムを一時的にしまっておく場所として使えばうまくいくこともある。もしあなたが何枚かの写真にいくつか使い道を考えているとしよう。プリントを注文して、ブック(写真集)を作って、Web をつくる。そのときにアスペクト比(訳注:縦 x 横の比率)が問題になってくる。Apple のブックレイアウトは 4x3 のアスペクト比を想定している(ほとんどすべてのデジカメのネイティヴアスペクト比だ)が、一方であなたは、標準のプリントサイズは 4x3 ではないのだから、クロップしてプリントしたいと考えている。

この“半人前”解決法ではあなたの注文したいプリントサイズに合わせて写真をクロップする。プリントサイズのアスペクト比(4x3, 5x7, 8x10 等々)では Apple のブックテーマとは全くマッチしない。ただ、もし物語テーマを使うのなら、たいした問題ではない。そしてもちろん、Web でもアスペクト比はたいして重要ではない。しかしもしあなたが“正しく”やりたかったら、以下の手順を踏んでみて欲しい。

最初に、iPhoto の環境設定で、“割り当て/検索で使用する項目”が“コメント”になっているかを確認する。そして赤目低減などすべての写真を対象にする編集作業を先に済ませておく。使いたい写真を選択し新しいアルバムへ加える。そのアルバムに移って、Command-A ですべての写真を選択し、Command-D で複製を作る。ここで各写真に対して2つのコピーができたわけだが、それら唯一の違いはそれぞれのタイトルに“のコピー”とついているかどうかだ。残念なことに、iPhoto はこのコピーを整然と並べることができないので、コピーだけを選択する一番簡単な方法は、“割り当て/検索”スイッチを“検索”にして大きなコメントフィールドに“コピー”と入力することだ。するとコピーだけを表示してくれる。そしてすべてを選択し、新たに別のアルバムを作ってそちらに追加しよう。そして元のアルバムに戻ってコピーをすべて削除する。

これで同じ写真をコピーした2つのアルバムができたわけだ。適切な名前をアルバムに付けることを私はお勧めする。たとえば“2002年の夏休み-プリント用”と“2002年の夏休み-ブック用”などなど。そうすればどっちか迷うことはないだろう。そしてアルバム内での作業にうつり、プリント用には各写真を好きなようにクロップできる。もしいろんな種類のサイズをオーダーしたいときは、4x6 サイズは一つにまとめ、5x7 サイズも一つにまとめ、というようにしておけば、プリントを注文するウィンドウ中で、各写真のサイズを憶えておきやすいだろう。

プリントを終えたら、他のアルバムに注意を戻そう。ブック用に写真を溜めておいたはずだ。それは 4x3 サイズでクロップしていきたい。

この技は、同じ写真を、違うサイズでプリントする時や、1セット白黒写真にしたい時など、コピーを作るときに同じように役立つだろう。1つだけ言い添えておくと、プリントやブックを注文し終えた後でそれらのアルバムを削除しようと思うなら、適用したアスペクト比を各写真のタイトルなりコメントなりに記しておくといいだろう。もし将来に同じ写真を使いたくなったときに、どういう風にクロップしたか正確に知ることが出来るだろうから。

他のテクニック -- 人々は iPhoto の他の制限でも乗り越えて行くにちがいない。だからもしあなたが皆と共有したい技を持っているなら、あるいはiPhoto で特にイライラするような困ったことに取り組んでいるのなら、TidBITS Talk で私が始めたスレッドに投稿して欲しい(訳註:TidBITS Talk は英語のサービスです)。私も考え得る限り頑張ってみる。それらの問題の幾つかを iPhoto 2.0 で解決してくれたら、と思う。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1706>

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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA