iLife を手に入れよう!Apple のデジタルハブ アプリケーションのセットの iLife の四つのうちの二つ、iPhoto 2 と iMovie 3 双方について、どこが新しくてクールなのか、詳細な評価 (そして欠かせないヒントや技) を提供しよう。他の Apple からのニュースでは新しい Power Mac G4 と新しい 20-インチ Cinema Display のリリース、そして Apple の他の液晶ディスプレーの大幅な値下げがある。そして教員であれば iLife と Keynote をたった $15 で手に入れられる!
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iLife を手に入れよう -- Apple はデジタルハブ アプリケーションのセットである iLife をリリースした。これには iTunes 3 (iLife ではアップデートなし)、iMovie 3、iPhoto 2、そして iDVD 3 が含まれる。iMovie 3 と iPhoto 2 は現在無料ダウンロードとして入手可能だ。iDVD 3 はダウンロードには大きすぎるようで (iLife のシステム条件から判断するところ、2 GB 台だ)、$50 の iLife CD/DVD セットの一部としてしか入手できない。2003 年 1 月 07 日以降に SuperDrive 搭載の Mac を購入した人は $20 の "iLife Up-To-Date" 価格が適用できる。2003 年 1 月 07 日以降に該当する Mac を購入すれば、QuickBooks と iLife/QuickBooks バンドルでも同様にこの $20 という価格が適用される。[ACE] (倉石)
<http://www.apple.com/ilife/>
<http://www.apple.com/ilife/uptodate/>
教員には iLife と Keynote が $15 -- 教員へ Mac OS X 10.2 Jaguar を無料で提供したのに続き (Apple はこのプロモーションを 2003 年 3 月 31 日まで延長した)、Apple は完全な iLife セットと Apple の新しい Keynote プレゼンテーションプログラムをたったの $15 ($113 の節約) で提供している。該当するには幼稚園から高校までの教師であるか、高等教育機関のフルタイムの教員でなければいけない。残念ながら、これはアメリカに限定されており、ソフトは学校の住所へしか配達されない。[ACE] (倉石)
<http://www.apple.com/education/ilifeandkeynote/>
<http://www.apple.com/education/macosxforteachers/>
Apple が 20-インチ Cinema Display を発表 --Macworld Expo からの勢いを減らすことなく、 Apple は先週新しい 20-インチ Cinema Display を $1,300 の価格でリリースした。新しい液晶画面は横 1680 縦 1050 画素の解像度、Apple Display Connector を使用するデジタルインターフェース、Apple が Cinema Display ラインや大きい PowerBook で採用し始めている 16:10 のワイド画面比率を提供している。Apple によれば 20-インチ Cinema Display は Mac OS X でのみ作動する。これは Mac OS 9 のディスプレーマネージャが新しい画面の基本解像度をサポートしていないからだろうと思われる (それより低い標準解像度では作動するかもしれないが)。同時に Apple は横 1920 縦 1200 画素の解像度の 23-インチ Cinema HD Display の値段を $2,000 ヘ下げ ($1,500 の値下げ)、17-インチ Studio Display (たった横 1280 縦 1024 の解像度) も $700 へと下げた ($1,000 からの値下げ)。それでも現実的には Apple の液晶画面は他社の同じような大きさの画面に比べて割高だ。しかし、他の一番安い液晶モニタの呆れるほどひどい品質とは大違いで、私が見た Apple のスクリーンはどれも素晴らしかった。[ACE] (倉石)
<http://www.apple.com/displays/>
<http://www.apple.com/pr/library/2003/jan/28displays.html>
新しい Power Macs に FireWire 800 と AirPort Extreme が加わる -- Apple は、先日機能アップした PowerBook ラインの接続機能をデスクトップにも持ってきた。FireWire 800、54 Mbps の 802.11g ベースの AirPort Extreme、そして Bluetooth ワイアレスネットワーク機能を (注文する時にのみ購入可能な $50 の内蔵カードを装着すればとの話だが) 組みこんだ Power Mac G4 の新しいセットを先週リリースした。シングルプロセッサの 1 GHz PowerPC CPU (標準装備で $1,500)、もしくはデュアルプロセッサ PowerPC G4 で 1.25 GHz ($2,000) または 1.42 GHz ($2,700 から $3,800) の三機種から選択できる。価格を大幅に下げながらも、Apple のプロ用コンピュータの最高速度をまた押し上げた。デュアルプロセッサーの Power Mac は 167 MHz のシステムバス (1 GHz CPU モデルでは 133 MHz) と、それぞれのプロセッサーにつき 1 MB L3 キャッシュ (デュアル 1.25 GHz モデル) もしくは 2 MB L3 キャッシュ (デュアル 1.42 GHz モデル) を提供している。60 GB、80 GB、120 GB、もしくは 180 GB のハードドライブから選択でき、さらにこれらの Mac では四つまでの内蔵 ATA ハードドライブがサポートされている。ビデオでは、これら新機種は二つのディスプレーをサポートし、ADC と DVI 接続端子を提供し、そして 4x AGP グラフィックに対応している。ビデオカードでは ATI Radeon 9000、Nvidia GeForce4 MX、Nvidia GeForce4 Ti、もしくは ATI Radeon 9700 のいずれかを選択できる。光学ドライブも性能が向上しており、Combo ドライブはより速く、 SuperDrive は DVD-R ディスクへ四倍速で書き込みが出来る。他の機能としては 2 GB まで装着できる DDR SDRAM (256 MB もしくは 512 MB 装着済み)、四つの PCI スロット、FireWire 800 ポートが一つと FireWire 400 ポートが二つ、USB 1.1 ポートが二つ (そしてキーボードにさらに二つ)、前面に配置されたヘッドフォンジャック、ステレオのオーディオ入力と出力用ミニジャック、オプションの Apple Pro スピーカ接続用の Apple スピーカ用ミニジャックなどがある。
<http://www.apple.com/powermac/>
<http://www.apple.com/pr/library/2003/jan/28pmg4.html>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06927>(日本語)Apple、iCal をリリース、Mac OS X のみ起動を発表
聞き心地の良い改良点としてはこれらの新機種は前の“風洞”Power Mac G4 に比べてかなり静かになった点が挙げられる。Apple の約束通り、これらの Power Mac は Mac OS 9 で起動できないことは強調しておきたい。勿論 Classic は使用出来るし、Mac OS 9 が使用可能な前世代のハイエンド Power Mac もまだ Apple Store から購入できる。[ACE] (倉石)
文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
訳: 細川秀治 <hosoka@ca2.so-net.ne.jp>
2002 年の間中、私は Apple が iMovie の新しいバージョンを発表してくれないかと期待していた。結局のところ、この無料ビデオ編集ソフトの最後のメジャーアップグレードは iMovie 2 が公開されたときの 2000年7月にさかのぼる。2003 年の Macworld Expo San Francisco が近づくまで、私は Apple がそのオリジナルの iアプリのことを忘れているのだと思っていた。どうやらそうでもないらしい。スティーブ・ジョブズは Macworld 基調講演で iMovie 3 を自慢し、そしてこのプログラムは iLife の一部として先週末にリリースされた。iMovie は現在、ソフトウェアアップデートまたは Apple のウェブサイトから 82 MB ダウンロードとして入手できる。
<http://www.apple.com/imovie/>
<http://www.apple.com/ilife/>
新しいシーン -- Apple はそのインタフェースを幾分変えないで、iMovieをアップデートすることはできなかった。そして iMovie 3 での調整はおおむね良いニュースだ。最終的にこのプログラムは全画面を占有するのではなく、それ自身のウインドウで走るようになった。これによりあなたはウインドウをリサイズできるだけでなく、各種写真やムービーなどの他のメディアファイルをドラッグで持ち込むことができる。初期のバージョンと異なり iMovie 3 では、デジタルビデオ(DV)メディアとして専用にフォーマットされていないQuickTime ムービーをインポートできる。
今度の iMovie のインタフェースで提供される再生コントロールはたった 3 つのボタン、巻き戻し、再生/ストップ、フルスクリーンで再生、だけだ。また、タイムラインビュアーとクリップビュアーは同じスペースを共有しており、それらを切替えると一方からもう一方にモーフィングするやり方からリキッドタイムラインと呼ばれている。
しかしながら、私は少なくともひとつの、困ったインタフェースに出くわした。全部のウインドウが Apple のヘアライン仕上げメタルテクスチャーを使っているので、特定のコントロールではない、どこをクリックしてもウインドウ全体が動いてしまう。再生ヘッドより数ピクセル上を間違ってクリックすると、iMovie 3 はスクリーンから部分的にはみ出してしまう。また、iMovie 3では少なくとも 1024 ×768 ピクセル以上の解像度が要件とされるので、クラムシェルスタイルの iBooks オーナーは iBooks の 800×600 ピクセル・ディスプレイでこのプログラムを使えないことを意味する。
サウンド付け -- 私が気に入った新しい付加機能のひとつは音量の編集がもっとコントロールできるようになったことだ。タイムラインビューで音量の編集ボタンをクリックするとクリップのオーディオトラックが表示されクリックとドラッグでクリップの音量レベルを変更することができる。例えば、完全にはフェードアウトしないで、バックグラウンドミュージックを下げたいような場合、これは素敵だ。また オーディオパネルでは iTunes ライブラリにアクセスできる。これによりミュージッククリップを付け加えるのがずっと容易になった。
Burns に焼き上げろ -- 最もど派手な新機能のひとつは、ドキュメンタリー映画作家 Burns に由来する Ken Burns エフェクトだ。複数の静止画を互にズームやパンしてアニメーションを作る。iMovie 3で、これらの静止画写真はあなたの iPhoto アルバムから読み込んで、iMovie の新しい写真パネルに表示される。あなたはただクリップの継続時間とズームレベルをセットし、アニメクリップの開始位置と終了位置を決めるだけだ。iMovie がイメージ間の切り替わりを計算してくれる。
不幸にも、Apple はこの新しいエフェクトについてあまりにも熱心で、結果としてユーザーにより多くの作業負担をもたらしている。インポートされたどの写真も、iPhoto 以外から読み込まれた写真さえも、Burns 仕上げのムービーとしてレンダリングされる。この回避策はクリップがレンダリングする前に、Command-ピリオドをタイプすることだ。そうすれば、それをダブルクリックしてからクリップ情報ウィンドウに新しい時間を入力することでクリップの継続時間を変更できる。
<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=61815>
未公開版 -- iMovie 3 は他にも少数の着目すべき機能を宣伝している。Skywalker Sound からの新しいサウンドエフェクトは実際に役に立つ可能性を持っている。新しい、タイトルパネル、トランジションパネル、エフェクトパネルがある。そして、私が完全版の iLife パッケージを入手したら、チャプターマーカーをセットして後で iDVD に書き出せるのを心待ちにしている。
しかしながら、iMovie 3 はシステムによって性能が低下する。私がテストした 2 つのマシン、400 MHz のチタン PowerBook G4 と 600 MHz iBook では、再生の突っ掛かりが目立ち、オーディオで吃り、ビデオフレームはランダムにドロップダウンした(他のユーザーもApple の iMovieディスカッションフォーラムで同様な問題点を報告している)。この問題はシステムチューニングの問題に関するものだ。ある人々は Mac OS X のバックグラウンドメンテナンスタスクを手作業で実施するか、あるいはディスクユーティリティを使ってパーミションを直すことによって(私の場合、改善を経験できなかったが)改善を報告している。詳細については Dan Slagle の“Unofficial”iMovie FAQを参照されたい。私の環境で Final Cut Express のようなもっと複雑なアプリケーションがスムーズにビデオを再生できるのだから、古いハードウェアが問題の根源だとするのは疑問だろう。もしあなたが同じ問題を経験しているなら、Apple の iMovie フィードバックウェブページを利用するか、あるいは iMovie メニューから「iMovie フィードバックを報告する」を選択することをお薦めする。
<http://www.danslagle.com/mac/iMovie/iMovieFAQ.html>
全体として、iMovie 3は、アマチュアビデオ編集者に、より多くのオプションを与え、新しい機能を提供する有望なアップデートだ。幾つかの不具合を解決してパフォーマンスも改善するという目標のために、Apple の側で少しでも注意を集中し、更なる労力を払ってくれさえすれば、iMovie 3 は私がこれまで長い間待ち焦がれていたアップデートになるだろう。
PayBITS :iMovie 3 で出来ることについて、あなたは素敵なアイデアを得ましたか? もしそうなら、PayPal で Jeff に寸志を送りましょう?
<https://www.paypal.com/xclick/business=jeff%40necoffee.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>
文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
訳: 細川秀治 <hosoka@ca2.so-net.ne.jp>
私にとっては、自分の著述した本との関わりは本を出版したら終わりという訳ではない。なぜなら、その後もずっと長い間、その本の内容と私とが結び付けて考えられ続けるからだ。あのインターネットの本や Eudora の本については、そのことはいっこう気にならなかった。インターネットも Eudora も、私の毎日の生活の一部分と言ってもよいようなものだからだ。
けれども、iPhoto と私との関わりがどうなってゆくのかは、“iPhoto 1.1 for Mac OS X: Visual QuickStart Guide”を書いた時の私には予想がつかなかった。確かに私は iPhoto 1.0 も 1.1 も好きで、現実に使ってはいたのだが、かと言って私はそれほどたくさんの写真を撮りまくるタイプの人間ではないのでこのプログラムを毎日のように使う訳ではない。しかし、心底 iPhoto に関わることに私がためらいを感じた本当の理由は、このプログラムにはいくつもの大きな欠陥が穴をあけていて、しかももし引っかかれば大怪我をするようなものばかりだったことだ。またこのプログラムの動作の遅さ、無秩序なインターフェイス、ユーザーの必要とする段階にあと一歩届かない機能の設定の数々、などに文句の声をあげる人々が多いことにも、私は共感するところがあった。
このように iPhoto 1.1 に大幅なアップグレードが待ち望まれていたのは明白だったわけで、Macworld Expo で iPhoto 2 が発表されるとは知らなかった私も、その発表を聞いて意外とは思わなかった。さて、この iPhoto 2 は、私も多くの人々も、こぞって待ち望んできたアップグレードになったのだろうか? 先週のリリース以来、私たちはかなり時間をかけてこのプログラムを細部まで検討し、これが新たな地平を開く新バージョンなのか、それとも単にありがたいアップデート程度に過ぎないのかを、見極めようとしてきた。
<http://www.apple.com/iphoto/>
読み込み -- 残念なことに、iPhoto が写真を読み込むやり方については前バージョンと何ら変わっていないように見える。つまり、iPhoto は依然としてカメラやメモリーカードに蓄えられている写真からいくつかを選んで読み込むことができず、一度に全部を読み込むだけ、オール・オア・ナッシングのままだ。読み込みの処理は非常に時間がかかるので、カードの中の写真全部が済むまでの長い待ち時間を省いてほんの数枚の写真だけを読み込みたいという欲求が起こるのは自然なことだろうし、また、いろいろな場所から写真を集めてくることができれば、1つのトピックでまとめたフィルムロールも手軽に作れるだろう。もちろん、Image Capture を使えばこれに似た効果を得ることは可能だし、また、メモリーカードリーダーがあれば、いくつかの写真を Finder で選択してそれを iPhoto へドラッグすることで読み込ませることはできる。
この問題の解決策は明らかだろう。現状では、読み込みの最中にもメインの表示枠内に現在のアルバムが表示されるようになってしまい、読み込みモードというものがもはやあまり意味を持たなくなってしまった。これをやめて、表示枠内にはカメラやメモリーカード内の写真のサムネイルを表示するようにし、「読み込み」ボタンをやめて、その代わりに「選択した写真を読み込み」「すべてを読み込み」の2つのボタンで置き換えるようにすればよいと思う。
変わっていないことがもう1つある。iPhoto はあなたのデジタル写真をすべて独占して管理したがる。つまり iPhoto はすべての写真をあなたの Pictures フォルダの中の iPhoto Library フォルダに日付順にファイルしてしまうのだ。このアプローチには以前から不満の声があがっていた。ずっと以前から自分の好み通りにファイルを整理してきた人にとっては、すべての複製を作りでもしない限り自分の写真のコレクションをすべて iPhoto の勝手な管理に明け渡すのを強制される、ということを意味していたからだ。iPhoto も iTunes と同じように動作して欲しい、という声は多くの人々があげていた。 iTunes は、MP3 ファイルそのものはどこにあっても構わず、管理はそれらのファイルへの参照情報だけを記録することで行なっているのだ。もっとも、 iTunes と iPhoto とではちょっと事情が違うということはある。普通の人はあまり MP3 ファイルを編集したりはしないが、iPhoto の扱う写真はしばしば編集を受け、変更後とオリジナルの写真を区別して管理する必要に迫られるからだ。いずれにしても、iPhoto 2 はこれまでと同じアプローチを用いている。ただし、iPhoto 2 では写真を CD や DVD に保存する機能が新装備されていて、これで少なくとも iPhoto の写真コレクションが壊れて利用不可能になってしまう恐れは大きく減ったと言える。
整理 -- iPhoto の整理モードは、iPhoto 2 でいくつもの大きな変更や細かな改良が加えられた。一番目につくのは新装備のキーワードウィンドウで、以前のバージョンの iPhoto で非常に使いにくくて評判の悪かったキーワード設定・検索のためのコントロール部分を廃止して、新しく独立のウィンドウにまとめたものだ。また、これに伴って、定義できるキーワードの個数の上限も外された。
キーワードウィンドウはキーワードのリストを表示する。コマンドのポップアップメニューがあってキーワードの追加・改名・削除ができる。写真にキーワードを適用・除去するボタンや、全表示・検索のボタン、そしてタイトルやコメントのテキストの中で検索をするために使うテキスト入力フィールドがある。確かにこのキーワードウィンドウは以前のインターフェイスに比べれば格段の進歩ではあるが、それでもやはり依然として変な感じのするインターフェイスだ。設定・除去のボタンと全表示・検索のボタンとが違ったスタイルを使っているし、キーワードリストの項目には2種類の選択状態がある。項目をクリックすると選択表示カラーで表示されるが、現在選択されている写真に対応したキーワードの項目はグレイで選択表示されるのだ。
キーワードを使って特定の写真のセットを検索した後でその検索結果のセットに新たなキーワードを設定できる、というような便利な新機能に加え、Apple はいくつかの嬉しい仕掛けも新しく内蔵してくれた。キーワードをダブルクリックするとそのキーワードを検索してくれる。Option-ダブルクリックするとそのキーワードが選択された写真に適用される。キーワード検索の際には、iPhoto は写真のタイトルとコメントの双方のテキストの中でもそのキーワードを探すようになったし、テキスト検索の際にその検索語がたまたまキーワードの1つだった場合には、iPhoto はそのキーワードの付いた写真も探すようになった。
キーワード関係のインターフェイスやタイトル・キーワード・フィルムロールのチェックボックスなどを整理モードのツール領域から別の場所へと移動した結果、Apple は共有モードというもの自体の必要性を消し去ることに成功した。これは非常に歓迎すべきことだと思う。もともと、共有モードでも同じアルバムあるいはブックが表示されたままだったことを考えれば、この共有モードというのはあまり意味を成していなかったと言える。共有モードをなくした代わりに、今回から共有関係のツールはまとめて整理モードの中に置かれることになった。これで、以前よりもたやすくこれらのツールにアクセスできるようになり、プログラム全体の複雑度が減った。また、新しく View メニューが追加されており、これを使ってタイトル・キーワード・フィルムロールの表示・非表示を切り替えたり、写真の並べ替えをしたりする。並べ替えの方法としては、新たに“by Title”も追加されている。
編集 -- Caffeine Software から出ているフリーウェアの PixelNhance が素晴しい機能を提供しているのと真正面から衝突することを避けて、Apple は新たに「補正」と「レタッチ」の2つの編集機能を提供するという道を選んだ。
<http://www.caffeinesoft.com/>
フィルムを元に写真を現像する際には、たいていの場合印刷の前に画像に少し修正を加える。これは、多くの顧客がオリジナル通りの仕上がりよりも見た目の鮮やかな写真の方を好むからだ。そこで、写真の輝度を少し上げたりカラーの彩度を増やしたりして、見栄えの良い写真にしようとするわけだ。iPhoto の「補正」ボタンもまさしくこれと同じのためのものだが、写真の現像と同様、時にはこのために写真が台なしになってしまうこともある。私の見る限り、このボタンは輝度とコントラストを(時には写真の一部分でだけ)調整し、カラーの改良(肌の色を暖かなトーンに変えたり、青みがかった雪の色を白くしたり)も加えている。他の調整もしているのかも知れないが、Apple は詳細を発表していない。私のテストの結果では、ほぼ半数の写真で見栄えが向上し、いくつかの写真では見た目の変化が無く、残りのほとんどの写真では見栄えが少し悪くなり、いくつかの写真では見事なまでにグチャグチャな結果になった。(というわけで iPhoto の多段階 Undo 機能をしっかり使いこなすようにしよう。)要するに、この「補正」機能はいつでもトライしてみる価値はある。なぜならいくつかの写真では結果が良くなるから。でも、オリジナルよりもいつも良くなるなどど盲信してはならないし、(依然として使いにくい)iPhoto の輝度・コントラスト調整ツールや、PixelNhance のカラー修正ツールなど、別のツールより良い結果になるなどとも思わない方がよい。
「補正」ボタンの結果とオリジナルとを手軽に比較できる機能が iPhoto 1.1.1 と 2.0 の両方に存在していることを、私はつい最近発見した。「補正」ボタンをクリックした後で(または何らかの編集による変更を加えた後で)Control キーを押すと、iPhoto はその写真を変更前の状態にフラッシュバックさせるのだ。Control キーを離せば、再び編集後の状態に戻る。これは画像の編集前後の状態を素早く切り替えて見せる、うまい方法だ。
「補正」ボタンは写真の全域を対象とする編集を行なうが、画像のごく小さな部分については「レタッチ」ブラシが使える。子供の写真を山のようにたくさん扱った経験者の立場から言わせてもらうと、写真を撮る前に毎回子供に向かって口の周りに付いているものを拭きなさいと言うよりも、撮った写真に「レタッチ」を使う方がずっと楽なのだ。「レタッチ」はあなたの修正したい領域にその周囲のカラーをうまくブレンドさせてくれるが、広い領域をうまく扱うことはできない。シャツのポケットからはみ出している紙を「レタッチ」で消そうとしてみたところ、結果は大きな砂色のウサギみたいになってしまった。
あと2つ、iPhoto 2 にもまだ存在している編集のための便利なテクニックに気が付いた。1つは、編集モードで長方形領域の中で作業をしている時、Option キーを押せば長方形がポートレイト・ランドスケープの間で切り替わることだ。これなら、“Constrain”ポップアップメニューで切り替えるよりも手軽だ。もう1つは、“Constrain”メニューの“None”の状態に切り替えたい時、ドラッグしながら Command キーを押せばよいことだ。
共有 -- 写真の共有に関する機能については、Apple は今回たくさんの嬉しい機能強化を加えてくれた。けれども、まだまだ改良が足りないと思えるところも多数あった。
自分のプリンタで写真を印刷する時は、新たに加わった2つのスタイルがありがたいかも知れない。N-Up と Sampler だ。N-Up は1枚のページに 2, 4, 6, 9, または 16 個の画像を並べる。同じ画像を並べることも、いくつかの画像を選んで並べることもできる。その扱いは Contact Sheet スタイルとよく似ている。Sampler スタイルには、2つのテンプレートが付いている。一方は、1枚のページに1つの大きい写真と2つの小さい写真とを並べる。もう一方は、1つの大きい写真の周りに5つの小さい写真を配置する。その仕上がりは iPhoto のブックレイアウトから印刷したページと似ていなくもないが、フレキシブルさの程度では Econ Technologies から $20 で出ている Portraits & Prints に、特に $10 の Portraits & Prints Template Maker に及びもつかない。
<http://econtechnologies.com/site/Pages/pnp_overview.html>
<http://econtechnologies.com/site/Pages/pnptm_overview.html>
iPhoto のスライドショウ機能は iTunes との統合を図ることによって強化された。スライドショウと共に演奏させたい曲を選びたい時は、iPhoto の中に居ながらにしてあなたの iTunes ミュージックのすべてにアクセスできる。検索機能も付いている。個々のフォトアルバムごとに別々の曲を付属させることもできる。残念ながら、iPhoto のスライドショウはまだ第2モニタを認識してくれないのだが、それよりずっと重大な問題は、1つのスライドショウには1つしか曲を対応させられないという、誰でもすぐに気が付く事実で、スライドショウがその曲の長さよりも長い場合には必要に応じて同じ曲が何度も繰り返されてしまう。iPhoto は、ぜひ複数個の曲が選択できるようにするか、または iTunes のプレイリストを付属させられるか、どちらかにして欲しい。もしもプレイリストが利用できるようになれば、それこそ iTunes との真の統合と言えるのではないだろうか。スライドショウに他のサウンドを入れたい場合には、$50 の SmartSound Movie Maestro を試してみるとよい。これは、ムービーやスライドショウにプロフェッショナル級のサウンドトラックを組み入れることができるようにするためのツールだ。(ただし、iPhoto と共に使うためのやり方については説明書をよく読むこと。)
<http://smartsound.com/moviemaestro/>
iPhoto 1.1.1 で悪評高かった制限事項といえば、電子メールで写真を送る機能が Apple の Mail とでなければ使えなかったことだ。この制限は今回解消されている。iPhoto 2 は Simon Jacquier のフリーウェア、iPhoto Mailer Patcher と同じテクニックを使っている。すなわち、サポートしいる電子メールプログラムの1つ1つ (America Online、Eudora、Mail、Microsoft Entourage) ごとに個別のカスタム AppleScript スクリプトとアイコンとを提供しているのだ。Simon は既に iPhoto Mailer Patcher をアップデートして iPhoto 2 を Emailer、Mailsmith、Outlook Express、PowerMail、QuickMail Pro と共に使えるようにしている。ただし、デフォルトの電子メールクライアントを設定するのはインターネット環境設定画面ではできず、iPhoto の設定ウィンドウを使わなければならない。
<http://homepage.mac.com/jacksim/software/>
写真のプリントやブックの注文の仕方、あるいは .Mac HomePage アルバムへのアップロードの仕方などは、それほど大きくは変わっていない。ただし、共有ツールに新たに「.Mac スライド」というボタンが設けられ、これを使えば選択された写真があなたの iDisk にアップロードされるので、あなた以外の人々も Mac OS X 10.2 Jaguar の Screen Effects 環境設定画面を使ってスクリーンセイバーとしてそれらの写真を見ることができる。(.Mac を選んで Configure をクリックし、.Mac メンバー名を指定すればよい - Tristan の写真が見たい方は“adamengst”をお使い下さい。)iPhoto はこの際、ダウンロード時間と iDisk での占有量とを抑えるためにアップロードする写真のファイルサイズを圧縮するが、それでもスクリーンセイバーでならば充分な画質に見える。
「デスクトップ」ボタンは iPhoto 2 では二重の働きをする。iPhoto 1.1.1 での「スクリーンセイバー」ボタンの機能も兼ねるようになったのだ。1枚の写真が選択された状態で「デスクトップ」ボタンを押せば、iPhoto はその写真をあなたのメインモニタのデスクトップ背景にする。複数個の写真が選択された状態でならば、「デスクトップ」ボタンを押すとそれらの写真をスクリーンセイバースライドショウとして設定し、デスクトップ背景としてそれらの写真が順次表示されるようになる。けれども問題がないわけではない。複数個の写真のセットをスクリーンセイバーとして使いたい場合は、あらかじめデスクトップ背景を1つの写真を使うようにリセットしておかねばならない。そうしないと、Dock がクラッシュしてその後何度も勝手に再起動を繰り返す、という事態を引き起こす可能性がある。このバグは、今後のバージョンの Mac OS X で修正される見込みだ。
その他の iLife アプリケーションと iPhoto との統合で一番わかりやすいのは「iDVD」ボタンだろう。これを使うとあなたの選んだ写真が iDVD に送られ、手軽に DVD-ベースのスライドショウを作って DVD プレイヤーで再生できるようになる。この機能は私はまだテストしたことはないが、大画面上で数多くの写真を共有するためのシンプルな方法として大いに評価できるアイデアだろう。
iPhoto 2.0 の共有ツールには書き出し用のボタンは無い。けれども、その機能は必要な写真を選択してからファイルメニューの「書き出し」項目を選べばアクセス可能だ。この書き出し用のツールに関してはほとんど何も変わっていないと思う。サードパーティの書き出し用プラグイン、例えば Simeon Leifer の便利な BetterHTMLExport プラグインや、El Gato の Toast プラグインなどは、iPhoto を 1.0 から 1.1.1 へとアップデートする際に問題を起こしたことがあるので、バージョン 2 にアップデートする前に予めこれらのプラグインを外しておくことをお勧めする。BetterHTMLExport は新バージョンが出ている。(フリーウェアではなく、$20 のシェアウェアになった。)私は、Toast プラグインの方もきっと新バージョンが出るだろうと思う。これは、iPhoto 2 でも依然として便利なプラグインとして使えるだろうから。
<http://droolingcat.com/software/betterhtmlexport/>
<http://www.elgato.com/freeStuff/toastExport.html>
選択した写真やアルバムを CD か DVD に保存できる「Burn」ボタンがあるというのになぜ今さら iPhoto 2 に Toast プラグインが必要なのだろうか、と不審に思われる方もいるかも知れない。確かに CD や DVD にアーカイブ保存できるという iPhoto 2 の新機能は素晴しいもので、特にあなたの写真をバックアップするのに適している(選択した写真がそのメディア上でどのくらいの容量を占めるかの数字まで表示してくれる)のだが、問題は、この機能を使うとそのディスク上に iPhoto Library フォルダが作られて、そのフォルダ内ではあの iPhoto 特有の日付順ファイル整理が行なわれることだ。iPhoto 2 はそのディスク内容をアルバム画面に表示する。(あなたがディスクを焼いた時に選択していたアルバムの階層表示も保っている。)けれども、iPhoto を持たない友人に送るためには、どう見てもそういうディスクではふさわしくないだろう。確かに iPhoto を持つ友人には非常に便利で、ディスクを差し込んでから内容を iPhoto で一覧し、ファイルを自分の Photo Library アルバムにコピーして編集したり並べ替えてブックに仕上げたり、ということも手軽にできるのだが。
このアーカイブ保存というのは iPhoto 2 の新機能の中で最も重要なものと言えるかも知れない。もしも iPhoto に異常が起こった場合にはいちいち手で iPhoto のフォルダ階層を辿ってあなたの大切な写真を探して回らねばならない、という心配を大きく減らしてくれるのだから。私はこれまで iPhoto の管理外の場所にいつも写真の一揃えを安全のために控として保存しておくようにしてきたが、この新機能があればこれからはすべての写真を iPhoto の管理下だけに任せておいても安心して居られるような気がする。また、この機能のお陰で私の iBook に CD-ROM ドライブしか付いていないことを大いに悔やむようになった。もしも CD-RW ドライブが付いていたら、休暇の旅行中など、かけがえのない写真をバックアップするために使えたのに、と思ってしまうのだ。
また、アーカイブ保存、中でも CD-RW メディアへの保存は、旅行中にあなたのラップトップ機に iPhoto で溜めた成果を帰宅後にあなたのメイン機の iPhoto Library に合流させる際にしなければならない苦心の作業を、簡単な手順に置き換えてくれるという効果もある。これまでは必要な写真だけを書き出して、それらをデスクトップ Mac に転送し、それから読み込みを行なう、という手間が必要だったが、これからはまず休暇中のスナップショットを全部 CD に焼いてから、それをメインの iPhoto Library にコピーするだけで、タイトルやキーワードもすべて保ったまま移すことができる。将来は、Apple の iSync を使ってもっと手軽にできるようになって欲しいものだ。
ただ、同じマシン上の2人のユーザー同志の間、あるいはネットワーク上の2台の Mac の間で1つの iPhoto Library を共有するのは、依然としてすっきりとは行かない。(2台の Mac の間で共有するには、少なくとも 100Base-T の Ethernet 以上がなければ実用上話にもならないと覚悟しておいた方が良い。)Brian Webster のフリーウェア、iPhoto Library Manager は iPhoto 2 でも動作するが、やはり今はこれが複数個のライブラリの管理やライブラリの共有のためのベストな方法だろう。同じマシン上で共有する場合には、あなたの iPhoto Library フォルダをあなたの Shared フォルダの内部に置き、「情報を見る」ウィンドウを使ってフォルダのパーミッションで他のユーザーが読み・書きできるように設定し、さらに含まれている画像の編集も許したい場合にはその親フォルダにも同様のパーミッションを与えておかなければならない。やはり、私の意見では Apple は iSync を使って2人のユーザーが同じ写真をシンクロナイズしてコレクションに含められるような方法を提供すべきだと思う。例えば、特別のキーワードを使ってシンクロナイズすべき写真を区別する、などという方法はどうだろうか。
<http://homepage.mac.com/bwebster/iphotolibrarymanager.html>
その他で -- iPhoto 2はパフォーマンスの改善を謳ってはいるが、まだまだ改善の余地はある。あなたがメインウインドウで、(整理モードか編集モードのどちらにせよ) あるひとつの写真を見ているとき、iPhoto は現在見ている写真の両隣の写真をプリロードする。そのため次の写真に移動しても即座に鮮明な写真が表示され、最初にラフなプレビューを描いた後 1・2秒後に鮮明に表示するというステップを踏まない。少なくとも理屈の上ではそうだ。iPhoto を起動してしばらくすると、この機能はしばしば作業をストップしているように思われる、終了して再起動すれば再び復活はするのだが。その他のアクション、iPhoto ウインドウのリサイズ、数千もの写真でサムネイルサイズの変更、大きなフォトライブラリをスクロールするなどは、私のデュアル 1 GHz Power Mac G4 でさえスムーズではない(けれども私の 500 MHz PowerPC G3 のiBook では思ったほど顕著に悪くはならなかった)。死のくるくるピザは私が好むよりももっと頻繁に現れて、そのニックネームほどのこともなく、たいていは勝手に消滅した。
iPhoto 2 は安定性の模範という感じではない(iPhoto 1.1.1もまたそうだった)。私のところではこれまでに 7 回クラッシュしており、たいていは読み込みに関連している。私がいつも「転送後にカメラの内容を消去する」チェックボックスを外しておくことを勧めるのはそれが理由だ。 iPhoto 2にアップグレードすると、既に持っている iPhoto ライブラリのフォーマットも変更される、そこで前バージョン状態に戻す必要がある場合は、iPhoto 1.1.1ディスクイメージと iPhoto ライブラリの両方をバックアップしておくのは良いアイデアだ。
AppleScript サポートの追加を発見してとりわけ歓迎している人々もいるだろう。それがどれぐらい完全であるかは私はまだ確認できていない。私の見たところ、例えば、スクリプトを使って写真の日付を読むことができるかもしれないが、しかし日付を変更することはできない。これは iPhoto のインタフェースでは、ひとつの写真に出来ることだが、複数の写真では出来ない。デジタルカメラは時々正しい日付の記録を紛失するので、複数の画像に日付をセットするスクリプトは役に立つのだが。
<http://www.apple.com/applescript/iphoto/>
最終のコメントとして、iPhoto 2 では、整理または編集モードで写真上をControl-クリックまたは右クリックして標準コマンドのコンテクストメニューを利用できる。これらのコマンドは他の場所からもアクセスできるが、コンテクストメニューからはより速いアクセスができる。例えば、写真をControl-クリックして「外部エディタで編集」を選択できるが、この方法は iPhoto の環境設定で切替えるのより迅速だ。
全体として -- あなたがすでに iPhoto を使っているなら、迷わずiPhoto 2 にアップグレードすべきだろう。全ての面で iPhoto 1.1.1より優れている。そして幾つかの新機能、アーカイブや無制限のキーワードなどで、あなたのフォトコレクションを iPhoto に納めるのがずっと楽になる。無料のダウンロードは是非にもゲットする価値はある、50ドル払う iLife スイートの一部としても、他のコンポーネント(iTunes 3, iMovie 3, iDVD 2)も必要なら、あるいは 容易に 32 MB をダウンロードする高速のインターネット接続をお持ちでないなら、お値打品だ。
それと同時に、iPhoto 2にはがっかりさせる多くのものがある。どうしてスライドショーではひとつの歌だけで、その代わりに iTunes プレイリストを使うことができないのだろう? カメラから iPhoto へどうして写真を小分けにしてダウンロードすることができないのだろう? あなたの Mac の他のユーザーと iPhoto ライブラリを共有する明快な方法を、どうして Apple は提供しなかったのだろう? どうして情報パネルでなくて写真のすぐ下で写真タイトルを編集できないのだろう? Photoshop 的編集ツールのような iPhoto の範囲を越える上級機能が限られているのは喜んで受け入れるが、しかしこれらのあやまちは非常にあからさまでなので、最初に iPhoto が登場して1年経ってもまだこれらが欠けている理由を想像するのは難しい。誤解しないで欲しいのだが、私は iPhoto 2 が大好きだ。 iPhoto Visual QuickStart ガイドを改訂する作業で私は既に深くのめりこんでいる。ただ、多くの素晴らしさを持っているこのプログラムが、いい加減な怠慢としか見えない事柄によって引き下げられてしまうのは、見るに忍びない思いだ。
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<https://www.paypal.com/xclick/business=ace%40tidbits.com>
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PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>
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, , 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA