Apple は毎週のようにハードウエアを発表するつもりなのだろうか? 先週はフラットパネル iMac の最新版 (同時に eMac の値下げ)、そして今週は新 Xserveだ。私たちは両方を検証するが、今週号では大部分を Kirk McElhearn のファイルシステム内を移動するためのコマンドライン解説記事にあてている。TidBITS ニュースでは、Adam の iPhoto 本を出版する前に入手する方法、そして今週行われるニューヨークでの彼の講演についてお知らせする。
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数字の神秘についてひとこと -- TidBITS の号番号の数字が三連の数になるというのは2年に一度くらい起こることだが、今回はちょっと特別だ。なぜなら 666 という数は聖書のヨハネの黙示録(第 13 章第 18 節)に言うところの「獣の数字」なのだから。でも、Macintosh の世界ではこの数字はまた別の意味を持っている。Apple I のデビュー当時の発売価格が $666.66 であったし、また、今や深い関わりのある Unix のコマンド chmod 666 というのがある種のやっかいなファイルのロックを外してくれるのだから。それ以外にも、この数字はさまざまの数学的な性質を持っているのだそうだ。この話題に関しては Mike Keith のページを読むとおもしろいだろう。私が特に気に入ったのは一番最後のだ。[ACE](永田)
<http://www.htmlbible.com/kjv30/B66C013.htm>
<http://users.aol.com/s6sj7gt/mike666.htm>
Apple が新 iMac を発表、eMac も値下げ -- AirPort Extreme とBluetooth 採用ラインナップを充実させるべく、Apple は先週フラットパネルiMac の最新版のベールを外した。新しい 17 インチ iMac は 1,800 ドルからで、1 GHz の PowerPC G4 と 133 MHz のシステムバス、256 MB の DDR SDRAM(1GB まで拡張可能)、そして 4 倍速 SuperDrive (CD-RW/DVD-R) が、 AirPort Extreme カード (100 ドルのオプション) と内蔵 Bluetooth モジュール (50ドルのオプション) 用スロットと共に装備される。15 インチ iMac は 800 MHzの PowerPC G4 への高速化が図られただけであるが、200 ドル値下げされ 1,300ドルとなった。残念ながらこの機種は AirPort Extreme カードとの互換性は無く (今までの 802.11b AirPort [日本では AirMac] カードはオプションとしてまだ残っている)、また USB を使用する Bluetooth アダプタしか使用できない。同時に、Apple は 17 インチ CRT 採用機種である eMac の値下げを発表し(新機能は無い)、 Combo ドライブモデル (CD-RW/DVD-ROM) で 1,000 ドル、SuperDrive モデルでは 1,300 ドルとなった。 [ACE] (佐藤)
<http://www.apple.com/imac/>
<http://www.apple.com/emac/>
iPhoto 2 VQS を章毎に出版前に入手しよう -- 私の電子出版に対するいろいろな試みの最新版として、次に出版を予定している本である iPhoto 2 for Mac OS X: Visual QuickStart Guide を章毎にダウンロードできるようにするつもりである。iPhoto をお使いの方の大多数はもう iPhoto 2 へとアップグレード済みだと思うが、印刷出版にかかわる不可避の要素のお陰で(とりわけ海外の読者に対しては)本の入手までには時間がかかるからといって、この本を欲しいと思われる方にそれまで待っていただく必要はないと考えている。そこで私からの提案をしたい。私の iPhoto 2 の本を事前に、Amazon、Peachpit、或いはそれ以外どこからでも注文を入れて頂いて人には、そのレシートを <iphoto-vqs@tidbits.com> 宛に送ってもらえば、私の執筆が終わり Tonya の編集が完了ししだい各章を PDF 形式でダウンロード出来る手順をお送りする。更にメーリングリストにも加えて、新しい章をアップロードした時その通知も届くようにする。最後は、本全体を一つの PDF として載せ、ブックマークをつけ更に実際の本よりも更に使いやすくする電子本を作るためのリンクも付けるつもりである。言うまでもないことだとは思うが、印刷本が出来た暁には最速で皆さんの玄関先に届けられるであろう。
本のいろいろな入手経路についてのコメント:以上の事は私自身が自分で直接やっているので ("何事もちゃんとやろうとすれば・・・")、この本をどこで事前注文して頂いてもそのレシートを電子メールで送ってさえ頂ければ問題ない。ただ私の知る限りでは、Amazon はまだこの $20 の本に対して通常の 20 から 30% の割引を適用していないので、多少高くつくことになることをご承知頂きたい。他の書店では割引、更に妥当な送料を提供してくるかも知れない。[ACE](カメ)
<http://www.amazon.com/exec/obidos/ASIN/0321197763/tidbitselectro00/>
Adam が今週 NY City Area User Groups で講演 -- 私は、13-Feb-03 の木曜日 6:30 PM から New York University での MetroMac 月例会と、14-Feb-03 の金曜日の New York Institute of Technology での Long Island Macintosh Users Group (LIMac) で話をする予定である。どちらでも、私は Macworld Expo in San Francisco での最も目を引いた製品やイベントについて話をし、ワイヤレスネットワーキング、iPhoto 2、その他何についてでも質問にお答えするつもりである。会場では私のサイン入りの本を数冊ラッフルに提供するつもりだが、すでにお持ちの本に対してはお持ち頂ければ喜んでサインをさせてもらうつもりである。それに、金曜日はたまたまバレンタインの日でもあるので、この日の会合は家族の日となるであろう:Tonya と Tristan も LIMac の会場に来ます。両会場への道順はそれぞれのグループの Web サイトを参照されたい。[ACE](カメ)
<http://www.metromac.org/>
<http://www.limac.org/>
6月のデジタル写真学クルーズ -- 6月のアラスカは、その素晴らしい景色と一年で一番長い夕明かりのお陰で、屋外写真には最適の場所である。自分のデジタル写真術に磨きをかけたいとお思いの方は、TidBITS にデジタル写真に関する記事を寄稿してくれている Arthur Bleich が主席インストラクタとなって参加する、来るべき Digital Photography Workshop at Sea への参加を考えてみてはいかがであろうか。[ACE](カメ)
<http://www.dpcorner.com/cruise/>
文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 細川秀治 <hosoka@ca2.so-net.ne.jp>
最近の Apple 製品群でまだモデルチェンジしていないのはこれで iBook だけになったが (ヒントです)、Apple は今日、主力製品の Xserve 1U ラックマウントサーバーの新モデルを発表した(TidBITS-631の「Apple がラックマウントサーバ Xserve を発表」を参照)。同時に、Apple は 3U ラックマウントの 2Gb Fibre Channel ボックス Xserve RAIDを発表した。このボックスには、14基までの Apple Drive Module を収納して合計で 2.52テラバイト (TB) までの容量を持つことができる。当初 Apple は Xserve RAID を2002 年末に発売すると約束していたが、年の終わりが近付くとこの約束を撤回した。新しい Xserve モデルと Xserve RAID はどちらも3月に出荷される。
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06828>日本語Apple がラックマウントサーバ Xserve を発表
データセンタを抱える大規模企業市場での競合の中で、 Xserve と Xserve RAID が勝つか負けるかは、その仕様が決め手だ。そして Apple は魅力的な数字をはじき出した。
新しい Xserve -- 新モデルではシングルまたはデュアルの 1.33 GHz PowerPC G4 を採用した。このチップは、フルスピードの 1.33 GHz で走る256K オンチップ Level 2 キャッシュと2 MB の Level 3 キャッシュを実装し、すべて 167 MHz システムバスを使用している。またメモリには333 MHzで走る 256 MB または 512 MB の PC2700 DDR RAM (4 つの DIMM で 2 GB まで増設可能) が、また一基の 60 GB ATA/133 ドライブモジュール (4 つのホットスワップ可能なドライブベイに 180 GB ドライブモジュールを装着し、最大 720 GB まで増設可能) が付属している。標準の 2つの USB ポートとDB-9 シリアルポートに加えて、新たに 2 つの FireWire 800 ポートがバックパネルに追加され、フロントパネルには、1つの FireWire 400ポートがある。デュアルの Gigabit Ethernet と PCI 規格の ATI ビデオカードもまた標準装備で、PCI/AGP スロットにある Ethernet カードは AGP 4x ATI Radeon 8500 に差し替えることができる。今回から標準 CD-ROM ドライブの代わりにCombo ドライブ (CD-RW/DVD-ROM) を選択することもできる。以前と同様、Xserve には Mac OS X Server の無制限クライアント版が付属している。シングルプロセッサモデルの価格は 2,800ドルから、デュアルプロセッサモデルは 3,800ドルからだ。どちらのモデルもこれまでの少し遅いモデルよりも200ドル安い。
<http://www.apple.com/xserve/>
日本語<http://www.apple.co.jp/xserve/>
若干の気になる点が変更されていない。新モデルは AirPort Extreme もBluetooth もサポートしていない、ただしどちらの技術もラックマウントサーバーにはあまり意味がないかもしれない。Xserve には、二重電源がまだ用意されていないが、これを待ち望んでいる人も少なくないだろう。そして RAMの上限が 2GB だが、ある種のハイエンド用途ではむしろ 4 GB または 8 GBが必要とされるだろう。
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=1655+1703>
Xserve RAID -- Apple の新しい Xserve RAID は 500ドルのデュアルチャネル 2GB の Apple Fibre Channel PCI カードを介して Xserve に接続する。高価な Fibre Channel ドライブを使うのではなく、Xserve RAID では廉価な7200 RPM ATA/100 ドライブモジュールを採用しており、これらのドライブは ATAを Fibre Channel に変換する 3U ラックマウントエンクロージャーの中にホットスワップできる。それぞれの 3U エンクロージャー には 14 基までのApple Drive Module (Xserve 自体で使われているのと同じホットスワップモジュール) を収納して、最大 2.52TB まで容量を拡張できる。信頼性を確保するため、Xserve RAID にはオプションのキャッシュ・バックアップ用バッテリモジュールが用意されており、Apple の宣伝によれば、 RAID コントローラーに保存されたデータを停電時に72 時間以上保護するバックアップ能力がある。デュアルの独立したRAID コントローラ、二重化された冷却モジュール、そしてデュアルで二重化されたホットスワップ対応電源を提供している。
<http://www.apple.com/pr/library/2003/feb/10xserveraid.html>
日本語<http://www.apple.co.jp/xserve/raid/>
Xserve RAID は他のハイエンドのハードウェア RAID ほど費用が掛からない、しかしそれでも厳密に安いとは言えないのだが、2.52 TB の価格は 11,000ドルだ( GB あたり約4ドル)。もっとも、1.26 TB を 7,500ドルで、720 GB を6,000ドルで購入することもできる。RAID レベルに関して言えば、 Xserve RAID は、RAID 0 (ストライピング)、RAID 1 (ミラーリング)、RAID 3 (パリティ付ストライピング)、RAID 5 (分散パリティのストライピング)、RAID 0+1(ミラーリングのストライピング)をサポートしている。それはすべてハードウェアに実装されており、 Xserve でのソフトウェアRAID では、RAID 10、30、50 が追加され, 複数の RAID 1、3、5 セットにまたがるストライピングを可能にする。
遅ればせのスタート、しかし大きな期待 -- Xserve はこれまで目覚しい売上高というような製品ではなかった。そして、発売して最初の四半期である2002 年の第 2 四半期は、Apple の予想売上高にさえ達しなかった。それでも、Gartner Group の報告によれば、Apple は 2002 年の第 3 四半期に 全米で 5,700 ユニットを出荷し、1.2パーセントの市場シェアを獲得した。この数字は前年の第 3 四半期よりも3倍良い。そして2002年、暦の第 4 四半期にApple の発表によると 6,000ユニットの Xserve を出荷した。大きな数字に聞こえないかもしれないが、ハイエンドのサーバー市場はデスクトップコンピュータよりもはるかに小さい(米国で Apple が1年間に売る Mac の数は、全米ですべての会社が売るサーバーの数にほぼ近い)。
<http://www3.gartner.com/5_about/press_releases/2002_10/pr20021028b.jsp>
それにもかかわらず、Xserve は Apple の製品についてめったに熱狂しない刊行物からおおむね非常に好意的な批評を受け取った。この価格は競争に勝てる、ソフトウェアは途方もない価値がある(ソフト自体の価格は 1,000ドルだ)、そして Apple が好ましい方向に Xserve を改善したことについて疑問の余地はない。二重の電源は、もともとスペースの限られている 1U のケースには無理があるかもしれない 。しかし Apple が将来のバージョンで RAM 容量の上限を上げてくれることを期待したい。ともあれ、これらの制限が自分のニーズで問題になるような人にはそんなことは言わずもがなだろう。それ以外の、サーバーを必要とする大抵の人には、ラックマウント Xserve が、とりわけその価格で、魅惑的なパッケージだ。私は次代の TidBITS サーバーインフラストラクチャーにまもなくひとつ注文したいと想う。
PayBITS : Adam の Xserve 調査とレポートは、あなたの次のサーバーを Xserve にするかどうか決心するのに役立ちましたか?
<https://www.paypal.com/xclick/business=ace%40tidbits.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>
文: Kirk McElhearn <kirk@mcelhearn.com>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
レッスン 2: ファイルシステム内を移動する
前回の「Mac ユーザのための Unix コマンドライン手引き、その 1」では、Terminal を使って Mac OS X の中核となる Unix へアクセスするための基本を見てきた。次は何だろうか? 例えば、初めて訪れた場所で最初に覚えなければいけないことといえば、ある場所から別の場所に移動する方法である。なので、今回は Terminal を使って Mac のファイルシステム内をあちこち移動する方法を見てみよう (先に進む前に、前回の記事を読んで記憶を新たにしておくのも良いだろう)。
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07003>日本語Mac ユーザのための Unix コマンドライン手引き、その 1
皆さんご存知のように、ファイルはディレクトリ (Unix ではフォルダのことをこう呼ぶ) の階層構造によりまとめられている。Finder で移動するときは、フォルダを開くとその中のフォルダやファイルが表示され、Finder が表示するウインドウ間でファイルやフォルダをドラッグ、コピー、あるいはペーストする。 Unix の世界では、コマンドを使ってファイルやディレクトリの一覧を表示しながらディレクトリ間を移動し、コマンドラインからファイルやディレクトリの移動、コピー、そしてペーストを行う。
ほとんどの場合、日々の使用には Finder を使ったほうが良いだろう。しかし、Terminal でファイルシステム内を移動する場合いくつかの利点がある:
高速である。場所さえ分かっていれば、瞬く間にあるディレクトリから別の場所へ移動できる。ウインドウをいちいち開く必要も無い。
情報を得やすい。Finder からも同じ情報、例えばファイルのパーミッション等を得ることは可能だが、Terminal ならこれらの詳細をさらに素早く表示できる。例えば、Finder の「情報を見る」でフォルダ全体のパーミッションは分かるが、それぞれのファイルに対しては一つづつ試さないと分からない。Terminal を使用すれば、すべてのファイルのパーミッションが一目で分かるリストを表示できる。
完全である。Finder から (特別なユーティリティソフトウエア無しでは) アクセスできない不可視のファイルやフォルダなどにもアクセスできる。普通はそのようなフォルダやファイルはそのままにしておいたほうが良いのだが、不可視のファイルやディレクトリを見たり作業したりするには、Terminal を使うのがベストの方法だろう。
Mac OS X ファイルシステム内を移動する -- Mac OS X では、他の多くのオペレーティングシステム同様、ファイルシステムを使用してファイルやフォルダを管理している。その根幹をなしているのが階層構造だ。一つの最上層(ファイルシステムの“ルート”と呼ばれ、Unix では“/”で示される) から始まり、ディレクトリからサブディレクトリへと広がるツリー構造からなる。
Finder では、ウインドウでカラム表示にすればツリー構造が一目で分かる。新しい Finder ウインドウを開き、「表示」から「カラム」を選び、起動ディスクをクリックし、次に“Users”、そしてあなたのユーザ名をクリックしてみよう。4 カラム目には少なくても 8 つのフォルダがあるはずだ。今見ているのは、あなたのホームフォルダの中身である。それぞれのサブフォルダはファイルやフォルダを包含しており、それ以下も同様である。
これ以降、この記事では Terminal を使って Mac のファイルシステム内を動き回る方法を述べていく。ディレクトリの中身を表示する方法、ディレクトリを変更する方法、そして今自分がどこにいるか確かめるすべが学べるだろう。
Terminal を開くときは、あなたはいつもファイルシステム内の特定の場所にいるということを覚えておいて欲しい。Mac 上での Terminal の振る舞いを変更しない限り (そこまで熟達した人にはこの記事は必要ないだろう)、いつもあなたのユーザ名が付いたホームディレクトリから始まる (例えば私の場合は kirkだ)。Terminal で何をしようと、あなたはいつもどこかにいる。
pwd で今どこにいるか調べよう -- 旅をしている最中には、地図を見て今自分がどこにいるかを確かめたりする必要が出てくる。Terminal についても同様だ。pwd コマンド (print working directory; 作業ディレクトリの表示) を使えば、現在作業しているディレクトリのフルパスを Terminal で表示できる。
[Walden:~] kirk% pwd /Users/kirk
上記の例では、プロンプトも全て書いてある。プロンプトでのディレクトリ情報 (~) と pwd の出力の違いをお見せしたいからだ。異なる点は、自分のホームディレクトリが ~ で置き変わっている事だけである。しかし、次の例を見て欲しい。ホームディレクトリの外にいる場合、プロンプトと pwd の出力に違いはない。
[Walden:/Library/Preferences] kirk% pwd /Library/Preferences
ls でディレクトリの中身を一覧表示 -- ls コマンド (list directory contents; ディレクトリの中身を一覧表示) は、ファイルシステム内を移動するときに、非常に便利で良く使われるコマンドの一つである。Finder では、フォルダを新しいウインドウで開くとその中身も表示されるのが普通である。Terminal では、新しいディレクトリに移動しただけでは何も表示されない。Terminal は、ls コマンドで表示するように命令した時だけその中身を表示する。
ホームディレクトリで ls コマンドを実行すれば、次のような結果が表示されるだろう:
% ls Desktop Library Music Public Documents Movies Pictures Sites
ls コマンドは、現在の作業ディレクトリ内にある項目のシンプルなリストを表示するだけで、それらが何であるかという情報は含まれていない。幸いにも、ls コマンドには多すぎるくらいのオプションがあり、どのようにディレクトリ内の項目を表示するか、そしてどのようなタイプの情報を出力するかを決められる。
別のディレクトリの中身を見る -- ディレクトリを引数として付け加えなければ、ls コマンドは現在の作業ディレクトリ (Terminal が現在いる場所)の中身を表示する。パスを知っていれば、コンピュータ上のどのディレクトリの中身でも表示可能である。そのためには、ディレクトリのフルパスを指定しないといけない。例えば、/Library/Fonts ディレクトリの中身を表示したいのなら、次のように入力する:
% ls /Library/Fonts Arial Cochin.dfont HelveticaNeue.dfont Arial Black Comic Sans MS Hoefler Text Arial Narrow Courier New Optima.dfont [etc.]
絶対パスを指定しているので、/Library/Fonts/ のようにディレクトリの完全なパスを使わないといけない。しかしながら、ls コマンドで相対パスを用いてディレクトリの中身を表示することもできる。自分のホームディレクトリにいる場合、以下のように入力するだけでPictures ディレクトリの中身を表示できる:
[Walden:~] kirk% ls Pictures/ iPhoto Library white background.jpg
プロンプトから分かるように、自分はまだホームディレクトリ (~) にいる。/で始まる完全なパスを指定しなければ、ls は現在の作業ディレクトリを基準にしていると考える。
ディレクトリの全ての中身を見る -- 基本的な ls コマンドは、ディレクトリの中身を簡単な形式で表示する。しかし、このコマンドはその他の項目があることを教えてくれない。実際、すべての Mac OS X ディレクトリは不可視のファイルやフォルダ項目を含んでいる。ディレクトリの中にあるもの全てを見るためには、ls で -a オプションを使用する (すぐ上で述べたように特定のディレクトリの中身を表示する場合、このオプションはディレクトリパスの_前_にくる。)
% ls -a . .Trash Desktop .. .addressbook Documents .CFUserTextEncoding .addressbook.lu Library .DS_Store .lpoptions Movies [etc.]
あなたのホームディレクトリは異なるファイルを含んでいるかもしれないが、多くのものは同じだろう。見て分かるように、. (ドット) から始まる一連のファイルがある。この点はそのファイルが不可視であることを示しており、ls -a コマンドは不可視のものも含む全部のファイルを表示する。それらのファイルのうちほとんどはアクセスする必要はないだろうが (勝手にいじるとシステムに悪影響を及ぼすファイルさえいくつかある)、それらを見ることができるしそれらがそこにあるのも分かる (この記事で後ほど cd コマンドを調べるときに . と .. が何を意味するか分かるだろう)。
長い情報を見る -- ls にはまた別の -l (小文字の L ) というオプションがあり、Finder の「情報を見る」により得られる情報よりもさらに詳しくディレクトリの中身に関する情報を返す。私が自分のホームディレクトリで ls -lコマンドを実行すれば、Terminal は次のような情報を返すだろう:
% ls -l total 0 drwxr-xr-x 3 kirk staff 102 Nov 9 11:22 Applications drwxr-xr-x 8 kirk staff 272 Nov 11 14:46 Desktop drwxr-xr-x 24 kirk staff 816 Nov 11 13:07 Documents drwxr-xr-x 44 kirk staff 1496 Nov 10 22:49 Library [etc.]
ls に -l オプションを付けて実行したとき、次のような情報が表示される:
最初の行にはディレクトリ内のファイルにより使用されている 512 バイトブロックの数が表示される。 この例ではファイルが無い (ディレクトリだけ)ので、トータルは 0 となる。
それぞれの行の最初の部分はファイルあるいはディレクトリのパーミッションを表している。
次の部分は数字で、ファイルあるいはディレクトリが使用しているファイルシステムリンクの数を表している。
そしてユーザ名がくる。上記の例では私は自分のホームディレクトリにいるので、全部のファイルは自分が所有している。
次はそのユーザが所属しているグループである。この例では、私は staff というグループに所属していることになる。
次の数字は、バイト単位でのファイルの大きさかディレクトリエントリーの数である。この数字は、ファイルに対しては便利だが、ディレクトリにとってはさほどではない。
表示されている日付と時間は、ファイルあるいはディレクトリが最後に変更された時刻に対応している。ここ一年の間ファイルが変更されていない場合は、日付と年が表示される。
最後に、ファイルあるいはディレクトリの名前が表示される。
他の場所で ls -l を使えば、その他に以下の情報も見ることができる:
例えば root など他のユーザが所有する項目。
staff に加え wheel、unknown、そして admin などの新たなグループ。
いくつかの項目は名前に -< を含んでいる。これはシンボリックリンクで、Mac OS のエイリアスのようなものだ。例えば、var -< private/var は var から private/var へのシンボリックリンクということになる。
ls -l コマンドでファイルの大きさを表示するとき、この値が不正確な場合がいくつかある。-s オプションを加えると、各ファイルが使用しているディスク領域を 512 バイトブロック単位で数えた数字が一覧の左端に一列付け加えられる。次の例を見て欲しい。
% ls -ls 328 -rw-r--r-- 1 kirk staff 30819 Nov 14 18:06 Perceval.jpg 64 -rw-r--r-- 1 kirk staff 30819 Nov 14 18:07 PercevalCopy.jpg
これら 2 つのファイルは同じサイズ (30819 バイト) に見えるが、上のファイルの方がディスクの容量を多く使用している。これは、上の画像ファイルがTerminal では見えないリソースを持っているからだ。このサムネールは実際のファイルより大きなスペースを占めており、Finder ではその違いが明らかに分かる。しかし Terminal では -s オプションを付けないかぎり分からない。
cd でディレクトリを変更 -- Finder を使って Mac のファイルシステムをナビゲートする時には、2通りの方法がある。1つは新たにフォルダを開く度に Finder に新しいウィンドウを開かせる方法で、もう1つは同じウィンドウの中で新たなフォルダを開く方法だ。この後者の方法を使う場合は、いつも1つしかウィンドウは開いておらず、ファイルシステムの階層の中をいくら行き来しても、常に同じウィンドウの中で移動していることになる。
Terminal でファイルシステムを行き来するのは、この後者の方法と同じだ。つまり、ファイルシステムのどこに行くにしても、あなたは常に1つのディレクトリの「中に」居る、ということだ。先程の例でも見たように、Terminal のプロンプトは現在あなたがどこのディレクトリに居るのかを表示してくれる。また、pwd コマンドを使えばファイルシステム階層の中でのあなたの位置がわかる。とにかく、Terminal でファイルシステムをナビゲートしている時は、自分がいつでもどこか1つの場所に居るのだということを忘れないことだ。
cd コマンド (change directory) は、あなたを1つのディレクトリから別のディレクトリへと移動させてくれる。Unix の言葉遣いで言えば、ワーキングディレクトリを変更する。作業ディレクトリとはあなたが現在居るディレクトリのことで、特にファイルのパスを指定しなければこのディレクトリの内容であるファイルやディレクトリがあなたの操作の対象となるのだ。まずは、この例を見てみよう:
[Walden:~] kirk% ls Desktop Library Music Public Documents Movies Pictures Sites
この例では、ls コマンドを呼び出した結果、私のホームディレクトリの内容が表示されている。Library ディレクトリに移動するには、次のようにタイプしてから Return を押せばよい:
% cd Library [Walden:~/Library] kirk%
現在のワーキングディレクトリが変わったことを反映して、プロンプトの表示も変わったことに注意されたい。(移動したいフォルダの名前が2語以上で半角スペースを含む時は、フォルダの名前全体を引用符 (") で囲む。)さて、このディレクトリの内容を見るには、ls とタイプして Return を押せばよい:
% ls Addresses FontFavorites.plist Preferences Application Support Fonts Printers Assistants Fonts (Disabled) Recent Servers Audio Frameworks Screen Savers [etc.]
その中のディレクトリのどれかに移るには、また cd を使う:
% cd Addresses [Walden:~/Library/Addresses] kirk%
そして、その内容は ls を使って見る:
% ls Address Book.addressbook Addresses.addressBook
この時点で、ひょっとしてあなたは自分がファイルシステムのどこに来ているのかを忘れてしまったかも知れない。そういう時は pwd コマンドを使えば自分の位置がわかる:
% pwd /Users/kirk/Library/Addresses
さて、次に cd コマンドを使って階層のずっと上の方に移動してみよう。それには、cd の後に行き先のフォルダの完全なパスを付けてやればよい。例えば Users/ ディレクトリまで戻りたかったとすると、次のようになる:
% cd /Users [Walden:/Users] kirk%
プロンプトを見れば、あなたが今 Users ディレクトリに居ることがわかる。また Library ディレクトリに戻りたければ、次のようにタイプする:
% cd /Users/kirk/Library/ [Walden:~/Library] kirk%
存在していないディレクトリに移動しようとすると、あるいはディレクトリの名前を間違ってタイプしたりすると、こんなメッセージが現われる:
% cd Proust Proust: No such file or directory.
Terminal での時間節約のため Finder を利用 -- 一見しただけでは Finder と Terminal とは相容れないもの同志のような気がするかも知れないが、実はこの両者をうまく使いこなせば双方協力し合って時間を節約することができる。時として、階層の奥深くにあるディレクトリに行くために長々とタイプしなければならないのだが、Finder では簡単にそこに動き回れる、ということがある。cd コマンドを使ってそのディレクトリに移動するには、次のようにすればよい。まず、Terminal で cd [space] とタイプする。(“cd”の後に半角スペースをタイプする。)それから Finder にスイッチして移動先のフォルダを探し、そのフォルダのアイコンを Terminal ウィンドウの上へドラッグするのだ。すると、Terminal はその項目のパスを、あなたが先ほどタイプしたコマンドの後に追加してくれる。
[Walden:~] kirk% cd /Users/kirk/Library/Preferences
それから Return を押せば、そのディレクトリがあなたの現在のワーキングディレクトリになる。
ファイルについても同じことができる。まずコマンドの最初の部分をタイプしておき(ファイルをドラッグする前に半角スペースをタイプしておくことを忘れずに)その後で Finder でファイルを探してそれを Terminal ウィンドウの上へドラッグすればよい。
あっという間にホームに戻る -- この cd コマンドを使うにはいちいちたくさんのことをタイプしなければならない、という気がするかも知れない。確かに、基本の使い方だけの範囲ではその指摘は正しいと言える。けれども cd にはたくさんのショートカットが用意されていて、ファイルシステムの中を素早く簡単にナビゲートできるようになっている。最も便利なショートカットはと言えば、それはただ単に cd とだけタイプしてから Return を押すことだ。例えば現在のワーキングディレクトリが Addresses ディレクトリである時にこのショートカットを使うと、下のプロンプトに見えるような結果になる。
[Walden:~/Library/Addresses] kirk% cd [Walden:~] kirk%
第2のプロンプトを見ればわかるように、cd だけ、というコマンドはあなたをホームディレクトリに戻してくれる。(チルダ文字 (~) が現在のユーザのホームディレクトリをあらわすショートカットであることを思い出して頂きたい。)このようなショートカットが作られた背景には、たいていのユーザがホームディレクトリか、あるいはそのサブディレクトリか程度の範囲内でしか作業をしない、ということを Unix が前提としていることがある。まさにこれと同じ理由で、あなたのホームディレクトリのショートカットであるチルダ (~) は、ホームディレクトリのサブディレクトリに手軽に移動するためにも使える。例えばあなたの Documents ディレクトリに移動したいとすれば、ファイルシステムのどこに居る時でも、次のようにタイプすればよい:
% cd ~/Documents [Walden:~/Documents] kirk%
この ~ ショートカットを使ったおかげで Documents ディレクトリのフルパス名をタイプする必要がなくなり、手間が省けるわけだ。
昇ったり降りたり -- あなたのファイルシステムに存在しているすべてのディレクトリには、常に少なくとも2つの項目が含まれている。あなたが新規に空のディレクトリを作成した時に、自動的にその2つの「ファイル」がそこに追加されるのだ。その2つとは、. (ドット) と .. (ドットドット) だ。(この「ドット」とは半角ピリオド文字のこと。)次の例を見て頂きたい:
% mkdir New_Directory % cd New_Directory % ls -a . ..
最初の行で私は新規のディレクトリを作成し、次の行で私はそのディレクトリの中に移動した。それから、私は ls -a コマンドを使って、そのディレクトリの内容を表示させた。この -a オプションは不可視ファイルも表示するという意味だ。ご覧の通り、この新規ディレクトリの内容は . (ドット) と .. (ドットドット) の2個だけだ。
この2個のファイルはとても便利なのだ。最初の方、. (ドット) は現在のワーキングディレクトリをあらわす。現在のディレクトリ内のファイルに関するいくつかのコマンドを使う際に、これで時間の節約ができる。第2の方、.. (ドットドット) は親ディレクトリ、つまりファイルシステム内で一段階上の階層にあるディレクトリへのショートカットだ。あなたがファイルシステムのどこに居ても、いつでも次のようにタイプすることができる:
[Walden:~/Documents/New_Directory] kirk% cd .. [Walden:~/Documents] kirk%
この例では、プロンプトの表示を見ればわかる通り、cd .. とタイプした結果、New_Directory の親ディレクトリ、つまり Documents ディレクトリに移動している。cd コマンドを使ってサブディレクトリに移動した後は、cd .. を使えばいつでも元のディレクトリに戻れるのだ。元に戻りたい場合に限らず、とにかく cd .. はあなたを現在のディレクトリの一段上の階層に移してくれ、何度か繰り返せば最上階にまで達する。次の例を見て頂きたい:
[Walden:~/Documents] kirk% cd .. [Walden:~] kirk% cd .. [Walden:/Users] kirk% cd .. [Walden:/] kirk%
プロンプトの表示の通り、初め自分の Documents フォルダに居た私は3回繰り返して上層に昇り、ファイルシステムのルートレベル、つまり / に達したのだ。
この cd .. コマンドと、もう1つ cd - コマンドとを組み合わせれば、かなり自由にファイルシステムを昇ったり降りたりできる。ここに出てきた cd - コマンドとはその前に居たディレクトリに戻るという意味だが、この cd - コマンドでは1段階前にしか戻れないことに注意しなければならない。(cd .. を繰り返せばどこまでも昇って行けるのとは違って)これまでの履歴をずっと辿ってファイルシステムをどこまでも降りて行くようなシンプルな方法は無い。
[Walden:/Users] kirk% cd .. [Walden:/] kirk% cd - [Walden:/Users] kirk%
最初の行で私は /Users から / へと昇り、次の行で私はその前に居たワーキングディレクトリ、つまり /Users に戻ったのだ。
ディレクトリを Finder で開く -- もちろん、Terminal を使えば移動が素早くて簡単なのは当然なのだが、余程の熱狂的 Unix ででもない限り、たいていの人はやはり時にはアイコンで物事を見たいような気になるものだ。あなたが Terminal でどこに居るにしても、現在のディレクトリが何であったとしても、あなたはいつでも次のコマンドを使うだけで、現在のワーキングディレクトリを Finder で新しいウィンドウに開かせることができる:
% open .
ここに出てきた . (ドット) が現在のワーキングディレクトリをあらわしていることを思い出して頂きたい。この open コマンドはいろいろな種類の項目に対して使え、それらの項目をちょうど Finder でダブルクリックしたのと同じように開かせることができる。さらに、open コマンドは通常 Finder では隠されているようなディレクトリを開かせることもできるので、この機能は2つの世界を結んで両者の良いとこ取りをしたものとも言える。
さあ、家へ帰ろう -- 今回の記事では、あなたの Mac のファイルシステムの中であちこちと動き回る方法と、フォルダ(つまりディレクトリ)の内容を見る方法とについて解説した。Mac OS X のファイルシステムの動作の基本と、Finder で見えるものと Terminal が表示するものとの違いについても学んだ。あなたのコンピュータでナビゲーションをするための、下記のような基本的なコマンドもいくつか出てきた。これらは、フォルダをダブルクリックしたりその内容を眺めたりすることに相当する、コマンドラインでの操作だったのだ:
次回は、ファイルの移動やコピーの仕方、新規ディレクトリの作成、ファイルやディレクトリの消去などのやり方を学んで、コマンドライン・ナビゲーションの基本段階の締めくくりとしたい。
[Kirk McElhearn はフランス・アルプス地方の村に在住するフリーランスの作家兼翻訳家だ。この記事は、2003 年 9 月に Addison-Wesley から出版される予定の彼の新刊本 Unix for Mac OS X: Learning the Command Line からの抜粋である。]
<http://www.mcelhearn.com/unix.html>
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PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>
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, , 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA