TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#696/08-Sep-03

ワイヤレスのバッファロー、スパム防止の新しい方法、それに空中に浮かぶマウス、今週の TidBITS は驚きの記事で一杯だ。新たにライター兼編集者としてスタッフに加わった Glenn Fleishman が、Buffalo のルータを使って AirPort (AirMac) のネットワークを拡張する。Adam は Eudora 6.0 を概観し、新装備の SpamWatch 機能に触れる。Keith Kaiser はジャイロスコープを使ったマウス、Gyration の Ultra であなたをマウスパッドの要らない世界に誘う。ニュースの部では新しいスポンサーの Fetch Softworks を歓迎し、先週の DealBITS 抽選会の当選者を発表、また iTunes Music Store の売り上げ高を検討し、新機種の iMac、大きくなった iPod、そして Salling Clicker 2.0、それにいくつかの FileMaker Pro アプリケーションのリリースを報告する。

記事:

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本号の TidBITS のスポンサーは:


MailBITS/08-Sep-03

DealBITS 抽選会: Tom Bihn の当選者 -- おめでとうございます! 長年の TidBITS 読者である usit.net の Harold Kite が、第1回 DealBITS 抽選会のランダム選択で当選者と決まった。Harold は Tom Bihn 製の Brain Bag とラップトップケース(合計 $180 相当)を賞品として獲得する。他の応募者全員には、Tom Bihn 製品すべてに有効な 20% 割引クーポンコードが、既に送られている。応募して下さった 1,295 名の方々にお礼申し上げたい。第1回の DealBITS 抽選会は大成功に終わりました! 次回の DealBITS 抽選会も近日中に開催予定なのでどうぞお楽しみに。[ACE](永田)

<http://www.tombihn.com/>
<http://www.tidbits.com/dealbits/tom-bihn.html>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07327>(日本語)DealBITS 抽選会: Tom Bihn ラップトップバッグ

Fetch Softworks が TidBITS のスポンサーに -- 嬉しいお知らせがある。Fetch Softworks 社が、私たちのために長期スポンサーとなって下さったのだ。同社は Mac で最も長い歴史を誇る FTP クライアントソフトウェア、Fetch の製造元だ。Fetch が最初に作られたのは 1989 年のこと、Jim Matthews が Dartmouth College のために書いたことから始まる。その後、Dartmouth は間もなくこれを教育機関や非営利団体向けには無料、その他の人にはシェアウェアとして提供するようになった。Fetch はみるみるうちに当時の他の Macintosh 用 FTP クライアントをすべて凌駕した。つまり HyperFTP や XferIt、その他 1993 年の私の“Internet Starter Kit for Macintosh”の初版本で紹介したようなプログラムすべてをだ。その頃ちょうど私は Jim との交流を始めるようになり、結局私はその本に付属のディスクの内容に、MacTCP や Eudora、StuffIt Expander といった影響力の大きいソフトウェアと並んで、Fetch も一緒に含めるようになった。

残念なことに、Jim は Dartmouth で他にもいくつもの責任ある仕事を抱えており、何年もの間、すべての時間を Fetch のためにつぎ込むことはできないでいた。その結果、Fetch の開発はなかなか思うようには進まなかった。Fetch Softworks 社が誕生したのは 2000 年の 12 月のことで、そのきっかけは何と Jim がテレビ番組の“Who Wants to be a Millionaire”(「クイズ・ミリオネア」)に出場してほとんど最高額に近い賞金を獲得したことだった。彼は、賞金の一部を使って Fetch の名前とソースコードとを Dartmouth から買い取った。その後ほとんど一人だけの作業で、Jim は Fetch の基本的なルック&フィールを変えないままでこのプログラムを Mac OS X 上で適合する速度のものに発展させ、その一方では System 7 まで遡ることのできる互換性を保ってくれた。現在では他に多数の FTP クライアントが存在しているが、ちょっとまともでないような FTP サーバのために問題が起こったりする度に、私はいつも Fetch に立ち戻る。Fetch ならば、そんなサーバも冷静沈着に扱ってくれるからだ。これは、インターネットがまだそれほど標準化されていなかった時代から長年にわたって進化を続けてきた Fetch だからこそのことだろう。つい最近になって、Jim は新しいスタッフとして MacHack で MacHax Group のベスト・ハック・コンテストに2回も優勝したことのある著名な Macintosh プログラマー、Miro Jurisic を招き入れた。きっと、これからは Fetch も以前よりはもう少し頻繁にアップデートされるのを見ることができるかも知れない。

<http://fetchsoftworks.com/>

スポンサー加入の記念として、Fetch Softworks では TidBITS 読者限定のサービスで Fetch の価格を $5 割り引きしている。ぜひ、今号冒頭近くのスポンサー広告をご覧になって、割り引きのために必要なクーポンコードを探して頂きたい。[ACE](永田)

iMac スピードもポートも増強 -- Apple は本日その iMac ラインを化粧直しした。プロセサ速度を 1.25 MHz に上げ 17 インチと 15 インチの両方のモデル共装備を向上させた。$1,800 の 17 インチ iMac は、最速の PowerPC G4 プロセサの他、167 MHz のシステムバス、256 MB の SDRAM、80 GB のハードドライブ、4x SuperDrive、それに 64 MB RAM 付きの Nvidia GeForce FX 5200 Ultra グラフィックカードの構成である。$1,300 の 15 インチモデルは、1 GHz PowerPC G4 プロセサと 167 MHz システムバス、それに 256 MB の SDRAM、80 GB ハードドライブ、32x Combo ドライブ、そして 32 MB RAM 付きの Nvidia GeForce4 MX グラフィックカードという装備である。両モデル共、前モデルと同じポート構成であるが、多少の変更が加えられた:コンピュータ側に付いている三つの USB ポートはより高速の USB 2.0 ポートとなった(キーボード側の二つの USB ポートは USB 1.1 のままである)。Power Mac G4 と共にデビューした FireWire 800 ポートは未だ iMac ラインには搭載されていない。更に、両 iMac 共 AirPort Extreme ($100 のカード追加が必要) 対応となり、更に内蔵 Bluetooth モデルとすることもできる(build-to-order オプションで $50)。両モデル共すでに売り出されている。[JLC](カメ)

<http://www.apple.com/pr/library/2003/sep/08imac.html>
<http://www.apple.com/imac/>

20 GB と 40 GB iPod デビュー -- Apple は現在の 15 GB と 30 GB モデルに入れ替わる 20 GB と 40 GB iPod について発表した。10 GB モデルはそのまま残り $300 で、20 GB モデルは $400、そして 40 GB モデルは $500 となる。その他の変更はない。より大きなドライブは歓迎であるが、Apple の戦略を見ていると面白い。ハードドライブの容量の増加と価格の減少を取り込んで、製品価格は変えずに iPod の収納力を上げている。もっと安い iPod は間違いなく歓迎されるであろうが、ハードドライブ製造側から来る経済性がこの様な商売の形態をもたらす結果となっており、Apple が iPod の高いマージンを維持しようとする限り、このパターンからは抜け出られそうもない。これまでの百万台という iPod の販売実績が Apple の業績を助けたのは疑いもないことであり、この戦略を変えようとするのはたやすい事ではない。[ACE](カメ)

<http://www.apple.com/pr/library/2003/sep/08ipod.html>
<http://www.apple.com/ipod/>

iTunes Music Store 一千万曲を売る -- Apple は今日、ほぼ四ヶ月で iTunes Music Store は一千万目の曲を売ったと発表した (オンラインミュージックの現状を映してか、この曲は Avril Lavigne の "Complicated" であった)。これは大した数字である。Apple がこのストアを運営するのにいくらお金がかかっているか窺い知る術もないが、少なく見積もってもこの四半期に $3 million は Apple の収益に貢献しているのではないだろうか。売上の率は、Apple の公表している数字を見る限り安定期に入ったようである。最初の百万曲に達するのに 7 日、二百万曲には 16 日、五百万曲には 56 日、そして一千万曲までには 133 日かかっている。Apple が最初の二週間の熱狂の爆発を維持できなくとも驚きには値しないが、この初めの期間を除外してみると、17 日から 56 日の間の一日当りの平均はおおよそ 75,000 曲であり、57 日から 133 日の間の一日当りの平均はおおよそ 65,000 曲となる。

これ自体はそんなに粗末な結果とは言いがたい。考えてもみれば、iTunes Music Store は基本的に Macintosh ユーザーで Mac OS X を走らせており、ブロードバンドインターネット接続を持ち、かつ音楽をオンラインで買う事に興味のある人に限られてしまうからである。もしマーケットシェアの数字が信じられるとすれば、これは Apple が iTunes Music Store を Windows ユーザーに開放する時に (今年末以前と予想されている) 対象となり得る全体の市場の高々 5% に過ぎない。個人的には、Apple の現在の曲の売上が Mac と Windows のユーザーを合わせたものの 5% にしかならないというのは疑わしいと思っている。というのは、そもそもマーケットシェアの数字などというものは政治討論で引用される数字と同じ程度の意味しかもたないと思っているからである。[ACE](カメ)

<http://www.apple.com/pr/library/2003/sep/08musicstore.html>
<http://www.apple.com/music/store/>

Salling Clicker 2.0 が Palm もサポート -- Salling Software は Bluetooth 対応の機器から Mac をコントロールする同社の人気のユーティリティ (TidBITS-694 の 「Salling Clicker を活用する」 を参照) をアップデートする Salling Clicker 2.0 をリリースした。前のバージョンは限られた Sony Ericsson の携帯電話の所有者のためのものでしかなかったが、バージョン 2.0 では Bluetooth 対応の Palm ハンドヘルド機、例えば Tungsten T や Tungsten T2 のような、にも対応可能となった。Palm 固有の機能として iPhoto ライブラリにある画像をハンドヘルドの方に表示することができる。このバージョンでは更に、Clicker に関係した活動を見るのに "ライブアップデート" する機能も付け加えられている;例えば、iTunes で曲の進行を見たり、Keynote や PowerPoint プレゼンテーション中にスライドのメモを読んだりする事ができる。電話の所有者に対しては、近接センサ機能が拡充され活動と関係付けられるようになり、電話に状態に応じてアクションを自動的に実行できる (電話がかかってきたら iTunes を一時停止するような)。更に、Salling Clicker は、電話や Palm 機のハードウェアボタンに仕事を定義するための改良された Visual Keypad Editor がついている。このアップデートでは Sony Ericsson T616 電話機対応も追加されている。Salling Clicker 2.0 は二つの構成で出されている:電話版は $10 (既存の登録ユーザーに対しては無料) であり;Palm 版は $15 である。どちらも Mac OS X 10.2.6 かそれ以降を必要とし、1.9 MB のダウンロードとなっている。[JLC](カメ)

<http://clicker.salling.com/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07320>(日本語)Salling Clicker を活用する

FileMaker が二つの FileMaker Applications をリリース -- FileMaker は長い歴史のある FileMaker Pro データベースソフトウェアに新しい道を拓いた。自分自身でアプリケーションを開発するのに加えて、FileMaker Applications を売ろうというものである。これは FileMaker Pro を使った一連の特定の作業に特化したプログラムであるが - 多くのカスタム FileMaker ソリューションとは異なり - ここで使われている FileMaker Pro はデベロッパーによるカスタマイズや拡張を可能になるよう開錠されている。FileMaker Applications は、色々な組織で見過ごされたり粗雑に扱われたりしているデータ管理の作業に対してすぐに使える解を提供するのを狙いとしているが、一方では FileMaker Pro 6 を必須とすることで FileMaker Pro 本体のアップグレードや新規採用を促進しようとする狙いもある。

<http://www.filemaker.com/applications/>

最初の二つの FileMaker Applications は Recruiter と Meetings である。Recruiter は、コンタクトや候補者のデータを管理するツールを提供するもので、ユーザーは "誰が誰を知っている" や "誰が誰と一緒に仕事をしていた" かを簡単に把握できる。この他にバックグラウンド情報管理ツール、組織表の作成、メールツール、そして通常のコンタクト管理とリポート作成の機能を提供している。Meetings はアジェンダ作成、タスクとアクション事項の進行管理、議事録の共有、そして繰り返しメールの自動化のためのツールを提供している。どちらの FileMaker Applications も FileMaker のオンラインストアから購入できるが $300 の FileMaker Pro 6 を必要とする;Meetings は $50、 Recruiter は $300 である。[GD](カメ)

<http://www.filemaker.com/applications/recruiter_home.html>
<http://www.filemaker.com/applications/meetings_home.html>

Glenn Fleishman が TidBITS に加わる -- これまで TidBITS の組織は贅肉をつけないよう注意してきた(みすぼらしくならないで)が、長年の友人であり仲間でもある Glenn Fleishman の手助けはあまりにも長期化し多様化してきたので、これはきちんとしないといけないと思っていた。それで、今や彼は TidBITS の寄稿編集者である。8月時点での寄稿編集者は Mark Anbinder と Matt Neuburg に加えて三人となった。寄稿編集者として、Glenn は TidBITS の特典全てを享受する権利を得た:指定駐車スポット、社有アパートの利用(勿論どちらも Ithaca, NY の TidBITS 本社の話)、記事の中で "我々" と自称できる高貴な扱い、そして世界中どこでも使える tidbits.com メールアドレスである。Glenn、TidBITS へようこそ![ACE](カメ)


峠の我が AirPort に、バッファロー濶歩す

文: Glenn Fleishman <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

いくつかのベースステーションをワイヤレス接続することで、さらに大きなネットワークを組むことができるという、Apple の AirPort Extreme ベースステーション(訳注: 日本では AirMac Extreme ベースステーション)の機能については、私たちはこれまでにも紹介してきた。(TidBITS-663 の記事“AirPort (AirMac) Extreme: “G”の基調”を参照。)実に素晴しいこの機能は、一般に Wireless Distribution System (WDS) という名で呼ばれており、実際これは Apple 以外のメーカーによって作られた機器にも見られる、業界の準スタンダードとも言えるものなのだ。ただ、Apple も他のメーカーも、私たちの質問に対して、互換性については深入りするつもりはないし、他社の製品を使った公式のテストを実施することもしない、と答えていた。そこで、私たちは自分でこれを試してみることにした。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07047> (日本語)AirPort (AirMac) Extreme: “G”の基調
<http://www.apple.com/airport/>(日本語)http://www.apple.co.jp/airmac/

Buffalo Technology 社が、親切にもその製品の WLA-G54 802.11g アクセスポイントをいくつか私に貸し出してくれ、Adam と私が現在執筆中の本、The Wireless Networking Starter Kit の第2版のために同社のバージョンの WDS をテストできるようにしてくれた。調べてみると Buffalo の WLA-G54s は簡単に AirPort Extreme ベースステーションによるネットワーク上に“リモート”ノードとして登場するはずだった。そこで私は AirPort Admin Utility を開いて、私のオフィスにある AirPort Extreme ベースステーションに接続し、Show All Settings をクリックして WDS タブを選び、AirPort Extreme ベースステーションを WDS にするようにした。それから私は、リモートやリレーとして使うベースステーションを指定するためのプラス記号をクリックしてみた。すると驚いたことに、AirPort Admin Utility はちゃんと Buffalo の WLA-G54 をリストして、リモートとして選べるようにしてくれた。私はこれまで Buffalo のアクセスポイントの詳細設定を調整したことはなく、ただオンにしていただけだったが、それでも、AirPort Admin Utility は AirPort Extreme ベースステーションから見えるアクセスポイントをすべて何の問題もなくリストしてくれたのだ。(もしもそうでなかったのならば、AirPort Admin Utility で必要な WLA-G54 の MAC アドレスを手動で入力すればよかったのだが。)

<http://www.buffalotech.com/wireless/products/airstation/wlag54.php>(日本語)http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/w/wla-g54/

Buffalo の WLA-G54 は純粋にワイヤレス・アクセスポイントのみであって、ゲートウェイ機能は一切持っていないので、DHCP 経由で IP アドレスを割り当てるなどのことはしてくれない。でも、これには不満はない。分散ネットワークにおいては、どちらにしてもこの機能はオフにしなければならないからだ。それでは、Mac ユーザーにとっての Buffalo WLA-G54 の利点は何だろうか? それは、価格だ。AirPort Extreme ベースステーションの一番安いものは $200 と悪くはないが、WLA-G54 の方は何と $100 ほどで買えることもある。あなたの Wi-Fi ネットワークを拡張するための、手頃な方法と言えるのではないだろうか。

覚えておいて頂きたいのは、WDS を使うことでネットワーク全体のパフォーマンスは悪くなるということだ。なぜなら、個々のリモート機のそれぞれが、すべてのパケットを受信してそれを同一周波数でワイヤレスに送信し直さなければならないからだ。たいていの場合には、802.11g が処理可能な実働速度 25 Mbps という程度の環境ではこれが大きな問題となることはないだろうが、いずれにしても事実としてこれを頭の片隅に留めておいた方が良いだろう。もしも最高速のパフォーマンスが必要というのならば、その時は複数のアクセスポイントを 100 Mbps の Ethernet 結線で繋いでローミングネットワークを組み、別チャンネルで同じネットワーク名を共有するようにすれば良いだけのことだ。WDS の核心に迫る大切な情報についてもっと知りたい方は、どうぞ下記のリンクで、O'Reilly Networks の先週号に出た私の記事をご覧頂きたい。この話題について、もっと技術的な立場から解説しておいた。

<http://www.oreillynet.com/pub/a/wireless/2003/08/28/wireless_bridging.html>

PayBITS: この記事はあなたのワイヤレスネットワークの架け橋になりましたか? ならば PayPal で、少額のお金を著者の Glenn の方面にも送信してみませんか?
<https://www.paypal.com/xclick/business=glenn%40glennf.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


スパムを防ぎ内容に集中する Eudora 6.0

文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>

先週 Qualcomm 社は、伝統を誇る同社の電子メールクライアントのメジャーアップグレードとなる Eudora 6.0 をリリースした。Eudora の看板となる機能は、スパムと思われるメッセージをベイジアンフィルタを用いて最上層に新しくできた Junk フォルダへ移動させる SpamWatch という新プラグインであるが、このほかにも Mac OS 9 と Mac OS X のどちらのユーザーにとっても嬉しい変更点がある。

<http://www.eudora.com/>

SpamWatch -- 現在、電子メールを使っているユーザーにとって、スパムこそが群を抜いて最悪の問題だということに異論は無いと思う。私の場合では、メールサーバが (明らかに保守的な) スパムブロックを行なっているにもかかわらず、今年に入って 3 万 9,000 通のスパムを受け取っている。Eudora 6.0では、このスパムの問題を、スパムと思われるメッセージをベイジアンフィルタを用いて最上層の新しい Junk フォルダへ移動させる SpamWatch という新プラグインを採用することで解決している。Eudora は事前に学習させてあるのですぐ使うことができるが、捕まえそこねたスパムを Junk コマンドで、あるいは間違って捕まえた正当なメッセージを Not Junk コマンドでマークすることにより学習させることもできる (また、そうすべきである)。新しく追加されたJunk Mail 設定パネルでは、Eudora がスパムと判断する閾値を決めることができ (私のはスコアが 50 に設定してある。範囲は、明らかにスパムであるメールの 0 からスパムの疑いが少しでもある場合の 100 までである)、SpamWatchに関するその他の便利な設定が可能である。

<http://www.eudora.com/email/features/spamwatch.html>

2003 年 4 月にこれが最初にテスター用に現れてから使用してきて、SpamWatchは誤ってスパムと判定してしまう率が 1 パーセントにも満たず、非常に正確なことが分かった。逆にうまくスパムと判断出来なかった率も同等に低く、1 日に数通程度の間違いであった。Qualcomm が 6.0 のリリース時に Eudora 統計ウインドウにスパム捕獲率の統計を追加することが出来なかったため、これ以上細かいことは分からない。Eudora 6.1 ではこれが実現されることを強く希望している。

誤ってスパムと判定する率が低いのは、一つには Eudora がアドレスブックに登録されている人から送られてきたメッセージを除外することにあり、間違ってスパムと判断されたメッセージは Not Junk とマークすれば、Eudora は自動的にその送信者をアドレスブックに登録し、再度誤判定する率をさらに減らしている。大多数の人にはこれで良いのだが、私のように多くのアドレスブックに登録されていない人からメールを受け取る場合には、次に述べる二つの方法でアドレスブックに登録しよう。最初に、メーリングリストを購読しているメンバー (私の場合 TidBITS Talk など) から送られてくるメッセージはスパムだと判断しない場合、そのメーリングリストを目的のメールボックスに移動するフィルタに「送信者を記憶」アクションを追加する。さらに、Robert Woodhead 氏による無料の BoxSweeper プログラムを使って、正当なメールがあるメールボックスからメールアドレス全てを取り出すことを考慮してみよう。このようにすれば、以前に正当なメールを出した人は、同じアドレスを使っているかぎりスパムフィルタに絶対引っかからない。しかしながら、アドレスブックに登録してあるアドレス (たとえばあなた自身のアドレス) を偽造したスパムは SpamWatch の網の目をくぐり抜けてしまうので、良く考えてアドレスブックを整理する必要があるだろう。

<http://www.madoverlord.com/Projects/BOXSWEEPER.t>

SpamWatch がプラグインであることも重要である。これはつまり、今までよりもさらに統合することが可能な Eudora 用対スパムプラグインを他の開発者も作成することができるということを意味しているからである。実際、スパムと戦うツールである SpamSieve の作者、Michael Tsai 氏は、Eudora 6.0 と次期リリース予定の SpamSieve 2.0 を統合するプラグインのベータ版作成に着手している。Eudora 独自の SpamWatch は今のところ非常に良い働きをしているが、スパム送信者が基本的なベイジアンフィルタを迂回する方法を学んでいくに従い、他のツールが活躍する場が出てくるだろうと思っている。

<http://www.c-command.com/spamsieve/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07076>日本語TidBITS ご用達ツール: SpamSieve

コンテンツ・コンセントレータ -- SpamWatch は大量のスパム流入を扱うためのものだが、もう一つの新しい機能、コンテンツ・コンセントレータは大量の正当なメールを管理するのに役立つよう設計されている。コンテンツ・コンセントレータは、どのメールボックスでもプレビュー画面を 2 つの方法で拡張することができる (プレビューを表示するためには、メールボックスのウインドウの左下にある展開用三角印をクリックする)。

<http://www.eudora.com/email/features/content_concentrator.html>

最初に、あるメッセージの中の新しい文章だけに集中できるよう、過度の引用文を隠してしまう。これは、プレビュー画面を比較的小さくしているメールボックスで有益だ。ウインドウを開かなくても大体何が書いてあるのか知ることができるからだ。

次に、送信者や件名により複数のメッセージを選択するため Eudora の Option-クリック (私が良く使う、比類なき実用性と多才な優秀性を持つ機能) を使えば、コンテンツ・コンセントレータは選択されたメッセージ全てを (引用文は必要に応じて隠しながら) プレビュー画面に表示する。これはメーリングリストのスレッドを素早く読むのに素晴らしい機能だ。

コンテンツ・コンセントレータは慣れるのに時間が少しかかる。私は、Option-クリックのショートカットの後に、特定のメッセージを選ぶため文字をタイプすることがよくあるのだが、コンテンツ・コンセントレータがその際少し邪魔することがある。また、コンテンツ・コンセントレータを使ってプレビュー画面でメーリングリストのスレッドを読んでいる場合、Eudora はそれらのメッセージを既読とマークしたり、あるいはコンテンツ・コンセントレータで選ばれたメッセージのうち既に読んだものとそうでないものとの間に何も変更を加えたりしない。

もちろん、コンテンツ・コンセントレータはヘッダと引用文を一時的に見えなくしているだけだということを覚えておいて欲しい。ウインドウでメッセージを開けば、すべてが当然のよう表示される。コンテンツ・コンセントレータが好きになれないのなら、あるいは表示する情報を変更したいなら、または一つあるは複数のメッセージだけで作業したいのなら、コンテンツ・コンセントレータ設定パネルに必要なオプションがある。

ルック & フィール -- 人びとはみな、どれだけ Eudora が見苦しいか不満を漏らしたがるが、今となっては、そのインターフェースは長年使ってきたユーザーにとって大きな魅力になっているのではないかと思っている。Qualcomm はリリースごとにある程度見かけを変更してくるが、Eudora 6.0 ではツールバーとシステムアイコンがまったく新しくなった。開いているメッセージをメールボックスにドラッグするのに使うレッカー車アイコンは姿を消し、代わりに、Finder ウインドウのタイトルバー内でフォルダーアイコンをドラッグできるのと同じように、タイトルバーの封筒アイコンをドラッグできるようになった。

Mac OS X ユーザにとってさらに重要なのは、メールボックスウインドウの右側に追加された“引き出し”である。各メールボックスウインドウの右上の小さなボタンでそれを開け閉めできる。この引き出しは、基本的に Eudora のメールボックスウインドウの中身を、それに含まれるすべてのメールボックスの階層構造リストと共に表示するものである。メールボックスをクリックすればそれが現在のウインドウで開き、ダブルクリックすれば新たなウインドウで開くし、メッセージをそこにドラッグすることなどもできる。未読のメッセージが含まれているメールボックスは、名前が下線付き太字で現れる。メールボックスやフォルダの追加や削除はそこではできない。それはメールボックスウインドウでする必要がある。

私は、この引き出しを推奨することに気乗りしていない。Eudora は複数のウインドウを前提に設計されているし、私のメールボックスはそれぞれ表示のされ方が一様ではない。プレビューをまったく表示しないものもあれば、少し小さく表示するものあるし、メインの表示エリアとして使っているものもいくつかある。メールボックスを変えるためにメールボックスの引き出しを使うと、いつも同じプレビュー画面の設定しか使えないことになってしまう。

さらに、メールボックスへメッセージをドラッグして移動するのは、Eudora の移動メニューを使う方法 (マウスを最後まで押している必要がない) よりも遥かに難しいのが分かった。最後に、私のフィルターの多くが新しくメールを受け取ったメールボックスの開くので、どのメールボックスが開いているか、また何故開いているのかで混乱してしまうことが良くあった。ウインドウが一つだけ表示されるように自動でメールボックスを開くオプションをオフにしたが、フィルターを修正する時間が見つかり次第元の複数ウインドウを使うやり方に戻るつもりだ。この方法は、どうにも私が電子メールで作業するやり方に合わないのである。

最後に、とてもうれしい変更点を。Mac OS X では、Eudora は自己完結型アプリケーションパッケージとなり、Mac OS X にとって都合が良くなった。これはまた、Finder の「情報を見る...」からプラグインのオン・オフを切り替えることができるということも意味している。

不足しているもの -- ほとんどすべてのメジャーリリースで失望する人は出てくるものだが、Eudora の次第に古くなっていくフィルタリングシステムをオーバーホールしたほうが良いと思っている人は、Eudora 6.0 が大きく変わったとは思えないだろう。Apple のアドレスブックと連携しようとする他のアプリケーションが増えていくのを見ると、アプリケーションにより連絡先データベースから必要とするものは違ってくるためそれが一般的な解決方法なのかどうかますます分からなくなるが、Eudora は未だ Apple のアドレスブックを利用していない。また HTML メールを大概は読めるように表示してくれるがそれ以上のものではない Eudora の HTML パーサも変更されていない。Qualcommが、内蔵パーサを Safari の心臓部である最近 Apple からリリースされた HTML表示エンジンの WebKit と置き換えてくれることを期待している。

そうは言っても、Eudora 6.0 には細かい変更、改善、そして不具合の解消が山ほどあり、それら全部がリリースノートで読める。他のプログラムなら立ち入りが禁止されている何百もの内部設定にアクセスできることにより、Eudora が一番カスタマイズ可能な電子メールクライアントであることも疑問の余地がないだろう。私が管理している x-eudora-settings のリストが更新されている。入手するためには、<[email protected]> 宛にメールを送付する。将来の新バージョンを自動的に受け取りたいのなら、件名に“ADD”と入れて欲しい。

<http://www.eudora.com/download/eudora/mac/6.0/Release_Notes.txt>

アップグレードとバージョン -- Eudora は、旧バージョンであった 3 つのモードを受け継いでおり、Eudora のヘルプメニューにある「購入と登録」を選ぶことにより切り替え可能だ。Eudora のすべての機能が使用できるペイドモードは 50 ドルである。12 ヶ月以内にペイドモードを購入してあれば、無料でアップグレードできる。Eudora 4.3 以降のペイドモード登録コードを持っているなら 40 ドルになる。新ユーザーや、登録コードを持っていても Eudora 4.3 より古いバージョン用なら 50 ドルで新しく購入しないといけない。

<http://www.eudora.com/email/upgrade/>

スポンサードモードも無料であり、SpamWatch 以外の Eudora すべての機能が使える代わりに、循環表示する広告ウインドウと最大 3 個のツールバーボタンがスポンサーへのリンクで使われる。個人的には SpamWatch のようなツール無しでは生きていけないが、さほどスパムを受け取らず広告も気にならないならスポンサードモードで充分だろう。

ライトモードは広告を表示しないが機能が大幅に制限されており、余計なものが付いていない基本的な電子メールプログラムを無料で欲しい人のための良いオプションとなっている。

Eudora 6.0 は、Mac OS 9 ユーザーには 4.4 MB、Mac OS X ユーザーにとっては 4.2 MB のダウンロードである。

<http://www.eudora.com/download/>

PayBITS: Eudora に対する Adam の 洞察力が電子メールを飼いならすのに役立ったなら、PayBITS 経由で数ドル送金することを考慮して下さい。
Amazon: <http://www.amazon.com/paypage/P3AQT7G7WC4EUK>
PayPal: <https://www.paypal.com/xclick/business=ace%40tidbits.com>
PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


我が Gyration について語ろう

文: Keith Kaiser <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私はきっと世界で一番リラックスした Mac ユーザーに違いない。

説明させて頂こう: 私の安楽椅子は、テクノロジーの粋に囲まれている。まずはリモコンが4つか5つ、コードレスフォンに携帯電話、リモコンの照明スイッチ、そしてもちろん、ラップトップ用テーブルの上には私の AirPort 装備付きの iBook が乗っている。友人たちが私の家にやってくると、たいてい私はこの椅子に座ってウェブをブラウズしながら、iTunes あるいは iPod に耳を傾け、最新版の Mac ソフトウェアをサーフィンして回っては、背景に表示されているテレビで CNN の放送を見たり、そういうことをすべて同時にやっているのだ。けれども、この iBook のトラックパッドというのは使いにくくて、いろいろ具合の悪いところが出てきた。まず私の手首や手のひらが痺れたような感じになり、時々薬指や小指が痙攣を起こしてどうにも使えなくなったりもした。第一、私の前腕は常に妙な角度に保たなければならないのでいつも疲れていた。なぜなら、ラップトップ用テーブルが椅子のひじ掛けよりも高かったからだ。これは何とかしなければならないのが明らかだった。

それを解決してくれたのが、Gyration Ultra コードレスマウスだった。他のワイヤレスマウスとは違って、この Ultra はラジオ電波を使ってコンピュータと交信し、それに私の知る限りこれは世界で初めての、小さなジャイロスコープを使って相対位置を検出するマウスなのだ。このため、普通の3ボタンのオプティカルマウスと同じように固い表面の上で使うこともできるし、そうでなくて(机など無しに)空中で操作することもできる。この機器自体、他の普通のマウスとはちょっと違う形をしている。つかみ方は釣竿を持ったり握手をしたりするような感じだ。すると、ちょうど人さし指の下に来るのがアクティベーション・トリガーで、空中で Ultra を操作したい時にはこれを使う。これで親指が自由になるので、その親指で右ボタン・左ボタンやスクロールホイールを操作する。

<http://www.gyration.com/ultra.htm>

この Ultra マウスは交換不要の充電式 NiMH 電池を使用しており、付属の充電器兼用マウス台で充電する。別に付属している受信器は Mac の USB ポートに差し込んで使う。

私のコンピュータ用“ラウンジ・ステーション”をドレスアップするために、私は小さなベルクロで受信器をラップトップテーブルの裏側に固定し、視界から隠すとともに引っかけたりする危険も予防している。iBook のすぐ横に充電器兼用マウス台を置いてマウスは普段その上に差し込んであるので、普通のマウスと同程度のスペースしか取らない。使うときにはすぐにつかみ上げることができる。

Gyration 社によればこのマウスの電波の到達距離はおよそ 25 フィート (7.6 m) ということだ。別機種で到達距離が 100 フィート (30.5 m) のものも発売されているが、プレゼンテーション用の巨大なホールででもなければそんなものは必要ないだろう。Ultra が Mac のポインタをコントロールする操作感は、画面上でしっかりと手応えのある良い感じだ。実際、トラックパッドを使うよりも使いやすい。いったんポインタが望みの地点に到達すれば、ちゃんとそこに居続けて、同じ場所で何度クリックしてもポインタがぐらぐらと動いてしまう心配は全く無い。

マウスを3次元の世界に連れて行くことについては、私の場合 Ultra を机面なしで使うことに慣れるのに 30 秒とはかからなかった。機器に内蔵されているジャイロスコープが、あなたが空中で動かした水平方向・鉛直方向の相対位置を検知している。(いくつかの 3-D コントローラのように動きの勢いを検知しているのではない。この Ultra は、要するに重力の影響からマウスを解放してくれるのだ。)Ultra を動かすには手首の動作はほんのわずかしか必要ない。通常のマウスよりも少なくて済む。もちろん、「マウス」環境設定画面の「マウスの速さ」と「ダブルクリックの速さ」の双方の設定とも連動している。Ultra を手に持って、腕は動かさずに、普通のマウスを動かすのと同じような動きを空中ですれば、マウスパッドのような同一平面上に保持する必要もなく動作してくれる。ポインタを望みの地点に動かすために必要な動作は、このマウスを使った方がずっと手首に優しいこともわかった。普通のマウスだと、じきに私の手首は痛くなってしまったからだ。このマウスなら、手根骨トンネルだの、反復性ストレス障害だのといった心配も無用だ! 重さを計れば 5 オンスを少し超えるくらいで、ちょっと持って重く感じるが、たぶんこの手応えがポインタを安定させることに寄与しているのだろうと思う。

ユーザーガイドを読むとマウスの右ボタンは Mac では動作しないという注意書きがあるが、私がやってみたところ、Mac OS X でも Mac OS 9 でも、右ボタンはどんな状況でも予想通りに働いてくれた。また、もっといろいろな機能をボタンに割り当てたいと思うならば、シェアウェアの USB Overdrive X を使えばよい。この機器には Windows 用のソフトウェアしか付属していないからだ。Gyration の宣伝用パンフレットによればこのマウスはトラッキングデータを 80 Hz で送信しているということで、これは他のコードレスマウスよりもずっと高い値だが、確かに私が使ってみた経験からこれは本当だと感じられる。例えばホイールを使ったスクロールは本当に滑らかだ。

<http://www.usboverdrive.com/>

この Gyration マウスを使うのは楽しい。設定も簡単で、価格も $80 以下、お買い得だ。空中でも机の上でも両方使えるワイヤレスマウスを使ってみたい方、あるいは手や手首や腕にかかるストレスを軽減したいだけの方にも、自信を持ってお勧めできる。

[Keith Kaiser はミズーリ州カンザスシティーの Worldspan 社で Senior Programmer Analyst として働いている。それと同時に Mac サポートサービスの HyperMac Software も運営しており、空いた時間のほとんどは、ボーイスカウトの North Star District のボランティアとしての奉仕にあてている。]

<http://kaiserklan.com/>


TidBITS Talk/08-Sep-03 のホットな話題

文: TidBITS Staff <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Hog Bay Notebook へのコメント -- 他のテキスト断片キーパーに比べて Hog Bay Notebook のどこが好きか、どこが嫌いか、読者たちからいろいろな意見が集まった。(メッセージ数 4)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2051>

Internet の脆弱性 -- Chuck Goolsbee がインタビューで述べた程に、インターネットの脆弱性とは本当にそんなものなのだろうか? そもそも、インターネットがテロリストの攻撃対象として大きな意味を持ち得るのだろうか? (メッセージ数 14)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2053>

Google についての懸念 -- 私たちが Google AdSense を使ってみると発表したのを受けて、一人の読者から Google についての懸念が寄せられた。彼の意見は Google Watch ウェブサイトに根拠を置いていた。それから、いろいろのおもしろい反応が集まったが、その中で Google Watch ウェブサイトの内容は偏見に基づいているというものが目立った。さらに、Google Watch Watch サイトなるものまである、という情報まで飛び出した。(メッセージ数 4)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2054>

DealBITS 抽選会へのコメント -- DealBITS の抽選で重複応募をどう扱うべきか、という議論。(メッセージ数 5)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2055>


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