Apple が今週新製品を発表するようだが、それは火曜日のことでこの号には間に合わない。(ぜひ TidBITS ウェブサイトで最新情報をチェックしていただきたい。)それはそれとして、今週号はさまざまの Mac 関係ニュースや特集記事で一杯だ。まず Matt Neuburg は新しい LaunchBar 4.3 について、きっとあなたもこれに時間を費やしたくなる理由を語る。Adam はついに古いハードウェアを処分する気になり、そのために Freecycle を使ってみる。Glenn Fleishman はついさっき彼の iPhone で Bejeweled ゲームに熱中していたが、他のことには一切気がつかないという風だった。それから、Microsoft Office 2008 の出荷がその名前に違わず 1 月に延期となったが、その一方で同社は Remote Desktop Connection (RDC) Client 2.0 のベータ版と Windows Office 2007 ファイル用 XML コンバータの新しいベータ版をリリースした。今週はソフトウェアアップデートが山ほど到来した週でもあった。Apple からは Security Update 2007-007、Safari 3.0.3 ベータ、iPhone 1.0.1、AirPort Extreme Update 2007-004、それに iTunes 7.3.2 が出た。VMware からは Fusion 1.0、Mark/Space からは The Missing Sync for Windows Mobile 4.0、Bare Bones からは BBEdit 8.7 が出た。最後にもう一つ、ついにその日が来た。偽者の Steve Jobs の正体が暴かれたのだ。
記事:
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文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
Apple は3つのセキュリティアップデートをリリースして、あなたの Mac や、あなたの iPhone のセキュリティを危うくする可能性のある、さまざまの悪意ある行為に対して防衛策を施した。
Security Update 2007-007 は「James Bond リリース」と名付けるのがぴったりするかもしれない。バージョン番号が 007 であるだけでなく、今回ブロックされる攻撃が、一見無害なタスク、例えばウェブページを訪れたり、FTP の URL をクリックしたり、PDF ファイルを開いたり、あるいは(これはそれほど無害に見えないかもしれないが)zgrep を走らせたり、といったようなタスクを実行させるよう「ユーザーを誘惑する」ことに関係したタイプの攻撃だからだ。今回アップデートされる Mac OS X コンポーネントとしては、bzip2、CFNetwork、CoreAudio、cscope、gnuzip、iChat、Kerberos、mDNSResponder、PDFKit、PHP、QuartzComposer、Samba、SquirrelMail、Tomcat、WebCore、それに WebKit などがある。(このリストを読んで、私はちょっと動揺したどころでなく、文字通り震え上がってしまった。)詳細については Apple のウェブサイトを参照のこと。Security Update 2007-007 を入手する最も簡単な方法はソフトウェア・アップデート経由だが、独立ダウンロードとしても入手でき、Mac OS X 10.3.9 用 (48.7 MB)、Mac OS X Server 10.3.9 用 (63.3 MB)、Mac OS X 10.4.10 については PowerPC ベースの Mac 用 (14.2 MB) と Intel ベースの Mac 用 (25.7 MB)、Mac OS X Server 10.4.10 についても PowerPC ベースの Mac 用 (23.8 MB) と Intel ベースの Mac 用 (35.3 MB) がある。
Safari 3 Beta Update 3.0.3 は Windows 向けの4つの攻撃に対処しており、そのうち3つは Mac 版の Safari 3 にも、またそれより前のバージョンの Safari、ならびに他の多くのアプリケーションで使われている Mac OS X の WebCore および WebKit コンポーネントにも適用される。(Safari 3 を走らせていない人たちのために、Security Update 2007-007 がこれらの修正も含んでいる。)今回の修正はいつもと同じようなもののためだ。悪いやつらは、Safari をクラッシュさせたり、あなたをなりすましのウェブサイトにおびき寄せたり、任意のコードを実行させたりする。これらのことが実際に世の中で起こったことがあると考えるべき理由はないが、一方このアップデートを施していけないと考えるべき理由もない。いずれにしても Safari 3 はまだベータ版なのであって、これから改善されていく一方なのだから。今回のアップデートでセキュリティ関係以外の修正が盛り込まれたかどうかは明らかにされていない。このアップデートはソフトウェア・アップデート経由か、または Apple の Safari ページから 14 MB のダウンロードによっても入手できる。
最後にもう一つ、iPhone への最初のアップデートである iPhone v1.0.1 Update も出た。最も大きな変更点は、iPhone 版の Safari でウェブページをブラウズする際のセキュリティに関係したものだ。実際、iPhone v1.0.1 Update での4つの変更のうち2つは、Security Update 2007-007 にも Safari 3 Beta Update 3.0.3 にも含まれている。Mac OS X と iPhone がコードを共有していることが、ここからも分かる。
公表されていない修正 もいくつかこのリリースに組み込まれているようだ。iPhone の Favorites リストは、従来は最大 20 件だったが、最大 50 件までサポートできるようになった。Mail アプリケーションでは、自分自身へ自動的に BCC できるようになった。また、従来よりも多くの種類のスピーカーや、iPod 用に開発されたその他のアクセサリーなどもサポートするようになった。
このアップデートが iTunes を通じてしか利用できないことに注意されたい。これは iPod アップデートと同じことだ。iTunes は、来週中のいつかに自動的にこれをダウンロードし、その次にあなたが同期を試みた際にこれをインストールするかどうかをあなたへの選択肢として提示してくるだろう。手動でインストールしたい場合は、Check for Updates ボタンまたは iTunes のメニュー項目を使う。アップデートが実行されたかどうかを確かめるには、iPhone で Settings > General > About とナビゲートして、表示されるバージョン番号が“1.0.1 (1C25)”かどうか確かめればよい。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
何だこりゃ! AirPort Extreme Update 2007-004 が Intel ベースの MacBook、MacBookPro、および Mac mini に適用できることと、「AirPort 接続(日本では AirMac 接続)の信頼性を改善」すること、それにソフトウェア・アップデート経由または 745K のダウンロードとして利用可能であること、以上を除いて Apple は何も興味深いことを言っていない。あ、そう言えば、これはどうやら Mac OS X 10.4.10 を必要とするらしく、英語、ドイツ語、フランス語、それに日本語に対応しているようだ。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
Apple が iTunes 7.3.2 をリリースした。これは「安定性とパフォーマンスを改善するためのバグ修正を提供」するとだけ発表されている。ただ、iPhone Atlas による推測では、どのファイルが変更されたかに基づいて考えるに、iPhone 関係の変更点がいくつかあるようだ。このアップデートはソフトウェア・アップデート経由の 34 MB のダウンロードによって、あるいは Apple の iTunes ダウンロードページからも入手できる。MacFixIt では、どんなアップデートの後にもあることだが、いつものように大量の奇妙な挙動が報告されている。もっともこれは何らかの形でそのコンピュータのファイルが破損していることに関係するものと思われるが。だから、アップデートの前に必ずあなたの iTunes Library のバックアップがあることを確認しておくのがよいだろう。
文: Joe Kissell <[email protected]>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@bellsouth.net>
VMware は 7ヶ月に及ぶベータテストの後、Fusion version 1.0 を本日 06-Aug-07 出荷すると発表した。Fusion は VMware の仮想化ソフトウェアで、Intel ベースの Mac 上で Mac OS X と並んで Windows を走らせることができるようにする;Parallels Desktop for Mac とつばぜり合いを演じている。
Fusion の主要機能の中に Unity がある。これは Windows アプリケーションのウィンドウと Mac アプリケーションのウィンドウが混ざり合うもので以下のものを含む - Expose に対するフルサポートや Dock に入るようウィンドウを最小化する;64 ビットのゲストオペレーティングシステムに対するサポート (あなたの Mac が 64-bit プロセッサを持っている場合);複数の仮想プロセッサを必要とする Windows アプリケーションに対するサポート;そして、VMware の Virtual Appliance Marketplace からの仮想アプライアンス (オペレーティングシステムと、一つまたはそれ以上の既に構成済みのアプリケーションを含むパッケージを言う) を走らせられる。
Fusion の Release Candidate 1 で既に知られていた問題のいくつかはまだ残っている。例えば、Boot Camp 下でインストールされた Windows Vista を Fusion を使って走らせようとすると、Boot Camp と Fusion の間で切り替えをする度に Windows をリアクチベートしなければならない。VMware はこれやその他の問題については将来のリリースで扱うつもりであるとしている。Fusion の小売価格は $79.99 であるが、無料の 30日試行版も提供されている。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@bellsouth.net>
この遅れを大幅と見るか小幅と見るかは人によって異なると思うが、Microsoft の Macintosh Business Unit (MacBU) は Office 2008 for the Mac の発売時期は米国で 2008年1月の中旬 、その他の世界市場向けには 2008年の第一四半期になるであろうと発表した。これを意訳すれば、最初の公開は 14-Jan-08 の San Francisco での Macworld Expo でと言うことであろう。これまで、 Office 2008 のリリースは 2007年の後半にという計画であったが、MacBU によれば、必要なレベルの品質を保つために遅れが生じているということである。Microsoft の Mac Mojo ブログ上のユーザーコメントを見ていると、多くの人が品質は大事であるとはしながらもこの遅れには失望したという辛らつなものが大勢である。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@bellsouth.net>
確かに未だベータではあるが、Microsoft は Remote Desktop Connection (RDC) Client for Mac 2.0 を近代に持ち込んでくれた。RDC は Macintosh から Terminal Services か Remote Desktop Services (Windows Vista の Business, Enterprise, そして Ultimate バージョン, Windows XP Professional, そして Windows Server 2003 を含む) が走っているリモートの Windows マシンを制御することを可能にするものである。Microsoft は、このアップデートで、再設計されたユーザーインターフェース、動的なスクリーンのリサイジング、カスタム化可能な設定、マルチセッションのサポート、Windows Vista 対応の改善、そしてローカル印刷のサポートを加えている。これはユニバーサルバイナリで、Mac OS X 10.4.9 かそれ以降を必要とし、4 MB のダウンロードととなっている。このベータバージョンは 31-Mar-08 に期限切れとなる。
もう一つリリースされたものに Office Open XML File Format Converter に対する 0.2b アップデートがある。これには Word の .docx ファイル変換に関する改良と、PowerPoint .pptx ファイルに対するサポートが加えられている。(更なる詳細については 2007-05-21 の "Microsoft Office Open XML File Format Converter ベータ版" を参照。) 注意すべきは、変換されたドキュメントを開くには Office 2004 11.3.4 かそれ以降 (現在のバージョンは 11.3.6), 或いは Office X 10.1.9 かそれ以降が必要なことである。このバージョンのコンバータは 31-Dec-07 に期限切れとなる;21.1 MB のダウンロードである。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>
Bare Bones Software は BBEdit 8.7 をリリースした。同社の強力な HTML およびテキストエディタの大幅なアップデートだ。重要な変更点としては、スマートフォルダを利用したテキストファクトリと複数ファイル検索操作の対応、前回終了したときに開いていた書類を起動時に開く機能、ターミナル代替アプリケーションへの対応、AppleScript の改善、Python 言語モジュールサポートの改善、Lua プログラミング言語への対応などがある。Bare Bones はまた BBEdit の File Group 機能を書き直した。これは、ファイルやフォルダの集合を1つの永続的な(そして自動的にアップデートされる)ウインドウにまとめ、ディスクブラウザ機能を拡張することでディスク上のファイルのブラウジングを簡単にする。このリリースにはほかにも数多くの変更やバグ修正が含まれ、全体としてよりすっきりと、より機能的になっている。BBEdit 8.7は Mac OS X 10.4 以降を必要とし、Universal バイナリだ。アップデートは15.2 MB のダウンロードで、BBEdit 8.5 以降の登録ユーザには無料だ。8.0から 8.2.6 までのユーザは 30 ドルでアップグレードできる。新規購入は個人ユーザが 125 ドルで、教育機関のユーザなら 49 ドルだ。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>
Mark/Space は The Missing Sync for Windows Mobile 4.0 をリリースした。これは Mac と Windows Mobile ベースのスマートフォンとのあいだでデータの同期を可能にする。注目すべきは、最新の Windows Mobile 6 で動く機器との互換性が追加されたことだ。だから、iPhone の強力な重力場からかろうじて逃れることができ、その代わりに HTC Touch や Motorola Q9、Samsung Blackjack のような Windows Mobile スマートフォンを使っているなら、The Missing Sync for Windows Mobile 4.0 を使えば、機器で撮影したビデオを取り込んだり、DRM フリーの QuickTime ビデオを Mac でエンコードして MP4ビデオに対応した機器で再生したりできる。この新しいバージョンではまた、スマートフォンからかけた通話のログをとって、Mac の Call Log アプリケーションでそれを並べ替えたり検索したりできる。すべての通話で基本的な情報が記録されるが、Mac の Address Book と統合されているので、登録されている連絡先のデータが追加され、通話ログデータから連絡先を簡単に作ることもできる。時間で請求をするような職業をしているなら、通話ログデータをExcel やデータベースアプリケーションに書き出すこともできる。SMS メッセージも記録され、Mac に転送される。これも同様に Address Book と統合されており、重要なやり取りがあっても Mac に記録しておける。(残念ながら、Palm Treo 700 と 750 の SMS には対応していない。)
これらの新機能に加え、以前と同様、連絡先を Address Book や Entourageと同期したり、カレンダーイベントを iCal や Entourage と同期したり、メモや音声録音、Office 書類、写真を iPhoto と同期したり、保護されていない音楽を iTunes と同期したり、などのことができる。
The Missing Sync for Windows Mobile 4.0 は電子ダウンロード版で 39.95ドルだ。CD 版は 49.95 ドルで、まもなく発売される。3.0 のユーザで、2007年 6 月 1 日以降に購入した人は無料でアップグレードできる。それより前に購入した人や、Missing Sync の特定の製品のユーザは、24.95 ドルでアップグレードできる。この製品には Mac OS X 10.4.9 以降で動く Mac が必要で、Windows Mobile 2002(Pocket PC 2002 とも呼ばれる)、Windows Mobile 2003、Windows Mobile 5、Windows Mobile 6 で動く機器で使用できる。サポートされている Windows Mobile 機器については、Mark/Space のウェブサイトで確認してほしい。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: 羽鳥公士郎 <hatori@ousaan.com>
インターネットでは、よく言われることだが、あなたが犬だとしても、誰もそれに気がつかない。しかし、それをよいことに別人格になりすましたりすると、推測に尾ひれがついて広まることがあり、人気のある人物が実は周到にでっち上げられたキャラクターであることが判明したときには、YouTube の lonelygirl15騒ぎで見られたように、猛反発が起きる。
もっと身近なところで、私たちの Macintosh 界でも、1人の巧妙なライターが、彼の作品たるブログ "The Secret Diary of Steve Jobs" の虚構性をあからさまに発揮して、私たちを楽しませてきた。このブログは、むしろそのドメイン名をとって "Fake Steve Jobs" として知られており、FSJ と略されることもある。偽 Steve Jobs の正体をつきとめようという動きがしばらく前からあり、数多くの Macintosh 関係者に嫌疑がかけられていた。その中には、いつでも愉快な私たちの友人 Andy Ihnatko、Wired の Leander Kahney、Take Control の著者 Scott Knaster、そして不肖私までが含まれる。私の名を挙げていただくのは光栄だが、私の虚構の別人格と言えば、ハードボイルド探偵 Ace MacKenzie をおいてほかにない。
そしてついに、偽 Steve の正体が明らかになった。New York Times の Brad Stone が手がかりをたどったところ、Forbes の上級編集者 Daniel Lyons に行き当たり、彼は、Stone によると何のためらいもなく、自分がなりすましていたことを認めた。Stone としては、なぜ誰かがもっと早く彼を探し出すことができなかったのかが不思議だと言う。
Lyons は彼の秘密を1年以上も守り続け、そのあいだに彼のブログは Appleウォッチャーたちのあいだで非常な人気となっていた。それは辛らつなコメントのせいでもあるが、本当は誰が書いているのかが大きな謎であったからでもある。Steve Jobs が私的な場面でどのように話すのかを知っている人はほとんどいないのだが、何とはなしに信頼できる意識の流れの中に Jobs らしさをまきちらす Lyons の能力のおかげで、これは必読のものとなっている。
偽 Steve の人気があまりに大きくなったので、Da Capo Press は 10 月に、"Options: The Secret Life of Steve Jobs, a Parody" と題する Lyons の風刺小説を出版することになった。邪悪な双子の正体をインスタントメッセージで知らされた本物の Steve Jobs は、New York Times に対し、この本を読むことには興味がないと語った。ただし、彼も Bill Gates も、このブログを読んでいるそうだ。
本当の問題は、偽 Steve の素顔が暴かれた今となっても、"The Secret Diary of Steve Jobs" が必読のままであり続けるかどうかと言うことだ。はたして読者たちは Fake Steve Ballmer や Fake Bill Gates に乗り移るだろうか。
文: Glenn Fleishman <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
恨んでやるぞ、この、PopCap とかいう奴め! 恨んで、恨んで、e-永遠の彼方まで呪ってやるぞぉ! いや、すまない。ちょっと言い過ぎたようだ。でも、ちょうど私がこの iPhone の性能とその能力の限界に慣れてきて、私の毎日の仕事の生産性が上向きになりかけたところだというのに、このいまいましい PopCap Games という会社が、Bejeweled ゲームのウェブ版を iPhone 向けに仕立て上げてリリースしてきたのだ。
こいつはゲームと称しているが、その実体は人の心を食い荒らす精神ウイルスに違いない。エイリアンたち、つまり PopCap の経営者たちやプログラマーたちが、人類の生命の力を吸い取ってやろうと試みるために配布したのだろう。まずは触手を伸ばして私たちの心を軟化させ、あとで私たちの精神を征服して食い荒らそうと企んでいるのだ。このウェブベースのバージョンが AJAX を使っていて、バンド幅の要求も少ないお陰で EDGE と Wi-Fi 双方のネットワークで無料でプレイできるという事実こそ、いみじくもこの企みの持つ陰険な本性を暴露しているというものではないか。
Bejeweled でポイントを得るには、3個かそれ以上の宝石を縦または斜めに並べればよい。そういう風に並べるために、左、右、上、下のいずれかに接している2個の宝石ならばどれでも位置の交換ができる。説明すると簡単に聞こえるが、精神を麻痺させてしまうその強烈さは実際にゲームをプレイしてみなければ分からない。私の妻 Lynn は、何年も前に自分のハンドヘルドオーガナイザから Bejeweled を消去しなければならなかった。なぜなら(子供が生まれて私たちが忙しくなるよりも前のことだったので)気が付くと彼女は何時間も続けてゲームをしていたこともあったからだ。
私個人としては、新しいエイリアンの専制支配は大歓迎だ。Bejeweled 万歳! さて皆さん、ちょっと失敬。私は、あともう一回プレイしておかないと。
文: Matt Neuburg <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
LaunchBar は Objective Development 社の製品だが、ちょうどバージョン 4.3 にアップデートされたばかりだ。私はとても困っている。私はどうしてもこれで遊んでしまうのだ。LaunchBar の目的は、生産性を上げることにあるはずだ。これを使って仕事を _こなす_ のが本来のことなのに、私はついついこれを表から裏から眺め _まわして_ しまうのだ。
LaunchBar は、これまで何度も取り上げてきたので皆さんもきっとご存じだろうが、ものの名前の一部をタイプすることでそれを開くことのできるランチャーだ。LaunchBar はあなたのコンピュータの内容を索引付けし、利口な推測法と学習法を駆使してあなたがタイプした略語と実際のものとを瞬時に対応させてくれる。こうして LaunchBar があれば、あなたはマウスも使わず、Finder も、あなたの記憶力さえも使う必要がない。あなたのコンピュータの中で何がどこにあるかといった知識は一切(LaunchBar が知っているので)必要でないし、略語を覚えている必要さえも(LaunchBar が利口だから)ないのだ。
具体的には、一番シンプルな場合、例えばアプリケーションを開くような場合には、手順は次のようになる。(1) LaunchBar を呼び出すために、そのホットキーショートカットをタイプし、(2) 略語をタイプし、(3) Return キーを押す。例えば、私の設定したホットキーと、LaunchBar が学習した略語ならば、TextEdit を開くためには Control-Space TE とタイプするわけだ。LaunchBar はマッチする可能性のあるもののリストを提示するので、開きたいものを(キーボードを)使って選択し、Return を押す。これを二、三回使って、LaunchBar の第一候補が正しいことに確信が持てるようになったら、もうリストを目で見る必要もない。そして、今回のバージョン LaunchBar 4.3 からは、Return キーを押す必要さえもなくなった。ただ Control-Space TE を押して、その最後の E を少しの間押し続ければ、そのままで TextEdit が開く。これこそ、LaunchBar の新しい Instant Open 機能だ。それで思い出したが、既に開いているアプリケーションに切り替える際、私は Apple の Dock や Command-Tab のアプリケーション切替は使わず、ここでも LaunchBar を使ってすることが多い。私の頭の中では、アプリケーションは名前で意識されているのであって、アイコンで意識しているのではないからだ。
この Instant Open 機能と対になるものとして、もう一つ Instant Send 機能というものも加わった。(これは私にとってちょっとショックだった。私は、従来からあった普通の Send 機能の存在に気付いていなかったからだ。ちなみに、LaunchBar 4.3 をインストール後最初に走らせる際には、既に走っているアプリケーションを終了させて再び起動させないと Instant Send 機能は働かない。)例えば、一つのアプリケーションの中でテキストを選択してから、LaunchBar にそれを処理せよと指示することができる。その処理の内容は LaunchBar に何を起動するように指示するかによって決まる。例えば、この記事を書いている最中、私が "TextEdit" という単語を選択してコピーしたとしよう。そこで私は Control-Space をタイプして LaunchBar を呼び出す。そこですかさず Command-V(ペースト)をタイプすると、私は "TextEdit" という単語を LaunchBar へのコマンドとして「送った」ことになるので、そこで Return を押せば、TextEdit が開くことになる。でもそれだけではない。もしも私がその代わりに Control-Space Command-Shift-V を押すと、LaunchBar は "TextEdit" という単語をコマンドとして受け取る代わりにテキストとして受け取り、そこで私が Tab を押すと、略語をタイプしてそのテキストをどこへ「送る」か指定できるようになる。例えば、Control-Space Command-Shift-V Tab WIKI Return とタイプすれば、私のブラウザが開いてその "TextEdit"(つまりクリップボード内容)が Wikipedia で検索される! いや、実は、Instant Send 機能はもっと凄くて、これらの手順のいくつかをさらに省略してくれる。実際に必要な手順はこうだ。まず、私の書類の中で "TextEdit" という単語を選択する。(わざわざコピー _しなくても_ よい!)それから Control-Space を押して、そのまま _押し続ける_。(LaunchBar の Instant Send 機能を呼び出し、テキストとして「送る」相手の指定を待たせる。)そして WIKI とタイプし、Return を押すだけだ。
私が LaunchBar で大好きな点の一つは、最近開いた書類をそれぞれのアプリケーションと関連づけてくれる点だ。理由は納得できるがとても残念なことに、この機能は Cocoa アプリケーションでしか働かない。(私がずっと以前からこの種の機能に夢中になっていることは、1999-10-25 の記事“Now Menus が Action Menus として生まれ変わった”でもお分かりになるだろう。)例えば、私が Control-Space TE を押したとして、LaunchBar が TextEdit のことを考えているのを見計らって、私がそこで Space を押すと、TextEdit が最近開いた書類すべてのリストが出る。するともちろんそこで私はその一つを選んで開くことができる。何と、ここまでの操作で私は一度もマウスを使っていない。この機能も、今回のバージョンでより賢くなった。LaunchBar は、実際にテキスト書類の中に飛び込んで、その内容を直接メニューの中に表示できるのだ! これから私がこの機能をどう使いこなしていくことになるのか、まだ私には分からない。今はまだいろいろのことを試してみるのに忙しすぎて、この機能のことまで考えている余裕はない。
LaunchBar には内蔵の電卓もある。これも、私は今まで気付かなかった。けれども今回のバージョンで追加された改良のおかげで、きっと私はこれを使いまくることになるだろう。それも、Instant Send に関したことだ。例えば、何かのアプリケーションで "44/7" を選択したとして、そこで Control-Space を押し続ける。(テキストの Instant Send だ。)それから、ただ等号キーに続いて Return を押せば、計算結果が出る。結果は半透明のウィンドウに大きな文字で表示され、それから Command-C(コピー)を押せば結果が取り込める。
同じように、LaunchBar の Open Location 機能もやはり Instant Send に連動する。こちらの機能は私は既にしょっちゅう使っている。ブラウザでないアプリケーションを使っていて何かのオンライン URL に行きたい時、私はブラウザに切り替える代わりに LaunchBar を使う。Control-Space Command-L で、テキストフィールドが現われてそこに URL をタイプできる。Control-Space GOO Space ならば、Google 検索用にタイプできるテキストフィールドが現われる。でも、これからは、どこかのアプリケーションで URL が見えていてそれを単純にクリックできない場合は、その URL を選択して、Control-Space を押し続けてそれをテキストとして LaunchBar に送り、それから Return を押せば直ちにブラウザでそれが開く。
LaunchBar はその他にもたくさんの機能があって、私がまだ全部を十分に使いこなしていないのは明らかだ。一つでも十分に使いこなしている機能があるかどうかも疑問だが。白状すると、オンラインヘルプに書いてあることを最後まで読み切ろうとするだけで、私の目はぼうっと陶酔しがちになる。(ヒント: LaunchBar を呼び出したら、Control-右矢印を押すと、その時点で適用できるたくさんのコマンドをリストしたポップアップメニューが出る。)私がここで触れていない機能も、まだ理解し切れていない新機能もたくさんある。 リリースノートにフルリストがあるのでご覧いただきたい。それもこれも、すべて私の LaunchBar 中毒には良くないことばかりだ。実際、これからますます私は多くの時間を LaunchBar に費やしていくことになるだろう。LaunchBar 中毒を治療するつもりだったのだが!
LaunchBar 4.3 の価格は $19.95(これまでの 4.x リリースの登録ユーザーには無料)だ。 ダウンロードサイズは 1.1 MB で、試用目的には無料で使える。ただし起動できる項目の個数に制限がつく。Mac OS X 10.2 かそれ以降で動作するので、取り残されてしまう人はほとんどいないだろう。
文: Adam C. Engst <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
リデュース、リユーズ、リサイクル! 我々は皆、環境運動におけるこの廃棄物削減のお題目を、必ずどこかで聞いたことがあるだろう。でも、たいていの場合その重点はリサイクルの方向にのみ向いている。もちろんそれも重要だが、リサイクルは実際問題として最後から二番目の手段(最後の手段とはもちろんゴミ埋立だ)となるべきものでしかない。廃棄物の量を減らしたいならば、そのベストの方法とは、まず初めから消費の量を削減(リデュース)し、実際に手にしたものについてはできるだけ再利用(リユーズ)して、それでも残ったものについてだけリサイクルを考えることだろう。
それは、古い Mac や周辺機器をできるだけ長く使い続けるという考え方に私がこんなにも強く賛同している理由の一つでもある。新しい Mac を買った場合、古くなった Mac を何か副次的な用途に使うようにすればそれはリユーズだ。その方が、その Mac をリサイクル用に送り出してしまうよりも、はるかに優れた解決法だろう。
はるか昔のエンジン -- けれども、ある一線を越えると、古い機器を使い続けるのはその価値に見合うもの以上の努力と投資を要することとなってしまう。実際私たちは最近これを経験した。1994 年から使っている Apple LaserWriter Select 360 と、1995 年から使っている複写機 Canon PC-6 が、どちらも印刷の品質に問題が出るようになってきたのだ。見たところ、問題はこれら両者ともリフィル(詰め替え)式のトナーカートリッジを使っていて、新しいカートリッジを購入する方式ではないことから来ているようだった。トナーのリフィルは、コストの削減とゴミの減量の両面から素晴らしい方法のように見えたのだが、個人的に私はあまりお勧めできない。この LaserWriter はページの特定の場所に小さな点々を印刷するようになってしまい、また複写機の方は時折(おそらく湿度が関係しているのだろうが)とんでもなく染みだらけのページを印刷するようになっていた。問題は、これらの機器用のトナーカートリッジが買い替えると $50 から $100 もする上、いずれにしてもその多くが(ほとんどと言うべきか)再生品だということだ。
こうして、私たちはそのプリンタと複写機を使い続けるために $100 から $200 も支払うのかどうかの岐路に立たされた。その上長年の使用で目立つようになってきたさまざまの不具合もあった。扱いにくいマニュアルフィードもそうだし、この LaserWriter の気まぐれな Asante FriendlyNet Ethernet to LocalTalk Bridge が、電源が落ちる度にある特定のリセット作業をしなかればならないのも困る。(2003-03-31 の記事“Mac OS X でプリンタ共有とプリントスプーリング”参照。)また、複写機から出力トレイがしょっちゅう落ちてしまうことなど、具合の悪いことはいくらでもあった。言い替えれば、このプリンタと複写機はまだいちおう使えるものだったが、その使い勝手ははっきりと下落の一途を辿っていた。同じように、私たちが 1996 年から使っている Sharp の独立ファクス機も、機能的には使えるものの、一度に二ページ以上差し込むといつもおかしくなった。やはり、そろそろいくつかのハードウェアを入れ替える潮時なのだろう。
プリンタと複写機とファクス機をそれぞれ別々に買う気はしなかった。いずれも、せいぜい週に一度より多く使うことはなかったからだ。そこで私たちは $400 を奮発してカラーレーザーエンジンの付いた一体型の機器を購入することに決めた。私たちは写真のプリント用に Epson Photo Stylus 870 カラーインクジェットプリンタも持っていたのだが、しょっちゅうクリーニングしたり高価なカートリッジでやきもきしたりしなければならないのはうんざりだった。見たところ、一体型機器のベストは Epson AcuLaser CX11NF のようで、これはカラーレーザープリンタにスキャン、ファクス、複写の機能を組み合わせたものだ。Ethernet ネットワークに直接繋ぐことができ、自動書類フィーダも付いて、LaserWriter、複写機、ファクス機のいずれの代わりにもきちんとなれるものだった。
さて、古いハードウェアをどうすればよいだろうか? 私たちはまずファクス機を予備用として屋根裏にしまっておくことにした。何かに署名したものをかなり緊急にファクスで送らなければならないようなことも考えられないわけではないからだ。でも、LaserWriter と複写機については屋根裏に置くには場所を取りすぎるし、いざとなれば印刷にはいつでもインクジェットプリンタが使える。複写機の方はどうしても必要ということはないだろう。だから、これら二つについては誰かの手に渡す時が来たということだ。正直に言い添えれば、その機器の世話をするために私たちの助けを期待していないような人に渡したいものだ。つまり、友人や親戚といった人たちに渡すことはしたくないということだ。
Freecycle 登場 -- 2001 年に私たちが Seattle から Ithaca に引っ越した時、私はいくつかのものを eBay で売ろうと試みたのだが、すぐにその考えを放り出してしまった。その理由は、報酬に比べて手間がかかりすぎるからだ。(奇妙なことに、eBay のある調査によれば、Ithaca の住民はアメリカ合衆国内の Ithaca 以外のどの ZIP コード地域よりも、外国の買い手に多くのものを売っているとのことだ。)また、私はこれら二台の機器が喜んで売り物と言えるほどに機能するかどうか自信がなかった。理論的には、eBay で Ithaca 地域限定として出すこともできただろうし、Ithaca 向けの craigslist でメモをポストすることもできただろう。ただ、どちらにしても、たとえすべての情報を開示したとしても、もしも買った人がトラブルに見舞われれば、私は申し訳ない気持ちになっただろう。(後になって私は craigslist に“free”セクションがあることを知ったが、これは少なくとも Ithaca ではほんのたまにしか利用されていない。)
the Freecycle Network というのインターネットサービスがあって、無料で人に譲りたいものを持っている人たちと無料のものが欲しい人たちを結び付けてくれる、という話は私も聞いたことがあったが、この時になるまで私は一度も試したことはなかった。やってみると、これは非常にシンプルなものだった。まず私は Freecycle Groups ページへ行って Ithaca グループを見つけ、そこにある Yahoo Groups メーリングリストへのリンクに従ってそのメーリングリストを購読し、基本ルールを読んだ。(このルールは重要で、いくつかのこと、例えば Subject に必要なタグなどは新来者には本質的に明らかでないものだ。)それから、リストに電子メールを二通送って、あの LaserWriter と複写機の説明をした。
私の電子メールのメッセージがモデレータに承認されたのは土曜日の正午ごろのことだった。それから四時間後、LaserWriter が欲しいという人から知らせが届き、そのまた二時間後には複写機が欲しい人からメッセージが届いた。私はその後一日待って他の人からの依頼も届くかどうか見ることにした。(実際複写機を欲しいという人がもう一人現われた。)それから、私は最初の二人の人たちに返事を送って、引き渡しの時間を決めてその人たちに方法を説明した。最初の男性は約束通りの時間に到着し、もうほんの短い時間だけお喋りして、プリンタを彼のトラックに積み込み、来てから二分ほどで走り去った。複写機を貰いに来た女性の方は、彼女が着いてからもう少し長い時間お喋りした。彼女はダウンタウンに店を開こうとしているところで、私たちには共通の友人がいるということが判明したからだ。(そういうことは Ithaca のような小さな町ではよくあることだ。)それでも、この複写機の引き渡しにかかった時間は全部で五分間ほどだった。
Freecycle メーリングリストのメッセージを受け取っていた時、私はある人が荷造り用のピーナツ状クッション材 (packing peanuts) が欲しいと書いているのに気付いた。たまたま私はいくつもの箱や袋に一杯のその発泡スチロール製ピーナツを持っていて、運送店にでも寄付しようと思いながらそのままになっていたところだったので、その人にメッセージを送って取りに来てもらえれば喜んでお譲りすると書いた。彼女は私の家からほんの数マイルのところに住んでいたので、すぐにやって来てクッション材を受け取って行った。何の面倒も、ゴタゴタもなく、ガレージの場所塞ぎだったがらくたを処分することができた。
そういうわけで、私は Freecycle が非常に気に入った。これからもせいぜい利用しようと思う。古過ぎたり不完全だったり、あるいは会社が返品を求めていないが仕事部屋の場所塞ぎになっている再販売禁止の製品だったり、そういういろんなものを処分するのにぴったりだと思う。私自身が Freecycle で何かを入手するということは、たとえあったとしてもそれほど多くはないだろうと思う。私の生活パターンは、もはや何でも多ければ多いほど良いという時代を通り過ぎてしまっているからだ。誰かが 1890 年代のアンティークで非常に状態の良いビリヤード台を無料で提供していた時には誘惑に打ち勝つためにかなり努力を要したが、そんな馬鹿デカいものを置く場所はなかったので仕方がなかった。でも、Tonya と私がこれを始めたばかりのころ、他の人たちが捨ててしまうものを生かして利用することができるとしたら、これは信じられないほど素晴らしいことじゃないかと、ワクワクした気持ちになったことを今でも思い出す。
古いハードウェアをうまく処分することができたというこの私の体験談を、それから私は友人たちに得意になって吹聴して回った。何人かの友人たちは知らない人に自宅まで取りに来てもらうのはあまりいい気持ちのものじゃないという反応を示した。でもそれは簡単に対処できる。引き渡しの場所をどこでも好きなように設定できるからだ。自宅でなければちょっと不便になるが、それと引き換えにプライバシーが守れるというわけだ。
その他の無料サイクルネットワーク -- どうやら、この Freecycle 自体を巡る何かの論争があったようだ。その創設者が、彼の商標権を強硬に主張して、その結果 Waste Management, Inc. 社から会社としての支援を受けるに至ったらしい。ただ、私の見る限り、この論争が個々のローカルグループに影響を与えたということはないようだ。個々のローカルグループはそれぞれボランティアのモデレータによって運営されているからだ。でも、同様の他のグループもたくさんある。例えば the ReUseIt Network では、要らなくなったものを“regiving”する、というコンセプトを前面に押し出している。ざっと調べてみた結果、大多数のものはそれに相応する Freecycle グループに比べて小規模のようだった。Ithaca の Freecycle グループには 5,400 人以上のメンバーがいる。Ithaca の人口がたった 30,000 人ほど、周辺の Tompkins County 全体でも 100,000 人ほどであることを考えれば、これは相当なものだ。
あなたがどんなアプローチ法を選ぶにせよ、古くなったハードウェアやソフトウェア、あるいは他の何でも、どうやって処分しようかと困った時には、一度は Freecycle か、または同様の“regiving”ネットワーク、あるいはどこか適切なチャリティー団体を考慮に入れてみることを強くお勧めしたい。私たちは皆、毎日の生活を構成するいろいろな物品を作り出すために、貴重な資源を消費しなければならない。それならば、少なくとも自分たちの心掛けとして、それらの物品の一つ一つからできる限りの効用を引き出すように努めようではないか。はてさて、LaserWriter Select 360 の前に使っていた年代物の QMS PS-410 レーザープリンタも、屋根裏部屋に眠っていたなあ...
文: TidBITS Staff <[email protected]>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>
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