それをするには、最初にその様な状態になっているのかどうか調べるために、Settings > General > Software Update をタップする。下部にあるリンクが Install Now となっていれば、アップデートは既にダウンロード済みであり、消去可能である。(もし、それが Download and Install となっている場合は、アップデートは未だ自動的にはダウンロードされておらず、従ってそれが占有している領域はないことになる。)
その上で、Settings > General > Software Update に戻れば、下部にあるリンクは Install Now から Download and Install に変わっていることを確認できるはずである。そのアップデートをインストールしても良い状態になったら、そのリンクをタップして先に進む。
おそらく間違いなしに、今では皆さんも GDPR と呼ばれるものが発効したことにお気づきだろう。(2018 年 5 月 2 日の記事“欧州の一般データ保護規則、プライバシーをグローバル化”参照。) GDPR (General Data Protection Regulation) は、ユーザーのデータを処理するための EU (European Union) の枠組みだ。たとえあなたがヨーロッパに住んでいなくとも、あなたのところにプライバシー方針を改訂したことを知らせる電子メールメッセージが次々と届いていることだろう。多くの会社が GDPR の要求を顧客ベース全体に適用しつつあるのは、統一的な方法でユーザーのデータを管理する方が望ましいし容易だからだ。とりわけ、将来には EU 以外の諸国もデータ管理に対して同様の姿勢で臨むようになる可能性があるのだからなおさらだ。その上、これは会社の知名度が上がる役にも立つ。
Apple も、この動きに関して例外ではない。同社はユーザーのデータを処理する方法とユーザーにプライバシーについて周知する方法を変更した。そのため同社は最近になって、あなたの Apple ID にリンクされたデータの大部分をあなたが自分でダウンロードできるオプションを公開した。この機能は現在のところ European Union の国と、European Single Market に属するその他の諸国つまりアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスのユーザーのみが利用できる。Apple は、今後数ヵ月以内にこの機能が全世界的に利用できるように展開したいと述べた。
二つ目の選択肢は取り立てて便利なものではない。これは単に Apple ID ウェブサイトへのリンクを提供するもので、そこへ行けばあなたの名前、住所、その他のデータを修正できる。また、Apple Online Store アカウント設定へのリンクも提供される。後ろの二つの選択肢はそれぞれ書かれている通りで、あなたがしばらくの間だけ (例えば、アカウントを削除したいのだけれども完全に別のところへ移る前に新しい場所で後悔しないか確認したいなどの理由で) Apple のサービスを使わないようにしたい場合にアカウントを一時停止にしたり、あるいは思い切ってあなたのアカウントを丸ごと削除したりする際に使う。
けれどもこの記事で説明したいのは、最初の選択肢だ。
あなたの Apple データをダウンロードする
あなたのデータをダウンロードするには、その "Get a copy of your data (あなたのデータのコピーを入手する)" 段落の最後にある Get Started リンクをクリックする。そこで開くページには、何がダウンロードできるか、データをどんなフォーマットで受け取ることになるかの説明がある。Apple によれば、このデータは「スプレッドシートで、あるいは JSON、CSV、XML、または PDF フォーマットのファイルで」提供されるという。この表現は多くの人を戸惑わせるだろう。ほとんどの人は PDF とは何か知っているだろうし、TidBITS 読者の多くは CSV ファイルも知っているだろう。でも、XML ファイルをどう扱えばよいか知っている人、さらには JSON ファイルという名前を聞いたことのある人が、はたしてどれだけいるだろうか?
PDF は、これらのフォーマットの中で最も読みやすいだろう。CSV、つまり comma-separated values は、基本的にテキストファイルの中でスプレッドシートのデータの列や行を表現する一つの方法だ。XML と JSON はタグを用いてデータを構造化されたフォーマットで呈示するファイルフォーマットで、他のアプリに読み込んだり、インターネットサービスにアップロードしたりする目的に適している。
下のスクリーンショットに示されている通り、15 種類のタイプのデータをダウンロードできる。そのページにカテゴリーごとに分けて示されているので、ダウンロードしたいものにチェックを入れるか、または Select All をクリックする。
ここのデータの並び方はちょっと変に感じられるが、論理的順序というよりもサイズに基づく順序のように見える。上の方にまとめられた項目は、あなたと Apple の間のやり取りを反映した情報や、蓄えられている小さなデータ、例えばカレンダー、リマインダー、連絡先、ブックマーク、メモなどをダウンロードするためのものだ。下の方では、iCloud に蓄えられたもっと大きなデータ、つまりあなたのファイル、電子メール、写真へのアクセスが提供される。
これらのデータはあなたの Mac 上にあるそれぞれ適切なアプリに書き出すことができるが、Apple のエコシステムから離れて別のプラットフォームやサービスの中へすべてを読み込ませたいという人もいるだろう。そこで Apple は連絡先、カレンダー、ブックマーク、電子メールを (それぞれ) VCF、ICS、HTML、EML のフォーマットで提供する。これらはそのままの形で他のアプリに読み込ませることができる。下の方のセクションにあるファイル、電子メール、写真は、あなたが多くのファイルを iCloud Drive に保存していたり、大量の写真があったりすれば、ずっと大きなダウンロードになることが多い。Apple はこれらを取り寄せるのに長時間かかることがあると警告している。
示されたウェブページを開くと、示された 12 のカテゴリーのデータをダウンロードできるようになっていた。それぞれのカテゴリーごとに、Zip アーカイブとしてダウンロードできる。そのうち二つのカテゴリーではあと二・三個多い Zip アーカイブに切り分けられていた。データのほとんどは CSV フォーマットになっていたが、いくつかは JSON ファイルだった。CSV ファイルは Finder の中で Quick Look (ファイルをクリックして Space バーを押す) で内容を読めるし、Excel か Numbers で開けば内容がもっと見やすくなる。
とりたてて興味深いデータは何もない。Apple から購入したものを示したスプレッドシートがたくさんあり、そこにはあらゆる iOS アプリのアップデートや、サポート履歴 (修理、オンラインチャット、スクリーン共有セッションなど)、どのデバイスが Apple ID にサインインしているかの情報、などといったものさえ含まれている。
私が Apple ハードウェアを修理に出した記録がすべてリストされているのはなかなか面白かった。とりわけ、これは私が英国に引っ越してからのここ五年間しか使っていない Apple ID に関係するものなのだから。ただ、あまり細かい情報はなかった。一つのファイルには、いくつかのデバイスのシリアル番号や日付が記されているのが分かるが、それらがどんなタイプのデバイスなのか、どんな種類の修理がなされたのかといったことについては何も記述がない。
データの大多数は、ストア関係のものだ。iTunes Store を使う認証がされたデバイスや、私が購入したアプリ、音楽、ビデオ、電子ブックの情報だ。けれども一つ、抜けている情報がある。Apple オンラインストアからの購入だ。去年私が購入した2台の Mac と、私の iPhone 8+ やそれ以前の iPhone、私の Apple Watch、Apple TV、その他の記録がない。Other Activity フォルダの中に Online Store Activity というフォルダがあるが、その中身は非常に少なく、Ratings and Reviews、Saved Cart、Shipping Address History といったものしかない。
あるとは思っていなかったファイルが一つあった。忘れてしまった方がおられるかもしれないので説明しておくと、2014 年に Apple がすべてのユーザーに無料で提供した U2 のアルバムがあった (2014 年 9 月 10 日の記事“U2 のアルバムを無料で得る(または削除する)方法”参照) が、それについての特別のファイルが含まれている。ちょっと嫌な思いをさせられた事件の思い出という以外に、何のためにこのファイルが入っているのか私には分からない。
すべてのデータにアクセスできる比較的単純な方法を Apple が提供しているのは良いことだ。ただし、ファイルフォーマットの中には多くのユーザーを困らせるものもあるかもしれない。詳しいことを知りたければ、Apple のサポート書類“Apple ID アカウントに関連付けられているデータのコピーを取得する”をお読み頂きたい。そこには、寄せられると思われる多数の質問に答えた FAQ も載っていて、ファイルフォーマットについて、一部のデータがマスクされている理由、見慣れない形式で日時が表示される理由、などの説明がある。
私を含めて多くの人々は、ただ単に好奇心からこのデータをダウンロードするのだろう。けれどもこのサービスはむしろ、GDPR がデータ可搬性の権利を定め、何も失うことなくデータを他のアプリやサービスへ移行できるようにせよと求めているので、そのためにデータを読み込ませる手段をあなたに提供することが本来の目的だ。つまりこれは、Apple があなたについてどんなデータを保存しているのか調べるための手段ではなくて、もしもあなたが Apple エコシステムを離れようと決断し、その際あなたが長年蓄えたデータを維持したいと思った時のための、援助手段と考えるべきものなのだ。
新しい Mac App Store が登場するのはもう目と鼻の先、macOS 10.14 Mojave と共にやって来る。その際には、Apple の方針変更のお陰で、Bare Bones Software や Panic のような、多くの人々に愛される Apple 開発者たちも再び Mac App Store に迎え入れられることになるだろう。(2018 年 6 月 4 日の記事“macOS 10.14 Mojave に関する大ニュースはダークだ”参照。)
けれどもそれまでの数ヵ月間は、まだ現行の Mac App Store を、現行の App Store アプリを使って、利用しなければならない。App Store アプリの機能は必ずしも見て分かりやすいものではないし、いくつか欠陥もある。例えば、あなたが 2010 年に購入してその後何年間もまともに働いたことのなかったユーティリティは、いつまでもあなたの Purchased リストに付きまとうべきではないだろう。ちゃんと確かめてからアプリを買おうと思えばその項目の Info ページで確認することになるが、そこにはユーザーが書いたレビューも載っている。気前良くたくさん買い込もうとしているのに、一つ一つの項目ごとにパスワードを入力しなければならないのはおかしい。それから、ダウンロードが途中で止まってしまっても、それを再開させる方法が何通りかある。
App Store のパスワード環境設定を選ぶ
買い物を始める前に、まずは App Store の環境設定を開いて、買い物のパスワード設定を指定しておこう。App Store アプリの中にいれば、App Store > Preferences を選ぶ。あるいは System Preferences > App Store を選んでもよい。いずれもシステム環境設定の App Store 枠を開く。その一番下のところ、Password Settings (パスワードの設定) の下に、二つの項目がある:
Purchases and In-app Purchases (購入とApp内課金): 最初の Always Require (常に要求) オプションは説明不要だろう。もう一つの Require After 15 Minutes (15分後以降は要求) を選ぶと、Buy や Get のボタンを何回か続けてクリックしても毎回パスワードを要求されることがなくなる。ただし、そのラベル "Purchases and In-app Purchases" の後半部分を見落としてはならない。アプリ内購入のオプションを誤ってクリックしたりタップしたりした人がこれまでいたかどうか私は知らないが、あなたがその最初の人とならない保証はないし、パスワードの再入力という小さな労力をかけることで誤った小さな支払いを食い止めることができるのならばそうすべきだという考え方もある。(それに、もしあなたがコンピュータを子供と共有しているのなら、この設定を Always Require にしておくのがさらに重要となる。あなたがアプリ内購入を一度許した後で、際限なく続けて購入されないようにするためだ。)
Free Downloads (無料ダウンロード): Require Password (パスワードを要求) の意味は明白だが、もう片方の Save Password (パスワードは不要) オプションは説明が必要だ。こちらは、あなたがいったんどこか他のところでパスワードを入力すれば、それ以降は無料のアプリをダウンロードする際にパスワードの入力を要求されなくなるという意味だ。(買い物の初めに App Store にサインインすれば、それだけでパスワードは入力済みだ。)
複数の Mac で同じ Apple ID を使っている場合は、この環境設定枠にある Automatically Download Apps Purchased on Other Mac Computers (ほかのMacコンピュータで購入したアプリケーションを自動的にダウンロード) を選んでおくとよいだろう。(これが「自動的に」と言っていることに注意しよう。あなたが一台の Mac で購入した特定のアプリは、それと同じ Apple ID にリンクされた他の Mac からいつでも手動でダウンロードできる。)
購入とインストールの基本
では、そろそろ買い物を始めよう。App Store アプリを起動する。(Apple メニューの App Store 項目を選ぶ方法が便利だ。) 必要なら、Store > Sign In でサインインする。何か特定のものを探している場合は、Search フィールドを使おう。ブラウズしたい場合は、上に並んでいる Featured、Top Charts、Categories のボタンを使おう。欲しいものが見つかったら、その項目の価格のところをクリックすると、それが Buy App ボタンに変わる。考えが変わったら、ウィンドウ内の他のどこかをクリックすれば元の価格表示に戻る。無料のものには Get ボタンがあり、それをクリックすると Install App ボタンに変わる。
購入の前にアプリについてもっと知りたければ、その名前をクリックするとその Info ページが開く。ここには詳しい情報だけでなく、レビューや、ユーザーによる格付け評価も載っている。このページから、Buy または Get ボタンを使って戻ることもできるし、左上隅の Back (<) ボタンをクリックするか Store > Back を使うかして前のページへ戻ることもできる。
ダウンロードが済んだアプリのインストールは、ほとんどあなたの目に見えないところで起こる。インストーラのファイルがダウンロードされ、それが走ってインストールを済ませ、礼儀正しく自分自身を削除する。アプリはあなたの Applications フォルダの中に居場所を見つけ、そのアイコンがあなたの Dock と Launcher 画面に現われる。
購入済みリストの清掃
あなたの App Store 購入済みリスト (ツールバーの Purchased (購入済み) ボタンをクリック) には、あなたがこれまでストアと取引したものの永続的な記録が示される。わが家のクローゼットと同様に、私の Purchased リストには 2011 年に私が購入したものがまだ残っている。そこには OS X Lion、Mavericks、Yosemite、さらにはいろいろなユーティリティで、一度試しただけで期待とは違うものだったり、システムのアップデートに伴って機能しなくなったりしたものさえリストされている。
いったん隠した購入項目を再び表示させるのも簡単だが、もう少し手順が必要だ。まず Store > View My Account を選んでから、Hidden Items セクションの中で Manage をクリックする。リストに表示させたい項目の Unhide ボタンをクリックしてから、Done をクリックすればよい。
Mac App Store の問題点に対処する
よくある問題への対処方法をいくつか挙げておこう。
Mac App Store に接続できない
この Apple サポート記事にはよくある接続の問題いくつかに対する解決方法の説明があって、最初はインターネット接続を確認することから書かれている。(もちろん、インターネット接続がなければこのサポート記事を読むこともできない訳だが。) Apple のウェブサイトの状況をチェックしたり、アカウントをアップデートしたり、通常は隠れているシステムレベルのフォルダの中身を確認したりといったことまで書いてある。(また「所在地の時間帯に合った正しい日付と時刻が設定されているか」も確認しようと書いてあるので、まずはそれを調べることから始めればよいかもしれない。)
Buy をクリックしても何も起こらない (またはそう見える)、あるいはアプリがダウンロードされたように見えていても Dock にも Applications フォルダにもない
まずは App Store ウィンドウの Purchased タブにそのアプリがリストされているかどうかを見よう。もしなければ、Store > Reload Page を選んでみよう。
もしリストに載っていて、Download または Install のボタンがあれば、そのボタンを押そう。二重に料金を徴収される心配はない。もし Open ボタンがあれば、Dock や Applications フォルダをもう一度よく見よう。(あるいは Finder 検索をしてみよう。) 非常に小さいファイルが非常に素早くダウンロードされたので気付かなかっただけかも知れないから。
もしもそのボタンに Open と表示されていれば、App Store はそのアプリがインストール済みだと認識しているということなので、問題はおそらくインストーラがダウンロードされたけれども何らかの理由でインストーラが自動的に走らなかったということだろう。‾/Library/Application Support/App Store/ を開いて、そこにあるインストーラを見つけ、それをダブルクリックして走らせよう。
私はこれをたった一度だけしか見たことがないし、しかもそれは数年前の話だ。それを引き起こす原因を捏造することもできないので、これが今もまだ問題なのかは全く分からない。もしもあなたが Purchased リストの中にいながらにしてダウンロードのエラーを示す警告を見たなら (または他の何かの警告を見たなら - ここでも私の経験が限られていることをご容赦頂きたい)、かつあなたがその項目の再ダウンロードをして全てがうまく行ったのに警告だけがそのまま残ったなら、次のようにすれば警告が消える: Store > View My Account を選び、一番下までスクロールしてから、Reset All Warnings for Buying and Downloading のところの Reset ボタンをクリックする。
macOS のインストーラを見つける: macOS 10.12 Sierra またはそれ以降の macOS のインストーラは、Purchased リストにはない。(ただしまだダウンロードしていない場合にはリストに表示される。) けれども、これらも入手可能だ。必要ならば検索フィールドを使って、例えば macos high sierra とタイプして検索すれば、macOS インストーラが見つかる。
App Store で前の「画面」に戻る: 最新のものをいろいろブラウズしながら、既に見た画面を簡単に開くことができる。ツールバーの左側にある Back と Forward のボタンをクリックするか、Command-[ や Command-] で Store メニューのコマンドを呼び出すかすればよい。
App Store はあなたの Applications フォルダをチェックしている: あなたの Purchased リストを見れば、リストされた項目にさまざまのボタンが付いているのに気付くだろう。これらのボタンはそれぞれのアプリの状況に対応している: Download、Install、Open、Update の4種類だ。私はこれまでずっと、App Store アプリは単に個々の項目に対して私がそれまでに何をしたかを記録しているだけなのだと思っていたが、実際にはそうではない! インストール済みのアプリを Applications フォルダの外へドラッグすれば、Purchased リストにあるそのボタンが Install ボタンに戻る。そうなっていることを見るには Store > Reload page を選ぶ必要があるかもしれないが、App Store アプリを起動し直せば自動的にボタンも更新される。さきほどのアプリを Applications フォルダの中へ戻せば、Purchased リストのボタンも Open に戻る。(またはアップデートが出ていれば Update ボタンに変わる。) これは、便利だと思えるのと同じくらいに、気味が悪い気もする。もちろんこれはそのアプリがまだ Mac App Store で利用可能であればという条件の下でのことだろうが、その点のテストは今のところできていない。
Store クレジット: あなたのストア・クレジットは、Featured、Top Charts、Categories のどの表示でも Quick Links のところの Account ラベルの横に表示されている。また、Store > View My Account を選んでも、画面の一番下に表示される。ここに表示されているものが "Apple ID Balance" であって "App Store Balance" ではないことに注意しよう。つまり、ここに表示されるクレジットは、iTunes Store や iBooks Store と共通だ。
時代遅れのアプリのアイコン: 関連する話だが、アプリが (App Store から入手したものであろうとそうでなかろうと) 現在インストールされているバージョンの macOS の下で動作しない場合には、そのアイコンが丸に斜線の国際記号を付けて表示され、「このアプリは現在のシステムでは動作しない」ことを示す。
他に、Mac App Store について何かヒントや情報をお持ちだろうか? もしあれば、コメントに書き込んで教えて頂きたい。そうそう、すぐ上のアイコンのうち、皆さんはいくつご存知だろうか?
BusyMac が BusyCal 3.3.8 をリリースして、当日の日付をバッチ割当する機能や、日単位・週単位で加算・減算する機能 (Edit > Start Date サブメニューにある) に新たにキーボードショートカットを追加した。このカレンダーアプリはまた、Info パネルが表示されていない状態で To Do パネルを狭くリサイズできるようにし、メモの中で一部のリッチテキスト文字がフル表示されなかったバグを修正し、イベントを日表示や週表示の中へドラッグした際にイベント終了時刻が表示されなかった問題に対処し、一部のユーザーがアプリ内部からアップデートをダウンロードできなかった問題 (最後に手動でアップデートすることは必要) を解消している。(BusyMac からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、13.7 MB、リリースノート、macOS 10.11+)
Steve Jobs を非難してその日の終わりまで職を維持できた Apple 従業員は多くないだろうし、ましてや Jobs が積極的にプロジェクトを削減しようとしていた時期 (彼が最初に Apple に復帰した時代) に、あえてそのようなことをした従業員はもっと少なかった。けれども Sal Soghoian はまさにそれをした。Jobs が Apple 従業員たちを集めて、君たちのプロジェクトは Microsoft のプロジェクトよりも優れていないと告げた時のことだ。Soghoian は Jobs に向かって、いや、そんなことはない、あなたの言うことは間違っている、Soghoian のテクノロジーは Microsoft が持つどのテクノロジーよりも優れている、とはっきり言ったのだ。
ほとんど 20 年間にわたり、Soghoian は Apple で自動化を率いてきた。最も有名なのは Automator を生み出したことだ。そして 2016 年末に、彼はあっさりと Apple から解雇された。(2017 年 1 月 7 日の記事“あなたの Mac 自動化の話を聞かせて欲しい”参照。) Wired が今回 Soghoian の人物紹介記事を書いて、上記の Jobs の話もその中に記した。この記事は彼を引き継ぐ人々についても論じていて、開発者 Greg Pierce と Marco Arment に彼が与えた間接的影響にも触れている。彼ら二人が生み出した x-callback-url 標準はその後 Workflow アプリに結び付き、Apple はこのアプリを買収して iOS 12 の Siri Shortcuts 機能へと進化させた。(2018 年 6 月 4 日の記事“iOS 12 はパフォーマンスと洗練に注力”参照。) Soghoian は現在 The Omni Group で自動化テクノロジーの開発をしており、彼は CMD-D カンファレンスの主催者でもある。