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#1491: 16 インチ MacBook Pro、iOS 13.2.3、IBM の Mac ユーザーは PC ユーザーより生産的、飛行機に乗る旅行で使うテクノロジー

バタフライ式キーボードが好きになれなかったって? Apple はようやく MacBook Pro ユーザーたちのフラストレーションに対処しようと、新型 16 インチモデルで伝統的なシザー式スイッチを使い Escape キーと逆さ T 配列の矢印キーも装備したキーボードを搭載した。Apple はまだまだ自らのオペレーティングシステムのバグを見つけては修正する作業を続けていて、今週出したのは iOS 13.2.3 だ。仕事場で従業員の使う機器に選択制を取り入れるためのデータを探している人のために、IBM が社内の調査で Mac を選択した従業員の方が PC を選んだ従業員よりも生産性が高く誠意ある働きをしたという報告を出したので紹介しよう。それからもう一つ、ホリデー旅行で遭遇する難問に立ち向かう準備をするためのヒントとして、Adam Engst が飛行機の便の遅延やキャンセルに対処しようと Delta Airlines アプリと Apple Business Chat を使った経験を語る。今週注目すべき Mac アプリのリリースは Carbon Copy Cloner 5.1.14 と ScreenFlow 9.0 だ。

Josh Centers  訳: Mark Nagata   

iOS 13.2.3 が検索、Messages 添付ファイル、Mail、バックグラウンドのダウンロードを修正

これは七度目の正直だろうか? 延々と続くアップデートの新たな一手として、Apple は iOS 13.2.3 と iPadOS 13.2.3 をリリースして、4 件の個別のバグに対処した。iPhone X の上では 105.4 MB、10.5 インチ iPad Pro の上では 534.1 MB というこれらのアップデートは、Settings > General > Software Update から、あるいは macOS 10.15 Catalina では Finder の中から、それ以前のバージョンの macOS や Windows では iTunes を使って、インストールできる。いずれのアップデートも、公開 CVE 項目を持つセキュリティ修正は含んでいない。

最近のアップデートと同じく、これらのアップデートはバグ修正を狙ったものだ、具体的には、次のようなバグへの対処だ:

iOS 13.2.3 release notes

毎週のようにお勧めしている通り、もしもあなたがまだ iOS 13 にアップグレードしていないのならば、あともう少し待っても害はないだろうと思う。でも、既に iOS 13 に飛び乗っている人は、熱に浮かされたかのような Apple のバグ狩りに付き合い続けるべきだ。チケットを買ったら、さあ乗り込もう。

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Josh Centers  訳: Mark Nagata   

新型 16 インチ MacBook Pro、バタフライ式キーボードを手放す

バタフライ(蝶々)よ、さようなら。大いに噂され期待されていた 16 インチ MacBook Proついに発売され、キーボードの再設計がなされた。これは従来の 15 インチモデルの後継機で価格は $2399 から、色はシルバーかスペースグレイで、現在注文受付中だ。

Apple はまた、既に発表済みであった Mac Pro と Apple Pro Display XDR が 2019 年 12 月に入手可能になるとも述べた。

Apple がこの MacBook Pro を発表したビデオがある。

では、詳細を見て行こう。

シザー式スイッチのキーボード

最も注目すべきは、この 16 インチ MacBook Pro が長年ユーザーたちを悩ませてきた厄介なバタフライ式のキーボードスイッチを廃止したことだ。新しい Magic Keyboard は、2016 年以前の MacBook Pro ラップトップ機に搭載されていた従来型のシザー式スイッチを採用している。このシザー式スイッチのキーストロークは 1mm でバタフライ式スイッチの2倍となり、平らなガラスの面の上でタイプするような感触がなくなる。加えて、報道によればずっと静かになったという。

2016 MacBook Pro

でもちょっと待って、まだ他にも注目点はある! Escape キーが復活したのだ。Touch ID センサーを備えた Touch Bar の横に、物理的な Escape キーがある。残念ながら、この Mac にはまだ Face ID がない。あともう一つ、逆 T 字型配列の矢印キーも復活した。

The Esc key in the 16-inch MacBook Pro

Apple は数名の Apple 評論家たちを選んで早期アクセスの機会を与えた。開発者でありポッドキャスターでもある Marco Arment はこれまで最も声高にバタフライ式キーボードを批判してきた人物だったが、次のような感想を述べた:

これはもう断然気に入った。それは、何もこれが世界最高に驚くべきキーボードだからではない。これが、考え得る最良のやり方で、完璧に忘れてしまえるものだからだ。とにかく、自然な感触に戻った。

(ぜひ彼の記事で、さまざまのラップトップ機のキー間隔とキーストロークを比較した棒グラフを見て頂きたい。)

もちろん、バタフライ式キーボードがそうであったように、時間が経てばこのキーボードにもデザインの欠陥が見つかるかもしれないが、当初の反応は有望なようだ。

この新しいシザー式スイッチのキーボードについて最初に考えるべき疑問は、長期的な回復力だ。そして、もしもこのキーボードが期待通りにしっかりしたものだと分かれば、二番目の疑問は来たるべき 13 インチ MacBook Pro や MacBook Air の各モデルで Apple がバタフライ式キーボードを置き換えるのか否か、置き換えるとすればいつかという点だ。

接続性とバッテリー

もしもあなたが USB-A、Ethernet、SD カードリーダーのような旧来のポートの復活を願っていたなら、あなたはがっかりすることになる。接続性については長年 MacBook Pro モデルが搭載してきたものと変わらない。つまり、4 基の Thunderbolt 3 ポートと、1 基のヘッドフォンジャックだ。言い換えれば、あなたのラップトップバッグの中に長年住み慣れたドングルたちは、皆そっと安堵のため息を漏らしているということだ。

それから、802.11ac Wi-Fi と Bluetooth 5.0 のワイヤレス接続性もそのまま搭載されている。

この 16 インチ MacBook Pro には USB-C 充電ケーブルと図体の大きい 96 ワット USB-C 電源アダプタが付属し、これで内蔵の 100 ワット時リチウムポリマーバッテリーを充電する。Apple は期待されるバッテリー寿命として最大 11 時間の「ワイヤレスウェブ」と最大 11 時間の「Apple TV ムービー再生」を挙げている。

ディスプレイとサイズ

この新型 MacBook Pro の 16 インチ IPS パネルは 3072×1920 のネイティブ解像度をインチあたり 226 ピクセルで提供する。輝度は 500 ニト、リフレッシュレートは最大 60 Hz、P3 の広色域、True Tone テクノロジーだ。要するに、ピクセル数がいくらか増えた以外、最近の 15 インチ MacBook Pro モデルとそう大きくは変わっていない。15 インチ MacBook Pro のネイティブ解像度は 2880×1800 であった。

けれども、現実世界においては、おそらく対応するスケーリング解像度のいずれかを使ってこの 16 インチ MacBook Pro を走らせることになるだろう。その最大は 1920×1200 で、従来の 15 インチモデルと正確に同一だ。つまり、スケーリングされた個々のピクセルが少しだけ大きくなるけれども、スクリーン上に表示されるコンテンツは変わらないということだ。

寸法を言えば、ベゼル幅が狭くなったとはいえ、スクリーンが大きくなったことで新型 MacBook Pro はほんの少しだけ昨年の 15 インチモデルよりも大きくなった。高さが 0.64 インチ (1.62 cm)、幅が 14.09 インチ (35.79 cm)、奥行きが 9.68 インチ (24.59 cm) だ。重量も 7% ほど重くなり、4.3 ポンド (1.95 kg) と従来の 4.0 ポンド (1.81 kg) から増えた。

オーディオとカメラ

この新型 16 インチ MacBook Pro での驚きの一つは (これもまたサイズと重量が少し増えた理由の一つと思われるが) オーディオ品質が大幅に向上したことだ。6スピーカーのサウンドシステムとデュアル・フォースキャンセリング・ウーファーを備え、低音が鳴る際のガタガタ音やブンブン音を減らしている。また Dolby Atmos にも対応する。Daring Fireball の John Gruber は新しいスピーカーを絶賛した

これは単に音量が大きくなっただけではない。ただ、最大音量での音は確かに大きくなったけれども。それより、サウンドがとてつもなく良くなった。これは単に優れたラップトップ用スピーカーというだけではない。特化したポータブルスピーカーの良いものと同じように聞こえるということだ。小さな部屋の中で聞くなら、この 16 インチ MacBook Pro を娯楽用スピーカーシステムであるかのように使っても問題ないだろう。それに、最大音量にすると本当にずっと大きな音になる。従来のラップトップ用スピーカーで当たり前だった音の歪みは、もうない。

iMore の Rene Ritchie は「ほとんど HomePod レベルで素晴らしい」と評した

でも、オーディオの向上はスピーカーだけに限られたものではない。この新型 MacBook Pro は「スタジオ品質」の3マイクロフォンアレイを搭載し、Apple によればプロフェッショナルグレードのマイクロフォンに匹敵する性能を持つという。Apple はさらに、内蔵のマイクロフォンはポッドキャスト用や音楽の録音用にも十分な性能を持つと主張しており、もしもそれが本当ならば素晴らしい。Gruber は言う:

新しい内蔵の MacBook Pro マイクロフォンを私がポッドキャスト用に薦めるかといえば、答はノーだ。でも、いざという時に私が自分の番組のためにこのマイクロフォンを使うかといえば、その答はイエスだ。また、テレビ会議や FaceTime 通話のオーディオに使えば素晴らしい向上を感じるはずだ。

Ritchie も Gruber と同様のことを述べたが、彼は 2019 年型 MacBook Pro の 24 時間レビューをこの内蔵マイクロフォンで録音した。

執筆家でありポッドキャスターでもある Jason Snell はレビュー記事の中で次のように書いた:

ラップトップのマイクロフォンを使っていることに気付かなかったり、他に代替品がなかったりした人たちが録音したポッドキャストを救い出す羽目に陥る経験をしてきた者として、私は Apple が基盤となる状況を改善してくれたことに対し大いに感謝したい。すべての Apple ラップトップにこのマイクロフォンが搭載されることを願っている。

残念ながら、マイクロフォンはプロフェッショナル級の品質なのに、内蔵の 720p FaceTime HD カメラはそうでない。1080p HD 対応の TrueDepth カメラを搭載した iPad Pro が、黙ってこの従兄弟の Mac を冷笑している。

価格とパフォーマンス

最初に触れた通りこの新型 MacBook Pro の価格は $2399 からとなっているが、その価格で手に入るのは 16 GB の 2666 MHz DDR4 メモリだ。それでも素晴らしい。それは、私たちが生産用マシンの最低推奨条件と考えているレベルだからだ。$400 の追加料金で 32 GB の RAM に、$800 の追加料金で 64 GB に、それぞれアップグレードできる。

2種類のモデルがある。さきほどから言っている $2399 のモデルと、$2799 のモデルだ。$2399 モデルは 512 GB の SSD を内蔵し、$2799 モデルは 1 TB の SSD を内蔵する。それぞれ、次のような追加料金で SSD をアップグレードできる:

一つ目の価格が $2399 モデルの追加料金で、二つ目の価格が $2799 モデルの追加料金だ。ラップトップ機に 8 TB の SSD ストレージが入手可能となるのは、今回が初めてだ。

$2399 のモデルは第 9 世代の 2.6 GHz 6コア Intel Core i7 プロセッサ (Turbo Boost 使用時最大 4.5 GHz) を搭載し、$2799 のモデルは第 9 世代の 2.3 GHz 8コア i9 プロセッサ (Turbo Boost 使用時最大 4.8 GHz) を搭載する。いずれのモデルも、第 9 世代の 2.4 GHz 8コア Intel Core i9 (Turbo Boost 使用時最大 5.0 GHz) にアップグレード可能だが、そのための追加料金は $2399 モデルで $300、$2799 モデルで $200 だ。

グラフィックスに関しては、$2399 モデルは AMD Radeon Pro 5300M (4 GB の GDDR6 メモリ) を備え、$2799 モデルは AMD Radeon Pro 5500M (4 GB メモリ) を備える。$2399 モデルは追加料金 $100 でその 5500M に、または追加料金 $200 で 5500M (8 GB メモリ) にアップグレード可能、$2799 モデルは追加料金 $100 で 5500M (8 GB メモリ) にアップグレード可能だ、

私たちの仕様の読み方が正しければ、これらのビデオカードは最大 4 台の 4K ディスプレイ、または最大 2 台の 6K ディスプレイを駆動できるはずで、おそらく後者は Apple から発売予定の Apple Pro Display XDR を含むだろう。(2019 年 6 月 3 日の記事“新型 Mac Pro と Pro Display XDR、強力なパワーを高い価格で提供”参照。)

全体的に見て、Apple が Face ID へ移行せず Mac で Touch ID を使い続けていることはちょっと驚きだけれども、この新型 16 インチ MacBook Pro はしっかりとしたパワフルなマシンであり、従来の 15 インチモデルを確実にアップデートするものとなっているように思える。とりわけ Apple が (ようやく!) あのひどかったバタフライ式キーボードへのユーザーからのフィードバックに応えてくれたのが嬉しい。

しかしながら、多くの人たちにとってこの 16 インチ MacBook Pro はあまりにも大き過ぎ、重過ぎ、価格が高過ぎる。だから、私たちとしては Apple がもっと小さくて軽くて安価な 13 インチ MacBook Pro や MacBook Air にもこの新しいシザー式スイッチのキーボードをもたらしてくれることを願いたい。

あなたは、この新しい MacBook Pro を注文するつもりですか? そうでないあなたは、ひょっとして細かな欠陥が直るまで待つつもりですか、それとも、このモデルは大き過ぎる、または高過ぎるとお思いですか? どうぞコメントにお考えを書き込んで頂きたい。

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Adam Engst  訳: 亀岡孝仁  

IBM、Mac を使う従業員は PC 使用の従業員よりも生産的であると発表

2015 年の Jamf Nation User Conference (JNUC) で、Fletcher Previn、当時 IBM の VP of Workplace as a Service、は同社の新しい Mac@IBM プログラムを紹介した。これは従業員選択プログラムで、IBM の従業員に使うマシンについて Mac か Windows かの選択を許すものであった。これは、IBM PC に関わる同社の歴史からすれば、大きな変更であったが、Previn をはじめとする同社の他の人達も、Mac は IBM の業績を、サポートコストや総所有コストを増やすことなく、改善出来ると信じた。結果的には、サポート要件は驚くほど少なくて済んだ:130,000 台の Mac 及び iOS 機器に対してヘルプデスクはたったの 24、言い換えれば一人のサポート技術者当たり約5400 人の Apple ユーザーであったが、PC ユーザー側は一人のサポート技術者に対して 242 人の PC ユーザーであった。その大きな理由は、助けを求めヘルプデスクに電話をしたのは Mac ユーザーでは 5% に過ぎなかったのに対して、PC ユーザーは 40% であったことである。

Fletcher Previn
Fletcher Previn at JNUC. Photo by JNUC.

この発表の当時、IBM は毎週 1900 台の Mac を展開しており、一年後には 90,000 台を超す Mac が現場に展開されることとなった。2016 年の JNUC では、Previn は、4年換算で同社が PC に比べて Mac では一台当たり $273 から $543 の節約となっていると発表した。2018 年迄には Previn は Chief Information Officer に昇格し、IBM での Apple 機器は何と 277,000 台に達していたが、サポート人員はたったの 78 人であった。

(これらの発表が JNUC で行われた理由は、IBM が事前構成不要の展開 (zero-touch deployment) のために Jamf Pro と Apple の Device Enrollment Program に依存しているからである - 従業員が新しい Mac を箱から出し、電源を入れ、そしてログインすると、マシンはその人のための必要な設定とソフトウェアで自らを構成する。)

IBM、Mac 生産性研究を発表

2019 JNUC のキーノートで Previn は舞台に戻って、Mac は IBM 従業員をより生産的にし、かつ従業員満足度も定着率も改善するのに貢献したとする研究結果を共有した。IBM は今や 290,000 台の Apple 機器を全社で展開している。

最も目につくのは、IBM の研究によると、Windows ユーザーと比べて、22% 多くの Mac ユーザーが業績評価で期待を大きく上回ったという。加えて、Mac ユーザーによって成立した金額の大きい商取引は、Windows ユーザーによってもたらされたものよりも 16% 大きいという。

この研究はまた、従業員満足度も定着率もより大きいことを示している。Mac ユーザーは遥かに高い Net Promoter Score を有している - Mac ユーザーは 47.5 で、Windows ユーザーは 15 である - そして、彼らが離職する可能性は Windows ユーザーよりも 17% 低い。

サポートに関して言えば、驚くには当たらないが、Mac は引き続き必要度は低い。IBM は 200,000 台の Mac 当たり 7 人のサポート技術者しか雇用していない。これに対して、200,000 台の Windows 機器に対しては 20 人のサポート技術者がいる。

Mac なのか Mac ユーザーなのか?

我々 Mac ユーザーが長年知っていた生産性向上の様なものを IBM が数量化したのはとても素晴らしいし、勿論、私としてもこの研究が Mac を職場で推奨しようと苦闘している人達の助けになることを願うものである。

しかし、我々は IBM の研究からどの様な結論を導くのかについて注意深くある必要がある。私は同社の出した数字には一切異論はないが - 彼らの Mac ユーザーが業績評価でより良い結果を残したり、より大きな商取引を成功させたりということに疑義を呈する理由は何もない - 我々は、このこと全てが Apple のハードウェアとソフトウェアエコシステムのお陰で実現したとする罠に嵌るべきではない。

Fletcher Previn は、相関関係を原因と取り違えるべきでないことについては明快で、曰く、"因果関係については注意深くあるべきである。従業員に Mac を与えることでより良い従業員になるのか、或いは、より良い従業員が Mac を選択するのか、私には分からない。" そして、ビジネスと科学的研究の間の違いについてまとめた声明の中で、彼は微笑んで結論づけた、"そして究極的には、私にとってはそれはどうでも良いことである。"

これは重要なことである。何故ならば、Mac を使うことで PC を使うよりも従業員をより生産的にするという結論を得る研究のためには、研究者はコンピュータを無作為に与え、両方のグループを時間をかけて評価しなければならないであろうからである。しかしながら、当然のことながら、IBM の従業員選択プログラムはどちらの集団も自己選択である。従って、結果により強く影響を及ぼす交絡変数が存在してもおかしくない。

例えば、IBM は Mac ユーザーは同社を辞める可能性が Windows ユーザーよりも 17% 低いという結果を得ている。これはまた、年齢とか経済的安定性とも関係しているのでは? より年齢の進んだユーザーの方がより若いユーザーよりも離職しづらいかもしれないし、所得の低い人の方が他でのより良い可能性を求めやすいのかもしれない。これらの交絡変数をプラットフォームの選択から分離することなしには、因果関係を知ることは出来ない。

Mac ユーザーと Windows ユーザーの間の鍵となる違いは使うコンピュータではなく、彼らが他のものよりもあるコンピュータの方を選んだという事実にあるのかしれない。その人の過去、個性、或いはキャリアアップに対する考え方がその選択に関与しているのでは? Previn はこれに同意して、曰く、"もしあなたが自ら出向いて Mac を選択する様な進歩的な考えを持つセールスマンの様な人であるならば、他の色々な事でも成功していませんか?"

そして、言うまでもないが、IBM の研究は印象的に大きなサンプルサイズを誇っているが、その結果は IBM 特有のものである。IBM は、理由は何であれ、その内部ツールがどういうわけか Mac 上でより速く或いはより良く働くという企業環境を持っており、それらのユーザーに有利に働いているということだって十分にあり得る。

詰まる所、それは見出しほどには良くないし、かなり曖昧な分析領域に踏み込む話になるが、IBM が実際にここで示したことは、IBM で Mac を選択する様な人は、業績評価でより良い評価を受け、より大きな商取引に成功し、そして同社により長く勤務する傾向にあるということである。その違いを引き起こしているのは Mac であるという直接的な証拠はない - IBM は人を評価しているのであって、ある特定の種類のコンピュータを使っていることとは当然ながら結びついていない。

しかし、もし IBM がこの様な人をより多く欲するのであれば - そしてそれに伴うサポートコストとハードウェアの総所有コストの相対的低さもある - 同社はその雇用判断の一部として応募者がどの特定のプラットフォームを好むかを考慮すべきだとするのは理にかなっている様に見える。全く同等の二人の応募者があったとして、一人は Mac を望み、もう一人は PC を欲したとした場合、IBM のデータは同社は Mac ユーザーを採用すべきだと示している。私が Previn に IBM はこれを始めるつもりか聞いた所、彼は巧妙にその結論を避け、Mac を選んだ従業員は他の主要業績評価指標 (KPI) でも良い成績を挙げていると答えた。

Previn はこの研究の IBM の見方を要約して次の様に語った、"願わくは、'ここではそれに対する確証は沢山あるが、全てはお互いに無関係に偶然の出来事だ' と言いながらベン図 (集合の関係を円を使って表したもの) でも書いてみるか ... 因果関係については皆さんが自らの結論を引き出さねばならない。それがデータが我々に告げていることである。"

これら全てからの我々の非科学的な結論は? Mac を選ぶ人は、少なくとも、使うために Mac を与えられていれば、偉大な従業員になる。しかし、我々 Mac ユーザーはそんなこと昔から知っていますよね?

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Adam Engst  訳: Mark Nagata   

猛吹雪の中で Delta Airlines アプリと Apple Business Chat を使う

さあ皆さん、ゆっくり座って、テクノロジーの詰まった旅行物語をお聞きください。もしもあなたが近々、例えば米国の Thanksgiving のホリデーに親戚を訪問したりするために、飛行機で旅行する予定なら、もしも天候不良によるトラブルに遭遇した場合に私の体験がお役に立てるかもしれない。

月曜日に、私は TidBITS の号の最終チェックを済ませ、私の旅行用バックパックにリンゴを1個放り込んで、Jamf Nation User Conference に出かけるため空港に向かった。とても楽な旅だ。Ithaca から Detroit への短いフライトと、そこから Minneapolis へちょいとひとっ飛びするだけだ。トラブルが起こるなどとは予想していなかった。

でも、これがかつて経験した中で最も天候に悩まされた旅行になるとは、私には知る由もなかった。もしも私が Delta の iPhone アプリと Apple Business Chat メッセージングサービスを使っていなかったとしたらどうなっていたか、私には想像もつかない。でも最後には、Delta 航空がテクノロジーを活用するやり方に感銘を受けつつ、旅程を終えることができた。

Photos of Delta advertising its Fly Delta app in the airport

Ithaca 空港に着くと、私が乗るフライトが 45 分遅れると表示されていた。まあ大したことではないが、Fly Delta アプリで旅程をチェックすると、別のフライトへ乗り換える方法がありますよという知らせがすぐに出た。私はそのオプションをキャンセルした。Detroit での待ち時間がどうなるかを知りたかったからだ。残念ながら、調べてみると、遅延のせいで乗り継ぎ便には間に合わないことが分かった。

そこで私は数分かけて、どうすれば代替フライトのリストがもう一度出るのか探し回った。結局分かった技は、Today タブから (一番下にあるボタンを使って) My Delta タブに移り、そこから (一番上にあるボタンを使って) My Trips スクリーンを開くことだった。そこから、都市名の下にある運行状況表示が遅延を知らせ、それをタップすることで代替便が表示された。(残念ながら、その時点での私はこの体験が記事になるとは思ってもいなかったので、実際のスクリーンショットをここにお見せすることはできない。下のスクリーンショットで、Fly Delta アプリがどんな情報を提供するかの感じが分かるだろう。)

Screenshots of the My Trips screen in the Fly Delta app

代替フライトはどれもあまり良くなく、いずれも一つ余分の乗り継ぎを必要とし、到着時刻は 9:30 PM、つまりカンファレンスの開会レセプションには間に合わないことを意味していた。Ithaca から Detroit へ飛んでから St. Louis、Chicago、Philadelphia のいずれかへ飛んで、そこから Minneapolis へ飛ぶことになる。でも、その時点で私はこの遅延が吹雪によるものだと知っていたので、まず Dark Sky アプリのレーダー画面を手早く見ると、その時点で嵐の中心点が St. Louis 地域にあると分かった。Chicago では時速 30-40 マイルの暴風が吹いていた。(あとで知ったのだが、その暴風のせいで Chicago の O'Hare 空港では飛行機が滑って滑走路を外れる騒ぎがあった。) Philadelphia の天候は良かったが、それでは完全に反対方向に飛ぶことになる。やれやれ。

私はチェックインカウンターの係員に助言を頼むことにしたが、彼女は私が自分のアプリの中で調べる方がいいと言うだけだった。仕方なくもう一度代替フライトのリストを見ると、新しい選択肢が出現していた。いったん O'Hare に寄ってから、Minneapolis に 8:30 PM に到着するというものだった。理想的ではないが、こちらの方がまだましだ。そこで私はそれに飛び付き、アプリは即座に予約を取り直した。私の印象では、その時に Chicago から Minneapolis へのフライトも遅延となったようだ。突然それが私の時間ウィンドウに入り込んできたからだ。この、Delta の動的システムが何百ものフライトを追跡して遅延やキャンセルを追いかけようとしている様子はとても興味深かった。

でも、一つ問題があった。アプリが、Detroit から Chicago へのフライトにチェックインさせてくれないのだ。今思い返せば、これはおそらくチェックインが既に終了していたのに飛行機に出発の許可が下りていない状態だったからなのだろうと思う。混乱した私は、Fly Delta アプリの中を探し回って連絡先の情報を見つけようとし、この会社が Messages を通じたテキストチャットのオプションを提供していると知った。そしてこれは、私が実生活の中で初めて、未だにベータ版段階にある Apple の Business Chat サービスを使う機会となった。その昔の iOS 11.3 でデビューしたサービスだ。(2018 年 3 月 29 日の記事“iiOS 11.3、バッテリーの状態画面やその他多数の機能を追加”参照。)

使い物にならないチャットボットと何度かやり取りして、15 分間も待った挙句、担当者がパッと現われて、そのフライトのチェックインは既に終了しているけれども私はその便に乗る予定になっており、すべて準備が整っていると確認してくれた。心強い確認が得られて私は安心した。実は、確認が届くまでさらに 35 分間もかかったのだったが、私の側からの応答はほんの時々だけでよかったので、電話で長時間待たされるよりはずっと気が楽だった。

Transcript of a Business Chat with Delta

さて、それから少し時間が経って、私はセキュリティチェックを通過し、搭乗待合室に座っていた。すると、その場にいた人たちが一斉に不平の声をあげた。アプリから通知が出て、Detroit の雪のために私たちのフライトがキャンセルされたと言ってきたのだ。Delta の電話システムは混雑して全然繋がらない、Fly Delta アプリを使うか delta.com ウェブサイトで予約し直すかして下さいという指示が流れるだけだ、という話がたちまち口伝えで聞こえてきた。どう見てもその日のうちに Minneapolis に着くのは無理だと分かったし、ゲート係員と話をするための行列は長くて進みそうにもなかったので、私は自宅へ戻った。

家に着いてもう一度アプリをチェックすると、アプリは次に利用可能な Ithaca 出発便に予約を取り直していた。翌朝 5:50 AM 発 (うわっ!) のフライトだ。予約が取れたのはありがたかったが、どうやら私の旅程がワンバウンドからツーバウンドに変更されていたせいだろうか、アプリは私の2本目のフライトをどうするか見極められないでいるようだった。また Messages に戻らないと。

軽い食事を摂りながら待っているとチャット画面に担当者が現われるまで今度は 19 分間かかったが、今回も Detroit から Minneapolis への接続フライトをきちんと示してもらえたし、その数分後にはそのフライトがアプリ画面に表示された。予約は全部取れたのだが、アプリの中でチェックインも搭乗券の発行もできず、あなたは電子チケットを持っていませんとアプリが言ってきても、もはや私はそれほど驚きもしなかった。でもそれを報告すると Delta の担当者は驚いて、少し調べてくれた後、明日の朝に空港で何の問題もなく搭乗券が受け取れますと確約してくれた。(私が目にしているエラーメッセージを伝えようとスクリーンショットを送信したいと思ったのだが、Business Chat の中では、少なくとも Delta との間では、画像の送信が拒否されてしまった。) この二度目のチャット会話には 32 分間かかった。

Transcript of a Business Chat with Delta

次の日、早朝 4 AM に、前日中西部で荒れ狂った吹雪がようやく東部にやって来たため積もった 2 インチ (5 cm) ほどの積雪を取り除く除雪車が出動するより前の時間だったが、私はまず Fly Delta アプリをチェックして出掛ける価値があるかどうか確かめた。それから空港を目指して家を出た。運転は結構大変だった。急坂を登るのに二度のトライをする必要があった。まだ雪のシーズンは始まったばかりなので、うちの Nissan Leaf にはまだ冬用タイヤを取り付けていなかったからだ。既にキャンセルされたフライトもあったけれども、私のフライトには問題なかった。ただ、シーズン初の除氷作業をする必要があったために Detroit への到着が遅れて、8:30 AM 発の接続フライトにぎりぎり間に合わなかった。

またまた Fly Delta アプリを開く番だ。アプリは素早く Minneapolis 行き 12:30 PM 発のフライトを再予約してくれた。けれども搭乗口へ向かって歩いているうちに、状況モニターに Minneapolis 行き 9:45 AM の便が表示されていることに気付いた。あと 45 分で出発だ。私は駆け足でその便の搭乗口へ行って、その便がなぜアプリに表示されないのかと尋ねた。実はその便は満席だったのだが、搭乗口の係員は私をキャンセル待ちに並ばせてくれた。それからまたまた 1 時間が経ち (そう、この便も遅延していた)、さっきの係員が私に搭乗券を手渡してくれた。アプリは自動的に私の新しい旅程で更新され、それから 90 分後に私は Minneapolis に降り立っていた。Lyft (配車サービス) を使って急いで JNUC の会場に着くと、ちょうどメディア向け昼食会に間に合って、そこで私は IBM の Fletcher Previn と話をすることができた。(2019 年 11 月 12 日の記事“IBM、Mac を使う従業員は PC 使用の従業員よりも生産的であると発表”参照。)

ふう! 今回はなかなかの冒険の旅だった。ただし Ithaca を出発する旅であって我が家に辿り着く旅ではなかったが。そして、急速に変更に変更を重ねる旅行計画に対処するために iOS アプリと Apple の Business Chat メッセージングを使った、私にとって初めての体験だった。

この話の教訓は何だろうか? もしもあなたが、何らかの理由で、航空会社の無料アプリを入手しないでいるのなら、その会社の飛行機に乗る際には絶対的に価値があると私は言いたい。私の知る限り、American のアプリUnited のアプリも同様の機能を提供しているし、他の航空会社もきっとそうだろう。複数の選択肢がある状況で Delta のアプリが私に代替フライトを選ばせてくれ、明らかに最善の選択肢が一つの場合には自動的に再予約までしてくれるそのやり方は、見事なものだったと同時に、この上なくありがたいことであった。

また、Messages アプリの中で Business Chat を通じてしたストレスの少ないコミュニケーションも、ありがたいと思った。Messages 画面に担当者が現われるのを待ってから、問題が解決され私の質問にも答が得られるまで、今回私は合計 100 分間以上もチャットに費やした。もしも代わりに電話を使っていたら、はたして同じ結果が得られたかどうか、あるいは同等の時間内に解決できたかどうか、確かなことを知る方法はないが、このような単純な会話のためにそれだけの時間を電話に費やすなど、考えただけでもゾッとする。

だから、あなたが次に飛行機に乗る際には、その航空会社のアプリが提供するサービスが何であれ、それを最大限に利用しよう。そして、もしも Business Chat あるいは何か他のメッセージングサービスが利用可能ならば、それも試してみよう。喉から手が出るほど助けが欲しい状況下では、チャットと通話を両方試してみて、どちらが先に繋がるか待つのも良いかもしれない。

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TidBITS 監視リスト: Mac アプリのアップデート

訳: Mark Nagata   

Carbon Copy Cloner 5.1.14

Carbon Copy Cloner 5.1.14

Bombich Software が Carbon Copy Cloner 5.1.14 をリリースして、このドライブクローン作成およびバックアップ用ユーティリティにバグ修正と調整を施した。今回のアップデートではコピー先ボリュームをマウントできなかった際の認証エラーを正しく処理できるようにし、Drobo からのサポート欠如への対処として HFS+ フォーマットの Drobo ボリュームから APFS への変換を認めないようにし (ただしあなたが自分で Drobo ボリュームを再フォーマットしてからそれを Catalina ボート可能バックアップの保存先として選択することは引き続き可能)、サイドバー上でのタスク選択の信頼性を向上させ、macOS 10.15 Catalina で FireWire 接続の保存先はブート可能でないという警告を追加し、ユーザーが誰もログインしていない状態で CCC による再起動やシステム終了のリクエストが失敗に終わっていたロジックの問題を修正し、またボリュームをアンマウントする際に CleanMyDrive によって引き起こされた障害を回避している。(新規購入 $39.99、無料アップデート、16 MB、リリースノート、macOS 10.10+)

Carbon Copy Cloner 5.1.14 の使用体験を話し合おう

ScreenFlow 9.0

ScreenFlow 9.0

Telestream が ScreenFlow のバージョン 9.0 をリリースした。このスクリーンキャスト録画およびビデオ編集アプリへのメジャーなアップグレードで、新機能やパフォーマンスの改善を盛り込んでいる。Screenflow は今回から複数個のスクリーンを同時に録画できるようになり、また複数個のスクリーンを録画したコンテンツの間にモーション効果を作成できるようになった。Timeline Tools パレットやホットキーを使って Hand、Zoom、Blade、Track Select の各ツールにアクセスできる。新しいクリップエディター機能で個別のクリップを選んでそれを主たる書類の左側に表示させられるので、ビデオやオーディオをプレビューしながら手早い編集を施すこともできる。

今回のリリースではまた、新しい Click Effect として radar と sizing を加え、編集のためにメディアプロキシ (サイズの大きな高解像度ファイルの低解像度版) を使う機能への対応を追加し、キャプチャカードへの対応を更新し、サムネイル画像のパフォーマンスを高め、手動メディア管理を改善し、macOS 10.15 Catalina で走る際に起こったいくつかのバグを修正し、最低システム要件を 10.13 High Sierra に引き上げている。

Screenflow の価格は Telestream ウェブサイトからの購入では $129 で、また一年ごと $175 の Stock Media Library 購読 (購読すれば 500,000 個以上のメディアに無制限にアクセスできる) にも含まれている。過去のバージョンを持っている場合のアップグレード価格はバージョン 4 から $79、バージョン 5 から $69、バージョン 6 から $59、バージョン 7 から $49、バージョン 8 から $39 だ。Mac App Store 版の Screenflow 9.0 は年額 $39.99 の購読価格となっていて、$59.99 出せば次の年に自動更新される。過去のバージョンを Mac App Store で購入した人は、Telestream ウェブサイトでこのサポートページの指示に従えばアップグレード価格にアクセスできる。(Telestream ウェブサイトからも Mac App Store からも新規購入 $129、アップグレード価格あり、54.8 MB、リリースノート、macOS 10.13+)

ScreenFlow 9.0 の使用体験を話し合おう

ExtraBITS

Goldman Sachs、Apple Card の性差別疑惑に応答

人気ある開発者フレームワーク Ruby on Rails を作った人物である David Heinemeier が、自分の Apple Card 利用限度額が妻の 20 倍だった、自分たちは所得税の合算申告をしているのに、と tweet して論争の嵐を引き起こした。Apple 共同創立者の Steve Wozniak も同様の体験を述べて論争に加わった。この tweet をきっかけにニューヨーク州の金融監督局も、Apple Card を管理する Goldman Sachs に対する調査に乗り出した。Goldman Sachs は公式に声明を発表して、申請を評価する際に性別や婚姻状況は参照さえされないと主張した。しかしながら Heinemeier など他の人たちは Goldman のアルゴリズムが本質的に性差別的だと論じた。

その判断は規制当局に任せることにしたいが、ここで注目しておくべき点がいくつかある:

Apple Card contact options

  • Goldman Sachs の小売銀行業務の CEO である Carey Halio は、クレジット利用限度額に不満な人は Goldman Sachs に連絡して再評価を申請すべきだと述べている。私たちも、男女を問わず多くの読者たちから、限度額が話にならないほど低かったという苦情の声を聞いたことがある。もしあなたもそう感じたなら、Goldman に連絡して限度額を上げて欲しいと要請するとよい。(Wallet アプリの中で、Apple Card をタップし、3点ボタンをタップし、それから Message または Call をタップする。)
  • Apple Card が共同名義口座を提供していないのは、Apple と Goldman Sachs 双方の責任と言うべき重大な難点だ。Goldman Sachs は、限度額が低すぎる問題は申請者の「信用履歴不足」が原因だと述べたことがあるが、配偶者の信用枠を利用してきた人がその状態と見なされることもある。もしも Apple Card が最初から単純に(他のどのクレジットカードもやっている通りに)共同名義口座を提供してさえいれば、この問題がニュースになることもきっとなかっただろう。
  • 米国における信用スコアや申請プロセスには、もっと透明性が必要だ。誰がなぜ高い利用限度額を得るかは多くの場合謎めいていて、それが手続きへの信用度を下げる結果となっている。その上また Equifax のようなとんでもない会社があるのだからなおさらだ。(2017 年 9 月 13 日の記事“Equifax 漏洩からあなた自身を守ることは不可能”と 2019 年 8 月 5 日の記事“Equifax の現金和解撤回は後味が悪い”参照。)

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