漏洩には、例えば July 2018 の Apollo 漏洩の様な、多くの他の種類の個人データが含まれる - 勤務地、役職、場所、そして企業売上高等が含まれる。もっと多くのデータが公共データベースで入手可である。New York Times は最近、投票者登録と投票歴を使って友人に投票を促すアプリについての記事を掲載したが、そのデータが悪意の目的のために使われる事態は簡単に想像出来る。他にも、不動産登記、破産申告、離婚、等々幾らでもある。
October 2014 に、Apple は 27-inch iMac 5K Retina ディスプレイモデルを 5120-by-2880 の解像度でリリースした。そして、それは, こんな表現を許して貰えるならば、真に目を見張らせるものであった。それは Apple からの最初の Retina ディスプレイではなかったし - その栄誉は 2010 年に導入された iPhone 4 に与えられる - また Mac に対する最初の Retina ディスプレイでもなかった。こちらは 2012 年の 15-inch MacBook Pro Retina ディスプレイモデルであった。しかし、この 27-inch Retina iMac の画面は巨大で、より小型の iPhone や MacBook Pro の画面とは全く異なる怪獣とも言えるものであった。
今や Apple 商標の一つである "Retina" の意図しているものは、ディスプレイのピクセル密度を高くして、人間の目では個別のピクセルを認識出来ない程にしてテキストや画像をより鮮明なものにすることである。画面に目を近づければ近づける程、個別のピクセルは見極めやすくなるので、Retina は絶対的な解像度を意味するものでは無く、機器の大きさとユーザーが一般的にそれを見る距離に応じて変化するものである。皆さんは、iMac の時よりも iPhone の時の方が目を近づけて見るであろう。少なくとも、私はそうする。
iPhone 4 は 325 pixels per inch (ppi) のピクセル密度を持ち、MacBook Pro 画面は 220 ppi で、そして iMac Retina 画面は 218 又は 219 ppi である。 Mac 画面はこれ迄変更されていないが、iPhone X のピクセル密度は驚きの 458 ppi にまで上がっている。
High Sierra にクロップ用のマークアップツールがないのは、クリックしてドラッグする機能が既に内蔵されているからだ。ただし Photos にはそれがなく、もともとネイティブなクロップ機能がある。ただ単に、青い隅か、または画像の縁の辺の中央をドラッグするだけだ。Apple 製のアプリでマークアップ作業をしている画像にクロップを施すには、隅または辺の中央にポインタをかざして青いクロッピングガイドを表示させてから、それをドラッグしてクロップ領域を指定すればよい。クロップ用にマークした領域の外の部分は、Done または Save Changes をクリックするまで消えない。
この2つのメニューは、現在選択されている色をそのアイコンが示し、両者共通のパレットを使ってさまざまの色合いのカラーを表示する。一番上のところに基本的な (原色) カラーが並び、一番下にある Show Colors ボタンはシステムの Colors ウィンドウを開くので、標準色では不足の場合に使う。
テキストに取り組む
画像のタイトル、ラベル、あるいは吹き出しの中の言葉として、手軽にテキストを追加してフォーマット付けできる。(これで、ようやく Comic Sans フォントの意味ある使い道ができた!) 専用のテキストボックスを作ってそこに書き込むこともできるし、どんな既存のオブジェクトでもテキストコンテナとして使うこともできる。
テキストボックスの基本は簡単だ。Text ボタンをクリックしてテキストボックスを作り、タイプし始めるだけでよい。High Sierra では気付かなかったが、Mojave ではアイコンの「描かれた」部分をクリックしなければ反応せず、アイコンの中の箱と文字の間の空白の部分をクリックしても反応しない。(その反面、High Sierra では Crop ツールにこの問題があった。)
テキストボックスの中に当初描かれている Text というプレースホルダーはタイプすれば上書きされるので、わざわざ選択する必要はない。タイプして行くにつれて、テキストボックスはそれに応じて自動的に拡張する。手でリサイズできるのはテキストボックスの横幅だけだ。左右の辺にある青いリサイズハンドルをドラッグすると、中のテキストをきっちり収容できるようにボックスの高さが自動的に調整される。
Text Style ポップオーバーに数限りなくあるオプションを使って、テキストをタイプする前にも後でも、テキストのフォーマッティングを施すことができる。例えばフォント、書体、フォントサイズ、カラー、段落の行端揃えなどのオプションがある。テキストコンテナ自体が選択されていても、またテキストを入力したり編集したりしている最中でも、テキストのフォーマッティングを適用できる。そのテキストの一部だけが選択されていたとしても、そのテキストブロック全体に対してフォーマットが適用される。
オブジェクトのレイヤー順を変える: 個々のオブジェクトはそれぞれ独立したレイヤーの中にあって、新しいオブジェクトのレイヤーは他のすべてのレイヤーの上に来る。項目が重なり合っている場合にレイヤーの順序を変えるには、一つのオブジェクトを Control-クリックして、ポップアップメニューを使う。Bring to Front と Send to Back はそれを積み重なりの一番手前か一番奥に動かし、Bring Forward と Send Backward はオブジェクトをレイヤー一つ分だけ動かす。
Mojave においては、マークアップを施した画像を保存しても、たいていの場合、その後で気持ちが変わればその画像に戻ってマークアップを変更したり削除したりできる。その点 High Sierra は全般的にそこまで親切ではなかったし、首尾一貫しないところもいくらかあったので、私はこれを Mojave の中で、Photos と、埋め込み画像を処理できるアプリ (TextEdit や Stickies など)、さらには Mail でもテストしてみた。ほとんどの場合、どこでマークアップの作業をしても、基本の画像に「ホスト」のアプリケーションの中でどんなことをしても、いったん Markup モードを出て、処理を保存して閉じて、アプリを終了して再び起動してみても、その画像に施したマークアップは依然として編集可能だった。とりわけ親切だったのは Photos で、特別のコマンド (File > Export > Export Unmodified Original for Photo) を用意して、手でマークアップを取り除いて混ぜ物なしの写真に戻す手間を省いてくれていた。
けれども一つだけ大きな例外があって、これにはひどくがっかりさせられた。それは Finder だ。Finder の中で、さきほど紹介したいくつもの方法の中からどれを使ってマークアップの作業をしても、例えばスクリーンショットから開いたフローティングサムネイルで作業をしても、いったん閉じれば、施されたマークアップは恒久的であって、もはや編集できない。(ここでもう一つ知っておくべきことがある。Preview は、マークアップ機能が初めて導入されたアプリであって、今もまだその独自のマークアップツールを使っているのだが、これは常にマークアップの結果を「フラット化」して、画像の中の編集不可の一部分として保存してしまう。)
だから、もしもあなたが High Sierra で作業をしているなら、または Mojave の Finder で作業をしているなら、混ぜ物なしの基本画像が重要な場合には、まずその画像や書類を複製してから、その複製で作業するべきだろう。
Finder の中で PNG ファイル (スクリーンショットは PNG ファイルとして保存される) にマークアップを施すと、その変更は恒久的だ。でも、他にどこでそれを開くことができるのか? PNG ファイルから始めて編集可能なマークアップを施すには、そのファイルを Control-クリックしてポップアップメニューから Open With > Other を選び、開いたダイアログで Photos アプリを選ぶ。すると Photos が開いて、そのファイルがコレクションに追加されるので、この記事の前の方で触れたやり方でマークアップツールにアクセスすればよい。
High Sierra で私を悩ませていた一つのバグが、Mojave でも直っていなかった。ただし起こる頻度は減った。TextEdit の中で埋め込まれた画像に対して Markup ツールを開き直した際に、ひどく不完全な、どことなく半透明のウィンドウが開いて、Markup は表示するのに、画像そのものが表示されない、ということがあるのだ。Cancel をクリックするとこの奇妙なウィンドウは閉じるけれども、マークアップのレイヤーにアクセスするためには書類をいったん保存して、閉じて、開き直さなければならない。
Apple が Final Cut Pro X 10.4.4、Compressor 4.4.2、Motion 5.4.2をリリースし、三つのアプリのいずれも、最低限 macOS 10.13.6 High Sierra を必要とするようになっている。アップデートする前に、現在インストールされているバージョンとあなたが作成したすべてのカスタム設定をバックアップしておくことを Apple は勧めている。
Final Cut Pro X 10.4.4 はアプリのインターフェイスの中からサードパーティのワークフロー機能拡張を使うオプションを導入したので、クリップをドラッグしたり、タイムライン再生を制御したり、メディアを購入したりする際に使える。Frame.io や Shutterstock といったワークフロー機能拡張が Mac App Store から無料でダウンロードでき、Apple は今後もさらなる他社製ワークフロー機能拡張を用意したいと言っている。
今回の Final Cut Pro アップデートではバッチ共有機能も追加され、複数のクリップをブラウザ内で書き出してトランスコードすることでデイリーのターンアラウンド速度を改善した。また Comparison Viewer を追加して、他のフレームを参照することによりプロジェクト内のカラーグレーディングの一貫性を保持できるようにした。ドラッグ&ドロップできる高品質のノイズ提言エフェクトを導入してグレインノイズやビデオノイズを低減した。非360度プロジェクトに 360度ビデオを追加する際の Tiny Planet マッピングオプションを追加して全方位の楽しい外観を作成できるようにした。バージョン 10.4.4 では他にも、360度ビデオ、オーディオ、クローズドキャプション (字幕)、カラー補正などに関する改善やバグ修正が施されている。
The Omni Group が OmniOutliner Essentials と OmniOutliner Pro のバージョン 5.4 をリリースして、macOS 10.14 Mojave の Dark モードへの対応を追加した。このアウトライン作成および情報整理アプリはまた、行のステータスを Checked に設定した際に起こることのあったクラッシュを解消し、Focus および Filter のステータスの結果としてすべての行が隠されている場合にもオーディオ録音が正しく書類の中に配置されるようにした。バージョン 5.4 から、OmniOutliner Essentials と OmniOutliner Pro の双方とも最低限 macOS 10.12 Sierra を必要とするようになった。
そのリリースの後間もなく The Omni Group はバージョン 5.4.1 を出して、Dark モードに関係したユーザーインターフェイスの改善を施した。このアップデートでは明暗いずれのテーマの下でも行のハンドルが適切な色で表示されるようにし、明色テーマの書類の中のチェックボックスが Dark モードでも見えるようにし、Pop-up List カラムセルの自動補完リストが暗色テーマの書類では暗色の背景を使うようにしている。OmniOutliner はまた、カラムのタイトルを編集する際にテーマとアピアランスの状態に基づいて適切な背景色を使うようになった。
OmniOutliner 5 は Mac App Store から無料でダウンロードでき (2 週間は無料で試用可能) Essentials と Pro の機能のロックをそれぞれ $9.99 と $59.99 で外すオプションがある。(Essentials の新規購入 $9.99、Pro の新規購入 $59.99、40.2 MB、リリースノート、macOS 10.12+)
Eclectic Light Company ブログの中で、Howard Oakley が有用な図表を公開した。Mac がブート手順を完了できない場合、それがなぜかを診断する際にこの図表が役に立つ。長年の経験を持つ Mac ユーザーならばおそらくここに書かれた情報の多くを記憶の奥底に留めておられるだろうが、Mac が起動しないという状況に突然陥った場合には、Howard の図表を参照することで素早く原因を見極め、解決に辿り着く手助けとなるだろう。ブログ記事の中で、図表で使っている色分けの意味を説明し、もっと別の種類の問題の存在を意味する音や電源 LED の点滅などについても詳しく解説している。
Rogue Amoeba の Paul Kafasis が、新型の MacBook Air と Mac mini における極めて重大な改善点を見つけた。内蔵スピーカーとヘッドフォンジャックが、従来のように一つの出力を二つのポートに分けたものではなくて、独立した二つの、別々のオーディオデバイスとなっているのだ。それはつまり、例えばシステムのサウンドエフェクトをシステムスピーカーから出力しつつ、それと同時にヘッドフォンでオーディオを聴くことができるようになったということだ。願わくはこのことにより、ヘッドフォンジャックの内側にあるスイッチが何らかの理由で引っ掛かってしまってもシステムオーディオがすべてオフになったりしないということをも意味して欲しいものだ。このデザイン欠陥については3年前の記事“ヘッドフォンポート: Mac におけるアキレスの踵”(2015 年 9 月 2 日) で報告した。
漏洩した Apple の内部文書により、T2 チップを備えた新型 Mac に修理を施した場合に Apple Store と Apple Authorized Service Provider のみに配布されている特殊な Apple ユーティリティをその技術者が使わない限り Mac が動作しなくなる可能性があることが示唆された。今回 Apple は The Verge に対してその事実を認めた。どのような修理についてその独自仕様のソフトウェアが必須となるのかについて Apple は明言を避けたが、漏洩文書にはディスプレイのアセンブリ、ロジックボード、トップケース、それから MacBook Pro の Touch ID ボードと、iMac Pro のフラッシュストレージが明記されている。新型の MacBook Air と Mac mini も間違いなく同様に対象となっているだろう。この要件は表向きはセキュリティ対策のためであるが、Apple がまたもや新たな障壁を DIY で修理する人たちや、独立の修理業者と再生品販売業者たちの目の前に築いてみせたと見ることもできる。(2018 年 11 月 12 日の記事“Amazon、認定を受けていない Apple リファービッシュ品を締め出し”参照。)