TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1192/23-Sep-2013

Apple が待望の iOS 7 をリリースした。今週の TidBITS 超特大号でそのすべてを知って頂きたい! iOS 7 デバイスを Mac と同期させるには iTunes 11.1 が必要だが、ここには Apple の新しい iTunes Radio サービスも含まれた。Tonya Engst が、あなたが移行するための手助けとなるよう心掛けつつ iOS 7 の主要な機能を概観する。それから Josh Centers が、さらに七つの裏技を披露する。Jeff Carlson は iOS 7 の新しい Camera アプリと Photos アプリを解説し、Glenn Fleishman は Find My iPhone に新設された盗難対策の機能を詳しく述べる。Steven Aquino は iOS 7 におけるビジュアルなアクセシビリティについて検討し、Michael Cohen はあなたがおそらくまだ聞いたこともないとてもクールな iOS 7 の機能、iBeacons の将来に向けた見通しを分析する。今週の FunBITS 記事では Josh が iTunes Radio を最大限に活用する方法を語る。iOS 7 のニュースからちょっと離れた話題としては、Amazon が同社の iOS アプリ Amazon Instant Video に AirPlay 機能を取り入れたことを紹介する。どうやらほとんどの開発者たちは Apple から届く iOS 7 と iPhone のニュースとかち合うのを避けたらしく、今週注目すべき Mac 用ソフトウェアのリリースは Apple Configurator 1.4 のみであった。

記事:

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iTunes 11.1、iOS 7 コンパチ性と iTunes Radio を加える

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Apple は iTunes 11.1 を幾つかのメジャーな新機能も盛り込んでリリースした。一番重要なのは、このリリースで iOS 7 とのコンパチ性を提供し、そして iOS 7 機器とあなたの Mac を同期させるには iTunes 11.1 が必要である (と言うことでもし iTunes 11.1 にもまだ移行したくないというのであれば、iOS 7 にもアップグレードすべきではない)。このアップデートを入手するには、215 MB のダウンロードとなるが、App Store アプリを使うか、或は iTunes ダウンロードページに直接行ってもよい。

しかしながら、看板となる機能は iTunes Radio で、これは Apple の新しい無料のストリーミング音楽サービスである。これにアクセスするには、あなたの音楽ライブラリにいる間に画面の上部近くにある Radio を選択する。もっと踏み込んだ記事については "FunBITS: iTunes Radio にチューン・イン" 18 September 2013 を参照。

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もう一つのメジャーな新しい機能に Genius Shuffle があり、これは一連のランダムではあるが関係するトラックを演奏する。これを試してみるには、Controls > Genius Shuffle を選択、キーボード上で Option-Space を押すか或は Genius Shuffle ボタンを Option クリックする。この Genius Shuffle ボタンは通常なら Last Track ボタンがあるプレイヤーコントロールがある左側にある。

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ポッドキャストのファンにとってのうれしいニュース:iTunes 11.1 では遂に Apple の iOS 用の Podcasts アプリと共に iCloud 経由でポッドキャストを無線同期出来る (この iOS 用の Podcasts アプリは未だ iOS 7 用にアップデートされていない様に見える)。しかしながら、私のテストした範囲では、同期は成功したり不成功だったりの成り行き次第であった。更に新しいものに My Stations 機能があるが、これはあなたのポッドキャスト用のスマートプレイリストを作らせてくれそして iOS アプリを使ってそれらを同期させてくれる。

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Amazon Instant Video、AirPlay 経由で Apple TV に

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Amazon はついに AirPlay サポートをその iOS 用の Amazon Instant Video アプリに付け加えた。今や、AirPlay を使って Amazon からのデジタルビデオをあなたの大型画面 TV 上に Apple TV 経由で表示出来る。これには購入、またはレントしたビデオ、そして Prime Instant Video からのコンテンツも含まれる。後者は年額 $79 の Amazon Prime メンバーシップに含まれる Netflix に似たサービスである。但し、Prime Instant Video は主たる Amazon Prime アカウントにのみ提供され、その送料無料サービスを共有するどの二次のアカウントも利用出来ない。

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これは Apple TV ファンにとっては良い知らせである。と言うのも、Amazon Prime のビデオサービスは Netflix から幾つもの独占配信権を奪い取っているからである。例を挙げると、Under the Dome, Downton Abbey, Grimm, Justified, Falling Skies, The Good Wife, そして Workaholics が含まれる。子供の親たちはとりわけ嬉しいであろう。何故ならば、Amazon は Netflix から消えてしまった子供向け番組の多くを有しているからである。そこには Yo Gabba Gabba, SpongeBob SquarePants, Dora the Explorer, そして Blue's Clues が含まれる。

しかし、まだあまり喜びすぎないように! Amazon Instant Video アプリには幾つかの難点もある。まず最初に来るのは勿論、コンテンツをこのアプリ内で購入できないことである。これは Apple の制約のお蔭である。しかしながら、Amazon の Web サイトから購入した如何なるデジタルビデオもクラウドタブには現れるはずであり、そこからストリームするか或はオフライン鑑賞のために自分の機器にダウンロードするか出来る。この両方のオプションを持てるというのは iTunes 及び Netflix にはない利点である。iTunes はどういうわけかダウンロードを必要とし、そしてビデオストリーミングを iOS 6 では提供していない (iTunes ビデオストリーミングは iOS 7 に追加された)、そして Netflix はストリーミングのみでオフライン鑑賞は提供していない。

Amazon Instant Video アプリの他の大きなマイナスは、AirPlay でビデオをストリームしている間は、自分の機器をロックしたり、或は他のことが何も出来ないことである。もし強行すれば、ビデオは閉じてしまい、これは極めて迷惑である。但し、機器はビデオを再生している間は自動ロックはしない。また、私のテストでは、ビデオを品質は Netflix 程良くはなかった。

とは言っても、これらの問題はあるが、Amazon Instant Video は長いこと Apple TV に望まれてきたもので、そして iOS アプリ経由で AirPlay を使うというのは Apple TV アプリ程にはシームレスではないが、我々が以前持っていたものよりもマシである。

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iOS 7 の離陸前チェックリスト

  文: Tonya Engst: tonya@tidbits.com, @tonyaengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

iOS 7 を iPad、iPhone、または iPod touch にインストールしたばかりのあなたが次にすべきなのは、絶対必要な設定項目が適切に設定されていることを確認するとともに、最も重要ないくつかの変更点についてしっかり把握しておくことだ。ここに離陸前チェックリストの形でまとめてみたので、まずはここに挙げたことがらを一つ一つチェックして、あなたが iOS 7 を使って過ごす最初の数日間を準備万端で迎えて頂きたい。iOS 7 で新たに盛り込まれたものや、あっと驚くような人目を引くいくつかの機能についても触れたいが、それは後回しにしてまずは最も重要な二つ、Lock 画面のセキュリティに関することと重要なアカウントやサービスへのサインインを、きちんと確認しておこう。

センターは大事 -- iOS 7 では、カメラを別にすれば、Lock 画面から開くことのできるコントロール画面が二つある。新たに登場した Control Center と、iOS 7 バージョンの Notification Center だ。これら二種類の画面を開くにはパスコードが要求されないので、あなたのデバイスを手にした誰でもこれらを見ることができてよいという心構えをしておくべきだ。それでは困るという人は、Settings アプリを使ってこれらを Lock 画面から排除するよう設定しておくことができる。

Lock 画面の一番下のところにダッシュ風の微妙な横長の線で示されているが、Control Center はあなたが上向きにスワイプすれば画面の一番下から上の方へスライドして現われる。(このジェスチャーがうまく行かなければ、画面の下端から離れた画面上の位置に指を置いてから上へのスワイプをしてみよう。)経験を積んだ iOS ユーザーならば、アイコンを使って示されたこの Control Center の各種機能に説明は不要だろう。Airplane Mode と Do Not Disturb のスイッチ、AirPlay のオプション、それから(機種によっては)懐中電灯ボタンもある。これらのコントロールは一般的に無害だろうが、例えば小さい子供がいて勝手に触られたくないと思うならば、Settings > Control Center でオプションの提供を止めることもできる。もしもあなたが Control Center そのものを気に入らないというなら、例えばゲームをプレイしている最中に余計なものが飛び出すのが嫌なら、アプリ内で Control Center を無効にしておくこともできる。

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Control Center の一番上の行に並ぶボタン(Bluetooth ボタンなど)を誤って押してしまわないように、Control Center を閉じる際には画面のもっと上のところから下向きにスワイプするか、あるいはただ単に画面の上の方をタップするだけ、という動作を習慣付けておこう。

Lock 画面から Notification Center にアクセスするやり方は従来と同じだが、上から下へ画面をスワイプすると、今回から三つのカテゴリーに分けて通知されるデータにアクセスするようになった。Today 表示は、天気予報やあなたの午前中の予定など重要な通知タイプをうまく組み合わせて表示し、あなたの予定表にダブルブッキングがあれば知らせてくれさえする。All 表示は名前通りにすべての通知を表示し、Missed 表示は残ったままの通知に追い付くのに役立つ。Settings > Notification Center をタップすれば、Lock 画面上についてもそれ以外についても、さまざまの細かな Notification Center 関係の設定ができる。例えば、Notification Center にカレンダー上のイベントを表示して欲しいけれどもそれらが Lock 画面から読めるのは嫌だと思えばオフにできる。Settings > Notification Center をタップして、Calendar 関係のオプションを設定しよう。

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さらなる Lock 画面のオプション -- さらにあといくつか Lock 画面の挙動を調整するために、Settings > General > Passcode Lock を開いて、Allow Access When Locked のところにある項目を検討してみよう。下の画像に示されているのが私の iPhone での設定だ。違うデバイスには少しずつ違う選択をすべきこともあるだろう。Passcode Lock 画面の複雑さが嫌だったり、Lock 画面のパスコードを何度も入力したくなかったりする人は、その調整がここでできる。(また、幸運にも新しい iPhone 5s のオーナーとなった人で、パスコードを設定済みの人は、ここで指紋認証機能をオンにすることができる。)

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とまどっている人のために言い添えておくと、Camera アプリは Lock 画面からも常時利用できるので、他人が勝手に写真を撮るのを防ぐ方法はない。

あなたの Apple ID を確認 -- Settings > iCloud と、Settings > iTunes & App Store で、iCloud と iTunes へのログインをチェックし、あなたが利用したいアカウントにサインインできていることを確認しておこう。多くの人たちが複数個の Apple ID を持っているのが実情なので、サインインを間違えるとアカウントの混乱の元となりがちだ。

iCloud 画面の中では、個々の iCloud ごとに、スイッチがあなたの望み通りの設定になっていることをすべて確認しておこう。特に、Find My iPhone をオンにしておくことを強くお勧めしたい。どこへ行ったか分からなくなったデバイスを見つけるのにも便利だけれど、もっと重要な理由は、万一盗まれても盗人がそれを消去したりリストアしたりするにはあなたの Apple ID が必要となり盗人にとって盗んでも無意味になったからだ。(2013 年 9 月 18 日の記事“iOS 7 は盗まれた iPhone をロックして転売を防ぐ”参照。)

iOS 7 が動き出してすぐにあなたが気付くことはなかっただろうが、そこにある iCloud Keychain スイッチは注目に値する。iCloud Keychain は、あなたのウェブログイン認証情報をセキュアに保存するとともに、iOS 上の Safari と OS X 10.9 Mavericks の走る Mac 上の Safari の間で共有できるように作られている。

iTunes & App Store 画面では、Automatic Downloads セクションをよく見て、新規のコンテンツをダウンロードするための各種設定を確認しておこう。特に、そこに新設された Updates スイッチに注意しよう。このスイッチがオンならば、アプリの新しいバージョンが自動的にダウンロードされ、あなたがいちいち App Store アプリを開いて取り寄せる必要はない。けれども、これをオンにしておくとアップデートにどんな新機能があるのかを知るのが難しくなるし、新バージョンを入手しないという選択も困難になる。例えば、最近アップデートされた Google Authenticator アプリには保存されたユーザー設定を消去してしまう問題があって、Google はすぐにアップデートを取り下げ、問題に遭ったユーザーのためにそれを修正した新たなアップデートをその後一週間以内にリリースしたけれども、それでも大いに狼狽させられた人たちが TidBITS 読者の中にも何人かいた。自動ダウンロードをオンにしておきたいけれどもデータプランの許容量が少ないという人は、Use Cellular Data スイッチに注目しよう。これをオフにしておけばアップデートは Wi-Fi 経由のみでダウンロードされる。

セルラー経由で何がダウンロードされるかをチェック -- たった今述べたように iTunes Store からのダウンロードの一部を Wi-Fi 経由のみに限定する以外にも、使用量を監視して不要なセルラー活動を止めることによってデータ料金を抑える方法がある。Settings > Cellular を開いて、下の方へスクロールしつつさまざまのオプションをチェックしよう。使用量の明細を見たり、アプリごとにセルラーアクセスを禁止したりできる。画面の一番下に、System Services という項目がある。これは iOS 7 におけるさまざまのバックグラウンドプロセスによるセルラー使用量を報告しているので、バックグラウンドプロセスのどれかがおかしくなった場合にそれと分かる。私たちは iOS 7 のベータ版を使っていてデータ使用量が異常に増えるのをまだ経験したことはないが、今後も注意深く監視し続けようと思っている。(2012 年 10 月 24 日の記事“iOS 6 の不可思議なセルラーデータ使用量: もう一歩深く検討する”参照。)

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さらなる認証情報 -- 既存の iOS デバイスを iOS 7 にアップグレードした場合、あなたのさまざまのアカウントはたぶん正しくセットアップされているだろうけれども、いずれにしてもチェックしておく価値はある。もちろん、新しいデバイスをセットアップする場合はアカウントの設定が絶対的に必須だ! まず第一に、Wi-Fi 接続が生きていることを確認し、使っている Bluetooth デバイスがすべて正しくペアリングされていることを確認することによって、いつも通りにネットワークとデバイスにアクセスできていることを確かめよう。

それが済んだら、いつも使っているアプリやサービスを一つ一つチェックして、既にログインできていること、または必要な際にログインできることを確認しよう。Settings を開いて、全リスト(iPad では左側にある)を調べ、アカウントごとのオプションもチェックしよう。Mail、Contacts、Calendars などのオプションを確認するのはもちろんだが、Game Center、Messages、Twitter、Facebook、それから iOS 7 で新たに登場した Flickr と Vimeo も、忘れないようにしよう。

さて、あとは Settings に登場しないものたちだ。あなたは Dropbox やその他のファイル同期サービスを使っているだろうか? 使っているなら、それがちゃんと動作することを確認しよう! 電子メールはちゃんと届くだろうか? Calendars はちゃんとアップデートするだろうか? そういった確認も、きちんと済ませておこう。

あれはどこへ行った? -- これで、あなたのデバイスはセキュアで、あなたのアカウントもすべてセットアップされた。まずは一安心だ。ではここからは、新しい環境に慣れるために、iOS 6 から 7 への切り替えによってどの機能が消え去ったか、どの機能がどこへ移動したかを学んで行こう。

iOS 7 になって異素材模倣は大部分が消え失せた。インターフェイスがそのコンテンツに焦点を絞り、まだ電子機器がない時代のものを表現する試みを止めたからだ。単なる見栄えのみのための異素材模倣は、なくなっても別に残念だとは思わない。そもそも縫い取りのある革表紙の日誌を持っている人なんて、今どきそういないだろう。でも、機能的に意味のある異素材模倣については、復活を望みたい気持ちもある。とりわけ、iOS 7 ではどこをタップしてよいのか見分けがつかないことがある。多くのボタンが、縁取りのない単語のみになってしまったからだ。また、インターフェイス要素が平板になって、その上でタップしたりスワイプしたりしてもそれと分かるビジュアルな反応が示されなくなってしまったからだ。混乱したら、何でもかんでもタップしてみるのがよい。

知っておくべき機能 -- さあ、ここからは遊びの時間だ! 私がどうしても紹介したい iOS 7 の機能をいくつか、順々に見て行こう。iOS 7 で変更された機能は他にもたくさんあるが、ここでは即座に役に立つ機能、とんでもなくクールな機能、それと実演のネタになる機能に絞ってみた:

以上挙げてきたような注目すべき機能の数々がいったんあなたの頭の中に十分染み込めば、iOS 7 を使う準備は整った。でも、この記事に書いたことは出発点としては十分だと思うし、友だちに iOS 7 を初めて見せびらかす際にはあなたに結構なギークとしての信頼性を与えてくれるだろうが、これだけではとうてい iOS 7 の新機能を完璧に網羅したものとは言えない。TidBITS スタッフの何人かから熱情を込めて記事に載せてくれと懇願されたにもかかわらず私が触れなかった機能も、iBeacon (2013 年 9 月 18 日の記事“iOS 7 で期待膨らむ iBeacon”参照)、Safari の変更点の大部分、通話のブロック、新しい Siri コマンドなどたくさんある。iOS 7 についてさらに詳しいことや、それらの機能をうまく使いこなす方法などについては、今後の TidBITS 記事を楽しみにして頂きたい。

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iOS 7 のための特選ヒント 7 つ

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

皆さんはもう既に iOS 7 はインストールし、アプリのアップデートもして、ピカピカの新機能も試してみた事であろう (もしまだであったら Tonya Engst の "iiOS 7 の離陸前チェックリスト" 18 September 2013 をまず読んで欲しい)。しかし、ひょっとすると皆さんが見過ごしてしまったかもしれないヒントがあるので、ここに特選ヒント 7 つを示そうと思う - これらは iOS 7 の大量の細かい変更から最良のものを選別したものである。

Twitter や Facebook にポストする -- iOS 7 の Notification Center から、以前にはあった Twitter や Facebook に手早くポストするのに使えるボタンが消えてしまっているのにお気づきかもしれない。しかし、これには簡単な回避策がある。ただ単に Siri に "ツイートを送る" とか "Facebook にポストする" と言ってやれば、テキストボックスが出てくるのでそこにあなたのメッセージをタイプすればよい。これを寄せてくれた Steven Aquino に感謝!

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マルチタスキングをマルチタスクする -- 皆さんは iOS 7 のしゃれた新しいマルチタスキングビューをご存知ですよね、Home ボタンを二回素早く押すことで起動出来るやつ? またこのビューの中で一つのアプリを上方にスワイプしてやることでそれを閉じることが出来ることもご存知かもしれないが、複数の指を使うことで一度に三つのアプリまで終了できることまで知っていましたか? また、視差効果もぜひお試しを!

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水平に -- iPhone ユーザーは、Compass アプリが提供する方角よりも Maps が提供する道順の様なものを必要とすることの方が多いと感じておられるかもしれないが、iOS 7 で新しくデザインされた Compass アプリには便利な新しい水準機能が付いている。これにアクセスするには、二番目の画面にスワイプすればよく、そこで iPhone を色々な方向へ傾けてみれば、それがどの様に色々な角度を決定する手助けをしてくれるかが見えるであろう。もし何かに対して相対的な水準値を知りたければ、画面をタップしその水準をゼロとする。もう一度タップすれば絶対値の読みに戻る。

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あれを言ったのは何時だった? -- 以前は、Messages は個々のメッセージに対してタイムスタンプを示さなかった。今でも、デフォルトでは表示しないが、もしあるメッセージを左にスライドしてやると、全部のメッセージに対して送信、受信されたタイムスタンプが見えてくる。タイムスタンプが見えるのは指が画面に触っている間だけで、指を離すと、元へ戻る。

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話をブロック -- 嫌がらせ或は鬱陶しい電話や FaceTime コール、テキストメッセージ、そして iMessage をブロックしたいと思いませんか? これも今では出来る! Settings > Messages > Blocked, 或は Settings > FaceTime > Blocked に行く。ブロックしたい連絡先をタップすれば、あなたのブロックリスト上の人は、あなたに連絡するにはメールを送ることで止む無しとしなければならない。ブロックを解除するには Edit をタップそして Unblock ボタンをタップする。

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あなたのビデオをストリームする -- 購入した iTunes 映画や TV 番組をあなたの機器にダウンロードすること無しに ようやく クラウドからストリーム出来る様になった。ただ単に Videos アプリを開けば、全てはそこにあるはずである。グリッドから望みのタイトルをタップ、そしてプレイボタンをタップしビデオをストリームさせる。望みなら、オフライン鑑賞のためビデオをダウンロードすることも出来る;右上隅にあるクラウドアイコンをタップする。

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友人の家で、あなたの映画の一つをストリームしたいが、自分の iPhone の電池を消耗してしまうのはどうも? Apple TV 6.0 アップデートでは AirPlay from iCloud オプションを提供していて、Apple TV 上で Settings > AirPlay の下でこれを有効に出来る。今や、iTunes ビデオをあなたの iPhone から Apple TV に AirPlay する時、 Apple TV はそのビデオをあなたの iPhone からではなく、iCloud からストリームする。

Web をフィルタする -- 今や iOS 7 には内蔵の Web コンテンツフィルタが用意されている。これを有効化するには、Settings > General > Restrictions に行く。Enable Restrictions をタップすると、機能制限パスコードを設定するよう促される。それから Allowed Content までスクロールして下り Websites をタップする。選択肢は、Limit Adult Content か或は特定の Web サイトにブラウジングするのを制限するかのどちらかである。デフォルトのホワイトリストには、Apple ホームページ、それに数多くの子供向けのサイトが含まれている。たとえ Limit Adult Content オプションを選択したとしても、Web サイトのリストはカスタマイズ可能である。

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もし禁じられた Web サイトに行こうとすると、それは制限されていますと礼儀正しく言ってくるが、もし自分の機能制限パスコードを入力すれば、そのまま続けるオプションも与えられる。これは Safari では働くが、アプリ内ブラウザや Chrome の様なサードパーティブラウザでも働く。

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Web フィルタリングを有効化すると、Safari での Private Browsing は有効化できなくなる。しかしながら、Chrome はまだお忍びのタブを作成出来る。

ボーナスヒント:ロック画面上にタイマー -- 我々は、どうしてももう一つ挙げておきたい欲望を抑えきれない。もし Clock アプリのタイマーを料理に使うのでれば、iOS 7 に対する有用な小物の追加がある。タイマーカウントダウンが Lock 画面上に現れる。従ってスフレの料理にあとどれぐらいかかるのかパッと見られ、そしてロック解除すること無しにタイマーのアラームをタップして止めることが出来る。

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あなたの特選 iOS 7 ヒントはここに載っていない? どうかコメントから我々に知らせて欲しい。

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iOS 7 では写真に新たなフォーカス

  文: Jeff Carlson: jeffc@tidbits.com, @jeffcarlson
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

低性能の小型カメラの市場は急速に干上がりつつある。それに代わって世に広まったのがスマートフォンの写真撮影機能で、iPhone も、iPod touch も、さらには iPad さえそれに大きく寄与している。Apple はカメラのハードウェアに力を入れて投資してきた。そのことは iPhone 5s に搭載されたカメラの物理的部品を見ても分かるが、専用のプロセッサ機能により画像処理が強化されるようになっていることを見ても分かる。

iOS 7 において、Apple は写真の撮影と鑑賞を処理するソフトウェアにも焦点を当てて、内蔵の Camera アプリと Photos アプリを両方とも改訂した。カメラの操作方法も以前と大きく違っているように見えるけれども、初めのうち最も戸惑いを引き起こすと思われるのは Photos アプリの方だ。

Camera アプリの新しいルックス -- Camera アプリは見た目には iOS 6 にあったものと違っているけれども、静止画撮影、ビデオ撮影、HDR (高ダイナミックレンジ) モード、パノラマ撮影、フラッシュ、前面カメラと後面カメラの切り替えなど、以前からお馴染みの諸機能はまだそこにある。(個々の機能は機種により異なる。この記事は私の持っている iPhone 4S と第三世代 iPad をもとにして書いたが、他の機種との違いも適宜書き加えておいた。)

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モードの切り替えは、最初のうち、やりにくい感じがする。まるで見えない筒を回すかのようにして、モード名をスライドさせなければならないからだ。ただモード名をタップしただけではそのモードに切り替わらない。Apple がこのオペレーティングシステムにおいてアナログなビジュアルキューを減らそうと努めていることを考えれば、これはちょっと奇妙なやり方に思える。でも、良いこともある。実は、画面の真ん中でスワイプしてもモードが切り替わるのだ。

けれども、Apple はただ家具の配置を変えただけではなかった。新設された Square フォーマットは、デバイスを縦に構えても横に構えても同じ写真が撮れるよう画像を正方形に切り取る。これは間違いなく、途方もなく人気を集めている Instagram サービスの使う 1 対 1 の縦横比に対応するためだ。

また Apple は画像にいろいろな効果を施すフィルタ機能も追加した。(Apple のサイトには Camera アプリのフィルタ機能は iPhone 5 以降と第五世代以降の iPod touch で使えると書いてあるが、私の iPhone 4S でも使えるようだ。iPad の Camera アプリでは使えないが、iPad では Photos アプリの方にフィルタ機能がある。)

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私は写真にフィルタをかけるのはあまり好きではないが、Apple はこの機能をなかなか賢いやり方で実装した。既存の画像にフィルタを適用することもできるし、あるいは、写真を撮る前に、重なった円のボタンをタップしてフィルタをプレビューしながら適用することもできる。あとになって気が変わったら、Photos アプリの中で別のフィルタに切り替えることも、またフィルタを除去してもともと撮った通りの画像に戻すこともできる。つまり、画像の中にカメラがフィルタの効果を直接書き込んでいる訳ではない。また、カメラのモードが前回使ったフィルタの設定を覚えているので、例えば Square を Mono フィルタにしておけばいつでも白黒の写真が撮れるようになる。

歓迎すべき変更点が一つある。バーストモードで写真を撮れるようになった。iPhone 5s が二重の意味で素晴らしいのは、毎秒 10 枚の速度で写真を撮影できるところだ。古い機種ではそこまでの速度は出ないが、同じ機能がより遅い速度で使える。シャッターボタンを押してそのまま押し続ければ、あなたが手を離すまで連続的に撮影し続ける。(私の iPhone 4S では毎秒 2 枚より少し遅い程度だ。)

けれども、バーストモードが新設されたお陰で、私が気に入っていた機能が削除されてしまった。iOS 6 やそれ以前では、撮影せずにシャッターボタンを押し続けることができ、その間に撮りたい枠を決めて、それから指を離せば撮影された。そのお陰でまた、スクリーンをタップすることでカメラが揺れて画像がブレる危険も減らすことができていたのに。

もう一つ、細かい点を注意しておこう。今回から、グリッドをオーバーレイで表示するオプションがデフォルトになっている。Settings アプリの Photos & Camera カテゴリーでこのオプションをオフにできる。

Photos アプリの新しいアプローチ -- iOS 7 の大部分と同じく、Camera アプリも、核心的機能はそのまま残しつつ見栄えを一新している。しかしながら新しい Photos アプリは、たくさんの写真をブラウズして一覧する方法に新しいアプローチを使うことをあなたに強いる。

まず初めに、表示は三つのセクションに分割される。Photos (写真)、Shared (共有)、それに Albums (アルバム) だ。この最後のセクションは以前とあまり変わっていないので最初に済ませておこう。あなたがそのデバイス上で作成したアルバムや、iTunes から同期させたアルバムが、すべてここに登場する。それに加えて、自動生成された二つのアルバムもある。あなたが撮ったパノラマ写真は新設の Panoramas アルバムに入り、ムービーは新設の Videos アルバムに集められる。

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iPhoto か Aperture を使って写真を同期し、Faces 機能を使っているならば、Faces アルバムも作られる。iOS 6 では、Faces を使った写真はトップレベルに独自のカテゴリーを成していた。同じことが、コンピュータから同期された Events にも言える。

iOS 6 における Photos カテゴリーは、デバイス上にあるすべての写真を何でもかんでも集めていた。けれども iOS 7 では、Apple は時と場所の組み合わせに基づいた整理のスキームを設けて、Years、Collections、Moments という三つの分類を作った。

Years のトップレベルは、一年ごとに分けてそれぞれの年に撮られた写真がびっしりと並び、まるでこのオペレーティングシステムの中で最も美しいモダンアートのようだ。個々の写真は極小サイズのアイコンとなり、あなたの全ライブラリがトップダウンで見渡せる。(ライブラリが大きなものなら、やはりスクロールが必要となる。)

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極小サイズのサムネイルの上で指をドラッグすれば少し大きなプレビューが見られる。指を離せば、最後に触った写真がフルスクリーンで表示される。

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一目見ただけでは分からない事実だが、この Years 表示では二つのことが進行している。ライブラリ自体は日付によって整理されるけれども、このアプリは写真の位置情報もリストする。その場所の名前(上に示した私の例では "California & Washington" といったような名前)をタップすれば、写真が地図の上に示される。この表示は、iOS 6 におけるトップレベルの Places 表示に代わるものだ。

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サムネイルの上で外向きピンチのジェスチャーをすれば、地図がズームインして、より詳しい位置が分かる。写真のグループをタップすれば、地図から離れてその場所で撮られたすべての写真が示される。この地図機能は Photos 表示のすべての階層にわたって使える。つまり、どの表示でも場所の名前をタップすれば地図が開く。

さて、Years 表示に戻って、どこかの領域をタップすれば、Collections 表示にズームインする。ここでは、位置と日付についてより細かく分けられた情報が提供される。位置情報データを含まない写真があれば、それらは撮影日付のみによりラベル付けされる。日付をタップしても何も起きない。(アクティブなリンクは後ろにグレイの不等号 (>) が付いたラベルのみだ。)ここも、サムネイルの上でドラッグすれば個々の画像の少し大きなプレビューが見える。

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Collections はいくつかの Moments から成り、それらは写真のグループをタップしてアクセスする。Moments 表示にはより見やすいサムネイルが並べられ、その一つをタップすればフルスクリーンの写真が見られる。

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開いた時点でフルスクリーンの写真の一番上と一番下の部分は Photos アプリのナビゲーションバーで隠れているが、画面を一回タップすればバーは見えなくなる。

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写真の共有 -- iOS 6 の Photo Stream タブは Shared 表示で置き換えられ、この Shared 表示には Activity 機能も新設された。あなたが共有したものすべてと、共有された iCloud Photo Stream に他の人が追加した項目すべてが、スクロール可能な表示に並ぶ。これは素敵な追加機能であり、人々がお互いに写真を楽しんだりコメントし合ったりできるようにという目標にも適っている。

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左上隅にある Streams リンクをタップすれば、あなたが共有したり購読したりしているすべてのフォトストリームにアクセスできる。

新しい写真を共有する方法については、iOS 7 におけるメカニズムも iOS 6 のものと大体同じだが、違いが二点ある。写真を選んで共有させられるのは、Moments 表示の中のみだ。Select リンクをタップしてから、共有したい個々の写真をタップする。iOS 7 ではまた個々の Moment ごとに Share リンクも付く。このリンクをタップしてから Share This Moment (そのグループに属するすべての画像) または Share Some Photos (そのグループの中のいくつかの写真) のいずれかを選ぶ。いずれの場合も Photos アプリが iOS 7 の新しいポップオーバーを出すので、そこから Messages、Mail、iCloud、Facebook、または Flickr 経由で共有できる。(項目をコピーしたり、プリントしたりというオプションもある。)

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スライドショーについて余談を少し -- iPhone や iPad は写真をプレゼンテーションする機器として最適なので、当然ながら Photos アプリにはその場で即興のスライドショーができる機能が含まれている。

しかしながら、今ここでタイプしている私の顔を皆さんが見られたらいいのにと思うが、今の私は非常に懐疑的な気持ちでいる。七回ものオペレーティングシステム改訂を経て、その Slideshow 機能は未だに伴奏楽曲を 一曲 のみしか再生できないという、信じられない制限に苦しんでいる。スライドショーの最中に音楽を再生することはできるのだが、iTunes ライブラリから音楽を選ぶ段になると、一曲を選ぶことしかできないのだ。

確かに、音楽と共にスライドショーを上映するというのが大勢の人たちの熱望するところでないことくらい、私も承知している。でも、数分間より長いスライドショーの場合、今の状態での音楽機能はまるで意味を成していない。

Photos アプリのスライドショー機能が私にとって永遠に求めて止まぬ憧れの的となっていることを、私は素直に認めよう。リリースがある度に、私はここをまずチェックして、Apple が本気で細かな部分にまで気を配っているかどうかの判断基準としている。満たされぬまま六年間が過ぎ、私は思いを巡らさざるを得ない。他に、どんなところを Apple は見逃しているだろうかと。そう、一つは、iPhoto/Aperture と iOS デバイスとの間で何らかのライブラリ同期が欲しいという点だ。それさえあれば、Mac から離れた場所にいながら、ある程度の整理や編集の仕事ができるようになるだろう。私が "Take Control of Your Digital Photos on a Mac" の中で iOS デバイスに一言も触れなかった大きな理由の一つは、iOS デバイスの上で自分の写真ライブラリの作業をする良い方法が何もないからだ。

写真の編集 -- 内蔵の写真編集機能は iOS 6 からあまり変わっていないが、それはそれでよい。Apple は iPhoto を出していて(しかも、新しい iOS デバイスを購入すれば無料で手に入る、2013 年 9 月 10 日の記事“iWork, iPhoto, そして iMovie、新規 iOS 機器には無料”参照)iPhoto の方は素晴らしい写真編集アプリだ。

基本的な編集機能として、Photos アプリでは画像に回転、切り取り、赤目修正、および改良(色とトーンを自動調整)を施すことができる。iOS 7 で新設されたのはフィルタで、さきほど述べたように、初めからフィルタを適用して撮影した画像でさえ、あとでいつでもフィルタ無しの写真に戻せるという点が注目すべきだ。

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写真へのフォーカス -- Camera アプリと Photos アプリに施された変更は、あなたが画像をブラウズするやり方をより良く予測して応えられるようにデザインされている。そして、それは大体において成功していると私は思う。さまざまの異なる隅々に編入される気分にさせるのでなく、iOS 7 はあなたが自分のライブラリの中に飛び込みその中から欲しい画像を取り出すことができるようにしている。そして、iOS 7 の根底を流れる美学に沿ってすべてがクリーンに整えられ、アプリやそのインターフェイスがあなたの気を逸らすことなく、あなたの写真が(正しく)あなたの注意を引き付けるように作られている。それにもかかわらず、こうした変更点のお陰で最初のうちはまごついてしまう人たちが多いのは間違いないと思う。でも、iOS 7 の他の部分と同じく、しばらくの間は辛抱強く、新しいやり方に慣れるよう努めてみれば、きっとそれだけの価値はある。(それは決して、何をしてもあなたにそれを変えることはできないという理由からではない。)

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iOS 7 は盗まれた iPhone をロックして転売を防ぐ

  文: Glenn Fleishman: glenn@tidbits.com, @glennf
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

2013 年 6 月に iOS 7 を発表した際、Apple は Find My iPhone アプリおよびサービスに変更を加えることを強調した。それには大きな理由があった。今回の新しいバージョンによって、どんな iOS デバイスも、それを盗んで消去して転売するという利用価値が以前よりはるかに小さいものとなったからだ。さらに、以前よりも多くの位置追跡データを提供するようになった。これらの改善により、盗人たちが iOS デバイスに対して抱く興味の度合がぐっと減るはずだ。なぜなら、転売したり盗品業者に売り捌いたりするのが簡単でなくなる上、警戒心の足りない犯罪者たちを警察が追跡できる可能性も増すからだ。

Apple がこの機能を追加したのはモバイルキャリア各社が(少なくとも米国やその他数ヵ国で)顧客が盗まれたモバイルフォンを取り戻すのを手助けしたり、そのような電話機の転売価値を下げたりしようという意図をほとんど示してこなかったからだ。GSM フォンにも CDMA フォンにも、それぞれ機体ごとに固有のハードウェア識別番号が焼き付けられている。GSM フォンでは IMEI、CDMA フォンでは MEID と呼ばれており、どの ID があなたのアカウントに対応しているかはキャリアが知っている。携帯電話を盗まれたとあなたが報告すれば、キャリアとしてはその ID が再アクティベートされないようにしたり、その機体が現在ある位置の情報をあなたに知らせたり、警察に通報したり、店舗に機体が持ち込まれればそれを差し押さえたり、といったことができるはずだが、基本的にどのキャリアもそういうことを一切していない。

その結果として、高い転売価値を持つ高価なスマートフォン、例えば iPhone が盗人たちにとって魅力あるターゲットとなり、多くの都市で重大犯罪の多くの要因となるに至った。例えば、今年前半の六ヵ月間に重大犯罪のうち 携帯電話関係の盗難が占める割合が、サンフランシスコでは 41 パーセント、首都ワシントンでは 40 パーセントを占め、ニューヨーク市ではすべての路上犯罪のうち 50 パーセント以上を占めている。

iOS 7 の Find My iPhone において、今回 Apple は iOS デバイスの盗難をストップさせるための新しいテクノロジーを組み込んでくれた。ただし、同社はこの機能を、盗まれた iPhone のためと言わず「失くした」iPhone のためと表現している。誰も盗まれることを考えたいなどと思わないが、ものを置き忘れるのは誰もがすることだ。

Find My iPhone 機能を有効にするのは簡単で、従来のバージョンの iOS と基本的に変わったところはない。必要なのは、無料の iCloud アカウントだけだ。Settings アプリにそのアカウントを設定すれば、Find My iPhone 機能がタップ一つで有効となる。以前と違うのは、いったん Find My iPhone をオンにすれば、このサービスをオフにするにはその iCloud アカウント用の Apple ID パスワードを入力する 必要 があるという点だ。これまでは、知識のある盗人ならロックの外れた iOS デバイスを手にするや否や即座に Find My iPhone 機能を無効に切り替え、追跡できないようにすることを心得ていた。今後はそういうことができなくなる。

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もちろん、盗人がそのデバイスの電源を落として、金属で覆われた箱の中へ入れたり、あるいはアルミニウム箔で包んだりして位置情報が送信されないようにすることはやはり可能だ。けれどもそのたまには余計な準備が必要となるばかりでなく、その時すぐには妨げられたとしてもいずれそのデバイスは位置情報を発信するだろうし、持ち主が iCloud ウェブサイトで、あるいは他の iOS デバイス上の Find My iPhone アプリで失くしたことを登録すれば連絡を乞うメッセージが表示されるオプションもある。犯罪に対抗するための最初の一手とはなるだろう。

第二の、そして最も重要な一手は、そのデバイスが持ち主の Apple ID パスワードを入力しなければ消去できないことだ。これで、盗人がその iPhone を転売する前に出荷時のデフォルト状態にリセットすることができなくなる。もちろん、その iPhone のパスコードがなくてもいくらか使い道は残る。理想的とは言えないけれども、それでもそのデバイスがネットワークに接続できる限り、位置情報のアップデートは続く。それにもちろん、あなたが遠隔からそのデバイスをワイプ消去するという手段もある。たとえ消去の命令が出された時点でその iPhone の電源が入っていなくても、その後その iPhone が何らかのネットワーク接続を得た瞬間、iPhone は自らを消去する。iPhone 3GS 以来、ハードウェア暗号化チップの働きにより、iPhone の内容はデータの復号化に必要な暗号鍵を破棄することによって瞬時に破壊される。いったんそれが起これば、データはすべてなくなり、犯罪学ツールによっても復元することはできない。

最後に、第三の一手は、たとえそのデバイスが遠隔からワイプ消去されたとしても、画面上には引き続き連絡を乞うメッセージが表示されるし、また再アクティベートして再び使えるようにするためには持ち主の Apple ID とそれに対応するパスワードが必要となることだ。だから、たとえ遠隔から iPhone をワイプ消去したとしても、その iPhone を誰かがまた使うのではないかと心配する必要はない。あとになってあなたの手元に戻ってくれば、要求に従ってあなたの Apple ID とパスワードを入力することによりあなたの最も新しいバックアップからリストアできるようになる。

要約すれば、iOS 7 で Find My iPhone 機能をオンにしていれば、次のことをするためにはその度にあなたの Apple ID とパスワードが必要となる:

(あなたが自分の iOS デバイスを売りたい場合は、Settings > General > Reset > Erase All Content and Settings へ行ってアクティベーションロックを無効にする。)

もう一つ、私たちがまだ答を知らないパズルのピースがある。消去された後も Find My iPhone はデバイスの位置情報を発信し続けるのかどうかという疑問だ。iOS 6 までは、そうではなかった。けれども iOS 7 からは、入力された Apple ID とパスワードを確認するために明らかにネットワーク接続が必要なので、理論的には位置情報のアップデートを送信し続けられるはずだ。

これには前例もある。Mac OS X 10.7 Lion において、Apple はディレクトリごとに動作した FileVault を、ディスク全体を暗号化する FileVault 2 で置き換えた。(暗号化チップを備えた機種の iPhone も基本的に同じシステムを使っている。)

Lion は、Recovery HD も含んでいる。これは隠れたパーティションで、Disk Utility を走らせたり、さらには Mac OS X の再インストールをしたりする目的でブートするためのものだ。FileVault 2 が有効である場合、Recovery HD は(10.7.2 以後、およびすべてのバージョンの 10.8 Mountain Lion で)その Mac のオーナーが一度でも iCloud にログインしたことがある限り Guest User ログインを追加するようになっている。

この Guest User ログインが便利なのは、それが Recovery HD でブートするとともに、ネットワーク接続を許して Safari にアクセスできるようにするからだ。けれどもそれは同時に、ハニーポットでもある。もしも盗人があなたの MacBook Pro を持って行方をくらまし、Guest User としてログインし、ネットワークに接続すれば、あなたがその Mac を失くしたと登録している限り、Find My Mac が位置情報をあなたに報告することができる。

たとえ失くしたと登録された Mac がただ単に電源を入れられただけであっても、もしそれがどこかの Wi-Fi ネットワークの近くにあってあなたが過去にそのネットワークに接続したことがあったならば、Mac OS X は自らそこに接続して位置情報の送信を始める。(この点について、Macworld に書いた私の記事 "Can FileVault 2 and Find My Mac foil thieves?" の中でより詳しく説明しておいた。)

Apple はそれと同じちょっとした言い訳をここでも採用しているのかもしれない。つまり、盗人が盗んだ iPhone の電源を入れて Apple ID パスワードの入力を試みることができるようにすることによって、そのデバイスが連絡を発信できるだけの時間が生まれる、というわけだ。その結果として警察がより多くの回収を達成することができるだろうか? どうなるかは分からない。でも、失くしてしまった iPhone を親切な人が取り戻してくれる際には大いに役に立つかもしれない。なぜなら、失くした iPhone をあなたが遠隔からワイプ消去した後でも、まだ連絡を乞うメッセージが表示され続けているからだ!

もちろん、iOS 7 にこれらの機能が追加されたからといって、その iPhone がたちどころに強固なるテクノロジーの鎧を着るわけではない。盗人たちは、やはりしばらくの間は、引き続き iPhone を犯罪的投資の元を取る対象として見ることだろう。けれども、使い道のない iPhone を転売しようとしても無意味だという認識が盗品を売買する仲介業者たちの間でいったん知られるようになれば、そのような盗みが大幅に減るのではないかと私たちは期待している。そして、盗みに付随した脅迫や暴力も減ればなおさら素晴らしい。

結びにもう一言。この Find My iPhone 機能の気付きにくいアップデートこそ、iOS 7 へアップグレードすべき最も重要な理由と言えるのかもしれない。実際、ニューヨーク市警察は、まさにこの理由で市民たちに対して iOS 7 へアップグレードするようにと呼びかけている

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視力に障害がある者にとっての iOS 7 を覗き見る

  文: Steven Aquino: stevenaquino@icloud.com, @steven_aquino
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

長年にわたり、Apple は iOS におけるアクセシビリティに重点を置く姿勢を強く示してきた。このオペレーティングシステムのメジャーなバージョンごとに、アクセシビリティの機能も毎回改善してきた。今年も、その点は同じで、Dynamic Text や Increase Contrast など新たなアクセシビリティのオプションが iOS 7 に追加され、iOS デバイスとやり取りするにはその種の機能に依存せざるを得ないユーザーたちにとって、間違いなく歓迎すべきものとなる。法的盲目者たる私も、これらの機能をとてもありがたいと思うので、この記事では iOS 7 における視覚に関係した機能のうちで最も特筆すべきものをいくつか紹介してみたい。

Dynamic Type -- iOS 7 での目玉機能の一つが Dynamic Type だ。テキストを、少なくともこの機能に対応しているアプリの中で、リサイズできる。テキストのサイズを変更するには、Settings > General > Text Size に行き、スライダーを動かして好みのサイズに調整すればよい。Apple 製でないアプリの大多数が Dynamic Text に対応するまでにはまだしばらく時間がかかるだろうが、最新版の Digg ニュースリーダーなど早速これを取り入れたアプリもいくつかある。

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さらに大きな文字が必要ならば、iOS 7 はそんなあなたのことも気にかけている。iOS 6 にあった Large Text 機能を改良した、Larger Dynamic Type 機能だ。名前の通り、Larger Dynamic Type 機能は Dynamic Type 設定で可能な範囲を超えてフォントサイズを調整できる。これを有効にするには、Settings > General > Accessibility > Larger Type に行き、スイッチをオンにしてから、スライダーをドラッグしてあなたの好みのテキストサイズにすればよい。

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私はこの Larger Dynamic Text をありがたいと思うけれども、設定の方法は iOS 6 のインターフェイスの方が良かった。iOS 6 バージョンの Large Text では、サイズの選択肢が 20 ポイント (私の好みのサイズ) から一番大きい 56 ポイントまで、サイズによる違いを示すためのグラフィックスを伴って並んだ。ポイント数が明確に示され、対応する文字の画像も付くことで、自分に向いた設定を判断し易かった。けれども iOS 7 になって、Apple がポイント数の表示を廃止してしまったので、最も快適に思える設定を見つけようとしてスライダーの刻みを選ぶ際に、以前のシステムより時間がかかるようになってしまった。アクセシビリティのオプションがそれまでより使い にくく なるなんて想像しにくいが、iOS 7 のスライダーはまさにその実例だ。

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その点だけは不満に思うけれども、アクセシビリティに関して私がありがたいと思う iOS 7 の側面の一つは、文字使いのデザインが改められたことだ。新しい文字使いは非常に読みやすく、全体的なユーザーインターフェイスがとてもクリーンになったので、より小さなテキストサイズでも快適に読める。私の場合、Larger Dynamic Text のスライダーを真ん中から一つ左に設定した状態が理想的だ。ただし、iOS 7 になって以前より多くのトラブルを抱えた人たちもいるので、この記事ページに寄せられたコメント[訳者注: 英語版ウェブページです]もぜひお読み頂きたい。

Bold Text -- iOS 7 の Bold Text 機能は、たった一つのことだけをする。つまり、システムベースのテキストのすべてをボールド体(太字)に変えるのだ。普通の文章から電子メールメッセージやメニュー項目まで、標準のシステムコールによって描画される文字がすべてボールド体になる。ただしテキスト描画をカスタマイズしているアプリはこの機能の影響を受けない。私の推測では、Apple が今回この機能を追加したのは iOS 7 が iOS 6 よりも線が細くて軽い感じの文字を使うようになったからだろうと思う。(少なくとも iOS 7 のベータテスト期間中に、少し太い方へ変更された。それがなければ私たちは深刻なトラブルに陥っていたことだろう。)

Bold Text 機能を有効にするには、Settings > General > Accessibility を開き、Bold Text スイッチをオンにすればよい。ただしその切り替えはその後でデバイスを再起動して初めて完了する。Apple がすることとしては、とても奇妙かつ見苦しい要求と言える。

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私がテストした限りでは、Bold Text はかなり良い感じだった。ただ、これを常時使いたいとは思わない。一番の問題は、これを有効にすると文章の見出し部分(もともとボールド体になっている)と普通の文章部分との区別がなくなってしまうことだ。例えば、Bold Text を有効にして Mail でメッセージを読むのは辛い。なぜなら、私の目には、メッセージのメタデータ(差出人、件名、その他)がメッセージの本文に溶け込んでしまうように見えて、まごついてしまうからだ。

このように文字使いの区別がいくつか失われてしまうことと、デバイスを再起動する手間がかかることとを考えれば、私は Bold Text を使いたいとは思わない。ただしそれは、私の視力がこの機能なしでも何とかやって行けるからであって、他の人の場合はこの機能が不可欠なこともあるかもしれない。

Increase Contrast -- iOS 6 と比較して、iOS 7 は際立ってコントラスト(異なる色の間の差の度合)が低い。iOS 7 で見栄えが大きく変わった中で最も顕著な違いの一つは、透過光の使用だ。例えば Control Center を見てみよう。Messages アプリの中で上へスワイプすれば Control Center が現われる。Control Center 部分には青や緑のぼかした色がかすかに見えるが、これらはその下に隠れたメッセージの吹き出しが、下から透けているのだ。

これらの透過光は確かに洒落ているし、また Jony Ive の言うようにユーザーに対して前後関係の感覚を伝えるものとなっているけれども、結果的にコントラストが下がることにより、視力の低いユーザーの多くにとってトラブルの元となる。この問題を認識しつつ、Apple はコントラストを増やすオプションを追加した。このオプションをオンにすると、Control Center、Notification Center、キーボードといったものにぼかした色の効果が付かなくなり、見やすさが増す。

コントラストを増やすには、Settings > General > Accessibility > Increase Contrast を開いてスイッチをオンにすればよい。

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私はこの透過光効果の見栄えが気に入っている。これは私の視力には悪い影響を与えていない。Bold Text と同様、私は Increase Contrast を使う必要を感じない。けれども、私とは対照的に、TidBITS 出版者の Adam Engst はほぼ正常な視力を持っているにもかかわらず、Control Center や Notification Center の上にいろいろな色がにじみ出るのは彼にとって気が散るだけなので、彼は Increase Contrast オプションを大いに気に入っている。また、キーボードに大きな問題があるというコメントを寄せた人たちも多く、それらの問題は Increase Contrast をオンにしても残るという。

Reduce Motion -- iOS 7 には視差を利用した微妙な 3D 効果を与える機能があって、Home スクリーン、Safari のタブ表示、その他のインターフェイス要素に深さの錯視を与えている。もしもこれがただ気が散るだけと思うなら、Settings > General > Accessibility > Reduce Motion でこの機能をオフにすることができる。

Reduce Motion をオンにすると、視差の立体効果がなくなるとともに、「ユーザーインターフェイスの動きが減る」とのことだが、この後者が何を意味するのか私は知らない。私に見て取れる限り、Reduce Motion をオンにすることで視差の効果はなくなるけれども、少なくとも私の iPhone 4S 上では Lock 画面のロックを外した後にアイコンが急降下し Home スクリーンを埋めるといったような手の込んだトランジション効果は一切なくならなかった。でも、私にとって、それは良いことだ。私はアニメーションを気に入っていて、それほど気を散らされるものとは思わないからだ。視差の効果については、私の目ではふだん気付かないので、私にはオンでもオフでも区別がつかない。

On/Off ラベル -- これは iOS 6 からのデザイン変更としては最悪のものの一つかもしれないが、頻繁に使われる On/Off スイッチが、iOS 7 では見た目も機能的にも以前よりはるかにアクセスしにくいものになってしまった。

あなたが異素材模倣 (skeuomorphism) について何と言おうとかまわないが、アクセシビリティの観点からは、以前の On/Off スイッチこそ iOS の中で最良のビジュアル要素であった。iOS 7 でそれが変わってしまったことを私はとても残念に思う。以前のこのスイッチは、現在有効となっている設定項目を示すためにただカラー(青色)を使うのみならず、明瞭な文字のラベルも使って On または Off の状態を示していた。その上、個々のスイッチがビジュアルにインデントされ、インターフェイスの他の部分と一目で切り分けられて見えた。

ところが iOS 7 では、設定項目のスイッチがただの小さなつまみに変わり、右にスライドさせて緑色が見えていればオンだが、オフはつまみが左に寄って色は白のままだ。デフォルトでは、テキストによるラベルは何もない。グラフィカルであったボタンをテキストのボタンに変更するデザイン修正は多いが、それに逆行する今回のデザイン修正は奇妙な感じだ。On や Off の単語を必要としなくなった結果としてスイッチそのものが iOS 6 よりもずっと狭くなり、正確にタップするのが難しい小さなターゲットになってしまった。

Settings > General > Accessibility で On/Off Labels を有効にすれば、少しだけ状況が改善できる。これを有効にすると、その設定項目がオンなのかオフなのかを示す小さな記号が見えるようになる。オンならば縦線、オフならば丸だ。

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このようにしたのは、iOS がますます国際的に受け入れられつつあることを示すものなのかもしれない。実際、この縦線の記号と丸の記号は、International Electrotechnical Commission (国際電気標準会議) が電源オンと電源オフを意味する標準記号として定めているものだ。

けれども私たちの多くにとっては、これらの記号は iOS 6 におけるものほど明瞭でない。iOS 6 では、設定が ON なのか OFF なのかがそのまま文字で書かれていたからだ。特に視力に障害がある者にとって、そのように一目で分かることはとても重要だ。なぜなら、視力が弱ければ色だけを認識することができないかもしれないし、ラベルになりすましたこれらのちっぽけな記号が見分けられないかもしれないからだ。

Apple がこのようなデザインを採用したことは、がっかりだ。私は、ラベルをオフにしている。わざわざ表示させてもほとんど役に立たないからだ。これらのスイッチを、iOS 7 で再デザインされたユーザーインターフェイスの中でアクセシビリティの観点からは最悪の様相だと私は見ている。将来のアップデートで、iOS 6 と似たやり方によるもっと明瞭なラベル付けが復活することを、願わずにはいられない。

最後に総まとめ -- ビジュアル面で抜本的な見直しがされたことで、私の見るところ、普通の視力を持つユーザーにとっても、また私のように視力に障害があるユーザーにとっても、iOS 7 こそこのオペレーティングシステムに施された最も大きな変更であると言えるだろう。

個々の点については良いものも悪いものもある。普通の視力を持つ人には以前より役に立つ(あるいは少なくとも美的に異なる)変更であっても私のような人には問題を起こす可能性を持つことがある。けれどもそれと同時に、新しいインターフェイスが視力に障害のある人にとって不快に思えたり使うのが困難だったりするかもしれないことを Apple が認識していて、それを埋め合わせするために iOS 7 の Accessibility 設定に見栄えに関するいくつかの機能をわざわざ追加してくれたのは明白だ。その試みが完全に成功したかどうかは別問題だが、その努力に対してだけでも Apple は賞賛に値する。それは、誰もが使える製品を生み出そうという同社の信念を示しているからだ。

この On/Off ラベルの不出来という問題はあるけれども、私の印象では新しいビジュアルな Accessibility 機能は全般的にうまく実装されていて、私たちのような法的盲目者から、以前ほどものがよく見えなくなったという人たちまで、多くの人たちから歓迎されるだろう。あなたの目がその視力スペクトラムのどのあたりに位置しているにせよ、少々時間を割いてこれらさまざまのオプションをいろいろ試してみれば、あなたにとって iOS 7 使用感がぐっと改善されるような設定が見つかるかもしれない。

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iOS 7 で期待膨らむ iBeacon

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

WWDC の会場で Apple が初めて iOS 7 を発表した際(2013 年 6 月 10 日の記事“Apple、全面的に再設計された iOS 7 を披露”参照)一枚の SDK スライドに載ってはいたが、その日の発表ではほとんど触れられることもなかった一つの機能があった。iBeacon だ。この機能について当時 Apple が記者たちにほとんど説明しなかったのも驚くには当たらない。なぜなら iBeacon は、iOS 7 の新しい派手なインターフェイスデザインや、格好いい視差の効果や、役に立つ Control Center などの諸機能とは違って、写真一枚と単語五つの説明だけではとうてい表現できないものだからだ。結局この機能は、大声の中で埋もれてしまった。

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それは、とても皮肉なことだ。なぜなら、iBeacon というのは、あなたがものを見つけるのを手助けするための機能、いやむしろ、あなたの iOS デバイスがそれ自身を見つけるのを手助けするための機能だからだ。iBeacon は Core Location フレームワークへの一連の追加機能の総称で、開発者たちはアプリをデザインする際にこれを使うことができる。これは新しいハードウェアでもなければ新しいアプリでもなく、一つの機能だ。アプリは iBeacon を使って例えば「自分は今どこにいるのか?」といった質問に答えることができるが、それは GPS でするように地図上の位置としてではなくて、そのデバイスの他のデバイスに対する相対的位置関係としての情報だ。具体的に言えば、他のデバイスが iBeacon として挙動している場合、そのデバイスに対する自らのデバイスの相対的位置が分かる。

一つの iBeacon を、あなたがどこにでも置くことのできる超小型のラジオ局と思えばよい。あなたの iPhone または他の iOS デバイスがその iBeacon の電波の到達範囲(10 メートル程度)に入れば、その iBeacon を探知してそれがどの程度離れた場所にあるかを推定することができる。個々の iBeacon はそれぞれ固有の識別子を持っているので、もしもあなたの iPhone が複数個の iBeacon の電波の到達範囲にあれば、それぞれの iBeacon を見分けることができる。

「その iBeacon というのをどこから手に入れればいいのか?」とお考えかもしれない。その答は、あなたのポケットの中にある。あなたが iPhone 4S かそれ以降(あるいは第三世代かそれ以降の iPad)を持っていれば、既にそれが潜在的に iBeacon となる可能性を持つ。しかしながら、例えば Estimote など、独立動作の iBeacon ハードウェアを作っているメーカーもある。

iBeacon を可能にしているテクノロジーは Bluetooth 4.0 と、Bluetooth Low Energy (BLE) 対応の Bluetooth 無線機だ。名前の通り、BLE 対応 Bluetooth はバッテリ消費が非常に少ない。専用の iBeacon デバイスなら、電池を充電したり交換したりせずに何週間も使い続けることが可能だ。

「そんなものをいったいなぜ気にする必要があるのか?」とお考えかもしれない。実際、今はまだ、気にする必要はない。ただしもちろん、あなたが開発者であって、非常に細かな位置情報を利用するアプリを開発したいと思っていれば話は別だが。その場合は、大いに気にする必要がある。

その種の位置情報対応アプリが便利に使える状況の例は、いくらでも思い付くことができる。例えば、デパートの売場のいたる所に iBeacon を設置しておけば、その店舗専用の iPhone 用アプリを持って店内を歩くだけで、検索結果に出てきた商品のある場所まで iBeacon があなたを導いてくれる。同様に、市立図書館が入館者にアプリを配って入館者を読みたい本のところまで案内したり、さらには貸し出し手続きまでできるようにすることも可能だ。あるいは博物館で館内ツアー用のアプリを提供したり、航空会社が空港の中で乗客を案内するアプリ(「Michael、あなたのフライトはあと 5 分で Gate 79 にて搭乗手続きを始めます、あなたは現在 Gate 11 の前を通過中です」)を提供したりもできる。さらには、将来のバージョンの Find My iPhone ならば、あなたの iPhone を iBeacon に変えて、あなたが iPhone をソファのクッションの下に失くしてしまっても、iPad mini なり MacBook なりを持って家中を歩き回るだけで、それが「近くなってきました... 遠くなりました... また近くなりました」などと言ってくれる、という未来を想像するのも悪くない。

開発者たちにとって iBeacon が魅力的なのは、簡単に利用できるテクノロジーであるからだ。あなたの作るアプリは、ただ単に iOS のロケーションサービスに対して特定の識別子を持つ iBeacon を見張るよう命令すればよい。その後アプリはバックグラウンドに下がってじっと待つが、その間ほとんど何のリソースも電力も必要としない。望みの iBeacon の電波到達範囲に入れば、iOS がそのアプリを目覚めさせて情報を伝える、という訳だ。その上、iBeacon は実装するのにそれほどお金のかからないテクノロジーだ。独立動作の iBeacon デバイスは一個 $100 以下で手に入るし、いずれこの機能が人気を得るようになれば、価格は大きく下がるだろう。世の中には既に何億台も iOS デバイスが存在していて、それらが既にこのテクノロジーを使える能力を秘めているのだから、iBeacon が人気を得る可能性は十分にあるだろう。

iBeacon を要約すればこうなる: それは、あなたの iOS デバイスが今いる場所を知る能力を増してくれるテクノロジーだが、開発者たちがこのテクノロジーを実際に利用し始めるまであなたがそれに気付くことはない。そして、実際に利用されるようになれば、あなたの手の中にある魔法のデバイスが、あとほんの少しだけ魔法の力を増してくれる。

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FunBITS: iTunes Radio にチューン・イン

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

iOS 7 のスタートとともに、長らく待ち望まれた iTunes Radio が登場した。Apple による個人向けにパーソナライズされた音楽ストリーミングサービスで、 PandoraSongza などと競合するものだ。iTunes Radio は iOS 7 の Music アプリとリリースされたばかりの Mac 用 iTunes 11.1 (2013 年 9 月 18 日の記事“iTunes 11.1、iOS 7 コンパチ性と iTunes Radio を加える”参照) に内蔵されており、第二世代またはそれ以降の Apple TV でも今後のソフトウェアアップデートにより利用できるようになる。[訳者注: 現時点では iTunes Radio は米国内専用で、日本の iTunes アカウントでは使えないようです。]

Pandora などのサービスに慣れ親しんだ人たちは、肩をすくめて「どうでもいいよ」と言うかもしれない。正直言って、そういう態度に出るのももっともだ。機能的に、iTunes Radio は Pandora と全く同じだからだ。ジャンル、アーティストまたは曲目に基づいてステーションが組まれる。けれども、iTunes Radio に提供できて Pandora に提供できないのは、あなたの各種 Apple デバイスとの完全な統合だ。iTunes Radio のコントロールは、Siri を使っても、あなたの Mac のメディアキーを使っても、あるいはあなたの Apple TV のリモコンを使ってもできる。好きな曲が聞こえたら、その場ですぐ購入することも、あるいはあなたのウィッシュリスト入れることもできる。また、iTunes Match を既に購読している人は、広告なしで楽しむことができる。

Beatles のファンなら、Apple がぎりぎりの滑り込みで Beatles の楽曲を iTunes Radio に組み込むことに成功したというニュースを大歓迎するだろう。これで、Pandora 以外では初めて、あの素晴らしき四人組をフィーチャーするストリーミングサービスとなった。

iPhone や iPad 上の iTunes Radio -- まず初めに、iOS 7 の Music アプリを動かしてみよう。すると大きくて愛想の良いメッセージが出て、iTunes Radio への歓迎を述べてくれる。Start Listening をタップすれば始まる。

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新しいステーションを作成する方法は三つある。第一は iTunes Featured Stations で、これは定期的に内容が変わる。どれか一つをタップすれば再生が始まり、それを気に入ったら、再生画面の一番上にある Info ボタンをタップしてあなたのステーションに追加する。これについてはあとでまた触れる。

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残り二つの方法は、まず初めに下へスクロールして New Station ボタンをタップする。ここでジャンル、アーティストまたは曲目を検索し、それに基づいてステーションを作成することもできるし、あるいはたくさんあるジャンルステーションの中から選ぶこともできる。

個々のジャンルステーションにはたくさんのサブジャンルがある。例えば、Metal Radio ステーションに加えて、Black Metal、Death Metal、Doom Metal、Grindcore、Hardcore Metal、Thrash Metal など愉快な名前のサブステーションがある。

いったんステーションのセットアップが済めば、それをあなたの好みに合わせてあつらえることができる。ステーションを編集するには、My Stations の隣にある Edit をタップする。複数のステーションを削除したければ、その画面の Edit をタップして個々のステーションごとの削除ボタンを出す。個々のステーションを調整したければ、そのステーションの名前をタップすればよい。

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ステーションの編集では、その名前を変更したり、友人と AirDrop、Mail、Twitter、あるいは Facebook 経由でステーションを共有したり、それからここが一番重要だが、何を再生して何を再生しないかを設定できる。例えば、私の Soundgarden ステーションでは Alice In Chains をもっと聴きたい。そこで私は Play More Like This の下に Alice in Chains を追加した。けれども私は Nickelback を聴きたくないので、Never Play This の下にある "Add Artist, Song, or Genre" をタップしてそれをここに加えた。これら二つのリストから項目を削除したい場合は、それを左側へスワイプすれば Delete ボタンが出る。

音楽の再生自体に話を進めよう。いついかなる時でも、右上隅の Now Playing をタップすれば音楽プレイヤーにアクセスできる。これはローカルなファイルを再生したり、あるいは iTunes Match の音楽を再生したりするのと似ているが、いくつか重要な違いがある。まず、そのトラックの価格を表示した購入ボタンが目立つところにあるのに気付くだろう。現在再生中の曲を購入したければ、このボタンをタップするだけで購入できる。もちろん、直前の数分間以内に何かを購入していない限り、購入の前にあなたの iTunes パスワードを入力しなければならない。

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星印をタップすればメニューが出て、そのトラックに似た曲をもっと聴きたいか、その曲を二度と聴きたくないか、あるいはその曲を iTunes のウィッシュリストに入れるかを iTunes Radio に告げることができる。最初の二つの選択について気が変われば、あとでいつでもステーションを編集して直せる。また、Lock 画面のコントロールからもこの星印メニューにアクセスできる。

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Next Track ボタンは名前の通り次のトラックにスキップするが、一つのステーションの中で一時間のうちに六回を超えてこのボタンを使うことはできない。噂によれば iTunes Match 購読者はスキップの回数に制限がないらしいが、まだそれを確かめるには至っていない。

一番上にある Info ボタンをタップすると、トラックとステーションの双方でさまざまのオプションが使える。新規のステーションでそのアーティストまたは楽曲を含むものを作成したり、ステーションを調整してヒット曲を再生したり、より関係の薄いものも再生したり、具体的なトラックを有効にしたり無効にしたりできる。具体的なトラックの設定はデフォルトではオフになっているので、設定したければあらかじめオンにしておこう。

iTunes Radio の最もクールな一面は、その機能のほとんどすべてに Siri でアクセスできることだ。例えば、Siri に向かって "play Soundgarden radio" と話しかければ、すぐにそれが出てくるはずだ。もちろん、"play"、"pause"、"skip" といった命令でプレイヤーをコントロールすることもできるが、それ以外にも Siri に向かって "play more like this" と言ったり "never play this song again" と言ったりもできる。また、Siri を使って曲をウィッシュリストに入れたり、現在再生中の曲が何かを言わせたりもできる。

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Mac 上の iTunes Radio -- Mac (または Windows) の上では、iTunes Radio は iTunes 11.1 の中に内蔵されている。残念なことに、iTunes 自体と同じように、デスクトップ機での iTunes Radio はインターフェイスがどうしようもなくて、コントロール要素があちらこちらに散らばってしまっている。

まず初めに、あなたの音楽ライブラリに入り、上の方に並んでいるオプションの中から Radio をクリックする。新しいステーションを追加するには、My Stations の右にあるプラス印のボタンをクリックするか、あるいは出来合いのステーションのどれかを選ぶ。iOS のプレイヤーと同じように、ジャンルステーションの中から選ぶことも、あるいはジャンル、アーティストまたは曲目を検索してそれに基づいてステーションを作成することもできる。

左上にある星印も iOS と同じように動作し、現在の曲に似た曲をもっと聴きたいか、その曲を二度と聴きたくないか、あるいはその曲を iTunes のウィッシュリストに入れるかを選べる。

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曲のタイトルの上にポインタをかざせば、タイトルの右側に矢印が見える。その矢印をクリックすればメニューが現われ、それと似た曲をもっと聴くか、その曲を二度と聴かないか、その曲をウィッシュリストに入れるか、その曲あるいはアーティストから新規のステーションを作成するかが選べる。曲の情報を表示する領域の右側に、その曲を購入するためのボタンもある。

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My Station ラベルと同じ行の画面の右隅のところにある Allow Explicit スイッチは、具体的なコンテンツの表示をオン/オフする。

個々のステーションを再生するには、ステーションの表紙写真の真ん中に見える再生ボタンをクリックする。ただし、そのボタンの外側でクリックすると、そのステーション自体を編集でき、どの曲を再生してどの曲を再生しないかも指定できる。また、ステーション名をダブルクリックすれば、ステーションを改名できる。

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Apple TV 上の iTunes Radio -- Apple TV ソフトウェアがバージョン 6.0 にアップデートされて、iTunes Radio が大画面にもたらされた。始めるには、Home 画面から iTunes Radio アプリを開く。

[アップデート情報: Apple は 2013 年 9 月 20 日に Apple TV 6.0 アップデートをリリースしたが、アップデートによる問題の報告が多数あったので、Apple はこのアップデートを取り下げた。どうやら、この 6.0 アップデートをしたユーザーたちは Apple TV から iTunes Radio にアクセスできなくなってしまったらしい。もう一度動くようになった後には、ここに書いたようにして使えるだろう。][訳者注: その後、修正された Apple TV 6.0 ソフトウェアアップデートが 2013 年 9 月 23 日ごろにリリースされました。]

インターフェイスは Mac 版や iOS 版と非常によく似ていることがすぐに分かるだろう。ここのみで欠けている機能もない。Stations タブには、あなたが iOS の Music アプリで作成したり iTunes で作成したりしたステーションが表示され、Featured Stations も表示される。Apple TV から直接ステーションを作成したいと思えば、Stations タブから Add Station を選ぶか、あるいは Add Station タブまで行けばよい。Apple TV 上でのステーションの作成も他のところでの作成と全く同じで、ジャンルステーションを選ぶことも自分で検索して作ることもできる。

Edit Stations タブまで行けば、ステーションの編集さえできる。ここでは、具体的なコンテンツを有効にしたり無効にしたり、あるいは何に集中し何を避けるかを指定して個々のステーションをカスタマイズしたりできる。

ステーションを再生し始めたら、あなたが iTunes Radio アプリの外へ出ても音楽は鳴り続ける。再生をコントロールするには、もう一度 iTunes Radio アプリを開いて、Now Playing タブに行く。ここでは、再生したり、一時停止したり、次のトラックへスキップしたりできる。リモコンの下向き矢印を押せばスクロールできるオプションリストが表示され、トラックを購入したり、ステーションがリストになければ追加したり、曲をウィッシュリストに入れたり、アーティストまたは曲目から新規のステーションを作成したり、iTunes Store にあるアルバムを一覧したりできる。

さあ楽しもう -- 全体的に見て iTunes Radio は素晴らしい無料のサービスであって、iOS、Mac OS X、Apple TV と統合された上に、Siri、iTunes Match その他と結び付くことにより、Apple の生態系を全体的に強化するものと言える。個々のステーションを自分で制御できるところがとても嬉しいし、iTunes Radio は少なくともその競合相手と同等の選択肢を提供できると約束している。音楽が大好きで、互換なデバイスを持っているなら、ぜひ試してみよう。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2013 年 9 月 23 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple Configurator 1.4 -- Apple が Configurator 1.4 をリリースした。学校や企業において複数の iOS デバイス上にソフトウェアを配置したり管理したりするために重要となるツールだ。今回のアップデートではリリースされたばかりの iOS 7 における AirDrop など最新の機能(および最新の制限事項)に対応した。ウェブコンテンツフィルタや、AirPlay ミラーリング先およびパスワード、AirPrint プリンタ、Limit Ad Tracking 設定、フォントインストール、Managed Open In の構成ができ、監視対象デバイスを Mac に接続できるようになるとともに、ロック画面で Control Center と Notification Center を表示するかどうかも制御できる。Apple Configurator 1.4 ではまた、監視対象でないデバイスに単一のプロファイルをインストールするためのユーザーインターフェイスを改善するとともに、Remote を使用せずに Apple TV 設定アシスタントを完了しそれを Mobile Device Management (MDM) に登録できるようになった。(無料、23.2 MB)

Apple Configurator 1.4 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2013 年 9 月 23 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

噂好きの人々のたわ言をものともせず、新しい iPhone 5s と 5c は大成功を収めた。成功の度合が低かったのが iPhone 5s の Touch ID 指紋スキャナと iOS 7 の Lock 画面で、両方とも既にハッカーたちによって破られてしまった。新しい iPhone を求めて Apple Store に向かう前に、J. K. Appleseed の書いた Apple Genius による素晴らしい内部観察を一読しておこう。最後に、私たちの一員 Tonya Engst が Andy Ihnatko、Mike Elgan、Rene Ritchie とともに MacBreak Weekly に出演し、iOS 7 と新型 iPhone について語り合った。

iPhone 5s と 5c の販売台数が 9 百万台に達する -- iPhone の売れ行きが鈍いなどという噂は忘れよう。Apple の発表によれば、たった三日間のうちに新型モデルが 9 百万台以上売れたという。これは過去最高の iPhone の当初売り上げであり、iPhone 5 発売当初の週末の 5 百万台という記録の倍近くとなる。また、現在 2 億台以上の iOS デバイスが iOS 7 を走らせており、これは一年前の同日数の間に iOS 6 へアップグレードしたデバイスの数の二倍にあたり、現時点でのインストールベースの 60 パーセントほどにあたると思われる。

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Touch ID、既に破られる -- Chaos Computer Club が伝えたところによれば、iPhone 5s の指紋スキャナ Touch ID を偽物の指を使って破ることができたという。その方法は、登録済みの指紋を 2400 dpi で撮影し、その画像をトナー濃度を高くしたレーザープリンタで印刷し、その上にラテックスを塗り付けて型を作るというものだ。テストを実行したハッカー Starbug によれば、Apple のセンサーと他社のセンサーとの主たる違いは Apple がより高い解像度を使っている点だという。

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Apple Store から聞こえた裏話 -- McSweeney's に "J. K. Appleseed" というペンネームで載ったのは、Apple Genius が語る Apple Store の裏話だ。年配の人をトレーニングするやり方、Genius Bar と "Game of Thrones" の The Wall との比較、さらには殴り合いの様子まで語られる。Appleseed は興味深い Apple Store の豆知識も一つ明かしている。皆さんは、Apple Store 店内のガラスの階段が、設置するのに一段あたり $35,000 以上もかかるのをご存じだったろうか?

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iOS 7 の Lock 画面に脆弱性が発見される -- iOS 7.0 における脆弱性が発見され、誰でも Lock 画面のパスコードを迂回できることが分かった。一番下から上へスワイプして Control Center を出し、Clock アプリを開く。次に、Sleep/Wake ボタンを押し続けて電源を切るオプションが出るまで待つ。そこで Cancel をタップし、素早く Home ボタンを二回押す。するとマルチタスキング画面が出て、開いているアプリの大多数にアクセスできるようになる。おやおやこれはひどい! 現時点でこの問題を避けるには、Settings > Control Center で Lock 画面上に Control Center を出さないよう設定しておくことだ。Apple の広報担当者によれば、同社は現在修正のための作業中だという。

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Tonya Engst、MacBreak Weekly で iOS 7 と新型 iPhone を語る -- 私たちの一員たる Tonya Engst が Andy Ihnatko、Mike Elgan、Rene Ritchie とともに TWiT の MacBreak Weekly に出演して、iOS 7 について、iPhone 5s と iPhone 5c について、また Apple のプレスイベントに Apple 製でない携帯電話を持ち込むのは賢明かどうかについて語り合った。

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2013 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

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