TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#699/29-Sep-03

何年も経つというのにまだ賢くならない電話に悩まされていないだろうか? Adamもそう感じている一人だが、Parliant 社の PhoneValet のおかげで彼の電話は前よりとても使いやすくなった。また今週は、繰り返される業界の浮き沈みに触れ、新しく加わったスポンサー 2 社、Aladdin 社と CS Odessa 社を歓迎する。ニュースとしては、AirPort Extreme 5.1.3、Mailsmith 2.0.2、そしてPopChar X 2.1.2 のリリースと共に、Adobe Creative Suite のアナウンスと訂正をいくつかお伝えする。

記事:

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MailBITS/29-Sep-03

AirPort Extreme 5.1.3 ファームウエア・アップデート -- Apple は、セキュリティと性能を向上させる AirPort Extreme Base Station 用のファームウエア・アップデートをリリースした。これにより、AirPort Extreme Base Station へ向けられる可能性のあるネットワーク経由の攻撃 (機器の利用を阻害する (DoS) 攻撃を含む) の処理やインターネットの接続性が向上するとのことである (これで AirPort Extreme Base Stations をたびたびリセットしなければならない問題が解決することを願っている)。Wireless Distribution System (WDS) の設定は簡単になり、USB プリントが改善され、管理者は NATがオンの時使用する DHCP の範囲を設定できるようにもなった (プロバイダがNAT を内部的に使っている場合 IP レンジが重複するのを防ぐことができる)。このファームウエア・アップデートは 1MB のダウンロードだ。[JLC] (佐藤)

※訳注 “AirPort”は国外での名称であり、日本国内では“AirMac”となります。

<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=120249>※日本語AirMac Extreme Firmware 5.1.3

Adobe がクリエイティブプロ用パッケージを発表 -- Adobe は本日、プロ用の印刷およびウェブアプリケーションのメジャーアップグレードを発表し、これらを総称して Adobe Creative Suite と呼んでいる。今年末に出荷されるこのパッケージは、Photoshop、InDesign、Illustrator、そして GoLive の次期バージョンで構成されることになる。ライバルである Macromedia 同様、Adobe も安易なバージョン番号 (例えば Photoshop 8 や InDesign 3 など) をやめて、マーケティングの観点から付けられた文字に変更した (Photoshop CSそして InDesign CS)。名前の影に隠れているが、これらには大きな変更が施されている。例えば InDesign CS では、ネスティングされたスタイル、印刷前に色分解をプレビューする機能、そしてレイアウトに関係なくテキストを修正できる Story Editor (ずっと昔から PageMaker にあった機能だ) が組み入れられている。それぞれのアプリケーションは単体でも発売されるが、Adobe としては、バージョン管理およびプロジェクト内で共同作業を行なうためのフレームワークとしてアプリケーションのあいだで橋渡しの役目を担う Version Cueの追加により、Creative Suite フルパッケージとしてのほうがアピールするのではないかと期待している。フルパッケージは 1,230 ドルのプレミアムパックとして発売され、これには Photoshop、Illustrator、InDesign、GoLive、Acrobat 6 Professional、そして Version Cue が含まれる。スタンダードパックは 1,000 ドルで 上記のリストより GoLive と Acrobat が除かれている。今年末までには出荷の予定だ。[JLC] (佐藤)

<http://www.adobe.com/products/creativesuite/main.html>
<http://www.adobe.com/products/creativesuite/newfeatures.html>

Panther 対応 PopChar が登場 -- Ergonis Software 社は、非 ASCII 文字を簡単に入力する Gunther Blaschek 氏作の有名なユーティリティの更新版である PopChar X バージョン 2.1.2 をリリースした。このバージョンではいくつかの不具合が修正されており、Mac OS X 10.3 Panther 互換となっている。すべてのユーザは、できるだけこれをダウンロードして欲しい。バージョン2.1.1 をすでにインストールしているのなら、なおさらである。なぜならこれは、起動時に問題が起こる可能性があり、すぐに取り下げられたバージョンなのだ。 Panther には改善された文字パレットが付属しているが、PopChar X には、非 Unicode フォントや Microsoft Word など Unicode 非対応のアプリケーションでも動作するなど、まだ有利な点がある。このアップデートは、過去 2年以内に PopChar X を購入したユーザーには無料である。PopChar X の価格は30 ドルだ (Classic PopChar を所有していれば 20 ドルである )。[MAN] (佐藤)

<http://www.macility.com/products/popcharx/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06827>※日本語はじけた、飛んだ PopChar X
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06891>※日本語PopChar X 1.2 新たなウィンドウを開く

Mailsmith 2.0.2 は小さな修正を施す -- Bare Bones Software 社は、同社の主力電子メールプログラムに数多くのちょっとした機能拡張や不具合の修正を折り込んだ Mailsmith 2.0.2 をリリースした (Mailsmith 2.0 のレビューは、TidBITS-690 の“どうして私が Mailsmith にスイッチしたか”を参照)。さらに、このアップグレードには Michael Tsai 氏作のベイジアンスパムフィルタの現行バージョンである SpamSieve 2.0.1 が含まれており、Mailsmith やその他の電子メールプログラムと統合することができる (TidBITS-698 の“SpamSieve 2.0.1 が精度を向上”を参照)。Mailsmith 2.0.2 へは、登録ユーザーなら無料でアップデートできる。14.7 MB のダウンロードだ。[ACE] (佐藤)

<http://www.barebones.com/products/mailsmith/>
<http://www.barebones.com/support/mailsmith/current_notes.shtml>
<http://www.barebones.com/support/updates.shtml>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07289>※日本語どうして私が Mailsmith にスイッチしたか
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07361>※日本語SpamSieve 2.0.1 が精度を向上

Avondale 社より Photoshop DVD をプレゼント -- Photoshop 7 はそれほど長く現行版として通用しないかもしれないが、Avondale Media 社より TidBITS の読者のみなさんに同社の DVD“Secrets of the Photoshop Masters”を無料でお届けしたいとの申し出を頂いた。この DVD には、Photoshop のエキスパートであるKatrin Eismann 氏、Martin Evening 氏、Jeff Schewe 氏、そして Steve Broback 氏 (同氏は Avondale の創始者でもあり、Thunder Lizard Productions社の経営を手伝っていた時に一緒に働いた仲だ) らによる PhotoShop 7 のヒントやテクニックが 93 分間録画されている。この DVD を注文するには、最初のリンクをたどって欲しい。米国国内の配送には 7 ドルの発送手数料がかかる。(米国外への発送に関しては、2 つめのリンクに載っている表を確認して欲しい)[JLC] (佐藤)

<http://www.avondalemedia.com/freepsm03.html>
<http://www.avondalemedia.com/help.html#international>

Inside Mac Radio で Adam の話を聴こう -- 私が、Mac の世界で何が起こっているかを毎週ざっくばらんに話をしているのをご存知だろうか? Scott Sheppard 氏は、インターネットで、あるいは iPod や iTunes で後程聴けるよう MP3 形式でダウンロードできる、Macintosh ラジオショーを毎日製作し始めた。私は今後 Scott と定期的にトークをする予定であり、最初のショーは以下の 1 番目のリンクから聴くことができる。今月初めには Chuck Joiner 氏とオンラインだけのユーザーグループレポートに関するインタビューを行い、Scottと Inside Mac Radio Daily にレギュラー出演を約束したことに関連して、このようなオンラインラジオショーをどのように考えているか、そして定期的にTidBITS スタッフとのインタビューをリンクしたほうが良いか、TidBITS Talkでみなさんの考えをお聞きかせ願えればと思っている。[ACE] (佐藤)

<http://insidemac.macupdate.com/imrd030925.mp3>
<http://www.osxfaq.com/radio/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07322>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2076>

2004 年 1 月にデジタルフォトクルーズ開催 -- TidBITS でデジタルフォトに関するトピックを寄せてくれる Arthur Bleich 氏は、再度 8 日間に渡るデジタルフォトワークショップクルーズを企画する予定だ、と私たちに教えてくれた。今回は 2001 年 1 月 24 日にカリブ海へ向け出発する。募集人員は30 人だ。[ACE] (佐藤)

<http://www.dpcorner.com/cruise/>


新しい TidBITS スポンサー:Aladdin Systems と CS Odessa

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

我々は周期的な世界に住んでいる。それでも週、月という早く回っている輪から、ずっと遅い年という回転へと視線を移すのは必ずしもたやすい事ではない。一ヶ月前、長年お世話になっている企業スポンサープログラムからの収入減を補うためどうやって新たな収入源を得ようとしているのかについて書いている時、今年の最後の四半期は回復の兆しが見られるかもしれないとの観測を入れた。自分の予測が当ったといえるのは大変嬉しいことで、今週新たに加わった二つの長期的なスポンサーについて発表できるのはまことに喜ばしい。現在の企業スポンサーは、Small Dog Electronics, Bare Bones Software, そして Fetch Softworks (ところで $5 の割引は火曜日でおしまい!) の皆さんである。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07326>(日本語)新たな収入源を模索して

しかしなんと言っても Macintosh 業界の浮き沈みの本質を浮き彫りにしているのは、私が丁度 5年前に書いた記事であろう。この時は、この業界が Apple のデススパイラルに近い状況に起因した不況からようやく立ち直りかけている頃であった。Steve Jobs が iMac と、そしてデザインと革新への復帰を掲げてこれらの困難に終止符を打ったのである。そして 1998年10月の初めに、我々もこの業界の回復をいくつかの新しいスポンサーが我々にもついてくれたことで実感する事が出来た。そして我々がいた 5年前と同じ様な状況に今いるのではないかという気がしている - Mac の世界の幸運が再び上昇機運にのったのではと。私が幻覚を起こしているのでもなく、この回復が本物である事を、皆さん一緒に祈りましょう。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=05117>

Aladdin Systems、TidBITS のスポンサーに -- 嬉しいことに Aladdin Systems がスポンサーとして戻ってきてくれた。同社の製品には StuffIt Deluxe, Spring Cleaning, Ten for X Collections, そして DragStrip、更に Mac OS 9 専用のユーティリティ FlashBack や ShrinkWrap がある。Connectix は Virtual PC を Microsoft に売却し、Casady & Greene は倒産を宣告する中で、Aladdin の長命さは特記に値する。Macintosh デベロッパーの中でもこれほど長く持ちこたえられてかつコミュニティに対して貢献してきた企業はほとんど無い。その貢献は、無償の StuffIt Expander の開発の継続から例年のチャリティキャンペーンや TidBITS のようなグループへのサポートにまで及んでいる。10月末まで TidBITS の読者は定価 $80 の StuffIt Deluxe 8.0 を $30 引きの特別価格で購入できる;アップグレードは $30 のままである。これへのリンクは上記のスポンサー広告の所を参照。[ACE]

<http://www.aladdinsys.com/>
<http://www.aladdinsys.com/company/pressroom/releases/aladdin/091103-3rdannualdonate.html>

CS Odessa -- 更に今週スポンサーに戻ってくれたのはウクライナのソフトウェア会社 CS Odessa である。同社はインテリジェントなダイヤグラム作成とビジネスドロープログラムである ConceptDraw (これの初期バージョンのレビューについては TidBITS-553 の "ConceptDraw コネクション" を参照) を出している。 ConceptDraw V は今公開ベータの段階なので、もし画像オブジェクトがお互いの関係を認識している中でドキュメントを作成するというのはどういうことであるが見てみたいとお思いなら、ダウンロードしてみる価値は十分にある。

<http://www.conceptdraw.com/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06179>(日本語)ConceptDraw コネクション


TiVo Series2 願望と熊取り違えの訂正

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 倉石毅雄 <takeo.kuraishi@attglobal.net>

TiVo でテレビ番組を簡単に巻き戻すみたいに人生を巻き戻せたらと思うことが時々ある。先週号の Alex Hoffman の記事“TiVo Series2 初代に改良を加える”では、デジタルビデオレコーダを使用して Now Playing リストを見ながら録画した番組をグループにまとめる方法について述べた。記事では希望する機能の一つとして挙げたが、実はこの機能は Series2 に既に存在している。番組をブラウズする優れた方法であるこの機能が自分自身の TiVo に付いていればという TidBITS の編集者の願望のせいにするしかない。Jeff には彼の DVD と VHS テープを分類してアルファベット順に並べる罰を与えよう。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07366>(日本語) TiVo Series2 初代に改良を加える
<http://www.tivo.com/>

間違いを謝っているついでにこれも懺悔しよう (魂に良いとは聞くものの、自分達が馬鹿らしく思えてしまうが)。Adam の 15-インチ PowerBook G4 を「3匹のくま」の童話のママ熊に例えたのも間違いだった。そのような結末の話もあるかもしれないが、多くの読者は“ちょうど良かった”粥、椅子、そしてベッドは赤ん坊熊のだったと指摘した。Adam の罰は、Tristan が嫌だと言うまで「3匹のくま」を寝る前に読んであげることだ。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07363>(日本語) ちょうど良かった
<http://w8r.com/kidsbook/bears.html>

そして最後に、先週の記事を発行する数時間前に急いで行なった StuffIt Deluxe 8.0 のテストの中で、StuffIt Deluxe の Archive Via Rename 機能を使用していると、Mac OS X からファイル名の拡張子を変更することに関するプロンプトが出ると Adam が述べた。しかし、実は Finder の“Always show file extensions”設定をオンにしておくと (これは Archive Via Rename が機能するために必要なのだが)、Mac OS X は名前変更に対して一々警告を出さない。考えてみれば当たり前だ。もしファイルの拡張子が見えなければ、何を変更しているのか分からないだろう。だが、もし見えているのなら、変更は意図してであろうから一々確認する必要はないはずだ。この間違いの償いに Adam は彼の Desktop 上の PDF の不可解な名前を分かりやすいものにつけかえなければならない。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07365>(日本語) StuffIt Deluxe 8.0 の新機能


Mac OS X 10.2.8 顛末記

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

先週の月曜日、Geoff Duncan が TidBITS の配布の準備をしている時、Software Update が Mac OS X 10.2.8 をインストールできると知らせてきた。時間も遅かったし、疲れてもいたので、その影響についてあまり考える事も無くダウンロードとインストールをやらせてしまった。(馬鹿な Adam!大きなアップグレードの時はその前に必ずバックアップを取る事といつも言っているではないか!) 40 MB を受信している間に、Jeff Carlson と私はこのアップデートを今週号に無理やり突っ込むより明日 TidBITS Web サイトの方に載せようと言う決断をしていた。結果的には延期しておいて良かった。と言うのも、このアップデートは多くのユーザーに対して問題を引き起こしていたからである。私の場合は運が良かった;このアップデートでメニューバーが二台目のモニタの方に移ってしまったのと、Classic がおかしくなって二回目の再起動を要求してきたが、その後はすべてが問題無く動いた。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07368>

他の人達はこれほど幸運には恵まれなかった。Mac OS X 10.2.8 にすぐアップグレードした人達から我々の所に、ブートの時のカーネルパニックを含んだ数多くの問題報告が入り始めた。その中で、オーディオを録音したり再生したりする外部 FireWire オーディオ機器用のいくつかのドライバと Mac OS X 10.2.8 はインコンパチであることは我々にも確認できた。他の多くのユーザーは Power Mac G4 上で Ethernet が動かなくなってしまう経験をしている。もしすでにこの Ethernet 問題の影響を受けているのなら、Apple の Discussion Boards に以前の AppleGMACEthernet.kext ファイルに戻す方法に関する解決策が報告されている。残念ながら、この解決策は Apple によって承認されてはいないし、我々 TidBITS でもまだ確認してはいない。

<http://discussions.info.apple.com/WebX?14@243.dj9gamVHgCC.1540101@.5999d9d9/10>

言うまでもないことだが、Apple はこの 10.2.8 アップデートを素早く引っ込めた。しかし替わりがいつ出されるかについて同社は何も言っていない。もし Mac OS X 10.2.8 をダウンロードはしたが未だインストールはしていないのであれば、そのファイルは捨てて替わりを待たれたい。もし問題を背負ってしまった不幸な人達の一人なら、問題に自分で対処しながらやっていくか、それともバックアップに戻すかの選択をしなければならない。ブート時に Shift キーを押し続けることで Safe Boot とすることを思い出して欲しい。こうする事で非 Apple のカーネルエクステンションやドライバを不能に出来るので、おそらくブート時のカーネルパニックに悩まされている人には役立つと思う、しかし Ethernet の問題にまで有効とは思えない。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07369>
<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=120245>

このアップデートには何が入っていたのか?Mac OS X 10.2.8 には数多くの Bluetooth 改善 (部分的には Apple の新しいワイヤレスキーボードとマウスのサポートを可能にする) と具体的内容は明らかにされていないが Safari Web ブラウザの改善が含まれている。その他には、Unix のアプリケーションである sendmail と OpenSSH の sshd に対するセキュリティアップデート、USB 2.0 機器に対するサポート (USB 2.0 を Mac に対して PCI カードや PC Card 経由で追加したとしても大丈夫)、それに外部 FireWire 機器をマウントする場合の問題修正がある。

<http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=61798>


PhoneValet、おまえに出来るかい?

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

コンピュータに慣れた私は、実世界で私たちを取り囲むさまざまの機器の多くがその機能を固定されていて自由にプログラミングできないことにいつも不満を感じている。その最たるもの、一番イライラさせられる分野が、電話だ。どうして私の電話機は受話器を取る前に誰から電話がかかっているのかを知らせてくれないのだろう? どうして今の通話がどれくらいの時間続いているか程度のことが簡単にわからないのだろう? そもそもこの技術革新の時代に、どうして電話番号などというものを(それも、時には一人の人にいくつも)いちいち自分の記憶に留めておかなければならないのだろうか?

Parliant という名のカナダの会社が、こうしたイライラの多くを解決するために、PhoneValet という名前の $130 の新製品を出してくれた。これは、電話線とあなたの Mac を接続する USB 機器に Mac OS X 用ソフトウェアを組み合わせたもので、通話通知(ただし caller ID サービスが必要)とダイヤル発信、それに通話ログを扱うことができる。(注意しておくが、これは今のところ複数ボイスメールボックスを備えた自動応答機とか、そのような機能は全く持っていない。)PhoneValet 1.0 は期待通りに働いてくれるものの、電話会社からの caller ID 情報の受信があてにならないことをはじめ、バージョン 1.0 リリースにありがちないくつかの問題点を抱えている。

<http://www.phonevalet.com/>

PhoneValet の部品と成り立ち -- 物理的な意味での PhoneValet の核心部は、トランプの箱の半分ほどの大きさの半透明な紫色の箱の中に収められている。片方の側面には RJ-11 電話線ジャックが1個あり、標準の電話線分波器が付属しているので、この箱とあなたの電話機の両方を繋ぐことができる。反対側には USB ポートがある。Parliant はあなたの Mac と接続するための USB ケーブルも同梱してくれている。電源も要らないし、モデムも必要ないが、現在のところ PhoneValet はアナログ電話回線(いわゆる POTS (Plain Old Telephone System) 回線)でしか動作しない。

ソフトウェア側で中心となるのは PhoneValet で、これがメインのインターフェイスを提供する。そして、いくつもの小さなアプリケーションが水面下で動作していて、これらが電話の着信・発信を管理したり、電話をダイヤルしたり、その他の働きをする。これらの小さなアプリケーションが走っているお陰で、メインの PhoneValet を常時走らせていなくても通話通知や通話ログが実行できるのだ。

PhoneValet アプリケーションは、少なくとも表面上は、シンプルさとインターフェイスのエレガントさの見本だとさえ言える。メインのタブが2つあって、片方があなたが保存している名前と電話番号をリストする Phonebook タブ、そしてもう片方が、かけた通話と受話器を取った通話、そして受話器を取らなかった通話もすべて記録する Call Log タブだ。ノートフィールドもあって、電話帳と通話ログのどちらでも、個々の項目にフリーフォームのテキストのノートを付属させることができる。

ウィンドウの上部にはツールバーがあって、5つのボタンと Quick Search フィールドがある。Dial ボタンは現在の項目(電話帳と通話ログのどちらでも)に対応した電話番号をダイヤルする。Delete ボタンは現在の項目を消去し、Details ボタンはウィンドウの右側にドローワを表示してリスト上に表示されている以外のいくつかの詳細情報を表示する。また、ここで名前や番号を編集することもできる。Add Number ボタンは受信した通話から電話番号を電話帳に追加する。最後に、Report ボタンを押すとダイアログが現われて通話ログデータベースを呼び出すことができ、その結果が新たに Call Log Report タブとして Phonebook および Call Log タブと並んで表示される。また、Quick Search フィールドを使って Call Log または Phonebook のタブの内容を検索すると、その結果は Call Log Report タブまたは Phonebook Report タブという新たなタブとして現われる。これはなかなか良い感じだ。それぞれの Report タブの中でさらに検索をすれば、順に検索結果を絞り込むこともできる。奇妙なことに、どれかの Report タブの中で項目を選んで Details ドローワを開くと、その中の項目を編集することができない。

PhoneValet はまた、メニューバーにアイコンを置いて、いくつものメニューコマンドで音声ダイヤル機能のコントロールができるようにしている。

電話帳にみんなの名前を -- PhoneValet の電話帳に名前や電話番号を追加するには、以下の4つの方法がある:

私の連絡先情報を PhoneValet で使うにあたって、私は自分の Now Contact データベースに収められている 2,000 件以上もの項目のうちでたったの 1% 程しか使っていないことに気付いた。私は厳選した連絡先のみを PhoneValet に読み込んだのだが、それでも、常時使うのはそのうちほんの一部の人に電話をかける時だけだった。余分の情報を PhoneValet に読み込んでしまうことの主な難点はリストが巨大になってしまうことだ(音声認識の正確度も影響を受けるかも知れない)が、その反面、項目数が多くなればなる程 PhoneValet が caller ID 情報に基づいて相手の名前を正確に通知してくれる可能性が高まると言える。

電話をかける -- PhoneValet を使って外へ電話をかけるには、電話番号付きの項目(電話帳項目でも通話ログの項目でも)を選択してから Dial ボタンをクリックすればよい。すると、画面上にダイアログが現われて相手の名前と電話番号を表示し、あなたにダイヤルすべき電話機の受話器を上げるようにと指示する。この部分のインターフェイスについては Parliant に高い評価を付けさせて頂きたい。コンピュータが勝手にダイヤルして私があわててヘッドセットを着けなければならないのではなく、コンピュータにダイヤルを指令すると共に私の準備ができるまで待っていてくれるというのは、まさに正しく的を得たやり方だと感じられるからだ。

音声ダイヤル機能をオンにしていて、かつ必要なマイクがあるならば、例えばあなたのお母さんに電話をしたい時にはマイクに向かってただ“Call Mom”と言うだけでよい。PhoneValet は Apple の内蔵の音声認識機能を利用しており、これは私が使ってみた範囲ではかなり正確に動作した。音声認識が不正確だったために発声を繰り返したり、初めからやり直したりしなければならなかったことはほんの数えるほどしかなかった。いったん PhoneValet が発声された名前を認識すれば、あとは Dial ボタンをクリックした時と全く同じように電話をダイヤルしてくれる。

もちろん、あなたの電話機のボタンを押していつもと同じように電話機を(あるいは同じ回線上のどの増設電話をダイヤルすることもできる。やはりこの場合も、PhoneValet はあなたがダイヤルした番号を探知して認識し、その通話時刻と通話時間とともに通話ログに記録する。もしもその電話の相手が既にあなたの電話帳に載っているならば、通話ログにはダイヤルした電話番号と一緒に相手の名前も記録される。

私は、この音声ダイヤル機能にすっかりわくわくさせられた。ついに、Mac が実際に私の語る言葉を聞き分けて、役に立つことをしてくれたのだ! でも、その一方で私は大きな不満も感じた。ただし、この不満は Parliant のコントロールできる範囲の外にある。私はマイクを自分の Power Mac G4 に接続させると同時に Apple の新しい iSight カメラも使っていたのだが、どうやら Mac OS X には FireWire ベースのオーディオ入力に関するバグがあるらしく、Mac を一度スリープさせてから元に戻すと Apple の音声認識機能が働かなくなってしまうのだ。少なくとも音声認識は私が PhoneValet システムメニューで音声ダイヤル機能を一度オフにしてからオンに戻すまでは回復しなかった。この問題は実にイライラさせられる。なぜなら、私は毎朝 Mac をスリープから戻した後、音声ダイヤル機能をオフ・オンするのをつい忘れてしまうので、電話をかけようとして動かないのに気付くまではずっと動作していないのに気付かないままだからだ。

もっと問題なのは(そしてこの問題はその原因を特定するのにかなり長い間のテストを要したのだが)もしも Apple の音声認識機能がオンになっていると iChat AV のオーディオ・チャットが動作しないという事実だ。これには本当に混乱させられた。なぜなら iChat AV のエラーメッセージはただ単に、10 秒間パケットが受信できなかったと表示するだけだったからだ。でも今は、私は回避方法を知っている。それは、いったん音声ダイヤルをオフにしてからオーディオ・チャットを開始または受信し、その後で音声ダイヤルをオンに戻せば、何の問題もなくチャットを続けられる、という方法だ。今後は是非、Apple にこの回避方法を提供して欲しい。iChat AV は既にオーディオ・チャットのために iTunes のプレイバックをポーズ・リスタートするという方法を取っているではないか。同じように音声認識機能を自動的にオフ・オンするのもできるはずだ。

PhoneValet が市内通話・長距離通話をどのようにダイヤルすべきかについては、数多くの環境設定項目でコントロールできるようになっている。どの局番を市内通話と認識するか、市内通話は 7 桁、10 桁、11 桁のうちどれを必須とするか、長距離通話のダイヤルをどんな番号で始めるべきか、などの設定ができる。

電話を受ける -- 電話がかかってくる度に PhoneValet はそれを探知して、相手の名前と電話番号を、可能な場合には画面の真ん中に短時間現われる読みやすいポップアップダイアログでビジュアルに表示すると共に、Mac OS X の音声合成機能を使って耳からも聞かせてくれる。PhoneValet はまた、通話ログに新しい項目を開いて、可能ならば相手の名前と電話番号を記録し、通話開始時刻と通話時間も記録する。複数個の電話回線を持っている人は、回線の数だけ PhoneValet ボックスが必要なのだが、この場合はどの回線から電話がかかったのかも PhoneValet が記録してくれる。

今、私は「可能な場合には」とか「可能ならば」とかいう言葉をしきりに強調した。これは、PhoneValet の通話モニター機能に数々の注意点が存在しているからだ。まず、この機能が動作するためには電話会社と caller ID サービス(発信者番号通知サービス)の契約を結んでいなければならない。ただし、この caller ID サービスを受けていても、PhoneValet が認識できるのはその情報が提供された通話についてのみだ。大きな組織の電話システム(例えば Apple や、Cornell 大学のシステムなど)から発信される通話では、その情報がリレーされないことが多いのだ。また、個人が caller ID を非通知に設定していることもある。さらに、caller ID が提供されているのに PhoneValet がそれをうまく認識できないということも、私は何度も経験している。

実際、私のところではこんなことが起こった。これは、PhoneValet の通話ログからどんな情報が引き出せるかという意味でも、また caller ID サービスというものがどれ程あてにならないかを知る意味でも教訓的だと思うので、詳しく書いてみたいと思う。私は、PhoneValet が私の受信するすべての通話を表示するように設定し、そのレポートを tab 区切りのテキストファイルとして保存し、そのファイルを Microsoft Excel で開いてリストに変換した。7月末以来私は全部で 171 通の通話を受けており、そのうち 131 通には caller ID 情報が付いていなかった。つまり 75% 以上が情報無しだったのだ! 私は留守中に受けた通話をすべて携帯電話に転送するように設定しており、携帯電話は caller ID を記録しているので、両者を比べた私はすぐに携帯電話の方がずっと高い確率で caller ID 情報を認識していることに気が付いた。PhoneValet が全く認識できないのに携帯電話ではちゃんと情報が表示されていることもよくあるのだ。(この携帯電話の設定方法については TidBITS-593 の記事“パーソナルな電話によるコミュニケーションの再考”を参照。)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06528>(日本語)パーソナルな電話によるコミュニケーションの再考

この悪い結果に憤然とした私は、もっと詳しく調べてみることにした。Parliant の社長の Kevin Ford によれば、確かに電話線から届く caller ID 信号の品質と内容は一定ではないのだが、それにしても私のこの結果は尋常ではない、ということだった。そこで私は Verizon Repair に連絡して修理の技術者に来てもらった。調べてくれた技術者は電話会社の設備には何の問題もないことを確認できたが、次に私の家の屋内配線をチェックしたところショートが確認され、彼の意見ではおそらくこのショートが原因で caller ID 情報が失われていたのだろうということだった。でも、私はこのショートを突き止める作業をするのは気が進まない。私の家には 15 個ぐらいの電話線ジャックがあり、その多くはもう訳もわからない程にタコ足配線で繋がれている。さきほどの修理技術者はショートの原因は単にあまりにも多くの電話が接続されているというだけのことかも知れないとも言っていた。わが家では通常およそ8個の電話機器が接続されており、それだけでも多すぎるのかも知れない。従来型の電話機は REN (ring-equivalency number) が1だとして考えられる。標準的家庭での REN の最大許容値は5だ。ただ、新型の電話機は1より低い REN 値を持っているらしいので、わが家は許容値内であるかも知れないのだが、とにかく私は2台の電話機を配線から外し、発信専用の FAX 機も外して様子を見てみた。

言うまでもなく、この実験でも caller ID 機能が一向に改善しないとわかった時には私はすっかりがっかりしてしまった。実は、私は大きなプランを心に秘めていたのだ。それは、PhoneValet を使って二階の Mac と階下の Mac の両方で電話のかかってきたことを通知させれば、書斎にいない時でも誰から電話がかかってきたのかが予めわかるだろう、というものだった。PhoneValet は電話がかかってくる度に AppleScript スクリプトを走らせたり電子メールを送信したりすることができるはずだが、わざわざそんな設定の方法を調べ上げたりするのも面倒だった。何しろ、手間を掛けてそんなことをしてもかかってくる電話の4分の1にしか意味がないのだから。Kevin によれば、まさに私のような目的のために、あるいは複数のアナログ電話回線を持った小規模のオフィスでの用途を意識して、Parliant では PhoneValet がかかってきた電話を複数のコンピュータにアナウンスさせる機能を追加する予定だという。また、誰からかかってきたかによって特定のアクションを動作させる機能も検討中だという。

困ったことに、電話によるセールスをする連中はほとんど常に caller ID 情報を非通知にしている。だから、そういう電話に出たくないと思えば、話したい相手からとわかる電話のみに受話器を取ることになってしまう。caller ID 情報を非通知に設定している皆さんにこれを機会に一言助言しておきたいことは、発信者番号を表示させたいと思っている私たちのような人々は、皆さんからかかってきた非通知の通話には出ない可能性が大きいということだ。

問題点と困りごと -- さきほど私は、PhoneValet のインターフェイスが、少なくとも表面的にはシンプルさとエレガントさの見本だと述べた。けれども実は、もう少し掘り下げてみると、その下に有難くない驚きとイライラとが隠れているのが見えてくる。

項目を追加したり、項目にノートのテキストを追加したりする時、ユーザーは自分で save メニューを選んで変更を保存しなければならない。それを忘れると、別の項目を選ぼうとした時に PhoneValet が変更の保存を確認してくる。この余計な一手間が、イライラさせられるのだ。私は実際、それやこれやの項目に名前やノートを追加しながら頻繁にこの状況に陥ってしまう。PhoneValet は、このような場合には自動的にすべての変更を保存すべきだ。もしも、Parliant としてはデータ消失の可能性が心配だと言うのならば、代わりに複数段階の Undo 機能を実装するべきだろう。

電話帳と通話ログとは、単なるカラム状のリストであって、カラムのタイトルをクリックすればそれでソートすることができる。(ただしノートについてはできない。どうしてノートを持つ項目によってリストをソートできないのか、私には理解できない。)もう一度続けてクリックすると、逆順でソートされる。これは良い機能だ。けれども、それ以外の点ではこれらのリストは標準的な仕掛けを軒並み欠いていると言わざるを得ない。例えば、複数個の項目を選択することができない。これは電話帳から不要な項目を多数一度に消去したい時や、通話ログから通話記録の不要な項目を消したい時などに不便だ。(ダイヤル中に番号を間違えて、一度受話器を置き、もう一度受話器を取ってダイヤルし直すと、PhoneValet は両方のアクションを記録してしまうのだ。)また、選択のためのキーボードショートカットが全く何も無い。電話帳で項目名の最初の数文字をタイプしてその項目にスクロールできたらとても便利なのに。こうした機能は、将来のバージョンで実現されるという話だが。

音声ダイヤル機能を使っていない場合は、通話したい相手を素早く選択できないことがとりわけ不便に感じる。なぜなら、電話帳から相手を見つけて番号をダイヤルするショートカットが他には無いからだ。Parliant には是非、システムワイドの PhoneValet メニューにいくつかの相手の名前をリストして、そのメニューから選べば自動的に正しい電話番号をダイヤルしてくれる、といった機能を実現してもらいたい。さらにもうほんの少しだけの手間を掛ければ、さらに別個のリスト、できれば階層メニューのリストに、よく電話をかける相手の名前をすべて並べる、というようなことも可能ではないだろうか。

この提案そのものから、より深い問題点が見えてくる。PhoneValet は、実は OpenBase による SQL リレーショナル・データベースを利用している。けれども、現在のところ、このデータベースの強力さはほとんど使いこなされていないように見える。例えば、電話帳の個々の項目に添えて、その人物への通話とその人物からの通話が何件あったか、通算通話時間と平均通話時間はどれくらいか、といったデータを表示できるはずではないだろうか? もちろん、レポートを書き出しておいて、その情報をスプレッドシートやデータベースのプログラムで読み取ることもできるだろうが、PhoneValet 自身が既に強力なデータベースを使っているではないか。また、通話ログの1つの項目に電話番号しか入っていなかった場合、そこに相手の名前を手で入力したとして、その際に PhoneValet が同じ電話番号の他の項目にもその名前を自動的に入力してくれてもよいはずなのに、実際にはその項目を電話帳の新たな項目として保存した後でさえもその自動入力は実現されていない。Parliant としても、今後データベース関係の機能をもっと強化していく予定であるというし、またサードパーティのソフトウェアが直接データベースにアクセスを得るのも可能だろう。

<http://www.openbase.com/>

PhoneValet、おまえを雇おう -- もしも私が電話をメインにした仕事をしていたとしたら、特に通話時間に基づいて料金を請求する仕事だったら、きっと私は PhoneValet をビジネスに不可欠の基本的ツールと位置付けるだろう。けれども、実際に通話時間を管理する必要は無いと言っても、またかかってくる通話の相手を認識する際に問題があるという事実があっても、私は既に PhoneValet がかなり気に入っている。特に音声ダイヤル機能はなかなかのものだ。PhoneValet が特に気に入るだろうと思われる状況としては、電話をよく使う子供たちが何人もいるような家庭、食事中もかかってくるイヤなセールスの電話にうんざりしている人、小規模のオフィスで PhoneValet の通話ログを生かして顧客からの電話を管理したり折り返し電話をかけたりする作業を簡略化したい場合、などが考えられる。

PhoneValet は確かにまだバージョン 1.0 のアプリケーションで、さまざまの細かなバグが付きまとっているし、欠けている機能もたくさんある。けれども Parliant は私がこの7月に PhoneValet を使い始めて以来数回も小さなアップデートをリリースしており、彼らは間違いなくこの製品を改良していこうという気構えに満ちている。この気構えは、彼らの電子メールサポートを見てもわかる。私が最近見た中では最高水準の電子メールサポートだと言ってもよい。私が送った電子メールにはすべて自動返送の返事で trouble ticket 番号が送られ、さらにサポート担当者からすぐに助言の入ったフォローアップがある。(見たところ、フル機能の WebObjects サポートシステムを使っているようだ。)私が報告したバグのうちいくつかは、プログラムのマイナーリリースで既に素早く修正されている。また、私の報告した問題点で、その原因が Apple のコード内にあって Parliant が再現できなかったようなものについては、私専用に特別バージョンのプログラムを作って、私の所で問題点の探索に使うようにと送ってくれたことさえある。Parliant は、特に顧客からのリクエストに格別の注意を払っており、人々の要望に応じて機能を追加したり、また優先順位を付けたりしている。だからこそ皆さんも、どんな機能を追加すればあなたにとって PhoneValet がもっと良いものになるかを考えて、そんな機能を彼らにリクエストするようにして頂きたい。

<https://secure.parliant.com/cgi-bin/WebObjects/ContactPage.woa?dept=Technical+Support>

PhoneValet 1.0 は1つの電話回線用には $130 で、PhoneValet で管理すべき追加の1回線ごとに $90 の拡張パックがある。ソフトウェアだけでなくハードウェアとも連携して動作するので試用版は出ていないが、Parliant では 30 日間の返金保証をしている。Mac OS X(10.1.5 かそれ以降)のみで動作するが、Parliant からは Tell A Phone という名前で Windows 用の類似の製品も出ている。

<http://www.parliant.com/>

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PayBITS の説明 <http://www.tidbits.com/tb-issues/lang/jp/paybits-jp.html>


TidBITS Talk/29-Sep-03 のホットな話題

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

TiVo Series2 の改善点 -- TiVo の第2世代デジタルビデオレコーダについて、読者たちから経験談が寄せられた。DirecTV のコンビネーションユニットと比較した情報もあった。(メッセージ数 11)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2073>

TiVo 対 EyeTV -- テレビは、居間に置くべきか、それともあなたの Mac 上に置くべきか?(それとも両方?)テレビ番組をあなたの Mac で録画できる El Gato Systems と TiVo とを、読者たちが比較する。(メッセージ数 3)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2074>

Office X 10.1.5 アップグレード -- 少なくとも一人の読者の経験によれば、Microsoft の最新のアップデートのインストーラは Office X のすべてが揃っていないと動作してくれないようだ。(メッセージ数 3)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2075>

Apple のワイヤレスキーボードとマウス -- 先週号の記事で Apple が将来の Mac でワイヤレスのキーボードとマウスを標準装備にするのではないかという予想を述べたが、Bluetooth 接続構築の実情から見ればそう簡単には行かないようだ。一人の読者からは、Apple 製のコードレスねずみ君に代わるべき製品の提案があった。(メッセージ数 9)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2072>


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