TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1291/28-Sep-2015

今週号の TidBITS では、Adam Engst が iPhone 6s の記録破りの売り上げの背後にあるものを説明し、Josh Centers が iOS 9.0.1 で何が変わったのかを(読者の助力を得て)紹介し、Jeff Carlson が watchOS 2 から見逃されがちな詳細情報を指摘する。もしもあなたが新しい iPhone を買った 1300 万人の中の一人なら、データを失わず Apple Watch を新しい iPhone へ移行させるにはどうすべきか戸惑っているかもしれない。そこで Michael Cohen が解決法を示す。Apple が開発者たちに対して Xcode を非公式のところからダウンロードしないよう警告を出し、XcodeGhost が iOS アプリに投げ掛けた暗い影は消えつつある。Josh はまた、iOS 9 で新しくなった Notes (メモ) アプリについて詳しく解説し、今後ノート取り用アプリがこれ一つで済むようになるかもしれない理由を述べる。それから、DealBITS 抽選の Swift Publisher 4 当選者を発表するが、すべての TidBITS 読者が特別の 50 パーセント割引を受けられるのでお見逃しなく。今週注目すべきソフトウェアリリースは、ClamXav 2.8.5、GraphicConverter 9.7.2、Postbox 4.0.5、LaunchBar 6.5、Fantastical 2.1、それに Airfoil 4.9, Nicecast 1.11.6, Piezo 1.2.9 だ。

記事:

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iPhone 6s の発売当初売上記録が Apple の戦略的成功を示す

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

いつもの通りに、Apple はリリースされたばかりの iPhone 6s と 6s Plus について、発売当初週末の売上を発表した。そして今回もまた、記録破りの売上となった。今回の新しい iPhone モデルの販売台数は発売開始直後の 72 時間で 1,300 万台に達し、昨年の iPhone 6 と 6 Plus が記録した 1,000 万台を超えた。

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物書きたちの中には愚かにも今回の記録的売上を Apple が破滅への道を辿るしるしだと解釈しようと試みる者たちもいる(今年一番の愚かな見出し大賞は USA Today の "Even the iPhone can't save Apple" (iPhone でさえ Apple を救えない) に贈呈しよう)けれども、確かに去年のモデルと今年のモデルを比較しただけでは全体像は見えてこない。

実際、どのような具体的改善点があるかにかかわらず、iPhone の発売当初の売上が前モデルの発売当初より好成績であることは何も驚くには当たらない。それにはいくつか理由がある:

Apple の発表資料は、iPhone 6s と 6s Plus が記録的な販売台数となったのは従来のモデルよりずっと良くなったからだと暗に言っているように読める。けれども、ずっと良くなったのは当然のことだ。最新型の iPhone は常に最も有能なモデルであり、強力なる Apple マーケティング・マシンは必ずそれを人の心を掴めるものとする。それより今回売上記録を達成できた理由として興味深いのは、いや過去の売上記録でもそれは同じことだが、Apple が iPhone の製造と販売の両面でますます巧みに仕事をこなすようになりつつある点だ。

初代の iPhone を 2007 年にリリースして以来ずっとこの軌跡を継続してきたということは、Apple は間違いなく製造工程を強化して需要に応じられるようにし、何百万台もの iPhone を世界中に届けるための複雑な物流を管理し、オンラインと実店舗の双方の販売網を拡張してこなければならなかっただろう。Tim Cook の経歴は業務部門にある。そして、これらますます成功の度を強めつつある iPhone の発売当初記録は、Apple がこの方面でいかにうまく戦略を遂行できているかを際立たせているではないか。

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Apple、iOS 9.0.1 で Slide to Upgrade バグを修正

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple が早くも iOS を iOS 9.0.1 にアップデートした。極めて大きな影響を持つ可能性のあるバグに対処した、小さなアップデートだ。このアップデートのダウンロードは Settings > General > Software Update から、あるいは iTunes 経由でもできる。既に首尾よく iOS 9.0 へのアップデートを済ませた人にとっては、iPhone 6 でならば 35 MB という小さなダウンロードサイズなので、おそらく iTunes 経由でなく無線通信でのアップデートをする方が手軽だろう。

さて、それはさておき iOS 9.0.1 で修正された主要な点は、Slide to Upgrade (スライドでアップグレード) 画面から先に進まなくなり、デバイスを復元しないとアップデートが実行できなくなることがあった問題だ。記事“iOS 9: TidBITS があなたの質問に答える”(2015 年 9 月 16 日) で用心深い行動指針として紹介した通りにしばらく iOS 9.0 へのアップグレードをせずに待っていた人には、待った甲斐があったということになるだろう。

iOS 9.0.1 ではまた、アラームやタイマーが鳴らなかったバグ、Safari や Photos でビデオを一時停止した際にフレームが歪んだバグ、それからカスタム APN を使うユーザーのセルラーデータが失われたバグも修正された。

読者からの報告によれば、9.0 のユーザーが iTunes 経由でアップデートした際に経験した二段階認証の問題が iOS 9.0.1 で解消されているという。また、少なくとも一つのカメラ (Sony A6000) から取り込みたい画像が 9.0 を使っていると Apple iPad Camera Connection Kit 経由でダウンロードできなかったのが 9.0.1 にしてから問題なく転送できるようになったという。

Apple のリリースノートには iOS 9.0.1 でセキュリティの改善もなされたと書かれているが、同社のセキュリティアップデートサイトはまだ今回のアップデートをリストに含めていない。

iOS 9.0.1 にアップデートした後、あなたが最近になってアップデートしたアプリはもう一度アップデートし直さなければならないかもしれない。もしも Settings > App and iTunes Stores で Updates が有効になっていれば、自動的にアップデートし直されるはずだ。[訳者注: その後、iOS 9.0.2 がリリースされました。来週号に記事が載ります。iOS 9.0.2 では、この最後の段落に述べられている問題が解消されているようです。]

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Apple Watch を新しい iPhone に移行する

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

我々は皆、前にここに来たことがある - 全員ではなくとも、沢山の人が。Apple は新しい iPhone を出荷し始めた、そして、あなたも古い iPhone を新しいものと再度取り替えようとしているならば、古い iPhone の設定、アプリ、そしてデータを新しい iPhone に移すに必要な手順についても、おぼろげながらも分かっておられるであろう。しかしながら、今回は、移行しなければならないものがもっとあるかもしれない:もし Apple Watch をお持ちなら、その設定やデータも移したいはずである。

Apple Watch と新しい iPhone とを最良の友人とするのはそれ程難しい話ではないが、それは順を追ってやる必要があり、多少の辛抱が必要となる。具体的には、新しい iPhone を設定する前に、時計のデータはバックアップされ、移行の準備完了となっていなければならない。その順序を以下に示す:

  1. Apple Watch と古い iPhone の間のペアを外す。これをやると、iPhone 上の Watch アプリは、その接続を切る前に時計のデータのバックアップを作り、そのバックアップを iPhone 上に保存する。このバックアップは極めて重要であることを認識する必要がある;Apple Watch のコンテンツは iPhone からペアリングを外される時、消去されてしまう! Apple のサポート記事 "Apple Watch と iPhone のペアリングを解除する" がこのプロセスを詳細に記述している。

  2. 次に、その iPhone をバックアップする。バックアップは iCloud にも (もしストレージに十分空きがあれば)、或いは Mac 上に iTunes を使ってもとれる。iPhone をバックアップすれば、方法には関係なく、そのバックアップには Apple Watch バックアップが、その他のデータや設定と一緒に含まれる。もし iTunes にバックアップするのであれば、暗号化バックアップを選択すること、さもないと、バックアップには Health と Activity のデータが含まれなくなる。サポート記事 "iCloud または iTunes を使ってデバイスをバックアップする方法" に、iOS 機器をバックアップするやり方が記述されている。

  3. 古い iPhone はバックアップされた所で、その電源を切り、そして該当するなら、SIM カードを古い iPhone から新しいものへと移行する。

  4. 新しい iPhone を有効化し、設定する。この設定の過程で Wi-Fi に接続する。もし iCloud にバックアップしていたのならば、問われた時に Restore from iCloud Backup を選択する;もし iTunes にバックアップしていたのならば、設定中に新しい iPhone を iTunes に接続、そして、問われた時に Restore from iTunes Backup を選ぶ。この全プロセスは Apple のサポート記事 "iPhone、iPad、または iPod touch から新しいデバイスにコンテンツを転送する" に記述されている。終了した時には、この新しい iPhone は古い iPhone 上にあったコンテンツを持っているはずである - そこにはバックアップされた Apple Watch データも含まれる。

  5. 新しい iPhone の設定も完了し出発準備が出来た所で、次は Apple Watch を新しい iPhone にペアする番である。新しい iPhone には今や古い iPhone にとった時計のバックアップも含まれているので、このペアリングの課程で、バックアップから復元する機会が提供される。Apple Watch の設定とペアリングの課程は、Apple の "Apple Watch を設定する" サポート記事に詳述されている。

もし全てがうまく行けば (そして、通常はそうなる)、新しい iPhone と Apple Watch は再度同期状態にあるはずである。いずれにしても、まだすることは残っている。それは Apple Watch バックアップには次の項目は含まれていないからで、これらは再度手動で設定しなければならない。

確かに、これは単純な「ボタン一発で全て完了」のプロセスでは無いし、全てを取り戻すまでには多少の時間も要する。しかし、少々の面倒にはそれだけの価値がある、何故ならば、最終的にはこの上なく幸せなハーモニーで働いている新しい iPhone と Apple Watch の両方を手に出来ているからである。

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Apple、Xcode ダウンロードにつき開発者たちに警告

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

XcodeGhost ハックは、中国の開発者たちが非公式の場所からダウンロードした、変更されたバージョンの Xcode を通じて、多くの iOS アプリの中にマルウェアを入り込ませたというものであったが、Apple のセキュリティシステムを破ることにかなり成功した一つの例と言える。(2015 年 9 月 21 日の記事“XcodeGhost、Apple エコシステムのセキュリティ経済を攻撃”参照。)まだ Apple は問題の根本原因(外国のサーバに対する中国のバンド幅制限)に対処した訳でもないし、Xcode の中にデジタル証明書の pinning (紐付け) 実装やより良いアプリ署名を組み込んだ訳でもないが、今回すべての Apple 開発者に対して電子メールでこの問題に関する警告を書き送った。

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そのメッセージは、開発者に対して Xcode を必ず Mac App Store から、または Apple Developer ウェブサイトから、直接ダウンロードするようにと強く勧める。これら二つの経路ならば、OS X が Xcode のコード署名をチェックして認証できるからだ。けれども Apple は拡大版開発者ニュース記事を出して、必ずしもすべての Xcode のコピーがその二つのいずれかから来ている訳ではないことを認めつつ、開発者たちが USB サムドライブ、外付けハードディスク、LAN ファイルサーバなどから入手した Xcode のコピーが正当なものかどうかを自らの手で検証できる方法の説明も載せた。

Apple はまた、同社の中国語版ウェブサイトに XcodeGhost Q&A ページを公開して今回の問題の状況を説明した。もちろん中国語で書かれているが、ページの下の方に説明の英語版もある。Apple の Q&A は今回影響を受けたアプリのうち最も人気ある 25 個をリストしているが、このリストはそれ自身興味深い。アプリの名前だけを眺めても面白いものがある。中でも私の目に留まった名前は Carrot Fantasy (「ニンジンの白日夢」- ひょっとして Daikon Dreams なんていうスピンオフもあるか?)、Miraculous Warmth (「奇跡のような暖かさ」- バッテリが猛烈に減るのかも)、Flush (「ほとばしる水」- 面白いことに、これは株価追跡のアプリだ) といったところだ。

もう一度言っておくが、私たち普通のユーザーは今回の状況に対して何もする必要がない。(というか何もできない。)変更されたバージョンの Xcode が機能することを許し、マルウェアに感染したアプリを App Store に入り込ませてしまったという Apple のセキュリティ上の失態は、私たちが関与できることの範囲外にあるものだから。

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DealBITS 値引き: Swift Publisher 4 が 50% 安くなる

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

先週の DealBITS 抽選で当選し、BeLight Software のプリントデザインアプリ Swift Publisher 4を受け取ったのは、bright.net の Judy Hoffman、pojman.com の James Pojman、yahoo.com の Mastmann、sbcglobal.net の Pedro Gelabert、それに gmail.com の Shoshanna Green の 5 名だ。おめでとう! 皆さんそれぞれに、誰もが見られるパンフレットやチラシ、葉書などの制作に早速取り掛かられることと思う。

当選しなかった皆さんもがっかりすることはない。BeLight Software では、2015 年 10 月 9 日までの期間中に限り、何と 50 パーセント割引で Swift Publisher を販売中だ。つまり、定価 $29.95 のところ $14.95 で購入できる。 このリンクを使えば今回の TidBITS 読者向け特別割引を利用できる。

今回の DealBITS 抽選に応募して下さった 232 名の皆さんに感謝したい。また今後の DealBITS 抽選もお楽しみに!

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細部をもっと見る:watchOS 2 での注目すべき新機能

  文: Jeff Carlson: jeff@necoffee.com, @jeffcarlson
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

リリースされたばかりの watchOS 2 アップデートは今や Apple Watch 上でネイティブのアプリを走らせ、そして開発者にコンプリケーション (時計の盤面上に現れる追加の情報) を作らせてくれる。そしてまた Nightstand モードもあり、充電中に横向きに置くと時計を小さなベッド脇の目覚ましにし、ボタンもアラームをスヌーズさせる役目を担う。Josh Centers は、この辺のことそして他の看板機能について "Apple、watchOS 2 をリリース" (21 September 2015) で取り上げた。

どんなオペレーティングシステムのアップデートでもそうだが、watchOS 2 には、指摘しておくに値するより細かな細部が山ほどある。但し、このリストは全般を網羅しているとは言い難いので、どうか皆さんの所見をこの記事のコメントを通して共有して欲しい。私はまた、watch OS 1.1 で私の目をとらえ、そしてユーザー経験を豊かにすることに関わった時の Apple の細部への目配りを感じさせるものに関する感想も、ここに含めている。

画面をより長く明るくしておく -- 腕を上げた時、Apple Watch の画面は現れ、そして 7 秒後に消える。しかし、今や画面をタップし目覚めさせると、ピクセルをそれが暗黒に戻る前に光っている時間を長くする選択が出来る。これでデモもやりやすくなる。時計上の Settings アプリ、或いは iPhone 上の Apple Watch アプリを開いて、General > Wake Screen に行く。On Tap の下で Wake for 15 Seconds か Wake for 70 Seconds のどちらかを選択する。何故 70 秒なのか? 私には分からない。

最後のスタンド (明日までは) -- 私は Apple Watch の私の腰を上げさせようとする有り余るほどのリマインダーが好きであるが ("スタンドの時間です!")、日によっては煩わしすぎることがある。今や、警告された時に、そのリマインダーには Mute for Today ボタンが含まれる。

自分の Photo 盤面を選ぶ -- 二つの新しい盤面が自分の写真を顔として使わせてくれる (尤も、どちらもコンプリケーションは許さない - 本気なの、Apple?) Photo は同じ画像を時計をあげる度に表示する;Photo Album は盤面が現れる度にアルバムにある画像の間を巡る。盤面をタップすれば画像が切り替わる。

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一枚の写真を盤面として使うには、次のことをやる:

  1. 時計上で Photos アプリを開く。

  2. 使いたい画像を見つける、そして画面を満たすようズームインする (Digital Crown を使うか、或いは画像をタップすることで)。

  3. 画面を感圧タッチ (強く押してタッチ) することで Create Watch Face ボタンを表示させ、そしてそれをタップする。新しい Photo 盤面が他の顔の列に現れる (時計を感圧タッチするとアクセス出来る)。

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違う写真から盤面を作る度に、そのデザインは別個の盤面として加えられるので、幾つか作っておき、ムードに応じて切り替えられる。

残念ながら、少々問題がある。Photo Album 盤面はその画像を、時計上の Photos アプリで同期するよう選択した写真アルバムから取ってくる。盤面で使うアルバムと Photos アプリでブラウズするアルバムとで違うものを使う選択肢はない。それでよければ (つまり、原則的に画像を見るために時計上の Photos アプリは使わない)、次の手順を踏む:

  1. iPhone 上の Watch アプリで、Photos ボタンをタップしその設定にアクセスする。

  2. Synced Album をタップする、これはデフォルトでは Favorites に設定されている。

  3. あなたの Photos ライブラリから画像のソースとして一つのアルバムを選択する。

  4. 左上隅にある Photos をタップすると My Watch が現れるので、My Watch 画面に戻る

時間と日付の白色のテキストが見にくいのであれば、相対的に暗い画像のアルバムの方が良い。

時間に応じた Time-lapse 盤面 -- 写真盤面からの進化形の一つは、新しい Time-Lapse 盤面で、六つの場所の短い低速度撮影動画を再生する:Mack Lake, New York, Hong Kong, London, Paris, そして Shanghai である。(これらもまた、コンプリケーションは許さない、いい加減にしてよ、Apple!)

皆さんがすぐには気づかないかもしれないのは、Apple はそれぞれの場所で一日の内の違った時間用に違った動画を制作していることである。もし午前中に時間を見ようとすると、日中のアニメーションを見ることになり、夜には、夜の景色を見ることとなる。

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盤面にもっと色を -- Modular 盤面は watchOS 1 下では、幾つかの単配色を提供していたが、今や幾つかの色が使える新しい Multicolor オプションがあり、例を挙げると、三色の Activity リングがある。多くの色は新しいもので、最近 Apple が採用した新しい Sport バンド、Stone, Walnut, そして Vintage Rose の様な色ともマッチする。盤面を選ぶ時 (時計の時に画面を感圧タッチする)、Modular 盤面に切り替え、そして Customize をタップする。最初の設定画面で色を選ぶ;Digital Crown を回して好きな色合いを選ぶ。

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Utility 盤面もまた Activity コンプリケーションに色を、そして Stopwatch や Alarms の様なアイテムに対するオレンジのアイコンを加える。もしもっとおとなしい感じが好みでも、Utility 盤面に対する白のコンプリケーションはこのアップデートでは選べない。しかしながら、Modular は今でも単色のコンプリケーションを提供している。

一緒に飛んで -- 盤面と言えば、watchOS 1 の時からあったものだが、全体の経験に、気づくこともないかもしれないが、付加されている気配りのレベルを示す細部がある。Airplane モードに切り替えた時 (Settings グランスから)、そのモードにあることを示す小さなオレンジ色の飛行機が画面の上部に現れる。後に、暗い画面から時間を見ようとすると、その飛行機は左側から素早く飛んでくる。

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Siri で運動を始めるのを早める -- 靴紐は結んだ、好みの曲も弾けている、道路は目の前に延び、誘っている、そして... ちょっと待って、Workout アプリを開かねばならない、Outdoor Run オプションをタップ、目標を設定、Start をタップ、そして... いや、メールを見てみた方が良いかも、それに冷凍庫にはまだ開けていないアイスクリームの箱があるし...

ひょっとしてこれがあなたの Apple Watch を身につけての運動に対する姿勢ではありませんか? 私にとっては、運動したいという願望は自然には起こらないので、始めるための障害が多ければ多いほど、実際に行動を起こすのはより難しくなる。

watchOS 2 では、Siri がそれをずっと簡単にしてくれる:Digital Crown を押し続ける、或いは腕を上げて "Hey Siri" と話しかけて、この助手を呼び出し、そして "Outdoor Run をスタート" (或いは、他のあなたの運動に合うもの) と言う。時計は Workout アプリを開き、正しい運動の種類に切り替え、そしてあなたをスタートさせてくれる。

Crown を押す回数を 1 回少なく -- 最初の watchOS リリースでは、ホーム画面から盤面へと辿るには Digital Crown を余分に一回押す必要があった:一回押して Clock アプリを中心に位置させる、そしてもう一回押してそのアプリを開き盤面を見る、である。watchOS 2 はこの流れの無駄を無くし、Clock アプリを中心に持って行った後すぐに盤面にズームインするようになった。余分の押し一回はもう必要ない。

時計上で友人を加える -- 横のボタンを押すと、あなたの友人のサークルが現れ、更に watchOS 2 では、幾つかのサークルを持つことが出来る - 左右にスワイプする。またもう一つ良くなった点は、友人の選択を、iPhone 上の Watch アプリに行くことなく、時計上で直接あなたの連絡先から出来るようになったことである。セレクタを何もない所に置いて真ん中のボタンをタップする (これで + が現れる)、そしてスクロールして追加したい友人を見つける。しかしながら、友人を削除したり、或いは整理し直すには iPhone アプリを使う必要がある。

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皆さんは、他に何を watchOS 2 の中で見つけましたか? 表面上は、Apple は最初のバージョンの Apple Watch に対して元々意図していた巡航速度にこの時計をようやく載せた様に感じられるが、もっと掘り下げたり、注意を払えば、見つかるものはもっとあると思われる。

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iOS 9 の Notes (メモ) についてのメモ

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私は iOS 9 のさまざまの素晴らしい新機能について "iOS 9: A Take Control Crash Course" にたくさん書いたけれども、悲しいことに十分な紙面の余裕がなくて、注目すべき Apple の Notes (メモ) アプリの改訂版について書きたいと思うことを十分に網羅することができなかった。なので、その望みをここ TidBITS にて達成させて頂きたい!

iOS 9 の Notes は、プレインテキストのメモのみに対応していた従来のシンプルなアプリから、多様なものを扱えるアプリへと、大きく進化する。買い物メモや to-do リストなどに使えるチェックリスト、基本的なアウトラインなら作れる高度なフォーマッティング、画像やビデオ、書類を添付できる機能、さらにはスクリーン上にあなたのアイデアを描くことのできるスケッチ機能もある。これらの機能のお陰で、新しい Notes (メモ) アプリはたいていの人にとって主たるノート取りアプリとして十分以上の能力を持つものとなる。ただし、既に他の有能なノート取りアプリを使いこなしている人がわざわざ乗り換えるほどの魅力はないかもしれない。けれどもまずは、私が感じた三つの難点を述べておこう。

Notes の困った点 -- まず第一に、書き直されたにもかかわらず、Notes のインターフェイスコントロールは以前のままの、白い紙の背景の上のぼんやりした黄色だ。iOS 7 以来変わっていない。白地の上の黄色い文字はあまり読み易い組み合わせではないし、それに紙の質感を示す背景が Jonathan Ive による skeuomorphism (異素材模倣) 追放をどうやって生き延びられたのかも私の理解を超えるところだ。

困った点の第二は、ただ新機能を見たりメモを他のデバイスへ同期したりするためだけにさえ、iOS 9 (または OS X 10.11 El Capitan) にアップデートした後で Notes アカウントを「アップグレード」しなければならないことだ。その際に問題となるのは 10.10 Yosemite (と iOS 8) の Notes アプリが新しいフォーマットを理解しないことで、アップグレードしないと iCloud アカウントにあるメモは同期されない。つまり、選択肢は二つある:

アップグレードを実行する前に、速度と信頼性の向上のため同期のプロトコルも変更されていることを念頭に置いておくのも重要だ。つまり、いったんアップグレードすれば、Notes はもやは IMAP や Microsoft Outlook を経由した同期はしない。いや、少なくとも Apple はそう言っているのだが、コメントを寄せてくれた読者の一人は IMAP ベースの同期を続けることができたと言っていた。その上、背景でどんなプロトコルが働いているのかは不明だが、少なくとも OS X の Internet Accounts 環境設定枠や iOS の Settings > Mail, Contacts, Calendars で作成した Google アカウントを通じての同期は引き続きできるようだ。いずれの場合も、もしも認識されなければまず同期をオフに切り替えてからもう一度オンに戻してみるとよい。メモの同期に Google を使えば、Android デバイスとの間にもある程度の互換性が提供されると思われる。

そのデバイス上のみのメモを使うためだけであっても、やはりそれに付随したアカウント (On My iPhone/iPad/iPod) をアップグレードすることが必要だ。Folders スクリーン(「戻る」ボタンを一度か二度タップして開く)の上にある On My iPhone の横に Upgrade が見えたら、それをタップする。すると、データを失うことなしにあなたのメモがすべてアップグレードされ、あなたが "Local Notes" フォルダを持っていた場合にはそれが "Notes" と改名される。

On My iPhone という見出しが見えない場合は、以前のバージョンでローカルなメモを一つも作っていなかったということなので、アップグレードすべきものは何もない。けれども、そのデバイス上のみのメモを作成するためにもアカウントは有効にしておかなければならない。 Settings > Notes に行き、そこで On My iPhone アカウントを有効に切り替える。

いずれにしても、いったん On My iPhone があってその下に Notes フォルダがあるようになれば、Notes をタップしてそのフォルダに入り、右下隅に新しく置かれたメモボタンをタップすることができるようになる。

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第三の困った点は、一つのメモに複数個の写真やビデオを含めることができるにもかかわらず、添付する際には一度に一つずつの写真かビデオしか扱えないことだ。また、iOS 9 の Mail でするのとは違って、写真とビデオ以外のタイプの添付ファイルを含めるのは少々面倒だ。この点については後で説明する。

チェックリストやフォーマッティングを作成 -- Notes の新機能を調べるには、メモを作成するか開くかして、その中でタップして編集を開始し、それから iPhone や iPod ではキーボードの上側にある + ボタンをタップしてボタンが見えるようにする。一方 iPad には新設された QuickType ボタンで個々の新機能にアクセスできるので + ボタンはない。

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チェックリストを作成するには、チェックマークボタンをタップする。するとカーソルの左側にチェックボックスが現われる。最初の項目を入力してから、Return をタップすれば次の項目が作成される。続けてもう一度 Return をタップすればその行のチェックボックスが消える。リストで作業するには、チェックボックスをタップしてそのオン・オフ状態を切り替える。このオン・オフ状態は純粋に見た目だけのものであって、Notes はチェックされた項目を削除したり移動したりしないし、それらに対して何の作用も施さない。

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テキストのフォーマットを変えるには、Aa ボタンをタップする。個々のフォーマッティングのオプションは現在カーソルが置かれている行全体に適用されるので、テキストを選択しておく必要はない。適用可能なフォーマッティングは以下の通りだ:

残念ながら、リストをネスト化してちゃんとしたアウトラインを作ることはできない。けれども Title や Heading があり、いろいろの異なるリストもあるので、実用的にはアウトラインの近似となるものが作れる。

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リンクや添付ファイルを作成 -- 添付ファイルを追加するための最も明らかな方法はカメラボタンをタップすることで、こうすれば写真やビデオを撮影してそれをメモに挿入することができる。

では、他のタイプの書類はどうだろうか? ここでは二つの選択肢がある。リンクと、添付ファイルだ。リンクを使った場合は、メモの中に表示されるのはただのボックスで、それをタップすればリンク先の元の書類が元のアプリの中で開く。(正確に言えば Notes にできる限りそれに近いことが起こる。例えば News アプリの中の記事は、iOS デバイス上では News アプリで開くけれども Mac 上ではウェブブラウザの中で開く。)対照的に、添付ファイルを使った場合はファイルが実際にそのメモ自体の中に埋め込まれ、タップすればそれが Notes 内のビューワーで開く。

厄介なのは、リンクにしても添付ファイルにしても(写真とビデオを除けば)Notes アプリ内部からは埋め込みできない点だ。その代わりに、別のアプリの中で、埋め込みたいその書類が開いている状態で、Share アイコンをタップする。Share シートの真ん中のバーにある Notes をタップすれば、元の書類へのリンクが埋め込まれる。一方、Open In (Open In Another App と表示されることもある) をタップしてから送り先を Notes と指定すれば、添付ファイルが埋め込まれる。もしも Notes が(リンク用の)真ん中のバーにも(添付ファイル用の)下側のバーにも登場しなければ、それはおそらく元のアプリがいずれの方法でも Notes とデータを共有できないということだろう。

例えば、Dropbox で PDF が開いているとしよう。そこで Share アイコンをタップしてから、真ん中のバーの中の Notes をタップすれば、この PDF へのリンクがメモの中に挿入される。もしもその代わりに Open In をタップしてから Notes を選べば、この PDF 自体がメモの中に埋め込まれる。しかしながら、例えば Wallet の中でパスを共有しても、Notes は選択肢に登場しない。

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もちろん、Safari から Notes へリンクを送ることもでき、私は毎日のようにこの機能を使って ExtraBITS で使えそうなリンクを集めている。それ以外にも、さまざまの工夫を凝らした目的で Notes のリンク共有を私は使っている。例えば、Beats 1 で素晴らしい曲を聴いていてそれがまだリリースされていないと分かれば、その曲を Apple Music コレクションに加えることはできないので、メモの中にその曲へのリンクを保存しておく。こうしておけば後日メモを調べることができるからだ。

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いずれにしても、メモの中へ項目を共有する際には、新規のメモを作ってもよいし、Choose Note の隣をタップして既存のメモに追加してもよい。困ったことに、複数個のアカウントが有効となっている場合には Settings > Notes > Default Account for Siri で指定されたたった一つのアカウントのみにしか共有ができない。

どんな種類の書類であっても、それを削除したければ、まずキーボードを開き、その右側にカーソルを置いて、キーボードの Delete キーを二回タップする。一回目のタップで添付ファイルが選択され、二回目のタップで削除される。別の方法として、添付ファイルをタップしたまま押さえ続け、ポップオーバーで Delete をタップしてもよい。

スケッチ -- 最後に、これも重要な機能だが、スケッチボタンをタップすればメモの中で素描ができる。(ただしこのスケッチ機能は iPhone 5、第四世代 iPad、第六世代 iPod touch かそれ以降を要する。)使えるツールは、左から右へ順に:

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これらのツールのほとんどは説明を要しないだろうが、ruler (定規) ツールだけは一言説明を加えておこう。このツールアイコンをタップすると、ページの中に定規が出現する。二本の指を置いて回転させることで、定規をドラッグしたり角度を変えたりできる。定規の位置が定まれば、実物の直定規と同じ感じで使える。定規のどちら側でも沿って線を描けば真っ直ぐな線になる。定規を隠すには、二本の指でつまんで、見えなくなるまで小さくすればよい。

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取り消しとやり直しのボタンで誤りを修正できる。描画を始めた後で図の向きを変えたければ、右上にある回転ボタンをタップすれば図全体が回転する。また Share ボタンをタップすれば、メモとは独立にスケッチだけを保存したり共有したりすることもできる。

メモの内部で、あなたが描いたスケッチは添付ファイルとして挙動する。タップして編集できるし、スケッチの右側にカーソルを置いて Delete キーをタップすれば削除できる。

メモの中でスケッチができるというのはどんな iOS デバイスでも素敵だが、新しい iPad Pro と Apple Pencil を使ってすれば、間違いなく最高の体験ができるだろうと思う。また、報道によれば iPhone 6s と 6s Plus はどちらもスケッチが 3D Touch の恩恵を受けるとのことなので、ペンツールで強く押さえて書けば太い線が描かれ、マーカーツールと鉛筆ツールも強く押さえて描くと線が太くなるのだろう。

メモを整理 -- メインのノート取りアプリとして Notes を使おうと考えているのならば、メモの整理のしかたも理解しておく必要がある。残念ながら、Apple はこの方面で高度な機能を何も提供していない。ただ、フォルダと検索があるだけだ。けれどもこの二つを組み合わせるだけでもたいていの必要には間に合うだろう。

まず第一に、メモのタイトルはどのように付くのかというと、Notes 表示には単純にそのメモの内容のテキストの最初の一行が表示される。なので、メモに名前を付けたければ、最初の一行としてその名前を入力するだけでよい。常に最初の一行がタイトルとして確実にフォーマットされるようにしたい場合は、Settings > Notes で New Notes Start With オプションを Title に設定すればよい。

フォルダを作成するには、「戻る」ボタンを何度かタップして Folders 表示にし、そこで New Folder をタップする。それからアカウントを選ぶ。メモをすべてそのデバイス上のみに保存したい場合を除き、保存場所は iCloud または他のクラウドベースのアカウントにしておくことをお勧めする。そうすれば、あなたの他のデバイスにもメモが同期されるし、デバイスを一から復旧しなければならなくなった際にもメモが失われることはないからだ。

フォルダを使うことの難点は、iCloud ウェブアプリが現時点ではまだフォルダを実装していないことだ。iCloud ウェブアプリでは、すべてのメモが一つの表示の中に一緒くたに投げ込まれる。

既存のメモを新しいフォルダの中へ移動させるには、そのメモがあるフォルダの中に入り、Edit をタップし、移動させたいメモを選んで、Move To をタップすればよい。

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メモを検索するには、スクリーンを引き下ろして検索ボックスを出し、その中でタップし、検索語を入力して、Search をタップする。Notes アプリには独立のタグ付け機能はないが、検索ではメモの中のすべての単語が対象となるので、例えばメモの終わりに自分独自の単語などを「タグ」として書き込んでおけば便利だろう。

検索はあなたが思うよりも強力だ。なぜなら、添付ファイルの内部も検索するからだ。例えば、電子ブック "iOS 9: A Take Control Crash Course" を丸ごと一つのメモの中に埋め込んでおいて、本の中にある単語を検索すると、ちゃんとそれが検索結果に現われた。(ただしこのように PDF を検索する際には Notes に数分間の余裕を与えよう。)残念なことにその単語が PDF の中のどの個所にあるかを Notes の中から知ることはできないが、iBooks アプリがそのためにある。

Notes は、Evernote のようなパワーユーザー向けツールとは比較にならない。そういったツールでは、タグ付け、音声メモ、電子メールによるメモの追加、Google ウェブ検索との統合、ウェブクリッピングその他のパワーユーザー向け機能がたくさん提供される。Notes は、他のノート取りアプリのユーザーを乗り換えさせられるほどの機能は提供していないかもしれないが、iOS 9 の中で十分多くのユーザーのために働けるだけの能力を備えつつ、シンプルに使えるようになっている。加えて、ありがたいことに Notes アプリと iCloud は iOS と OS X の双方に内蔵されているので、新しい Apple デバイスをセットアップする際にも何もダウンロードしたり設定したりする必要がない。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2015 年 9 月 28 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

ClamXav 2.8.5 -- Canimaan Software が ClamXav 2.8.1 を出して、上級設定を復活させるとともに、データベース更新後のデータ表示を改善した。また、このウイルススキャナは起動時に前回のスキャンの結果を表示するようになり (これにより ClamXav を終了した後でも隔離作業や「元に戻す」作業が可能になった)、Sentry がネットワークボリュームを無視するオプションを追加し、Sentry が大きなボリュームのプロンプトを全く表示しないオプションも追加し、ファイルが既にゴミ箱にあっても Delete File オプションが示されていたバグを修正し、またドイツ語とトルコ語のローカライズ版を追加している。(新規購入 $29.95、無料アップデート、19.4 MB、リリースノート、10.6+)

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GraphicConverter 9.7.2 -- Lemkesoft が GraphicConverter 9.7.1を出して、この古参のグラフィック変換および編集用ユーティリティにいくつかの追加機能と改良を加えた。今回のアップデートでは Convert と Modify にマルチ・コラージュ機能を追加し、二つの画像を並べることができるようになり、元の位置にペーストする機能を追加し、ファイル名に検索・置換をするバッチアクションを追加し、Finder タグをブラウザ内に表示 (OS X 10.9 Mavericks かそれ以降のみ) できるようになり、2 GB より大きな TIFF ファイルの読み込みに対応し、Automator アクションを最新版の Xcode に対応させて更新し、小型の MacBook 上で大きなサイズのプリントをするオプションを改善している。(Lemkesoft からも Mac App Store からも新規購入 $39.95、無料アップデート、159 MB、リリースノート、10.8+)

GraphicConverter 9.7.2 へのコメントリンク:

Postbox 4.0.5 -- Postbox が同名の電子メールクライアントのバージョン 4.0.5 を出して、バックグラウンドでの索引付けが実行できるようにした。今回のアップデートでは、OS X 10.11 El Capitan の San Francisco フォントへの対応を追加し、Profile Manager をデザインし直し、再起動時に Profile Manager を開く設定を追加し、一行を丸ごと削除する Command-Backspace キーボードショートカットを追加し、Message List のキーボードショートカット (今回 Command-Option-L に変更された) に関するバグを修正している。(新規購入 $15、無料アップデート、25.5 MB、 リリースノート、10.9+)

Postbox 4.0.5 へのコメントリンク:

LaunchBar 6.5 -- Objective Development が LaunchBar 6.5 をリリースし、OS X 10.11 El Capitan 対応を更新して、新しいシステムフォントを使うとともに最近使った書類の索引付けの信頼性を改善する二つのテーマを加えた。このキーボードベースのランチャーはまた、絵文字の多様性オプションを追加し (また好みの肌の色に設定するオプションも提供し)、iTunes トラックで計算によるレーティングを表示しないようにし、提案付きのテキスト入力を終えた後も LaunchBar のウィンドウがスクリーン上に残ってしまったバグを修正し、メニューバーが隠れている場合の LaunchBar の動作を改良し、10.9 Mavericks でテキストが切れてしまった問題を解消している。(新規購入 $29、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、13.3 MB、 リリースノート、10.9+)

LaunchBar 6.5 へのコメントリンク:

Fantastical 2.1 -- Flexibits が Fantastical 2.1 を出して、OS X 10.11 El Capitan にフル対応するとともに、リクエストの多かった機能や修正を加えた。(2015 年 3 月 27 日の記事“Fantastical 2、Apple の Calendar の座を狙う”がレビューしている。)機能満載のこのカレンダーアプリは、トラックパッドを使っている際に Week および Month の表示で特定の日や週にスクロールできる機能を追加し、Day、Week、Month の各表示にリマインダーを表示し、新たな設定を通じて Day、Week、Month の各表示の文字サイズを調整できるようにし、イベントやリマインダーを Finder ヘドラッグする際のドラッグ&ドロップ挙動を改良し、Day および Week の表示で時刻の表示がずれていた問題を修正し、誕生日の Message および Sound アラートを追加している。Fantastical 2 は 21 日間無料で試用でき、現在の定価は Flexibits Store からでも Mac App Store からでも $39.99 だ。当初の値引期間が終わった後は $49.99 となる。(新規購入 $39.99、無料アップデート、11.7 MB、 リリースノート、10.10+)

Fantastical 2.1 へのコメントリンク:

Airfoil 4.9, Nicecast 1.11.6, Piezo 1.2.9 -- Rogue Amoeba が Airfoil 4.9Nicecast 1.11.6Piezo 1.2.9 をリリースした。いずれも OS X 10.9 Mavericks かそれ以降を要するようになった。(古いシステムを使っている人たちのために旧バージョンも引き続き入手可能だ。)Airfoil と Nicecast は Instant On コンポーネントをバージョン 8.1.1 にアップデートして 10.11 El Capitan に対応し、Airfoil は間もなくリリースされるはずの Apple TV に対する全般的対応を盛り込んだ。(2015 年 9 月 9 日の記事“ついに第四世代 Apple TV が登場間近”参照。)Airfoil はまた Apple Music や iTunes Radio を聴いている際にアルバムアートを iTunes から取り寄せる方法を改良し、EyeTV との A/V 同期を修正している。

Nicecast Internet ラジオ放送アプリは、Line Input ソースを使用する際にトラックタイトルとして常に NowPlaying ファイルを優先するようになり、パスワードに特殊文字が含まれていた場合にトラックタイトルが icecast 2 サーバに送られなかったバグを修正し、MegaSeg Pro、MegaSeg DJ、MegaSeg Demo から正しくトラックタイトルを取り込むようになった。Rogue Amoeba の最小主義オーディオ録音アプリ Piezo は、インターフェイスに細かな修正を施して最新版の OS X により良くマッチするようにしている。TidBITS 会員は、これらの Rogue Amoeba 製品も、また Fission や Audio Hijack も、20 パーセント割引で購入できる。(Airfoil $29、14.5 MB、 リリースノート: Nicecast $59、8.1 MB、リリースノート; Piezo $19、7.7 MB、 リリースノート: いずれも無料アップデート、10.9+)

Airfoil 4.9, Nicecast 1.11.6, Piezo 1.2.9 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2015 年 9 月 28 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、Adam と Josh が MacJury で iPhone の購入方法について詳細を語り、Josh が MacVoices で iOS 9 を議論し、Apple Watch がティーンエイジャーの命を救い、電子ブック購読サービス Oyster が近々閉鎖すると発表する。

Adam と Josh、MacJury で iPhone 購入を議論 -- 新たに契約なしプランも加わった iPhone 6s をどのように購入すればよいかと思案中の人たちのために、TidBITS 出版者 Adam Engst と編集主幹 Josh Centers がホストの Chuck Joiner とともに MacJury でさまざまのオプションを議論した。あらゆる人に当てはまる明確な答はないけれども、あなたの必要に応じてどれを選ぶべきかのある程度の指針が提供される。

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Josh Centers、MacVoices で iOS 9 を議論 -- 編集主幹 Josh Centers は "iOS 9: A Take Control Crash Course" の著者でもあるが、MacVoices でホストの Chuck Joiner とこの新刊書について、また iOS 9 の素晴らしい新機能のいくつかについて議論した。iOS 9 自体以外にも、Josh は iOS についての説明を執筆することの困難についても議論する。(それは必ずしもユーザーにとって悪いことではない。)

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ティーンの命が彼の Apple Watch に救われる -- マサチューセッツ州在住の 17 歳のフットボール選手 Paul Houle Jr. は、練習の後、背中と胸の痛みとともに頻脈を引き起こした。Houle は仮眠を取ったが、目覚めた後も脈拍数はまだ毎分 145 回もあった。そこで病院に行ったところ横紋筋融解症と診断され、既に心臓、肝臓、腎臓が機能不全を起こしていたと分かった。Houle は、Apple Watch のお陰で命拾いをした、これまでスマートウォッチに乗り気でなかった彼の父も自分自身と妻のためにそれぞれウォッチを買った、と語った。Apple CEO の Tim Cook はこれを聞いて、Houle に最新の iPhone と夏のインターンシップのオファーを届けた。

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電子ブック購読サービス Oyster が閉鎖 -- 電子ブック購読サービスの Oyster が今後数ヵ月以内に運用を停止する。既存の購読者には近々電子メールで詳しい説明と購読契約がどうなるかについての通知が送られる。報道によれば、Oyster を所有していた会社が売却されて、新たなオーナーがこの購読サービスを閉鎖することを決めたという。これにより、競争相手の Scribd が主たる電子ブック購読サービスとして残ることになる。

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2014 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

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