TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1259/16-Feb-2015

今週号の TidBITS では、15 インチと 17 インチの 2011 年型 MacBook Pro のグラフィックス不具合への Apple の反応を検討する。MacIssues の Topher Kessler が寄稿記事で、状況を説明するとともに問題に見舞われたオーナーがどうすべきか考える。Apple の Safari ウェブブラウザが競争相手に比べて見劣りすると感じている人のために、Michael Cohen が Safari をより魅力あるものにする四つの素敵な技を紹介する。Microsoft は電子メール・カレンダーおよび連絡先アプリ Outlook の iOS 用バージョンをリリースしたが、Julio Ojeda-Zapata はそれが検討に値すると思われる理由を検討しつつ、そうすべきでない重要な理由も一つ述べる。それから、Joe Kissell のストリーム本 "Take Control of Security for Mac Users" の新しいチャプティクルが出て、OS X の Gatekeeper テクノロジーを解説するとともに、最適なセキュリティのためユーザーアカウントをどう設定すればよいかを掘り下げる。今週注目すべきソフトウェアリリースは、Hazel 3.3.4、Microsoft Office 2011 14.4.8、BusyCal 2.6.4、それに PDFpen と PDFpenPro 7.0.2 だ。

記事:

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"Take Control of Security for Mac Users" の Chapter 4、入手可に

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

ストリーム中の Joe Kissell による "Take Control of Security for Mac Users" 電子本も、本調子となってきた。今週は、 Chapter 4, "Beef Up Your Security Settings" をお届けする。この中で、Joe は、より関わりを深めたセキュリティ設定へと掘り下げるべく、手っ取り早い解決策にはとどまっていない。彼は、悪意のプログラムの危険性から自分を守るため、Mac App Store と身元の分かった開発者からのアプリしか走らせないようにする OS X の Gatekeeper 技術をどの様に使えるのかの説明から始める。次に、彼は OS X の中で使える異なる型のユーザーアカウントの説明に移り、皆さんのセキュリティを増大させるにはこれらをどの様に使うのが最善かを説明する。最後は、あなたの Mac 上の資源をどの様に安全に共有するかについての進言で締めている。(助言:使っていないものは何でも閉じる!)

これ迄の章も、引き続き見られる。Chapter 1, "Introducing Mac Security" と Chapter 2, "Learn Security Basics" は誰にでも読んで貰えるが、Chapter 3, "Perform Quick Security Fixes" は TidBITS 会員限定であり、そして Chapter 4 も同じである。TidBITS 会員には、その他の特典もあるが、最も重要なのは、TidBITS 会員プログラムがここ数年の間 TidBITS を浮かし続けてくれたと言うことである - あなたのサポートこそが大事なのだ。もし既に TidBITS の会員なのであれば、申し込んだ時のメールアドレスを使って TidBITS サイトにログインし、これらの章を読み、そしてコメントして欲しい。

"Take Control of Security for Mac Users" 電子本の完成版は、完了時点で PDF, EPUB, そして Mobipocket (Kindle) フォーマットにて一般向けに売り出される。

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2011 MacBook Pro グラフィック問題に対する Apple の不可解な対応

  文: Topher Kessler: tkessler@macissues.com, @mac_fix_it
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

[訳者注:緊急速報:2 月 19 日付けで Apple が本件の無償修理プログラムを発表しました:]

Mac の売りの一つは Apple の有名な顧客サービスである。Apple Genius が保証期間切れの製品を如何に無料で或いは安価に、直したり、修正したりしてくれたかの話がオンラインで飛び交っているが、その様な素晴らしいサービスが何時でも提供されているわけではない。実際には、故障した Mac を Apple Store に持ち込んだ時、どうなるのかは予測出来ないのが現実である。これを身にしみて実感しているのが 15- 及び 17-inch 2011 MacBook Pro のユーザー達で、システム障害となるグラフィックス問題に悩まされているが、Apple はこれについて無関心であり続けている。全てのコンピュータは複雑な機器であり、ハードウェア問題は必然的に発生する:"ちゃんと動く" という Apple の宣伝にも拘わらず、Mac も例外ではない。これ迄、Apple はハードウェア問題に、ソフトウェアアップデート、ファームウェアアップデート、修理プログラム、そして時にはリコールで対応してきた。しかしながら、この件に関しては、Apple がこの問題が存在することを全く認めていないのは、Apple の一貫性を欠くこの問題の対処と相俟って、理解しがたいものである。

TidBITS 読者の Hal Feldman は、彼の失望を Tim Cook へのメールで次の様に表現している:

25 年以上に亘って、私は沢山の機器を買ってきたし、そして株主の一人でもある。私を困惑させるのは、Apple がこの 2011 MacBook Pro 問題に如何に対処してきたかである。私は、この件に関して Apple Store に 8 回も足を運ばざるを得なかったのに、最後に言われたことは、ロジックボード交換では直らなかったが、Apple はこれ以上このマシンを修理はしません、であった。

これに関する多くの現在進行形の Apple Support Communities スレッド (ポスト数約 12,000 で、ビュー数は 3.9 百万を超える) の一つでは、一連のユーザー達が、Apple に高額な修理費用がかかると言われた、或いは修理が終わった後でも引き続き問題を経験していることで、同様の失望を表明している。

加えて、Apple はある特定の 2011 MacBook Pro が修理対象となるのかどうかについてさえはっきりさせてこなかった。場合によっては、ある Apple Store では拒絶されたユーザーが、別の店ではロジックボードの入れ替えのために MacBook Pro を喜んで受け入れて貰えたということもあった。

2013 年の終わりにかけて、これが私にも起こった。当時私の 17-inch 2011 MacBook Pro は小さな画像欠陥を示し始めた。最初私は、これは Apple のために試験していた Mac OS X のリリース前バージョンのせいだと思っていた。不幸にも、問題は悪化を続け、October 2013 には私の MacBook は巨大な何列もの画像欠陥が現れるまでのほんの短い時間しか働かなくなり、そして完全に停止してしまうようになった。その数週間後、この MacBook はブート出来なくなり、画面には縦縞だけが表示された。

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私がこれを Apple Store に持っていったら、保証期間切れ修理の費用として約 $1,500 の見積もりを提示された。選択肢は、システムを修理に出すか、或いはそれを諦めて新しいものを $1,999 で買うかのどちらかとなった。私は、不承不承ながら後者を選んだ。

その後、どうも Apple はこれらの 2011 MacBook Pro に対する修理方針を静かに変更した様に見える。数ヶ月前、私は私の古い MacBook を持って Apple Store に寄ってみたら、同じ修理に対し $310 の見積もりを提示されて驚いた。この金額は、ロジックボード自体のコスト (iFixit によれば、約 $800-$900) よりも安く、Apple は私に送料と労賃だけを請求しているように思える。同様の問題を抱えた誰もがこのより安い料金を提示されているのかどうか、或いは単に私の運が良かっただけなのかは私には分からない。いずれにしても、私はこの提案を受け入れ、そして私の MacBook はサービスから戻って以来問題なくは動作している。

と言う訳で、もし皆さんがこの様な振る舞いをする 2011 MacBook Pro をお持ちなら、必要なサービスをどの様にして手にできるであろうか? 通常、自分の Mac に修理が必要になったら、Apple 相手に、あなたに同情してくれる人に当たることを望みながら、店から店へ、或いは技術者から技術者へと渡り歩いてゲームを始めなければならない。更に、あなたへの見積金額も、時と場合(人)によって変動するかもしれない。この方法で得をした人もいるが、それ程幸運に恵まれない人もいるだろうし、或いは Apple の従業員と交渉する時間など無いという人もいるであろう。

どう見たって欠陥ハードウェアに思えるものに、ユーザーがこれ程の時間とお金をかけなければならない理由は何処にもない。確かに、これらの MacBook Pro は保証期間切れではあるが、AppleCare で守られているものもまだ沢山あるであろうし、この問題の広がり具合から見ても、Apple は修理プログラムを始めるべきである。

この欠陥は、法律事務所 Whitfield Bryson & Mason LLP の注意を惹き、同事務所はこの件を取り上げ、Apple に対して California, Colorado, Florida, Illinois, Indiana, Puerto Rico, そして Vermont で訴訟を起こした 。この訴訟では、一部には、Apple は欠陥ハードウェアと知りながらユーザーに修理代を課し続けたとし、これらのシステムの修理にかかった代金をこれらの州の顧客に払い戻すことを求めている。

これ迄の所、同事務所はこの問題に影響を受けた数千の Apple 顧客を調査し、そしてこの問題に関する証拠を集めるため問題あるシステムのテストを実施した。Apple は訴訟の却下を求める申請を出す期限が 29 January 2015 迄あり、そして Whitfield Bryson & Mason は 5 March 2015 迄にそれに応答するとみられている。他にも Apple に対する欠陥ロジックボード訴訟 が最近却下された事例はあるが、この件はもっと具体的であり、裁判になるのは間違いなさそうである。

この訴訟がどの様な形で何時決着するかは知る人ぞ知るであるが、現時点では、もし自分の 2011 MacBook Pro が修理を必要としているのであれば、Apple のサポートシステムとゲームをする必要があるであろうし、結果的には何らかの支払いは必要になるであろう。そうではあるが、修理の書類は全部取っておく必要があるし、自分のシステムの元々の領収書と購入証明書を探す努力も必要である。これらはもし勝訴となった場合には必要になると思われる。(この訴訟は上記の州や地域の人達だけが対象なので、その他の地域に住んでいる人は更なる行動を起こす必要がある。)

最後に、Apple が原告に対して修理費用を払い戻すことになったとしても、この問題はシステムが寿命となって使われなくならない限り消え去ることはないかもしれない。つい先日、私の修理された 2011 MacBook Pro をスリープから目覚めさせた時、2013 年にこの問題が始まった時に目につき始めたのと同じ種類の小さな画像欠陥に気づいた。MacBook Pro を置き換えるのが、結局のところ最善の解なのかもしれない。

[Topher Kessler はフリーランスのジャーナリストで、Apple の OS X や iOS 製品のトラブルシュートと修理に焦点を当てている。彼は CNET の MacFixIt ブログの主幹執筆者であったし、Macworld にも記事を書いたことがあり、現在は Mac トラブルシュートサイト MacIssues.com を主催し、そして維持している。]

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あまり知られていない Safari の技を四つ

  文: Michael E. Cohen: mcohen@tidbits.com, @lymond
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私の同僚で Mac を使っている人たちの多くは Apple の Safari 以外のウェブブラウザを使っているが、私としても彼らが間違っているなどと言うつもりはない。けれども OS X デフォルトのこのブラウザを私が好んで使っているのは、ただ単に他の何百万人もの Mac ユーザーたちと同じお馴染みのウェブブラウズ体験ができるからというだけでなく、このソフトウェアにどんな機能があるのかをもっと探求したい気にさせられるからでもある。その通り、Safari には、どこを探せばよいか知りさえすれば、本当に多くのものが提供されている。そこで、私が自分の体験から見つけ出した、あまり知られていない Safari の裏技やテクニックを、ここにいくつか紹介したい。これが何らかの問題の解決に役立ったり、よくある質問に答えられたりしたならば嬉しい。

アドレスはどこへ行った? -- OS X 10.10 Yosemite とともに Safari 8.0 がデビューしたとき、多くのレビュー執筆者たちは、愕然としたとまでは言わないまでも、落胆した。統合された「スマート」アドレスおよび検索のフィールドが、フルの URL を表示せず、現在のページのトップレベルのドメイン名のみを表示するようになったからだ。例えば、私たちのウェブサイト上のどのページに行っても、アドレスフィールドにはただ tidbits.com としか表示されない。でも、これはそれほど大きな問題ではない。アドレスフィールドの中で一度クリックすれば、完全な URL が現われて選択されるからだ。それに、多くのユーザーにとって短縮した名前だけを表示する方が利点が多い。なぜなら、トップレベルのサイトアドレスの後に続く長くてしばしば意味不明の文字列を隠すことで、意図したサイトにいるかどうかがかえって分かりやすくなるからだ。それでも、古い習慣に慣れていて、現在ウェブ上のどこにいるかがきちんと見えている方が好みだという人にとっては、がっかりさせられる思いがしただろう。

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そのような上級ユーザーのための解決法は簡単だ。Safari > Preferences > Advanced を開いて、最初のチェックボックス Show Full Website Address を選択するだけで、苦しみは癒される。

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(ついでにもう一つヒントを: フルのアドレスをオンにした人ならば、同じ環境設定枠の一番下にあるチェックボックスもクリックして、メニューバーに Develop (開発) メニューを表示するようにしておくとよい。このメニューはウェブ開発者の心をウキウキさせるコマンドで一杯で、ウェブ開発者でない人でさえ時には便利に使える。あとでその具体例に触れる。)

完全(不)記憶能力 -- Safari 8 では Private Window 機能 (File > New Private Window) が提供された。プライベートウィンドウでブラウズすると、Safari が訪問の履歴を記録することなしにさまざまなサイトを訪問することができる。これで、他の人があなたの Mac を使っても、あなたがどこを訪問したかを簡単に知られることがなくなる。例えば、あなたの大切な人のために誕生日プレゼントを探したい場合などに便利だ。これは素敵な機能だが、そのためにはあらかじめ先を見越して考えておく必要がある。例えば、Safari でプライベートでないウィンドウを普通に使っていて、たまたま素晴らしいプレゼントを見つけて衝動的に買ったような場合には、この機能は無意味だ。また、プライベートブラウズを使っている間はあなたが訪れるサイトがあなたを認識しないので、いちいち手動でログインした後でないと購入ができない。ショッピングの際には、プライベートブラウズは確かにプライベートだけれども同時に不便でもある。

そのような場合をうまく処理 できる 方法がある。ショッピングを終えたら(あるいは他の何かを終えたら)Safari > Clear History and Website Data を選ぶ。するとダイアログが開き、ここで事後に履歴をクリーンアップできる。便利なポップアップメニューがあって、どれだけの範囲の履歴を Safari に忘れて欲しいかが選べる。デフォルトは最後の一時間以内のブラウズ履歴を消すというものだが、今日一日、今日と昨日、または すべての 履歴を消すこともできる!(もちろん、リスクはある。現代版の Santayana の格言に言い替えるなら、すべての歴史を忘れ去るものは同じ歴史を繰り返す運命にある、とでも言うところだろうか。)

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Flash を回避 -- Adobe の Flash は、長年にわたって十分に確認されてきた通り、セキュリティとパフォーマンスの問題を起こす可能性があり、今では多くのユーザーがそもそも Flash をインストールしないまま Mac を走らせるようになった。実際、Apple の iOS デバイスでは Flash を入手することすらできない。Mac 上では、インストールされていたとしても、そのバージョンの Flash が既知のセキュリティ問題を抱えていた場合には利用できないことが多い。Apple があなたの最善の利益を考えて、Flash の利用を阻止するからだ。代わりに "Flash out-of-date" 警告が出る。

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しかしながら、多くの場合、Flash を完全に回避しつつそれでいて満足できるブラウズ体験を得ることが可能だ。少なくとも Flash フォーマットのストリーミングビデオについてはこの方法がたいていうまく行く。その理由は、多くのウェブサイトが iPhone や iPad などのモバイルデバイスのユーザーのためにそのページの非 Flash 版も提供しているからだ。(さきほどお勧めしたように)Develop (開発) メニューを有効にしている状態で、Flash を使うページに遭遇したならば、Develop > User Agent サブメニューで iOS 項目のどれか一つ(例えば Safari iOS 8.1 - iPad)を選ぶ。このコマンドは、サイトに対して自分が iOS 上で走っていると告げつつ、そのページを再読み込みする。多くの場合、これで HTML5 フォーマットのストリーミングコンテンツが見られるはずだ。ただし、必ずしも常にうまく行くとは限らない。私の住んでいる地方のテレビ局の多くはサイト上でたいてい Flash ビデオしか供給していないようだ。そうすることでビデオの冒頭に広告を追加できるからだ。この方法がうまく行かない場合は、そのサイトを Google Chrome で開いてみるとよい。Google Chrome は常に最新版の Flash をカプセル化して組み込んでいる。

クッキーをチェックする -- 最後にもう一つ、クッキーはほとんどのウェブサイトがあなたがそこを訪問する度にあなたのブラウザの中に保存する情報断片で、その中にはあなたについて、またあなたの訪問について、何かしらの情報が含まれているのだが、Develop (開発) メニューがもう一つの素敵なことをしてくれる。Develop > Show Web Inspector (Command-Option-I) だ。

このコマンドは、Safari のウィンドウの一番下のところに枠を開いて、その中にあなたが見ているページに関するあらゆる種類の細々とした情報を表示する。クッキーの構成内容を見るには、枠の一番上のところにある Resources をクリックしてから、Cookies 項目を開いてみる。ほとんどの場合、クッキーに保存された情報は無害なもので、単にあなたが次にそこを訪問した際に少しだけ便利にするために保存してある。例えば、TidBITS サイトではクッキーを使ってあなたが TidBITS 会員としてログイン中であることをブラウザに覚えさせ、次回の訪問の際にログインし直さなくてもよいようにしている。

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しかしながら、もしもあなたがクッキーの内容を気に入らなければ、それをポイ捨てするのも簡単だ。Web Inspector の中で問題のクッキーをクリックしてから、消し去りたいデータを Control-クリックし、コンテクストメニューで Delete を選べばよい。これでクッキーは砕け散った!

確かに、Safari は完璧なウェブブラウザではないだろう。そして他のブラウザ、例えば Chrome や Firefox といったものたちには確かに薦められるところがたくさんあるだろう。けれども、一見シンプルな Safari の表面の下にも、たくさんの高度な機能が隠れていて、あなたを驚かせるかもしれない。何か他のものが良いと思って Safari を捨て去った人も、もう一度見直してみる価値はあるかもしれない。

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Microsoft Outlook が iOS に到来

  文: Julio Ojeda-Zapata: julio@ojezap.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Microsoft が去年早く iOS 版の生産性アプリ Word、Excel、PowerPoint を出した際に(2014 年 4 月 3 日の記事“iPad 用 Office: 詳しく見てみよう”参照)もう一つの Office 旗艦アプリ、Outlook が抜けていることが目立った。でも、いたる所に存在するこのメール・カレンダー・連絡先アプリの iOS 版がいずれ必ず出るのは誰の目にも必然だった。

結局のところ、Mac 版の Outlook は(元の Windows 版とともに)何年も前から存在していて、10 月には大掛かりなアップデート(2014 年 11 月 2 日の記事“Microsoft Outlook 15.3 for Mac”参照)さえ受けた。そればかりでなく、Microsoft は 12 月に、電子メール・スケジュール管理・連絡先管理その他のためのモバイルアプリを開発していた新興テクノロジー企業 Acompliを飛び付くように 買収した

そして案の定、Microsoft は先月になって、Acompli の iOS 用 Android 用のアプリをアップグレードしたバージョンを、お馴染みの名前に変更してリリースした。それが、Outlook だ。iOS 用と Android 用の双方とも無料だ。

この新しい Outlook アプリは、既に Office 流の生産性アプリに入れ込んできた人なら簡単に使えるという位置付けで、別々のアプリをとっかえひっかえしたくない人のために、メッセージングとスケジューリングと連絡先管理とが高度に統合されたハブになっている。

複数のサービス間の互換性も Outlook の呼び物の一つだ。Google とも、Yahoo とも、iCloud とも、Microsoft の Exchange ActiveSync や Outlook.com とも働く。(ただし一般的な IMAP アカウントとの互換性はない。)また、クラウドストレージサービス、例えば Box、Dropbox、Google Drive、それにもちろん Microsoft の OneDrive もここに参加している。

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Acompli 時代から引き継がれた機能として、Outlook には一番下に Mail、Calendar、Files、People のボタンが並んで(あと Settings ボタンもある)モードからモードへ手軽に切り替えられる能率的なインターフェイスがある。

Apple の Mail、Calendar、Contacts アプリを全部合わせれば Outlook がするほとんどすべてのことができる、とここで言っておくべきだろう。そちらなら Outlook が対応しないサービスの AOL にも対応するし、従来型の IMAP アカウントにも対応する。けれども、すべての情報が一つ所に集められるのは良いことだし、それはずっと以前から Microsoft のデザイン目標でもあった。

メール -- あなたが持っているさまざまの電子メールアカウントを設定しておけば、Outlook の Mail 表示の中でスクリーン左端から出てくるメニューを使ってアカウントにアクセスできる。このメニューではタップ一つでそれぞれのアカウントの受信箱が開き、さらにタップ一つか二つで統合受信箱にも、またアカウントのサブフォルダにもアクセスできる。

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メールは、さまざまの方法でフィルター分けできる。特に注意したいのはメッセージの表示を Focused と Other で切り替えられることで、Focused では重要な手紙のみが示される。Outlook は初めのうち、何が重要かの把握において欠陥を示した。場合によっては私の母からのメッセージや親友からのメッセージと並んでスパムがまぎれ込んだこともあった。けれども時間が経てば、このアプリも正しく学習した。これとは別に、Quick Filter メニューを使って未読のメール、フラグ付きのメール、添付ファイルの付いたメールなどに範囲を絞ることもできる。

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Outlook には、Mailbox でお馴染みのスワイプのジェスチャーがあって、カスタマイズもできる。デフォルトでは、左向きのスワイプでメッセージをアーカイブ保存し、右へスワイプすればメッセージをあとで受信箱に再受信するようスケジュール設定を促す。どちらのジェスチャーも、削除、移動、フラグ付け、未読/既読にマーク、のいずれかに割り当て直すことができる。メッセージのリストを押してそのまま押し続けると一括編集モードが開き、複数個のメッセージを選択できる。

Gmail アカウントについて一つ注意すべきことがある。IMAP 経由でアクセスした場合には Outlook で正しく動作し、私は何のトラブルにも遭遇しなかった。けれども、有料の Google Apps for Work サービスの一部である Gmail アカウントは Exchange ActiveSync に対応しているにもかかわらず、iOS 用 Outlook は Exchange ActiveSync 経由での Gmail へのアクセスに対応していない。Microsoft によれば、Gmail の IMAP 経由でのパフォーマンスのために調整を施した結果なのでこれは大きな問題ではないという。例えば、IMAP のセットアップによっては新しいメッセージのチェックが 15 分間隔ということもよくあるが、Outlook は連続的に新しいメッセージをチェックする。

電子メールの送信をどのアカウントからするかは選択でき、またアカウントごとに署名を設定できるが、例えばメールを Gmail へ転送している人の場合、返信アドレスを自由に設定することができない。

そのことで、アカウントの設定に際しての最も大きな制約が浮かび出る。iOS 用 Outlook には、一般的な IMAP アカウントのための "Other email" オプションがない。Android 用 Outlook にはそのようなメニューの選択肢がある(IMAP 設定のオプションもある)ので、この欠落は奇妙に思える。Microsoft が遠からずこれを iOS 版にも追加してくれることを望みたい。

カレンダー -- 電子メールと同様に、Outlook はカレンダーをも Google、iCloud、Yahoo、そして Outlook.com や Exchange ActiveSync などさまざまなサービスから集約する。

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そのこと以外のカレンダー機能は予想通りのもので、予定表表示、週間表示、それにその日とその月の組み合わせ表示がある。イベントにリマインダーを付けることができ、ミーティングの設定も簡単だ。カレンダーの色はカスタマイズできる。

カレンダーの機能で欠落しているのは Facebook イベントで、これは Apple の Calendar アプリからも、また Sunrise Calendar(私のデフォルト)などサードパーティのアプリからもアクセスできる。それとも関係するが、今月初めに Microsoft は Sunrise Calendar アプリを買収したので、そう遠くないうちに Outlook も Facebook イベントの読み込みができるようになるのかもしれない。

ファイル -- Outlook の Files 表示に私が注目したのは、電子メールの添付ファイルを捜し出すのが面倒なことが多いからだ。この表示では、それらのファイルのみが、個々のメールサービスごとに分けたきちんとしたリストにして示されるとともに、ファイルストレージサービス Box、Dropbox、OneDrive ごとのリストもある。私が Google アカウントを設定すると、Outlook は私の Google Drive も追加してくれた。

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リストされた書類を Outlook の中で編集することはできないが、Microsoft は個々のメールアカウントごとに送信するメッセージにファイルを添付したり、その目的で設定したどんなサービスにでも共有させたり、あるいは好きなファイルストレージアカウントに保存したりできるオプションを提供している。また、既に Box、Dropbox、OneDrive、または Google Drive にあるファイルを共有させたり、添付ファイルとして送信したりすることもできる。

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ファイル管理は Outlook が Apple Mail に比べて傑出している点の一つだ。Apple Mail にはファイル専用の表示はないし、Box や Dropbox などからファイルを添付したり、そちらへファイルを保存したりもできない。この理由だけでも Outlook に飛び付く人は多いだろうと思う。

人々 -- Outlook の統合志向の姿勢は、このアプリの People 表示にも息づいている。ここでは、個々のサービスから取り込んだ連絡先が、サービスごとのきちんとしたリストとして、または全サービスを統合したリストとして表示される。人の名前の隣にある鉛筆ボタンをタップするだけで、手軽にその人にあてた新規メッセージが書ける。

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人の名前をタップすれば、Outlook はその人に付随するミーティング予定と添付ファイルを示すとともに、その人から届いた最近(およそ 4 日間)のメッセージも示す。Outlook が電子メール検索の対象とする期間をもっと広げてくれればいいのにとは思うが、どうやらそれをする方法はないようだ。

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セキュリティの懸念 -- 最後に、Microsoft Exchange ActiveSync を使っている組織で iOS 版や Android 版の Outlook の採用を検討しているところに対する危険警告となり得る情報を記しておこう。

セキュリティ専門家たちがこのアプリの中に欠陥と思われる点があると指摘しており、Exchange ActiveSync を利用する組織の中には懸念が大きいと考えて Outlook の採用を中止するところも出てきた。既に中止に踏み切った組織としては Wisconsin 大学と European Union 議会がある。

セキュリティ会社 Rapid 7 が発見したこの欠陥は、デバイス管理者たちが整備した ActiveSync セキュリティ方策に関係する。管理者たちは、デバイスのユーザーたちにセキュリティパスコードを作成させるため、またその他の目的で、それらのセキュリティ方策を整備している。

けれども、Rapid 7 の Dirk Sigurdson が説明するように、iOS 版と Android 版の Outlook は、サーバレベルでセットアップされている ActiveSync 方策を(Remote Wipe と PIN lock を除いて)完全に無視する。彼は言う:

皆さんの会社がいくら高度なパスコードや暗号化の方策を定めていても、もしも皆さんの従業員たちがこの新しい電子メールクライアントを使えば、その方策はそれらのデバイスに何の効果も及ぼさなくなる。[中略] もしも皆さんの組織が少しでも ActiveSync 方策に依存しているなら、直ちに iOS 版と Android 版の Outlook からの ActiveSync アクセスをブロックすべきだ。

Microsoft は、次回に追加される Exchange ActiveSync 方策では不正なパスワードの試みが一定回数あればデバイスをワイプ消去するようにし、アクティビティ・タイムアウトの際には PIN を要求するようにすると発表した。

これとは別に、開発者でありモバイルデバイス管理の専門家でもある Rene Winkelmeyer が、Acompli 時代から残る Outlook のもう一つのデザイン決定に対する懸念を表明した。それは、Exchange ActiveSync、iCloud、Yahoo を使うアカウントで Outlook が新しいメール、連絡先、イベントを素早くチェックできるようにするため、ユーザーの認証情報をクラウドサービスの中に保存するようにしたことだ。他方、Gmail アカウントの認証情報や、Outlook.com、Dropbox、Box など OAuth に依存するアカウントの認証情報は、クラウドサービスに保存されない。

Acompli のセキュリティ方針は次のように述べる:「個々のユーザーの認証情報はサーバ上のアカウントごとに固有の鍵を使い、その後クライアントのデバイスに固有の鍵を使って、二重に暗号化されるので、認証情報のロックが外されるにはサーバとランタイムのアプリ双方の協調が必要となる。」これとは別の Outlook セキュリティ書類がその点を明確化する:「このアーキテクチャの意味するところは、あなたのパスワードへのアクセスを得るためには私たちのクラウドサービスへのアクセスと、ロックの外されたデバイスへの物理的なアクセスの両方が必要になるということだ。これは私たち自身についても、また外部からアクセスを得ようと試みる誰かについても同じように言える。」

それでもなお、ユーザーの認証情報を自社のサーバ以外の場所に保存してはならないとセキュリティ要件の中で規定している組織にとって、これは問題だ。もしもあなたがこのデータ保存を懸念するならば、Outlook アプリの中からそのアカウントを削除すれば、アカウントをデバイスとクラウドサービスの両方から削除するオプションが提供される。

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Microsoft はこれらのセキュリティ懸念に応じて次のような声明を発表した:

Microsoft は顧客のプライバシーとセキュリティを尊重しており、iOS 版と Android 版の Outlook がユーザーに愛され IT に信用されるものとなるよう全力で取り組んでいます。すなわち、製品のデザインを通じて、またデータの使われ方を透明にすることを通じて、顧客が自らのデータをコントロールできるようにするということです。今後数ヵ月以内に、さらなるセキュリティと管理のための機能をお届けします。その一方で、現時点で自らの組織の中でこのアプリの使用を制限したい IT 管理者の方々のために、詳細な手引きを提供しています。

結論 -- iOS の領域において、既に何十ものメールおよびカレンダーアプリが Apple 製のアプリを相手にユーザーからの忠誠を奪い合っている混雑した状況の中に、Outlook は参入した。けれども、Outlook が傑出しているのは、数多くの異なるアプリから機能を取り込んでたった一つのナビゲーションしやすいインターフェイスに集約しているからであり、またさまざまの電子メールおよびクラウドストレージのサービスを統合して情報ハブに集めているからでもある。そのファイル管理機能も、また大きな利点だ。

大規模な組織、とりわけ Exchange ActiveSync に依存しているところでは、Microsoft がセキュリティの懸念に十分に対処するまで待ってからでなければ Outlook をこれ以上検討できないかもしれない。けれどもそれ以外の私たちから見れば、Outlook はそのネームバリューと、間違いなく便利なその諸機能により、きっと iOS 市場の相当の部分を占めるようになると思われる。

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2015 年 2 月 16 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Hazel 3.3.4 -- Noodlesoft が Hazel 3.3.4 をリリースし、このファイルクリーンアップユーティリティに多数の修正や改善を加えた。今回のアップデートでは繰り返し時間の編集の際のクラッシュを修正し、多くのフィールドにおいて十進法条件を追加し、Passes JavaScript 条件が働くようにし、ゴミ箱の中に大き過ぎるファイルがあった場合 Hazel がそれを削除するため目覚めることができなかった問題点を解消し、クリックが速過ぎた場合に最後の条件が削除されることのあったバグを修正している。(新規購入 $29、無料アップデート、8.9 MB、 リリースノート、10.8+)

Hazel 3.3.4 へのコメントリンク:

Microsoft Office 2011 14.4.8 -- Microsoft が Office 2011 をバージョン 14.4.8 にアップデートし、Office 365 Exchange Online アカウントのパスワードを繰り返し求めることになった Outlook の厄介なバグを修正した。今回のアップデートではまた、別の入力方法を使用している場合にテキストボックスがキーボードで処理できなくなった PowerPoint の問題点に対処するとともに、Rich Text Format (RTF) エンコードされた一部の .pst ファイルを読み込んだ際にメッセージが正しく表示されなくなった Outlook の問題点も修正している。( Microsoft Download Centerからも Microsoft AutoUpdate を通じても無料アップデート、114 MB、リリースノート、10.5.8+)

Microsoft Office 2011 14.4.8 へのコメントリンク:

BusyCal 2.6.4 -- BusyMac が BusyCal 2.6.4 をリリースし、同社がリリースしたばかりの連絡先管理アプリ BusyContacts s との統合を追加した。BusyCal はまた詳細は不明だが CalDAV や Exchange との同期に関するバグをいくつか修正し、繰り返すイベントの変更の際の Google 409 エラーを修正し、iCloud シンボリックカレンダー色への対応を追加し、OS X 10.10 Yosemite 上でのカスタム日付フォーマットのクラッシュを修正し、サーバとのコンフリクトが起こった場合にスヌーズアラームを削除するようにし、カレンダーおよびタグの色として黒を追加している。(BusyMac からも Mac App Store からも新規購入 $49.99、無料アップデート、10.3 MB、リリースノート、10.9+)

BusyCal 2.6.4 へのコメントリンク:

PDFpen と PDFpenPro 7.0.2 -- Smile がバージョン 7.0.2 の PDFpenPDFpenPro をリリースした。最近アップグレードされたばかりの PDF 編集アプリへの、小さなメンテナンスアップデートだ。(2015 年 1 月 16 日の記事“Smile、PDFpen 7 と PDFpenPro 7 をリリース”参照。)いずれの版も、デフォルトのツールバーに Share ボタンを追加し、PDF をリサイズした際に署名が圧縮されてしまった問題を修正し、クラッシュをいくつか修正し、OCR サウンド環境設定への変更がアプリケーションの再起動後も持続するようにし、またフランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、スペイン語の翻訳版もアップデートしている。この記事の執筆時点で Mac App Store 版の PDFpen PDFpenPro がまだバージョン 7.0 のままであることに注意したい。(新規購入 $74.95/$124.95、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、Smile ウェブサイトでバージョン 6 からのアップグレード $30、バージョン 7.0 からは無料アップデート、51.6/52.2 MB、リリースノート、10.7+)

PDFpen と PDFpenPro 7.0.2 へのコメントリンク:


ExtraBITS、2015 年 2 月 16 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、Aperture が Mac App Store を去ろうとし、The New Yorker が Apple のデザイン首脳 Jony Ive の紹介記事を書き、編集主幹 Josh Centers が Tech Night Owl でお喋りし、米国のキャリアがあなたの支払済みのスマートフォンのロックを外す義務を負い、Apple の Activation Lock が iPhone 盗難予防の役に立つ。

Aperture が Mac App Store を去る -- Apple が、数ヵ月後に OS X 用の Photos が出された後には Aperture はもはや Mac App Store で販売されなくなると発表した。そのこととは別に、過去に購入した人が必要に応じてダウンロードし直すことは今後もできる。一度も Aperture を使ったことがないという人が今から使い始めることはお勧めできないが、当面の間使うために余分のコピーをもう一つ購入する必要がある人には、今が最後のチャンスだ。

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Jony Ive の紹介記事が The New Yorker に -- The New Yorker の Ian Parker が、Apple のデザイン責任者 Sir Jonathan Ive を徹底的に紹介する記事を書いた。非常に長い読み物なので、十分な時間を確保してから読み始めよう。ただ、もしも Apple のデザイン設計の過程に少しでも興味があるなら、これは読む価値がある。注目すべき点を二つ: Ive は次の Star Wars 映画用のライトサーベルのデザインについて J.J. Abrams 監督にアイデアを与え、また Ive は自動車のデザインについて長々と語って Apple が独自の自動車を開発中だという噂に油を注いだ。

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Josh Centers、Tech Night Owl でネット中立性と Apple Pen を語る -- 編集主幹 Josh Centers が Tech Night Owl ポッドキャストに出演して、ネット中立性に関する見解や、Apple が Apple Pen を開発している可能性の理由について語り、また Apple Car の可能性についても思案した。

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米国のキャリアに支払済みスマートフォンのロックを外す義務 -- あなたがセルラー契約を支払済みでも、あなたが要求しさえすればキャリアはあなたのモバイルフォンのロックを外さねばならないようになった。これは FCC とキャリア各社が 2013 年に結んだ取り決めによるものだ。また、プリペイドのデバイスについては、時間、支払、使用における妥当な条件が満たされればアクティベーションの一年後にキャリアがロックを外す義務を負う。詳しくはキャリアに問い合わせるとよい。

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スマートフォンのキルスイッチが盗難予防 -- iOS 7 および 8 に搭載された Activation Lock 機能など、いわゆる「キルスイッチ」機能は、スマートフォンの盗難を予防するために実際に役立っている。2013 年 9 月に Apple がこの機能を追加して以後 12 ヵ月間に、iPhone の盗難はニューヨーク市内で 25 パーセント、サンフランシスコで 40 パーセント、ロンドンで 50 パーセント減った。まだこの機能をオンにしていないなら、Settings > iCloud で Find My iPhone をオンにしておこう。

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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2014 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

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