TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#735/28-Jun-04

Apple Cinema Display(30インチのモンスター・バージョンを含む)の発表、Mac OS X 10.4 Tigerのプレビュー、でWWDCの幕が開いた。AdamとJeffが重要な詳細を追う。同じく今週、Glennはスパムと戦うために役立つかもしれないテクノロジーの融合法を、TonyaはJeff Tolbertの新しい電子ブック“Take Control of Making Music in GarageBand”のおかげでロック少女に近づけたことをレポートする。WorkStrip3.2、Peek-a-Boo for Mac OS X、Vonageのソフトウェア電話のリリースにも触れる。

記事:

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MailBITS/28-Jun-04

WorkStrip 3.2のメニュー機能 -- Softchaosは複数のワークスペース、書類のプレビュー、フォルダを行き来したり、最近開かれた書類とそのアプリケーションを関連づける、スマートに構成された階層メニューなどの機能があるWorkStrip 3.2をリリースしている。このアップデートで最も目立つのは「ホットメニュー」(マウスがどこにあろうとメニューを表示するキーボードショートカット)だ。メニューには、動作中のアプリケーションとそのウィンドウのメニュー、動作中のアプリケーションとその最近開かれた書類のメニュー、そして現在Finderで選択されているフォルダのメニューである。また、いくつかの動作はより早くなった。バージョン3.2は、WorkStrip 3ユーザには無料でアップデートが提供される。WorkStripは40ドル(かそれくらい。ポンド-ドルの為替レートによる)で、30日間使用できる。2MBのダウンロード。[MAN]

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06935> (日本語)WorkStrip が Mac OS X に
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07266> (日本語)どうぞ良い Strip を
<http://www.softchaos.com/products/ws3/new32.html>

Vonage、Mac向けソフトウェア電話を追加 -- 先週、IP電話(VoIP)サービスプロバイダのVonageは公共の電話ネットワークへの送受話のできるソフトウェアをオプションとして加えた。Vonageが呼ぶところのこの“ソフト電話” は500分の市内、長距離通話込みで月12ドルである。超過料金はアメリカ国内で毎分3.9セント、国際通話料金もたいへん安い。ソフト電話のサービスは既存のVonageの線に追加する必要があり、毎月わずか15ドル(税抜)である。このサービスはMac用の最も見栄えがよく、動作もよいソフトウェア電話のメーカー、カナダのXten社製のソフトウェアを用いている。

<http://www.vonage.com/corporate/press_index.php?PR=2004_06_24_0>
<http://www.xten.com/>

ソフト電話のサービスはすばらしくよく動作することがわかった。私が自分のアカウントにサービスを追加してからわずか2分で、地上線から私のVonageのソフト電話の番号に電話をかけることができた。ただし、私はUSBのヘッドホンマイクを使うことをおすすめする。Macの内蔵マイク、スピーカによってはフィードバックやエコーが発生することがある。[GF]

Peek-a-BooでCPUをのぞく -- Clarkwood Softwareから出ている、Mac OS 9以前用の私のお気に入りのユーティリティであるPeek-a-BooがMac OS X向けに書き直された。Peek-a-Booはプロセス監視ソフトである。動作中のアプリケーション、UNIXプロセスの他多くの情報を表示する。UNIXオタクやMac OS X博士の人々は“ top”や“ps”の単なるGUI版だ、あるいはAppleのユーティリティ、アクティビティモニタの部分的なコピーと早合点するかもしれない。しかしGUI版ソフトはいいもので、Peek-a-Booは逐次更新されるアプリケーションのCPU使用率グラフを作ったり、アプリケーションの動作プライオリティを変更したり(“ renice”)を簡単にできるようなしかけがある。もっと別のこと、たとえばアプリケーションで開かれているファイルを表示したり(“lsof”)、ディスクの動作状況(“fs_usage”)、メモリ使用量の時間グラフ化などもできればいいのにと思うし、Peek-a-Boo自身CPUパワーを占有する。しかし、Mac OS Xのトリックの一つとして Peek-a-Booは20ドル(以前所有していた人は10ドル)で、全機能がためせるデモがダウンロードできる。(565K)[MAN]

<http://www.clarkwood.com/peekaboo/>


GarageBand が私を若くてヒップに変えた話

文: Tonya Engst <tonya@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

私はずっと音楽には縁がなかった。小学校では、音楽の時間に歌を歌えばヘタクソの仲間に入れられたし、ちょっとピアノ教室に通ったり中学生の時には Fiddler on the Roof の合唱隊で歌ったりしたこともあったが、高校生になった頃には、結局自分には音楽の才能は全然ないのだ、とはっきり自覚していた。私は自分で自信のある分野にだけ力を注ぐというタイプの人間なので、その後は何か楽器をやろうと思ったり、その他どんな形でも音楽関係のことを試してみる機会は一度もなかった。

私が音楽に無関心という事実が強烈な日の光に晒される日が来た。それは San Francisco 2004 Macworld Expo の会場で、ここで iLife '04 と GarageBand がデビューを果たしたのだった。GarageBand は Apple の超ヒップなソフトウェアで、誰でにもデジタル音楽が作れるようにデザインされたものだった。当時の私は働くお母さんの代表という気持ちで一杯で、もちろんあのクールな John Mayer(現在 iTunes Music Store で“驚異のトップ・チャート”と表現されている)の名前すらも聞いたこともないほどだった。この John Mayer に、Steve Jobs はキーノートの観衆の前で GarageBand のデモをするようにと頼んだのだった。その時点では、この GarageBand なるものは私にとってただ自分に年を感じさせて、どうしようもないほどクールでない自分を見せつけられるものとしか映らなかった。

<http://www.apple.com/ilife/garageband/> (日本語)アップル - iLife - GarageBand
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07500>(日本語)iLife '04 で新しいソフトが追加

けれどもこのキーノートでの大喝采から判断すれば、私と同じようには考えなかった人たちも大勢いたようだった。その一人が Seattle 在住の音楽家・デザイナーの Jeff Tolbert だ。Jeff は、時代の先端を行くイラストやウェブデザインを描いている時(そのことで“本物の音楽家は手に職を持つ”という諺を具現している)以外は、数々のヒップな有名バンド、例えば Goat-Footed Senators のようなところで演奏している。GarageBand のデビューは、私には時代に取り残された感覚しか残さなかったかもしれないが、Jeff の方は早速 iLife '04 を購入して、GarageBand と組み合わせて使うギアもいくつか取り揃え、それから私に電子メールを送ってきて、GarageBand についての Take Control 電子ブックを出版する気はないかと尋ねてくれたのだ。

<http://www.jefftolbert.com/>

そこで私は、もしも Jeff が私を GarageBand ファンに変えることが出来たならば、誰をもそう出来るだろうと考え、どうすれば私でも人並みの曲が作れるのか、数ページにまとめた原稿を試しに作ってもらえないかと頼んでみた。Jeff はその原稿を書き、私はそれを読んでその通りにやってみた。すると、何とも驚いたことに、私がいくつかのループを組み合わせただけで、何通りかのおもしろい、しかも(少なくとも私の耳には)本物の曲のように聞こえるものが出来上がったのだった。こんなにワクワクドキドキするなんて、と思いながら私は早速 Jeff と契約を結び、私たちの編集者のうちで私よりも音楽の経験の豊富な人(あの尊敬すべき Caroline Rose、彼女は Apple 社で Inside Macintosh の Volume I から III までを編集し、NeXT 社では編集主任を務め、その後 Apple 社に復帰してからは“develop, the Apple Technical Journal”の主任編集者だったことで知られている人物だ)を彼の編集者に任じ、TidBITS 技術担当編集者の Geoff Duncan(彼はプロのスタジオミュージシャンでもある)を技術関係のレビュー補助者として雇い、こうして私たちのチームは始動した。

<http://www.differnet.com/crose/>
<http://www.quibble.com/geoff/tunes/>

それから暫くして、Jeff と Caroline から 68 ページの本“Take Control of Making Music with GarageBand”が届いた。この本は私のような初心者にも本物のデジタル音楽の扉を開く助けになり、一方では十分深い内容も含んでいるので、きちんとした音楽の素養とある程度の GarageBand の経験とを持っている人たちの助けにもなる。GarageBand に内蔵されたループを使う方法を説明するだけではなくて、私が学校で習い損ねたようないくつかの音楽理論を適用することで GarageBand に本当にクールな曲を作らせることが出来るのだということまで解説している。(但し、MIDI 機器経由で音楽を録音したり、トラックに音声を追加したりということまでは解説していない。これらを扱うのは今後別の本でということになるだろう。)今回の電子ブックで私が一番読んで楽しかったのは、スピーカーからスピーカーへとサウンドをパンするなど、いろいろのトリックを使って遊ぶ部分だ。私が作った曲の中には Pink Floyd に似た感じのものがあって、1985 年に高校を卒業した世代を代表して言わせてもらえるなら、これがクールでないって言うんなら、一体何がクールなの?って感じね。これならひょっとして、私もロック娘として第二のキャリアを目指してみようかしら? でも、Take Control 電子ブックを出版するという今の仕事を、そうそうすぐに辞めるつもりはないわよ!

“Take Control of Making Music in GarageBand”は現在 $5 で発売中で、他の Take Control 電子ブックと同様に、フルのテキスト検索やクリック一つで参照箇所へジャンプできるクロスリンク、それに無料アップデートなども含んでいる。また、今回は Jeff の説明の具体例を示すための iTunes Music Store の曲目クリップへのリンクや、Jeff の補助であなたが作る2曲のオーディオサンプルへのリンクも付いている。(当初私たちは曲そのものを PDF に埋め込もうとしたが、これは Acrobat 6.0 のみで再生可能で、Preview は起動時にクラッシュしてしまった。)あなたが既にヒップなミュージシャンであっても、または私のような自称未来のロックスターに過ぎなかったとしても、ぜひこの電子ブックを一読していただければと思う。

<http://www.tidbits.com/takecontrol/garageband-music.html>


Apple が新しいアルミ筐体の Cinema Display を発表

文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
訳: 佐藤浩一 <koichis@anet.ne.jp>

コンピュータで面白いのは、いくらデザインが良くても見ているのは画面ばかりだということだ。今年の Worldwide Developers Conference (WWDC) で、Apple は 3 種類の新しい Apple Cinema Display (20 インチと 23 インチモデルは新機種となり、巨大な 30 インチモデルが追加された) を発表し、その見た目に磨きをかけた。Apple の PowerBook や Power Mac G5 コンピュータにマッチするスタイリッシュなアルミ筐体デザインにより、職場の同僚の視線も虜にすることができることだろう。

<http://www.apple.com/displays/> (日本語)アップル - ディスプレイ

30 インチ Apple Cinema HD Display は最大解像度 2560 × 1600 画素、つまり全体で約 400 万画素までサポートしている。輝度は 270 cd/m2 (カンデラ/ 平方 m) に達し、コントラスト比は 400:1 だ。画素数の増大により、この30 インチディスプレイは Nvidia GeForce 6800 Ultra DDL グラフィックカードを搭載した Power Mac G5 でしか動作しない。このカードは、Power Mac G5を新たに購入する場合には BTO オプションとして、すでに Power Mac G5 をお持ちの方には 600 ドルのキットとして、8 月より入手可能となる予定だ。このカードには DVI コネクタが 2 つ付いており、30 インチディスプレイを 2 台接続することも可能である。この 30 インチ Cinema Display の価格は 3,300ドルであり、2004 年 8 月には出荷が開始される。

<http://www.apple.com/displays/digital.html>(日本語)アップル - ディスプレイ - デジタル

20 インチと 23 インチモデルは、現行のディスプレイと比べケースが違うだけだと思われるかもしれないが、違うのはアルミ筐体だけではない。1,300 ドルの 20 インチ Cinema Display は、解像度こそ最大 1680 × 1050 画素と変わりないが、輝度は以前の 230 cd/m2 から 250 cd/m2 に、コントラスト比が350:1 から 400:1 に変更されている。同様に、2,000 ドルの 23 インチ Cinema HD Display は最大 1920 × 1200 画素の解像度だが、30 インチ Cinema HD Display と同じ 270 cd/m2 の輝度 (以前は 200 cd/m2) と 400:1 のコントラスト比 (同 350:1) を誇っている。どちらのディスプレイも、来月には販売開始となる予定だ。

<http://www.apple.com/displays/specs.html>(日本語)アップル - ディスプレイ - 仕様

これら新 Cinema Display には、自己給電式 USB 2.0 ハブポート× 2 基、FireWire 400 ポート× 2 基、電源ボタン、輝度調節ボタン、そしてKensington セキュリティポートが付いている。さらに、マグネット式の iSight用のスタンドも数ヶ月以内に iSight カメラに同梱、あるいは iSight アクセサリキットとして入手可能となる予定であり、サードパーティー製のエルゴノミックマウントに取り付けるためのCinema Display VESA (Video Electronics Standards Association) マウントアダプタキットも同様に提供される。

今回のモデルチェンジでは、以前のモデルに搭載されていた Apple の独自仕様である ADC (Apple Direct Connection) も、よりポピュラーな DVI (Direct Video Input) 接続に取って代わられた。ADC は、ケーブルが散乱せず、コンピュータからモニタへ給電されるので電源を準備する必要がない、Apple のお気に入りだった。ディスプレイから出ているケーブルは一本だけであり、電源、グラフィック、USB 2.0、そして FireWire 400 の各コネクタへと分岐しているが、電源は多分外部電源より供給されると思われる。Apple によれば、20 インチと 23 インチモデルは今までの Power Mac と PowerBook で動作するという。これら 2 つのディスプレイは、Apple のウェブサイトにある仕様によれば「フルシングルリンクのデジタル帯域幅およびプラグ&プレイセットアップ用のVESA DDC 規格に準拠している DVI 規格対応グラフィックカードを搭載するWindow PC」でも動作するとの事だ。30 インチモデルは、Nvidia G3Force 6800 Ultra DDL カードを搭載する Power Mac G5 でしか動作しない。iPod と同様、膨大な Windows マーケットに対する Apple の売り上げを増やすには、Mac 専用ハードウエアという殻を破ることが唯一の方法だろう。


大手 ISP がスパム、なりすまし対策立案に協調

文: Glenn Fleishman <glenn@tidbits.com>
訳: 亀岡孝仁 <takkameoka@earthlink.net>

先週はスパムを抑制しようとする一連の努力において一つの転機となるかもしれない。この動きはスパマーがそのメールを送りそしてリレーする多くの不正な方法を取り除いてしまおうという努力である。

今週始め、いくつかのインターネットサービスプロバイダ (ISP) は自らのネットワークそして顧客のネットワークがスパムを助長したり放置したりする助けにならないように管理していく方法について基本的な考え方に合意した。週の後半になって、Microsoft と Sender Policy Framework のディベロッパーは、発信メールを処理する事に関する更なるコントロールをドメイン所有者に与える二つの合同の反なりすまし提案を発表した。

ISP のスパム対策モデル - 組織内及び入信側 -- 米国を拠点とする大手の ISP 数社はモデルとなる規定書を発表した。これはスパマーが、顧客のコンピュータをハイジャックしたり (ゾンビに変えてしまう)、或いはスパムを送るのにオープンリレーを使ったりして ISP の資源を使うのを阻止するベストプラクティスを集めている。このドキュメントは Anti-Spam Technical Alliance (ASTA) によって起稿されたもので、America Online, EarthLink, Microsoft, そして Yahoo も ASTA に名を連ねている。このドキュメントはどのメンバーサイトからでもダウンロードできる。

<http://www.microsoft.com/presspass/press/2004/jun04/06-22ASTAPR.asp>
<http://download.microsoft.com/download/2/3/7/23779c05-d409-46ce-b9d6-c24908789d8b/ASTA%20Statement%20of%20Intent.pdf>

このドキュメントでスパマーがそのウェアを送ったり配達したりする基本的なやり方が変わるわけではないが、基本的には peer-to-peer のメール交換に対する法律であるべき高い性能を規定している:もしあなたの ISP がこのドキュメントに沿った行動をしないのであれば、スパムとの必要な戦いに参加していないと言える。ISP の大部分がこの提言全てを実行したとしても、スパムが完全になくなることはないであろうが、その量は大幅に減少するであろう。

この提言の要旨をまとめてみると:

オープンリレーは停止する。メールを不定の受信者へと転送する良く知られた何気ないスクリプトに注意を払う。プロキシは内部ネットワークでのみ動作していることを確認する。ネットワーク内部のマシンが侵入されスパムを送っているか見つける、そしてそれをネットワークから排除するには通知を送った方がいいのか、或いは接続を切ってしまうのか判断する。認証付き SMTP を使用する。DSL モデムのような顧客ルーターのパスワードを変える。通常のアカウントに対して入信送信メールに対しての常識的な制限を設ける。新規登録に対しては即座のアカウントアクセスを許さない。オープン Web redirector を切断する。苦情の報告と処理を改善する。

これらの進言の中で唯一恐怖心をかきたてるのは入信発信メールに対する制限であろう。この進言では、固有のアドレスの数を時間当たり 150 そして一日あたり 500 に制限するように提案している。多くの人はこれは制限のし過ぎと感じるであろう。これでは多くのユーザーがビジネスをする機会を不必要に制限したり、そして固有のアドレスを保持することが必要になり、ひいては不正コンテンツに対する ISP のセーフハーバーに対する侵害の可能性もでてくる。

なりすまし対策も改版される -- ASTA ドキュメントの二つ目の部分は、メールのなりすまし或いは偽造の防止に関するもので、これも先週はずみがついた。TidBITS-722 の "電子メールの SPF 保護" で私が書いたように、Sender Policy Framework と呼ばれる提言によればドメイン所有者が、自分の domain name service (DNS) レコード経由でインターネット上のどのメールサーバーはそのリターンアドレスを含んだメールを送っても良いかを宣言できるようになる。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07596>(日本語)Sender Policy Framework: 電子メールの SPF 保護
<http://spf.pobox.com/>

この記事の中でも触れたが、Microsoft は Caller ID と呼ばれる競合する提言をしている。これは似てはいるが全く独自のアプローチを用いている。SPF は一つのメールサーバーが他のサーバーと話をするハンドシェイクの中に含まれるある基本情報を見る;Caller ID はメッセージの本体を見るので、それが本物かどうか判断するのにより多くのサーバー負荷を必要とする。

先週の木曜日に、SPF のディベロッパーはそのプロポーザルを Caller ID と一緒にして Sender ID と呼ばれるものにして Internet Engineering Task Force (IETF) に提出した。これまでこの団体の提言は大抵実行に移され現実となっている。Sender ID は両方の提言の良いところを組み合わせており SPF フォーマットのサポートも含まれる事になるであろう。

<http://www.microsoft.com/mscorp/twc/privacy/spam_senderid.mspx>

Spam Assassin のバージョン 3.0 がリリースされようとしている所で、これは Apache Foundation - この人達が Apache Web サーバーや他のソフトウェアを我々に出してくれた - の公式サポートプロジェクトになったばかりで、受信メールの spam と "ham" を区別するスコア付の要素の一つとして Sender ID 記録を使うことをサポートしている。[訳注:spam という名称は、もともとは米 Hormel Foods社が製造している「SPAM(Spiced Hamの略)」というランチョンミート(肉の缶詰加工品)に由来しているといわれている。]

スパムの勢いは衰えるか? 物事、皮相的になってこれら二つの発表も堤防の穴を塞ぐのに指の数を増やしているだけだと見るのは容易い。水位は上がっていてオランダの少年とダクトテープではとても抑えきれやしない、と思っていますか?

私はもうちょっと楽観的である。ASTA ドキュメントに載せられている長いリストの中のベストプラクティスには ISP の言語道断な失敗も含まれている。ISP がこれらの技術を知らないのか或いは資源を投ずるには値しないと判断しているのかは定かではない。もし ASTA ドキュメントが刺激となって ISP がゾンビ発見をもっと真剣になってやってそして彼らのメールを送り出す能力を断ち切ってしまい (つまり TCP/IP port 25 をブロックする)、一方で ISP が顧客にその旨の通知をしてくれるだけでもスパムを大幅に削減できるであろう。

これらの進言や提案の唯一の害はインターネットを身元の明らかな者だけの世界にしてしまう可能性である:つまり例を言えば、不正のメール、不正のサイトそして不正の輩を止めるのではなく、"正しい" 者だけがメールを送ることを許される様な世界である。"正しい" というのは定義するのが難しい概念であり、そして曖昧さが許されるべき理由も存在するのである - スパムに対してではなく、プライバシー、主権、そして多様性の意味での身元(ID)に対してである。

それでも、これらの対策が成功するためには多くの ISP の一方的な参加が必要なので、これは分権的情報交換を可能とするインターネット精神として見た方が良いのかも知れない。


タイガーパワーを身に付けろ... 2005 年に!

文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

サンフランシスコで開かれている Apple の Worldwide Developer Conference (WWDC) で、今日 Steve Jobs がキーノートの演壇に立ち、予告通り Mac OS X 10.4 Tiger とそれに付属するアプリケーションについてプレビューを披露した。このキーノートで、Jobs は現在 Mac のインストールベースのうち 50% 以上が Mac OS X を使っており、ユーザー数にすればそれはおよそ 1,200 万人に当たると述べた。この数字は一年前の WWDC で述べられたよりもユーザー数にして 700 万人増えたことになる。この 1,200 万人という数をどう評価すべきか、私にはよくわからないが、これは 2000 年から 2003 年までに Apple が販売した Mac の総台数 1,375 万台という数字にそう遠くない。(台数の算定は同社の SEC 10-K 報告書による。)いずれにしても、Tiger は Mac OS X が 2000 年に導入されて以来もう5番目のメジャーリリースとなり、この時間の経過に伴って Apple がこのオペレーティングシステムに重大な変更を加えてきたことも、また疑いのないところだ。

<http://developer.apple.com/wwdc/> (日本語)WWDC 2004

けれども今年のうちには、まだ Tiger を目にすることはできない。Apple は、その出荷時期として 2005 年の上半期としか約束していないからだ。つまり、実際に出荷されるのは早くて 2005 年の 1 月(サンフランシスコの Macworld Expo では盛大なプレビューが打ち上げられることだろう。私の予想ではその会場ではまだ Tiger が出荷されないだろうと思う)か、あるいは遅くとも 2005 年 6 月までに、ということになるだろう。あえて予想するならは、たぶんこの両者のどこか中間の時期になるだろうと思う。それがまずは安全な予想というものだろうし、また来年の WWDC こそが、Apple にとってはこれからリリースするものをプレビューするための絶好の機会であって、リリース済みのものをカバーするために費やすとは思えないからだ。ただ、ソフトウェア開発のスケジュールというものは予想を立てるのが難しいというのが常識で、しばらく先のことで、しかも物がオペレーティングシステムならば、これはもう確実なことは誰にもわからないだろう。価格は今回もまた $130 となる。

Panther の時と同様、Apple は 150 以上の新機能というものを前面に押し出しているが、その中でもいくつかは他のものよりも格段に重要な新機能だ。皆さんと同じく、私もまだこれらの新機能の内容を聞いたばかりなので、細かいことを繰り返して書いてもあまり意味がないと思い、ここでは最も重要な新機能のいくつかについてそれぞれ短い説明(と簡単なコメント)を述べるだけにしたいと思う。それぞれについて Apple のウェブサイトへのリンクを記しておいたので、詳しいことについてはそちらを参照して頂きたい。

<http://www.apple.com/pr/library/2004/jun/28tiger.html>(日本語)米国報道発表資料抄訳:アップル、Mac OS X “Tiger”をプレビュー
<http://www.apple.com/macosx/tiger/> (日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー

Spotlight -- Spotlight を使えばハードディスクに既存のデータを見つけ出すのが大幅に易しくなる、というのが Apple の狙いだ。Spotlight は、ただ単にファイル名やファイル内容を検索できるだけではない。それならば現在の Mac OS X でもできる。そのような検索と同時に、メタデータによっていろいろなものを集めたりその中で検索したりできるようになるのだ。これは iTunes や iPhoto がスマートプレイリストやスマートアルバムを扱うのと同やり方だ。Spotlight ではさらに他にも「スマート」なものが加わる。Finder でのスマートフォルダ(これは現存の階層ファイルシステムの上に、それとはまた別の構造を重ねて整理することができる)や、Mail でのスマートメールボックス(同じ一連のメールを異なった方法でグループ分けできる)それに Address Book でのスマートグループもある。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/spotlight.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Spotlight

システムの中におけるファイルやその他のデータオブジェクトについて、もっともっとメタデータにアクセスできるようにする必要がある、ということを Apple が認めつつあるのは嬉しいことだ。なぜなら、我々が蓄えたデータの量が増えれば増えるほど、それらのデータを管理するのが難しくなっていくからだ。Apple のメタデータ検索エンジンはファイルから自動的にいくばくかのメタデータを抽出できるようだし、またソフトウェア開発者が自分で独自のメタデータを追加することもできるので、Spotlight の能力を拡張して使いこなすことも難しくないだろう。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/searchtechnology.html> (日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - 検索テクノロジー

Tiger 用の iChat AV -- iChat AV がオーディオ及びビデオのチャットを引っ提げて登場した途端、ユーザーたちは一斉に、複数の人たちの間でオーディオやビデオのチャットが出来ないのかと尋ね始めた。現在までのところ、まだそれは出来ないのだが、Tiger が登場すれば事情は変わる。複数人の間でのオーディオチャットは最大 10 人まで、ビデオチャットについては最大 3 人までを相手の会話となる。皆さんの期待通り、Tiger 用の iChat AV のインターフェイスはエレガントなものだ。マルチパーティのビデオチャットではほとんど3次元的に見える画面にすべての相手が同時に画像で表示され、それぞれの人の顔の下には微妙な「床」への反射の効果まで入っている。複数人のオーディオチャットにはそれほど格好良いグラフィックス表示はないが、便利な音量メーターが付いていて、これを見ているだけで(声だけでは聞き分けられない相手でも)今誰が話しているのかがすぐに分かる。これこそ、遠隔電話会議などで私が一番欲しかった機能だ。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/ichat.html> (日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - iChat AV

Apple はまた全般的なパフォーマンスや画質も向上したと言っている。これらはもちろん歓迎すべきことだが、私としては信頼性の向上にも力を注いでもらいたい。私がもっとオーディオ・ビデオチャットを利用しない最大の理由は、始めて5分も経たないうちに普通のテキストチャットでのトラブルシューティングセッションに切り替えなければならない、ということが一度ならずあったからだ。

Safari RSS -- RSS というものがもう何年も前から一般に使われていることを考えれば、Apple の Safari RSS ページで RSS がどんなに「新しい技術」であるかを書き立てているのはちょっと大袈裟過ぎる気がしなくもないが、それでもこれが Safari へのメジャーな機能追加であるのは間違いない。RSS は情報を発信するために HTTP を使う一方法であって、通常は記事の見出しや要約を載せることが多い。けれども記事全体を RSS に載せることも可能で、実際 TidBITS Talk も、私たちの Web Crossing 版サイトで XML ボタンを押して URL を得れば RSS で読めるようになっている。RSS でフィードされた情報は、例えば Ranchero Software の NetNewsWire のような、特別のプログラムで読む。RSS のサポートを追加しているのは何も Safari に限ったことではない。Opera 7 や、公開ベータ版の OmniWeb 5 も、既に RSS 機能を提供しているので、今後 Safari の RSS サポートがどんな形でこれらに対抗して行くのかが楽しみだ。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/safari.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Safari RSS
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/>
<http://ranchero.com/netnewswire/>
<http://www.opera.com/>
<http://www.omnigroup.com/applications/omniweb/5/>

Safari RSS でそれ以外に便利な機能といえば、公共の場所にある Mac を使う際の個人情報の保護、ウェブページをアーカイブフォーマットで保存してそれをメールに添付して送れる機能、それにブックマーク検索機能などがある。私の感じでは Safari RSS は好感の持てる Safari への改良だと言えるが、例えば OmniWeb や Opera のような、フル装備のブラウザに匹敵するところまでは行かないというところだろう。

Dashboard -- Apple は、WWDC 会場のロビーに大きなポスターを貼り出して、あの遥か将来に出てくる Longhorn(Windows の次期メジャーリリース)に向けて Microsoft のオペレーティングシステム開発者たちをからかっている。そのポスターにいわく、「Redmond の人よ、コピー機の用意をどうぞ!」[訳注: Redmond 市は Microsoft 本社の所在地です。]この文句は、皮肉にも Dashboard でしっぺ返しをくらうことになった。どうやら、Dashboard は Arlo Rose と Perry Clarke が共同製作した Konfabulator の焼き直しのように見えるのだ。(TidBITS-jp-717の記事“私も楽しく Konfabulate しましょ!”を参照。)その生成する小さな JavaScript ベースのアプリケーションが“Widget”という名であることも同じだ。Arlo と Perry は自分たちの商売を Apple に踏みにじられたことに激怒しており、その結果 Konfabulator ホームページには現在「Cupertino の人よ、コピー機の用意をどうぞ!」という見出しが躍っている。[訳注: Cupertino 市は Apple 本社の所在地です。]

<http://www.apple.com/macosx/tiger/dashboard.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Dashboard
<http://konfabulator.com/>
<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=07545>(日本語)私も楽しく Konfabulate しましょ!

模倣は最も誠意ある形での追従だという諺があるが、Apple の Sherlock へのアップデートが Watson の真似をした時には、Watson の作者である Karelia Software は喜ぶには程遠かった。同じことが Arlo と Perry にも言える。Apple は過去に他社の製品を購入したりコードをライセンス使用したりして Mac OS に含ませてきたことがあるが、現時点で同社がそういう行動に踏み切ろうとしない理由は定かでない。Mac OS X がオープンソースにその基盤を支えられており、そのようなプロジェクトを利用することに多大な努力が払われてきたことを考えればなおさらだ。払うべき対価もそれほど高価なものになるとは思われない。少なくとも、小さな独立のソフトウェア開発者たちの仕事をコピーすることで引き起こされる悪感情の方がより高くつくことになるだろう。これはコミュニティー全般についても言えるし、また Apple が後日手を付けかねないと思われるようなことにはすべて手を出さないほうが賢明、という枷をはめられつつあるソフトウェア開発者たちの間でも深刻な問題だ。

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tbart=06816> (日本語)次期 Mac OS X: Jaguar が姿を現す

Arlo と Perry にとっての唯一の救いは、Konfabulator が現在既に出回っているのに対して Dashboard はあと最大で一年ほどの間はまだ出荷されないということだ。それはさておき、Konfabulator を楽しんで使っておられるユーザーの皆さんにはつい最近 Konfabulator 1.7 がリリースされたというのは朗報だろう。この新バージョンではユニコードのサポートが加わり、同じレイヤー上の Widget を、現在表示されている他のあらゆるものと分離して、すべて同時に表示できる Expose 風の機能も追加された。

<http://www.konfabulator.com/info/relNotes17.html>

Automator -- Dashboard は明らかに焼き直しなのかもしれないが、Tiger のもう一つの新機能、Automator が他社のマクロユーティリティ、例えば Script Software の iKey や CE Software の QuicKeys にとって脅威となるかどうかはまだ定かでない。Automator は、一連の“アクション”の組み合わせである“ワークフロー”を作ることのできる、ビジュアルなスクリプティング環境だ。このように説明すれば、これがマクロユーティリティであるかのように聞こえてしまう(Apple はこれを“パーソナルな自動化アシスタント”と呼び、小さなロボットのアイコンを与えている)が、Automator のウェブページを読む限りでは、これはむしろ AppleScript と Apple Event へのリンクという指向が強いようだ。Automator がどのような位置を占めることになるかはもうしばらく時を経ないとわからないだろうが、とりあえず興味深いものであることだけは間違いない。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/automator.html>

VoiceOver -- Macintosh を視覚的に使用することが困難あるいは不可能という人も多い。Apple は、VoiceOver という Tiger 内蔵の新テクノロジーで、この問題に対処しようとしている。VoiceOver は Mac OS X を話し言葉のインターフェイスで拡張し、電子メールや書類ファイルの内容を声を出して読み上げたり、ワークスペースを話し言葉で表現したり、オペレーティングシステム全体をナビゲーションするための一連のキーボードコマンドを提供したりする。Apple の発表だけから VoiceOver がどのように動作するのかを知るのは難しいが、使用に不自由のある人たちにも Mac が高いアクセシビリティを提供できるように働いてくれるならば嬉しい。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/voiceover.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Automator

.Mac Sync -- 私はすっかり iSync に失望していた。Apple がこれを他のソフトウェア開発者たちに利用させる道を開くこともなかったし、ファイルやその他のデータをネットワークで結ばれた Mac 同士の間で同期させることもできなかったからだ。けれども Tiger では、この状況が変わるはずだ。Apple は同期サービスをオペレーティングシステムの中に埋め込み、またこのサービスの利用を他のソフトウェア開発者たちにも開放しようとしているからだ。Apple は、Tiger の新しいシンクエンジンがいかに .Mac アカウントを使って電話番号、住所録、カレンダーに入れたスケジュール表などを同期させるためにうまく使えるかについて、派手な言葉で宣伝しているが、その機能が現在 iSync でできることとどれほど違うのか、まだ定かではない。それでも、私は Tiger のシンクエンジンが、現時点での iSync でできることよりも、ずっと多くのことを可能にしてくれるものと期待をかけている。

<http://www.apple.com/isync/> (日本語)アップル - iSync
<http://www.apple.com/macosx/tiger/sync.html> (日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - .Mac Sync

その他の改良点 -- 最後に、と言ってもこれらは決して見過ごせないものばかりだが、主にソフトウェア開発者が関心を持つようなタイプの改良点をまとめておこう。Tiger は、メモリや CPU を大量に必要とするアプリケーションのために 64-bit のメモリ・アドレッシングを提供しつつ、従来の 32-bit アプリケーションとの互換性も保っている。この 64-bit アドレッシングはまた、他の 64-bit Unix システムからのコードの移植の可能性も改良している。Unix の話が出たついでに、Tiger が FreeBSD 5.x カーネルにアップグレードし、Spotlight にコマンドラインからのアクセスが可能となり、ファイルのレベルまでのアクセスをコントロールできるアクセス制御リストを提供していることも書き添えておこう。Xcode 2.0 は Apple の開発ツールの機能拡張版で、ビジュアルなモデリング・デザイン機能、Apple Reference Library との統合、改善された Java サポート、それに遠隔マシンからのグラフィカルなデバッグ機能などを装備している。また、Core Image および Core Video と呼ばれる2つの新しいアーキテクチャが搭載され、開発者が今日のビデオカードに備わった描画処理専用プロセッサ (GPU) の高速処理能力を簡単に活用できるようになる。私の印象では、Core Image と Core Video は基本的に、従来には無かったような高速で手の込んだ見栄えの飾りを可能にするもの、という感じだ。ビデオの話と言えば、Apple は QuickTime もアップデートして H.264 のサポートを加えている。これは次世代の MPEG-4 ビデオコーデック(コンプレッサ・デコンプレッサ)で、携帯電話から高品位テレビまで、さまざまなプラットフォームでビデオが表示できるというものだ。Tiger 用の iChat AV は H.264 に依存しており、追加の帯域幅を必要とせずにより高品質の画像を実現できるということだ。

<http://www.apple.com/macosx/tiger/64bit.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー
<http://www.apple.com/macosx/tiger/unix.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - UNIX
<http://www.apple.com/macosx/tiger/xcode.html> (日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Xcode 2.0
<http://www.apple.com/macosx/tiger/core.html>(日本語)アップル - Mac OS X - Tigerプレビュー - Core Image
<http://www.apple.com/pr/library/2004/jun/23quicktime.html> (日本語)米国報道発表資料抄訳:H.264ビデオコーデックを次世代DVDに採用

Tiger Server -- もう一点だけ... 従来の Mac OS X と同様、Apple は今回もサーバ版を用意している。Tiger での改良点に加え、Tiger Server にはウェブログを出版するための Weblog Server、社内コミュニケーションの機密性を確保するための iChat server(さまざまのオペレーティングシステムでオープンソースの Jabber クライアントと互換になる)や、Windows ベースのサーバからの移行プロセスを容易にするためのさまざまのツール、モバイルユーザのためのサーバベースのホームディレクトリ、Tiger に対する Apple のアップデートの配布を管理者がコントロールできる Software Update Server、インターネットの共有サービスを簡単に設定できる Internet Gateway Setup Assistant、それに Apple の Xgrid クラスタリングソフトウェアも組み込まれている。

<http://www.apple.com/pr/library/2004/jun/28tigerserver.html> (日本語)米国報道発表資料抄訳:アップル、Mac OS X "Tiger" Serverをプレビュー
<http://www.apple.com/server/macosx/tiger/>

Tiger Server は Tiger と同じく出荷時期ははっきりせず、2005 年上半期とされている。価格は 10 クライアント版が $500 でクライアント無制限版が $1,000 となる。これはなかなか魅力的な価格だ。各種のサービスを追加することによって、Apple は Panther Server や Jaguar Server を使ってきた人たちがアップグレードに傾く可能性を引き上げることができるように思える。デスクトップシステムではこの点はあまり期待できず、サーバ版での大きな特徴と言えるだろう。


TidBITS Talk/28-Jun-04 のホットな話題

文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
訳: 古川敬章 <tac@mac.com>

各話題の下の2つ目のリンクは、よりずっと高速なWeb Crossingサーバのものであるが、デザインの改良がまだ済んでいない。

<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/>

Eudoraの質問、コメントあれこれ -- メールソフトの投票の後、Eudoraに関する具体的な質問が出た。(メッセージ数 16)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2260>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/126>

AtlassianのJIRAに関する記事-データベースのトラック -- Javaの開発者がJIRAなどのJava開発ツールについてコメントする。(メッセージ数 4)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2259>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/125>

ヨーロッパのiTunes Music Store -- 読者がヨーロッパのストアでの消費税について指摘し、カナダにiTMSがないことを嘆く。(メッセージ数 8)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2258>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/124>

Word 2004へのコメント -- Matt NeuburgのWord 2004のレビューは、プログラムの改善点とそれらが本当に改善なのかという議論を呼んでいる。(メッセージ数 4)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2257>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/123>

メールソフト投票へのコメント -- 投票では1つのメールソフトにだけ票を入れることをお願いしたが、一日のメールをいくつかの方法を使って受信している人もいる。(メッセージ数 8)

<http://db.tidbits.com/getbits.acgi?tlkthrd=2256>
<http://emperor.tidbits.com/TidBITS/Talk/122>


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2005年 12月 26日 月曜日, S. HOSOKAWA