TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#981/08-Jun-09

私たちは TidBITS の新しい号を丸々書き上げていたが、そこへ Apple が今日の Worldwide Developers Conference で大きな発表を次々と繰り出して、私たちを圧倒してしまった。iPhone OS 3.0 Software Update と Mac OS X 10.6 Snow Leopard について詳しい情報が明かされることは予期していたのだが、MacBook Pro シリーズに新機種が出たことや、iPhone 3GS の発表まであったのは嬉しい驚きだった。ましてや Safari 4 までリリースされるとは。詳しい情報を以下でお読み頂きたい。さて、普段ならばこれも興味深いニュースだったろうが、Apple は iLife '09 アプリケーションの大部分にもアップデートをリリースした。また、Jeff Carlson が iMovie '09 8.0.3 における隠れた機能のいくつかを検討する。それから、私たちは Glenn Fleishman の“Take Control of Your 802.11n AirPort Network”にも重要なアップデートを出したところだ。最後に、アップデートされたばかりの Fetch 5.5 についても概観する。TidBITS 監視リストでは、BackJack 5.1.4、AirPort Utility 5.4.2 for Mac、それに Sandvox 1.6.2 のリリースを紹介する。

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新 iPhone 3GS、パワーと機能アップだけじゃない

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Minori Goto <minorig@gmail.com>

これは 1986 年の Apple ][gs とは全く関係ないと私たちは思う。この記号文字は「グラフィックスとサウンド」を意味するのであった。Apple が iPhone 3Gに S を付け加えたのは、新 iPhone 3GS が拡張されたスピードを持っているからだ。なるほど。(形式的に言うと、これは「iPhone 3G S」と S の前にスペースがある。しかし、私たちのように、これらの製品の事を始終書いている者にとっては、限界というものがある。散文を書いてる上で、孤立した S などあってはたまらないのだ。)

iPhone 3GS で、Apple はプロセッサの機能、携帯ネットワーク接続のスループット、そして容量をアップした。(Apple はプロセッサの実際の技術仕様を公開していない。)内蔵されたカメラは 3 メガピクセルにアップグレードされた。低光量感度も改良され、ビデオ録画機能も加わった。

新 iPhone 3GS には 16GB と 32GB の機種があり、どちらも黒色か白色で入手可能。Apple によると、iPhone 3GS は米国とその他6カ国で 2009 年 6 月 19 日に小売り店と Apple Store のメールオ−ダーを通して発売される。米国での価格なのだが、これが必要以上にややこしく、あなたが AT&T の新規か既存の顧客かによって違うのだ。

価格 -- AT&T と新規契約する米国の顧客や、携帯電話を一台加える顧客は、二年契約とともに、16GB 機種に199 ドル、32GB に 299 ドル払うこととなる。月 40 ドルから始まる通話プランも必要となる。そして無制限のデータには月 30 ドル払う。テキストメッセージは全く含まれず、メッセージのプランは月 200 通で5 ドルから始まる。新規契約者はアクティベーション料として 18 ドル払い、アップグレードの資格のある既存の顧客は、アップグレード料として 18 ドル払う。

ここからが、理解しにくいところだ。AT&T の顧客の一部には、二年契約とともに、199 ドルか299 ドルの価格が提供される。これには、第一世代 iPhone を 23 ヶ月使っているTidBITS の編集者も含まれる。私たちが知るすべての iPhone 3G ユーザはこの iPhone を買ってまだ一年にもならない。しかし彼らには、二年契約付きで 399 ドルか 499 ドルのアップグレード料で新 iPhone 3GS が提供される。Apple と AT&T は、iPhone 3GS を契約なしでは (容量のサイズにより)599 ドルあるいは 699 ドルで販売する。

Apple は iPhone 3G も二年契約、99 ドルで新規契約者や追加契約者に提供していく。これは、アップグレードする資格のない AT&T の加入者には 299 ドルで、契約なしでは 499 ドルで提供される。

この価格の引き下げは、iPhone 3GS に 199 ドルか 299 ドル費やすのは高すぎるが、iPhone 3G に 99 ドル払うのは妥当だとする、「お買い得品」を求める顧客と誘い込もうとする試みなのだろう。99 ドルの iPhone 3G は、Palm Pre や Android をベースにした電話を買おうと思っている、将来顧客になりうる人たちも引きつけるかもしれない。

AT&T のスポークスマンが Ars Technica に話したところ では、既存のユーザがいつ販売奨励価格の全額への資格を持てるかについて明確な規則はないそうだが、ほとんどのユーザにとって、これは 18 ヶ月程らしい。つまり、ほとんどの AT&T の iPhone 3G ユーザは 2009 年 12 月でやっと最低額の販売奨励価格を提供されるようになる。ユーザは AT&T のアカウントにログインし、現在の資格をチェックできる。

AT&T に 175 ドルの解約料を払い、再度新規契約した方がアップグレード料金より安くなると言う人もいる。さらにもっとややこしいのは、他の携帯キャリアー同様に、AT&T は 2008 年の初め頃から、新規契約のための解約料金を、契約してからの期間に比例して課金する方法を自主的に取リ始めた。これは、現在のiPhone 3G 加入者すべてに適用される。しかし、iPhone 一台につきの 175 ドルの解約罰金は,今までずっと全額課金され続けてきたのかもしれない。

アップグレードの料金に対する怒りは、現在 Twitter 上で多く見られる。もしあなたが、iPhone 3G を 11 ヶ月前の発売時に購入したのなら、さらに 200 ドル払ってアップグレードするのは不公平のようだ。たぶん、75 ドルから 100 ドルの間の料金が妥当だろう。しかし、AT&T は契約と一緒に提供した端末の奨励額を、ユーザの月々の料金を通して、まだ取り戻してはいないのだ。ここで忘れてはならないのは、AT&T は iPhone を一台売るごとに金の損をしているわけで、その金を、月々のサービス料金や無制限テキストメッセージのようなマージンの高い追加サービスの料金を通して取り戻している。

カメラ -- iPhone 3GS の向上されたカメラは、最初の iPhone 機種や iPhone 3G の2 メガピクセル静止画カメラの幾つかの不満点に対処したものだ。3 メガピクセルのカメラにはオートフォーカス、自動露出、改善された低光量感度が内蔵されている。さらにこれには 10cm 近くまでフォーカスできるマクロ機能も搭載されている。お気に入りの植物の画像をクロースアップで撮影することに加え、この機能はバーコードをフォーカスで撮影するためのアプリケーションを新 iPhone 上で可能とする。これによって、バーコードが価格比較、(最近流行している新しい 2D バーコードフォーマットを介しての)追加情報リンキング、そして在庫調査などの作業に使用できるのだ。

ユーザが何を見ているのかカメラが推測できない時の手助けとなる、「タップしてフォーカスする」という新しい機能により、iPhone のカメラが何処にピントを合わせるべきかだけでなく、露出度を調整するために画像のどの部分が使われるべきかをユーザが指定できる。

これに加えて、カメラは一秒に 30 フレームで高画質 VGA (640 x 480 ピクセル) のビデオ撮影をサポートする。 ビデオ撮影 には、オートフォーカス、オートホワイトバランス、自動露出が含まれている。ビデオはタッチ操作でトリミングできる。

現時点では、開発者がビデオ撮影機能を利用してビデオチャットや同種のアプリケーションを開発できるのか定かではない。Apple がビデオ使用を単にカムコーダを真似したものだけにしたのかも明らかではない。

音声コントロール -- iPhone ユーザの間でのもう一つの大きな不満は、音声でダイヤルする機能に欠けていたことだった。この機能は、ここ数年、安価な携帯電話にもよく見られる。iPhone 3GS で Apple は音声ダイヤルだけでなく、iTunes での様々な機能の音声コントロール も加えた。ユーザは電話をかけたり、どの楽曲が再生されているか聞いたり、特定の楽曲やプレイリストを再生したり、さらには Genius 機能を起動したりするなど、様々なことができる。この先コマンドがさらに追加され、利用可能となると私たちは予想する。

音声コントロールを起動させるためには、ホームボタンを数秒押し続け、コマンドを言えばよい。iPhone 3GS は、利用可能なコマンドを画面にスクロールして見せてくれる。これは使用中に、iPhone 3GS には何ができるかということをそっとあなたに気付かせてくれる。

音声コントロールは iPhone へのハードウェアのアップデートによって可能となったらしいので、この機能は、古い機種の iPhone では利用不可能だろう。実際、iPhone に比べるとずっと低機能の電話が音声ダイヤルを履行することができるので、Apple はこの機能の基準をかなり上げる場合にのみ、この機能を iPhone で提供すると決めていたのにちがいない。

様々な追加 -- 3G のセルラーデータ接続は遅すぎると思っていたユーザのために、iPhone 3GS は 7.2 Mbps HSPA (High Speed Packet Access) をサポートする。(この詳細は、「AT&T、モバイルデータの洪水に備える」2009-05-28 を参照。)この新しい HSPA では iPhone 3G や AT&T で売られる他の 3G で現在提供されている 3.6 Mbps の二倍の生スループットが提供される。そして、iPhone への純スループットは少なくとも、50% 向上する。私たちが知るかぎりでは、HSPA 7.2 は 2009 年内にはインストールされ始めるだろう。しかし、ネットワークのアップグレードは 2011 年まで完了されない。他国では、 HSPA 7.2 は様々な発展段階にあって、すでに設置された国もあれば、まだ検討すらされてない国もある。

iPhone 3GS には デジタルコンパスが搭載されている。これは、新しい Compass アプリの突飛なディスプレイ(角度と方向が実際のコンパスのように表示される)を通して使用できる。この機能はまた Maps やその他のアプリにも統合されている。これまで、iPhone はコンパスとしては全く役立たずであった。このことは Adam がオリエンテーリングのために iPhone を使えるかどうか試した時にわかったことだ。iPhone 3GS のデジタルコンパスには API があるので、このような用途のアプリは将来すぐ登場して来るだろう。(正確なコンパスには、追加ハードウェアセンサーが必要なのだが、これは iPhone の最初の機種と iPhone 3Gには搭載されていなかった。)

iPhone 3GS では内蔵されたハードウェアにより暗号化もなされる。この機能は、規則従順や安全性プランの為に企業が必要とするものだ。さらに、iPhone の Exchange サービスや Find My iPhone 機能を使えば、ユーザが作動させた遠隔データ抹消はあっという間にできる。バックアップもすべて暗号化される。

数百ドルの機器を汗や雨にさらす事を恐れない人たちのために、iPhone 3GS には今や Nike+ 受信機 がついてくる。これは、第二世代 iPod touch とよく似ている。しかし、規則的にランニングをする私たちの様なユーザは、これからもiPhone を家に置いておくので、これはけっこう。(「Nike+iPod はフィットネス指向のランナー専用」2007-03-12 を参照)

バッテリーの連続使用時間も改善された。Apple の発表によると、iPhone 3GS では五時間までの 3G 通話時間が与えられ、Wi-Fi を通して使用される時は、九時間までの使用時間が与えられる。

最後の一言 -- iPhone 3GS は技術仕様を読むと本当に素晴らしいものに聞こえる。あまりにそうなので、私たちのスタッフの少なくとも二人がすでに注文してしまった。正直言って、唯一不満となるのは、すでに iPhone 3G を持っている人たちにかかるアップグレード費だけだ。それさえなければ、iPhone 3GS が Apple にとって大ヒットとなり、同社をスマートフォン市場の先端に押し続けるものになると私たちは予想する。


iPhone OS 3.0、6 月 17 日に発売

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Minori Goto <minorig@gmail.com>

待ちに待った末、やっと知ることができた。iPhone OS 3.0 Software Update は2009 年 6 月 17 日に入手可能となる。このソフトウェアは すべての iPhone ユーザに無料で提供されるが、会計規則の理由で、iPod touch のユーザは 9.95 ドル払うこととなる。そして、これは全く高額ではない、というところがよいのだ。なぜなら、あなたはこのソフトウェアが欲しくなるからだ。子馬のポニーはついてこないが、それ以外のほとんどすべてのものが含まれていると言えよう。

Apple はこの新しい iPhone 3.0 ソフトウェアを三ヶ月前に初公開した。(この記事の中で再述されていない多くの機能も含めて、このソフトウェアの詳細は「Apple、iPhone 3.0 ソフトウェアをプレビュー、2009-03-17」を参照していただきたい。) しかし、Worldwide Developers Conference で公開するため、いくつかの機能を秘密にしておいた。当初発表した機能がどのように実世界で利用されるかを実演するために、さらに、Apple は多数のサードパーティー開発者をステージの上に動員した。

今回公開された顕著な機能の中に、テザリングがある。これは、広帯域携帯用モデムとしてiPhone がコンピュータに接続できるというものだ。もう一つの顕著な機能は Find My iPhone( iPhone を探す)というもので、MobileMe を使って紛失や盗難の際には iPhone を追跡することができる。そして、単に iPhone をどこかに置き忘れてしまった場合にも、それを探す手伝いもしてくれる。さらに今回実演されたのは、アプリ内での購入と購読機能、ネットワーク型ゲームへの対応、曲がるポイントを教えてくれるナビゲーションサービス、( GPS メーカー、TomTom はすでに iPhone 用の TomTom を発表した。)プッシュ式通知、そしてペアレンタルコントロールなどだ。この新しいソフトウェアは、iTunes からの映画やテレビ番組のレンタルや購入を可能とし、直接 iPhone からオーディオブックを購入することもできる。しかし、10 MB 以上のダウンロードは Wi-Fi 接続上でなければできない。

テザリング -- このテザリング機能は、米国以外のすべての国で大ヒットするだろう。というのも、米国では AT&T がどういう邪険か、発売時でのこの機能の提供を拒否しているらしい。テザリングは直接 USB を通じて、あるいは Bluetooth 接続を使って、iPhone をコンピュータに接続する。( Bluetooth 2.0 では スループット実効レートは 2 Mbps が最大であるが、これは、iPhone 3GS が AT&T の 7.2 Mbps HSPA ネットワーク上で利用できるスループットの最大実効レートとよりは幾分低いものだ。)テザリングにおいては、AT&T は興をそぐ面白くない奴という印象を与えてしまった。世界で、テザリングのオプションを提供する携帯キャリア 22 社を Apple が発表したのだが、そのリストのなかに AT&T が入っていないことを Apple が言及せずとも  それは誰の目にも明らかだった。

実際、AT&T は BlackBerry や他のスマートフォンにはテザリングプランを提供している。同様に月 60 ドルのノートブック用の携帯広帯域サービスも( PC カード、USB ドングル、あるいは Express Cardを通して)提供している。しかし、AT&T のノートブックプランの一ヶ月転送最大量は 5GB で、二年間の契約とアダプターの購入を必要としている。固定の月額料金は、AT&T が維持したいと思っている以上の使用を促してしまうかもしれない。その一方で、iPhone には無制限の 2G と 3G のデータプランが付いてくるので、5 GB までの制限は iPhone ユーザを苛立たせるかもしれない。

Find My iPhone -- Find my iPhone (iPhone を探す)は MobileMe ユーザの iPhone の所在が常にわかるようにしてくれる。もし iPhone を紛失したり、盗まれたりした場合は、MobileMe にログインして、地図上のどこに iPhone があるか知ることができる。それから遠隔操作で警告音を作動させることができ、誰かがその iPhone を見つけてくれるというわけだ。(もし、iPhone がソファーのクッションの下にあれば、この「誰か」はあなた自身かもしれない。)この警告音は iPhone がマナーモード状態でも鳴る。

盗難に遭った場合や、仕事の上の理由で iPhone を他者にアクセスされては困る場合はMobileMe を通し遠隔操作で iPhone のコンテンツを削除することもできる。このオプションはいたずらにもってこいの機能なのだが、これは MobileMe のアカウントに連結している。(もし後日、iPhone が見つかった場合、iPhone をコンピューターに接続し、再びアクティベーションさせれば、すべてのデータを復元することができる。)

もっと厳粛な視点から言うと、この機能は安全性とプライバシーの面で多大な意味を持つ。安全性においては、もしだれかが道に迷ったり、誘拐されたり、怪我をしたり、精神錯乱したために行方不明になった時、特に普段はしっかりしている大人である場合はある程度の時間が経たなければ、警察を呼ぶのはなかなか微妙なのだ。(最近ワシントン州で起った事件では、ある女性が事故のため、道路から車ごと落ちてしまった。彼女の夫は、何日も警察や携帯会社を説得したにもかかわらず、(携帯電話の位置)情報をもらうことができなかった。最終的には、彼の懸命な努力がみのりこの情報をもらうことができ、彼女の携帯電話がオンになっていたおかげで、彼女はその後すぐに発見された。)

しかしその反面、この機能のユーザは誰が MobileMe のアカウントへアクセスできるかということを熟考する必要があるだろう。なぜなら、アクセスできる誰もが、いつでもあなたの正確な所在を知ることができるからだ。Apple は MobileMe をかなり安全に維持管理してきたようだ。アクセスやパスワードが破られたことは今までに一度もない。非常時にあなたの行方がわかるように、MobileMe のアカウント情報を信頼できる人たちに知らせることで、これをうまく利用することができる。

In-App Purchasing (アプリ内購入) -- この新しいオプションは(追加料金を払い)すでに購入したアプリに、新たなコンテンツやアップデートを作動中に追加することができる、というものだ。開発者への条件は同じだ。料金の 7 割は(クレジットカードの手数料は引かれずに、毎月払いで)開発者の懐に入る。In-App Purchase は無料のアプリでは利用不可能である。というのもこれらのアプリはその生涯にかけてエンドユーザに無料のままで提供されなくてはならないからだ。残念なことに、これらの無料のアプリでは、ダウンロードされた無料「ライト」版から有料版へ「アッグレード」するよう度々ユーザを催促できるようになったままである。(訳注:しかし、もちろんこれは In-App Purchase の対照にはなりません。)

Safari 機能強化 -- 携帯 Safar ウェブブラウザには幾つかの改良点が加わった。その中にはすでに以前から知られていたものもある。機能面では、JavaScript が強化され、Apple によると、iPhone 2.0 の Safari に比べ JavaScript は三倍も速くなったそうだ。

Safari はウェブサイトやウェブページへのパスワードを記憶し、それらのページやサイトを再度訪れる時は、自動入力することができる。仮想キーボードはぎこちないので、これはとても歓迎すべき機能だ。iPhone 3.0 においての Safari は HTML 5.0 をサポートすることもできる。これは、メディア再生機能へのサポートを拡張するなど、様々なことをする。

自動 Wi-Fi ログイン -- iPhone 3.0 以前では、ウェブベースのログインを必要とするWi-Fi ホットスポットに接続する度にログイン情報をタップ入力しなくてはならなかった。この点については、Safari の新しい自動入力機能が助っ人となる。しかし、Apple によれば(この時点では詳細していないが) iPhone 3.0 はユーザが以前ログインしたことのあるどのホットスポットにも自動的に再接続するとのことだ。いままでは、ログイン(そしてよくある、アクセス料)を必要とするホットスポットへ、スムーズにすぐログインするためには、サードパーティーのソフトウェアが必要だった。AT&T の iPhone 加入者は AT&T の Wi-Fi ネットワークにある 2 万の国内ホットスポットに無料でアクセスできる。

アップグレードにおいての推薦 -- 新しいソフトウェアが発表されて、わくわくしているだろうが、私たちは既存の iPhone を新しいソフトウェアにアップグレードするには、1-2 日待つことを勧める。アップグレードするためには iPhone を再度アクティベーションさせなくてはならないし、2.0 のリリースの際には、Apple と電話会社のサーバーがパンク状態となり、多くの問題が起った。その様なことを避けるためにも、一日程待つのがよい。あるいは、あなたの iPhone に故障を起こすような問題がないか確認するために、少なくともリリース当初の報告を読んでいただきたい。


Apple、WWDC で MacBook 製品群を刷新

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <http://www.ousaan.com/mail/>

これまで、Apple が Worldwide Developers Conference で新しい Mac モデルを発表したことはほとんどなかったが、同社は本日、ラップトップ製品群のほぼすべてを強化したことを発表した。13 インチ MacBook は MacBook Pro へと変身をとげ、更新された 15 インチおよび 17 インチの MacBook Pro モデルが登場し、MacBook Air は値下げされた。これら更新されたモデルのすべては本日から購入可能だ。Apple によれば、すべてのモデルが EPEAT Gold基準と Energy Star version 5.0 に適合している。

15 インチ MacBook Pro -- Apple は最初に、新しい 15 インチ MacBook Pro を明らかにした。これには、以前は 17 インチ MacBook Pro にのみ使用されていたリチウムポリマー電池技術が採用されており、取り外しのできないバッテリーで 7 時間動作できる。この新しいモデルではディスプレイも改善されており、色域(視覚可能なすべての色に対してマッピングされた、ディスプレイや出力装置が表示することのできる色の範囲)が 60 パーセント拡大している。

15 インチ MacBook Pro からは、ExpressCard スロットが除かれている。これはラップトップ向けの主要な拡張方法なのだが、Apple の Phil Schiller によると、購入した人でこれを使っている人は 10 パーセントに満たないという。ExpressCard に替わって 15 インチ MacBook Pro に搭載されたのは、主にデジタルカメラのストレージに使用されている SD(Secure Digital)カード用のスロットだ。

15 インチ MacBook Pro には以下の3種類の標準構成が用意されている。

すべてのモデルには標準で 4 GB の DDR3 RAM が搭載され、最大で 8 GB をサポートする。オプションで 128 GB または 256 GB ソリッドステートドライブを選択できるが、その価格はモデルによって異なる。

17 インチ MacBook Pro -- 17 インチ MacBook Pro には ExpressCard/34スロットが残され、SD スロットは採用されていないが、Apple は価格を 300ドル値下げして 2,499 ドルとした。17 インチ MacBook Pro の標準モデルには、2.8 GHz Intel Core 2 Duo、4 GM の RAM、500 GB のハードディスク、そして Nvidia 9400M および 9600M GT グラフィックカードが搭載される。最大で 8 GB の RAM を使用でき、さらに強力にしたければ 3.06 GHz のオプションが利用できる。

この ExpressCard スロットで使用できるカードについて興味があるなら、その話題について Jeff Carlson が書いた Macworld の記事をお読みいただきたい。

13 インチ MacBook は Pro へ -- 15 インチ MacBook Pro に加えられた変更は、13 インチアルミニウム MacBook にも施されたが、それが意外なことをもたらした。この MacBook は、仕様の面では、画面の大きさを除けば 15 インチモデルとほとんど見分けがつかなくなったので、13 インチ MacBook Proとなった。中でも注目すべきは、13 インチ MacBook Pro に FireWire 800 が戻ったこと(やった!)、改善されたスクリーンが採用されたこと、そして SDスロットがついたことだ。加えて、最大 8 GB の RAM、最大 500 GB のハードディスク、さらにはオプションで 256 GB のソリッドステートドライブに対応している。

13 インチ MacBook Pro の標準構成は以下の通りだ。

これらの価格は注目すべきだ。ローエンドの 13 インチ MacBook Pro は、その前モデルである 13 インチアルミニウム MacBook よりもかなり安くなっている。Apple がアップデートされたモデルをリリースするときにこのようなことをするのはめずらしい。

ホワイト MacBook は MacBook という名のままだ。このモデルも最近わずかに改良されたことを思い出しておこう。2.13 GHz Intel Core 2 Duo プロセッサ(2.0 GHz から変更)、2 GB 800 MHz DDR2 RAM(2 GB 667 MHz DDR2 RAM から変更)、160 GB ハードドライブ(120 GB から変更)だ。

MacBook Air のアップデート -- MacBook Air は価格が下がり、1つの構成は 1.86 GHz Intel Core 2 Duo と 2 GB の RAM、120 GB のハードディスクで 1,499 ドル(300 ドル値下げ)、もう1つは 2.13 GHz Intel Core 2 Duoと 2 GB の RAM、128 GB のソリッドステートドライブで 1,799 ドル(700 ドル値下げ)だ。


Apple、9 月リリース予定の Snow Leopard をプレビュー

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple は去年、Mac OS X 10.6 Snow Leopard が内部的な改善をすると発表したが、Microsoft Exchange Server サポートの追加を別にすれば決してたくさんの新機能を発表するというわけでもなかった。(初期段階での機能の要約については 2008-06-09 の記事“Mac OS X Snow Leopard、新機能でなくパフォ?マンスに焦点”参照。)けれども今日になるまで、詳細が明かされることはほとんどなかった。そして今日、Apple は Snow Leopard の速度とパフォーマンスの改善を誇示つつ、いくつかのマイナーな機能アップデートについても披露した。同社はまた Snow Leopard が今年の9月に出荷されること、Leopard からのアップグレード価格が $29 となることも明かした。この Snow Leopard は、1 GB 以上のメモリと少なくとも 5 GB の空きディスク容量、それに DVD ドライブを持つすべての Intel ベースの Mac で動作する。

Safari 4 は本日出荷 -- Apple の Snow Leopard 技術の結晶の一つとなる製品が、早くも今日デビューを果たした。Safari 4 だ。これは 2009 年 2 月以来公開ベータ版として入手できたものだが、JavaScript や HTML のレンダリングの速度が目覚ましく向上している。また、Top Sites や Cover Flow ブラウジングモードなど新機能もある。(詳しくは 2009-02-24 の記事“Apple が Safari ベータ版をリリース”参照。)Safari 4 は Acid3 標準準拠度テストに 100 点満点中 100 点で合格している。一方、Internet Explorer 8 の得点は 100 点満点中 21 点だった。

新しい詳細機能の一つが Snow Leopard の下で働く「抗クラッシュ性」だ。プラグインのどれかが Safari の中でクラッシュしたとしても、ブラウザセッションのそれ以外の部分は引き続き使える。Apple によればウェブブラウザがクラッシュする原因の第一位はプラグインだという。

もう一つ、ベータ版の Safari 4 から変わった興味深い点は、タブ付きウィンドウの挙動が Safari 3 と同じものに戻ったことだ。タブが並ぶのははアドレスバーの下であって、ウィンドウの一番上ではない。おそらく、Apple はこの新しいタブの表示について多数の否定的なフィードバックを受け取ったために、この機能を取りやめにせざるを得なかったのだろう。

Safari 4 は Leopard 下でソフトウェア・アップデートから入手できる。独立のインストーラを Leopard 用 (43 MB)、Tiger 用 (29 MB)、Windows XP/Vista 用 (47 MB) それぞれ個別にダウンロードすることもできる。

QuickTime X -- もう一つ、Snow Leopard でデビューを飾ろうとしているのが最新版の QuickTime だ。これは徹底的に見直され、ColorSync とハードウェア加速のサポートを誇っている。また、このアップデートでは HTTP ストリーミングも強化され、どんなウェブサーバからも QuickTime ストリーミングが使えるようになる。つまり、接続の管理についてプレイヤーソフトウェアがより大きな責任を担うことになる。(ストリーミングサーバでは、プレイヤーとサーバが互いに通信し合うことができるが、ただの HTTP ならば、プレイヤーがリクエストを送信し、それからその自分が要求したストリームを自分自身で処理しなければならない。)従来のバージョンの QuickTime ならば、最良の結果を得ようとすればウェブサーバの側に特別の改良が必要だった。

それに加えて、これまで長い間ユーザーインターフェイスの刷新が懸案となっていた QuickTime Player が、アップデートされて見た目が iTunes のビデオプレイヤーと似たものになる。それからまた、クリップで切り取りができるようになり、アプリケーションの内部から直接ビデオを MobileMe に公開できるようになる。

その他の注目すべき機能 -- Apple は Snow Leopard が 100 以上の新機能を持つと謳っている。Safari 4 や QuickTime X がその中でも重要なものとなるが、それ以外にも少数だが注目すべきものがまだある。Finder は Cocoa で書き直されてパフォーマンスが向上したが、そのインターフェイスは基本的に以前と同じものだ。新設された Services メニューによってアプリケーションどうしの機能を共有するテクノロジーが簡略化され、将来多くの人々が実際にこの機能を使えるという望みが出てきた。

Expose は Dock に組み込まれ、アプリケーションのアイコンをクリックしてホールドすればそのアプリケーションで開いているウィンドウすべての一覧が出る。Dock 中の Stacks ではより深いレベルにもアクセスできるようになり、サブフォルダ内部のファイルも見られるようになる。Stacks ウィンドウの内容がスクロールできるようになって、すべての項目を手軽に一覧できる。それから、これはとりわけクールな機能だが、中国語の文字を MacBook Pro のトラックパッドに直接指で書いて入力できる!

iChat はより堅牢に、より少ないバンド幅でより高解像度を提供できるようになる。640 * 480 ピクセルのビデオにはこれまで 900 Kbps が必要だったが、その条件が 300 Kbps となった。また、プレゼンテーションその他の目的に遠隔からスクリーンを共有できる iChat Theater も、640 * 480 ピクセルで動作するようになる。Apple は iChat が以前より安定性が増したとも謳っており、ルータによるボトルネックを Leopard 版よりもうまく回避できるという。そうだとすればありがたいことだ。私たちは、iChat の当てにならない挙動や、オーディオの音質の問題にうんざりして、オーディオチャットについてはほぼ完全に Skype に切り替えてきたのだから。

ファイル共有については、Snow Leopard を少なくとも一部の機種の AirPort Extreme Base Station や Time Capsule と組み合わせた場合、コンピュータがスリープ状態になっても引き続きファイルやメディアの共有が継続されるようになる。これは素晴らしいことだ。これでようやく、私たちが読者からファイル共有について頻繁に受ける質問の一つ、サーバがスリープしている状態でファイル共有ができないのか、という質問にイエスと答えられるというものだ。

マルチタッチのジェスチャーをサポートする MacBook や MacBook Pro のオーナーで、Leopard では 3 本指や 4 本指のジェスチャーが認められなかった人たちも、Snow Leopard でそれができるようになる。これは確かに素敵な追加機能だが、察するにこれはおそらく旧機種のラップトップ機をサポートする際の互換性の問題を減らすために追加されたものなのだろう。

最後にもう一つ、iCal のインスペクタウィンドウが開いたままにしておけるようになる。これで、イベントの編集の度に何度も何度も余計なクリックをしなければならなかった Leopard 版の iCal の本当に最悪のインターフェイスに、やっとお別れができる。

パフォーマンスの改善 -- メジャーな新機能が Snow Leopard には見当たらないということは、裏を返せば Apple がオペレーティングシステムのパフォーマンスを改善するためにその労力を注ぎ込んできたからだとも言えるだろう。ここで言おうとしているのはちょいと改善をあちらこちらに加えるというような話ではない。Apple は、将来のために Snow Leopard の中にたくさんのテクノロジー基盤を据えようとしているのだ。

Snow Leopard が提供する多数の性能のすべてを処理するため、Apple は多方面からパフォーマンスの問題に取り組んできた。Apple 製のメジャーなアプリケーションはすべて、64-bit サポートを加えてアップデートされた。さらに、Apple はすべての現行の Mac でマルチコアが使え、Mac Pro や Xserve ではマルチコアを持ったマルチプロセッサをより効率的に使えるようにするための方法を開発した。それが、Grand Central Dispatch メソッドだ。これにより、どんなソフトウェアでも計算量のロードを分散させることができるようになる。現状では、大多数のプログラムにおいて、それぞれの機能についてマルチコアを利用するように書き換えねばならず、それだけの開発期間を割り当てることに意味があるのは、ゲームや科学技術の、あるいはビデオや画像編集のアプリケーションに限られてきた。

Apple はずっと以前からスレッドをサポートしてきた。これはプログラミングにおけるテクニックで、一つのアプリケーションにおけるタスクをいくつかの互いに独立なタスクに切り分けて、それぞれが別々のコアやプロセッサで同時に走るようにするものだ。個々のスレッドはいわばサブプログラムのようなもので、他のスレッドやプログラムとは独立に、同時に稼動する。けれども、スレッドを使ったからといって必ずしもそれ自体が効率化に繋がるわけではない。アプリケーションのプログラマー自身が、最良のパフォーマンスを得るために適切にスレッドを管理できるようにコードを書かねばならず、それは必ずしも簡単なことではない。

Apple の採った方法は、スレッドそのものをオペレーティングシステム自体が管理できるレベルにまで押し下げるというものだった。これにより、ソフトウェア開発者は自分のプログラムの実行するタスクそのものに集中して、スレッドの管理はすべて Mac OS X の手に委ねることができる。オペレーティングシステムにスレッドを管理させることにより、数多くのプログラムが走っている場合にもタスクがより良く管理されるばかりでなく、利用可能なすべてのコアにわたってより良く分散されるようになる。プロセッササイクルの使用で無駄が減れば減るほど、タスクの実行速度が上がる。

これらすべての結果として、例えば Preview で画像や PDF を見るといったよくある操作が高速化する。速度向上の具体的な数字を挙げると、Apple によれば、例えば Mail でメッセージの移動速度が 2.3 倍になり、Mail で検索速度が 1.9 倍になるという。

開発者たちは、自分のプログラムが Grand Central Dispatch をサポートするようにアップデートしなければならない。既存の相当複雑なプログラムでそれをするには、かなり時間を要するかもしれない。なぜなら、そうしたプログラムは既にスレッドを内蔵しているからだ。開発者たちはまた、今後も相当長期間にわたって Leopard 用のアップデートとパフォーマンス管理を続けなければならない。たとえ Snow Leopard のアップグレード価格がどんなに安かったとしても。けれども、これまで一度もスレッドを使ってこなかったプログラマーたちは、Grand Central Dispatch を組み込むだけで Snow Leopard で走る場合にのみこのオプションを利用できるようになる。

Snow Leopard では、インストールの速度も Leopard のインストールプロセスに比べて 45 パーセントも向上するようにデザインされている。また、インストール終了後の空き容量も 6 GB 以上増える。1 TB のハードドライブが $80 で買えるこの時代、ディスク容量が節約できるのはそれほど大きなこととは思えないかもしれないが、占める容量が少なくなるということはコードがより効率的になったことを意味する。また、Apple にとっては Snow Leopard が Windows Vista に比べて、さらには来たるべき Windows 7 に比べても、どれだけ肥大化の度が少ないかを宣伝できるきっかけともなり得る。ただ、実際にはリンゴとリンゴの比較 [訳者注: 同一条件での比較のこと] は不可能だが。それに、MacBook Air の 120 GB ドライブだけでやって行かねばならないユーザーにとっては、ほんのちょっとした容量節約でも嬉しい。それからもう一つ、iPhone もやはり OS X に依存するので、このハードウェアプラットフォームにおいて容量の節約がさらに歓迎すべきこととなるのは間違いないだろう。

Snow Leopard の“Refinements”ページで、Apple は Time Capsule への Time Machine バックアップが最大 50 パーセント高速化し、最初のバックアップの所要時間もずっと短縮されると述べている。これもよく納得できる。なぜなら、Time Capsule の生のネットワークパフォーマンスは AFP ファイル転送を使った方が Time Machine バックアップに比べてはるかに高速だからだ。Time Machine は、何百万個というごく小さなファイルを書き込まなければならない。その際 Time Capsule との相互作用を最適化すれば、大幅な高速化が実現できるであろうことは明らかだ。

Snow Leopard Server -- これは WWDC 基調講演では話題に上らなかったが、Apple は Mac OS X Server Snow Leopard も発表した。これも 2009 年 9 月に出荷されるが、価格はクライアント無制限版で $499 となる。(Leopard Server の $999 より値下げされた。)

Snow Leopard Server での新機能は、たぶん Snow Leopard での変更点がすべて含まれるのに加えて、ポッドキャストの作成と発行を自動化する助けとなる Podcast Producer 2 と、Mac や iPhone のユーザーがセキュアなネットワークサービスにより手軽にアクセスできるようにする Mobile Access Server だ。

その他の改善点としては、Wiki Server 2、コンタクト情報を共有するために新設された Address Book Server、iCal Server 2、電子メールで push サポートを追加した新しい Mail Server エンジン、QuickTime X の HTTP Live Streaming、ネットワーク上でカスタムディスクイメージの復元が手軽にできる NetRestore、企業環境において複数の iPhone の設定ができる iPhone Configuration Utility などがある。

価格とリリース日 -- 以前から発表されていた通り、Snow Leopard は Intel プロセッサを必要とする。つまり、PowerPC ベースの Mac を持っている人は切り捨てられるということだ。メモリやストレージ容量の要求はかなり小さく、1 GB の RAM と 5 GB のストレージ空き容量があればよい。

Snow Leopard は 2009 年 9 月に出荷される。(最終版に近いものが本日開発者たちに配られる。)価格はシングルライセンスで $29、ユーザー 5 人までのファミリーパックで $49 となる。(この価格に関する考察が、2009-04-21 の記事“なぜ Snow Leopard は(ほとんど)無料となるべきか”にある。)

Apple のアップデートした Snow Leopard の Technical Specifications (技術仕様) ページによれば、Leopard のユーザーは単純にアップグレードディスクを購入すればよい。けれども Tiger ユーザーは、Snow Leopard だけでなく iLife '09 と iWork '09 も入った、フルの Mac Box Set を購入しなければならない。この Tiger アップデートの価格はまだ明らかにされていないが、現行版 Leopard Mac Box Set の価格は $169 だ。(別々に購入すれば、Leopard が $129、iLife '09 と iWork '09 がそれぞれ $79 となる。)


iLife '09 アップデートがバグをつぶす

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Worldwide Developers Conference の準備としていろいろ片付けておきたいと思ったのだろうか、Apple は iLife '09 スイートで iWeb 以外のすべてのアプリケーションについてアップデートをリリースした。ほとんどのアプリケーションではマイナーな変更が施されたのみだったが、iPhoto '09 には数々の歓迎すべきバグ修正が盛り込まれた。

iPhoto '09 8.0.3 -- 変更点の多さを誇りたいのか、それとも 最高のリリースノートを出したかったのか、iPhoto '09 の 8.0.3 アップデートは Faces (人々)、Places (撮影地)、ウェブ公開、スライドショー(つまり iPhoto '09 での主要な新機能)に関係したさまざまの問題点に修正を加えている。

Faces (人々)に関しては、この機能の利用にイライラを生じさせることのあった、多数の極めて微妙なバグがこのアップデートで修正されている。例えば、顔認識ボックスが消去した後にもまた出現する問題や、一致を誤認して提示する問題、Faces コルクボードからアクセスした写真を拡大した場合に Rotate (回転) が働かなくなった問題などがある。

同様に、Places (撮影地) への修正も、大多数のユーザーは体験しないだろうけれどももしも遭遇すれば非常に困るような種類のことが多い。電子メールで送られた写真にもジオタグが正しく付けられるようになり、最高画質の JPEG として書き出しした写真からは除外できるようになっている。その他の変更点は、これまで私の経験ではちょっと変なところのあった Add New Place ウィンドウの挙動に改善を加えている。

ウェブ公開の面では、名前の付いた顔のある写真を含んでアルバムを同期する際に Facebook 同期がアップデートされた電子メールアドレスも同期するようになった。また、MobileMe の厄介なバグが二つつぶされた。一つは名前の付いた人の顔を含むアルバムを MobileMe ギャラリーから削除した際にその人がFaces コルクボードからも削除されてしまう可能性のあったバグで、もう一つは公開したムービーを含むアルバムを iPhoto との間で同期させるとそのムービーが MobileMe アルバムから削除される可能性のあったバグだ。

既存のスライドショーの環境設定が、iPhoto 6 からアップグレードした際に正しく保たれるようになった。今回のアップデートではまた DRM 保護の付いた楽曲が別の DRM 保護付き楽曲の直後にある場合に、スライドショーの中で再生できなかった問題も修正されている。これで、DRM テクノロジーの社会的費用にまた数ドルを積み上げることができただろうか...

この iPhoto 8.0.3 アップデートは 96 MB で、ソフトウェア・アップデートから、あるいは独立のダウンロードとしても入手できる。

iMovie '09 8.0.3 -- iMovie 8.0.3 については、Apple からの情報がぐっと少なくなる。基本的に、このアップデートで「互換性全般に関する問題が解決され、全体的な安定性が向上し、いくつかの小さな問題が解決」されるとしか言っていないからだ。ただ、リリースノートにはあと三点、以下のことに関係した問題が修正されたと書いてある:

けれども、Jeff Carlson が、このアップデートにおいて文書化されていないいくつかの変更点について、記事“iMovie '09 8.0.3、新たに隠し機能を追加”(2009-06-05) で詳しく解説している。

この iMovie 8.0.3 アップデートは 35.2 MB で、ソフトウェア・アップデートから、あるいは独立のダウンロードとしても入手できる。

iDVD '09 7.0.4 -- iDVD 7.0.4 について私たちが知っているのは「互換性全般に関する問題が解決され、イメージ詳細リスト内でタイトル/コメントをイメージに追加できない問題が解決」されたということだけだ。

iDVD は iLife '09 でほとんど変更を受けなかったので、付随したバグが少なくても驚くには当たらない。(理由はわからないが、Apple は iMovie プロジェクトの名前が iDVD プロジェクトの名前にならないという、一目瞭然のバグを修正しなかった。iDVD でのタイトルはただの“movie”になってしまう。)これは 27.5 MB のアップデートで、ソフトウェア・アップデートから、あるいは独立のダウンロードとしても入手できる。

GarageBand '09 5.0.2 -- GarageBand '09 の 5.0.2 アップデートは「互換性全般に関する問題を解決し、全体的な安定性が向上し、その他の小さな問題にも対処」しているという。具体的には、このアップデートで GarageBand レッスンストアでアーティストレッスンの購入操作が改善され、インストール済みの Jam Pack にループブラウザ内でアクセスする際の問題に対処している。このアップデートは GarageBand '09 のすべてのユーザーに推奨されており、レッスンストアを使用する際には必須となる。このアップデートは Apple Support Downloads ページから、あるいはソフトウェア・アップデートからも入手できる。ダウンロードサイズは 108 MB だ。

iLife Support 9.0.3 -- iLife Support 9.0.3 アップデートは iLife やその他のアプリケーションによって共有されるシステムワイドのリソースを提供する。今回のアップデートでは「全般的な互換性の問題が解決され、メディアブラウザの安定性が全体的に向上し、その他いくつかの小さな問題が解決」される。具体的には、このアップデートで:

この最後の項目からも推察されるように、今回のアップデートは iLife '09、iWork '09、それに Aperture 2 のユーザー向けに推奨されている。ダウンロードサイズは 55.1 MB で、ソフトウェア・アップデートから、あるいは独立のダウンロードとしても入手できる。

Digital Camera RAW Compatibility Update 2.6 -- 最後に、Apple が新しい機種のカメラに対する raw ファイルフォーマットのサポートを追加している流れの一環として、このアップデートは Canon EOS 500D、Canon Rebel T1i、Canon EOS Kiss Digital X3、Nikon D5000、それに Olympus E-30 の各カメラから読み込んだ raw イメージファイルを Aperture 2、iPhoto '09、それに iPhoto '08 が処理できるようにする。ダウンロードサイズは 3.9 MB で、ソフトウェア・アップデートから、あるいは Apple のウェブサイトから入手できる。


iMovie '09 8.0.3、新たに隠し機能を追加

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Apple は今週 iMovie アップデート 8.0.3 をリリースした。見かけはマイナーなアップデートで、「互換性全般に関する問題が解決され、全体的な安定性が向上し、いくつかの小さな問題が解決」されているという。けれども、いつもの繰り返しのように見えるこのささやかな説明の陰に、2つの新機能と、それ以外にもまだ文書化されていないいくつかの変更があることを、私は発見した。(これは良いことなのだが、私の著書“iMovie '09 & iDVD for Mac OS X: Visual QuickStart Guide”がリリースされたばかりだったことを考えればちょっと複雑な気持ちだ。幸いなことに、これらの変更点のせいで私の本の中の記述が古くなったり大きく誤った記述になったりすることはなかった。)

Ken Burns 効果をビデオに -- これまでは、Ken Burns 効果は静止画像のみに使えるようになっていた。写真を読み込むと iMovie が自動的にパンとズームの効果を適用する。例えば、クリップが写真の一隅にズームされた状態から始まり、それが次第にズームアウトして画像全体が見えるようになるという具合だ。

今回から、同じことがビデオクリップでもできるようになった。ビデオクリップを選択してから、ツールバー上のボタン Crop、Rotate、Ken Burns をクリックする。(あるいは単に C を押す。)Viewer で Ken Burns ボタンをクリックすれば始点と終点が設定できる。静止画像の場合と同じことだ。これは相当大きな変更だと言える。ことに、x.0.3 リリースでの機能とは思えない。

ken_burns_video

ここで注意したいのは、標準画質のビデオでズームすれば、解像度が落ちるということだ。ただし、高解像度で撮影したものから始めれば目に見える違いはおそらくないだろう。でも、私が手早くテストしてみた限りでは、結果は完全に許容範囲内だった。

新設の Optimize Video メニュー項目 -- たいていの場合、高解像度で撮影したビデオ(例えば HDV や AVCHD)をカメラから読み込む際、iMovie は編集しやすくするためにそれを Apple Intermediate Codec (AIC) に変換する。ところが、変換されずにそのまま残るフォーマットもある。例えば、Flip MinoHD は H.264 圧縮でエンコードされた MPEG-4 フォーマットに録画する。

再生や編集の最中により良いパフォーマンスを引き出すため、新設の Optimize Video メニュー(File メニューにある)を使ってクリップの変換ができる。クリップを一つ選択した状態で、Full - Original Size か、または Large - 960 * 540 を選び、クリップを AIC にトランスコードする。また、これらのオプションをコンテクストメニューから選ぶこともできる。(Control-クリックまたは右クリックでメニューが出る。)

オーディオフェードの継続時間を手動調整 -- クリップの中で、インあるいはアウトのオーディオフェードの継続時間を特定の長さに設定できる。従来のバージョンの iMovie '09 では継続時間が 2 秒間に固定されていた。それが今回、最大 5 秒間にまで伸ばせるようになった。

その他の最適化 -- Apple の言う「いくつかの小さな問題」の解決の中には、iMovie で編集をする人たちにとって歓迎すべきものもあるはずだ。テーマやマップのレンダリングや再生のパフォーマンスが高速化したし、全体的なアプリケーション起動所要時間も短縮された。

リリースノートにも触れられているように、ビートマーカーを削除してもプロジェクトの継続時間が変更されなくなったが、自動トランジションをオン・オフした場合にもやはり継続時間が保たれるようになった。

さらに、プロジェクトを別のマシンに移した際にも、iMovie は見当たらないオーディオファイルをより賢く見つけられるようになった。例えば、一つのコンピュータの iTunes ライブラリに存在している曲が、別のコンピュータの iTunes ライブラリに存在していれば、そこで見つかるようになった。


新しい電子本は全ての 802.11n Apple ベースステーションをカバーしている

  文: Tonya Engst <tonya@tidbits.com>
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

Glenn Fleishman は長年にわたってワイヤレスネットワークについて、TidBITS と彼の Wi-Fi Networking News サイトのために書いてきており、私も Take Control シリーズでの彼の数々の AirPort 電子本の多くの改訂や改版で彼の編集者として関わってきた。今年の初めに Apple が AirPort Express や Time Capsule の新しいモデルをリリースし、各種の 802.11n 対応の AirPort ベースステーションを付け加えた時、Glenn は彼の "Take Control of Your 802.11n AirPort Network" の新しい版に取り掛かり始めた。最初これは小規模の書き換えで済むと思っていたが、結果的には 20頁も増えてしまった。これはどのベースステーションをあなたがお使いか、そしてあなたが新しいのと古いモデルをどの様に混ぜこぜにしているかによって変わってくるシナリオ別に Glenn が扱おうとしたためである。

と言うことで今や 265 頁になった "Take Control of Your 802.11n AirPort Network" のアップデートされたばかりのバージョン 1.5 は、Wi-Fi ネットワークの設定、拡張、そして最適化のための最も信頼の置けるガイドとしてお役に立つと思う。これは以下の事に対する手助けを提供出来る:性能を最大化する、複数のベースステーションを使ってレンジを広げる、2.4 GHz と 5 GHz バンドの間の使い分け、チャネル、複雑なインターネット接続と言ったものを理解する、Time Machine と Time Capsule を使ってバックアップをする、AirTunes 経由で音楽をストリームする、新しいネットワークに性能を落とすことなく古い機器を接続する、USB ディスクやプリンタを共有する、そして上記にリンクしたこの電子本のページでは更に多くの事について記してある。このアップデートでの重要な変更点には以下がある:

この新しい版は $15 であるが、もし Glenn の AirPort タイトルの一つの旧版をお持ちなら、どの版をお持ちかによって無償か割引でアップグレードできる。あなた宛のアップグレードのメール通知を見るか、或いはあなたの PDF を開いて最初のページにある Check for Updates をクリックしてみて欲しい。


Fetch 5.5 が Quick Look を追加、遠隔編集を改良

  文: Adam C. Engst <ace@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

老犬に新しい芸を仕込むのも、どうやら可能なことらしい。Fetch Softworks が、 Fetch 5.5 をリリースした。古参の FTP クライアントの注目すべきアップグレードで、今回は遠隔ファイルに対するユーザーの操作手順を改善することと、ファイル転送の信頼性向上に重点が置かれている。

最も重要なのは Edit コマンドの改善だ。どんな種類の遠隔ファイルでも、その該当するファイルタイプをサポートする好きなアプリケーションを使って編集でき、変更点を自動的にサーバ上に保存できる。従来のバージョンと同様、特定の拡張子を持つファイルを編集すべきアプリケーションを Info ウィンドウで選べるが、今回新設された Edit With メニュー項目を使えばデフォルト以外のエディタも選べ、さらに、それを新たなデフォルトとして設定することもできる。

また、Mac OS X 10.5 Leopard の Quick Look 機能のサポートが追加されたことも便利だ。ただし当然ながら、遠隔ファイルで Quick Look を Fetch の中に表示させるのはローカルファイルの場合ほど高速ではない。Fetch は、それを Quick Look に表示するに先立ってやはりそのファイルを取ってこなければならないからだ。その後そのセッションの中でまた Quick Look を使えば、そのファイルの代わりにキャッシュされたものが使われるので最高速での動作となる。

Fetch は、転送ウィンドウの中で MacBook のトラックパッドジェスチャーをサポートするようになった。左にスワイプすれば前回表示させたフォルダに戻り、上にスワイプすれば親フォルダにナビゲート、下にスワイプすれば選択したフォルダが開かれる。あとは、回転スワイプで Fetch 犬が宙返りの芸をする、といったイースターエッグでもあれば完璧だったろうに!

ユーザーの操作に関することであともう一つ。Info ウィンドウに Calculate ボタンが加わり、これが選択されたフォルダのサイズを計算してくれる。自動計算をせずにこれをユーザーの具体的なアクションに依存するものとしたことによって、フォルダに Get Info を使う作業が以前よりずっと軽快に動作するようになった。

さて、信頼性向上の面に移ると、Fetch 5.5 はストールあるいは失敗したアップロードも自動的に再開するようになり、非常に多数のファイルをまとめて転送する場合にも全般的に以前より処理の信頼性が増した。扱いにくい FTP サイトや非常に大きなアップロードの場合、私には以前から Fetch こそが頼りになるアプリケーションだったので、さらに信頼性が増すのは嬉しいことだ。

Fetch 5.5 にはその他にも多数の細かな変更点がある。ファイルリストが前回使った並び順を記憶するようになった。多数のファイルの消去が、Fetch が前面にある時にはずっと高速に動作するようになった。ファイルの消去に際していくつかの種類のエラーが自動的に再実行に移るようになった。また、私たちが実際の用途で目にするファイルのサイズが大きくなったことを反映して、Fetch 5.5 はテラバイト、ペタバイト、エクサバイト級のサイズのファイルも表示できるようになった。私自身はまだテラバイト級のデータのダウンロードを考慮に入れるに足るだけのバンド幅を手にしたことはないが、日常的にその種の巨大ファイルに取り組む研究者たちがいることは間違いないだろう。

今回のリリースにはさまざまなバグ修正も含まれている。主なものを挙げれば、新しい Office XML フォーマットの Microsoft Office 書類がダウンロード後フォルダにデコードされてしまっていた問題、さまざまのファイルタイプがアップロードに際して自動的に圧縮されてしまっていた問題、それから Finder のリスト表示で選択されたファイルをアップロードさせるとアップロードが二回起こってしまった問題などがある。変更点やバグ修正のフルリストは リリースノートに記されている。

Fetch 5.5 の価格は $29 で、従来のバージョンからのアップグレード価格は $10 だ。(2009 年 1 月 28 日より後に購入した人は 無料でアップグレードできる。)以前と同じく、学生(ホームスクーリングも含む)および教育機関や慈善団体の従業員は Fetch の無料ライセンスを入手できる。ダウンロードサイズは 17.2 MB だ。


TidBITS 監視リスト:注目のソフトウェアアップデート、08-Jun-09

  文: Doug McLean <doug_mclean@tidbits.com>
  訳: 羽鳥公士郎 <http://www.ousaan.com/mail/>

Synectics Business Solutions の BackJack 5.1.4 は、このオンライン Macバックアップサービスの最新バージョンだ。このアップデートでは、メインのマシンでバックアップされるファイルを 2 台目の Mac に同期する DualSync機能が加わり、2 台目の Mac に確実にリストアできるようになった。また、内部的な改善も施され、特に混雑したネットワーク上で作業するときの速度と性能が向上した。最後に、同社の 11 周年を記念して、新しく登録すると 50パーセントの値引きを受けられる。(特別料金で年間 50 ドル、7 MB)

Apple の AirMac ユーティリティ 5.4.2 for Mac は、多くの小さな問題に対処したメンテナンスアップデートだ。修正されたバグには、AirPort Utility が特定の無線機器の設定を読み取れない問題、Back To My Mac が有効なときに無線機器が検出できない問題、このユーティリティでファームウェアのダウンロードができない問題、AirPort Admin Utility で作成された Access Control List をインポートできない問題がある。このアップデートではまた、Equivalent Network Password ダイアログですべての無線パスワードを表示する機能が加わった。(無料、16.9 MB)

Karelia Software の Sandvox 1.6.2 は、このテンプレートベースウェブサイト作成ツールの安定性向上アップデートだ。このアップデートにより、既存のページを移動したときにテキストが消失することがあった問題など、ページ編集に関する多くのバグが修正された。さらに、特定の状況でコンテンツが不必要に再公開されることがあった問題など、公開に関する問題も対処された。最後に、このアップデートにより、Mac OS X 10.5 上で QuickTime 7.2 を動かしているときにアナモルフィック QuickTime ムービーを適切に検出できるようになる。(通常版 57 ドル、Pro 版 97 ドル、アップデート無料、26.4 MB)


ExtraBITS 08-Jun-09 版

  文: TidBITS Staff <editors@tidbits.com>
  訳: Minori Goto <minorig@gmail.com>

Tonya、iPhone と Kindle で読む電子ブックについて語る -- Take Control 編集長Tonya Engst が MacNotables のホスト、Chuck Joiner とともに、iPhone、iPod touchそして Kindle に焦点を置きながら電子ブックのファイルフォーマットやハードウェア機器について語った。もし、あなたが電子ブックの将来の展望や、電子ブック出版者の意見に興味があるのであれば、このポッドキャストを聞いていただきたい。(リンク投稿 2009-06-04)

Nvidia プロセッサ 搭載の MacBook Pro の保証延長 -- Apple の発表によると、Nvidia GeForce 8600M GT のグラフィックスプロセッサを搭載した MacBook Pro の保証サービスの期間を購入日から二年としていたものを三年に延長した。欠陥プロセッサは2007 年 5 月 から 2008 年 9 月 までの期間に製造された MacBook Pro にあるとされている。この欠陥は、ビデオ画像がスクランブルしたり、歪んだり、表示されなくなる原因となる。(リンク投稿 2009-06-03)

YouTube XL、あなたのリビングルームを目指す -- ストリーミングのコンテンツをテレビで見られるように Hulu Desktop をリリースしたばかりの Hulu にあわせて、YouTube は YouTube XL をリリースした。この新しいウェブベースのインターフェイスは、PlayStation 3 や Nintendo Wiiのような、ブラウザをサポートできるどんな機器上でも機能する。そして、すべての標準および高画質コンテンツを大きな画面用に、すっきりと合理化されたデザインで提供する。(リンク投稿 2009-06-03)

Apple、Mac 安全性、責任についての事実 -- Macworld で TidBITS 編集者、Rich Mogull がパッチ修正されていない Java 脆弱性と最近掲載された ComputerWorld の挑発的記事を理由にして、Mac の安全性は実際誰の責任かについて語った。(リンク投稿 2009-06-02)

高額な句読点 -- 一枚の写真は、何千もの言葉に値するかもしれないが、たった一つの置き間違えられたコンマが、最近のカナダでの契約書についての争いで213 万ドルの価値をもつこととなった。Globe and Mail がこのニュースの詳細を報道する。(リンク投稿 2009-06-02)

Backblaze、バックアップ推進月間を懸賞品でプロモーション --2006 年に (Maxtor を買収したばかりの) Seagate が 6 月をバックアップを考えるための月(Backup Awareness Month) とした。今年のこの機会を記念し、もっと多くの人がバックアップするよう、オンラインバックアップを提供する Backblaze が無料の一年間サービスを、六月中毎日一人に提供している。(このサービスは通常無制限バックアップで 50 ドルの値段だ。)同時に、Nikon P90 のカメラが抽選であたるイベントも実施している。今月中に Backblaze のソフトウェアをダウンロードし、インストールすればこの抽選に参加できる。15 日間の無料トライアルは誰でも利用できる。


TidBITS Talk/08-Jun-09 のホットな話題

  文: Jeff Carlson <jeffc@tidbits.com>
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

Jeff の3つのスクリーン -- Jeff Carlson が書いた MacBook Pro で3台のスクリーンを使うという記事を読んで、Jeff Porten がラップトップ機2台を使う彼自身のユニークな構成の詳細を語る。(メッセージ数 1)

AirPort が死んだ? -- あなたの AirPort ベースステーションが本当に死んでしまったと思えても、捨ててしまう前にまずこのアドバイスを読んでみよう。(メッセージ数 2)

Mac OS X の Java 脆弱性から自分の身を守る -- この Java 脆弱性のさらなる詳細について、読者たちが議論する。(メッセージ数 4)

ブラックリストに載った? -- 自分のサーバがブラックリストに載ったという通知が届いた(そしてその後電子メールが受け取れなくなった)体験を何人かの読者が報告する。いったいどうなっているのか調べようとしているのだが。(メッセージ数 10)

ウェブページのセットアップ -- 小規模の在宅ビジネスのためにできるだけ安価にウェブサイトを作りたいが、どんな方法の選択肢があるだろうか? (メッセージ数 10)

(マニュアルの作成ツールは? -- Apple は、どんなツールを使ってマニュアル類を作成しているのだろうか? 同じツールを利用できないだろうか、と考えている読者がいる。(メッセージ数 13)

メモリカードから消去した写真を取り戻す -- Lexar のソフトウェアは高く評価されているが、失われた画像を回収できる別のプログラムを薦める読者もいる。(メッセージ数 2)

MacBook の動作が遅い - これは Safari が悪いのか? -- Safari で開いたタブの中にある Flash が、MacBook のパフォーマンスを遅くしている原因かもしれない。(メッセージ数 4)

MacBook の電源コード -- MacBook の電源コードを揺すぶってみれば、ひょっとしたらまた動くようになるかもしれない。でも、それでもダメなら、新しいコードを買ってコンピュータも調べてもらう潮時だろう。(メッセージ数 4)


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Valid XHTML 1.0! , Let iCab smile , Another HTML-lint gateway 日本語版最終更新:2009年 6月 16日 火曜日, S. HOSOKAWA