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#1461: Apple News+ を分析、iOS 用 Cardhop、Apple が移行料金を撤廃、Google バックアップアプリ CloudPull が廃止に

皆さんはもう Apple News+ を試しただろうか? Julio Ojeda-Zapata も試しているところだが、彼はこのサービスに年額 $120 を払うのには気が進まないでいる。新しい Mac を購入しようという人や、Mac を修理してもらおうと思っている人へのお知らせとして、Apple が古いマシンからデータを移行させるための $99 の料金を撤廃した。iOS 上で連絡先に登録されている人とコミュニケーションを始めるための手軽な手段を探している人は、新しい Cardhop を試してみるとよい。連絡先に関する作業が根底から見直されている。最後にもう一つ、Google がホストしている Gmail、Google Calendar、Google Contacts、Google Drive のデータをうっかり消してしまったり壊してしまったりするのが心配な人たちには、CloudPull が近日中に廃止となるので、新たなバックアップソリューションを探す必要があり、いくつか代替方法を紹介しよう。今週注目すべき Mac アプリのリリースは、Typinator 7.9、CleanMyMac X 4.4、それに Tinderbox 8.0 だ

Adam Engst  訳: Mark Nagata   

Apple、新しい Mac と修理で $99 のデータ移行料金を撤廃

Apple が、新たに購入した Mac へ古いマシンからデータを移行させるために従来課していた $99 の料金を撤廃した。TidBITS 読者であり TekBasics のコンサルタントでもある David Price が、以前から彼の顧客たちに新たに購入した Mac へデータを移行する際には Apple に料金を払って依頼することを勧めてきたのだが、先週彼の義理の弟を連れてデータ移行を終えたばかりの新しい iMac を受け取りに行ったところ、Apple からそのサービスに料金はかからないと言われた、と報告してくれた。

私が確認のために Apple Store の Operations Specialist に問い合わせてみたところ、この方針変更が事実だという確認を得た:

4 月 2 日以後、新規購入の Mac に対する Data Migrations サービスと修理の際の Data Transfers サービスに料金はかかりません。

そういう訳だ。Apple Store で新しい Mac を購入する場合、またはデータ移行を伴う必要のある修理をする場合、Apple は無料でデータの移行をしてくれる。そうは言っても、時間のかかることであるのは従来と変わらないので、受け取りに行く予定を立てる際にはそのことを考慮に入れるようにしよう。また、この方針変更は最近実施されたばかりなので、近日中に Apple にデータ移行を依頼する場合にはあらかじめ担当者にこの点を確認しておくようにしよう。

もちろん、古い Mac から新しい Mac へデータを移行させる作業をあなたが自分でするのも大して難しいことではないし、Apple からはセットアップ手順の概要を記したサポートページも出ている。

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Adam Engst  訳: Mark Nagata   

CloudPull 廃止、Google バックアップには他のツールを探そう

Golden Hill Software の John Brayton が、CloudPull を廃止するつもりだと知らせてくれた。CloudPull は彼が作った Mac 用ユーティリティで、Gmail、Google Calendar、Google Contacts、および Google Drive からデータをバックアップするために使う。(2012 年 3 月 6 日の記事“あなたの Google データを CloudPull でバックアップ”参照。) そのレビュー記事にも書いた通り、Google 自体があなたのデータを喪失することは考えにくいが、それでも次のようなことはある:

だから、これまで 7 年にわたって、多くの TidBITS 読者たちが CloudPull に頼って、Google がホストしている自分のデータをローカルに、Mac アプリが開くことのできるフォーマットのファイルの中へバックアップしてきた。

では、いったい何が起こったのか? Google は Gmail へのアクセスに関してセキュリティを厳しくしており、書き込みアクセスへの信任方法を提供することで、ユーザーのアカウントへ書き込みをする際にアプリが許諾を得ることを要件とした。CloudPull は書き込みアクセスなど一切必要としていないのだが、CloudPull が Gmail をバックアップするために必要な読み出し専用レベルのアクセス権を Google は提供していない。Google は Brayton の不服申し立てを拒絶し、彼が CloudPull を動作させ続けるために見つけ出した代替方法は彼が用意できる範囲を大幅に超えた時間と労力を必要としていた。

結果として、Brayton は CloudPull を廃止せざるを得ないと判断し、販売も中止した。このアプリは 2019 年 5 月 15 日まではこれまで通り動作するはずだ。CloudPull があなたの Google アカウントにもはやアクセスできなくなった後も、既存のバックアップは何の問題もなく使える。ただ、その後はそれらのバックアップを更新することができなくなる。

代替となり得る Google バックアップ解決策は

では、現在 CloudPull に頼って使っている人はどうすればよいのか? また、自分の Google データをこれからバックアップする必要があると決めた人はどうすべきか?

Gmail のバックアップ

CloudPull の代替手段として、Gmail のバックアップは最も簡単に方法が見つかる。なぜなら、誰もが Apple の Mail アプリを持っているからだ。Apple の Mail アプリは IMAP 経由で Gmail にアクセスできるので、デフォルト設定のままですべてのメッセージと添付ファイルをダウンロードしてローカルに保存することができる。

Mail アプリを完全には信頼できないという人は、C-Command Software の EagleFiler か Moth Software の Mail Archiver X を使ってすべてのコピーを Mail アプリの外部にアーカイブ保存することができる。あるいは、電子メールをあなたの Mac 上にバックアップするために作られた Horcrux を使って IMAP ソースを直接取り込むこともできる。

Google Calendar と Google Contacts のバックアップ

Mac ユーザーならばおそらく Google Calendar や Google Contacts の情報を Apple の Calendar アプリや Contacts アプリで開いていることだろう。データはローカルに保存されているけれども、あまりにも頻繁に更新されるので、サーバ側で問題が起こればそれが直ちにローカルにも反映されてしまう。幸いにも、いずれのアプリも File > Export コマンドによってローカルにアーカイブ保存ができる。

もっと自動化された解決策が欲しければ、BusyMac の BusyCalBusyContacts に乗り換えればよい。これらも Google のカレンダーおよび連絡先サービスに対応している。いずれにも File > Create Backup コマンドがあり、自動的に標準的な ICS および VCF フォーマットで一連のバックアップを作成し保持することができる。

Google Drive のバックアップ

Google のデータを標準的なフォーマットでローカルにバックアップ保存できるユーティリティを、私は CloudPull 以外に知らない。Google の Backup アプリと Sync アプリはあなたの Mac 上の Google Drive フォルダの中に Finder から見えるバージョンの Google Drive ファイルを作成するけれども、Google Docs、Google Sheets、および Google Slides にあるワードプロセッシング、スプレッドシート、およびプレゼンテーションのファイルを Apple の iWork アプリや Microsoft の Office アプリが開ける形に変換する訳ではない。

もう一つの選択肢は Google Takeout だ。これはあなたの Google アカウントの中にすべてのコピーをそのまま残しつつ、あなたの Google Drive ファイルの DOCX、XLSX、および PPTX バージョンを作成する。悪い解決策ではないが、Keyboard Maestro を使ってウェブページを開きボタンをクリックさせる以外に作業を自動化できる方法が見当たらない。それに、その方法を選んだとしても、Google がアーカイブを作成しあなたにダウンロードの用意ができたと知らせるまでに何時間も、ひょっとすると何日も、待たなければならない。定期的にするには良いことだが、毎日のバックアップ作業には適していない。

一元化されたバックアップまたは G Suite バックアップ

Gmail、Google Calendar、Google Contacts、それに Google Drive を含んだ一つの統一的なバックアップ解決策が望みならば、またはもしもあなたが Google の G Suite (上記のすべてのアプリが含まれている) をフルに購読しているならば、いくつかの選択肢がある。

個人用としては、Upsafe があなたの Google データに対してクラウドベースのバックアップサービスを提供する。無料レベルでは最大 3 GB のストレージが利用でき、それを超えるストレージに対して Upsafe は月額 $2 を課金する。Spinbackup も同様のサービスを提供し、こちらは Google Photos もバックアップする。たった 4 GB まででその他の制約もあるアカウントならば無料で、それ以外のアカウントには Spinbackup が最大 50 GB までのデータで月額 $4、それを超える追加データにはギガバイトあたり月額 $0.03 の追加料金を課金する。どちらかのサービスを使った経験のある方は、使い勝手がどうだったかをぜひコメントに書き込んで頂きたい。

その他のサービスは G Suite 購読者を対象としたもので、個人使用には対応していない。(少なくとも今はもう対応していない。) BackupifySpanningSysCloud といったものがあり、価格は 1 ユーザーあたり月額 $4 前後といったところだ。これらは、G Suite に一本化した小規模オフィスのようなところに適している。

あなたの Google データをハッカーや、うっかりミスや、不良アプリなどから保護するために、皆さんは他にどのようなアイデアをお持ちだろうか?

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Julio Ojeda-Zapata  訳: 亀岡孝仁  

Apple News+ にお金を払うべきか? 警告:懸念あり

Apple が 25 March 2019 の特別イベントで明らかにしたサービスの中で、一つだけが - Apple News+ デジタルマガジンサービス、同社の無料の News アプリに対する有料のアドオン - 実際に利用可となった ("雑誌、新聞、ウェブサイトを組み込んだ Apple News+ がデビュー" 25 March 2019 参照)。

これは、追加のコンテンツという宝の山へのアクセスが得られる情報依存症の人達にとっては素晴らしいニュースであった - 内容は、主として雑誌であり、それに幾つかの新聞とニュース Web サイトも含まれる。月額 $9.99 で - Family Sharing 家庭の複数の家族もまたこの料金内で自分の好みを独自に保持出来る - Apple News+ は多くの人に魅力的と映るであろう。

しかしながら、このサービスには、欠落、妥協、そして少々の仕上げ不足が見られ、人によってはそれらを理由に購読を諦める原因となり得る。自分でも簡単に試せる - 最初の月は無料である - リマインダーを設定しておき、気に入らない場合は料金を請求される前に購読をキャンセル出来るようにしておくことをお勧めする。

コンテンツには無いものもある

Apple News+ は、New Yorker や Wall Street Journal の様な他で個別に買うと Apple News+ 全部よりも高くなる一流の出版物へのアクセスを提供してくれ、お買い得の様に見える。

さて、何が欠落しているのか? TidBITS 読者の Duane Williams によれば、Apple News+ 経由で提供されている New Yorker バージョンには、同誌の印刷版や自らのサイト上にはある特集の幾つかが見当たらないという。欠落しているのは、主として New York City 関連のもので、あなたにとっては大したことではないかもしれないが - 主なコラムや記事は落ちていない様に見える - しかし、印刷版にあるもの全てが見られるのではないことを知っておくべきである。(そして、長年広告業界で働いた読者の Marilyn Matty がその討論他の場で説明している様に、多くの雑誌は、印刷版でさえ幾つものバージョンを作成するので、これが正版だと言える様なものは元々存在しないのかもしれない。)

Wall Street Journal は、この "キュレート" のより極端な例である。それは表面的には限られた記事しか Apple News+ 経由では提供しない。他のコンテンツは表面下に隠れており、検索すれば見られるという話であるが、私が読みたいと思った記事が見つからないことも時々あった。それに、これらはあると私が知っていて検索したものである。そして、報ずるところによると、新聞のコンテンツは3日分しかそのアーカイブでアクセス出来ないという。

しかしながら、TidBITS 読者の Doug Miller は、もっと良く検索し (そうでなくても Apple News 検索は弱い) そして3日以上前の記事のアーカイブ全てではないが、一部にアクセス出来る賢い方法を見つけた。彼曰く:

iOS の Safari で WSJ.com Web サイトに行き、そこで何らかの記事を開く、そしてそれが購読者限定とあれば、共有アイコンをタップし、Open in Apple News に対して共有すると、あなたが News+ 購読者であれば、それは Apple News で開く。

Apple News+ には相応の価値があるか?

必ずしも。前の記事でも述べた様に、公共図書館は、FlipsterRBdigital の様なデジタルパートナー経由でオンライン版の雑誌を無料で提供している。しかし、これらを Apple News+ の代替策として受け入れられるかどうかは、あなたがどの雑誌を読みたいかに依存する。

私は最初 Apple News+ に興奮した。しかしながら、私の好きな雑誌をリストアップしてみたら、これはお金の無駄遣いかもしれないと思った。

私の好きな雑誌の多くは、Macworld や Wired の様な、 St. Paul Public Library や Minneapolis Public Library で RBdigital を使って入手出来る。Fortune, Fast Company, そして Bloomberg Businessweek の様なものはダメであるが - これらのコンテンツの多くは、無料で彼らの Web サイトで得られる。公共図書館のシステムは全て異なるので、皆さんの図書館はどんなデジタル雑誌を提供しており、それがあなたの好みとどの様に合っているかは調べてみた方が良い。

図書館はさておき、現実的な質問は、あなたが定期刊行物に年間で $120 以上費やしているかである。我々の最近の調査では、TidBITS 読者の約 25% だけが毎年それ以上使っていると言っていた ("アンケート結果:Apple Music と Apple News+" 8 April 2019 参照)。もし、もっと少ない金額で読みたいもの全てを手にしているのであれば、Apple News+ には殆ど価値がない。

事実、多くのニュース愛好者にとっては、News アプリの有り余る量の無料のニュースコンテンツは十分過ぎる程で、Apple News+ からの追加タイトル無しでも何ら問題はないのかもしれない。皆さんは、今読んでいる以上に読むことに時間を割けますか?

読み体験も次善

他のデジタル雑誌サービスに対する Apple News+ の利点は、書式設定にある。このサービス上にある多くの出版物は、手をかけて 27-inch iMac から 4-inch iPhone SE 迄の広範囲な Apple 機器に対応出来る様にされてきた。物によっては、表紙がアニメ化されたもの迄ある。

しかしながら、多くのタイトルは - 手に入る約 250 の雑誌のおよそ半分 - この扱いを受けていない。再三再四、私は、元の本の印刷ページのデジタルスナップショットと殆ど変わらない記事を見てきた。これらをより小型の画面で読むのは殆ど不可能である。

再フォーマット化されたコンテンツでも Mac 上ではお粗末に見えるが、これは iOS から移植された Mac の扱いにくい "マジパン" News アプリに関わる一般的な問題である。これは如何ともしがたい Mac アプリで、Mac ユーザーが期待する種類の慣習やユーザーインターフェースの細部にまで注意が行き届いていない。

他のデジタルマガジンサービスとの比較をする迄もなく、Apple News+ は、記事の集まりを首尾一貫した雑誌を読むためのインターフェースへと展開することに関しても、成功を収めているとは言えない。多くの雑誌には目次はある様に見えるが、少なくとも New Yorker の編集者は、奇妙なことに、特集記事に焦点を当てて目次を再編成してしまっているので、雑誌の構成そのものが紛らわしくなっている。他の人達も同じことをしているのかもしれない。

この話のついでに言えば、一つの雑誌を読んでいる時、News アプリは、どの記事が前にあり、どの記事が次に来るのか、或いは未だ読んでいない分はどれ程あるのかという観点で、自分がその号の何処にいるのかを理解する手助けはしてくれない。(各記事の右側には、記事の何処にいるかを概略的に示すバーがある。) この様な混乱は、無関係な記事の集合体であるこれ迄の Apple News の記事を読んでいる時には存在しなかったが、雑誌一冊の経験を期待する時、これには違和感を覚える。

最後に、Apple News+ の雑誌には未だ広告がある - 皆さんは、広告から逃れられるのではとお思いになりませんでしたか? - そして、場合によっては、例えば Runner's World の様に、再フォーマット化された記事と広告とを区別するのが難しい場合すらある。従って、たとえ靴の広告に興味が湧いたとしても、タップしたり、クリックしたりしてもっと詳しく見ようなどと思わないように - それは、何もしない。

私のお気に入りは何処?

Apple News+ は、Apple が1年前に買収した Texture から派生したものである ("Apple、デジタル雑誌サービス Texture を買収" 12 March 2018 参照)。Texture のファンは、Apple News+ を少々混乱しており、そして失望ものだと感じるかもしれない。

例えば、Texture はユーザーの好みの雑誌を - 最新号もバックナンバーも - My Library セクションに集めて、アクセスの便宜を図っていくれる。Apple News+ にはそんなものはない。Apple News+ の My Magazines の部分は違うことをやり、ユーザーの好みかどうかに関係なく、現在と過去に読んだものを表示する。私は Elle になど興味はないが、それは今や苛立たしいことに私のアプリの主画面の最上部に現れる。何故ならば、過去に面白そうに見えたElle の記事を一つたまたま見てしまったためである。

Apple News+ に回避策はあるが、不器用である;アプリ内で雑誌のホームページに行き、上部にあるハート形の "好き" ボタンをタップ、そうすると雑誌はアプリのサイドバーに加えられ、項目は News アプリの無料の部分に入る。これはこれで良いのだが、この方法には大きさの対応に問題がある。サイドバーはすぐに長くなりそして混雑してくる。

ところで、Apple は Texture サービスを 28 May 2019 をもって終了する。

Apple News+ は出版社を助けるか?

日に日に困難さを増すジャーナリズム業界に属する雑誌や新聞の出版社を手助けする方法として Apple News+ に加入する人もいるかもしれない。大都市の大手の新聞社の一人の記者兼 Web 制作者として、その心意気に感謝申し上げる!

しかしながら、Apple News+ が大きな意味での出版社の助けにはなりそうにない。多くの人は、それをある程度の売上げをもたらし、そして希望的に直接購読を増やす必要悪と見做している様に思える。Digiday では、ある出版者は次の様に言ったとして引用されている、"[Apple News+ で] 購読者が増えるわけではない、売上げを手にするだけである。不思議の国のアリスの様に幻想を体験しているだけだ。" 他はもっと手厳しい:"彼らの言い分は、我々がニュースビジネスを引き継ぐ番だ。我々と一緒に行くか、さもなくば埃の中に取り残される覚悟を。"

皆さんの好みの出版物を応援するには、直接購読の方がずっと効果的な方法である。そうでないと、Apple はあなたの月額 $9.99 の支払いの一部をピンハネし、残りの部分をあなたが読む Apple News+ 出版物の間で分かち合わなければならない。それでは、大した金額にはならないであろう。

直接購読は何も高価である必要はない;New York Times のデジタル限定の購読は、私が最近調べた時点では週に $1 でしかなく;そして、私は Washington Post とも6月迄、同様の週 $1 の契約をした。繰り返しになるが、短命のコンテンツを読むのに実際にどれだけの時間を割きたいですか?

結論

Apple News+ は改善が必要である。

現在のそして将来の購読者は、そのお金に対して何が得られて、何が得られないかについてもっときちんとした説明を受ける権利がある - それは、我々ジャーナリズムビジネスにいる者が透明性と呼ぶ小さなことである。

もしカタログ全体が、色々なサイズのディスプレイで快適に読めるようデジタル改定されるならば素晴らしいであろうが、それは主として雑誌に依存することで、Apple ではない。その様な動きは、Apple News+ が、皆さんの税金で運営される公共図書館経由で提供される無料のサービスとは一線を画するためには重要である;これらのサービスは少々荒削りである。

そして、Apple News+ 購読は、苦闘するジャーナリズム業界を支援するという観点からすれば、何もしないよりはマシかもしれないが、とても特効薬とは言えない。

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Adam Engst  訳: Mark Nagata   

Cardhop、iOS で連絡先を扱う方法を見直す

Apple 製アプリの中で、Mac 用 Contacts (連絡先) ほどユーザーに友好的でないものはない。だからこそ私は、Flexibits が Mac のシステムレベル連絡先データベースの代替製品として Mac 用 Cardhop をリリースしてくれたことをとても嬉しく思った。(2017 年 10 月 18 日の記事“Cardhop、連絡先を中心に据える”参照。) Cardhop の新しいところは、自然言語の構文解析を使って連絡先とのやり取りができる、そのやり方だ。新規の連絡先として会社名、電子メールアドレス、Twitter ハンドル名、電話番号を登録したければ、ただ単に "Tim Cook Apple [email protected] @tim_cook 408-555-1212" のようにタイプ入力すればよい。それだけで、その後は "email Tim Cook" のようなコマンドで Tim に連絡できるようになる。(だから Tim、お願いだから、例のバタフライ型キーボードの件を何とかしてくださいよ...)

私はこれまでずっと楽しく Cardhop を使ってきた。とりわけ、長距離走の入賞者たちに賞品を送るために多数のランナーたちの名前と住所を入力しなければならない時にありがたみを実感しているし、たくさんのクリスマスカードの封筒を一つ一つ見て住所を確認し更新する際にも作業がとても楽になる。いずれの場合にも、Cardhop の自然言語構文解析のお陰で連絡先情報の入力や更新が超簡単にできる上に、私が電子メールから取り込んでペーストする住所の中の大文字小文字の使い分けや句読点の使い方の間違いさえも修正してくれる。

けれども、その記事の中で私は次のように書いた:

Cardhop は素敵なアプリだし、連絡先情報とやり取りするための方法を考え直したものとして魅力的だが、受け入れられるためにはまだまだ困難な戦いが控えている。問題は、私たちは皆自分の習慣を作り上げてしまっていてそれを打ち破るのが難しいという点にある。例えば、誰かに電子メールを送ろうと思えば、私は Mailplane に切り替え、新規メッセージを書き始め、相手の名前を入力する。誰かに電話をかけようと思えば、私は iPhone を取り出し、Phone アプリをタップし、Favorites か Contacts をタップし、リストの中の適切な項目をタップする。これらのテクニックが効率的だとは言わないが、これらは私が長年使い続けてきた方法だ。

実際問題として、上で述べたような少数の孤立した例を別にすれば、Cardhop は私が全般的に連絡先の相手とやり取りする方法を変えるには至っていなかった。依然として私はこのアプリを、実行したいアクション (例えば電子メールや電話など) のための初期の一手順としてしか考えず、Cardhop から作業を始めるという考え方はしなかった。問題をさらに悪化させる一因として、多くのコミュニケーション手段が会話を巡るところから始まるという事実があり、例えば私が Tonya にテキストメッセージを送ろうと思えば、Cardhop から始めるのではなく、Messages の中で既存の会話を選択するところから始めるのが普通になっている。(公正を期して言えば、Cardhop も Messages に接続してからその会話を再利用するのだが。)

今回 Flexibits は Cardhop を iOS にももたらした。こちらならば、違うパターンで連絡先を使いこなすことも可能だ。私は Cardhop をテストしつつ文字通り試してみている段階なので、まだはっきりした意見を言うには早過ぎる。いずれにせよ、iOS 用の Cardhop は見栄えも働きも Mac 用のものと非常によく似ている。(なので、詳しいことはどうぞ私の記事“Cardhop、連絡先を中心に据える”をお読み頂きたい。皆さんが読み終えるまで私は待ちましょう。)

もしもあなたが iPhone か iPad で Apple の Contacts (連絡先) アプリにフラストレーションを感じているなら、Cardhop がそのアプリにできることのすべてに加えて、もっとずっと多くのことを提供できる上に、すべてがこれまでと同じ、システムレベルの連絡先データベースで働き続けるだろう。

iOS で Cardhop を使う

Mac 用 Cardhop はメニューバーアプリであって、よく使う連絡先と最近使った連絡先とに集中しているが、iOS 用 Cardhop は四つの異なる連絡先表示と Settings 画面とを提供する。Settings 画面には、iPhone ではメインリストの一番下、iPad では左側サードバーの一番下にある、ツールバーアイコンをタップすることでアクセスできる。四つの連絡先表示は次の通り:

これらの画面のどれでも、一つの連絡先をタップすれば連絡先カード (すぐ後で説明する) が開くが、クイックアクションボタンをタップしてその連絡先に前回施したアクションを繰り返すこともできるし、また連絡先の上で右へスワイプして他の四つのクイックアクションボタンを出すこともできる。例えば私の Recents リストの一番上にある Tonya の項目で右へスワイプすれば図のようになる。

Cardhop's Recents and Contacts screens

これらの画面のどれでも一番下のところに検索フィールドがあって、Cardhop の自然言語構文解析を使ったやり取りができる。iOS なので、そこにはマイクロフォンボタンもあってそれをタップすればそのフィールドへ音声入力もでき、声で "Tim Cook" と言って連絡先を検索したり、"Email Tim Cook" と言ってアクションを起こしたりするのも簡単にできる。(だから Tim、あの AirPower の大失敗の話ですけれども...)

Cardhop's search field and dictation results
検索フィールドをタップすればキーボードが開き、いくつかの候補やキーボードアクションを表示 (左図) するし、タイプせずにマイクロフォンボタンをタップすれば口述筆記 (右図) ができる。

連絡先カードが開いていれば、四つのクイックアクションボタンが上の方に並ぶことに注意しよう。どのアクションがそこに表示されるかを Cardhop > Settings > Quick Actions で設定できる。また、一番下のところに大きな黄色いメモフィールドがあっていつでもテキストを書き込むことができ、タップ一つでタイムスタンプを追加できるのも嬉しい。変更が必要なら、Edit をタップすれば標準的な編集表示 (下の右図) に切り替わる。

Cardhop's contact card and edit mode

iOS 用 Cardhop は Mac 用 Cardhop のすべてのアクション (call, copy, email, facetime, message, skype, tweet, web, map, show; 記事“Cardhop、連絡先を中心に据える”参照) に対応し、加えていくつか新しいアクション (facebook messenger, facetime audio, favorite, telegram, viber, whatsapp) にも対応している。すべてのアクションのリストにそれぞれの説明を付けたものをいつでも簡単に表示 (下の左図) させることができる。また、これらのアクションのそれぞれをボタンとして iOS のスクリーン上キーボードの一番上のところに表示させることもでき、More ボタンをタップすればどれをどの順序で表示させるかを設定 (下の右図) できる。

Cardhop's actions list and keyboard actions configurator

連絡先カードが Contacts リストの上に現われる様子がお分かりだろうか? iPhone 上では、Cardhop にいる間はいつでも、スマートフォンを回して横置きにすると連絡先情報が表示される。フィールドのうちどれを共有するかは Cardhop > Settings > Business Card で選べる。その情報へ導く QR コードと、一目で分かる共有ボタンもある。私がこれまでに見たことがあるもののうちで、これはデジタル名刺を誰かと共有するための最も手軽な方法の一つだ。

Cardhop's business card view

口述筆記を自然言語構文解析にかけることができるのに加えて、Cardhop には驚くほどに豊かな Siri Shortcuts との統合がある。連絡先情報を表示している際にはいつでも、それが連絡先カードの中であっても、あるいは構文解析の結果が表示されている状態であっても、情報のどこかを長押しすれば、ポップオーバーが開いて Copy、Share、Add to Siri の各コマンドが示される。そこで Add to Siri をタップすれば、電話をかけたりテキストメッセージを送ったり、電子メールを生成したり、アドレスをコピーしたり (きっと定期的にベンダーに送信する必要があるのだろう)、あるいはその他どんな目的でも、自由に Siri Shortcut を作成できる。

Cardhop > Settings > Siri Shortcuts で、Cardhop はさらにもっと一般的なショートカットをいくつか提案する。特に便利だと思うのは "Show my business card" で、これは Siri を使って連絡先情報からその画面を開けるようにする。また、"Type to Cardhop" という Siri Shortcut も便利で、これは Cardhop の検索フィールドを即座に開く。

Cardhop supports Siri Shortcuts
Cardhop は最近使った連絡先カードの住所をコピーするよう提案し、私はそれを Siri に追加 (左図) する。Cardhop の Settings 画面にはいろいろな Siri Shortcut のリスト (右図) がある。

Cardhop の設定と制約

Cardhop の Settings 画面には興味深い設定項目がたくさんある。リストの並び順をファーストネームでするかラストネームでするかを選べ、名前の表示をさまざまなフォーマットででき、国別に住所のフォーマットを使い分けることもできる。とりわけ素敵だと思うのは、Cardhop が利用するウェブブラウザ、電子メールアプリ、地図アプリ、Twitter アプリをどれにするかを指定できることだ。私は Gmail を使っているので、他の多くのアプリのように強制的に Mail アプリに放り込まれたりしないのがとても嬉しい。また、Cardhop はオプションとしてアプリを開いた時点でのクリップボード内容を検出できる。基本的にこれは、自動的にクリップボード内容を検索フィールドにペーストすることに相当する。

Cardhop extracting info from the clipboard

私がこの記事に含めたスクリーンショットに示されたものよりも暗い色の見栄えが好みの人のために、Cardhop は三つのテーマを用意している。私が使っているのが Light の見栄えで、すべてを反転させて暗い背景の上の明るい色の文字にするのが Dark の見栄え、そしてデフォルトの見栄えはリストを暗い見栄えにして連絡先カードには明るい見栄えを使う。人間の視覚システムは明色の背景の上の暗色の文字の方が処理能力が高くなるので、私はいつも暗いモードを避けるようにしている。(2019 年 3 月 15 日の記事“印刷されたページよりずっと良い: iPad で読書する”参照。)

最近アップデートされた Mac 用 Cardhop と同様 (2019 年 3 月 30 日の記事“Cardhop 1.2.1”参照)、iOS 用 Cardhop も Google Contacts、G Suite、Microsoft Exchange、Office 365 などさまざまのオンラインディレクトリで連絡先を検索できる。私はその種のディレクトリサービスを使っていないので、この機能がどの程度うまく働くのか全く知らない。

私が遭遇した制約が一つある。それは、Cardhop が Google Hangouts とやり取りできないことだ。Android を使っている何人かの友人たちと、私は Google Hangouts でコミュニケーションしている。結構人気があるので、WhatsApp や Viber と並んで対応してくれてもよいと思うのだが。Flexibits によれば、対応に加えることを検討中とのことだ。もう一つ、私が目にしたことがある苦情は、Cardhop が一つの連絡先について同じ番号で電話をかけるのは非常に手軽なのに比べて、同じ人に複数の異なる電話番号を使って頻繁に電話したい場合には全然手軽にできないという点だ。回避策としてはそれぞれの電話番号ごとに別々の Siri Shortcut を作っておけばよいのだが、そこまでするのならば Cardhop を使わない場合のように Siri を使ってその電話番号に電話する方がたぶん簡単だろう。

これらのマイナーな難点はあるけれども、iOS 用 Cardhop 1.0 は十分に Apple の iOS 用 Contacts アプリの代替製品としての価値を持つ。もしも既に Mac 用の Cardhop を使っているのならば、二重の意味でその価値はある。

iOS 用 Cardhop は iPhone と iPad の双方で働き、iOS 12.0 またはそれ以降を要する。定価は $4.99 だが、デビュー記念特別価格として期間限定で $3.99 に値下げされている。

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TidBITS 監視リスト: Mac アプリのアップデート

訳: Mark Nagata   

Typinator 7.9

Typinator 7.9

Ergonis が Typinator 7.9 をリリースして、このテキスト展開ツールの macOS 10.14 Mojave の Dark モードにおけるメニューバーアイコンの見やすさを改善するとともに、定義済み修正セット English および TidBITS を新バージョンにした。Typinator は今回から、テキストファイルを読み込む際に複数種類の行セパレータを許容し、Quick Define に表示された既存の略語を Command キーで新たな展開に取り替えられるようにし、Nisus Writer におけるクリップボードベースの展開の問題点を回避し、不正な形式の入力フィールドを処理する際にアプリが一時停止モードに陥ってしまったバグを修正し、一部のクリーンアップタスクの最中に起こったクラッシュを予防している。

Ergnonis はプレスリリースの中で、これがバージョン 7 の最後のメンテナンス・リリースであって次回は今年中にリリース予定の Typinator 8.0 となると述べた。2019 年 1 月 1 日またはそれ以後に Typinator 7 を購入またはアップグレードした場合 (または近日中にそうする予定の場合) には、その購入によりそのまま追加料金なしに Typinator 8 にアップグレードできる。(新規購入 24.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、無料アップデート、6.7 MB、 リリースノート、macOS 10.6.8+)

Typinator 7.9 の使用体験を話し合おう

CleanMyMac X 4.4

CleanMyMac X 4.4

MacPaw が CleanMyMac X 4.4 をリリースして、最近発表したストレージのビジュアル分析ツール Space Lens をベータ版でなく正式版とした。このツールはグラフィカルな表示を使って大きなサイズのフォルダやファイルが簡単に見つけられるようにする。

CleanMyMac's Space Lens screenshot

この汎用クリーニングおよびメンテナンスアプリはまた、高コントラストモードとボイスオーバーを改良してアクセシビリティを高め、PDF Expert の更新が正しく表示されるようにし、Outlook の添付ファイルのスキャンを改善し、Privacy モジュールを修正してブラウズ履歴を削除すると Firefox のブックマークが消えていた問題を解消するとともに、Firefox Autofill Values が正しく削除されるようにした。(新規購入は $89.95 の一回払いまたは $39.95 の年間講読、月額 $9.99 の Setapp Mac アプリ購読サービスの一部としても入手可、無料アップデート、44.2 MB、リリースノート、macOS 10.10+)

CleanMyMac X 4.4 の使用体験を話し合おう

Tinderbox 8.0

Tinderbox 8.0

Eastgate Systems が Tinderbox 8.0 をリリースした。同社のノート取りアシスタントおよび情報マネージャのメジャーなアップグレードで、あなたがデータをビジュアル化して分析できるようにするための新機能が加わっている。今回アップデートされたこのアプリは、現在焦点が当たっているノートにインタラクティブでアニメーション化された描写を提供する Hyperbolic View を新設した。新しい Filtered Outline 表示ではあなたが興味あるノートのみに焦点を合わせ、その時点で必要のないものの詳細は隠すようにできる。また、地図やアウトライン表示で反応性とカラーオプションと文字デザインが向上した。

Tinderbox 8.0 から Finder の中で Quick Look 経由で地図を表示できるようになり、ワークフローを改善するためスクリプティング機能を追加し、ノートやエージェントを作成するための新しいアクションも追加された。定価は $249 だが、Eastgate ではスタート後最初の一週間のみ Tinderbox 8.0 を $224 で提供しており、従来のバージョンからのアップグレード $93 (通常は $98)、年払いアップグレード購読も $78 (通常は $83) でセール中だ。(新規購入 $249、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、33.7 MB、フルのリリースノートはアプリの Help テキストの中、macOS 10.10+)

Tinderbox 8.0 の使用体験を話し合おう

ExtraBITS

訳: Mark Nagata   

Amazon Workers May Be Listening to Your Alexa Conversations

Amazon の従業員があなたの Alexa 会話を聞いているかもしれない

Bloomberg の記者たちの報告によれば、世界中で何千人もの Amazon 従業員たちが、Amazon の音声アシスタント Alexa が録音した音声を、このテクノロジーを改良する目的で日々聞きながら過ごしているという。機械学習を理解している人にとっては驚くような話ではないだろうが、Amazon はマーケティングでもプライバシー方針の資料の中でも人間が Alexa の録音を聞いていると直接に述べたことはない。

当然ながら、Apple も Google も Siri や Google Assistant を改良するために人間に依存せざるを得ない。Amazon はユーザーのプライバシーを保護するために厳格な手続きを定めていると主張するが、Bloomberg によればその録音にはアカウント番号、そのユーザーのファーストネーム、およびデバイスのシリアル番号が付随しているという。これとは対照的に、Apple は Siri の録音から人を特定できる情報を削除し、代わりにランダムな識別子を付随させるとともに、6ヶ月が過ぎれば削除すると述べている。Google もまた、個人を識別できる情報を録音から切り離すとともにオーディオに変形を加えている。

もしあなたが Amazon Echo デバイスを使っているなら、Alexa アプリを使って、または Alexa Privacy Page 上であなたの音声録音を聴いてみて、どんな風にキャプチャされているか確かめてみるとよいだろう。


2018 年 10 月に Bloomberg は "The Big Hack" を出版して、その中で中国の諜報機関が大企業のデータセンターが使うサーバの中に悪意あるチップを埋め込むことでアメリカのテクノロジーに不正アクセスしているという疑惑を報じた。Apple と Amazon はきっぱりとこの疑惑を否定したし、他の報道機関でそこに書かれたことの一部でも確認できたところは一つもない。Bloomberg は今のところこれらの批判に応えたり訂正を出したり記事を取り下げたりといったことはしておらず、そのこともまた今回のような調査記事の信憑生に疑問を投げかけていると思われる。詳しくは 2018 年 10 月 8 日の記事“Apple、Businessweek の中国ハックの報道記事をきっぱりと否定”参照。

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Disney Pulls No Punches Going after Netflix

Disney、Netflix には一切手加減しない

Disney はもう何年も前から、同社の登場予定のストリーミングサービス Disney+ について声高に言い続けてきたが、ついに具体的なことを発表した。Disney+ は米国において 2019 年 11 月 12 日に月額 $6.99 で開始されるという。過去および新作のすべての Disney コンテンツを含むのに加えて、新作のオリジナル TV 番組や、Marvel、National Geographic、Pixar、Star Wars の映画、それに Disney が最近 20th Century Fox の買収により獲得したタイトル、例えば The Simpsons の全タイトルも含まれる。Variety の記事が、 現時点で確認されている完全なリスト を載せている。息を呑むほどに凄いリストだ。Disney は何一つ出し惜しみしないようだ。

多くの人たちにとって Disney+ を購読するのは簡単にできることだが、料金はそういつまでもそんなに安いままではないと覚悟した方が良い。Disney は、Disney+ で何十億ドルもの損失を出しているからだ。(一方 Disney は Netflix から何億ドルもの収益を得ている。) Disney は Netflix というストリーミングの巨人と競争するためならあらゆる努力を惜しまないし、一方で Apple TV+ もまた同じ時期に参入しようとしている (2019 年 3 月 26 日の記事“Apple、TV に対するビジョンを明らかにする”参照) ので、はたして Netflix がどう応答するのか、今から楽しみだ。

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