その Web ページからは何が取り上げられるのか殆ど分からないが、少なくとも何人かが受け取ったメールでの招待にはヒントがあった:その題名には "Time flies" とあり、恐らく Apple Watch の発表を暗示しているのであろう。
同様に、噂によれば、このイベントでは新しい iPhone は期待されていない。代わりに、焦点は更新された Apple Watch モデルと、最近の iPad Pro モデルのデザインに似せた新しい iPad Air に当てられると言う。何時も信頼の置ける Bloomberg の Mark Gurman は言う:
同社は、新しい高級機と低価格機の Apple Watch を用意している。また再設計された iPad Air は縁から縁までの画面となる。また、より小型の HomePod や Apple ブランドでは初となる耳覆い型のヘッドフォンも今年後半に向けて準備されている。
iPhone が初めてリリースされて以来 iOS 13 に至るまで、あなたが iPhone にインストールしたアプリはすべて、あなたの Home 画面のどこかにあった。(だからと言って実際にどこにあるか分かるとは限らなかったが、そこのところを解決するのが App Library だ。) Mac 上では、おそらくほとんどのアプリが Applications フォルダの中にあって、最も頻繁に使うアプリは Dock 上、または Desktop にエイリアスを置くことができる。iOS の最も直接の競争相手である Android は、最初から Mac に似た枠組みを使っていて、すべてのアプリがアプリのドロワの中にあり、アプリのショートカットをホーム画面に置けるようになっている。
iOS 14 より前の iOS には、エイリアスとかショートカットとかいう概念がなかった。ユーザーの視点からは Home 画面上のアイコンが“本物”であった。アプリはたった一つの場所、すなわち Home 画面のみに存在していた。Home 画面にないアプリはその iPhone 上には存在していなかった。欲しいアプリが一つの Home 画面で見つからなければ、検索のみが頼みの綱となった。
けれども App Library がそのすべてを変える。すべてのアプリが App Library の中にあって、それらのアプリが Home 画面に登場することもできる。つまり、インストールはしておきたいけれども滅多に使わないアプリを Home 画面に散らかしておく必要がなくなる。そういうアプリはすべて隠しておき、よく使うアプリだけを Home 画面に置くようにできる。要するに、インストールされたすべてのアプリについて App Library にあるものが“本物”となるのだ。
App Library はどのように機能するのか?
右から左へスワイプして一番右の Home 画面に行かなければ App Library の存在にすら気付かないかもしれないが、App Library はそこにある。いや、この App Library は、決してあなたの既存の Home 画面を置き換える存在ではなくて、あなたの既存の最後の Home 画面の次に追加される画面だ。それは、あなたの既存の最初の Home 画面の左側に Today View が追加されているのと同じことだ。
新たにダウンロードされたアプリは App Library のみへ行き、Home 画面には現われ ない。結果として、App Library は実際あなたが注意深くデザインした Home 画面の勝手な場所に新しいアプリを放り込んだりせず、Home 画面をそれまでのままの状態に保つ。自分がたった今ダウンロードしたばかりのアプリを見つけるために Home 画面から Home 画面へとスワイプして探し続けるなんて、私は大嫌いだ。
あるいは、もしもすべての新しいアプリをデフォルトで Home 画面に入れたいのならば、Settings > Home Screen へ行って Add to Home Screen をオンにしておけばよい。
どうやってアプリを App Library から Home 画面へコピーするのか?
基本的な方法が2つある:
App Library のどのフォルダにそのアプリがあるかを知っている場合には、そのフォルダを開き、そのアプリのアイコンをタッチして押さえ続けて、そのアイコンを左へドラッグすれば Home 画面に追加できる。これが可能だということを示す兆候は何も出ず、タッチしたままもっと押さえ続ければポップオーバーが開くけれども、そこには Edit Home Screen というオプションはない。Home 画面上でアプリをタッチして押さえ続けると出るポップオーバーにはそのオプションがあるのだが。とにかく、すぐにドラッグを始めれば Home 画面へコピーできる。
そのアプリが App Library のどこにあるか分からない場合には、検索画面から始める。検索フィールドをタップして、検索を実行するかまたはアルファベット順のリストをスクロールするかして、そのアプリを見つける。それからそのアイコンをタッチして押さえ続け、左へドラッグすれば Home 画面に追加できる。
いずれの場合でも、ドラッグを続ければ Home 画面から次の Home 画面へと切り替えられるし、フォルダの上でドラッグをしばらく止めればそのフォルダが開く。望みの画面の上、または望みのフォルダの中に達したら指を離せばよい。
App Library の中の空いている場所をタッチして押さえ続けることで揺れるモードに入る。ここで、App Library の中のアイコンにすべてマイナス印でなく X ボタンが付くことに注意しよう。タップすればアプリが削除されることを示しているからだ。アプリのどれかの X ボタンをタップすればダイアログが開き、Delete をタップすれば削除される。
App Library がすべてのアプリへのアクセスを提供するので、頻繁に使うアプリとのやり取りを劇的に単純化することができる。例えば複数個の Home 画面を持っていたとして、そこにいろいろなアプリがバラバラに集まっていたとしよう。私と考え方の似た人ならば、きっと最初の1つか2つの Home 画面だけは注意深く整理しているけれども、それより後の Home 画面の整理は諦めてしまっているのではないだろうか。iOS でアプリを整理する作業は (未だに!) あまりにも面倒だからだ。iOS 14 ではそうした寄せ集めの Home 画面を隠すことができるのだが、その方法を自力で発見するのは難しいかもしれない。それは次のようにする:
Home 画面上の空いている場所をタッチして押さえ続けることで揺れるモードに入る。
Dock のすぐ上にある、あなたが今どの Home 画面にいるかを示す点々をタップする。
すると新しい Edit Pages 画面が開いて、あなたのすべての Home 画面をサムネイル表示し、それぞれの下にチェックマークを示す。
隠したいページのチェックマークをタップして選択から外す。
作業が済めば Done をタップする。
Home 画面を隠すこの機能は iOS 14 で私のお気に入りになるのではないかと思う。これまで手に負えなかった Home 画面のごちゃごちゃが、あっという間にすっきりするからだ。目で見ないと覚えられない方々のために、3 番目の簡潔なビデオで Home 画面を隠す手順を示しておいた。
注意して頂きたいのは、Home 画面を隠しても、その画面やそこにあるアプリが削除される訳ではないことだ。いつでも上の手順に戻って画面を再び見えるようにできる。一連のアプリを一緒に使うけれどもそれほど頻繁には使わないという場合 (例えば旅行に関係したアプリなど)、それらを一つの Home 画面に集めておいて普段は隠しておけば理想的だろう。
Mac も使っている場合は、iOS アプリの右上隅にある Libby アイコンをタッチしてホールドすると数字によるコードが表示されるので、それをデスクトップのブラウザにペーストすればすべての図書館カードとそれぞれのデータが同期される。
Libby では複数の図書館システムのカードを追加できるので、私は St. Paul 市にある St. Paul Public Library と、Minneapolis にある近所の Hennepin County Public Library の両方から借り出しができる。必ずしもすべての図書館システムが Libby のコンテンツ全部を提供している訳ではない (私の場合、電子ブックとオーディオブックはあるが、雑誌、音楽、ビデオはない) ので、まずはその図書館で調べて何が利用できるかを確認しておくのがよい。Libby はビデオには対応しておらず、それには OverDrive アプリが必要になる。厄介なことに Libby は複数の図書館システムにわたって検索を走らせることが自動的にはできないが、一つの図書館システムであなたが読んだことのある本のリストを表示しながら同時に別の図書館システムを検索することができる。
これらのサービスのうちでおそらく最も洗練されたものと言える Kanopy は、ビデオストリーミングに特化している。30,000 ものタイトルを揃えた拡張高いビデオライブラリに、クラシックな映画、最近の長編映画、ドキュメンタリーなどが並ぶ。Netflix や Hulu とは比べ物にもならないが、それでも観るべき素晴らしいものがたくさんある。
Oscar 作品賞を受賞した Moonlight、Oscar にノミネートされた Lady Bird、ニュージーランド映画 Boy、ダークコメディー My Friend Dahmer、PBS のドキュメンタリー The Central Park Five、さらには 1954 年の日本映画の傑作 Seven Samurai もある。Kanopy には 2 歳から 8 歳までの子どもたちを対象にした Kanopy Kids コレクションもある。
Hoopla と同様、Kanopy も Apple に友好的だ。 iPad ネイティブな iOS 用アプリに加えて、このサービスは Apple TV 用アプリも提供する。好きなブラウザを使って Mac にストリーミングすることもできる。
利点を言えば、Hoopla は他のほとんどと比べて、ずっと Apple に友好的だ。ちゃんとした iOS 用アプリと、デスクトップのウェブブラウザを使ったアクセスに加えて、Apple TV 用アプリでビデオとオーディオが楽しめる。また、Hoopla は iOS デバイスから Apple TV への AirPlay ミラーリングにも対応していて、これは図書館用の iOS アプリではあまり他に見られない機能だ。
私は、この記事が Apple と技術という TidBITS の通常の焦点からは劇的に逸脱していることは自認している。しかしながら、前例がないわけでもなく、そして、私が望むものならどんなものでも出版出来るという権利も留保したい。"イラク戦争についての個人的声明書">" (24 February 2003) の時と同じく、私の良心は、私の言葉が変化をもたらすことの出来ると思える場所で発信をしないでいることを許さない。
私は、私の不在者投票が届き次第、大統領として Joe Biden に投票する積もりである。その一番の理由は、私の観点からすると、Donald Trump 大統領によるこれ迄の4年間は、私の個人的そして職業的価値に対して真っ向から対立するからである。
一企業の CEO として、非営利ボードの前そして現代表として、そして成人運動家とチームのコーチとして、私は Trump の驚くべきリーダーシップの欠如に憤慨してきた。私は、リーダーシップとは問題を解決し、そして皆のためのより良き未来と言うビジョンの下に人々を結束させることだと信じている。Trump の仕事のやり方は、反対で、飽くなき自画自賛であり、そして、責任を逃れ、政敵を非難し、そして一般大衆の間で対立を引き起こすことに終始している。一人の管理職として Trump の実績は見るも無惨である - 大統領府内の最も影響力のある地位の離職率は 91% である。彼の失敗は閣僚に迄及び、ここでの離職率も最近のどの政府のものよりも遙かに悪い。COVID-19 パンデミックを通して、私は遙かに優れたリーダーシップを New York 州知事 Andrew Cuomo や Cornell University 学長 Martha Pollack から見てきた。
AmazonBasics ブランドで販売されている電子機器を使っている人は多い。これは Amazon の自社ブランドで、電池や充電ケーブルから、炭火焼きグリルや電子レンジまで、さまざまの製品がある。私の本 Take Control of Apple TV の中でも AmazonBasics HDMI ケーブルをお薦めしている。ただ、この種の製品を購入する際には気を付けた方がよいようだ。CNN がこのブランドを調査して、びっくり仰天の調査結果を公表した。AmazonBasics 製品が引き起こした火災や爆発の事例が数多くあるというのだ。CNN は Amazon 自体のサイトの中を検索して、この種の懸念を記したレビューを 1500 件以上見つけた。いくつか例を挙げれば: