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#1463: Apple が電源プラグをリコール、Apple News+ をキャンセルする方法、3M WorkTunes ヘッドフォン、お買い得なデジタル映画レンタル

英国、香港、シンガポールにいる人は、Apple が当地向けの一部の 3 芯電源プラグを感電の恐れがあるとしてリコールしていることに注意しよう。先週 Apple News+ がスタート後一ヶ月の記念日を祝ったが、このサービスを気に入らなかった人や結局全然使わなかったという人のために、Josh Centers がキャンセルの方法を説明する。芝刈り仕事の最中に何か気晴らしをしたいと思う人には、3M WorkTunes ヘッドフォンが良いかもしれない。聴覚保護と Bluetooth オーディオを組み合わせているからだ。それから、デジタル映画をレンタルで楽しんでいる人たちのために、Glenn Fleishman がどうすれば最もお買い得なものを見つけられるかを語る。今週注目すべき Mac アプリのリリースは、LaunchBar 6.11.1、Luminar 3.1、それに DEVONthink 3.0 Public Beta だ。

Josh Centers  訳: Mark Nagata   

Apple、一部の外国向け 3 芯電源プラグをリコール

Apple が、英国、シンガポール、香港向けに設計された一部の旧型 3 芯 AC 電源プラグをリコールしている。壊れて感電を起こす危険性があるというのが理由だ。Apple は 2003 年から 2010 年にかけて、この電源プラグを Mac や iOS デバイスに同梱して、また Apple World Travel Adapter Kit に含めて出荷していた。

対象となる電源プラグは全体がホワイト (白色) で、内側のくぼみ (凹部) に文字が一切印字されていない。これに対し、新しい電源プラグは内側の接合部がグレー (灰色) になっている。

A visual guide to the recalled adapters.

交換手続きを始めるには、まず Apple SupportApple Store 直営店、または Apple Authorized Service Provider (正規サービスプロバイダ) に連絡して、その電源プラグが付属していたデバイスのシリアル番号を知らせる必要がある。(Apple World Travel Adapter Kit を購入した場合はただそう告げればよい。)

Apple が電源プラグをリコールしたのは今回が初めてではない。詳しくは 2019 年 1 月 28 日の記事“Apple、幾つかの海外壁差込アダプターをリコール”をお読み頂きたいが、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ヨーロッパ大陸、韓国、ニュージーランド向けに設計された 2 芯の電源プラグをリコールしたことがある

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Josh Centers  訳: Mark Nagata   

Apple News+ をキャンセルする方法

Apple が Apple News+ を開始してから一ヶ月が経った。(2019 年 3 月 25 日の記事“雑誌、新聞、ウェブサイトを組み込んだ Apple News+ がデビュー”参照。) 無料の試用にサインアップしたけれどもこのサービスに夢中になることはなかった、あるいはこれ以上たくさん記事を読む時間がない、という人たちは (2019 年 4 月 9 日の記事“Apple News+ にお金を払うべきか? 警告:懸念あり”参照)、Apple が課金し始める前にキャンセルするのがよいだろう。

Jeff Carlson が私たちに語ったところによれば、News アプリが無料試用を続けるかどうか彼に尋ね、彼がノーと答えたはずだと思うのに、News アプリは自動更新をして $9.99 を課金してきたという。私たちは再現実験をして実際に何が起こったのか確かめられる状況にないのだが、手動でキャンセルする方が安全だと言っておけば十分だろう。

また、無料試用をキャンセルすれば直ちに Apple News+ へのアクセスができなくなることも言っておこう。もちろん、有料購読をキャンセルした場合は、その支払請求周期が終わるまでの間アクセスを続けることができる。

iOS で Apple News+ をキャンセルする

iOS の News アプリの中では、次のような手早い手順で簡単にキャンセルできる:

  1. News アプリを開く。
  2. 右下隅にある Following ボタンをタップして Following タブを開く。
  3. 一番下までスクロールして、 Manage Subscriptions をタップする。
  4. Cancel Free Trial または Cancel Subscription をタップする。
    Canceling Apple News+ on iOS
  5. 求められれば、Confirm をタップする。

別の方法として、App Store アプリの中からキャンセルすることもできる。iOS の中でこのリンクをタップして、直接 App Store の Subscriptions 画面へジャンプし、そこで Apple News+ を選んでキャンセルできる。あるいは、App Store アプリの中で、右上隅にあるあなたのアバターをタップし、Manage Subscriptions をタップし、Apple News+ を選んで、Cancel Free Trial をタップしてもよい。

Mac で Apple News+ をキャンセルする

Mac から購読をキャンセルするには、次の手順を踏めばよい:

  1. News アプリを開く。
  2. File > Manage Subscriptions を選ぶ。すると News アプリが App Store アプリを起動し、あなたの購読を示したダイアログを開く。
  3. Apple News+ の右にある Edit をクリックする。
    Click Edit to cancel your subscription
  4. Cancel Free Trial または Cancel Subscription のボタンをクリックする。
  5. Confirm をクリックすれば、Apple News+ がキャンセルされる。
    Canceling Apple News+

その方が良いと思えば、iTunes の中からキャンセルすることもできる。このリンクをクリックして直接 iTunes の Subscriptions 画面へジャンプするか、または Account > View My Account を選んでから下へスクロールして Subscriptions へ行き、Manage をクリックする。その先は App Store アプリでするのと全く同じ手順だ。

この点については Apple を褒めなければならない。Apple は、購読を管理するために実にたくさんの方法を提供している!

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Josh Centers  訳: Mark Nagata   

3M WorkTunes ヘッドフォンで庭仕事の苦痛を軽減

ここ北半球では庭仕事の季節がやって来た。ありがたいことに(あるいはいまいましいことに)庭に芝生がある者にとっては、それはつまり毎週のようにやかましい音のする単調な芝刈りと、雑草トリミングと、落ち葉集めのリーフブロワーの作業をしなければならないことを意味する。あの騒音をシャットアウトしつつ、何かもっと興味深いもの、例えばオーディオブックや、ポッドキャスト、あるいは何か音楽でも聴くことができたなら、どんなに素敵だろうか?

イヤーバッドを耳に差し込んでその上から何か聴覚保護具をピタッと被せることもできるだろうし、それでうまく行くという人も多いだろう。でもイヤーバッドは万人向けとは言えないし、それに私の経験から言って AirPods と耳覆いという組み合わせは、たとえうまく行ったとしても、相性が良くない。耳覆いが AirPods を吹っ飛ばしてしまうことがよくあるからだ。それなら、一つの製品の中に聴覚保護とヘッドフォンを融合させれば良いではないか? そしてそれこそがまさに 3M WorkTunes そのものだ。しかも、Amazon で $50 程度で買える。私は一年ほど前にこれを買った。

The 3M WorkTunes

内蔵のバッテリーと Bluetooth のお陰で、この WorkTunes は完全にワイヤレスで使える。作業中に何かに引っかかっては困るので、ケーブルがないことは重要だ。もちろん、完全にコードをなくすのは無理で、このヘッドフォンは micro-USB ポートを通じて充電するようになっているし、標準の 3.5 mm 補助ポートを使って WorkTunes を Bluetooth でないオーディオプレイヤーに接続することもできる。

この WorkTunes は 8 時間のバッテリー寿命を宣伝しており、充電は十分に保つ。私は何ヶ月かぶりにこれをオンにしてみたが、嬉しいことにまだフル充電状態のままだった。どうやってそれが分かったかというと、WorkTunes の電源を入れた際に、スピーカーからの音声で充電レベルを知らせてくれるからだ。今回は "battery high" と聞こえた。例えば iPhone のようなデバイスに接続した際にも、やはり音声でフィードバックが得られる。

充電バッテリーを内蔵しているにもかかわらず、この WorkTunes はあまり重くなくて 12.3 オンス (349 グラム) だ。パッド付きの耳当ては快適で、ヘッドバンドは私のように頭の大きい者にも問題なく使える。私はたいてい何らかの帽子とサングラスと共に WorkTunes を使っている。

この WorkTunes は電話の通話用にマイクロフォンも内蔵しているが、まるで井戸の底から話をしているかのように聞こえる。それでも、WorkTunes を使いたいような環境ではたぶん電話をする気にならないだろう。残念ながら、このマイクロフォンで Siri を使うことはできない。

一つだけ、大きな欠点がこの WorkTunes にはある。それは、Bluetooth の受信感度があまりにも弱いことだ。その点に触れているユーザーレビューもたくさん見かける。iPhone をポケットに入れる際に何か金属製のもの、例えば鍵束などがそのポケットに入っていれば、WorkTunes との接続がしょっちゅう切れてしまう。AirPods でも他の Bluetooth デバイスでも、そんなことは全然起こらない。そこで、芝刈りをしている間、私は iPhone をお尻のポケットに移すようにしている。これで問題はほとんど起こらなくなる。

サウンド品質と聴覚保護

サウンド品質は満足できるレベルだ。ひどい訳でもないが、素晴らしいとも言えない。差し支えないという程度だが、そもそも作業をしながらこれを使っているので、聞こえる内容が意識の中心にある訳ではない。ただ、サウンドに関して私が不満なのは、出力音量が 82 dB までに制限されていることだ。明らかにこれは安全性の理由によるものだろうが、結果として芝刈り機を使いながらポッドキャストを聴きたければ音量を最大にせざるを得ない。

騒音低減評価 (NRR) は 24 dB で、耳覆いとしては (通常 20 から 30 dB 程度で) 低い方に属する。どれだけのデシベル数が耳に届くかを知るには、単純に騒音レベルから NRR を引き算すればよい。(オーディオの専門家でもある TidBITS 寄稿者 Geoff Duncan によれば、耳覆いは耳栓のようにユーザーの間違いに影響を受けたりしないので単純な引き算で間に合うのだという。) 芝刈り機の騒音は通常 90 dB 程度なので、WorkTunes は (正しく装着してずっと着け続けているという前提の下に) その騒音を 66 dB に減らしてくれることになる。

それはどの程度良いのか? 専門家の一致した意見によれば、連続的な背景雑音が 85 dB 程度になると有害だという (もちろん、どの程度長時間晒されているかにも依存する) ので、この WorkTunes は庭仕事には適しているけれども、銃の射撃場ではお勧めできない。 消音器なしの .22 口径ライフルの射撃音は 140 dB ほどで、これが一般的な銃器の標準程度だ。120 dB の雷鳴は即座に聴力を損なう可能性がある。WorkTunes は .22 口径の射撃音を 116 dB にしか減らしてくれない。

また、ランニングをしながら WorkTunes を使うこともお勧めできない。不恰好なほど大きくて重いのに加えて、WorkTunes は自動車のエンジン音やその他の潜在的危険を聞き取れなくしてしまうからだ。

芝刈りの際の 90 dB という予測が正確かどうかを知るため、私は NIOSH SLM という iOS アプリをダウンロードして、シャツのポケットの中でこのアプリを走らせながらちょっと芝刈りをしてみた。専用の騒音計を使う方が良かっただろうが、NIOSH はプラスマイナス 2 dB 以内の精度と主張していた。

The NIOSH SLM app
左が芝刈りをしながら記録した画面、右が保存されたデータの表示だ。

芝刈り機が動いている間、サウンドレベルは 90 dB あたりを行き来していたので、一般的な予測値はなかなか良いものであった。(比較してみたい方のために言い添えると、私は Cub Cadet の手押し式芝刈り機を使っていた。) 私が 6 分間ほど使った間の最大サウンドレベルは 96 dB だったが、A 特性平均 (LAeq、つまり一般的な人の耳に聞こえない高音部と低音部を取り去っての平均値) はこの 6 分間で 90.2 dB であった。

けれどもこの WorkTunes はただ単なる聴覚保護具ではない。それと同時にヘッドフォンでもあって、そのことが耳に届くサウンド量の計算を複雑化させる。デシベルは対数的に計算されるので、芝刈り機の低減された騒音レベル (66 dB) と WorkTunes の最大出力 (82 dB) とを単純に足し算する訳には行かない。ありがたいことに便利なオンライン電卓があるので、それを使って数学演算をすれば正しい答が出る。答は 82.1 dB だ。

さきほど述べた通り、 Centers for Disease Control (疾病対策センター) などの専門家は 85 dB を超える騒音レベルに一度に 2 時間以上晒され続けると聴覚障害を起こすことが多いという点で意見が一致している。私がいつもしている程度の、一時間続く芝刈り作業で 82 dB 程度の騒音というのは、たぶん耳のためには良くないだろうが、それでも芝刈り機から出る 90 dB の生の騒音よりはずっとましだろう。ついでに言い添えれば、芝刈りを終えた後の疲れ具合も減ったし、その上作業をしながら何でも聴きたいものが聴ける。だから、私から見れば、WorkTunes は大成功だ。

しかしながら、芝刈り機や、雑草トリマーや、落ち葉集めのリーフブロワーを長時間使い続ける人には、もっと効果的な聴覚保護具を使うことをお勧めしたい。たぶん、オーディオプレイヤーなど内蔵されていないものの方が良いだろう。前にも述べた通り、激しい騒音を伴うもの、例えば銃の射撃などをする場合には WorkTunes では十分な保護を提供することができない。

でも、週に数時間ずつ芝刈りやその他の騒音を伴う庭仕事をする平均的な人たちにとっては、この WorkTunes が聴覚を保護してくれるとともに、作業の辛さを少しだけ緩和してくれるだろう。

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Glenn Fleishman  訳: 亀岡孝仁  

デジタル映画レンタルで、最高の掘出し物を見つける方法

デジタル映画レンタルの選択肢は現在以前にも増して多くあるが、値段と貸出期間に関しては、驚くほど均一である。それでも、掘出し物を探し回る価値はある:$1 少なく払うとか、或いは、通常の 48 時間ではなく、映画を見始めてからの視聴時間をもっと長く得られるとかである。この記事では、iTunes, Amazon Prime Video, Fandango Now, Google Play, Redbox on Demand, Vudu, そして YouTube からのレンタルを見てみる。(我々は、昨年映画を所有するために買う時に掘出し物を探すことについて "Movies Anywhere を使ってバーゲンを探そう" 31 August 2018 で取り上げた。)

映画を何でみるかによっては、ある特定のサービスのユーザー経験を好きになったり、嫌いになったりする結果となるかもしれない。つまり Apple TV や iOS アプリで見るのか、スマート TV や他の機器上のアプリで見るのか、或いは Web ブラウザで見るのかである。これは利用頻度にも影響するであろう。殆どのアービスは Apple TV アプリを持っているが、中には、AirPlay ストリーミングや、スマート TV 上のアプリを必要とするものもある。

しかしながら、遠回しな言い方はやめて、二つの最良の結論を挙げることも出来る:

映画を定常的に色々な機器上で見る、或いはストリーミングにはスマート TV 内臓の、或いはアドオンのアプリの方が好きだという人のために、機器サポートの核心や最善の掘出し物について次に触れる。そこには、無料の選択肢に対する進言も含まれる。

レンタル料金と視聴時間はどこも似たり寄ったり

数年前価格には結構バラつきがあったが、スタジオとサービスは利害が一致した様に見受けられる。しかしながら、特売や特別提供といったものを探してみる価値は常にある。何故ならば、これらは定常的に起きているし、比較的新しい映画と古典を組み合わせるというのも時々あるからである。多くのサイトには定期的に更新される $0.99-$2.99 HD レンタルページがある。

価格比較のために、私は、最近リリースされた Aquaman と 2010 年の Tron Legacy を見てみた。Aquaman はほぼ何処でも $5.99 であった。Redbox on Demand だけが SD 版を $1 安い $4.99 で提供していた;他の全てのサービスは SD と HD に同じ額を課しているか、或いは HD と 4K しか載せていなかった。一方で、Tron Legacy は全てのサービスで、HD が $3.99 そして SD が$2.99 であった。(私が調べた全てのサービスが Washington State でのセールス税を課していた;2018 年の最高裁判決を思えば、セールス税のある他の州でも事情は同様であろうと思われる。)

Screenshot of Amazon Prime Video rental and purchase screen for Aquaman movie.
Aquaman は何処でも HD で $5.99 であった、Amazon Prime Video (上記) でも他のサービスでも、視聴時間は 48 時間が一般的であった。

ほぼ全てのサービスで、どちらの映画でもレンタル期間は同じであった。支払い完了から、視聴を開始するまでに 30 日間ある。Aquaman では、どのサービスでも、YouTube 上ですら、その後でフィルムをストリームするのに 48 時間ある。Vudu は例外で、視聴可能時間は 24 時間しかない。

Tron Legacy の視聴時間も何処でも 48 時間であったが、例外は YouTube と Google Play で、こちらは 72 時間である。何故、72 時間も欲しいのかって? もし映画全部を一回では見終われそうにないと思うのであれば、同じ料金と品質を保ちながら追加の 24 時間が手に入ることには意味がある - 子供がいるとか、或いは最近ますます多くなっている 2.5 から 3 時間の映画の一つであるとかの場合である。(Google Play にも YouTube レンタルと同じ視聴時間がある様に見えるが、対応する機器は少ない。)

Screenshot of YouTube rental checkout screen for Tron Legacy.
YouTube (そして Google Play も) は一般的に、最新リリース以外の全てのものに対して、他のサービスでは 48 時間の料金で、72 時間の視聴期間を提供している。

他の映画も試しに調べてみたら、Amazon Prime Video が 72 時間の視聴時間を持つ映画を提供しているのを見つけたが、その数は Google のサービスの足元にも及ばない。

映画を何処で再生出来るかについては、サイト毎に異なり結構限定的なので、これはあなたの購入選択に影響を及ぼすかもしれない。Mac は Web ブラウザから外付けモニターでの HD 再生を許さず、セットアップ次第ではこれが要因の一つとなるかもしれない。可能な組み合わせ:

もし 4K TV と UHD/4K 映画を再生するのに適したハードウェアをお持ちなら、要件を更に深く調べる必要がある。それぞれのサービスが機器サポートに関する但し書きや脚注を持っている様に見え、そして、ライセンスの関係で全ての UHD/4K 映画が全ての機器上で見られることを保証していない所もある。UHD/4K 版の映画はレンタル開始後に視聴出来る時間が短い場合もあり、奇妙な話である。

Apple エコシステム内での UHD/4K に対する最も信頼性があり首尾一貫した選択肢は、ほぼ確実に iTunes と 4K ディスプレイにつながった Apple TV 4K である (しかし "Apple TV 4K の HDR は悪夢だ" 13 March 2018 も参照のこと)。しかしながら、もし 4K スマート TV や他社の 4K ストリーミングボックスをお持ちなら、他の選択肢も視野に入ってくる。どのサービスにも、映画が期待通りに再生できない場合には、返金を求める方法がある。

サービスによっては、必要な解像度に対応しない機器上では HD や UHD/4K でレンタルさせてくれない所もあるので注意が必要である。従って、正しい機器を使って借りる必要があるかもしれない。さもないと、見ようと思っている視聴機器の性能よりも低精細度のバージョンの映画に同じ高いお金を払わされる結果となりかねない!

レンタル又は視聴するための最善の方法

他の全てのことは同じとして、私のお奨めする試してみるべきサービスを、順番に、使い方のヒントと共に挙げてみる:

デジタル映画レンタルは、何処でも同じ料金で、同じ貸し出し条件の様に見えるが、少し手間をかけて探せば、$1, $2 を節約出来たり、余分に1日借りられたり、より良い体験が得られたりすることもある。

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TidBITS 監視リスト: Mac アプリのアップデート

訳: Mark Nagata   

LaunchBar 6.11.1

LaunchBar 6.11.1

Objective Development が LaunchBar 6.11 をリリースした。このキーボードベースのランチャーの、メンテナンス・リリースだ。今回のアップデートでは特定の文字を含むテキストをコピーすると Clipboard History が働かなくなったバグを解消し、macOS 10.14 Mojave で App Store 検索が働かなくなったバグを修正し、特定の索引付けルールで Full Disk Access が要求された場合にメッセージを表示するようにし、LaunchBar ウィンドウの外でクリックした際に自動的に LaunchBar を隠す機能を改良し、また Safari iCloud Tabs 索引付けルールにおけるバグを修正している。LaunchBar 6.11 ではまた、テキスト入力の最中に提案を表示するアクション (DuckDuckGo、Wikipedia、Google 検索など) を改良して、右矢印キーを押せば提案リストが現在選択されている提案テキストに基づいて更新されるようにした。そのリリース後間もなく、Objective Development はバージョン 6.11.1 を出して、欠落していた Search Dash アクションを復活させた。(新規購入 $29、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、15.7 MB、リリースノート、macOS 10.10+)

LaunchBar 6.11.1 の使用体験を話し合おう

Luminar 3.1

Luminar 3.1

Skylum が写真編集アプリ Luminar のバージョン 3.1 をリリースして、スマート画像拡張機能 Accent AI をバージョン 2.0 に更新した。Accent AI は新しい「人物認識」テクノロジーを用いて写真の中の人物を認識し、選択的に調整を施すことによってより写実的な画像を作り出そうとする。今回のアップデートではまた、Adjustment Sync を改良してクリック一つで複数個の写真に同一の調整を適用できるようにし、raw と JPEG のファイルペアの読み込みを (これら二つのフォーマットを別々に表示し編集できるように) 改良し、File Type または Color Label で並べ替える際に第二の日付順並べ替えオプションを追加し、Erase のようなツールを使っている際、またサードパーティのフィルターとして Luminar を走らせている際に進行状況バーを追加した。通常価格は $70 だが、現在 Luminar は期間限定で $60 に値下げされている。(新規購入 $70、無料アップデート、18.7 MB、 リリースノート、macOS 10.11+)

Luminar 3.1 の使用体験を話し合おう

DEVONthink 3.0 Public Beta

DEVONthink 3.0 Public Beta

DEVONtechnologies が DEVONthink 3 の初めての公開ベータ版をリリースした。DEVONthink 製品シリーズのそれぞれの版ごとに、何百件もの新機能や改善、変更が施されている。中でも最も注目すべきは、この情報管理ソフトウェアに単一ウィンドウのインターフェイス (Dark モードにも対応) が備わり、サイドバーを使ってデータベース、お気に入り、スマートグループ、スマートルール、フィルター、および新設のリーディングリストに手早くアクセスできるようになったことだ。

DEVONthink 3 user interface

デザインを一新した Sorter (メニューバー拡張としても、スクリーン左辺にドックされたタブとしても利用可能) で、テキスト、オーディオ、音声メモ、スクリーンショット、ウェブクリップングのキャプチャが以前より簡単にできる。このリリースではまた、PDF および RTF の添付ファイルの索引付けを改良し、拡張された検索言語を導入して接頭語によるマウスを使わない個別検索を可能にし、スマートルールを使った自動化オプションを拡張してイベントや検索語に基づいたアクションを実行できるようにした。(重要な新機能のより詳しい説明は DEVONtechnologies の New in DEVONthink 3 ページEditions ページを参照。)

DEVONthink 3.0 には三つの版があり、それぞれ従来のものから名前が変更されている。標準版の DEVONthink 3 は従来の DEVONthink 2 Personal 版および Pro 版を置き換えるものであり、DEVONthink 3 Pro 版および Server 版は従来の DEVONthink 2 Pro Office 版を置き換える。DEVONthink 3 Pro 版および Server 版は拡張された機能セットを提供し、例えばスキャン用の改良された OCR エンジン、PDF や画像用のカスタマイズされた刷り込みオプション (例えばプレースホルダーのテキストや Bates 番号など)、電子メールのアーカイブ、文献参照マネージャ Bookends との統合などがある。Server 版ではまた内蔵のウェブインターフェイスを通じて同僚たちがアクセスできるようにする。DEVONthink 3 は従来のバージョンと同じデータベースフォーマットを使うので、データベースを DEVONthink 3 で開いても従来のバージョンに戻れる互換性が失われることはない。三つの版のいずれも、今回から macOS 10.11 El Capitan かそれ以降を要するようになった。今回同社はノート取りアプリ DEVONnote を廃止した。

DEVONthink 3.0 の公開ベータ版は無料で利用できるが、公開ベータテスト期間が終わった後は有効なライセンス鍵がなければ使えなくなる。(電子メールのアーカイブへのアクセスや、試用上限を超えるテキスト認識機能は、ライセンス鍵がなければ使えない。) 標準版の DEVONthink 3 の価格は $99 で、DEVONthink Pro 3 は $149、DEVONthink Server 3 は $499 だ。従来のライセンスを DEVONtechnologies から直接、またはサードパーティの宣伝販売を通じて購入した人にはアップグレード価格がある。(詳しくは Upgrade ページを参照。)

DEVONtechnologies は、DEVONthink 3 のライセンスモデルを seats という概念を導入して更新した。個々のライセンスには 2 つの seats が含まれ、例えば仕事場の Mac とモバイル Mac ラップトップの 2 台で使える。より多くの共同作業者のために追加の seats を購入することもでき、標準版で追加 seat 1 個あたり $49、Pro 版と Server 版では $99 となる。DEVONthink 3 公開ベータ版は Mac App Store からは入手できないが、最終版がリリースされて追加のサンドボックス化作業が施された後は Mac App Store にも登場する。(DEVONthink 新規購入 $99、DEVONthink Pro 新規購入 $149、DEVONthink Server 新規購入 $499、TidBITS 会員にはそれぞれ 15 パーセント割引、アップグレード価格あり、88.1 MB、macOS 10.11+)

DEVONthink 3.0 Public Beta の使用体験を話し合おう

ExtraBITS

訳: Mark Nagata   

Tim Cook Again Calls for Tech Industry Regulation

Tim Cook、再びテクノロジー業界の規制を提言

TIME 100 Summit におけるインタビューで、Apple CEO の Tim Cook は再びテクノロジー業界への政府による規制を提言した。彼は既に、各国が EU の GDPR に似たプライバシー法制を確立すべきだと公の場で提言したことがある。(2018 年 10 月 25 日の記事“Tim Cook、世界規模での GDPR 風の法律を提言参照。) 今回、Cook は次のように述べた:

今、テクノロジーには大きな問題があると私は思います。私は考え方としては自由な市場を深く信じている人間であり、規制によって予期せぬ問題が起こることもあり得るとは思いますが、私たち皆が知的に正直にならなければならず、私たちのすることが正しく機能していないと認めなければならないと考えています。ですからテクノロジーには規制が必要だと考えます。

さらなる規制を求めたにもかかわらず、Cook は政府に対する不信感も表明した。とりわけ San Bernadino の「不正操作」事件、当時 FBI 長官であった James Comey が iOS にバックドアを組み込み Apple の暗号化方策を政府が迂回できるようにせよと Apple に圧力をかけた事件についても彼は触れた。(2015 年 12 月 10 日の記事“FBI の暗号化への戦いは続く”参照。) 司法省は 2018 年になってこの事件では FBI が議会の判断を誤らせたと結論付けた。

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Overcast Gains Podcast Clip Sharing

Overcast、ポッドキャストのクリップ共有機能を獲得

開発者 Marco Arment が、彼のポッドキャストプレイヤー Overcast のバージョン 2019.4 にポッドキャストクリップ共有機能を追加して、ユーザーがオーディオやビデオのクリップをポッドキャストから共有できるようにした。クリップの長さは最大一分間まで可能だ。Arment によれば、これを組み込もうとした主たる動機はオープンなポッドキャストのシステムを強化して独自仕様のプレイヤーからの脅威に対抗することであり、その目的のために共有されたクリップの中で Overcast のブランド付けを最小限にし、競合するアプリたちのバッジも追加したという。Arment はこの新機能によって多くの人々が手軽にポッドキャストを共有できるようになることを、特にビデオクリップのソーシャルメディアへの共有を通じてそれが活発になることを願っている。

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