Apple が、英国、シンガポール、香港向けに設計された一部の旧型 3 芯 AC 電源プラグをリコールしている。壊れて感電を起こす危険性があるというのが理由だ。Apple は 2003 年から 2010 年にかけて、この電源プラグを Mac や iOS デバイスに同梱して、また Apple World Travel Adapter Kit に含めて出荷していた。
内蔵のバッテリーと Bluetooth のお陰で、この WorkTunes は完全にワイヤレスで使える。作業中に何かに引っかかっては困るので、ケーブルがないことは重要だ。もちろん、完全にコードをなくすのは無理で、このヘッドフォンは micro-USB ポートを通じて充電するようになっているし、標準の 3.5 mm 補助ポートを使って WorkTunes を Bluetooth でないオーディオプレイヤーに接続することもできる。
サウンド品質は満足できるレベルだ。ひどい訳でもないが、素晴らしいとも言えない。差し支えないという程度だが、そもそも作業をしながらこれを使っているので、聞こえる内容が意識の中心にある訳ではない。ただ、サウンドに関して私が不満なのは、出力音量が 82 dB までに制限されていることだ。明らかにこれは安全性の理由によるものだろうが、結果として芝刈り機を使いながらポッドキャストを聴きたければ音量を最大にせざるを得ない。
騒音低減評価 (NRR) は 24 dB で、耳覆いとしては (通常 20 から 30 dB 程度で) 低い方に属する。どれだけのデシベル数が耳に届くかを知るには、単純に騒音レベルから NRR を引き算すればよい。(オーディオの専門家でもある TidBITS 寄稿者 Geoff Duncan によれば、耳覆いは耳栓のようにユーザーの間違いに影響を受けたりしないので単純な引き算で間に合うのだという。) 芝刈り機の騒音は通常 90 dB 程度なので、WorkTunes は (正しく装着してずっと着け続けているという前提の下に) その騒音を 66 dB に減らしてくれることになる。
それはどの程度良いのか? 専門家の一致した意見によれば、連続的な背景雑音が 85 dB 程度になると有害だという (もちろん、どの程度長時間晒されているかにも依存する) ので、この WorkTunes は庭仕事には適しているけれども、銃の射撃場ではお勧めできない。 消音器なしの .22 口径ライフルの射撃音は 140 dB ほどで、これが一般的な銃器の標準程度だ。120 dB の雷鳴は即座に聴力を損なう可能性がある。WorkTunes は .22 口径の射撃音を 116 dB にしか減らしてくれない。
さきほど述べた通り、 Centers for Disease Control (疾病対策センター) などの専門家は 85 dB を超える騒音レベルに一度に 2 時間以上晒され続けると聴覚障害を起こすことが多いという点で意見が一致している。私がいつもしている程度の、一時間続く芝刈り作業で 82 dB 程度の騒音というのは、たぶん耳のためには良くないだろうが、それでも芝刈り機から出る 90 dB の生の騒音よりはずっとましだろう。ついでに言い添えれば、芝刈りを終えた後の疲れ具合も減ったし、その上作業をしながら何でも聴きたいものが聴ける。だから、私から見れば、WorkTunes は大成功だ。
デジタル映画レンタルの選択肢は現在以前にも増して多くあるが、値段と貸出期間に関しては、驚くほど均一である。それでも、掘出し物を探し回る価値はある:$1 少なく払うとか、或いは、通常の 48 時間ではなく、映画を見始めてからの視聴時間をもっと長く得られるとかである。この記事では、iTunes, Amazon Prime Video, Fandango Now, Google Play, Redbox on Demand, Vudu, そして YouTube からのレンタルを見てみる。(我々は、昨年映画を所有するために買う時に掘出し物を探すことについて "Movies Anywhere を使ってバーゲンを探そう" 31 August 2018 で取り上げた。)
映画を何でみるかによっては、ある特定のサービスのユーザー経験を好きになったり、嫌いになったりする結果となるかもしれない。つまり Apple TV や iOS アプリで見るのか、スマート TV や他の機器上のアプリで見るのか、或いは Web ブラウザで見るのかである。これは利用頻度にも影響するであろう。殆どのアービスは Apple TV アプリを持っているが、中には、AirPlay ストリーミングや、スマート TV 上のアプリを必要とするものもある。
映画を定常的に色々な機器上で見る、或いはストリーミングにはスマート TV 内臓の、或いはアドオンのアプリの方が好きだという人のために、機器サポートの核心や最善の掘出し物について次に触れる。そこには、無料の選択肢に対する進言も含まれる。
レンタル料金と視聴時間はどこも似たり寄ったり
数年前価格には結構バラつきがあったが、スタジオとサービスは利害が一致した様に見受けられる。しかしながら、特売や特別提供といったものを探してみる価値は常にある。何故ならば、これらは定常的に起きているし、比較的新しい映画と古典を組み合わせるというのも時々あるからである。多くのサイトには定期的に更新される $0.99-$2.99 HD レンタルページがある。
価格比較のために、私は、最近リリースされた Aquaman と 2010 年の Tron Legacy を見てみた。Aquaman はほぼ何処でも $5.99 であった。Redbox on Demand だけが SD 版を $1 安い $4.99 で提供していた;他の全てのサービスは SD と HD に同じ額を課しているか、或いは HD と 4K しか載せていなかった。一方で、Tron Legacy は全てのサービスで、HD が $3.99 そして SD が$2.99 であった。(私が調べた全てのサービスが Washington State でのセールス税を課していた;2018 年の最高裁判決を思えば、セールス税のある他の州でも事情は同様であろうと思われる。)
Amazon Prime Video: ブラウザ;iOS, Android, そして Fire タブレット;Apple TV, Fire TV/Fire TV Stick, Roku, TiVo, 等々 (Chromecast はサポートしない);多くのスマート TV そして接続された Blu-Ray モデル;PlayStation, Xbox, そして Wii。(Amazon は、そのサポートページに Apple TV を載せるアップデートを未だしていない。)
Fandango Now: ブラウザ;iOS 及び Android;Chromecast 及び Roku (Apple TV は AirPlay 経由のみ);殆どのスマート TV とゲームコンソール。
Google Play: ブラウザ;iOS 及び Android;Android TV, Chromecast, そして Roku (Apple TV は AirPlay 経由のみ);LG, Samsung, そして Vizio スマート TV。
もし 4K TV と UHD/4K 映画を再生するのに適したハードウェアをお持ちなら、要件を更に深く調べる必要がある。それぞれのサービスが機器サポートに関する但し書きや脚注を持っている様に見え、そして、ライセンスの関係で全ての UHD/4K 映画が全ての機器上で見られることを保証していない所もある。UHD/4K 版の映画はレンタル開始後に視聴出来る時間が短い場合もあり、奇妙な話である。
Apple エコシステム内での UHD/4K に対する最も信頼性があり首尾一貫した選択肢は、ほぼ確実に iTunes と 4K ディスプレイにつながった Apple TV 4K である (しかし "Apple TV 4K の HDR は悪夢だ" 13 March 2018 も参照のこと)。しかしながら、もし 4K スマート TV や他社の 4K ストリーミングボックスをお持ちなら、他の選択肢も視野に入ってくる。どのサービスにも、映画が期待通りに再生できない場合には、返金を求める方法がある。
サービスによっては、必要な解像度に対応しない機器上では HD や UHD/4K でレンタルさせてくれない所もあるので注意が必要である。従って、正しい機器を使って借りる必要があるかもしれない。さもないと、見ようと思っている視聴機器の性能よりも低精細度のバージョンの映画に同じ高いお金を払わされる結果となりかねない!
iTunes: iTunes Store ギフトカードはしばしば、額面から最大 20% 引きで売り出される、とりわけ祝日がらみに。これは、映画を見るのに 48 時間以上は必要でないのであれば、とてもお得な割引である。(割引を探すなら、Twitter 上の非公式の iTunes Card Deals をフォローするとよい。) Apple エコシステムの住人にとって、iTunes は最善の選択肢であることには変わりないが、YouTube は僅差の二位と言える。
YouTube: YouTube で映画を借りて見るのには、ほんのちょっとだが余分な手間が必要となるが、大抵の映画に対して更に 24 時間が得られるというのには、それだけの価値がある。デスクトップの Web ブラウザ (iOS 用の Safari ではない) で YouTube の映画と TV のページから始め、見たい映画を探し、そして好みの解像度のものを借りる。そして、TV の近くにいるのであれば、ブラウザのウィンドウを閉じる。と言うのも、YouTube は邪魔くさい予告編を流し始めるからである。その映画は、iOS でか Apple TV で視聴出来る。借りたものを YouTube の Apple TV アプリで探すのは少々手間がかかる:右ヘスワイプして垂直のナビゲーションバーを出し、下にスワイプしてフォルダアイコンに行く、それから、右へそして下にスワイプして Purchases 項目にたどり着く。最新に購入したレンタルは左上に最初の項目として現れる。レンタル期間は、再生ボタンをクリックした時に始まる。
Amazon Prime Video: Amazon Prime の購読者に対して、この電子商取引の巨人は膨大な数の TV 番組と映画、そして少々のオリジナルコンテンツを無料で視聴させてくれる。もし購読者であれば、見たい映画がこのサイトで無料で提供されているかどうかを最初に調べてみるべきである:ログインしながら Amazon Prime Video ページに行く。そうすると、そのサイトは、それが Prime 購読者に無料ならば "Included with Prime" と表示する。(勿論、無料で提供されている映画や TV 番組全てもブラウズ出来る。)
Vudu: Vudu は 4000 に近い映画を、宣伝のための中断付きで無料で提供している。タイトルには、低俗な十代ポルノから、映画館でも良い成績を収めた一級品まで色々である。その例を挙げると、オリジナルの Paddington, An American Werewolf in London, そして Platoon 等がある。勿論、沢山の宣伝を見ることが要求される。