TidBITS: Apple News for the Rest of Us  TidBITS#1370/22-May-2017

来週は TidBITS の電子メール号をお休みさせて頂く。米国の Memorial Day の祝日を祝ってスタッフ一同家族と共に過ごすためだが、記事はいつも通りにウェブサイトに出版する。次の電子メール号は 2017 年 6 月 5 日、Apple の WWDC キーノート速報を載せた発行となる。Apple 自動化の導師 Sal Soghoian が生み出した新しいカンファレンス CMD-D が、あなたが自分で自動化を組む助けとなるだろう。Matt Neuburg が久しぶりの記事で、TidBITS News アプリを iOS 10 時代に合ったものにアップデートするためにどんなことが必要だったかを語る。Julio Ojeda-Zapata は Google I/O カンファレンスでの発表の中から、Apple 世界に影響を及ぼすものを概観する。Scholle McFarland の新刊書 "Take Control of Calendar and Reminders" からの抜粋として、これら二つのアプリを使っていてよく起こる問題点を解決する方法を紹介する。今週注目すべきソフトウェアリリースは、OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.4、TextExpander 6.2.1、Things 3.0.2、Microsoft Office 2016 15.34 と Office 2011 14.7.4、Mellel 3.5.3、KeyCue 8.4、Airfoil 5.6、iTunes 12.6.1、Safari 10.1.1、セキュリティアップデート 2017-002 (Yosemite および El Capitan) だ。

記事:

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Memorial Day の祝日のため 2017 年 5 月 29 日号は休刊

  文: Josh Centers: josh@tidbits.com, @jcenters
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

次の月曜日は米国の Memorial Day (戦没者追悼記念日) の祝日なので、電子メール号をお休みにさせて頂く。米国在住の TidBITS スタッフの多くも家族のためにすべきことがたくさんあるからだ。また、Adam は来週半ばにアリゾナ州 Phoenix で開催される ACEs Conference に出席して、コンサルタントのためのコンテンツ・マーケティングや、新しい TidBITS Content Network について語り合うことになっている。(2017 年 4 月 12 日の記事“ACEs カンファレンス、コンサルタントの事業拡大を手助け”参照。)

次の TidBITS の電子メール号は 2017 年 6 月 5 日(まさに Apple の WWDC キーノートの日だ!)の発行となるが、それまでの二週間もウェブ上での新しい記事の出版はいつも通りに続ける。TidBITS 会員は個々の記事が出版され次第電子メールで受け取ることもできるし、フルテキスト付き RSS で読むこともできる。もちろんそれ以外のすべての読者の皆さんも TidBITS ウェブサイトを訪れて、あるいはアップデートされたばかりの TidBITS News iOS アプリを使って、記事を読んで頂くことができ、RSSTwitterFacebook で見出しの通知を受け取って頂くこともできる。

これを機会に過去の号を見直してみたい方のためには、バックナンバーが常にオンラインで入手可能だし、過去の号を電子メールで受け取ることさえできる。(2013 年 3 月 8 日の記事“TidBITS の号を自分自身に再送信”参照。)

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新しい CMD-D カンファレンス、自動化に特化

  文: Adam C. Engst: ace@tidbits.com, @adamengst
  訳: 亀岡孝仁<takkameoka@kif.biglobe.ne.jp>

これはワクワクものである - Apple の世界にもう一つの新しいカンファレンスが加わる。自動化に特化したもので 9 August 2017 に Santa Clara, California で開催される。それは CMD-D と呼ばれる 13 時間に及ぶぎっしり詰まった一日で、スクリプトと自動化の色々な側面を取り上げる。自動化の初心者に対しては、その前日 8 August 2017 にオプションの Scripting Boot Camp が用意されている (更なる詳細は後日発表される)。

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このカンファレンスは、自らが Mr. Automation である Sal Soghoian が、Macworld Expo プロデューサー Paul Kent と広報の達人 Naomi Pearce の手助けを得て企画したものである。スポンサーには Omni Group と Apple 機器管理会社 JAMF が名を連ねている。

現時点でスピーカーに名を連ねている人は一流の人達ばかりである。彼ら全てが私の友人ではないが、一流であることに変わりはない。Sal は Apple の自動化については誰よりも良く知っており、彼は AppleScript, AppleScriptObj-C, そして JavaScript for Automation の、多くの専門家ですらあまり知らない強力な機能について語る。John Welch はアドミンの世界に私の想像を超える程長く居り、自動化が必須の時は何時で、考えるまでもない時は何時なのかについて話をする。Jon Pugh は AppleScript チームの初期メンバーの一人で、AppleScript がどのように作られたかの話をしてくれる。Andy Ihnatko... 紹介するまでもなく、皆さんご存知の Andy で、彼は自動化を "面倒で、繰り返しする作業" に対して使う武術と位置付けて話をする予定である。そして、最後に Macworld を離れた後 Apple の世界での主要なポッドキャスターとなった Jason Snell が、自動化の現在と将来についてスピーカー達ととのライブの Six Colors ポッドキャストをホストする。

他のセッション には、Automator の探索、何百、何千という iOS 機器を管理する場面での自動化の役割、iOS でのタスクを自動化するために Apple が買収した Workflow をどう使うか、Omni Group のアプリに対するクロスプラットフォームスクリプトソリューションの紹介、そして、参加者が自らの最も印象的な解を賞品をかけて競う自由参加の自動化スラムまでもがある。賞品は光り輝く大物製品であることを願いたい。

CMD-D は Santa Clara Convention Center で開かれるが、San Jose International Airport からはすぐで、San Francisco や Oakland の空港からもそう遠くない所にある。登録は CMD-D カンファレンスと Scripting Boot Camp のそれぞれ個別に $295 で出来るが、両方合わせて $590 で申し込むことも出来る。これらの値段は、早期申込料金で6月中旬まで有効である;その後は1日券はそれぞれ $395 に、そして2日間パスは $790 へと上昇する。昼食と午後のスナックは含まれている。

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TidBITS News、古い 32-bit iOS アプリが 64-bit になるお手本に

  文: Matt Neuburg: matt@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

記事“Apple、32-bit iOS アプリを廃止に”(2017 年 5 月 15 日) で Adam が説明したように、Apple は 32-bit アプリに対する締め付けをゆっくりと強めてきた。まず新しいデバイスで 64-bit プロセッサを導入してから、新たに提出されるアプリに 64-bit の「スライス」を含めることを義務付け、その後 32-bit スライスを 含まない アプリの提出も認めるようになり、そして今、ユーザーに対して 32-bit のみのアプリは将来のシステムでは動かなくなると警告し始めた。皆さんも、人気のある古いアプリが消滅の危機にあると言われているのを目撃されたことがあるかもしれない。そんな時、いったいどうして開発者たちは単純に自分のアプリを 64-bit にアップデートして生き長らえさせないのか、と不審に思われたかもしれない。

そのアプリがもはや App Store に記載されていなければ、そこに答がある。つまり、そのアプリの開発者はもはや Apple に年額 $99 の会費を支払っておらず、そのアプリを積極的に維持しようとしていないということだ。けれども、アクティブな Apple Developer Program 会員の開発者にとってさえも、古いアプリを 64-bit にアップデートするのはそれほど単純な話ではない。確かに、64-bit のスイッチをオンにしてアプリをコンパイルし直すだけならば通常ごく簡単なことだ。けれども、アプリのプロジェクトを最新バージョンの Xcode を使って開いてコンパイルする際には、Apple の最新のシステムソフトウェア開発キット (SDK) でリンクされる。そして、そのことが状況を一変させる。最新のシステムとは iOS 10 であり、そのアプリには iOS 10 に対応するための用意が整っていないかもしれないからだ。

TidBITS News を復活させる -- 例として、私が iOS 10 用にアップデートしたばかりの TidBITS News アプリを取り上げてみよう。これを前回コンパイルしたのは、iOS 6 SDK によってであった。では、私がどうやってこれをその後の iOS 7, 8, 9, 10 でも走り続けるようにできたのかというと、基本的に、デバイスのシステムが TidBITS News アプリに助けの手を伸べていたからだ。つまり、システムが iOS 6 だと見せかけてくれていたお陰で、走ることができた。新旧二つの TidBITS News アプリのスクリーンショットを見比べてみると、違いがはっきりと分かる:

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左側が TidBITS News 1.5 を iOS 10 の下で走らせたものだが、その見栄えはどう見ても iOS 10 用アプリではない。一番上に黒いステータスバーがある。(それに、その少し下の日付表示の背後にある黒っぽい布地風の背景は、もう何年も前に Apple が捨て去ったものだ。)iOS 10 が iOS 6 をエミュレートした結果がこれだ。右側にある、新しい TidBITS News 2.0 アプリと比べてみて頂きたい。

iOS 10 用アプリではステータスバーが透明で、その背後ではナビゲーションバーが背景色の階調を見せつつ上に伸びている。(その他のインターフェイス変更についてもあとで述べる。)

でも、アプリの見栄えは心配事の中でもほんの序の口だ。iOS 10-ネイティブなアプリとしてコンパイルし走らせるためには、TidBITS News が iOS 10 を 語る ことが必要となる。技術的に言えば、iOS 10 のアプリケーションプログラミングインターフェイス (API) を採用する必要がある。API が、アプリがランタイムに語るやり方だからだ。iOS 6 以後、そのやり方に多くの内部的変更が施されてきた。だからこそ、私が開発者向けに書いた本 "Programming iOS 6" にも、その後四回もの改訂版を ("Programming iOS 7" などのタイトルで) 出版しなければならなかったのだ。

そういうわけで、TidBITS News を復活させるために、私は実質的にコードを一から書き直さなければならなかった。まるで、今回あらためて同じアプリを、iOS 10 流のやり方で、もう一度作り直すかのように。幸いにも TidBITS News はかなり小さくて単純なアプリであり、"scene" はたった三つしかない。主表示 (記事見出しと要約をリストするもの)、詳細表示 (記事全文)、プレイヤー表示 (記事の録音版を聴くためのもの) の三つだ。でも、もっとずっと複雑なアプリを想像してみれば、開発者が古い 32-bit アプリを 64-bit アプリに作り直すのをためらう気持ちも察して頂けるのではないだろうか。それは、苦労の割に得るものが少ないということになりかねないからだ。(それに、あらゆるアップデートを無料で提供することを Apple が義務化している以上、苦労して開発しても既存のユーザーからは一切収入が入らないことになる。アプリが放棄されたとしても、何の不思議があるだろうか?)

さて、この記事の残りの部分では、iOS 10 用 TidBITS News アプリが iOS 6 用のバージョンとどう違うかを説明しよう。技術的なことに興味がないとおっしゃる方は、どうぞとにかく新しい TidBITS News アプリをダウンロードして、使ってみて頂きたい! でも、たとえあなたが開発者でなくても、詳細を読むことで iOS がたった四年の間にどれほど大きく変わったかについての感じが掴めて興味深いのではないかと思う。

言語 -- iOS 6 のプログラミング言語は Objective-C であった。iOS 8 になって Apple が Swift を導入したので、私は TidBITS News を Swift で書き直す道を選択した。その方が、アプリのコードを読んだり保持したリが私にとってずっと易しいと思ったからだ。根っからの Objective-C ファンの皆さんには申し訳ないことだが、私には Swift の方がずっとエレガントで読み易いと判断した。

欠点を言えば、Swift に切り替えたことでダウンロードサイズが大きくなった。Swift アプリは、Swift 言語を丸ごと内蔵する必要があるからだ。Swift は、まだデバイスのシステムの中に Objective-C のように組み込まれてはいない。

分割表示 -- iPhone 上では、TidBITS News アプリはナビゲーション・インターフェイスだ。つまり、最初は主表示のみが見えていて、リストされている記事見出しか要約をタップすれば、全体が詳細表示に切り替わる。これに対して iPad 上では、TidBITS News は分割表示となって二つの "scene" が同時に見え、左側に主表示が、右側に詳細表示が並ぶ。

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iOS 6 では、この分割表示は iPad 専用のウィジェットであった。つまり、そこでの TidBITS News は実質的に二つのアプリを一つにまとめたものであって、それぞれが完全に別々のインターフェイスを持ち、その処理のため別々に二組のコードを備えていた。

けれども今日では、分割表示は iPad と iPhone 双方にネイティブなものとなった。iPhone では小さな画面に対処するため、分割表示が自動的に 畳まれて 見た目は古いナビゲーション・インターフェイスと似たものになる。この変更のお陰で書き直し作業はいくぶん楽だったが、あらゆる状況下で分割表示の正しい見栄えと動作を実現するのはなかなか難しい仕事であることが分かった。

プレイヤー -- iOS 6 版の TidBITS News アプリは、MPMovieController と呼ばれるウィジェットを使ってオンラインにある記事の録音を再生した。Apple はかなり前にこのウィジェットを捨て去り、代わりに AVPlayerViewController を採用した。

この変更のお陰で、プレイヤー表示の登場の方法にかなり自由度が生まれた。以前はそこに醜い QuickTime ロゴが置かれていてそれを取り除くことはできなかったが、今はもうない。iPhone 上ではプレイヤー表示が画面全体を占め、iPad 上ではプレイヤーが嵌め込み風に表示されて他のインターフェイスがその背後にうっすらと見える。この方が大きな画面上での不快感がずっと少ないと私は思う。(ユーザーがプレイヤー自体をフルスクリーンに切り替えることも可能だが、そうしないことをお勧めする。ユーザーにそれをさせない方法が見つかりさえすれば、私はそうしただろうにと思う。)

iPad の画面分割 -- ここで、私が初めて TidBITS News を書いた 2010 年のあの穏やかな日々に、私と一緒に立ち戻って頂くとしよう。あの原始的な時代、開発者たちは 320 という魔法の数字を崇拝していた。iPhone の画面の横幅が 320 ピクセルで、それは変えることのできない事実であった。あまりにも事実なので、私はその数字をアプリの中にハードコードとして書き込んだくらいだ。iPad もまた、たった一種類のサイズしかなく、分割表示の主表示の横幅も 320 ピクセルであった。実際、iPad の主表示は iPhone を iPad の中に置いたものに他ならなかった。

その後年月を経て、Apple が多くのハードウェアを導入するに伴い、iPhone の画面の横幅は広がり、iPad も大きくなった。それだけでもまだ十分に悪い状況ではないと言わんばかりに、iOS 9 では画面分割モードが登場した。このモードでは、新しい機種の iPad のユーザーが別のアプリのインターフェイスをスライドさせてアプリの中へ持ち込み、右側に置いておくことができる。さらにはその分割画面をリサイズして、二つのアプリが同時に画面を共有するようにして使うことさえできる。これに対処することこそが、書き換えの中で最も困難な部分となった。実際あまりにも困難で、一度など私はこの機能を丸ごとオフにしようかと真剣に考えたくらいだった。(アプリバンドルのシステム設定の中に、画面分割モードをオフに切り替えるスイッチがある。)

そこには二重の困難があった。第一に、デバイスと分割サイズによって、アプリは実質的に iPad アプリから iPhone アプリに変化し、それからユーザーが分割を取り去れば、また元のアプリへと変化しなければならず、これらすべてがリアルタイムに実行されなければならない。第二に、アプリが採用可能なサイズの範囲、とりわけ可能な 縦横比 の範囲が、困惑させられるような代物だ。縦にものすごく長細いものから、事実上正方形に近いものまで、すべてをカバーしなければならない。そのことで、分割画面の中の主表示の横幅がさらにもっと多くの可能性を要求することになる。

従って、現代のアプリのインターフェイスは、これらの変更に対処できるようにあらかじめ計画を立てておかなければならない。私は何とかそれをやり遂げたと思っているけれども、正直言って、完璧に自信がある訳ではない。こんな機能を Apple が持ち込んでくれなければよかったのに、と思う。

すべては決断次第 -- それ以外のデザイン変更はいずれも、多かれ少なかれ選択的外科手術のようなものだ。

試してみよう! -- 私は TidBITS News アプリが大好きで、実際これを使って TidBITS を読んでいる。それと同じくらい重要なこととして、私はこれを教材としても使っている。これは、標準的 iOS アプリの基本設計概念の重要な様相を、数多く実例として含んでいるからだ。だから、私はこれを維持して行こうと思ったし、64-bit の新たな体制の下での消滅の危機を、私は自分への動機付けとして利用した。

古い TidBITS News アプリをつまらないと思った方も、ぜひ新しいバージョンを試してみて頂きたい。これは無料だし、今後も私が維持し続ける限りその点は変わらない。

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Google I/O の発表で Google は Apple ユーザーを取り込む狙い

  文: Julio Ojeda-Zapata: julio@ojezap.com
  訳: 清水 史彦 <qff01604@nifty.com>

今では、Apple と Google が、スマートフォン、音声アシスタント、ホーム・オートメーション、写真共有等の同一カテゴリーでますます活動するようになっている以上、この二社を比較することは避けて通れない。

近年、Apple と Google は、消費者の心と財布をつかむために競うことを意図した製品やサービスを発表する、春の報道機関向けイベントを闘わせているが、それがこうした比較の誘い水になってきた。("Google I/O 2016、Apple にとっても魅力ある発表がある " 2016 年 5 月 23 日参照)

今年も、このサイクルが繰り返される。先週、Google は、Mountain View,California の屋外劇場を借り切って、Google I/O 基調講演の期間中、テクノロジーに関するニュースを立て続けに発表した。あと一月もしないうちに、これに引き続いて、San Jose 近郊で Apple の Worldwide Developers Conference が開催される。

Google の発表内容の多くは、Apple ユーザーに関係がある。例えば、音声でコントロールされる Google の Assistant アプリが、Apple の Siri に対抗するために、ついに iPhone にやって来た。多くの写真愛好家は、Apple のiCloud Photo Library よりも Google Photos サービスの方を気に入っている。そして、Google は、こうした分野において多くのアップグレードを発表したのだ。

Apple が遅れをとりつつあるという懸念が、全ての Google I/O 基調講演の副産物となることは避けられない。Amazon の人気の Echo 音声コントロール・ガジェットと同様の Siri デバイスがないということが、従来よりももっと明白になっている一方で、Google は、Echo の競合品である Google Home に対する改良を発表した。最近、WWDC における Apple の発表について噂が渦巻いているが、私たちは、想像上の Siri Speaker が実際に存在するかどうかについては、静観しなければならない。

以下、Apple と何らかの形で関わる Google I/O の発表を紹介する。以下の製品、サービス、ならびに技術のうち、あるものは、直ちには利用できないが、じきに登場することにご注意いただきたい。

Google Assistant -- iOS デバイスの所有者が裏付けてくれるように、Siri には制約がある。幸いにも、これには代替品がある。

Amazon は、Echo デバイスに組み込まれているものでもある Alexa 音声アシスタントを、同社の iOS 向け Amazon App に対するアップデートで、3 月に iPhone に導入した。今では、Google Assistant も同様に iPhoneにやって来ている

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驚くことではないが、Google Assistant iOS アプリは、Android ベースのデバイスにおける高度な統合とは異なり、ただのアプリである。Home ボタンを押せば、いつでも Siri を起動することができるということを考えると、Apple は、iOS においては、今でもかなりの優位性を持っている。だが、既に、Google の他のサービスを頼りにしている、あるいは、Siri に対して、単にフラストレーションを感じている iPhone ユーザーは、Google の新しい音声アプリを、魅力的だと思うかもしれない。

Google Assistant は、チャットのようなインターフェース (Google のAllo チャット・アプリをインストールした一握りのユーザーにとっては見慣れたものだ) を有している。そして、音声コマンドか、あるいは、声に出して命令することに気後れする人たち向けに、タイピングのどちらかで、操作が可能だ。Notification Center には、利便性を増すために、ショートカット・ウィジェットがある。

Google Assistant は、トレーニングの調整を依頼したり、最新の株式情報やニュースを入手したり、YouTube や Netflix のビデオにアクセスしたり、Google でキーワード検索をしたり、道順を教えてもらったり、電話、ショート・メッセージ、電子メールをやり始めたり、その他諸々を行うのに役に立つ。

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だが、Google Assistant が、iPhone と充分に統合されていないということは、音声や Home ボタンの押下によって、Google Assistant を起動することはできないし、Airplane Mode のような下層の機能にアクセスする等ができない、ということを意味する。非 Google アプリへのアクセスは、仮にそれができたとしても、魅力的とは言えない。もし、読者が Google のエコシステムにそれほど注力していないのであれば、Google Assistant は、一見役に立ちそうに思われるかもしれないが、実際にはそうでないかもしれない。

メインの Google 検索アプリがGoogle Assistant アプリとは別になっていて、一部、機能が重複しているという事実は、物事をもっとややこしくする。そして、Google Assistant アプリは iPad でも使うことができるが、タブレット専用にはなっていない。

だが、Google Assistant は改善されるはずだ。と言うのは、今では、Googleは、開発者が SDK を通じて、機能を追加できるようにしているからだ。興味深いことに、こうした開発者には、家電メーカーの General Electric が含まれている。Google Assistant に、Philips Hue 電球をコントロールさせる拡張機能すらある。("スマート電球 Philips Hue を使ってみる" 2016年 8 月 1 日参照)

Google Home -- 昨年の Google I/O で、Google が音声制御によるGoogle Home ガジェットを発表した時、Google は Amazon の人気の Echoに対して、巻き返しを図ろうとしていた。その製品は、発表から数ヶ月後にようやく一般に利用できるようになったが、多くの点で、今なお Echo に遅れを取っている。

だが、Google のエコシステムに注力している Apple ユーザーにとっては、Google Home は、Echo デバイスよりももっと魅力的かもしれない。今年の改良によって、Google Home の魅力は増している。

そうした機能強化には、地上の通信線や携帯電話に発信する (そして、米国内では無料) オプションが含まれていて、本質的に、Google Home は、スピーカーホンとなる。自分の電話番号を Google Home と関連付けることはできるものの、今のところ、受信はできない。「プロアクティブ・アシスタンス」と呼ばれる別の新機能では、尋ねたりしなくても、例えば、カレンダーのリマインダや、交通情報のアップデートといった関連情報が、ユーザーにプッシュ通知される。

Google Home は、Chromecast が使えるテレビと共に、もっと上手く動作するように調整されてきてもいる。HBO GO のようなものから、プログラミングを始めることもできる。もっと興味深いのは、Google Home が、質問に対する回答、例えば、カレンダーや運転の道順付きの地図といったようなものを、テレビの画面にどのように表示することができるかということだ。回答の中には、音声の形態ではあまり上手く行かないものがある。よって、情報を表示する画面があるのは大きなメリットだ。

Google Photos -- Google の写真共有サービスは、2 年前に Google I/Oでデビューした。そして、それ以来、同社にとって、最優先となっている。ユーザーは、これまで、着実なアップグレードの流れを目にしてきた。こうしたアップグレードは、デスクトップの Web ブラウザを通じて、このサービスにアクセスする人と同様に、iOS ならびに Android デバイスの持ち主も、アプリ経由で利用可能だ。

このサービスの強化のため、先週、Google は、概ね、共有に焦点を当てた新しい一連の機能強化を発表した。

もっとも注目されるのは、Suggested Sharing 機能だ。この機能によって、何らかのイベントから、もっとも良いと思われる写真が選び出され、そうした写真に写っているのが誰だか特定し、そして、ふさわしい場面をふさわしい人に送るために提供される。これにより、写真を受け取った人は、自分の写真を同じイベントに追加しようという気にすらなるだろう。

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Shared Libraries 機能では、別の種類の自動共有機能が提供される。この機能を使うと、配偶者や親友のような特定の人と写真を自動的に共有することができる。そうした人は、あなたのライブラリ全体、ある人を撮影したショットのみ、あるいは、ある日付け以降の写真にのみアクセスすることができる。また、撮影されたショットから、自分でマニュアルで、あるいは、Google によって自動的に作られる「作品」(コラージュ、アニメーションGIF、スライドショー) にアクセスしたり、保存したりすることも可能だ。

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One Google Photos の発表は、巻き返しのための戦略だ。Google Photosのユーザーは、今では、特別あつらえのハードカバーやソフトカバーのアルバムを注文することができる。これは、Apple の Photos や、一時期、Google Photos に先立つサービスであったPicasa Web Albums を含む同様のサービスのユーザーにとっては、ずっと前から利用可能な選択肢であった。

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Google Lens -- これは、製品や機能ではないが、Google が言うには、Google Assistant と Google Photos を始めるにあたり、どちらかと言うと、Google のサービスの機能を拡張する技術である。

Google は、Google Lens を、「一連の視覚ベースのコンピューティング機能であり、この機能によって、あなたが何を見ているか理解し、その情報に基づいて、あなたが行動を起こすのを助ける」と説明している。

例えば、読者は、スマートフォンのカメラを花に向けることができる。そして、Google Assistant が、あなたのために、それを認識する。同様に、電話を店頭に向けて、その店に関する情報や評判を入手することができる。また、Google Lens によって、Google Assistant は、テキストの意味を、役に立つやり方で解析することができるようになるだろう。例えば、メニューの外国語を翻訳したり、もし、Google Assistant が、対応するSSID とパスワードを見て、構文解析することができれば、あなたを Wi-Fiネットワークにログインさせるといったやり方である。

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Google Photos は、すでにいくらか、人々、動物、物体、場所などを特定することができる。そして、この機能は、Google Lens が学習して、もっと多くのイメージを認識できるようになるにつれて、改善されるはずだ。

Virtual Reality -- これは、Apple は何をやっているのかと、評論家たちを不思議がらせているもう一つの技術カテゴリーだ。とりわけ、Googleその他が、積極的に入り込んできているからには。

昨年の Google I/O で、Google は、Android スマートフォンと一緒に使用することを意図した VR ゴーグルを発表した。同様に、VR 機能を高めるために、こうした最新の電話に組み込まれる Daydream 技術も発表した。

今年、Google は、VR に関してもう一歩踏み出そうとしている。そして、スマートフォンも、デスクトップ・コンピュータへの接続 (ハイエンドのVR ゴーグルの中には必要とするものがある) も不要な、スタンドアロンのVR ゴーグル向けの仕様を発表した。Google は、HTC や Lenovo といったハードウェア・パートナーと共に、こうしたデバイスを実現しようと取り組んでいる。

Gmail Smart Replies -- Google は、iOS ユーザーに対して、Gmailアカウントにアクセスするための二つのやり方を提供している。すなわち、伝統的な Gmail アプリと、それとは異なるインターフェースを提供するもう一つ別の Inbox アプリだ。

Inbox は、昔からずっと、「スマート・リプライ」機能を持っている。この機能を使うと、テキストの断片が自動的に生成され、ユーザーは、タップするだけで、電子メールのメッセージに返事することができる。この機能は、より古くて人気のある iOS 用 Gmail アプリに搭載されようとしている。

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WWDC が楽しみだ -- この時期は、Google I/O や WWDC のようなイベントがあるため、コンシューマー・テクノロジーの分野において、一年の中でもワクワクする時期だ。こうしたイベントは、これらテクノロジーの巨人たちが、新規ユーザー獲得のために、どのように競争しているかということに関して、私たちにわかりやすく伝えてくれる。

間違いなく、Google と Apple は、何世代にもわたって戦っている。そして、それは彼らだけではない。Amazon や Microsoft も同様に、テクノロジー志向の消費者にアピールしようとしている。("Microsoft 新 OS とラップトップ、教育市場で Apple と Google を狙う" 2017 年 5 月 3 日参照)

私たちの視線は、今や San Jose に、そして、Tim Cook と彼のチームが、WWDC 基調講演の期間中、2017 年 6 月 5日に、私たちに何を見せなければいけないのかということに注がれている。

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"Take Control of Calendar and Reminders" で二度と遅刻や忘れ物をしない

  文: Scholle McFarland: scholle@sawmac.com, @schollem
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

[Tonya Engst です。忘れっぽいせいでミーティングに遅刻したり、重要な締め切りに遅れたりするほど恥ずかしいことはない。Apple ユーザーにとって頼りになる解決策は、Apple の Calendar アプリと Reminders アプリを使って、当てにならない人間の記憶を肩代わりしてもらうことだ。これらのアプリは、macOS と iOS の双方に内蔵されている。けれども Calendar や Reminders の設定を間違えたり動作を誤解したりして、その結果として予定を取り違えてしまうのは、ただ単にミーティングや締め切りを忘れるよりもずっとたちが悪い。私も何度もそういう経験をした。

私たち TidBITS は先日 Take Control シリーズを売却したが、その後初めて出版される Take Control ブックのテーマが、これら二つのアプリだ。著者は Scholle McFarland、$10 の "Take Control of Calendar and Reminders" だ。これは古典的スタイルの Take Control タイトルで、非常によく使われるのにまともな説明書がほとんどないこれら二つのアプリの、実世界での使用に関して知っておくべきあらゆることを解説する。私は Scholle がこの本を練り上げ編集するのを手伝いながら、Calendar と Reminders について知らなかったことをたくさん学んだ。

彼女がどんなアドバイスをしているのかの感じを掴んで頂くために、ここにこの本のトラブルシューティングに関する章に少し変更を加えて抜粋したものをお届けしよう。この中で、Calendar や Reminders がうまく使えなくなるような種類のよくある問題点をいくつか選んで、それぞれへの対処の仕方が説明される。それらの問題のどれかに現に苦しんでいる人も、家族の誰かにそういう問題が起こっているのではないかと思っている人も、または今後その種の災難に遭いたくないと思う人も、よくある難題に対する Scholle の解決法をどうぞお読み頂きたい。]

Mac で新規イベントを書き込むデフォルトカレンダーを変更するには? -- もしも意図したものとは違うカレンダーにイベントが現われているのならば、Calendar > Preferences > General を選んで、環境設定枠の一番下にある Default Calendar ポップアップメニューから望みのカレンダーを選ぶ。すると、新規のイベントを作成する度に、そのイベントが自動的にそのカレンダーに現われるようになる。このポップアップメニューでデフォルトの選択肢である Selected Calendar という項目は、あなたが最後に選択したカレンダーに新規イベントを追加するという意味で、その場合には意図せぬ結果に陥ることもあるので注意しよう。

iPhone で追加したイベントが Mac で間違ったカレンダーに現われる? -- iPhone 上でイベントを追加するには、Siri を使ってもよいし、Calendar アプリの中で追加することもできる。いずれの場合も iPhone の デフォルトのカレンダーにそのイベントが置かれるので、あなたが使いたいものをデフォルトに指定しておくようにしよう。iPhone では、Settings > Calendar > Default Calendar をタップして、デフォルトにしたいカレンダーをリストから選ぶ。

どうやってカレンダースパムを予防するか? -- カレンダースパムが始まったのは 2016 年 11 月だ。Mac ユーザーたちに突然 カレンダースパム が、つまり Ray Bans や Ugg ブーツの大安売りといったようにバーゲンを装った偽会社からのインチキの招待状が大量に、その多くは中国語で、押し寄せるようになった。(2016 年 11 月 29 日の記事“iCloud カレンダーのスパムを止める方法”参照。)Mail メッセージの自動スキャンでカレンダー招待状を探し、見つかれば通知を出すという macOS と iOS の機能を、カレンダースパムの送信者たちは悪用した。さらに悪いことに、Accept、Decline、Maybe のどれかをクリックすればそれがスパム送信者に通知され、あなたのアカウントが本物でもっとスパムを送ることができると知らせることになってしまう。

カレンダースパムを予防するには、iCloud.com にログインし、Calendar をクリックし、Settings アイコン (赤い歯車) をクリックして、Preferences > Advanced を選ぶ。それから、Receive Event Invitations ラジオボタンを Email To あなたの電子メールアドレス に切り替える。すると、通知として出る代わりに、カレンダー招待状はあなたの電子メールアカウントを通して送られるようになるので、スパムチェックが働くはずだ。また、こうしておけばスパム送信者に知られることなくメッセージを安全に削除することもできる。

重複したイベントを削除するには? -- Calendar アプリを開くとそこいらじゅうに重複したイベントがあるような場合、次のようにすればよい:

1. Mac の上で、View > Refresh Calendars を選ぶ。(または Command-R を押す。)iOS デバイスの上では、Calendars をタップしてカレンダーのリストを開き、下へスワイプしてリフレッシュする。

2. それでも直らない場合は、On My Mac カレンダーがあってそれが iCloud カレンダーのどれかと同一ではないか調べてみよう。Calendars リストでそのカレンダーを非選択にして隠し、それでイベントの重複が消えるかどうか見てみる。もしも消えていれば、そのカレンダーをそのまま隠しておくのもよいし、Calendars リストでそのカレンダーの名前を Control-クリックして Delete を選ぶことで完全に削除してもよい。

重複した誕生日を削除するには? -- Calendar アプリに付属の Birthdays 特別カレンダーが誕生日を重複して表示する場合は、余分を削除できる。

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まず、Mac 上で Calendar > Preferences > General を選ぶ。チェックボックス Show Birthdays Calendar のチェックをいったん外し、もう一度チェックを入れる。それでも直らない場合は、たぶん連絡先が重複しているのだろう。Contacts (連絡先) アプリを開き、Card > Look for Duplicates を選ぶ。アプリが重複を見つけたならば、Merge を選ぶ。この手順を繰り返す必要があるかもしれない。

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それでも まだ Calendar の中に誕生日が重複する場合は、Contacts アプリを開いて、アプリが探知できず頑固に残った重複を手作業で削除するしかない。これで、誕生日の重複は消え去るはずだ。

重複した iCloud カレンダーを取り除くには? -- 全く同一の iCloud カレンダーがどんどん増えて行くように見える場合には、まず Calendar アプリを起動して View > Refresh Calendars を選んでみよう。

二つのカレンダーが完全に同じイベントを持っているのかどうか判断がつかない場合は、違う色にしてみよう。(Calendars リストの中でカレンダーを一つ Control-クリックして、色を選ぶ。)Calendars リストでその二つ以外のカレンダーをすべて非選択にすれば、重複していないイベントがあるかどうか判別しやすいだろう。重複していないイベントが見つかれば、残しておきたいカレンダーの方にそれを移しておく。

重複を排除してよいと確信が持てたら、iCloud.com にログインして Calendar をクリックし、その重複したカレンダーが両方ともそこにあるかどうかを見る。

別のコンピュータへカレンダーを移すにはどうするか? -- クラウドアカウント、例えば iCloud や Google などの良いところは、そのアカウントに結び付いた他のどのデバイスにもカレンダーが現われ、余計な手間が何も要らないところだ。ただし、ローカルな On My Mac カレンダーを使っている場合には、カレンダーを他のコンピュータに移したいならばまずコピーを書き出してからそれを読み込む必要がある。

別のコンピュータに移す、他の誰かと共有する、ローカルにバックアップを作る、などの目的でカレンダーのコピーを書き出すには、次のようにする:

  1. Calendars リストでそのカレンダーの名前を選択する。
  2. File > Export > Export を選ぶ。
  3. 場所を選択して、Export をクリックする。すると、その中のイベントがカレンダー (.ics) ファイルに書き出される。

カレンダー (.ics) ファイルを読み込むには、次のようにする:

  1. そのファイルのイベントを取り込むカレンダーを新規に作成するか、またはイベントを取り込む既存のカレンダーを選ぶ。いずれの場合も、そのカレンダーが Calendars リストで選択されていることを確認する。

  2. File > Import を選ぶ。(この File > Import コマンドでカレンダーアーカイブ (.icbu) ファイルを読み込むこともできるが、その場合には既存のカレンダーとリマインダーの情報がすべて置き換えられてしまうので、ここでは必ず .ics ファイルを指定したことを確認しよう。)

  3. カレンダーファイルを選んで、Import をクリックする。

別の方法として、Finder から Calendar ウィンドウの中へカレンダーファイルをドラッグすれば、その中のイベントが Calendars リストで現在選択されているカレンダーの中へ追加される。

カレンダーの統合はどうやってするのか? -- 夢中になり過ぎてたくさんのカレンダーを作ってしまっても、それらが同じアカウントに保存されている限り(あるいはすべてが On My Mac である限り)それらを事後統合することができる。Calendars リストでカレンダーの一つを選択してから Edit > Merge Calendar を選ぶと、イベントをそこへ追加可能なカレンダーがサブメニューに現われる。

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二つのカレンダーを統合したくてもできない場合は、さきほど述べたやり方でまず片方の内容を書き出してからそれをもう片方へ読み込ませることで合併を実現することもできる。

カレンダーに地図や旅行の時間が表示されないのはなぜか? -- カレンダーイベントに関係した旅行の時間を見るには、そのイベントで作業をしているそのデバイス上で、Location Services を有効にしておく必要がある:

これらの設定をしておけば、Calendar アプリが Wi-Fi ネットワークから取り寄せた情報をもとにおよその現在位置を判断する。もしもデバイスでセルラーデータがオンになっていれば、セルラーネットワークから情報を取り寄せる。Apple はこの情報収集で個人が特定されることはないと主張している。

リマインダーが iPhone に一つも出ないのはなぜか? -- iPhone やその他の iOS デバイスでリマインダーをチェックしようとしても空白の画面しか出ないのは、リマインダーが iCloud に保存されていてそのデバイスが iCloud を使っていないのかもしれない。Settings > あなたの名前 > iCloud をタップする。それから iCloud をタップして、Reminders スイッチが On になっていることを確認しよう。

どうすれば選択肢 "On My Mac" が見えるようになるのか? -- カレンダーやリマインダーのリストをローカルに Mac 上に保存しておきたい場合、カレンダーやリストの作成の際にサブメニューから On My Mac を選んでおく必要がある。けれどももしもその選択肢が見えず、アプリ左側の Calendars リストやサイドバーに On My Mac という見出しがないならば、カレンダーやリマインダーに結び付いたアカウントをいったんすべてオフにしてからもう一度オンに戻すことで問題が解決することがある。

Calendars で On My Mac オプションを見るには:

  1. Calendar > Preferences > Accounts へ行く。

  2. そこにリストされているアカウントを一つずつ選択しては Enable This Account ボックスのチェックを外す。すると、アカウントに基づいたカレンダーが Calendars リストから消える。消えても驚くことはない! 実際のところ、もしも消えなければ、Calendar アプリをいったん終了して起動し直してみよう。

  3. File > New Calendar を選ぶ。すると、Calendars リストの On My Mac 見出しの下に新規のカレンダーが現われる。

  4. On My Mac カレンダーだけでなくアカウントに基づいたカレンダーも見たいなら、Calendar > Preferences > Accounts に戻ってそれらのアカウントごとに Enable This Account ボックスにチェックを入れる。

Reminders で On My Mac オプションを見るには:

  1. Reminders > Accounts を選んで、システム環境設定の Internet Accounts 枠を開く。

  2. 左側にリストされている個々のアカウントごとに、一つずつ選択してその Reminders チェックボックスの状態を見る。もしもチェックされていれば、チェックを外す。

  3. Reminders のサイドバーから、アカウントに基づいたリストが消えている。それで良いのだ! 代わりに、On My Mac オプションが見える。

  4. それから Internet Accounts 枠に戻り、リマインダーを Mac 上で見たいと思うものには一つずつ Reminders チェックボックスにチェックを入れる。

ここまで挙げてきたような問題を解決することであなたのカレンダーやリマインダーがきっと順調に働き出すだろう。さらなる助けが欲しい人たちのために 129 ページから成る "Take Control of Calendar and Reminders" が、アラートを自動的または手動で作る、通知システムをうまくセットアップしていつも混乱なく情報を把握していられるようにする、カレンダーや to-do リストを他の人と共有するなど、さまざまなことを考察する。今日この本を手に取れば、明日にはもうスケジュールの心配が消え去ることだろう!

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TidBITS 監視リスト: 注目のアップデート、2017 年 5 月 22 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.4 -- 最近のメジャーアップグレード(2017 年 4 月 7 日の記事“OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.1”参照)の後も、Omni Group は二種類のバージョンの OmniOutliner (EssentialsPro) に磨きをかけ続けている。このアウトライン作成および情報整理アプリの双方の版とも、クリップボード機能を改善し、Paste コマンドが Save ダイアログでも書類名ポップオーバーでも働くようにしている。その結果として、TextExpander がそれらの場所でも働くようになり、また双方のバージョンとも Nisus Writer や Google Chrome のアドレスバーからスタイルなしでコピーしたコンテンツを正しくペーストできるようになった。

今回のアップデートではまた、Microsoft Word .docx や Excel .xlsx フォーマットへの書き出しに関する問題点を修正し、Document Stats でノートアイコンを表示するカラムが隠れている際にも Note コンテンツをカウントするようになり、パスワード保護付きファイルを OmniOutliner 以外のファイルフォーマットに書き出した際には暗号化しないという正しい挙動になるようにしている。OmniOutliner 5 は Mac App Store から無料でダウンロードでき (2 週間は無料で試用可能) Essentials と Pro の機能のロックをそれぞれ $9.99 と $59.99 で外すオプションがある。(Essentials の新規購入 $9.99、Pro の新規購入 $59.99、アップグレード $4.99/$29.99、26.6 MB、バージョン 5 からは無料アップデート、26.9 MB、リリースノート、10.11+)

OmniOutliner Essentials および Pro 5.0.4 へのコメントリンク:

TextExpander 6.2.1 -- Smile が TextExpander 6.2.1, をリリースした。このテキスト展開ユーティリティにほんの少数のバグ修正を施した、メンテナンス・アップデートだ。今回のリリースでは Slack アプリにおけるスニペット展開の際の問題を解消し、Unicode の分離文字に関するバグを部分的に修正し、グループ接頭辞の無効処理を削除する際にスニペットが変更された通知を送るようにし、前日の統計データをサーバに送信する際の問題を解消している。TextExpander 6 は月額または年額払いの購読により利用できるが、独立動作の TextExpander 5 も Smile は引き続き $44.95 で販売している。(TidBITS 会員が 20 パーセントの割引を受けられるのはバージョン 5 の購入のみだ。)(購読料金年額 $40、6.4 MB、リリースノート、10.10+)

TextExpander 6.2.1 へのコメントリンク:

Things 3.0.2 -- Cultured Code が Things 3.0 を発表した。ユーザーインターフェイスをデザインし直してワークフローと明快さを改善した、メジャーな新リリースだ。このタスクマネージャには数多くの新機能が加わった。主なものを挙げれば、カテゴリーを作成できるプロジェクト見出し、タスクの詳細を分析するチェックリスト、時刻ベースのリマインダー、その日と次の週の予定を一覧できるカレンダー統合機能などがある。今回のリリースではまた、タイピングを自動補完する自然言語認識 (例えば "Tom(orrow)") 機能を追加し、複数個のプロジェクトをそれぞれ独自のウィンドウに開けるようにし、すべてのプロジェクトと分野にわたってすべての項目を表示するアプリ全体のタグフィルターを追加している。

その 3.0 リリースの後間もなく、Cultured Code は二つのメンテナンス・リリースを出した。起動後のマイナーな問題に対処したバージョン 3.0.1 と、いくつかのクラッシュを修正し、OmniFocus 読み込みスクリプトが延期中のプロジェクトを読み込めなかった問題を解消したバージョン 3.0.2 だ。

Things 2 ライセンスを持っている人に対する Things 3 アップグレード価格は設定されていない。けれども、Cultured Code は 2017 年 5 月 26 日まで限定で Things 3 を $39.99 (20 パーセント割引) で販売しており、15 日間有効の試用版が Cultured Code ウェブサイトから入手できる。Cultured Code はまた、iOS 用アプリもバージョン 3.0.2 にアップデートし、Mac 用アプリと同じ期間中は 20 パーセント割引で販売している。つまり期間中は iPhone 用 Things 3 が $7.99、iPad 用 Things 3 が $15.99 となる。同期機能を使い続けるにはすべてのバージョンの Things をアップグレードする必要があり、Things 2 と Things 3 の間では同期が働かない。(Mac App Store から新規購入 $49.99、12.1 MB、リリースノート、10.11+)

Things 3.0.2 へのコメントリンク:

Microsoft Office 2016 15.34 と Office 2011 14.7.4 -- Microsoft が、Office 2016 アプリケーションスイートのバージョン 15.34 を出して Dubai フォントファミリーを Word、Excel、PowerPoint、Outlook に追加した。西ヨーロッパの言語と、Arabic スクリプトを使う主要な言語の双方に対応するこのフォントファミリーは Dubai Light、Dubai (regular)、Dubai Medium、Dubai Bold の四つのスタイルから成る。(詳しくは Microsoft サポート書類を参照のこと。)また Word は Focus Mode に二つの新しい背景 (Twilight と Polar Night) を追加し、Outlook では Groups フォルダから (グループ会話で読んだり返信したりに加えて) top 10 グループの一覧もできるようになった。

ノート取りアプリ OneNote も、(特に多数のセクションを持つ大きなノートブックで) ナビゲーションを単純化することを狙ったユーザーインターフェイスの改訂が施された。また、対応するデバイスのすべてで一貫したデザインを提供するようになった。(詳しくは Office ブログ記事を参照。)

セキュリティの面では、Microsoft は Office 2011 のバージョン 14.7.4 をリリースして、悪意を持って作られた Office ファイルを開くとリモートでコードが実行される可能性のあった脆弱性を解消している。(一回限りの購入ならば $149.99、Microsoft AutoUpdate 経由で無料アップデート、リリースノート、10.10+)

Microsoft Office 2016 15.34 と Office 2011 14.7.4 へのコメントリンク:

Mellel 3.5.3 -- RedleX が Mellel 3.5.3 をリリースした。長編書類執筆のためにデザインされたこのワードプロセッサの、バグ修正のみのメンテナンス・リリースだ。今回のアップデートでは、Replace Styles を呼び出すとテキストが一番上までスクロールしてしまった問題を解消し、ヘッダやフッタに関する問題の結果として Mellel が開けないファイルを作ってしまった問題を修正し、表の中で矢印キーを使うとカーソルが予想外の動きをしたバグを修正し、ユーザーインターフェイスやローカライズ版におけるいくつかのタイプミスやレイアウトの問題を解消している。(RedleX からも Mac App Store からも新規購入 $39、無料アップデート、128 MB、リリースノート、10.6+)

Mellel 3.5.3 へのコメントリンク:

KeyCue 8.4 -- Ergonis がキーボード参照シートのユーティリティ KeyCue のバージョン 8.4 をリリースし、メニューバーアイコンを Command-クリックして呼び出す機能への対応を追加するとともに KeyCue が現在のキーボードを認識しなかったバグを修正することで macOS 10.12 Sierra との互換性を増した。今回のアップデートではまた、カスタム項目が既存の項目に優先することができるようにし、ASCII 文字セット外の文字を含む非標準の URL の処理を追加し、重複したショートカットをカスタム項目で省いた場合に空白の表が表示された問題を解決している。(新規購入 19.99 ユーロ、TidBITS 会員には 25 パーセント割引、無料アップデート、5.2 MB、リリースノート、10.6+)

KeyCue 8.4 へのコメントリンク:

Airfoil 5.6 -- Rogue Amoeba が Airfoil 5.6 をリリースして、すべてのバージョンの Apple TV とのフル互換性を復活させるとともに、全セキュリティモード (Password、Passcode、First-Time Passcode、Device Verification) に対応した。この 4 月に同社は第四世代 Apple TV へのストリーミングオーディオのための回避策として Airfoil Satellite TV アプリをリリースしたが、今やそれは必要なくなった。(詳しくは Rogue Amoeba ブログ記事を参照)

このワイヤレスオーディオ送信アプリはまた、ローカルな Computer 出力で同期が失われることがあった致命的なバグを修正し、Instant On コンポーネントをバージョン 8.4.2 にアップデートし、オーディオキャプチャの終端(今は Instant On がインストールされていればデフォルトで使われる)を改善し、Show ホットキーを押した際に Airfoil Satellite が信頼性をもって動き出すようにしている。(新規購入 $29、TidBITS 会員には 20 パーセント割引、無料アップデート、14.3 MB、リリースノート、10.9+)

Airfoil 5.6 へのコメントリンク:

iTunes 12.6.1 -- Apple が iTunes 12.6.1 を出した。詳細不明の「アプリとパフォーマンスへのマイナーな改善」が施されているという。もしもユーザーインターフェイスや挙動で何か変化に気付かれたら、コメントに書き込んで教えて下さるとありがたい。関連したニュースとして、Microsoft の Build カンファレンスでの発表によれば、Apple は iTunes と Apple Music を今年中に Windows Store を通じて Windows 10 S でも使えるようにするはずだという。(詳細は Ars Technica 記事を参照。)(無料、直接ダウンロードでも Software Update 経由でも 270 MB、リリースノート、10.9.5+)

iTunes 12.6.1 へのコメントリンク:

Safari 10.1.1 -- Apple が Safari 10.1.1 を OS X 10.10.5 Yosemite および 10.11.6 El Capitan 用にリリースした。(macOS 10.12.5 Sierra にはこれが既に含まれている、2017 年 5 月 15 日の記事“Apple、macOS 10.12.5, iOS 10.3.2, watchOS 3.2.2, tvOS 10.2.1 をリリース”参照。)今回のアップデートはセキュリティ脆弱性をパッチするためだけのもので、任意のコードを実行できてしまう可能性のあった WebKit のメモリ破壊問題に対処し、状態管理を改良してアドレスバー上のなりすましを予防し、WebKitコンテナノードの処理に存在した論理の問題点を解消している。Safari 10.1.1 は Software Update 経由でのみ入手できる。(無料、10.10+)

Safari 10.1.1 へのコメントリンク:

セキュリティアップデート 2017-002 (Yosemite および El Capitan) -- Apple がセキュリティアップデート 2017-002 を OS X 10.10 Yosemite 用と 10.11 El Capitan 用にそれぞれリリースして、同社が macOS 10.12.5 Sierra で対処したと同じセキュリティ脆弱性をパッチした。(2017 年 5 月 15 日の記事“Apple、macOS 10.12.5, iOS 10.3.2, watchOS 3.2.2, tvOS 10.2.1 をリリース”参照。)修正点は数多くあるが、今回のセキュリティアップデートは任意のコードを実行される可能性のあった WebKit のメモリ破壊問題に対処し、アプリケーションが制限されたメモリを読み取れる可能性のあった検証の問題点を修正し、アプリにサンドボックスを回避される可能性のあったメモリ破壊問題を解消している。(無料、10.10.5 Yosemite 用は 421.1 MB、10.11.6 El Capitan 用は 710.6 MB、セキュリティコンテンツリリースノート)

セキュリティアップデート 2017-002 (Yosemite および El Capitan) へのコメントリンク:


ExtraBITS、2017 年 5 月 22 日

  文: TidBITS Staff: editors@tidbits.com
  訳: Mark Nagata <nagata@kurims.kyoto-u.ac.jp>

今週の ExtraBITS では、Apple が 2 億ドルを投じた買収によりその会社の技術を Siri の改良に利用しようとし、HandBrake に潜んでいたマルウェアが原因となって Panic のソースコードが盗まれ、Belkin のホームオートメーション製品 Wemo シリーズに HomeKit 対応が登場する可能性があり、ランサムウェア WannaCry の蔓延がプライバシーを巡る Apple の FBI に対する闘いを正当化する根拠となる。

Apple、Siri 改良のため 2 億ドルを投じ Lattice Data を買収 -- Apple の Siri は市場に初めて登場した音声駆動のアシスタントだったが、ある意味では既に Amazon の Alexa、Google の Assistant、Microsoft の Cortana などに見劣りするところがある。そこで、Siri の能力を強化するため、Apple は人工知能会社 Lattice Data を 2 億ドルで買収した。主として、同社で働く 20 人のエンジニアの専門技能を手に入れるためだ。Lattice Data は自由形式テキストや画像などいわゆる「ダークデータ」をコンピュータが理解できる構造化データへと変換し、それを Siri の応答のために利用する。

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HandBrake 攻撃が Panic のソースコード盗難に結び付く -- Panic 共同創設者の Steven Frank が恥ずかしい告白を公表した。彼は不注意にも感染したバージョンの HandBrake をダウンロードしてインストールし、その結果としてハッカーたちが Panic のアプリのソースコードを盗み出すことができるようになったという。顧客情報や同期データ、また Panic のウェブサイトなどが漏洩したという証拠はない。しかしながら、今後は Panic のウェブサイトまたは Mac App Store から直接ダウンロードする以外の方法で Panic のアプリを入手するのを避けるべきだ。また、もしも非公式バージョンが出回っているのに気付いたならばぜひ知らせて頂きたいと Steven は願っている。今回のことをこれほどオープンにし、素早く処理した Panic を称賛したい。そして、オンラインのセキュリティに関しては常に注意を怠らないことが重要だという実地の教訓としてこれを受け止めよう。

コメントリンク: 17239

Belkin、Wemo に HomeKit 対応を追加 -- 去年、人気の Wemo シリーズホームオートメーション用アクセサリーを作っている Belkin が、実現には新しいハードウェアが必要になるという理由を挙げて HomeKit 対応は追加できないと発表した。けれども Belkin は方針を改め、9to5Mac に対して次のように述べた。「Wemo はわが社のスマート・ホームオートメーション・ソリューションに HomeKit 対応をもたらすことになります。詳細は近日中に発表します。」Belkin は翻意の理由を明かしていないが、Apple が WWDC の場で HomeKit の制限事項緩和を発表するということはあり得るかもしれない。

コメントリンク: 17238

WannaCry ランサムウェア、Apple の FBI との闘いの根拠となる -- 去年、Apple CEO の Tim Cook は FBI から大きな非難を浴びた。San Bernardino の大量殺人の容疑者の一人の iPhone 5c に FBI がハッキングできるようにカスタマイズした脆弱なバージョンの iOS に提供しなかったからだ。Cook はその要求を拒絶し、そのようなバックドアを犯罪者や他のスパイ機関の手から守ることは不可能だという理由を述べた。そして今や、彼の立場は正当化された。NSA による攻撃手段が盗み出され、それがハッキンググループ Shadow Brokers の手で公開されて、WannaCry ランサムウェアが世界中に広がることになったのだから。WannaCry は 24 時間のうちに 150ヵ国にある Windows ベースのコンピュータ 230,000 台以上に感染して一時は大ニュースとなり、いくつかの大企業や、英国の National Health Service にさえ影響を及ぼした。

コメントリンク: 17236


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TidBITS ISSN 1090-7017©Copyright 2017 TidBITS: 再使用はCreative Commons ライセンスによります。

日本語版最終更新: 2017年 05月 26日 金曜日 , S. HOSOKAWA